JP5210479B2 - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、高度に耐衝撃性、耐候性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
塩化ビニル系樹脂からなる成形品は、安価で、良好な機械的性質、化学的性質を有しており、種々の分野で広く使用されているが、常温または低温での耐衝撃性が劣るという欠点がある。
耐衝撃性に劣る問題を改良するために多くの方法が提案されているが、なかでもブタジエン系ゴム重合体にメタクリル酸メチルやスチレンあるいはアクリロニトリルをグラフト共重合させたMBS樹脂、ABS樹脂が、現在広く使用されている。
しかし、MBS樹脂やABS樹脂を塩化ビニル系樹脂と混合して用いると、耐衝撃性は改良されるが、耐候性に劣り、製造された成形品を屋外で使用すると耐衝撃性が著しく低下するという欠点がある。そこで、MBS樹脂の耐候性を改良し、かつ耐衝撃性を付与するため、二重結合を全く含有しないアクリル酸アルキルゴム状重合体に、メタクリル酸メチル、芳香族ビニル化合物、不飽和ニトリルをグラフト重合させる方法が提案されている(特公昭51−28117号公報、特公昭57−8827号公報)。
前記方法によるグラフト共重合体を用いると、製造される塩化ビニル系樹脂成形品は耐候性に優れており、とくに窓枠、サイジング材など、長期の耐候性を必要とする建築物用分野に使用することができる。
前記のグラフト共重合体を用いた塩化ビニル系樹脂成形品では、MBS樹脂と比較して耐衝撃性、特に0℃以下といった低温での耐衝撃性は充分ではない。充分な耐衝撃性を得るためには比較的高価な前記グラフト共重合体を多量に添加する必要があり、それによって成形品の製造コストが上昇するとともに、成形品の抗張力、加熱変形温度、その他の物理的特性が低下するという問題が生じる。
発明が解決しようとする課題
前記従来技術に鑑みて、本発明は耐候性を損ねることなく、耐衝撃性、特に低温での耐衝撃性に優れる塩化ビニル系樹脂組成物を提供するものである。
課題を解決するための手段
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討の結果、アクリル酸ブチルとより長鎖のアクリル酸アルキルエステルを主成分としこれらを特定の比率で含有することを特徴とするアクリル系架橋ゴム重合体からなるグラフト共重合体を用いることにより、上記の課題を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(A)アクリル酸ブチル82〜95重量%、アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステル5〜18重量%、多官能性単量体0.2〜0.8重量%からなるアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)70〜95重量部の存在下に、メタクリル酸メチル92〜100重量%及びアルキル基の炭素数が2〜8のメタクリル酸アルキルエステル、アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキルエステル、不飽和ニトリル又は芳香族ビニル化合物0〜8重量%からなるグラフト単量体成分5〜30重量部(a−2)[ここでアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)とグラフト単量体成分(a−2)の合計量は100重量部]を重合して得られるグラフト共重合体2〜30重量部及び(B)塩化ビニル系樹脂100重量部からなる塩化ビニル系樹脂組成物(請求項1)、
アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)に含まれるアクリル酸ブチルが82〜92重量%、アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステルが8〜18重量%である請求項1の塩化ビニル系樹脂組成物(請求項2)、
アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)に含まれる、アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステルがアクリル酸2−エチルヘキシルである請求項1の塩化ビニル系樹脂組成物(請求項3)、
グラフト共重合体(A)に含まれるアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)が80〜95重量部、グラフト単量体成分(a−2)が20〜5重量部である請求項1の塩化ビニル系樹脂組成物(請求項4)、
アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)が85〜92重量部、グラフト単量体成分(a−2)が8〜15重量部である請求項1の塩化ビニル系樹脂組成物(請求項5)、
アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)に含まれる多官能性単量体が0.4〜0.6%である請求項1の塩化ビニル系樹脂組成物(請求項6)及び
請求項1記載の組成物を成形して得られる成形体に関する。
本発明に用いられるグラフト共重合体(A)は、アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)の存在下にグラフト単量体成分(a−2)を重合して得られる。
アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)は、アクリル酸ブチルとアルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステルと多官能性単量体の重合反応により製造され、アクリル酸ブチルを82〜95重量%、好ましくは82〜92重量%、アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステルを5〜18重量%、好ましくは8〜18重量%、多官能性単量体を0.2〜0.8重量%、好ましくは0.4〜0.6重量%用いて製造される。前記多官能性単量体の割合が0.2重量%未満、または0.8重量%を超える場合には、充分な耐衝撃性が得られず好ましくない。
前記アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステルは、耐候性に優れ、かつ、耐衝撃性を向上させたゴム成分の形成の為に使用される成分であり、ゴム成分のガラス転移温度が低く耐衝撃性が発現しやすい点から、具体例としてはアクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチルなどを用いたものが好ましい。
前記多官能性単量体は、架橋剤として使用される成分であり、その具体例としては、たとえばジビニルベンゼンなどの芳香族多官能性ビニル化合物、ポリエチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレートなどの多価アルコールのジメタクリル酸エステルや、メタクリル酸アリルエステル、アクリル酸アリルエステルなどの不飽和カルボン酸のアリルエステル、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレートなどのジアリル化合物やトリアリル化合物などが代表的なものとして例示し得る。これら多官能性単量体のうちでは、官能基の少なくとも1個の反応性が他の官能基の反応性と異なるものが、少量の多官能性単量体で架橋ゴム重合体を得ることができ、好ましい。好ましい具体例としては、たとえばメタクリル酸アリル、ジアリルフタレートなどがあげられる。
前記アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)の製造方法としては、とくに制限はなく、例えば乳化重合法、塊状重合法、溶液重合法などの通常の重合方法を採用することができるが、好ましくは乳化重合法で製造される。
前記アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)を得る際には、前記アクリル酸ブチル、前記アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステル、前記多官能性単量体の単量体成分の添加および重合は、1段階または多段階で行うことができ特に限定はない。前記の単量体成分の添加は、混合して一括で添加してもよく、混合して連続的に添加してもよく、2段階以上に分け各段階において前記の単量体成分を1種または2種以上組み合わせて添加を行ってもよく、特に限定はない。
重合に用いる重合開始剤としては、シクロヘキサノンパーオキサイドなどのケトンまたはアルデヒドの過酸化物、アセチルパーオキサイドなどのジアシルパーオキサイド類、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド類、ジ−t−ブチルパーオキサイドなどのジアルキルパーオキサイド類、t−ブチルパーイソブチレートなどのアルキルパーエステル類、t−ブチルパーオキシイソプロピルカルボネートなどのパーカルボネート類などの有機過酸化物、過酸化水素、過硫酸カリウムなどの無機過酸化物、2,2´−アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物などがあげられるが、これらに限定されるものではない。これらのうち有機過酸化物および/または無機過酸化物を用いる場合には、これらを熱分解型重合開始剤として用いてよく、またアスコルビン酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルフォキシル酸ナトリウムなどの還元剤や必要に応じ硫酸第1鉄などの助触媒、エチレンジアミンテトラアセテートなどのキレート剤を併用してレドックス型重合開始剤として用いてもよい。
乳化重合において用いる界面活性剤の種類はとくに限定されるものではなく、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、あるいは陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の組み合わせ、陽イオン性界面活性剤と非イオン系界面活性剤の組み合わせのいずれであってもよい。陰イオン性界面活性剤としては、とくに限定されるものではないが、たとえばパルミチン酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウムなどの脂肪酸のアルカリ金属塩類、ドデシル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸トリエタノールアミン、ドデシル硫酸アンモニウムなどに代表される高級アルコール硫酸エステルのアルカリ金属塩類もしくはアミンまたはアンモニウム塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルナフタレンスルホン酸ナトリウムに代表されるアルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩類、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩などのアルカリ金属塩類、ジアルキルスルホ琥珀酸のナトリウム塩などのアルカリ金属塩類、アルキルリン酸塩などのアルキルフォスフェート塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンサルフェート塩類があげられる。非イオン性界面活性剤としては、とくに限定されるものではないが、たとえばポリオキシエチレンドデシルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル類、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンジステアレート、ソルビタンセスキオレエートなどのソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートに代表されるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコールジステアレートなどのポリオキシエチレンアシルエステル、オキシエチレンオキシプロピレンブロックコポリマー(分子量約2000〜約10000)、グリセリルモノオレエートなどの脂肪酸モノグリセライドがあげられる。また、陽イオン性界面活性剤としては、とくに限定されるものではないが、たとえばドデシルアミンアセテートなどのアルキルアミン塩、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライドなどの第四級アンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミンなどがあげられる。これらのほかに、高分子界面活性剤を用いることも可能である。
本発明に用いられるグラフト共重合体(A)は、前記アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)70〜95重量部、好ましくは80〜95重量部、さらに好ましくは85〜92重量部の存在下に、グラフト単量体成分(a−2)5〜30重量部、好ましくは5〜20重量部、さらに好ましくは8〜15重量部(ここでアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)とグラフト単量体成分(a−2)の合計量は100重量部)を重合させて得られる。前記アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)が70重量部未満になる、または95重量部をこえると、塩化ビニル系樹脂組成物を調製して成形品を製造した場合に、耐衝撃改良効果が劣るものとなり好ましくない。
グラフト重合に使用するグラフト単量体成分(a−2)は、メタクリル酸メチル、ならびにアルキル基の炭素数が2〜8のメタクリル酸アルキルエステル、アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキルエステル、不飽和ニトリルおよび芳香族ビニル化合物よりなる群から選ばれた1種または2種以上の単量体からなる。グラフト単量体成分(a−2)に含まれるメタクリル酸メチルは好ましくは92〜100重量%、アルキル基の炭素数が2〜8のメタクリル酸アルキルエステル、アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキルエステル、不飽和ニトリルおよび芳香族ビニル化合物よりなる群から選ばれた1種または2種以上の単量体は0〜8重量%が好ましい。
前記アルキル基の炭素数が2〜8のメタクリル酸アルキルエステルの代表例としては、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどがあげられるが、これらに限定されるものではない。これらメタクリル酸アルキルエステルは単独または2種以上を混合して用いることができる。
前記アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキルエステルの代表例としては、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどがあげられるが、これらに限定されるものではない。これらアクリル酸アルキルエステルは単独または2種以上を混合して用いることができる。
不飽和ニトリルの代表例としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどがあげられるが、これらに限定されるものではない。これら不飽和ニトリルは単独または2種以上を混合して用いることができる。
芳香族ビニル化合物の代表例としては、スチレン、α−メチルスチレン、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレンなどがあげられるが、これらに限定されるものではない。これら芳香族ビニル化合物は単独または2種以上を混合して用いることができる。
前記グラフト重合を行なうに際しては、たとえば前記グラフト単量体成分(a−2)の全量を一度に、あるいはその一部または全量を連続的または間欠的に加えて重合させてもよい。また、前記グラフト単量体成分は、すべてを混合して用いてもよく、2段またはそれ以上の多段で、それぞれの段が前記グラフト単量体成分(a−2)の組成の範囲内で異なる組成になるように調整するなどして重合させてもよい。
前述のようにして得られたグラフト共重合体(A)ラテックスは、塩析または酸析、濾過洗浄後乾燥して、あるいは該ラテックスを噴霧乾燥して、固体状の粒子として得る。凝固時に通常加えられる老化防止剤あるいは紫外線吸収剤などを加えてもよい。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、グラフト共重合体(A)2〜30重量部と、塩化ビニル系樹脂(B)100重量部とを配合して得られる。前記グラフト共重合体(A)の配合量が、2重量部未満になると耐衝撃性改良効果がえられず、30重量部を越えると成形体の耐熱性が低下し好ましくない。
本発明に用いられる塩化ビニル系樹脂(B)は、塩化ビニルの単独重合体の他、塩化ビニルを70重量%以上含む共重合体が含まれる。残り30重量%を構成する塩化ビニルと共重合する単量体としては、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニルベンゾエート、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリルアミド、その他の共重合可能なモノオレフィン系単量体があげられる。これら共重合成分は単独で、または2種以上を組み合わせて使用したものでもよい。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物には更に塩素化ポリエチレンやブタジエン系耐衝撃性改質剤を配合することができる。また加工性を良好にするために加工助剤を配合してもよく、メタクリル酸メチル系重合体を必要に応じて配合してもよい。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、前記原料を一般的な塩化ビニル系樹脂組成物と同じようにブレンドして製造すればよく、製造方法にとくに限定はない。また、原料をブレンドするときに、安定剤、滑剤、可塑剤、着色剤、充填剤、紫外線吸収剤、耐光性安定剤、難燃剤など、従来から塩化ビニル樹脂組成物に用いられている一般的な添加剤を必要に応じて配合してもよい。
安定剤としては、例えば、三塩基性硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、塩基性亜硫酸鉛、二塩基性フタル酸鉛、鉛白、ケイ酸鉛、等の鉛系安定剤;ブチル錫マレート、オクチル錫マレート、ジブチル錫ジマレート、ジ−n−アルキル錫メルカプチド、ジブチル錫ラウリルメルカプチド、ジオクチル錫S,S’−ビス−(イソオクチル−メルカプトアセテート)等の錫系安定剤;カリウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム、亜鉛、カドミウム、鉛等の金属と2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リシノール酸、リノール酸、ベヘニン酸等の脂肪酸から誘導される金属石けん系安定剤;Ba−Ca系、Ca−Zn系、Ba−Ca系、Ca−Mg−Sn系、Ca−Zn−Sn系、Pb−Sn系、Pb−Ba−Ca系等の複合金属石けん系安定剤;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等のエポキシ化油安定剤などが挙げられ、これらは1種または2種以上の組み合わせで使用される。
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物は種々の用途、例えば押出成形、カレンダー成形、ブロー成形、射出成形等により成形することができるが、特に異型押出成形が好ましい。
次に、本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが、これらは単なる例示であり、本発明はこれらに限定されるものではない。以下特にことわらない限り、%は重量%を、部は重量部を表す。また、実施例、比較例、および表中に示した各略号は、次のことを意味する。
MMA:メタクリル酸メチル
BA:アクリル酸n−ブチル
AMA:メタクリル酸アリル
2−EHA:アクリル酸2−エチルヘキシル
実施例および比較例における評価は下記(2)評価の項に示す方法によった。
(実施例1)
(1)グラフト共重合体(A)の調整
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.05部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次にBA7.61部、2−EHA0.85部、AMA0.04部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA68.51部、2−EHA7.61部、AMA0.38部およびクメンハイドロパーオキサイド0.1部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加した。単量体混合物添加終了後、1.5時間撮枠を続け、転化率99.8%、平均粒子径0.16μmのアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)を得た。またこのアクリル系架橋ゴム重合体ラテックスを少量採取し、塩化カルシウム水溶液で塩析凝固、乾燥し、得られた固形物をトルエンで23℃、40時間抽出し、ゲル含量を測定したところ、98.2%であった。このアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)に、グラフト単量体成分(a−2)として、MMA13.8部、BA1.2部ならびにクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を50℃で1時間にわたって連続的に添加した。添加終了後クメンハイドロパーオキサイド0.01部を添加し、さらに2時間攪拌を続けて重合を完結させた。グラフト単量体成分の転化率は98.3%であった。得られたグラフト共重合体(A)のラテックスを塩化カルシウム水溶液で塩析凝固し、熱処理した後脱水乾燥することにより、白色樹脂粉末を調製した。
(2)評価
塩化ビニル樹脂(鐘淵化学工業株式会社製 カネビニルS−1001、平均重合度1000)100部、鉛系ワンパック安定剤(ACROS社製LGC3203)4.5部、酸化チタン4.5部、炭酸カルシウム8部、メタクリル酸メチル系重合体(該重合体0.1gを100mlのクロロホルムに溶解した溶液の30℃における比粘度が0.5未満のメタクリル酸メチル系重合体)の加工助剤(鐘淵化学工業株式会社製 カネエースPA−20)0.5部、およびグラフト共重合体7部をヘンシェルミキサーにてブレンドしてパウダーコンパウンドを得た。下記の成形条件にしたがい、異型窓枠成形体を調製した。
成形機:バテンフェルド社製65mmパラレル2軸押出機
成形温度条件:
C1/C2/C3/C4/AD/D1/D2/D3/D4/D5:
175/180/180/175/185/202/202/206/202/200(℃)
スクリュー回転数:24rpm
吐出量:110kg/時間
得られた異型窓枠成形体から耐衝撃性試験片を作製し、JIS K 7111に準じてシャルピー強度を測定した。
結果を表1に示す。
(実施例2)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.05部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次にBA7.19部、2−EHA1.27部、AMA0.04部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA64.70部、2−EHA11.42部、AMA0.38部およびクメンハイドロパーオキサイド0.1部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例1と同様の方法にして、耐衝撃性改良剤の白色樹脂粉末を調製し、耐衝撃性を測定した。結果を表1に示す。
(実施例3)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.05部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次に、2−EHA8.46部、AMA0.04部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルポキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA76.12部、AMA0.38部およびクメンハイドロパーオキサイド0.1部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例1と同様の方法にして、白色樹脂粉末を調製し、耐衝撃性を測定した。結果を表1に示す。
(実施例4)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.1部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次に、2−EHA13.43部、AMA0.07部およびクメンハイドロパーオキサイド0.02部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA71.14部、AMA0.36部およびクメンハイドロパーオキサイド0.09部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例1と同様の方法にして、白色樹脂粉末を調製し、耐衝撃性を測定した。結果を表1に示す。
(実施例5)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.05部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次にBA7.19部、2−EHA1.27部、AMA0.04部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA68.93部、2−EHA12.16部、AMA0.41部およびクメンハイドロパーオキサイド0.11部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加した。単量体混合物添加終了後、1.5時間攪拌を続け、転化率99.6%、平均粒子径0.18μmのアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)を得た。またこのアクリル系架橋ゴム重合体ラテックスを少量採取し、塩化カルシウム水溶液で塩析凝固、乾燥し、得られた固形物をトルエンで23℃、40時間抽出し、ゲル含量を測定したところ、98.4%であった。このアクリル系架橋ゴム重合体に、グラフト単量体成分として、MMA10部ならびにクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を50℃で1時間にわたって連続的に添加した。添加終了後クメンハイドロパーオキサイド0.01部を添加し、さらに2時間攪拌を続けて重合を完結させた。グラフト単量体成分の転化率は99.1%であった。得られたグラフト共重合体のラテックスを塩化カルシウム水溶液で塩析凝固し、熱処理した後脱水乾燥することにより、白色樹脂粉末を調製した。このグラフト共重合体を用いて、実施例1と同様にして、耐衝撃性を測定した。結果を表1に示す。
(実施例6)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.1部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次に、2−EHA13.43部、AMA0.07部およびクメンハイドロパーオキサイド0.02部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA76.12部、AMA0.38部およびクメンハイドロパーオキサイド0.1部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例5と同様の方法にして、白色樹脂粉末を調製した。このグラフト共重合体を用いて、実施例1と同様にして、耐衝撃性を測定した。結果を表1に示す。
(比較例1)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.05部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次にBA8.46部、AMA0.04部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA76.12部、AMA0.38部およびクメンハイドロパーオキサイド0.1部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例1と同様の方法にして、白色樹脂粉末を調製し、耐衝撃性を測定した。結果を表2に示す。
(比較例2)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.05部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次にBA5.92部、2−EHA2.54部、AMA0.04部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7本塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA53.28部、2−EHA22.84部、AMA0.38部およびクメンハイドロパーオキサイド0.1部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例1と同様の方法にして、白色樹脂粉末を調製し、耐衝撃性を測定した。結果を表2に示す。
(比較例3)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.05部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次にBA3.38部、2−EHA5.08部、AMA0.04部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間携持後、そこにBA30.45部、2−EHA45.67部、AMA0.38部およびクメンハイドロパーオキサイド0.1部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例1と同様の方法にして、白色樹脂粉末を調製し、耐衝撃性を測定した。結果を表2に示す。
(比較例4)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.08部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次に2−EHA8.46部、AMA0.04部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7本塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこに2−EHA76.12部、AMA0.38部およびクメンハイドロパーオキサイド0.1部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例1と同様の方法にして、白色樹脂粉末を調製し、耐衝撃性を測定した。結果を表2に示す。
(比較例5)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.4部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次に2−EHA49.75部、AMA0.25部およびクメンハイドロパーオキサイド0.08部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA34.83部、AMA0.17部およびクメンハイドロパーオキサイド0.05部からなる単量体の混合物を、2時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを2時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例1と同様の方法にして、白色樹脂粉末を調製し、耐衝撃性を測定した。結果を表2に示す。
(比較例6)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.05部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次にBA7.15部、2−EHA1.26部、AMA0.09部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA64.37部、2−EHA11.36部、AMA0.77部およびクメンハイドロパーオキサイド0.1部からなる単量体の混合物を、4時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを4時間にわたり連続的に追加し、アクリル系架橋ゴム重合体を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体を用いること以外は、実施例1と同様の方法にして、白色樹脂粉末を調製し、耐衝撃性を測定した。結果を表2に示す。
(比較例7)
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素流入口装置、単量体と乳化剤の添加装置を有するガラス反応器に、蒸留水200部、ドデシル硫酸ナトリウム0.05部を仕込み、窒素気流中で攪拌しながら50℃に昇温した。次にBA7.19部、2−EHA1.27部、AMA0.04部およびクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を仕込み、その10分後にホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.2部を蒸留水5部に溶解した混合液、およびエチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部と硫酸第一鉄・7水塩0.005部を蒸留水5部に溶解した混合液を仕込んだ。1時間攪拌後、そこにBA47.79部、2−EHA8.43部、AMA0.28部およびクメンハイドロパーオキサイド0.08部からなる単量体の混合物を、3時間を要して滴下した。また、前記の単量体混合物の添加とともに、1部のドデシル硫酸ナトリウムを5%水溶液にしたものを3時間にわたり連続的に追加した。単量体混合物添加終了後、1.5時間攪拌を続け、転化率99.4%、平均粒子径0.15μmのアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)を得た。このアクリル系架橋ゴム重合体に、グラフト単量体成分として、MMA32.3部、BA2.8部ならびにクメンハイドロパーオキサイド0.01部の混合物を50℃で2時間にわたって連続的に添加した。添加終了後クメンハイドロパーオキサイド0.01部を添加し、さらに2時間攪拌を続けて重合を完結させた。得られたグラフト共重合体のラテックスを塩化カルシウム水溶液で塩析凝固し、熱処理した後脱水乾燥することにより、白色樹脂粉末を調製した。このグラフト共重合体を用いて、実施例1と同様にして、耐衝撃性を測定した。結果を表1に示す。
発明の効果
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、耐候性および耐衝撃性に優れ、押出成形や射出成形などによる窓枠、パイプ、継ぎ手、フェンス、ドアフレーム、スイッチボックスなどの成形体の製造に好適である。
Figure 0005210479
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Claims (8)

  1. (A)アクリル酸ブチル82〜95重量%、アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステル5〜18重量%、多官能性単量体0.2〜0.8重量%からなるアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)70〜95重量部の存在下に、メタクリル酸メチル92〜100重量%及びアルキル基の炭素数が2〜8のメタクリル酸アルキルエステル、アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキルエステル、不飽和ニトリル又は芳香族ビニル化合物0〜8重量%からなるグラフト単量体成分5〜30重量部(a−2)[ここでアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)とグラフト単量体成分(a−2)の合計量は100重量部であり、グラフト共重合体100重量部に相当する]を重合して得られるグラフト共重合体2〜30重量部及び(B)塩化ビニル系樹脂100重量部からなる塩化ビニル系樹脂組成物。
  2. (A)アクリル酸ブチル82〜95重量%、アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステル5〜18重量%、多官能性単量体0.2〜0.8重量%からなるアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)70〜95重量部の存在下に、メタクリル酸メチル92〜100重量%及びアルキル基の炭素数が2〜8のメタクリル酸アルキルエステル、アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキルエステル、不飽和ニトリル又は芳香族ビニル化合物0〜8重量%からなるグラフト単量体成分5〜30重量部(a−2)[ここでアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)とグラフト単量体成分(a−2)の合計量は100重量部であり、グラフト共重合体100重量部に相当する]を重合して得られるグラフト共重合体2〜30重量部及び(B)塩化ビニル系樹脂100重量部からなり、
    窓枠、パイプ、継ぎ手、フェンス、ドアフレーム又はスイッチボックスに使用される塩化ビニル系樹脂組成物。
  3. アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)に含まれるアクリル酸ブチルが82〜92重量%、アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステルが8〜18重量%である請求項1または2に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
  4. アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)に含まれる、アルキル基の炭素数が8〜12のアクリル酸アルキルエステルがアクリル酸2−エチルヘキシルである請求項1〜3のいずれかに記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
  5. グラフト共重合体(A)に含まれるアクリル系架橋ゴム重合体(a−1)が80〜95重量部、グラフト単量体成分(a−2)が20〜5重量部である請求項1〜4のいずれかに記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
  6. アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)が85〜92重量部、グラフト単量体成分(a−2)が8〜15重量部である請求項1〜5のいずれかに記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
  7. アクリル系架橋ゴム重合体(a−1)に含まれる多官能性単量体が0.4〜0.6重量%である請求項1〜6のいずれかに記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の組成物を成形して得られる成形体。
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