JP5200668B2 - 画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置に係り、特に、タイムアウト値に基づき印刷制御を行う技術に関するものである。
プリンタに代表される従来の画像形成装置では、ウェイトタイムアウトやジョブタイムアウトといった各種タイムアウト値に基づき印刷制御を行っている(例えば、特許文献1及び2を参照)。
上記ウェイトタイムアウトは、画像形成装置が、PC(Personal Computer)などの外部機器から所定のデータ伝送路を介して受信した印刷データを処理する際に、画像形成装置の受信バッファに受信した印刷データ(以下、「受信データ」という。)がある場合には処理を行えるが、外部機器の送信処理に時間がかかってしまったり、データ伝送路のトラフィックがビジー(Busy)状態であったあり、何らかの原因で外部機器からの受信データが途絶えてから一定時間経過後であってもデータ受信しない場合に、外部機器との通信をキャンセルし、画像形成装置の処理を終了するために設けられたタイムアウト値である。
また上記ジョブタイムアウトは、ジョブの処理時間が多くかかる特定のジョブにより、ジョブを処理するアプリケーション機能が占有され、他のジョブを処理することができなくなるのを防ぐ(ジョブの処理待ち状態を防ぐ)ために、ジョブの処理開始から一定時間経過後であっても処理が終わらない場合、そのジョブをキャンセルし、画像形成装置を処理可能な状態に復帰させるためのタイムアウト値である。
このような各種タイムアウト値(所定の経過時間)は、コマンドから設定するか、画像形成装置が備える操作パネルを介して設定するかどちらか一方の方法で設定可能であった。
特許第3295295号公報 特開2006−205509号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、コマンドと操作パネルのどちらか一方の設定方法しか提供されていないという問題点がある。
コマンドで設定する場合には、ユーザが、タイムアウト値を設定するコマンドの仕様を理解した上で、そのコマンドを画像形成装置に送信する必要があり、一方、操作パネルで設定する場合には、ユーザが、画像形成装置が設置されている場所へ行き、操作パネルのインタフェース(I/F)を介して操作する必要がある。
このような場合に、どちらの設定方法がユーザにとって利便性が良いかは、ユーザが画像形成装置を使用する環境に依存する。
よって、ユーザにとっては、利便性の良い設定方法を、使用環境に応じて自由に選択できることが望ましい。
本発明では、上記従来技術の問題点を鑑み、ユーザがタイムアウト値の設定方法を選択でき、選択された方法によって設定されたタイムアウト値を従い印刷制御を行うことが可能な画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、外部機器とデータ通信を行う通信手段と、当該画像形成装置の各種情報の表示や入力操作を受け付ける操作パネルとを備えた画像形成装置であって、
前記通信手段により前記外部機器からの送信データを受信し始めてから前記送信データが途絶えた後に再び送信データの受信を開始するまでの受信再開待ちの制限時間と、当該画像形成装置が印刷動作を開始してから終了するまでの印刷処理の制限時間それぞれの設定とを、前記通信手段による設定コマンドの受信及び前記操作パネルの入力操作により受け付ける設定受付手段と、
前記設定受付手段により受け付けた制限時間に従って、印刷動作を制御する制御手段と、
前記設定受付手段により受け付けた前記受信再開待ちの制限時間及び前記印刷処理の制限時間において、前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間のどちらか一方の制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間として決定する決定手段と、
前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とするコマンド優先設定、又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とする操作パネル優先設定を受け付ける使用制限時間設定受付手段とを有し、
前記決定手段は、
前記使用制限時間設定受付手段により受け付けた設定に基づき、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間を決定し、
前記制御手段は、前記使用制限時間設定受付手段により受け付けた設定がコマンド優先設定の場合で、前記通信手段により設定コマンドを受信しなかったとき、
予め初期値として保持しておいた制限時間に従って、印刷動作を制御することを特徴とする。
このような構成によって、本発明の画像形成装置は、受信再開待ちの制限時間及び印刷処理の制限時間において、コマンドで設定された制限時間(タイムアウト値)と、操作パネルで設定された制限時間(タイムアウト値)との両方の設定を受け付け、さらに所定の制御値(使用制限時間設定)に基づき、コマンドで設定された制限時間と、操作パネルで設定された制限時間とのどちらか一方を、印刷制御の中で用いる制限時間として決定(使用する制限時間を切替制御)し、決定された制限時間に従い印刷動作を制御する。
これによって、本発明の画像形成装置は、ユーザが制限時間(タイムアウト値)の設定方法(コマンド設定か操作パネル設定か)を選択でき、選択された方法によって設定された制限時間(タイムアウト値)を従い印刷制御を行うことができる。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記制御手段が、前記決定手段により決定された、印刷動作を制御するときに使用する制限時間に従って、印刷動作を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、経過時間を計測する計測手段を有し、前記制御手段が、前記計測手段により計測された経過時間が、前記設定受付手段により受け付けた制限時間を超過したか否かを判定し、判定結果において前記経過時間が前記制限時間を超過した場合に、前記外部機器との通信動作及び/又は印刷動作を終了することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記設定受付手段が、前記受信再開待ちの制限時間と前記印刷処理の制限時間を設定するそれぞれの設定コマンドが、少なくとも1つ以上含まれる印刷データを、前記外部機器から前記通信手段を介して受信することにより、受信再開待ちの制限時間及び/又は前記印刷処理の制限時間の設定を受け付けることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記制御手段が、前記外部機器との通信動作及び/又は印刷動作を終了した場合に、その旨を前記外部機器や前記操作パネルを介して通知することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の印刷制御方法は、外部機器とデータ通信を行う通信手段と、当該画像形成装置の各種情報の表示や入力操作を受け付ける操作パネルとを備えた画像形成装置における印刷制御方法であって、
前記通信手段により前記外部機器からの送信データを受信し始めてから前記送信データが途絶えた後に再び送信データの受信を開始するまでの受信再開待ちの制限時間と、当該画像形成装置が印刷動作を開始してから終了するまでの印刷処理の制限時間それぞれの設定とを、前記通信手段による設定コマンドの受信及び前記操作パネルの入力操作により受け付ける設定受付手順と、
前記設定受付手順により受け付けた制限時間に従って、印刷動作を制御する制御手順と、
前記設定受付手順により受け付けた前記受信再開待ちの制限時間及び前記印刷処理の制限時間において、前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間のどちらか一方の制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間として決定する決定手順と、
前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とするコマンド優先設定、又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とする操作パネル優先設定を受け付ける使用制限時間設定受付手順とを有し、
前記決定手順は、
前記使用制限時間設定受付手順により受け付けた設定に基づき、前記制御手順により印刷動作を制御するときに使用する制限時間を決定し、
前記制御手順は、前記使用制限時間設定受付手段により受け付けた設定がコマンド優先設定の場合で、前記通信手順により設定コマンドを受信しなかったとき、
予め初期値として保持しておいた制限時間に従って、印刷動作を制御することを特徴とする。
このような手順によって、本発明の印刷制御方法は、受信再開待ちの制限時間及び印刷処理の制限時間において、コマンドで設定された制限時間(タイムアウト値)と、操作パネルで設定された制限時間(タイムアウト値)との両方の設定を受け付け、さらに所定の制御値(使用制限時間設定)に基づき、コマンドで設定された制限時間と、操作パネルで設定された制限時間とのどちらか一方を、印刷制御の中で用いる制限時間として決定(使用する制限時間を切替制御)し、決定された制限時間に従い印刷動作を制御する印刷制御動作を実現する。
これによって、本発明の印刷制御方法は、ユーザが制限時間(タイムアウト値)の設定方法(コマンド設定か操作パネル設定か)を選択でき、選択された方法によって設定された制限時間(タイムアウト値)を従い印刷制御を行う画像形成装置を提供できる。
上記目的を達成するため、本発明の印刷制御プログラムは、外部機器とデータ通信を行う通信手段と、当該画像形成装置の各種情報の表示や入力操作を受け付ける操作パネルとを備えた画像形成装置における印刷制御プログラムであって、
前記通信手段により前記外部機器からの送信データを受信し始めてから前記送信データが途絶えた後に再び送信データの受信を開始するまでの受信再開待ちの制限時間と、当該画像形成装置が印刷動作を開始してから終了するまでの印刷処理の制限時間それぞれの設定とを、前記通信手段による設定コマンドの受信及び前記操作パネルの入力操作により受け付ける設定受付手順と、
前記設定受付手順により受け付けた制限時間に従って、印刷動作を制御する制御手順と、
前記設定受付手順により受け付けた前記受信再開待ちの制限時間及び前記印刷処理の制限時間において、前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間のどちらか一方の制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間として決定する決定手順と、
前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とするコマンド優先設定、又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とする操作パネル優先設定を受け付ける使用制限時間設定受付手順とをコンピュータに実行させ
前記決定手順は、
前記使用制限時間設定受付手順により受け付けた設定に基づき、前記制御手順により印刷動作を制御するときに使用する制限時間を決定し、
前記制御手順は、前記使用制限時間設定受付手段により受け付けた設定がコマンド優先設定の場合で、前記通信手順により設定コマンドを受信しなかったとき、
予め初期値として保持しておいた制限時間に従って、印刷動作を制御する。
本発明によれば、受信再開待ちの制限時間及び印刷処理の制限時間において、コマンドで設定された制限時間(タイムアウト値)と、操作パネルで設定された制限時間(タイムアウト値)との両方の設定を受け付け、さらに所定の制御値(使用制限時間設定)に基づき、コマンドで設定された制限時間と、操作パネルで設定された制限時間とのどちらか一方を、印刷制御の中で用いる制限時間として決定(使用する制限時間を切替制御)し、決定された制限時間に従い印刷動作を制御することにより、利便性の良いタイムアウト値の設定方法を、ユーザが自由に選択可能な環境を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<ハードウェア構成>
では、本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成例を示す図である。
において本実施形態に係る画像形成装置10は、コントローラ11、プリンタエンジン16、及び操作パネル18などのハードウェアから構成されている。
コントローラ11は、バス19によって接続された、ホストI/F(インタフェース)12、CPU(Central Processing Unit)13、ROM(Read Only Memory)14、RAM(Random Access Memory)15、エンジンI/F16a、NVRAM(Non Volatile RAM)17、及び操作パネルI/F18aなどを含む。
ROM14には、当該画像形成装置10の装置全体を制御する基本ソフトウェアを含む各種のプログラムや、プログラムによって利用される各種データなどが所定の記憶領域に格納されている。RAM15は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムが実行時に使用するワーク領域などとして用いられる。CPU13は、RAM15にロードされたプログラムを実行することにより、後述する印刷制御機能を含む当該画像形成装置が有する機能や装置全体の制御を実現する。NVRAM17は、当該画像形成装置の動作を制御するための書き換え可能な各種データの保存領域として用いられる。後述する各種タイムアウト値の初期値もこの保存領域に格納されている。
ホストI/F12は、印刷データを送信するPC(Personal Computer)などの外部機器と、ネットワーク又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどのデータ伝送路を介して接続するためのインタフェースである。エンジンI/F16aは、プリンタエンジン16をコントローラ11に接続するためのインタフェースである。
プリンタエンジン16は、画像データ(印刷画像)を用紙に印刷するためのハードウェア一式であり、例えば露光、潜像、現像、及び転写の画像形成動作を行う電子写真プロセスを行うための各装置がそれらにあたる。プリンタエンジン16は、コントローラ11に接続するためのインタフェースであるエンジンI/F16aを介して、印刷対象の画像データや、印刷動作の状態通知などを行う。
操作パネル18は、ユーザからの入力(例えば動作条件などの入力)の受け付け、ユーザに対する各種情報の通知(例えば動作状態などの通知)などを行うめのキーや液晶パネルなどを備えたハードウェアである。操作パネル18は、コントローラ11に接続するためのインタフェースである操作パネルI/F18aを介して、表示する各種情報の取得や入力情報の送信などを行う。
<ソフトウェア構成>
続いて、本実施形態に係る画像形成装置10のソフトウェア構成について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10のソフトウェア構成例を示す図である。図2に示される各ブロックは、CPU13によってプログラムが処理されることにより実現される。
図2において、本実施形態に係る画像形成装置10のソフトウェアは、システム部110とインタプリタ部120とに大別される。システム部110は、OS(Operating System)などを含み、システム制御などを担うプラットフォームとして位置付けられる部分であり、入力I/F111、ホストバッファ112、フレームバッファ113、及びプリンタシステム114を含む。
一方、インタプリタ部120は、システム部110上で動作するアプリケーションとして位置付けられる。インタプリタ部120は、ストリームバッファ121、言語解析部(パーサ)122、印刷設定部123、及び描画処理部124などを含み、外部機器20のプリンタドライバ21によって生成され、送信される印刷データ(PS(PostScript)データ)に含まれているPSコマンドを解釈(パース)し、PSコマンドによって指示された処理を実行する。なお、ホストバッファ112、ストリームバッファ121、及びフレームバッファ113は、RAM15上に確保される記憶領域である。
外部機器20より送信されるPSデータは、入力I/F111によって受信され、ホストバッファ112に一時的に格納される。ホストバッファ112に格納されたPSデータは、ストリームバッファ121にコピーされる。言語解析部122は、ストリームバッファ121にコピーされたPSデータを解析し、中間形式のデータであるディスプレイリスト125を生成するとともに、ステープルやパンチなどの仕上げ機能に関する設定情報を印刷設定部123に出力する。
描画処理部124は、ディスプレイリスト125に基づいてフレームバッファ113に画像データを描画(生成)する。プリンタシステム114は、フレームバッファ113に描画された画像データと、印刷設定部123より出力される仕上げ機能に関する設定情報に基づいて、エンジンI/F16aを介してプリンタエンジン16を制御し、画像データの印刷を行うとともに、設定された仕上げ処理を実行させる。その結果、印刷を指示したユーザは、所望する印刷物Pが得られる。
なお、外部機器20と画像形成装置10により、本実施形態に係る印刷システムが構成される。外部機器20と画像形成装置10は、例えばLAN(Local Area Network)などのネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)によって接続されている。
このように、本実施形態に係る画像形成装置10では、上記に説明を行ったソフトウェア構成によって、外部機器10からの受信データを基に印刷を行う機能を実現している。
<タイムアウト値に基づく印刷制御機能>
ここからは、前述したハードウェア及びソフトウェア構成において、ユーザがタイムアウト値の設定方法を選択でき、選択された方法によって設定されたタイムアウト値に基づき印刷制御を行う機能について説明する。
上記印刷制御機能は、所定の制御値(優先モードの設定)に基づき、コマンドで設定されたタイムアウト値と、操作パネルで設定されたタイムアウト値とを切替制御する。
まず、上記切替制御の対象であるタイムアウト値とその設定方法について説明しておく。本実施形態では、「ウェイトタイムアウト」と「ジョブタイムアウト」の2種類のタイムアウト値を基に印刷制御を行う。
(ウェイトタイムアウト)
ウェイトタイムアウトは、画像形成装置100が備えるホストI/F12において、何らかの原因で外部機器20からの印刷データを受信しなくなってから所定時間が経過し、それでもなお印刷データを受信しない場合に、外部機器20と画像形成装置10との通信をキャンセルし、画像形成装置10の処理を終了するために設けられたタイムアウト値である。すなわち、ウェイトタイムアウトの値は、外部機器20からの送信データを受信し始めてから送信データが途絶えた後に、再び送信データを受信し始めるまでの受信再開待ちの制限時間であり、上記所定時間がそれにあたる。
(ジョブタイムアウト)
受信データの処理開始から所定時間が経過し、それでもなお処理が終わらない場合に、処理中の印刷ジョブをキャンセルし、画像形成装置10を印刷中の状態から印刷可能な状態に復帰させるためのタイムアウト値である。すなわち、ジョブタイムアウトの値は、画像形成装置10が印刷動作を開始してから終了するまでの印刷処理の制限時間であり、上記所定時間がそれにあたる。
このように、画像形成装置10では、当該装置が有する機能を、特定の外部機器20が占有することがないように、所定の方法で予め設定しておいた上記各タイムアウト値に基づき印刷制御を行う。すなわち、画像形成装置10では、受信再開待ち時間がウェイトタイムアウトの設定時間を超過した場合、あるいは、印刷処理時間がジョブタイムアウトの設定時間を超過した場合のどちらか一方の条件が満たされると、外部機器20から要求された印刷ジョブを強制的に終了(ジョブキャンセル)し、新たな印刷ジョブを待ち受ける状態に復帰する。
従来では、これらのタイムアウト値の設定を、コマンドによる設定又は操作パネル18を介した設定のどちらか一方で行う構成となっていたが(どちらかの設定方法でしか設定ができなかったが)、本実施形態では、両方の設定方法で行うことができる(両方の設定を受け付け当該画像形成装置内において管理することができる)。
《コマンド設定》
まず、コマンドにより設定を行う方法について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係るタイムアウト値を設定するコマンド例を示す図である。図3には、各タイムアウト値を設定する印刷データとして、PSデータのコマンド例が示されている。(A)が「ウェイトタイムアウト」、(B)が「ジョブタイムアウト」である。
図3に示すデータは、1つの印刷ジョブに対応したPSデータであり、データ中の"%%EOF"がPSデータの終了、すなわち印刷ジョブの終了を示す。
PS言語においてウェイトタイムアウトの設定は、“<</WaitTimeout N>>setsystemparams”の記述により行える。この記述は、ウェイトタイムアウトのタイムアウト時間を設定するためのコマンド(以下、「ウェイトタイムアウト設定コマンド」という。)であり、例えば、図(A)に示される記述41のように、Nの値が「200」の場合には、ウェイトタイムアウトのタイムアウト時間が200(秒)に設定されたことを示す。
また図(B)に示されるように、PS言語においてジョブタイムアウトの設定は、“<</JobTimeout N>>setsystemparams”の記述により行える。この記述は、ジョブタイムアウトのタイムアウト時間を設定するためのコマンド(以下、「ジョブタイムアウト設定コマンド」という。)であり、例えば、図(B)に示される記述42のように、Nの値が「300」の場合には、ジョブタイムアウトのタイムアウト時間が300(秒)に設定されたことを示す。
各タイムアウト値は、例えば、外部機器20にインストールされたプリンタドライバ21のUI(User Interface)や所定のアプリケーションにより設定可能であり、ユーザは、これらのソフトウェアを用いて、前述した記述41や記述42を含むPSデータを生成することができる。
このようにして生成されたPSデータを画像形成装置10へ送信することで、ウェイトタイムアウトとジョブタイムアウトそれぞれのタイムアウト値を設定することができる。
このように設定された各タイムアウト値は、画像形成装置10内部で独立した値として管理される。
そのため、タイムアウト値を設定するPSデータが、図(A)や(B)のように、ウェイトタイムアウト設定コマンドとジョブタイムアウト設定コマンドとを異なるデータ内に記述したPSデータであっても、同一データ内に記述したPSデータであっても、タイムアウト値の設定は可能である。
さらに、PSデータ内に、ウェイトタイムアウト設定コマンドやジョブタイムアウト設定コマンド以外の印刷制御に係る他の設定コマンドが含まれている場合であっても設定可能である。
《操作パネル設定》
続いて、操作パネル18を介して設定を行う方法について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る印刷制御の中で用いるタイムアウト値を選択するときの操作パネル18の画面例を示す図である。
画像形成装置10において各タイムアウト値を設定する場合、ユーザは、操作パネル18を介して所定の操作(例えば印刷機能の動作設定メニューを表示させる操作など)を行い、図4に示すような画面を表示する。以降、図4及び図5を用いた説明では、ウェイトタイムアウトのタイムアウト値を設定する方法を例に行う。なお、ジョブタイムアウトについても同様の操作で設定可能である。そのため、ジョブタイムアウトについての説明は省略する。
操作パネル18を介してタイムアウト値を設定する場合、ユーザは、まず、コマンド又は操作パネル18のどちらの設定値を、印刷制御の中で用いるタイムアウト値とするかを選択する。
図4に示す表示画面Wには、上記選択時の操作画面例が示されている。例えば、ユーザが、コマンドにより設定された値を、印刷制御の中で用いるウェイトタイムアウトのタイムアウト値としたい場合には、表示画面Wに表示された[コマンド優先]ボタンB1を選択し、[決定]ボタンB3を押下する。その結果、画像形成装置10には、印刷制御を行う際に、操作パネル18からの設定値より、コマンドによる設定値を用いることを示すコマンド優先モードの設定が記録され(所定の記憶領域に保持され)、操作が終了する。なお、[コマンド優先]ボタンB1を選択後、[取消]ボタンB4を押下すると、[コマンド優先]ボタンB1が選択解除され、かつコマンド優先モードの設定も記録されず、操作が終了、もしくは選択前の表示画面Wに戻る。
一方、操作パネル18を介して設定された値をウェイトタイムアウトのタイムアウト値としたい場合には、表示画面Wに表示された[パネル優先]ボタンB2を選択し、[決定]ボタンB3を押下する。その結果、図5に示す表示画面Wが表示され、ユーザに対して、操作パネル18を介したタイムアウト値の入力設定が通知される。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るタイムアウト値を設定するときの操作パネル18の画面例を示す図である。ユーザは、図5に示すように、0〜9までの数字を入力するための操作キーKを介して、表示画面Wに表示される入力エリアTB(例えばテキストボックス)にタイムアウト値を入力し、[決定]ボタンB3を押下する。その結果、画像形成装置10には、印刷制御を行う際に、コマンドによる設定値より、操作パネル18からの設定値を用いることを示すパネル優先モードの設定と、入力されたタイムアウト値が記録され(所定の記憶領域に保持され)、操作が終了する。なお、[パネル優先]ボタンB2を選択後、[取消]ボタンB4を押下すると、パネル優先モードの設定や入力されたタイムアウト値は記録されず、操作が終了、もしくは入力前の表示画面Wに戻る。
このように、本実施形態では、操作パネル18から各タイムアウト値の設定が行えるとともに、印刷制御の中で、コマンド又は操作パネル18のどちらの設定値を用いるかを制御するタイムアウト切替制御の制御値の設定(優先モードの設定)を行うことができる。
<<機能構成>>
図6は、本発明の第1の実施形態に係る印刷制御機能の構成例を示す図である。本実施形態に係る印刷制御機能は、データ受信部31と、コマンド処理部32と、制御値保持部33と、タイムアウト切替制御部34と、印刷部35とから構成される。
データ受信部31は、外部機器20から送信された印刷データ(PSデータ)を、ホストI/F12を介して受信する。またデータ受信部31は、例えば受信バッファを参照し、外部機器20から印刷データを受信していない場合に、その旨を印刷部35に通知する。
コマンド処理部32は、受信した印刷データ内にウェイトタイムアウト設定コマンドやジョブタイムアウト設定コマンドにより記述されたタイムアウト値を取得する。コマンド処理部32は、インタプリタ部120のストリームバッファ121が保持する印刷データを、言語解析部122により解析し、印刷データ内にウェイトタイムアウト設定コマンドやジョブタイムアウト設定コマンドが含まれていた場合、その解析結果からタイムアウト値を取得する。コマンド処理部32は、取得したタイムアウト値を、制御値保持部33に格納する。
制御値保持部33は、後述するタイムアウト切替制御部34が行う制御動作の中で用いるタイムアウト値やタイムアウト切替制御の制御値を含む各種制御値を所定の記憶領域に保持する。より具体的には、前述したコマンド処理部32により取得されたタイムアウト値や、操作パネル18を介して設定されたタイムアウト値、また操作パネル18を介して設定された優先モードの設定値を保持する。また、これらの各種制御値の初期値には、NVRAM17などの不揮発性の記憶装置に格納されている所定の値が読み出され保持される。制御値保持部33にこれらの初期値が保持されるタイミングは、例えば印刷制御機能の動作開始時(印刷制御機能を実現するプログラムの実行開始時)などである。
タイムアウト切替制御部34は、コマンド又は操作パネル18のどちらが設定したタイムアウト値を用いて印刷制御を行うかを決定する。タイムアウト切替制御部34は、制御値保持部33が、タイムアウト切替制御の制御値として保持しているコマンド優先モード又はパネル優先モードの設定に基づき、印刷制御の中で用いるタイムアウト値を決定する。すなわち、印刷制御の中で用いるタイムアウト値を、設定しておいたタイムアウト切替制御の制御値(優先モードの設定)に基づき、コマンドにより設定されたタイムアウト値、又は操作パネル18を介して設定されたタイムアウト値のどちらか一方を用いるように切替制御する。
印刷部35は、前述したタイムアウト切替制御部34により決定されたタイムアウト値に従って、所定のタイムアウト条件を満たした場合に、外部機器20との通信又は印刷動作をキャンセルする。印刷部35は、経過時間をカウントする(経過時間を計る)タイマ35aを有しており、上記所定のタイムアウト条件とは、このタイマ35aによってカウントされた経過時間の値が、タイムアウト切替制御部34により決定されたタイムアウト値を超過した場合である。
よって、印刷部35は、受信再開待ち時間がウェイトタイムアウトのタイムアウト時間を超過した場合に、外部機器20との通信をキャンセルする。また印刷処理時間がジョブタイムアウトのタイムアウト時間を超過した場合に、印刷動作をキャンセルする。
印刷部35は、外部機器20との通信又は印刷動作をキャンセルすると、その旨を、印刷要求を行った外部機器20に通知する(キャンセル通知する)。なお、このキャンセル通知を行う場合は、外部機器20と画像形成装置10とが双方向通信が行えることを前提としている。
以上のように、印刷制御機能は、前述した各機能部により、タイムアウト切替制御の制御値(優先モードの設定)に基づき、コマンドで設定されたタイムアウト値と、操作パネル18で設定されたタイムアウト値とを切替制御し、タイムアウト値に基づく印刷制御を行う。
また、印刷制御機能は、ROM14に格納される各機能部を実現するプログラムが、RAM15に読み出され、CPU13により実行されることで動作する。
<<処理手順>>
では、印刷制御機能の動作について説明する。
《印刷制御に用いるタイムアウト値の決定》
まず、印刷制御機能の中で行われる、タイムアウト切替制御の処理手順について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係るタイムアウト値を決定する処理手順例を示すフローチャートである。図7に示す処理手順は、タイムアウト切替制御部34によって行う処理である。
タイムアウト切替制御部34は、まず、制御値保持部33に保持されるタイムアウト切替制御の制御値(優先モードの設定)を参照し、パネル優先モードが設定されているか否かを判定する(ステップS101)。
ステップS101の判定において、パネル優先モードが設定されていると判断された場合には(ステップS101:YES)、操作パネルを介して設定された設定値を、印刷制御の中で用いるタイムアウト値に決定する(ステップS102)。
また、ステップS101の判定において、パネル優先モードが設定されていないと判断された場合には(ステップS101:NO)、コマンド優先モードが設定されていることから、制御値保持部33に、コマンド処理部32により取得されたタイムアウト値が保持されているか否か(印刷データ内にタイムアウト設定コマンドが含まれていたか否か)を判定する(ステップS103)。
ステップS103の判定において、コマンド処理部32により取得されたタイムアウト値が保持されていると判断された場合には(ステップS103:YES)、コマンドにより設定された設定値を、印刷制御の中で用いるタイムアウト値に決定する(ステップS104)。
また、ステップS103の判定において、タイムアウト値が保持されていないと判断された場合には(ステップS103:NO)、NVRAM17から取得し、制御値保持部33に保持しておいた初期値を、印刷制御の中で用いるタイムアウト値に決定する(ステップS105)。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るタイムアウト切替制御の制御値(優先モードの設定)と制御動作との対応関係を示す図である。タイムアウト切替制御部34は、前述したタイムアウト値を決定する処理を行うために、図8に示すような、タイムアウト切替制御の制御値(優先モードの設定)と、その制御値(優先モードの設定)とコマンドによる設定の有無とに基づく制御動作との対応関係、つまり制御規則を示す情報を有している。
これにより、タイムアウト切替制御部34は、タイムアウト切替制御の制御値(優先モードの設定)に対応付けられた上記制御規則に従い、印刷制御の中で用いるタイムアウト値を決定する。
なお、タイムアウト切替制御部34は、上記制御規則を示す情報を、当該切替制御部34の機能を実現するプログラムとは別データとして保持する構成であっても、プログラム内の判定条件値として組み込まれている構成であってもよい。
このように、画像形成装置10では、所定の制御値(優先モードの設定)に基づき、コマンドで設定された値と、操作パネルで設定された値とのどちらか一方を、印刷制御の中で用いるタイムアウト値として決定し、使用するタイムアウト値を切替制御する。
《決定されたタイムアウト値に基づく印刷制御》
続いて、印刷制御機能の中で行われる、タイムアウト切替制御により決定されたタイムアウト値に従って印刷制御を行う処理手順について説明する。図9は、本発明の第1の実施形態に係るタイムアウト値に基づいて印刷動作を制御する処理手順例を示すフローチャートである。
画像形成装置10は、データ受信部31により、外部機器20からの印刷データを受信しているか否か(外部機器20からの受信データがあるか否か)を判定する(ステップS201)。
ステップS201の判定において、受信データがないと判断された場合には(ステップS201:NO)、印刷部35が、タイマ35aにより、受信待ち状態の経過時間をカウント(計測)する(ステップS202)。
続いて、印刷部35が、ステップS202においてカウントした経過時間が、タイムアウト切替制御部34により決定したウェイトタイムアウトのタイムアウト値(制限時間)を超過したか否かを判定する(ステップS203)。
ステップS203の判定において、制限時間を超過したと判断された場合には(ステップS203:YES)、外部機器20との通信をキャンセルし(ステップS204)、図9に示す処理を終了する。
また、ステップS203の判定において、制限時間を超過していないと判断された場合には(ステップS203:NO)、ステップS201の処理へ移行し、経過時間のカウントを行う。
一方、ステップS201の判定において、受信データがあると判断された場合には(ステップS201:YES)、印刷部35が、タイマ35aにより、印刷処理状態の経過時間をカウント(計測)する(ステップS205)。
続いて、印刷部35が、ステップS205においてカウントした経過時間が、タイムアウト切替制御部34により決定したジョブタイムアウトのタイムアウト値(制限時間)を超過したか否かを判定する(ステップS206)。
ステップS206の判定において、制限時間を超過したと判断された場合には(ステップS206:YES)、印刷動作をキャンセルし(ステップS204)、図9に示す処理を終了する。
また、ステップS206の判定において、制限時間を超過していないと判断された場合には(ステップS206:NO)、ステップS201の処理へ移行し、経過時間のカウントを行う。
このように、画像形成装置10では、切替制御された(所定の制御規則に従って決定された)タイムアウト値に基づき印刷制御を行っている。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る画像形成装置10は、印刷制御の中で、コマンドにより設定されたタイムアウト値に従い処理を行うか、又は操作パネル18を介して設定されたタイムアウト値に従い処理を行うかを、コマンド優先モード又はパネル優先モードそれぞれに対応する制御規則に従って決定し、使用するタイムアウト値を切替制御する。その結果、画像形成装置10は、先に決定された(切替制御された)タイムアウト値に基づき、外部機器20との通信や印刷動作などの制御を行う。
これによって、画像形成装置100では、当該装置内部で、印刷制御の中で用いるタイムアウト値を決定(切替制御)する構成により、コマンド及び操作パネル18の両方においてタイムアウト値を設定可能となる。
よって、画像形成装置100では、ユーザがタイムアウト値の設定方法を選択でき、選択された方法によって設定されたタイムアウト値を従い印刷制御を行うことができる。すなわち、利便性の良いタイムアウト値の設定方法を、ユーザが自由に選択可能な環境を提供することができる。
ここまで、上記実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る画像形成装置10が有する「印刷制御機能」は、前述した各処理手順を、コントローラ11の動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてコンピュータで実行することで実現することができる。よって、上記実施形態に係るプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(非図示)に格納することができる。
よって、上記実施形態に係るプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に記憶させることによって、コンピュータが備える記録媒体を読み取り可能なドライブ装置(非図示)を介して、画像形成装置10にインストールすることができる。また、画像形成装置10は、ネットワークなどのデータ伝送路に接続可能なホストI/F12を備えていることから、インターネットなどの電気通信回線を用いてプログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態では、印刷データとしてPSデータを挙げて説明を行ったが、このPSデータに、本発明が限定されるものではない。例えばPJL(Printer Job Language)の環境変数によるウェイトタイムアウト/ジョブタイムアウト設定など、PS言語に限らず、PJLなどを用いて設定可能な言語(例えばPCL(Printer Control Language)など)であてもよく、コマンドによりウェイトタイムアウト/ジョブタイムアウト設定可能なPDLや制御言語であればよい。
また、上記実施形態では、優先モードの設定が「コマンド優先」のときに、受信した印刷データの中に、タイムアウト値を設定するコマンドが含まれていない場合に、NVRAM17から取得した初期値をタイムアウト値とする処理手順について説明を行ったが、この手順に本発明が限定されるものではない。例えば、NVRAM17から取得した初期値の代わりに、操作パネルを介して設定したタイムアウト値を用いるようにしてもよい。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタイムアウト値を設定するコマンド例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御の中で用いるタイムアウト値を選択するときの操作パネルの画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタイムアウト値を設定するときの操作パネルの画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に用いるタイムアウト値を決定する処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るタイムアウト切替制御の制御値(優先モード)と制御動作との対応関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタイムアウト値に基づいて印刷操作を制御する処理手順例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
11 コントローラ
12 ホストI/F
13 CPU
14 ROM
15 RAM
16 プリンタエンジン
16a エンジンI/F
17 NVRAM
18 操作パネル
18a 操作パネルI/F
19 バス
20 外部機器
21 プリンタドライバ
31 データ受信部
32 コマンド処理部
33 制御値保持部
34 タイムアウト切替制御部
35 印刷部
35a タイマ
41 ウェイトタイムアウト設定コマンド
42 ジョブタイムアウト設定コマンド
110 システム部
111 入力I/F
112 ホストバッファ
113 フレームバッファ
114 プリンタシステム
120 インタプリタ部
121 ストリームバッファ
122 言語解析部
123 印刷設定部
124 描画処理部
125 ディスプレイリスト
B 選択ボタン(GUI)
P 印刷物
W 表示画面
K 入力キー

Claims (7)

  1. 外部機器とデータ通信を行う通信手段と、当該画像形成装置の各種情報の表示や入力操作を受け付ける操作パネルとを備えた画像形成装置であって、
    前記通信手段により前記外部機器からの送信データを受信し始めてから前記送信データが途絶えた後に再び送信データの受信を開始するまでの受信再開待ちの制限時間と、当該画像形成装置が印刷動作を開始してから終了するまでの印刷処理の制限時間それぞれの設定とを、前記通信手段による設定コマンドの受信及び前記操作パネルの入力操作により受け付ける設定受付手段と、
    前記設定受付手段により受け付けた制限時間に従って、印刷動作を制御する制御手段と、
    前記設定受付手段により受け付けた前記受信再開待ちの制限時間及び前記印刷処理の制限時間において、前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間のどちらか一方の制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間として決定する決定手段と、
    前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とするコマンド優先設定、又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とする操作パネル優先設定を受け付ける使用制限時間設定受付手段とを有し、
    前記決定手段は、
    前記使用制限時間設定受付手段により受け付けた設定に基づき、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間を決定し、
    前記制御手段は、前記使用制限時間設定受付手段により受け付けた設定がコマンド優先設定の場合で、前記通信手段により設定コマンドを受信しなかったとき、
    予め初期値として保持しておいた制限時間に従って、印刷動作を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記決定手段により決定された、印刷動作を制御するときに使用する制限時間に従って、印刷動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 当該画像形成装置は、経過時間を計測する計測手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記計測手段により計測された経過時間が、前記設定受付手段により受け付けた制限時間を超過したか否かを判定し、判定結果において前記経過時間が前記制限時間を超過した場合に、前記外部機器との通信動作及び/又は印刷動作を終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記設定受付手段は、
    前記受信再開待ちの制限時間と前記印刷処理の制限時間を設定するそれぞれの設定コマンドが、少なくとも1つ以上含まれる印刷データを、前記外部機器から前記通信手段を介して受信することにより、受信再開待ちの制限時間及び/又は前記印刷処理の制限時間の設定を受け付けることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記外部機器との通信動作及び/又は印刷動作を終了した場合に、その旨を前記外部機器や前記操作パネルを介して通知することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 外部機器とデータ通信を行う通信手段と、当該画像形成装置の各種情報の表示や入力操作を受け付ける操作パネルとを備えた画像形成装置における印刷制御方法であって、
    前記通信手段により前記外部機器からの送信データを受信し始めてから前記送信データが途絶えた後に再び送信データの受信を開始するまでの受信再開待ちの制限時間と、当該画像形成装置が印刷動作を開始してから終了するまでの印刷処理の制限時間それぞれの設定とを、前記通信手段による設定コマンドの受信及び前記操作パネルの入力操作により受け付ける設定受付手順と、
    前記設定受付手順により受け付けた制限時間に従って、印刷動作を制御する制御手順と、
    前記設定受付手順により受け付けた前記受信再開待ちの制限時間及び前記印刷処理の制限時間において、前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間のどちらか一方の制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間として決定する決定手順と、
    前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とするコマンド優先設定、又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とする操作パネル優先設定を受け付ける使用制限時間設定受付手順とを有し、
    前記決定手順は、
    前記使用制限時間設定受付手順により受け付けた設定に基づき、前記制御手順により印刷動作を制御するときに使用する制限時間を決定し、
    前記制御手順は、前記使用制限時間設定受付手段により受け付けた設定がコマンド優先設定の場合で、前記通信手順により設定コマンドを受信しなかったとき、
    予め初期値として保持しておいた制限時間に従って、印刷動作を制御することを特徴とする印刷制御方法。
  7. 外部機器とデータ通信を行う通信手段と、当該画像形成装置の各種情報の表示や入力操作を受け付ける操作パネルとを備えた画像形成装置における印刷制御プログラムであって、
    前記通信手段により前記外部機器からの送信データを受信し始めてから前記送信データが途絶えた後に再び送信データの受信を開始するまでの受信再開待ちの制限時間と、当該画像形成装置が印刷動作を開始してから終了するまでの印刷処理の制限時間それぞれの設定とを、前記通信手段による設定コマンドの受信及び前記操作パネルの入力操作により受け付ける設定受付手順と、
    前記設定受付手順により受け付けた制限時間に従って、印刷動作を制御する制御手順と、
    前記設定受付手順により受け付けた前記受信再開待ちの制限時間及び前記印刷処理の制限時間において、前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間のどちらか一方の制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間として決定する決定手順と、
    前記設定コマンドの受信により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とするコマンド優先設定、又は前記操作パネルの入力操作により受け付けた制限時間を、前記制御手段により印刷動作を制御するときに使用する制限時間とする操作パネル優先設定を受け付ける使用制限時間設定受付手順とをコンピュータに実行させ
    前記決定手順は、
    前記使用制限時間設定受付手順により受け付けた設定に基づき、前記制御手順により印刷動作を制御するときに使用する制限時間を決定し、
    前記制御手順は、前記使用制限時間設定受付手段により受け付けた設定がコマンド優先設定の場合で、前記通信手順により設定コマンドを受信しなかったとき、
    予め初期値として保持しておいた制限時間に従って、印刷動作を制御する印刷制御プログラム。
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