JP5203505B2 - 半導体レーザモジュールおよび半導体レーザモジュールの製造方法 - Google Patents

半導体レーザモジュールおよび半導体レーザモジュールの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、主に光通信分野に用いられる半導体レーザモジュール及びその製造方法に関するものである。
一般に、光通信における信号用光源や光ファイバ増幅器の励起用光源等として、半導体レーザモジュールが用いられている。
図12は、半導体レーザモジュール100を示す図であり、図12(A)は平面図、図12(B)は側面図である。半導体レーザモジュール100は、主に半導体レーザ素子101、光ファイバ102、ベース103等から構成される。半導体レーザ素子101は、ベース103上に固定される。光ファイバ102は、半導体レーザ素子101からの出射光と光学的に光結合されるように、ベース103上に配置され、固定材104によって固定される。なお、固定材104としては、合成樹脂系接着剤や半田、低融点ガラス等が適用可能である。
光ファイバ102と半導体レーザ素子101との調芯固定には、パッシブ・アラインメント法あるいはアクティブ・アラインメント法がある。近年の10Gb/s以上の高速通信に用いられる半導体レーザモジュールにおいては、より精密な調整が行えるアクティブ・アラインメントが主に用いられている。このアクティブ・アラインメントは、光ファイバ102の入射側の端部が半導体レーザ素子101の出射光と光結合した状態で、他端でレーザ光を検出器によってモニタすることによって行われる。
光ファイバ102の固定の際には、半田ごてや、レーザなどによる加熱手段によって、半田又は低融点ガラス等の固定材104が加熱溶融される。光ファイバ102は、溶融状態の固定材104の中で、自由に動かすことができる。検出信号の値をモニタすることにより、光ファイバ102の位置が調整される。検出信号が十分な値に達すると、固定材104は冷却され、光ファイバ102が定位置に固定される。
図13(A)は、レーザにより半田プリフォームを加熱する状態を示す図である。従来の光ファイバ102の固定方法としては、例えば、図13(A)に示すように、光ファイバ102の固定には固定材104として半田が用いられる。図13(A)に示すように、半田プリフォームである固定材104は、ベース103上に配置され、図示を省略したレーザ照射器より発せられるレーザ105を、固定材104上部から照射することで加熱される。固定材104は加熱溶融され、光ファイバ102がベース103に固定される。
ベース103を構成する部材は、一般的に熱伝導率の高いCuWなどで構成されるため、長時間加熱すると、他の光学素子に熱が伝播し悪影響をおよぼす恐れがある。このため、短時間の加熱で固定材104(半田)を溶融させ固定させる必要がある。しかし、この方法によると、固定材104(半田)の溶融時にベース部材を十分に加熱することができず、固定材104(半田)とベース103のぬれが不十分となるという問題がある。
この他の光ファイバの固定方法としては、例えば、固定材である半田プリフォームや低融点ガラス等を加熱線やソフトビーム(例えばハロゲンランプ等のランプ光など)、または、半導体レーザ、YAGレーザ等で加熱して光ファイバを固定する方法がある(例えば特許文献1、特許文献3)。
図13(B)は、加熱体で固定材を加熱する状態を示す図である。図13(B)に示すように、固定材104(半田)を固定するための支持体112の下部には発熱線111が巻きつけられる。光ファイバ102を調芯固定する際には、発熱線111に電流を流して、支持体112自体の温度を上昇させる。支持体112により、固定材104(半田)が溶融して、光ファイバ102が支持体112上に固定される。
また、光ファイバの支持体を抵抗体として、固定材である半田を抵抗体で加熱して、光ファイバを固定する方法がある(例えば特許文献2、特許文献4)。
図14(A)は、抵抗体で固定材を加熱する状態を示す図である。図14(B)に示すように、基板121上に抵抗体122が配置され、抵抗体122の両端部にはサイドパッド123が設けられる。サイドパッド123および抵抗体122が接合された基板121は、ベース103上に設置される。光ファイバ102は、抵抗体122上に配置され、固定材104(半田)が設けられる。
抵抗体122の両端に設けられたサイドパッド123に電流を印加すると、抵抗体122が発熱する。このため、固定材104(半田)が溶融する。電流の印加を止めると、光ファイバ102が抵抗体122に固定される。
実開平3−16367号公報 特表2006−509254号公報 特開2000−183445号公報 米国特許第6164837号公報
しかしながら、特許文献1から特許文献4のいずれの方法においても、加熱部がベースに接触しているため、ベースも加熱されてしまい、他の光学素子にも影響をおよぼす恐れがある。また、支持体112や抵抗体122を加熱するための加熱機構を新たに設けるためにコストがかかるという問題がある。このため、簡易なメカニズムで効率的に固定材および固定材配置部のベース部分を加熱可能な方法が望まれている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、ベース等に設けられた簡単な構造により、固定材および、固定材との固定部分を効率的に加熱でき、光ファイバの固定部材への接合強度を強化することが可能であり、製造コスト、組立コストの低減を図ることができる半導体レーザモジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、光ファイバと発光素子とが光学的に結合される半導体レーザモジュールであって、ベースと、前記ベースに対して固定される発光素子と、前記ベースに対して固定される固定部材と、前記固定部材上に固定され、前記発光素子と光学的に結合する光ファイバと、を具備し、前記光ファイバは、固定材によって前記固定部材に固定されており、前記固定部材における前記固定材が設けられる部位の下部に対応する部位の前記ベースには切り欠き部が形成されていることを特徴とする半導体レーザモジュールである。
前記切り欠き部は、前記ベースに設けられた貫通孔であり、前記固定部材は、前記貫通孔に対して、前記光ファイバの軸方向と略同一の方向にまたがるように設けられ、前記光ファイバの軸方向に対する前記貫通孔の幅は、前記光ファイバの軸方向に対する前記固定部材の幅よりも大きくてもよい。
前記固定材が配置される部位に対応する部位の前記固定部材の下面には、凹部が形成されてもよい。前記固定材が配置される部位の側方に対応する部位の前記固定部材の下面には、溝部が形成されてもよい。
前記ベースの前記固定部材の設置部には、溝が形成されており、前記ベースに対する前記固定部材の位置決めが可能であってもよい。
第1の発明によれば、光ファイバを固定するための固定材が設けられる部位に対応する部位のベースに切り欠き部が形成されているため、固定材の配置される部位の固定部材下方に空間が形成される。したがって、固定材が設けられる固定部材下方側から固定部材を直接局所加熱等することができる。したがって、固定材と固定部材の両者を効率良く加熱等することができ、作業性および接合性に優れる。
また、この際、特殊な抵抗体や加熱線を設ける必要がなく、抵抗体や加熱線等に電流を流す電極の接続等も不要である。また、ベースの材質(ベース表面の材質)を絶縁体とする必要もない。このため、作業性に優れ、部品点数を削減することができ、材質の選択範囲を広げることができる。
また、切り欠き部を貫通孔として、固定部材が光ファイバの軸方向と略同一の方向に貫通孔にまたがるように設けられ、光ファイバの軸方向に対する貫通孔の幅が固定部材の幅よりも大きければ、固定部材の両側方に貫通孔が露出する。このため、ベース上方側からL字型の加熱部材等を挿入することができ、加熱部材等と光ファイバとが干渉することなく、固定部材の下面側を加熱等することができる。
また、固定材の配置される位置に対応する固定部材の下面に凹部を設ければ、固定部材の下面から、より容易に固定材を加熱することができる。また、固定材が配置される部位の側方に対応する固定部材の下面に溝部が形成されれば、固定部材を下面から加熱した際に、熱が固定部材の両側方に伝播することを抑制することができる。このため、固定部材からベースへの熱伝播を抑制することができる。
また、固定部材の熱伝導率を100W/m・K以上とし、固定部材とベースとの間に、熱伝導率が100W/m・K未満の中間部材を設けることにより、固定部材の下面からの加熱によって、短時間で固定材を加熱することができるとともに、固定部材からのベースへの熱伝播を抑制することができる。また、固定部材の熱伝導率が100W/m・K未満であれば、固定部材下面からの加熱によって、固定部材の加熱部分近傍のみを効率良く昇温することができる。このため、固定部材からのベースへの熱伝播を抑制することができる。
また、固定部材が紫外線を透過可能であり、固定材が紫外線硬化樹脂であれば、固定部材の下方から紫外線を照射し、固定材を硬化させることができる。
また、ベースの固定部材設置部に、溝が形成されていれば、固定部材を確実にベースの決まった位置に固定することができる。
第2の発明は、光ファイバと発光素子とが光学的に結合される半導体レーザモジュールの製造方法であって、発光素子および固定部材が固定されたベースを用い、前記固定部材上に、前記発光素子と光学的に結合するように光ファイバを設置し、前記光ファイバに対して固定材を設け、前記固定材が配置される部位に対応する前記ベースに設けられた切り欠き部を利用し、前記固定部材の下方より前記固定材に熱または紫外線を照射して、前記固定材により前記光ファイバを前記固定部材に固定することを特徴とする半導体レーザモジュールの製造方法である。
第2の発明によれば、簡易な構造であり、作業性に優れ、光ファイバを固定する固定材を効率良く加熱等行うことができ、ベースへの熱伝播を抑えることが可能な半導体レーザモジュールの製造方法を得ることができる。
本発明によれば、ベース等に設けられた簡単な構造により、固定材および固定材の固定部を効率的に加熱でき、光ファイバの固定部材への接合強度を強化することが可能であり、製造コスト、組立コストの低減を図ることができる半導体レーザモジュール及びその製造方法を提供することができる。
(A)は本発明の第1の実施形態に係る半導体レーザモジュールL1の斜視図、(B)は平面図、(C)は側面図。 (A)は図1(B)のA−A線断面図、(B)は(A)の平面図。 (A)は本発明の第2の実施形態に係る半導体レーザモジュールL2の斜視図、(B)は平面図、(C)は側面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体レーザモジュールL3の平面図。 (A)は半導体レーザモジュールL2の断面図、(B)は(A)の平面図。 半導体レーザモジュールL2の変形例を示す斜視図。 固定材6の加熱方法を示す図で、(A)はスポットヒータを用いた図、(B)はレーザ照射器を用いた図。 固定材6の他の加熱方法を示す図。 固定材16に紫外線を照射する状態を示す図。 切り欠き部等の変形例を示す断面図。 (A)は本発明の第4の実施形態例に係る半導体レーザモジュールL4の平面図、(B)は(A)のD−D線断面図。 (A)は従来の半導体レーザモジュール100の平面図、(B)は側面図。 (A)は従来の半導体レーザモジュール100の半田加熱方法を示す図、(B)は従来の半導体レーザモジュール110の半田加熱方法を示す図。 (A)は従来の半導体レーザモジュール120を示す斜視図、(B)は基板121等の構造を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1(A)は、半導体レーザモジュールL1を示す斜視図であり、図1(B)は半導体レーザモジュールL1の平面図、図1(C)は半導体レーザモジュールL1の側面図である。半導体レーザモジュールL1は、主に、半導体レーザ素子1、光ファイバ2、固定部材5、固定材6、ベース8等から構成され、さらに、図示を省略したレーザ出力のモニタのための受光素子等が設けられる。
ベース8は、例えば、幅(図中l方向)が6mm、長さ(図中w方向)が10mm、厚み(図中d方向)が1mm程度であり、例えば、材料としてはCuWが使用できる。ベース8は、図示を省略したペルチェ素子上に固定される。
ベース8上には、発光素子取り付け台4が固定される。さらに、発光素子取り付け台4上には、半導体レーザ素子1が固定される。すなわち、半導体レーザ素子1はベース8上に固定される。発光素子である半導体レーザ素子1は、レーザを出射するレーザーダイオードである。
ベース8上には、半田等によって固定部材5が固定される。ベース8の固定部材5が固定される位置には、溝3が形成される。すなわち、固定部材5は溝3に嵌められた状態で、半田等によってベース8に固定される。したがって、固定部材5の設置位置は、溝3により決定される。なお、固定部材5のベース8への固定方法としては、半田等のみであってもよく、または溝3との嵌合のみであってもよい。また、ベース8と固体部材5とを金属片等によって固定してもよく、可能な場合には、溶接、ねじ止め等の方法を用いてもよい。
固定部材5は、略矩形の板状部材である。固定部材5のサイズは適宜設計されるが、発明者等がいくつかの材料系において行った実験から、幅(図中w方向)は、光ファイバ2が固定部材5上で固定される強度によって決定され、好ましくは、1mm〜3mmであり、例えば2mm程度である。また、厚み(図中d方向)は、光ファイバ2が固定された状態で、光ファイバ2の移動による力、あるいは熱履歴によって破損しない最小値と、固定材が固定される部分が均等に加熱される最大値との間で決定され、好ましくは0.5mm〜2mmであり、例えば1mm程度である。また、長さ(図中l方向)は、ベース8の後述する切り欠きより長く、両端をベース8に確実に固定できる長さで、好ましくは3mm〜5mmであり、例えば4mm程度である。なお、固定部材5の長さは、加熱時の高温領域(後述)の熱分布より長いことが望ましい。
また、固定部材5の材質は、例えば、ベース8あるいは固定材と反応性を有しない、熱伝導率が0.6〜60W/m・Kのジルコニア、アルミナ、炭化珪素、窒化珪素などのセラミック(無機系固体)あるいはKOVAR(登録商標)などの低熱伝導率合金から選択される。すなわち、固定部材5としては、熱伝導率が悪い(100W/m・K未満)材料を用いることができる。
固定部材5上には、光ファイバ2が固定される。光ファイバ2は、例えばレンズドファイバである。光ファイバ2は、固定材6によって、固定部材5に固定される。この際、光ファイバ2は調芯されており、半導体レーザ素子1と光学的に光結合されている。
固定材6としては、長期的信頼性を考慮すると合成樹脂系接着剤よりも、半田あるいは低融点ガラス等が望ましく、本実施形態では、セラミックとの接着性および、光ファイバとの熱膨張係数の近さから低融点ガラスを用いることが望ましい。
固定材6に対応する部位(固定材6の下方)のベース8には切り欠き部9が形成される。すなわち、固定部材5は切り欠き部9にまたがるようにベース8に固定される。固定部材5は、光ファイバ2の軸方向とは略垂直な方向に、切り欠き部9に対してまたがるように設置される。切り欠き部9によって、固定部材5の下方(固定材6に対応する部位)に空間が形成される。なお、切り欠き部9の形状は図示した例に限られず、矩形、半円形、半楕円形、三角形、多角形等、種々の形状が選択可能である。
図2(A)は、図1(B)のA−A線断面図である。前述の通り、固定部材5の下方には、切り欠き部9が形成される。このため、図2(A)に示すように、スポットヒータ10等を用いて固定部材5の下面から固定部材5を加熱することができる。したがって、固定部材5上の固定材6を効率良く加熱することができる。
図2(B)は、図2(A)の平面図であり、固定材6および光ファイバ2については図示を省略する。図2(B)に示すように、固定部材5の下方からスポットヒータ10により加熱すると、固定部材5が局所的に加熱される。このため固定部材5の熱伝導により、固定部材5の上面側の固定材6が加熱される。したがって、固定材6が溶融し、その後の冷却により固化することで、光ファイバ2を固定部材5に固定することができる。
この際、固定部材5は熱伝導率が低いため、固定材6の溶融が完了する間の加熱において(例えば数秒〜数十秒間)、図2(B)に示すように、固定部材5の高温領域Tは、固定部材5の全体には広がらず、固定部材5とベース8との接続部近傍は、高温領域とはならない。このため、ベース8への熱の伝播が抑制される。すなわち、切り欠き部9の幅は、固定材6の溶融に必要な加熱時間における高温領域Tの幅よりも大きければよく、また、固定部材5は、切り欠き部9にまたがるために、切り欠き部9よりも長ければ良い。
第1の実施の形態によれば、簡易な構造で固定材6を効率良く加熱することができる。また、切り欠き部9により、固定部材5の下方に空間が形成されるため、固定部材5を下面から加熱することができる。また、加熱された固定部材5により固定材6が加熱されるため、固定材6の溶融時に固定部材5が十分に加熱されており、固定材6と固定部材5のぬれが良好である。このため、固定材6と固定部材5との高い接合性を得ることができる。
また、固定部材5の熱伝導率が低く、固定材6の溶融に必要な時間の加熱では、固定部材5全体が高温領域とはならない。切り欠き部9によって、固定部材5は、端部のみがベース8と接合されるため、固定部材5からベース8への熱の伝播が抑制される。また、ベース8に溝3が形成されるため、固定部材5の位置決めが容易である。
次に、第2の実施の形態について説明する。図3(A)は、半導体レーザモジュールL2を示す斜視図であり、図3(B)は半導体レーザモジュールL2の平面図、図3(C)は半導体レーザモジュールL2の側面図である。なお、以下の説明において、図1と同様の機能を奏する構成については、図1と同様の符号を付し、重複した説明を省略する。また、以下の図において、溝3については図示を省略する。半導体レーザモジュールL2は、半導体レーザモジュールL1と略同様の構成であるが、切り欠き部9aの態様が異なる。
切り欠き部9aは、半導体レーザモジュールL1における切り欠き部9と同様の機能を奏するが、一方が開放された切り欠き部9とは異なり、貫通孔形状である。なお、切り欠き部9aの形状は、切り欠き部9と同様に、図示した例に限られず、矩形、半円形、半楕円形、三角形、多角形等、種々の形状が選択可能である。また、貫通孔である切り欠き部9aの径(長さ)は固定部材5の機械的な強度が保てる長さである。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、切欠き部9aが貫通孔であるため、ベース8の変形等をより確実に防止することができる。なお、切欠き部9では、ベース8の一方の側部が不連続となるために、ベース8のねじれが生じる恐れがあるため、切り欠き部9よりも、切り欠き部9aであることがより好ましい。このため、以下の実施形態においては、切欠き部9aの場合について説明する。
次に、第3の実施の形態について説明する。図4は、半導体レーザモジュールL3を示す平面図である。半導体レーザモジュールL3は、半導体レーザモジュールL2と略同様の構成であるが、固定部材5の配置方向が異なる。
半導体レーザモジュールL3の固定部材5は、固定部材5が光ファイバ2の軸方向と略一致する方向に切り欠き部9aをまたぐように固定される。すなわち、光ファイバ2の軸方向に対し、切り欠き部9aの前後で固定部材5とベース8とが固定される。この際、光ファイバ2の軸方向に対する切り欠き部9aの幅(すなわち、光ファイバ2の軸方向に対して略垂直な方向の切り欠き部9aの幅)は、固定部材5の幅(光ファイバ2の軸方向に対して略垂直な方向の固定部材5の幅)よりも大きい。したがって、固定部材5の両側方には、切り欠き部9aがベース8の上面側に露出する。
したがって、ベース8の上方や側方からL字型の加熱手段を固定部材5の下部へ挿入し、固定部材5を下方から加熱することができる。この場合、加熱手段を下方から挿入する必要が無いので、パッケージに半導体モジュールを組み込んで固定した後からでも光ファイバ2の調芯固定を行うことができる。また、固定部材5の両側方の切り欠き部9aの開口部には光ファイバ2が存在しないため、加熱手段が光ファイバ2と干渉することがない。
第3の実施の形態によれば、第1、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、ベース8の上方からL字型の加熱手段を用いて固定部材5の下面を加熱することができ、この際、加熱手段が光ファイバ2と干渉することがない。
なお、固定部材5としては、ベース8および固定材6と反応性を有しない、熱伝導性の良い材料を用いてもよく、この場合、熱伝導率が100W/m・K以上の銅板などの金属、あるいはCuWなどの合金、窒化アルミ等のセラミックスなどから選択することもできる。
たとえば、ベース8と熱膨張係数の近似した材料、または、ベース8と同一材料を用いることができる。また、固定材6としては、前述の通り半田あるいは低融点ガラスから選択されるが、固定部材5として高熱伝導材を用いた場合においてはCuWとの接合性から、半田を選択することが望ましい。また、固定部材5の表面は半田との接合性を増すように表面の粗化処理を施すことが望ましい。
なお、高熱伝導率である固定部材5のサイズも、低熱伝導率である場合と略同様のサイズのものが適用できる。
高熱伝導率である固定部材5を用いる場合には、ベース8に対してYAG溶接等により固定されればよい。
図5(A)は、高熱伝導率の固定部材5を用いた場合の半導体レーザモジュールL2の断面図である。前述の通り、固定部材5の下方には、切り欠き部9aが形成される。このため、図5(A)に示すように、スポットヒータ10等を用いて固定部材5の下面から固定部材5を加熱することができる。したがって、固定部材5上の固定材6を効率良く加熱することができる。
図5(B)は、図5(A)の平面図であり、固定材6および光ファイバ2については図示を省略する。図5(B)に一例として示すように、固定部材5の下方からスポットヒータ10により加熱すると(例えば数秒間)、固定部材5が全体的に加熱される(図中高温領域T)。このため固定部材5の熱伝導により、固定部材5の上面側の固定材6が即座に加熱される。したがって、固定材6が溶融し、その後の冷却により固化することで、光ファイバ2を固定部材5に固定することができる。
この際、固定部材5は熱伝導率が高いため、加熱開始後、即座に固定材6の溶融が完了する。なお、固定部材5の熱伝導率が高いため、ベース8との接合部である固定部材5の端部も短時間で高温領域となる。
たとえば、固定部材5として、熱伝導率が高い材料系で、厚みを大きく(3mm以上)設定すると、加熱時の熱が容易にベース部材へ伝播してしまうので、他の光学素子へ悪影響を与え得る恐れがある。このため、ベース8の固定部材5との接合部近傍には、接続部近傍の熱を逃がすための放熱構造(ヒートシンク等)を設けてもよい。また、ベース8の固定部材5との接合部近傍において固定部材5の幅あるいは厚みを増大させて熱容量を大きくしてもよい。
また、図6に示すように、中間部材20を設けてもよい。図6に示す例では、固定部材5とベース8との間に、熱伝導率が低く(熱伝導率が100W/m・K未満)、かつ熱膨張係数の小さい材料、例えば、窒化珪素の10μm〜50μmのシート状の中間部材20が挿入される。この場合、固定部材5と中間部材20の積層構造を、ベース8に設けられた勘合構造により固定してもよく、また金属片等で固定してもよい。また、半田あるいは銀ロウ等で端部を覆うように固定してもよく、または、可能な場合には溶接やネジ止めなど他の方法を用いて固定しても良い。
高熱伝導率の固定部材5を用いれば、固定部材5の熱伝導率が高いため、即座に固定部材5上の固定材6の設置範囲を加熱することができる。また、中間部材20を設ければ、固定部材5からのベース8への熱の伝播を抑制することができる。
次に、本発明に係る半導体レーザモジュールの製造方法について説明する。まず、半導体レーザ素子1および固定部材5が固定されたベース8を用い、光ファイバ2を固定部材5に対して大まかに位置決めする。なお、前述の通り、固定部材5における固定材6が設けられる部位に対応する部位の下部には、切り欠き部9(9a)が位置する。
次に、固定部材5上の光ファイバ2近傍に、半田又は低融点ガラス等の固定材6(プリフォーム)を塗布(載置)する。この状態で、ベース8の切り欠き部9(9a)を介して固定部材5の光ファイバ2の固定されるべき部分(すなわち固定材6に対応する部位)の下面を局所加熱する。
図7は、固定部材5の加熱方法を示す図である。なお、図7においては、固定部材5が固定された半導体レーザモジュールL2の例を示す。図7(A)に示すように、ベース8の切り欠き部9aを介して、固定部材5の裏側からスポットヒータ10を当接する。スポットヒータ10は、バネ11により固定部材5の裏面に当接する方向(図中矢印C方向)に付勢されていることが望ましい。なお、スポットヒータ10を固定部材5に当接する際、当接時の圧力で固定部材5が変形あるいは破損しないように設定する。この状態でスポットヒータ10により固定部材5が加熱され、固定部材5の熱により固定材6が溶融状態となる。
この状態において、半導体レーザ素子1からレーザ光を出射させ、光ファイバ2の他端からの出射光を検出器によりモニタし、光ファイバ2の光接続端から結合された光の出力を確認することで光ファイバ2の位置を調整する。光検出器の検出値が所定の値(多くの場合は最大値)となったら、その位置で光ファイバを仮固定し、スポットヒータ10による加熱を終了する。なお、仮固定の際に、固定材6の収縮を考慮に入れて位置をずらしても良い。
固定材6が冷却されると、固定材6により光ファイバ2が固定部材5上に固定される。なお、光ファイバ2の位置を再調整する場合は、上記の加熱工程を繰り返すことによって実現できる。
なお、固定部材5の加熱方法は、図7(A)の例に限られない。たとえば、図7(B)に示すように、加熱手段としてスポットヒータ10に代えて、レーザ照射器12を用いてもよい。レーザ照射器12を用いても、ベース8の切り欠き部9aを介して、固定部材5の裏側からレーザ照射器12のレーザ光を照射することができる。すなわち、固定部材5を下面側から加熱することができる。このため、固定材6の接合箇所を加熱することができ、光ファイバ2を固定材6で溶融固定することができる。
また、図8に示すように、加熱手段としてレーザ照射器12を用いる場合には、固定部材5の裏面におけるレーザ光照射面に、レーザ光を吸収する材料である塗布材24を設けてもよい。塗布材24を設けることで、さらに加熱効率を向上することができる。なお、加熱手段としてUV照射レーザを用い、固定部材5としてCu等を用いた場合は、Cu単独で高い吸収率を持っているので塗布材24を塗布しなくても良い。
また、局所加熱する手段としては、図示した例の他、ハロゲンランプ等からのランプ光やホットガス等を用いてもよい。ホットガスに用いられる気体は、固定材6が低融点ガラスの場合には、エアー又は不活性ガスが用いられ、固定材6が半田の場合には、酸化防止効果のある不活性ガスが用いられるのが好ましい。
また、光ファイバ2を溶融固定する際に、固定部材5の下方のみからではなく、固定材6の周囲の固定部材5を、固定部材5の上方等からも加熱装置を用いて同時に加熱してもよい。これにより、固定部材5の表側と裏側の両方で固定材6を加熱することになるので、より迅速で、かつ確実に固定材6を溶融することが可能であり、固定材6と固定部材5あるいは固定材6と光ファイバ2の接合性を改善することができる。
また、図9に示すように、紫外線硬化樹脂(例えばエポキシ系やアクリレート系の樹脂)である固定材16を用いてもよい。この場合、紫外線透過可能な材質(例えばホウ珪酸ガラスや石英等)製の固定部材5bを用いればよい。切り欠き部9aから、紫外線照射器17により紫外線を固定部材5bに照射すると、紫外線は固定部材5bを透過して固定材16に照射される。紫外線により、固定材16が硬化して、光ファイバ2を固定することができる。
次に、切り欠き部および固定部材の種々の変形例について説明する。図10(A)、図10(B)は、切り欠き部の他の形態を示す図である。切り欠き部は、前述の通り、固定部材の下方から加熱等が行うことができれば(加熱等を行うための空間が形成されれば)いずれの形態であってもよい。
たとえば、図10(A)に示すように、光ファイバ2を固定する固定材6が載置される部分の下方に、切り欠き部9bを形成してもよい。切り欠き部9bは、ベース8の上下面を完全には貫通しておらず、薄肉部21aが形成される。すなわち、切り欠き部9bは、局部的に厚みが薄くなるように、裏側からへこんだ凹部である。この場合は、切り欠き部9bから薄肉部21aの下面を加熱すれば良い。なお、薄肉部21aから固定部材5へ熱が伝播しやすいように、薄肉部21aと固定部材5との間に熱伝導性ペーストなどを充填することが望ましい。
また、図10(B)に示すように、光ファイバ2を固定する固定材6が載置される部分の下方に、切り欠き部9cを形成してもよい。切り欠き部9cは、薄肉部21bを有し、薄肉部21bと固定部材5との間に固定部材加熱用の空間(凹部または溝)が形成される。この場合には切り欠き部9cの側方(光ファイバ2の軸方向側であって、図10(B)において紙面に垂直な方向に加熱手段を挿入すればよい。したがって、切り欠き部9cの深さとしては、少なくともスポットヒータ等の加熱手段を挿入する大きさが必要である。
また、図10(B)のような場合において、加熱手段としてレーザ等の光学的手段を用いる場合は、切り欠き部9cの半田固定部直下において、光軸を約90度曲げるミラー等の反射部を設け、切り欠き部9c側方から照射された光が固定部材に照射されるようにしても良い。
図11は、切り欠き部9cを有する半導体レーザモジュールL4を示す図で、図11(A)は平面図、図11(B)は図11(A)のD−D線断面図である。半導体レーザモジュールL4は、切り欠き部9cの固定材6に対応する部位(下部)に反射部25が設けられる。反射部25は、鏡面加工が施された斜面(例えば約45度)である。側方からレーザ照射器12を用いてレーザ光を照射すると、レーザ光は、反射部25により、固定部材5方向に反射して、固定部材5の下面に照射される。なお、固定部材5の下面(レーザ光照射部)にレーザ光の吸収剤である塗布材24を設けてもよい。また、反射部25は、切り欠き部9cに限られず、種々の切り欠き部と組み合わせて用いることもできる。
また、図10(C)〜図10(F)は、固定部材5の他の実施形態について示す図である。図10(C)に示すように、固定材6が載置される部分の下方における固定部材5の下面に凹部22を形成してもよい。凹部22は、固定部材5の加熱位置に形成される。凹部22により、固定部材5の厚さが薄くなり、固定部材5の表面へ熱が伝播しやすくなるため、固定材6をより効率良く加熱・溶融することができる。
また、固定部材として、熱伝導率が60W/m・K未満の材料等の熱伝導性が悪い材質、または、熱伝導率が100W/m・K以上の材料等の熱伝導性の良い材質のいずれを採用しても、加熱部以外の部位の固定部材5の厚さを厚くすることができるので、加熱部(固定材の設置部位)以外の部分の熱容量を大きくすることができる。このため、ベース8までの熱伝播を抑制することができ、固定作業の時間(加熱時間)を長く取ることができる。また、凹部22の熱容量が低下しているので、固定材6の冷却時間を短縮することができる。
なお、凹部22に効果は、特に固定部材として、熱伝導性の悪い材質を採用する場合に効果が大きい。たとえば、固定部材5を厚くすると表面まで熱が伝播しにくく、薄くすると機械的な強度が保てないという問題があるが、凹部22を形成することで、固定部材5の表面への良好な熱伝導と、良好な機械的強度を両立することができる。
また、図10(D)に示すように、固定部材5の裏面に加熱部分を隔てる溝23を設けてもよい。溝23は、固定材6の配置位置の両側方に対応する部位の固定部材5下面に形成される。すなわち、固定部材5下面において、両方の溝23の間が加熱部となる。溝23によれば、溝23の位置で固定部材の断面積が小さくなるため、溝23の外方への熱伝導が抑制される。したがって、ベース8への熱の伝播が抑制される。
また、図10(E)に示すように、固定部材5の裏面に加熱部分を隔てる溝23と、溝23に囲まれた凹部22の両者を設けてもよい。固定部材5が単に平坦な構造をしていると、加熱部分の周囲では熱が外側に伝播するために加熱部分の内外で温度分布が生ずる。しかし、この構成によれば、いずれの材料系においても、溝23に囲まれた部分の外側での熱容量が大きくなっているため、溝23の外側に伝播した熱が補償され、均一な熱分布を達成でき、固定部材5への固定材6の接着性が向上する。
また、図10(F)に示すように、固定部材5上の固定材6の両側部近傍にレーザ加熱用のスペースSを設けてもよい。また、スペースSの表面にレーザ光を吸収する塗布材24を塗布しても良い。さらに塗布材24の材料として、半田あるいは低融点ガラス等の固定材6との親和性の低い材料を用いれば、固定部材5上の半田等のぬれる範囲を規制することができる。なお、図10(A)〜図10(F)は、それぞれを組み合わせても適用してもよい。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
たとえば、切り欠き部の形状、固定部材の材質や形状、加熱方法や固定材の材質などは、上述した各種の態様を組み合わせることができる。
L1、L2、L3、L4………半導体モジュール
1………半導体レーザ素子
2………光ファイバ
3………溝
4………発光素子取り付け台
5………固定部材
6………固定材
8………ベース
9、9a、9b、9c、9d、9e、9f、9g………切り欠き部
10………スポットヒータ
11………ばね
12………レーザ照射器
17………紫外線照射器
20………中間部材
21a、21b………薄肉部
22………凹部
23………溝
24………塗布材
25………反射部
100、110、120………半導体モジュール
101………半導体レーザ素子
102………光ファイバ
103………ベース
104………半田
105………レーザ
111………加熱線
112………支持体
121………基板
122………抵抗体
123………サイドパッド

Claims (6)

  1. 光ファイバと発光素子とが光学的に結合される半導体レーザモジュールであって、
    ベースと、
    前記ベースに対して固定される発光素子と、
    前記ベースに対して固定される固定部材と、
    前記固定部材上に固定され、前記発光素子と光学的に結合する光ファイバと、
    を具備し、
    前記光ファイバは、固定材によって前記固定部材に固定されており、
    前記固定部材における前記固定材が設けられる部位の下部に対応する部位の前記ベースには切り欠き部が形成されていることを特徴とする半導体レーザモジュール。
  2. 前記切り欠き部は、前記ベースに設けられた貫通孔であり、
    前記固定部材は、前記貫通孔に対して、前記光ファイバの軸方向と略同一の方向にまたがるように設けられ、
    前記光ファイバの軸方向に対する前記貫通孔の幅は、前記光ファイバの軸方向に対する前記固定部材の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザモジュール。
  3. 前記固定材が配置される部位に対応する部位の前記固定部材の下面には、凹部が形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザモジュール。
  4. 前記固定部材は紫外線を透過可能であり、前記固定材は、紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザモジュール。
  5. 前記ベースの前記固定部材の設置部には、溝が形成されており、前記ベースに対する前記固定部材の位置決めが可能であることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザモジュール。
  6. 光ファイバと発光素子とが光学的に結合される半導体レーザモジュールの製造方法であって、
    発光素子および固定部材が固定されたベースを用い、前記固定部材上に、前記発光素子と光学的に結合するように光ファイバを設置し、
    前記光ファイバに対して固定材を設け、
    前記固定材が配置される部位に対応する前記ベースに設けられた切り欠き部を利用し、前記固定部材の下方より前記固定材に熱または紫外線を照射して、前記固定材により前記光ファイバを前記固定部材に固定することを特徴とする半導体レーザモジュールの製造方法。
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