JP5201611B2 - 電子機器の冷却構造 - Google Patents
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Description
上記のような側面吸気型の電子機器の冷却構造において、電子機器に冷却風を導くダクトが、電子機器の下方にこれと平行に配されてラック正面側から冷却風を吸気する第一ダクトと、第一ダクトの後方に配されて第一ダクトからの冷却風をラック側面側に案内する第二ダクトと、第二ダクトの側方に配されて第二ダクトからの冷却風を上方かつ電子機器の側面に案内する第三ダクトとからなるものがある。
他方、電子機器の正面に接続されるケーブルが、機器側方を通過して背面側に至るように取り回されるものがある(例えば、特許文献3参照)。
また、電子機器の正面にケーブルを接続する場合、メンテナンス性は向上するものの、このケーブルが機器側方を通過するように取り回される場合、機器側面の吸気口からの吸気に影響を与えることがある。
また、本発明は、前記電子機器及び下部ダクトが、前記ラックの中心位置よりも正面側に配置されるものであってもよい。
また、下部ダクトが吸入した外気をその上段の電子機器の吸気口に導く側部ダクトは、レールに沿うように薄型に形成することで、電子機器の横幅を規格寸法のラックの間口よりも狭める必要がなくなる。このように、電子機器搭載用のレールにダクトの機能を具備することで、レールの変更のみで電子機器を選択する必要のない汎用性の高い構造を提供できる。
また、下部ダクトを19インチラック規格の1Uサイズ程度の薄型に設けることで、ラックの1Uサイズ分のスペースは占有するものの、その上段の電子機器と組み合わせて用いることができる。このように、他の電子機器と干渉する等の問題を抑制しつつ、既設置の19インチラックに適用することができる。
また、下部ダクト上に冷却対象の電子機器を配置すると共に、これらの側方に側部ダクトを配置することで、他の電子機器をラックから下ろす等の作業を行うことなく各ダクトの保守を行うことができる。
また、電子機器の下方にケーブルを収容することで、小型の電子機器であってもケーブルの配置スペースを確保し易く、かつケーブルを保守交換するときの作業スペースも確保し易くなり、電子機器を一旦ラックから降ろす等の必要がなくなる。すなわち、機器下段の下部ダクトにケーブルを収容することで、電子機器の運用を停止することなく、ケーブルの追加及び交換等の保守作業を行うことができる。また、ケーブル挿通路を下部ダクトに一体化することで、19インチ幅のエリアを効率よく活用できる。
そして、ケーブル挿通路内にラックの背面側から正面側への外気の流れを阻止するシャッター部材を具備することで、ラック背面側に放出した熱気がケーブル挿通路を通じてラック正面側に吹き返すことが抑止され、この熱気を下部ダクトが再吸入することによる電子機器の冷却性への影響を抑えることができる。
図1に示すラック1は、例えばJIS C 6010に規定された19インチラック規格に対応する電子機器2を収容するもので、少なくとも前後左右の四隅に起立する四本の支柱3(図2参照)を有すると共に、前後左右及び上下を覆う前壁部4、後壁部5、左右側壁部6、上壁部7及び下壁部8を有し、上下に長い直方体状に形成される。
左右通風路18は、下部ダクト17の前面17a両側に形成された左右導入口18aから外気(冷却風)を導入すると共に、この外気を下部ダクト17の両側面に形成された左右導出口18bから導出する。下部ダクト17は、ラック1の前壁部4に形成された通気口(不図示)から外気を吸入する。この通気口と下部ダクト17の左右導入口18aとを互いに対向させることで、電子機器2の排熱等に影響されることなくラック外の外気を吸入可能である。
また、下部ダクト17が吸入した外気をその上段の電子機器2の吸気口14に導く側部ダクト16は、レール12に沿うように薄型に形成することで、電子機器2の横幅を規格寸法のラック1の間口よりも狭める必要がなくなる。このように、電子機器2搭載用のレール12にダクトの機能を具備することで、レール12の変更のみで電子機器2を選択する必要のない汎用性の高い構造を提供できる。
また、下部ダクト17を19インチラック規格の1Uサイズ程度の薄型に設けることで、ラック1の1Uサイズ分のスペースは占有するものの、その上段の電子機器2と組み合わせて用いることができる。このように、他の電子機器2と干渉する等の問題を抑制しつつ、既設置の19インチラックに適用することができる。
また、下部ダクト17上に冷却対象の電子機器2を配置すると共に、これらの側方に側部ダクト16を配置することで、他の電子機器2をラック1から下ろす等の作業を行うことなく各ダクトの保守を行うことができる。
また、電子機器2の下方にケーブル13aを収容することで、小型の電子機器2であってもケーブル13aの配置スペースを確保し易く、かつケーブル13aを保守交換するときの作業スペースも確保し易くなり、電子機器2を一旦ラック1から降ろす等の必要がなくなる。すなわち、機器下段の下部ダクト17にケーブル13aを収容することで、電子機器2の運用を停止することなく、ケーブル13aの追加及び交換等の保守作業を行うことができる。また、ケーブル挿通路19を下部ダクト17に一体化することで、19インチ幅のエリアを効率よく活用できる。
そして、ケーブル挿通路19内にラック1の背面側から正面側への外気の流れを阻止するシャッター部材22を具備することで、ラック背面側に放出した熱気がケーブル挿通路19を通じてラック正面側に吹き返すことが抑止され、この熱気を下部ダクト17が再吸入することによる電子機器2の冷却性への影響を抑えることができる。
さらに、前記電子機器2及び下部ダクト17が、前記ラック1の前後中心位置Cよりも正面側に配置されることで、ラック1内の温風の再吸入をより抑えて電子機器2を効果的に冷却することができる。
なお、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
2 電子機器
12 レール
13a ケーブル
14 吸気口
15 排気口
16 側部ダクト
17 下部ダクト
18 通風路
18a 外気導入口
18b 外気導出口
19 ケーブル挿通路
22 シャッター部材
C 前後中心位置(中心位置)
Claims (3)
- キャビネット型のラックに搭載され、このラックの側面側に吸気口を有すると共に前記ラックの背面側に排気口を有する電子機器の冷却構造において、
前記電子機器の下方に重なるように配置され、前記ラックの正面側に外気導入口を開口させると共に前記ラックの側面側に外気導出口を開口させる下部ダクトと、
前記ラックの側部でその奥行き方向に延び、前記電子機器及び下部ダクトの側部を支持するレールと、
前記レールに一体的に設けられ、前記下部ダクトに吸入した外気を前記電子機器の吸気口に導く側部ダクトとを備え、
前記下部ダクトが、前記電子機器に接続されるケーブルを通過させるケーブル挿通路を有すると共に、このケーブル挿通路内に前記ラックの背面側から正面側への外気の流れを阻止するシャッター部材を有することを特徴とする電子機器の冷却構造。 - 前記レール及び側部ダクトが左右一対に設けられ、前記下部ダクトが前記各側部ダクトに対応する左右一対の通風路を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
- 前記電子機器及び下部ダクトが、前記ラックの中心位置よりも正面側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器の冷却構造。
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JP2011116750A JP5201611B2 (ja) | 2011-05-25 | 2011-05-25 | 電子機器の冷却構造 |
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JP2011116750A JP5201611B2 (ja) | 2011-05-25 | 2011-05-25 | 電子機器の冷却構造 |
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