JP5210338B2 - 光通信線路監視システム及び光通信線路監視方法 - Google Patents

光通信線路監視システム及び光通信線路監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、光通信線路設備の保全のため光通信線路を監視する光通信線路監視システム及び光通信線路監視方法に関する。
近年、光アクセスサービスの増加と光サービスエリアの拡大に伴い、光設備量が増加しており、サービス品質確保の観点から、設備の予防保全がますます重要になっている。
メタルケーブルに比べて、光ケーブルは極めて優れた伝送特性を有しているが、光ファイバ接続部が長時間浸水すると、光損失の増加や機械的強度が低下し、故障の原因となることが知られている。光ファイバ接続部を保護するため、光ファイバ接続部は通常地下クロージャと呼ばれる筐体内に入れられているが、地下ケーブルの保守作業として定期的に地下クロージャ内への浸水の有無を監視する必要がある。
図1は従来の光通信線路監視システム201を説明する概念図である。光ケーブルの保守作業のために、光通信線路監視システム201は、光ケーブル(不図示)と平行に保守用心線の検査用光ファイバ11が配置され、地下クロージャ(13a〜13d)内に浸水を検知する検知モジュール15が設置されている構造である。さらに、この光通信線路監視システムは、検査用光ファイバ11の一端にOTDR(Optical Time Domain
Reflectometer)19を接続している。OTDR19は、例えば、光通信線路を監視する設備ビル10に設置されている。検知モジュール15は検査用光ファイバ11を挟み込む構造となっており、地下クロージャ(13a〜13d)内に水が入った場合、検知モジュール15内の膨張材17が水に反応して膨らむことで、検査用光ファイバ11に曲げ損失を与える。そこで、OTDR19を使って定期的に試験することにより、各地下クロージャ(13a〜13d)内への浸水の有無を監視している(例えば、非特許文献1を参照。)。
図1にOTDRの試験結果Aを示す。試験結果Aにおいて横軸は検査用光ファイバ11上のOTDR19からの距離であり、縦軸はOTDR19が受光した後方散乱光の光強度である。後方散乱光の光強度は光パルスが検査用光ファイバ11を進むにつれて低下する。例えば、地下クロージャ13cで浸水が発生し、検知モジュール15が検査用光ファイバ11に曲げを与えた場合、光パルスは曲げ損失により急激に減衰し、後方散乱光の光強度が低下する。このため、後方散乱光の光強度が低下した位置から浸水が発生した地下クロージャを推定することができる。
実際の光ケーブルの長さと検査用光ファイバ11の長さには、光ファイバの撚りによる差があり、また地下クロージャ内部に検査用光ファイバ11の心線の余長も存在している。このことから、OTDR19により測定した曲げ損失の発生箇所までの検査用光ファイバ11の長さ(測定距離)を基にして、浸水した地下クロージャを特定しても、上述のように実際のケーブルの長さと検査用光ファイバ11との距離に差があるため、実際に浸水した地下クロージャと異なる場合がある。そこで、図2の地下クロージャ13aのように検査用光ファイバ11に反射素子21を挿入し、反射素子21が検査光を反射する反射光の波形位置を基準点とし、その基準点からの距離で浸水した地下クロージャを特定する方法がある。
有居正仁、東裕司、榎本圭高、鈴木勝晶、荒木則幸、宇留野重則、渡邉常一 著、"拡大する光アクセス網を支える光媒体網運用技術"、NTT技術ジャーナル、vol.18、no.12、pp.58−61、Dec.2006 山根俊和,中澤賢一,榎本圭高,荒木則幸,藤本久,"光設備運用の高度化を図る所外光配線設備識別技術",NTT技術ジャーナル,vol.21,no.11,pp.42−45,Nov.2009.
しかし、図2のように反射素子21を挿入し、反射波形による基準点を設けた場合であっても、実際の光配線設備を考慮すると、以下のような測定が困難となる場合があった。
都市部などは光ファイバ接続部が密集しており、反射素子21を設置した地下クロージャ13aの、OTDR19から見て下流側に地下クロージャ13bが近接する場合がある。図3に示すように、浸水によって検知モジュール15が光ファイバを挟み込み、曲げ損失がかかることで後方散乱レベルが落ち込むが、地下クロージャ13aに設置された反射素子21からの反射波形の裾に隠れて、地下クロージャ13aと地下クロージャ13bのどちらで浸水しているか判断が困難になる。このため、実際の保守作業時においては、修理のために、誤って浸水していない地下クロージャをあけてしまい、作業の出戻りが発生する事がある。特にOTDRのパルス幅における距離分解能より接続部が近接している場合、たとえばパルス幅が500nsで接続部間隔が50m以下の場合、浸水箇所判別が困難である。パルス幅を細くして各々の接続部を測定することで、浸水箇所を特定することができるが、OTDRのダイナミックレンジが低下してしまい、遠方の接続部の測定が困難となるとともに、浸水箇所が複数の場合は検出することができなくなる。
また、反射素子21から一定の距離だけ離して他の地下クロージャを配置したとしても、図4に示すように、地下クロージャ13bと地下クロージャ13cとが近接する場合、光ファイバケーブルの接続余長による誤差のため浸水箇所の特定が困難である。このような場合にも、誤って浸水していない地下クロージャをあけてしまい、作業の出戻りが発生する事がある。
一方、図5に示すように、地下クロージャ全てに反射素子21を設置し、浸水箇所の特定精度を高める方法もある。しかし、この方法でも地下クロージャが近接している場合、それぞれの反射素子21からの反射波形が重なり、浸水箇所を特定することが困難であり、さらに反射素子21を地下クロージャの数だけ用意する必要があり、コストの増大を招くことになる。
このように、光ケーブルの光ファイバ接続部が密集しているような都市部では浸水等の環境変化が生じた光ファイバ接続部を特定することが困難という課題があった。
そこで、前記課題を解決するために、本発明は、光ケーブルの光ファイバ接続部が近接している場合であっても、環境変化が生じた光ファイバ接続部を特定できる光通信線路監視システム及び光通信線路監視方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光通信線路監視システムは、光ファイバ接続部が近接する場合、近接する光ファイバ接続部の検知モジュール間に反射素子を配置し、OTDRが検査時に取得した測定波形と正常時に取得したリファレンス波形とを比較することで環境変化が生じた光ファイバ接続部を特定することとした。
具体的には、本発明に係る光通信線路監視システムは、検査光を伝搬する検査用光ファイバと、前記検査用光ファイバの長手方向に順次設けられ、周囲の環境変化に応じて前記検査用光ファイバに歪を与えて前記検査用光ファイバが伝搬する前記検査光に損失を発生させる複数の検知モジュールと、所定長より狭い距離で隣接する前記検知モジュール間の前記検査用光ファイバに配置され、前記検査用光ファイバを伝搬する前記検査光を一部反射する反射素子と、距離分解能が前記所定長であり、前記検査用光ファイバの一端に前記検査光を入力し、前記検査用光ファイバの一端から出力される出力光を受光することで、前記出力光の距離に対する光レベルの光波形を取得し、事前に取得した前記光波形のリファレンス波形と現在の測定で取得した前記光波形の測定波形とを比較して環境変化を生じた箇所を特定するOTDRと、を備える。
また、本発明に係る光通信線路監視方法は、周囲の環境変化に応じて検査光に損失を発生させる複数の検知モジュールが長手方向に順次配置され、さらに、OTDRの距離分解能より狭い距離で隣接する前記検知モジュール間に前記検査光を一部反射する反射素子が配置された検査用光ファイバの一端に前記検査光を入力し、前記検査用光ファイバの前記一端から出力される出力光を受光することで、前記出力光の距離に対する光レベルの光波形を取得し、事前に取得した前記光波形のリファレンス波形と現在の測定で取得した前記光波形の測定波形とを比較して環境変化を生じた箇所を特定する。
本発明では、検知モジュール間に反射素子を配置したため、検知モジュール近傍の後方散乱光の波形は反射素子からの反射光の反射波形の裾に含まれることになる。しかし、測定波形とリファレンス波形と比較することで、検査用光ファイバに歪を与えている検知モジュールが反射素子のOTDR側かOTDRと反対側かを判断することができる。
従って、本発明は、光ケーブルの光ファイバ接続部が近接している場合であっても、環境変化が生じた光ファイバ接続部を特定できる光通信線路監視システム及び光通信線路監視方法を提供することができる。
本発明に係る光通信線路監視システムの前記OTDRは、前記リファレンス波形と前記測定波形との比較の際に、前記反射素子が前記検査光を反射した反射光の反射波形を含むピーク波形が前記測定波形に存在するか否かを判断するピーク波形確認を行い、前記ピーク波形確認において前記ピーク波形が存在する場合に、前記ピーク波形の光レベルを確認するピーク波形光レベル確認を行い、前記ピーク波形光レベル確認後、前記検査用光ファイバの一端から見て前記反射素子より遠方の前記測定波形の光レベルを確認する後方波形確認を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る光通信線路監視方法は、前記リファレンス波形と前記測定波形との比較の際に、前記反射素子が前記検査光を反射した反射光の反射波形を含むピーク波形が前記測定波形に存在するか否かを判断するピーク波形確認を行い、前記ピーク波形確認において前記ピーク波形が存在する場合に、前記ピーク波形の光レベルを確認するピーク波形光レベル確認を行い、前記ピーク波形光レベル確認後、前記検査用光ファイバの一端から見て前記反射素子より遠方の前記測定波形の光レベルを確認する後方波形確認を行うことを特徴とする。
測定波形とリファレンス波形と比較は、ピーク波形確認、ピーク波形光レベル確認及び後方波形確認を行う。これらの確認を行うことで、2つの光ファイバ接続部が近接していても、いずれの光ファイバ接続部で環境変化が生じたかを判断することができる。
本発明に係る光通信線路監視システムの前記OTDRは、前記ピーク波形確認において前記ピーク波形が存在する場合に、前記ピーク波形光レベル確認後、前記後方波形確認前に前記リファレンス波形と前記測定波形とについて前記ピーク波形の形状を比較する形状比較を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る光通信線路監視方法は、前記ピーク波形確認において前記ピーク波形が存在する場合に、前記ピーク波形光レベル確認後、前記後方波形確認前に前記リファレンス波形と前記測定波形とについて前記ピーク波形の形状を比較する形状比較を行うことを特徴とする。
測定波形とリファレンス波形と比較の際に、さらにピーク波形の形状も比較することで3つ以上の光ファイバ接続部が近接していても、いずれの光ファイバ接続部で環境変化が生じたかを判断することができる。
反射素子は、前記検査光を反射させる反射部分と前記反射部分の両端に接続される光ファイバ部で構成されるのが好ましい。また、検知モジュールの設置位置は、反射素子の光ファイバ部に設置するのが好ましい。これによって、反射素子の光ファイバ部のファイバパラメータを厳密に規定することで、検知モジュールが与える損失をコントロールすることができ、光ファイバ接続部で生じた環境変化をより正確に判断することができる。
本発明は、光ケーブルの光ファイバ接続部が近接している場合であっても、環境変化が生じた光ファイバ接続部を特定できる光通信線路監視システム及び光通信線路監視方法を提供することができる。このため、誤って浸水していない地下クロージャを開けることがなく、作業の手戻りが発生せず、浸水設備の解消工事を効率的に進めることができる。 また、反射素子を効率的に設置することで浸水箇所の特定精度高めることができるため、反射素子の設置数を必要最小限にすることができコストを抑制できる。また、本発明は、パルス幅を広げても浸水した地下クロージャを特定できるため、OTDRのダイナミックレンジを広げることができる。すなわち、本発明は、遠方の浸水した地下クロージャも特定可能であり、浸水した複数の地下クロージャも特定することができる。なお、検知モジュールの間に挟みこむように反射素子を設置しているので、検査用光ファイバのどちらの端からOTDRで測定しても、浸水した地下クロージャを特定することができる。
従来の光通信線路監視システムを説明する図である。 従来の光通信線路監視システムを説明する図である。 従来の光通信線路監視システムを説明する図である。 従来の光通信線路監視システムを説明する図である。 従来の光通信線路監視システムを説明する図である。 本発明に係る光通信線路監視システムを説明する図である。(a)はリファレンス、(b)はケース1、(c)はケース2、(d)はケース3の状態を説明する図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視方法を説明する図である。 本発明に係る光通信線路監視システムを説明する図である。(a)はリファレンス、(b)はケース1、(c)はケース2、(d)はケース3、(e)はケース4、(f)はケース5、(g)はケース6、(h)はケース7の状態を説明する図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視システムで取得したリファレンス波形と測定波形とを比較した図である。 本発明に係る光通信線路監視方法を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
本実施形態の光通信線路監視システム301は、検査光を伝搬する検査用光ファイバ11と、検査用光ファイバ11の長手方向に順次設けられ、周囲の環境変化に応じて検査用光ファイバ11に歪を与えて検査用光ファイバ11が伝搬する検査光に損失を発生させる複数の検知モジュール15と、所定長より狭い距離で隣接する検知モジュール15間の検査用光ファイバ11に配置され、検査用光ファイバ11を伝搬する検査光を一部反射する反射素子21と、距離分解能が前記所定長であり、検査用光ファイバ11の一端に検査光を入力し、検査用光ファイバ11の一端から出力される出力光を受光することで、前記出力光の距離に対する光レベルの光波形を取得し、事前に取得した前記光波形のリファレンス波形と現在の測定で取得した前記光波形の測定波形とを比較して環境変化を生じた箇所を特定するOTDR19と、を備える。
図6は、光通信線路監視システム301のうち光ファイバ接続部が近接する箇所を説明する図である。光ケーブル(不図示)に並行するように検査用光ファイバ11が配置されている。第1光ファイバ接続部は地下クロージャ13a内であり、第2光ファイバ接続部は地下クロージャ13b内である。地下クロージャ13aと地下クロージャ13bとの間は、OTDR19(不図示)の距離分解能より短い。
地下クロージャ13a及び地下クロージャ13bはそれぞれ検知モジュール15を有する。検知モジュール15は、地下クロージャ内の環境が変化した場合、例えば、浸水時に検査用光ファイバ11に歪を与える。実施形態1及び実施形態2においては、地下クロージャ内の環境変化の一例として浸水した場合を説明する。
反射素子21は、検知モジュール15の間の検査用光ファイバ11に配置される。反射素子21は、環境的に安定した地下クロージャ内に配置することが好ましい。反射素子21を環境的に安定した箇所に配置することで、反射素子の耐環境性能が緩和され、光通信線路監視システム301を安価に提供することができる。本実施形態では、反射素子21は地下クロージャ13a内の検知モジュール15のD2側に配置されているが、地下クロージャ13b内の検知モジュール15のD1側に配置してもよい。なお、本明細書では、D1側を上流側、D2側を下流側と記載することがある。
図6(a)は、地下クロージャ13a及び地下クロージャ13bに浸水がないリファレンス時の状態である。図6(b)は、地下クロージャ13aが浸水したケース、図6(c)は、地下クロージャ13bが浸水したケース、図6(d)は、地下クロージャ13a及び地下クロージャ13b共に浸水したケースのモデルである。
OTDR19は、検査用光ファイバ11のD1方向の先端又はD2方向の先端に接続される。本実施形態では検査用光ファイバ11のD1方向の先端にOTDR19が接続されているとして説明する。OTDR19は、現場作業で最も利用されるパルス幅500ns、現用光に影響を与えない波長1650nmの検査光を検査用光ファイバ11のD1側の先端に入力する。また、OTDR19は、検査用光ファイバ11の後方散乱光及び反射素子21が検査光を反射した反射光を出力光として、検査用光ファイバ11のD1側の先端から受光する。OTDR19は、前記出力光の距離に対する光レベルの光波形を取得する。
OTDR19は、事前に取得した前記光波形のリファレンス波形と現在の測定で取得した前記光波形の測定波形とを比較して環境変化を生じた箇所を特定する。具体的には、リファレンス波形と測定波形との比較の際に、OTDR19は、反射素子21が検査光を反射した反射光の反射波形を含むピーク波形が測定波形に存在するか否かを判断するピーク波形確認を行い、ピーク波形確認においてピーク波形が存在する場合に、ピーク波形の光レベルを確認するピーク波形光レベル確認を行い、ピーク波形光レベル確認後、反射素子21よりD2側の測定波形の光レベルを確認する後方波形確認を行う。
図7は、図6(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図6(b)のケース1時の測定波形とを比較した図である。ケース1の場合、ピーク波形の光レベルが低下する。この理由を図8で説明する。ピーク波形は、反射素子21からの反射光の反射波形、及び検知モジュール15が配置された箇所の検査用光ファイバ11からの後方散乱光の波形を含む。これは、検知モジュール15と反射素子21との距離がOTDR19の距離分解能より短く、それぞれの波形が重なるからである。
地下クロージャ13aに浸水が生じたとき、反射素子21の上流側の検知モジュール15は検査光に損失を与え、検査光の光レベルを低下させる。このため、地下クロージャ13aの検知モジュール15の下流側の後方散乱光の光レベルが低下するとともに、反射素子21からの反射光の光レベルも低下する。上述のようにピーク波形はそれぞれの波形が重なった波形であるため、図7のような測定波形となる。一方、ピーク波形に発生した損失(L1)以上の損失がD2側にないため、地下クロージャ13bは浸水していないと判断できる。
図9は、図6(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図6(c)のケース2の測定波形とを比較した図である。ケース2の場合、ピーク波形に変化がなく、ピーク波形のD2側の光レベルが低下する。これは、反射素子21のD2側で地下クロージャ13bの検知モジュール15が検査光に損失を与え、後方散乱光の光レベルを低下させているためである。前述のようにピーク波形はそれぞれの波形が重なった波形であるため、ケース2の場合、図9のような測定波形となる。
図10は、図6(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図6(d)のケース3の測定波形とを比較した図である。ケース3の場合、図7と同様にピーク波形の光レベルが損失L3だけ低下し、ピーク波形のD2側でさらに光レベルの低下(L4=La+Lb、La=L3)が発生する。これは、地下クロージャ13a及び地下クロージャ13bの双方の検知モジュール15が検査光に損失を与え、後方散乱光の光レベルを低下させているためである。前述のように、ピーク波形はそれぞれの波形が重なった波形であるため、ケース3の場合、図10のような測定波形が得られる。
図11及び図12は、図7、図9、図10に示した光波形以外のケースを説明する図である。図11及び図12に示すように、損失がOTDR19のダイナミックレンジを超えてしまうと、それ以降の特定は不可能である。図11は、ピーク波形がなくなり、地下クロージャ13aでの浸水が特定できるが、反射素子21よりD2側の浸水箇所は確認できない。図12は、ピーク波形に変化がなくD2側に損失があり、地下クロージャ13bでの浸水が特定できるが、地下クロージャ13bよりD2側の浸水箇所は確認できない。
図13は、2つの地下クロージャが近接していた場合の地下クロージャの環境変化判断を説明するチャートである。ここで、チャート内の「ピーク波形の有無」が「無」とは、図11のように、ピーク波形が確認できない場合をいう。ピーク波形を少しでも確認できる場合は「有」とする。
OTDR19は、リファレンス波形と測定波形との比較の際に、ピーク波形が測定波形に存在するか否かを判断するピーク波形確認を行い、ピーク波形が存在する場合に、前記ピーク波形の光レベルを確認するピーク波形光レベル確認を行い、検査用光ファイバの一端から見て反射素子21より遠方の測定波形の光レベルを確認する後方波形確認を行う。
まず、ステップS01でピーク波形確認を行う。ピーク波形がない場合、判定R01となり、図11で説明したように地下クロージャ13aの環境が変化したことを確認できるが、地下クロージャ13aの下流の地下クロージャの環境を判断することはできない。
ステップS01でピーク波形がある場合は、ステップS02のピーク波形光レベル確認でピーク波形に損失が発生しているか否かを判断する。ピーク波形に損失がない場合、ステップS05の後方波形確認でピーク波形の下流側での損失が発生しているか否かを判断する。この損失が無い場合、判定R02となり、地下クロージャ13a及び地下クロージャ13b共に環境変化はないと判断できる。
ステップS05でピーク波形の下流側での損失が発生している場合、判定R03となり、図9、図12で説明したように地下クロージャ13bの環境が変化したことを確認できる。
ステップS02でピーク波形に損失が発生している場合、ステップS06の後方波形確認でピーク波形の下流側での損失量を確認する。この損失量がピーク波形の損失量以上であれば、判定R04となり、図10で説明したように地下クロージャ13a及び地下クロージャ13bともに環境変化が生じていることを確認できる。
ステップS06でピーク波形の下流側での損失量がピーク波形の損失量と等しい場合、判定R05となり、図7で説明したように地下クロージャ13aのみ環境が変化したと判断できる。
以上のように、ピーク波形の変化とその下流の波形に現れる変化を、図13のチャートで確認することで、光ファイバ接続部が近接していても環境変化を生じた光ファイバ接続部を特定することが可能となる。また、環境変化と検査用光ファイバの断線とを区別するには、曲げに強い1550nmもしくは1310nmの波長を用いて測定し判別できる。
(第2実施形態)
本実施形態の光通信線路監視システム302と第1実施形態の光通信線路監視システム301との違いは、近接する地下クロージャの数である。図14は、光通信線路監視システム302のうち光ファイバ接続部が近接する箇所を説明する図である。光ケーブル(不図示)に並行するように検査用光ファイバ11が配置されている。第1光ファイバ接続部は地下クロージャ13a内、第2光ファイバ接続部は地下クロージャ13b内、第3光ファイバ接続部は地下クロージャ13c内である。地下クロージャ13aから地下クロージャ13cまでの間は、OTDR19(不図示)の距離分解能より短い。
反射素子21は、地下クロージャ(13a〜13c)が有する検知モジュール15間に配置される。本実施形態では、反射素子21は、地下クロージャ13a内の検知モジュール15のD2側、及び地下クロージャ13b内の検知モジュール15のD2側に配置されているが、地下クロージャ13b内の検知モジュール15のD1側、及び地下クロージャ13c内の検知モジュール15のD1側に配置されていてもよい。
図14(a)は、地下クロージャ(13a〜13c)に浸水がないリファレンス時の状態である。各地下クロージャに浸水が生じたケースを図14(b)から図14(h)に示す。
OTDR19は、実施形態1と同様に、リファレンス波形と測定波形とを比較することで環境変化を生じた箇所を特定する。本実施形態の場合、ピーク波形光レベル確認後、後方波形確認前にリファレンス波形と測定波形とについてピーク波形の形状を比較する形状比較をさらに行う。
図15は、図14(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図14(b)のケース1の測定波形とを比較した図である。ケース1の場合、ピーク波形の光レベルが低くなる。この理由は、図8の説明と同様である。すなわち、地下クロージャ13aに浸水が生じたとき、反射素子21−1の上流側で検知モジュール15が検査光に損失を与え、検査光の光レベルを低下させる。このため、地下クロージャ13aの検知モジュール15の下流側の後方散乱光の光レベルが低下するとともに、反射素子21−1からの反射光の光レベルも低下する。ピーク波形はそれぞれの波形が重なった波形であるため、図15のような測定波形となる。
図16及び図18は、それぞれ図14(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図14(c)のケース2の測定波形とを比較した図、及び図14(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図14(d)のケース3時の測定波形とを比較した図である。地下クロージャ13bが浸水した場合、図16、図18に示すように、ピーク波形の右半分が欠ける。この理由を図17及び図19を用いて説明する。第2光ファイバ接続部が浸水した場合、地下クロージャ13bの検知モジュール15は検査光に損失を与え、後方散乱光の光レベルを低下させる。このため、その下流の反射素子21−2からの反射光の光レベルも低下する。一方、第1光ファイバ接続部は浸水していないので、地下クロージャ13aの反射素子21−1からの反射光の光レベルは低下しない。ピーク波形はそれぞれの波形が重なった波形であるため、ケース2及びケース3の場合、図17及び図19の実線で示すような波形となる。実際の測定波形では、それぞれ図16及び図18のような波形となる。なお、ピーク波形の下流の測定波形のレベルにより第3光ファイバ接続部の浸水の有無を判断する。
図20は、図14(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図14(e)のケース4の測定波形とを比較した図である。地下クロージャ13cが浸水した場合、図20に示すように、ピーク波形に変化はなく、ピーク波形のD2側の光レベルが低下する。この理由は、次の通りである。地下クロージャ13cの検知モジュール15は検査光に損失を与え、後方散乱光の光レベルを低下させる。一方、地下クロージャ13a及び地下クロージャ13bには浸水がないため、反射素子21−1及び反射素子21−2からの反射光の光レベルは低下しない。前述のように、ピーク波形はそれぞれの波形が重なった波形であるため、ケース4の場合、図20のような測定波形が得られる。
図21及び図22は、それぞれ図14(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図14(f)のケース5の測定波形とを比較した図、及び図14(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図14(g)のケース6の測定波形とを比較した図である。地下クロージャ13a及び地下クロージャ13bの両方が浸水した場合、ピーク波形の光レベルが低くなり、かつその形状の右半分が欠ける。
ピーク波形が低くなる理由は、図15と同様で、反射素子21−1のD1側で検知モジュール15が検査光に損失を与えるためである。またピーク波形が欠ける理由は、図16、図18と同様で、反射素子21−1と反射素子21−2間の検知モジュール15が検査光に損失を与えるためである。ピーク波形はそれぞれの波形が重なった波形であるため、図21及び図22のような測定波形となる。なお、ピーク波形の下流の測定波形のレベルにより第3光ファイバ接続部の浸水の有無を判断する。
図23は、図14(a)のリファレンス時のリファレンス波形と図14(h)のケース7の測定波形とを比較した図である。地下クロージャ13a及び地下クロージャ13cの両方が浸水した場合、ピーク波形の光レベルが低くなり、その下流の波形の光レベルはさらに低下する。この理由は、次の通りである。地下クロージャ13aの検知モジュール15が検査光に損失L5を与え、反射素子21−1及び反射素子21−2の反射光の光レベルを低下させる。さらに、地下クロージャ13cの検知モジュール15が検査光に損失Ldを与え、後方散乱光の光レベルを低下させる。ピーク波形はそれぞれの波形が重なった波形であるため、図23のような測定波形となる。
図24は、3つの地下クロージャが近接していた場合の地下クロージャの環境変化判断を説明するチャートである。「有」「無」の意味は図13と同様である。
まず、ステップS11でピーク波形確認を行う。ピーク波形がない場合、判定R11となり、地下クロージャ13aの環境が変化したことを確認できる。ただし、図11で説明したように損失がOTDR19のダイナミックレンジを超えてしまうため、地下クロージャ13aの下流の地下クロージャの環境を判断することはできない。
ステップS11でピーク波形がある場合は、ステップS12のピーク波形光レベル確認でピーク波形に損失が発生しているか否かを判断する。ピーク波形に損失がない場合、ステップS13の形状比較でピーク波形に欠けが存在するか否かを判断する。ピーク波形に欠けがある場合、判定R12となり、図16及び図18で説明したように地下クロージャ13bの環境が変化したと判断できる。また、後段の地下クロージャ13cの環境変化については、ピーク波形の下流の測定波形のレベルより判断する。
ステップS13でピーク波形に欠けがない場合、ステップS15の後方波形確認でピーク波形の下流側での損失が発生しているか否かを判断する。この損失が発生している場合、判定R13となり、図20で説明したように地下クロージャ13cの環境が変化したことを確認できる。
ステップS15でピーク波形の下流側での損失が無い場合、判定R14となり、地下クロージャ13aから地下クロージャ13cまでに環境変化はないと判断できる。
ステップS12でピーク波形に損失が発生している場合、ステップS14の形状比較でピーク波形に欠けが存在するか否かを判断する。ピーク波形に欠けがある場合、判定R15となり、図21及び図22で説明したように地下クロージャ13a及び地下クロージャ13bに環境変化が生じていると判断できる。また、地下クロージャ13cの環境変化については、ピーク波形の下流の測定波形のレベルより判断する。
ステップS14でピーク波形に欠けがない場合、ステップS16の後方波形確認でピーク波形の下流側での損失量を確認する。この損失量が反射波形の損失量以上であれば、判定R16となり、図23で説明したように地下クロージャ13a及び地下クロージャ13cともに環境変化が生じていることを確認できる。
ステップS16でピーク波形の下流側での損失量が反射波形の損失量と等しい場合、判定R17となり、図15で説明したように地下クロージャ13aのみ環境が変化したと判断できる。
以上のように、ピーク波形とその下流の波形に現れる変化を、図24に示すフローチャートにより確認することで、近接した地下接続部の浸水箇所の特定を行うことが可能となる。また、実施形態1で説明した波長の検査光を使用することで、環境変化と検査用光ファイバの断線とを区別することができる。
本実施形態は地下クロージャへの浸水を検知する光通信線路監視システムであるが、この実施形態に限定されず、本発明は光ファイバを利用して監視点における環境変化を検知するシステムに適用することができる。例えば、本発明は、検知モジュールの代替として測定点の変位を計測する検知モジュールとすれば、建物や地殻の変位を計測する変位計にも適用できる。
10:設備ビル
11:検査用光ファイバ
13a、13b、13c、13d:地下クロージャ
15:検知モジュール
17:膨張材
19:OTDR
21、21−1、21−2:反射素子
201〜205、301、302:光通信線路監視システム
A:OTDRの試験結果

Claims (7)

  1. 検査光を伝搬する検査用光ファイバと、
    前記検査用光ファイバの長手方向に順次設けられ、周囲の環境変化に応じて前記検査用光ファイバに歪を与えて前記検査用光ファイバが伝搬する前記検査光に損失を発生させる複数の検知モジュールと、
    所定長より狭い距離で隣接する前記検知モジュール間の前記検査用光ファイバに配置され、前記検査用光ファイバを伝搬する前記検査光を一部反射する反射素子と、
    距離分解能が前記所定長であり、前記検査用光ファイバの一端に前記検査光を入力し、前記検査用光ファイバの一端から出力される出力光を受光することで、前記出力光の距離に対する光レベルの光波形を取得し、事前に取得した前記光波形のリファレンス波形と現在の測定で取得した前記光波形の測定波形とを比較して環境変化を生じた箇所を特定するOTDRと、
    を備える光通信線路監視システム。
  2. 前記OTDRは、
    前記リファレンス波形と前記測定波形との比較の際に、
    前記反射素子が前記検査光を反射した反射光の反射波形を含むピーク波形が前記測定波形に存在するか否かを判断するピーク波形確認を行い、
    前記ピーク波形確認において前記ピーク波形が存在する場合に、前記ピーク波形の光レベルを確認するピーク波形光レベル確認を行い、
    前記ピーク波形光レベル確認後、前記検査用光ファイバの一端から見て前記反射素子より遠方の前記測定波形の光レベルを確認する後方波形確認を行うことを特徴とする請求項1に記載の光通信線路監視システム。
  3. 前記OTDRは、
    前記ピーク波形確認において前記ピーク波形が存在する場合に、前記ピーク波形光レベル確認後、前記後方波形確認前に前記リファレンス波形と前記測定波形とについて前記ピーク波形の形状を比較する形状比較を行うことを特徴とする請求項2に記載の光通信線路監視システム。
  4. 前記反射素子は、
    前記検査光を反射させる反射部と前記反射部分の両端に接続される光ファイバ部からなり、
    前記検知モジュールは、
    前記所定長より狭い距離で隣接する場合に、前記反射素子の前記光ファイバ部に設置されることを特徴とする請求項1から3に記載の光通信線路監視システム。
  5. 周囲の環境変化に応じて検査光に損失を発生させる複数の検知モジュールが長手方向に順次配置され、さらに、OTDRの距離分解能より狭い距離で隣接する前記検知モジュール間に前記検査光を一部反射する反射素子が配置された検査用光ファイバの一端に前記検査光を入力し、前記検査用光ファイバの前記一端から出力される出力光を受光することで、前記出力光の距離に対する光レベルの光波形を取得し、事前に取得した前記光波形のリファレンス波形と現在の測定で取得した前記光波形の測定波形とを比較して環境変化を生じた箇所を特定する光通信線路監視方法。
  6. 前記リファレンス波形と前記測定波形との比較の際に、
    前記反射素子が前記検査光を反射した反射光の反射波形を含むピーク波形が前記測定波形に存在するか否かを判断するピーク波形確認を行い、
    前記ピーク波形確認において前記ピーク波形が存在する場合に、前記ピーク波形の光レベルを確認するピーク波形光レベル確認を行い、
    前記ピーク波形光レベル確認後、前記検査用光ファイバの一端から見て前記反射素子より遠方の前記測定波形の光レベルを確認する後方波形確認を行うことを特徴とする請求項5に記載の光通信線路監視方法。
  7. 前記ピーク波形確認において前記ピーク波形が存在する場合に、前記ピーク波形光レベル確認後、前記後方波形確認前に前記リファレンス波形と前記測定波形とについて前記ピーク波形の形状を比較する形状比較を行うことを特徴とする請求項6に記載の光通信線路監視方法。
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