JP5208067B2 - ハイブリッド建設機械の制御装置 - Google Patents
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Description
上記特願2008−143410号にかかわる発明(以下「従来の建設機械」という)は、アクチュエータを制御する操作弁をすべて中立位置に保っているとき、すなわち各アクチュエータが非作動状態にあるとき、その中立流路の最下流に設けた絞りの上流側の圧力でレギュレータを制御し、可変容量型ポンプの傾転角を最小にして、その一回転当たりの押し除け容積を最少に保つ。
そして、上記従来の建設機械は、押し除け容積を最少に保った可変吐出量型ポンプの吐出量を回生エネルギーとして利用し、バッテリーをチャージするようにしている。
また、上記のように可変容量型ポンプの傾転角を自由に制御できるので、可変容量型ポンプの吐出量を大きくするためにエンジン回転数を上げたりしなくてもよくなり、その分、エネルギーロスも少なくなる。
上記中立流路7であって、左走行モータ用の操作弁6の下流にはパイロット圧を生成するためのパイロット圧制御用の絞り9を設けている。この絞り9はそこを流れる流量が多ければ、その上流側に高いパイロット圧を生成し、その流量が少なければ低いパイロット圧を生成するものである。
ただし、操作弁2〜6の操作量によっては、ポンプ吐出量の一部がアクチュエータに導かれ、一部が中立流路7からタンクに導かれることになるので、絞り9は、中立流路7に流れる流量に応じたパイロット圧を生成する。言い換えると、絞り9は、操作弁2〜6の操作量に応じたパイロット圧を生成することになる。
上記レギュレータ12は、パイロット流路10のパイロット圧と逆比例して第1可変容量型ポンプMP1の傾転角を制御し、その1回転当たりの押し除け量を制御する。したがって、操作弁2〜6をフルストロークして中立流路7の流れがなくなり、パイロット圧がゼロになれば、第1可変容量型ポンプMP1の傾転角が最大になり、その1回転当たりの押し除け量が最大になる。
また、上記電磁可変減圧弁13のソレノイドもコントローラCに接続し、当該減圧弁13の二次圧をコントローラCで制御できるようにしている。
上記中立流路23であって、操作弁22の下流側にはパイロット圧制御用の絞り25を設けているが、この絞り25は、第1回路系統の絞り9と全く同様に機能するものである。
上記レギュレータ28は、パイロット流路26のパイロット圧と逆比例して第2可変容量型ポンプMP2の傾転角を制御し、その1回転当たりの押し除け量を制御する。したがって、操作弁19〜22をフルストロークして中立流路23の流れがなくなり、パイロット圧がゼロになれば、第2可変容量型ポンプMP2の傾転角が最大になり、その1回転当たりの押し除け量が最大になる。
また、上記電磁切換弁27のソレノイドはコントローラCに接続して、それらの切り換え動作をコントローラCが制御できるようにしている。
いずれにしても、操作弁2〜6および19〜22が中立位置にあるかどうかの電気信号はコントローラCに入力されるようにしている。
上記のようにした発電用油圧モータMは、可変容量型であって、その傾転角を、コントローラCに接続したレギュレータ35で制御できるようにしている。
したがって、第1,2可変容量型ポンプMP1,MP2は、操作弁の操作量に応じた要求流量に見合った流量を吐出することになる。
したがって、発電用油圧モータMが回転して発電機32を回転させるので、発電機32が発電機能を発揮するとともに、その発電された電力はインバータ33を介してバッテリー34に充電される。
発電用油圧モータMとアシストポンプAPとを一方向に回転させるとともに、アシストポンプAPは発電機32を駆動源にして回転するので、発電機32を駆動電動モータとしても活用でき、発電用油圧モータMで直接アシストポンプAPを駆動する分だけ、駆動電動モータの駆動力が少なくて済み、効率的な構成となる。
コントローラCは、上記中立位置検出手段の信号に基づいて各アクチュエータの作動状態を読み込む(ステップS1)。そして、コントローラCは、すべての操作弁2〜6、19〜22が中立位置にあるか否かを判定し(ステップS2)、いずれかの操作弁が中立位置以外の切り換え位置にあるときには、操作弁に接続されたアクチュエータが作業中であると判断してステップS3に移行する。
バッテリー34がフル充電近傍の状態にあれば、コントローラCは、ステップS10,S11に移行して、電磁切換弁11,27および第1,2電磁制御弁15,16のソレノイドを非励磁にし、それら各弁を図示のノーマル位置に保つとともにステップS1に戻る。
したがって、レギュレータ12,28は、絞り9,25の上流に発生するパイロット圧によって、可変容量型ポンプMP1,MP2の吐出量を最少すなわちスタンバイ流量に保つとともに、そのスタンバイ流量は絞り9,25を介してタンクTに戻される。
そして、エンジン回転数が高速の場合に、コントローラCは、ステップS15に移行し、電磁可変減圧弁13を制御してその二次圧を、第1,2可変容量型ポンプMP1,MP2の一回転当たりの押し除け量が最小近傍になるように設定する。
なお、上記充電量の多少を判定する基準は、コントローラCにあらかじめ記憶されているものである。
そして、コントローラCは、ステップS19に移行して、電磁可変減圧弁13の励磁電流を制御するが、この励磁電流に応じて電磁可変減圧弁13の二次圧が制御されるとともに、この制御された二次圧がレギュレータ12,28に作用する。したがって、第1,2可変容量型ポンプMP1,MP2の吐出量は、上記必要充電量を充電するのに必要な吐出量を確保することになる。
また、上記のように第1,2可変容量型ポンプMP1,MP2の傾転角を自由に制御できるので、当該可変容量型ポンプの吐出量を大きくするためにエンジン回転数を上げたりしなくてもよくなり、その分、エネルギーロスも少なくなる。
2〜6 操作弁
7 中立流路
9 絞り
10 パイロット流路
11 電磁切換弁
12 レギュレータ
13 電磁可変減圧弁
14 メイン切換弁
15 第1電磁制御弁
16 第2電磁制御弁
PP パイロット油圧源
19〜22 操作弁
23 中立流路
25 絞り
T タンク
26 パイロット流路
27 電磁切換弁
28 レギュレータ
29 メイン切換弁
M 発電用油圧モータ
32 発電機
Claims (3)
- 可変容量型ポンプと、この可変容量型ポンプに接続するとともに複数の操作弁を設けてなる回路系統と、この回路系統に設けた操作弁のすべてが中立位置を保っているとき可変容量型ポンプの吐出油をタンクに導く中立流路と、最下流に位置する操作弁のさらに下流側における上記中立流路に設けたパイロット圧発生用の絞りと、上記最下流の操作弁とパイロット圧発生用の絞りとの間に発生する圧力を導くパイロット流路と、このパイロット流路に接続するとともに可変容量型ポンプの傾転角を制御するレギュレータとを備えた建設機械の制御装置において、上記各操作弁が中立位置にあることを検出する中立位置検出手段と、上記可変容量型ポンプとは別のパイロット圧力源に接続した電磁可変減圧弁と、通常制御位置と回生エネルギー制御位置とに切り換え可能であって、通常制御位置ではパイロット流路とレギュレータとを接続し、回生エネルギー制御位置では電磁可変減圧弁とレギュレータとを接続する電磁切換弁と、発電機に連係した発電用油圧モータと、上記可変容量型ポンプをアシストするアシストポンプと、上記可変容量型ポンプと最上流の上記操作弁と間に接続した3位置切換弁であって、その第1位置で可変容量型ポンプを上記回路系統に接続し、第2位置で可変容量型ポンプを発電用油圧モータに接続し、第3位置でアシストポンプを可変容量型ポンプとの合流点に接続するメイン切換弁と、このメイン切換弁のパイロット室にパイロット圧を導くとともに、このパイロット圧でメイン切換弁を切り換える電磁パイロット制御弁と、上記中立位置検出手段、上記電磁可変減圧弁、電磁切換弁および電磁パイロット制御弁を制御するコントローラとを備え、コントローラは、中立位置検出手段から中立信号が入力したとき、電磁パイロット制御弁を制御してパイロット圧力源とメイン切換弁のパイロット室とを接続してメイン切換弁を第2位置に切り換え、メイン切換弁を介して可変容量型ポンプと発電用油圧モータとを接続するとともに、電磁切換弁を回生エネルギー制御位置に保持して、電磁可変減圧弁をレギュレータに接続し、電磁可変減圧弁を制御してレギュレータに作用させる圧力を制御する一方、アシストポンプを駆動させるための駆動信号が入力したとき、電磁パイロット制御弁を制御して上記メイン切換弁を第3位置に切り換える構成にしたハイブリッド建設機械の制御装置。
- コントローラは、電磁可変減圧弁の二次側の圧力であるレギュレータに作用する圧力を、可変容量型ポンプの最少傾転角を維持する圧力から、最大傾転角を維持する圧力範囲まで制御可能にした請求項1記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
- 上記発電用油圧モータとアシストポンプとを連係して回転させる構成にするとともに、発電用油圧モータに連係した発電機を駆動モータとして上記アシストポンプを回転させる構成にした請求項1または2記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
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