JP5205534B2 - インクジェット記録ヘッドのキャッピング構造およびインクジェット式記録装置 - Google Patents
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Description
さらにキャップ109を被せる前に、図示しないワイピングブレードでヘッド部103のノズル面105の残インクを拭きとるようにしている。
ここで、従来の記録装置ではヘッド部103の側面とキャップ109の***部110が当接する位置の間の距離が1mm以下しかないため、キャップ109をヘッド部の側面112や外周領域106に付着したインクの一部は***部110の外側にはみ出した状態になる。***部110の外側にはみ出したインクは外気にさらされるので乾燥してしまい、粘度が高くなり最悪固化してしまう。
そのため、ワイピングブレードでヘッド部103をクリーニングする際に、ワイピングブレードインクが固化していれば、ワイピングブレードが固化したインクに当接した際に、ワイピングブレードが変形したり傷ついたりし、その結果、ワイピング不良が発生して、インクの拭き残しが生じることでインクの吐出に支障が生じてしまう。また、増粘したインクにワイピングブレードが接触してワイピングブレードに増粘したインクが付着すると、この増粘したインクがノズル102に付着してインクの吐出を妨げてしまうことがある。
(但し、Sはヘッド部側面に付着したインク液滴の断面積[m2]を示し、γはインク滴の表面張力[mN/m]、θはヘッド部の側面と液滴の上面とのなす角度[度]、ρは液滴の密度[kg/m2]、gは重力加速度[m/s2]である。)
また、前記キャップの枠部先端に弾性体からなる突条が設けられており、該突条と対向する前記記録ヘッド部の先端表面には、前記突条が嵌合する環状溝が形成されており、前記記録ヘッド部に、前記環状溝から前記突条を押し出すための押し出し機構が設けられているのが好ましい。その場合、前記押し出し機構は、前記記録ヘッドに回転自在に設けられた軸と、この軸に固定された板状ないし扁平ローラ状の押し出し部材とからなり、前記軸を回転させて、前記押し出し部材によって前記突条を環状溝から押し出すようにするのが好ましい。
また、ノズル部の側面に付着し増粘したインクがブレードの先端に付着すると、ノズル面のクリーニング時にノズルに増粘したインクが付着してノズル穴を塞いだりすることになるが、本発明ではノズル部の側面に付着し増粘したインクがキャップの枠部側に移らないので、ノズルが塞がず、それにより、長期間放置した場合でも不吐出が生じず、画像の乱れも解消する。
11 キャップ
12 キャッピング構造
13 記録ヘッド
14 ヘッド部
15 先端面
16 ノズル
17 ノズル面
22 枠部
23 先端面
24 突条
25 柱
28 隙間
29 液滴
H 液滴の最大厚さ
35 環状溝
36 押し出し機構
Claims (4)
- ヘッド部が下方に突出し、該ヘッド部の先端ノズル面にインク滴を吐出するノズルが形成されている記録ヘッド部と、
底面部と該底面部の周囲から立ち上がる枠部とを有し、非記録時に前記ヘッド部に被せられるキャップとを備え、
前記キャップをヘッド部に被せた状態で、ヘッド部の側面とキャップの枠部内面との間に、下記式1で示される、ヘッド部側面に付着したインク液滴の最大厚さHより大きい隙間を設け、
前記キャップの枠部先端に弾性体からなる突条が設けられており、該突条と対向する前記記録ヘッド部の先端表面には、前記突条が嵌合する環状溝が形成されており、前記記録ヘッド部に、前記環状溝から前記突条を押し出すための押し出し機構が設けられ、
前記押し出し機構は、前記記録ヘッドに回転自在に設けられた軸と、この軸に固定された板状ないし扁平ローラ状の押し出し部材とからなり、前記軸を回転させて、前記押し出し部材によって前記突条を環状溝から押し出すようにする、ことを特徴とするインクジェット記録ヘッドのキャッピング構造。
(但し、Sはヘッド部側面に付着したインク液滴の断面積[m2]を示し、γはインク滴の表面張力[mN/m]、θはヘッド部の側面と液滴の上面とのなす角度[度]、ρは液滴の密度[kg/m2]、gは重力加速度[m/s2]である。) - 前記ヘッド部の側面とキャップの枠部内面との間に形成される前記隙間が2mm以上である請求項1に記載のキャッピング構造。
- 記録紙を搬送する搬送ユニットと、
該搬送ユニットの上に設けられ、ヘッド部が下方に突出し、該ヘッド部の先端ノズル面にインク滴を吐出するノズルが形成されているインクジェット記録ヘッド部と、
底面部と該底面部の周囲から立ち上がる枠部とを有し、非記録時に前記ヘッド部に被せられるキャップとを備え、
前記キャップをヘッド部に被せた状態で、ヘッド部の側面とキャップの枠部内面との間に、下記式1で示される、ヘッド部側面に付着したインク液滴の最大厚さHより大きい隙間を設け、
前記キャップの枠部先端に弾性体からなる突条が設けられており、該突条と対向する前記記録ヘッド部の先端表面には、前記突条が嵌合する環状溝が形成されており、前記記録ヘッド部に、前記環状溝から前記突条を押し出すための押し出し機構が設けられ、
前記押し出し機構は、前記記録ヘッドに回転自在に設けられた軸と、この軸に固定された板状ないし扁平ローラ状の押し出し部材とからなり、前記軸を回転させて、前記押し出し部材によって前記突条を環状溝から押し出すようにする、ことを特徴とするインクジェット式記録装置。
(但し、Sはヘッド部側面に付着したインク液滴の断面積[m2]を示し、γはインク滴の表面張力[mN/m]、θはヘッド部の側面と液滴の上面とのなす角度[度]、ρは液滴の密度[kg/m2]、gは重力加速度[m/s2]である。) - 前記ヘッド部の側面とキャップの枠部内面との間に形成される前記隙間が2mm以上である請求項3に記載のインクジェット式記録装置。
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