JP5200674B2 - 情報提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報提供システムに関する。
近年、情報通信技術を利用して、交通事故、渋滞などといった道路交通問題の解決を図る交通システムとして、ITS(Intelligent Transport system:高度道路交通システム)が知られている。
例えば、非特許文献1には、道路勾配が変化するサグ部における渋滞を抑制すべく、ドライバーに情報提供を行う情報提供システムが開示されている。例えば、三車線道路では、サグ部において渋滞が発生する前提として、追越車線および第2走行車線に交通量が集中する傾向がある。そこで、個々の車線における交通量の平準化の観点から、サグ部よりも所定距離だけ上流ポイントにおいて、全ての車線を走行する車両を対象として、左車線への車線変更を促す情報が提供される。
畠中秀人、他3名、「ITSを活用した高速道路サグ部渋滞対策の実現に向けた取り組み」、交通工学、社団法人交通工学研究会、2006年10月号(Vol.41,増刊号)
ところで、かかる手法によれば、追越車線や第2走行車線を走行する車両に対して同一のタイミングで情報が提供される。この場合、個々の車両がスムーズに車線移動を行うことができず、交通量の平準化を有効に行うことができないという不都合が予想される。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、個々の車線に適切なタイミングで情報提供を行うことである。
かかる課題を解決するために、本発明は、情報提供手段が、車線毎の情報提供の位置が変化点から上流側にかけて相違するように、サービス情報を提供する。
本発明によれば、情報提供の位置を車線毎にずらすことができるので、各車線に対し各々最適な位置で情報の提供を行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施形態にかかる情報提供システムを概略的に示す構成図である。情報提供システムは、道路に設けられる道路側インフラ(情報提供手段)と、道路を走行する車両Cとの間の通信、いわゆる、路車間通信を通じて、車両Cに対してサービス情報の提供を行うシステムである。本実施形態にかかる情報提供システムは、渋滞抑制の観点から情報提供を行うものであり、片側三車線以上の車両用道路、例えば、高速道路に適用することができる。この情報提供システムは、道路勾配が変化する変化点(サグ部)Aに起因する交通事象に関する情報、具体的には、サグ部Aに起因する渋滞を抑制するための情報をサービス情報として提供する。
なお、本実施形態では、片側三車線、具体的には、第1走行車線L1、第2走行車線L2および追越車線L3で構成される道路を前提として説明を行う。ここで、第1走行車線L1は、3つの車線のうち、端部側の車線(本実施形態では、最も左端に位置する車線)であり、第2走行車線L2は、3つの車線のうち、第1の走行車線に隣接する車線である。追超車線L3は、3つの車線のうち、第1走行車線L1と対向する端部側に位置する車線(本実施形態では、最も右端に位置する車線)である。
道路側インフラは、車線を走行する車両に対して車線毎に情報を送信する機能を担っており、本実施形態では複数の通信ユニット10から構成されている。個々の通信ユニット10は、道路上に配置されており、サービス情報(例えば、乗員に提供すべき情報の種別を示すサービスIDなど)を車両Cに対して送信する。この通信ユニット10は、車線毎に情報提供を行うことができるようにとの観点から、例えば、車線毎に配置されている。ここで、本実施形態の特徴の一つとして、追越車線L3に対応する通信ユニット10(以下「第3の通信ユニット10」という)は、サグ部Aよりも所定距離上流側に配置されており、第2走行車線L2に対応する通信ユニット10(以下「第2の通信ユニット10」という)は、第3の通信ユニット10よりも上流側に配置されている。また、第1走行車線L1に対応する通信ユニット10(以下「第1の通信ユニット10」という)は、例えば、第2の通信ユニット10と同等の位置、あるいは、第2の通信ユニット10よりも上流側に設けられている。ここで、本実施形態において、上流は、ある点を基準として、車線に設定される車両の進行方向を遡る側をいい、下流は、ある点を基準として、車線に設定される車両の進行方向に沿って進んだ側をいう。すなわち、車線を走行する車両は、上流側から下流側へと向かうこととなる。
図2は、通信ユニット10の説明図である。通信ユニット10としては、近赤外線を通信媒体とする通信手段、いわゆる光ビーコンを用いることができる。近赤外線は指向性が高いため、車線幅に対応する通信エリアを確保することができる。そのため、光ビーコンの通信エリアZが隣接する車線を走行する車両と干渉するといった事態を抑制することができる。すなわち、通信ユニット10は、対応する車線を走行する車両に対してスポット的にサービス情報を送信することができる。
個々の通信ユニット10から送信されるサービス情報は、交通管理システム(処理手段)1によって一元的に管理される。交通管理システム1は、道路上の交通状況を監視しており、ドライバーに提供するサービス情報の作成・更新を行う。そのため、各通信ユニット10を介して送信されるサービス情報には、現在の交通状況に応じた情報が反映されている。交通管理システム1は、個々の通信ユニット10と有線または無線で接続されており、互いに通信可能となっている。
図3は、車載用情報提供装置20の構成を模式的に示すブロック図である。車載用情報提供装置(車載用情報提供手段)20は、道路側に設けられる通信ユニット10からのサービス情報を取得し、このサービス情報を乗員に提供する装置である。車載用情報提供装置20は、制御部(実行手段)21、メモリ(格納手段)22、モニタ(表示手段)23、スピーカ(出力手段)24、ビーコン受信部(受信手段)25、GPS受信部(受信手段)26、DSRC受信部(受信手段)および地図データ28で構成される。
制御部21は、システム全体を統合的に制御する機能を担っており、制御プログラムに従って動作することにより、システムを制御する。制御部21としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。本実施形態との関係において、制御部21は、通信ユニット10側から取得したサービス情報に基づいて、乗員へ提供する情報(以下「提供情報」という)を設定する。提供情報の設定は、サービス情報に含まれるサービスIDに基づいて、サービスIDに対応するデータ(表示データまたは音声データ)をメモリ22から読み込む、あるいは、サービスIDに対応するデータ(表示データまたは音声データ)を作成する。そして、制御部21は、モニタ23またはスピーカ24を制御して、提供情報を乗員に提示する。
メモリ22は、制御部21が動作するための制御プログラムおよび各種データが格納されている。メモリ22は、制御プログラムおよびデータが固定的に格納されたROMと、マイクロコンピュータのワーク領域等として使用されるRAMとを含む。ROMに格納されるデータには、通信ユニット10からのサービス情報に関連付けられた提供情報(例えば、ビットマップデータ)が含まれている。
モニタ23は、例えば、インストルメントパネルの一部に設けられている。モニタ23としては、液晶表示装置のように周知の表示手段を用いることができる。モニタ23は、制御部21に制御されることにより、提供情報を表示する。スピーカ24は、制御部21に制御されることにより、提供情報を音声出力する。
ビーコン受信部25は、通信ユニット10から送信されるサービス情報を受信する。具体的には、ビーコン受信部25は、通信ユニット10による通信エリアZ(図2参照)を通過すると、通信ユニット10との間で通信を確立する。そして、ビーコン受信部25は、通信ユニット10から送信されるサービス情報を取得する。ビーコン受信部25は、通信ユニット10から送信された近赤外線からサービス情報を抽出し、このサービス情報を制御部21に出力する。
GPS受信部26は、GPS(Global Positioning System)による衛星からの情報を取得し、この情報に基づいて現在の車両位置を検出する。検出された車両位置は、制御部21に対して出力される。
DSRC受信部27は、車両Cに対してサービス情報を送信する道路側インフラの一つであるDSRC(Dedicated Short Range Communication)用通信ユニットからのサービス情報を取得する。DSRCは、狭域通信と呼ばれ、例えば、無線周波数5.8GHz帯を使用したスポット通信を用いて、電波ビーコン(DSRC用通信ユニット)から車両側へサービス情報を提供する。DSRC受信部27は、DSRC用通信ユニットから送信された電波からサービス情報を抽出し、このサービス情報を制御部21に出力する。
地図データ28は、ナビゲーション用の地図情報が位置情報とともに関連付けられたデータベースであり、ハードディスク装置などに格納されている。地図情報には、道路上の特定地点を表すノードと、特定地点間の接続を表す道路リンクとが含まれている。制御部21は、GPS受信部26によって検出される位置情報や車速などの情報に基づいて、地図データ28から必要な情報を読み込むと、これをモニタ23に表示したり、スピーカ24を介して音声出力することができる。なお、地図データ28は、DVD、CD−ROM等に記録媒体に格納されて、この車載用情報提供装置20によって読み取り可能な状態であってもよい。
図4は、本実施形態による情報提供の流れを示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、所定の周期で呼び出され、交通管理システム1によって実行される。
まず、ステップ1(S1)において、各車線L1〜L3の交通情報が検出される。例えば、通信ユニット10として光ビーコンを用いた場合には、通信ユニット10自身により交通状況の検知が可能である。ただし、交通状況を検出するセンサが別に設置されているケースでは、このセンサを用いて交通状況を検知することができる。これらのセンシング手段により検出された交通状況は、交通管理システム1に送信される。交通管理システム1は、個々の検出手段のセンシング結果に基づいて、第1走行車線L1に関する交通量Q1および車両Cの速度V1(例えば、平均速度)、第2走行車線L2に関する交通量Q2および車両Cの速度V2(例えば、平均速度)、追越車線L3に関する交通量Q3および車両Cの速度V3(例えば、平均速度)を特定する。
ステップ2(S2)において、第2走行車線L2および追越車線L3において渋滞が発生しているか否かが判断される。具体的には、交通管理システム1は、数式1から4に示される条件のすべてを満たす場合には、渋滞が発生していると判断する。
(数式1)
Q2>Q2th
(数式2)
Q3>Q3th
(数式3)
V2<V2th
(数式4)
V3<V3th
ここで、Q2th,Q3th,V2th,V3thは、渋滞判定のための判定値であり、実験やシミュレーションを通じて設定されている値である。
ステップ2において肯定判定された場合、すなわち、渋滞が発生している場合には、後述するステップ6(S6)に進む。一方、ステップ2において否定判定された場合、すなわち、渋滞が発生していない場合には、ステップ3(S3)に進む。
ステップ3において、第2走行車線L2および追越車線L3における交通量が多いか否かが判断される。サグ部Aにおいて渋滞の発生が予測されるケースでは、第2走行車線L2および追越車線L3に交通量が集中する傾向がある。そこで、ステップ3の判断により、渋滞発生が起こりそうな状況か否かが判断される。ここで、ステップ3の判断による交通量は、渋滞には至らない程度の交通量の多さをいう。具体的には、交通管理システム1は、数式5から8に示される条件のすべてを満たす場合には、サグ部Aに渋滞発生が予測される程度に交通量が多いと判断する。
(数式5)
Q2>Q2th
(数式6)
Q3>Q3th
(数式7)
V2≧V2th
(数式8)
V3≧V3th
ステップ3において肯定判定された場合には、ステップ4(S4)に進む。一方、ステップ3において否定判定された場合には、ステップ6に進む。
ステップ4において、第2走行車線L2の車両が第1走行車線L1に車線を変更することができるか否かが判断される。具体的には、交通管理システム1は、数式9に示される条件を満たす場合には、車線変更することが可能であると判断する。
(数式9)
Q1<Q2≦Q3
ステップ4において肯定判定された場合、すなわち、車線変更をすることが可能である場合には、ステップ5(S5)に進む。一方、ステップ4において否定判定された場合、すなわち、車線変更をすることができない場合には、ステップ6に進む。
ステップ5において、情報提供が行われる。具体的には、交通管理システム1は、第2の通信ユニット10および第3の通信ユニット10を介して、第2走行車線L2および追越車線L3を通行する車両Cに対して左車線への車線変更を促す旨のサービス情報を提供する。
図5は、車載用情報提供装置20による提示情報の表示形態を例示する説明図である。例えば、追越車線L3を走行する車両Cが第3の通信ユニット10による通信エリアZを通過した場合、ビーコン受信部25は、通信ユニット10との間で通信を確立する。そして、ビーコン受信部25は、通信ユニット10から送信されるサービス情報を取得し、このサービス情報を制御部21に出力する。
制御部21は、サービス情報、例えば、サービスIDを参照して、これに対応するデータをメモリ22から提示情報として読み込み、この提示情報をモニタ23に表示させる。図5に示すように、モニタ23に表示された提示情報(サービス情報)は、L1a〜L3aとして車線が示されており、車両を起点とする矢印Bにより、左車線への車線変更を促ような構成になっている。また、車線に対応して示される円D1〜D3について、円D1は青色表示、円D2,D3は赤色表示とすることにより、左車線への車線変更を促すような構成となっている。
また、制御部21は、サービス情報、例えば、サービスIDを参照して、これに対応するデータをメモリ22から提示情報として読み込み、この提示情報をスピーカ24を介して音声出力する。例えば、「この先、この車線渋滞のおそれあり、左車線へ車線変更をしてください」といったメッセージを用いるといった如くである。
さらに、交通管理システム1は、さらに、第1の通信ユニット10を介して、第1走行車線L1を走行する車両Cに対して走行車線を維持する旨の情報を提供してもよい。
これに対して、ステップ6において、情報提供が中止される。具体的には、交通管理システム1は、第1から第3の通信ユニット10を介して、対応する車線を走行する車両Cへの情報提供は行わない。
このように本実施形態において、複数の通信ユニット10で構成される道路側インフラは、車線毎の情報提供の位置がサグ部Aから上流側にかけて相違するようにサービス情報を提供する。かかる構成によれば、車線毎の情報提供の位置をずらすことができるので、各車線に対し各々最適な位置でサービス情報を提供することが可能となる。これにより、個々の車線に関する交通量の平準化を有効に図ることができるので、道路における渋滞の発生を抑制し、スムーズな交通を実現することができる。また、ユーザーが提供される情報の内容を理解し易いため、受容性向上が期待できる。
また、本実施形態によれば、車両用道路は、右端部側車線が追越車線L3として設定されるとともに、この追越車線に隣接する車線から左端部側車線までの二つの車線が走行車線L2,L1としてそれぞれ設定されている。ここで、道路側インフラは、追越車線L3および第2走行車線L2にそれぞれ設けられて、それぞれが車線幅に対応する通信エリアでサービス情報を送信する2つの通信ユニット10を有する。追越車線L3の通信ユニット10は、サグ部Aよりも所定距離だけ上流側に配置され、第2走行車線L2の通信ユニット10は、追越車線L3における通信ユニット10よりも上流側に配置される。
かかる構成によれば、第2走行車線L2から追越車線L3にかけて、通信ユニット10が順次上流から下流にオフセットして、すなわち、位置的に相違して配置される。これにより、サービス情報の提供タイミングは、第2走行車線L2が追越車線L3よりも優先される。そのため、第2走行車線L2を走行する車両Cを優先的に第1走行車線側へと車線変更させることができる。そのため、第2走行車線L2の交通量が多く、追越車線L3の車両Cが第2走行車線L2に車線変更しようとしてもスペースが無く、車線変更できないといった事態の発生を抑制することができる。これにより、情報提供によるサービスの有効性を損なうおそれがない。また、第2走行車線L2および追越車線L3において同時に車線変更が発生するといった事態が抑制されるので、交通の安全性の向上を図ることができる。
本実施形態では、第1走行車線L1に第1の通信ユニット10を備える構成であるが、本サービスによる情報提供の観点からすると、第1の通信ユニット10を必ずしも設ける必要はない。すなわち、第1走行車線L1の車両に、車線変更を促すサービス情報が提供されないので、誤操作の誘発を抑制することができる。ただし、本実施形態のように、第1の通信ユニット10を設けた場合には、この第1の通信ユニット10から車線を維持する旨のサービス情報を提供することがこのましい。この場合、第1走行車線L1から第2走行車線L2への車線移動を抑制することができるので、各車線における交通量の平準化を有効に行うことができる。
なお、上述した実施形態では、三車線道路を前提として説明を行ったが、本発明は3以上の車線で構成される道路について適用可能である。この場合、追越車線の通信ユニット10は、サグ部Aよりも所定距離だけ上流側に配置される。また、走行車線の通信ユニット10のそれぞれは、追越車線の通信ユニット10よりも上流側に配置されるとともに、追越車線から遠い走行車線ほど上流側に位置するように配置される。これにより、追越車線から遠い走行車線から、この追越車線にかけて順次情報を提供することができる。これにより、三車線道路と同様に、上述した効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、通信ユニット10は、自己の通信エリアZを通過する車両Cに搭載された車載用情報提供装置20と通信を確立させることにより、サービス情報を送信する。ここで、車載用情報提供装置20は、通信エリアZを通過したタイミング、または、通信エリアZを通過した後に、取得したサービス情報を、乗員に対して提示する。
かかる構成によれば、サービスエリアに律則した位置でサービス情報を提供することができる。
また、本実施形態において、車載用情報提供装置20は、サービス情報を道路側インフラから受信するビーコン受信部25と、サービス情報を乗員に表示するモニタ23と、サービス情報を乗員に音声出力するスピーカ24と、制御プログラムを格納するメモリ22と、制御プログラムを実行する制御部21とを含む。かかる構成によれば、サービス情報を乗員に提示することができる。
また、本実施形態によれば、通信ユニット10のそれぞれは、赤外線を通信媒体とする光ビーコンである。かかる構成によれば、車線別の情報を得ることができる。
また、本実施形態によれば、通信ユニット10は、サービス情報として、現在の走行する車線から、第1走行車線側への車線変更を促す情報を提供する。これにより、車両に対して有効に車線変更を促すことができる。
また、本実施形態によれば、交通管理システム1は、サグ部Aの上流における交通量および車両の走行速度に基づいて、サービス情報を提供するか否かを判断する。サグ部Aで渋滞が発生する前段階においては、追越車線L3や、第2走行車線L2に交通量が集中する傾向がある。このため、各車線における交通量の不均一を平準化することで渋滞対策することが可能となる。よって、交通量が少ないときや、渋滞しているとき、交通量が多いが第1走行車線L1の交通量も多いときには実施しないことが好ましい。これにより、適切なタイミングでサービス情報を提供することができる。
なお、本実施形態は、例えば、以下のような変更を加えることができる。通信ユニット10は、サービス情報としてサービスIDを送信しているが、これ以外にも、表示データまたは音声データ、更には動作プログラムを含んだものでもよい。上述した実施形態では、表示データまたは音声データ、および動作プログラムといった基本データは、車載用情報提供装置20が予め保持した形態となっている。しかしながら、通信ユニット10から基本データが送信される場合には、車載用情報提供装置20でこれらの情報を予め保持している必要はない。基本データを通信ユニット10側から送信する場合、例えば、第1の通信ユニット10よりも上流側にセットアップ用の通信ユニット10を用意しておく。セットアップ用の通信ユニット10は、通信エリアを車両が通過した場合に通信を確立し、基本データを車載用情報提供装置20に送信する。基本データを取得した車載用情報提供装置20は、この基本データをセットアップして、第1から第3の通信ユニット10からのサービス情報(サービスID)を取得することにより、乗員に対してサービス情報を提示する。
また、車線を単位としてサービス情報を提供する観点から、道路側インフラとしては、指向性の高い光ビーコンを使用する通信ユニット10を用いている。しかしながら、通信ユニット10としては、通信エリアが広い電波ビーコン(DSRC)を使用することもできる。この場合、車線毎の選択的な情報送信が困難であるため、道路側インフラは、この通信ユニット10とともに、車載用情報提供装置20に対して車線を認識させることができる手法を併用することが好ましい。車線を認識させる手法としては、磁気ネイルやGPS情報が挙げられる。磁気ネイルは、車線に埋め込む磁性体であり、車線毎に設ける。この車載用情報提供装置20が、磁束変化を捉えることができるセンサー(図示せず)を備えることにより、磁束変化から、所定の車線位置にいることが判別することができる。一方、GPS情報は、自己の位置検出を行うための情報であるが、誤差の少ない情報であることが好ましい。この類のGPS情報としては、基準局で測位誤差を計測し、既知の誤差を打ち消すことで測位精度を上げるRTK−GPSが挙げられる。また、別のGPS情報としては、複数の周波数を用いることで、周波数フェージングによる測位誤差を低減する方式のGPSが挙げられる。車載用情報提供装置20がGPS情報を取得することにより、現在位置を測位することにより、車線位置を特定することができる。
情報提供システムを概略的に示す構成図 通信ユニット10の説明図 車載用情報提供装置20の構成を模式的に示すブロック図 情報提供の流れを示すフローチャート サービス情報の表示形態の一例を示す説明図である。
符号の説明
10 通信ユニット
11 メモリ
20 車載用情報提供装置
21 制御部
22 メモリ
23 モニタ
24 スピーカ
25 ビーコン受信部
26 GPS受信部
27 DSRC受信部
28 地図データ

Claims (9)

  1. 情報提供システムにおいて、
    一方の方向に複数の車線を有する車両用道路に設けられ、車線を走行する車両に対して車線毎に情報を提供する情報提供手段と、
    道路勾配が変化する変化点に起因する交通事象に関する情報をサービス情報として、前記情報提供手段を介して車両に提供する処理手段とを有し、
    前記情報提供手段は、前記変化点よりも車両走行の上流側で各車線にサービス情報を提供し、且つ、前記複数車線のうち一端側の車線が、他の車線よりも、車両走行の下流側にて前記サービス情報を提供することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記車両用道路は、前記一端側の車線が追越車線として設定されて、当該追越車線に隣接する車線から他方の端部側車線までの二以上の車線が走行車線としてそれぞれ設定されており、
    前記情報提供手段は、前記車両用道路において前記他方の端部側車線を除く車線のそれぞれに設けられて、それぞれが車線幅に対応する通信エリアで前記サービス情報を送信する複数の通信ユニットを有し、
    前記追越車線の通信ユニットは、前記変化点よりも所定距離だけ上流側に配置され、
    前記走行車線の通信ユニットのそれぞれは、前記追越車線における前記通信ユニットよりも上流側に配置されるとともに、前記追越車線から遠い走行車線ほど上流側に位置するように配置されることを特徴とする請求項1に記載された情報提供システム。
  3. 前記通信ユニットは、自己の通信エリアを通過する車両に搭載された車載用情報提供手段と通信を確立させることにより、前記サービス情報を送信しており、
    前記車載用情報提供手段は、前記通信エリアを通過したタイミング、または、前記通信エリアを通過した後に、前記取得したサービス情報を、乗員に対して提示することを特徴とする請求項2に記載された情報提供システム。
  4. 前記車載用情報提供手段は、前記サービス情報を前記情報提供手段から受信する受信手段と、前記サービス情報を乗員に表示する表示手段と、前記サービス情報を乗員に音声出力する出力手段と、制御プログラムを格納する格納手段と、前記制御プログラムを実行する実行手段とを含むことを特徴とする請求項3に記載された情報提供システム。
  5. 前記通信ユニットのそれぞれは、赤外線を通信媒体とする光ビーコンであることを特徴とする請求項から4のいずれか一項に記載された情報提供システム。
  6. 前記情報提供手段は、電波を通信媒体とする電波ビーコンと、車線毎に配設された磁気ネイルとで構成されることを特徴とする請求項1に記載された情報提供システム。
  7. 前記情報提供手段は、電波を通信媒体とする電波ビーコンと、GPS情報とで構成されることを特徴とする請求項1に記載された情報提供システム。
  8. 前記情報提供手段は、前記サービス情報として、現在走行する車線から、前記他方の端部側の車線方向への車線変更を促す情報を提供することを特徴とする請求項に記載された情報提供システム。
  9. 前記処理手段は、前記変化点の上流における交通量および車両の走行速度に基づいて、前記サービス情報を提供するか否かを判断することを特徴とする請求項8に記載された情報提供システム。
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