JP5218434B2 - 自在継手 - Google Patents

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Description

本発明は自在継手、特に、ステアリング装置のステアリングシャフトの回転を伝達する軸同士を連結する自在継手に関する。
車両の前輪を操舵するステアリング装置では、ステアリングホイールの操作で回転するステアリングシャフトの動きを、自在継手を介してステアリングギヤの入力軸に伝達している。
ステアリングホイールの動きはステアリングコラム内に回転自在に設けたステアリングシャフトおよび中間シャフトを介してステアリングギアに伝達され、ステアリングギアによって車輪の方向を操舵する。通常、ステアリングシャフトとステアリングギアの入力軸とは互いに同一直線上に設けることが出来ない。
このため従来から、ステアリングシャフトとステアリングギアへの入力軸との間に中間シャフトを設け、この中間シャフトの端部とステアリングシャフト、および、中間シャフトの端部とステアリングギアの入力軸の端部とを、自在継手を介して結合し、同一直線上に存在しないステアリングシャフトと入力軸との間での動力伝達が行えるようにしている。
近年、ステアリングシャフトに操舵補助力を付与するアシスト装置を、中間シャフトとステアリングホイールとの間に設けたコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置が多くなってきた。
このような、コラムアシスト式の電動パワーステアリングでは、中間シャフトに負荷される回転トルクが大きくなるため、中間シャフトと自在継手との結合部の結合剛性を大きくする必要がある。
中間シャフトを自在継手に結合するために、自在継手のヨークには中間シャフトを挿入するための円筒状の結合筒部が形成され、この結合筒部には、結合筒部から接線方向に延びる左右一対のフランジ部が形成されていて、フランジ部の間にはスリット(切り割り)が形成されている。中間シャフトと自在継手との結合剛性を大きくするために、フランジ部のボルト孔に挿入したボルトを強く締め付けると、フランジ部が弾性変形してスリットの溝幅が狭まり、中間シャフトを結合筒部に強く締付けて固定することができる。
しかし、ボルトを強く締め付けると、ボルト頭部の下面が当接するフランジ部の座面が、ボルト孔の中心軸線に直交する平面に対して傾斜するため、ボルトには曲げ応力と引っ張り応力の両方が作用する。その結果、ボルト軸部の軸方向長さの略中央部の応力が大きくなり、許容される応力振幅が小さくなって、ボルトが疲労破壊を起こしやすくなるため、大きな回転トルクを伝達することが困難になる。
図6から図7に示す自在継手は、従来の自在継手である。すなわち、図6は従来の自在継手に小さな締付けトルクでボルトを締め付けた状態を示す断面図、図7は従来の自在継手に大きな締付けトルクでボルトを締め付けた状態を示す断面図である。
図6に示すように、自在継手のヨーク51の一端には略円筒状の結合筒部53が形成され、この結合筒部53の内周面に形成された雌セレーション531に、結合筒部53の軸方向に平行に軸6を挿入する。そして軸6の外周面に形成された雄セレーション61を、雌セレーション531にセレーション係合させて、回転トルクを伝達可能に構成している。
ヨーク51の結合筒部53には、結合筒部53から接線方向に延びた左右一対のフランジ部54A、54Bが形成されている。フランジ部54A、54Bの間には、雌セレーション531に連通するスリット(切り割り)52が形成されている。スリット52は、結合筒部53の軸方向の全長にわたって形成されている。
フランジ部54Aには、ボルト55を挿入するためのボルト孔541Aが形成されている。また、フランジ部54Bには、雌ねじ542Bが部分的に形成されている。雌ねじ542Bは、ボルト孔541Aよりも小径で、ボルト孔541Aと同心状に形成されている。また、フランジ部54Aには、座面542Aが形成されている。座面542Aは、ボルト55のボルト頭部552の下面552Aに当接する。雌ねじ542Bには、ボルト55のボルト軸部551の雄ねじ551Aがねじ込まれる。
ボルト孔541A、雌ねじ542Bは同一中心軸線上(同心状)に形成されている。図6に示すように、ボルト55を小さな締付けトルクで締め付けた状態では、ボルト孔541A、雌ねじ542Bの中心軸線56に直交する平面57に対して座面542Aが平行(換言すれば、座面542Aがボルト孔541A、雌ねじ542Bの中心軸線56に対して直交)になるように形成している。
軸6と自在継手のヨーク51との結合剛性を大きくするために、図7に示すように、ボルト55を強く締め付けると、フランジ部54A、54Bが弾性変形してスリット52の溝幅が狭まり、軸6を結合筒部53に強く締付けて固定することができる。図6に示すように、ボルト頭部552の下面552Aの外周部と軸6下部の逃げ面62との間は長さL1だけ重なっている。従って、フランジ部54Aは、ボルト55を締め付けた時に、長さL1の範囲の弾性変形が小さく、長さL1の範囲から下側の部分の弾性変形が大きくなる。
その結果、ボルト孔541A、雌ねじ542Bの中心軸線56に直交する平面57に対して座面542Aが傾斜すると、ボルト孔541Aの内径Dとボルト軸部551の外径dとの間の隙間に相当する長さL2だけ、図7に示すように、ボルト55のボルト頭部552が下方へ変位し、ボルト孔541Aの内周面にボルト軸部551の外周面が押し付けられる。
従って、ボルト55の曲げ方向への変形が大きくなり、ボルト55に曲げ応力と引っ張り応力の両方が作用して、ボルト55の軸方向長さの略中央部の応力が大きくなり、許容される応力振幅が小さくなって、ボルトが疲労破壊を起こしやすくなる。ボルト頭部552が長さL2だけ下方へ変位するため、中心軸線56に対するボルト軸部551の傾斜角度θ1は、中心軸線56に対する雄ねじ551Aの傾斜角度θ2よりも大きくなる。
また、ボルト孔541Aの内周面にボルト軸部551の外周面が押し付けられるため、ボルト55の締付け効率が低下し、軸6とヨーク51の結合剛性が不十分になる不具合があった。
特許文献1及び特許文献2に開示された自在継手は、ボルトを締め付ける前の状態では、ボルト孔の中心軸線に直交する平面に対してフランジ部の座面が角度αだけ傾斜するように形成している。この傾斜角度αは、所定の締付けトルクでボルトを締め付けた時に、ボルト孔の中心軸線に対して直交する平面に対して、座面が平行になるように形成している。従って、所定の締付けトルクでボルトを締め付けた時に、フランジ部の座面が、ボルト孔の中心軸線に直交する平面に対して傾斜することに起因して生じるボルトの曲げ応力を低減している。
しかし、特許文献1及び特許文献2に開示された自在継手は、ボルトを締め付けた時に、ボルト孔の内周面にボルト軸部の外周面が干渉し易く、ボルトの締付け効率が低下し、軸とヨークの結合剛性がばらつく不具合があった。
特開2008−298267号公報 特開2009−8174号公報
本発明は、ボルトに生ずる曲げ応力を軽減して、耐久性能を向上させ、ボルトの締付け効率を向上させて、軸とヨークの結合剛性のばらつきを小さくした自在継手を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、回転トルクを伝達可能に軸を嵌合するための内周面を基端寄り部分に備えた結合筒部、上記結合筒部に形成され、上記内周面に貫通する切り割り、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、上記内周面とは反対側で、上記結合筒部と一体に設けられ、十字軸を軸支するための軸受け孔を有する一対の結合アーム部、上記一対のフランジ部のうちの一方のフランジ部に形成されたボルト孔、上記一対のフランジ部のうちの他方のフランジ部に形成された雌ねじ、上記ボルト孔にボルト軸部が内嵌されるとともに、ボルト軸部先端の雄ねじが上記雌ねじにねじ込まれて、上記一対のフランジ部の間の切り割りの間隔を狭め、上記結合筒部の内周面を縮径して、上記軸の外周面を結合筒部の内周面で締め付けるボルト、上記ボルト頭部に形成された球面状の下面、上記一方のフランジ部のボルト孔の開口部側に形成され、上記球面状の下面に当接する球面状の座面を有するとともに、上記フランジ部の座面の中心軸線が、上記ボルト孔の中心軸線に対して結合筒部の中心側に偏心していることを特徴とする自在継手である。
第2番目の発明は、回転トルクを伝達可能に軸を嵌合するための内周面を基端寄り部分に備えた結合筒部、上記結合筒部に形成され、上記内周面に貫通する切り割り、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、上記内周面とは反対側で、上記結合筒部と一体に設けられ、十字軸を軸支するための軸受け孔を有する一対の結合アーム部、上記一対のフランジ部のうちの一方のフランジ部に形成されたボルト孔、上記一対のフランジ部のうちの他方のフランジ部に形成された雌ねじ、上記ボルト孔にボルト軸部が内嵌されるとともに、ボルト軸部先端の雄ねじが上記雌ねじにねじ込まれて、上記一対のフランジ部の間の切り割りの間隔を狭め、上記結合筒部の内周面を縮径して、上記軸の外周面を結合筒部の内周面で締め付けるボルト、上記ボルト頭部に形成された円錐面状の下面、上記一方のフランジ部のボルト孔の開口部側に形成され、上記円錐面状の下面に当接する円錐面状の座面を有するとともに、上記フランジ部の座面の中心軸線が、上記ボルト孔の中心軸線に対して結合筒部の中心側に偏心していることを特徴とする自在継手である。
本発明の自在継手は、一対のフランジ部の間の切り割りの間隔を狭め、結合筒部の内周面を縮径して、軸の外周面を結合筒部の内周面で締め付けるボルトと、ボルト頭部に形成された球面状の下面と、フランジ部のボルト孔の開口部側に形成され、ボルトの球面状の下面に当接する球面状の座面とから構成されている。
また、本発明の自在継手は、一対のフランジ部の間の切り割りの間隔を狭め、結合筒部の内周面を縮径して、軸の外周面を結合筒部の内周面で締め付けるボルトと、ボルト頭部に形成された円錐面状の下面と、フランジ部のボルト孔の開口部側に形成され、ボルトの円錐面状の下面に当接する円錐面状の座面とから構成されている。
従って、ボルト軸部の傾斜角度に追従して、ボルト頭部の球面状または円錐面状の下面が傾斜するため、ボルト軸部の曲がりが抑制される。従って、ボルトに作用する曲げ応力が減少し、ボルトの耐久性能を向上させることが可能となる。
また、本発明の自在継手は、ボルトを所定の締付けトルクで締め付けて軸の外周面を結合筒部の内周面で締め付けた状態に相当する変形を一対のフランジ部に付与した状態で、フランジ部の座面、ボルト孔、及び雌ねじを一対のフランジ部に加工している。
従って、所定の締付けトルクでボルトを締め付けると、フランジ部の座面、ボルト孔、及び雌ねじの各中心軸線が、ほぼ一直線上に並ぶため、ボルト軸部の曲がりが抑制され、ボルトに作用する曲げ応力が減少して、ボルトの耐久性能を向上させることが可能となる。
また、本発明の自在継手は、フランジ部の座面の中心軸線をボルト孔の中心軸線に対して結合筒部の中心側に偏心して形成している。従って、ボルト孔の内周面とボルト軸部の外周面の干渉がより小さくなるため、ボルトの締付け効率が向上し、軸とヨークの結合剛性のばらつきが小さくなる。
本発明の実施例の自在継手を備えたステアリング装置の全体側面図である。 本発明の実施例1の自在継手にボルトを締め付ける前の状態を示す断面図である。 本発明の実施例1の自在継手にボルトを締め付けた状態を示す断面図である。 ボルト頭部近傍の変形例を示す断面図である。 本発明の実施例2の自在継手にボルトを締め付けた状態を示す断面図である。 従来の自在継手に小さな締付けトルクでボルトを締め付けた状態を示す断面図である。 従来の自在継手に大きな締付けトルクでボルトを締め付けた状態を示す断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例2を説明する。
図1は本発明の実施例の自在継手を備えたステアリング装置の全体側面図、図2は本発明の実施例1の自在継手にボルトを締め付ける前の状態を示す断面図、図3は本発明の実施例1の自在継手にボルトを締め付けた状態を示す断面図である。
図1に示すように、本発明の実施例の自在継手を備えたステアリング装置は、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール11を装着可能なステアリングシャフト12と、このステアリングシャフト12を挿通したステアリングコラム13と、このステアリングシャフト12に補助トルクを付与する為のアシスト装置(操舵補助部)20と、このステアリングシャフト12の車体前方側(図1の左側)に、図示しないラック/ピニオン機構を介して連結されたステアリングギヤ30とを備える。
ステアリングシャフト12は、雌ステアリングシャフト12Aと雄ステアリングシャフト12Bとを、回転トルクを伝達可能に、かつ軸方向に関して相対移動可能にスプライン嵌合している。従って、上記雌ステアリングシャフト12Aと雄ステアリングシャフト12Bとは、衝突時に、このスプライン嵌合部が相対移動して、全長を縮めることができる。
また、上記ステアリングシャフト12を挿通した筒状のステアリングコラム13は、アウターコラム13Aとインナーコラム13Bとをテレスコピック移動可能に組み合わせている。そのため、ステアリングコラム13は、衝突時に軸方向の衝撃が加わった場合に、この衝撃によるエネルギを吸収しつつ全長が縮まる、所謂コラプシブル構造としている。
そして、上記インナーコラム13Bの車体前方側端部を、ギヤハウジング21の車体後方側端部に圧入嵌合して固定している。また、上記雄ステアリングシャフト12Bの車体前方側端部を、このギヤハウジング21の内側に通し、アシスト装置20の図示しない入力軸の車体後方側端部に連結している。
ステアリングコラム13は、その中間部を支持ブラケット14により、ダッシュボードの下面等、車体18の一部に支承している。また、この支持ブラケット14と車体18との間に、図示しない係止部を設けて、この支持ブラケット14に車体前方側に向かう方向の衝撃が加わった場合に、この支持ブラケット14が上記係止部から外れ、車体前方側に移動するようにしている。
また、上記ギヤハウジング21の上端部も、上記車体18の一部に支承している。また、本実施例の場合には、チルト機構及びテレスコピック機構を設けることにより、上記ステアリングホイール11の車体前後方向位置、及び、高さ位置の調節を自在としている。このようなチルト機構及びテレスコピック機構は、従来から周知であり、本発明の特徴部分でもない為、詳しい説明は省略する。
上記ギヤハウジング21の車体前方側端面から突出した出力軸23は、自在継手(上側自在継手)41を介して、中間シャフト15の後端部に連結している。また、この中間シャフト15の前端部に、別の自在継手(下側自在継手)42を介して、ステアリングギヤ30のピニオン軸(以下軸と呼ぶ)6を連結している。中間シャフト15は、雄中間シャフト(雄シャフト)15Aの車体前方側に、雌中間シャフト(雌シャフト)15Bの車体後方側が外嵌し、回転トルクを伝達可能に、かつ、軸方向に関して相対移動可能に嵌合している。
図示しないピニオンが、軸6の下端(車体前方側端部)に形成されている。また、図示しないラックが、このピニオンに噛み合っており、ステアリングホイール11の回転が、タイロッド31を移動させて、図示しない車輪を操舵する。
アシスト装置20のギヤハウジング21には、電動モータ26のケース261が固定され、この電動モータ26の図示しない回転軸にウォームが結合されている。出力軸23には図示しないウォームホイールが取り付けられ、このウォームホイールに電動モータ26の回転軸のウォームが噛合っている。
また、出力軸23の中間部の周囲には、図示しないトルクセンサが設けられている。上記ステアリングホイール11からステアリングシャフト12に加えられるトルクの方向と大きさを、トルクセンサで検出し、この検出値に応じて、電動モータ26を駆動し、ウォームとウォームホイールから成る減速機構を介して、出力軸23に、所定の方向に所定の大きさで補助トルクを発生させる。補助トルクを発生させるアシスト装置は、電動式に限定されるものではなく、油圧式のアシスト装置でもよい。
図2から図3は、本発明の実施例1の自在継手を示し、図1の自在継手42の一方のヨーク7と軸6との結合部に適用した例を示す。本発明の自在継手は、図1の自在継手41と雄中間シャフト15Aとの結合部や、自在継手41と出力軸23との結合部に適用してもよい。
図2から図3は、本発明の実施例1の自在継手42を構成する一対のヨーク7、7のうちの一方のヨーク7と、軸6との結合部を示している。ヨーク7の一端には略円筒状の結合筒部71が形成され、この結合筒部71の内周面に形成された雌セレーション711に、結合筒部71の軸方向に平行に軸6を挿入する。そして、軸6の外周面に形成された雄セレーション61を、雌セレーション711にセレーション係合させて、回転トルクを伝達可能に構成している。ヨーク7の他端には、結合筒部71と一体に設けられた図示しない一対の結合アーム部が形成され、この結合アーム部には、図示しない十字軸を軸支するための軸受け孔が形成されている。
ヨーク7の結合筒部71には、結合筒部71から接線方向に延びた左右一対のフランジ部72A、72Bが形成されている。フランジ部72A、72Bの間には、雌セレーション711に連通するスリット(切り割り)73が形成されている。スリット73は、結合筒部71の軸方向の全長にわたって形成されている。
一対のフランジ部72A、72Bのうちの一方(図2の左側)のフランジ部72Aには、図3に示すボルト81を挿入するためのボルト孔74が形成され、フランジ部72Bには、ボルト81をねじ込むための雌ねじ75が形成されている。雌ねじ75には、図3に示すボルト81のボルト軸部811の雄ねじ811Aがねじ込まれる。また、フランジ部72Aには、ボルト孔74の開口部側(図2の左側)に球面状(凹球面状)の座面77が形成されている。
図2に示すように、ボルト81を締め付ける前の状態では、球面状の座面77及びボルト孔74の中心軸線741は、ボルト81を締め付けた時の中心軸線76に対して傾斜角度θ1だけ傾斜するように形成している。また、ボルト81を締め付ける前の状態では、雌ねじ75の中心軸線751は、ボルト81を締め付けた時の中心軸線76に対して傾斜角度θ2だけ傾斜するように形成している。この傾斜角度θ1、θ2は、図7で説明した、従来のヨーク51のボルト軸部551の傾斜角度θ1、雄ねじ551Aの傾斜角度θ2と同一角度で、中心軸線76に対して上側に傾斜して設定されている。
球面状の座面77及びボルト孔74と雌ねじ75は同心上にないため、各々別工程で加工する。別の加工方法として、ボルト81を所定の締付けトルクで締め付けて、軸6の外周面を結合筒部71の内周面で締め付けた状態に相当する変形をフランジ部72A、72Bに付与する。この状態で、球面状の座面77、ボルト孔74、雌ねじ75を加工すれば、同時加工が可能となるため加工が容易となり、好ましい。
図3に示すように、ボルト81のボルト頭部812には、球面状(凸球面状)の下面812Aが形成されている。球面状の下面812Aの球面の半径は、球面状の座面77の球面の半径と同一長さに形成されている。従って、図3に示すように、所定の締付けトルクでボルト81を締め付けると、フランジ部72A、72Bが弾性変形してスリット73の隙間が小さくなり、球面状の座面77、ボルト孔74、雌ねじ75の各中心軸線は、共通の中心軸線76上にほぼ一直線上に並ぶ。
また、締付けトルクが変動して、球面状の座面77、ボルト孔74、雌ねじ75の各中心軸線が中心軸線76に対して傾斜しても、ボルト頭部812には球面状の下面812Aが形成されているため、ボルト軸部811の傾斜角度に追従して球面状の下面812Aが傾斜するため、ボルト軸部811の曲がりが抑制される。従って、ボルト81に作用する曲げ応力が減少し、ボルト81の耐久性能を向上させることが可能となる。
また、締付けトルクが変動して、ボルト孔74の中心軸線が中心軸線76に対して傾斜しても、ボルト頭部812の球面状の下面812Aの球面の中心軸線が、ボルト孔74の中心軸線と平行状態に維持されるため、ボルト孔74の内周面にボルト軸部811の外周面が干渉し難い。その結果、ボルト81の締付け効率が低下せず、軸6とヨーク7の結合剛性が安定する。
さらに、図2に示すように、球面状の座面77の中心軸線771を、ボルト孔74の中心軸線741に対して、図7の長さL2分だけ、結合筒部71の中心712側に偏心させて加工すれば、ボルト孔74の内周面とボルト軸部811の外周面の干渉がより小さくなり、好ましい。
次にボルト頭部の球面状の下面及びフランジ部72Aの球面状の座面の変形例について説明する。図4はボルト頭部近傍の変形例を示す断面図であり、図4(1)は片面が凸球面の球面座金を使用した例である。図4(1)に示すように、変形例のボルト82のボルト頭部822には、平面状の下面822Aが形成されている。平面状の下面822Aとフランジ部72Aの球面状の座面77との間には、球面座金823が介挿されてる。球面座金823には、凸球面823Aが形成され、凸球面823Aの球面の半径は、球面状の座面77の球面の半径と同一長さに形成されている。球面座金823の内周面とボルト82のボルト軸部821の外周面との間の隙間は小さいほど好ましく、締まりばめ嵌合にしてもよい。
図4(2)は両面が凸球面の球面座金を使用した例である。図4(2)に示すように、変形例のボルト83のボルト頭部832には、凹球面状の下面832Aが形成されている。凹球面状の下面832Aとフランジ部72Aの球面状の座面77との間には、球面座金833が介挿されてる。球面座金833の両面には、凸球面833A、833Bが形成され、凸球面833A、833Bの球面の半径は、球面状の座面77の球面の半径と同一長さに形成されている。球面座金833の内周面とボルト83のボルト軸部831の外周面との間の隙間は小さいほど好ましく、締まりばめ嵌合にしてもよい。
図4(3)は両面が凹球面の球面座金を使用した例である。図4(3)に示すように、変形例のボルト84のボルト頭部842には、凸球面状の下面842Aが形成されている。凸球面状の下面842Aとフランジ部72Aの凸球面状の座面78との間には、球面座金843が介挿されてる。球面座金843の両面には、凹球面843A、843Bが形成され、凹球面843A、843Bの球面の半径は、凸球面状の座面78の球面の半径と同一長さに形成されている。球面座金843の内周面とボルト84のボルト軸部841の外周面との間の隙間は小さいほど好ましく、締まりばめ嵌合にしてもよい。
次に本発明の実施例2について説明する。図5は本発明の実施例2の自在継手にボルトを締め付けた状態を示す断面図である。以下の説明では、上記実施例1と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、ボルト頭部の下面と、ボルト頭部の下面に当接するボルト孔の開口部側の座面の形状を球面状から円錐面状に変更した例である。実施例2は、実施例1とはボルト頭部の下面とボルト孔の開口部側の座面の形状だけが異なるので、ボルト頭部の下面とボルト孔の開口部側の座面についてのみ説明し、実施例1と重複する説明は省略する。
すなわち、図5に示すように、実施例2のヨーク7は、実施例1と同様に、結合筒部71の内周面に形成された雌セレーション711に、軸6の外周面に形成された雄セレーション61をセレーション係合させて、回転トルクを伝達可能に構成している。ヨーク7の結合筒部71には、結合筒部71から接線方向に延びた左右一対のフランジ部72A、72Bが形成され、フランジ部72A、72Bの間には、雌セレーション711に連通するスリット(切り割り)73が形成されている。
フランジ部72Aには、ボルト85を挿入するためのボルト孔74が形成され、フランジ部72Bには、ボルト85をねじ込むための雌ねじ75が形成されている。雌ねじ75には、ボルト85のボルト軸部851の雄ねじ851Aがねじ込まれる。また、フランジ部72Aには、ボルト孔74の開口部側(図5の左側)に円錐面状(凹円錐面状)の座面79が形成されている。
図示はしないが、実施例1と同様に、ボルト85を締め付ける前の状態では、円錐面状の座面79及びボルト孔74の中心軸線は、ボルト85を締め付けた時の中心軸線76に対して傾斜角度θ1だけ上側に傾斜するように形成している。また、ボルト85を締め付ける前の状態では、雌ねじ75の中心軸線は、ボルト85を締め付けた時の中心軸線76に対して傾斜角度θ2だけ上側に傾斜するように形成している。
ボルト85を所定の締付けトルクで締め付けて、軸6の外周面を結合筒部71の内周面で締め付けた状態に相当する変形をフランジ部72A、72Bに付与する。この状態で、円錐面状の座面79、ボルト孔74、雌ねじ75を加工すれば、同時加工が可能となるため加工が容易となり、好ましい。
ボルト85のボルト頭部852には、円錐面状(凸円錐面状)の下面852Aが形成されている。円錐面状の下面852Aの円錐の角度αは、円錐面状の座面79の円錐の角度αと同一角度に形成されている。従って、所定の締付けトルクでボルト85を締め付けると、フランジ部72A、72Bが弾性変形してスリット73の隙間が小さくなり、円錐面状の座面79、ボルト孔74、雌ねじ75の各中心軸線は、共通の中心軸線76上にほぼ一直線上に並ぶ。
締付けトルクが変動して、円錐面状の座面79、ボルト孔74、雌ねじ75の各中心軸線が中心軸線76に対して傾斜しても、ボルト頭部852には円錐面状の下面852Aが形成されているため、ボルト軸部851の傾斜角度に追従して円錐面状の下面852Aが傾斜するため、ボルト軸部851の曲がりが抑制される。従って、ボルト85に作用する曲げ応力が減少し、ボルト85の耐久性能を向上させることが可能となる。
また、締付けトルクが変動して、ボルト孔74の中心軸線が中心軸線76に対して傾斜しても、ボルト頭部852の円錐面状の下面852Aの円錐面の中心軸線が、ボルト孔74の中心軸線と平行状態に維持されるため、ボルト孔74の内周面にボルト軸部851の外周面が干渉し難い。その結果、ボルト85の締付け効率が低下せず、軸6とヨーク7の結合剛性が安定する。
さらに、図示はしないが、円錐面状の座面79の中心軸線を、ボルト孔74の中心軸線に対して、図7の長さL2分だけ、結合筒部71の中心712側に偏心させて加工すれば、ボルト孔74の内周面とボルト軸部851の外周面の干渉がより小さくなり、好ましい。実施例2では、ボルト頭部852の円錐面状の下面852Aがフランジ部72Aの円錐面状の座面79に直接当接しているが、図4で説明したように、円錐面を有する座金を介して、フランジ部72Aの円錐面状の座面79に当接させてもよい。
上記実施例では、略円筒状の結合筒部71が形成されたヨークに本発明を適用した例について説明したが、略コの字断面の結合筒部を有するヨークに本発明を適用してもよい。また、上記実施例では、フランジ部72A、72Bの一方に雌ねじを形成し、ボルト軸部の雄ねじをこの雌ねじにねじ込んで、フランジ部72A、72Bを締め付けるねじ込みボルト方式に本発明を適用した例について説明した。他の例として、ヨークのフランジ部72A、72Bの両方にボルト孔(バカ孔)を形成し、ボルトとナットでフランジ部72A、72Bを挟んで締め付ける通しボルト方式に本発明を適用してもよい。
11 ステアリングホイール
12 ステアリングシャフト
12A 雌ステアリングシャフト
12B 雄ステアリングシャフト
13 ステアリングコラム
13A アウターコラム
13B インナーコラム
14 支持ブラケット
15 中間シャフト
15A 雄中間シャフト
15B 雌中間シャフト
18 車体
20 アシスト装置
21 ギヤハウジング
23 出力軸
26 電動モータ
261 ケース
30 ステアリングギヤ
31 タイロッド
41 自在継手(上側自在継手)
42 自在継手(下側自在継手)
51 ヨーク
52 スリット(切り割り)
53 結合筒部
531 雌セレーション
54A フランジ部
541A ボルト孔
542A 座面
54B フランジ部
542B 雌ねじ
55 ボルト
551 ボルト軸部
551A 雄ねじ
552 ボルト頭部
552A 下面
56 中心軸線
57 直交する平面
6 軸(ピニオン軸)
61 雄セレーション
62 逃げ面
7 ヨーク
71 結合筒部
711 雌セレーション
712 中心
72A フランジ部
72B フランジ部
73 スリット(切り割り)
74 ボルト孔
741 中心軸線
75 雌ねじ
751 中心軸線
76 中心軸線
77 球面状の座面
771 中心軸線
78 凸球面状の座面
79 凹円錐面状の座面
81 ボルト
811 ボルト軸部
811A 雄ねじ
812 ボルト頭部
812A 球面状の下面
82 ボルト
821 ボルト軸部
822 ボルト頭部
822A 平面状の下面
823 球面座金
823A 凸球面
83 ボルト
831 ボルト軸部
832 ボルト頭部
832A 凹球面状の下面
833 球面座金
833A、833B 凸球面
84 ボルト
841 ボルト軸部
842 ボルト頭部
842A 凸球面状の下面
843 球面座金
843A、843B 凹球面
85 ボルト
851 ボルト軸部
851A 雄ねじ
852 ボルト頭部
852A 円錐面状の下面

Claims (2)

  1. 回転トルクを伝達可能に軸を嵌合するための内周面を基端寄り部分に備えた結合筒部、
    上記結合筒部に形成され、上記内周面に貫通する切り割り、
    上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、
    上記内周面とは反対側で、上記結合筒部と一体に設けられ、十字軸を軸支するための軸受け孔を有する一対の結合アーム部、
    上記一対のフランジ部のうちの一方のフランジ部に形成されたボルト孔、
    上記一対のフランジ部のうちの他方のフランジ部に形成された雌ねじ、
    上記ボルト孔にボルト軸部が内嵌されるとともに、ボルト軸部先端の雄ねじが上記雌ねじにねじ込まれて、上記一対のフランジ部の間の切り割りの間隔を狭め、上記結合筒部の内周面を縮径して、上記軸の外周面を結合筒部の内周面で締め付けるボルト、
    上記ボルト頭部に形成された球面状の下面、
    上記一方のフランジ部のボルト孔の開口部側に形成され、上記球面状の下面に当接する球面状の座面を有するとともに、
    上記フランジ部の座面の中心軸線が、上記ボルト孔の中心軸線に対して結合筒部の中心側に偏心していること
    を特徴とする自在継手。
  2. 回転トルクを伝達可能に軸を嵌合するための内周面を基端寄り部分に備えた結合筒部、
    上記結合筒部に形成され、上記内周面に貫通する切り割り、
    上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、
    上記内周面とは反対側で、上記結合筒部と一体に設けられ、十字軸を軸支するための軸受け孔を有する一対の結合アーム部、
    上記一対のフランジ部のうちの一方のフランジ部に形成されたボルト孔、
    上記一対のフランジ部のうちの他方のフランジ部に形成された雌ねじ、
    上記ボルト孔にボルト軸部が内嵌されるとともに、ボルト軸部先端の雄ねじが上記雌ねじにねじ込まれて、上記一対のフランジ部の間の切り割りの間隔を狭め、上記結合筒部の内周面を縮径して、上記軸の外周面を結合筒部の内周面で締め付けるボルト、
    上記ボルト頭部に形成された円錐面状の下面、
    上記一方のフランジ部のボルト孔の開口部側に形成され、上記円錐面状の下面に当接する円錐面状の座面を有するとともに、
    上記フランジ部の座面の中心軸線が、上記ボルト孔の中心軸線に対して結合筒部の中心側に偏心していること
    を特徴とする自在継手。
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