JP5202802B2 - ズームレンズ鏡筒の繰出カム機構 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒の繰出カム機構 Download PDF

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Description

本発明は、カム環と直進環によるズームレンズ鏡筒の繰出カム機構に関する。
カメラの小型化の要求はとどまるところが無く、カム環を用いてレンズ繰出及び収納を行うズームレンズ鏡筒では、光軸方向へのレンズ群の移動量は確保しつつ、カム環の軸方向長を短くすることが求められている。特許文献1では、同一の基礎軌跡を有する複数のカム溝を少なくとも光軸方向に位置を異ならせて形成するとともに、これらの複数のカム溝を前方一部と後方一部のいずれかが存在しないように短尺のカム溝としてカム環の端面に開口させることで、カム環の軸方向長の短縮を図っている。
特許文献1では、基礎軌跡を共通とする前後一対のカム溝のうち一方のカム溝からカムフォロアが離脱するときに、他方のカム溝に対してカムフォロアが係合を維持することで、離脱したカムフォロアを対応するカム溝内に再度係合させることが可能になっている。つまり、光軸方向に位置を異ならせて、基礎軌跡を同じくするカム溝を最低2本必要とする構成である。これに対して、光軸方向に位置を異ならせて複数設けられるカム溝の基礎軌跡が共通であるか否かに関わらず、カム環の軸方向長を短くできるズームレンズ鏡筒の繰出カム機構が求められている。そこで、本発明は、回転可能でカム溝を周面に有するカム環と、上記カム溝に係合するカムフォロアを有し光軸方向に直進案内された、撮影光学系の少なくとも一部を支持する直進環とを有し、カム環の回転に従って上記直進環を撮影光学系の光軸方向に前後移動させるズームレンズ鏡筒の繰出カム機構において、レンズ群の移動量を犠牲にすることなく、かつカム環の周面上のカム溝の基礎軌跡の異同に制約されず、カム環の軸方向長を短縮することが可能なズームレンズ鏡筒の繰出カム機構を提供することを目的とする。
本発明は、カム環のカム溝の延長方向と直交する断面形状として、一対の傾斜面と該一対の傾斜面を結ぶ底面とを有する、深さ方向に幅が徐々に狭くなる有底カム溝が用いられていること、及び、カム環の前後端部においてはこの有底カム溝の一方の傾斜面を除去(切除)しても、カムフォロアの案内が十分可能であるという着眼に基づいてなされたものである。
本発明は、回転可能でカム溝を周面に有するカム環と、上記カム溝に係合するカムフォロアを有し光軸方向に直進案内された、撮影光学系の少なくとも一部を支持する直進環とを有し、カム環の回転に従って上記直進環を撮影光学系の光軸方向に前後移動させるズームレンズ鏡筒の繰出カム機構において、カム溝は、少なくとも光軸方向に位置を異ならせて設けた少なくとも前後一組のカム溝を備え、この前方カム溝と後方カム溝がそれぞれ、その基礎軌跡と直交する断面において一対の傾斜面と該一対の傾斜面を結ぶ底面とを有する、深さ方向に幅が徐々に狭くなる有底カム溝からなっており、このカム環は、光軸方向の最も前側に位置する前端面と、光軸方向の最も後側に位置する後端面に臨む箇所に、次の条件(A)ないし(C)を満足する前方カム溝と後方カム溝の片面カム区間を有することを特徴とする。
(A)前方カム溝と後方カム溝のそれぞれの基礎軌跡の連続性が維持されていること、
(B)前方カム溝は、上記一対の傾斜面のうちのカム環前端部側に位置する一方の傾斜面である前方傾斜面の少なくとも一部、または該前方傾斜面の全部と底面の少なくとも一部が除去されてカム環の前端面側に開口され、上記一対の傾斜面のうちの他方の傾斜面である後方傾斜面が除去されずに残されており、後方カム溝は、上記一対の傾斜面のうちのカム環後端部側に位置する一方の傾斜面である後方傾斜面の少なくとも一部、または該後方傾斜面の全部と底面の少なくとも一部が除去されてカム環の後端面側に開口され、上記一対の傾斜面のうちの他方の傾斜面である前方傾斜面が除去されずに残されていること、
(C)前方カム溝と後方カム溝のそれぞれの上記傾斜面除去領域の両側に、一対の傾斜面が除去されずに残された完全カム溝区間を有すること。
さらに、カム環に対して相対回転は自在に光軸方向には一緒に移動するように支持された直進案内板が設けられ、後方カム溝の片面カム区間において一対の傾斜面のうちのカム環後端部に近い側の後方傾斜面が全て除去されてカム環の後端面側に開口している場合には、直進案内板に、後方カム溝の除去した後方傾斜面に対応する抜け止め傾斜面が形成されていることが好ましい。
カム環の前端面と後端面はそれぞれ光軸直交面であることが好ましい。
片面カム区間は、カム溝のズーム領域内の一部に設けることが可能であり、ズーム領域内に設けることによりカム環の軸方向長の短縮を効果的に行うことができる。
カム環と直進環とは、カムフォロアが、カム溝の片面カム区間の上記一方の傾斜面と接触する方向に移動付勢することが好ましい。また、カム環の回転角制御は一般的にズーム領域を有限段数に分割して行うのが普通である。このような有限段数制御では、片面カム区間ではカム環が停止しない(片面カム区間にカムフォロアがあるときカム環が停止しない)ように制御することができる。
本発明のズームレンズ鏡筒の繰出カム機構によれば、レンズ群やその他の直進移動部材の必要な移動量を確保しつつ、カム環の軸方向長を短縮することができる。
図1ないし図10は、本発明によるズームレンズ鏡筒の繰出カム機構の特徴の一部を含む構成を示している。本発明は、回転駆動されるカム環11と、このカム環11によって直進移動される2群レンズ移動枠(直進環)12の関係を要旨としており、これ以外の構造は発明に無関係であるので、簡単な説明に留める。
ズームレンズ鏡筒100はデジタルカメラに搭載されており、図1は、ズームレンズ鏡筒100が不図示のカメラボディ内に収納(沈胴)された状態であり、図2はワイド端、図3はテレ端の撮影状態である。
ズームレンズ鏡筒100の撮影光学系は、物体側から順に第1レンズ群L1、シャッタS、絞りA、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、ローパスフィルタ18、及びCCD20を備えている。撮影状態において、これらの各光学要素は共通の撮影光軸Z上に位置する。ズーミングは、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2を撮影光軸Zに沿って所定の軌跡で進退させることによって行い、フォーカシングは同方向への第3レンズ群L3の移動で行う。
なお、以下の説明中で光軸方向という記載は、撮影光軸Zと平行な方向を意味している。また、以下の説明中での前後方向とは撮影光軸Zに沿う方向を意味し、被写体側を前方、像面側を後方とする。
固定環16はカメラボディ内に固定されており、この固定環16の後部にCCD支持板17が固定されている。CCD支持板17はCCD20を保持しており、CCD20の前部には、防塵用のパッキン19を挟んでローパスフィルタ18が保持されている。
固定環16の上部には、ズームギヤ(不図示)が支持されている。固定環16の内周面には、撮影光軸Zに対して傾斜する内面ヘリコイド16aが形成されている。
固定環16の内側にはヘリコイド環15が位置している。このヘリコイド環15は、内面ヘリコイド16aに螺合する外面ヘリコイド15aを外周面に有している。従って、ズームギヤから回転力が与えられたとき、ヘリコイド環15は、回転しながら光軸方向へ進退し、所定の位置を越えて前方に移動すると、周方向回転のみを行う。ヘリコイド環15の前方には、第1繰出筒41が位置しており、この第1繰出筒41はヘリコイド環15と一体に回転する。
第1繰出筒41の内周面には、撮影光軸Zと平行な3本の回転伝達溝41aが形成されている。一体に回転する第1繰出筒41とヘリコイド環15の内側には、直進案内環13が支持される。直進案内環13は、固定環16に対し光軸方向に直進案内される。また、第1繰出筒41とヘリコイド環15は、直進案内環13に対して、相対回動可能に結合されている。
直進案内環13には、内周面と外周面を貫通する3つのローラガイド溝13aが形成されている。各ローラガイド溝13aは、光軸方向の前後端に周方向溝部を有し、この前後の周方向溝部を撮影光軸Zに対して傾斜するリード溝部で接続した形状となっている。直進案内環13の内側には、回転駆動されるカム環11が配置されている。カム環11は、その前後端面が光軸直交面であり、カム環11の外周面には、ガイドローラ26が設けられている。このガイドローラ26は、貫通溝であるローラガイド溝13aにそれぞれ嵌まっている。さらに、ガイドローラ26は、その先端部が第1繰出筒41の回転伝達溝41aに係合している。
以上の構造から、固定環16に対する、カム環11、直進案内環13、第1繰出筒41、ヘリコイド環15の動作態様が理解される。すなわち、図1に示す鏡筒沈胴状態において、ズームギヤを鏡筒繰出方向に回転駆動すると、内面ヘリコイド16aと外面ヘリコイド15aが螺合することによってヘリコイド環15が回転しながら前方に繰り出される。第1繰出筒41は、ヘリコイド環15が回転繰出されると、ヘリコイド環15と一体に回転しながら前方に繰り出される。そして、直進案内環13は、ヘリコイド環15及び第1繰出筒41と共に前方へ直進移動する。
また、第1繰出筒41の回転力は回転伝達溝41aとガイドローラ26を介してカム環11に伝達される。ガイドローラ26はローラガイド溝13aにも嵌まっているため、カム環11は、直進案内環13に対してローラガイド溝13aのリード溝部の形状に従って回転しながら前方に繰り出される。直進案内環13自体も第1繰出筒41及びヘリコイド環15と共に前方に直進移動しているため、結果としてカム環11には、ローラガイド溝13a(リード溝部)に従う回転繰出分と、直進案内環13の前方への直進移動分とを合わせた光軸方向移動量が与えられる。
ズームギヤを鏡筒沈胴方向に回転駆動させると、以上と逆の動作が行われる。そして、ガイドローラ26がローラガイド溝13aのリード溝部から後方の周方向溝部に入るまでヘリコイド環15に回転を与えると、各部材が図1の収納位置まで後退する。
続いて、カム環11を介して駆動される部分の構造を説明する。
直進案内環13の内周面には、撮影光軸Zと平行な第1直進案内溝13b(図2)と第2直進案内溝13cが、それぞれ周方向に位置を異ならせて形成されている。第1直進案内溝13bには、2群直進案内板(直進案内板)10に設けた直進案内突起10aが摺動可能に係合している(図2)。第2直進案内溝13cには、直進案内環13の内側に位置する第2繰出筒42の後端部外周面に突設した直進案内突起42aが摺動可能に係合している。したがって、第2繰出筒42と2群直進案内板10はいずれも、直進案内環13を介して光軸方向に直進案内される。
2群直進案内板10は、カム環11に対して、相対回転可能かつ光軸方向に一体に移動するように結合されており、2群レンズ移動枠(直進環)12を光軸方向に直進案内している。2群レンズ移動枠12の外周面には、2群用カムフォロア12aが突設されており、この2群用カムフォロア12aは、カム環11の内周面に形成される2群カム溝11aに係合している。2群レンズ移動枠12は、2群直進案内板10を介して光軸方向に直進案内されているため、カム環11が回転するとき、2群用カムフォロア12aを介して2群カム溝11aの形状に従って光軸方向へ所定の軌跡で移動する。
2群レンズ移動枠12には、2群レンズ枠45が軸支され、この2群レンズ枠45に第2レンズ群L2が保持されている。2群レンズ枠45は、第2レンズ群L2の光軸を撮影光軸Zと一致させる挿入位置(図2及び図3)と、第2レンズ群L2を撮影光軸Zの上方に退避させた退避位置(図1)との間で回動することができる。2群レンズ枠45は、光軸方向には2群レンズ移動枠12と一体に移動する。
第2繰出筒42とカム環11の間には、第3繰出筒43が配置されている。この第3繰出筒43は、カム環11の回転に応じて所定の軌跡で光軸方向に前後移動される。第3繰出筒43の内側には、第1レンズ群L1を保持する1群レンズ枠44が支持されている。
以上の構造からなるズームレンズ鏡筒100は次のように動作する。
鏡筒沈胴状態(図1)では、ズームレンズ鏡筒100はカメラボディ内に格納されている。この鏡筒沈胴状態においてカメラのメインスイッチをオンすると、ズームギヤが鏡筒繰出方向に回転し、ヘリコイド環15と第1繰出筒41の結合体が外面ヘリコイド15aと内面ヘリコイド16aに従って回転繰出される。そして、直進案内環13は、第1繰出筒41及びヘリコイド環15と共に前方に直進移動する。このとき、カム環11は、第1繰出筒41から回転力が付与されて回転移動する。
カム環11が回転すると、その内側では、2群直進案内板10によって直進案内された2群レンズ移動枠12が、2群用カムフォロア12aと2群カム溝11aの関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。このとき、2群レンズ枠45は、第2レンズ群L2の光軸を撮影光軸Zと一致させる挿入位置に回動する。以後、ズームレンズ鏡筒100を再び鏡筒沈胴状態にさせるまで、2群レンズ枠45は挿入位置に保持される(図2、図3)。また、カム環11の外側では、第3繰出筒43が、繰出カムフォロア25と1群カム溝11bの関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。
カメラのメインスイッチをオフすると、ズームギヤが鏡筒沈胴方向に駆動され、ズームレンズ鏡筒100は上記の繰出動作とは逆の収納動作を行い、沈胴状態になる。
続いて、2群カム溝11aの詳細を説明する。全ての2群カム溝11aは、その延長方向と直交する断面において深さ方向に徐々に幅の狭くなる断面台形の有底カム溝からなっている。すなわち、図5に示すように、2群カム溝11aは、一対の傾斜面22a、22bと、この一対の傾斜面22a、22bを結ぶ底面22cとを有している。
2群カム溝11aは、2群レンズ移動枠12に所要の移動を与えるための基礎軌跡α(図4)に基づいて形成されている。本発明の基礎軌跡は、ズーム領域と鏡筒の組立分解用領域とを含む概念上のカム溝形状であり、有底カム溝の底面の幅の中心を結んだ曲線である。ズーム領域とは、ズームレンズ系の焦点距離を変化させる領域(撮影可能領域)である。
2群カム溝11aは、光軸方向に位置を異ならせた2群前方カム溝11a1と2群後方カム溝11a2の2種類(前後一組)からなっている。2群前方カム溝11a1と2群後方カム溝11a2は、ズームレンズがズーミングの際に一体に移動する単位であるレンズ群のうちの一つを駆動するものである。2群前方カム溝11a1と2群後方カム溝11a2はいずれも、同形状の基礎軌跡αをトレースして形成されたカム溝である。基礎軌跡αは、光軸方向前方の第1領域α1、この第1領域α1の終端における第1変曲点αhから光軸方向後方の第2変曲点αmへ向かう第2領域α2、この第2変曲点αmから前方の第3変曲点αnへ向かう第3領域α3、及び第3領域α3の先の第4領域α4に大きく分けることができる。
2群前方カム溝11a1と2群後方カム溝11a2は、それぞれが基礎軌跡α全域をカバーしているのではなく、2群前方カム溝11a1と2群後方カム溝11a2では基礎軌跡α上に占める領域が異なっている。
すなわち、図4に示すように、2群前方カム溝11a1は、第1領域α1の全体と第2領域α2の一部とを欠く態様で、カム環11の前方に位置を寄せて形成されており、第2領域α2の途中位置に、カム環11の前端面への前方開口部R1を有している。一方、2群後方カム溝11a2は、第1領域α1の全体と第2変曲点αmを挟む第2領域α2及び第3領域α3の一部とを欠く態様で、カム環11の後方に位置を寄せて形成されており、第2領域α2の途中位置と第3領域α3の途中位置に、それぞれカム環11の後端面への後方開口部R2、R3を有し、さらに第1領域α1の前端部に、カム環11の前端面への前方開口部R4を有している。
図7に示すように、2群レンズ移動枠12の2群用カムフォロア12aは、光軸方向に位置を異ならせた一対の2群前方カムフォロア12a1と2群後方カムフォロア12a2とを有している。これらの2群カムフォロア12a1、12a2は、2群カム溝11aの断面形状に対応する形状をしている。そして、2群前方カムフォロア12a1は、2群前方カム溝11a1に係合し、2群後方カムフォロア12a2は2群後方カム溝11a2に係合するように光軸方向の間隔が定められている。
2群カム溝11aの2群前方カム溝11a1は、そのズーム領域(第2領域α2、及び第3領域α3)内の一部に、片面カム区間X1を備えている(図4、図8から図10)。片面カム区間X1(図6)は、基礎軌跡の連続性を維持しつつ基礎軌跡に沿う一部領域で、2群カム溝11aの傾斜面22aと底面22cとを残し、傾斜面22bの全部が除去されるように、カム環11の後端部を切除することで形成される。片面カム区間X1内の傾斜面22bは、第2変曲点αmに近づくに従って除去され、第2変曲点αm近傍では全て除去されている。
2群用カムフォロア12aの頭部は、2群用カムフォロア12aが片面カム区間X1にあるときにも、2群カム溝11aの底面22cによって支持(径方向に抜け止め)されるため、2群レンズ移動枠12の径方向位置が不安定になることはなく、動作の信頼性が損なわれることはない。
また、1群レンズ枠44と2群レンズ移動枠12の間には、引張りばね14が掛り止められている。この引張りばね14によって1群レンズ枠44及び2群レンズ移動枠12が互いに引っ張られると、カム環11と2群レンズ移動枠12は、2群用カムフォロア12aが、2群カム溝11aの片面カム区間X1の残存する一方の傾斜面22aと接触する方向に相対的に移動付勢される。したがって、2群カム溝11aの残存する(除去されていない)傾斜面22aと2群用カムフォロア12aとを確実に接触させることができる。
さらに、2群直進案内板10には、抜け止め傾斜面10bが形成されている(図1ないし図3、及び図22)。抜け止め傾斜面10bは、2群用カムフォロア12aが片面カム区間X1を通過するときに、除去した傾斜面22bに対応して配置されている。このように、抜け止め傾斜面10bを配置すると、ズームレンズ鏡筒100に衝撃等が加わっても2群用カムフォロア12aは、基礎軌跡αを逸脱することはない。
図8は、鏡筒収納状態での2群カム溝11aと2群用カムフォロア12aの関係を示している。収納位置では、2群用カムフォロア12aは基礎軌跡αのうち第3変曲点αn近傍に位置されている。2群前方カムフォロア12a1は2群前方カム溝11a1との係合状態にあり、2群後方カムフォロア12a2は、2群後方カム溝11a2との係合状態を維持している。
収納状態から鏡筒繰出方向へカム環11を回転させると、2群前方カムフォロア12a1と2群後方カムフォロア12a2はそれぞれ、2群前方カム溝11a1と2群後方カム溝11a2に案内されて、これらの第3領域α3上を第2変曲点αmに向かって光軸方向後方へ移動する。2群後方カム溝11a2は、第2変曲点αmを含む光軸方向後方の一部領域が存在しない。そのため、2群後方カムフォロア12a2は、移動の途中でカム環11の後方端面に開口する後方開口部R3を通って2群後方カム溝11a2から外れる。このとき、2群前方カムフォロア12a1は2群前方カム溝11a1との係合関係を維持しているため、2群前方カムフォロア12a1及び2群後方カムフォロア12a2は基礎軌跡αを逸脱することなく移動する。
さらにカム環11を回転させると、2群前方カムフォロア12a1は、2群前方カム溝11a1の片面カム区間X1に案内されてワイド端に移動する。片面カム区間X1において、カム環11と2群レンズ移動枠12は、2群前方カムフォロア12a1と2群前方カム溝11a1の傾斜面22a及び底面22cとの接触関係のみによって案内されるが、基礎軌跡αを逸脱することはない。
図9は、ワイド端における2群カム溝11aと2群用カムフォロア12aの関係を示している。2群後方カムフォロア12a2は2群後方カム溝11a2から外れており、2群前方カムフォロア12a1は2群前方カム溝11a1との係合関係を保っている。
なお、カム環11の回転角制御は一般的にズーム領域を有限段数に分割して行うことが普通である。このような有限段数制御では、カム環11が2群レンズ移動枠12から脱落するおそれをなくすため、2群前方カムフォロア12a1が片面カム区間X1内で停止しないことがよい。したがって、2群前方カムフォロア12a1が片面カム区間X1内にあるとき、カム環11と2群レンズ移動枠12の相対回転が停止しないように、予め制御プログラムを設定しておくことがよい。
ワイド端から鏡筒繰出方向へカム環11を回転させると、2群前方カムフォロア12a1は2群前方カム溝11a1に案内されて、第1領域α1側に向かって第2領域α2上を光軸方向前方へ移動する。この移動に伴って、2群後方カムフォロア12a2は第2領域α2上を移動し、後方開口部R2に達すると再び2群後方カム溝11a2に係合する。その後、2群前方カムフォロア12a1と2群後方カムフォロア12a2の両方が2群前方カム溝11a1、2群後方カム溝11a2によって案内される。さらにカム環11を回転させると、2群前方カムフォロア12a1は、カム環11の前端面に開口する前方開口部R1を通って2群前方カム溝11a1から外れる。2群後方カムフォロア12a2は、2群後方カム溝11a2との係合を維持し、この係合関係によって2群レンズ移動枠12は移動する。
図10は、テレ端における2群カム溝11aと2群用カムフォロア12aの関係を示している。2群前方カムフォロア12a1は、2群前方カム溝11a1から外れているが、2群後方カムフォロア12a2が2群後方カム溝11a2との係合関係を保っているので、2群前方カムフォロア12a1も基礎軌跡α上から逸脱することはない。
テレ端からさらに繰出方向にカム環11を回転させると、2群後方カムフォロア12a2が第1変曲点αhに至って第1領域α1に入る。このとき、2群前方カムフォロア12a1は既に2群前方カム溝11a1から外れている。したがって、光軸方向前方に引き抜くことによって、2群レンズ移動枠12を取り外すことができる。
以上のように、カム環11の一対の2群前方カム溝11a1と2群後方カム溝11a2には、片面カム区間X1が形成されている。この片面カム区間X1では、一対の傾斜面22a、22bのうち、傾斜面22bの全部を除去しているが、2群前方カム溝11a1(2群後方カム溝11a2)に係合する2群前方カムフォロア12a1(2群後方カムフォロア12a2)は、それぞれ傾斜面22aと底面22cとに接触して基礎軌跡α上を移動する。そのため、2群レンズ移動枠12は、所定の移動量で光軸方向に移動することができる。したがって、2群レンズ移動枠12(第2レンズ群L2)の光軸方向への移動量を犠牲にすることなく、カム環11の光軸方向長さを小さくすることができる。
図11ないし図16は、ズームレンズ鏡筒の繰出カム機構の異なる態様を示している。このズームレンズ鏡筒100Aの撮影光学系は、物体側から順に第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、シャッタS、絞りA、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、ローパスフィルタ18、及びCCD20を備える4群構成である。基本的な鏡筒繰出機構は、上記実施形態と同様である。
図14に示すように、カム環11には、2群用カム溝111a1と基礎軌跡βに基づく3群用カム溝111a2とが形成されている。図15に示すように、3群用カム溝111a2は、一対の傾斜面122a、122bと、この一対の傾斜面122a、122bを結ぶ底面122cとを有している。この3群用カム溝111a2には、3群レンズ移動枠112の外面に突設される3群カムフォロア112aが係合している。
3群用カム溝111a2には、そのズーム領域内に片面カム区間X2が形成されている。片面カム区間X2は、3群用カム溝111a2の傾斜面122aを残し、傾斜面122bの全部と底面122cの一部とが部分的に除去されている(図16)。傾斜面122bは、片面カム区間X2の両端から中央に向かうに従って除去されている。底面122cは、傾斜面122bに連続して次第に除去され、片面カム区間X2の中央付近では基礎軌跡βに沿って除去されている。
3群カムフォロア112aの頭部は、片面カム区間X2においても、3群用カム溝111a2の底面122cに支持(径方向に抜け止め)されている。したがって、3群カムフォロア112aが片面カム区間X2内を移動するときであっても、3群カムフォロア112aは3群用カム溝111a2の基礎軌跡βを逸脱することはない。
さらに、3群カムフォロア112aは、1群レンズ枠44と3群レンズ移動枠112の間に掛り止められている引張りばね14によって、3群用カム溝111a2の残存する傾斜面122aに付勢されるため、確実に基礎軌跡βを移動することができる。また、2群直進案内板10の抜け止め傾斜面10bは、3群カムフォロア112aが片面カム区間X2を通過するときに、除去した傾斜面122bに対応する位置に配置されるように設けられている(図12、図13)。このように、抜け止め傾斜面10bを配置すると、ズームレンズ鏡筒100Aに衝撃が加わっても3群カムフォロア112aは、基礎軌跡βを逸脱することはない。
以上では、カム環の後端部を切除した態様を示したが、本発明の繰出カム機構は、カム環の前端部と後端部をともに切除してカム溝の片面カム区間を形成するものである。すなわち、図17に示すように、カム環211には、該カム環211の光軸方向の最も前側に位置する前端面付近にワイド端がある前方カム溝211a1と、該カム環211の光軸方向の最も後側に位置する後端面付近にワイド端がある後方カム溝211a2とが形成されている。前方カム溝211a1は、一対の傾斜面222a1(前方傾斜面)及び傾斜面222b1(後方傾斜面)と、この一対の傾斜面222a1、222b1を結ぶ底面222c1とを有している(図18)。後方カム溝211a2は、一対の傾斜面222a2(前方傾斜面)及び傾斜面222b2(後方傾斜面)と、この一対の傾斜面222a2、222b2を結ぶ底面222c2とを有している(図19)。前方カム溝211a1と後方カム溝211a2には、それぞれのワイド端付近に片面カム区間X3と片面カム区間X4が形成されている。片面カム区間X3では、前方カム溝211a1のうち後方の傾斜面222b1と底面222c1とを残し、前方の傾斜面222a1の一部が除去されてカム環211の最も前側に位置する前端面側に開口されている(図20)。片面カム区間X4では、後方カム溝211a2のうち前方の傾斜面222a2と底面222c2とを残し、後方の傾斜面222b2の全部が除去されてカム環211の最も後側に位置する後端面側に開口されている(図21)。前方カム溝211a1における片面カム区間X3の両側は、傾斜面222a1と傾斜面222b1の両方が除去されずに残る完全カム溝区間(図18参照)になっている。同様に、後方カム溝211a2における片面カム区間X4の両側は、傾斜面222a2と傾斜面222b2の両方が除去されずに残る完全カム溝区間(図19参照)になっている。
前方カム溝211a1には、前方カムフォロア212a1が係合している。この前方カムフォロア212a1は、片面カム区間X3を通過するときであっても、その頭部が底面222c1に支持(径方向に抜け止め)されており、傾斜面222a1の一部が残っているため、前方カム溝211a1の基礎軌跡γから逸脱することはない。一方、後方カム溝211a2には、後方カムフォロア212a2が係合している。この後方カムフォロア212a2は、片面カム区間X4を通過するときであっても、その頭部が底面222c2に支持(径方向に抜け止め)されているため、後方カム溝211a2の基礎軌跡δから逸脱することはない。さらに、前方カムフォロア212a1(後方カムフォロア212a2)が傾斜面222b1(傾斜面222a2)に付勢されるように、引張ばねを配置すると、前方カムフォロア212a1(後方カムフォロア212a2)は確実に基礎軌跡γ(基礎軌跡δ)を移動することができる。
このように、カム環の前後端部を切除すると、レンズ群の光軸方向への移動量を犠牲にすることなく、カム環の光軸方向長さを、より小さくすることができる。
なお、本発明は図示の態様に限定されるものではない。例えば、図示のズームレンズ鏡筒100(100A)では、2群カム溝11a(3群用カム溝111a2)と2群用カムフォロア12a(3群カムフォロア112a)はそれぞれ、周方向に位置を異ならせて3つ形成されているが、周方向におけるカム溝及びカムフォロアの数は任意に選択することができる。
また図示の態様では、カム環の前後端面は、光軸直交面であるが、光軸に直交しない面を有してもよい。例えば、片面カム区間X1内の傾斜面22aと底面22cを残し、傾斜面22bを全て除去すると、カム環11は、その端部が部分的に削除された形状になる。このようにカム環11を部分的に削除しても、2群用カムフォロア12aの動作の信頼性が損なわれることはない。
また、片面カム区間は、図示の態様に限定されるものではなく、例えば、片面カム区間X1は、傾斜面22を除去し、この傾斜面22bに連続する底面22cの基礎軌跡αまでの部分を除去することもできる。また、前方カム溝211a1の片面カム区間X3で前方の傾斜面222a1の全部と底面222c1の一部を除去し、後方カム溝211a2の片面カム区間X4で後方の傾斜面222b2の一部のみを除去することもできる。すなわち、片面カム区間の形成において、一対の傾斜面のうちのカム環端部側の傾斜面とこの傾斜面に連なる底面との除去には、基礎軌跡の連続性を維持する状態で、自由度がある。
以上の実施形態は、ズームレンズ鏡筒に関するものであるが、本発明はズームレンズ鏡筒以外の繰出カム機構にも適用が可能である。
本発明の一部構成有するズームレンズ鏡筒の沈胴状態を示す側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態の側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のテレ端撮影状態の側断面図である。 カム環の内周面側の2群案内カム溝を透視して示す平面図である。 図4のV−Vに沿う断面図である。 図4のVI−VIに沿う断面図である。 2群レンズ移動枠の平面図である。 鏡筒収納状態におけるカム環と2群レンズ移動枠の関係を示す平面図である。 ワイド端におけるカム環と2群レンズ移動枠の関係を示す平面図である。 テレ端におけるカム環と2群レンズ移動枠の関係を示す平面図である。 本発明の一部構成有する別の態様のズームレンズ鏡筒の沈胴状態を示 断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態の側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のテレ端撮影状態の側断面図である。 同ズームレンズ鏡筒を構成するカム環の内周面側の2群用カム溝と3群用カム溝、及び3群レンズ移動枠の3群カムフォロアを透視して示す平面図である。 図14のXV−XVに沿う断面図である。 図14のXVI−XVIに沿う断面図である。 本発明の実施形態に係る、前後端部を除去したカム環の一態様を示す平面図である。 図17のXVIII−XVIIIに沿う断面図である。 図17のXIX−XIXに沿う断面図である。 図17のXX−XXに沿う断面図である。 図17のXXI−XXIに沿う断面図である。 2群用カムフォロアが片面カム区間にあるときの2群用カムフォロアと抜け止め傾斜面の関係を示す側断面図である。
符号の説明
10 2群直進案内板
10a 直進案内突起
11 カム環
11a 2群カム溝
11a1 2群前方カム溝
11a2 2群後方カム溝
11b 1群カム溝
12 2群レンズ移動枠(直進環)
12a 2群用カムフォロア
12a1 2群前方カムフォロア
12a2 2群後方カムフォロア
13 直進案内環
13a ローラガイド溝
13b 第1直進案内溝
13c 第2直進案内溝
14 引張りばね
15 ヘリコイド環
15a 外面ヘリコイド
16 固定環
16a 内面ヘリコイド
17 CCD支持板
18 ローパスフィルタ
19 パッキン
20 CCD
22a 22b 傾斜面
22c 底面
25 繰出カムフォロア
26 ガイドローラ
41 第1繰出筒
41a 回転伝達溝
42 第2繰出筒
42a 直進案内突起
43 第3繰出筒
44 1群レンズ枠
45 2群レンズ枠
100 100A ズームレンズ鏡筒
111a1 2群用カム溝
111a2 3群用カム溝
A 絞り
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
S シャッタ
X1 X2 X3 X4 片面カム区間
Z 撮影光軸

Claims (5)

  1. 回転可能でカム溝を周面に有するカム環と、上記カム溝に係合するカムフォロアを有し光軸方向に直進案内された、撮影光学系の少なくとも一部を支持する直進環とを有し、カム環の回転に従って上記直進環を撮影光学系の光軸方向に前後移動させるズームレンズ鏡筒の繰出カム機構において、
    上記カム溝は、少なくとも光軸方向に位置を異ならせて設けた少なくとも前後一組のカム溝を備え、この前方カム溝と後方カム溝がそれぞれ、その基礎軌跡と直交する断面において一対の傾斜面と該一対の傾斜面を結ぶ底面とを有する、深さ方向に幅が徐々に狭くなる有底カム溝からなっており、
    上記カム環は、該カム環のうち光軸方向の最も前側に位置する前端面と、該カム環のうち光軸方向の最も後側に位置する後端面に臨む箇所に、次の条件(A)ないし(C)を満足する上記前方カム溝と上記後方カム溝の片面カム区間を有することを特徴とするズームレンズ鏡筒の繰出カム機構。
    (A)上記前方カム溝と上記後方カム溝のそれぞれの基礎軌跡の連続性が維持されていること、
    (B)上記前方カム溝は、上記一対の傾斜面のうちのカム環前端部側に位置する一方の傾斜面である前方傾斜面の少なくとも一部、または該前方傾斜面の全部と底面の少なくとも一部が除去されてカム環の上記前端面側に開口され、上記一対の傾斜面のうちの他方の傾斜面である後方傾斜面が除去されずに残されており、上記後方カム溝は、上記一対の傾斜面のうちのカム環後端部側に位置する一方の傾斜面である後方傾斜面の少なくとも一部、または該後方傾斜面の全部と底面の少なくとも一部が除去されてカム環の上記後端面側に開口され、上記一対の傾斜面のうちの他方の傾斜面である前方傾斜面が除去されずに残されていること、
    (C)上記前方カム溝と上記後方カム溝のそれぞれの上記傾斜面除去領域の両側に、上記一対の傾斜面が除去されずに残された完全カム溝区間を有すること。
  2. 請求項1記載のズームレンズ鏡筒の繰出カム機構において、さらに上記カム環に相対回転は自在に光軸方向には一緒に移動するように支持された直進案内板が設けられ、上記後方カム溝の片面カム区間は上記一対の傾斜面のうちのカム環後端部側の後方傾斜面が全て除去されてカム環の上記後端面側に開口されており、上記直進案内板に、上記後方カム溝の除去した後方傾斜面に対応する抜け止め傾斜面が形成されているズームレンズ鏡筒の繰出カム機構。
  3. 請求項1または2記載のズームレンズ鏡筒の繰出カム機構において、カム環の上記前端面と上記後端面はそれぞれ光軸直交面であるズームレンズ鏡筒の繰出カム機構。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のズームレンズ鏡筒の繰出カム機構において、上記片面カム区間は、カム溝のズーム領域内に存在するズームレンズ鏡筒の繰出カム機構。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のズームレンズ鏡筒の繰出カム機構において、上記カム環と直進環とは、上記カムフォロアが、カム溝の片面カム区間の上記残存する一方の傾斜面と接触する方向に相対的に移動付勢されているズームレンズ鏡筒の繰出カム機構。
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