JP5222708B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

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本発明は、水性ゲル状皮膚外用剤に関する。
皮膚に適用する外用剤には、貼付剤、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤などさまざまな剤型のものがある。中でも、水性ゲル製剤は、一般に比較的多くの水分や低級アルコールを含む粘弾性のある半固形物としてとらえられる剤型であり、化粧料、整髪料や、鎮痒剤等の有効成分を含有する医薬品、クレンジング等の洗浄料などに用いられている。水性ゲル製剤の基剤としては、水溶性のビニル系高分子が頻用されており、例えば特許文献1には、アルキル変性カルボキシビニルポリマーと油性成分とグリチルリチン酸塩を含有し、実質的に界面活性剤を含有しない、乳化安定性が良く、こくのある製剤が開示されている。
特開平8−217625号公報
しかしながら、このような水性ゲル製剤においては、皮膚上に塗布された際に、油溶性成分が広がらず、抗炎症剤等の水溶性有効成分が毛穴などの炎症部へ到達しないなど、必ずしも有効に作用しないという問題があった。本発明はこれらの問題を解決することを課題とする。
本発明者らは、特定の揮発性シリコーンと特定の非イオン界面活性剤を組み合わせて用いることにより、毛穴や皮溝への水溶性抗炎症剤の供給量を増加させることが可能となり、べたつかず、なめらかで、すべすべ感が持続する製剤が得られることを見出した。
本発明は、以下の成分(A)〜(E)を含有する水性ゲル状皮膚外用剤を提供するものである。
(A)トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシロキシ)シラン及び25℃における粘度が1〜3mm2/sの直鎖ジメチルポリシロキサンから選ばれる揮発性シリコーン 2〜20質量%、
(B)HLB1〜7の非イオン界面活性剤 0.1〜10質量%、
(C)ポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及びメタクリル酸アルキルエーテル共重合体から選ばれるアクリル酸系ポリマー 0.01〜5質量%、
(D)水溶性抗炎症剤 0.03〜5質量%、
(E)水。
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤は、毛穴や皮溝への水溶性成分の供給量を増加させることができ、高い抗炎症作用を示し、べたつかず、なめらかで、すべすべ感を持続させることができる。
(A)揮発性シリコーン:
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤に用いる成分(A)の揮発性シリコーンは、トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン(「TM3」と略す)、テトラキス(トリメチルシロキシ)シラン(「QM4」と略す)及び25℃における粘度が1〜3mm2/sから選ばれるものであり、一般に常圧に換算した沸点が100〜300℃の範囲にあるものである。かかる揮発性シリコーンの具体例としては、TM3、QM4、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、粘度2mm2/sのジメチルポリシロキサン、粘度3mm2/sのジメチルポリシロキサン等の直鎖ジメチルポリシロキサンが挙げられる。
中でも2mm2/sの直鎖ジメチルポリシロキサン、TM3、QM4が、感触、水溶性抗炎症剤の皮溝や毛穴への分布を高める点で好ましい。
なお、シリコーンの粘度は、ウベローデ等の流下式の粘度計を用いて測定される。
成分(A)の揮発性シリコーンは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成中に2〜20質量%、好ましくは3〜10質量%、より好ましくは4〜8質量%含有される。2質量%未満では、水溶性抗炎症剤の毛穴や皮溝への分布向上効果が低下する傾向があり、20質量%を超えると使用感が悪化する傾向がある。
(B)非イオン界面活性剤:
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤に用いる成分(B)の非イオン界面活性剤は、HLBが1〜7、好ましくはHLB2〜5のものである。かかる、非イオン界面活性剤の具体例としては、脂肪酸(ポリ)グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステルエトキシレート、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等が挙げられる。なお、界面活性剤のHLBは、有機概念図法の無機性/有機性比の値を20倍することで求められる。
成分(B)の非イオン界面活性剤としては、脂肪酸(ポリ)グリセリンエステルが好ましい。脂肪酸(ポリ)グリセリンエステルは、グリセリン(の縮合物)と脂肪酸とがエステル結合で結合した構造を有するもので、一般式(1)で表わされるものが好ましい。
〔式中、nは1〜20の整数であり、Aは独立に水素原子又は炭素数12〜22の直鎖又は分岐鎖のアシル基であり、Aのうち少なくともひとつは水素原子であり、Aのうちの少なくともひとつは炭素数12〜22の直鎖又は分岐鎖のアシル基である〕
一般式(1)中、n+1で表されるグリセリンの縮合度は、好ましくは2〜21、より好ましくは2〜10である。中でも、縮合度2(n=1)、すなわちジグリセリンの部分脂肪酸エステルが好ましい。なお、骨格となるポリグリセリンは一般に縮合度の異なる混合物であり、nは平均値である。
一般式(1)中、Aは水素原子又は長鎖アシル基を示すが、水素原子とアシル基をそれぞれ少なくともひとつ有することが必要である。分子中のアシル基と水酸基の数は特に制限されないが、HLBが1〜7の範囲であることが、毛穴や皮溝への分布向上効果があり好ましい。
アシル基は炭素数12〜22が好ましく、16〜22がより好ましく、特に18が好ましい。アシル基は飽和でも不飽和でも良く、また、直鎖でも分岐鎖でも良いが、融点が高すぎると製剤が不安定となる場合があるので、分岐又は不飽和であることが好ましい。
かかる脂肪酸(ポリ)グリセリンエステルの具体例としては、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル等が挙げられる。
成分(B)の非イオン界面活性剤は、1種又は2種以上を用いることができ、全組成中に0.1〜10質量%、好ましくは0.2〜5質量%含有される。0.1質量%未満では抗炎症剤の毛穴や皮溝への分布向上効果が低下する傾向があり、10質量%を超えると、べたつきが悪化するなど使用感に劣る製剤となりやすい。
(C)アクリル酸系ポリマー:
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤に用いる成分(C)のアクリル酸系ポリマーは、ポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、メタクリル酸アルキルエーテル共重合体から選ばれるものである。かかるアクリル酸系ポリマーの具体例としては、カーボポール980、カーボポール981、カーボポールETD2020(Lubrizol Advanced Materials社製);ペミュレンTR−1、ペミュレンTR−2(Lubrizol Advanced Materials社製);アキュリン22、アキュリン88(ローム&ハース社製)等が挙げられる。
成分(C)のアクリル酸系ポリマーは、1種以上を用いることができ、全組成中に0.01〜5質量%、好ましくは0.05〜2質量%、より好ましくは0.1〜0.5質量%含有される。0.01質量%未満では、製剤の安定性が得られず、5質量%を超えると、べたつきが悪化するなど使用感に劣る製剤となりやすい。
(D)水溶性抗炎症剤:
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤に用いる成分(D)の抗炎症剤は、水溶性のもので、例えば、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその塩、ブフェキサマク、ε−アミノカプロン酸、酵母エキス、ラクトフェリン、ラクトフェリシン、アズレン誘導体及び植物抽出物等が挙げられる。好ましい水溶性抗炎症剤は、グリチルリチン酸及びその塩である。
成分(D)の水溶性抗炎症剤は、一種以上を用いることができ、全組成中に0.03〜5質量%、好ましくは0.05〜2質量%、より好ましくは0.07〜1質量%含有される。0.05質量%未満では抗炎症効果が低下する傾向があり、10質量%を超えると、安定性に劣る製剤となりやすい。
(E)水:
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤は水を含有する。イオン交換水、蒸留水等の通常の清浄な水が用いられる。天然水、海洋深層水等を用いても良い。
水は、全組成中に60〜97質量%、特に65〜95質量%含有するのが好ましい。
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤は、さらに(F)25℃における粘度が6〜100mm2/sのシリコーンを含有することができる。成分(F)は成分(A)と共に、(D)水溶性抗炎症剤を皮溝や毛穴に分布させる効果を発現するほか、成分(A)が揮発してしまった後も、皮膚上に留まることにより、持続的に感触を高めることができる。好ましい粘度は6〜50mm2/s、より好ましくは6〜30mm2/sである。粘度が100mm2/sを超えると、水溶性抗炎症剤の皮溝や毛穴への分布が悪くなる。
かかるシリコーンの具体例としては、直鎖状ジメチルポリシロキサン、メチル基の一部が水素原子、アルキル基、フェニル基、シアノエチル基、パーフルオロアルキル基等で置換されたポリジメチルシロキサン等が挙げられる。
成分(F)のシリコーン油は、1種以上を用いることができ、全組成中に0.5〜10質量%、特に1〜8質量%含有するのが好ましい。
また、成分(A)と成分(F)との混合比率は特に制限されないが、これらの成分で形成される油相の粘度が低いことが好ましい。好ましい油相の粘度は25℃において、0.5〜50mm2/s、より好ましくは0.5〜30mm2/sである。
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤は、上記成分以外に化粧料、医薬部外品、医薬品に通常用いられる各種成分を含有することができる。かかる成分の具体例としては、保湿剤、紫外線吸収剤、美白剤、制汗剤、殺菌剤、顔料、球状粉体、板状粉体、安定剤、香料などである。
また、本発明の効果を損なわない範囲で、分岐状ジメチルポリシロキサン、ポリメチルシルセスキオキサン、トリメチルシロキシケイ酸、架橋ポリジメチルシロキサンエラストマー等を含有することができる。
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤は界面活性剤を含有していても良いが、成分(B)以外の界面活性剤は含有しないことが好ましく、特にアニオン界面活性剤を実質的に含有しないことが好ましい。アニオン界面活性剤の含有量は0.5質量%以下、特に0.1質量%以下であるのが好ましい。
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤には、塩類が含まれていても良いが、(D)水溶性抗炎症剤の毛穴への分布性を高め、かつ、製品の安定性と使用時の感触を高度に両立させるためには、少ないほうが好ましい。成分(D)及び成分(C)の中和塩以外の塩分の好ましい含有量は、5質量%以下、より好ましくは0.02〜4質量%である。
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤のpHは5〜8の範囲が好ましく、特にpH5.5〜7の範囲において、好適な使用性が得られるので好ましい。
本発明の水性ゲル状皮膚外溶剤は、弾性感を有する透明〜半透明〜乳白色液体の外観を呈する。好ましい粘度範囲は、25℃において、1,000〜30,000mPa・sである。この範囲内であれば、使用性が良好であるので好ましい。
なお、粘度はブルックフィールド型粘度計にて25℃で測定される。
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤は、通常の方法で製造することができる。例えば、成分(C)の水分散液、成分(C)以外の水相成分混合物および油相成分混合物をそれぞれ調製し、それらを混合した後、アルカリ剤を加えてpH調整することにより得られる。撹拌に用いる機械に制限はなく、通常のプロペラ型ミキサー、ディスパー、ホモミキサー、超音波分散機、高圧ホモジナイザー、振動式混合機、スタティックミキサーなどを用いることができる。
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤は、O/W型乳化組成物であり、弾性感のあるゲル状の外観を呈する。シリコーンを主とする油性成分の油滴サイズ、含有量によって、半透明から白色クリーム状となりうる。
本発明の水性ゲル状皮膚外用剤において、(D)水溶性抗炎症剤の皮溝や毛穴への分布が高められる理由は明らかではないが、O/W製剤に通常用いられる高HLBの界面活性剤ではなく、低HLBの界面活性剤を用いることが一因と考えられる。
実施例1及び比較例1
表1に示す組成の水性ゲル状皮膚外用剤を以下の製法にて製造した。ここで、アクリジンオレンジは水溶性の蛍光剤である。得られた皮膚外用剤を豚皮4cm×4cmに200μg塗布乾燥後、蛍光実体顕微鏡にて観察した。結果を図1に示す。
(製法)
水相成分及びポリマー成分を均一混合した後、油相成分を水相成分にプロペラで分散させた。これに水相成分と界面活性剤の混合物を攪拌しながら徐々に添加し、さらにホモミキサーで乳化を行った後、脱泡して目的の水性ゲル状皮膚外用剤を得た。
図1の結果より、本発明の水性ゲル状皮膚外用剤は、水溶性成分が毛穴や浅い皮溝の隅々までいきわたっていることが確認された。
実施例2及び比較例2
表2に示す水性ゲル状皮膚外用剤を、実施例1と同様にして製造した。得られた皮膚外用剤を抜毛直後のすね部に塗布し、直後及び18時間後の外観を観察した。結果を図2に示す。
図2の結果より、実施例2の水性ゲル状皮膚外用剤を塗布したほうが、比較例2塗布部に比べ、明らかに発赤が減少していることが確認された。
実施例3〜9、比較例3〜6
表3に示す水性ゲル状皮膚外用剤を、実施例1と同様にして製造し、以下の方法で評価した。結果を表3に併せて示す。
(評価方法)
(1)毛穴・皮溝への分散性:
水溶性蛍光剤(アクリジンオレンジ)を各水性ゲル状皮膚外用剤に、全組成中0.001質量%になるように添加し、これを50μg/cm2になるよう、豚皮膚に塗布した。30分後の様子を実体蛍光顕微鏡で観察し、毛穴や皮溝への移行量を目視で確認した。
◎;毛穴や皮溝の細部に水溶性成分が分散している。
○;毛穴や皮溝の細部に水溶性成分がやや分散している。
△;毛穴や皮溝の細部に水溶性成分がわずかに分散している。
×;皮膚全体に水溶性成分が分散している。
(2)抗炎症効果:
専門パネル10人のすね部位(4cm×4cm)を抜毛した後、各水性ゲル状皮膚外用剤を200μg塗布し、翌朝の肌状態を以下の基準で評価し、そのスコアの平均点を求め、以下の基準で示した。
4;毛穴の炎症が改善している。
3;毛穴の炎症がやや改善している。
2;毛穴の炎症がわずかに改善している。
1;毛穴の炎症は全く改善していない。
◎:平均3.5〜4.0。
○:平均2.5〜3.4。
△:平均1.5〜2.4。
×:平均1.0〜1.4。
(3)べたつきのなさ:
専門パネル10人の上腕部に、各水性ゲル状皮膚外用剤を1g塗布したときの肌のべたつきを以下の基準で官能評価し、スコアの平均点を求め、以下の基準で示した。
4;べたつきがない。
3;あまりべたつきがない。
2;ややべたつきがある。
1;べたつきがある。
◎:平均3.5〜4.0。
○:平均2.5〜3.4。
△:平均1.5〜2.4。
×:平均1.0〜1.4。
(4)翌朝の肌のなめらかさ:
専門パネル10人の上腕部に、各水性ゲル状皮膚外用剤を1g塗布し、翌朝の肌のなめらかさを以下の基準で官能評価し、スコアの平均点を求め、以下の基準で示した。
4;なめらか。
3;ややなめらか。
2;あまりなめらかでない。
1;なめらかでない。
◎:平均3.5〜4.0。
○:平均2.5〜3.4。
△:平均1.5〜2.4。
×:平均1.0〜1.4。
実施例10(水性ゲル状皮膚外用剤)
以下に示す組成の水性ゲル状皮膚外用剤を、実施例1と同様にして製造した。
(成分) (質量%)
ジメチコン(2mm2/s) 10.0
ジイソステアリン酸ジグリセリル(HLB3.0)
(コスモール42V(日清オイリオグループ社製) 0.5
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
(ペミュレンTR−1、Lubrizol Advanced Materials社製) 0.3
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
86%グリセリン 8.0
水酸化カリウム液 0.2
エタノール 5.0
香料 微量
精製水 残余
合計 100
実施例11(水性ゲル状皮膚外用剤)
以下に示す組成の水性ゲル状皮膚外用剤を、実施例1と同様にして製造した。
(成分) (質量%)
ジメチコン(1.5mm2/s) 15.0
POE(5)硬化ヒマシ油(HLB6.0)
(NIKKOL HCO-5、日光ケミカルズ社製) 0.4
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
(ペミュレンTR−1、Lubrizol Advanced Materials社製) 0.2
架橋ポリアクリル酸
(カーボポール980、Lubrizol Advanced Materials社製) 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
アロエエキス 0.1
86%グリセリン 5.0
水酸化カリウム 0.2
エタノール 3.0
香料 微量
精製水 残余
合計 100
実施例12(水性ゲル状皮膚外用剤)
以下に示す組成の水性ゲル状皮膚外用剤を、実施例1と同様にして製造した。
(成分) (質量%)
メチルトリメチコン(1.5mm2/s) 15.0
トリイソステアリン酸ジグリセリル(HLB1.3)
(コスモール43V、日清オイリオグループ社製) 0.3
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
(カーボポールETD2020、Lubrizol Advanced Materials社製) 0.3
アスナロエキス 3.0
カミツレエキス 1.0
86%グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
水酸化カリウム 0.2
エタノール 3.0
香料 微量
精製水 残余
合計 100
実施例1及び比較例1において、水性ゲル状皮膚外用剤を豚皮に塗布し、蛍光実体顕微鏡で観察したときの図である。 実施例2及び比較例2において、皮膚外用剤を塗布直後及び18時間後の外観を示す図である。

Claims (6)

  1. 以下の成分(A)〜(E)を含有する水性ゲル状皮膚外用剤
    (A)トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシロキシ)シラン及び25℃における粘度が1〜3mm2/sの直鎖ジメチルポリシロキサンから選ばれる揮発性シリコーン 2〜20質量%、
    (B)HLB1〜7の非イオン界面活性剤 0.1〜10質量%、
    (C)ポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及びメタクリル酸アルキルエーテル共重合体から選ばれるアクリル酸系ポリマー 0.01〜5質量%、
    (D)水溶性抗炎症剤 0.03〜5質量%、
    (E)水。
  2. さらに、(F)25℃における粘度が6〜100mm2/sのシリコーンを0.5〜10質量%含有する請求項1記載の水性ゲル状皮膚外用剤。
  3. 成分(B)の非イオン界面活性剤が、一般式(1)で表される脂肪酸(ポリ)グリセリンエステルである請求項1又は2記載の水性ゲル状皮膚外用剤。
    〔式中、nは1〜20の整数であり、Aは独立に水素原子又は炭素数12〜22の直鎖又は分岐鎖のアシル基であり、Aのうち少なくともひとつは水素原子であり、Aのうちの少なくともひとつは炭素数12〜22の直鎖又は分岐鎖のアシル基である〕
  4. 一般式(1)中、Aで示されるアシル基が炭素数16〜22のアシル基である請求項3記載の水性ゲル状皮膚外用剤。
  5. 一般式(1)中、nが1である請求項3又は4記載の水性ゲル状皮膚外用剤。
  6. 成分(D)の水溶性抗炎症剤が、グリチルリチン酸及び/又はその塩である請求項1〜5のいずれか1項記載の水性ゲル状皮膚外用剤。
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