JP5218909B2 - インプリント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気記録媒体などの記録媒体用基板に転写すべき凹凸パターンが形成されたスタンパを、基板に塗布されたレジスト層またはポリマー層に対し押し付けてその凹凸パターンを転写するインプリント装置に関する。
ハードディスク装置などに用いる磁気記録媒体の高記録密度化に伴い、ディスクリートトラックメディアやビットパターンドメディアなどの磁気記録媒体を製造するにあたり、電子線リソグラフィー、集束イオンビームリソグラフィー、ナノインプリントリソグラフィー等の微細加工技術を利用することが提案されている。ナノインプリントリソグラフィー技術は、例えば、特許文献1にも示されるように、凹凸パターンを作成したスタンパを、記録媒体用基板におけるレジスト面に押し付けてパターン転写を行なう技術である。この技術により、スタンパによる一回のプレスで磁気記録媒体全面のパターン転写が可能なので磁気記録媒体の製造における高効率生産が実現されることとなる。
ナノインプリントリソグラフィー技術においては、2P法、ホットエンボス法、高圧プレス法等がある。パターン転写の高精度化及び高スループット化が図られる高圧プレス法においては、例えば、特許文献2にも示されるように、インプリント装置が使用される。
インプリント装置は、レジスト膜を有する基板が配される基板載置面を備えるプレス底板と、プレス底板に対し近接または離隔可能に配され円盤状のスタンパを有するプレス天板とを主な要素として含んで構成されている。そのスタンパは、記録データをあらわす凹凸パターンを中央部に有する。
斯かる構成において、スタンパが、例えば、磁気記録媒体用基板の記録面上に形成されるレジスト層またはポリマー層に対し押し付けられるとき、スタンパのパターンに沿ってレジスト層が流動するのでその凹凸パターンがその基板の記録面に転写される。
また、離型剤がスタンパの表面に塗布される場合、その離型剤は、転写が繰り返されるにつれて徐々に剥離するので離型効果にばらつきが生じる。その際、レジスト層は、膜厚にばらつきがあり、レジストにおける上述のパターンに流動する量がミクロ的に見れば異なる。このような理由により、基板の両面における記録面と各スタンパとの間の密着力に差が生じる場合がある。従って、各スタンパから基板を離型するとき、密着力が強い側のスタンパに基板が離れにくくなり、基板を保持される位置が可動側の型と固定側の型とで安定しない。このため転写後の基板を、例えば、搬送ロボットのハンドラーにより取り出し動作を行う場合、複数の取り出し位置に対応する必要が生じるのでハンドラーの構造が複雑になる。また、基板が上方のスタンパに付着した場合には、落下し損傷する事態を生じる可能性がある。このような問題に対して、例えば、常に下方側の型に基板が保持されることが一般的に要望される。
このような要望の観点からインプリント装置においては、特許文献3にも示されるように、そのような転写後、スタンパを磁気記録媒体用基板の記録面に対し剥離させるために剥離ピンが設けられるものが提案されている。剥離部を有する剥離ピンは、その基板および一方のスタンパの中央部の孔内に配され、駆動装置により、各スタンパの半径方向に移動されるとともに、上下方向にも移動されるように構成されている。石英で作られた二つのスタンパのうち一方は、光硬化性樹脂が片面に塗布されている。また、磁気記録媒体用基板の片面にも、光硬化性樹脂が塗布されている。
斯かる構成において、磁気記録媒体用基板が、上部プレートおよび下部プレートにそれぞれ支持される二つのスタンパの相互間に配置された後、互いに押し付けられた状態で紫外線ビームが照射される。これにより、光硬化性樹脂が硬化した後、上部プレートおよび下部プレートが、互いに離隔されるとき、各スタンパのパターンが両面に転写された磁気記録媒体用基板が取り出されることとなる。その際、上述の剥離ピンの剥離部が、一方のスタンパとその基板との面取り加工部分に接触されるとともに、上方に移動される。これにより、一方のスタンパが湾曲し基板の一方の記録面から剥離される。次に、その剥離ピンの剥離部が、その下方に向けて移動され、他方のスタンパとその基板との面取り加工部分に接触されるとともに、さらに下方に移動される。これにより、他方のスタンパが湾曲し基板の他方の記録面から剥離されるのでパターンが両面に転写された磁気記録媒体用基板が得られることとなる。
また、インプリント装置の内部において、例えば、上述の上部プレートまたは下部プレートの昇降機構に設けられる上部プレートまたは下部プレートを案内する案内部材と上部プレートまたは下部プレートとの間の軸受部等でパーティクルが生じる場合がある。そのようなパーティクルが浮遊し、上述のスタンパにおける記録データをあらわす凹凸パターンに付着した場合、転写のとき、パーティクルによるパターン欠陥をその基板の記録面に形成する虞があるのでインプリント装置の内部の雰囲気の清浄化が必要とされる。
米国特許第5772905号明細書 特開2005−108351号公報 特開2008−12859号公報
インプリント装置において、上述の特許文献3に示されるように、スタンパを磁気記録媒体用基板の記録面に対し剥離させる手段を備えることは、磁気記録媒体用基板の量産化の観点から非常に有効である。
しかしながら、上述の剥離ピンの剥離部の先端が、その厚さが比較的薄いスタンパとその基板との面取り加工部分に接触するように駆動装置の動作を精度よくかつ迅速に制御することは、容易ではない。従って、インプリント装置による磁気記録媒体の高効率生産に反することとなる。
また、インプリント装置において、その内部の清浄化を考慮した構成を備えるものは見当たらない。
以上の問題点を考慮し、本発明は、磁気記録媒体などの記録媒体用基板に転写すべき凹凸パターンを転写するナノインプリント用スタンパを、基板に塗布されたレジスト層またはポリマー層に対し押し付け転写するインプリント装置であって、転写工程後、基板をスタンパから容易に、かつ、迅速に取り外すことができ、しかも、インプリント装置内の雰囲気の清浄化を図ることができるインプリント装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係るインプリント装置は、記録媒体用基板の一方の面に転写すべき凹凸パターンを有する第1のスタンパの外周縁を着脱可能に保持するスタンパ保持部を有する固定側スタンパホルダーと、該第1のスタンパが載置される第1のプレス型とを備える固定台と、固定台に対して近接または離隔可能に配される可動台であって、記録媒体用基板の他方の面に転写すべき凹凸パターンを有する第2のスタンパの外周縁を着脱可能に保持するスタンパ保持部を有する可動側スタンパホルダーと、第1のプレス型に対向して配され、第2のスタンパの外径よりも小なる外径を有し第2のスタンパの凹凸パターンが転写される環状の記録媒体用基板が着脱可能に第2のスタンパを介して載置される第2のプレス型とを備える可動台と、
固定台における第1のプレス型の内周部に移動可能に配され、記録媒体用基板の一方の表面における内周縁部に当接する端面を有する第1のスリーブと、第1のスリーブの端面を記録媒体用基板の一方の表面に近接する方向に付勢する第1の付勢手段と、可動台における第2のプレス型の内周部に移動可能に配され、記録媒体用基板の他方の表面における内周縁部に当接する端面を有する第2のスリーブと、第1の付勢手段の付勢力よりも小なる付勢力により、第2のスリーブの端面を記録媒体用基板の他方の表面に近接する方向に付勢する第2の付勢手段と、を備え、可動台が固定台に対し近接される場合、第1のスリーブおよび第2のスリーブの端面が、それぞれ、第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力に抗して記録媒体用基板の一方の表面または他方の表面の内周縁部に当接し、可動台が固定台に対し離隔される場合、可動台の離隔動作とともに、第1のスリーブおよび第2のスリーブの端面が、それぞれ、第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力により、記録媒体用基板を第1のスタンパおよび第2のスタンパに対し離隔させるように移動せしめられることを特徴とする。
本発明に係るインプリント装置によれば、可動台が固定台に対し離隔される場合、可動台の離隔動作とともに、第1のスリーブおよび第2のスリーブの端面が、それぞれ、第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力により、記録媒体用基板を第1のスタンパおよび第2のスタンパに対し離隔させるように移動せしめられるので転写工程後、基板をスタンパから容易に、かつ、迅速に取り外すことができる。
また、固定台の内部に形成され第1の付勢手段および第1のスリーブの端部が配される摺動部に連通する第1の排気通路が、コレットピンと該第1のスリーブとを連結する第1の連結ピンの外周部に連通し、可動台の内部に形成され第2の付勢手段および第2のスリーブの端部が配される摺動部に連通する第2の排気通路が、コレットと第2のスリーブとを連結する第2の連結ピンの内側の孔に連通するのでインプリント装置内の雰囲気の清浄化を図ることができる。
図2は、本発明に係るインプリント装置の一例の外観を示す。
図2において、インプリント装置は、後述する筐体を支持する基台部2と、基台部2の上部に配される筐体の一方の側面に固定される送風ユニット8と、筐体の他方の側面に送風ユニット8に向き合って固定される排気ダクト取付部10と、筐体の内側におけるプレス加工装置収容部に配置されるプレス加工装置(図3参照)とを主な要素として含んで構成される。
プレス加工装置収容部4Aをその内側に形成する筐体4は、開閉可能に支持されその正面部を形成する開閉扉6Aおよび6Bと、その一方の側面部を形成する側板部6Fと、その他方の側面部を形成する側板部6Cおよび6Dと、開閉扉6Aおよび6Bに向かい合う裏面板部6Eと、外部に対し開放される構成を有する天板部6Tとから構成されている。
側板部6Fには、送風ユニット8が固定されている。送風ユニット8における送風用ファンが設けられる送風通路(不図示)は、プレス加工装置収容部4Aに連通している。また、側板部6Dには、排気ダクト取付部10が固定されている。排気ダクト取付部10の内部は、プレス加工装置収容部4Aに連通している。排気ダクト取付部10には、排気管12の一端が接続されている。
開閉扉6Aおよび6Bは、プレス装置外のパーティクルが装置内に侵入することを低減するために、ベース部材16と固定台20のとの間を空気の流通を制限するように設けられている。
送風ユニット8と排気管12とにより、空気流れが金型内で均一となるよう形成し、装置内で発生したパーティクルを滞留させずに排気するように構成されている。
送風ユニット8は、常時、外気がプレス加工装置収容部4Aへの侵入を遮断すべく、作動状態とされている。また、プレス加工装置収容部4A内の圧力が周辺部の気圧よりも大となるように送風ユニット8による送風流量は、排気管12および後述する排気通路を通じて常時排出される総排出量よりも若干大に設定されている。
プレス加工装置は、図1および図3に示されるように、プレス加工装置収容部4Aの内側における基台部2の上面部に固定されるベース部材16と、ベース部材16の開口部を貫通する駆動用シリンダー(不図示)のロッドに接続され、後述する可動プレート70を昇降動させる可動台18と、固定台20と、一端がベース部材16に支持され、他端が固定台20に支持され、可動プレート70の平坦面を固定台20の平坦面に対し略平行に保ちながら可動プレート70を案内する4本のガイド部材14とを含んで構成されている。
プレス加工装置によりスタンパSTAおよびスタンパSTBで転写される記録媒体用基板D(図4参照)の両面には、それぞれ、磁気記録媒体の記録面として形成されるレジスト層が形成されている。記録媒体用基板Dの中央部には、後述するコレットが嵌合される孔diが形成されている。
円盤状のスタンパSTAおよびスタンパSTB(図4参照)は、記録媒体用基板Dの外径よりも大なる直径を有し、例えば、0.1mm〜1.0mm程度の厚さを有するシリコン基板またはニッケル基板で作られている。スタンパSTAおよびスタンパSTBの中央部における孔の回りの一方の表面には、それぞれ、記録データをあらわす凹凸パターンが形成されている。
スタンパSTAおよびスタンパSTBにおいて、その凹凸パターンは、記録媒体用基板Dの両面にそれぞれ形成されるレジスト層におけるパターンの凹部が凸部に対応するパターンが形成されている。
基台部2内には、上述の駆動用シリンダーの動作を制御する油圧回路部(不図示)が設けられている。
可動プレート70とベース部材16との相互間には、ベース部材16の開口部から突出する駆動用シリンダーのロッドの周囲を覆うカバー部材EXCが設けられている。
また、可動台18に固定される可動プレート70と固定台20との間には、図1に示されるように、型可動台68と、第1の受け板72および第2の受け板74を介して可動台68を可動プレート70に連結するアタッチメントプレート76と、型固定台28と、型固定台28を固定台20に連結するアタッチメントプレート22と、が主な要素として設けられている。
アタッチメントプレート76は、複数本の小ネジにより可動プレート70に固定されている。また、型可動台68に固定される第1の受け板72および第2の受け板74とアタッチメントプレート76とは、図示が省略される締結具により、互いに連結されている。
第2の受け板74の厚さは、第1の受け板72の厚さに比して大に設定されている。これにより、可動プレート70、アタッチメントプレート76および型可動台68を通じて伝達される可動台18からの押圧力が後述する基板プレス型58に集中することとなる。
型可動台68の内部には、後述する突き出し機構におけるコイルスプリング78がスプリングホルダーを介して配されるスプリング収容室68Aと、スプリング収容室68Aと排気管EXPとを連通させる排気通路68aとが形成されている。排気通路68aは、型可動台68における型載置面に対し略平行に延びている。
型可動台68には、ガイドシャフト34が型載置面に対し略垂直となるように4隅に設けられている。各ガイドシャフト34の下端は、型可動台68の取付孔に捩じ込まれナットで締結されている。各ガイドシャフト34の上端は、後述する型固定台28に設けられる軸受部35に摺動可能に嵌合されている。
型可動台68における型固定台28に対し対向する型載置面の中央部には、円筒状のスタンパホルダー56、および、スタンパホルダー56内に配される基板プレス型58が設けられている。スタンパホルダー56は、スタンパSTBの外周縁が載置される載置面部を上面に有している。その環状の載置面部には、例えば、真空ポンプの吸引部(不図示)に連通する環状の複数の溝が同心円状に形成されている。各溝には、複数個の細孔が形成されている。これにより、真空ポンプが作動状態のとき、スタンパSTBの周縁部がその載置面に吸引保持されることとなる。
基板プレス型58は、図4に示されるように、円筒状のスリーブ50が移動可能に挿入される孔58Aを有している。孔58Aは、スプリング収容室68Aに連通している。孔58Aの直径は、スプリング収容室68Aの直径よりも小に設定されている。これにより、コイルスプリング78に付勢されるスリーブ50の段部が孔58Aの開口端の周縁部に係合するとき、スリーブ50の上方への移動が規制されることとなる。
スリーブ50は、記録媒体用基板Dを着脱可能に保持するコレット54が嵌合される孔50aを内側に有している。スリーブ50の先端部の直径は、スタンパSTBの内径以下に設定されている。
コレット54は、その内側に貫通される連結ピン52の雄ねじ部がその内周部の雌ねじ部に捩じ込まれることによりスリーブ50と連結される。コレット54は、弾性変形可能な爪部を複数個その円周方向に沿って有している。その円周方向に沿って均等にすり割りによって4分割された各爪部は、板ばねの機能を有するものとされる。各爪部の中間部分は、薄肉形状とされる。各爪部の中間部分よりも下端部分の内周部には、上述の雌ねじ部が形成されている。
コレット54が記録媒体用基板Dを保持しない状態の場合、すべての爪部により形成されるコレット54のテーパ状の先端部の外周縁の最小径は、記録媒体用基板Dの内周部の内径よりも若干小に設定されている。各爪部は、後述のコレットピン44が嵌合される場合、コレット54の半径方向に沿って弾性変形可能とされ、半径方向外方に移動することにより、記録媒体用基板Dの内周部を保持するものとされる。
これにより、スタンパSTBに対し記録媒体用基板Dを離隔させる突き出し機構は、スリーブ50、および、コイルスプリング78により形成されることとなる。
中空状の連結ピン52は、その内側に直径約2mmの空気通路を中心軸線に沿って有している。また、その空気通路に略直交するように2つの孔が連結ピン52形成されている。各孔は、その空気通路に連通している。
アタッチメントプレート22を介して固定台20に連結される型固定台28は、図1に示されるように、固定台20に固定されるシャンクカバー24に連結されるシャンクピン26を、アタッチメントプレート22に対向する表面部の中央部に有している。シャンクピン26におけるシャンクカバー24に連結される連結端は、球面を有している。
型固定台28は、軸受部35が各ガイドシャフト34に対応して設けられる孔28Bを有している。孔28Bの一方の開口端部には、ガイドカバー30が設けられている。ガイドカバー30は、ボルトにより型固定台28の一方の表面に固定されている。ガイドカバー30は、軸受部35に嵌合されるガイドシャフト34が貫通する孔を有している。また、ガイドカバー30の内部における孔の周縁には、逃がし通路30rの一端がその内周面に開口している。逃がし通路30rの他端には、捩じ込み式の排気弁36Bが配されている。排気弁36Bは、排気用チューブを介して真空ポンプ(不図示)に接続されている。これにより、真空ポンプが作動状態とされるとき、軸受部35において発生したパーティクルが逃がし通路30rおよび排気弁36Bを通じて強制的に外部に排出される。
孔28Bの他方の開口端部には、軸受部35およびガイドシャフト34の一端を覆うガイドカバー32が設けられている。ガイドカバー32は、ボルトにより型固定台28の他方の表面に固定されている。ガイドカバー32の内部におけるガイドシャフト34に隣接した部分には、逃がし通路32rの一端が開口している。逃がし通路32rの他端には捩じ込み式の排気弁36Aが配されている。排気弁36Aは、排気用チューブを介して真空ポンプ(不図示)に接続されている。これにより、真空ポンプが作動状態とされるとき、軸受部35において発生したパーティクルが逃がし通路32rおよび排気弁36Aを通じて強制的に外部に排出される。
型固定台28の内部には、後述する突き出し機構におけるコイルスプリング38がスプリングホルダーを介して配されるスプリング収容室28Aと、スプリング収容室28Aと排気管EXPとを連通させる排気通路28aとが形成されている。排気通路28aは、型固定台28における型載置面に対し略平行に延びている。
型固定台28には、基板プレス型58およびスタンパホルダー56に対向して円筒状のスタンパホルダー46、および、スタンパホルダー46内に配される基板プレス型48が設けられている。
図4に示されるように、スタンパホルダー46は、スタンパSTAの外周縁が載置される載置面部を上面に有している。その環状の載置面部には、例えば、真空ポンプの吸引部(不図示)に連通する溝が複数個、同心円状に形成されている。各溝には、複数個の細孔が形成されている。これにより、真空ポンプが作動状態のとき、スタンパSTAの周縁部がその載置面に吸引保持されることとなる。
基板プレス型48は、円筒状のスリーブ40が移動可能に挿入される孔48Aを有している。孔48Aは、スプリング収容室28Aに連通している。孔48Aの直径は、スプリング収容室28Aの直径よりも小に設定されている。これにより、コイルスプリング38に付勢されるスリーブ40の段部が孔48Aの開口端の周縁部に係合するとき、スリーブ40の下方への移動が規制されることとなる。
スリーブ40は、コレットピン44が嵌合される孔40aを内側に有している。スリーブ40の先端部の直径は、スタンパSTAの内径以下に設定されている。コレットピン44は、上述のコレット54に記録媒体用基板Dの保持する動作を行わせるものとされる。
コレットピン44は、その内側に貫通される連結ピン42の先端部がスリーブ40の穴を介してコイルスプリング60を通じてその雌ねじ孔に捩じ込まれることにより、連結ピン42に連結されている。コレットピン44は、その先端部に上述のコレット54の内周部に嵌合される球状部を先端部に有している。これにより、コレットピン44は、孔40aに摺動可能に配される。
コイルスプリング60は、コレットピン44の球状部がコレット54の内周部にさらに入り込み、コレット54の爪部における外径をさらに大きくして記録媒体用基板Dの内径に負荷をかけることを防止することを目的として設けたものである。即ち、コレットピン44の球状部がコレット54の内周部に嵌合される場合、コレットピン44のみがコイルスプリング60の付勢力に抗して上昇できることとなる。
基板プレス型58が基板プレス型48に対し離隔された状態で、記録媒体用基板Dがスタンパ14STB側に必ず位置するようにするためには、コイルスプリング78の復元力(F1)、コイルスプリング38の復元力(F2)、コイルスプリング60の復元力(F3)、即ち、各々のばねによる力は次式(1)の関係となるよう選定することが必要とされる。
F3<F1<F2 ≪ (プレス圧F) ・・・(1)
F1<F2という関係は、離型時、記録媒体用基板DがスタンパTB側に必ず位置するようにするためにコイルスプリング38の復元力(基板プレス型48側の離型力)は、コイルスプリング78の復元力(基板プレス型58側の離型力)に比して大であることが必要だからである。
また、F3<F1という関係は、コレットピン44がコレット54を所定位置以上に押し下げ保持できない状態となることなく、コレット54の爪部のみを押し広げるためにコイルスプリング60の復元力がコイルスプリング78の復元力に比して小であることが必要だからである。
F3<F1という関係は、コイルスプリング60およびコイルスプリング78の復元力のばらつきを考慮し、コレット54が確実に着脱動作するように設定されたものである。
従って、コイルスプリング38のばね力は、コイルスプリング78および60のばね力に比して大に設定されることとなる。
なお、コイルスプリング60およびコイルスプリング78の復元力のばらつきが、比較的小であると考えられる場合、コイルスプリング60およびコイルスプリング78の復元力が略同一に設定されてもよい。
斯かる構成において、図4に示されるように、先ず、基板プレス型58が基板プレス型48に対し離隔された状態で、上述の真空ポンプが作動状態とされ、スタンパSTAおよびスタンパSTBがそれぞれ、スタンパホルダー46、および、56に吸引保持される。
その際、スタンパSTAおよびスタンパSTBは、それぞれ、その内周部がスリーブ50およびスリーブ40の先端部に挿入される。
次に、記録媒体用基板Dが、スタンパSTB上に載置される。その際、記録媒体用基板Dは、その内周部がコレット54の先端に挿入され、スリーブ50の上端の端面に支持される。
続いて、上述の駆動用シリンダーが作動状態とされ、図5に示されるように、基板プレス型58が基板プレス型48に対し近接されることにより、スタンパSTAおよびSTBが記録媒体用基板Dの記録面に対し所定の圧力Fで押圧される。その際、可動プレート70の上昇動作は、基板プレス型58が基板プレス型48に対し近接されるまで継続される。
これにより、プレス圧F(100Mpa以上)が、スタンパSTA、基板D、スタンパSTBに作用され、スタンパSTA、および、STBと基板Dとの間に、約2N(実験値)の密着力が生じることとなる。
この密着した状態では、コレット54の内周部は、コレットピン44が嵌合されるとき、コレット54の爪部が外側に偏倚して基板Dの内周縁部を直接的にチャックすることとなる。これにより、特許文献1に示される従来の装置のように、所定のクリアランスをもって基板Dの内周縁部を位置決めする位置合わせ用内柱(位置決めピン)が用いられる場合に比して基板Dの内周縁部を直接的にチャックするので基板Dにおける内周縁部のスタンパSTAおよびスタンパSTBの内周部に対する偏芯量を低減することができる。
さらに、プレス圧が発生している状態では、プレス圧Fがコイルスプリング78の付勢力より極めて大きいのでコイルスプリング78は、収縮し、図5に示されるように、スリーブ50が下方に向けて移動せしめられる。コイルスプリング38の付勢力は、プレス圧Fよりも極めて小さいのでコイルスプリング38は収縮し、スリーブ40が上方に向けて移動せしめられる。
これにより、スタンパSTAおよびSTBがそれぞれ、記録媒体用基板Dにおける双方の記録面に押圧され、その結果、スタンパSTAおよびSTBのパターンが記録媒体用基板Dにおける双方の記録面に転写されることとなる。
一方、転写後、基板プレス型58が基板プレス型48に対し離隔される場合、駆動用シリンダーが作動状態とされ、基板プレス型58が基板プレス型48に対し離隔されることにより、プレス圧Fの作用時、収縮していたコイルスプリング78の復元力がスリーブ50に作用される。これにより、スリーブ50およびコレット54が上昇され、スリーブ50の下端の端面で記録媒体用基板Dの内周部が押し上げられる。従って、記録媒体用基板Dが、確実にスタンパSTBから分離される。
また、同時に、コイルスプリング38の復元力によりスリーブ40が下降される。これにより、スリーブ40の下端の端面により、記録媒体用基板Dの内周部が押し下げられる。従って、記録媒体用基板Dが、確実にスタンパSTAから分離される。
その際、基板プレス型58が基板プレス型48に対し離隔されると同時に、コレット54に嵌合されていたコレットピン44の球状部が引き抜かれるので外方に偏倚していた爪部は、そのバネ性により、収縮し、基板Dの内周部とコレット54の爪部の外周部との間に隙間が生じる。これにより、記録媒体用基板Dの着脱が容易で、かつ、その着脱時間を短縮できる。
一般的に、構造物と構造物とが擦れる部位には摺動塵埃が発生する場合があることが知られている。
本発明に係るインプリント装置の一例における構成においては、例えば、4本のガイド部材14の軸受部からの摺動塵が発生する虞がある。また、ガイドシャフト34の軸受部35からも摺動塵が発生する虞がある。
さらに、シャンクピン26が昇降動作をする際、シャンクカバー24との間で摺動する場合がある。これらの摺動部については、シャンクカバー24、ガイドカバー30および32が設けられ、発生した摺動塵が装置内に飛散しないよう局所的に排気可能とされる構成を備える。
さらに、コレット54の周辺には、スリーブ50、コレットピン44の周辺には、スリーブ40の等の可動部がそれぞれ配されているのでこの可動部からのパーティクルの発生が考えられる。
そのような可動部で発生したパーティクルを装置内に飛散させないように、排気通路68aが設けられ、上述したように、連結ピン52の内部に空気通路および孔を形成することで、コレット54のスリット(すり割り)の内周まで空気Kbが、図6および図7に示されるように、通風することが可能になる。
斯かる構成により、コレット54の近傍で生じたパーティクルが、排気通路68aに連通する排気管で装置の外部に排気することができる。
同様に、排気通路28aが固定台28の内部に設けられ、スリーブ40と連結ピン42との間に十分通風できる隙間が設けられる。これにより、図6および図7に示されるように、この隙間を通った空気Kaがコイルスプリング60を配した空間を介してコレットピン44に到達することができる。また、コレットピン44の外周部とスリーブ40の内周部との隙間により装置内の空気流通路を形成し、排気通路28aに連通する図示していない排気管で装置の外部に排気することができる。
従って、本発明に係るインプリント装置の一例において、パーティクルが発生する近傍から直接的に排気可能としたうえ、型が配される装置内部において均一な気流となるように空気の流れを制御することにより、パーティクルの滞留を抑制しているのでスタンパSTAおよびスタンパSTBに付着するであろうパーティクルを低減することができる。
本発明に係るインプリント装置の一例の要部を示す断面図である。 本発明に係るインプリント装置の一例の外観を示す斜視図である。 図2に示される例において、開閉扉を開放した状態で示す正面図である。 図1に示される例における一部を拡大して示す部分断面図である。 図1に示される例における動作説明に供される断面図である。 図1に示される例における空気の経路の説明に供される部分断面図である。 図6に示される例における一部を拡大して示す部分断面図である。
符号の説明
28 型固定台
28A スプリング収容室
28a,68a 排気通路
38、60、78 コイルスプリング
40 スリーブ
42、52 連結ピン
44 コレットピン
48、58 基板プレス型
54 コレット
68 型可動台
STA、STB スタンパ
D 記録媒体用基板

Claims (4)

  1. 記録媒体用基板の一方の面に転写すべき凹凸パターンを有する第1のスタンパの外周縁を着脱可能に保持するスタンパ保持部を有する固定側スタンパホルダーと、該第1のスタンパが載置される第1のプレス型とを備える固定台と、
    前記固定台に対して近接または離隔可能に配される可動台であって、記録媒体用基板の他方の面に転写すべき凹凸パターンを有する第2のスタンパの外周縁を着脱可能に保持するスタンパ保持部を有する可動側スタンパホルダーと、前記第1のプレス型に対向して配され、該第2のスタンパの外径よりも小なる外径を有し該第2のスタンパの凹凸パターンが転写される環状の記録媒体用基板が着脱可能に該第2のスタンパを介して載置される第2のプレス型とを備える可動台と、
    前記固定台における前記第1のプレス型の内周部に移動可能に配され、前記記録媒体用基板の一方の表面における内周縁部に当接する端面を有する第1のスリーブと、
    前記第1のスリーブの端面を前記記録媒体用基板の一方の表面に近接する方向に付勢する第1の付勢手段と、
    前記可動台における前記第2のプレス型の内周部に移動可能に配され、前記記録媒体用基板の他方の表面における内周縁部に当接する端面を有する第2のスリーブと、
    前記第1の付勢手段の付勢力よりも小なる付勢力により、前記第2のスリーブの端面を前記記録媒体用基板の他方の表面に近接する方向に付勢する第2の付勢手段と、を備え、
    前記可動台が前記固定台に対し近接される場合、前記第1のスリーブおよび第2のスリーブの端面が、それぞれ、前記第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力に抗して前記記録媒体用基板の一方の表面または他方の表面の内周縁部に当接し、前記可動台が前記固定台に対し離隔される場合、該可動台の離隔動作とともに、前記第1のスリーブおよび第2のスリーブの端面が、それぞれ、前記第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力により、該記録媒体用基板を前記第1のスタンパおよび前記第2のスタンパに対し離隔させるように移動せしめられることを特徴とするインプリント装置。
  2. 記録媒体用基板の一方の面に転写すべき凹凸パターンを有する第1のスタンパの外周縁を着脱可能に保持するスタンパ保持部を有する固定側スタンパホルダーと、該第1のスタンパが載置される第1のプレス型とを備える固定台と、
    前記固定台に対して近接または離隔可能に配される可動台であって、記録媒体用基板の他方の面に転写すべき凹凸パターンを有する第2のスタンパの外周縁を着脱可能に保持するスタンパ保持部を有する可動側スタンパホルダーと、前記第1のプレス型に対向して配され、該第2のスタンパの外径よりも小なる外径を有し該第2のスタンパの凹凸パターンが転写される環状の記録媒体用基板が着脱可能に該第2のスタンパを介して載置される第2のプレス型とを備える可動台と、
    前記固定台における前記第1のプレス型の内周部に移動可能に配され、前記記録媒体用基板の一方の表面における内周縁部に当接する端面を有する第1のスリーブと、
    前記第1のスリーブの端面を前記記録媒体用基板の一方の表面に近接する方向に付勢する第1の付勢手段と、
    前記可動台における前記第2のプレス型の内周部に移動可能に配され、前記記録媒体用基板の他方の表面における内周縁部に当接する端面を有する第2のスリーブと、
    前記第2のスリーブの端面を前記記録媒体用基板の他方の表面に近接する方向に付勢する第2の付勢手段と、を備え、
    前記可動台が前記固定台に対し近接される場合、前記第1のスリーブおよび第2のスリーブの端面が、それぞれ、前記第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力に抗して前記記録媒体用基板の一方の表面または他方の表面の内周縁部に当接し、前記可動台が前記固定台に対し離隔される場合、該可動台の離隔動作とともに、前記第1のスリーブおよび第2のスリーブの端面が、それぞれ、前記第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力により、該記録媒体用基板を前記第1のスタンパおよび前記第2のスタンパに対し離隔させるように移動せしめられ
    前記第1のスリーブは、コレットピン、および、該コレットピンを前記可動台側に向けて付勢する第3の付勢手段を有し、前記第2のスリーブは、該コレットピンの先端部が選択的に係合するコレットを有し、前記可動台が前記固定台に対し近接する場合、該第3の付勢手段により付勢される前記コレットピンの先端部が該コレットに対し係合状態とされ、前記記録媒体用基板が該コレットにおける弾性変位可能な爪部に保持され、前記可動台が前記固定台に対し離隔する場合、前記コレットピンの先端部が該コレットに対し非係合状態とされ、前記記録媒体用基板が該爪部から解放されることを特徴とするインプリント装置。
  3. 前記第2の付勢手段の付勢力は、前記第1の付勢手段の付勢力よりも小とされ、
    前記第3の付勢手段の付勢力は、前記第2の付勢手段の付勢力よりも小とされることを特徴する請求項2記載のインプリント装置。
  4. 記録媒体用基板の一方の面に転写すべき凹凸パターンを有する第1のスタンパの外周縁を着脱可能に保持するスタンパ保持部を有する固定側スタンパホルダーと、該第1のスタンパが載置される第1のプレス型とを備える固定台と、
    前記固定台に対して近接または離隔可能に配される可動台であって、記録媒体用基板の他方の面に転写すべき凹凸パターンを有する第2のスタンパの外周縁を着脱可能に保持するスタンパ保持部を有する可動側スタンパホルダーと、前記第1のプレス型に対向して配され、該第2のスタンパの外径よりも小なる外径を有し該第2のスタンパの凹凸パターンが転写される環状の記録媒体用基板が着脱可能に該第2のスタンパを介して載置される第2のプレス型とを備える可動台と、
    前記固定台における前記第1のプレス型の内周部に移動可能に配され、前記記録媒体用基板の一方の表面における内周縁部に当接する端面を有する第1のスリーブと、
    前記第1のスリーブの端面を前記記録媒体用基板の一方の表面に近接する方向に付勢する第1の付勢手段と、
    前記可動台における前記第2のプレス型の内周部に移動可能に配され、前記記録媒体用基板の他方の表面における内周縁部に当接する端面を有する第2のスリーブと、
    前記第2のスリーブの端面を前記記録媒体用基板の他方の表面に近接する方向に付勢する第2の付勢手段と、を備え、
    前記可動台が前記固定台に対し近接される場合、前記第1のスリーブおよび第2のスリーブの端面が、それぞれ、前記第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力に抗して前記記録媒体用基板の一方の表面または他方の表面の内周縁部に当接し、前記可動台が前記固定台に対し離隔される場合、該可動台の離隔動作とともに、前記第1のスリーブおよび第2のスリーブの端面が、それぞれ、前記第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力により、該記録媒体用基板を前記第1のスタンパおよび前記第2のスタンパに対し離隔させるように移動せしめられ
    前記第1のスリーブは、コレットピンを有し、前記第2のスリーブは、該コレットピンの先端部が選択的に係合するコレットを有し、前記可動台が前記固定台に対し近接する場合、前記コレットピンの先端部が該コレットに対し係合状態とされ、前記記録媒体用基板が該コレットにおける弾性変位可能な爪部に保持され、前記可動台が前記固定台に対し離隔する場合、前記コレットピンの先端部が該コレットに対し非係合状態とされ、前記記録媒体用基板が該爪部から解放され、
    前記固定台の内部に形成され前記第1の付勢手段および前記第1のスリーブの端部が配される摺動部に連通する第1の排気通路が、前記コレットピンと該第1のスリーブとを連結する第1の連結ピンの外周部に連通し、前記可動台の内部に形成され前記第2の付勢手段および前記第2のスリーブの端部が配される摺動部に連通する第2の排気通路が、前記コレットと該第2のスリーブとを連結する第2の連結ピンの内側の孔に連通することを特徴とするインプリント装置。
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