JP5212156B2 - 電子カメラ - Google Patents

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本発明は、電子カメラに関する。
周期的に取り込まれたスルー画のフレームに基づいてフレーム間の差分を調べることにより、所定の制御を行うカメラが知られている(特許文献1参照)。特許文献1のものは、差分が基準値以下の状態が所定時間継続した場合に省電力状態へ制御される。
特開2004−186919号公報
従来技術では、取得情報の取り込み間隔(スルー画の周期)や、過去値の寄与(どのフレーム間で差分を調べるか)が固定されているため、カメラの使用状態に応じた適切な制御を行うことが困難であった。
本発明による電子カメラは、周期的に取得された情報のうち取得順に並ぶ最新の複数の情報に基づいてカメラ処理に用いる制御量を算出する制御量算出手段と、カメラの動きを検出する動き検出手段と、最新の複数の情報のうち過去の情報による制御量に対する寄与の大小を、動き検出手段による検出情報に応じて異ならせるように制御量算出手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、カメラ処理に用いる制御量を該カメラの状態に応じて適切に算出できる。
本発明の一実施の形態による電子カメラの構成例を説明するブロック図である。 CPUが実行する制御周期、過去値割合の大小を決定する処理の流れを説明するフローチャートである。 電子カメラの手ぶれと像ぶれに対する制御周期と過去値割合の設定例を説明する図である。 カメラ処理における収束制御を説明する図である。 カメラ処理における収束制御を説明する図である。 カメラ処理における収束制御を説明する図である。 カメラ処理における収束制御を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子カメラの構成例を説明するブロック図である。図1において、電子カメラは、撮影光学系11と、撮像素子12と、AFE(Analog front end)回路13と、画像処理回路14と、LCDモニタ15と、バッファメモリ16と、フラッシュメモリ17と、CPU18と、メモリカードインターフェース(I/F)19と、操作部材20と、振れ検出センサ21と、タイミングジェネレータ(TG)22とを備える。
CPU18、バッファメモリ16、フラッシュメモリ17、メモリカードインターフェース19、画像処理回路14、およびLCDモニタ15は、それぞれがバス23を介して接続されている。
撮影光学系11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子12の受光面に結像させる。なお、図1を簡単にするため、撮影光学系11を単レンズとして図示している。
TG22は、CPU18から送出される指示に応じて所定のタイミング信号を発生し、撮像素子12、AFE回路13、画像処理回路14に対するタイミング信号をそれぞれ供給する。タイミング信号によって撮像素子12等が駆動制御されることにより、撮像素子12による撮像タイミングや撮像素子12からのアナログ画像信号の読み出しタイミングが制御される。
撮像素子12は、受光素子が受光面に二次元配列されたCCDイメージセンサ、またはCMOSイメージセンサなどによって構成される。撮像素子12は、撮影光学系11を通過した光束による被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成する。アナログ画像信号は、AFE回路13に入力される。
AFE回路13は、アナログ画像信号に対して相関二重サンプリングやゲイン調整などのアナログ処理を行うとともに、アナログ処理後の画像信号をデジタル画像データに変換する。デジタル画像データは画像処理回路14に入力される。画像処理回路14は、デジタル画像データに対して各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整処理、画像圧縮処理、画像伸張処理など)を施す。
LCDモニタ15は液晶パネルによって構成され、CPU18からの指示に応じて画像や操作メニュー画面などを表示する。バッファメモリ16は、画像処理回路14による画像処理の前工程や後工程でのデジタル画像データを一時的に記憶する。フラッシュメモリ17は、CPU18が実行するプログラムを記憶する。
CPU18は、フラッシュメモリ17が記憶するプログラムを実行することによって電子カメラが行う動作を統括的に制御する。CPU18は、AF(オートフォーカス)動作制御や、自動露出(AE)演算も行う。AF動作は、たとえば、スルー画像のコントラスト情報に基づいてフォーカシングレンズ(不図示)の合焦位置を求めるコントラスト検出方式を用いる。スルー画像は、撮影指示前に撮像素子12によって所定の時間間隔(たとえば10コマ/毎秒〜30コマ/毎秒)で繰り返し取得されるモニタ用画像のことをいい、ライブビュー画像とも呼ばれる。
メモリカードインターフェース19はコネクタ(不図示)を有し、該コネクタにメモリカードなどの記憶媒体51が接続される。メモリカードインターフェース19は、接続された記憶媒体51に対するデータの書き込みや、記憶媒体51からのデータの読み込みを行う。記憶媒体51は、半導体メモリを内蔵したメモリカード、またはハードディスクドライブなどで構成される。
操作部材20は、不図示のレリーズボタン、ズームスイッチ、メニュースイッチなどを含む。操作部材22は、ファンクション操作やメニュー選択操作など、各操作に応じた操作信号をCPU18へ送出する。
振れ検出センサ21は、たとえば角速度センサによって構成される。振れ検出センサ21は、電子カメラのピッチ方向およびヨー方向に生じた角速度を検出し、角速度検出信号をCPU18へ送出する。
本実施形態では、カメラ処理に用いる制御量の算出時、たとえば、ホワイトバランス調整処理に用いる色調整ゲインの算出、AF動作における合焦位置演算、およびAE演算時において、各演算を繰り返し行う場合の演算間隔や、各演算で用いる情報のうち過去値が占める割合いを異ならせる点に特徴を有する。以下、このような収束制御における制御周期(演算間隔)の長短、および過去値割合の高低を決定する処理を中心に説明する。
図2は、CPU18が実行する制御周期、過去値割合の大小を決定する処理の流れを説明するフローチャートである。CPU18は、電子カメラのメインスイッチがオン操作されている場合に、図2による処理を繰り返し実行する。
図2のステップS101において、CPU18は、スルー画像の取得を開始させてステップS102へ進む。ステップS102において、CPU18は、振れ検出センサ21による検出信号の取得を開始させてステップS103へ進む。
ステップS103において、CPU18は、動きベクトルの大きさが第1像ぶれ判定閾値より小、かつ、振れ検出信号の大きさが第1振れ判定閾値より小であるか否かを判定する。具体的には、スルー画像のうち所定範囲(たとえば、画面の中央)について、前フレームと当該フレームとの間の対応するデータからフレーム間で共通する被写体の動きベクトル(被写体の動きの速さや方向)を求める。該動きベクトルの大きさが第1像ぶれ判定閾値より小さく、かつ、振れ検出信号の大きさが第1振れ判定閾値より小さい場合には、ステップS103を肯定判定してステップS108へ進む。CPU18は、動きベクトルまたは振れ検出信号の少なくとも一方が対応する第1判定閾値以上である場合には、ステップS103を否定判定してステップS104へ進む。
なお、スルー画像のうち所定範囲(たとえば、画面の中央)を用いて動きベクトルを求める代わりに、画面中央と異なる所定範囲を用いて動きベクトルを求めてもよい。また、前フレームと当該フレームとの間でスルー画像の全範囲に対応するデータを用いて被写体の動きベクトルを求めるようにしても構わない。
ステップS108において、CPU18は、収束制御における過去値割合を高側へ切り替えてステップS109へ進む。ステップS109において、CPU18は、動きベクトルの大きさが第1像ぶれ判定閾値より小であって第2像ぶれ判定閾値(ただし、第2像ぶれ判定閾値<第1像ぶれ判定閾値)より大、かつ、振れ検出信号の大きさが第1振れ判定閾値より小であって第2振れ判定閾値(ただし、第2振れ判定閾値<第1振れ判定閾値)より大あるか否かを判定する。CPU18は、動きベクトルまたは振れ検出信号の少なくとも一方が対応する第2判定閾値より小さい場合には、ステップS109を否定判定してステップS111へ進む。
CPU18は、動きベクトルおよび振れ検出信号の双方が対応する第2判定閾値より大であって対応する第1判定閾値より小である場合には、ステップS109を肯定判定してステップS110へ進む。
ステップS111において、CPU18は、収束制御における制御周期を長側へ切り替えてステップS112へ進む。ステップS110において、CPU18は、収束制御における制御周期を短側へ切り替えてステップS112へ進む。
上述したステップS103を否定判定して進むステップS104において、CPU18は、収束制御における制御周期を長側へ切り替えてステップS105へ進む。ステップS105において、CPU18は、動きベクトルの大きさが第1像ぶれ判定閾値より大、かつ、振れ検出信号の大きさが第1振れ判定閾値より大であるか否かを判定する。CPU18は、動きベクトルおよび振れ検出信号の双方が対応する第1判定閾値より大きい場合には、ステップS105を肯定判定してステップS106へ進む。CPU18は、動きベクトルまたは振れ検出信号の少なくとも一方が対応する第1判定閾値より小である場合には、ステップS105を否定判定してステップS107へ進む。
ステップS106において、CPU18は、収束制御における過去値割合を0へ切り替えて(収束オフ)ステップS112へ進む。ステップS107において、CPU18は、収束制御における過去値割合を低側へ切り替えてステップS112へ進む。
ステップS112において、CPU18は、所定のカメラ処理(たとえば、ホワイトバランス演算、AF演算、およびAE演算)において、以上のように決定した制御周期、過去値割合を適用した演算を行って図2による処理を終了する。具体的には、後述する数式(1)を用いて算出した信号量A(T)を用いてカメラ処理の演算を行う。
図3は、電子カメラの手ぶれと像ぶれに対する制御周期と過去値割合の設定例を説明する図である。図2のステップS108からステップS111へ進む場合は、図3の左列の上から1段目(1)と2段目(3)、および中央列の上から1段目(2)に対応する。収束制御周期を低速にすることは、該収束制御周期を長側へ切り替えることと等価である。
図3の(1)は、たとえば、電子カメラが放置(載置)されている状態で、その撮像画角の大部分を主要被写体または風景が占める状況が想定される。この場合のCPU18は、画角の切り替わりはないと判断して、カメラ処理(たとえばホワイトバランス演算、AF演算、およびAF演算)における収束制御を、図4(設定例1)のようにする。
<設定例1>
図4において、横軸は時間を表し、縦軸はカメラ処理に用いる信号量Aの大きさを表す。信号量Aは、たとえば、ホワイトバランス演算の場合は、画像データの色成分比率、AF演算の場合は焦点評価値、AE演算の場合は被写体輝度等である。CPU18は、離散的に取得した信号量A(t)を用いて次式(1)により過去値A(t-x)と現在値(最新値)A(t)とに重み付けを行うことにより、カメラ処理に用いる信号量A(T)を算出する。設定例1の場合、過去値A(t-x)の割合βを高くし、直近の入力情報A(t)が変化したとしても、急な信号量A(t)の変化に追従することなく滑らかに変化するカメラ処理用の制御量が得られるように信号量A(T)を得る。
A(T)=A(t)×α(%)+A(t-x)×β(%) (1)
ただし、A(t)は最新の信号量、A(t-x)は過去の信号量である。
図3の(2)は、たとえば、電子カメラが手持ちされている状態で、撮像画角が既に決められた撮影前の状況が想定される。この場合のCPU18は、画角の切り替わりはないと判断して、カメラ処理(たとえばホワイトバランス演算、AF演算、およびAF演算)における収束制御を、設定例1(図4)と同様にする。
図3の(3)は、たとえば、電子カメラが三脚などに固定されている状態で、被写体が動いている状況が想定される。この場合のCPU18は、画角の切り替わりはないと判断して、カメラ処理(たとえばホワイトバランス演算、AF演算、およびAF演算)における収束制御を、設定例1(図4)と同様にする。
図2のステップS108からステップS110へ進む場合は、図3の中央列の上から2段目(4)に対応する。図3の(4)は、たとえば、電子カメラが手持ちされている状態で、撮像画角が既に決められた撮影前であって、被写体が動いている状況が想定される。この場合のCPU18は、画角が切り替わりそうと判断して、カメラ処理(たとえばホワイトバランス演算、AF演算、およびAF演算)における収束制御を、設定例2(図5)のようにする。
<設定例2>
図5において、横軸は時間を表し、縦軸はカメラ処理に用いる信号量Aの大きさを表す。信号量Aは、たとえば、ホワイトバランス演算の場合は画像データの色成分比率、AF演算の場合は焦点評価値、AE演算の場合は被写体輝度等である。設定例2の場合、過去値A(t-x)の割合βを高くし、直近の入力情報量A(t)が変化したとしても、急な信号量A(t)の変化に追従することなく、カメラ処理用の制御量を滑らかに変化させるように信号量A(T)を得る。また、設定例1(図4)の場合に比べて信号量A(t)の取得間隔および制御量の演算間隔xを狭くし、カメラ処理に用いる信号量A(T)を設定例1の場合よりきめ細かに算出する。
図2のステップS104からステップS107へ進む場合は、図3の右列の上から1段目(5)、2段目(6)、左列の上から3段目(7)、および、中央列の上から3段目(8)に対応する。図3の(5)は、たとえば、電子カメラが移動状態で、その撮像画角の大部分を主要被写体または均一輝度面が占める状況が想定される。この場合のCPU18は、画角が切り替わりそうと判断して、カメラ処理(たとえばホワイトバランス演算、AF演算、およびAF演算)における収束制御を、設定例3(図6)のようにする。
<設定例3>
図6において、横軸は時間を表し、縦軸はカメラ処理に用いる信号量Aの大きさを表す。信号量Aは、たとえば、ホワイトバランス演算の場合は画像データの色成分比率、AF演算の場合は焦点評価値、AE演算の場合は被写体輝度等である。設定例3の場合、過去値A(t-x)の割合βを低くし、直近の入力情報A(t)が変化した場合には設定例2の場合より速く、信号量A(t)の変化に滑らかに追従するカメラ処理用の制御量が得られるように信号量A(T)を得る。設定例1(図4)の場合に比べて信号量A(t)の取得間隔および制御量の演算間隔が狭いので、設定例2の場合と同様に、カメラ処理に用いる信号量A(T)をきめ細かに算出する。
図3の(6)は、たとえば、電子カメラおよび主要被写体の双方が移動する状況が想定される。この場合のCPU18は、画角の切り替わりがあると判断して、カメラ処理(たとえばホワイトバランス演算、AF演算、およびAF演算)における収束制御を、設定例3(図6)と同様にする。
図3の(7)は、たとえば、電子カメラが三脚などに固定されている状態で、被写体が大きく動いている状況(流し撮り)が想定される。この場合のCPU18は、画角が切り替わりそうと判断して、カメラ処理(たとえばホワイトバランス演算、AF演算、およびAF演算)における収束制御を、設定例3(図6)と同様にする。
図3の(8)は、たとえば、電子カメラが手持ちされている状態で、撮像画角が決められようとしている状況が想定される。この場合のCPU18は、画角の切り替わりがあると判断して、カメラ処理(たとえばホワイトバランス演算、AF演算、およびAF演算)における収束制御を、設定例3(図6)と同様にする。
図2のステップS104からステップS106へ進む場合は、図3の右列の上から3段目(9)に対応する。図3の(9)は、たとえば、電子カメラが移動状態で、撮像画角を決めようとして電子カメラが大きく動かされている状況が想定される。この場合のCPU18は、画角の切り替わりがあると判断して、カメラ処理(たとえばホワイトバランス演算、AF演算、およびAF演算)における収束制御を、設定例4(図7)のようにする。
<設定例4>
図7において、横軸は時間を表し、縦軸はカメラ処理に用いる信号量Aの大きさを表す。信号量Aは、たとえばホワイトバランス演算の場合は画像データの色成分比率、AF演算の場合は焦点評価値、AE演算の場合は被写体輝度等である。設定例4の場合、過去値A(t-x)を用いる収束処理をOFF(β=0)にして、直近の入力情報A(t)が変化した場合には、直ちに信号量A(t)の変化に追従するカメラ処理用の制御量が得られるように信号量A(T)を得る。カメラ処理に用いる信号量A(T)をきめ細かに算出する点は、設定例2および設定例3の場合と同様である。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子カメラのCPU18は、周期的に取得された情報(信号量A)のうち取得順に並ぶ最新(直近)の複数の情報A(t),A(t-x)に基づいてカメラ処理に用いる制御量を算出する場合に、カメラの動きを検出し、最新の複数の情報A(t),A(t-x)のうち過去の情報A(t-x)による制御量に対する寄与の大小を、動き検出情報に応じて異ならせるように制御した。これにより、カメラの過去からの移動/静止状態に応じて適切な制御量を算出できる。
(2)CPU18はさらに、制御量に寄与する複数の情報の時間間隔を、動き検出情報に応じて異ならせるように制御したので、カメラの移動/静止状態に応じた適切な追従特性を有する制御量を算出できる。
(3)カメラの振れを検出する振れ検出センサ21と、被写体像を所定時間ごとに撮像して逐次フレーム画像を取得する撮像装置12,13,14,16、22とをさらに備え、CPU18は、振れ検出信号と、フレーム画像のうち前後するフレーム間の差分に基づく像ぶれ情報とを用いてカメラの動きを検出するので、電子カメラ自身の振れによる動きと、被写体の動きの双方を検出することができる。
(4)CPU18はさらに、最新の複数の情報A(t),A(t-x)のうち、過去の情報A(t-x)と最新の情報A(t)とに異なる重みつけを行って、カメラ処理に用いる制御量の算出に用いる信号量A(t)を算出した。過去の情報A(t-x)が制御量に寄与する割合を異ならせるようにする信号量A(t)の算出は、簡単な演算式(上式(1))によって実現できる。
(5)設定例1(図4)によれば、制御周期が低速なので、制御周期を高速にする場合に比べてCPU18の負担を軽くすることができる。また、過去値A(t-x)の割合βを高めたので、最新の入力情報A(t)が変化したとしても急な信号量A(t)の変化に追従してカメラ処理用の制御量が急に変化するのを抑え、滑らかに変化させることができる。
(6)設定例2(図5)によれば、制御周期が高速なので、制御周期を低速にする場合に比べて細かい時間間隔で制御量を求めることができる。また、過去値A(t-x)の割合βを高めたので、最新の入力情報A(t)が変化したとしても急な信号量A(t)の変化に追従してカメラ処理用の制御量が急に変化するのを抑え、滑らかに変化させることができる。
(7)設定例3(図6)によれば、制御周期が高速なので、制御周期を低速にする場合に比べて細かい時間間隔で制御量を求めることができる。また、過去値A(t-x)の割合βを低くしたので、最新の入力情報A(t)が変化した場合には、設定例2の場合より速く、滑らかにカメラ処理用の制御量を変化させることができる。
(8)設定例4(図7)によれば、制御周期が高速なので、制御周期を低速にする場合に比べて細かい時間間隔で制御量を求めることができる。また、過去値A(t-x)の割合を0にしたので、最新の入力情報A(t)が変化した場合には、ただちに信号量A(t)の変化に追従してカメラ処理用の制御量を変化させることができる。
(変形例1)
以上の説明では電子カメラを例に説明したが、時間の経過とともに変化する信号を入力して所定の制御量を算出する電子機器であれば、電子カメラに限らず本発明を適用できる。
(変形例2)
上述した説明では、カメラ処理における制御量を算出するために取得した入力情報A(t),A(t-x)に対して重み付けを行うことにより、制御量の算出に用いる信号量A(T)を算出した。電子カメラのCPU18は、信号量A(T)を用いて所定の制御量算出を行って、ホワイトバランス調整処理に用いる色調整ゲイン、AF処理における合焦位置、およびAE処理による露出を得る。この代わりに、CPU18の処理能力に余裕がある場合には、入力情報A(t),A(t-x)を用いて逐次所定の制御量算出を行い、逐次算出された制御量に対して上式(1)と同様の重み付けを行うことによってカメラ処理で用いる制御量を算出する構成にしてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
12…撮像素子
13…AFE回路
14…画像処理回路
16…バッファメモリ
18…CPU
21…振れ検出センサ
22…タイミングジェネレータ

Claims (10)

  1. 周期的に取得された情報のうち取得順に並ぶ最新の複数の情報に基づいてカメラ処理に用いる制御量を算出する制御量算出手段と、
    カメラの動きを検出する動き検出手段と、
    前記最新の複数の情報のうち過去の情報による前記制御量に対する寄与の大小を、前記動き検出手段による検出情報に応じて異ならせるように前記制御量算出手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段はさらに、前記制御量に寄与する前記複数の情報の時間間隔を、前記動き検出手段による検出情報に応じて異ならせるように前記制御量算出手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    カメラの振れを検出する振れ検出手段と、
    被写体像を所定時間ごとに撮像して逐次フレーム画像を取得する撮像手段とをさらに備え、
    前記動き検出手段は、前記振れ検出手段による振れ検出信号と、前記フレーム画像のうち前後するフレーム間の差分に基づく像ぶれ情報とを用いてカメラの動きを検出することを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、前記最新の複数の情報のうち、前記過去の情報と最新の情報とに異なる重みつけを行うことによって前記過去の情報が前記制御量に寄与する割合を異ならせるように前記制御量算出手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項3に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、前記振れ検出信号が第1の振れ判定閾値より小であって、かつ前記像ぶれ情報が第1の像ぶれ判定閾値より小である場合に、前記過去の情報が前記制御量に寄与する割合を高めるように前記制御量算出手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  6. 請求項5に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、前記振れ検出信号が前記第1の振れ判定閾値より小さい第2の振れ判定閾値より小、または、前記像ぶれ情報が前記第1の像ぶれ判定閾値より小さい第2の像ぶれ判定閾値より小である場合に、前記制御量に寄与する前記複数の情報の時間間隔を広くするように前記制御量算出手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  7. 請求項5に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、前記振れ検出信号が前記第1の振れ判定閾値より小さい第2の振れ判定閾値より大であって前記第1の振れ判定閾値より小であり、かつ、前記像ぶれ情報が前記第1の像ぶれ判定閾値より小さい第2の像ぶれ判定閾値より大であって前記第1の像ぶれ判定閾値より小である場合に、前記制御量に寄与する前記複数の情報の時間間隔を狭くするように前記制御量算出手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  8. 請求項3に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、少なくとも前記振れ検出信号が第1の振れ判定閾値より大、または少なくとも前記像ぶれ情報が第1の像ぶれ判定閾値より大である場合に、前記制御量に寄与する前記複数の情報の時間間隔を狭くするように前記制御量算出手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  9. 請求項8に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、前記振れ検出信号が前記第1の振れ判定閾値より大であって、かつ前記像ぶれ情報が前記第1の像ぶれ判定閾値より大である場合に、前記過去の情報が前記制御量に寄与しないように前記制御量算出手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  10. 請求項8に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、前記振れ検出信号が前記第1の振れ判定閾値以下、または、前記像ぶれ情報が前記第1の像ぶれ判定閾値以下である場合に、前記過去の情報が前記制御量に寄与する割合を低くするように前記制御量算出手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
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