JP5215582B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。詳しくは、自動車に搭載される燃料電池システムに関する。
近年、自動車の新たな動力源として燃料電池システムが注目されている。燃料電池システムは、例えば、反応ガスを化学反応させて発電する燃料電池と、反応ガス流路を介して燃料電池に反応ガスを供給する反応ガス供給装置と、この反応ガス供給装置を制御する制御装置と、を備える。
燃料電池は、例えば、数十個から数百個のセルが積層されたスタック構造である。ここで、各セルは、膜電極構造体(MEA)を一対のセパレータで挟持して構成され、膜電極構造体は、アノード電極(陽極)及びカソード電極(陰極)の2つの電極と、これら電極に挟持された固体高分子電解質膜とで構成される。
この燃料電池のアノード電極に反応ガスとしての水素ガスを供給し、カソード電極に反応ガスとしての酸素を含む空気を供給すると、電気化学反応により発電する。この発電時に生成されるのは、基本的に無害な水だけであるため、環境への影響や利用効率の観点から、燃料電池が注目されている。
ところで、上記電気化学反応は発電量に応じた発熱を伴うので、発電を継続すると、この熱により電解質膜が損傷する場合がある。このため、燃料電池システムは燃料電池内に冷媒を通流させる冷却手段を備えており、燃料電池の温度は、電解質膜を保護するために予め設定された保護温度を上回らないように調整される。
このような冷却手段を備える燃料電池システムとして、特許文献1には、冷却手段の冷却能力を推定し、この冷却能力に基づいて、燃料電池の発電量を制限する制御を行う燃料電池システムが示されている。具体的には、この燃料電池システムでは、推定された冷却能力の値を閾値として、燃料電池の発熱量が閾値を上回る場合には、冷却可能な範囲内に燃料電池の発電量を制限し、燃料電池の発熱量が閾値を下回る場合には、上記発電量の制限を解除する。
図6は、燃料電池の冷媒流路の出口付近における冷媒の温度変化を示すタイミングチャートである。具体的には、図6は、燃料電池から取り出される電流の制限制御を、特許文献1に示されるように閾値に基づいて行った場合における冷媒の温度変化を示すタイミングチャートである。ここで閾値は、燃料電池を保護するための保護温度よりも低い値に設定される。
図6に示すように、冷媒の温度が閾値を上回ると、冷媒の温度が保護温度に達しないように、電流の制限値を除々に小さくする制限制御が行われる。制限制御を行うと、冷媒の温度は、一旦上昇した後、次第に下がり始め、閾値を下回る。次に、閾値を下回ると、電流の制限値が除々に大きくなるように制限解除制御が行われる。制限解除制御を行うと、冷媒の温度は、一旦下降した後、次第に上昇し、再び閾値を上回る。以上のように電流の制限制御を行うことにより、燃料電池の温度を保護温度以下にした状態で、燃料電池による発電を継続することができる。
特開2002−83622号公報
ところで、燃料電池の膜電極の触媒には、電気化学反応が促進される活性化温度があり、このような温度で発電を行うことにより、効率よく発電を行うことができる。このため、発電を継続して行う場合には、燃料電池を活性化温度付近に保った状態で行われることが好ましい。
しかしながら、例えば、燃料電池の発電量が急激に増加するような運転状況では、これに伴い燃料電池の温度も急激に変化するため、図6に示すようにして電流の制限制御を行うと、電流の制限及びこの制限の解除の判断が頻繁に切り替えられることとなる。このため、燃料電池から取り出される電流の制限値がハンチングしてしまい、上述のような、発電を行うのに好ましい温度付近で安定して発電を行うことができなかった。
本発明は、燃料電池の温度を保護温度以下にしつつ、効率よく発電できる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の燃料電池システムは、反応ガス(例えば、後述の水素ガス)及び酸化ガス(例えば、後述の空気)の反応により発電する燃料電池(例えば、後述の燃料電池10)と、前記燃料電池内に冷媒を流通させ当該燃料電池を冷却する冷却手段(例えば、後述の冷却システム30)と、冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段(例えば、後述の流出口温度計44)と、前記燃料電池から取り出される電流を制限する電流制限手段(例えば、後述の電流制限器12)と、前記電流制限手段による電流の制限値(例えば、後述の電流制限値)の単位時間当たりの変化量を制限レート量として、該制限レート量を調整する電流制限レート調整手段(例えば、後述の電流制限レート調整部47)と、を備える燃料電池システム(例えば、後述の燃料電池システム1)であって、前記冷媒温度検出手段により検出された冷媒の温度の単位時間当たりの変化量を算出する冷媒温度変化量算出手段(例えば、後述の冷媒温度変化量算出部46)をさらに備え、前記電流制限レート調整手段は、前記冷媒温度検出手段により検出された温度が所定の燃料電池保護温度よりも低い第1閾値以上である場合には、当該温度が前記第1閾値よりも低い第2閾値以下になるまで前記制限レート量を負の値とし、特に、前記冷媒温度検出手段により検出された温度が前記第1閾値よりも高くなった際に、前記冷媒温度変化量算出手段により検出された温度変化量が所定の収束判定値以上である場合には、前記制限レート量を負の所定値とし、前記冷媒温度検出手段により検出された温度が前記第1閾値よりも高くなった際に、前記冷媒温度変化量算出手段により検出された温度変化量が前記収束判定値よりも小さい場合には、前記制限レート量を前記負の所定値よりも大きな値にすることを特徴とする。
この発明によれば、冷媒の温度が第1閾値よりも高くなった際に、冷媒の温度変化量が所定の収束判定値以上である場合には制限レート量を負の所定値とし、冷媒の温度変化量が所定の収束判定値よりも小さい場合には制限レート量を上記負の所定値よりも大きな値にする電流制限レート調整手段を設けた。これにより、燃料電池の温度変化量が小さくなるのに合わせて、電流の制限値のハンチングを収束させることができる。また、これに伴い、燃料電池の温度を第1閾値と第2閾値の間に収束させながら発電を継続させることができる。ここで例えば、これら第1閾値及び第2閾値を燃料電池保護温度付近に設定することにより、燃料電池の温度を、上述のような発電を行うのに好ましい温度に保ちながら、効率よく発電を行うことができる。
この場合、前記電流制限レート調整手段は、前記冷媒温度検出手段により検出された温度が前記第2閾値よりも大きくかつ前記第1閾値よりも小さい場合には、前記制限レート量の値を略0にすることが好ましい。
この発明によれば、第1閾値と第2閾値との間では、燃料電池から取り出される電流の制限値は略一定となる。これにより、燃料電池の温度が急激に変化するのを防止することができる。また、制限レート量を略0にすることにより、例えば、燃料電池への要求出力が設定された電流の制限値付近において激しく変化するような場合であっても、この要求に対する応答を安定にすることができる。ここで例えば、本発明の燃料電池システムを車両の動力源として応用した場合には、操縦者による出力要求に対する応答を安定にすることで、操縦者が感じる違和感を低減させることができる。
本発明によれば、燃料電池の温度変化量が小さくなるのに合わせて、電流の制限値のハンチングを収束させることができる。また、これに伴い、燃料電池の温度を第1閾値と第2閾値の間に収束させながら発電を継続させることができる。ここで例えば、これら第1閾値及び第2閾値を燃料電池保護温度付近に設定することにより、燃料電池の温度を、発電を行うのに好ましい温度に保ちながら、効率よく発電を行うことができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る燃料電池システム1のブロック図である。
燃料電池システム1は、燃料電池10と、この燃料電池10に反応ガスとしての水素ガスや酸化ガスとしての空気を供給する供給装置20と、燃料電池10内に冷媒を流通させる冷却手段としての冷却システム30と、これらを制御する制御装置40とを有する。
燃料電池10は、例えば、数十個から数百個のセルが積層されたスタック構造である。各セルは、膜電極構造体(MEA)を一対のセパレータで挟持して構成される。膜電極構造体は、アノード電極(陽極)及びカソード電極(陰極)の2つの電極と、これら電極に挟持された固体高分子電解質膜とで構成される。通常、両電極は、固体高分子電解質膜に接して酸化・還元反応を行う触媒層と、この触媒層に接するガス拡散層とから形成される。
このような燃料電池10は、アノード電極(陽極)側に水素ガスが供給され、カソード電極(陰極)側に酸素を含む空気が供給されると、これらの電気化学反応により発電する。この燃料電池10の各セパレータの間には、冷却システム30の冷媒が流れる燃料電池内部流路101が形成されており、これにより、上記電気化学反応により発熱した燃料電池10は冷却される。
供給装置20は、燃料電池10のカソード電極側に空気を供給するコンプレッサ21と、アノード電極側に水素ガスを供給する水素タンク22及びエゼクタ28と、を含んで構成される。
コンプレッサ21は、エア供給路23を介して、燃料電池10のカソード電極側に接続されている。また、燃料電池10のカソード電極側には、エア排出路24が接続され、このエア排出路24の先端側には、背圧弁241が設けられる。
水素タンク22は、水素供給路25を介して、燃料電池10のアノード電極側に接続されている。この水素供給路25には、エゼクタ28が設けられている。水素供給路25のうち水素タンク22とエゼクタ28との間には、遮断弁251が設けられている。また、燃料電池10のアノード電極側には、水素排出路26が接続され、この水素排出路26の先端側には、パージ弁261が設けられている。この水素排出路26のうちパージ弁261よりもアノード電極側では、水素排出路26が分岐されて、上述のエゼクタ28に接続されている。エゼクタ28は、水素排出路26の分岐路を通して、水素排出路26に流れた水素ガスを回収し、水素供給路25に還流する。
冷却システム30は、燃料電池10の燃料電池内部流路101を通って冷媒が循環する冷媒循環路31と、この冷媒循環路31に接続されたラジエタ33と、を備える。冷媒循環路31は、冷媒がラジエタ33から燃料電池10へ流れる燃料電池流入路311と、燃料電池10に形成された燃料電池内部流路101と、冷媒が燃料電池10からラジエタ33へ流れる燃料電池流出路312と、ラジエタ33に形成されたラジエタ内部流路331と、を含んで構成される。
ラジエタ33には、燃料電池流出路312及び燃料電池流入路311と接続されたラジエタ内部流路331が設けられている。このラジエタ内部流路331に冷媒を流すことにより、ラジエタ33は、冷媒と熱交換して、この冷媒を冷却する。
燃料電池流入路311には、ウォータポンプ32が設けられている。ウォータポンプ32は、冷媒循環路31内の冷媒を圧送することにより、冷媒を冷媒循環路31内で循環させる。このウォータポンプ32は、制御装置40によってその回転数を制御することが可能となっている。また、燃料電池流出路312の燃料電池10側には、この燃料電池流出路312内の冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段としての流出口温度計44が設けられている。この流出口温度計44は、燃料電池流出路312を流れる冷媒の温度Tを計測して、制御装置40に出力する。
また、燃料電池10は、電流制限手段としての電流制限器(VCU)12を介して、高圧バッテリ11及び駆動モータ13に接続されている。燃料電池10で発電された電力は、高圧バッテリ11及び駆動モータ13に供給される。電流制限器12は、制御装置40から出力される電流制限値に基づいて、この電流制限値の範囲内で燃料電池10から取り出される電流を制限しながら、燃料電池10の電力を高圧バッテリ11及び駆動モータ13に供給する。
高圧バッテリ11は、燃料電池10の出力電圧よりも高圧バッテリ11の電圧が低い場合には、燃料電池10で発電した電力を蓄電する。一方、必要に応じて駆動モータ13に電力を供給し、駆動モータ13の駆動を補助する。この高圧バッテリ11は、例えば、リチウムイオン電池等の二次電池や、キャパシタ等により構成される。
制御装置40には、上述のコンプレッサ21、背圧弁241、遮断弁251、パージ弁261、ウォータポンプ32、及び電流制限器12が接続されている。
制御装置40は、供給装置20を駆動する供給装置駆動部45と、冷媒温度変化量算出手段としての冷媒温度変化量算出部46と、電流制限レート調整手段としての電流制限レート調整部47とを有し、供給装置20を駆動して燃料電池10を発電させるほか、燃料電池10から取り出される電流の制限値を調整する。
また、制御装置40には、図示しないイグニッションスイッチが接続される。このイグニッションスイッチは、燃料電池車の運転席に設けられており、運転者の操作に従って、オン/オフ信号を制御装置40に送信する。制御装置40は、イグニッションスイッチのオン/オフに従って、燃料電池10の発電を行う。
ここで、イグニッションスイッチがオンにされたことに基づいて、供給装置駆動部45により、燃料電池10で発電する手順は、以下のようになる。
すなわち、水素タンク22から、水素供給路25を介して、燃料電池10のアノード側に水素ガスを供給する。また、コンプレッサ21を駆動させることにより、エア供給路23を介して、燃料電池10のカソード側に空気を供給する。
燃料電池10に供給された水素ガス及び空気は、発電に供された後、燃料電池10からアノード側の生成水等の残留水とともに、水素排出路26及びエア排出路24に流入する。これら水素ガス及び空気は、図示しない排ガス処理装置で処理されて、外部に排出される。
冷媒温度変化量算出部46は、冷媒の温度の単位時間当たりの変化量を算出する。具体的には、冷媒温度変化量算出部46は、流出口温度計44により検出された燃料電池流出路312内の冷媒の温度Tに基づいて、この冷媒の温度の単位時間当たりの変化量を算出する。
電流制限レート調整部47は、冷媒の温度及びその変化量に基づいて制限レート量を調整し、この制限レート量に基づいて決定された電流制限値を電流制限器12に出力する。ここで、制限レート量は、燃料電池10から取り出される発電電流の制限値(電流制限値)の単位時間当たりの変化量である。この電流制限レート調整部47は、制限レート量を設定するための制御マップを備えており、これにより燃料電池システム1の状態に応じて適切な制限レート量を設定することができる。
この電流制限レート調整部47は、制限レート量を負の値にして電流制限量を次第に小さな値にすることにより燃料電池10の出力を制限したり、制限レート量を正の値にして電流制限値を次第に大きな値にすることにより燃料電池10の出力の制限を解除したりする。
電流制限レート調整部47の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、ST1では、流出口温度計44により検出された冷媒の温度Tが、所定の燃料電池保護温度よりも低い第1閾値以上であるか否かを判別し、この判別が“YES”である場合にはST2に移り、この判別が“NO”である場合にはST5に移る。ここで、燃料電池保護温度とは、燃料電池10の膜電極を保護するために設定された冷媒の上限温度であり、本実施形態では、例えば100℃に設定される。また、第1閾値は、この燃料電池保護温度よりも低い温度、本実施形態では、例えば95℃に設定される。
ST2では、電流制限処理を行い、ST3に移る。具体的には、この電流制限処理では、冷媒の温度が第1閾値よりも高くなったことに応じて、電流制限値の制限レート量を負の所定値に設定することにより、電流制限値を次第に小さくし、燃料電池10の発電電流を制限する。また、この制限レート量の値は、後述のST6の制限レート量変更処理において、冷媒温度変化量算出部46により算出された冷媒の温度の変化量に応じて、変更されるようになっている。
ST3では、流出口温度計44により検出された冷媒の温度Tが、第2閾値以下であるか否かを判別し、この判別が“YES”である場合にはST4に移り、この判別が“NO”である場合にはST2に移る。ここで、第2閾値は、第1閾値よりも低い温度であり、本実施形態では、例えば90℃に設定される。これにより、ST1〜ST3においては、冷媒の温度Tが第1閾値以上となった場合には、この冷媒の温度Tが第2閾値以下になるまで制限レート量が負に設定される。
ST4では、電流制限解除処理を行い、ST5に移る。具体的には、この電流制限解除処理では、冷媒の温度が第2閾値よりも低くなったことに応じて、電流制限値の制限レート量を正の値にすることにより、電流制限値を次第に大きくし、燃料電池10の発電電流の制限を解除する。ここで、制限レート量の値は、例えば、上述のST2の電流制限処理において設定された負の制限レート量に−1を乗じて正にした値が用いられる。
ST5では、冷媒温度変化量算出部46により算出された冷媒の温度の変化量の絶対値が、所定の収束判定値よりも小さいか否かを判別し、この判別が“YES”の場合はST6に移り、この判別が“NO”の場合にはST1に移る。
ST6では、制限レート量変更処理を行い、ST1に移る。具体的には、この制限レート量変更処理では、冷媒の温度変化量が所定の収束判定値よりも小さくなったことに応じて、制限レート量の値を、上述のST2の電流制限処理において設定された負の制限レート量よりも大きな値にする。これにより、ST5及びST6においては、冷媒の温度変化量の絶対値が所定の収束判定値よりも小さくなったことに応じて、つまり、冷媒の温度変化が収束し始めたことに応じて、発電電流の制限値を収束させる制御を行う。
電流制限レート調整部47の動作について、図3のタイミングチャートを参照して説明する。
時刻t〜t、t〜t、t〜t、t〜tでは、電流制限値の制限レート量を負の所定値に設定することにより、電流制限値を減少させる電流制限処理(図2のST2の処理)が行われる。図3に示すように、この電流制限処理は、冷媒の温度が第1閾値以上となってから第2閾値以下となるまで行われる。
時刻t〜t、t〜t、t〜t、t以降では、電流制限値の制限レート量を正の値に設定することにより、電流制限値を上昇させる電流制限解除処理(図2のST4の処理)が行われる。図3に示すように、この電流制限解除処理は、冷媒の温度が第2閾値以下となってから第1閾値以上となるまで行われる。
ここで、時刻tでは、冷媒の温度変化量(図3中の冷媒温度のグラフの傾き)の絶対値が、所定の収束判定値よりも小さいと判別され(図2のST5の判別)、制限レート量変更処理(図2のST6の処理)が行われたことに基づいて、保護制御から収束制御に切り替えられる。つまり、時刻t以降の収束制御区間における制限レート量(図3中の電流制限値のグラフの傾き)の絶対値は、時刻tまでの保護制御区間における制限レート量よりも小さな値となる。このようにして、制限レート量を切り替えることにより、冷媒の温度、すなわち、燃料電池10の温度を、第1閾値と第2閾値との間に収束させることができる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)本実施形態の燃料電池システム1によれば、冷媒の温度が第1閾値よりも高くなった際に、冷媒の温度変化量が所定の収束判定値以上である場合には制限レート量を負の所定値とし、冷媒の温度変化量が所定の収束判定値よりも小さい場合には制限レート量を上記負の所定値よりも大きな値にする電流制限レート調整手段を設けた。これにより、燃料電池の温度変化量が小さくなるのに合わせて、電流の制限値のハンチングを収束させることができる。また、これに伴い、燃料電池10の温度を第1閾値と第2閾値の間に収束させながら発電を継続させることができる。ここで例えば、これら第1閾値及び第2閾値を燃料電池保護温度付近に設定することにより、燃料電池10の温度を、発電を行うのに好ましい温度に保ちながら、効率よく発電を行うことができる。
<第2実施形態>
以下の第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。第2実施形態の燃料電池システムは、上述の第1実施形態の燃料電池システム1と、制御装置の電流制限レート調整部の構成が異なる。
本実施形態の電流制限レート調整部の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、ST11では、流出口温度計44により検出された冷媒の温度Tが、第1閾値以上であるか否かを判別し、この判別が“YES”である場合にはST12に移り、この判別が“NO”である場合にはST19に移る。
ST12では、電流制限処理を行い、ST13に移る。具体的には、この電流制限処理では、冷媒の温度が第1閾値よりも高くなったことに応じて、電流制限値の制限レート量を負の所定値に設定することにより、電流制限値を次第に小さくし、燃料電池10の発電電流を制限する。また、この制限レート量の値は、後述のST20の制限レート量変更処理において、冷媒温度変化量算出部46により算出された冷媒の温度の変化量に応じて、変更されるようになっている。
ST13では、流出口温度計44により検出された冷媒の温度Tが、第1閾値以下であるか否かを判別し、この判別が“YES”である場合にはST14に移り、この判別が“NO”である場合にはST12に移る。
ST14では、電流制限値ホールド処理を行い、ST15に移る。具体的には、この電流制限値ホールド処理では、制限レート量の値を略0に設定することにより、電流制限値を一定にする。
ST15では、流出口温度計44により検出された冷媒の温度Tが、第2閾値以下(90℃)であるか否かを判別し、この判別が“YES”である場合にはST16に移り、この判別が“NO”である場合にはST14に移る。
ST16では、電流制限解除処理を行い、ST17に移る。具体的には、この電流制限解除処理では、冷媒の温度が第2閾値よりも低くなったことに応じて、電流制限値の制限レート量を正の値にすることにより、電流制限値を次第に大きくし、燃料電池10の発電電流の制限を解除する。ここで、制限レート量の値は、例えば、上述のST12の電流制限処理において設定された負の制限レート量に−1を乗じて正にした値が用いられる。
ST17では、流出口温度計44により検出された冷媒の温度Tが、第2閾値以上であるか否かを判別し、この判別が“YES”である場合にはST18に移り、この判別が“NO”である場合にはST17に移る。
ST18では、電流制限値ホールド処理を行い、ST19に移る。具体的には、この電流制限値ホールド処理では、制限レート量の値を略0に設定することにより、電流制限値を一定にする。
ST19では、冷媒温度変化量算出部46により算出された冷媒の温度の変化量の絶対値が、所定の収束判定値よりも小さいか否かを判別し、この判別が“YES”の場合はST20に移り、この判別が“NO”の場合にはST11に移る。
ST20では、制限レート量変更処理を行い、ST1に移る。具体的には、この制限レート量変更処理では、冷媒の温度変化量が所定の収束判定値よりも小さくなったことに応じて、制限レート量の値を、上述のST12の電流制限処理において設定された負の制限レート量よりも大きな値にする。これにより、ST19及びST20においては、冷媒の温度変化量の絶対値が所定の収束判定値よりも小さくなったことに応じて、つまり、冷媒の温度変化が収束し始めたことに応じて、発電電流の制限値を収束させる制御を行う。
本実施形態の電流制限レート調整部の動作について、図5のタイミングチャートを参照して説明する。
時刻t〜t、t〜t、t〜t10では、電流制限値の制限レート量を負の所定値に設定することにより、電流制限値を減少させる電流制限処理(図4のST12の処理)が行われる。図5に示すように、この電流制限処理は、冷媒の温度が第1閾値以上となってから第1閾値以下となるまで行われる。
時刻t〜t、t〜t、t11〜t12では、電流制限値の制限レート量を正の値に設定することにより、電流制限値を上昇させる電流制限解除処理(図4のST16の処理)が行われる。図5に示すように、この電流制限解除処理は、冷媒の温度が第2閾値以下となってから第2閾値以上となるまで行われる。
また、時刻t〜t、t〜t、t〜t、t10〜t11では、電流制限値の制限レート量を略0に設定することにより、電流制限値を一定にする電流制限値ホールド処理(図4のST14またはST18の処理)が行われる。図5に示すように、この電流制限値ホールド処理は、冷媒の温度が第1閾値以下となってから第2閾値以下となるまで、または、冷媒の温度が第2閾値以上となってから第1閾値以上となるまで行われる。この電流制限値ホールド処理が行われる期間では、電流制限値を一定にすることにより、冷媒の温度変化量は、他の期間と比較して緩やかになる。
また、時刻tでは、冷媒の温度変化量(図5中の冷媒温度のグラフの傾き)の絶対値が、所定の収束判定値よりも小さいと判別され(図4のST19の判別)、制限レート量変更処理(図4のST20の処理)が行われたことに基づいて、保護制御から収束制御に切り替えられる。つまり、時刻t以降の収束制御区間における制限レート量(図5中の電流制限値のグラフの傾き)の絶対値は、時刻tまでの保護制御区間における制限レート量よりも小さな値となる。このようにして、制限レート量を切り替えることにより、冷媒の温度、すなわち、燃料電池10の温度を、第1閾値と第2閾値との間に収束させることができる。
本実施形態によれば、上述の(1)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(2)本実施形態の燃料電池システムによれば、第1閾値と第2閾値との間では、燃料電池10から取り出される電流の制限値は略一定となる。これにより、燃料電池10の温度が急激に変化するのを防止することができる。また、制限レート量を略0にすることにより、例えば、燃料電池10への要求出力が設定された電流の制限値付近において激しく変化するような場合であっても、この要求に対する応答を安定にすることができる。ここで例えば、本実施形態の燃料電池システムを車両の動力源として応用した場合には、操縦者による出力要求に対する応答を安定にすることで、操縦者が感じる違和感を低減させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の第1、第2実施形態の燃料電池システムでは、電流制限値の制限レート量を、流出口温度計44により検出された冷媒の温度に基づいて設定したが、これに限らない。例えば、水素排出路内のガスの温度、エア排出路内の空気の温度、または、燃料電池の温度に基づいて、電流制限値の制限レート量を設定してもよい。
本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムのブロック図である。 前記実施形態に係る燃料電池システムの電流制限レート調整部の動作を示すフローチャートである。 前記実施形態に係る燃料電池システムの電流制限レート調整部の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る燃料電池システムの電流制限レート調整部の動作を示すフローチャートである。 前記実施形態に係る燃料電池システムの電流制限レート調整部の動作を示すタイミングチャートである。 冷媒の温度変化を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池
11 高圧バッテリ
12 電流制限器(電流制限手段)
20 供給装置
30 冷却システム(冷却手段)
44 流出口温度計(冷媒温度検出手段)
40 制御装置
45 供給装置駆動部
46 冷媒温度変化量算出部(冷媒温度変化量算出手段)
47 電流制限レート調整部(電流制限レート調整手段)

Claims (2)

  1. 反応ガス及び酸化ガスの反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池内に冷媒を流通させ当該燃料電池を冷却する冷却手段と、
    冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段と、
    前記燃料電池から取り出される電流を制限する電流制限手段と、
    前記電流制限手段による電流の制限値の単位時間当たりの変化量を制限レート量として、該制限レート量を調整する電流制限レート調整手段と、を備える燃料電池システムであって、
    前記冷媒温度検出手段により検出された冷媒の温度の単位時間当たりの変化量を算出する冷媒温度変化量算出手段をさらに備え、
    前記電流制限レート調整手段は、
    前記冷媒温度検出手段により検出された温度が所定の燃料電池保護温度よりも低い第1閾値以上である場合には、当該温度が前記第1閾値よりも低い第2閾値以下になるまで前記制限レート量を負の値とし、
    特に、前記冷媒温度検出手段により検出された温度が前記第1閾値よりも高くなった際に、前記冷媒温度変化量算出手段により検出された温度変化量の絶対値、冷媒の温度変化が収束し始めたと判断するための収束判定値以上である場合には、前記制限レート量を負の所定値とし、
    前記冷媒温度検出手段により検出された温度が前記第1閾値よりも高くなった際に、前記冷媒温度変化量算出手段により検出された温度変化量の絶対値が前記収束判定値よりも小さい場合には、前記制限レート量を前記負の所定値よりも大きな値にすることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 反応ガス及び酸化ガスの反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池内に冷媒を流通させ当該燃料電池を冷却する冷却手段と、
    冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段と、
    前記燃料電池から取り出される電流を制限する電流制限手段と、
    前記電流制限手段による電流の制限値の単位時間当たりの変化量を制限レート量として、該制限レート量を調整する電流制限レート調整手段と、を備える燃料電池システムであって、
    前記冷媒温度検出手段により検出された冷媒の温度の単位時間当たりの変化量を算出する冷媒温度変化量算出手段をさらに備え、
    前記電流制限レート調整手段は、
    所定の燃料電池保護温度よりも低い第1閾値と当該第1閾値より低い第2閾値とを設定し、前記冷媒温度検出手段により検出された温度が前記第1閾値以上である場合には、当該温度が前記第1閾値以下になるまで前記制限レート量を負の値とし、前記温度が前記第2閾値よりも大きくかつ前記第1閾値以下である場合には、前記制限レート量の値を略0とし、
    特に、前記冷媒温度検出手段により検出された温度が前記第1閾値よりも高くなった際に、前記冷媒温度変化量算出手段により検出された温度変化量の絶対値が、冷媒の温度変化が収束し始めたと判断するための収束判定値以上である場合には、前記制限レート量を負の所定値とし、
    前記冷媒温度検出手段により検出された温度が前記第1閾値よりも高くなった際に、前記冷媒温度変化量算出手段により検出された温度変化量の絶対値が前記収束判定値よりも小さい場合には、前記制限レート量を前記負の所定値よりも大きな値にすることを特徴とする燃料電池システム。
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