JP5228140B1 - 無線制御システム - Google Patents

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Abstract

照明システム1000では、ランプ1が、自機が壁スイッチ3によりオンしてからの経過時間を計測する計時手段と、計時手段により計測された経過時間に基づいて壁スイッチ3に有線接続された複数の電気機器を特定する特定手段と、特定手段により同一の壁スイッチに有線接続されていると特定された複数のランプ1に同じ識別情報(PAN−ID)を付与する識別情報(PAN−ID)付与手段と、リモコン2のNet−IDを登録する登録手段とを実現する無線回路50を備えている。

Description

本発明は、無線制御システムに関し、特に、遠隔制御装置によってランプ等の制御対象に番号を付与する技術に関する。
イベントホール等の大型施設においては、一般的に複数個のランプが設置されている。そして、これら複数個のランプを数グループ(例えば、2つのグループ)に分けて、各グループ毎に共通の壁スイッチに有線接続し、グループ単位でオンオフできるようにしている例が多く見られる。例えば、図12に示すように、第1の壁スイッチXに有線接続された複数のランプから構成されるグループと、第1の壁スイッチXとは別の第2の壁スイッチYに有線接続された複数のランプから構成されるグループとに分けて、各別にオンオフ制御できるようにする場合がある。こうすることで、複数のランプのうち必要最小限のランプだけを点灯させるようにできるので、複数のランプ全体に要する電力の削減を図ることができる。また、第1の壁スイッチXだけをオン状態にしたり、第1の壁スイッチXおよび第2の壁スイッチYの両方をオン状態にしたりすることで、施設内の明るさを変更するといった使い方もできる。
一方、近年では、遠隔制御装置(以下、「リモコン」と称す。)から送信される無線信号により点灯制御されるランプが提案されている(特許文献1参照)。このようなランプでは、一般的に照明器具等に取り付けた後にランプを識別するための識別情報(ID)が付与され、以後、リモコンから当該ID宛てに送信される無線信号により点灯制御される。この識別情報は、複数のランプで共有する1つの番号(PAN−ID)であったり、或いは、各ランプに個別に付与された識別番号であったりする。
特開2011−9717号公報
ところで、前述の大型施設に設置されるランプとして、特許文献1に記載されたようなランプを用いることで、第1の壁スイッチXに有線接続されたランプ全てを第1のリモコンPでオンオフ制御できるようにするとともに、第2の壁スイッチYに有線接続されたランプ全てを第1のリモコンPとは別の第2のリモコンQでオンオフ制御することができるようにして、利便性を向上させることが考えられる。
この場合、ランプの使用開始時に、まず、各ランプに対してIDを付与することが必要となる。具体的には、第1のリモコンPからランプ識別用のIDを送信し、第1のリモコンPが送信したIDをランプが受信して、ランプ自体の有するメモリに記憶されることで、ランプにIDが付与される。
このランプへのIDの付与は、図12に示すように、第1のリモコンPをランプに近づけた状態(例えば、リモコンとランプに内蔵されたアンテナとの間の距離が10cm以内となっている状態)で、第1のリモコンPからランプに対してIDを含む無線信号を送信することにより行う。
しかしながら、この方法では、使用開始時において、まず、壁スイッチXから導出した配線の引き回し等を確認しながら、各壁スイッチXそれぞれに有線接続された各ランプとの接続関係を特定し、その後、第1の壁スイッチXに有線接続されたランプそれぞれに第1のリモコンPを近づけて各ランプにPAN−IDを記憶させる必要がある。特に、複数のランプが高所に設置されている場合には、各ランプに第1のリモコンPを近づける作業が容易ではない。また、壁スイッチYに有線接続された複数のランプを第2のリモコンQによりオンオフ制御する場合、同様の作業を別途行う必要がある。
なお、前述では、大型施設に無線制御可能なランプを複数個設置する場合について説明したが、他の無線制御可能な電気機器(例えば、空調機器等)を複数個設置する場合でも同様な課題が生じる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、遠隔制御装置の制御対象となる電気機器に識別情報を付与する作業の容易化を図ることができる無線制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線制御システムは、無線送受信機能を有する複数の電気機器と、複数の電気機器に無線接続され複数の電気機器の駆動制御を行う遠隔制御装置と、複数の電気機器に有線接続され複数の電気機器のオンオフ制御を行う複数の電源スイッチとを備える無線制御システムであって、複数の電気機器それぞれは、自機が電源スイッチによりオンしてからの経過時間を計測する計時手段と、計時手段により計測された経過時間と他機が電源スイッチによりオンしてからの経過時間とに基づいて、自機が有線接続されている電源スイッチと同一の電源スイッチに有線接続されている他機を特定する特定手段と、特定手段により同一の電源スイッチに有線接続されていると特定された他機それぞれに、他の電源スイッチに有線接続されている電気機器と区別するための識別情報を付与する識別情報付与手段と、識別情報付与手段により付与された識別情報と遠隔制御装置の識別情報とを対応付けて登録する登録手段を備える。
本構成によれば、計時手段と特定手段とにより、電源スイッチによりオンしてからの経過時間に基づいて複数の電気機器を特定し、識別情報付与手段が、特定手段により同一の電源スイッチに有線接続されていると特定した複数の電気機器に、他の電源スイッチに有線接続されている電気機器と区別するための識別情報を付与することにより、電源スイッチがオンされるだけで当該電源スイッチに有線接続され同じタイミングでオンした複数の電気機器全てが一の識別情報でグループ化されることとなり、識別情報を個別に付与していく作業を要しない。従って、同一の電源スイッチに有線接続された複数の電気機器に、遠隔制御装置による制御に必要な識別情報付与を行う作業を容易化することができる。
また、本発明に係る無線制御システムは、複数の電気機器のうち、上記登録手段により上記遠隔制御装置の識別情報を登録する一部の電気機器が親機であり、他が子機であってもよい。
本構成によれば、特定手段および識別情報付与手段が実行する処理を親機のみで実行するので、無線制御システム全体での処理量を低減でき、無線制御システム全体での消費電力化の低減を図ることができる
また、本発明に係る無線制御システムは、上記電気機器が、自機が親機として機能するか子機として機能するかを決定する機能決定手段を備えるものであってもよい。
また、本発明に係る無線制御システムは、上記特定手段が、上記計時手段により計測された経過時間を示す第1時間情報を他の電気機器に送信する時間情報送信手段と、他の電気機器が上記電源スイッチによりオンしてからの経過時間を示す第2時間情報を取得する時間情報取得手段と、第1時間情報と第2時間情報との差分を算出する差分算出手段と、差分が基準範囲内であるか否かを判定する判定手段とを備え、上記識別情報付与手段が、判定手段により差分が基準範囲内であると判断された場合、自機に他の電気機器の識別情報と同じ識別情報を付与するものであってもよい。
また、本発明に係る無線制御システムは、上記電気機器それぞれが、無線送受信機能を有するランプであってもよい。
また、本発明に係る無線制御システムは、上記基準範囲が、−1.0sec超且つ1.0sec未満であってもよい。
また、本発明に係る無線制御システムは、上記複数の電気機器のネットワークの接続形態は、クラスタ・ツリー、または、クラスタ・ツリーとそれ以外の接続形態との組合わせであってもよい。
実施の形態に係る無線制御システムの構成図である。 実施の形態に係るランプの一部破断した斜視図である。 実施の形態に係るランプの概略構成図である。 実施の形態に係る遠隔制御装置(リモコン)の概略構成図である。 実施の形態に係る無線制御システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態に係る無線制御システムの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態に係る無線制御システムで使用される信号フォーマットである。 実施の形態に係る親機であるランプの動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る子機であるランプの動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係るランプの動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係るランプの動作を示すフローチャートである。 従来例に係る無線制御システムの動作説明図である。
<実施の形態>
<1>構成
本実施の形態に係る照明システム1000の概略を図1に示す。
図1に示すように、照明システム1000は、複数のランプ1と、2つの遠隔制御装置(以下、「リモコン」と称す。)2と、2つの壁スイッチ3とから構成される。
なお、図1では、壁スイッチXに有線接続された複数のランプには、ランプA,B,Cが含まれ、壁スイッチYに有線接続された複数のランプには、ランプDが含まれるものとする。また、壁スイッチXに有線接続された複数のランプが、リモコンPにより点灯制御され、壁スイッチYに有線接続された複数のランプが、リモコンQにより点灯制御されるものとする。ここで、複数のランプは、そのうちの1つが親機であり、他が子機の関係にある(例えば、ランプAが親機でランプB,Cが子機である)。そして、これらの複数のランプ間で、クラスター・ツリー型のネットワークトポロジを構成することになる。
ここにおいて、ランプB,Cは、リモコンPから送信される制御信号を受信したランプAから送信される制御信号により点灯制御される。
<1−1>ランプ
<1−1−1>外観構成
本実施の形態に係るランプ1の外観構成について、図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、ランプ1は、発光部43を有する発光モジュール40と、発光モジュール40が取着される基台60と、基台60に発光モジュール40を覆うように取着されるグローブ70と、発光部43に電力を供給する電力供給部等を構成する回路を含む回路ユニット80と、内部に回路ユニット80を収納する筐体90と、外部から回路ユニット80に供給される電力を受けるための口金92とを備える。
発光モジュール40は、平面視円環状のモジュール基板41と当該モジュール基板41上にモジュール基板41の周方向に沿って円環状に配設された複数の発光部43とを有する。
基台60は、略円環形状であり、平面視でモジュール基板41と重なる形状を有する。
グローブ70は、電球のバルブを模した形状を有し、モジュール基板41の前方を覆った状態で基台60に固定されている。
回路ユニット80は、アンテナA1を有しており、当該アンテナA1は、モジュール基板41および基台60の開口からグローブ70内に突出している。
筐体90は、両端が開口し前方から後方へ向けて縮径した円筒形状を有する。図2に示すように、筐体90の一端側には基台60とグローブ70が配置されており、筐体90の他端側には口金92が配置されている。
口金92は、いわゆるエジソンタイプの形状を有し、ランプ1が照明器具に取り付けられる際に、照明器具のソケットから電力を受けるための部材である。
<1−1−2>回路構成
ランプ1の回路構成について、図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、ランプ1は、回路ユニット80と、回路ユニット80に接続され回路ユニット80から電力が供給される発光部43を有する発光モジュール40とを備える。そして、ランプ1は、壁スイッチ3を介して商用電源100に接続されている。
回路ユニット80は、電源回路10と、電力変換回路20と、ドライバ回路30と、無線回路50とを備える。
電源回路10は、商用電源100から供給される交流を整流平滑して直流に変換して出力する整流平滑回路と、整流平滑回路から出力される直流電力により駆動し、ドライバ回路30および無線回路50に一定の大きさの直流電力を供給するレギュレータとを備える。ここで、整流平滑回路は、ダイオードブリッジと、当該ダイオードブリッジから出力される脈流を平滑化するための高耐圧の電解コンデンサとを備えるものである。また、レギュレータは、高耐圧MOS−FETを用いて構成されるバンドギャップレギュレータにより構成されている。
電力変換回路20は、スイッチング素子、インダクタおよびダイオードを組み合わせて構成されるDC−DCコンバータである。ここで、DC−DCコンバータの一部を構成するスイッチング素子が、ドライバ回路30における第1制御信号を出力する端子に接続されている。そして、電力変換回路20の出力電圧の大きさは、ドライバ回路30から出力される制御信号により制御される。
ドライバ回路30は、無線回路50から入力される第2制御信号に基づいて、第1制御信号の周波数やデューティ比を変更する。なお、ドライバ回路30は、前述のDC−DCコンバータの一部を構成するスイッチング素子とともに1つのICパッケージに内蔵されている。このようなドライバ回路30としては、例えば、NXP社のSSL2108(デジタル調光制御信号)またはSSL2101(アナログ調光制御信号)等がある。
無線回路50は、アンテナA1が接続された送受信回路51と、変調モデム52と、暗号化処理部53と、CPU54と、RAM(Random Access Memory)55と、ROM(Read Only Memory)56と、タイマ57と、データバス58と、インターフェース回路(IF)59とを備える。この無線回路50で扱う無線信号は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.15.4規格に準拠した通信装置で使用されている世界共通で使用可能な2.4[GHz]の周波数帯域の無線信号である。なお、IEEE802.15.4とは、PAN(Personal Area Network)、またはW(Wireless)PANと呼ばれる短距離無線ネットワーク規格の名称である。
ここで、送受信回路51は、外部からアンテナA1を介して無線信号を受信するとともに、アンテナA1を介して無線信号を送信する。このアンテナA1は、使用する無線信号に対応した規格のものが採用されている。
変調モデム52は、送受信回路51から入力されるデジタル信号を復調して制御データを出力するとともに、送受信回路51に制御データを入力する。
暗号化処理部53は、変調モデム52に入力する制御データを暗号化する機能を有するプロセッサにより構成される。
なお、以上で説明したような無線回路50としては、例えば、NXP社のJN5142またはJN5148等がある。
<1−2>リモコン(遠隔制御装置)
リモコン2は、図1に示すように、ランプ1をオンオフ制御するための第1スイッチ2aと、ランプ1の明るさを制御するための第2スイッチ2bと、ランプ1のPAN−IDを登録するための第3スイッチ2cとを備える。
リモコン2の回路構成について、図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、リモコン2は、電池200と、キー入力装置220と、無線回路250とを備える。ここで、無線回路250は、電池200から直流電力の供給を受ける。
キー入力装置220は、図1に示すような、スイッチ2a,2b,2cに対応する接点スイッチを備えている。各接点スイッチは、各別に無線回路250に電気的に接続されている。
無線回路250は、アンテナA21が接続された送受信回路251と、変調モデム252と、暗号化処理部253と、CPU254と、RAM(Random Access Memory)255と、ROM(Read Only Memory)256と、データバス258と、インターフェース回路(IF)259とを備える。ここで、送受信回路251、変調モデム252および暗号化処理部253は、<1−1−2>で説明した構成と同様なので説明を省略する。
<1−3>壁スイッチ
壁スイッチ3は、図1に示すように、スイッチハンドル3aと、スイッチハンドル3aの外周部に配設されたハンドルプレート3bと、壁に取着され、スイッチハンドル3aおよびハンドルプレート3bを保持する本体部(図示せず)とを備える。そして、ユーザが、ハンドル3aの一部(図1の「オン」、「オフ」と表示された部位)を押下すると、壁スイッチ3のオンオフ状態が切り替わる。ユーザがスイッチハンドル3aの一部(図1の「オン」と表示された部位)を押下すると、壁スイッチ3に有線接続された複数のランプ1全てに電力が供給され、複数のランプ1全てが点灯する。続いて、ユーザがスイッチハンドル3aの一部(図1の「オフ」と表示された部位)を押下すると、壁スイッチ3に有線接続された複数のランプ1全てへの電力供給が遮断され、複数のランプ1全てが消灯する。
<2>動作
<2−1>全体動作
本実施の形態に係る照明システムは、1つの壁スイッチ3に有線接続された複数のランプ1に識別情報として同一のPAN−IDを付与するものである。即ち、同一の壁スイッチ3に有線接続された複数のランプ1からなるグループを他の壁スイッチに有線接続された電気機器と区別するために、同一の壁スイッチ3に有線接続された複数のランプ1に同一のPAN−IDを付与する。これにより、同一の壁スイッチ3に有線接続された複数のランプが同一のPAN−IDでグループ化されることになる。この複数のランプ1は、工場出荷時に製品固有のNet−IDが付与されているが、リモコン2との無線通信に使用するPAN−IDは付与されていない。また、Net−IDは、各製品毎に異なる番号からなるものであり、製品が異なれば必ずNet−IDも異なることになる。
図1で説明すると、この照明システム1000では、まず、複数のランプA,B,C,Dの中で1つの親機(ランプA)と複数の子機(ランプB,C,D)を決定し、親機が、PAN−IDを決定する処理を行う。ここでは、ランプA,B,Cの中で最も早く起動したランプAが親機となる。親機がPAN−IDを決定すると、親機は、決定したPAN−IDを子機に通知する。その後、同一のPAN−IDが付与されたランプA,B,C全てが調光点灯する。そして、調光点灯している間にリモコンPから登録要求信号が送信されると、ランプAは、リモコンPのNet−IDをランプB,Cに付与したPAN−IDとを対応付けて自機に登録する。これにより、リモコンPと同一のPAN−IDが付与されたランプA,B,C全てがランプAの中で対応付けされる。
以下、本実施の形態に係る照明システム1000の動作について、図1、図5乃至7に基づいて説明する。
まず、図5および図6に示すように、時刻T1において、壁スイッチXをオンすると(ステップST1)、ランプA,B,Cは点灯する。これと同時に、各ランプA,B,Cに内蔵された無線回路50では、タイマ57がオンし計時を開始する。ここで、ランプDは、壁スイッチXとは別の壁スイッチYがオンしたタイミングで計時が開始されている。ここでは、ランプAがランプA,B,Cの中で最も早く起動したものとして説明する。従って、ランプAが親機であり、ランプB,Cは子機である。また、ランプAは、自機がビーコン信号を発するタイミングよりも他のランプB,Cから発せられたビーコン信号を受信するタイミングのほうが遅いことを認識することにより、自機が最も早く起動したことを認識する。
そして、ランプAは、ビーコン信号を一定期間繰り返し送信する。このビーコン信号は、図7(a)に示すように、制御情報と、ESS−IDと、信号情報と、誤り検出符号FCSとから構成される。ここで、制御情報は、信号を構成するフレームの始まりを示すものである。ESS−IDは、ランプA,B,Cが属するネットワークを識別するためのIDである。信号情報は、信号がビーコン信号であることを示す固有の識別情報である。誤り検出符号FCSは、信号に誤りが発生しているか否かを検出するためのビット列である。
ここで、ランプAの周囲に無線LANのアクセスポイント(図示せず)等があると、これらは、ビーコン信号に対して第1ACK(ACKnowledge)信号をブロードキャスト送信する。この第1ACK信号は、図7(b)に示すように、制御情報と、送り元PAN−IDと、信号情報と、誤り検出符号FCSとから構成される。ここで、送り元PAN−IDは、第1ACK信号を送信した送り元を識別するための識別情報であり、例えば、無線LANのアクセスポイントが保有するPAN−IDとなる。信号情報は、信号が第1ACK信号であることを示す固有の識別情報である。また、リモコンP,Qは、予め電源オンされている(ステップST2)が、これらはビーコン信号に対して第1ACK信号は送信しない。また、ランプDは、ランプA,B,Cが有線接続された壁スイッチXとは異なる壁スイッチYに接続されており、ランプA,B,Cよりも遅れてオン状態となる。
そして、ランプAは、無線LANのアクセスポイント等から送信されてくる第1ACK信号に基づいて、使用されていないPAN−ID(以下、空きPAN−IDと称す。)を検出した後、検出した空きPAN−IDの中から選出したIDを自機のPAN−IDとして設定する(ステップST3)。
その後、親機であるランプAは、所定の時刻になると(図6の時刻T2)、他のランプB,C,Dに対して自機のPAN−IDを含むPAN−ID情報信号を送信する。このPAN−ID情報信号は、図7(c)に示すように、制御情報と、送り元PAN−IDと、送り元Net−IDと、信号情報と、誤り検出符号FCSとから構成される。ここで、送り元Net−IDは、ランプA,B,C、Dに対して工場出荷時に付与されている固有の識別情報である。ランプB,C,Dそれぞれは、ランプAから送信されてくるPAN−ID情報信号をこのNet−IDに基づいて取り込むか否かを判断することになる。送り元PAN−IDは、PAN−ID情報信号を送信した送り元を識別するための識別情報であり、親機となるランプAのPAN−IDである。信号情報は、信号が仮PAN−ID情報信号であることを示す固有の識別情報である。なお、Net−IDは、工場出荷時点からランプA,B,C、Dが備えるROM56に記憶されている。
一方、各ランプB,C、Dは、PAN−ID情報信号を受信すると、自機にPAN−IDが設定されているか否かを判定し、自機にPAN−IDが設定されていないと判定されると、PAN−ID情報信号に含まれるPAN−IDを自機に登録する。
そして、ランプB,C,Dは、受信時刻(図6の時刻T2)におけるタイマ計数値を含む時間情報信号をランプAに対して送信する。この時間情報信号は、図7(d)に示すように、制御情報と、宛先Net−IDと、送り元Net−IDと、信号情報と、タイマ計数値と、誤り検出符号FCSとから構成される。ここで、宛先Net−IDは、親機となるランプAのNet−IDである。送り元Net−IDは、時間情報信号を送信した送り元を識別するための識別情報であり、子機となるランプB,C,DのNet−IDである。信号情報は、信号が時間情報信号であることを示す固有の識別情報である。タイマ計数値は、各ランプB,C,Dの時刻T2におけるタイマ57の計数値であり、各ランプB,C,Dが有線接続された壁スイッチX、Yによりオンされてからの経過時間に相当する。
なお、時刻T2では、ランプA、B,C,Dの無線回路50においてタイマ57がリセットされる。
そして、各ランプAは、自機のタイマ計数値と他のランプB,C,Dから送信されてきた時間情報信号に含まれるタイマ計数値とを用いて時間比較処理を行う(ステップST4)。この時間比較処理は、同一の壁スイッチXに接続されたランプを特定する処理であり、親機であるランプAのタイマ計数値との差分が所定の基準範囲内にある子機(ランプB,C)を親機であるランプAと同一の壁スイッチXに接続されたものとして特定する。
その後、時刻T3において、時間比較処理を実行した結果、ランプAと同一の壁スイッチXに接続されたランプとして特定されたランプB,Cに対して、ランプAからペアリングフラグ通知信号を送信する。このペアリングフラグ通知信号は、図7(e)に示すように、制御情報と、宛先Net−IDと、送り元Net−IDと、信号情報と、誤り検出符号FCSとから構成される。ここで、宛先Net−IDは、ペアリングフラグ通知信号を送信する宛先を識別するための識別情報であり、ランプAと同一の壁スイッチXに接続されたランプとして特定されたランプB,CのNet−IDである。送り元Net−IDは、ペアリングフラグ通知信号を送信した送り元を識別するための識別情報であり、親機となるランプAのNet−IDである。信号情報は、信号がPAN−ID通知信号であることを示す固有の識別情報である。
そして、子機であるランプB,Cは、親機であるランプAからペアリングフラグ通知信号を受信すると、ペアリングフラグを「1」に設定する。
その後、親機であるランプAおよび子機であるランプB,Cは共に調光点灯する(ステップST5)。ここで、ランプA,B,Cが調光点灯するのは、ユーザにランプA,B,Cに同一のPAN−IDが付与されたことを通知するためである。
次に、ランプAは、調光点灯している状態でビーコン信号を送信する。すると、リモコンP,Qが、第2ACK信号をブロードキャスト送信する。この第2ACK信号は、図7(f)に示すように、制御情報と、送り元Net−IDと、信号情報と、誤り検出符号FCSとから構成される。ここで、送り元Net−IDは、リモコン応答信号の送信元を識別するための識別情報であり、リモコンP,QのNet−IDである。信号情報は、信号が第2ACK信号であることを示す固有の識別情報である。ここで、ランプB,Cは、ペアリングフラグが「1」に設定されていると、第2ACK信号を受け付けない。これにより、親機であるランプAだけが第2ACK信号を受け付けることになる。
そして、ランプA,B,Cが調光点灯している状態で、時刻T4に、ユーザがリモコンPの登録釦2cを押下すると、リモコンPから登録要求信号がブロードキャスト送信される。この登録要求信号は、図7(f)に示すように、制御情報と、送り元Net−IDと、信号情報と、誤り検出符号FCSとから構成される。ここで、送り元Net−IDは、登録要求信号の送り元を識別するための識別情報であり、リモコンPのNet−IDである。信号情報は、信号が登録要求信号であることを示す固有の識別情報である。
そして、ランプAは、登録要求信号を受信すると、ランプB,Cに付与したPAN−IDと、送り元のリモコンPのNet−IDとを対応づけて登録する。このように、リモコンPは、ランプAにPAN−IDが付与された後、最後にランプAとの対応付けがなされる。
そして、ランプAは、登録要求信号を受信した後(図6の時刻T5)に点滅し、その後(図6の時刻T6)、再び点灯する。また、ランプB,CもランプAと同様に調光点灯した後に再び点灯する。ここで、ランプA,B,Cが調光点灯するのは、ユーザにランプAとリモコンPとが紐付けされたことを通知するためである。調光点灯とは、減光、点滅、消灯を含む。なお、ランプAが、リモコンPのNet−IDを登録した直後からリモコンPにより制御可能となるようにしてもよい。
以上一連の動作が完了すると、同一の壁スイッチXに有線接続されたランプA,B,Cが同一のPAN−IDでグループ化されるとともに、リモコンPとランプAとが紐付けされる。
<2−2>親機となるランプの無線回路の動作
照明システム1000の一部を構成するランプA,B,Cのうち、親機となるランプAの無線回路50の動作について図8に基づいて説明する。ここで、無線回路50の各動作は、CPU54がROM56に予め記憶されているプログラムをRAM55に読み出した後、当該プログラムを実行することにより実現される。
まず、壁スイッチXをオンにしてランプAの電源がオンすると(ステップS1)、タイマ57がオンし、タイマ57が計時を開始する(ステップS2)。
次に、無線回路50は、使用していないPAN−IDである空きPAN−IDを検索する動作を行う(ステップS3)。この空きPAN−IDを検索する動作の詳細については<2−4>で詳述する。
続いて、無線回路50は、空きPAN−IDの検索動作により検出した空きPAN−IDの中から選出した1つのIDを自機のPAN−IDとして設定する(ステップS4)。具体的には、CPU54が、検出した空きPAN−IDの中から選出した1つのIDをRAM55の自機に付与するPAN−IDが記憶されるPAN−ID記憶領域に書き込む。また、このPAN−IDは、ランプB,C,Dに付与するために、CPU54が、PAN−ID情報信号用のフォーマットに変換した後に、データバス58を介して暗号化処理部53等へ送る。
次に、無線回路50は、PAN−ID情報信号をブロードキャスト送信する(ステップS5)。
その後、無線回路50は、タイマ57が計時する時間が所定の時間(例えば、1min)だけ経過したか否か(タイムアップしたか否か)を判定する(ステップS6)。タイムアップしていないと判定すると(ステップS6:No)、待ち状態となる。
一方、タイムアップしたと判定すると(ステップS6:Yes)、無線回路50は、子機となるランプB,C,Dから送信された時間情報信号を受信する(ステップS7)。
その後、時間情報信号に含まれる子機となるランプB,C,Dのタイマ計数値を用いて時間比較処理を実行する(ステップS8)。この時間比較処理では、同一の壁スイッチXに接続されたランプが特定される。時間比較処理の詳細については<2−5>で詳述する。また、この時間比較処理では、RAM55に記憶されているペアリングフラグF1の値が設定される。
次に、無線回路50は、ペアリングフラグF1が「1」に設定されているか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9において、ペアリングフラグF1が「1」に設定されていないと判定されると(ステップS9:No)、無線回路50は、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS9において、ペアリングフラグF1が「1」に設定されていると判定されると(ステップS9:Yes)、無線回路50は、時間比較処理において同一の壁スイッチXに接続されたランプとして特定されたランプB,Cに対して、ペアリングフラグ通知信号を送信する(ステップS10)。
続いて、無線回路50は、タイマ57をリセットし(ステップS11)、ドライバ回路30に50%の調光点灯を指示する調光点灯指示信号を入力する(ステップS12)。このとき、ドライバ回路30は、無線回路50から調光点灯指示信号が入力されると、電力変換回路20に入力する制御信号のデューティ比を低下させる。これにより、電力変換回路20から発光モジュール40に入力される電力が低下し、発光モジュール40から出射される光量が低下する。
次に、無線回路50は、ビーコン信号をブロードキャスト送信(「ビーコン要求」ともいう)する(ステップS13)。
その後、無線回路50は、リモコンP,Qから送信される第2ACK信号を受信する(ステップS14)。
続いて、無線回路50は、リモコンPから登録要求信号が送信されているか否かを判定する(ステップS15)。
ステップS15において、リモコンPから登録要求信号が送信されていないと判定されると(ステップS15:No)、無線回路50は、タイマ57が計時する時間が所定の時間(例えば、5min)だけ経過したか否か(タイムアップしたか否か)を判定する(ステップS17)。
そして、タイムアップしていないと判定すると(ステップS17:No)、再びステップS12の処理に移行し、タイムアップしていると判定すると(ステップS17:Yes)、タイムアップ通知信号を送信した後(ステップS18)、処理を終了する。このタイムアップ通知信号とは、図7(e)に示すように、制御情報と、宛先Net−IDと、送り元Net−IDと、信号情報と、誤り検出符号FCSとから構成される。ここで、宛先Net−IDは、タイムアップ通知信号を送信する宛先を識別するための識別情報であり、ランプA,B,Cに付与されたNet−IDとなる。送り元Net−IDは、タイムアップ通知信号を送信した送り元を識別するための識別情報であり、親機となるランプAのNet−IDである。信号情報は、信号がタイムアップ通知信号であることを示す固有の識別情報である。
また、ステップS15において、リモコンPから登録要求信号が送信されていると判定されると(ステップS15:Yes)ランプAは、リモコンPのNet−IDを登録して(ステップS16)、紐付けを完了して点滅し、タイムアップ通知信号を送信する。同時に、ランプAは、登録したリモコンPのNet−IDに向けてPAN−IDを送信する。また、リモコンPも紐付け状態であるフラグを内部に保持する。これによりフラグがON状態時では、他のランプからブロードキャスト送信があっても反応しない。これは、親機、子機についても同様である。
<2−3>子機となるランプの無線回路の動作
照明システム1000の一部を構成するランプA,B,C,Dのうち、子機となるランプB,Cの無線回路50の動作について図9に基づいて説明する。ここで、無線回路50の各動作は、CPU54がROM56に予め記憶されているプログラムをRAM55に読み出した後、当該プログラムを実行することにより実現される。
まず、壁スイッチXをオンにしてランプB,Cの電源がオンすると(ステップS21)、タイマ57がオンし、タイマ57が計時を開始する(ステップS2)。
次に、無線回路50は、親機であるランプAから送信されてくるPAN−ID情報信号に含まれるPAN−IDを自機のPAN−IDとして設定する(ステップS23)。
続いて、無線回路50は、タイマ57が計時する時間が所定の時間(例えば、1min)だけ経過したか否か(タイムアップしたか否か)を判定する(ステップS24)。この時間は、親機のランプAについて設定された時間と同じ長さである。
ステップS24において、タイムアップしていないと判定すると(ステップS24:No)、待ち状態となる。
一方、ステップS24において、タイムアップしたと判定すると(ステップS24:No)、無線回路50は、親機であるランプAに対して時間情報信号を送信する(ステップS25)。
その後、無線回路50は、親機であるランプAからペアリングフラグ通知信号を受信したか否かを判定する(ステップS26)。
ステップS26において、親機であるランプAからペアリングフラグ通知信号を受信していないと判定すると(ステップS26:No)、無線回路50は、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS26において、親機であるランプAからペアリングフラグ通知信号を受信したと判定すると(ステップS26:Yes)、無線回路50は、自機が子機としてランプAと同じグループに帰属したことを示すペアリングフラグを「1」に設定する(ステップS27)。
次に、無線回路50は、ドライバ回路30に50%の調光点灯を指示する調光点灯指示信号を入力する(ステップS28)。このとき、ドライバ回路30は、無線回路50から調光点灯指示信号が入力されると、電力変換回路20に入力する制御信号のデューティ比を低下させる。これにより、電力変換回路20から発光モジュール40に入力される電力が低下し、発光モジュール40から出射される光量が低下する。
次に、無線回路50は、親機であるランプAからグループ確定信号を受信したか否かを判定する(ステップS29)。
ステップS29において、親機であるランプAからグループ確定信号を受信していないと判定されると(ステップS29:No)、無線回路50は、親機であるランプAからタイムアップ通知信号を受信したか否かを判定する(ステップS31)。
ステップS31において、親機であるランプAからタイムアップ通知信号を受信していないと判定されると(ステップS31:No)、無線回路50は、再びステップS28の処理に移行する。
一方、ステップS31において、親機であるランプAからタイムアップ通知信号を受信したと判定されると(ステップS31:Yes)、無線回路50は、そのまま処理を終了する。
また、ステップS29において、親機であるランプAからグループ確定信号を受信したと判定されると(ステップS29:Yes)、無線回路50は、ドライバ回路30に点滅を指示する点滅指示信号を入力する(ステップS30)。このとき、ドライバ回路30は、無線回路50から点滅指示信号が入力されると、電力変換回路20に入力する制御信号のデューティ比を一定の周期で変化させる。これにより、電力変換回路20から発光モジュール40に入力される電力が一定の周期で変化することで、発光モジュール40から出射される光量も一定の周期で変化し、ランプB,Cが点滅する。その後、ステップS31の処理に移行する。
<2−4>空きPAN−ID検索の動作
次に、無線回路50による空きPAN−IDを検索する動作について図10に基づいて説明する。
まず、無線回路50は、ビーコン信号をブロードキャスト送信する(ステップS51)。
その後、無線回路50は、当該無線回路50を備えたランプAと同じネットワークに属する無線LANのアクセスポイント等から送信される第1ACK信号を受信する(ステップS52)。ここで、無線回路50が受信可能なその他のPAN−IDをすべて受信する。
続いて、無線回路50は、ランプAに付与する空きPAN−IDを検出する(ステップS53)。即ち、他の機器で使用されていない、PAN−IDを選択する
<2−5>親機であるランプの無線回路の時間比較処理の動作
次に、親機であるランプ1の無線回路50が行う時間比較処理の動作について図11に基づいて説明する。
まず、無線回路50は、RAM55に記憶されているペアリングフラグを「0」に設定する(ステップS41)。このペアリングフラグは、自機と同一の壁スイッチに接続されているランプが存在するか否かを示すものである。
次に、無線回路50は、RAM55に記憶されている自機のPAN−IDおよび子機であるランプB,CのNet−IDおよびランプDのNet−IDを取得するとともに(ステップS42)、自機のタイマ計数値および子機であるランプB,C,Dのタイマ計数値を取得する(ステップS43)。
続いて、無線回路50は、自機のタイマ計数値と子機であるランプB,C,Dのタイマ計数値との差分△Tを算出する(ステップS44)。
次に、無線回路50は、差分△Tが予め設定された範囲内(△T1<△T<△T2)であるか否かを判定する(ステップS45)。この範囲は、例えば、−1.0sec<△T<1.0secに設定すればよい。このタイマー計数はCPU54、254の精度により変動するので、CPUの精度能力に見合った範囲にすることが望ましい。
ステップS45において、差分△Tが予め設定された範囲内であると判定されると(ステップS45:Yes)、無線回路50は、PAN−IDを付与するランプ(ここでは、ランプB,C)のNet−IDを特定するとともに(ステップS46)、ペアリングフラグF1を「1」に設定する(ステップS47)。
その後、全てのランプについて差分△Tの判定を終了したか否かを判定する(ステップS48)。
一方、ステップS45において、差分△Tが予め設定された範囲内にないと判定されると(ステップS45:No)、無線回路50は、そのままステップS48の処理を行う。
ステップS48において、全てのランプB,C,Dに対して差分△Tの判定を終了したと判定されると(ステップS48:Yes)、無線回路50は、時間比較処理を終了する。
一方、ステップS48において、全てのランプ1に対して差分△Tの判定を終了していないと判定されると(ステップS48:No)、無線回路50は、再びステップS44の処理に移行する。
結局、本実施の形態に係る照明システム1000では、各ランプA,B,Cが、自機が壁スイッチXによりオンしてからの経過時間を計測する計時手段と、計時手段により計測された経過時間に基づいて壁スイッチXに有線接続された複数のランプA,B,Cを特定する特定手段と、特定手段により同一の壁スイッチXに有線接続されていると特定された複数のランプA,B,Cに同じPAN−IDを付与するPAN−ID付与手段と、遠隔制御装置のNet−IDを登録する登録手段とを実現する無線回路50を備えている。これにより、壁スイッチXがオンされるだけで壁スイッチXに有線接続され同じタイミングでオンしたランプA,B,Cが特定され、特定されたランプA,B,C全てに同じPAN−IDが付与されるとともに、リモコンPが、同一の壁スイッチXに有線接続されたランプA,B,C全てに共通に付与されたPAN−IDを登録することができるので、同一の壁スイッチXに有線接続された複数のランプA,B,Cについて個別にIDを付与していく必要がない。従って、同一の壁スイッチXに有線接続されたランプA,B,CにIDを付与する作業の容易化を図ることができる。
<変形例>
(1)実施の形態では、壁スイッチ3がオフからオンに切り替わる毎に、各ランプにPAN−IDを付与する処理を行う例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各ランプ1が壁スイッチ3がオフからオンに切り替わったときに、自機に付与されたPAN−IDをROM56に記憶させるとともに、リモコン2もランプ1に付与されたPAN−IDをROM256に記憶させ、以後、壁スイッチ3がオフからオンに切り替わっても各ランプ1にPAN−IDを付与する処理を行わないようにしてもよい。
本変形例によれば、ランプ1およびリモコン2の有する無線回路50,250で行う処理が低減されるので、ランプ1およびリモコン2での消費電力の低減を図ることができる。
(2)実施の形態では、無線信号として、IEEE802.15.4規格に準拠した2.4[GHz]の周波数帯域の無線信号を用いる例について説明したが、これに限定されるものではなく、他の周波数の無線信号を用いるものであってもよい。例えば、地域別に使用帯域として別途確保された周波数帯域の周波数を用いてもよい。具体的には、欧州では433.05乃至434.79[MHz]、863乃至870[MHz]、日本では426乃至429[MHz]、950乃至956[MHz]、米国では260乃至470[MHz]、902乃至928[MHz]などの使用帯域の周波数を使用することができる。また、明記した周波数は時勢などにより変化する可能性があるのでこれに限定するものではない。
(3)実施の形態では、ランプ1を含む照明システム1000の例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数の無線通信機能を有する空調機器と、複数のリモコンと、複数の壁スイッチとから構成される無線制御システムであってもよい。また、無線通信機能を有する電気機器であれば、ランプや空調機器に限らず、その他の電気機器であってもよい。
(4)実施の形態では、リモコンPが登録釦を有し、ユーザがリモコンPの登録釦を押下すると登録要求信号が送信される例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、リモコンPの「UP」、「DOWN」、「ON」、「OFF」釦を押した場合や長押しした場合に登録要求信号が送信されるようにしてもよい。
(5)実施の形態では、同一の壁スイッチに接続されている複数のランプに同一のPAN−IDを付与する例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、同一の壁スイッチ(例えば、壁スイッチX)に有線接続された複数のランプ(ランプA,B,C)で互いにIDが異なっていても、他の壁スイッチ(例えば、壁スイッチY)に有線接続されているランプと区別できればよい。
(6)実施の形態では、複数のランプ(ランプA,B,C)がクラスター・ツリー型のネットワークトポロジを構成する例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数のランプが、スター型やメッシュ型のネットワークトポロジを構成するものであってもよい。
1 ランプ
2 遠隔制御装置(リモコン)
3 壁スイッチ
10 電源回路
20 電力変換回路
30 ドライバ回路
40 発光モジュール
50,250 無線回路
54,254 CPU
55,255 RAM
56,256 ROM
57,257 タイマ
60 基台
70 グローブ
80 回路ユニット
90 筐体
100 商用電源
200 電池
220 キー入力装置
A1,A21 アンテナ

Claims (7)

  1. 無線送受信機能を有する複数の電気機器と、前記複数の電気機器に無線接続され前記複数の電気機器の駆動制御を行う遠隔制御装置と、前記複数の電気機器に有線接続され前記複数の電気機器のオンオフ制御を行う複数の電源スイッチとを備える無線制御システムであって、
    前記複数の電気機器それぞれは、
    自機が前記電源スイッチによりオンしてからの経過時間を計測する計時手段と、
    前記計時手段により計測された前記経過時間と他機が前記電源スイッチによりオンしてからの経過時間とに基づいて、自機が有線接続されている電源スイッチと同一の電源スイッチに有線接続されている他機を特定する特定手段と、
    前記特定手段により同一の電源スイッチに有線接続されていると特定された他機それぞれに、他の電源スイッチに有線接続されている電気機器と区別するための識別情報を付与する識別情報付与手段と、
    前記識別情報付与手段により付与された前記識別情報と前記遠隔制御装置の識別情報とを対応付けて登録する登録手段とを備える
    ことを特徴とする無線制御システム。
  2. 前記複数の電気機器のうち、前記登録手段により前記遠隔制御装置の識別情報を登録する一部の電気機器が、親機であり、他が子機である
    ことを特徴とする請求項1記載の無線制御システム。
  3. 前記電気機器それぞれは、自機が親機として機能するか子機として機能するかを決定する機能決定手段を備える
    ことを特徴とする請求項2記載の無線制御システム。
  4. 前記特定手段は、
    前記計時手段により計測された経過時間を示す第1時間情報を他の電気機器に送信する時間情報送信手段と、
    他の電気機器が前記電源スイッチによりオンしてからの経過時間を示す第2時間情報を取得する時間情報取得手段と、
    前記第1時間情報と前記第2時間情報との差分を算出する差分算出手段と、
    前記差分が基準範囲内であるか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記識別情報付与手段は、前記判定手段により前記差分が前記基準範囲内であると判断された場合、自機に他の電気機器の識別情報と同じ識別情報を付与する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線制御システム。
  5. 前記電気機器それぞれは、無線送受信機能を有するランプである
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線制御システム。
  6. 前記基準範囲は、−1.0sec超且つ1.0sec未満である
    ことを特徴とする請求項4記載の無線制御システム。
  7. 前記複数の電気機器のネットワークの接続形態は、クラスタ・ツリー、または、クラスタ・ツリーとそれ以外の接続形態との組合わせである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線制御システム。
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