JP5210762B2 - モータグレーダ - Google Patents
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Description
〔全体構成〕
本発明の一実施形態にかかるモータグレーダ1の外観斜視図および側面図を図1および図2に示す。このモータグレーダ1は、左右一対の前輪11と、片側2輪ずつの後輪12とからなる6つの走行輪を備えている。このモータグレーダ1は、前輪11および後輪12間に設けられたブレード42で整地作業、除雪作業、軽切削、材料混合等を行うことができる。なお、図1および図2では、4つの後輪12のうち左側に位置するもののみを図示している。
フレーム2は、図1および図2に示すように後部フレーム21および前部フレーム22によって構成されている。
作業機4は、ドローバ40、サークル41、ブレード42、油圧モータ49、各種の油圧シリンダ44〜48などを有している。
図3に示すように、エンジン5には、燃料噴射ポンプ15が付設されており、燃料噴射ポンプ15からエンジン5に燃料が供給される。その供給量は、後述する制御部8から電子ガバナ16に出力される指令信号によって制御される。なお、エンジン5の回転数は、エンジン回転数センサ80によって検知され、検知信号として制御部8へ送られる。制御部8は、電子ガバナ16へ指令信号を送ることにより、エンジン5への燃料の供給量を制御して、エンジン5の回転数を制御することができる。
動力伝達機構6は、エンジン5からの駆動力を後輪12に伝達するための機構であり、トルクコンバータ61およびトランスミッション60を有している。
走行機構9は、エンジン5からの駆動力を用いて車両を走行させるための機構である。走行機構9は、動力伝達機構6を介してエンジン5からの駆動力を伝達される。走行機構9は、図示しない最終減速機、タンデム装置19、後輪12を有している。トランスミッション60から出力された駆動力は、最終減速機およびタンデム装置19を介して後輪12に伝達され、後輪12が回転駆動されることにより車両が走行する。
油圧駆動機構7は、エンジン5からの駆動力によって油圧を発生させ、油圧によって上述した各種のクラッチ63〜70、油圧モータ49,各種のシリンダ44〜48を駆動するための機構である。油圧駆動機構7は、第1油圧ポンプ79、第2油圧ポンプ72、各種の油圧制御弁73〜78,50〜57を有する。
操作部10は、モータグレーダ1の走行や作業機4を制御するためにオペレータによって作業される部分である。操作部10は、アクセルペダル14、インチングペダル13、変速レバー17、モード切替スイッチ18などの操作部材を有している。アクセルペダル14は、エンジン回転数を所望の回転数に設定するための操作部材である。インチングペダル13は、FLクラッチ63又はFHクラッチ64に滑りを生じさせて車速を低減させるために操作される操作部材である。変速レバー17は、トランスミッション60の変速を行うための操作部材である。モード切替スイッチ18は、動力伝達機構6の変速モードをマニュアルモードとトルコンモードとに選択的に切り替えるための操作部材である。マニュアルモードとトルコンモードとについては後に説明する。操作部10の各操作部材が操作されると、その操作に対応した操作信号が制御部8へ送られる。
制御部8は、操作部10からの操作信号や、各種センサからの検知信号などに基づいて、第1〜第5シリンダ制御弁73〜77や油圧モータ制御弁78を制御することによって、作業機4を制御することができる。例えば、制御部8は、第1シリンダ制御弁73および第2シリンダ制御弁74へ指令信号を送信して、リフトシリンダ44,45へ供給される油圧を制御することにより、ブレード42を上下方向に移動させることができる。
エンスト回避制御では、制御部8は、ロックアップクラッチ70が連結状態である場合において、エンジン回転数が、所定のロックアップ解除回転数より大きい場合には、ロックアップクラッチ70を連結状態に維持する。ロックアップ解除回転数は、速度段ごとに定めることができ、ローアイドル回転数より小さく、上述したダンパー71の共振回転数よりも大きい。ダンパー71の共振は、ダンパー71とエンジン出力トルクと慣性との関係によって発生し、過大な共振トルクにより車体を振動させる。また、この過大な共振トルクは、駆動系の耐久性を低下させる。ダンパー71とエンジン出力トルクと慣性との関係によっては、エンストに至るまでにダンパーの共振がなく、過大な共振トルクが発生しない場合もある。この場合には、ロックアップ解除回転数は、ローアイドル回転数より小さく、エンスト直前のエンジン回転数より大きい値であれば、操作性を考慮して任意に設定可能である。
ここで、「トランスミッション60の入力軸回転数」は、入力軸回転数センサ81によって検知される。「復帰回転数設定値」は、所定の定数であり、速度段ごとに定められる。また、「復帰回転数設定値」は、ローアイドル回転数より高い所定のエンジン回転数に設定するとよい。ロックアップクラッチ70が連結状態に復帰させられた後、すぐにエンスト回避制御によってロックアップクラッチ70が開放状態にならないためである。
ここで、「経過時間」は第1復帰条件が満たされてからの経過時間である。「復帰禁止時間設定値」は所定の定数であり、ハンチング防止を考慮して定められる。
ここで、「L/U相対回転数」は、ロックアップクラッチ70の入力側と出力側との相対回転数である。従って、「L/U相対回転数」は、トランスミッション60の入力軸回転数とエンジン回転数の差によって求めることができる。「開放状態保持設定値」は、所定の定数であり、ロックアップクラッチ70の保護と、ロックアップクラッチ70を連結した際のショックとを考慮して定められる。
このモータグレーダ1では、マニュアルモードにて走行している場合のようにロックアップクラッチ70が連結状態である場合に、負荷の増大によりエンジン回転数が低下しても、エンスト回避制御によってエンストおよび車体の振動が回避される。また、駆動系の耐久性の低下も回避できる。さらに、この際、エンスト回避制御では、エンジン回転数が低下しても、ロックアップ解除回転数に達するまではロックアップクラッチ70が連結状態に維持される。このため、オペレータは、ローアイドル回転数以下の低速走行中も、ロックアップクラッチ70が連結状態に維持されたまま運転を行うことができる。例えば、前進1速においてエンジン回転数がローアイドル回転数である場合の車速が1.3km/hである場合、車速が1.0km/hであっても、ロックアップクラッチ70が連結状態に維持される。これにより、低速走行中に操作感が損なわれることを防止することができる。
5 エンジン
8 制御部
12 後輪(駆動輪)
61 トルクコンバータ
70 ロックアップクラッチ
71 ダンパー
80 エンジン回転数センサ(エンジン回転数検知部)
Claims (2)
- エンジンと、
ロックアップクラッチを有し、前記エンジンからの駆動力を伝達するトルクコンバータと、
前記エンジンからの駆動力によって回転駆動される駆動輪と、
エンジン回転数を検知するエンジン回転数検知部と、
前記ロックアップクラッチが連結状態である場合、前記エンジン回転数が、ローアイドル回転数より小さい所定のロックアップ解除回転数より大きい場合には前記ロックアップクラッチを連結状態に維持し、前記エンジン回転数が、前記ロックアップ解除回転数以下になった場合に、前記ロックアップクラッチを開放状態に切り替える制御部と、
を備えるモータグレーダ。 - 前記トルクコンバータは、前記エンジンの振動を抑制するダンパーをさらに有し、
前記ロックアップ解除回転数は、前記ダンパーの共振回転数よりも大きい、
請求項1に記載のモータグレーダ。
Priority Applications (4)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2008215761A JP5210762B2 (ja) | 2008-08-25 | 2008-08-25 | モータグレーダ |
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Family Applications (1)
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