JP5215695B2 - 画像撮像装置 - Google Patents

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本発明は、画像情報を取得する画像撮像装置に関する。
画像撮像装置に搭載される撮像素子周りの回路構成としては、タイミングジェネレーターにより撮像素子及びA/D変換器に駆動信号を供給する構成が知られている。特許文献1によれば、制御・駆動クロック発生部からCCDラインセンサとA/Dコンバータに駆動信号を供給する構成が示されている。
図4は、関連技術における画像撮像装置の撮像素子周りの回路構成を示す図である。CPU101は、タイミングジェネレーター102、CMOSセンサ103及びA/D変換器104を制御する。タイミングジェネレーター102は、CMOSセンサ103を駆動するための撮像素子基準信号及びA/D変換器104を駆動するためのA/D変換器駆動信号を生成して出力する。CMOSセンサ103は、光電変換部105、駆動信号生成部106及びシリアルインターフェース107を有する。光電変換部105は、原稿画像に応じた光をアナログ画像信号へと光電変換する。駆動信号生成部106は、光電変換に必要な撮像素子駆動信号を生成する。シリアルインターフェース107は、CPU101に対する制御信号を送受信する。A/D変換器104は、タイミングジェネレーター102から受信したA/D変換器駆動信号に従ってアナログ画像信号をデジタル画像信号へ変換して出力する。
CMOSセンサ103の駆動信号生成部106は、タイミングジェネレーター102から出力された撮像素子基準信号を受信する。駆動信号生成部106は、撮像素子基準信号に含まれている同期信号及び基準クロックに基づき、光電変換に必要な撮像素子駆動信号を生成する。光電変換部105は、撮像素子駆動信号に従ってアナログ画像信号を出力する。
図5は、駆動信号生成部106を説明するための図である。レジスタ502は、CPU101からシリアルインターフェース107(図4)を介して受信した制御信号に含まれる設定値を保持する。カウンタ503は、撮像素子基準信号に含まれる基準クロックに同期してカウントを行う。比較器504は、レジスタ502に保持されている設定値とカウンタ503のカウンタ値とを比較することで、撮像素子駆動信号及びマスク信号を生成する。マスク部505は、比較器504からのマスク信号にしたがい撮像素子基準信号の一部をマスクする。
ところで、CMOSセンサ103から出力されるアナログ画像信号は、撮像素子基準信号に対して遅延して出力される。これは光電変換部105及び駆動信号生成部106の内部において信号遅延が発生することが原因である。
一方で、A/D変換器104は、タイミングジェネレーター102から出力されたA/D変換器駆動信号に基づき、CMOSセンサ103から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換して後段の回路(シェーディング回路等)へ出力する。
このような画像信号を転送する系で正しく画像を転送及び処理するためには、画像信号と各素子の駆動信号との間で、常に、同期関係及び位相関係を保つ必要がある。もし、同期関係及び位相関係が崩れてしまうと、主走査位置がずれたり、A/D変換器において正しくA/D変換できなくなったりする。
上述したアナログ画像信号の遅延量は、撮像素子の周囲温度、動作状態及び電源電圧等の環境条件の変化に依存するため、常に一定というわけではない。そのため、上記構成を有する画像撮像装置において撮像素子の駆動周波数が高くなればなるほど、A/D変換器から出力されるデジタル画像信号の1画素周期に対して、撮像素子から出力されるアナログ画像信号の遅延量のばらつきが大きくなってゆく。その結果、後段の素子(例えばA/D変換器)においてアナログ画像信号と素子の駆動信号の間で同期関係又は位相関係が崩れてしまい、正しい画像処理ができなくなる。
図6は、撮像素子における入出力信号の一例を示す図である。CLK_IN信号及びSYNC_IN信号は、撮像素子基準信号に含まれる信号であり、CMOSセンサ103に入力される。CLK_IN信号は、画像転送の基準クロックである。SYNC_IN信号は、基準クロックに同期した画像同期信号であり、例えば、画像の主走査撮像開始位置を示す信号である。これらの信号により、各素子は画像の同期をとっている。CLK_IN信号及びSYNC_IN信号は、撮像素子駆動信号及びA/D変換器駆動信号にも含まれ、CMOSセンサ103及びA/D変換器104に入力される。CMOSセンサ103は、CLK_IN信号及びSYNC_IN信号を基準としてアナログ画像信号を出力する。
その際、撮像素子からアナログ画像信号が出力されるタイミングは、撮像素子に基準クロックが入力されたタイミングに対して遅延している。この遅延は、上述したように環境条件によりばらつく。すなわち、アナログ画像信号(DATA)の出力タイミングは、信号遅延が最小の場合(DATA_minDELAY)と、信号遅延が最大の場合(DATA_maxDELAY)との間で変動する。
このばらつきが基準クロックの1周期よりも大きくなれば、SYNC_IN信号とアナログ画像信号との同期関係が崩れてしまうため、正しく画像信号を転送できなくなる。特に、基準クロックの高周波数化が進むにつれて、信号遅延のばらつきを無視できなくなりつつある。
また、ばらつきが基準クロックの1周期以下であっても基準クロックに対するばらつきの割合が大きくなれば、後段のA/D変換器においてアナログ画像信号とA/D変換器駆動信号の位相関係が変化してしまう。これでは、アナログ画像信号のサンプルタイミングを一意に決定できなくなるため、正しくアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換できなくなる。
これに関連して、特許文献2には、CCDに供給するクロックの位相に対して、A/D変換回路に供給するクロックの位相をずらすことが開示されている。また、特許文献3には、CCDカメラからA/D変換器への画素クロック伝送路に遅延素子を設けることが開示されている。
特開2003−319133号公報 特開平7−288660号公報 特開2000−236487号公報
しかしながら、従来技術では、前述した撮像素子の周囲温度、動作状態及び電源電圧等の環境条件の変化に依存したアナログ画像信号の遅延量の変動に対して、動的に対処することができない。
本発明は、撮像手段の自己発熱によって撮像手段とアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する変換手段の同期がくずれないようにすることを目的とする。
本発明は、画像を撮像してアナログ画像信号を出力する撮像手段と、
前記アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する変換手段と、
前記撮像手段及び前記変換手段に供給するべき同期信号を生成し、前記撮像手段に同期信号を供給する同期信号生成手段と、
前記同期信号生成手段により生成された同期信号を前記変換手段に供給するタイミングを補正し、前記変換手段に同期信号を供給する補正手段と
を有し、
前記補正手段は、前記撮像手段の位置的な歪みを防止する部材の上であって、前記撮像手段の自己発熱の影響を受ける位置に設けられており、温度に応じて前記同期信号生成手段によって生成された同期信号を遅延することを特徴とする。
本発明は、撮像手段の自己発熱によって撮像手段とアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する変換手段の同期がくずれないようにすることができる。
以下に本発明の一実施形態を示す。もちろん以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1は、実施形態に係る画像撮像装置の一例を示すブロック図である。CPU101は、タイミングジェネレーター102、CMOSセンサ103及びA/D変換器104を制御する。タイミングジェネレーター102は、CMOSセンサ103を駆動するための撮像素子基準信号及びA/D変換器104を駆動するためのA/D変換器駆動信号をそれぞれ生成して出力する。このように、タイミングジェネレーター102は、それぞれ同期した撮像素子基準信号とA/D変換器駆動信号に対応する第1駆動信号と第2駆動信号とを生成して供給する同期信号生成手段の一例である。
CMOSセンサ103は、光電変換部105、駆動信号生成部106及びシリアルインターフェース107を有する。光電変換部105は、原稿画像に応じた光をアナログ画像信号へと光電変換する。すなわち、光電変換部105は、第1駆動信号に従って画像を撮像してアナログ画像信号を出力する撮像手段の一例である。
駆動信号生成部106は、光電変換に必要な撮像素子駆動信号を生成する。より具体的に説明すると、駆動信号生成部106は、まず、タイミングジェネレーター102から出力された撮像素子基準信号を受信する。駆動信号生成部106は、撮像素子基準信号に含まれている同期信号SYNC_IN及び基準クロックCLK_INに基づき、光電変換部の駆動に必要な撮像素子駆動信号を生成する。この撮像素子駆動信号に従って、光電変換部105は、アナログ画像信号を出力する。なお、駆動信号生成部106は、例えば、上述したような構成を採用している。
シリアルインターフェース107は、CPU101に対する制御信号を送受信する。A/D変換器104は、タイミングジェネレーター102により発生され、信号遅延回路108を経由して到着したA/D変換器駆動信号に従って、アナログ画像信号をデジタル画像信号へ変換して出力する。
信号遅延回路108は、A/D変換器104へのアナログ画像信号の到着タイミングと、A/D変換器104への第2駆動信号の到着タイミングとのずれを補正する補正手段の一例である。信号遅延回路108は、後述するように、CMOSセンサ103の同一半導体チップ上に形成されている。これは、光電変換部105と信号遅延回路108が受ける環境変動(周囲温度や電源電圧の変動)が実質的に同じになるような構成とするためである。すなわち、信号遅延回路108は、光電変換部105と信号遅延回路108が受ける環境変動の影響が実質的に同一視できるような位置に、またはそのような構成で設けられている。なお、周囲温度の変動とは、画像撮像装置内の温度の変動だけでなく、光電変換部105の自己発熱による光電変換部105の温度変動を含む。言い換えれば、信号遅延回路108は、光電変換部105の自己発熱の実質的な影響を受ける位置に、またはそのような構成で設けられている。また、信号遅延回路108は、第2駆動信号を遅延させて、アナログ画像信号のA/D変換器104への到着タイミングと、第2駆動信号のA/D変換器104への到着タイミングとのずれを低減する信号遅延手段の一例でもある。なお、A/D変換器104は、A/D変換器104への到着タイミングが補正された第2駆動信号に従ってアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換して出力する変換手段の一例である。
具体的に説明すると、信号遅延回路108は、タイミングジェネレーター102からA/D変換器駆動信号を受信して、受信したA/D変換器駆動信号を予め定められた遅延量だけ遅延させて出力する回路である。信号遅延回路108は、例えば、フリップフロップ及びディレイバッファで構成することができる。すなわち、信号遅延回路108は、アナログ画像信号の遅延量とA/D変換器駆動信号の信号遅延量とが同等となるように、内蔵する最終段のフリップフロップの出力タイミングが調整される回路である。ここで、アナログ画像信号の遅延量は、CMOSセンサ103に入力される撮像素子基準信号に対するCMOSセンサ103より出力されるアナログ画像信号の信号遅延量である。また、A/D変換器駆動信号の信号遅延量は、CMOSセンサ103に入力されるA/D変換器駆動信号に対するCMOSセンサ103より出力されるA/D変換器駆動信号の信号遅延量である。信号遅延回路108の具体例は後述する。
CMOSセンサ103は、タイミングジェネレーター102からA/D変換器駆動信号と撮像素子基準信号を受け、アナログ画像信号とA/D変換器駆動信号を出力する。図4に示した関連技術では、タイミングジェネレーター102から出力されたA/D変換器駆動信号が、直接、A/D変換器に入力されていた。しかしながら、本実施形態では、A/D変換器駆動信号は、CMOSセンサ103内に設けられた信号遅延回路108を経由してA/D変換器104に入力される。
CMOSセンサ103に対して撮像素子駆動信号が入力されるとほぼ同時に、CMOSセンサ103からアナログ画像信号が出力されれば理想的である。しかし、現実には、伝送路で発生する伝播遅延に加え、光電変換部105や駆動信号生成部106回路の内部信号遅延が発生する。故に関連技術では、タイミングジェネレーターから出力された時点では画像素子基準信号とA/D変換器駆動信号との同期や位相の関係が維持されていても、A/D変換器104へのA/D変換器駆動信号とアナログ画像信号の到着タイミングがずれてしまう。すなわち、A/D変換器駆動信号とアナログ画像信号との間の同期関係及び位相関係が崩れてしまう。
一方、本実施形態では、A/D変換器駆動信号を、CMOSセンサ103内に設けられた信号遅延回路108を通過させることで、アナログ画像信号の到着タイミングと、A/D変換器駆動信号の到着タイミングとのずれが低減される。すなわち、A/D変換器駆動信号とアナログ画像信号との間の同期関係及び位相関係を維持することが可能となる。
図2は、実施形態に係る撮像素子に対する入力信号と出力信号との関係の一例を示す図である。図2において、CLK_IN信号やSYNC_IN信号は、すでに説明したとおりである。CMOSセンサ103は、CLK_IN信号やSYNC_IN信号を基準としアナログ画像信号を出力する。
CLK_OUT信号及びSYNC_OUT信号は、信号遅延回路108から出力されるA/D変換器駆動信号に含まれる画像同期信号である。上述したように、環境条件に依存して信号の遅延量は異なる。すなわち、環境条件に応じて遅延量がばらつくのである。これは、遅延量には、最小値と最大値があり、遅延量はその間のいずれかの値をとることを意味する。ここで、遅延量が最小のときのアナログ画像信号をDATA_minDELAYとし、遅延量が最大のときのアナログ画像信号をDATA_maxDELAYとする。図2が示すように、遅延量の最小値と最大値との差である信号遅延ばらつきが、1画素周期を超えると、後段の回路が正しく処理を実行できなくなる。
本実施形態では、信号遅延回路108によって、光電変換部105から出力されるアナログ画像信号の遅延量と同等の遅延量が付与されたCLK_OUT信号及びSYNC_OUT信号が出力される。そのため、A/D変換器駆動信号とアナログ画像信号との間の同期関係及び位相関係を維持することが可能となる。すなわち、SYNC_OUT信号を例にすると、図2が示すように、アナログ画像信号の遅延量が最小の場合にはSYNC_OUT_minが出力され、最大の場合にはSYNC_OUT_maxが出力される。これにより、A/D変換器104は、アナログ画像信号のサンプルタイミングを一意に決定できる。
図3は、実施形態に係るCMOSセンサ103及びその信号遅延回路108の一例を示すブロック図である。セレクタ301は、画像信号最終段に配置されたセレクタ又はゲート回路である。画像信号は、セレクタ301に入力された切り換え信号(CLK1)の変化点により制御される。すなわち、切り換え信号(CLK1)によって、読み出される画像信号が切り換えられる。なお、画像信号1と画像信号2は、それぞれ光電変換部105の奇数画素と偶数画素から出力される画像信号である。出力アンプ302は、セレクタ301により選択された画像信号を増幅して、画像信号出力端子303より出力する。よって、画像信号の遅延は、セレクタ301から画像信号出力端子303までの配線による遅延や、出力アンプ302の遅延等により起こる。
フリップフロップ304には、この画像信号の遅延量と同量A/D変換器駆動信号を遅延させるため、A/D変換器駆動信号と、セレクタ301の切り換え信号と同期のとれた信号(CLK2)とが入力される。フリップフロップ304から駆動信号出力端子306までの遅延量を、画像信号の遅延量と同量になるよう、ディレイバッファ305の段数及び配線長を調節する。この段数及び配線長は、CMOSセンサ103の論理回路設計における配線時に、実遅延シミュレーションを行うことで決定される。この際には、周囲温度や電源電圧のばらつきも考慮されることが望ましい。
なお、セレクタ301、出力アンプ302及びディレイバッファ305は、同一半導体プロセスで製造されるため、周囲温度や電源電圧のばらつきに対する遅延量の変動傾向も非常に類似したものとなる。よって、CMOSセンサ103を使用している際に周囲温度や電源電圧などが変動しても、各素子の遅延量が連動して変動するため、アナログ画像信号とA/D変換器駆動信号の各遅延量を同等にすることができる。
本発明によれば、アナログ画像信号の到着タイミングと、A/D変換器駆動信号の到着タイミングとのずれを補正する補正手段を設けたことで、撮像素子の駆動周波数が高くなっても、画像信号と駆動信号との間の同期関係及び位相関係を維持しやすくなる。もちろん、これによって、変換手段やさらに後段の回路で、画像信号を正しく処理できるようになる。
例えば、A/D変換器駆動信号を遅延させる信号遅延回路108を設けることで、A/D変換器104へのアナログ画像信号の到着タイミングと、A/D変換器駆動信号の到着タイミングとのずれが低減される。
上述したように、遅延量は、撮像素子の周囲温度、動作状態及び電源電圧等の環境条件の変化に依存する。よって、A/D変換器駆動信号の伝送路とアナログ画像信号の伝送路とが、ほぼ同一の環境条件化に置かれることが望ましい。ほぼ同一の環境条件化に置かれれば、A/D変換器駆動信号の遅延量とアナログ画像信号の遅延量もほぼ同量となるからである。
そのためには、光電変換部105と信号遅延回路108とを同一の半導体チップ上に形成することが望ましい。すなわち、CMOSセンサ103に信号遅延回路も実装すれば、双方の回路を同一半導体プロセスで製造できるため、周囲温度や電源電圧のばらつきに対する変動傾向も同一となろう。
もちろん、CMOSセンサ103内に信号遅延回路108が実装されることは必須ではない。光電変換部105と信号遅延回路108が受ける環境変動(周囲温度や電源電圧の変動)の影響が実質的に同一となるような他の構成にも適用可能である。例えば、光電変換部105の位置的な歪みを防止するために光電変換部105に貼り付けられるセラミック板(位置的な歪みを防止する部材)上に信号遅延回路108を貼り付けるようにしてもよい。すなわち、信号遅延回路108は、光電変換部105の自己発熱により光電変換部105が受ける影響と実質的に同一の影響を受ける位置に、またはそのような構成で設けられる。また、環境条件が変化してもA/D変換器駆動信号の遅延量とアナログ画像信号の遅延量もほぼ同量となるのであれば、信号遅延回路108をCMOSセンサ103の外部に配置してもよい。
なお、信号の遅延量は、伝送路の長さにも依存する。よって、タイミングジェネレーター102からCMOSセンサ103(光電変換部105)までの、撮像素子基準信号の伝送路の長さと、A/D変換器駆動信号の伝送路の長さとを同長(等長配線)とすることが望ましいだろう。同様に、CMOSセンサ103(光電変換部105)からA/D変換器104までの、撮像素子基準信号の伝送路の長さと、A/D変換器駆動信号の伝送路の長さとを同長(等長配線)とすることが望ましいだろう。これらにより、さらに、アナログ画像信号とA/D変換器駆動信号との間の位相のずれを小さくすることができる。
信号遅延回路108によってA/D変換器駆動信号に付与される遅延量は、予め半導体チップの設計時に実行された実遅延シミュレーションにより決定された値とすればよい。CMOSセンサは、撮像素子の一例にすぎず、CCDセンサなど他の構成の撮像素子であってもよい。
実施形態に係る画像読み取り装置の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る撮像素子に対する入力信号と出力信号との関係の一例を示す図である。 実施形態に係るCMOSセンサ及びその信号遅延回路の一例を示すブロック図である。 関連技術における画像読み取り装置の撮像素子周りの回路構成を示す図である。 駆動信号生成部を説明するための図である。 撮像素子における入出力信号の一例を示す図である。
符号の説明
101…CPU
102…タイミングジェネレーター
103…CMOSセンサ
104…A/D変換器
105…光電変換部
106…駆動信号生成部
107…シリアルインターフェース
108…信号遅延回路

Claims (5)

  1. 画像を撮像してアナログ画像信号を出力する撮像手段と、
    前記アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する変換手段と、
    前記撮像手段及び前記変換手段に供給するべき同期信号を生成し、前記撮像手段に同期信号を供給する同期信号生成手段と、
    前記同期信号生成手段により生成された同期信号を前記変換手段に供給するタイミングを補正し、前記変換手段に同期信号を供給する補正手段と
    を有し、
    前記補正手段は、前記撮像手段の位置的な歪みを防止する部材の上であって、前記撮像手段の自己発熱の影響を受ける位置に設けられており、温度に応じて前記同期信号生成手段によって生成された同期信号を遅延することを特徴とする画像撮像装置。
  2. 前記撮像手段と前記補正手段とが同一の半導体チップ上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像撮像装置。
  3. 前記同期信号生成手段から前記撮像手段へ同期信号を供給するための伝送路の長さと、前記同期信号生成手段から前記補正手段へ同期信号を供給するための伝送路の長さとが同長であることを特徴とする請求項2に記載の画像撮像装置。
  4. 前記撮像手段から前記変換手段へ前記アナログ画像信号を供給するための伝送路の長さと、前記補正手段から前記変換手段へ同期信号を供給するための伝送路の長さとが同長であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像撮像装置。
  5. 前記部材は、セラミック板であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像撮像装置。
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