JP5224962B2 - デジタル放送受信装置およびデジタル放送に多重化されたipパケットの取得方法 - Google Patents

デジタル放送受信装置およびデジタル放送に多重化されたipパケットの取得方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタル放送受信装置およびデジタル放送に多重化されたIPパケットの取得方法に関し、特に、通常のストリーミング放送に加えてIPパケットデータが多重化されたデジタル放送を受信する技術に関する。
近年、IP(Internet Protocol)データを構成するIPパケットを、MPEG−2データを含むMPEG2−TS(Transport Stream)パケット(以下、TSパケットと称する)に多重化して、放送局から放送受信装置に対しデジタル放送信号によるTSパケットの送信を行う放送システムが実現している(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006−287750号公報
図9は、従来の放送受信装置の構成例を示すブロック図である。放送受信装置1の放送チューナ3は、受信アンテナ2を介してデジタル放送信号を受信し、復調処理を行う。放送チューナ3による復調処理により、受信したデジタル放送信号からTSパケットが抽出され、TSデコーダ4に送られる。TSデコーダ4は、TSパケットに対して所定の復号処理を行い、MPEG−2パケット(映像/音声パケット)とIPパケットとを分離抽出する。映像音声デコーダ5は、TSデコーダ4により分離抽出された映像/音声パケットを復号(伸張)し、復号した映像データをOSD(On Screen Display)表示処理部6へ出力する一方、同様に復号した音声データを外部のスピーカ7へ出力する。一方、データデコーダ9は、TSデコーダ4により分離抽出されたIPパケットを復号し、復号したIPデータ(例えば、HTMLデータ、XMLデータ等)をWWWブラウザ9を介してOSD表示処理部6へ出力する。OSD表示処理部6は、データデコーダ8からWWWブラウザ9を介して出力されたIPデータを元にOSD表示画像を生成し、この生成したOSD表示画像と、映像音声デコーダ5が出力する映像データによる画像とを合成した合成画像をモニタ10へ出力する。
ところで、車載用や携帯用等の放送受信装置の場合には、デジタル放送信号を受信しながら移動すると、受信環境が変化することにより受信電波状況がその都度変化するため、受信電波状況の悪い地点では一部のTSパケットを取得できないことがある。この場合でも、放送局から同じTSパケットがカルーセル方式で周期的に繰り返し伝送されてくるので、欠落したTSパケットを後から取得することができる。
しかしながら、カルーセル方式の再送間隔は、一般的に放送局側で任意に決定されるパラメータであるため、受信側ではTSパケットが再送されてくるまでの時間はまったく分からない。よって、放送局からカルーセル方式で再送されてくるTSパケットを受信するまでの時間が長い場合(すなわち、カルーセル方式の再送周期が長い場合)、それだけ再送されてきたIPデータを取得してユーザに提示するまでの時間も長くなってしまうという問題があった。この問題は特に、TSパケットに含まれるIPパケットに含まれるIPデータが、リアルタイム性を要求されるデータ(例えば、映像音声デコーダ5から出力される映像との同期が要求されるWebデータ)である場合には顕著に現れる。
なお、受信状態が悪くなることで地上デジタルテレビジョンの放送受信が困難になった場合でも、シームレスに地上デジタル放送の視聴を可能にする技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。具体的には、地上デジタルテレビジョン放送受信でのエラー発生レベルを常に監視し、受信電界強度が低下してエラー訂正限界になる直前に携帯電話網を用いてIPネットワーク網に接続し、IP再送信コンテンツを受信する。
特開2007−158492号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術では、地上デジタルテレビジョンの放送受信が困難になった場合、地上デジタルテレビジョン受信による番組視聴からIPネットワークでの通信による番組視聴にシームレスに切り換えるため、一部のTSパケットを取得できないときには欠落したTSパケットを後から取得することができないという問題があった。すなわち、映像音声デコーダ5から出力される映像との同期が要求されるWebデータが表示されないままとなることもある。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、デジタル放送波の受信状況が悪くて欠落パケットが生じた場合であっても、その欠落したIPパケットをできるだけ短い時間で取得して、当該取得したIPパケットを含めて構成されるIPデータをユーザに提示するまでの時間をなるべく短くできるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、デジタル放送信号の受信を開始してからの経過時間が所定時間を経過する度に、放送回線を介して取得するIPデータを構成する複数のパケットのうち取得されなかったパケットを欠落パケットとして特定し、当該特定した欠落パケットの送信を通信回線を介して、当該IPデータを記憶するサーバに要求し、その要求に応じてサーバから通信回線を介して欠落パケットを受信するようにしている。
欠落パケットを特定するタイミングは、デジタル放送信号の受信を開始してからの経過時間が所定時間を経過する度に代えて、IPパケットバッファに所定数のパケットが溜まる毎にしてもよいし、IPパケットバッファの記憶領域の全てに情報が記憶される毎にしてもよいし、IPパケットバッファに記憶されるIPデータID情報が切り替わる毎にしてもよい。
上記のように構成した本発明によれば、IPデータを構成する複数のパケットのうち、放送回線経由で取得できなかった欠落パケットを通信回線経由で取り直すことができるので、デジタル放送波の受信状況が悪くてIPパケットが欠落した場合であっても、カルーセル方式で同じパケットが再送されてくるまで待つ必要がなくなり、欠落パケットを直ちに取得できる。したがって、放送回線経由で欠落したIPパケットも含めて構成されるIPデータをなるべく短い時間でユーザに提示することができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態によるデジタル放送受信システム100の全体構成例を示す図である。図1に示すように、デジタル放送受信システム100は、デジタル放送送信装置120、デジタル放送受信装置140、スピーカ160、モニタ180、携帯電話端末200およびWebサーバ220を備えて構成されている。このうち、デジタル放送送信装置120は、例えば放送局に設置される。デジタル放送受信装置140、スピーカ160、モニタ180および携帯電話端末200は、例えばデジタル放送が視聴される視聴者宅に設置される。Web記憶サーバ220は、例えばデータ配信センタに設置される。そして、デジタル放送送信装置120とデジタル放送受信装置140の間が放送回線で接続されている。また、デジタル放送受信装置140、携帯電話端末200、Webサーバ220の間が有線または無線の通信回線にて接続されている。
次に、デジタル放送送信装置120の機能構成について説明する。図1に示すように、デジタル放送送信装置120は、映像音声データ記憶部300、IPデータ記憶部320、番組スケジュール情報記憶部340、送信制御部360、多重化部380、送信部400およびIPパケット送信部420を備えて構成されている。
映像音声データ記憶部300は、デジタル動画データおよびデジタル静止画データを含む映像データと音声データとを記憶している。各デジタル映像データは、固有の識別番号として映像データIDが付されている。また、各音声データは、固有の識別番号として音声データIDが付されている。IPデータ記憶部320は、例えば、HTMLデータまたはXMLデータ等のIPデータを記憶している。各IPデータは、固有の識別番号としてIPデータIDが付されている。
番組スケジュール情報記憶部340は、番組スケジュール情報を記憶している。この番組スケジュール情報は、番組を識別するための番組IDを示す番組ID情報、番組の放送開始日時を示す放送開始日時情報、番組で使用される1つ以上の映像データに対応する映像データID情報、番組で使用される1つ以上の音声データに対応する音声データID情報、番組で使用される1つ以上のIPデータに対応するIPデータID情報、各IPデータをどのタイミングで後述するTSパケットに多重化するかを示すタイミング情報を関連付けたテーブル情報である。
送信制御部360は、番組スケジュール情報記憶部320に記憶されている番組スケジュール情報中の放送開始日時情報を参照して、図示しない時計部から取得した現在日時が、当該放送開始日時情報により示される放送開始日時に到達したか否かについて判定する。送信制御部360は、現在日時が放送開始日時に到達したと判定した場合、その放送開始日時情報に関連付けられた映像データID情報、音声データID情報およびIPデータID情報にそれぞれ対応する映像データ、音声データおよびIPデータをTSパケットへ多重化する処理を要求する多重化要求信号を多重化部380に出力する。ここで、多重化要求信号には、番組スケジュール情報中の放送開始日時情報に関連付けられた映像データID情報、音声データID情報およびIPデータID情報が含まれる。
多重化部380は、送信制御部360から出力された多重化要求信号を入力すると、その多重化要求信号に含まれる映像データID情報および音声データID情報に対応する映像データおよび音声データを映像音声データ記憶部300から取り出す。そして、多重化部380は、映像音声データ記憶部300から取り出した映像データおよび音声データを所定サイズに分割し、分割した映像データおよび音声データ毎にパケット化して複数の映像/音声パケットを生成する。多重化部380は、各映像/音声パケットに対して連番符号を付す。例えば、「1」〜「10」のように、若い番号から順に連番符号を付す。
また、多重化部380は、送信制御部360から出力された多重化要求信号を入力すると、その多重化要求信号に含まれるIPデータID情報に対応するIPデータをIPデータ記憶部320から取り出す。そして、多重化部380は、IPデータ記憶部320から取り出したIPデータを所定サイズに分割し、分割したIPデータ毎にパケット化して複数のIPパケットを生成する。多重化部380は、各IPパケットに対して連番符号を付す。例えば、「1」〜「10」のように、若い番号から順に連番符号を付す。なお、各IPパケットには、IPパケットに付された連番符号を示す連番符号情報とひとまとまりのIPデータを構成する複数のIPパケットの連番符号の範囲(例えば、1〜100)を示す構成情報とIPデータ毎に固有のIPデータID情報とが含められる。本実施形態では、ひとまとまりのIPデータとは、例えば1枚のWebページを構成するIPデータ全体のことをいう。
また、多重化部380は、1つ以上の映像/音声パケットと1つ以上のIPパケットとを多重化してTSパケットを生成する。なお、TSパケットに含まれる映像/音声パケットやIPパケットの連番符号は若い番号から順番になるとは限らない。多重化部380は、TSパケットを生成する度に当該TSパケットを送信部400に出力する。また、多重化部380は、TSパケットを構成するIPパケットを生成する度に、各IPパケットとその連番符号情報およびIPデータID情報とをIPパケット送信部420に出力する。
送信部400は、多重化部380から出力されたTSパケットに対して変調処理を行ってデジタル放送信号を生成する。送信部400は、デジタル放送信号を生成する度に、有線または無線の放送回線を介して当該デジタル放送信号をデジタル放送受信装置140に送信する。IPパケット送信部420は、多重化部380から出力された各IPパケットとその連番符号情報およびIPデータID情報とを受ける度に、それらをWebサーバ220に逐次送信する。
次に、デジタル放送受信装置140の機能構成について説明する。図1に示すように、デジタル放送受信装置140は、放送チューナ500(特許請求の範囲の受信部に相当する)、TSデコーダ520(特許請求の範囲の取得部に相当する)、映像音声デコーダ540、データデコーダ560(特許請求の範囲の取得部に相当する)、IPパケットバッファ580、計時部600、特定部620、送信要求部640、パケット受信部660、欠落パケットバッファ680、WWWブラウザ700およびOSD表示処理部720を備えて構成されている。なお、デジタル放送受信装置140には、その付属機器としてスピーカ160およびモニタ180が接続されている。
放送チューナ500は、放送回線を介してデジタル放送送信装置120の送信部400から送信されてくるデジタル放送信号を受信し復調処理を行う。そして、放送チューナ500は、復調処理によりデジタル放送信号からTSパケットを抽出し、当該抽出したTSパケットをTSデコーダ520に出力する。
TSデコーダ520は、放送チューナ500から出力されたTSパケットに対して所定の復号処理を行い、映像/音声パケットおよびIPパケットを分離抽出する。TSデコーダ520は、分離抽出した映像/音声パケットを映像音声デコーダ540に出力する。また、TSデコーダ520は、分離抽出したIPパケットをデータデコーダ560に出力する。
映像音声デコーダ540は、TSデコーダ520から出力された映像/音声パケットを復号し、復号により得た映像データをOSD表示処理部720に出力する。また、映像音声デコーダ540は、映像/音声パケットから復号により得た音声データをスピーカ160に出力する。
データデコーダ560は、TSデコーダ520から出力されたIPパケットを復号し、復号した連番符号情報および構成情報を、同じく復号したIPデータID情報に関連付けてIPパケットバッファ580に記憶する。また、データデコーダ560は、TSデコーダ520より得たIPパケットから復号したIPデータをWWWブラウザ700に出力する。
また、データデコーダ560は、欠落パケットバッファ680に記憶されている欠落パケットを必要に応じて取得して復号し、復号したIPデータをWWWブラウザ700に出力する。欠落パケットバッファ680から欠落パケットを取得して復号を行った場合、データデコーダ560は、その取得した欠落パケットを欠落パケットバッファ680から削除する。
計時部600は、放送チューナ500がデジタル放送信号の受信を開始してからの経過時間を算出する。また、計時部600は、経過時間の算出を開始してから所定時間(例えば、5秒)が経過する度に当該経過時間をリセットする(0秒に設定する)。すなわち、計時部600は、デジタル放送信号の受信を開始してから5秒のカウント動作を繰り返し行う。
特定部620は、計時部600により算出された経過時間が所定時間になった場合、IPパケットバッファ580に記憶されている連番符号情報、構成情報およびIPデータID情報に基づいて、構成情報により示される連番符号の範囲のうち、欠けている連番符号のIPパケットを欠落パケットとして特定する。例えば、あるIPデータID情報に対応する構成情報により示される連番符号の範囲が1〜10であって、IPパケットバッファ580に記憶されている連番符号情報により示される連番符号が1、2、3、4、6、8、9、10である場合には、特定部620は、欠けている連番符号(5、7)のIPパケットを欠落パケットとして特定する。IPパケットバッファ580に複数のIPデータID情報が記憶されているとき、特定部620は、各IPデータID情報毎に、構成情報および連番符号情報に基づいて欠落パケットを特定する。
また、特定部620は、欠落パケットの特定を行った場合は、IPパケットバッファ580に記憶されている情報を削除する。特定部620は、欠落パケットとして特定したIPパケットの連番符号およびこれに対応するIPデータID情報の組を示す欠落パケット情報を送信要求部640に出力する。
送信要求部640は、特定部620から出力された欠落パケット情報により示される欠落パケットの送信処理を要求する欠落パケット送信要求信号を携帯電話端末200に送信する。携帯電話端末200は、送信要求部640から送信された欠落パケット送信要求信号をWebサーバ220に送信する。ここで、欠落パケット送信要求信号には、欠落パケットに該当するIPパケットの連番符号情報およびIPデータID情報が含まれている。また、送信要求部640は、Webサーバ220のアドレスを保持しており、これを携帯電話端末200に伝える。
パケット受信部660は、送信要求部640による欠落パケット送信要求に応じて、Webサーバ220から携帯電話端末200を介して送信されたIPパケット(欠落パケット)を受信する。そして、パケット受信部660は、Webサーバ220から携帯電話端末200を介してIPパケットを受信する度に、当該受信したIPパケットを欠落パケットバッファ680に記憶する。
WWWブラウザ700は、データデコーダ560から出力されたIPデータを解析して表示画像を生成する。そして、WWWブラウザ700は、生成した表示画像をOSD表示処理部720に出力する。OSD表示処理部720は、WWWブラウザ700から出力された表示画像と、映像音声デコーダ540から出力された映像データによる表示画像とを合成して合成画像を生成する。そして、OSD表示処理部720は、生成した合成画像をモニタ180に出力する。
次に、Webサーバ220の機能構成について説明する。図1に示すように、Webサーバ220は、IPパケット受信部800、IPパケット記憶部820、欠落パケット取得部840および欠落パケット送信部860を備えて構成される。
IPパケット受信部800は、デジタル放送送信装置120のIPパケット送信部420から送信されたIPパケット、その連番符号情報およびIPデータID情報を受信する。そして、IPパケット受信部800は、受信したIPパケットを、その連番符号情報およびIPデータID情報に関連付けてIPパケット記憶部820に記憶する。
欠落パケット取得部840は、携帯電話端末200から送信された欠落パケット送信要求信号を受信する。その後、欠落パケット取得部840は、IPパケット記憶部820に記憶されている連番符号情報およびIPデータID情報を参照して、受信した欠落パケット送信要求信号に含まれる連番符号情報およびIPデータID情報に対応するIPパケットをIPパケット記憶部820から取得する。その後、欠落パケット取得部840は、IPパケット記憶部820から取得したIPパケット(欠落パケット)を欠落パケット送信部860に出力する。
欠落パケット送信部860は、欠落パケット取得部840から出力されたIPパケットを携帯電話端末200に送信する。携帯電話端末200は、欠落パケット送信部860から送信されたIPパケットをデジタル放送受信装置140のパケット受信部660に送信する。
次に、第1の実施形態におけるデジタル放送受信システム100の動作について説明する。図2および図3は、デジタル放送受信システム100の動作例を示すフローチャートである。なお、図3は、図2の続きのフローチャートである。図2におけるステップS100の処理は、デジタル放送送信装置120の送信制御部360が、番組スケジュール情報記憶部320に記憶されている番組スケジュール情報中の放送開始日時情報を参照して、時計部から取得した現在日時が、当該放送開始日時情報により示される放送開始日時に到達したと判定したことにより開始する。
まず、送信制御部360は、放送開始日時情報に関連付けられた多重化要求信号を多重化部380に出力する(ステップS100)。多重化部380は、送信制御部360から出力された多重化要求信号を入力すると、その多重化要求信号に含まれる映像データID情報および音声データID情報に対応する映像データおよび音声データを映像音声データ記憶部300から取り出す。そして、多重化部380は、映像音声データ記憶部300から取り出した映像データおよび音声データを所定サイズに分割し、分割した映像データおよび音声データ毎にパケット化して複数の映像/音声パケットを生成する(ステップS120)。
また、多重化部380は、送信制御部360から出力された多重化要求信号を入力すると、その多重化要求信号に含まれるIPデータID情報に対応するIPデータをIPデータ記憶部320から取り出す。そして、多重化部380は、IPデータ記憶部320から取り出したIPデータを所定サイズに分割し、分割したIPデータ毎にパケット化して複数のIPパケットを生成する(ステップS140)。
次に、IPパケット送信部420は、ステップS140にて多重化部380により生成された各IPパケットとその連番符号情報およびIPデータID情報とをWebサーバ220に送信する(ステップS160)。Webサーバ220のIPパケット受信部800は、デジタル放送送信装置120のIPパケット送信部420から送信されたIPパケット、その連番符号情報およびIPデータID情報を受信する。そして、IPパケット受信部800は、受信したIPパケットを、その連番符号情報およびIPデータID情報に関連付けてIPパケット記憶部820に記憶する(ステップS180)。
次に、多重化部380は、1つ以上の映像/音声パケットと1つ以上のIPパケットとを多重化してTSパケットを生成する(ステップS200)。次に、送信部400は、多重化部380により生成されたTSパケットに対して変調処理を行ってデジタル放送信号を生成し、有線または無線の放送回線を介してデジタル放送受信装置140に送信する(ステップS220)。デジタル放送受信装置140の放送チューナ500は、放送回線を介してデジタル放送送信装置120の送信部400から送信されてくるデジタル放送信号を受信し復調処理を行う。
次に、計時部600は、放送チューナ500がデジタル放送信号の受信を開始してからの経過時間の算出を開始する(ステップS240)。次に、TSデコーダ520は、放送チューナ500から出力されたTSパケットに対して所定の復号処理を行い、映像/音声パケットおよびIPパケットを分離抽出する(ステップS260)。TSデコーダ520は、分離抽出した映像/音声パケットを映像音声デコーダ540に出力する。また、TSデコーダ520は、分離抽出したIPパケットをデータデコーダ560に出力する。
次に、映像音声デコーダ540は、TSデコーダ520から出力された映像/音声パケットを復号し、復号した映像データをOSD表示処理部720に出力する(ステップS280)。また、データデコーダ560は、TSデコーダ520から出力されたIPパケットを復号し、復号したIPデータをWWWブラウザ700に出力する(ステップS300)。また、データデコーダ560は、ステップS300での復号により得た連番符号情報および構成情報を、同じく復号により得たIPデータID情報に関連付けてIPパケットバッファ580に記憶する(ステップS320)。
次に、計時部600は、経過時間が所定時間(例えば、5秒)に到達したか否かについて判定する(ステップS340)。もし、経過時間が所定時間に到達していないと計時部600にて判定した場合(ステップS340にてNO)、処理はステップS440に遷移する。一方、経過時間が所定時間に到達したと計時部600にて判定した場合(ステップS340にてYES)、計時部600は、経過時間をリセットして再びゼロから経過時間のカウントを開始する(ステップS360)。次に、デジタル放送受信装置140、携帯電話端末200およびWebサーバ220は、後述する欠落パケット取得処理(図4参照)を実行する(ステップS380)。
ステップS380における欠落パケット取得処理の終了後、データデコーダ560は、欠落パケットバッファ680に欠落パケットが記憶されているか否かについて判定する(ステップS400)。もし、欠落パケットバッファ680に欠落パケットが記憶されていないとデータデコーダ560にて判定した場合(ステップS400にてNO)、処理はステップS440に遷移する。一方、欠落パケットバッファ680に欠落パケットが記憶されているとデータデコーダ560にて判定した場合(ステップS400にてYES)、データデコーダ560は、欠落パケットバッファ680に記憶されている欠落パケットを復号し、復号したIPデータをWWWブラウザ700に出力する(ステップS420)。その後、データデコーダ560は、欠落パケットバッファ680に記憶されている欠落パケットを削除する。
次に、WWWブラウザ700は、ステップS300およびステップS420にてデータデコーダ560から出力されたIPデータを解析して表示画像を生成する(ステップS440)。次に、OSD表示処理部720は、WWWブラウザ700から出力された表示画像と、映像音声デコーダ540から出力された映像データによる表示画像とを合成して合成画像を生成する(ステップS460)。次に、OSD表示処理部720は、生成した合成画像をモニタ180に出力する(ステップS480)。また、映像音声デコーダ540は、ステップS260で復号した音声データをスピーカ160に出力する(ステップS500)。
次に、デジタル放送受信装置140は、ユーザによる電源オフ操作が行なわれたか否かについて判定する(ステップS520)。もし、電源オフ操作が行なわれていないとデジタル放送受信装置140にて判定した場合(ステップS520にてNO)、処理は、図2のステップS260に遷移する。一方、電源オフ操作が行なわれたとデジタル放送送信装置140にて判定した場合(ステップS520にてYES)、デジタル放送受信装置140は、図2、図3における処理を終了する。
一方、デジタル放送送信装置120では、多重化部380は、ステップS120およびS140にて生成された全ての映像/音声パケットおよびIPパケットを用いてTSパケットを生成したか否かについて判定する(ステップS540)。もし、ステップS120およびS140にて生成された全ての映像/音声パケットおよびIPパケットを用いてTSパケットを生成していないと多重化部380にて判定した場合(ステップS540にてNO)、処理は図2のステップS200に遷移する。一方、ステップS120およびS140にて生成された全ての映像/音声パケットおよびIPパケットを用いてTSパケットを生成したと多重化部380にて判定した場合(ステップS540にてYES)、デジタル放送送信装置120は、図2、図3における処理を終了する。
次に、図2のステップS380にて実行される欠落パケット取得処理について説明する。図3は、デジタル放送受信装置140、携帯電話端末200およびWebサーバ220による欠落パケット取得動作例を示すフローチャートである。まず、特定部620は、IPパケットバッファ580に記憶されている連番符号情報、構成情報およびIPデータID情報に基づいて、構成情報により示される連番符号の範囲のうち、欠けている連番符号のIPパケット(欠落パケット)があるか否かについて判定する(ステップS600)。もし、欠落パケットがないと特定部620にて判定した場合(ステップS600にてNO)、デジタル放送受信装置140、携帯電話端末200およびWebサーバ220は、図4における処理を終了する。
一方、欠落パケットがあると特定部620にて判定した場合(ステップS600にてYES)、特定部620は、欠落パケットとして特定したIPパケットの連番符号およびこれに対応するIPデータID情報の組を示す欠落パケット情報を送信要求部640に出力する(ステップS620)。次に、送信要求部640は、特定部620から出力された欠落パケット情報により示される欠落パケットの送信処理を要求する欠落パケット送信要求信号を携帯電話端末200に送信する(ステップS640)。携帯電話端末200は、送信要求部640から送信された欠落パケット送信要求信号をWebサーバ220に送信する。欠落パケット取得部840は、携帯電話端末200から送信された欠落パケット送信要求信号を受信する。
次に、欠落パケット取得部840は、IPパケット記憶部820に記憶されている連番符号情報およびIPデータID情報を参照して、受信した欠落パケット送信要求信号に含まれる連番符号情報およびIPデータID情報に対応するIPパケットをIPパケット記憶部820から取得する(ステップS660)。欠落パケット取得部840は、IPパケット記憶部820から取得したIPパケット(欠落パケット)を欠落パケット送信部860に出力する。
次に、欠落パケット送信部860は、欠落パケット取得部840から出力されたIPパケットを携帯電話端末200に送信する(ステップS680)。携帯電話端末200は、欠落パケット送信部860から送信されたIPパケットをデジタル放送受信装置140のパケット受信部660に送信する。パケット受信部660は、携帯電話端末200から送信されたIPパケットを受信する。
最後に、パケット受信部660は、Webサーバ220から携帯電話端末200を介して受信したIPパケット(欠落パケット)を欠落パケットバッファ680に記憶する(ステップS700)。ステップS700における処理が終了することにより、デジタル放送受信装置140、携帯電話端末200およびWebサーバ220は、図4における処理を終了する。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、計時部600により算出された経過時間が所定時間を経過する度に、特定部620がデータデコーダ560により取得されたIPパケットに含まれる連番符号情報、構成情報およびIPデータID情報に基づいて、構成情報により示される連番符号の範囲のうち、欠けている連番符号のIPパケットを欠落パケットとして特定する。そして、送信要求部640が当該特定した欠落パケットの送信を通信回線を介してWebサーバ220に要求し、その要求に応じてWebサーバ220から通信回線を介して欠落パケットをパケット受信部660にて受信するようにしている。
以上より、放送チューナ500で受信したデジタル放送信号中にIPパケットの欠落が生じても、その欠落パケットを通信回線経由で取得することができる。これにより、デジタル放送波の受信状況が悪くてIPパケットが欠落した場合であっても、カルーセル方式で同じパケットが再送されてくるまで待つ必要がなくなり、欠落パケットを直ちに取得できる。したがって、放送回線経由で欠落したIPパケットも含めて構成されるIPデータをなるべく短い時間でユーザに提示することができる。
なお、上記第1の実施形態では、計時部600により算出された経過時間が所定時間になる毎に欠落パケットの特定処理を行う例について説明したが、欠落パケットを特定するタイミングはこれに限定されない。例えば、IPパケットバッファ580に所定数のIPパケットが溜まる毎に欠落パケットの特定処理を行うようにしても良い。
また、IPパケットバッファ580の記憶領域の全てに情報が記憶される毎に欠落パケットの特定処理を行うようにしても良い。また、IPパケットバッファ580に記憶されるIPデータID情報が切り替わる毎に欠落パケットの特定処理を行うようにしても良い。このようにすれば、IPデータのまとまり毎に、実際に欠落しているIPパケットを的確に特定することができる。
また、上記第1の実施形態では、構成情報により示される連番符号の範囲の中で連番符号が欠落しているIPパケットを欠落パケットとして特定する例について説明したが、欠落パケットを特定する態様はこれに限定されない。例えば、IPパケットバッファ580にIPデータID情報毎に記憶されている連番符号情報の中で最小の連番符号および最大の連番符号を求め、その求めた最小の連番符号と最大の連番符号との間で欠けている連番符号に対応するIPパケットを欠落パケットとして特定しても良い。このようにすれば、例えば、所定時間単位、所定のパケット数単位で欠落パケットの特定処理を行った場合でも、実際に欠落しているIPパケットを的確に特定することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図5は、第2の実施形態によるデジタル放送受信システム100’の全体構成例を示すブロック図である。なお、この図5において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
第2の実施形態において、デジタル放送受信装置140’は、図1の計時部600を備えていない。また、デジタル放送受信装置140’は、図1のデータデコーダ560に代えてデータデコーダ560’を備えて構成される。また、デジタル放送受信装置140’は、図1の特定部620に代えて特定部620’を備えて構成される。なお、第2の実施形態では、多重化部380により生成されるTSパケットに含まれる映像/音声パケットやIPパケットの連番符号は若い番号から順番になるものとする。
第2の実施形態では、データデコーダ560’は、TSデコーダ520からIPパケットを連番符号の順番通りに取得する。データデコーダ560’は、TSデコーダ520から出力されたIPパケットを復号し、復号により得た連番符号情報を、同じく復号により得たIPデータID情報に関連付けてIPパケットバッファ580に記憶する。IPパケットバッファ580は、FIFO(First−In First−Out)方式で少なくとも2つのIPパケットに関する連番符号情報をIPデータID情報と共に記憶可能な記憶領域を有していれば良い。また、データデコーダ560’は、IPパケットから復号したIPデータをWWWブラウザ700に出力する。
また、データデコーダ560’は、欠落パケットバッファ680に記憶されている欠落パケットを必要に応じて取得して復号し、復号したIPデータをWWWブラウザ700に出力する。欠落パケットバッファ680から欠落パケットを取得して復号を行った場合、データデコーダ560は、その取得した欠落パケットを欠落パケットバッファ680から削除する。
特定部620’は、IPパケットバッファ580に記憶されている連番符号情報に基づいて、データデコーダ560’により今回取得されたIPパケットに付された連番符号と前回取得されたIPパケットに付された連番符号とが順番通りに連続しているか否かについて判定する。そして、連番符号が順番通りに連続していないと判定した場合、特定部620’は、今回取得されたIPパケットに付された連番符号と前回取得されたIPパケットに付された連番符号との間に存在する連番符号に対応するIPパケットを欠落パケットとして特定する。
例えば、データデコーダ560’により今回取得されたIPパケットに付された連番符号が5、前回取得されたIPパケットに付された連番符号が2である場合には、特定部620’は、今回取得されたIPパケットに付された連番符号(5)と前回取得されたIPパケットに付された連番符号(2)との間に存在する連番符号(3および4)に対応するIPパケットを欠落パケットとして特定する。特定部620’は、欠落パケットとして特定したIPパケットの連番符号およびこれに対応するIPデータID情報の組を示す欠落パケット情報を送信要求部640に出力する。
次に、第2の実施形態におけるデジタル放送受信システム100’の動作について説明する。図6および図7は、デジタル放送受信システム100’の動作例を示すフローチャートである。なお、図7は、図6の続きのフローチャートである。図6におけるステップS800の処理は、デジタル放送送信装置120の送信制御部360が、番組スケジュール情報記憶部320に記憶されている番組スケジュール情報中の放送開始日時情報を参照して、時計部から取得した現在日時が、当該放送開始日時情報により示される放送開始日時に到達したと判定したことにより開始する。なお、この図6において、ステップS800〜S1000は、図2のステップS100〜S220、ステップS260〜S320と同一の処理であるので、ここでは重複する説明を省略する。
図6のステップS1000でデータデコーダ560’が連番符号情報、構成情報およびIPデータID情報を関連付けてIPパケットバッファ580に記憶した後、図7のステップS1020において、デジタル放送受信装置140’、携帯電話端末200およびWebサーバ220が、後述する欠落パケット取得処理(図8参照)を実行する。なお、その後のステップS1040〜S1180の処理は、図3のステップS400〜S540の処理と同一であるので、ここでは重複する説明を省略する。
次に、図7のステップS1020にてデジタル放送受信装置140’、携帯電話端末200およびWebサーバ220により実行される欠落パケット取得処理について説明する。図8は、デジタル放送受信装置140’、携帯電話端末200およびWebサーバ220による欠落パケット取得の動作例を示すフローチャートである。
まず、特定部620’は、IPパケットバッファ580に記憶されている連番符号情報に基づいて、データデコーダ560’により今回取得されたIPパケットに付された連番符号と前回取得されたIPパケットに付された連番符号とが順番通りに連続しているか否かについて判定する(ステップS1300)。もし、今回取得されたIPパケットに付された連番符号と前回取得されたIPパケットに付された連番符号とが順番通りに連続していると特定部620’にて判定した場合(ステップS1300にてNO)、デジタル放送受信装置140’、携帯電話端末200およびWebサーバ220は、図8における処理を終了する。
一方、今回取得されたIPパケットに付された連番符号と前回取得されたIPパケットに付された連番符号とが順番通りに連続していないと特定部620’にて判定した場合(ステップS1300にてYES)、特定部620’は、今回取得されたIPパケットに付された連番符号と前回取得されたIPパケットに付された連番符号との間に存在する連番符号およびこれに対応するIPデータID情報の組を示す欠落パケット情報を送信要求部640に出力する(ステップS1320)。その後のステップS1340〜S1400の処理は、図4のステップS640〜S700の処理と同一であるので、ここでは重複する説明を省略する。
以上詳しく説明したように、第2の実施形態では、特定部620’は、データデコーダ560’により今回取得されたIPパケットに付された連番符号と前回取得されたIPパケットに付された連番符号とが順番通りに連続していない場合、今回取得されたパケットに付された連番符号と前回取得されたパケットに付された連番符号との間に存在する連番符号に対応するパケットを欠落パケットとして特定する。そして、送信要求部640が当該特定した欠落パケットの送信を通信回線を介してWebサーバ220に要求し、その要求に応じてWebサーバ220から通信回線を介して欠落パケットをパケット受信部660にて受信するようにしている。
以上より、データデコーダ560’によりIPパケットが取得される度に、今回取得されたIPパケットに付された連番符号と前回取得されたIPパケットに付された連番符号とが順番通りに連続していない場合には欠落パケットを通信回線経由で取得することができる。これにより、計時部600により算出された経過時間が所定時間になった時点で欠落パケットを通信回線経由で取得しにいく第1の実施形態よりも欠落パケットをより早く取得することができる。
なお、上記第1および第2の実施形態では、Webサーバ220がIPパケット記憶部820を備えている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、デジタル放送送信装置120がIPパケット記憶部820を備えるようにしても良い。この場合、送信要求部640からWebサーバ220に欠落パケット送信要求信号が送られてきたときに、Webサーバ220がデジタル放送送信装置120にアクセスして欠落パケットを取得し、それをパケット受信部660に送信する。具体的には、欠落パケット取得部840は、データ放送送信装置120のIPパケット記憶部820に記憶されている連番符号情報およびIPデータID情報を参照して、受信した欠落パケット送信要求信号に含まれる連番符号情報およびIPデータID情報に対応するIPパケットをIPパケット記憶部820から取得する。その後、欠落パケット送信部860は、欠落パケット取得部840により取得されたIPパケット(欠落パケット)を携帯電話端末200を介してデジタル放送受信装置140のパケット受信部660に送信する。このようにすれば、欠落パケットの送信要求が発生していない場合に、デジタル放送送信装置120およびWebサーバ220の間での無駄な通信が発生しないようにすることができる。
また、上記第1および第2の実施形態では、送信要求部640は、IPデータを構成する複数のIPパケットのうち特定部620(620’)により特定された欠落パケットのみの送信をWebサーバ220に要求する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、送信要求部640は、欠落パケット特定部620(620’)により特定された欠落パケットおよびそれ以外のIPパケットも含めて、ひとまとまりのIPデータを構成する全てのIPパケットを送信する処理をWebサーバ220に要求するようにしても良い。ただし、欠落したIPパケットのみをできるだけ短い時間で取得したい観点からは、IPデータを構成する複数のIPパケットのうち欠落パケット特定部620(620’)により特定された欠落パケットのみの送信をWebサーバ220に要求する方が好ましい。
また、上記第1および第2の実施形態では、デジタル放送受信装置140(140’)とWebサーバ220との間の通信回線は、携帯電話端末200を介して形成された通信回線である例について説明したが、他の通信端末(例えば、パソコン)を介して形成された通信回線であっても良い。
また、上記第1および第2の実施形態では、デジタル放送送信装置120とWebサーバ220とが別の構成である例について説明したが、デジタル放送送信装置120とWebサーバ220とが一体構成であっても良い。
また、上記第1および第2の実施形態では、欠落パケットの特定を連番符号情報およびIPデータID情報を用いて行っているが、本発明はこれに限定されない。例えば、異なるIPデータID情報に属する各IPパケットに対して全て固有の連番符号が付けられるのであれば、欠落パケットの特定を連番符号情報のみに基づいて行っても良い。
また、上記第1および第2の実施形態では、多重化部380は、TSパケットを生成する度に、そのTSパケットに含まれる各IPパケット、その連番符号情報およびIPデータID情報をIPパケット送信部420を介してWebサーバ220に送信する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、多重化部380は、全てのIPパケットを生成した時点で、各IPパケット、その連番符号情報およびIPデータID情報をIPパケット送信部420を介してWebサーバ220に送信するようにしても良いし、多重化して実際にデジタル放送信号を送信する前にあらかじめ各IPパケットとその連番符号情報およびIPデータID情報をWebサーバ220に送信しておいても良い。
また、上記第1および第2の実施形態では、デジタル放送送信装置120がIPデータ記憶部320を備える例について説明したが、Webサーバ220がIPデータ記憶部320を備えるようにしても良い。この場合、多重化部380は、送信制御部360から出力された多重化要求信号を入力すると、その多重化要求信号に含まれるIPデータID情報に対応するIPデータをWebサーバ220のIPデータ記憶部320から取得する。そして、多重化部380は、IPデータ記憶部320から取り出したIPデータを所定サイズに分割し、分割したIPデータ毎にパケット化して複数のIPパケットを生成する。
その他、上記第1および第2の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
第1の実施形態によるデジタル放送受信システムの全体構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態によるデジタル放送受信システムの動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるデジタル放送受信システムの動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるデジタル放送受信システムの動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるデジタル放送受信システムの全体構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態によるデジタル放送受信システムの動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるデジタル放送受信システムの動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるデジタル放送受信システムの動作例を示すフローチャートである。 従来のデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
100,100’ デジタル放送受信システム
120 デジタル放送送信装置
140,140’ デジタル放送受信装置
200 携帯電話端末
220 Webサーバ
500 放送チューナ
520 TSデコーダ
560,560’ データデコーダ
620,620’ 特定部
640 送信要求部
660 パケット受信部

Claims (10)

  1. 放送回線を介してデジタル放送信号を受信する受信部と、
    前記受信部が前記デジタル放送信号の受信を開始してからの経過時間を算出する計時部と、
    前記受信部により受信された前記デジタル放送信号からIPデータを構成する複数のパケットを取得する取得部と、
    前記計時部により算出された経過時間が所定時間を経過する度に、前記IPデータを構成する複数のパケットのうち前記取得部により取得されなかったパケットを欠落パケットとして特定する特定部と、
    前記複数のパケットのうち少なくとも前記特定部により特定された前記欠落パケットのみの送信を通信回線を介して、前記IPデータを記憶するサーバに要求する送信要求部と、
    前記送信要求部による要求に応じて、前記サーバから前記通信回線を介して送信されたパケットを受信するパケット受信部とを備え、
    前記パケットは、当該パケットに付された連番符号を示す連番符号情報および前記IPデータを構成する複数のパケットの連番符号の範囲を示す構成情報を含み、
    前記特定部は、前記取得部により取得されたパケットに含まれる前記連番符号情報および前記構成情報に基づいて、前記構成情報により示される連番符号の範囲のうち、欠けている連番符号のパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 放送回線を介してデジタル放送信号を受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記デジタル放送信号からIPデータを構成する複数のパケットを取得する取得部と、
    前記取得部により取得されたパケットを記憶するIPパケットバッファと、
    前記IPパケットバッファに所定数のパケットが溜まる毎に、前記IPデータを構成する複数のパケットのうち前記取得部により取得されなかったパケットを欠落パケットとして特定する特定部と、
    前記複数のパケットのうち少なくとも前記特定部により特定された前記欠落パケットのみの送信を通信回線を介して、前記IPデータを記憶するサーバに要求する送信要求部と、
    前記送信要求部による要求に応じて、前記サーバから前記通信回線を介して送信されたパケットを受信するパケット受信部とを備え、
    前記パケットは、当該パケットに付された連番符号を示す連番符号情報および前記IPデータを構成する複数のパケットの連番符号の範囲を示す構成情報を含み、
    前記特定部は、前記取得部により取得されたパケットに含まれる前記連番符号情報および前記構成情報に基づいて、前記構成情報により示される連番符号の範囲のうち、欠けている連番符号のパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  3. 請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、
    前記特定部は、前記IPパケットバッファに所定数のパケットが溜まる毎に代えて、前記IPパケットバッファの記憶領域の全てに情報が記憶される毎に、前記IPデータを構成する複数のパケットのうち前記取得部により取得されなかったパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  4. 請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、
    前記IPパケットバッファは、前記取得部により取得されたパケットを、デジタル放送の番組で使用される1つ以上のIPデータに対応するIPデータID情報と共に記憶するようになされ、
    前記特定部は、前記IPパケットバッファに所定数のパケットが溜まる毎に代えて、前記IPパケットバッファに記憶されるIPデータID情報が切り替わる毎に、前記IPデータを構成する複数のパケットのうち前記取得部により取得されなかったパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のデジタル放送受信装置において、
    前記取得部は、前記パケットを前記連番符号の順番通りに取得し、
    前記特定部は、前記取得部により取得されたパケットに含まれる前記連番符号情報および前記構成情報に基づいて、前記構成情報により示される連番符号の範囲のうち、欠けている連番符号のパケットを欠落パケットとして特定することに代えて、前記取得部により今回取得されたパケットに付された連番符号と前回取得されたパケットに付された連番符号とが順番通りに連続していない場合、前記今回取得されたパケットに付された連番符号と前記前回取得されたパケットに付された連番符号との間に存在する連番符号に対応するパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  6. 放送回線を介してデジタル放送信号を受信する第1のステップと、
    前記第1のステップにより受信された前記デジタル放送信号からIPデータを構成する複数のパケットを取得する第2のステップと、
    前記第1のステップにより前記デジタル放送信号の受信を開始してからの経過時間が所定時間を経過する度に、前記複数のパケットのうち前記第2のステップにより取得されなかったパケットを欠落パケットとして特定する第3のステップと、
    前記第3のステップにより特定された前記欠落パケットのみの送信を通信回線を介して、前記IPデータを記憶するサーバに要求する第4のステップと、
    前記第4のステップによる要求に応じて前記サーバから前記通信回線を介して前記欠落パケットを受信する第5のステップとを備え、
    前記パケットは、当該パケットに付された連番符号を示す連番符号情報および前記IPデータを構成する複数のパケットの連番符号の範囲を示す構成情報を含み、
    前記第3のステップでは、前記第2のステップにより取得されたパケットに含まれる前記連番符号情報および前記構成情報に基づいて、前記構成情報により示される連番符号の範囲のうち、欠けている連番符号のパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とするデジタル放送に多重化されたIPパケットの取得方法。
  7. 放送回線を介してデジタル放送信号を受信する第1のステップと、
    前記第1のステップにより受信された前記デジタル放送信号からIPデータを構成する複数のパケットを取得してIPパケットバッファに記憶させる第2のステップと、
    前記IPパケットバッファに所定数のパケットが溜まる毎に、前記複数のパケットのうち前記第2のステップにより取得されなかったパケットを欠落パケットとして特定する第3のステップと、
    前記第3のステップにより特定された前記欠落パケットのみの送信を通信回線を介して、前記IPデータを記憶するサーバに要求する第4のステップと、
    前記第4のステップによる要求に応じて前記サーバから前記通信回線を介して前記欠落パケットを受信する第5のステップとを備え、
    前記パケットは、当該パケットに付された連番符号を示す連番符号情報および前記IPデータを構成する複数のパケットの連番符号の範囲を示す構成情報を含み、
    前記第3のステップでは、前記第2のステップにより取得されたパケットに含まれる前記連番符号情報および前記構成情報に基づいて、前記構成情報により示される連番符号の範囲のうち、欠けている連番符号のパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とするデジタル放送に多重化されたIPパケットの取得方法。
  8. 請求項7に記載のデジタル放送に多重化されたIPパケットの取得方法において、
    前記第3のステップでは、前記IPパケットバッファに所定数のパケットが溜まる毎に代えて、前記IPパケットバッファの記憶領域の全てに情報が記憶される毎に、前記複数のパケットのうち前記第2のステップにより取得されなかったパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とするデジタル放送に多重化されたIPパケットの取得方法。
  9. 請求項7に記載のデジタル放送に多重化されたIPパケットの取得方法において、
    前記IPパケットバッファは、前記第2のステップにより取得されたパケットを、デジタル放送の番組で使用される1つ以上のIPデータに対応するIPデータID情報と共に記憶するようになされ、
    前記第3のステップでは、前記IPパケットバッファに所定数のパケットが溜まる毎に代えて、前記IPパケットバッファに記憶されるIPデータID情報が切り替わる毎に、前記複数のパケットのうち前記第2のステップにより取得されなかったパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とするデジタル放送に多重化されたIPパケットの取得方法。
  10. 請求項6〜9の何れか1項に記載のデジタル放送に多重化されたIPパケットの取得方法において
    前記第2のステップでは、前記パケットを前記連番符号の順番通りに取得し、
    前記第3のステップでは、前記第2のステップにより取得されたパケットに含まれる前記連番符号情報および前記構成情報に基づいて、前記構成情報により示される連番符号の範囲のうち、欠けている連番符号のパケットを欠落パケットとして特定することに代えて、前記第2のステップにより今回取得されたパケットに付された連番符号と前回取得されたパケットに付された連番符号とが順番通りに連続していない場合、前記今回取得されたパケットに付された連番符号と前記前回取得されたパケットに付された連番符号との間に存在する連番符号に対応するパケットを欠落パケットとして特定することを特徴とする多重化されたIPパケットの取得方法。
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