JP5214224B2

JP5214224B2 - クーポン発行管理システム

Info

Publication number: JP5214224B2
Application number: JP2007300925A
Authority: JP
Inventors: 一夫高田; 茂和北浦
Original assignee: カタリナマーケティングジャパン株式会社
Priority date: 2007-11-20
Filing date: 2007-11-20
Publication date: 2013-06-19
Anticipated expiration: 2027-11-20
Also published as: JP2009129028A

Description

本発明は、既存のＰＯＳ（Point Of Sales）システムと連動し、予め設定した所定の条件下において、顧客の再来店を促進するためのクーポン（特典）を発行し、当該クーポンを管理するためのクーポン発行管理システムに関する。

近年、スーパーマーケットや百貨店等の大規模な小売店はもとより、中規模又は小規模の商店等においても、取り扱う商品の売れ行き状況や在庫状態を個別に管理することができるＰＯＳシステムが導入されている。このようなＰＯＳシステムにおいては、ＰＯＳシステムを構成する個々のＰＯＳ端末装置において、商品に付されている商品コード（バーコード）がバーコード読取装置（スキャナ）によって読み込まれると、当該ＰＯＳ端末装置と通信回線を介して接続されている店舗サーバが、そこに備えられているＰＬＵファイル（Price-Look-Up-File）内の当該商品コードの商品の価格情報をＰＯＳ端末装置に対して送信し、ＰＯＳ端末装置においては、販売商品の代金精算と販売明細を印字したレシートを発行する。

一方、近年の小売店舗においては、上記のＰＯＳシステムと連動し、顧客を固定化させるために、各顧客を会員化し会員顧客に対してＩＤカード（磁気カード、バーコード又はＩＣカード等）を発行し、各顧客の購入金額に応じて割引ポイントを付与したり、販売金額の割引や特定の品物やサービスの提供を受けられるクーポンを発行するサービスが行われている（例えば、特許文献１参照）。

特許文献１において提案されているクーポン発券装置は、ＰＯＳシステム上に会員識別情報を管理する会員ファイル等を搭載し、ＰＯＳターミナルを集中管理するファイルプロセッサ（店舗サーバ）で会員ファイル内の会員識別情報に基づいて顧客に必要な種類のクーポンを発券するようにしている。
特開２００２−２１６２４７号公報

しかし、上述の特許文献１に記載されたＰＯＳシステムにおいては、予め会員ファイルを用意しておき、ファイルプロセッサで会員ファイル内の会員識別情報に基づいてクーポンの発券制御を行うため、ＰＯＳシステムの導入当初から当該システムを導入しなければクーポンを発券することができないという問題があった。

仮に、クーポンの発券機能を有しない既存のＰＯＳシステムに対して当該システムを利用してクーポンを発券しようとする場合には、会員ファイル等を用意すると共にＰＯＳシステム（店舗サーバ）の制御プログラムを大幅に変更する改修が必要となり、多大な費用と時間が必要となる。

一方、現在、クーポン発券機能を有しないＰＯＳシステムを構築している販売店などにおいては、販売促進効果や顧客の固定化を図るために、既存のＰＯＳシステムにクーポン発券機能を追加したいという要請が存在している。

さらに、小売店において顧客にクーポンを発行するのは、顧客の再来店を促進することから、発行するクーポンは、顧客の繰り返しの来店を促す必要がある。

本発明は、上記状況に鑑み、既存のＰＯＳシステムと連動し、予め設定した所定の条件下において、顧客の再来店を促進するためのクーポン（特典）を発行し、当該クーポンを管理するためのクーポン発行管理システムを提供することを目的とする。

本発明は、上記課題を解決するために、それぞれがバーコード読取手段及びレシート発行手段を備えた複数のＰＯＳ端末装置と、前記ＰＯＳ端末装置が前記バーコード読取手段によって読み取った商品コードに係る問合せメッセージを送信してきたとき、送信した前記ＰＯＳ端末装置に対してＰＯＳ応答メッセージを送信する店舗サーバと、から成るＰＯＳシステムと連携するクーポン発行管理システムであって、店舗側に設置されて前記ＰＯＳ端末装置と前記店舗サーバ間での送受信データをモニターするモニタリング手段と、前記モニタリング手段と通信回線を介して接続されるクーポン管理サーバと、を備え、前記クーポン管理サーバは、前記モニタリング手段から送信されてくる前記ＰＯＳ応答メッセージに基づいて、一の顧客に対する商品販売の内容が予め設定された所定の条件を満たしていると判断すると、それぞれ異なる日付が記載されている複数のビンゴマスをマトリクス状に配列した日付ビンゴマトリクスとクーポンＩＤとを具備したビンゴクーポンを作成し、作成した前記ビンゴクーポンの画像情報を前記モニタリング手段に送信するビンゴクーポン発行手段と、前記ビンゴクーポンを前記クーポンＩＤ毎に管理するクーポン管理手段と、前記モニタリング手段から前記クーポンＩＤを示す信号が送信されてくると、当該クーポンＩＤに係る前記ビンゴクーポンを前記クーポン管理手段から読み出して、読み出した前記ビンゴクーポンの前記ビンゴマスの何れかに当日の日付と一致する日付が記載されているか否かを判定し、日付の一致している前記ビンゴマスには来店マークを付すことで前記ビンゴクーポンを更新して前記クーポン管理手段に再び格納すると共に、更新した前記ビンゴクーポンの画像情報を前記モニタリング手段に送信するビンゴクーポン更新手段と、前記ビンゴクーポンの前記ビンゴマスに前記来店マークを付したとき前記日付ビンゴマトリクスの行、列又は斜めでビンゴが成立する場合には、更新した前記ビンゴクーポンに所定の特典情報を付加したパーフェクトビンゴクーポンを作成し、作成した前記パーフェクトビンゴクーポンの画像情報を送信するパーフェクトビンゴクーポン発行手段と、を有し、前記モニタリング手段は、前記ＰＯＳ端末装置と前記店舗サーバ間で送受信される前記ＰＯＳ応答メッセージや前記バーコード読取手段によって読み取られる前記クーポンＩＤをクーポン管理サーバに送信するモニターデータ送信手段と、前記クーポン管理サーバより送信される前記ビンゴクーポンや前記パーフェクトビンゴクーポンの各画像情報を受信すると、前記問合せメッセージの送信を行って前記店舗サーバとデータの送受信を行っている前記ＰＯＳ端末装置に前記画像情報を送信するクーポン情報送信手段と、を有することを特徴とするクーポン発行管理システムを提供する。

ここで、前記店舗サーバは、当該ＰＯＳシステムが取り扱う商品の価格情報を記憶するＰＬＵファイルを有し、前記モニタリング手段は、前記ＰＯＳ端末装置において顧客毎に売上処理された取引情報をモニターすることを特徴とする。

また、前記クーポン管理サーバは、前記ＰＯＳ端末装置における一の顧客に対する売上金額が予め設定された所定金額以上の場合に、前記モニタリング手段を介して、前記ビンゴクーポンの前記画像情報を当該ＰＯＳ端末装置に対して送信することを特徴とする。

さらに、前記クーポン管理サーバは、前記ＰＯＳ端末装置における一の顧客に対する前記売上処理された取引情報中に特定の商品コードに係る商品があった場合に、前記モニタリング手段を介して、前記ビンゴクーポンの前記画像情報を当該ＰＯＳ端末装置に対して送信することを特徴とする。

また、前記ビンゴクーポンは月毎に新規発行され、前記クーポン管理サーバにより月毎に管理されることを特徴とする。

また、前記日付ビンゴマトリクスの前記ビンゴマスには、当該店舗において、顧客の来店を促進させることを意図する当該月の日が選択的に記載されていることを特徴とする。

さらに、前記日付ビンゴマトリクスの四隅の前記ビンゴマスには、当該店舗において、顧客の来店を最も促進させることを意図する当該月の４つの日が選択的に記載されていることを特徴とする。

また、前記来店マークは、「来店」を意味する図形であることを特徴とする。

特に、前記日付ビンゴマトリクスの中央の前記ビンゴマスには、新規発行時に「来店扱い」を意味する文字、記号又は図形が付されることを特徴とする。

また、前記ＰＯＳ端末装置は、前記ビンゴクーポンや前記パーフェクトビンゴクーポンの前記画像情報を前記モニタリング手段から受信したとき、前記レシート発行手段から前記ビンゴクーポンまたは前記パーフェクトビンゴクーポンを印刷発行することを特徴とする。

また、前記所定の特典情報は、前記形成した行、列及び斜めのビンゴ成立の数に応じて設定された購入割引ポイント又は購入割引金額券であることを特徴とする。

さらに、前記所定の特典情報は、特定商品の割引券又は引換券であることを特徴とする。

本発明によれば、
（１）顧客の繰り返しの来店を促進可能なクーポン券を発行することができる。店舗にとって顧客になるべく来店してもらいたい日を月毎に設定できる。
（２）顧客を会員化させる必要がない。各顧客にＩＤカードを配布する必要がない。店舗サーバ内に、顧客ファイルを新たに設置する必要がない。
（３）店舗サーバの制御プログラムの改修を必要としない。既存のＰＯＳシステムに容易に導入できる。
（４）月毎のクーポン管理をＰＯＳシステム外の外部サーバが請け負ってくれる。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態に係るクーポン発行管理システムは、クーポン発行管理機能を有さないＰＯＳシステムに、クーポン発行管理機能を追加するシステムであり、特に、スーパーマーケット等の小売店に既に構築されているクーポン発行管理機能を有さないＰＯＳシステムに、クーポン発行管理機能を追加する際に好適なシステムである。

図１は、本発明の実施形態に係るクーポン発行管理システムが適用されるＰＯＳシステムのネットワーク構成図である。この図に示すように、小売店１にはＰＯＳシステムが構築されている。本実施の形態に係るクーポン発行管理システムが適用されるＰＯＳシステムは、識別情報としての商品コード（バーコード）を読み取るスキャナ４を備える複数台のＰＯＳターミナル３ａ〜３ｃと、これらのＰＯＳターミナル３ａ〜３ｃを集中管理する管理装置としてのストアコントローラ（店舗サーバ）２Ａとが、ＬＡＮ６を介して接続されて構成されている。

各ＰＯＳターミナル３は、各商品やビンゴクーポン７を含む各種クーポン券に付されるバーコードを光学的に読み取る前記スキャナ４と、顧客による購入商品の明細を記載したレシート及びビンゴクーポン７等を発行するプリンタ５を備えている。このように、プリンタ５は、ロール紙に印字を行うことでレシートを発行するが、所定の場合にはビンゴクーポン７等も発券する。また、発行されるレシートにビンゴクーポン７が併せて印字され、一枚でレシートとビンゴクーポン７の双方を兼ねる場合もある。

また、各ＰＯＳターミナル３は、割引表示のあるビンゴクーポン７のバーコードをスキャナ４で読み取ると、所定の操作の後ビンゴクーポン７に表示される割引金額を商品代金の合計金額から割引く機能を有する（詳細は後述する）。このため、顧客は先に発券された割引表示のあるビンゴクーポン７を提示することで、商品の値引き等の特典を受けることが可能となる。

ストアコントローラ２Ａは、ＬＡＮ６を介して各ＰＯＳターミナル３を接続する一方、インターネット１０（公衆回線又は専用回線）を介してホストコンピュータ（図示なし）に接続されている。また、ストアコントローラ２Ａは、商品コードと、商品名及び価格とを対応させたＰＬＵファイルとを備えている。各ＰＯＳターミナル３からの商品コードを含む問合せメッセージを受け取ると、ＰＬＵファイルから当該商品コードに対応する商品名及び価格を検索し、その検索結果（以下、「ＰＯＳ応答メッセージ」という）を問合せメッセージを送ってきたＰＯＳターミナル３に送信する。

このように構成されるＰＯＳシステムのネットワーク上に、モニタリング装置２Ｂが接続されると共に、このモニタリング装置２Ｂにインターネット１０を介してクーポン発行管理装置としてのクーポン管理サーバ９が接続され、本発明のクーポン発行管理システムが構成される。モニタリング装置２Ｂは、ストアコントローラ２ＡからＰＯＳターミナル３間のデータのやり取りを常にモニターし、そこにストアコントローラ２ＡとＰＯＳターミナル３に送信されるＰＯＳ応答メッセージとスキャナ４で読み取ったビンゴクーポン７のデータとが含まれる場合には、これをクーポン管理サーバ９に送信する機能を有する。また、クーポン管理サーバ９からのビンゴクーポン７の発券や割引に関するデータを受信し、これを問合せメッセージを送ってきたＰＯＳターミナル３に送信する機能も有する。

なお、ここでは小売店１内にストアコントローラ２Ａが配置され、ＬＡＮ６を介して各ＰＯＳターミナル３と接続されてＰＯＳシステムを構築している例を示したが、ストアコントローラ２Ａが小売店１外に設けられて、複数の小売店１のＰＯＳターミナル３がこの小売店１外部に配置されたストアコントローラ２ＡにＷＡＮにより接続される構成も考えられる。そのような場合、モニタリング装置２Ｂはストアコントローラ２Ａと当該小売店１のＰＯＳターミナル３間を接続するＷＡＮに接続され、ストアコントローラ２Ａと当該小売店１のＰＯＳターミナル３間のデータのやり取りをモニターし、それ以外は上記と同様の動作を行うこととする。

クーポン管理サーバ９は、本実施の形態に係るクーポン発行管理システムを管理するクーポン管理会社８に保管され、インターネット１０を介してモニタリング装置２Ｂが送信するＰＯＳ応答メッセージやビンゴクーポン７のバーコードデータを受信する機能を有する。また、条件に応じて各ビンゴクーポン７にクーポンＩＤを付して、それぞれのビンゴに関するデータを記録し、各種の条件判定を行うと共に経過を更新管理し、ビンゴクーポン７の発券やビンゴマークの累積による割引券の発行等を指示する指令を作成する機能を有する。

ここで、ビンゴクーポン７とは、ビンゴに参加するために必要なクーポンであり、券面には図９〜図１３に示すように、バーコード７１と、３×３列または５×５列の枠内に日付（ビンゴデー）が記載されたビンゴマトリクス７２が配置されている。ビンゴクーポン７は一定期間毎（例えば、月毎）に新規発行され、ビンゴデーはその一定期間内に含まれる日付から選択される。そしてビンゴデーに来店し一定の条件を満たすと、ビンゴマトリクス７２の該当するビンゴデーの枠にビンゴマークが付与されることになる。ビンゴマトリクス７２に付与されたビンゴマークが、横（行）、縦（列）、斜めのいずれかに揃えばビンゴが成立したとして、割引等の特典を受けることができる。同時に複数列のビンゴが成立したり、ビンゴマトリクス７２の全枠にビンゴマークが付与された場合には、通常のビンゴが成立した場合より割引額を高くする等、さらに大きい特典を付与するものとする。

なお、図１においては、クーポン管理サーバ９とモニタリング装置２Ｂとを接続するネットワークの一例としてインターネット１０を使用する場合について示しているが、本クーポン発行管理システムが適用可能なネットワークについては、これに限定されるものではない。

また、図１においては、クーポン管理サーバ９にインターネット１０を介して１台のストアコントローラ２Ａが接続された場合について説明しているが、複数台のストアコントローラ２Ａを接続することも可能である。

さらに、図１においてはビンゴクーポン７をレシートと兼用のプリンタ５により印刷するようにしたが、ビンゴクーポン７を専用のプリンタから印刷する構成としても良い。

図２は、本発明の他の実施形態に係るクーポン発行管理システムが適用されるＰＯＳシステムのネットワーク構成図である。図２に示すように、この実施の形態においては、ＰＯＳターミナル３にはそれぞれ、レシート専用のプリンタ（レシートプリンタ）５１ａ〜５１ｃと、ビンゴクーポン７専用のプリンタ（クーポンプリンタ）５２ａ〜５２ｃとが備えられ、レシート及びビンゴクーポン７は、それぞれ個別に専用プリンタから印刷するようにしている。ここで、ビンゴクーポン７専用のプリンタ（クーポンプリンタ）５２ａ〜５２ｃは、図２に示すように、ストアコントローラ２Ａと各ＰＯＳターミナル３ａ、３ｂ、３ｃとを接続する第１のＬＡＮ６Ａとは異なる第２のＬＡＮ６Ｂを経由してモニタリング装置２Ｂと接続されて、クーポン券の発行をするようにしている。尚、図２において、ＰＯＳターミナル３におけるプリンタの構成以外は図１と同様であり、ここでは説明を省略する。

図３は、ストアコントローラ２Ａの要部構成を示すブロック図である。図３に示すように、ストアコントローラ２Ａは装置全体の制御を行うＣＰＵ（Central Processing Unit）２０１を備えている。このＣＰＵ２０１に、ＣＰＵ２０１が実行するプログラム等を格納するＲＯＭ（Read
Only Memory）２０２、ＣＰＵ２０１が処理するデータ等の可変データを格納するＲＡＭ（Random Access Memory）２０３、現在の日付及び時刻を計時する時計部２０４、ＨＤＤ装置２０６の駆動を制御するＨＤＤコントローラ２０５、ＬＡＮ６を介して行うデータ通信を制御するＬＡＮコントローラ２０７等がバス２０８を介して接続されている。なお、上述の商品コードと商品名、及び価格とを対応させたＰＬＵファイルは、ＨＤＤ装置２０６に格納されている。

図４は、モニタリング装置２Ｂの要部構成を示すブロック図である。図４に示すように、モニタリング装置２Ｂは装置全体の制御を行うＣＰＵ２１１を備えている。このＣＰＵ２１１に、ＣＰＵ２１１が実行するプログラム等を格納するＲＯＭ２１２、ＣＰＵ２１１が処理するデータ等の可変データを格納するＲＡＭ２１３、現在の日付及び時刻を計時する時計部２１４、ＨＤＤ装置２１６の駆動を制御するＨＤＤコントローラ２１５、ＬＡＮ６を介してデータ通信を制御するＬＡＮコントローラ２１７等がバス２１８を介して接続されている。

図５は、クーポン管理サーバ９の要部構成を示すブロック図である。図５に示すように、クーポン管理サーバ９は、装置全体の制御を行うＣＰＵ９０１を備えている。このＣＰＵ９０１に、ＣＰＵ９０１が実行するプログラム等を格納するＲＯＭ９０２、ＣＰＵ９０１が処理するデータ等の可変データを格納するＲＡＭ９０３、現在の日付及び時刻を計時する時計部９０４、ＨＤＤ装置９０６の駆動を制御するＨＤＤコントローラ９０５、クーポン管理サーバ９が接続されるＬＡＮ（図示なし）を介して他の端末との間で行うデータ通信を制御するＬＡＮコントローラ９０７等がバス９０８を介して接続されている。

上述したような構成を有するクーポン管理サーバ９の主な機能は、主としてＣＰＵ９０１がＲＯＭ９０２及びＲＡＭ９０３に格納されるプログラムやデータ等を用いて実行する処理によって実現される。以下、本実施の形態に係るクーポン管理サーバ９の機能について説明する。図６は、クーポン管理サーバ９の機能ブロック図である。

クーポン管理サーバ９は、上述のように、モニタリング装置２Ｂから送信されるＰＯＳ応答メッセージとビンゴクーポン７のバーコードデータを受信し、ビンゴクーポン７の発券に関するデータをモニタリング装置２Ｂに送信する。即ちクーポン管理サーバ９はＰＯＳターミナル３に対してビンゴクーポン７を発券させる際、ビンゴクーポン７の券面画像データと共にＰＯＳターミナル３にビンゴクーポン７の発券を指示するビンゴクーポン発券指令を送信する。

以下、ビンゴクーポン７のうち、ビンゴに参加するためにまず発券されるクーポンをビンゴ参加クーポン７Ａ（図９参照）、このビンゴ参加クーポン７Ａが発券された後、一つでもビンゴマークが付与されたクーポンを更新ビンゴクーポン７Ｂ（図１０〜図１２参照）、ビンゴマトリクス７２の全枠にビンゴマークが付与されたクーポンをパーフェクトビンゴクーポン７Ｃ（図１３参照）と呼んで区別する場合がある。

ここで、ストアコントローラ２ＡからＰＯＳターミナル３に送信され、モニタリング装置２Ｂがクーポン管理サーバ９に送信するＰＯＳ応答メッセージには、少なくとも「商品コード（ＰＬＵコード）」、「小計金額」、「現計金額」が含まれている。クーポン管理サーバ９においては、ＰＯＳ応答メッセージに含まれたこれらのデータを、ビンゴクーポン７の発券条件あるいはビンゴマーク付与条件と照らし合わせてビンゴクーポン７の発券の要否及びビンゴマークの付与の要否を決定する。

図６に示すように、クーポン管理サーバ９は、データ受信部９１１と、ビンゴ参加クーポン発券条件判定部９１２、クーポンＩＤ付与部９１３、ビンゴデー設定部９１４、ビンゴクーポンデータ記録部９１５、クーポンＩＤ照会部９１６、ビンゴマーク付与条件判定部９１７、ビンゴ成立判定部９１８、ビンゴクーポンデータ更新部９１９、クーポン券面画像作成部９２０、ビンゴクーポン発券指令作成部９２１、データ送信部９２２とを有している。なお、各部９１１〜９２２は、ＣＰＵ９０１によって実行されるプログラムの一部、例えばサブルーチン、関数、プロシージャなどに相当し、これら各部に対応するハードウェアが存在するわけではない。

データ受信部９１１は、モニタリング装置２Ｂから送信されるビンゴクーポン７のバーコードデータとＰＯＳ応答メッセージを受信する。データ受信部９１１が受信したデータがＰＯＳ応答メッセージのみだった場合、ビンゴ参加クーポン発券条件判定部９１２では、そのＰＯＳ応答メッセージを解析し、ビンゴ参加クーポン７Ａを発券するか否かを判定する。ここで、ビンゴ参加クーポン７Ａを発券するか否かは、予め設定されてビンゴ参加クーポン発券条件データベース９３１に記憶されたビンゴ参加クーポン発券条件から判定する。ビンゴ参加クーポン７Ａの発券期間内かどうか等の日時条件の判定については、時計部９０４からのデータを参照する。

クーポンＩＤ付与部９１３では、ビンゴ参加クーポン発券条件判定部９１２でビンゴ参加クーポン７Ａを発券すると判定された場合に、以降の一連のビンゴ制御を行うために各クーポンを識別するためのクーポンＩＤを付与する。ここで付与されたクーポンＩＤは、以降発券されるビンゴクーポン７に、バーコード７１に変換されて印刷され、データの呼び出し及び経過の記録、更新に用いられる。

ビンゴデー設定部９１４では、ビンゴマトリクス７２に記載する日付（ビンゴデー）を設定する。ビンゴデーは、特に来店を促進させたい日付を選択するのが良い。これらは固定的であっても良いが、予め定めた候補日のうちから各ビンゴクーポン７を発券する毎にランダムに選択しても良い。ただし、ビンゴマトリクス７２の四隅は、横（行）、縦（列）、斜めのビンゴを成立させるためのキーポイントとなる位置であるため、最も来店を促進させたい日（セール日等）を優先的に配置するのが好ましい。なお、ビンゴマトリクス７２の中央枠には、図９〜図１２に示すように「Ｆｒｅｅ」欄として、来店扱いのマーク（ビンゴマークと同様に扱われるマーク）を予め付与しておいても良い。

ビンゴクーポンデータ記録部９１５では、クーポンＩＤ付与部９１３で付与されたクーポンＩＤ、ビンゴデー設定部９１４で設定されたビンゴデーのほか、ビンゴ参加クーポン７Ａの発券日時、発券店舗等の各種データを、ビンゴクーポン管理データベース９３２に記録する。

クーポンＩＤ照会部９１６では、データ受信部９１１がＰＯＳ応答メッセージと共にビンゴクーポン７のバーコードデータを受信した場合に、バーコード７１に含まれるクーポンＩＤをビンゴクーポン管理データベース９３２に照会し、そのビンゴデーや経過等のデータを呼び出す。

ビンゴマーク付与条件判定部９１７では、データ受信部９１１で受信したＰＯＳ応答メッセージやクーポンＩＤ照会部９１６で呼び出したデータ、時計部９０４からのデータ等から、そのビンゴクーポン７にビンゴマークを付与するか否かを判定する。ここで、ビンゴマークを付与するか否かは、予め設定されたビンゴマーク付与条件データベース９３４に記憶されたビンゴマーク付与条件から判定する。

ビンゴ成立判定部９１８では、ビンゴマーク付与条件判定部９１７によりビンゴクーポン７のビンゴマトリクス７２に付与されたビンゴマークが、これまでに付与されて累積したビンゴマークと合わせてビンゴを形成するか否かを判定する。また、ビンゴが形成された場合は、ビンゴマトリクス７２の全枠がビンゴマークで埋め尽くされたビンゴ（以下、「パーフェクトビンゴ」という）であるか、あるいは、複数列のビンゴが同時に成立するビンゴ（以下、「ｎ列同時ビンゴ」という）であるか、１列のみ成立するビンゴ（以下、「１列ビンゴ」という）であるかを判定する。

ビンゴクーポンデータ更新部９１９では、ビンゴクーポン７に新たに付与されたビンゴマークのデータや成立したビンゴのデータ等をこれまでのデータに新たに付け加えてビンゴクーポン管理データベース９３２に保存する。

クーポン券面画像作成部９２０では、クーポンＩＤ付与部９１３で付与されたクーポンＩＤをバーコード化し、ビンゴデー設定部９１４で設定されたビンゴデーをビンゴマトリクス７２内に配置し、さらに任意でビンゴの特典の紹介や初回ビンゴデーの案内等を組み合わせたビンゴ参加クーポン７Ａの画像を作成する。また、ビンゴ参加クーポン７Ａまたは更新ビンゴクーポン７Ｂに新たに付与されたビンゴマークのデータや成立したビンゴのデータ等をこれまでのデータに新たに付け加えて、ビンゴマトリクス７２内にビンゴマークを表示し、ビンゴ成立やそれによる割引額等をさらに表示した更新ビンゴクーポン７Ｂあるいはパーフェクトビンゴクーポン７Ｃの画像を作成する。ビンゴクーポン７の基本的なデザインは予め作成されてクーポン券面画像データベース９３３に格納されている。

ビンゴクーポン発券指令作成部９２１では、ビンゴクーポン７をＰＯＳターミナル３に発券させるためのビンゴクーポン発券指令を作成する。このビンゴクーポン発券指令を受け取ったＰＯＳターミナル３はプリンタ５でビンゴクーポン７を印刷し、ビンゴクーポン７を発券する。

データ送信部９２２では、ビンゴクーポン発券指令作成部９２１で作成されたビンゴクーポン発券指令と共に、クーポン券面画像作成部９２０で作成したクーポン券面画像データをモニタリング装置２Ｂに送信する。

以下、上記構成を有するビンゴクーポン発行管理システムのクーポン管理サーバ９において、ビンゴクーポン７を発券する際の動作について詳細に説明する。

まず、図７は、本実施の形態に係るビンゴクーポン発行管理システムのクーポン管理サーバ９において、ビンゴ参加クーポン７Ａを発券する際の動作について説明するためのフロー図である。クーポン管理サーバ９は、データ受信部９１１がモニタリング装置２ＢからＰＯＳ応答メッセージのみを受信した場合、ビンゴ参加クーポン発券条件判定部９１２において、ＰＯＳ応答メッセージを解析しビンゴ参加クーポン発券条件データベース９３１と時計部９０４からのデータを参照してビンゴ参加クーポン７Ａの発券期間内であるか否かを判定する（ステップＳ１）。ビンゴ参加クーポン７Ａの発券期間内であるときは、次に、さらにビンゴ参加クーポン発券条件判定部９１２において、予め設定されたビンゴ参加クーポン７Ａの発券条件を満たしているか否かを判定する（ステップＳ２）。例えばここでは、購入金額が設定金額以上であることをビンゴ参加クーポン７Ａの発券条件としている。このビンゴ参加クーポン７Ａの発券条件は、このほか特定の商品を購入することや特定の日に来店すること等、適宜決定することができる。ビンゴ参加クーポン７Ａの発券条件は、前述の通り、ビンゴ参加クーポン発券条件データベース９３１に保存されている。

ビンゴ参加クーポン７Ａの発券条件を満たしている場合は、クーポンＩＤ付与部９１３においてクーポンＩＤが付与される（ステップＳ３）。図９は、ビンゴ参加クーポン７Ａの一例を示す図である。図９に示すように、ビンゴ参加クーポン７Ａにはここで付与されたクーポンＩＤがバーコード７１化されて記載される。次いで、ビンゴデー設定部９１４において、ビンゴデーが設定される。ここで設定されたビンゴデーは、図９に示すように、ビンゴマトリクス７２（ここでは例として３×３列）内に記載される。このビンゴマトリクス７２内に記載されたビンゴデーに来店し、一定のビンゴマーク付与条件を満たせば、その来店日の枠にビンゴマークが付与されることになる。

次に、ビンゴクーポンデータ記録部９１５において、識別番号ＩＤ付与部９１３で付与されたクーポンＩＤ、ビンゴデー設定部９１４で設定されたビンゴデーのほか、ビンゴ参加クーポン７Ａの発券日時、発券店舗等の各種データが、ビンゴクーポン管理データベース９３２に記録される（ステップＳ５）。そしてこのデータはさらにクーポン券面画像作成部９２０に送られ、ビンゴ参加クーポン７Ａの券面画像が図９に示すようにレイアウトされ、ビンゴクーポン発券指令作成部９２１で作成されたビンゴ参加クーポン７Ａの発券指令と共にデータ送信部９２２からモニタリング装置２Ｂへ送信される。モニタリング装置２Ｂはそれを問合せメッセージをストアコントローラ２Ａに送信したＰＯＳターミナル３に送信し、そのＰＯＳターミナル３でプリンタ５によりビンゴ参加クーポン７Ａが印刷されることにより、ビンゴ参加クーポン７Ａが発券される（ステップＳ６）。

なお、ステップＳ１においてビンゴ参加クーポン７Ａの発券期間内ではないと判定された場合、及びステップＳ２においてビンゴ参加クーポンの発券条件を満たしていない（ここでは、購入金額が設定金額に満たない）と判定された場合は、処理はそこで終了し、ビンゴ参加クーポン７Ａは発券されない。

図８は、本実施の形態に係るビンゴクーポン発行管理システムのクーポン管理サーバ９において、更新ビンゴクーポン７Ｂ及びパーフェクトビンゴクーポン７Ｃを発券する際の動作について説明するためのフロー図である。クーポン管理サーバ９は、データ受信部９１１がモニタリング装置２ＢからＰＯＳ応答メッセージとビンゴクーポン７のバーコードデータを受信した場合、クーポンＩＤ照会部９１６において、そのバーコードに含まれるクーポンＩＤからビンゴクーポン管理データベース９３２に格納されたデータを呼び出す（ステップＳ１１）。

次に、ビンゴマーク付与条件判定部９１７において、ビンゴクーポン管理データベース９３２から呼び出されたデータとＰＯＳ応答メッセージ、時計部９０４からのデータを参照することにより、その日がビンゴマトリクス７２に記載されたビンゴデーであるかどうかを判定する（ステップＳ１２）。ビンゴデーである場合、さらにビンゴマーク付与条件判定部９１７において、ビンゴマーク付与条件データベース９３４に保存されたビンゴマークの付与条件を満たしているか否かを判定する（ステップＳ１３）。例えばここでは、購入金額が設定金額以上であることをビンゴマークの付与条件としている。このビンゴマークの付与条件は、このほか特定の商品を購入すること等、適宜決定することができる。

次に、ビンゴ成立判定部９１８において、ビンゴクーポン７のビンゴマトリクス７２に今回新たに付与されたビンゴマークが、これまでの累積したビンゴマークと合わせてビンゴを形成するか否かを判定する（ステップＳ１４）。ビンゴが成立しない場合、ビンゴクーポンデータ更新部９１９において、新たに付与されたビンゴマークのデータ等がこれまでのデータに新たに付け加えられてビンゴクーポン管理データベース９３２に保存され（ステップＳ１５）、さらにそのデータに基づきクーポン券面画像作成部９２０において、更新ビンゴクーポン７Ｂの券面画像が図１０に示すようにレイアウトされる。図１０では、ビンゴマーク７３がビンゴマトリクス７２に新たに付与されたところを示している。この券面画像データはビンゴクーポン発券指令作成部９２１で作成された更新ビンゴクーポン７Ｂの発券指令と共にデータ送信部９２２からモニタリング装置２Ｂへ送信される。モニタリング装置２Ｂはそれを、ストアコントローラ２Ａに問合せメッセージを送信したＰＯＳターミナル３に送信し、ＰＯＳターミナル３においてプリンタ５により更新ビンゴクーポン７Ｂが印刷されることにより更新ビンゴクーポン７Ｂが発券される（ステップＳ１６）。

一方、ビンゴ成立判定部９１８においてビンゴが成立すると判定された場合、成立したのがパーフェクトビンゴであるか否かを判定する（ステップＳ１７）。パーフェクトビンゴではない場合は、ｎ列同時ビンゴであるか否かを判定する（ステップＳ１８）。ここでｎ列同時ビンゴではないと判定された場合は、１列ビンゴであると判定される。そして、ビンゴクーポンデータ更新部９１９において、新たに付与されたビンゴマークのデータや成立した１列ビンゴのデータ等がこれまでのデータに新たに付け加えられてビンゴクーポン管理データベース９３２に保存され（ステップＳ１９）、さらにそのデータに基づきクーポン券面画像作成部９２０において更新ビンゴクーポン７Ｂの券面画像が、図１１に示すようにレイアウトされる。図１１において、７４は新たに付与されたビンゴマークにより成立した１列ビンゴを、７５は割引表示を示している。この券面画像データはビンゴクーポン発券指令作成部９２１で作成された更新ビンゴクーポン７Ｂの発券指令と共にデータ送信部９２２からモニタリング装置２Ｂへ送信される。モニタリング装置２Ｂはそれを、ストアコントローラ２Ａに問合せメッセージを送信したＰＯＳターミナル３に送信し、ＰＯＳターミナル３においてプリンタ５により更新ビンゴクーポン７Ｂが印刷されることにより更新ビンゴクーポン７Ｂが発券される（ステップＳ２０）。

ステップＳ１８で、ビンゴ成立判定部９１８においてｎ列同時ビンゴであると判定された場合、ｎにあてはまるビンゴ数も同時に判定される。そして、ビンゴクーポンデータ更新部９１９において、新たに付与されたビンゴマークのデータや成立したｎ列同時ビンゴのデータ等がこれまでのデータに新たに付け加えられてビンゴクーポン管理データベース９３２に保存され（ステップＳ２１）、さらにそのデータに基づきクーポン券面画像作成部９２０において更新ビンゴクーポン７Ｂの券面画像が、図１２に示すようにレイアウトされる。図１２において、７６は新たに付与されたビンゴマークにより成立した２列同時ビンゴ、７７は新たに付与されたビンゴマークにより成立した３列同時ビンゴを示している。この券面画像データはビンゴクーポン発券指令作成部９２１で作成された更新ビンゴクーポン７Ｂの発券指令と共にデータ送信部９２２からモニタリング装置２Ｂへ送信される。モニタリング装置２Ｂはそれを、ストアコントローラ２Ａに問合せメッセージを送信したＰＯＳターミナル３に送信し、ＰＯＳターミナル３においてプリンタ５により更新ビンゴクーポン７Ｂが印刷されることにより更新ビンゴクーポン７Ｂが発券される（ステップＳ２２）。

ステップＳ１７で、ビンゴ成立判定部９１８においてパーフェクトビンゴであると判定された場合、ビンゴクーポンデータ更新部９１９において、新たに付与されたビンゴマークのデータと成立したパーフェクトビンゴのデータ等がこれまでのデータに新たに付け加えられてビンゴクーポン管理データベース９３２に保存され（ステップＳ２３）、さらにそのデータに基づきクーポン券面画像作成部９２０においてパーフェクトビンゴクーポン７Ｃの券面画像が、図１３に示すようにレイアウトされる。図１３において、７８は新たに付与されたビンゴマークにより成立したパーフェクトビンゴを示している。この券面画像データはビンゴクーポン発券指令作成部９２１で作成されたパーフェクトビンゴクーポン７Ｃの発券指令と共にデータ送信部９２２からモニタリング装置２Ｂへ送信される。モニタリング装置２Ｂはそれを、ストアコントローラ２Ａに問合せメッセージを送信したＰＯＳターミナル３に送信し、ＰＯＳターミナル３においてプリンタ５によりパーフェクトビンゴクーポン７Ｃが印刷されることによりパーフェクトビンゴクーポン７Ｃが発券される（ステップＳ２４）。

ステップＳ１２においてビンゴデーではないと判定された場合、及びステップＳ１３においてビンゴマーク付与条件を満たしていない（ここでは、購入金額が設定金額に満たない）と判定された場合は、処理はそこで終了し、更新ビンゴクーポン７Ｂ及びパーフェクトビンゴクーポン７Ｃは発券されない。

なお、割引表示７５のあるビンゴクーポン７は、来店の際にキャッシャー（ＰＯＳターミナル３を操作する人）がスキャナ４でバーコード７１を読み込むことにより、商品代金から割引表示７５に記載された金額だけ割引してもらうことができる。割引表示７５のあるビンゴクーポン７のバーコードデータをＰＯＳターミナル３が読み込むと、モニタリング装置２Ｂからクーポン管理サーバ９へＰＯＳ応答データと共に送信され、クーポンＩＤ照会部９１７によりビンゴクーポン管理データベース９３２からデータが呼び出される。そして、ビンゴマークの付与判定を行う一方で、割引を利用するか否かを問うメッセージが作成され、ビンゴクーポン７の割引額のデータと共にクーポン管理サーバ９からモニタリング装置２Ｂを介してＰＯＳターミナル３に返される。顧客はここで割引を利用するか否かを選択できる（初めに割引を利用する旨の意思表示を受けていた場合は、キャッシャーは割引の利用を選択する）。割引の利用を選択すると、ＰＯＳターミナル３は商品代金から割引表示７５に示された額を割引した額を顧客に提示する。また、割引を利用した旨のメッセージがＰＯＳターミナル３において作成されて再びモニタリング装置２Ｂからクーポン管理サーバ９へ送信され、クーポン管理サーバ９では、ビンゴクーポン管理データベース９３２のデータが更新される。なお、割引を利用せずに、割引額を蓄積させるようにしても良い。その場合、新たにビンゴが成立してさらに割引が増えた際は、蓄積した割引額を券面に合わせて記載するようにする。また、ビンゴデー最終日を経過後はそれまでに獲得した割引額を利用した後にビンゴクーポン管理データベース９３２内のデータを消去しても良い。あるいは、割引利用可能期間を予め設定しておき、その期間の経過後にはビンゴクーポン管理データベース９３２内のデータを消去しても良い。

なお、上記ではビンゴ成立の特典として、商品代金の割引を行う例を示したが、これを特定商品の割引や、粗品の贈呈等に代えても良い。

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。

例えば、本明細書ではモニタリング装置２ＢがＰＯＳシステムのモニタリングのみを行い、クーポン管理サーバ９がビンゴクーポン７のＩＤ発行、識別、発券条件の判断、及び発券データの送信を行うデータ送信手段としての役割と、ビンゴクーポン７をクーポンＩＤごとに管理するクーポン管理手段としての役割を担うように構成したが、モニタリング装置２Ｂがデータ送信手段の役割の一部又は全部を担うように構成しても良い。

本発明は、既存のＰＯＳシステムと連動し、予め設定した所定の条件下において、顧客の再来店を促進するためのクーポン（特典）を発行し、当該クーポンを管理するためのクーポン発行管理システムに関するものであり、産業上の利用可能性を有する。

本発明の実施形態に係るクーポン発行管理システムが適用されるＰＯＳシステムのネットワーク構成図である。本発明の他の実施形態に係るクーポン発行管理システムが適用されるＰＯＳシステムのネットワーク構成図である。上記クーポン発行管理システムのストアコントローラの要部構成を示すブロック図である。上記クーポン発行管理システムのモニタリング装置の要部構成を示すブロック図である。上記クーポン発行管理システムのクーポン管理サーバの要部構成を示すブロック図である。上記クーポン発行管理システムのクーポン管理サーバの機能ブロック図である。上記クーポン発行管理システムのクーポン管理サーバにおいて、ビンゴ参加クーポンを発券する際の動作について説明するためのフロー図である。上記クーポン発行管理システムのクーポン管理サーバにおいて、更新ビンゴクーポン及びパーフェクトビンゴクーポンを発券する際の動作について説明するためのフロー図である。上記クーポン発行管理システムにおいて発行されるビンゴ参加クーポンの一例を示す図である。上記クーポン発行管理システムにおいて発行される更新ビンゴクーポンの一例を示す図である。上記クーポン発行管理システムにおいて発行される更新ビンゴクーポン（１列ビンゴ）の一例を示す図である。上記クーポン発行管理システムにおいて発行される更新ビンゴクーポン（２列及び３列同時ビンゴ）の一例を示す図である。上記クーポン発行管理システムにおいて発行されるパーフェクトビンゴクーポンの一例を示す図である。

符号の説明

１小売店
２Ａストアコントローラ
２Ｂモニタリング装置
３（３ａ〜３ｃ）ＰＯＳターミナル
４（４ａ〜４ｃ）スキャナ
５（５ａ〜５ｃ）プリンタ
６，６Ａ，６ＢＬＡＮ
７ビンゴクーポン
７Ａビンゴ参加クーポン
７Ｂ更新ビンゴクーポン
７Ｃパーフェクトビンゴクーポン
８クーポン管理会社
９クーポン管理サーバ
１０インターネット
５１ａ〜５１ｃレシートプリンタ
５２ａ〜５２ｃクーポンプリンタ
７１バーコード
７２ビンゴマトリクス
７３ビンゴマーク
７４１列ビンゴ
７５割引表示
７６２列同時ビンゴ
７７３列同時ビンゴ
７８パーフェクトビンゴ
２０１，２１１，９０１ＣＰＵ
２０２，２１２，９０２ＲＯＭ
２０３，２１３，９０３ＲＡＭ
２０４，２１４，９０４時計部
２０５，２１５，９０５ＨＤＤコントローラ
２０６，２１６，９０６ＨＤＤ装置
２０７，２１７，９０７ＬＡＮコントローラ
２０８，２１８，９０８バス
９１１データ受信部
９１２ビンゴ参加クーポン発券条件判定部
９１３クーポンＩＤ付与部
９１４ビンゴデー設定部
９１５ビンゴクーポンデータ記録部
９１６クーポンＩＤ照会部
９１７ビンゴマーク付与条件判定部
９１８ビンゴ成立判定部
９１９ビンゴクーポンデータ更新部
９２０クーポン券面画像作成部
９２１ビンゴクーポン発券指令作成部
９２２データ送信部
９３１ビンゴ参加クーポン発券条件データベース
９３２ビンゴクーポン管理データベース
９３３クーポン券面画像データベース
９３４ビンゴマーク付与条件データベース

Claims

それぞれがバーコード読取手段及びレシート発行手段を備えた複数のＰＯＳ端末装置と、前記ＰＯＳ端末装置が前記バーコード読取手段によって読み取った商品コードに係る問合せメッセージを送信してきたとき、送信した前記ＰＯＳ端末装置に対してＰＯＳ応答メッセージを送信する店舗サーバと、から成るＰＯＳシステムと連携するクーポン発行管理システムであって、
店舗側に設置されて前記ＰＯＳ端末装置と前記店舗サーバ間での送受信データをモニターするモニタリング手段と、
前記モニタリング手段と通信回線を介して接続されるクーポン管理サーバと、を備え、
前記クーポン管理サーバは、
前記モニタリング手段から送信されてくる前記ＰＯＳ応答メッセージに基づいて、一の顧客に対する商品販売の内容が予め設定された所定の条件を満たしていると判断すると、それぞれ異なる日付が記載されている複数のビンゴマスをマトリクス状に配列した日付ビンゴマトリクスとクーポンＩＤとを具備したビンゴクーポンを作成し、作成した前記ビンゴクーポンの画像情報を前記モニタリング手段に送信するビンゴクーポン発行手段と、
前記ビンゴクーポンを前記クーポンＩＤ毎に管理するクーポン管理手段と、
前記モニタリング手段から前記クーポンＩＤを示す信号が送信されてくると、当該クーポンＩＤに係る前記ビンゴクーポンを前記クーポン管理手段から読み出して、読み出した前記ビンゴクーポンの前記ビンゴマスの何れかに当日の日付と一致する日付が記載されているか否かを判定し、日付の一致している前記ビンゴマスには来店マークを付すことで前記ビンゴクーポンを更新して前記クーポン管理手段に再び格納すると共に、更新した前記ビンゴクーポンの画像情報を前記モニタリング手段に送信するビンゴクーポン更新手段と、
前記ビンゴクーポンの前記ビンゴマスに前記来店マークを付したとき前記日付ビンゴマトリクスの行、列又は斜めでビンゴが成立する場合には、更新した前記ビンゴクーポンに所定の特典情報を付加したパーフェクトビンゴクーポンを作成し、作成した前記パーフェクトビンゴクーポンの画像情報を送信するパーフェクトビンゴクーポン発行手段と、を有し、
前記モニタリング手段は、
前記ＰＯＳ端末装置と前記店舗サーバ間で送受信される前記ＰＯＳ応答メッセージや前記バーコード読取手段によって読み取られる前記クーポンＩＤをクーポン管理サーバに送信するモニターデータ送信手段と、
前記クーポン管理サーバより送信される前記ビンゴクーポンや前記パーフェクトビンゴクーポンの各画像情報を受信すると、前記問合せメッセージの送信を行って前記店舗サーバとデータの送受信を行っている前記ＰＯＳ端末装置に前記画像情報を送信するクーポン情報送信手段と、を有することを特徴とするクーポン発行管理システム。
前記店舗サーバは、当該ＰＯＳシステムが取り扱う商品の価格情報を記憶するＰＬＵファイルを有し、
前記モニタリング手段は、前記ＰＯＳ端末装置において顧客毎に売上処理された取引情報をモニターすることを特徴とする請求項１に記載のクーポン発行管理システム。
前記クーポン管理サーバは、前記ＰＯＳ端末装置における一の顧客に対する売上金額が予め設定された所定金額以上の場合に、前記モニタリング手段を介して、前記ビンゴクーポンの前記画像情報を当該ＰＯＳ端末装置に対して送信することを特徴とする請求項２に記載のクーポン発行管理システム。
前記クーポン管理サーバは、前記ＰＯＳ端末装置における一の顧客に対する前記売上処理された取引情報中に特定の商品コードに係る商品があった場合に、前記モニタリング手段を介して、前記ビンゴクーポンの前記画像情報を当該ＰＯＳ端末装置に対して送信することを特徴とする請求項２に記載のクーポン発行管理システム。
前記ビンゴクーポンは月毎に新規発行され、前記クーポン管理サーバにより月毎に管理されることを特徴とする請求項１に記載のクーポン発行管理システム。
前記日付ビンゴマトリクスの前記ビンゴマスには、当該店舗において、顧客の来店を促進させることを意図する当該月の日が選択的に記載されていることを特徴とする請求項５に記載のクーポン発行管理システム。
前記日付ビンゴマトリクスの四隅の前記ビンゴマスには、当該店舗において、顧客の来店を最も促進させることを意図する当該月の４つの日が選択的に記載されていることを特徴とする請求項５に記載のクーポン発行管理システム。
前記来店マークは、「来店」を意味する図形であることを特徴とする請求項１に記載のクーポン発行管理システム。
前記日付ビンゴマトリクスの中央の前記ビンゴマスには、新規発行時に「来店扱い」を意味する文字、記号又は図形が付されることを特徴とする請求項１に記載のクーポン発行管理システム。
前記ＰＯＳ端末装置は、前記ビンゴクーポンや前記パーフェクトビンゴクーポンの前記画像情報を前記モニタリング手段から受信したとき、前記レシート発行手段から前記ビンゴクーポンまたは前記パーフェクトビンゴクーポンを印刷発行することを特徴とする請求項１に記載のクーポン発行管理システム。
前記所定の特典情報は、前記形成した行、列及び斜めのビンゴ成立の数に応じて設定された購入割引ポイント又は購入割引金額券であることを特徴とする請求項１に記載のクーポン発行管理システム。
前記所定の特典情報は、特定商品の割引券又は引換券であることを特徴とする請求項１に記載のクーポン発行管理システム。