JP5219011B2 - 表面処理液、表面処理剤及び表面処理方法 - Google Patents

表面処理液、表面処理剤及び表面処理方法 Download PDF

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は自動車や鉄道、航空機などの運輸車両業界、強電・弱電・家電業界、機械・重機業界および建築・設備業界などで広く使用されている部材の表面処理に関する物であり、特に表面処理に要求される特性に耐食性や外観が求められる部材、特には金属を母材とする部材の表面処理に関するものである。
【従来の技術】
一般的に鉄系材料・部品の防錆方法として古くから亜鉛を表面に処理することが行われてきたが、耐食性の向上要求などから10〜20年ほど以前からこの亜鉛処理の特性を向上させる表面処理として亜鉛−鉄、亜鉛−ニッケル、亜鉛−コバルト、亜鉛−マンガン、錫−亜鉛などの亜鉛系合金処理や亜鉛−シリカなどの複合処理が研究・開発されてきた。これらの技術はそれなりの効果を得てきたが近年の更なる性能向上要求に応えるには幾つかの難点がある。たとえば、合金化においては合金成分である鉄やニッケルの共析率が増加すれば、耐食性も向上することが知られている(ニッケルなどにおいては13〜14%程度が最も優れていることが知られている)が、現実的には亜鉛−鉄合金処理の場合では鉄共析率1%以下、亜鉛−ニッケル合金処理の場合は5〜7%程度の合金めっきが行われている。これは、耐食性の要求に応えるため鉄共析率をアップした場合(1%を越えた場合)、表面処理後に折り曲げ、スパイラル曲げ、押し出し、押し込み、衝撃、巻き締めなどのめっき被膜の密着力に負荷がかかった場合(二次加工が施される場合)や加熱された場合或いは経時でめっき被膜の膨れや脱落などの密着不良を引き起こし、耐食性的にも装飾性的にも表面処理の意味をなさないものになってしまうためである。現在、亜鉛−ニッケルにおいては海外でニッケル共析率13%前後の合金処理を一部行っているが、前述の二次加工時の密着性の問題の根本的解決はなされておらず、表面処理後に折り曲げ、スパイラル曲げ、押し出し、押し込み、衝撃、巻き締めなどのめっき被膜の密着力に負荷が掛かる物への適用はできない。さらにこの様な狭い共析率範囲を維持するため、これらの表面処理を得るための処理条件も制限を受けており、細かい管理が要求されていた。
亜鉛−シリカなどの複合めっき処理は、鋼鈑用を中心に一部で研究されているが、部材への適用例は皆無に等しい。これは鋼鈑用の技術と部材用の技術は大きく異なり、フラットな鋼鈑を処理する技術では複雑な形状の部材を一様に覆うことができないためである。また、鋼鈑用亜鉛−シリカ処理は外観の美しさをあまり考慮していないため、表面にシリカのための大きな凹凸が存在したり、マトリックス中に凝集したシリカが0.1μm程度の大きさで偏在する表面が得られる。亜鉛−シリカ複合処理はシリカ含有量の増加に伴い、耐食性が向上するが、析出量の増加はこれらの影響(表面外観の悪化)を増大させ、ますます部材用の表面処理に適さなくなるため、より高耐食性の物を得ることは困難であった。とは言えこれまでに部材への適用が全く検討されなかったわけで無く、例えばジンケートめっき液にシリカ微粒子を添加した液が特開昭61−143597号の実施例2に記載されている。しかし、この液はめっき被膜表面に存在するシリカ微粒子による凹凸のため外観が優れないという理由以外にも液中にシリカ微粒子が懸濁しているという理由によっても、本発明の適用分野である部材の表面処理を行う現場では使用できない。すなわち、部材のめっきのための現場において、めっき液のタンクには液を清浄に保つためや温度を保持するために濾過器や循環ポンプなど多数の配管が施されているが、シリカ微粒子が懸濁していると直ぐに濾過器が詰まり使用できなくなり、液の清浄を保つのが困難になる。また配管類に詰まると液の温度が保てなくなるだけでなく、ポンプなどの設備が破損してしまうのである。これらの不都合を避けるためにシリカ微粒子の添加量を減少させることが考えられるが、同発明の他の実施例を比べると分かるように被膜中のシリカ含有率の低下は耐食性を低下させるものであり、添加量を減少することは発明の効果を低下させるものに他ならない。加えるならばその実施例2のめっき被膜厚さは18μmであるが、一般的な部材のめっき厚さは5〜8μmが主流であり、同発明は実用的なめっき厚さからやや離れたものである。亜鉛めっきの赤錆発生までの耐食性はめっき被膜の厚さに比例することが一般的であるが、同発明の実施例2の膜厚を5μmに換算すると赤錆発生時間は66.7時間である。一般的な亜鉛めっきは1μm当たり7.5〜8時間の耐食性があると言われ、5μmで約40時間の性能になる。性能差がわずかな事からもシリカ微粒子の添加量を減少することが困難であることが分かる。これらの問題点を鑑み、カ性ソーダの濃度やシリカ粒子種などを制限し、液中の懸濁を解消する(シリカを溶解し液が透明になる)発明もある。実験室レベルにおいてその発明はめっき外観や液の懸濁問題を解消するものであったが、現場においては年末年始休暇などの長期休業中に懸濁発生することが時折あり、特開昭61−143597号の問題点が発生し、この不安を拭いきれるものでなかった。この発明に金属を添加しても休業中に懸濁する問題を解消するものではないことは容易に想像でき、事実解消しなかった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来の技術において解消できない問題を解決することにあり、具体的には液の懸濁や沈殿を防ぐことによりこれまで実用化できなかった光沢のある外観を全面に持ち、従来以上の高い耐食性の表面処理部材を提供することにある。更に加えるならば従来より容易な管理により得られる表面処理部材でありながら、従来技術よりも物性面でも優れた表面処理部材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
本発明者らが鋭意研究した結果、従来技術における問題は、2〜40g/Lの亜鉛と、40〜170g/Lのカ性アルカリと、ケイ酸を含有する無機化合物及び無機コロイドより選択される0.01〜50g/Lの吸着剤と、0.002〜10g/Lの鉄、0.002〜10g/Lのコバルト、0.05〜30g/Lのマンガン、0.001〜2g/Lの銅、0.005〜10g/Lのニッケルの一つ以上と、光沢剤として0.01〜2.5g/Lの脂肪族アミンまたは脂肪族アミンポリマーとを含む表面処理液を用いて処理を行うことにより解決された。
それぞれの働きとして例えば、吸着剤の効用は液中における鉄、コバルト、マンガン、銅、ニッケルを吸着する結果、これらの金属が水酸化物などになり系外に出ることを防ぐ物としての効果が最初に上げられる。次にこれらがわずかながら析出することにより若干耐食性を向上させるものと推測される。
最後に本発明の最も重要な役割である被膜の密着性の強化が挙げられる。推測ではあるが本発明の吸着剤の適度な存在下においては従来困難であった高い金属共析率の合金めっきが可能なことから皮膜の密着力を向上させるものと考えられ、例えば皮膜中に共存する鉄、コバルト、マンガン、銅又はニッケルの一種以上が従来の限度以上存在した場合の密着力を補うものである。密着力の補足は、直接処理皮膜と素材との密着力を強化する場合と過剰な共存金属による応力やひずみを緩和する作用が得られる場合と、新たな三元合金(三元素金属)なため従来よりも被膜が柔らかく(延展性が得られた)なった場合が考えられるが、現時点ではこれらを特定することは困難である。吸着剤量の限定は良好な外観を維持するだけでなく、過剰に存在する場合にそれらが沈殿析出したり、それらが皮膜中に偏在して析出することを防ぐためにも有効である。皮膜中の偏った分布は時に被膜を硬くする(或いは偏在により応力の偏りが生じる)などし、密着性を低下させると共に外観をも低下させる等の弊害がある。吸着剤の存在量の低下は、耐食性の低下につながると考えられるが、本発明では比較的低い存在量に下げても、金属の混在によりあまり低下しなかっただけでなく、吸着剤の存在により従来よりも高い共析率で金属が存在可能であるため、総合的にはむしろ従来より優れた性能を得ることが可能となった。従来困難であった高い金属の存在率は、高い吸着剤(例えばシリカ)の存在量による耐食性の相乗効果を狙うのではなく、むしろ予測された性能の低下を受け入れたことにより、想像以上の性能を得ることが出来たとも言える。これは、シリカなどの存在率を低下させることにより、従来はこれらがマトリックス中に大きな固まりとなって偏在していたものが、低下させることによりこれらの凝集が起こりにくくなり大きな固まりが出来にくくなったためと考えられる。細かな存在で均一にまんべんなく存在したシリカなどは、大きく偏在したものに比べ、先に述べた過剰な共存金属による応力やひずみを緩和する作用や直接処理皮膜と素材との密着力を強化する力が全体に行き渡ったりするものと考えられる。また、これらの力により従来密着性の問題により困難であった、高い金属の共析率が可能となった。この結果高い金属共析率の処理物の用途が広がっただけでなく、低い濃度ながらもシリカなどが存在するため、これらとの相乗効果により、従来以上の性能を得ることが可能となったと考える。
0.002〜10g/Lの鉄、0.002〜10g/Lのコバルト、0.05〜30g/Lのマンガン、0.001〜2g/Lの銅、0.005〜10g/Lのニッケル(特に鉄とコバルトが共存する場合は0.001〜3g/Lの鉄と、0.001〜3g/Lのコバルトが適当量である。これより多くとも少なくとも耐食性が低下してしまう。金属の供給に特に制限はなくそれぞれの金属塩例えばそれぞれの金属の硫酸塩、酢酸塩、硝酸塩、塩酸塩、炭酸塩等の他に複塩でも可能であり、更にコストを考えるならばこれらの金属の板、ブロック、ボ−ル、パ−ツなどを浸漬して溶解して補給したり、溶解速度を上げるためこれらに電荷(特に+電荷)を印加して溶解補給する方法も可能である。
2〜40g/L好ましくは5〜25g/Lの範囲から亜鉛濃度がはずれた場合いずれの場合も共析物とのバランスが取りにくくなり、40〜170g/L好ましくは70〜150g/Lの範囲からカ性アルカリ濃度がはずれた場合、少なければ部材を均一に被うことが難しくなり、多ければ変色を起こしやすくなってしまう。
0.01〜50g/L好ましくは0.1〜40g/Lの吸着剤範囲より少ないと本発明の効果は得られなくなり、多くとも外観などが低下し発明の効果が得られなくなる。吸着剤としてはアルミナゾル、ゼオライト、珪酸ゾル、ジルコニウムゾルなどの無機化合物、無機コロイドあるいは無機ゾルが良好であり、特に珪酸ソーダやアルミナゾル、コロイダルシリカは良好である。本発明で述べる吸着剤とは本発明の部材にこれらの物質が吸着するという意味ではなく、液中の鉄、コバルト、マンガン、ニッケルなどの挙動は従来の合金めっきにおけるキレート剤(安定剤、錯化剤)とこれらの金属の関係のように化学的に強く結合していると考えられず、むしろ活性炭に有機物が吸着する様な状態であろうと推測した物である。
0.1〜2.5g/Lの脂肪族アミンまたは脂肪族アミンポリマーはめっきの外観(光沢やレベリング性など)や均一電着性やツキマワリ性に効果を発揮する物であり、少ない場合はこれらの効果が得られず、多い場合はめっき速度の低下などが起き非経済的である。脂肪族アミンの例としてはペンタエチレンヘキサミン、ジアミノブタン、ジアミノプロパン、ジエチレントリアミン、エチルアミノエタノール、アミノプロピルエチレンジアミン、ビスアミノプロピルピペラジン、ヘキサメチレンテトラミン、イソプロパノールアミン、アミノアルコール、イミダゾール、ピコリン、ピペラジン、メチルピペラジン、ホルホリン、ヒドロキシエチルアミノプロピルアミン、テトラメチルプロピレンジアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ヘキサメチレンテトラミンモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、テトラメチルジアミノブタン、ジアミノプロパン、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン、ジメチルプロピレンジアミン、トリ−n−ブチルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ヘキサメチレンテトラミン、ペンタエチレンヘキサミン、イミダゾール、メチルイミダゾール、ジメチルイミダゾール、ピリジン、アミノピリジン、アミノエチルピリジン、ピペラジン、アミノピペラジン、アミノエチルピペラジン、ホルホリン、アミノプロピルモルホリン、ピペリジン、モノメチルピペリジン、アミノエチルピペリジン、尿素、ピロリジン、チオ尿素、これら同士の反応物が使用可能である。脂肪族アミンポリマーとしては、脂肪族アミン同士の反応物、脂肪族アミンとグリシジル化合物の反応物、アミノアルコール、ポリアミンスルホン、ポリエチレンイミン、ポリアルキレンポリアミン、尿素とアルキルアミンの反応物およびこれらのアルキル化物とこれらとエピハリヒドリン又はジエチルエーテル化合物との反応物、4級アミン尿素化合物や4級アミンチオ尿素化合物、これら同士の反応物あるいはこれらとニコチン酸、尿酸、尿素、チオ尿素との反応物更にはこれらをメチル化あるいはエチル化した物同士の反応物などや、
構造式(1)
Figure 0005219011
(R1、R2:水素、Cが10以下のアルキル、X:無機陰イオン、n:1以上)
で表されるポリマー、
構造式(2)
Figure 0005219011
R1、R2:水素、メチル、エチル、ブチル、イソブチル、R3:CH2、C24、C36X:無機陰イオン、n:1以上
で表されるポリマー、
構造式(3)
Figure 0005219011
(R1、R2、R3、R4:水素、Cが5以下のアルキル、Y:SまたはO、X-:無機陰イオン、n:1以上)
で表されるポリマー、
構造式(4)
Figure 0005219011
(R1、R2、R3、R4:水素、Cが5以下のアルキル、Y:SまたはO、X:無機陰イオン、m:1以上、n:1以上)
で表されるポリマー、
構造式(5)
Figure 0005219011
(R1、R2、R3、R4:水素、メチル、エチル、イソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは0から6)または2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0から6)から選ばれたもの、R5:(CH22−O−(CH22、(CH22−O−(CH22−O−(CH22、CH2−CHOH−CH2−O−CH2−CHOH−CH2から選ばれたもの、n:1以上、Y:SまたはO、Z:1〜5、X:無機陰イオン
で表されるポリマー、
構造式(6)
Figure 0005219011
(R1、R2:水素、メチル、エチル、イソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは0から6)または2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0から6)から選ばれたもの、X:無機陰イオン、n:1以上)、
で表されるポリマー、
構造式(7)
Figure 0005219011
(R1、R2、R3、R4:水素、メチル、エチル、イソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは0から6)または2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0から6)から選ばれたもの、R5:(CH22−O−(CH22、(CH22−O−(CH22−O−(CH22、CH2−CHOH−CH2−O−CH2−CHOH−CH2から選ばれたもの、n:1以上、Y:SまたはO、Z:1〜5、X - :無機陰イオン
で表されるポリマー、
構造式(8)
Figure 0005219011

Figure 0005219011
(R1、R2:水素、メチル、エチル、イソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは0から6)または2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0から6)から選ばれたもの、Y:SまたはO、X:無機イオン)と
をモノマーとするポリマー、
または尿素の四級化アミン誘導体ポリマー、チオ尿素の四級化アミン誘導体ポリマー、およびこれらの一部をアルキル化した物、これらのコポリマー、これらのブロックポリマー等が挙げられ、グルシジル化合物としてはエピクロルヒドリン、アリルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、グリシドール、メチルグリシジルエーテル、2エチルヘキシルグリシジルエーテル、グリセロールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、セカンダリーブチルフェノールジグリシジルエーテル、グリシジルメタクリレートなどがある。
この液には特性の向上のためにアルデヒド類や含窒素複素六員環化合物、エピハロヒドリンの反応物、尿素反応物、チオ尿素反応物、PVAやその反応物或いは従来亜鉛めっき(亜鉛合金めっき)用光沢剤として使用されてきた各種成分などが添加されることがある。この他に従来「キレート剤(安定剤、錯化剤)」と呼ばれる物質の添加も可能であるが、本発明の特徴の一つである物性の良い高い金属共析率の処理部材を得るには、「キレート剤(安定剤、錯化剤)」と呼ばれる物質は最低限度の必要量にとどめることが好ましい。「キレート剤(安定剤、錯化剤)」と呼ばれる物質としては、一般的にアミン、アミンポリマー、クエン酸や酒石酸、グルコン酸などのカルボン酸、ショ糖などの糖類が挙げられ具体的には特開昭62−240788号、特開昭62−287092号、特開平4−259393号、特開昭62−238387号、特開平2−141596号、特開平5−112889号、特開平1−298192号、特開平2−282493号、特開平3−94092号、特開平1−219188号、特開平2−118094号、特開昭60−181293号、特開平7−278875号に記載されているような物質がある。また、これら特許に記載されている他の物質の添加も基本的に可能である。アルデヒドとして例えばジクロロベンズアルデヒド、エチルヒドロキシルアルデヒド、オクチルアルデヒド、o−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、アニスアルデヒド、エチルバニリン、シンナムアルデヒド、サリチルアルデヒド、バニリン、ベラトルアルデヒド、ヘリオトロピン、ベンズアルデヒドなどがある。含窒素複素六員環化合物の例としてはピリジン化合物などが挙げられ、EP0649918A1(US5417840)等がある。
以上の液を用いて鉄系金属部材等の金属部材をめっき後、更にMo、W、V、Nb、Ta、Ti、Al、Ni、Li、Na、K、Ca、Co、Cu、Mg、Mn、Ca、Ba、Fe、Sn、Zr、Ce、Sr、Cr、Zn、Ag、Si、P、S、N、Cl、Fの一種以上を含む処理溶液により表面処理を一度又は複数回施すことにより、更に高い防錆効果を発揮可能である。これらの含有量は物質や組み合わせにより適正量が異なるが一般的に処理剤中に0.0001〜70%含まれ、液の粘性や経済性並びに性能から判断し0.001〜15%程度が適量である場合が最も多い。これらの内Crを用いた物は比較的良好な性能を示すことが多く、Crと硫酸、硝酸、塩酸などの組み合わせやこれに酢酸や蟻酸、クエン酸、琥珀酸、アスコルビン酸、マロン酸、酒石酸などのカルボン酸やスルファミン酸などの酸、尿素、アミンあるいはリン酸を加えたものなどが比較的良好であり、更には、TiやCo、Ni、アルカリ土類金属、Ag、Zn、Siなどと組み合わせることも可能である。Crを他の金属、例えばTi、Al、Ni、Co、Fe、Sn、アルカリ土類金属へ置き換えた組成物も比較的良好な性能を示す傾向にある。この他にモリブデンやチタン、ニッケル、鉄、アルミニウムなどとリン酸の組み合わせやチタンと珪素化合物の組み合わせ、珪素化合物とアルカリ金属、アルカリ土類金属の組み合わせなどもある。また、アクリル樹脂やテフロン樹脂、ケイ酸樹脂、エポキシ樹脂などの有機/無機系樹脂をマトリックスとしこれら(例えばアルミニウムやチタン、亜鉛、モリブデン及びこれらの酸化物、硫化物などやケイ素化合物、テフロン)をフレーク状或いは紛状に分散させる処理剤などでも処理可能である。処理方法として浸漬による方法が一般的であるが、電解による方法も可能である。金属の供給に特に制限はなくそれぞれの金属塩例えばそれぞれの金属の硫酸塩、酢酸塩、硝酸塩、塩酸塩、炭酸塩等の他に複塩でも可能であり、塩類の使用は無機酸/有機酸イオンの供給源ともなる。この他の有機酸としてはリンゴ酸、マロン酸、シュウ酸、酒石酸、グルタミン酸、イノシン酸、乳酸などのカルボン酸類などが考えられる。又この液の安定性などを目的とし、アミンなどの含窒素化合物や含硫黄化合物の添加も有効である。
【発明の実施の形態】
以下、実施例により本発明を説明する。断りの無い場合は試験は図1に示す複雑に折り曲げられた鉄板に通常の前処理を施した後、本発明の処理を施し評価した。また、従来と同様に必要な各工程間に水洗を行った。いずれの液とも液は懸濁(沈殿)しておらず、めっきを行った液はその後30日間放置しても変化(沈殿)を認めなかった。
【実施例】
実施例1
亜鉛8.0g/L(亜鉛イオンとして)、水酸化ナトリウム100g/L、構造式(1)のポリマー(R1、R2:メチル、n:120〜450、分子量約30000)2g/L、エチレンジアミンとエピクロルヒドリンの反応物0.2mg/L、エチルバニリン0.05g/L、三号珪酸ソーダ(日産化学工業(株)製)30g/L、コバルト0.2g/L、鉄0.2g/L、チオ尿素0.05g/Lの液で陽極に鉄板を用いめっきを行った。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかった。更に、5g/Lの重クロム酸カリウムと1g/Lの硫酸と0.4g/Lの硝酸ソーダを含む処理液に25秒浸漬後60℃で乾燥した。試験片A面のめっき厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで960〜1320時間、鉄の錆である赤錆発生まで2352〜2880時間であった。
実施例2
亜鉛11.2g/L、水酸化カリウム150g/L、構造式(2)のポリマー(R1、R2:CH3、R3:CH2、n:150〜800、分子量:約50000、X:塩素)2g/L、ペンタエチレンヘキサミンとエピクロルヒドリンの反応物0.1g/L、バニリン0.06g/L、コロイダルシリカ(日産化学工業(株)製、カタロイド20)15g/L、鉄0.1g/Lの液で陽極に鉄板を用いめっき後、3g/Lの酢酸クロム、0.5g/Lの硫酸ソーダ、0.5g/Lの硝酸ソーダ、2g/Lのリン酸を含む処理液に60秒浸漬後、60g/Lの珪酸ソーダと10g/Lの水酸化ナトリウムと0.04g/Lの亜鉛を含む処理液に20秒浸漬し、乾燥した。試験片A面のめっき厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで720〜1160時間、鉄の錆である赤錆発生まで2352〜2880時間であった。
実施例3
亜鉛6.0g/L、水酸化ナトリウム70g/L、ジメチルアミノプロピレンジアミンとエピクロルヒドリンの反応物0.4g/L、イミダゾールとエピクロルヒドリンの反応物0.3g/L、ベンジルピリジニウムカルボキシレート0.03g/L、構造式(3)のポリマー(R1、R2、R3、R4:メチル、Y=O、n:150〜200、分子量:約28000、X:塩素)1.5g/L、アニスアルデヒド0.05g/L、三号珪酸ソーダ40g/L、鉄0.02g/Lとコバルト0.02g/Lの液で陽極を亜鉛板でめっきを行った。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかった。更に、重クロム酸カリ3g/L、無水クロム酸2g/L、硝酸1g/L、硫酸1g/L、酢酸50g/Lを含む処理液に30秒浸漬後60℃で乾燥した。試験片A面のめっき厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで886〜1320時間、鉄の錆である赤錆発生まで2400〜2880時間であった。
実施例4
亜鉛9.2g/L、水酸化ナトリウム120g/L、ジメチルアミノプロピレンジアミンとエピクロルヒドリンの反応物0.6g/L、イミダゾールとエピクロルヒドリンの反応物0.3g/L、ベンジルピリジニウムカルボキシレート0.03g/L、構造式(4)のポリマー(R1、R2、R3、R4:メチル、Y=O、m:30000〜50000、n:10000〜30000、分子量:約3000000〜6000000、X:塩素)1.5g/L、ヘリオトロピン0.04g/L、三号珪酸ソーダ30g/L、ニッケル0.03g/Lの液でめっき後、硝酸クロム3g/L、硫酸チタン0.4g/L、硝酸0.3g/L、硫酸0.2g/L、酸性フッ化アンモン0.5g/Lを含む処理液に40秒浸漬後、亜鉛0.02g/Lと珪酸ソーダ20g/Lを添加した化成皮膜上処理剤5G018(日本表面化学(株)製)に20秒浸漬した後70℃で乾燥した。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかった。試験片A面第一層の厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで960〜1400時間、鉄の錆である赤錆発生まで2440〜2960時間であった。
実施例5
亜鉛8.0g/L、水酸化ナトリウム120g/L、構造式(5)のポリマー(R1、R2、R3、R4:メチル、R5:−C24−O−C24−、Y=O、Z=2、n:4〜9、X:塩素)1.9g/L、アニスアルデヒド0.02g/L、コロイダルシリカ30g/L、鉄0.02g/L、市販のジンケートめっき用光沢剤8500(日本表面化学(株)製)0.5mL/Lの液でめっき後、重クロム酸カリ6g/L、無水クロム酸4g/L、硝酸2g/L、硫酸1.5g/L、酢酸80g/Lを含む処理液に60秒浸漬後、更に無水クロム酸0.1g/L、リン酸0.05g/Lの処理液に20秒浸漬し、60℃で乾燥した。この試験片の鉄の共析率は1.7%であった。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかった。試験片A面のめっき厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで860〜1320時間、鉄の錆である赤錆発生まで2424〜2880時間であった。また、経時においても密着不良を認めなかった。
実施例6
亜鉛6.4g/L、水酸化ナトリウム110g/L、構造式(7)のポリマー(R1、R2、R3、R4:メチル、R5:−C24−O−C24−、Y=O、Z=3、n:70〜120、X:塩素)、ベンジルピリジニウムカルボキシレート0.03g/L、ベラトルアルデヒド0.05g/L、三号珪酸ソーダ4g/L、市販のジンケートめっき用光沢剤8500(日本表面化学(株)製)0.5mL/L、ニッケル0.04g/Lの液で陽極をニッケルでめっき後、硫酸チタン1g/L、モリブデン酸アンモニウム2g/L、リン酸2g/L、過酸化水素1g/L、コロイダルシリカ10g/Lを含む処理液に50秒浸漬後、化成皮膜上処理剤ストロンCコート(日本表面化学(株)製)に30秒浸漬した後100℃で乾燥した。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかった。試験片A面のめっき厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで960〜1200時間、鉄の錆である赤錆発生まで2880〜3000時間であった。
実施例7
亜鉛9.6g/L、水酸化ナトリウム110g/L、構造式(5)のR1、R2、R3、R4:メチル、R5:−C24−O−C24−、Y=O、n:2〜7は共通でZが2と3のブロックポリマー2g/L、イミダゾールとエピクロルヒドリンの反応物0.3g/L、アニスアルデヒド0.05g/L、三号珪酸ソーダ1g/L、鉄0.005g/L、コバルト0.005g/Lの液でめっきを行った。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかった。更に、クロム酸3g/L、硫酸2g/L、硝酸1g/L、リン酸2g/Lを含む処理液に50秒浸漬した後70℃で乾燥した。試験片A面のめっき厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで800〜1140時間、鉄の錆である赤錆発生まで2880〜3000時間であった。
実施例8
亜鉛20g/L、水酸化ナトリウム150g/L、構造式(5)のポリマー(R1、R2、R3、R4:メチル、R5:−C24−O−C24−、Y=O、Z=3、n:4〜9、X:塩素)1.9g/L、ベラトルアルデヒド0.02g/L、コロイダルシリカ35g/L、鉄0.25g/L、市販のジンケートめっき用光沢剤8500(日本表面化学(株)製)0.5mL/L、市販のジンケートめっき用添加剤H−0624(日本表面化学(株)製)10mL/Lの液でめっき後、重クロム酸カリ3g/L、無水クロム酸2g/L、硝酸0.2g/L、硫酸1.5g/L、リン酸10g/Lを含む処理液に60秒浸漬後、更に無水クロム酸0.5g/L、リン酸0.05g/Lの処理液に20秒浸漬し、60℃で乾燥した。この試験片の鉄の共析率は1.3%であった。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかった。試験片A面第一層の厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで860〜1368時間、鉄の錆である赤錆発生まで2448〜2880時間であった。また、経時においても密着不良を認めなかった。
比較例1
市販の亜鉛−ニッケル合金めっき用薬剤(日本表面化学(株)、ストロンNiジンク用薬剤)を用い、処理液中のNi濃度を調整し、Ni共析率14%の亜鉛−ニッケル合金めっきを行った。得られた外観は黒〜灰色のマット状の不良外観が一部に得られた上、折り曲げにより、めっき被膜の脱落が観察された。更に市販のクロメート剤ZNC−980C(日本表面化学(株)製)を用いてカタログ記載の処理(25℃、30秒)を行った。塩水噴霧試験による耐食性は折り曲げ部などの皮膜脱落部を中心に白錆発生まで240〜360時間しか持たなかった。良好な外観と密着性が得られた共析率6%の試験片をクロメート処理した物の耐食性は白錆まで480時間、赤錆まで2160時間であった。
比較例2
市販の亜鉛−鉄合金めっき用薬剤(日本表面化学(株)、ストロンジンク用薬剤)を用い、処理液中の鉄濃度を調整し、鉄共析率1.2%の亜鉛−鉄合金めっきを得たが、異常な光沢外観が得られた上、加熱や経時や折り曲げなどにより、めっき被膜の脱落が観察された。
良好な外観と密着性が得られた共析率0.4%の試験片をクロメート処理した物の耐食性は白錆まで480時間、赤錆まで1920時間であった。
比較例3
亜鉛10.4g/L、水酸化ナトリウム110g/Lの液に市販の添加剤(光沢剤:8500日本表面化学(株)製)4mL/Lと粒子経18mμのシリカ微粒子(多木製肥(株)製、ビタシール#1500)を50g/L添加しめっき液とした。液が懸濁しているためこれを均一に撹拌しながら陽極に亜鉛を用いてめっきを行い試験片A面に厚さ5μmのめっき層を形成した。これに重クロム酸カリウム1g/L、硫酸0.2g/L、硝酸0.2gL、リン酸0.1g/Lの処理液に30秒浸漬した試験片Aと硫酸ニッケル2g/L、コロイダルシリカ10g/L、硝酸0.2g/Lの処理液に30秒浸漬した試験片Bと試験片Bの上に更にコロイダルシリカ30g/L、水酸化ナトリウム5g/L、亜鉛0.01g/Lの処理液に20秒浸漬した後60℃で乾燥させた試験片Cを作製した。いずれの試験片も実施例に比べ光沢が無く(梨地状で)外観的に劣っていた。
それぞれの試験片A面の耐食性は白錆発生までが試験片Aは240〜360時間、試験片Bは120〜240時間、試験片Cは360〜480時間であり、赤錆発止時間は試験片Aは480〜600時間、試験片Bは360〜480時間、試験片Cは600〜720時間であった。
比較例4
硫酸亜鉛7水和物288g/L(亜鉛として65.5g/l)、硼酸25g/L、塩化アンモニウム27g/L、粒子経18mμのシリカ微粒子(多木製肥(株)製、ビタシール#1500)50g/L、非イオン活性剤(ポリオキシエチレンラウリルアミン)0.001mL/L、陽イオン活性剤(ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド)0.0005M/Lの液(pH4)を液が懸濁しているため、均一に撹拌しながら陽極に亜鉛を用いてめっきを行い試験片A面に厚さ5μmのめっき層を形成した。この時点で一部の面でめっきされない不めっき不良が発生した。これにモリブデン酸アンモニウム5g/L、リン酸15g/L、硫酸チタン2g/L、過酸化水素3g/L、コロイダルシリカ15g/Lの処理液に35秒浸漬した試験片Aと3g/Lの酢酸クロム、0.1g/Lの硫酸、0.1g/Lの硝酸、2g/Lのリン酸を含む処理液に60秒浸漬した試験片Bと更に60g/Lの珪酸ソーダと10g/Lの水酸化ナトリウムと0.04g/Lの亜鉛を含む処理液に20秒浸漬した試験片Cを作製した。
いずれの試験片も比較例3以上に光沢が無く(梨地状で)外観的に劣っていた。
それぞれの耐食性は白錆発生までが試験片Aは24〜48時間、試験片Bは72〜120時間、試験片Cは120〜168時間であり、赤錆発止時間は試験片Aは240〜288時間、試験片Bは288〜360時間、試験片Cは360〜480時間であった。めっきされなかった面は8時間以内に赤錆が発生していた。
比較例5
実施例1のめっき液に更に三号珪酸ソーダを100g/L添加した以外は実施例1と同様に試験片を作製したものと実施例1のめっき液に更にコロイダルシリカを100g/L添加した以外は実施例1と同様に試験片を作製した。めっき液のコロイダルシリカは完全に溶解せず懸濁した状態になっただけでなく、翌日には更に多量の沈殿物が生成した。又三号珪酸ソーダを添加したものも1週間程度で多量の沈殿を生じた。いずれにしろ実用性が非常に乏しい結果であった。又得られためっき外観は光沢性に欠け、梨地状で外観的に劣っていた。
比較例6
実施例1のめっき液から三号珪酸ソーダを除いた以外は実施例2と同様に試験片を作製した。鉄などの金属水酸化物が液に浮遊したうえ外観はムラのある暗色系の汚い物となった。
比較例7
亜鉛8.0g/L、水酸化ナトリウム120g/L、市販のジンケート亜鉛めっき用光沢剤8500(日本表面化学(株)製)8mL/L、コロイダルシリカ100g/L、鉄0.02g/Lの液でめっき後、重クロム酸カリ0.6g/L、無水クロム酸0.4g/L、硝酸0.2g/L、硫酸0.3g/L、酢酸80g/Lを含む処理液に60秒浸漬後、更に無水クロム酸0.1g/L、リン酸0.05g/Lの処理液に20秒浸漬し、60℃で乾燥した。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状態にした結果、折り曲げ部に一部はく離、脱落を認めた。また、経時において複数の箇所においてはく離、脱落を認めた。更に放置試験の結果、10日程で液に沈殿を確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】
実施例及び比較例において試験に使用した鉄板の形状と寸法を示し、単位はmmである。

Claims (4)

  1. 2〜40g/Lの亜鉛と、40〜170g/Lのカ性アルカリと、ケイ酸を含有する無機化合物及び無機コロイドより選択される0.01〜50g/Lの吸着剤と、0.002〜10g/Lの鉄、0.002〜10g/Lのコバルト、0.05〜30g/Lのマンガン、0.005〜10g/Lのニッケルの一つ以上と、光沢剤として0.01〜2.5g/Lの脂肪族アミンポリマーとを含み、
    前記脂肪族アミンポリマーが、
    構造式(1)
    【化1】
    Figure 0005219011
    (R1、R2:水素、Cが10以下のアルキル、X:無機陰イオン、n:1以上)
    で表されるポリマー、または
    構造式(2)
    【化2】
    Figure 0005219011
    (R1、R2:水素、メチル、エチル、ブチル、イソブチル、R3:CH2、C24、C36、X:無機陰イオン、n:1以上)
    で表されるポリマー、
    構造式(3)
    【化3】
    Figure 0005219011
    (R1、R2、R3、R4:水素、Cが5以下のアルキル、Y:SまたはO、-:無機陰イオン、n:1以上)
    で表されるポリマー、
    構造式(4)
    【化4】
    Figure 0005219011
    (R1、R2、R3、R4:水素、Cが5以下のアルキル、Y:SまたはO、X:無機陰イオン、m:1以上、n:1以上)
    で表されるポリマー、
    構造式(5)
    【化5】
    Figure 0005219011
    (R1、R2、R3、R4:水素、メチル、エチル、イソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは0から6)または2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0から6)から選ばれたもの、R5:(CH22−O−(CH22、(CH22−O−(CH22−O−(CH22、CH2−CHOH−CH2−O−CH2−CHOH−CH2から選ばれたもの、n:1以上、Y:S、NまたはO、Z:1〜5、X:無機陰イオン)
    で表されるポリマー、
    構造式(6)
    【化6】
    Figure 0005219011
    (R1、R2:水素、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは0から5)、−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0〜5)から選ばれたもの、X:無機陰イオン、n:1以上)
    で表されるポリマー、
    構造式(8)
    【化7】
    Figure 0005219011

    【化8】
    Figure 0005219011
    (R1、R2:水素、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは0から5)、または−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0から5)から選ばれたもの、Y:OまたはS、X:無機陰イオン)
    をモノマーとするポリマー、
    構造式(7)
    【化9】
    Figure 0005219011
    (R1、R2、R3、R4:水素、メチル、エチル、イソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは0から6)、または2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0から6)から選ばれたもの、R5:(CH22−O−(CH22、(CH22−O−(CH22−O−(CH22、CH2−CHOH−CH2−O−CH2−CHOH−CH2から選ばれたもの、n:1以上、Z:1〜6、Y:SまたはO)
    で表されるポリマーより選択される表面処理液。
  2. 更にアルデヒド又は含窒素複素六員環化合物を含む請求項1記載の表面処理液。
  3. 金属を母材とする部材を請求項1又は2により処理した後、更にMo、W、V、Nb、Ta、Ti、Al、Ni、Li、Na、K、Co、Cu、Mg、Mn、Ba、Fe、Sn、Zr、Ce、Sr、Cr、Zn、Ag、Si、P、S、N、Cl、Fの一種以上を含む処理溶液剤により表面処理を一度又は複数回施す表面処理方法。
  4. Mo、W、V、Nb、Ta、Ti、Al、Ni、Li、Na、K、Ca、Co、Cu、Mg、Mn、Ba、Fe、Sn、Zr、Ce、Sr、Cr、Zn、Ag、Si、P、S、N、Cl、Fの一種以上を含む溶液である請求項3記載の方法のための表面処理剤。
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