JP5202540B2 - Boc変調無線航法信号を受信する方法および装置 - Google Patents

Boc変調無線航法信号を受信する方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、航法システムの衛星から発信される変調無線航法信号を受信する方法および装置であって、そのシステム固有の座標系における受信装置位置の自立的な決定を可能にするための方法および装置に関する。
現在供用されている主な無線航法システムとしては、米国のGPSシステム(「Global Positioning System」)、ロシアのGLONASSシステム(「Global Orbitography Navigation Satellites System」)および中間軌道上の30基の衛星からなるヨーロッパの新しいGALILEOシステムがある。
この種のシステムにおける受信端末(本文中では受信機という)の測位は、この受信機と当該システムの複数の衛星(三次元測位のためには少なくとも3基であるが、システムと受信機の間のクロック差にかかわる不確実さを取り除くために、実際には4基)との距離(疑似距離という)を知ることがその基本となる。個々の疑似距離は、衛星の位置と、固有のクロックを備えた衛星と受信機との間の信号の伝搬時間の計測量とから導かれる。
各衛星の位置は、それぞれのシステム毎に、受信機とは独立した地上局ネットワークによって決定される。それらの位置は各衛星自体によって受信機に伝送される。その際、個々の受信機は、すべて同期した各衛星のクロックに対するそうした受信信号の遅延を算定することができる。そのため、個々の受信機は、それらの遅延の計測量および衛星の位置情報をもとに、対応する疑似距離を導き出すことができる。したがって、測位の精度には、それらの遅延の計測の精度が直接関係する。
典型的には、これらの信号は、受信機による位置計算に必要な情報(衛星の識別、時間基準、電離圏補正、アルマナック、エフェメリス、等)に相当する規則的な低データレートのバイナリデータを、高いクロック周波数fが与えられた疑似ランダムバイナリシーケンスで変調することによって形成される。次いで、これらの信号は、周波数fの送信搬送波で変調することによって送信周波数帯に変換される。
そのため、受信機は、信号をベースバンドに変換するためにローカルに生成される搬送波を用いる第1の復調と、ローカルに生成される疑似ランダムシーケンスを用いる第2の復調とによって、受信信号に含まれるデータを抽出することができる。遅延の計測量は、疑似ランダムシーケンスの遅延の計測量および搬送波の遅延の計測量から導かれる。
一方、E2−L1−E1帯[1559MHz〜1591MHz]と呼ばれる周波数帯では、GALILEOシステム用に利用できる帯域は、GPSシステムによってすでに占有されているL1帯の両側に用意された2つの4MHzの帯域のみからなるが、この帯域でとりわけGPSシステムとGALILEOシステムを共存させることなどを可能にするため、ダブルオフセット搬送波(BOC、すなわち「Binary Offset Carrier」)変調と呼ばれる特殊な変調を定義する必要があった。BOCは、L1帯の中心周波数(1575.42MHz)に対して対称形にオフセットされた少なくとも2つの主ローブからなるスペクトルを持つという特徴を有する。
一方、コードM(またはMコード)と呼ばれるGPSシステムの新しい軍事信号は、L1周波数帯[1563MHz〜1587MHz]とL2周波数帯[1215MHz〜1237MHz]でBOC変調を用いる。
GALILEOシステムでは、E6周波数帯[1260MHz〜1300MHz]でもBOC変調信号の伝送が行われることになっている。
このようなBOC信号の形成には、前述の疑似ランダムバイナリシーケンスに加え、周波数fspの矩形副搬送波が使用される。BOC信号は典型的にはBOC(m,n)の形で表記され、mは、そのBOC信号の副搬送波の周波数fspとL1帯に送出されるGPS信号の疑似ランダムバイナリシーケンスの周波数(値は1.023MHz)との整数比を表し、nは、そのBOC信号の疑似ランダムバイナリシーケンスの周波数fとL1帯に送出されるGPS信号の疑似ランダムバイナリシーケンスのその周波数(値は1.023MHz)との整数比を表す。これらのパラメータは、とりわけ、BOC信号をL1帯に送出されるGPS信号と比較することを可能にする。また、BOC信号の中心周波数はL1帯の中心周波数であるので、GPSとGALILEOのバイモード受信機を実現するのは容易である。
こうしたBOC信号の受信には様々な方法および装置が存在する。典型的には、BOC信号の受信機は、受信アナログ信号のデジタル化が可能となるように適合された第1のモジュール(以下では無線周波数モジュールという)と、デジタル化された信号を復調して衛星から伝送された情報をそこから抽出し、様々な遅延を算定できるように適合された第2のモジュール(以下ではデジタルモジュールという)とを備える。
例えば、FR2848743には、エネルギー消費の少ないサンプリングによる信号のデジタル化を可能にするためにcos(ωt)型のアナログ信号を入力信号に乗算することによって信号の2つの主ローブの一方から他方への周波数変換を行うアナログ信号の第1の処理ステップと、そうしてデジタル化した信号を、その信号をローカルに生成される搬送波、副搬送波およびコードと相関させることによって復調する第2の処理ステップとを含むBOC信号の処理方法が記載されている。
BOC信号のこうした一般的復調技法には、多数の積分が必要となり、そのために大量のエネルギーを消費するという欠点がある。そのため、そのような方法を用いる受信機は定期的にエネルギー補給を行わなければならず、それによってその自立性が制限される。
FR2853967には、BOC型の無線航法信号の取得方法が記載されており、その取得は、受信信号とローカルに生成される同相および直交相の2つの搬送波とを相関させる同相および直交相の搬送波の相関信号路と、搬送波の相関信号路の出力信号とローカルに生成される2つの副搬送波とを相関させる同相および直交相の副搬送波の相関信号路と、ローカルに生成されるコードの相関信号路とを備える受信機によって行われる。
このような処理の欠点は、信号の復調を行うためにやはり過剰なエネルギー消費が必要となるところにある。とりわけ、追尾段階では、相関信号路は8つの積分器を必要とする。しかるに、積分は大量のエネルギー資源を必要とする演算である。
本発明は、計算資源およびエネルギー資源の消費が少ないBOC型無線航法信号の受信方法およびその装置を提案することを目的とする。
本発明は、とりわけ、先行技術の方法および装置における信号復調よりも信号復調のエネルギー消費が少ないBOC信号受信方法および装置を提案することを目的とする。
本発明は、また、信号復調が迅速なBOC信号受信方法および装置を提案することもその目的とする。
本発明は、また、信号の取得も信号の追尾も行うことができるBOC信号受信方法を提案することもその目的とする。
本発明は、また、低周波または高周波副搬送波の信号の復調を行うことができるBOC信号受信方法を提案することもその目的とする。
本発明は、また、相異なる2つの副搬送波を持つBOC信号の受信方法およびその装置を提案することもその目的とする。
そのため、本発明は、周波数fの搬送波、周波数fspの副搬送波および周波数fの疑似ランダムコードによって変調されたBOC信号と呼ばれる信号を少なくとも含む航法用無線複合信号の受信方法であって、
− 無線信号が中間周波数に変換されてデジタル化され、
− デジタル化された信号が、信号路Iと呼ばれる信号路および信号路Iに対して直交相をなす信号路Qと呼ばれる信号路を持つベースバンド信号を供給するようにデジタル制御される搬送波ローカル発振器によって生成される同相および直交相の2つのローカル搬送波との間で同相および直交相で相関される方法において、
− K個(K=α・fsp/f、ただしαは所定の整数)の連続する疑似ランダムコード(変形コードという)が変形コードのデジタル発生器によってローカルに生成され、それぞれの変形コードは時間T(T=1/α・fsp)に副搬送波なしの疑似ランダムコードの形をなし、連続する2つの変形コードは間隔時間Tだけ時間的にシフトされ、
− それぞれの信号路で、ベースバンド信号にK個の変形疑似ランダムコードが乗算され、
− それぞれの信号路で、K個の処理後の信号が所定の時間について積分され、
− それぞれの信号路で、K個の積分結果が時間的にインターリーブされ、
− それぞれの信号路で、そうして生成された信号が、ローカルに生成される同相および直交相の2つの副搬送波によって同相および直交相で相関され、
− それぞれの信号路で、副搬送波の相関信号路の出力信号が所定の時間について積分されることを特徴とする方法に関する。
本発明による方法は、BOC変調無線航法信号受信機の大半で一般に用いられている処理であって、受信信号をローカルに生成される疑似ランダムコードによって同相および直交相のその副搬送波と相関させるステップを信号路IおよびQのそれぞれごとに含む処理に代わるものとして、受信信号を変形コードによって相関させるステップをまず行い、その後に処理後の信号をローカルに生成される同相および直交相の2つの副搬送波によって相関させるステップを行うことを可能にする変形コードの生成ステップを充てるものである。
このような方法は、受信したBOC信号の復調を行うのに必要な積分の数を減らすことを可能にする。とりわけ、K個(K=α・fsp/f、ただしαは所定の整数)の変形コードの生成は、搬送波、副搬送波および疑似ランダムコードを含むBOC信号の復調を搬送波および副搬送波を含む信号の復調に帰着させることを可能にする。換言すれば、先行技術によるコードの復調ステップは、変形コードの生成ステップと副搬送波の復調ステップとを組み合わせたものによって置き換えられる。それによって先行技術におけるコードに対する相関ステップがなくなり、BOC信号の復調に必要な積分の数が減る。
そのため、本発明による方法は、先行技術の方法よりもエネルギー資源の消費が少ない。
それぞれの変形コードは、時間T(T=1/α・fsp)に副搬送波なしのコードの形をなし、次の変形コードとは時間Tだけ時間がずらされる。これは、こうして生成されるK個の変形コードの和が、時間1/fにわたる副搬送波のないコードを表すことを意味する。
本発明の一実施形態では、このK個の変形コードによるベースバンド信号の相関および所定の期間にわたる処理後の信号の積分は、第1の変形コードを生成し、それをベースバンド信号に乗算して、第1の積分ブロックに伝送することによって行うことができる。次いで、第1の変形コードは時間Tのフリップフロップに伝送されてそのコードから時間Tだけシフトされ、それによって第2の変形コードが生成される。この第2の変形コードはベースバンド信号に乗算され、第2の積分ブロックに伝送される。演算は、最後の変形コードが生成され、最後の処理後の信号が積分されるまで繰り返すことができる。
実施の一変形形態では、変形コード発生器は、K個の積分ブロックとのシーケンス連結を行うように適合されたモジュールと組み合わせた疑似ランダムコード発生器で置き換えることができる。
本発明による方法は、信号のデジタル化およびデジタル化された信号の復調を行うことによって無線航法信号の受信を可能にする。
典型的には、無線航法信号の受信は、信号の取得処理という第1の処理と、信号の追尾処理という第2の処理を含む。
有利には、そして本発明では、本発明による方法は、
− 信号路出力信号からエネルギーの推定値を計算するステップと、
− 前記積分された信号路出力信号から搬送波位相の推定値を計算するステップとを含む。
この2つのステップは、信号の取得処理の間のエネルギー推定および搬送波の位相の補正に基づいて疑似ランダムコードの遅延を推定することを可能にする。
コードの遅延および副搬送波の位相の推定がなされた時点で、本発明による方法は信号の追尾処理を行うように適合される。
有利には、そして本発明では、追尾段階においては、
− 搬送波の位相の推定値が信号路出力信号から計算され、
− 副搬送波の位相の推定値が信号路出力信号から計算され、
− 前記推定されたエネルギーが時間とともに減少する場合は、搬送波の位相およびコードの遅延の補正が行われ、
− BOC信号によって伝送される航法データの復調が行われる。
本発明による方法は、信号の取得および信号の追尾を可能にする。この2つの処理は、信号の復調に必要な積分の数を制限することによって、エネルギー資源の使用を最小限に抑えながら行われる。
信号のエネルギーの推定は既知のあらゆる手段によって行うことができる。
しかし、有利には、そして本発明では、エネルギーの推定は、それぞれの信号路出力信号の平方和によって行う。
副搬送波の位相の推定は既知のあらゆる手段によって行うことができる。
しかし、有利には、そして本発明では、副搬送波の位相の推定は、逆正接型の推定器によって行う。
本発明による方法は、K個(K=α・fsp/f)の変形疑似ランダムコードの生成ステップを含む。Kは、1個の疑似ランダムコードに対する副搬送波による分割を表す。そのため、整数αの値は、副搬送波の形、とりわけ副搬送波の符号に依存する。本発明による方法は、1個の疑似ランダムコードに対する副搬送波による分割がどのようなものであるかにかかわらず、あらゆるBOC信号の処理を可能にする。
一般に、BOC変調信号の副搬送波は2つのレベルを持つ。整数αの値は副搬送波のレベルの数に依存する。この2つのレベルを持つ副搬送波の場合は、整数αの値は4の倍数でなければならない。
そこで、有利には、そして本発明では、整数αの値は4と定める。
しかし、それ以上のレベル数を持つ副搬送波の場合は、整数αの値はその副搬送波のレベル数の倍数である値と定める。
本発明による方法は、1チャネルのBOC信号の受信、および、2チャネルの、とりわけ1つがパイロットチャネルで1つがデータチャネルである2チャネルのBOC信号の受信を可能にする。そのため、本発明による方法は、パイロットチャネルのための変形疑似ランダムコードを生成するステップと、データチャネルのための変形疑似ランダムコードを生成するステップとを含む。その他のすべてのステップは、パイロットおよびデータのそれぞれのチャネルについて、前述のステップと同様である。
本発明は、搬送波、矩形副搬送波および疑似ランダムコードによって変調された信号を少なくとも含む無線航法複合信号の受信機を対象に含む。
そのため、本発明は、さらに、周波数fの搬送波、周波数fspの副搬送波および周波数fの疑似ランダムコードによって変調されたBOC信号と呼ばれる信号を少なくとも含む航法用無線複合信号の受信機であって、
− 信号路Iと呼ばれる信号路および信号路Iと直交相をなす信号路Qと呼ばれる信号路を持つベースバンド信号を供給するように搬送波のローカル発振器によって生成される同相および直交相の2つのローカル搬送波と前記BOC信号との間の同相および直交相の搬送波漏れの相関回路を備える受信機において、
− K個(K=α・fsp/f、ただしαは所定の整数)の疑似ランダムコード(変形コードという)のデジタル発生器であって、それぞれの変形コードは、時間T(T=1/α・fsp)に副搬送波なしの疑似ランダムコードの形をなし、その前の変形疑似ランダムコードからは時間Tだけ時間的にシフトされるデジタル発生器と、
− ベースバンド信号とK個の変形疑似ランダムコードとの間の同相および直交相での相関回路と、
− 処理後の信号とローカルに生成される同相および直交相の2つの副搬送波との間の同相および直交相での相関回路とを備えることを特徴とする受信機にも関する。
有利には、本発明による受信機は、搬送波位相推定器、副搬送波位相推定器およびエネルギー推定器を備える。
有利には、本発明による受信機は、逆正接型の副搬送波位相推定器を備える。
本発明による方法は、有利には、本発明による受信機において、および本発明による受信機によって実施される。
本発明は、また、上記または下記の特徴のすべてまたは一部の組合せを特徴とする無線航法信号の受信方法および無線航法信号の受信機に関する。
本発明のその他の特徴、目的および利点は、本発明の実施形態を非限定的な例として添付の図面を参照しながら示す以下の説明を読むことで明らかとなろう。
本発明による無線航法信号の受信機の概略図である。 BOC信号、処理後のBOC信号、および本発明によって生成される変形疑似ランダムコードの変調信号の概略図である。 受信した無線信号をベースバンドデジタル信号に変換するように適合された本発明の一実施形態による受信機の無線周波数モジュールの概略図である。 本発明の一実施形態による受信機のデジタルモジュールの概略図である。 追尾段階における本発明の一実施形態による受信機のデジタルモジュールの概略図である。
図1の受信機は、衛星からの無線信号を受信するように適合されたアンテナ1と、受信した無線信号をデジタルモジュール4での処理用に整形するように適合された無線周波数モジュール2とを備える。無線周波数モジュール2は、受信信号の増幅、濾波およびスペクトル変換のそれぞれの既知の機能を果たす。無線周波数モジュール2は、無線周波数モジュール2の出力端で信号をサンプリングするように適合されたデジタル化モジュール3と接続される。このデジタル化された信号は、デジタルモジュール4の同相および直交相の信号路に送出される。デジタルモジュール4は信号およびデータの逆拡散機能を果たす。このモジュール4は、さらに、高周波副搬送波信号についてローブの比較演算を行うことができる。デジタルモジュール4は、少なくとも3つの出力端40、41、42に、受信信号によって伝送されたデータ、搬送波の位相の推定および遅延の推定を供給することを可能にする。
デジタルモジュール4は、入力信号をローカルに生成される基準信号と相関させることによって、データ信号の逆拡散を行う。この演算には、ローカルに生成される基準信号の時間的整合と搬送波・ローカル基準位相誤差の推定が必要である。
BOC変調による変調信号は、周波数fの搬送波、周波数fspの副搬送波および周波数fの疑似ランダムコードを含む。
図2eはBOC変調による無線航法信号を示す。このような信号は、例えば、図2aに示すような疑似ランダムコード、図2bに示すような副搬送波、図2dに示すような搬送波によって得られる。
図2cは、副搬送波と合わせた疑似ランダムコードを図示したものである。この実施形態では、m/n比は1であり、変形疑似ランダムコードの数は4である。
このようなBOC変調による変調信号の受信は、ベースバンド信号と呼ばれるデジタル信号を生じる受信信号のデジタル化ステップと、デジタル化された信号の復調ステップとを含む。
信号のデジタル化は、サンプリング周波数fで信号をサンプリングするステップを含む。スペクトルの折り返しを生じないためのShanon−Nyquistの基準を守るためには、サンプリング周波数は信号のスペクトルの帯域幅以上でなければならないことが知られている。BOC信号のスペクトルは周波数帯域が広いため、この基準を守るためには高い周波数fが求められ、それに伴って信号のサンプリングに大量のエネルギーが消費されることになる。そこで、本発明の有利な実施形態では、信号のデジタル化に続いて、BOC信号のローブを一方から他方へ移行させることによって周波数帯域を狭めるステップを設ける。それによって相関処理の周波数が引き下げられ、エネルギー消費を減らすことができる。
信号デジタル化のためのこれらのステップは、図3に示すような信号デジタル化無線周波数モジュールによって実現することができる。
受信アンテナ1の出力端では、好ましくは帯域フィルタ31によって信号の帯域濾波が行われ、受信周波数帯域外の雑音または干渉が取り除かれる。この帯域フィルタ31は、例えばセラミックフィルタなど、既知のあらゆる手段によって実現することができる。処理後の信号は、好ましくは、図3に示すように、低雑音増幅器32によって増幅される。
有利な実施形態では、処理後の信号はローカル発振器による乗算を受け、デジタル化に先立って中間周波数fIFに再び落とされる。この目的のため、増幅器32の出力端の信号は、ローカル発振器43によってcos(2π・(f−fIF)・t)の形で生成された信号を、その生成信号と前記増幅された信号との乗算を行うように適合された乗算器33を使って掛け合わせる。
好ましくは、処理後の信号は、いかなる形式のものでもよい帯域フィルタ34を用いて濾波される。
処理後の信号は、次いでアナログ/デジタル変換器36によってデジタル化される。
処理後の信号は、信号路Iと呼ばれる第1の信号路で、デジタル制御される発振器40によって生成されるcos(2π・fIF・t)の形の信号を、その生成信号と前記デジタル化された信号との乗算を行うように適合された乗算器41を使って掛け合わせる。その同じ信号は、さらに、信号路Qと呼ばれる第2の信号路で、デジタル制御される発振器40によって生成されるsin(2π・fIF・t)の形の信号を、その生成信号でデジタル化された信号の乗算を行うように適合された乗算器41’を使って掛け合わせる。
信号路IおよびQのそれぞれにおいて、処理後の信号は低域または帯域フィルタ39、39’を使って濾波される。これらのフィルタ39、39’はいかなる形式のものでもよい。
副搬送波が高周波である場合は、処理の周波数を下げるために、任意でcos(π・ω・t)の形式の信号を用いることができる。
そのため、本発明のこの実施形態では、それぞれの信号路において、処理後の信号にはcos(π・ω・t)の形の信号が掛け合わされるが、ωは、副搬送波の周波数、疑似ランダムコードのタイミングおよびサンプリング周波数に依存する。この信号は、例えばデジタル発振器37によって生成される。フィルタ39、39’の出力端の信号とデジタル発振器37によって生成される信号との乗算は、それぞれ信号路IおよびQに配置された2つの乗算器35、35’によって行われる。
本発明のこの実施形態では、信号は、信号路IおよびQにそれぞれ配置された帯域フィルタ38、38’によってそれぞれの信号路で改めて濾波される。
こうして、信号は復調されるための準備が整う。
受信機の測位目的でBOC信号を受信する場合、信号の復調の目的は、衛星によるコード発信時刻と受信機によるコード受信時刻の差から伝搬の遅延を計測できるようにすることにある。
さらに、移動中の衛星から発信され、受信機によって受信される無線信号は、受信機側からは不明のドップラー効果を受ける。
そこで、信号の復調は、受信したBOC信号を、受信機レベルで生成される搬送波、副搬送波およびコードと相関させることによって行われる。受信機レベルで生成されるこの副搬送波およびこのコードは、遅延と先験的に不明のドップラー効果を表すように初期化される。
取得段階と呼ばれる第1の段階では、受信信号とローカルに生成される信号との自己相関機能のエネルギーの算定を行って最大値を探す。このエネルギー最大値は、受信信号と生成信号の間の位相差が最小であることを物語るものである。この最小の位相差は、エネルギーの算定に用いた遅延およびドップラー効果の値が実効値に近いことを示す。
これらの値は、次いで、追尾段階と呼ばれる第2の段階でさらに精度が高められる。
図4に示すように、デジタル化された信号は、信号路Iと信号路Qを含む複合信号である。
本発明による受信機によって、また本発明による受信機において実施される本発明による方法は、信号路IおよびQのそれぞれでデジタル化された信号に、搬送波生成器によって残留搬送波の周波数fpresで生成される同相および直交相それぞれの信号を乗算する第1のステップを含む。
このステップを実施するための本発明の一実施形態による受信機は、図4に示されるように、信号路Iのベースバンド信号にcos(2π.fpres.t)の形の信号を乗算するように適合された乗算器7と、信号路Qのベースバンド信号にその同じ信号を乗算するように適合された乗算器7’と、信号路Iのベースバンド信号にsin(2π.fpres.t)の形の信号を乗算するように適合された乗算器8と、信号路Qのベースバンド信号にその同じ信号を乗算するように適合された乗算器8’とを含むことができる。
cos(2π.fpres.t)およびsin(2π.fpres.t)の形の信号は、デジタル制御発振器によって既知の態様で生成される。
この実施形態による受信機は、信号路Iに、乗算器7および8’の出力端の信号を加算するように適合された加算器9を備える。この実施形態による受信機は、信号路Qに、乗算器7’および8の出力端の信号を加算する加算器9’を備える。
本発明による受信機によって、また本発明による受信機において実施される本発明による方法は、次いで、K個(K=α・fsp/f、ただしαは所定の整数)の変形コードを生成するステップを含む。Kは、周波数fの1個の疑似ランダムコードに対する周波数fspの副搬送波による分割を表す。
一実施形態では、図2a〜2iに示されるように、副搬送波の周波数は疑似ランダムコードの周波数に等しい。また、副搬送波は2つのレベルを持つ。有利な実施形態では、本発明による変形コード発生器で4つの変形疑似ランダムコードの生成が可能となるように、整数αを4と定める。それぞれのコードは、時間T(T=1/4・fsp)に副搬送波なしの疑似ランダムコードの符号を示す。換言すれば、それぞれのコードは持続時間Tの矩形を持つ。各変形疑似ランダムコードの矩形は順次2つずつ値Tだけ時間的にシフトされる。
図2f〜2iは、そうして生成される4個の疑似ランダムコードを示す。
K個の変形コードの生成は変形コード発生器23によって行われる。この発生器23は、順次2つずつが時間間隔Tだけ隔てられた持続時間Tの矩形を発信するように適合される。
信号路IおよびQのそれぞれで、乗算器10、10’を用いてそれぞれ加算器9および9’の出力端の信号にこのK個の変形疑似ランダムコードが掛け合わされる。
信号路IおよびQのそれぞれで、各瞬間に得られたその乗算の結果が加算素子11、11’によって合計される。
信号路IおよびQのそれぞれで、加算素子11、11’の出力端で得られたK個の結果がインターリーブ装置12、12’によって時間的にインターリーブされ、それらインターリーブ装置の出力端には単一の信号が供給される。
次のステップでは、それぞれの信号路で2つの演算、すなわち、受信機によって生成された疑似ランダムコードの前縁に同期させたcos(2π・fsp・t+φ)の形式の信号によるK個の要素からなるベクトルの乗算と、受信機によって生成された疑似ランダムコードの前縁に同期させたsin(2π・fsp・t+φ)の形式の直交信号によるK個の要素からなるベクトルの乗算とが並行して行われる。これらの乗算は、信号路Iでは乗算器13、14によって、信号路Qでは乗算器13’、14’によって行われる。
次のステップは、それぞれの信号路でK個の要素を加算素子15、16、15’、16’によって合計することにある。
こうして、この最後のステップは、4つの信号路I、I、Q、Qに信号を生成することを可能にする。以下においては、I、I、Q、Qのそれぞれの信号路の信号をI、I、Q、Qによって表すことにする。
取得段階では、本発明による受信機は、遅延およびドップラー周波数を推定するため、ならびにコードおよび搬送波のループを初期化するためにこの4つの出力が利用される。
本発明による受信機はエネルギーの推定モジュール18を備える。このエネルギーの推定モジュール18は、関係式
Figure 0005202540

によってエネルギーEを算定するように適合される。
推定モジュール18によるエネルギーの推定は、追尾が自己相関機能の主ピークに対して行われているか、それとも二次ピークに対して行われているかを判定することを可能にする。とりわけ、エネルギーの減少は二次ピークに対する追尾を示すものである。そのような場合には、位相および遅延の補正モジュール20が、コードの遅延の推定に対する補正および搬送波の位相の推定に対する補正を行うように適合される。
この補正モジュール20は、図4および5でそれぞれモジュールブロック22およびモジュールブロック21として模式的に図示した搬送波の位相およびコード遅延を供給するように適合される。有利な実施形態では、この搬送波位相およびこのコード遅延は、搬送波に対するループフィルタ52とコードに対するループフィルタ51によって、それぞれ既知の態様で濾波することができる。
搬送波の位相の推定は逆正接型の機能を使って行われる。本発明による受信機は、搬送波位相の推定モジュール17を備える。この搬送波位相の推定モジュール17は、関係式δφ=arctan(Q/I)に従って位相を推定するように適合される。本発明のもう1つの実施形態では、搬送波の位相は他の同等の手段によって推定することができる。
追尾段階では、搬送波位相の推定モジュール17およびエネルギー推定モジュール18の他、副搬送波位相の推定モジュール19がコードの追尾を可能にするために使用される。本発明では、副搬送波の位相はコードの遅延に比例する。副搬送波の推定は、(I,I)、(Q,Q)のペアのうちの少なくともいずれか一方によって行うことができる。図5では、副搬送波の位相の推定モジュール19は(I,I)のペアのみに基づいて実現されている。
この搬送波位相の推定モジュール17は、BOC信号によって伝送される航法データの復調を行うことも可能にする。この復調されたデータは、図5では符号53によって模式的に表されている。
本発明による受信機は、上述した各モジュールの機能を実施するように適合された電子回路を既知のように備えることができる。とりわけ、記載した機能は、集積回路により、アナログ回路により、ソフトウェア手段により、またはソフトウェア手段と電子回路の組合せにより、実現することができる。
本発明による方法および本発明による受信機は、低周波副搬送波または高周波副搬送波を含むBOC信号の受信を可能にする。
本発明による方法および受信機は、1つまたは複数のBOC信号を含む無線航法の複合信号の受信を可能にする。
本発明による方法および受信機は、GALILEOシステムおよびGPSシステムによって伝送される信号の受信に特に適合され、その用途に特に供される。
本発明による方法および受信機は、先行技術の方法および受信機よりも所要エネルギー資源が少ない無線信号受信、とりわけ無線航法信号の受信を可能にする。

Claims (11)

  1. 周波数fの搬送波、周波数fspの矩形副搬送波、および周波数fsp未満である周波数fの疑似ランダムコードによって変調されたBOC信号と呼ばれる信号を少なくとも含む航法用無線号の受信方法であって、
    前記航法用無線信号が中間周波数に変換されてデジタル化され、
    前記デジタル化された信号が、信号路Iと呼ばれる信号路および信号路Iに対して直交相をなす信号路Qと呼ばれる信号路を持つベースバンド信号を供給するようにデジタル制御される搬送波ローカル発振器(40)によって生成される同相および直交相の2つのローカル搬送波との間で同相および直交相で相関される方法において、
    αは所定の整数として、K=α・f sp /f で与えられるK個の、変形コードと呼ばれる、連続する疑似ランダムコード変形コードのデジタル発生器(23)によってローカルに生成され、それぞれの変形コードは、T =1/α・f sp で与えられる、時間T の期間において副搬送波を含まない疑似ランダムコードの形をなし、連続する2つの変形コードは間隔時間Tだけ時間的にシフトされ、
    それぞれの信号路で、前記ベースバンド信号に前記K個の変形疑似ランダムコードが乗算された、K個の処理後の信号を得て
    それぞれの信号路で、前記K個の処理後の信号が所定の時間について積分され、
    それぞれの信号路で、前記K個の積分結果が時間的にインターリーブされた、生成信号を得て
    それぞれの信号路で、前記生成信号が、ローカルに生成される同相および直交相の2つの副搬送波によって同相および直交相で相関されることによって信号路出力信号と称する信号を供給し、
    それぞれの信号路で、前記信号路出力信号が所定の時間について積分されることを特徴とする方法。
  2. 前記疑似ランダムコードの遅延の推定および前記搬送波の位相の補正が可能となるように、
    前記信号路出力信号(I、I、Q、Q)によるエネルギー計算に基づく遅延の推定が行われ、
    前記積分された信号路出力信号(I、I、Q、Q)から搬送波の位相の推定値が計算されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 追尾段階において、
    前記搬送波の位相の推定値が前記信号路出力信号(I、I、Q、Q)から計算され、
    前記副搬送波の位相の推定値が前記信号路出力信号(I、I、Q、Q)から計算され、
    前記推定されたエネルギーが時間とともに減少する場合は、前記搬送波の位相および前記コードの遅延の補正が行われ、
    前記BOC信号によって伝送される航法データの復調が行われることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記エネルギーの推定が、前記信号路出力信号(I、I、Q、Q)のそれぞれの平方和を取ることにあることを特徴とする、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記副搬送波の位相の推定が逆正接型の推定であることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  6. 前記整数αを4と定めることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 周波数fの搬送波、周波数fspの副搬送波および周波数fの疑似ランダムコードによって変調されたBOC信号と呼ばれる信号を少なくとも含む航法用無線信号の受信機であって、
    信号路Iと呼ばれる信号路および信号路Iに対して直交相をなす信号路Qと呼ばれる信号路を持つベースバンド信号を供給するように搬送波のローカル発振器(40)によって生成される同相および直交相の2つのローカル搬送波と前記BOC信号との間の同相および直交相の搬送波漏れの相関回路を備える受信機において、
    αは所定の整数として、K=α・f sp /f で与えられるK個の、変形コードと呼ばれる、疑似ランダムコードデジタル発生器(23)であって、それぞれの変形コードは、 =1/α・f sp で与えられる、時間T の期間において副搬送波を含まない疑似ランダムコードの形をなし、その前の変形疑似ランダムコードからは時間Tだけ時間的にシフトされるデジタル発生器と、
    前記ベースバンド信号と前記K個の変形疑似ランダムコードとの間の同相および直交相での第1の相関回路と、
    前記第1の相関回路で処理された信号とローカルに生成される同相および直交相の2つの副搬送波との間の同相および直交相での第2の相関回路とを備えることを特徴とする受信機。
  8. 前記第2の相関回路の出力から前記搬送波の位相の推定値を計算する搬送波位相推定器(17)、
    前記第2の相関回路の出力から前記副搬送波の位相の推定値を計算する副搬送波位相推定器(19)および
    前記第2の相関回路の出力からエネルギーの推定値を計算するエネルギー推定器(18)を備えることを特徴とする、請求項7に記載の受信機。
  9. 前記副搬送波位相推定器(19)が逆正接型であることを特徴とする、請求項8に記載の受信機。
  10. 前記エネルギー推定器(18)が、前記信号路出力信号(I、I、Q、Q)の平方和を取るように適合されることを特徴とする、請求項8または9に記載の受信機。
  11. 前記整数αを4と定めることを特徴とする、請求項7から10のいずれか一項に記載の受信機。
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