JP5203991B2 - 通信装置、通信パラメータの設定方法、プログラム - Google Patents

通信装置、通信パラメータの設定方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信技術に関し、特に、通信パラメータを設定する際に、使用するパラメータ設定方式を自動選択する通信装置、通信パラメータの設定方法およびプログラムに関する。
無線LAN通信のパラメータの設定方式には、In-band方式とOOB方式とが存在する。ここで、In-band方式は無線LANを使いパラメータ設定を行う方式である。OOB方式は無線LANではなく、近距離通信又はパラメータ設定に必要な設定ファイルを有するデバイスを挿入することによってパラメータ設定を行う方式である。
例えば、特許文献1では、着脱できるメディア内にOOB方式のパラメータ設定を行うための設定ファイルが存在すれば、OOB方式の設定を実行する方法が開示されている。
特開2004−13718号公報
しかしながら、OOB方式、In-band方式などの複数の設定方式によるパラメータ設定が可能な従来の通信装置では、どのパラメータ設定機能を使用するか自動選択するための基準が定められていなかった。例えば、複数の設定方式によるパラメータ設定が可能な通信装置において、ユーザはいずれかの設定方式のパラメータ設定を実行するかを選択しなければならない。その為、パラメータ設定方式に詳しくないユーザは、セキュリティが高いOOB方式が選択可能な場合であっても、In-band方式を選択してしまう場合がある。また、手動選択のためユーザの負担も大きい。
更に、パラメータ設定の自動選択を実現する為に、ユーザインターフェースにおいて、複数のパラメータ設定方式を指定すると、次のような問題が生じる可能性がある。例えば、In-band方式のパラメータ設定を実行中に、ユーザがパラメータ設定に関係ないデータを読み込むために、OOB方式に対応可能なデバイスを挿入したとする。その時、OOB方式に対応可能なデバイス内に、以前にOOB方式のパラメータ設定を行った際に使用された設定ファイルが残っていると、古い設定ファイルを用いたOOB方式の設定処理が起動する。そして、In-band方式で設定されたパラメータがOOB方式の古い設定ファイルの内容で上書きされてしまうという問題が生じる。
また、設定ファイルを用いてパラメータを設定しても、周辺にその設定ファイルを用いてパラメータを共有するように構築されたネットワークが存在しなければ、自デバイスが孤立してしまうという問題も生じる。
本発明は前記課題を解決するものであり、本発明は、OOB方式とIn-band方式との自動選択を行うことが可能な無線通信技術の提供を第一の目的とする。
古い設定ファイルが残っているデバイスにアクセスして、意図しないタイミングでOOB方式の設定処理が起動することを防ぎ、設定ファイルの上書きを防止することが可能な技術の提供を第二の目的とする。
また、設定ファイルを用いてOOB方式の設定を行い、ネットワーク接続を行った場合に、自デバイスが孤立することを防ぐことが可能な無線通信技術の提供を第三の目的とする。
上記の目的の少なくともいずれか一つを達成する本発明に係る通信装置は、第1の方式により通信パラメータを設定する第1のパラメータ設定機能と、前記第1の方式とは異なる第2の方式により通信パラメータを設定する第2のパラメータ設定機能と、を有する通信装置であって、前記第2のパラメータ設定機能を用いたパラメータ設定の要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段により前記パラメータ設定の要求を受信した際に、前記第2のパラメータ設定機能に必要な設定ファイルを取得する取得手段と、前記取得手段で取得された前記設定ファイルが作成されたときを示す情報と、格納手段に格納されている設定ファイルの使用履歴情報とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に応じて、前記第1のパラメータ設定機能または前記第2のパラメータ設定機能のいずれか一方を選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたパラメータ設定機能を用いて、パラメータ設定を実行する設定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、OOB方式とIn-band方式との自動選択を行うことが可能になる。
古い設定ファイルが残っているデバイスにアクセスして、意図しないタイミングでOOB方式の設定処理が起動することを防ぎ、設定ファイルの上書きを防止することが可能になる。
また、設定ファイルを用いてOOB方式の設定を行い、ネットワーク接続を行った場合に、自デバイスが孤立することを防ぐことが可能になる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<実施形態1>
図1は、ネットワークの概略的な構成を示す図である。ネットワークを構成する機器には、プリンタ201、情報処理装置(以下、単に「PC」ともいう)202、カメラ203、UFD204が含まれる。プリンタ201は、複数の通信パラメータ設定方式の中からいずれか1つの通信パラメータ設定方式を選択し、選択した方式を用いて通信パラメータの設定を行う機能を有する通信装置として機能する自動選択機器である。以下、「通信パラメータ」を単にパラメータともいう。PC202はUFD204を用いたパラメータ設定機能であるWCN(Windows(登録商標) Connect Now)をサポートしている。205は、WCNにより設定されたパラメータを用いて構築されたネットワーク(以下、「WCNネットワーク」ともいう)を示す。カメラ203は、無線LANを用いたパラメータ設定機能であるWPS(Wi-Fi Protected Set Up)をサポートしている。UFD204は、WCNのパラメータ設定機能を使用するための設定ファイルを格納する記憶媒体として機能する。プリンタ201は、無線LANを用いたパラメータ設定方式(第1の方式)であるWPS(第1のパラメータ設定機能)と、無線LAN以外を用いたパラメータ設定方式(第2の方式)であるWCN(第2のパラメータ設定機能)とを有する。
尚、本実施形態では、WPSは例示的なパラメータ設定方式であり、In−Band方式、すなわち無線LANを用いたパラメータ設定機能ならば、第1のパラメータ設定機能は、どの方式でも構わない。また、第2のパラメータ設定機能の対象として、WCNを例示しているが、OOB方式、すなわち無線LANを用いないパラメータ設定機能ならば、WCNに限定されずにどの方式でも構わない。また、本実施形態ではUFD204を介して設定ファイルの読み書きなどのやりとりを行うが、この方法に限定されるものではない。例えば、近距離通信(Bluetooth、NFC(Near Field Communication))によって、設定ファイルの読み書きなどのやりとりを行ってもよい。
次に、自動選択機器のプリンタ201の概略的な構成を図2の参照により説明する。無線通信部101は、ネットワークの検知及びネットワークへの接続等を行うことにより、無線LAN通信を行うことが可能な機能を有する。要求検知部102は、パラメータ設定の要求を検知(受信)する機能(要求受信機能)を持つ。要求検知部102は、設定ファイルが格納されたデバイスが装着を検知すると、パラメータ設定が要求されたと判断する。また、設定ファイルが格納されたデバイスが装着された際に、該デバイスからパラメータ設定要求を送信するようにしてもよい。その場合、要求検知部102は、デバイスからのパラメータ設定要求を受信した際に、パラメータ設定が要求されたと判断する。
パラメータ設定部103は、パラメータ設定を行う機能を有する。履歴記憶部104は、各方式のパラメータ設定を行った際に、使用した設定ファイルの情報を記憶(格納)する機能を有する。履歴記憶部104は、使用された設定ファイルの情報を、パラメータ設定機能ごとに分けて、且つ、使用した最新の設定ファイルの情報を記憶(格納)する。設定ファイル取得部105は、要求検知部102がパラメータ設定の要求があることを検知した時に、そのパラメータ設定機能に必要な設定ファイルを取得する。判断部106は、設定ファイル取得部105により取得された設定ファイルと、履歴記憶部104に記憶(格納)されている情報と、を比較して、比較の結果に基づいて第1、第2のパラメータ設定機能のどちらを用いるかを判断(自動選択)する。決定部107は、判断部106の判断結果を受けて、パラメータ設定機能を切替え、切替えられた方式のパラメータ設定機能に基づきパラメータ設定処理を実行する。パラメータの設定処理が終了すると、設定ファイル取得部105は、決定部107によりパラメータ設定の実行が決定された後に、設定ファイルが作成された作成日時を示す情報を履歴記憶部104に格納して、使用履歴情報を更新する。
本実施形態では、パラメータ設定機能の自動選択の開始時に、既に、プリンタ201に、デバイス(UFD204)が挿入されている場合を考える。その時に、プリンタ201の判断部106は、第1、第2のパラメータ設定機能の自動選択を行なう。そして、プリンタ201は、選択された方式のパラメータ設定を行って、ネットワークを構成する他のデバイス(PC202又はカメラ203)と接続する。この際、PC202は設定ファイルを用いたWCNネットワーク205を構築しているものとする。
自動選択機器のプリンタ201におけるパラメータの設定処理の流れを図3のフローチャートを参照して説明する。図3のフローチャートは以下に説明する実施形態2、3の処理と共通の処理を一部に含む。まず、最初にパラメータ設定機能の自動選択処理が開始されると、ステップS301において、プリンタ201はデバイス(UFD204)の検知を行う。ステップS301において、デバイス(UFD204)が検知されたら処理はステップS302に進められる。
ステップS302において、プリンタ201は第1のパラメータ設定機能のネットワーク検知処理を実行しているか否かを判断する。第1のパラメータ設定機能のネットワーク検知処理が実行されている場合(S302−NO)、プリンタ201はネットワーク検知処理を中断し(S303)、処理はステップS304に進められる。一方、ステップS302の判定において、プリンタ201が第1のパラメータ設定機能を実行して、且ネットワーク検知処理が終了していたら(S302−Yes)、処理はステップS304に進められる。
ステップS304において、第1のパラメータ設定機能の処理が終了しているか否かが判断される。第1のパラメータ設定機能の処理が終了していないと判断される場合(S304―No)、処理はステップS305に進められる。
ステップS305において、プリンタ201は、デバイス(UFD204)内に第2のパラメータ設定機能に必要な設定ファイルが存在するか否かを判断する。第2のパラメータ設定機能に必要な設定ファイルがデバイス(UFD204)に存在していたら(S305−Yes)、処理はステップS306に進められる。
ステップS306において、設定ファイル取得部105は設定ファイルを読み込む。そして、判断部106は、読み込まれた設定ファイルの作成日時の情報と、履歴記憶部104に記憶(格納)されている使用履歴情報と、の比較を行う。
ステップS307において、判断部106は作成日時の情報の比較結果に基づいて、設定ファイルの作成日時の情報が、最も新しいものであるか否か(新規性の有無)を判断する。取得された設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致する場合、設定ファイルは従前のパラメータ設定に使用されたものであり、判断部106はその設定ファイルの新規性がないと判断する(S307−No)。一方、ステップS307の判定で、取得された設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致しない場合、その設定ファイルには新規性があると判断部106は判断する(S307−Yes)。ステップS307の判断において、設定ファイルに新規性があると判断された場合に(S307−Yes)、処理はステップS308に進められる。
ステップS308において、判断部106は、第2のパラメータ設定機能を選択して、決定部107は、選択された第2のパラメータ設定機能に基づいてパラメータ設定を実行する。第1のパラメータ設定機能の処理が中断されていれば、その処理を中断から中止(処理を途中終了)にして、判断部106はUFD204内の設定ファイルを用いた第2のパラメータ設定機能を選択する。判断部106の選択に基づいて決定部107はパラメータ設定を実行する。一方、ステップS307の判断において、設定ファイルの新規性が認められなければ(S307−No)、処理はステップS309に進められる。ステップS309において、先のステップS306で取得された設定ファイルは破棄される。
そして、ステップS310において、判断部106は、UFD204内の設定ファイルを用いた第2のパラメータ設定機能の選択を中止(終了)する。ステップS311において、決定部107は、判断部106による第2のパラメータ設定機能の選択を中止する旨の判断結果を受けて、第1のパラメータ設定機能に切替えてパラメータ設定を実行する。決定部107は、第1のパラメータ設定機能によるパラメータの設定処理が中断されている場合は、中断されているパラメータ設定処理を再開する。
一方、ステップS305において、デバイス(UFD204)内に設定ファイルが存在しなかった場合も(S305−No)、処理はステップS311に進められ、決定部107は、第1のパラメータ設定機能に切替えてパラメータ設定を実行する。決定部107は、第1のパラメータ設定機能によるパラメータの設定処理が中断されている場合、中断されているパラメータ設定処理を再開する。
一方、ステップS304において、第1のパラメータ設定機能の処理が終了していると判断される場合(S304−No)、処理は、ステップS312に進められる。
ステップS312において、デバイス(UFD204)内に第2のパラメータ設定機能に必要な設定ファイルが存在するか否かが判断される。
ステップS312の判断で、設定ファイルが存在しないと判断される場合(S312−No)、処理はステップS311に進められる。この処理の内容は、先に説明したとおりである。一方、ステップS312の判断において、第2のパラメータ設定機能に必要な設定ファイルがデバイス(UFD204)内に存在すると判断される場合(S312−Yes)、処理はステップS313に進められる。
ステップS313において、設定ファイル取得部105は設定ファイルを読み込む。そして、判断部106は、読み込まれた設定ファイルの作成日時の情報と、履歴記憶部104に記憶(格納)されている使用履歴情報と、の比較を行う。
ステップS314において、判断部106は作成日時の情報の比較結果に基づいて、設定ファイルの作成日時の情報が、最も新しいものであるか否か(新規性の有無)を判断する。取得された設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致する場合、設定ファイルは従前のパラメータ設定に使用されたものであり、判断部106はその設定ファイルの新規性がないと判断する(S314−No)。一方、ステップS314の判定で、取得された設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致しない場合、その設定ファイルには新規性があると判断部106は判断する(S314−Yes)。ステップS314の判断において、設定ファイルに新規性があると判断された場合に(S314−Yes)、処理はステップS315に進められる。
ステップS315において、判断部106は、デバイス(UFD204)内の設定ファイルを用いた第2のパラメータ設定機能を選択し、決定部107は、選択された第2のパラメータ設定機能に基づいてパラメータ設定を実行する。
ステップS314の判断で、新規性がないと判断される場合(S314−No)、処理はステップS316に進められる。ステップS316において、判断部106は、第1のパラメータ設定機能を選択し、決定部107は、ステップS304で第1のパラメータ設定機能で受信したパラメータを設定する。
次に、プリンタ201が第1または第2のパラメータ設定機能の自動選択を行い、PC202と第2のパラメータ設定機能(WCN)によりパラメータ設定を行うまでの動作シーケンスを図4の参照により説明する。
プリンタ201のパラメータ設定機能の自動選択の実行開始により、プリンタ201はデバイス(UFD204)を検知する(S401)。
プリンタ201は、検知されたデバイス(UFD204)内に、第2のパラメータ設定機能(WCN)に必要な設定ファイルが存在するか否かを確認する(S402)。デバイス(UFD204)の応答により、プリンタ201は、設定ファイルがデバイス(UFD204)内に存在することを確認する(S403)。プリンタ201は、デバイス(UFD204)から設定ファイルの読み込みを行い(S404)、デバイス(UFD204)から設定ファイルの情報を取得する(S405)。プリンタ201は、取得された設定ファイルの作成日時の情報と、プリンタ201の履歴記憶部104に記憶(格納)されている、設定ファイル群のファイル作成日時を示す使用履歴情報とを比較する。そして、デバイス(UFD204)から取得された設定ファイルの作成日時が最も新しいものであるか、そして、設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致するかを判定し、設定ファイルの新規性の有無を判定する(S406)。このとき、設定ファイルの新規性が認められると、デバイス(UFD204)から取得された設定ファイルを用いて、プリンタ201の判断部106は、第2のパラメータ設定機能を選択し、決定部107は、WCNのパラメータ設定を実行する(S407)。第2のパラメータ設定機能により、設定されたパラメータを用いてPC202との接続を行う(S408)。
次に、デバイス(UFD204)に設定ファイルが存在しない時に、プリンタ201が第1のパラメータ設定機能を選択し、パラメータ設定を実行するまでの動作シーケンスを図5の参照により説明する。ステップS401、ステップS402までの処理は図4の処理と同じ処理である。
プリンタ201は、設定ファイルがデバイス(UFD204)内に存在しないことを確認し、第2のパラメータ設定機能(WCN)の選択を中止し、第1のパラメータ設定機能(WPS)を選択する(S501)。次に、第1のパラメータ設定機能(WPS)をPC202、カメラ203がサポートしているか確認する(S502、S504)。ステップS502の問合せに対して、PC202は、第1のパラメータ設定機能が未サポートであることを応答する(S503)。ステップS504の問合せに対して、カメラ203は、第1のパラメータ設定機能をサポートしていることを応答する(S505)。
プリンタ201は、PC202、カメラ203からの応答に基づいて、第1のパラメータ設定機能をサポートしているのがカメラ203であることを確認する。そして、プリンタ201は、第1のパラメータ設定機能を選択し、カメラ203との間でパラメータ設定を行う(S506)。そして、第1のパラメータ設定機能によるパラメータ受信を終了する。これにより、パラメータ設定(パラメータの共有)が終了する(S507)。ステップS507の処理により第1のパラメータ設定機能で受信したパラメータをプリンタ201に設定する(S508)。そして、プリンタ201は、カメラ203と接続を行う(S509)。
次に、プリンタ201が第1、第2のパラメータ設定機能の自動選択を行い、その際、デバイス(UFD204)内の設定ファイルに新規性が認められない時に、第1のパラメータ設定機能を選択する動作シーケンスを図6の参照により説明する。ステップS401乃至ステップS405までは図4と同じ処理である。プリンタ201は、設定ファイルに新規性がないことを確認したら、第2のパラメータ設定機能(WCN)の選択を中止して、第1のパラメータ設定機能(WPS)を選択する(S601)。第1のパラメータ設定機能をサポートしている機器があるかを検索するためにネットワーク検知処理を行う(S602、S604)。
ステップS602のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、PC202は、第1のパラメータ設定機能が未サポートであることを応答する(S603)。ステップS604のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、カメラ203は、第1のパラメータ設定機能をサポートしていることを応答する(S605)。
プリンタ201は、PC202、カメラ203からの応答に基づいて、第1のパラメータ設定機能をサポートしているのがカメラ203であることを確認する。そして、プリンタ201は、第1のパラメータ設定機能を選択し、カメラ203との間でパラメータ設定を行う(S606)。そして、第1のパラメータ設定機能によるパラメータ受信を終了する。これにより、パラメータ設定(パラメータの共有)が終了する(S607)。ステップS607の処理により第1のパラメータ設定機能で受信したパラメータをプリンタ201に設定する(S608)。そして、プリンタ201は、カメラ203と接続を行う(S609)。
本実施形態によれば、OOB方式とIn-band方式との自動選択を行うことが可能になる。古い設定ファイルが残っているデバイスにアクセスして、意図しないタイミングでOOB方式の設定処理が起動することを防ぎ、設定ファイルの上書きを防止することが可能になる。
また、設定ファイルを用いてOOB方式の設定を行い、ネットワーク接続を行った場合に、自デバイスが孤立することを防ぐことが可能になる。
<実施形態2>
実施形態2では、パラメータ設定機能の自動選択開始時にデバイス(UFD204)が検知されずに、最初に第1のパラメータ設定機能が選択された状態を想定する。その後、第1のパラメータ設定機能のネットワークの検知処理を実行中に、プリンタ201にデバイス(UFD204)が装着された場合を考える。
その時に、プリンタ201において、パラメータ設定機能の自動選択を再び行い、PC202またはカメラ203と接続するまでの処理の流れを説明する。ここで、PC202は設定ファイルを用いたWCNネットワーク205を構築しているものとする。
プリンタ201が第1、第2のパラメータ設定機能の自動選択を行い、その際、第2のパラメータ設定機能(WCN)を選択し、PC202とパラメータ設定を行う時の動作シーケンスを図7の参照により説明する。
第1のパラメータ設定機能(WPS)の処理を開始する(S701)。第1のパラメータ設定機能をサポートしている機器があるか、ネットワーク検知処理を行う(S701、S703)。
ステップS701のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、PC202は、第1のパラメータ設定機能が未サポートであることを応答する(S702)。ステップS703のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、カメラ203は、第1のパラメータ設定機能をサポートしていることを応答する(S704)。
プリンタ201は、ネットワーク検知処理終了後にデバイス(UFD204)を検知したら、第1のパラメータ設定機能を中断する(S705)。そして、デバイス(UFD204)内に、第2のパラメータ設定機能に必要な設定ファイルが存在するか否かを確認する(S706)。デバイス(UFD204)の応答により、プリンタ201は、設定ファイルがデバイス(UFD204)内に存在することを確認する(S707)。
プリンタ201は、デバイス(UFD204)から設定ファイルの読み込みを行い(S708)、デバイス(UFD204)から設定ファイルの情報を取得する(S709)。プリンタ201は、取得された設定ファイルの作成日時の情報と、プリンタ201の履歴記憶部104に記憶(格納)されている、設定ファイル群のファイル作成日時を示す使用履歴情報とを比較する。そして、デバイス(UFD204)から取得された設定ファイルの作成日時が最も新しいものであるか、そして、設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致するかを判定し、設定ファイルの新規性の有無を判定する(S710)。
このとき、設定ファイルの新規性が認められると、デバイス(UFD204)から取得された設定ファイルを用いて、プリンタ201の判断部106は、第2のパラメータ設定機能を選択し、決定部107は、WCNのパラメータ設定を実行する(S711)。そして、第1のパラメータ設定機能の処理は中止される(中断していた処理は途中終了となる)。そして、第2のパラメータ設定機能により、設定されたパラメータを用いてPC202との接続を行う(S712)。
次に、プリンタ201が第1、第2のパラメータ設定機能の自動選択を行う際、デバイス(UFD204)に設定ファイルが存在しなかった場合を想定する。このとき、第1のパラメータ設定機能を選択するまでの動作シーケンスを図8の参照により説明する。
本処理において、ステップS701乃至S706までは図7と同じ処理である。プリンタ201は、デバイス(UFD204)に設定ファイルが存在しないことを確認すると、第2のパラメータ設定機能(WCN)の選択を中止し、第1のパラメータ設定機能(WPS)の処理を再開する(S801)。第1のパラメータ設定機能をサポートしている機器があるか検索するためにネットワーク検知処理を行う(S802、S804)。ステップS802のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、PC202は、第1のパラメータ設定機能が未サポートであることを応答する(S803)。ステップS804のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、カメラ203は、第1のパラメータ設定機能をサポートしていることを応答する(S805)。
プリンタ201は、PC202、カメラ203からの応答に基づいて、第1のパラメータ設定機能をサポートしているのがカメラ203であることを確認する。そして、プリンタ201は、第1のパラメータ設定機能を選択し、カメラ203との間でパラメータ設定を行う(S806)。そして、第1のパラメータ設定機能によるパラメータ受信を終了する。これにより、パラメータ設定(パラメータの共有)が終了する(S807)。ステップS807の処理により第1のパラメータ設定機能で受信したパラメータをプリンタ201に設定する(S808)。そして、プリンタ201は、カメラ203と接続を行う(S809)。
次に、プリンタ201が第1、第2のパラメータ設定機能の自動選択を行う際、UFD204内の設定ファイルに新規性が認められなかった場合を想定する。このとき、プリンタ201が第1のパラメータ設定機能を選択する動作シーケンスを図9の参照により説明する。
ステップS701乃至S706までは図7と同じ処理である。プリンタ201は、デバイス(UFD204)内に設定ファイルが存在することを確認して、設定ファイルの読み込みを行う(S901)。プリンタ201は、設定ファイルの作成日時の情報と、履歴記憶部104に格納されている使用履歴情報と比較する。そして、プリンタ201は、設定ファイルに新規性がないことを確認したら、第2のパラメータ設定機能(WCN)の選択を中止し、第1のパラメータ設定機能(WPS)の処理を再開する(S902)。
第1のパラメータ設定機能をサポートしている機器があるか検索するためにネットワーク検知処理を行う(S903、S905)。ステップS903のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、PC202は、第1のパラメータ設定機能が未サポートであることを応答する(S904)。ステップS905のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、カメラ203は、第1のパラメータ設定機能をサポートしていることを応答する(S906)。
プリンタ201は、PC202、カメラ203からの応答に基づいて、第1のパラメータ設定機能をサポートしているのがカメラ203であることを確認する。そして、プリンタ201は、第1のパラメータ設定機能を選択し、カメラ203との間でパラメータ設定を行う(S907)。そして、第1のパラメータ設定機能によるパラメータ受信を終了する。これにより、パラメータ設定(パラメータの共有)が終了する(S908)。
ステップS908の処理により第1のパラメータ設定機能で受信したパラメータをプリンタ201に設定する(S909)。そして、プリンタ201は、カメラ203と接続を行う(S910)。
本実施形態によれば、OOB方式とIn-band方式との自動選択を行うことが可能になる。古い設定ファイルが残っているデバイスにアクセスして、意図しないタイミングでOOB方式の設定処理が起動することを防ぎ、設定ファイルの上書きを防止することが可能になる。
また、設定ファイルを用いてOOB方式の設定を行い、ネットワーク接続を行った場合に、自デバイスが孤立することを防ぐことが可能になる。
<実施形態3>
実施形態3では、まず、最初にパラメータ設定機能の自動選択を開始した際にデバイス(UFD204)が検知されず、第1のパラメータ設定機能が選択されたものとする。そして第1のパラメータ設定機能によるパラメータ設定終了時に、プリンタ201にデバイス(UFD204)が装着された場合を想定する。ここで、パラメータ設定終了時では、パラメータの共有は完了しているが、プリンタ201自身にパラメータ設定が行われていない状態である。その時に、プリンタ201において、第1、第2のパラメータ設定機能の自動選択を再び行い、PC202又はカメラ203と接続するまでを図10の参照により説明する。また、PC202は設定ファイルを用いたWCNネットワーク205を構築しているものとする。
図10は、プリンタ201が第1、第2のパラメータ設定機能の自動選択を行い、その際、第2のパラメータ設定機能(WCN)を選択し、PC202とパラメータ設定を行う時の動作シーケンスを示す図である。第1のパラメータ設定機能(WPS)の処理を開始する(S1001)。第1のパラメータ設定機能をサポートしている機器があるかを検索するためにネットワーク検知処理を行う(S1001、S1003)。
ステップS1001のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、PC202は、第1のパラメータ設定機能が未サポートであることを応答する(S1002)。ステップS1003のネットワーク検知処理(問合せ)に対して、カメラ203は、第1のパラメータ設定機能をサポートしていることを応答する(S1004)。そして、プリンタ201は、第1のパラメータ設定機能を選択し、カメラ203との間でパラメータ設定を行う(S1005)。そして、第1のパラメータ設定機能によるパラメータ受信を終了する。これにより、パラメータ設定(パラメータの共有)が終了する(S1006)。
その後、プリンタ201は、装着されたデバイス(UFD204)を検知すると(S1007)、第1のパラメータ設定機能の処理を中断する。そして、プリンタ201は、UFD204内に、第2のパラメータ設定機能に必要な設定ファイルが存在するか否かを確認する(S1008)。デバイス(UFD204)の応答により、プリンタ201は、設定ファイルがデバイス(UFD204)内に存在することを確認する(S1009)。プリンタ201は、デバイス(UFD204)から設定ファイルの読み込みを行い、デバイス(UFD204)から設定ファイルの情報を取得する(S1009)。
プリンタ201は、取得された設定ファイルの作成日時の情報と、プリンタ201の履歴記憶部104に記憶(格納)されている、設定ファイル群のファイル作成日時を示す使用履歴情報とを比較する。そして、デバイス(UFD204)から取得された設定ファイルの作成日時が最も新しいものであるか、そして、設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致するかを判定し、設定ファイルの新規性の有無を判定する(S1010)。このとき、設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致しない場合に、設定ファイルの新規性が認められる。
プリンタ201は、第1のパラメータ設定機能の処理を中止して(中断していた処理を途中終了し)、第1のパラメータ設定機能で受信したパラメータを破棄する。そして、プリンタ201の判断部106は、デバイス(UFD204)から取得された設定ファイルを用いて、第2のパラメータ設定機能を選択する(S1011)。そして、プリンタ201の決定部107は、WCNのパラメータ設定を実行する(S1012)。そして、第2のパラメータ設定機能により、設定されたパラメータを用いてPC202との接続を行う(S1013)。
次に、図10の動作シーケンスにおいて、デバイス(UFD204)に設定ファイルが存在しなかった場合に第1のパラメータ設定機能を選択する動作シーケンスを図11の参照により説明する。ステップS1001乃至S1008までは図10と同じ処理である。
デバイス(UFD204)の応答により、プリンタ201は、設定ファイルがデバイス(UFD204)内に存在しないことを確認する(S1101)。そして、プリンタ201は、第2のパラメータ設定機能(WCN)の選択を中止する(S1102)。そして、プリンタ201の判断部106は、第1のパラメータ設定機能(WPS)を選択し、決定部107は第1のパラメータ設定機能(WPS)で受信したパラメータを設定する(S1103)。そして、第1のパラメータ設定機能により、設定されたパラメータを用いてカメラ203との接続を行う(S1104)。
次に、図10の動作シーケンスにおいて、デバイス(UFD204)内の設定ファイルに新規性が認められなかった時の動作シーケンスを図12の参照により説明する。ステップS1001乃至S1009までは図10と同じ処理である。
設定ファイルの新規性有無の判断で、設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致する場合に、設定ファイルは新規性がないものと判断される。プリンタ201は、第2のパラメータ設定機能(WCN)の選択を中止し(S1202)、第1のパラメータ設定機能で受信したパラメータを設定する(S1203)。 そして、第1のパラメータ設定機能により、設定されたパラメータを用いてカメラ203との接続を行う(S1204)。
本実施形態によれば、OOB方式とIn-band方式との自動選択を行うことが可能になる。古い設定ファイルが残っているデバイスにアクセスして、意図しないタイミングでOOB方式の設定処理が起動することを防ぎ、設定ファイルの上書きを防止することが可能になる。
また、設定ファイルを用いてOOB方式の設定を行い、ネットワーク接続を行った場合に、自デバイスが孤立することを防ぐことが可能になる。
<実施形態4>
図13は、実施形態4にかかるネットワークの概略的な構成を示す図である。ネットワークを構成する機器として、自動選択機器のプリンタ1301、カメラ1302、デバイス(UFD)1303で構成される。プリンタ1301は、複数のパラメータ設定方式の中からいずれか1つの方式を選択し、選択されたパラメータ設定方式を用いてパラメータの設定を行う機能を有する通信装置として機能する自動選択機器である。カメラ1302は、無線LANを用いたパラメータ設定機能であるWPS(Wi-Fi Protected Set Up)をサポートしている。UFD1303は、WCNのパラメータ設定機能を使用するための設定ファイルを格納する記憶媒体として機能する。
実施形態4において、プリンタ1301は、無線LANを用いたパラメータ設定方式であるWPS(第1のパラメータ設定機能)と、無線LAN以外を用いたパラメータ設定方式であるWCN(第2のパラメータ設定機能)とを有する。
尚、実施形態4では、WPSは例示的なパラメータ設定方式であり、In−Band方式、すなわち無線LANを用いたパラメータ設定機能ならば、第1のパラメータ設定機能は、どの方式でも構わない。また、第2のパラメータ設定機能の対象として、WCNを例示しているが、OOB方式、すなわち無線LANを用いないパラメータ設定機能ならば、WCNに限定されずにどの方式でも構わない。
また、本実施形態ではUFD1303を介して設定ファイルの読み書きなどのやりとりを行うが、この方法に限定されるものではない。例えば、近距離通信(Bluetooth、NFC(Near Field Communication))によって、設定ファイルの読み書きなどのやりとりを行ってもよい。また、自動選択機器のプリンタ1301の構成は図2と同じである。
実施形態4では、デバイス(UFD1303)に先に説明した実施形態1、2及び3で述べたような新規性のあるWCNの設定ファイルが入っているものとする。しかしながら、その設定ファイルを用いて構築された図1に示すようなWCNネットワーク205が存在しない場合を考える。
判断部106は、読み込まれた設定ファイルの作成日時の情報と、履歴記憶部104に記憶(格納)されている使用履歴情報と、の比較を行う。取得された設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致する場合、設定ファイルは従前のパラメータ設定に使用されたものであり、判断部106はその設定ファイルの新規性がないと判断する。一方、取得された設定ファイルの作成日時の情報と使用履歴情報とが一致しない場合、その設定ファイルには新規性があると判断される。
図14は、本実施形態における自動選択機器のプリンタ1301の動作の流れを説明する図である。基本的な流れは図3のステップS306まで同じ流れで処理が実行され、ステップS307で設定ファイルの新規性の有無が判断される。
ステップS307の判定で、設定ファイルに新規性が認められる場合(S307−Yes)、処理はステップS1401に進められる。ステップS1401において、設定ファイル取得部105は、設定ファイルから無線LANを識別するための識別情報(SSID、ネットワーク識別子)を取得する(S1401)。また、設定ファイル取得部105は、設定ファイルからネットワークにおける通信を制御するための特性や回線の種類等、ネットワークの特性を示すチャネル情報を取得する(S1401)。ステップS1402において、ステップS1401で取得された識別情報(SSID)とチャネル情報とのうち少なくともいずれか一方を用いてネットワークを検索するためのネットワークスキャン処理を行う。
ステップS1403において、設定ファイルを用いて構築されたネットワークが存在するか否かが確認される。この確認結果に基づいて、設定ファイルを用いて構築されたネットワークが存在すれば(S1403−Yes)、処理はステップS1404に進められ、ステップS1404において、図3のステップS308の処理が実行される。
ステップS308において、判断部106は、第2のパラメータ設定機能を選択して、決定部107は、選択された第2のパラメータ設定機能に基づいてパラメータ設定を実行する。第1のパラメータ設定機能の処理が中断されていれば、その処理を中断から中止(処理を途中終了)にして、判断部106はUFD204内の設定ファイルを用いた第2のパラメータ設定機能を選択する。判断部106の選択に基づいて決定部107はパラメータ設定を実行する。
一方、設定ファイルを用いて構築されたネットワークが存在しなければ(S1403−No)、処理はステップS1405に進められる。そして、ステップS1405において、図3のステップS309、S310、S311の処理が順次実行される。
すなわち、ステップS309において、先のステップS306で取得された設定ファイルは破棄される。そして、ステップS310において、判断部106は、UFD204内の設定ファイルを用いた第2のパラメータ設定機能の選択を中止(終了)する。ステップS311において、決定部107は、判断部106による第2のパラメータ設定機能の選択を中止する旨の判断結果を受けて、第1のパラメータ設定機能に切替えてパラメータ設定を実行する。決定部107は、第1のパラメータ設定機能によるパラメータの設定処理が中断されている場合は、中断されているパラメータ設定処理を再開する。以上の処理の実行後に処理は終了する。
尚、デバイス(UFD)の装着によって生じる処理のシーケンスの流れとしては、設定ファイルの新規性の判断までは実施形態1乃至3で説明したのと同じ流れである。その後はデバイスの装着されるタイミングに関係なく以下の処理の流れになる。
設定ファイルから無線LANにおけるネットワークを識別するための識別情報(SSID)とチャネル情報とを取得して、設定ファイルを用いて構築されたネットワークが存在することを確認できたら、第2のパラメータ設定機能を用いてパラメータ設定を行う。この時、第1のパラメータ設定機能を実行していたら、第1のパラメータ設定機能を中止する。
設定ファイルを用いて構築されたネットワークが存在することを確認できなければ、第2のパラメータ設定機能の選択を中止(終了)し、第1のパラメータ設定機能を実行する。パラメータ設定が完了したら、その設定方式に対応している機器に対し接続を行う。
本実施形態によれば、OOB方式とIn-band方式との自動選択を行うことが可能になる。古い設定ファイルが残っているデバイスにアクセスして、意図しないタイミングでOOB方式の設定処理が起動することを防ぎ、設定ファイルの上書きを防止することが可能になる。
また、設定ファイルを用いてOOB方式の設定を行い、ネットワーク接続を行った場合に、自デバイスが孤立することを防ぐことが可能になる。
(他の実施形態)
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録したコンピュータ可読の記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。また、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラム自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される。また、プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態1、2、3にかかるネットワークの概略的な構成を示す図である。 自動選択機器のプリンタ201の概略的な構成を示す図である。 実施形態1、2,3の自動選択機器の処理の流れを説明するフローチャートである。 実施形態1において、第2のパラメータ設定機能選択時の動作シーケンスを示す図である。 実施形態1において、設定ファイルが存在しない場合の、第1のパラメータ設定機能選択時の動作シーケンスを示す図である。 実施形態1において、設定ファイルに新規性がない場合の、第1のパラメータ設定機能選択時の動作シーケンスを示す図である。 実施形態2において、第2のパラメータ設定機能選択時の動作シーケンスを示す図である。 実施形態2において、設定ファイルが存在しない場合の第1のパラメータ設定機能選択時の動作シーケンスを示す図である。 実施形態2において、設定ファイルに新規性がない場合の第1のパラメータ設定機能選択時の動作シーケンスを示す図である。 実施形態3において、第2のパラメータ設定機能選択時の動作シーケンスを示す図である。 実施形態3において、設定ファイルが存在しない場合の第1のパラメータ設定機能選択時の動作シーケンスを示す図である。 実施形態3において、設定ファイルに新規性がない場合の第1のパラメータ設定機能選択の動作シーケンスを示す図である。 本発明の実施形態4にかかるネットワークの概略的な構成を示す図である。 実施形態4の自動選択機器の処理の流れを説明するフローチャートである。
101 無線通信部
102 要求検知部
103 パラメータ設定部
104 履歴記憶部
105 設定ファイル取得部
106 判断部
107 決定部

Claims (14)

  1. 第1の方式により通信パラメータを設定する第1のパラメータ設定機能と、前記第1の方式とは異なる第2の方式により通信パラメータを設定する第2のパラメータ設定機能と、を有する通信装置であって、
    前記第2のパラメータ設定機能を用いたパラメータ設定の要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段により前記パラメータ設定の要求を受信した際に、前記第2のパラメータ設定機能に必要な設定ファイルを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得された前記設定ファイルが作成されたときを示す情報と、格納手段に格納されている設定ファイルの使用履歴情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に応じて、前記第1のパラメータ設定機能または前記第2のパラメータ設定機能のいずれか一方を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたパラメータ設定機能を用いて、パラメータ設定を実行する設定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記要求受信手段は、前記設定ファイルを有するデバイスとの近距離通信又は前記デバイスが装着されることによって前記パラメータ設定の要求を受信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記取得手段は、前記設定手段により前記パラメータ設定が実行された後に、前記設定ファイルが作成された作成日時を示す情報を前記格納手段に格納して、前記使用履歴情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記比較手段による比較により、前記設定ファイルが作成されたときを示す情報と、前記格納手段に格納されている設定ファイルの使用履歴情報とが一致しない場合に、
    前記選択手段は、前記第2のパラメータ設定機能を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記比較手段による比較により、前記設定ファイルが作成されたときを示す情報と、前記格納手段に格納されている設定ファイルの使用履歴情報とが一致する場合に、
    前記選択手段は、前記第1のパラメータ設定機能を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記設定ファイルを用いて構築されたネットワークの存在を確認する確認手段を更に有し、
    前記選択手段は、前記比較手段の比較結果と、前記確認手段の確認結果と、に基づいて、前記第1のパラメータ設定機能または前記第2のパラメータ設定機能のいずれか一方を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記確認手段は、前記設定ファイルに格納されているネットワークの識別情報と、前記ネットワークの特性を示すチャネル情報と、のうち少なくともいずれか一方を取得し、前記識別情報と前記チャネル情報とのうち少なくともいずれか一方を用いて前記ネットワークを検索するためのネットワークスキャン処理を行うことで、前記ネットワークの存在を確認することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記比較手段による比較により、前記設定ファイルが作成されたときを示す情報と、前記使用履歴情報とが一致しない場合であり、かつ、前記確認手段により前記ネットワークの存在が認められた場合に、
    前記選択手段は、前記第2のパラメータ設定機能を選択することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記比較手段による比較により、前記設定ファイルが作成されたときを示す情報と、前記使用履歴情報とが一致する場合、または、前記確認手段により前記ネットワークの存在が認められない場合に、
    前記選択手段は、前記第1のパラメータ設定機能を選択することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  10. 前記取得手段が前記設定ファイルを取得できなかった場合に、前記選択手段は、前記第1のパラメータ設定機能を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記第1のパラメータ設定機能による処理の実行中において、
    前記要求受信手段が前記第2のパラメータ設定機能を用いたパラメータ設定の要求を受信し、
    前記比較手段による比較により、前記取得手段により取得された前記設定ファイルが作成されたときを示す情報が前記使用履歴情報と一致しないと判断される場合に、
    前記選択手段は、前記第1のパラメータ設定機能の処理を中止して、前記第2のパラメータ設定機能を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  12. 前記第1の方式の通信パラメータを設定する第1のパラメータ設定機能には、WPS(Wi-Fi Protected Set Up)が含まれ、
    前記第2の方式の通信パラメータを設定する第2のパラメータ設定機能には、WCN(Windows(登録商標) Connect Now)が含まれることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  13. 第1の方式による通信パラメータを設定する第1のパラメータ設定機能と、前記第1の方式とは異なる第2の方式により通信パラメータを設定する第2のパラメータ設定機能と、を有する通信装置における通信パラメータの設定方法であって、
    要求受信手段が、前記第2のパラメータ設定機能を用いたパラメータ設定の要求を受信する要求受信工程と、
    取得手段が、前記要求受信工程で前記パラメータ設定の要求が受信された際に、前記第2のパラメータ設定機能に必要な設定ファイルを取得する取得工程と、
    比較手段が、前記取得工程で取得された前記設定ファイルが作成されたときを示す情報と、格納手段に格納されている設定ファイルの使用履歴情報とを比較する比較工程と、
    選択手段が、前記比較工程での比較結果に応じて、前記第1のパラメータ設定機能または前記第2のパラメータ設定機能のいずれか一方を選択する選択工程と、
    設定手段が、前記選択工程で選択されたパラメータ設定機能を用いて、パラメータ設定を実行する設定工程と、
    を有することを特徴とする通信パラメータの設定方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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