JP5228980B2 - ルチル型複合微粒子及びルチル型複合微粒子分散液並びにルチル型複合微粒子の製造方法 - Google Patents
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また、酸化チタンが紫外線遮蔽機能を有することを利用して、化粧品材料や紫外線遮蔽塗料等にも用いられている。
さらに、酸化チタンが耐酸性、耐候性、耐光性が高いことを利用して、上述の機能と合わせて機能性ハードコート材料としても用いられている。
酸化チタン系ナノ材料を上記のような用途に用いる場合、樹脂等に対する高分散性、可視光線に対する高透明性が要求されることが多く、この酸化チタン系ナノ材料としては、凝集性が抑制されたナノ粒子であることが望ましいとされている。
アナターゼ型の酸化チタンナノ粒子の特徴は高い光触媒活性にあり、その特性を利用して抗菌、消臭、水質浄化等の分野に用いられている。ところで、アナターゼ型の酸化チタンナノ粒子はバンドギャップが約3.2eVであるから、赤外線の帯域である約388nm付近に吸収があり、また、可視光線の帯域には吸収がなく、可視光線に対する高透明性という点で優れているものの、このアナターゼ型の酸化チタンナノ粒子を樹脂などに分散した場合、酸化チタンナノ粒子の光触媒活性により樹脂が劣化したり、変性したり等の不具合が生じる虞があるために、光触媒活性以外の用途で使用する場合には、酸化チタンナノ粒子の表面をシリカ等で被覆して失活させる必要がある。
また、ルチル型の酸化チタンがアナターゼ型の酸化チタンよりも高温で生成することから、得られたルチル型の酸化チタンナノ粒子は凝集粒子として得られることが多い。また、粒子サイズがナノメートル程度までに小さくなると、表面エネルギーの影響が大きくなるために、バルク体と異なり、アナターゼ型がルチル型よりも安定相となる。この点も、ルチル型の酸化チタンナノ粒子の合成を困難にしている一因である。
これらのなかでも金属イオンのドープを利用する方法は、酸化チタンに、酸化スズのようなルチル型の酸化物となる金属種をドープさせることにより、結晶転移温度を低下させ、ルチル型の酸化チタンを優先的に生成することができる(例えば、特許文献2、3参照)。
酸化チタンに異種金属をドープするとバンドギャップが変化するので、この方法は、紫外線遮蔽用途等、光学特性を用いる場合に適している。
また、酸化チタンに金属イオンをドープすることで粒成長が抑制されるので、ルチル型の酸化チタンナノ粒子を生成するのに適している方法である。
特に、ルチル型の酸化チタンナノ粒子を紫外線遮蔽用や光触媒用等にて利用する場合には、ルチル型の酸化チタンナノ粒子中のドープ量を制御することが要求されるが、このドープ量を狭い範囲で制御することが難しく、所望のドープ量のルチル型の酸化チタンナノ粒子を製造することが困難であった。
前記ルチル型複合微粒子の濃度を10質量%としたときの、800nmの波長の光における吸光度は0.2以下、560nmの波長の光における吸光度は0.5以下、390nmの波長の光における吸光度は2以上であることが好ましい。
さらに、この複合微粒子の凝集を抑制した状態で平均粒子径を1nm以上かつ10nm以下に制御可能であるから、可視光線に対する透明性を十分に確保することができ、凝集等も無い。
したがって、凝集が無くかつ着色等の虞のない、ナノメートル級のルチル型チタン系複合微粒子を提供することができる。
したがって、凝集の虞が無く分散性に優れ、着色等が無く透明なチタン系のルチル型複合微粒子分散液を提供することができる。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本実施形態のルチル型複合微粒子は、チタン(Ti)を含有するルチル型の複合微粒子であり、Tiを含有する金属複合酸化物からなるルチル型の微粒子の表面にルチル型の酸化チタン層が形成され、この微粒子中の酸化チタン層との界面近傍にTiを微粒子中に拡散してなるチタン拡散層が形成され、これら酸化チタン層及びチタン拡散層のうち少なくとも一方の層のTiの濃度が厚み方向に傾斜され、この複合微粒子の平均粒子径は1nm以上かつ10nm以下である。
このルチル型複合微粒子1は、略球状のナノメートル級の微粒子であり、Tiを含有する金属複合酸化物からなるルチル型の微粒子2と、この微粒子2の表面に結晶成長により形成されたルチル型の酸化チタン層3と、この微粒子2中の酸化チタン層3との界面近傍に形成されたTiを微粒子中に拡散してなるTi拡散層4とにより構成されている。
これら酸化チタン層3及びTi拡散層4のTiの濃度は、Tiを酸化チタン層3側から微粒子2側に拡散させることにより、微粒子2の側が低く、酸化チタン層3の側が高くなるように傾斜している。
Tiの濃度は、図2に示すように、酸化チタン層3及びTi拡散層4の双方に跨って傾斜してもよく、酸化チタン層3のみが傾斜していてもよい。
ここで、平均粒子径を1nm以上かつ10nm以下の範囲に限定した理由は、この範囲が、凝集を抑制して高分散した場合に着色等の虞のない範囲だからであり、平均粒子径が1nm未満であると、表面エネルギーの影響が大きくなり過ぎてしまい、結晶相が不安定になるとともに極めて凝集し易くなるからであり、一方、平均粒子径が10nmを超えると、分散粒径を30nm以下にすることが困難となり、溶媒や樹脂等に高分散した場合でもレイリー散乱の影響を強く受けて高い透明性を維持することができなくなる虞があるからである。
本実施形態のルチル型複合微粒子分散液は、本実施形態のルチル型複合微粒子を分散媒中に分散してなる分散液である。
ここで、ルチル型複合微粒子の平均分散粒子径を30nm以下と限定した理由は、この範囲が、着色等の虞がなくかつ高い透明性を示すからであり、平均分散粒子径が30nmを超えると、粒子濃度を増大させたり、膜厚を増大させた場合に、樹脂等に対する高分散性や可視光線に対する高透明性が維持できなくなる虞がある。
分散剤としては、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、オルガノアルコキシシランやオルガノクロロシラン等のシランカップリング剤が好適に用いられ、これらの界面活性剤はルチル型複合微粒子や粒子径や目的とする分散媒の種類により適宜選択すればよく、上記分散剤の一種または二種以上を混合して用いてもよい。
水溶性バインダーとしては、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシセルロース、ポリアクリル酸等を用いることができる。
吸光度を上記のように限定した理由は以下の通りである。
800nmの吸光度が高い場合には、粗大粒子の混入等を原因とした散乱により分散液の透明性が低下し、液が白濁する虞があるので、0.2以下であることが好ましい。また、560nmの吸光度が0.5以上であり、かつ800nmの吸光度よりも大きい場合には、分散液が黄色みを呈し易くなるので、0.5以下であることが好ましい。また、390nmの波長の光における吸光度は可視光側の紫外線の紫外線吸収能を示し、大きいほど紫外線遮蔽力があり、2.0以下になると紫外線遮蔽効果が低下する。
チタン系ルチル型複合微粒子においては、その吸収スペクトル形状から390nmの吸光度が大きいと390nmより短波長側の紫外線吸光度はより大きく、紫外線遮蔽力により優れた効果がある。
本実施形態のルチル型複合微粒子の製造方法は、Tiを含有するルチル型の複合微粒子の製造方法であり、溶液中にて、Tiを含有する金属複合酸化物からなるルチル型の微粒子にチタン(Ti)化合物を反応させ、この微粒子の表面にルチル型の酸化チタン層を形成するとともに、この微粒子中の酸化チタン層との界面近傍にTiを微粒子中に拡散してなるチタン拡散層を形成し、かつ、これら酸化チタン層及びチタン拡散層のうち少なくとも一方の層のチタンの濃度を厚み方向に傾斜させる方法である。
(1)ルチル型微粒子の作製
まず、Ti化合物と、Mn、V、Ru、Os、Nb、Sn、Pb、Fe、Ni、Ta、Cu、Mo、Ca、Sr、Y、Baの群から選択される1種または2種以上の元素を含む金属塩とを、この金属塩の含有率が、この金属塩とTi化合物との合計量に対して1モル%以上かつ30モル%以下となるように、溶媒に溶解させ、得られた溶液を100℃以下に加温するか、アルカリ等を添加することにより、加水分解させ、得られた加水分解物を熟成させ、チタンを含有する金属複合酸化物からなるルチル型の微粒子を生成する。
このようにして、Tiを含有する金属複合酸化物からなるルチル型の微粒子は、溶媒中に分散した分散液の状態で得られる。
特に、多量の不純物イオンが含まれている場合、後述するTi化合物の反応工程において不純物であるアナターゼ型の酸化チタンが生成し易いので、上記のいずれかの方法にて不純物を取り除いておくことが好ましい。
上記のルチル型微粒子分散液に、Ti化合物の添加、Ti化合物を含有する溶液の添加、のいずれかを行い、ルチル型微粒子及びTi化合物を含む混合溶液を作製する。
この混合溶液中のルチル型微粒子の濃度は、20質量%以下、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下に調整する。
ルチル型微粒子の濃度が20質量%を超えると、粒子間の凝集や融着が進行し易くなり、その結果、得られたルチル型複合微粒子の分散粒径が増大するので好ましくない。
Ti化合物とルチル型微粒子との反応は、上記範囲より低い添加量でも進行するが、その場合、屈折率や紫外線遮蔽能などの物性値が反応前後で殆ど変化しないので効率的でない。また、上記範囲より高い添加量では、反応の均一な進行が困難となり、不純物となる非晶質やアナターゼ型の酸化チタンが生成する虞があるから好ましくない。
また、熟成時の混合溶液の温度は、100℃以下に調整する。
この熟成においては、混合溶液のpH及び温度は非常に重要なパラメーターである。混合溶液のpH及び温度が上記の範囲外であると、Ti化合物の加水分解速度の制御が困難となり、得られるルチル型複合微粒子の分散粒径の分布が広くなり、分散液の透明性及び分散性が低下するだけでなく、場合によっては沈殿が生じる。
この水系のルチル型複合微粒子分散液をアルコール等の有機溶媒により置換することで、有機溶媒系のルチル型複合微粒子分散液を得ることも可能である。
この水系のルチル型複合微粒子分散液に凍結乾燥等を施すことにより、粉体のルチル型複合微粒子を得ることも可能である。
したがって、凝集の虞が無く分散性に優れ、着色等が無く透明なチタン系のルチル型複合微粒子分散液を提供することができる。
(ルチル型微粒子水分散液Aの作製)
四塩化チタン(TiCl4)16.14gと、塩化スズ(IV)5水和物(SnCl4・5H2O)7.46gとを、5℃の純水100gに投入し、撹拌して混合溶液を作製した。
次いで、この混合溶液の温度を25℃に調整し、この混合溶液に10質量%の炭酸アンモニウム水溶液を加えてpHを1.5に調整し、25℃にて24時間熟成した後、過剰の塩化物イオンを取り除き、ルチル型微粒子水分散液A(pH=3)を得た。
このルチル型微粒子水分散液Aを凍結乾燥してルチル型微粒子Aを得、このルチル型微粒子Aの平均一次粒子径をX線回折(XRD)により求めたところ、この平均一次粒子径は2.5nmであった。
上記のルチル型微粒子水分散液A(1質量%)200gと、四塩化チタン(TiCl4)4.75gとを、5℃の純水95.25gに投入し、撹拌して混合溶液を作製した。
次いで、この混合溶液を40℃にて24時間熟成し、ルチル型微粒子を粒成長させた後、過剰の塩化物イオンを取り除き、ルチル型複合微粒子水分散液B(pH=3)を得た。
図3に、このルチル型複合微粒子水分散液Bの粒度分布(数平均)を示す。
また、このルチル型複合微粒子水分散液Bに純水を加えて含有率を10質量%に調整し、この調整したルチル型複合微粒子水分散液Bの吸光度を、光透過式吸光度測定装置 UV-3150(島津製作所社製)を用い、セルとしては1cmセルを用い、透過法により測定した。その結果、800nm、560nm、390nmそれぞれの吸光度は0.04、0.20、2.77であった。
図4に、ルチル型微粒子A及びルチル型複合微粒子BそれぞれのX線回折(XRD)図形を示す。
この図4から、ルチル型複合微粒子Bの回折角(2θ/°)のピークは、ルチル型微粒子Aの回折角(2θ/°)のピークより高角度側にシフトしていることが分かった。
以上の事実及び透過型電子顕微鏡(TEM)による分析により、ルチル型微粒子Aの表面近傍の部分がTiの拡散層となり、ルチル型微粒子Aより粒成長している部分が酸化チタン層となり、これらTi拡散層及び酸化チタン層は、ルチル型微粒子AよりTiの量が増加していた。
したがって、このルチル型複合微粒子BはTiの量が組成傾斜していた。
実施例1で得られたルチル型複合微粒子B 1g(10質量%)に、プライサーフ(登録商標)212C(第一工業製薬(株)社製)を10質量%含む水溶液5gを攪拌しながらゆっくり添加し、その後、生成した沈殿物を濾別し、減圧乾燥後、トルエンを加え、10分間超音波分散を行った後、メンブレンフィルター(0.2マイクロメートル)にて粗大粒子を除去し、ルチル型複合微粒子トルエン分散液Cを得た。
次いで、このルチル型複合微粒子トルエン分散液Cにトルエンを加えて含有率を10質量%に調整し、この調整したルチル型複合微粒子トルエン分散液Cの吸光度を、光透過式吸光度測定装置 UV-3150(島津製作所社製)を用い、セルとしては1cmセルを用い、透過法により測定した。その結果、800nm、560nm、390nmそれぞれの吸光度は0.07、0.38、4.48であった。
(ルチル型微粒子水分散液Dの作製)
四塩化チタン(TiCl4)15.17gを5℃に保持した純水45.51gにゆっくり滴下して四塩化チタン水溶液を調整した。次いで、この四塩化チタン水溶液に塩化ニオブ(NbCl5)5.40gを加えて1時間攪拌し、塩化ニオブを溶解した。その後、純水を加えて全体量が100gの混合溶液とした。
次いで、この混合溶液の温度を10℃に調整し、この混合溶液に10質量%の炭酸アンモニウム水溶液を加えてpHを1.5に調整し、25℃にて24時間熟成した後、過剰の塩化物イオンを取り除き、ルチル型微粒子水分散液D(pH=3)を得た。
このルチル型微粒子水分散液Dを凍結乾燥してルチル型微粒子Dを得、このルチル型微粒子Dの平均一次粒子径をX線回折(XRD)により求めたところ、この平均一次粒子径は2.1nmであった。
上記のルチル型微粒子水分散液D(1質量%)200gと、四塩化チタン(TiCl4)14.25gとを、5℃の純水85.75gに投入し、撹拌して混合溶液を作製した。
次いで、この混合溶液を20℃にて7日間熟成し、ルチル型微粒子を粒成長させた後、過剰の塩化物イオンを取り除き、ルチル型複合微粒子水分散液E(pH=3)を得た。
また、このルチル型複合微粒子水分散液Eに純水を加えて含有率を10質量%に調整し、この調整したルチル型複合微粒子水分散液Eの吸光度を、光透過式吸光度測定装置 UV-3150(島津製作所社製)を用い、セルとしては1cmセルを用い、透過法により測定した。その結果、800nm、560nm、390nmそれぞれの吸光度は0.12、0.13、2.17であった。
また、このルチル型微粒子D及びルチル型複合微粒子EのX線回折(XRD)図形から、ルチル型複合微粒子Eの回折角(2θ/°)のピークは、ルチル型微粒子Dの回折角(2θ/°)のピークより高角度側にシフトしていることが分かった。
以上の事実及び透過型電子顕微鏡(TEM)による分析により、ルチル型微粒子Dの表面近傍の部分がTiの拡散層となり、ルチル型微粒子Dより粒成長している部分が酸化チタン層となり、これらTi拡散層及び酸化チタン層は、ルチル型微粒子DよりTiの量が増加していた。
したがって、このルチル型複合微粒子EはTiの量が組成傾斜していた。
2 ルチル型の微粒子
3 ルチル型の酸化チタン層
4 Ti拡散層
Claims (7)
- チタンを含有するルチル型の複合微粒子であって、
チタンを含有する金属複合酸化物からなるルチル型の微粒子の表面にルチル型の酸化チタン層が形成され、前記微粒子中の前記酸化チタン層との界面近傍にチタンを前記微粒子中に拡散してなるチタン拡散層が形成され、
これら酸化チタン層及びチタン拡散層のうち少なくとも一方の層の厚み方向のチタンの濃度は、前記微粒子の側が低くなるように傾斜され、
この複合微粒子の平均粒子径は1nm以上かつ10nm以下であることを特徴とするルチル型複合微粒子。 - 前記金属複合酸化物は、Mn、V、Ru、Os、Nb、Sn、Pb、Fe、Ni、Ta、Cu、Mo、Ca、Sr、Y、Baの群から選択される1種または2種以上の元素を1モル%以上かつ30モル%以下含有してなることを特徴とする請求項1記載のルチル型複合微粒子。
- 請求項1または2記載のルチル型複合微粒子を分散媒中に分散してなることを特徴とするルチル型複合微粒子分散液。
- 平均分散粒子径は30nm以下であることを特徴とする請求項3記載のルチル型複合微粒子分散液。
- 前記ルチル型複合微粒子の濃度を10質量%としたときの、800nmの波長の光における吸光度は0.2以下、560nmの波長の光における吸光度は0.5以下、390nmの波長の光における吸光度は2以上であることを特徴とする請求項3または4記載のルチル型複合微粒子分散液。
- チタンを含有する平均粒子径が1nm以上かつ10nm以下のルチル型の複合微粒子の製造方法であって、
チタンを含有する金属複合酸化物からなるルチル型の微粒子及びチタン化合物を含む混合溶液を、pHを2以下かつ温度を100℃以下に調整して熟成させることにより、前記混合溶液中の前記ルチル型の微粒子にチタン化合物を反応させ、前記微粒子の表面にルチル型の酸化チタン層を形成するとともに、前記微粒子中の前記酸化チタン層との界面近傍にチタンを前記微粒子中に拡散してなるチタン拡散層を形成し、かつ、これら酸化チタン層及びチタン拡散層のうち少なくとも一方の層の厚み方向のチタンの濃度を、前記微粒子の側が低くなるように傾斜させることを特徴とするルチル型複合微粒子の製造方法。 - 前記金属複合酸化物は、Mn、V、Ru、Os、Nb、Sn、Pb、Fe、Ni、Ta、Cu、Mo、Ca、Sr、Y、Baの群から選択される1種または2種以上の元素を1モル%以上かつ30モル%以下含有してなることを特徴とする請求項6記載のルチル型複合微粒子の製造方法。
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