JP5206258B2 - 電流測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池の内部を流れる電流を測定する電流測定装置に関する。
従来、特許文献1に、電気エネルギを出力する複数のセルを積層配置して構成された燃料電池に適用されて、この燃料電池の内部を流れる電流を測定する電流測定装置が開示されている。この特許文献1の電流測定装置は、隣合うセルのうち一方のセルに電気的に接触する第1電極、他方のセルに電気的に接触する第2電極、および、第1電極と第2電極とを電気的に接続する板状の抵抗体を有して構成された複数の電流測定部を備えている。
そして、電流測定部の第1電極と抵抗体とを接続する第1接続部および抵抗体と第2電極とを接続する第2接続部間の電位差を電流測定用電圧センサで検出し、検出された電位差を抵抗体の電気抵抗値で除することによって、燃料電池の内部を流れる電流を測定している。
特開2007−280643
ところで、特許文献1の電流測定装置では、抵抗体の電気抵抗値が予め定められた値であることから、第1接続部と第2接続部との間の抵抗体の電気抵抗値を既知の値として燃料電池の内部を流れる電流を測定している。
しかしながら、実際に特許文献1の電流測定装置の各電流測定部における第1接続部と第2接続部との間の電気抵抗値を測定してみると、各電流測定部で異なる電気抵抗値となることがあり、この場合には電流測定装置で測定する電流の測定精度が悪化するという問題があった。
そこで、本発明者らは、その原因について調査した。この調査によれば、第1接続部と第2接続部間の電気抵抗には、抵抗体の電気抵抗の他に第1、第2接続部自体の電気抵抗が含まれ、電流測定部に設けられた第1接続部および第2接続部自体の電気抵抗にバラツキがあることが原因であると判明した。
その理由は、特許文献1では、第1接続部および第2接続部をそれぞれメッキで導通したスルーホールで構成しており、各スルーホールのメッキの厚さを均一に管理することが難しく、各スルーホールのメッキの厚さにバラツキが生ずることがあるからである。つまり、電流測定部における各スルーホールのメッキの厚さのバラツキによって、電流測定部の電気抵抗にバラツキが生じ、電流測定用電圧センサで検出する第1接続部と抵抗体および第2接続部と抵抗体間の電位差の測定誤差が大きくなるからである。
また、第1接続部と第2接続部間の電位を取り出すための配線パターンの位置が各電流測定部において異なる場合には、電流が通過するスルーホールの長さが各電流測定部で異なるため、各電流測定部における電流抵抗値のバラツキが大きくなり、電流測定用電圧センサの測定誤差がさらに大きくなることも分かった。
本発明は、上記点に鑑み、板状の抵抗体を有して構成された電流測定部を備える電流測定装置において、電流測定精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、酸化剤ガスと燃料ガスとを電気化学反応させて電気エネルギを出力する複数のセル(10a)を積層配置して構成された燃料電池(10)に適用され、燃料電池(10)の内部を流れる電流を測定する電流測定装置であって、隣合うセル(10a)間に配置されて、隣合うセル(10a)のうち一方のセルに電気的に接触する第1電極(111)、隣合うセル(10a)のうち他方のセルに電気的に接触する第2電極(141)、および第1電極(111)と第2電極(141)とを電気的に接続するとともに予め定めた電気抵抗値を有する板状の抵抗体(131)を含んで構成された1つ以上の電流測定部(101)と、抵抗体(131)の2点間の電位差を検出する電位差検出手段(102)と、抵抗体(131)の2点間の抵抗値と電位差検出手段(102)によって検出された検出電位差とを用いて、セル(10a)を流れる電流値を検出する電流値検出手段(51)とを備え、抵抗体(131)は、第1接続部を介して第1電極(111)に電気的に接続されるとともに、第2接続部を介して第2電極(141)に電気的に接続され、電位差検出手段(102)は、抵抗体(131)の電流流れ最上流側の電位と同電位となる部位と、抵抗体(131)の電流流れ最下流側の電位と同電位となる部位との2点間の電位差を検出するように構成されていることを特徴とする。
これによれば、電位差検出手段(102)で検出する抵抗体(131)の2点間は、第1、第2接続部が有する電気抵抗を含まない構成とすることができるため、第1、第2接続部における電気抵抗のバラツキによって生ずる電位差検出手段(102)の検出電位差の測定誤差を抑制することができる。従って、電流測定装置(100)の測定精度を向上させることができる。
さらに、請求項1に記載の発明では、第1電極(111)は、第1プリント基板(110)に配置され、第2電極(141)は、第2プリント基板(140)に配置され、第1プリント基板(110)および第2プリント基板(140)は、少なくとも抵抗体(131)を挟み込んだ状態で、積層基板として一体に結合され、第1接続部および第2接続部は、1つ以上の第1スルーホール(101a)および1つ以上の第2スルーホール(101b)で構成されており、第1電極(111)には、第2スルーホール(101b)との間に逃がし部(113)が設けられ、第2電極(141)には、第1スルーホール(101a)との間に逃がし部(142)が設けられ、電位差検出手段(102)は、第1スルーホール(101a)における第2電極(141)と抵抗体(131)との間の第1検出部と、第2スルーホール(101b)における第1電極(111)と抵抗体(131)との間の第2検出部の電位差を検出するように構成されていることを特徴とする。
このように、電位差検出手段(102)によって抵抗体(131)における電位差を検出する2点間を、電流が流れない第1、第2検出部とすることで、電位差検出手段(102)では、第1、第2スルーホール(101a、101b)が有する電気抵抗の影響を受けずに電位差を検出することができる。
つまり、第1スルーホール(101a)における第2電極(141)と抵抗体(131)との間の電位(第1検出部における電位)は、抵抗体(131)の電流流れ最上流側の電位と同電位となり、第2スルーホール(101b)における第1電極(111)と抵抗体(131)との間の電位(第2検出部における電位)は、抵抗体(131)の電流流れ最下流側の電位と同電位とすることができる。
ところで、従来の電流測定装置では、電流測定部における電位差を取り出すための配線パターンを一枚のプリント基板に設ける構成であり、短絡等を避けるために配線パターンが複雑なパターンとなっていた。
そこで、請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、第1プリント基板(110)および第2プリント基板(140)の間には、第2検出部を電位差検出手段(102)へ接続するための第1接続端子(123)が設けられた第1端子用プリント基板(120)、および第1検出部を電位差検出手段(102)へ接続するための第2接続端子(133)が設けられた第2端子用プリント基板(130)が配置され、第1端子用プリント基板(120)には、第2検出部を第1接続端子(123)に接続するための配線パターンが設けられ、第2端子用プリント基板(130)には、第1検出部を第2接続端子(133)に接続するための配線パターンが設けられ、第1端子用プリント基板(120)と第2端子用プリント基板(130)との間には、抵抗体(131)が配置されていることを特徴とする。
このように、第1接続端子(123)と第2接続端子(133)に接続される配線パターンをそれぞれ異なるプリント基板に設けることで、配線パターン同士の短絡等を回避することができ、第1、第2端子用プリント基板(120、130)に設けられた配線パターンが複雑なパターンとなることを抑制することができる。
また、従来の電流測定装置では、電流測定部における電位差検出手段に接続される接続端子部のセルの積層方向からみた面積が大きくなるため、接続端子部のために余分なスペースを確保する必要があった。
そこで、請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、同一の隣合うセル(10a)間には、複数の電流測定部(101)が配置され、第1端子用プリント基板(120)の第1接続端子(123)、および第2端子用プリント基板(130)の第2接続端子(133)は、積層基板の積層方向に直列に配置されていることを特徴とする。
これによれば、第1、第2接続端子部(123、133)におけるセル(10a)の積層方向から見た面積を小さくすることができるため、第1、第2接続端子部(123、133)をセル(10a)の積層方向から見た大きさに制約がある場合に対応することが可能となる。
また、請求項に記載の発明のように、請求項またはに記載の発明において、第1端子用プリント基板(120)を、第1プリント基板(110)と抵抗体(131)との間に配置し、第2端子用プリント基板(130)を、第2プリント基板(140)と抵抗体(131)との間に配置することができる。
また、請求項に記載の発明のように、請求項ないしのいずれか1つに記載の発明において、第1端子用プリント基板(120)および第2端子用プリント基板(130)をそれぞれ複数設ける構成としてもよい。
また、請求項に記載の発明のように、請求項ないしのいずれか1つに記載の発明において、第1スルーホール(101a)および第2スルーホール(101b)を、それぞれ複数設ける構成としてもよい。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図6に基づいて説明する。図1は、本実施形態の電流測定装置100を適用した燃料電池システムの全体構成図である。この燃料電池システムは、電気自動車の一種である、いわゆる燃料電池車両に適用されており、車両走行用電動モータ等の電気負荷に電力を供給するものである。
まず、燃料電池システムは、図1に示すように、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生する燃料電池10を備えている。燃料電池10は、図示しない車両走行用電動モータ、二次電池、車両用各種補機類等の電気負荷に供給される電気エネルギを出力するもので、本実施形態では、固体高分子電解質型燃料電池を採用している。
より具体的には、燃料電池10は、基本単位となる燃料電池セル10a(以下、単にセル10aと記載する。)が複数個、電気的に直列に接続されて構成されたものである。各セル10aでは、以下に示すように、水素と酸素とを電気化学反応させて、電気エネルギを出力する。
(負極側)H2→2H++2e−
(正極側)2H++1/2O2+2e−→H2O
さらに、燃料電池10から出力される電気エネルギは、燃料電池10全体として出力される電圧を検出する電圧センサ11、および、燃料電池10全体として出力される電流を検出する電流センサ12によって計測される。なお、電圧センサ11および電流センサ12の検出信号は、後述する制御装置50に入力されている。
また、燃料電池10の空気極(正極)側には、酸化剤ガスである空気(酸素)を燃料電池10に供給するための空気供給配管20a、並びに、燃料電池10にて電気化学反応を終えた余剰空気および空気極で生成された生成水を燃料電池10から外気へ排出するための空気排出配管20bが接続されている。
空気供給配管20aの最上流部には、大気中から吸入した空気を燃料電池10に圧送するための空気ポンプ21が設けられ、空気排出配管20bには、燃料電池10内の空気の圧力を調整するための空気調圧弁23が設けられている。
さらに、空気供給配管20aおよび空気排出配管20bには、空気調圧弁23から流出した空気の有する湿度(水蒸気)を空気ポンプ21から圧送された空気へ移動させるための加湿器22が設けられている。この加湿器22は、複数本の中空糸にて構成されており、燃料電池10へ供給される空気を加湿する機能を果たす。
燃料電池10の水素極(負極)側には、燃料ガスである水素を燃料電池10に供給するための水素供給配管30a、水素極側に溜まった生成水を微量な水素とともに燃料電池10から外気へ排出するための水素排出配管30bが接続されている。さらに、水素供給配管30aおよび水素排出配管30bは、水素循環配管30cを介して接続されている。
水素供給配管30aの最上流部には、高圧水素が充填された高圧水素タンク31が設けられ、水素供給配管30aにおける高圧水素タンク31と燃料電池10との間には、燃料電池10に供給される水素の圧力を調整する水素調圧弁32が設けられている。
水素排出配管30bには、生成水を微量な水素とともに外気へ排出するために所定の時間間隔で開閉する電磁弁34が設けられている。なお、上述の電気化学反応では、水素極側において生成水は発生しないものの、水素極側には、酸素極側から各セル10aの電解質膜を透過した生成水が溜まるおそれがある。そこで、本実施形態では、水素排出配管30bおよび電磁弁34を設けている。
水素循環配管30cは、水素供給配管30aの水素調圧弁32下流側と水素排出配管30bの電磁弁34上流側とを接続するように設けられている。これにより、燃料電池10から流出した未反応の水素を、燃料電池10に循環させて再供給している。また、水素循環配管30cには、水素流路30内で水素を循環させるための水素ポンプ33が配置されている。
ところで、燃料電池10は発電効率を確保するために運転中一定温度(例えば80℃程度)に維持する必要がある。このため、燃料電池10には、燃料電池10を冷却するための冷却水回路40が接続されている。この冷却水回路40には、燃料電池10に冷却水(熱媒体)を循環させるウォータポンプ41、電動ファン42を備えたラジエータ(放熱器)43が設けられている。
さらに、冷却水回路40には、冷却水を、ラジエータ43を迂回するように流すバイパス流路44が設けられている。冷却水回路40とバイパス流路44との合流点には、バイパス流路44に流れる冷却水流量を調整するための流路切替弁45が設けられている。この流路切替弁45の弁開度が調整されることによって、冷却水回路40の冷却能力が調整される。
また、冷却水回路40の燃料電池10の出口側近傍には、燃料電池10から流出した冷却水の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ46が設けられている。この温度センサ46により冷却水温度を検出することで、燃料電池10の温度を間接的に検出することができる。なお、この温度センサ46の検出信号も、制御装置50に入力される。
制御装置50は、入力信号に基づいて、燃料電池システムを構成する各種電気式アクチュエータの作動を制御するもので、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路にて構成されている。
具体的には、制御装置50の入力側には、上述の電圧センサ11、電流センサ12および温度センサ46の検出信号等の他に、後述する電流測定装置100の電流検出回路51から出力される電流信号が入力される。一方、出力側には、上述の空気ポンプ21、空気調圧弁23、水素調圧弁32、水素ポンプ33、電磁弁34、ウォータポンプ41、流路切替弁45等の各種電気式アクチュエータが接続されている。
次に、本実施形態の電流測定装置100の詳細について説明する。電流測定装置100は、複数の電流測定部101が板状部材として一体的に構成された電流測定部集合板100a、各電流測定部101の所定部位間の電位差を検出する電流測定用電圧センサ102、および、セル10aの板面のうち各電流測定部101配置箇所に対応する部位の電流を検出して制御装置50へ出力する電流検出回路51を備えている。
図2、3により、電流測定部集合板100aについて説明する。なお、図2は、燃料電池10の外観斜視図であり、図3は、電流測定部集合板100aの分解図である。図2に示すように、電流測定部集合板100aは複数枚設けられており、それぞれ隣合うセル10a間に配置されている。
さらに、図3に示すように、本実施形態の電流測定部集合板100aは、配線パターンが形成(プリント)された第1プリント基板110、第2プリント基板140、第3プリント基板120、および第4プリント基板130の4枚のプリント基板を有している。そして、これらのプリント基板110〜140は、それぞれ絶縁性接着剤で絶縁した状態で、ホットプレスによって一体化された積層基板として構成されている。
なお、第1〜第4プリント基板110〜140としては、一般的なガラスエポキシ基板を採用できる。また、積層基板として構成された電流測定部集合板100aのうち、対向する2辺(図3では、左右両辺)の近傍には、それぞれ積層基板の表裏を貫通する貫通穴が3つ形成されている。これらの貫通穴は、セル10aを積層した際に、空気、水素および冷却水を流通させるためのマニホールドとして機能する。
さらに、両側のマニホールドの間には、複数の電流測定部101が、直交する二方向にマトリックス状(格子状)に配置されている。より具体的には、本実施形態の電流測定部101は、図3に示すように、紙面上下方向に6個、紙面左右方向に7個のマトリックス状に配置されている。
つまり、本実施形態では、電流測定部101が、同一の隣合うセル10a間に複数配置されている。これにより、複数個の電流測定部101が電流測定部集合板100aの板面の全体に渡って配置されることになるので、本実施形態の電流測定装置100では、セル10aの面内における電流密度分布を測定することができる。
電流測定部101は、隣合うセル10aのうち一方のセル10aに電気的に接触する第1電極111、隣合うセル10aのうち他方のセル10aに電気的に接触する第2電極141、および、第1電極111と第2電極141とを電気的に接続するとともに予め定めた電気抵抗値を有する板状の抵抗体131を有して構成されている。
従って、第1電極111および第2電極141は一対の電極として構成されて、板状の電流測定部集合板100aの両板面に配置されることになる。具体的には、第1電極111は、第1プリント基板110における一方のセル10aに対向する面(図3の紙面手前側)に配置され、第2電極141は、第2プリント基板140における他方のセル10aに対向する面(図3の紙面奥側)に配置されている。
ここで、第1プリント基板110と第4プリント基板130の間に配置された第3プリント基板120の両側の面には、第1、第2電流測定用配線121、122が設けられている。
そして、本実施形態の第3プリント基板120の1辺には、複数の第1、第2電流測定用配線121、122が接続された信号取り出し用の第1コネクタ(第1接続端子)123が設けられている。この第2コネクタ123には、各第1、第2電流測定用配線121、122の信号を取り出す第1接続端子部が複数設けられている。なお、図3では、第1電流測定用配線121を実線で囲まれた斜線で示しており、第2電流測定用配線122の図示を省略している。
また、抵抗体131は、第4プリント基板130のうち第3プリント基板120に対向する側の面(図3の紙面手前側)の面に配置されている。なお、第4プリント基板130のうち抵抗体131が形成されている側と反対側(図3の紙面奥側)の面、すなわち第2プリント基板140に対向する側の面には、第3電流測定用配線132が設けられている。
さらに、本実施形態の第4プリント基板130の1辺には、第3電流測定用配線132が接続された信号取り出し用の第2コネクタ(第2接続端子)133が設けられている。この第2コネクタ133には、各第3電流測定用配線132の信号を取り出す第2接続端子部が複数設けられている。なお、図3では、第3電流測定用配線132を破線で囲まれた斜線で示している。
ここで、本実施形態の第3、第4プリント基板120、130には、それぞれ第1、第2コネクタ123、133を設ける構成であり、本実施形態の第3、第4プリント基板120、130が第1、第2端子用プリント基板を構成している。
また、本実施形態の第1コネクタ123および第2コネクタ133は、第1〜第4プリント基板110〜140の積層方向に直列に配置されている。つまり、第1〜第4プリント基板110〜140の積層方向から第1、第2コネクタ123、133を見た場合に、互いに重なるように配置されている。
また、これらの第1電極111、第2電極141、抵抗体131および各電流測定用配線121、122、132は、金属箔(具体的には銅箔)にて、第1〜第4プリント基板110〜140に配線パターンとして形成されている。
次に、図4、5により、第1〜第4プリント基板110〜140の具体的積層態様、並びに、電流測定部101を構成する第1電極111、第2電極141、抵抗体131および各電流測定用配線121、122、132の電気的接続態様を説明する。なお、図4は、電流測定部101の断面図であり、図5は、電流測定部101における電流の流れを示す説明図である。
図4に示すように、第1プリント基板110と第3プリント基板120の間、第3プリント基板120と第4プリント基板130の間、および第4プリント基板130と第2プリント基板140の間には、電気絶縁性を有する絶縁性接着剤112、124、134が配置されている。また、第1〜第4プリント基板110〜140には、複数の丸孔形状の第1、第2スルーホール101a、101bが設けられている。
この第1、第2スルーホール101a、101bの内周面には、第1、第2電極111、141等と同様の金属箔から構成される導電体が形成されている。そして、第1スルーホール101aを介して、第1電極111、抵抗体131および第3電流測定用配線132が接続されている。また、第2スルーホール101bを介して、抵抗体131、第2電極141および第1、第2電流測定用配線121、122が接続されている。従って、第1、第2スルーホール101a、101bは、それぞれ本実施形態の第1、第2接続部を構成している。
ここで、第1電極111には、第1電極111と第2スルーホール101bの第1電極111側の端部とが電気的に接続しないように逃がし部113が設けられている。同様に、第2電極141には、第2電極141と第1スルーホール101aの第2電極141側の端部とが電気的に接続しないように逃がし部142が設けられている。
なお、第1電極111は、第1スルーホール101aを介して抵抗体131の一端側に接続され、第2電極141は、第2スルーホール101bを介して抵抗体131の他端側に接続されている。
このような構成の電流測定部101では、図5に示すように、第1電極111→第1スルーホール101a→抵抗体131の一端側→抵抗体131の他端側→第2スルーホール101b→第2電極141へと電流が流れることとなる。なお、複数の第1、第2スルーホール101a、101bは、それぞれ抵抗体131を流れる電流の流れ方向に対して垂直な方向に並ぶように配置されている。
ここで、本実施形態における抵抗体131における電流流れ最上流側は、抵抗体131の一端側、すなわち抵抗体131における第1スルーホール101aが設けられた部位となる。また、抵抗体131における電流流れ最下流側は、抵抗体131の他端側、すなわち抵抗体131における第2スルーホール101bが設けられた部位となる。
さらに、第1、第2電極111、141に設けられた逃がし部113、142によって、第1スルーホール101aにおける抵抗体131と第2電極141との間、および第2スルーホール101bにおける抵抗体131と第1電極111との間には、電流が流れないようになっている。
そのため、第1スルーホール101aにおける抵抗体131と第2電極141との間における電位には、第1スルーホール101aのメッキの厚さ、第1スルーホール101aにおける電流が通過する通路長さ等による電気抵抗のバラツキの影響が及ばない。つまり、第1スルーホール101aにおける抵抗体131と第2電極141との間が、抵抗体131における電流流れ最上流側における電位と同電位となる。
同様に、第2スルーホール101bにおける抵抗体131と第1電極111との間における電位は、第2スルーホール101bにおける電気抵抗のバラツキの影響が及ばない。つまり、第2スルーホール101bにおける抵抗体131と第1電極111との間が、抵抗体131における電流流れ最下流側における電位と同電位となる。
そして、図4、図5に示すように、第1スルーホール101aにおける抵抗体131と第2電極141との間、および第2スルーホール101bにおける抵抗体131と第1電極111との間には、電流測定用電圧センサ102が接続されている。
従って、第1スルーホール101aにおける抵抗体131と第2電極141との間が、電流測定用電圧センサ102の第1検出部を構成し、第2スルーホール101bにおける抵抗体131と第1電極111との間が、電流測定用電圧センサ102の第2検出部を構成している。
具体的に本実施形態では、電流測定用電圧センサ102は、第3電流測定用配線132および外部配線を介して第1スルーホール101aにおける抵抗体131と第2電極141との間に接続されている。また、電流測定用電圧センサ102は、第2電流測定用配線122および外部配線を介して第2スルーホール101bにおける抵抗体131と第1電極111との間に接続されている。ここで、電流測定用電圧センサ102は、上述の第1検出部と第2検出部との2点間の電位差を検出して、検出信号を電流検出回路51に出力する電位差検出手段である。
また、電流検出回路51は、電流測定用電圧センサ102の検出電位差および第1スルーホール101aおよび第2スルーホール101b間の抵抗体131の電気抵抗値を用いて、演算処理を行うことで、セル10aの面内における各電流測定部101に対応する部位に流れる電流を算出する電流値検出手段である。
次に、電流測定装置100による電流測定方法について説明する。燃料電池10に水素および空気が供給されることで、燃料電池10での発電が開始される。電流測定装置100の各電流測定部101では、電流流れ方向上流側のセル10aから第1電極111の板面に電流が流れる。
そして、第1電極111→第1スルーホール101a→抵抗体131→第2スルーホール101b→第2電極141の順に電流が流れ、第2電極141の板面から電流流れ方向下流側のセル10aに電流が流れる。
このとき、電流測定用電圧センサ102によって、第1スルーホール101aにおける抵抗体131と第2電極141との間の第1検出部、および第2スルーホール101bにおける抵抗体131と第1電極111との間の第2検出部との2点間の電位差を測定する。
前述の如く、本実施形態では、予め定めた電気抵抗を有する抵抗体131を用いているので、第1、2スルーホール101a、101b間の抵抗体131の電気抵抗値も既知の値となる。
そこで、電流検出回路51では、電流測定用電圧センサ102による検出電位差を第1、2スルーホール101a、101b間の抵抗体131の電気抵抗値で除する演算処理を行うことで、抵抗体131に流れた電流値を算出する。そして、電流検出回路51では、上記演算処理によって得られた電流値を、制御装置50へ出力する。
さらに、制御装置50では、セル10aの面内における電流分布を検出し、検出された電流分布に基づいて燃料電池10の発電状態を推定し、空気供給量および供給圧、水素供給圧、冷却水循環量の制御等を行う。これにより、燃料電池システムの効率および信頼性を向上させている。
以上説明したように、本実施形態では、電流測定用電圧センサ102により、抵抗体131における電流流れ最上流側の電位と同電位となる第1検出部と、抵抗体131における電流流れ最下流側の電位と同電位となる第2検出部の2点間の電位差を測定している。
従って、第1、第2スルーホール101a、101bのメッキ厚さ、電流が通過するスルーホールの長さによって、第1、第2スルーホール101a、101b間の電気抵抗のバラツキが生じたとしても、電流測定用電圧センサ102の検出電位差に測定誤差が生じることを抑制することができる。つまり、電流測定装置100の測定精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1、第2コネクタ123、133をそれぞれ異なるプリント基板である第3、第4プリント基板120、130に設ける構成とすることで、第3、第4プリント基板120、130に設けられた第1〜第3電流測定用配線121、122、133の配線パターンが複雑となることを抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、第1コネクタ123と第2コネクタ133とをプリント基板110〜140の積層方向に直列に配置する構成とすることで、プリント基板110〜140の積層方向から見た第1、第2コネクタ123、133の面積を小さくすることができる。そのため、第1、第2コネクタ123、133をプリント基板110〜140の積層方向から見た大きさに制約がある場合であっても対応することが可能となる。
上述の実施形態では、第3プリント基板120の第2電流測定用配線122を電流測定用電圧センサ102に接続しているが、図6に示すように、第3プリント基板120の第1電流測定用配線121を電流測定用電圧センサ102に接続してもよい。
第1電流測定用配線121では、第2電流測定用配線122と同様に、抵抗体131における電流流れ最下流側の電位と同電位となるからである。
また、例えば、隣合う電流測定部101の一方を第2プリント基板140の第2電流測定用配線122を電流測定用電圧センサ102に接続し、他方を第2プリント基板140の第1電流測定用配線121を電流測定用電圧センサ102に接続してもよい。
これによれば、第2検出部と電流測定用電圧センサ102とを接続するための配線パターンが複雑となることを抑制することが可能となる。なお、図6は、電流測定部101の断面図を示している。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7に基づいて説明する。ここで、図7は、本実施形態の電流測定部101の断面図を示している。なお、上記第1実施形態と同様または均等な部分について同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、本実施形態の電流測定部集合板100aは、第1〜第4プリント基板110〜140の他に、第5プリント基板150を加えた5枚のプリント基板を積層した積層基板として構成されている。第5プリント基板150は、第1〜第4プリント基板110〜140と同様の構成とすることができる。
この第5プリント基板150は、図7に示すように、第4プリント基板130と第2プリント基板140との間に配置され、第4、第2プリント基板130、140との間に絶縁性接着剤153で絶縁した状態で一体化されている。
そして、第5プリント基板の両側の面には、第4、第5電流測定用配線151、152が設けられている。そして、第4、第5電流測定用配線151、152は、第1スルーホール101aを介して第1電極111および抵抗体131に接続されている。
ここで、図示しないが第5プリント基板の1辺には、複数の第4、第5電流測定用配線151、152が接続された信号取り出し用の第3コネクタが設けられている。そして、この第3コネクタは、第1、第2コネクタ123、133とプリント基板の積層方向に直列に設けられている。
このような構成の電流測定部101では、電流測定用電圧センサ102を第3〜第5電流測定用配線132、151、152および外部配線を介して第1スルーホール101aにおける抵抗体131と第2電極141との間の第1検出部に接続することができる。また、電流測定用電圧センサ102は、第1、第2電流測定用配線122、132および外部配線を介して第2スルーホール101bにおける抵抗体131と第1電極111との間の第2検出部に接続することができる。
本実施形態では、複数の端子用プリント基板を設けて、第1、第2検出部と電流測定用電圧センサ102とを接続するための電流測定用配線を複数有する構成としているため、例えば、隣合う電流測定部101で異なる電流測定用配線を採用することができる。これによれば、一枚のプリント基板に複数の配線パターンを設ける構成に比べて、端子用プリント基板を構成する各プリント基板120、130、150における配線パターンが複雑となることを抑制することが可能となる。
また、第1〜第3コネクタ123、133を、プリント基板110〜140の積層方向に直列に配置する構成とすることで、プリント基板110〜140の積層方向から見た第1〜第3コネクタ123、133の面積をより小さくすることができる。そのため、第1〜第3コネクタ123、133について、プリント基板110〜140の積層方向から見た大きさに制約がある場合であっても対応することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8に基づいて説明する。ここで、図は、本実施形態の電流測定部の模式図である。
上述の第1実施形態では、電流測定用電圧センサ102を電流測定部101の第2プリント基板140の第1、第2電流測定用配線121、122と第3プリント基板120の第3電流測定用配線132とに接続し、抵抗体131の電流流れ最上流側の部位と同電位となる第1検出部と、電流流れ最下流側の部位と同電位となる第2検出部との2点間の電位差を測定している。
本実施形態では、図8に示すように、第1電流測定用電圧センサ102を電流測定部101の抵抗体131の電流流れ最上流側の部位と、電流流れ最下流側の部位との2点間の電位差を測定している。
ここで、抵抗体131における電流流れ最上流側の部位は、抵抗体131における第1スルーホール101aが設けられた部位であり、抵抗体131における電流流れ最下流側の部位は、抵抗体131における第2スルーホール101bが設けられた部位である。
具体的には、本実施形態では、図8に示すように電流測定用電圧センサ102によって抵抗体131における第1スルーホール101aが設けられた部位と第2スルーホール101bが設けられた部位との2点間の電位差を測定している。
この場合、例えば、第3プリント基板120における抵抗体131が設けられた面に電流測定用電圧センサ102に接続するための配線パターンを形成して、前述の2点間の電位差を測定すればよい。
これによれば、第1実施形態と同様に、電流測定用電圧センサ102により電位差を検出する2点間には、第1、第2スルーホール101a、101bの電気抵抗を含まない構成とすることができる。そのため、第1、第2スルーホール101a、101bにおける電気抵抗のバラツキによって生ずる電流測定用電圧センサ102の検出電位差の測定誤差を抑制することができる。
また、本実施形態では、抵抗体131の第1、第2スルーホール101a、101bが設けられた部位の2点間の電位差を直接検出する構成であるため、第3プリント基板120を省略することができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、第1、第2電流測定用配線121、122を第2プリント基板140に設け、抵抗体131および第3電流測定用配線132を第3プリント基板120に設ける例について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、第1、第2電流測定用配線121、122をそれぞれ異なるプリント基板に設けてもよく、また、抵抗体131、第3電流測定用配線132をそれぞれ異なるプリント基板に設けてもよい。この場合、それぞれのプリント基板を第1、第4プリント基板110、140に挟み込んだ状態で積層基板として一体化すればよい。
(2)上述の実施形態では、図2において、図示の明確化のため3枚の電流測定部集合板100aを記載しているが、電流測定部集合板100aの数はこれに限定されない。電流測定部集合板100aの数を増加させることで、セル10aの面内における電流分布をより精度良く検出できる。例えば、2枚のセル10aに対して1枚の電流測定部集合板100aを配置することが望ましい。
(3)上述の実施形態では、図5に示すように、抵抗体131を流れる電流が、抵抗体131の板面の下方から上方に向かって流れるように記載しているが、抵抗体131を流れる電流の流れ方向はこれに限定されるものでない。例えば、抵抗体131を流れる電流が、抵抗体131の板面の上方から下方に向かって流れるように構成しても良い。さらに、抵抗体131を流れる電流が、図9に示すように抵抗体131の板面の左右方向に流れるように構成しても良いし、図10に示すように、抵抗体131の板面を斜め方向(抵抗体131の枠辺に非並行となる方向)に流れるように構成しても良い。なお、図9、図10は、抵抗体131を流れる電流の流れ方向を説明するための電流測定部の模式図である。
第1実施形態の燃料電池システムの全体構成図である。 第1実施形態の燃料電池の斜視図である。 第1実施形態の電流測定部集合板の分解図である。 第1実施形態の電流測定部の断面図である。 第1実施形態の電流測定部の電流の流れを示す説明図である。 第1実施形態の電流測定部の断面図である。 第2実施形態の電流測定部の断面図である。 第3実施形態の電流測定部の模式図である。 他の実施形態の電流測定部の模式図である。 他の実施形態の電流測定部の模式図である。
符号の説明
10 燃料電池
10a セル
51 電流検出回路
101 電流測定部
101a 第1スルーホール
101b 第2スルーホール
102 電流測定用電圧センサ
110 第1プリント基板
111 第1電極
113 逃がし部
120 第3プリント基板
130 第4プリント基板
131 抵抗体
140 第2プリント基板
141 第2電極
142 逃がし部

Claims (6)

  1. 酸化剤ガスと燃料ガスとを電気化学反応させて電気エネルギを出力する複数のセル(10a)を積層配置して構成された燃料電池(10)に適用され、前記燃料電池(10)の内部を流れる電流を測定する電流測定装置であって、
    隣合う前記セル(10a)間に配置されて、前記隣合うセル(10a)のうち一方のセルに電気的に接触する第1電極(111)、前記隣合うセル(10a)のうち他方のセルに電気的に接触する第2電極(141)、および前記第1電極(111)と前記第2電極(141)とを電気的に接続するとともに予め定めた電気抵抗値を有する板状の抵抗体(131)を含んで構成された1つ以上の電流測定部(101)と、
    前記抵抗体(131)の2点間の電位差を検出する電位差検出手段(102)と、
    前記抵抗体(131)の2点間の抵抗値と前記電位差検出手段(102)によって検出された検出電位差とを用いて、前記セル(10a)を流れる電流値を検出する電流値検出手段(51)とを備え、
    前記抵抗体(131)は、第1接続部を介して前記第1電極(111)に電気的に接続されるとともに、第2接続部を介して前記第2電極(141)に電気的に接続され、
    前記電位差検出手段(102)は、前記抵抗体(131)の電流流れ最上流側の電位と同電位となる部位と、前記抵抗体(131)の電流流れ最下流側の電位と同電位となる部位との2点間の電位差を検出するように構成されており、
    前記第1電極(111)は、第1プリント基板(110)に配置され、
    前記第2電極(141)は、第2プリント基板(140)に配置され、
    前記第1プリント基板(110)および前記第2プリント基板(140)は、少なくとも前記抵抗体(131)を挟み込んだ状態で、積層基板として一体に結合され、
    前記第1接続部および前記第2接続部は、1つ以上の第1スルーホール(101a)および1つ以上の第2スルーホール(101b)で構成されており、
    前記第1電極(111)には、前記第2スルーホール(101b)との間に逃がし部(113)が設けられ、
    前記第2電極(141)には、前記第1スルーホール(101a)との間に逃がし部(142)が設けられ、
    前記電位差検出手段(102)は、前記第1スルーホール(101a)における前記第2電極(141)と前記抵抗体(131)との間の第1検出部と、前記第2スルーホール(101b)における前記第1電極(111)と前記抵抗体(131)との間の第2検出部の電位差を検出するように構成されていることを特徴とする電流測定装置。
  2. 前記第1プリント基板(110)および前記第2プリント基板(140)の間には、前記第2検出部を前記電位差検出手段(102)へ接続するための第1接続端子(123)が設けられた第1端子用プリント基板(120)、および前記第1検出部を前記電位差検出手段(102)へ接続するための第2接続端子(133)が設けられた第2端子用プリント基板(130)が配置され、
    前記第1端子用プリント基板(120)には、前記第2検出部を前記第1接続端子(123)に接続するための配線パターンが設けられ、
    前記第2端子用プリント基板(130)には、前記第1検出部を前記第2接続端子(133)に接続するための配線パターンが設けられ、
    前記第1端子用プリント基板(120)と前記第2端子用プリント基板(130)との間には、前記抵抗体(131)が配置されていることを特徴とする請求項に記載の電流測定装置。
  3. 同一の前記隣合うセル(10a)間には、複数の前記電流測定部(101)が配置され、
    前記第1端子用プリント基板(120)の前記第1接続端子(123)、および前記第2端子用プリント基板(130)の前記第2接続端子(133)は、前記積層基板の積層方向に直列に配置されていることを特徴とする請求項に記載の電流測定装置。
  4. 前記第1端子用プリント基板(120)は、前記第1プリント基板(110)と前記抵抗体(131)との間に配置され、
    前記第2端子用プリント基板(130)は、前記第2プリント基板(140)と前記抵抗体(131)との間に配置されていることを特徴とする請求項またはに記載の電流測定装置。
  5. 前記第1端子用プリント基板(120)および前記第2端子用プリント基板(130)は、それぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載の電流測定装置。
  6. 前記第1スルーホール(101a)および前記第2スルーホール(101b)は、それぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載の電流測定装置。
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