JP5222110B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、光ディスク用基板などの各種基板を冷却流体によって処理する基板処理装置に関するものである。
この種の基板処理装置として、例えば基板表面に付着したパーティクル等の汚染物質を除去する凍結洗浄装置が知られている。例えば特許文献1に記載の基板処理装置では、処理チャンバ内で基板が略水平状態で保持された状態で以下の処理が実行される。まず、基板表面に純水またはDIW(脱イオン水:deionized water)による液膜が形成される。そして、基板に冷却媒体としての液体窒素または極低温の窒素ガスが走査移動するノズルから供給されて液膜凍結が実行される。さらに純水またはDIWが基板表面に供給される。これによって、凍結膜とともにパーティクルが基板表面から除去される。
この基板処理装置においては、基板を洗浄する処理チャンバの外部で極低温まで冷却した冷却ガスを生成し、これを装置内に導入し、ノズルから吐出するという構成を採っている。このような構成では、冷却設備から処理チャンバまで配管を通して冷却ガスが輸送される間にガスの温度が上昇してしまうのを防止するため、二重管構造を有する配管が採用されている。つまり、冷却ガスを供給するための内管がそれよりも大きな内径を有する外管中に挿通されている。また、処理チャンバの側壁に開口部が設けられ、当該開口部を介して配管が処理チャンバの外部から内部に延設されており、当該開口部付近で外管が処理チャンバの側壁に固定されるとともに、内管の先端部がノズルに接続されている(後の図9中の「比較例」の欄参照)。このため、外管により内管を流れる冷却ガスの温度上昇を抑制しながら、冷却ガスが内管を通じてノズルに供給されて処理チャンバ内で所定の処理、つまり液膜凍結処理が実行される。
特開2008−071875号公報
ところで、この種の基板処理装置では、ノズルはスキャンアームの先端部に取り付けられており、モータによりスキャンアームを駆動することによってノズルを走査移動することが可能となっている。そして、処理チャンバの内部に延設された配管は図9中の「比較例」の欄に示すようにノズル走査移動に伴って大きく湾曲するが、配管の内管中を冷却ガスが流れることで当該内管は冷却されて硬化するため、次のような問題が発生することがあった。すなわち、常温状態では内管はノズルの走査移動に追随して柔軟に湾曲変形するが、冷却ガスにより内管が硬化すると、湾曲変形させるためには比較的大きな力が必要となり、ノズル走査移動時にモータにかかるトルクが増大してしまう。したがって、内管の硬化による負荷増大を考慮してモータのパワーを上げておく必要があった。その結果、装置の大型化や高コスト化を招くという問題が発生していた。
また、モータにかるトルクを低減するために、湾曲変形の容易化を図るために比較的長い配管を使用したり、内管と外管の間にスペーサを設けずに外管中で内管を比較的自由に変形させるという対策が考えられる。しかしながら、配管の長尺化によって管内への熱の流入量が増大するため、ノズルから吐出される冷却ガスの到達温度(吐出ガス温度)が目標値に達しない場合、あるいは吐出ガス温度が目標値に到達するものの冷却ガスの供給開始から目標到達までの時間、いわゆる立ち上がり時間が長くなる場合が発生していた。また、スペーサを設けないことにより、ノズルを走査移動させている最中に外管と内管が接触して内管を流れている冷却ガスの温度が大きく変動してしまうことがあった。これらのように従来装置では、低い温度に保たれた冷却流体を安定的に基板に供給することが困難であった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、配管を介して供給される冷却流体によって基板を処理する基板処理装置において、低い温度に保たれた冷却流体を安定的に基板に供給することのできる技術を提供することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するために、処理チャンバと、処理チャンバに対して移動自在に設けられた可動部と、可動部を貫通して処理チャンバ外部から処理チャンバ内部に延設され、可動部に保持された配管と、処理チャンバ外部側の配管端部に接続されて配管に冷却流体を供給する冷却流体供給部と、処理チャンバ内部で、配管を介して処理チャンバ内部に供給される冷却流体によって基板を処理する処理部とを備え、処理チャンバは、配管の外形よりも大きな内径を有して、配管が挿通される開口部を有し、可動部は、処理チャンバの外側に設けられて配管を保持する保持部材と、一端が保持部材に取り付けられるとともに他端が処理チャンバに取り付けられて、保持部材を処理チャンバに対して変位自在に連結する連結部材とを有し、保持部材と連結部材で開口部が塞がれるように処理チャンバに取り付けられて、処理チャンバ内部の雰囲気が開口部から流出するのを防止することを特徴としている。
このように構成された発明では、処理チャンバの外部側から内部側に配管を設け、当該配管を介して冷却流体を処理チャンバ内に供給して基板の処理を行っている。また、可動部が処理チャンバに対して移動自在に設けられ、さらに当該可動部に対して配管が貫通して保持されている。そして、この配管を介して処理チャンバ外部から処理チャンバ内部に冷却流体が供給され、当該冷却流体による基板処理が実行される。したがって、処理を行っている最中に処理チャンバ内で配管を移動させたとしても、その移動に応じて可動部が処理チャンバに対して移動して配管の湾曲変形が抑えられ、配管移動による負荷が抑制される。
ここで、可動部としては、例えば配管を保持する保持部材と、保持部材を処理チャンバに対して変位自在に連結する連結部材とを有するものを採用してもよく、この場合、配管が確実に保持されるとともに、配管移動を円滑なものとすることができる。また、配管を挿通するために処理チャンバに設けられた開口部を保持部材と連結部材で塞ぐように可動部を処理チャンバに取り付けるのが望ましい。このような構成を採用することで、処理チャンバの内部雰囲気が開口部から流出するのを確実に防止することができる。
また、可動部として弾性部材が開口部を塞ぐように処理チャンバに設けてもよく、弾性部材の中心部で配管を保持するとともに、その外周部を処理チャンバに取り付けることで、配管を確実に保持し、配管移動を円滑なものとし、さらに処理チャンバの内部雰囲気が開口部から流出するのを確実に防止することができる。
また、上記のように構成された可動部については、処理チャンバに対して処理部の反対側に設けるのが好適である。というのも、このような構成を採用することで可動部において発生するゴミや埃などが処理チャンバ内に飛散するのを確実に防止することができる。
さらに、処理部が、処理チャンバ内部側の配管端部に接続されて基板表面に向けて冷却流体を吐出するノズルと、基板表面に対しノズルを旋回移動させるノズル駆動機構とを有するように構成してもよい。このような構成では、基板表面にノズルを旋回移動させることにより、基板表面全体を凍結させることができる。また、ノズルの吐出範囲が基板全面をカバーする必要がないので、ノズルを小型に構成することができる。
この発明によれば、配管が処理チャンバに対して移動自在な可動部に保持されており、処理中に処理チャンバ内で配管が移動した際には、その移動に応じて可動部が処理チャンバに対して移動して配管の湾曲変形が抑えられる。このため、配管移動により発生する負荷が抑制され、低い温度に保たれた冷却流体を安定的に基板に供給することが可能となっている。
図1はこの発明にかかる基板処理装置の第1実施形態を示す図である。また、図2は図1の基板処理装置の制御構成を示すブロック図である。この装置は半導体ウエハ等の基板Wの表面Wfに付着しているパーティクル等の汚染物質を除去するための基板洗浄処理を実行可能な枚葉式の基板処理装置である。より具体的には、微細パターンが形成された基板表面Wfについて、その表面Wfに液膜を形成してそれを凍結させ、該凍結膜を除去することで凍結膜とともにパーティクル等を基板表面から除去する凍結洗浄処理を実行する基板処理装置である。凍結洗浄技術については上記特許文献1を始めとして多くの公知文献があるので、この明細書では詳しい説明を省略する。
この基板処理装置10は処理チャンバ1を有しており、当該処理チャンバ1内部において基板Wの表面Wfを上方に向けて略水平姿勢に保持した状態で、基板Wを回転させるためのスピンチャック2を有している。このスピンチャック2の中心軸21の上端部には、円板状のスピンベース23がネジなどの締結部品によって固定されている。この中心軸21はモータを含むチャック回転機構22の回転軸に連結されている。そして、装置全体を制御する制御ユニット4からの動作指令に応じてチャック回転機構22が駆動されると、中心軸21に固定されたスピンベース23が回転中心AOを中心に回転する。
また、スピンベース23の周縁部付近には、基板Wの周縁部を把持するための複数個のチャックピン24が立設されている。チャックピン24は、円形の基板Wを確実に保持するために3個以上設けてあればよく、スピンベース23の周縁部に沿って等角度間隔で配置されている。各チャックピン24のそれぞれは、基板Wの周縁部を下方から支持する基板支持部と、基板支持部に支持された基板Wの外周端面を押圧して基板Wを保持する基板保持部とを備えている。また、各チャックピン24は、基板保持部が基板Wの外周端面を押圧する押圧状態と、基板保持部が基板Wの外周端面から離れる解放状態との間を切り替え可能に構成されている。
そして、スピンベース23に対して基板Wが受渡しされる際には、各チャックピン24を解放状態とし、基板Wに対して洗浄処理を行う際には、各チャックピン24を押圧状態とする。各チャックピン24を押圧状態とすると、各チャックピン24は基板Wの周縁部を把持して、基板Wがスピンベース23から所定間隔を隔てて略水平姿勢に保持されることとなる。これにより、基板Wは、その表面Wfを上方に向け、裏面Wbを下方に向けた状態で保持される。
また、上記のように構成されたスピンチャック2の上方には遮断部材9が配置されている。この遮断部材9は、中心部に開口を有する円板状に形成されている。また、遮断部材9の下面は、基板Wの表面Wfと略平行に対向する基板対向面となっており、基板Wの直径と同等以上の大きさに形成されている。この遮断部材9は略円筒形状を有する支持軸91の下端部に略水平に取り付けられている。この支持軸91は、水平方向に延びるアーム92により、基板Wの中心を通る鉛直軸回りに回転可能に保持されている。また、アーム92には、遮断部材回転機構93と遮断部材昇降機構94とが接続されている。
遮断部材回転機構93は、制御ユニット4からの動作指令に応じて、支持軸91を基板Wの中心を通る鉛直軸回りに回転させる。また、制御ユニット4は、遮断部材回転機構93の動作を制御して、スピンチャック2に保持された基板Wの回転に応じて基板Wと同じ回転方向でかつ略同じ回転速度で遮断部材9を回転させる。
遮断部材昇降機構94は、制御ユニット4からの動作指令に応じて、遮断部材9をスピンベース23に近接させたり、逆に離間させる。具体的には、制御ユニット4は、遮断部材昇降機構94の動作を制御して、基板処理装置に対して基板Wを搬入出させる際には遮断部材9をスピンチャック2の上方の離間位置(図1に示す位置)に上昇させる一方、基板Wに対して所定の処理を施す際には遮断部材9をスピンチャック2に保持された基板Wの表面Wfのごく近傍に設定された対向位置まで下降させる。
図3は遮断部材およびスピンベースの内部構造を示す図である。遮断部材9の支持軸91は中空になっており、その内部に、遮断部材9の下面(基板対向面)で開口するガス供給管95が挿通されている。このガス供給管95は乾燥ガス供給部65に接続されている。この乾燥ガス供給部65は、窒素ガス供給ユニット(図示省略)から供給される窒素ガスを基板Wに供給するもので、適当なタイミングで遮断部材9と基板Wの表面Wfとの間に形成される空間に向けてガス供給管95から窒素ガスを供給する。なお、この実施形態では、乾燥ガス供給部65から乾燥ガスとして窒素ガスを供給しているが、空気や他の不活性ガスなどを供給するようにしてもよい。
ガス供給管95の内部には、液体供給管96が挿通されている。この液体供給管96の下方端部は遮断部材9の下面で開口しており、その先端に液体吐出ノズル97が設けられている。一方、液体供給管96の他方端部は液体供給ユニット62に接続されている。この液体供給ユニット62は、凍結洗浄処理において基板表面Wfに液膜を構成する液体やリンス液を供給するものであり、本実施形態では液膜を構成する液体とリンス液としてDIWを用いている。
また、スピンチャック2の中心軸21は円筒状の空洞を有する中空になっており、中心軸21の内部には、基板Wの裏面Wbに液体を供給するための円筒状の液供給管25が挿通されている。液供給管25は、スピンチャック2に保持された基板Wの下面側である裏面Wbに近接する位置まで延びており、その先端に基板Wの下面の中央部に向けて液体を吐出する液吐出ノズル27が設けられている。液供給管25は、上記した液体供給ユニット62に接続されており、基板Wの裏面Wbに向けてDIWをリンス液として供給する。
また、中心軸21の内壁面と液供給管25の外壁面との隙間は、横断面リング状のガス供給路29になっている。このガス供給路29は乾燥ガス供給部65に接続されており、乾燥ガス供給部65からガス供給路29を介してスピンベース23と基板Wの裏面Wbとの間に形成される空間に窒素ガスが供給される。
また、図1に示すように、この実施形態では、スピンチャック2の周囲に受け部材51が固定的に取り付けられている。この受け部材51には、円筒状の仕切り部材が3個立設されて3つの空間が排液槽として形成されている。また、これらの排液槽の上方にはスプラッシュガード52がスピンチャック2に水平姿勢で保持されている基板Wの周囲を包囲するようにスピンチャック2の回転軸に対して昇降自在に設けられている。このスプラッシュガード52は回転軸に対して略回転対称な形状を有している。そして、ガード昇降機構(図示省略)の駆動によりスプラッシュガード52を段階的に昇降させることで、回転する基板Wから飛散する液膜形成用DIW、リンス液やその他の用途のために基板Wに供給される処理液などを分別して図示を省略する排液処理ユニットへ排出することが可能となっている。
この基板処理装置では、冷却ガス吐出ノズル3がスピンチャック2に保持された基板Wの表面Wfに向けて液膜凍結用冷却ガスを吐出可能に設けられている。また、このノズル3を駆動するためにノズル駆動機構31が設けられている。このノズル駆動機構31では、回転モータ32がスピンチャック2の周方向外側かつスピンチャック2に保持される基板Wよりも下方に設けられている。この回転モータ32は、ベース部材35に回転自在に取り付けられた回転軸33に結合されており、回転軸33を回転中心軸J周りに回転させる。回転軸33にはアーム34が水平方向に延びるように接続され、さらに当該アーム34の先端に上記冷却ガス吐出ノズル3が取り付けられている。そして、制御ユニット4からの動作指令に応じて回転モータ32が駆動されると、アーム34が略鉛直方向の回転中心軸J回りに揺動し、冷却ガス吐出ノズル3が以下のように移動する。
図4は冷却ガス吐出ノズルの動きを示す図である。制御ユニット4からの動作指令に基づき回転モータ32が駆動されてアーム34が回転中心軸J周りに揺動すると、冷却ガス吐出ノズル3は、スピンベース23の回転中心上に相当する回転中心位置Pcと基板Wの対向位置から側方に退避した待機位置Psとの間を移動軌跡Tに沿って水平移動する。すなわち、回転モータ32は、冷却ガス吐出ノズル3を基板Wの表面Wfに沿って基板Wに対して相対移動させる。
冷却ガス吐出ノズル3は配管機構7の二重配管71を介して冷却流体供給部64に接続されている。この冷却流体供給部64は、制御ユニット4からの動作指令に応じて冷却ガスを冷却ガス吐出ノズル3に供給するものである。冷却流体供給部64は、処理チャンバ1の外部にガス冷却ユニット640を備えている。後に詳述するように、ガス冷却ユニット640には窒素ガス供給ユニット(図示省略)から送出される窒素ガスおよび液体窒素供給ユニット(図示省略)から送出される液体窒素が導入されており、液体窒素によって冷却した窒素ガスを本発明の「冷却流体」として冷却ガス吐出ノズル3に送出する。また、ノズル駆動機構31は、冷却ガス吐出ノズル3が冷却ガスを吐出する際にアーム34を回転中心軸J周りに揺動させることにより、該ノズル3を基板表面Wfに対し走査移動させて基板表面Wf全体に冷却ガスを行き渡らせる。そして、表面Wfに液膜を形成され所定の回転速度で回転する基板Wに対し、冷却ガス吐出ノズル3が冷却ガスを吐出しながら基板表面Wfに対し走査移動することによって、基板表面Wfに形成された液膜全体を凍結させることができる。このように本実施形態では、冷却ガス吐出ノズル3とノズル駆動機構31で本発明の「処理部」が構成されており、当該処理部によって基板洗浄のための液膜凍結処理を本発明の「処理」として実行する。
基板Wの表面Wfからの冷却ガス吐出ノズル3の高さは、冷却ガスの供給量によっても異なるが、例えば50mm以下、好ましくは数mm程度に設定される。このような基板Wの表面Wfからの冷却ガス吐出ノズル3の高さおよび冷却ガスの供給量は、(1)冷却ガスが有する冷熱を液膜に効率的に付与する観点、(2)冷却ガスにより液膜の液面が乱れることがないように液膜を安定して凍結する観点などから実験的に定められる。なお、ノズル駆動機構31の下部には例えばボールねじを用いたアーム昇降機構36が設けられており、アーム34および冷却ガス吐出ノズル3を一体的に昇降させることができる。これにより、冷却ガス吐出ノズル3の高さを調節することが可能である。
冷却ガスは、基板Wの表面Wfに形成された液膜を構成する液体の凝固点、すなわちこの実施形態では0°Cより低い温度を有する。この冷却ガスは、以下に説明するように、ガス冷却ユニット640内に貯留されている液体窒素内を通るパイプに窒素ガスを流すことにより生成され、この実施形態では例えば−100°Cに冷却されている。そして、二重管構造の配管、各種コネクタおよびOリング等を備えた配管機構7によって、冷却ガスがガス冷却ユニット640から冷却ガス吐出ノズル3に供給される。
図5はガス冷却ユニットおよび配管機構を示す図である。ガス冷却ユニット640では、容器641は内部に液体窒素を貯留するタンク状となっており、液体窒素温度に耐えうる材料、例えば、ガラス、石英またはHDPE(高密度ポリエチレン:High Density Polyethylene)により形成されている。なお、容器641を断熱容器で覆う二重構造を採用してもよい。この場合、外部容器は、処理チャンバ外部の雰囲気と容器641との間での熱移動を抑制するために、断熱性の高い材料、例えば発泡性樹脂やPVC(ポリ塩化ビニル樹脂:polyvinyl chloride)などにより形成するのが好適である。
容器641には、液体窒素を取り入れる液体窒素導入口643が設けられている。そして、該導入口643を介して液体窒素供給ユニットから液体窒素が容器641内に導入される。また、容器641内には液面センサ(図示省略)が設けられて、容器内の液体窒素の量を一定に保っている。
また、容器641の内部には、ステンレス、銅などの金属管で形成されたコイル状の熱交換パイプ647がガス通送路として設けられている。熱交換パイプ647は容器641に貯留された液体窒素に浸漬されており、その内部には窒素ガス供給ユニット(図示省略)から窒素ガスが供給されている。これにより、窒素ガスが液体窒素により冷やされて冷却ガスとして出力される。すなわち、この実施形態では、液体窒素を貯留する容器641およびその内部に設けられた熱交換パイプ647が熱交換器を構成している。
上記のよう構成されたガス冷却ユニット640は配管機構7の二重配管71を介して冷却ガス吐出ノズル3と接続されている。この配管機構7は、図5に示すように、内部に冷却ガスを通送する1本の内管711と、断熱性樹脂により形成された2本の外管712A、712Bとを有している。そして、ガス冷却ユニット640側の外管712Aが内管711を取り囲んで冷却ガス供給管部71Aが形成されるとともに、ノズル3側の外管712Bが内管711を取り囲んで冷却ガス供給管部71Bが形成されている。このように冷却ガス供給管部71A、71Bはともに二重管構造になっており、冷却ガス吐出ノズル3に到達する前に冷却ガスの温度が上昇するのを防止する。より詳しくは、外管712A、712BはPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂:polymer of tetrafluoroethylene and perfluoroalkylvinylether)製の蛇腹構造を有するフレキシブルキューブ構造を有しており、当該外管712A,712B内にPFA製の内管711が遊挿されるとともに、図示を省略するスペーサにより内管711が外管712A、712Bの中心部に位置して外管712A、712Bと接触するのを防止している。また、これらの外管712A、712BはPTFE製のパネルマウントユニオン72により直列的に接続されて2つの冷却ガス供給管部71A、71Bにより二重配管71を形成している。また、この二重配管71の両開放端のうち冷却ユニット側開放端部(冷却ガス供給管部71Aの開放端部)はコネクタ73、75およびユニオン74によりガス冷却ユニット640に接続される一方、ノズル側開放端部(冷却ガス供給管部71Bの開放端)がPFA製のレデューシングユニオン76、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン:polytetrafluoroethylene)製のスリーブキャップ77、PFA製のコネクタ78、79により冷却ガス吐出ノズル3と接続されており、二重配管71の両端部は封止されている。そして、次のようにして二重配管71の内部、つまり外管712の内部が排気されて減圧され、これによって断熱性が高められている。このように、本実施形態では、二重配管71が本発明の「配管」に相当する。
冷却ガス供給管部71Aの開放端側(冷却ガス供給管部71Bとの接続側と反対側)では、図6に示すように、容器641の蓋641a上に中空フランジ648が取り付けられている。この中空フランジ648の側面から中空部に横穴部が形成されるとともに、当該横穴部にコネクタ649が取り付けられている。また、中空フランジ648の中空部には、熱交換パイプ647の一方端部が上方に延設されている。そして、熱交換パイプ647の上端部がボアード・スルーコネクタ73により蓋641aに支持されるとともに、パイプ上端がステンレス製ユニオン(管継手)74を介して内管711と接続されて冷却ガスをノズル側に供給可能となっている。また、冷却ガス供給管部71Aの外管712AがPFA製のコネクタ75により中空フランジ648の中空上端部と接続されて冷却ガス供給管部71Aの開放端側が封止されている。なお、後述するように冷却ガス供給管部71Bの開放端側も封止されており、コネクタ649を介して接続されたポンプ(図示省略)を作動させることで外管712A、712B内の空気が排気されて減圧され、これによって断熱性の向上が図られている。
また、冷却ガス供給管部71A、71Bの外管712A、712Bは、図7に示すように、パネルマウントユニオン72により相互接続されている。また、この実施形態では、パネルマウントユニオン72が可動部8により処理チャンバ1に対して接続されている。この可動部8は、パネルマウントユニオン72に固定されて二重配管71を保持するPVC製の円環プレート81と、円環プレート81を処理チャンバ1に連結するベローズ82を有している。この実施形態では、冷却ガス供給管部71Bを処理チャンバ1の内部に延設するために、処理チャンバ1の側壁に冷却ガス供給管部71Bの外径よりも大きな内径を有する開口部1Aが形成されている。そして、開口部1Aに対して処理チャンバ1の外側(図5、図7の右手側)に円環プレート81は配置されてOリング83を介してパネルマウントユニオン72のフランジ部に固定されている。
このベローズ82は、図7に示すように、処理チャンバ1の開口部1Aに遊挿された冷却ガス供給管部71Bを開口部1Aと円環プレート81の間で取り囲むように配置されている。そして、ベローズ82の一方端部(図7中の右側端部)が円環プレート81に取り付けられる一方、他方端部(図7中の左側端部)が円環プレート84に固定されている。この円環プレート84はPVC製で、処理チャンバ1の開口部外側周縁部に取り付けられている。こうして、円環プレート81が処理チャンバ1に対して移動自在となっており、この円環プレート81とベローズ82により開口部1Aが処理チャンバ1の外部で塞がれるように可動部8が構成されている。つまり、本実施形態では、円環プレート81およびベローズ82がそれぞれ本発明の「保持部材」および「連結部材」として機能しており、後述するように冷却ガス吐出ノズル3が走査移動されて冷却ガス供給管部71Bが移動変位した際には、その移動に伴いプレート81が移動して冷却ガス供給管部71Bの湾曲変形を抑制することができる。また、円環プレート81およびベローズ82により開口部1Aを処理チャンバ1の外部から覆って塞いでいるため、処理チャンバ1の内部雰囲気が処理チャンバ1の外部に及ぶのを確実に防止している。
冷却ガス供給管部71Bの開放端部(図5、図8の左手側端部)では、外管712Bがレデューシングユニオン76を介してスリーブキャップ77に接続され、これによって封止されている。このスリーブキャップ77の中央部には内管711を挿通するための開口(図示省略)が穿設されており、内管711は当該開口を通ってスリーブキャップ77からノズル側に延設されている。そして、内管711の先端部はPFA製のスルーコネクタ78およびPFA製のコネクタ79を介して冷却ガス吐出ノズル3に接続されて冷却ガスを供給する。
このように構成された基板処理装置では、未処理の基板Wが装置内に搬入されると、制御ユニット4が装置各部を制御して該基板Wに対して一連の洗浄処理が実行される。ここで、基板がその表面Wfに微細パターンを形成されたものである場合、該基板表面Wfを上方に向けた状態で基板Wが処理チャンバー1内に搬入され、スピンチャック2に保持される。なお、遮断部材9は離間位置にあり、基板Wとの干渉を防止している。また、冷却ガス吐出ノズル3は図4の実線位置に待機している。
スピンチャック2に未処理の基板Wが保持されると、遮断部材9が対向位置まで降下され、基板表面Wfに近接配置される。これにより、基板表面Wfが遮断部材9の基板対向面に近接した状態で覆われ、基板Wの周辺雰囲気から遮断される。続いて液膜形成処理を実行する。すなわち、制御ユニット4はチャック回転機構22を駆動させてスピンチャック2を回転させるとともに、ノズル97から常温のDIWを基板表面Wfに供給する。基板表面に供給されたDIWには、基板Wの回転に伴う遠心力が作用し、基板Wの径方向外向きに均一に広げられ、その一部が基板外に振り切られる。これによって、基板表面Wfの全面にわたって液膜の厚みを均一にコントロールして、基板表面Wfの全体に所定の厚みを有する液膜(水膜)が形成される。なお、液膜形成に際して、上記のように基板表面Wfに供給されたDIWの一部を振り切ることは必須の要件ではない。例えば、基板Wの回転を停止させた状態あるいは基板Wを比較的低速で回転させた状態で基板WからDIWを振り切ることなく基板表面Wfに液膜を形成してもよい。
そして、遮断部材9を上方に退避させ、代わって冷却ガス吐出ノズル3を基板Wの回転中心AO上方の回転中心位置Pc(図4)へ移動させる。続いて液膜凍結処理を実行する。すなわち、ガス冷却ユニット640に窒素ガスを送り込んで冷却ガスを生成するとともに、液膜を形成された基板Wを回転させながら、冷却ガスを吐出する冷却ガス吐出ノズル3を基板Wの回転中心AOから端部に向けて走査移動させる。これにより、基板表面Wf全面に冷却ガスを供給して液膜を凍結させる。基板Wの端部にまで到達した時点で冷却ガスの吐出を停止させる一方、冷却ガス吐出ノズル3をさらに外側へ移動させ、最終的に待機位置Psで停止させる。このように冷却ガス吐出ノズル3の走査移動に応じて冷却ガス供給管部71Bも変位するが、図9中の「本実施形態」の欄に示すように、ノズル移動に伴い可動部8の円環プレート81が2次元的あるいは3次元的に移動して冷却ガス吐出ノズル3との距離がほぼ一定値に保たれて冷却ガス供給管部71Bはほぼ直線状態を維持したまま変位する。
その後、遮断部材9を再び基板表面Wfに近接させる。この状態で、基板Wの両面にリンス液としてのDIWを供給してリンス処理を行う。これにより、基板表面Wfの凍結膜が除去され、これとともに凍結膜に取り込まれたパーティクル等も基板表面Wfから取り去られる。続いて、基板Wを乾燥させる乾燥処理を行う。すなわち、遮断部材9およびスピンベース23から基板両面に窒素ガスを供給しながら基板Wを高速度で回転させることにより、基板Wに残留するDIWを振り切り基板Wを乾燥させる。こうして乾燥処理が終了すると、処理済みの基板Wを搬出することによって1枚の基板Wに対する処理が完了する。
以上のように、本発明の第1実施形態によれば、冷却ガス供給管部71A、71Bからなる二重配管71を処理チャンバ1の外部側から内部側に設け、当該二重配管71を介して冷却ガスを処理チャンバ1内の冷却ガス吐出ノズル3に供給して液膜凍結処理を実行している。その液膜凍結処理中に冷却ガス吐出ノズル3が走査移動するのに伴い二重配管71、特にノズル側の却ガス供給管部71Bが大きく変位するが、上記したように円環プレート81が処理チャンバ1に対して移動して冷却ガス供給管部71B、特に凍結もしくは低温により硬化した内管711が湾曲変形するを抑制し、冷却ガス供給管部71Bの移動により発生する負荷が抑制される。
ここで、従来装置で採用している構成(図9中の「比較例」)と対比しながら本実施形態の作用効果について説明する。図9の「比較例」の欄に示すように従来装置では冷却ガス供給管部71Bの一方端は処理チャンバ1の所定位置1Bに固定配置されるとともに他方端が冷却ガス吐出ノズル3に接続されているため、ノズル3の走査移動に伴い固定位置1Bとノズル3の距離が大きく変化し、その距離変化に応じて冷却ガス供給管部71Bは湾曲変形せざるを得ず、その結果、ノズル走査移動に伴い大きな負荷が発生して回転モータ32にかかるトルクが増大していた。これに対し、本実施形態によれば、上記したようにノズル3の走査移動に伴い冷却ガス供給管部71Bがほぼ直線形状を維持したまま移動変位するため、負荷発生を抑制することができ、トルク増大を防止することができる。その結果、回転モータ32の大型化を防止することができる。また、冷却ガス供給管部71Bの長さを比較例に比べて大幅に短くすることができるとともに、内管711と外管712が接触するのを確実に防止することができる。その結果、冷却ガス吐出ノズル3に供給する冷却ガスの温度上昇を抑え、低い温度に保たれた冷却ガスを安定的に基板Wに供給することのできる。また、上記したように冷却ガス供給管部71Bの湾曲変形が抑制されることから比較例に比べて内管711の管壁を厚肉化することができ、断熱性能を高めることができ、この点においても冷却ガスの安定供給の面で有利である。さらに、冷却ガス供給管部71Bの湾曲変形を抑制することができるため、冷却ガス供給管部71Bに付着する水滴や霜の基板W上への落下を抑制することができる。
また、上記第1実施形態では、二重配管71を保持している円環プレート81と、当該円環プレート81と処理チャンバ1を連結するベローズ82とで開口部1Aを処理チャンバ1の外部側から覆って塞いでいる。したがって、処理チャンバ1の内部雰囲気が開口部1Aから流出するのを確実に防止することができる。また、円環プレート81およびベローズ82は処理チャンバ1の外部側に設けているため、仮に可動部8でゴミや埃などが発生したとしても、それらが処理チャンバ1内に飛散するのを確実に防止することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば可動部8の構成は上記第1実施形態に限定されるものではなく、例えば図10に示すように、開口部1Aの内径よりも大きな外径を有する円環状の弾性部材85により可動部8を構成してもよい。この第2実施形態では、弾性部材85は伸縮性に優れたゴムなどの弾性シートにより構成されており、中央部に形成された開口に二重配管71(冷却ガス供給管部71A、71B)が挿通されるとともに弾性部材85に保持されている。また、このように二重配管71を保持した弾性部材85が開口部1Aを塞ぐように処理チャンバ1の外部側(図10の右側)から処理チャンバ1の側壁に取り付けられている。そして、ノズル移動に伴い弾性部材(弾性シート)85が伸縮して二重配管71を保持している保持箇所と冷却ガス吐出ノズル3との距離がほぼ一定値に保たれて冷却ガス供給管部71Bはほぼ直線状態を維持したまま変位する。その結果、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、上記実施形態では、内管711および外管712A、712BをPFAチューブを用いているが、内管711および外管712A、712Bの材質はこれに限定されるものではなく、断熱性を確保することができる樹脂材料であれば、それらの樹脂材料を用いることができる。
また、記実施形態では、本発明の液膜を形成する液体としてDIWを用いているが、これに限られず、例えば純水、炭酸水、水素水、脱気水、溶存酸素や溶存窒素などの溶存気体成分を調整した純水、SC1溶液(アンモニア水と過酸化水素水との混合水溶液)等の薬液などを用いてもよい。
また、上記各実施形態では、冷却流体源として窒素ガスを、また冷媒として液体窒素を用いる熱交換器によって窒素ガスを冷却することにより冷却ガスを冷却流体として生成しているが、冷却流体の種類およびその冷却方法はこれに限定されるものではない。例えば、アルゴンガスなど他の不活性ガスや清浄な乾燥空気を冷却流体として用いてもよい。また、ガス冷却ユニットとしては、他の冷媒を用いる熱交換器を有するものやペルチェ効果など他の原理に基づきガスを冷却するものであっても、必要な温度までガスを冷却することが可能なものであれば利用可能である。
この発明は、処理チャンバの外部から内部に延設された配管を介して処理チャンバに冷却流体を供給し、当該冷却流体によって基板に対して所定の処理を施す基板処理装置全般に適用することができる。なお、基板としては、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板などが含まれる。
この発明にかかる基板処理装置の第1実施形態を示す図である。 図1の基板処理装置の制御構成を示すブロック図である。 遮断部材およびスピンベースの内部構造を示す図である。 冷却ガス吐出ノズルの動きを示す図である。 ガス冷却ユニットおよび配管機構を示す図である。 配管機構の部分拡大図である。 配管機構の部分拡大図である。 配管機構の部分拡大図である。 本実施形態と比較例での配管の湾曲変形状態を示す模式図である。 この発明にかかる基板処理装置の第2実施形態を示す図である。
符号の説明
1…処理チャンバ
1A…開口部
3…冷却ガス吐出ノズル(処理部)
8…可動部
31…ノズル駆動機構(処理部)
64…冷却流体供給部
71…二重配管
71A、71B…冷却ガス供給管部
81…円環プレート(保持部材)
82…ベローズ(連結部材)
85…弾性部材(可動部)
W…基板

Claims (4)

  1. 処理チャンバと、
    前記処理チャンバに対して移動自在に設けられた可動部と、
    前記可動部を貫通して前記処理チャンバ外部から前記処理チャンバ内部に延設され、前記可動部に保持された配管と、
    前記処理チャンバ外部側の前記配管端部に接続されて前記配管に冷却流体を供給する冷却流体供給部と、
    前記処理チャンバ内部で、前記配管を介して前記処理チャンバ内部に供給される冷却流体によって基板を処理する処理部と
    を備え、
    前記処理チャンバは、前記配管の外形よりも大きな内径を有して、前記配管が挿通される開口部を有し、
    前記可動部は、
    前記処理チャンバの外側に設けられて前記配管を保持する保持部材と、
    一端が前記保持部材に取り付けられるとともに他端が前記処理チャンバに取り付けられて、前記保持部材を前記処理チャンバに対して変位自在に連結する連結部材と
    を有し、
    前記保持部材と前記連結部材で前記開口部が塞がれるように前記処理チャンバに取り付けられて、前記処理チャンバ内部の雰囲気が前記開口部から流出するのを防止することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記配管は二重配管であり、
    前記保持部材に固定されたパネルマウントユニオンによって、前記二重配管の外管が相互に接続されている請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記可動部は前記処理チャンバに対して前記処理部の反対側に設けられている請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記処理部は、前記処理チャンバ内部側の前記配管端部に接続されて前記基板表面に向けて前記冷却流体を吐出するノズルと、前記基板表面に対し前記ノズルを旋回移動させるノズル駆動機構とを有する請求項1ないしのいずれか一項に記載の基板処理装置。
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