JP5223350B2 - 車両ドア制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両外の検知エリアに入っている携帯機との間でユーザ認証用の相互通信を行って車両のドアのロック(施錠)及びアンロック(解錠)を制御する車両ドア制御装置に関するものである。
従来、特許文献1に示すように、車両ドア制御装置の一例として、車両外の検知エリアに入っている携帯機との間でユーザ認証用の相互通信を行って車両のドアのロック(施錠)及びアンロック(解錠)を制御するスマートドアロック制御装置がある。
特許文献1に示されるスマートドアロック制御装置は、ドアをロック及びアンロックするための入力手段として、従来のメカニカルなスイッチのかわりに、人が触ったことを静電容量の変化等で検知するタッチ式センサを採用している。つまり、車両の運転席ドアの外側にあるドアハンドルの裏面に使用者がドアをアンロックするために触るタッチ式アンロックセンサ(以下、単にアンロックセンサとも称する)が設けられており、そのドアハンドルの表面に使用者がドアをロックするために触るタッチ式ロックセンサ(以下、単にロックセンサとも称する)が設けられている。
特開2006−9312号公報
ところで、上述のようなロックセンサ及びアンロックセンサは、ユーザの使い勝手を考慮して配置されるものである。
例えば、車両のドアを開扉する場合、ユーザは、アンロック後にドアを開けるべくドアハンドルを握るはずである。したがって、アンロックセンサは、ドアハンドル握を検出するためにドアハンドル内側に配置するのが望ましい。一方、ロックセンサは、アンロックセンサの配置場所以外のユーザが操作し易い場所(ドアハンドルの上面や外側等)に配置するのが好ましい。
しかしながら、ユーザが操作し易い場所にロックセンサ及びアンロックセンサを配置すると、ユーザが誤って触れてしまうこともありうる。このようにユーザが誤って触れてしまった場合、ユーザの意図に反したロック動作になる可能性がある。例えば、ユーザはドアをアンロックして開扉しようとしているにも係らず、ロックセンサに触れてしまった場合、ドアがロックされる可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、タッチ式のロックセンサ及びアンロックセンサを備えるものであり、ユーザの意図に反したロック動作を抑制することができる車両ドア制御装置を提供することを目的とする。
また、上記目的を達成するために請求項に記載の車両ドア制御装置は、車両外の予め定められた検知エリアに送信要求信号を送信する車載送信機と、携帯機が前記送信要求信号を受信することで送信する返送信号を受信する車載受信機と、車両の外から触ることのできる部位にそれぞれ設けられたタッチ式のアンロックセンサ及びタッチ式のロックセンサと、ロックセンサが触られたか否かを判定するロック判定手段と、ロック判定手段にてロックセンサが触られたと判定されると、車載送信機から送信要求信号を送信すると共に、車載受信機により受信された返送信号が車両の専用の携帯機から送信された返送信号であるか否かを判定する第1の認証手段と、第1の認証手段により肯定判定されるとドアロック装置を制御して車両のドアをロック状態にするロック実施手段と、アンロックセンサが触られたか否かを判定するアンロック判定手段と、アンロック実施条件が成立した場合に、車載送信機から送信要求信号を送信すると共に車載受信機により受信された返送信号が車両の専用の携帯機から送信された返送信号であるか否かを判定する第2の認証手段と、アンロック判定手段にてアンロックセンサが触られたと判定されたこと及び第2の認証手段により肯定判定されたことを条件に車両のドアロック装置を制御して車両のドアをアンロック状態にするアンロック実施手段と、アンロックセンサが触られてから所定期間はロックセンサからの入力をマスクするマスク手段と、第2の認証手段により肯定判定が所定期間なされなかった場合、アンロックセンサが触られると車載送信機から送信要求信号を送信すると共に、車載受信機により受信された返送信号が車両の専用の携帯機から送信された返送信号であるか否かを判定する第3の認証手段と、備え、マスク手段は、第3の認証手段による処理中はロックセンサからの入力をマスクすることを特徴とするものである。
ドアを開扉する場合、アンロックセンサを触った後に、ドアハンドルを握ってドアを開扉するものである。このようにドアハンドルを握ってドアを開扉しようとする際に、意識せずにロックセンサに触れてしまうことがある。しかしながら、請求項に示すように、アンロックセンサが触られてから所定期間はロックセンサからの入力をマスクすることによって、ユーザの意図に反したロック動作を抑制することができる。
また、このように、第3の認証手段による処理中は、ロックセンサからの入力をマスクするようにしてもユーザの意図に反したロック動作を抑制することができる。
以下に、本発明の車両ドア制御装置10が適用された実施形態の車両用スマートキーシステムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における車両ドア制御装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態における車両ドアの概略構成を示す平面図である。図3は、本発明の実施の形態における車両ドアのドアハンドルの概略構成を示す拡大斜視図である。図4は、本発明の実施の形態における車両ドア制御装置のアンロック処理動作を示すフロー図である。図5は、本発明の実施の形態における車両ドア制御装置のトリガーエントリー処理動作を示すフロー図である。図6は、本発明の実施の形態における車両ドア制御装置のロック処理動作を示すフロー図である。
まず、図1に示すように、本実施の形態のスマートキーシステムは、車両の使用者に携帯される電子キーとしての携帯機30と、車両外の検知エリアに入っている携帯機30との間でユーザ認証用の相互通信を行って車両の車両ドア20のロック(施錠)及びアンロック(解錠)を制御する車両ドア制御装置10とを含むものである。
車両ドア制御装置10は、車両に搭載されて車両外の所定の検知エリアへ送信要求信号を送信する送信機(車載送信機)2、車両に搭載されて携帯機30からの無線電波(返送信号)を受信する受信機(車載受信機)3と、その送信機2及び受信機3に接続された制御装置1とを備えている。制御装置1は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。
また、制御装置1には、車両のイグニッションスイッチ4と、ドアのロック/アンロック状態を検出するドアロックポジションスイッチ5と、ドアの開閉状態を検出するためのドア開閉センサ6と、使用者が車両ドア20をアンロックするために触るタッチ式アンロックセンサ7と、使用者が車両ドア20をロックするために触るタッチ式ロックセンサ8と、車両ドア20のロックとアンロックを行うためのドアロックモータ91(ドアロック装置に相当)を駆動制御するドアロック制御装置9とが接続されている。なお、ドアロックポジションスイッチ5とドア開閉センサ6とドアロックモータ91とは、各ドアに設けられている。
アンロックセンサ7及びロックセンサ8は、人が触ったことを静電容量の変化等で検知するタッチ式のセンサである。このアンロックセンサ7及びロックセンサ8は、使用者の使い勝手を考慮して車両ドア20のドアハンドル付近に設けられる。例えば、使用者は、車両ドア20を開扉する場合、車両ドア20をアンロックした後にドアハンドル21を握って車両ドア20を開けるはずである。したがって、アンロックセンサ7は、図2及び図3に示すように、車両ドア20(運転席ドア)の外側にあるドアハンドル21の車両ドア20との対向面21a(ドアハンドル21の内側)に設けると好ましい。
一方、ロックセンサ8は、アンロックセンサ7の配置場所以外で使用者が操作し易い場所に配置するのが好ましい。そこで、本実施の形態においては、図2及び図3に示すように、車両ドア20(運転席ドア)の外側にあるドアハンドル21の前方側(車両の前進方向側)の上面21b及び下面21cに設ける。
また、本実施形態においては、送信機2も車両ドア20に設けられており、その送信機2が送信要求信号を送信する検知エリアは、例えば、車両ドア20のドアハンドル21から一定距離(例えば70cm程度)の範囲となっている。そして、イグニッションスイッチ4がオフされている場合に、制御装置1が、その送信機2に一定時間間隔で送信要求信号を送信させる。一方、携帯機30は、検知エリアに入って送信機2からの送信要求信号を受信すると、その携帯機30に固有のIDコードを含んだ返送信号を送信する。
ここで、車両ドア制御装置10による車両ドア20のロック、アンロック処理に関して説明する。
まず、図4を用いて車両ドア制御装置10のアンロック処理に関して説明する。図4は、本発明の実施の形態における車両ドア制御装置のアンロック処理動作を示すフロー図である。なお、図4に示すフローは、アンロック実施条件が成立するとスタートするものである。このアンロック実施条件は、例えば、イグニッションスイッチ4がオフで、且つ、ドアロックポジションスイッチ5及びドア開閉センサ6にて全ドアが閉じてロックされていることが検出され、且つ、全ドアがロック状態になってから所定時間(例えば3秒)以上経過している、といった条件である。
ステップS10では、制御装置1は、正規の携帯機30から送信された返送信号を受信したか否かによって車室外照合を行う。つまり、制御装置1は、検知エリア内に正規の携帯機30が存在するか否かを検出するものである。
ステップS11では、携帯機30との車室外照合がOK(肯定判定)か否かを判定する(第2の認証手段)。制御装置1は、受信機3によって携帯機30からの返送信号が受信され、しかも、その受信された返送信号に含まれているIDコードと、制御装置1内のメモリ(図示省略)に予め記憶されている車両に固有のIDコードとを照合して、両IDコードが所定の対応関係(例えば、一致)を満たしていたならば、車室外照合がOKであると判定する。なお、車室外照合がOKであると判定することは、受信機3により受信された返送信号が正規の携帯機30から送信された返送信号であると判定することに相当する。
そして、このステップS11にて、車室外照合がOKであると判定(肯定判定)した場合はステップS12へ進み、車室外照合がOKではないと判定(否定判定)した場合(即ち、携帯機30からの返送信号を受信できないか、或いは、受信できてもIDコードの照合結果が不一致の場合)はトリガーエントリー処理へ進む。なお、トリガーエントリー処理に関しては後ほど説明する。
ステップS12では、アンロックセンサ7がオンであるか否か、すなわち、アンロックセンサ7が触られたか否かを判定する(アンロック判定手段)。制御装置1は、アンロックセンサ7からアンロックセンサ7が触られたことを示す信号(以下、アンロック信号とも称する)が入力された場合はステップS13へ進み、入力されない場合はステップS17へ進む。
ステップS13では、制御装置1は、ドアロック制御装置9に対してドアアンロック要求を出力する。そして、ステップS14では、制御装置1は、ドアアンロック要求を出力してから所定期間(例えば、500ms程度)はロックセンサ8からの入力をマスクする(マスク手段)。車両ドア20を開扉する場合、アンロックセンサ7を触った後に、ドアハンドル21を握って車両ドア20を開扉するものである。このようにドアハンドル21を握って車両ドア20を開扉しようとする際に、意識せずに手の一部(例えば、小指や親指)がロックセンサ8に触れてしまうことがある。このように意識せずに手の一部がロックセンサ8に触れてしまった場合、使用者の意図に反して車両ドア20がロックされてしまう可能性がある。つまり、使用者は、ロックセンサ8を触っていないにも係らず車両ドア20がロックされてしまったと勘違いする可能性がある。
しかしながら、アンロックセンサ7が触られてから(ドアアンロック要求を出力してから)所定期間はロックセンサ8からの入力をマスクすることによって、使用者の意図に反したロック動作を抑制することができる。また、ステップS15では、制御装置1からドアアンロック要求が入力されたドアロック制御装置9は車両ドア20をアンロックする(アンロック実施手段)。
ステップS16では、制御装置1は、ドア開閉センサ6からの信号に基づいて車両ドア20が開扉したか否かを判定する。そして、車両ドア20が開扉したと判定した場合は処理を終了し、車両ドア20が開扉していないと判定した場合はステップS21へ進む。
通常、車両ドア20をアンロックしたあとは、ドアハンドル21を握って車両ドア20を開扉することが多い。しかしながら、車両ドア20を開扉するためにドアハンドル21を握ったときに誤ってロックセンサ8に触れてしまう可能性がある。つまり、使用者は、意識せずに手の一部(例えば、小指や親指)がロックセンサ8に触れてしまうことがある。このように意識せずに手の一部がロックセンサ8に触れてしまった場合、使用者の意図に反して車両ドア20がロックされてしまう可能性がある。従って、使用者は、ロックセンサ8を触っていないにも係らず車両ドア20がロックされてしまったと勘違いしてしまう。また、車両ドア20をアンロックした後に再度ロックされてしまうことも考えられる。
そこで、本実施の形態においては、制御装置1は、ロックセンサ8が触られた場合、誤接触であるか否かを判定する(誤接触判定手段)。つまり、車両ドア20がアンロック状態となった後にロックセンサが触られた場合、車両ドア20が開扉されると、ロックセンサ8への接触は誤接触(誤ってロックセンサ8に触れてしまったもの)と判定するものである。逆に、車両ドア20がアンロック状態となった後にロックセンサが触られた場合、車両ドア20が開扉されないと、意識的にロックセンサ8が触られたものと判定するものである。
ステップS21では、制御装置1は、ロックセンサ8がオンであるか否か、すなわち、ロックセンサ8が触られたか否かを判定する(ロック判定手段)。そして、制御装置1は、ロックセンサ8からロックセンサ8が触られたことを示す信号(以下、ロック信号とも称する)が入力された場合はステップS22へ進み、入力されない場合はステップS16へ戻る。
ステップS22では、制御装置1は、スマートロック処理を開始する。スマートロック処理とは、送信機2から送信要求信号を送信すると共に、受信機3により受信された返送信号が車両の専用の携帯機30から送信された返送信号であるか否かを判定して(第1の認証手段)、肯定判定がなされた場合にドアロック制御装置9に対してドアロック要求を出力することによって車両ドア20(全ドア)をロックする(ロック実施手段)ものである。
ステップS23では、制御装置1は、スマートロック処理をしつつ、ドア開閉センサ6からの信号に基づいて車両ドア20が開扉したか否かを判定する。そして、車両ドア20が開扉したと判定した場合はステップS24へ進み、車両ドア20が開扉していないと判定した場合はステップS22へ戻る。
ステップS24では、スマートロック処理を中止する(中止手段)。制御装置1は、車両ドア20がアンロック状態となった後にロックセンサが触られたものの、車両ドア20が開扉されたので、ロックセンサ8が触られたのはロックセンサ8への誤接触(誤ってロックセンサ8に触れてしまったもの)と判定してステップS22におけるスマートロック処理を中止して処理を終了する。ただし、車両ドア20が開扉されたと判定する前に、ステップS22でのスマートロック処理にて車両ドア20がロックされた場合は、処理を終了するものである。
つまり、制御装置1は、ドアロックポジションスイッチ5から車両ドア20がアンロックしたことを示す信号が入力された後にロックセンサ8からロック信号が入力された場合、一旦スマートロック処理を開始するものの、ドア開閉センサ6から車両ドア20が開扉されたことを示す信号が入力された時点でスマートロック処理を中止する。
このように、ロックセンサ8が触られた場合に、誤接触か否かを判定し、誤接触であると判定した場合は車両ドア20のロックを中止することによって、ユーザの意図に反したロック動作を抑制することができる。つまり、車両ドア20がアンロック状態となってからロックセンサ8が触られた場合は、車両ドア20が開扉されるとそのロックセンサ8への接触は誤接触とみなすものである。したがって、誤ってロックセンサ8に触れてしまった場合であっても、車両ドア20が開扉しているにも係らず車両ドア20がロック状態になるというようなユーザの意図に反したロック動作を抑制することがきる。
ここで、ステップS12の判定において、アンロックセンサ7がオンでない(アンロックセンサ7が触られていない)と判定した場合について説明する。
車両ドア20を開扉する場合、アンロックセンサ7を触ってアンロックしようとする際に、意識せずにロックセンサ8に触れてしまうことがある。つまり、使用者は、意識せずに手の一部(例えば、小指や親指)がロックセンサ8に触れてしまうことがある。このように意識せずに手の一部がロックセンサ8に触れてしまった場合、使用者の意図に反して車両ドア20がロックされてしまう可能性がある。従って、使用者は、ロックセンサ8を触っていないにも係らず車両ドア20がロックされてしまったと勘違いしてしまう。一方、車両ドア20がロックされているか否かを確認するために意識的にロックセンサ8を触ることも考えられる。
そこで、本実施の形態においては、制御装置1は、ロックセンサ8が触られた場合、誤接触であるか否かを判定する(誤接触判定手段)。つまり、ステップS10で肯定判定されてからロックセンサ8が触られた場合は、その後アンロックセンサ7が触られると、そのロックセンサ8への接触は誤接触と判定するものである。逆に、ステップS10で肯定判定されてからロックセンサ8が触られた場合、その後アンロックセンサ7が触られないと、意識的にロックセンサ8が触られたものと判定するものである。
ステップS17では、制御装置1は、ロックセンサ8がオンであるか否か、すなわち、ロックセンサ8が触られたか否かを判定する(ロック判定手段)。制御装置1は、ロックセンサ8からロックセンサ8が触られたことを示す信号が入力された場合はステップS18へ進み、入力されない場合はステップS12へ戻る。
ステップS18では、制御装置1は、スマートロック処理を開始する。スマートロック処理とは、送信機2から送信要求信号を送信すると共に、受信機3により受信された返送信号が車両の専用の携帯機30から送信された返送信号であるか否かを判定して(第1の認証手段)、肯定判定がなされた場合にドアロック制御装置9に対してドアロック要求を出力することによって車両ドア20(全ドア)をロックする(ロック実施手段)ものである。
また、ステップS19では、制御装置1は、スマートロック処理をしつつ、アンロックセンサ7がオンであるか否か、すなわち、アンロックセンサ7が触られたか否かを判定する(アンロック判定手段)。そして、制御装置1は、アンロックセンサ7からアンロックセンサ7が触られたことを示す信号が入力された場合はステップS20へ進み、入力されない場合はステップS18へ戻る。
ステップS20では、スマートロック処理を中止する(中止手段)。制御装置1は、ステップS10で肯定判定されてからロックセンサ8が触られたものの、アンロックセンサ7が触られたので、ロックセンサ8への接触は誤接触と判定してステップS18におけるスマートロック処理を中止して処理を終了する。ただし、アンロックセンサ7が触られたと判定する前に、ステップS18でのスマートロック処理にて車両ドア20がロックされた場合は、処理を終了するものである。
つまり、制御装置1は、車室外照合がOKであると判定(肯定判定)した後にロックセンサ8からロック信号が入力された場合、一旦スマートロック処理を開始するものの、アンロックセンサ7からアンロック信号が入力された時点でスマートロック処理を中止する。
このように、ロックセンサ8が触られた場合に、誤接触か否かを判定し、誤接触であると判定した場合は車両ドア20のロックを中止することによって、ユーザの意図に反したロック動作を抑制することができる。つまり、ステップS10で肯定判定されてからロックセンサ8が触られた場合であっても、その後アンロックセンサ7が触られたことでそのロックセンサ8への接触は誤接触とみなすものである。したがって、誤ってロックセンサ8に触れてしまった場合であっても、アンロックしようとしているにも係らず車両ドア20がロック状態になるというようなユーザの意図に反したロック動作を抑制することがきる。
さらに、このようにすることによって、アンロック処理が行われている最中でも、車両ドア20(全ドア)をロックすることもできる。つまり、車両ドア20をロックすることによって、車両ドア20がロック状態であるか否かの確認もできることになる。
次に、図5を用いてトリガーエントリー時の処理動作に関して説明する。図5は、本発明の実施の形態における車両ドア制御装置のトリガーエントリー時の処理動作を示すフロー図である。
このトリガーエントリーとは、ステップS11において、所定期間継続して車室外照合がOKではないと判定(否定判定)した場合(即ち、携帯機30からの返送信号を受信できないか、或いは、受信できてもIDコードの照合結果が不一致の場合)は、アンロックセンサ7が触られた時点で再度照合を開始するものである。
ステップS110では、アンロックセンサ7がオンであるか否か、すなわち、アンロックセンサ7が触られたか否かを判定する(アンロック判定手段)。制御装置1は、アンロックセンサ7からアンロックセンサ7が触られたことを示す信号が入力された場合はステップS120へ進み、入力されない場合は処理を終了する。
ステップS120では、制御装置1は、正規の携帯機30から送信された返送信号を受信したか否かによって車室外照合を行う(第3の認証手段)。つまり、制御装置1は、検知エリア内に正規の携帯機30が存在するか否かを検出するものである。このとき、ステップS130では、制御装置1は、アンロックセンサ7が触られてから(ドアアンロック要求を出力してから)所定期間、具体的には車室外照合中はロックセンサ8からの入力をマスクする(マスク手段)。車両ドア20を開扉する場合、アンロックセンサ7を触った後に、ドアハンドル21を握って車両ドア20を開扉するものである。このようにドアハンドル21を握って車両ドア20を開扉しようとする際に、意識せずに手の一部(例えば、小指や親指)がロックセンサ8に触れてしまうことがある。このように意識せずに手の一部がロックセンサ8に触れてしまった場合、使用者の意図に反して車両ドア20がロックされてしまう可能性がある。つまり、使用者は、ロックセンサ8を触っていないにも係らず車両ドア20がロックされてしまったと勘違いする可能性がある。
しかしながら、本実施の形態においては、車室外照合中はロックセンサ8からの入力をマスクすることによって、使用者の意図に反したロック動作を抑制することができる。
ステップS140では、携帯機30との車室外照合がOK(肯定判定)か否かを判定する。制御装置1は、受信機3によって携帯機30からの返送信号が受信され、しかも、その受信された返送信号に含まれているIDコードと、制御装置1内のメモリ(図示省略)に予め記憶されている車両に固有のIDコードとを照合して、両IDコードが所定の対応関係(例えば、一致)を満たしていたならば、車室外照合がOKであると判定する。なお、車室外照合がOKであると判定することは、受信機3により受信された返送信号が正規の携帯機30から送信された返送信号であると判定することに相当する。
そして、ステップS140にて、車室外照合がOKであると判定(肯定判定)した場合はステップS13へ進み、車室外照合がOKではないと判定(否定判定)した場合(即ち、携帯機30からの返送信号を受信できないか、或いは、受信できてもIDコードの照合結果が不一致の場合)は処理を終了する。
次に、図6を用いて車両ドア制御装置10のロック処理に関して説明する。図6は、本発明の実施の形態における車両ドア制御装置のロック処理動作を示すフロー図である。
ステップS30では、制御装置1は、ロックセンサ8がオンであるか否か、すなわち、ロックセンサ8が触られたか否かを判定する(ロック判定手段)。そして、制御装置1は、ロックセンサ8からロックセンサ8が触られたことを示す信号が入力された場合はステップS31へ進み、入力されない場合はステップS30へ戻る。
ステップS31では、制御装置1は、正規の携帯機30から送信された返送信号を受信したか否かによって車室外照合を行う(第1の認証手段)。つまり、制御装置1は、送信機2から送信要求信号を送信すると共に、受信機3により受信された返送信号が車両の専用の携帯機30から送信された返送信号であるか否かを判定する(第1の認証手段)。このとき、ステップS32では、制御装置1は、ロックセンサ8が触られてから所定期間(例えば、500ms程度)はロックセンサ8からの入力をマスクする(マスク手段)。
車両ドア20をロックする場合、ロックセンサ8を触った後に、意識せずに手の一部(例えば、小指や親指)が再度ロックセンサ8に触れてしまうことがある。このように意識せずに手の一部がロックセンサ8に触れてしまった場合、使用者の意図に反して車両ドア20がロックされてしまう可能性がある。つまり、使用者は、一度だけロックセンサ8を触ったにも係らず車両ドア20が複数回ロックされてしまったと勘違いする可能性がある。しかしながら、ロックセンサ8が触られてから所定期間はロックセンサ8からの入力をマスクすることによって、使用者の意図に反したロック動作を抑制することができる。
ステップS33では、携帯機30との車室外照合がOK(肯定判定)か否かを判定する。制御装置1は、受信機3によって携帯機30からの返送信号が受信され、しかも、その受信された返送信号に含まれているIDコードと、制御装置1内のメモリ(図示省略)に予め記憶されている車両に固有のIDコードとを照合して、両IDコードが所定の対応関係(例えば、一致)を満たしていたならば、車室外照合がOKであると判定する。なお、車室外照合がOKであると判定することは、受信機3により受信された返送信号が正規の携帯機30から送信された返送信号であると判定することに相当する。
そして、ステップS33にて、車室外照合がOKであると判定(肯定判定)した場合はステップS34へ進み、車室外照合がOKではないと判定(否定判定)した場合(即ち、携帯機30からの返送信号を受信できないか、或いは、受信できてもIDコードの照合結果が不一致の場合)は処理を終了する。
ステップS34では、制御装置1は、ドアロック制御装置9に対してドアロック要求を出力することによって車両ドア20(全ドア)をロックする(ロック実施手段)。
本発明の実施の形態における車両ドア制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における車両ドアの概略構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態における車両ドアのドアハンドルの概略構成を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態における車両ドア制御装置のアンロック処理動作を示すフロー図である。 本発明の実施の形態における車両ドア制御装置のトリガーエントリー時の処理動作を示すフロー図である。 本発明の実施の形態における車両ドア制御装置のロック処理動作を示すフロー図である。
符号の説明
1 制御装置、2 送信機、3 受信機、4 イグニッションスイッチ、5 ドアロックポジションスイッチ、6 ドア開閉センサ、7 アンロックセンサ、8 ロックセンサ、9 ドアロック制御装置、91 ドアロックモータ、10 車両ドア制御装置、20 車両ドア、21 ドアハンドル、21a 対向面、21b 上面、21c 下面、30 携帯機

Claims (1)

  1. 車両外の予め定められた検知エリアに送信要求信号を送信する車載送信機と、
    携帯機が前記送信要求信号を受信することで送信する返送信号を受信する車載受信機と、
    前記車両の外から触ることのできる部位にそれぞれ設けられたタッチ式のアンロックセンサ及びタッチ式のロックセンサと、
    前記ロックセンサが触られたか否かを判定するロック判定手段と、
    前記ロック判定手段にて前記ロックセンサが触られたと判定されると、前記車載送信機から送信要求信号を送信すると共に、前記車載受信機により受信された返送信号が前記車両の専用の携帯機から送信された返送信号であるか否かを判定する第1の認証手段と、
    前記第1の認証手段により肯定判定されると、ドアロック装置を制御して前記車両のドアをロック状態にするロック実施手段と、
    前記アンロックセンサが触られたか否かを判定するアンロック判定手段と、
    アンロック実施条件が成立した場合に、前記車載送信機から送信要求信号を送信すると共に、前記車載受信機により受信された返送信号が前記車両の専用の携帯機から送信された返送信号であるか否かを判定する第2の認証手段と、
    前記アンロック判定手段にて前記アンロックセンサが触られたと判定されたこと及び前記第2の認証手段により肯定判定されたことを条件に前記車両のドアロック装置を制御して当該車両のドアをアンロック状態にするアンロック実施手段と、
    前記アンロックセンサが触られてから所定期間は前記ロックセンサからの入力をマスクするマスク手段と、
    前記第2の認証手段により肯定判定が所定期間なされなかった場合、前記アンロックセンサが触られると前記車載送信機から送信要求信号を送信すると共に、前記車載受信機により受信された返送信号が前記車両の専用の携帯機から送信された返送信号であるか否かを判定する第3の認証手段と、を備え、
    前記マスク手段は、前記第3の認証手段による処理中は前記ロックセンサからの入力をマスクすることを特徴とする車両ドア制御装置。
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