JP5226705B2 - 画像合成装置、画像合成方法、画像合成プログラム及び集積回路並びに撮像システム及び撮像方法 - Google Patents

画像合成装置、画像合成方法、画像合成プログラム及び集積回路並びに撮像システム及び撮像方法 Download PDF

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Description

本発明は、連続撮影された複数枚の撮影画像を利用して合成画像を生成する技術に関する。
従来のデジタルスチルカメラなどの撮像装置の中には、複数枚の画像を連続撮影する機能を備え、更に、連続撮影した全部又は一部枚数の画像を合成して静止画像を生成する機能を備えたものがある。なお、以下において、「連続撮影」を「連写」と言う。例えば、特許文献1には、連写した複数枚の画像を一時バッファに記録しておき、一時バッファに記録された一部枚数の画像を合成することによって、シャッター速度を変えた静止画像と等価な合成画像を生成する手法が開示されている。なお、「シャッター速度」は、「露光時間」、つまり、「露光している露光区間の時間幅」に該当する。
特開2005−86228号公報
ところで、連写される時間間隔(以下、「連写間隔」と言う。)がシャッター速度より長い場合、露光している露光区間と次の露光区間との間に露光していない区間(以下、「無撮影区間」と言う。)が存在することになる(図1(b)参照)。
しかしながら、特許文献1に開示された手法では連写された複数枚の撮影画像を単に画像合成しているに過ぎないため、シャッター速度より長い連写間隔で連写された複数枚の撮影画像を合成した場合には、無撮影区間の画像が抜けた画像、つまりストロボ合成のような画像になる。このように、連写された複数枚の撮影画像から、実際のシャッター速度より遅いシャッター速度の静止画像に近似した合成画像を生成できないという問題がある。
上記の問題は連写間隔とシャッター速度とを略同じになるように調整して連写すれば解消されるものの、以下の通り、両者を同じになるように調整できるとは限らない。連写間隔は撮像装置の性能により制約されるために、特に日中のような明るい場所で撮影する場合には、絞りを限界まで絞っても露出を合わせるためにシャッター速度を連写間隔より短くせざるを得ないことがある。
そこで、本発明は、露光時間より長い時間間隔で連続撮影された撮影画像から、実際の露光時間より長い露光時間で撮影されたなら得られるであろう静止画像に近似した合成画像を生成可能な画像合成装置、画像合成方法、画像合成プログラム及び集積回路並びに撮像システム及び撮像方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像合成装置は、所定の時間間隔で連続撮影された撮影画像を利用して所定の時間区間に係る合成画像を生成する画像合成装置であって、露光する露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間を補間するための補間画像を、当該無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間部と、所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間部によって生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成部と、を備える。
また、本発明の画像合成方法は、所定の時間間隔で連続撮影された撮影画像を利用して所定の時間区間に係る合成画像を生成する画像合成方法であって、露光する露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間を補間するための補間画像を、当該無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間ステップと、所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間ステップにおいて生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成ステップと、を有する。
更に、本発明の画像合成プログラムは、所定の時間間隔で連続撮影された撮影画像を利用して所定の時間区間に係る合成画像を生成する画像合成装置としてのコンピュータに、露光する露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間を補間するための補間画像を、当該無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間ステップと、所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間ステップにおいて生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成ステップと、を実行させる。
更に、本発明の集積回路は、所定の時間間隔で連続撮影された撮影画像を利用して所定の時間区間に係る合成画像を生成する集積回路であって、露光する露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間を補間するための補間画像を、当該無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間回路と、所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間回路によって生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成回路と、を備える。
上記の画像合成装置、画像合成方法、画像合成プログラム及び集積回路の夫々によれば、無撮影区間を補間するための補間画像が当該無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて作成され、撮影画像に補間画像を加えて合成画像の生成が行われる。このため、露光区間の時間幅(露光時間)より長い時間間隔で連続撮影された撮影画像から、実際の露光時間より長い露光時間で撮影されたならば得られるであろう静止画像に近似した合成画像の生成が可能になる。
上記の画像合成装置において、前記補間部は前記無撮影区間の全てが補間されるように1枚以上の補間画像を生成するようにしてもよい。
これによれば、無撮影区間の全時間が補間画像で埋められるため、時間抜けのない合成画像が得られる。
上記の画像合成装置において、前記無撮影区間の時間幅が前記露光区間の時間幅のN(Nは正の整数)倍である場合、前記補間部はN枚の補間画像を生成するようにしてもよい。
これによれば、無撮影区間の全てが補間画像で埋められ、且つ、撮影画像と補間画像とが時間的に重複することなく、また1つの無撮影区間に2枚以上の補間画像が生成される場合には補間画像同士も時間的に重複することなく、合成画像が生成される。このため、時間区間と同じ露光時間で撮影された静止画像と略等価な合成画像の生成が可能になる。
上記の画像合成装置において、前記無撮影区間の時間幅が前記露光区間の時間幅の正の整数倍でない場合、前記補間部は、前記露光区間の時間幅の(N−1)倍が前記無撮影区間の時間幅より小さく且つ前記露光区間の時間幅のN倍が前記無撮影区間の時間幅より大きくなるような正の整数のNを求め、N枚の補間画像を生成するようにしてもよい。
これによれば、撮影画像と補間画像とが時間的に重複する期間を最小限に抑えつつ、また、1つの無撮影区間に2枚以上の補間画像が生成される場合には補間画像同士が時間的に重複する期間も最小限に抑えつつ、無撮影区間の全てが補間画像で埋められた合成画像が生成される。このため、時間区間と同じ露光時間で撮影されたなら得られるはずの静止画像に対して時間抜けがなく重複期間の少ない合成画像の生成が可能になる。
上記の画像合成装置において、前記補間部は、前記補間画像の生成を、前記双方の露光区間の撮影画像間で動いている部分の各前記撮影画像の夫々における位置及び前記無撮影区間に補間する補間画像の枚数に基づいて、前記補間画像における当該動いている部分の位置を決定することによって行うようにしてもよい。
これによれば、補間画像の生成を簡易に行うことが可能になる。
本発明の撮像システムは、撮像部と、連続撮影を行う時間間隔が露光する露光区間の時間幅の正の整数倍になるように前記撮像部の連続撮影を制御する制御部と、露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間に補間する補間画像を、当該無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間部と、所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間部によって生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成部と、を備える。
また、本発明の撮像方法は、連続撮影を行う時間間隔が露光する露光区間の時間幅の正の整数倍になるように撮像部の連続撮影を制御する制御ステップと、露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間に補間する補間画像を、当該無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間ステップと、所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間ステップにおいて生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成ステップと、有する。
上記の撮像システム及び撮像方法によれば、連続撮影は無撮影区間が存在する場合には無撮影区間の時間幅が露光区間の時間幅の整数倍で行われる。このため、無撮影区間の全てが補間画像で埋められ、且つ、撮影画像と補間画像とが時間的に重複することのない、また、1つの無撮影区間に2枚以上の補間画像が生成される場合には補間画像同士も時間的に重複することのない、合成画像の生成が可能になる。
連写間隔とシャッター解放期間との関係を説明するための図。 (a)は第1の実施の形態の撮像装置の正面図であり、(b)は撮像装置の背面図。 図2の撮像装置の機能ブロック図。 図3のフレーム補間回路による補間画像の生成処理の説明図。 図3の撮像装置が行う画像合成処理の流れを示すフローチャート。 図5の画像合成処理中に表示される合成開始位置及び合成終了位置を設定するためのGUIの一例を示す図。 図3の撮像装置が行う画像合成処理の一例を示す図。 図3の撮像装置が行う画像合成処理の他の例を示す図。 図3の撮像装置が行う画像合成処理の更に他の例を示す図。 第2の実施の形態の撮像装置の機能ブロック図。 図10の撮像装置が行う連写処理の流れを示すフローチャート。 図11の連写処理中に表示される連写間隔を設定するためのGUIの一例を示す図。
≪第1の実施の形態≫
以下、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置について図面を参照しつつ説明する。
<連写間隔とシャッター開放期間との関係>
本実施の形態の撮像装置1の構成及び動作を説明する前に、まず連写間隔とシャッター開放期間との関係について図1を参照しつつ説明する。図1は連写間隔とシャッター開放期間との関係を説明するための図である。なお、「連写間隔」は「連続撮影される時間間隔」に該当する。「シャッター開放期間」は露光している「露光時間」に該当し、その時間区間が「露光区間」に該当する。露光区間と次の露光区間との間のシャッターが解放していない時間区間、つまり露光していない時間区間が「無撮影区間」に該当する。
図1(a)は連写間隔Δtとシャッター開放期間Δt’とが等しい場合の両者の関係を示している。連写間隔Δtとシャッター開放期間Δt’とが等しい場合(Δt=Δt’)、露光区間が時間的に連続し、無撮影区間が存在しない。
図1(b)は連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’より長い場合の両者の関係を示している。連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’より長い場合(Δt>Δt’)、露光区間と次の露光区間との間にはシャッターが解放していない、つまり露光していない期間Δt−Δt’の無撮影区間が存在する。
但し、本発明の主眼は、露光時間より長い時間間隔で連続撮影された撮影画像から所定の時間区間に係る合成画像を生成するところにある。このことから、以下では、主に、連続撮影される「時間間隔」に相当する「連写間隔」が「露光している露光区間の時間幅(露光時間)」に相当する「シャッター開放期間」より長い場合について記述する。なお、無撮影区間を補間するための画像を「補間画像」と言う。
<撮像装置の外観>
本実施の形態の撮像装置1の外観について図2を参照しつつ説明する。図2(a)は本実施の形態の撮像装置1の正面図であり、(b)はその背面図である。
撮像装置1の上面には、撮影指示用の撮影ボタン2、連写撮影設定用の連写モードスイッチ3及びモードダイヤル4が設けられ、その正面にはレンズ5が設けられている。また、撮像装置1の背面には、ピント露出固定ボタン6、機能ボタン7、センターキー8a及び上下左右方向のプッシュキー8b〜8eが設けられ、更に液晶モニタ9が設けられている。
<撮像装置の機能構成>
図2の撮像装置1は、無撮影区間を補間するための1枚以上の補間画像を当該無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像を用いて生成する。そして、撮像装置1は、所定の時間区間内の撮影画像及び補間画像を用いて当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する。但し、所定の時間区間は本実施の形態ではユーザが指定するものとし、以下において、「所定の時間区間」を「画像合成区間」と言う。
以下、図2の撮像装置1の機能構成について図3を参照しつつ説明する。図3は図2の撮像装置1の機能ブロック図である。
撮像装置1は、CPU(Central Processing Unit)51と、メモリ52と、主レンズ53a、ズームレンズ53b及び絞り53cを有する撮像光学系機構53と、フォーカス駆動回路54と、ズーム駆動回路55と、絞り駆動回路56と、撮像素子57と、撮影制御回路58と、フロントエンド部59と、DSP(Digital Signal Processor)60と、フレーム補間回路61と、フレーム合成回路62と、圧縮伸張回路63と、SDカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリなどのメモリカード64とを備える。
CPU51は、撮像装置1全体の制御を行う。メモリ52は例えば半導体メモリであり、メモリ52には撮像装置1を制御するための各種制御プログラムや各種アプリケーションプログラムなどが記録されている。また、メモリ52には画像データなどが記録される。
フォーカス駆動回路54、ズーム駆動回路55及び絞り駆動回路56はCPU51によって制御される。また、撮像光学系機構53の主レンズ53aはフォーカス駆動回路54によって駆動され、ズームレンズ53bはズーム駆動回路55によって駆動され、絞り53cは絞り駆動回路57によって駆動される。被写体から入射された光は主レンズ53a、ズームレンズ53b及び絞り53cを介して撮像素子57に導かれる。
撮像素子57は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどで構成される。撮影制御回路58は例えば連写時にはCPU51によって連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’が設定され、設定された連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’に従って撮像素子57の制御を行う。これによって、撮像素子57は連写時には連写間隔Δtでシャッター開放期間Δt’に従った電荷の蓄積及び蓄積した電荷量に応じたアナログ値の出力を行う。
フロントエンド部59は、撮像素子57から出力されたアナログ値をデジタルデータに変換し、デジタルデータを出力する。DSP60は、フロントエンド部59から出力されたデジタルデータを加工してRGB、YCbCr、YUVなどの色空間で表現される画像データ(以下、「撮影画像データ」と言う。)に変換し、撮影画像データをメモリ52に記録する。なお、撮影画像データは撮影画像の各画素の画素値の情報を有する。
フレーム補間回路61は、無撮影区間を補間するための補間画像の画像データ(以下、「補間画像データ」と言う。)を、当該無撮影区間に時間的に隣接する双方の撮影区間のメモリ52に記録されている撮影画像の撮影画像データを用いて生成し、生成した補間画像データをメモリ52に記録する。なお、補間画像データは撮影画像の各画素の夫々に対応する画素の画素値の情報を有する。
フレーム合成回路62は、画像合成区間内の撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるようにして画像合成区間に係る合成画像を生成するものである。具体的には、フレーム合成回路62は、画素毎に、メモリ52に記録されている画像合成区間内の撮影画像の撮影画像データと補間画像の補間画像データとを加算し、加算して得られたデータを画像合成区間内の撮影画像及び補間画像の合計枚数で除算することによって合成画像の画像データ(以下、「合成画像データ」と言う。)を生成し、生成した合成画像データをメモリ52に記録する。なお、合成画像データは撮影画像の各画素の夫々に対応する画素値の情報を有する。
なお、フレーム補間回路61による補間画像の生成処理の詳細については図4を用いて後述する。また、撮影画像から合成画像の生成に至るまでのフレーム補間回路61及びフレーム合成回路62の処理動作については図5及び図6を用いて後述し、その具体例については図7から図9を用いて後述する。
圧縮伸張回路63は、メモリ52或いはメモリカード64に記録されているデータの圧縮或いは伸張を行い、その処理に得られたデータをメモリ52或いはメモリカード64に記録する。
<補間画像の生成>
以下、フレーム補間回路61が行う補間画像の生成処理について図4を参照しつつ説明する。図4は図3のフレーム補間回路61が行う補間画像の生成処理を説明するための図である。但し、連続する露光区間の撮影画像をPA,PBとし、連写間隔をΔt、シャッター開放期間をΔt’とする。なお、連写間隔Δtはシャッター開放期間Δt’より長いものとする(Δt>Δt’)。
フレーム補間回路61は、連写間隔Δtとシャッター開放期間Δt’とを用いて1つの無撮影区間に対して補間する補間画像の枚数(以下、「補間枚数」と言う。)を計算する。例えば、フレーム補間回路61は、連写間隔Δtからシャッター開放期間Δt’を減算することによって無撮影区間の時間幅Δt−Δt’を算出し、続いて、(N−1)×Δt’<Δt−Δt’≦N×Δt’を満たすN(Nは正の整数)を求め、求めたNを補間枚数とする。
但し、無撮影区間の時間幅が露光区間の時間幅のN(Nは正の整数)倍である場合には、フレーム補間回路61は1つ無撮影区間を補間するための補間枚数をN枚とし、N枚の補間画像を生成することになる。また、無撮影区間の時間幅が露光区間の時間幅の正の整数倍でない場合、フレーム補間回路61は露光区間の時間幅の(N−1)倍が無撮影区間の時間幅より小さく且つ露光区間の時間幅のN倍が無撮影区間の時間幅より大きくなるような正の整数のNを求め、N枚の補間画像を生成することになる。更に、連写間隔Δtとシャッター開放期間Δt’とが等しい場合(Δt=Δt’)、フレーム補間回路61は補間枚数Nとして0を求め、補間画像の生成を行わない。
フレーム補間回路61は、撮影画像PAと撮影画像PBとを用いて動き探索を行い、撮影画像PAと撮影画像PBとの間で動いている部分を見つける。但し、動き探索の方法としては、MPEG(Moving Picture Experts Group)などで利用されている矩形領域毎の差分絶対値和が小さい部分を探索し、差分絶対値和の大小により矩形領域の動きベクトルを推定する方法を利用する。なお、図4の例では、例えば、撮影画像PAの部分Paが撮影画像PBの部分Pbに動いたものとする。
続いて、フレーム補間回路61は、nが1以上N以下の夫々に関して、検出した動きベクトルをn/(N+1)倍して動きベクトルの補正を行い、補間画像における動いている部分の位置を補正した動きベクトルの示す位置に決定し、補正した動きベクトルの示す位置に動いている部分が来るように補間画像を生成する。例えば、フレーム補間回路61は、動いている部分Paがその部分に対応する補正された動きベクトルの示す位置に来るようにして、つまり、図4の部分Pabに動くようにして、補間画像PABを生成する。但し、補間画像PABがシャッター開放期間Δt’の撮影画像PA,PBから生成される場合には、補間画像PABはシャッター開放期間がΔt’である画像に相当する。
なお、補間画像の生成手法は、上述した手法に限らず、補間画像を生成可能な手法であれば特に限定されるものではない。
<撮像装置の動作>
以下、図3の撮像装置1が行う連写処理、及び画像合成処理について説明する。
[撮影処理]
図3の撮像装置1が行う連写処理について説明する。
ユーザ操作によって連写モードスイッチ3が連写モードの位置に動かされると、CPU51は撮影制御回路58に連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’を設定し、絞り駆動回路56を制御して絞り53cの調節を行う。
ユーザ操作によって撮影ボタン2が押下されると、CPU51は撮影制御回路58に対して撮影開始を指示し、撮影素子57は撮影制御回路58に制御されて連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’に従って電荷の蓄積及び蓄積した電荷量に応じたアナログ値の出力を行う。フロントエンド部59は撮像素子57から出力されたアナログ値をデジタルデータに変換して出力し、DSP60はフロントエンド部59から出力されたデジタルデータを色空間で表現される撮影画像データに変換してメモリ52に記録する。この処理はユーザが撮影ボタン2の押下をやめて、又は、メモリ52がいっぱいになって、CPU51が撮影制御回路58に対して撮像終了を指示するまで行われる。
これによって、連写間隔Δt、シャッター開放期間Δt’で連写された複数枚の撮像画像の撮像画像データがメモリ52に記録されることになる。但し、撮像画像から合成画像を生成する際に連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’が利用されるため、撮像画像データ群に対して連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’が対応付けてメモリ52に記録される。
[画像合成処理]
図3の撮像装置1が行う画像合成処理について図5を参照しつつ説明する。図5は図3の撮像装置1が行う画像合成処理の流れを示すフローチャートである。
CPU51は、ユーザが機能ボタン7、センターキー8a及び上下左右方向のプッシュキー8b〜8eを利用して画像合成の指示操作を行ったかを判定する(ステップS11)。CPU51は、ユーザが画像合成の指示操作を行うまで(S11:NO)、ステップS11の処理を行う。
一方、ユーザが画像合成の指示操作を行うと(S11:YES)、CPU51は、ユーザから画像合成区間の開始位置と終了位置とを受け付け、フレーム合成回路62に対してユーザから受け付けた画像合成区間の開始位置と終了位置との設定を行う(ステップS12)。ユーザからの画像合成区間の開始位置と終了位置との受け付けは、例えば、画像合成区間の開始位置と終了位置とを指定するための図6に一例を示すGUIを液晶モニタ9に表示し、このGUIを利用したユーザ操作を受け付けることによって行われる。図6において、P1〜P5は撮影画像のアイコンを示し、S及びEは夫々画像合成区間の開始位置及び終了位置の指定用のポインタを示す。図6に一例を示すGUIでは、時間軸に撮像画像のアイコンを表示して、ユーザが表示中のアイコンを指定すれば対応する撮影画像が表示され、ユーザはポインタS及びEを移動させることによって、画像合成区間の開始位置と終了位置とを指定することができるようになっている。なお、画像合成区間の開始位置及び終了位置の設定方法は、これに限られるものではなく、例えば撮影画像の何枚目から何枚目までを合成するかを指定する方法であってもよい。
フレーム補間回路61は、メモリ52に記録されている連写間隔Δtとシャッター開放期間Δt’とから1つの無撮影区間を補間するための補間画像の補間枚数Nを計算する(ステップS13)。
フレーム合成回路62は、ステップS12で設定された画像合成区間の開始位置及び終了位置と、ステップS13で計算された補間枚数Nから、画像合成する撮影画像及び補間画像の合計枚数(以下、「合成画像枚数」と言う。)NTを計算する(ステップS14)。例えば、画像合成区間の最初の撮影画像より前の補間画像の枚数をNA、画像合成区間内の撮影画像の枚数をNB、1つの無撮影区間に補間する補間画像の枚数をNC(ステップS13の計算で求められたN)、画像合成区間の最後の撮影画像より後の補間画像の枚数をNDとすると、合計枚数NTはNA+NB+NC×(NB−1)+NDである。なお、ユーザ指定された開始位置又は終了位置が撮影画像及び補間画像の先頭位置又は終了位置に一致しない場合には、画像合成区間の開始位置又は終了位置は撮影画像及び補間画像の先頭位置又は終了位置に一致するように補正される。
フレーム合成回路62は、ループ変数iを0に初期化し(ステップS15)、合成画像データOUTをゼロクリアして初期化する(ステップS16)。但し、合成画像データOUTは撮影画像の各画素に対応する画素に係る値を示す。なお、画像合成区間内の撮影画像及び補間画像は時間の早い方からループ変数iが0、1、2、・・・、NT−1に相当する画像であるとする。
フレーム合成回路62は、ループ変数iに相当する画像(以下、「画像i」と言う。)が撮影画像に当たるかを判定する(ステップS17)。画像iが撮影画像に当たる場合(S17:YES)、フレーム合成回路62は、画像iの撮影画像データを加算画像データIに設定し(ステップS18)、合成画像データOUTに加算画像データIを加算し、加算結果を合成画像データOUTとすることによって合成画像データOUTの更新を行う(ステップS22)。なお、各画像(撮影画像、補間画像)間で同じ位置の画素の画素値が加算されるように合成画像データOUTと加算画像データIとの加算処理は行われる。
一方、画像iが撮影画像に当たらない、つまり補間画像に当たる場合には(S17:NO)、フレーム補間回路61は、画像iの補間対象の無撮影区間を特定し、特定した無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像を特定する(ステップS19)。フレーム補間回路61は、ステップS19で特定した補間画像生成用の2枚の撮影画像の撮影画像データを用いて画像iに相当する補間画像の補間画像データを生成し、生成した補間画像データをメモリ52に記録する(ステップS20)。なお、画像iが補間対象の無撮影区間に補間する何枚目の画像であるかも把握した上でステップS20の処理は行われる。
フレーム合成回路62は、ステップS20で生成された補間画像の補間画像データを加算画像データIに設定し(ステップS21)、合成画像データOUTに加算画像データIを加算し、加算結果を合成画像データOUTとすることによって合成画像データOUTの更新を行う(ステップS22)。なお、各画像(撮影画像、補間画像)間で同じ位置の画素の画素値が加算されるように合成画像データOUTと加算画像データIとの加算処理は行われる。
フレーム合成回路62はループ変数iに1加算し(ステップS23)、加算後のループ変数iが合成画像枚数NT未満であるかを判定する(ステップS24)。ループ変数iが合成画像枚数NT未満であれば(S24:YES)、画像合成区間内の全ての撮影画像及び補間画像の加算が終了していないので、ステップS17の処理が行われる。一方、ループ変数iが合成画像枚数NT未満でなければ(S24:NO)、画像合成区間内の全ての撮影画像及び補間画像の加算が終了したので、フレーム合成回路62は合成画像データOUTの各画素に対応する値を合成画像枚数NTで除算し、除算結果を合成画像データOUTとすることによって合成画像データOUTの更新を行い、更新後の合成画像データOUTをメモリ52に記録する(ステップS25)。
このように、合成画像は撮影画像に加えて補間画像も用いて生成されるので、合成画像は画像合成区間の時間幅をシャッター開放期間として撮影された静止画像に近似した画像になる。
<画像合成処理の例>
図3の撮像装置1によって行われる画像合成処理の例を図7から図9を参照しつつ説明する。但し、連写間隔の時間幅をTa、露光区間の時間幅をTb、無撮影区間の時間幅をTcとする。
[画像合成処理の例(その1)]
図7は、連写間隔の時間幅Taが露光区間の時間幅Tbの整数倍である場合における、撮像装置1が行う画像合成処理の一例を示す図である。但し、連写間隔の時間幅Taは露光区間の時間幅Tbの2倍であり(Ta=2Tb)、画像合成区間は図7に示す通りであるとする。なお、この例では、無撮影区間の時間幅が露光区間の時間幅の1倍である(Tb=Tc)。
CPU51はフレーム合成回路62に対して画像合成区間の開始位置と終了位置との設定を行う(ステップS11,S12)。フレーム補間回路61は1つの無撮影区間を補間するための補間画像の補間枚数Nを計算し、ここではN=1になる(ステップS13)。また、フレーム合成回路62は画像合成する撮影画像及び補間画像の合計枚数(合成画像枚数)NTを計算し、ここではNT=7になる(ステップS14)。フレーム合成回路62は、ループ変数i及び合成画像データOUTを初期化する(ステップS15,S16)。
ループ変数の値“0”に相当する画像は撮影画像A3である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像A3の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“1”が画像合成枚数“7”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“1”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像A3,A4の撮影画像データから補間画像B1の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像B1の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“2”が画像合成枚数“7”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“2”に相当する画像は撮影画像A4である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像A4の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“3”が画像合成枚数“7”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“3”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像A4,A5の撮影画像データから補間画像B2の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像B2の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“4”が画像合成枚数“7”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“4”に相当する画像は撮影画像A5である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像A5の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“5”が画像合成枚数“7”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“5”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像A5,A6の撮影画像データから補間画像B3の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像B3の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“6”が画像合成枚数“7”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“6”に相当する画像は撮影画像A6である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像A6の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。なお、合成画像データOUTの画像は図7の合成画像Cになる。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“7”が画像合成枚数“7”未満でないと判定する(ステップS23、ステップS24のNO)。フレーム合成回路62は合成画像Cの合成画像データOUTを画像合計枚数“7”で除算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS25)。なお、合成画像データOUTの画像は図7の合成画像Dになる。
この例では、合成画像は、画像合成区間内で時間抜けがなく且つ重複期間のない、画像合成区間の時間幅をシャッター開放期間とする静止画像と等価な画像となる。
[画像合成処理の例(その2)]
図8は、連写間隔の時間幅Taが露光区間の時間幅Tbの整数倍である場合における、撮像装置1が行う画像合成処理の他の例を示す図である。但し、連写間隔の時間幅Taは露光区間の時間幅Tbの3倍であり(Ta=3Tb)、画像合成区間は図8に示す通りであるとする。なお、この例では、無撮影区間の時間幅が露光区間の時間幅の2倍である(2Tb=Tc)。
CPU51はフレーム合成回路62に対して画像合成区間の開始位置と終了位置との設定を行う(ステップS11,S12)。フレーム補間回路61は1つの無撮影区間を補間するための補間画像の補間枚数Nを計算し、ここではN=2になる(ステップS13)。また、フレーム合成回路62は画像合成する撮影画像及び補間画像の合計枚数(合成画像枚数)NTを計算し、ここではNT=8になる(ステップS14)。フレーム合成回路62は、ループ変数i及び合成画像データOUTを初期化する(ステップS15,S16)。
ループ変数の値“0”に相当する画像は撮影画像E2である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像E2の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“1”が画像合成枚数“8”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“1”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像E2,E3の撮影画像データから補間画像F1の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像F1の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“2”が画像合成枚数“8”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“2”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像E2,E3の撮影画像データから補間画像F2の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像F2の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“3”が画像合成枚数“8”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“3”に相当する画像は撮影画像E3である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像E3の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“4”が画像合成枚数“8”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“4”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像E3,E4の撮影画像データから補間画像F3の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像F3の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“5”が画像合成枚数“8”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“5”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像E3,E4の撮影画像データから補間画像F4の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像F4の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“6”が画像合成枚数“8”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“6”に相当する画像は撮影画像E4である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像E4の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“7”が画像合成枚数“8”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“7”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像E4,E5の撮影画像データから補間画像F5の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像F5の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。なお、合成画像データOUTの画像は図8の合成画像Gになる。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“8”が画像合成枚数“8”未満でないと判定する(ステップS23、ステップS24のNO)。フレーム合成回路62は合成画像Gの合成画像データOUTを画像合計枚数“8”で除算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS25)。なお、合成画像データOUTの画像は図8の合成画像Hになる。
この例では、合成画像は、画像合成区間内で時間抜けがなく且つ重複期間のない、画像合成区間の時間幅をシャッター開放期間とする静止画像と等価な画像となる。
[画像合成処理の例(その3)]
図9は、連写間隔の時間幅Taが露光区間の時間幅Tbの整数倍でない場合における、撮像装置1が行う画像合成処理の一例を示す図である。但し、連写間隔の時間幅Taは露光区間の時間幅Tbの3倍より大きく、且つ4倍より小さく(3Tb<Ta<4Tb)、画像合成区間は図9に示す通りであるとする。なお、この例では、無撮影区間の時間幅Tcが露光区間の時間幅Tbの2倍より大きく、3倍より小さい(2Tb<Tc<3Tb)。
CPU51はフレーム合成回路62に対して画像合成区間の開始位置と終了位置との設定を行う(ステップS11,S12)。フレーム補間回路61は1つの無撮影区間を補間するための補間画像の補間枚数Nを計算し、ここではN=3になる(ステップS13)。また、フレーム合成回路62は画像合成する撮影画像及び補間画像の合計枚数(合成画像枚数)NTを計算し、ここではNT=9になる(ステップS14)。フレーム合成回路62は、ループ変数i及び合成画像データOUTを初期化する(ステップS15,S16)。
ループ変数の値“0”に相当する画像は撮影画像I2である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像I2の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“1”が画像合成枚数“9”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“1”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像I2,I3の撮影画像データから補間画像J1の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像J1の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“2”が画像合成枚数“9”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“2”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像I2,I3の撮影画像データから補間画像J2の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像J2の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“3”が画像合成枚数“9”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“3”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像I2,I3の撮影画像データから補間画像J3の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像J3の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“4”が画像合成枚数“9”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“4”に相当する画像は撮影画像I3である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像I3の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“5”が画像合成枚数“9”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“5”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像I3,I4の撮影画像データから補間画像J4の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像J4の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“6”が画像合成枚数“9”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“6”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像I3,I4の撮影画像データから補間画像J5の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像J5の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“7”が画像合成枚数“9”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“7”に相当する画像は撮影画像でない(ステップS17のNO)ので、フレーム補間回路61は撮影画像I3,I4の撮影画像データから補間画像J6の補間画像データを生成する(ステップS19,20)。そして、フレーム合成回路62は補間画像J6の補間画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS21,S22)。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“8”が画像合成枚数“9”未満であると判定する(ステップS23、ステップS24のYES)。ループ変数の値“8”に相当する画像は撮影画像I4である(ステップS17のYES)ので、フレーム合成回路62は撮影画像I4の撮影画像データを加算画像データIとして合成画像データOUTに加算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS18,S22)。なお、合成画像データOUTの画像は図9の合成画像Kになる。
続いて、フレーム合成回路62は1加算後のループ変数iの値“9”が画像合成枚数“9”未満でないと判定する(ステップS23、ステップS24のNO)。フレーム合成回路62は合成画像Kの合成画像データOUTを画像合計枚数“9”で除算し、合成画像データOUTの更新を行う(ステップS25)。なお、合成画像データOUTの画像は図9の合成画像Lになる。
この例では、合成画像は、撮影画像と補間画像とが一部重複し、補間画像同士も一部重複するものの、画像合成区間内で時間抜けがない、画像合成区間の時間幅をシャッター開放期間とする静止画像によく似た画像となる。
≪第2の実施の形態≫
以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。但し、本実施の形態の撮像装置1aは、第1の実施の形態の撮像装置1に連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’の正の整数倍になるように連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’の調整を行う機能を付加したものである。なお、撮像装置1aでは連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’の1倍になる場合を除いて無撮影区間の時間幅は露光区間の時間幅の正の整数倍になる。
撮像装置1aは撮像装置1が行う画像合成処理(図5参照)と実質的に同じ画像合成処理を行って撮影画像から合成画像を生成する。
<撮像装置の機能構成>
本実施の形態の撮像装置1aの機能構成について図10を参照しつつ説明する。図10は本実施の形態の撮像装置1aの機能ブロック図である。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態の構成要素と実質的に同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明が適用できるため本実施の形態ではその説明を省略する。
撮像装置1aのCPU51aは、連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’の正の整数倍になるように連写間隔Δtとシャッター開放期間Δt’の決定を行うとともに、絞り53cの絞り値の決定を行う。CPU51aは決定した絞り値になるように絞り駆動回路56の制御を行う。また、CPU51aは決定した連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’で連写が行われるように撮影制御回路58の制御を行う。
<撮像装置の動作>
以下、図10の撮像装置1aが行う連写処理について図11を参照しつつ説明する。図11は図10の撮像装置1aが行う連写処理の流れを示すフローチャートである。但し、CPU51aはメモリ52から図11に示す動作フローが記述されたプログラムを読み出して、読み出したプログラムを実行する。なお、ユーザは連写間隔Δtを指定し、CPU51aは指定された連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’の正の整数倍になるようにシャッター開放期間Δt’の決定を行う。
CPU51aは、ユーザ操作によって連写モードスイッチ3が連写モードの位置に動かされると、撮影装置1aの撮影モードを連写モードに設定する(ステップS51)。CPU51aはユーザから連写間隔Δtの指定を受け付けるための例えば図12に一例を示すGUIを液晶モニタ9に表示する。ユーザはGUIの入力領域9aを利用して連写間隔Δtの指定を行い、CPU51aはユーザによって指定された連写間隔Δtを撮影制御回路58に設定する(ステップS52)。
CPU51aは、現在の光量から許容されるシャッター開放期間の範囲を特定し、ユーザによって指定された連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’の正の整数倍になるような、特定したシャッター開放期間の範囲内のシャッター開放期間Δt’を求め、求めたシャッター開放期間Δt’を撮影制御回路58に設定する(ステップS53)。CPU51aは、現在の光量に対応したメモリ52に記録されたシャッター開放期間と絞り値との関係を利用して、ステップS53で求められたシャッター開放期間Δt’に対応した絞り値を求め、求めた絞り値に従って絞り駆動回路56の制御を行い、これによって絞り53cの調節を行う(ステップS54)。
CPU51aは撮影ボタン2の押下が行われたかを判定し(ステップS55)、撮影ボタン2の押下が行われるまで(S55:NO)ステップS55の処理を行う。撮影ボタン2の押下が行われると(S55:YES)、撮影ボタン2の押下がされている間(S56:NO)、CPU51aによって制御された撮影制御回路58は撮影素子57が連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’に従って電荷の蓄積及び蓄積した電荷量に応じたアナログ値の出力を繰り返して行うように撮像素子57の制御を行う。これによって、撮像素子57は連写間隔Δt及びシャッター開放期間Δt’に従って電荷の蓄積及び蓄積した電荷量に応じたアナログ値の出力を繰り返し行う。撮像素子57から出力されたアナログ値はフロントエンド部59によってデジタルデータに変換され、フロントエンド部59から出力されたデジタルデータはDSP60によって色空間で表現される撮影画像データに変換され、撮影画像データがメモリ52に記録される(ステップS57)。撮影ボタン2の押下が終了すると(S56:YES)、撮影装置1aは連写処理を終了する。なお、図11の動作フローでは、撮影ボタン2が押下されている間は連写処理が行われるようになっているが、メモリ52がいっぱいになった場合にも連写処理が終了するようにしてもよい。
但し、本実施の形態では、フレーム補間回路61及びフレーム合成回路62は上述したようにして得られた複数枚の撮影画像を利用して合成画像処理(図5参照)を行うことになる。本実施の形態では、無撮影区間がないか、無撮影区間の時間幅が露光区間の時間幅の整数倍になるので、画像合成区間内で時間抜けがなく且つ重複期間のない合成画像が得られる。
≪補足≫
本発明は上記の実施の形態で説明した内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するためのいかなる形態においても実施可能であり、例えば、以下であってもよい。
(1)上記の各実施の形態では、フレーム補間回路61及びフレーム合成回路62が撮像装置1,1a内にあるとして説明したが、これに限らず、撮像装置以外の別の装置にフレーム補間回路16及びフレーム合成回路17を備えるようにしてもよい。なお、例えば、別の装置と撮像装置とを有線接続して、別の装置は撮像装置から連写された複数枚の撮像画像の撮像画像データを入手するようにする。
(2)上記の各実施の形態では、フレーム補間回路61は、連写間隔をΔt、シャッター開放期間をΔt’とした場合、(N−1)×Δt’<Δt−Δt’≦N×Δt’を満たすN(Nは正の整数)枚の補間画像を生成しているが、これに限らず、例えば次のような枚数の補間画像を生成するようにしてもよい。
上記の各実施の形態において、無撮影区間の時間幅が撮影区間の時間幅のN(Nは正の整数)倍である場合、フレーム補間回路61はNより多い枚数の補間画像を生成するようにしてもよく、また、Nより少ない枚数の補間画像を生成するようにしてもよい。
上記の第1の実施の形態において、無撮影区間の時間幅が撮影区間の時間幅の整数倍でない場合、フレーム補間回路61はN×Δt’<Δt−Δt’を満たすN(Nは正の整数)枚の補間画像を生成するようにしてもよく、この場合には画像(撮影画像、補間画像)同士が重複していない合成画像が得られる。特に、フレーム補間回路61はN×Δt’<Δt−Δt’を満たす最大のN(Nは正の整数)枚の補間画像を生成するようにすれば、画像(撮影画像、補間画像)同士が重複せず、時間抜けがない合成画像の生成が可能になる。
また、上記の第1の実施の形態において、無撮影区間の時間幅が撮影区間の時間幅の整数倍でない場合、フレーム補間回路61はΔt−Δt’<(N−1)×Δt’を満たすN(Nは正の整数)枚の補間画像を生成するようにしてもよい。
(3)上記の第1の実施の形態で説明した補間画像の生成では、無撮影区間の時間幅が露光区間の時間幅の整数倍でない場合、画像(撮影画像、補間画像)同士の重複する部分の期間が互いに等しくなるように補間画像を生成してもよく、互いに等しくならないように補間画像を生成するようにしてもよい。
(4)上記の第1の実施の形態で説明した補間画像の生成では、2枚の撮影画像を利用して補間画像を生成するようにしたが、これに限らず、例えば、3枚以上の撮影画像を利用して補間画像を生成するようにしてもよい。また、図9の補間画像J1と撮影画像I3とから補間画像J2を生成するなど、補間画像と撮影画像とから補間画像を生成するようにしてもよく、図8の補間画像J1と補間画像J3とから補間画像J2を生成するなど、補間画像と補間画像とから補間画像を生成するようにしてもよい。
(5)上記の第2の実施の形態では、ユーザが連写間隔Δtを指定し、連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’の正の整数倍になるようなシャッター開放期間Δt’を算出することによって、連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’の正の整数倍になるようにしている。しかしながら、これに限らず、例えば次のようなものであってもよい。ユーザが調節した絞り値に対応するシャッター開放期間Δt’を計算し、或いは、ユーザがシャッター開放期間Δt’を指定し、連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’の正の整数倍になるような連写間隔Δtを算出することによって、連写間隔Δtがシャッター開放期間Δt’の正の整数倍になるようにしてもよい。
(6)上記の第1の実施の形態で図5の動作フローを参照しつつ説明した画像合成処理を記述したプログラムをメモリに格納し、例えばCPUがメモリに記録されているプログラムを読み出して実行し、CPUがフレーム補間回路61及びフレーム合成回路62の処理などを実行する機能部として動作するようにしてもよい。また、このプログラムを記録媒体に記録し、頒布するようにしてもよい。
上記の第2の実施の形態で図11の動作フローを参照しつつ説明した撮像処理を記述したプログラムを記録媒体に記録し、頒布するようにしてもよい。また、図11の動作フローに示す処理内容をCPU51a以外のデバイスで実行するようにしてもよい。
なお、変形例においても同様である。
(7)上記の各実施の形態などの各構成は、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらは、個別に1チップ化されてもよいし、各実施の形態の全ての構成または一部の構成を含むように1チップ化されてもよい。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限られるものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらに、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適応等が可能性としてあり得る。
本発明は、連写された撮像画像から実際の露光時間より露光時間の長い合成画像の生成に有用である。
1 撮像装置
51 CPU
52 メモリ
53 撮像光学系機構
54 フォーカス駆動回路
55 ズーム駆動回路
56 絞り駆動回路
57 撮像素子
58 撮影制御回路
59 フロントエンド部
60 DSP
61 フレーム補間回路
62 フレーム合成回路
63 圧縮伸張回路
64 メモリカード

Claims (10)

  1. 所定の時間間隔で連続撮影された撮影画像を利用して所定の時間区間に係る合成画像を生成する画像合成装置であって、
    露光する露光区間の時間幅及び露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間の時間幅から当該無撮影区間に補間する補間画像の枚数を決定し、決定した枚数の補間画像を、前記無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間部と、
    所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間部によって生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成部と、
    を備える画像合成装置。
  2. 前記補間部は前記無撮影区間の全てが補間されるように1枚以上の補間画像を生成する
    請求項1記載の画像合成装置。
  3. 前記無撮影区間の時間幅が前記露光区間の時間幅のN(Nは正の整数)倍である場合、
    前記補間部はN枚の補間画像を生成する
    請求項2記載の画像合成装置。
  4. 前記無撮影区間の時間幅が前記露光区間の時間幅の正の整数倍でない場合、
    前記補間部は、前記露光区間の時間幅の(N−1)倍が前記無撮影区間の時間幅より小さく且つ前記露光区間の時間幅のN倍が前記無撮影区間の時間幅より大きくなるような正の整数のNを求め、N枚の補間画像を生成する
    請求項2記載の画像合成装置。
  5. 前記補間部は、
    前記補間画像の生成を、前記双方の露光区間の撮影画像間で動いている部分の各前記撮影画像の夫々における位置及び前記無撮影区間に補間する補間画像の枚数に基づいて、前記補間画像における当該動いている部分の位置を決定することによって行う
    請求項1記載の画像合成装置。
  6. 所定の時間間隔で連続撮影された撮影画像を利用して所定の時間区間に係る合成画像を生成する画像合成方法であって、
    露光する露光区間の時間幅及び露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間の時間幅から当該無撮影区間に補間する補間画像の枚数を決定し、決定した枚数の補間画像を、前記無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間ステップと、
    所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間ステップにおいて生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成ステップと、
    を有する画像合成方法。
  7. 所定の時間間隔で連続撮影された撮影画像を利用して所定の時間区間に係る合成画像を生成する画像合成装置としてのコンピュータに、
    露光する露光区間の時間幅及び露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間の時間幅から当該無撮影区間に補間する補間画像の枚数を決定し、決定した枚数の補間画像を、前記無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間ステップと、
    所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間ステップにおいて生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成ステップと、
    を実行させる画像合成プログラム。
  8. 所定の時間間隔で連続撮影された撮影画像を利用して所定の時間区間に係る合成画像を生成する集積回路であって、
    露光する露光区間の時間幅及び露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間の時間幅から当該無撮影区間に補間する補間画像の枚数を決定し、決定した枚数の補間画像を、前記無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間回路と、
    所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間回路によって生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成回路と、
    を備える集積回路。
  9. 撮像部と、
    連続撮影を行う時間間隔が露光する露光区間の時間幅の正の整数倍になるように前記撮像部の連続撮影を制御する制御部と、
    露光区間の時間幅及び露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間の時間幅から当該無撮影区間に補間する補間画像の枚数を決定し、決定した枚数の補間画像を、前記無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間部と、
    所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間部によって生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成部と、
    を備える撮像システム。
  10. 連続撮影を行う時間間隔が露光する露光区間の時間幅の正の整数倍になるように撮像部の連続撮影を制御する制御ステップと、
    露光区間の時間幅及び露光区間と次の露光区間との間の無撮影区間の時間幅から当該無撮影区間に補間する補間画像の枚数を決定し、決定した枚数の補間画像を、前記無撮影区間に時間的に隣接する双方の露光区間の撮影画像に基づいて生成する補間ステップと、
    所定の時間区間において撮影された撮影画像と当該時間区間の前記補間ステップにおいて生成された補間画像とに基づいて撮影画像と補間画像との同じ位置の画素が重なるように当該所定の時間区間に係る合成画像を生成する合成ステップと、
    有する撮像方法。
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