JP5202365B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ヒートシンク上に絶縁層を介して半導体素子が実装されて成る半導体装置に関するものである。
直流電力と交流電力を変換する電力変換装置として、ヒートシンクの上面に複数の半導体素子が実装された半導体装置を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の半導体装置は、ヒートシンクの上面に絶縁層が設けられ、その絶縁層の上に直流電源の正極に接続される第1の導電層と、信号線に接続される第2の導電層が設けられている。そして、第1の導電層の上方には直流電源の負極に接続される平板状の導体の接続片が平行に配置され、第1の導電層と接続片の間に、パワー半導体素子(例えば、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)がはんだ固定されている。パワー半導体素子は、コレクタ電極部が第1の導電層に接続され、エミッタ電極部が接続片に接続されている。また、絶縁層の上に設置された第2の導電層はワイヤーボンディング等によってパワー半導体素子のゲート電極部に接続されている。
特開2005−236108号公報
ところで、ヒートシンクの上面に一体化される絶縁層は、通常、ヒートシンクの材質に対して線膨張係数の小さいセラミック等の材料によって形成される。このため、パワー半導体素子の発熱時には、線膨張係数の差によってヒートシンクと絶縁層に撓み変形が生じ易くなる。
特に、一つのヒートシンクの上面に正極側パワー半導体素子と負極側パワー半導体素子が並列に配置され、ヒートシンクの上面形状が正方形状とされる場合には、中心からの距離の長いヒートシンクの対角線方向に大きな反りが生じ易くなる。そして、ヒートシンクの対角線方向に大きな反りが生じると、ヒートシンクと反りを生じない接続片とに挟まれたパワー半導体素子に大きな応力が作用することになる。
そこで、この発明は、ヒートシンクの撓み変形時にパワー半導体素子に作用する応力を低減することのできる半導体装置を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、正極側パワー半導体素子(例えば、後述の実施形態におけるハイ側のトランジスタUH)と負極側パワー半導体素子(例えば、後述の実施形態におけるロー側のトランジスタUL)が、略正方形状のヒートシンク(例えば、後述の実施形態におけるヒートシンク31)の上面に当該ヒートシンクと線膨張係数の異なる絶縁層(例えば、後述の実施形態における絶縁層44)を介して並列に配置され、前記正極側パワー半導体素子のコレクタ電極部が第1の導体(例えば、後述の実施形態におけるPバスバー20)を介して直流電源(例えば、後述の実施形態におけるバッテリ3)の正極に電気的に接続される一方で、前記負極側パワー半導体素子のエミッタ電極部が第2の導体(例えば、後述の実施形態におけるNバスバー21)を介して前記直流電源の負極に電気的に接続され、前記正極側パワー半導体素子のエミッタ電極部と前記負極側パワー半導体素子のコレクタ電極部が第3の導体(例えば、後述の実施形態におけるOutバスTrU22)を介して交流機器(例えば、後述の実施形態におけるモータ4)に電気的に接続されている半導体装置であって、前記第1,第2,第3の導体のうちの少なくとも一つに平板状の接続片(例えば、後述の実施形態における接続片21a,22a)が設けられるとともに、この接続片が前記正極側パワー半導体素子と負極側パワー半導体素子の一方の上面に重合固定され、前記接続片には、前記ヒートシンクの中心側に向かって離間幅の広がる一対の屈曲境界線が設けられ、これらの屈曲境界線によって、前記ヒートシンクの対角線方向の当該接続片の撓み変形を容易にする撓み許容部が構成されていることを特徴とする。
これにより、パワー半導体素子の発熱時に、ヒートシンクと絶縁層が両者の線膨張係数の差によって撓み変形すると、その撓み応力がパワー半導体素子を通して接続片に入力される。このとき、ヒートシンクは、正方形状であることから、対角線方向に大きく撓み変形する。接続片は、ヒートシンクからの入力を受け、一対の屈曲境界部に沿ってヒートシンクの対角線方向に容易に撓み変形するようになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の半導体装置において、前記接続片には、前記ヒートシンクの中心側に向かって断面の半径が連続的に増大する湾曲部(例えば、後述の実施形態における湾曲部38)が設けられ、この湾曲部によって前記撓み許容部が構成されていることを特徴とする。
これにより、パワー半導体素子の発熱時に、ヒートシンクと絶縁層が両者の線膨張係数の差によって撓み変形すると、接続片は湾曲部の両縁に沿って容易に撓み変形するようになる。
請求項に記載の発明によれば、接続片に、ヒートシンクの中心側に向かって離間幅の広がる一対の屈曲境界線が設けられ、ヒートシンクの撓み変形時に接続片が一対の屈曲境界線に沿ってヒートシンクの対角線方向に容易に変形するようになっているため、パワー半導体素子に作用する応力を確実に低減することができる。
請求項に記載の発明によれば、接続片に、ヒートシンクの中心側に向かって断面の半径が連続的に増大する湾曲部が設けられ、ヒートシンクの撓み変形時に接続片が湾曲部の両縁に沿ってヒートシンクの対角線方向に容易に変形するようになっているため、パワー半導体素子に作用する応力を確実に低減することができる。
この発明の一の実施形態のパワーコントロールユニットの回路図である。 この発明の一実施形態の半導体装置の端子台を取り付ける前の斜視図である。 この発明の一実施形態の半導体装置の斜視図である。 この発明の一実施形態の半導体ユニットの背面図である。 この発明の一実施形態のパワーモジュールの図4のA−A断面に対応する拡大断面図である。 この発明の一実施形態の半導体装置の平面図である。 この発明の一実施形態の半導体装置の側面図である。 この発明の一実施形態の接続片の図6のB−B断面に対応する拡大断面図である。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はハイブリッド車両用のパワーコントロールユニット(PCU)1を含む回路の概略構成を示している。このハイブリッド車両はエンジン(図示せず)と、エンジンの機械的出力により駆動される発電機(GEN)2と、発電機2の発電出力により充電される高圧系の直流電源であるバッテリ(BAT)3と、バッテリ3の放電出力と発電機2の発電出力の少なくとも一方を用いて駆動輪(図示せず)を駆動する三相交流式のモータ(MOT)4と、を備えている。
パワーコントロールユニット1は、昇圧回路や降圧回路として機能するコンバータ(DC/DCCONV)7と、直流電力を三相交流電力に変換してモータ4を駆動するとともに、モータ4で発電された三相交流電力を直流電力に変換する第1インバータ(Tr/M PDU)5と、発電機2で発電された三相交流電力を直流電力に変換する第2インバータ(GEN PDU)6と、を備えている。
モータ4の駆動時には、コンバータ7で昇圧されたバッテリ3の直流電力、若しくは、第2インバータ2で直流に変換された発電機2の発電電力が第1インバータ5によって任意の出力の三相交流電力に変換され、その電力がモータ4に供給される。また、バッテリ3への充電時には、第1インバータ5で直流電力に変換されたモータ4の回生電力、若しくは、第2インバータ6で直流電力に変換された発電機2の発電電力がコンバータ7によって設定電圧の直流電力に降圧され、その電力がバッテリ3に供給される。
コンバータ7、第1インバータ5及び第2インバータ6は、制御基板(ECU)8からの制御指令によりゲートドライブ基板(GDCB)9を介して駆動制御される。
第1インバータ5は、複数のパワー半導体素子(例えば、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)を具備するブリッジ回路5aと平滑コンデンサ5bが設けられたパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータによって構成されている。この第1インバータ5にはモータ4とコンバータ7が接続されている。
第2インバータ6は、第1インバータ5と同様に、複数のパワー半導体素子を具備するブリッジ回路6aと平滑コンデンサ6bが設けられたパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータ等によって構成されている。また、この第2インバータ6には発電機2とコンバータ7が接続されている。
第1インバータ5と第2インバータ6の各ブリッジ回路5a,6aには、U相,V相,W相の各相に対応するハイ側(正極側)のトランジスタUH,VH,WHとロー側(負極側)のトランジスタUL,VL,WLが設けられている。各相のハイ側のトランジスタUH,VH,WHはコンバータ7の正極側端子Ptに接続され、ロー側のトランジスタUL,VL,WLはコンバータ7の負極側端子Ntに接続されている。各相毎の対をなすトランジスタUHとUL,VHとVL,WHとWLはそれぞれ直列に接続され、各相のトランジスタの対はコンバータ7に対して並列に接続されている。また、各トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのコレクタ電極部−エミッタ電極部間には、エミッタ電極部からコレクタ電極部に向けて順方向となるようにして、ダイオードDUH,DUL,DVH,DVL,DWH,DWLが各々接続されている。
図2,図3は、半導体装置70のブロックを示している。
この半導体装置70は、第1インバータ5のU相のハイ側のトランジスタUHとロー側のトランジスタULを、対応するダイオードDUH,DULとともにヒートシンク31上に一体化したものである。なお、第1インバータ5のV相、W相のハイ側とロー側のトランジスタVH,VL,WH,WLとダイオードDVH,DVL,DWH,DWLと、第2インバータ6の各相のハイ側とロー側のトランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLとダイオードDUH,DUL,DVH,DVL,DWH,DWLについても同様の構成の半導体装置70として構成されている。したがって、以下では第1インバータ5のU相の半導体装置70を代表として説明し、他の半導体装置70については異なる構成についてのみ説明するものとする。
ヒートシンク31は、アルミニウム材料から成り、矩形板状の台座43の下面に下側に向けて突出する複数のピン状のフィン40(図4,図5参照)が一体形成されている。また、台座43の上面には、熱伝導性に優れた窒化アルミの絶縁層44が一体に形成されており、絶縁層44の上面には一対のベース電極45,46が並列に設置されている。なお、窒化アルミの絶縁層44の線膨張係数は、アルミニウム材料から成るヒートシンク31の線膨張係数よりも小さい。
一方のベース電極45はコンバータ7の正極側端子Pt(図1参照)と導通するPバスバー20(第1の導体)に接続され、他方のベース電極46はモータ4のU相端子に接続されるOutバスTrU22(第3の導体)に接続されている。一方のベース電極45の上方には、OutバスTrU22から延出した接続片22aが平行に配置され、ベース電極45と接続片22aの間にハイ側のトランジスタUHとダイオードDUHが接続されている。なお、ハイ側のトランジスタUHは、コレクタ電極部がベース電極45(Pバスバー20)に接続され、エミッタ電極部が接続片22a(OutバスTrU22)に接続されている。
他方のベース電極46の上方には、コンバータ7の負極側端子Nt(図1参照)と導通するNバスバー21(第2の導体)の接続片21aが平行に配置され、ベース電極46とNバスバー21の接続片21aの間にロー側のトランジスタULとダイオードDULが接続されている。なお、ロー側のトランジスタULは、コレクタ電極部がベース電極46(OutバスTrU22)に接続され、エミッタ電極部がNバスバー21に接続されている。
なお、V相とW相の半導体装置70においては、OutバスTrU22に代えて、モータ4のV相端子に接続されるOutバスTrV23(図1参照)と、モータ4のW相端子に接続されるOutバスTrW24(図1参照)が用いられている。また、第2インバータ6のU,V,Wの各相の半導体装置70では、OutバスTrU25、OutバスTrV26、OutバスTrW27(図1参照)が用いられている
OutバスTrU22の接続片22aとNバスバー21の接続片21aは略長方形状に形成され、両者の長辺がヒートシンク31の台座43の辺に対して平行になるように配置されている。そして、両接続片22a,21aの長手方向のほぼ中間位置には、上方(ヒートシンク31から離間する方向)に膨出する湾曲部38が形成されている。この湾曲部38については後に詳述する。
また、両接続片22,21の上面には、図3に示すように、トランジスタUH,ULのゲート電極部やその他の電子機器に接続される信号線を保持するための端子台69が取り付けられている。端子台69は絶縁材料によって形成され、両接続片22,21の幅方向の全域に跨る長尺なブロックによって構成されている。端子台69の上面には信号線が接続される信号端子39が設けられ、この信号端子39とトランジスタUH,ULやその他の電子機器の間がワイヤーボンディングによって接続されている。なお、図中48は、ワイヤーボンディングによる接続線である。
図4は、第1インバータ5のU相,V相,W相の3つの半導体装置70が樹脂ケース34で保持された半導体ユニット32を示し、図5は、この半導体ユニット32の下面側に流路ケース41が取り付けられたパワーモジュール30を示している。
この実施形態では、第1インバータ5のU相,V相,W相の3つの半導体装置70が一つのパワーモジュール30として一体化されている。
3つの半導体装置70は一列に並べられ、これらの半導体装置70の周縁部と上面側が樹脂ケース34によって覆われている。
なお、樹脂ケース34は、枠部が最初に半導体装置70と一体化され、その後に各半導体装置70の上部を覆うように枠部内にポッティングが行われる。このため、各半導体装置70の上部は樹脂ケース34のポッディング部内に埋設されるが、Pバスバー20、OutバスTrU22、Nバスバー21の各接続端子部と、端子台69から引き出された信号ピン37は樹脂ケース34の外側に露出している。
流路ケース41は、半導体ユニット32の樹脂ケース34の下面に結合されて、樹脂ケース34との間に冷却媒体の流路を形成するものであり、上面の略中央部には、各ヒートシンク31のフィン40を受容する凹部42が形成されている。また、流路ケース41の長手方向の一端には、図4に示すように、凹部42内に冷媒を導入するための導入管52が接続され、長手方向の他端には凹部42から冷媒を排出するための排出管53が接続されている。
流路ケース41の上面には樹脂ケース34が重合され、その状態で樹脂ケース34と流路ケース41がボルト50によって締結固定されている。また、樹脂ケース34と流路ケース41の間には環状のシール部材47が介装されている。
図6は、一つの半導体装置70を上面側から見たものであり、図7は、半導体装置70の側面を示し、図8は、図6のB−B断面に対応する接続片21a(Nバスバー21)の断面を示している。
これらの図に示すように、各接続片22a,21aの湾曲部38は、円弧状断面が接続片22a,21aの幅方向に亘って形成されたものであるが、その断面の円弧の半径はヒートシンク31の中心(対角線の交点)側に向かって連続的に増大するようになっている。したがって、各接続片22a,21aの平坦な一般面と湾曲部38の間の二つの境界線L1,L2(屈曲境界線)は、ヒートシンク31の中心側に向かって離間幅が広がっている。この実施形態においては、各接続片22a,21aに設けられた湾曲部38、若しくは、湾曲部38の両縁の境界線L1,L2部分が撓み許容部を構成している。
各半導体装置70においては、アルミニウム材料から成るヒートシンク31の上面に、アルミニウムよりも線膨張係数の小さい窒化アルミの絶縁層44が一体に設けられているため、トランジスタUH,ULの発熱時に線膨張係数の差によってヒートシンク31と絶縁層44に撓み変形が生じる可能性がある。そして、ヒートシンク31の上面と、その上面に取り付けられている絶縁層44は正方形状に形成されているため、ヒートシンク31と絶縁層44には、ヒートシンク31の中心からの離間距離の長い対角線方向に大きな撓み変形(反り変形)を生じ易くなる。
パワーモジュール30の各半導体装置70は、ヒートシンク31上に絶縁層44とベース電極45,46を介して設置されたトランジスUH,ULとダイオードDUH,DULの上部にOutバスTrU22とNバスバー21の接続片22a,21aが接合されているが、各接続片22a,21aには、円弧の半径がヒートシンク31の中心側に向かって連続的に増大するように湾曲部38が設けられているため、トランジスタUL,ULの発熱によってヒートシンク31と絶縁層44が対角線方向に大きく撓み変形すると、各接続片22a,21aが湾曲部38の両縁の境界線L1,L2に倣って容易に変形するようになる。
したがって、接続片22a,21aがヒートシンク31と絶縁層44に追従して容易に撓み変形することから、トランジスUH,ULとダイオードDUH,DULには大きな応力が作用しなくなる。よって、この半導体装置70においては、接続片の22a,21aの形状の工夫によってダイオードDUH,DULやトランジスタUH,ULの劣化を未然に防止することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
3…バッテリ(直流電源)
4…モータ(交流機器)
20…Pバスバー(第1の導体)
21…Nバスバー(第2の導体)
22…OutバスTrU(第3の導体)
21a,22a…接続片
31…ヒートシンク
38…湾曲部
44…絶縁層
70…半導体装置
UH…ハイ側のトランジスタ(正極側パワー半導体素子)
UL…ロー側のトランジスタ(負極側パワー半導体素子)
DUH…ハイ側のダイオード(正極側パワー半導体素子)
DUL…ロー側のダイオード(負極側パワー半導体素子)
L1,L2…境界線(屈曲境界線)

Claims (2)

  1. 正極側パワー半導体素子と負極側パワー半導体素子が、略正方形状のヒートシンクの上面に当該ヒートシンクと線膨張係数の異なる絶縁層を介して並列に配置され、
    前記正極側パワー半導体素子のコレクタ電極部が第1の導体を介して直流電源の正極に電気的に接続される一方で、
    前記負極側パワー半導体素子のエミッタ電極部が第2の導体を介して前記直流電源の負極に電気的に接続され、
    前記正極側パワー半導体素子のエミッタ電極部と前記負極側パワー半導体素子のコレクタ電極部が第3の導体を介して交流機器に電気的に接続されている半導体装置であって、
    前記第1,第2,第3の導体のうちの少なくとも一つに平板状の接続片が設けられるとともに、この接続片が前記正極側パワー半導体素子と負極側パワー半導体素子の一方の上面に重合固定され、
    前記接続片には、前記ヒートシンクの中心側に向かって離間幅の広がる一対の屈曲境界線が設けられ、これらの屈曲境界線によって、前記ヒートシンクの対角線方向の当該接続片の撓み変形を容易にする撓み許容部が構成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記接続片には、前記ヒートシンクの中心側に向かって断面の半径が連続的に増大する湾曲部が設けられ、この湾曲部によって前記撓み許容部が構成されていることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
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