JP5193900B2 - ミスト発生装置及び美容装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ミストを発生させて放出するミスト発生装置、及びそのミスト発生装置を備えた美容装置に関するものである。
従来、ミスト発生装置は、液体をヒータにて沸騰させて気化させたり超音波にて霧化させたりして発生させたミストを顔など人体に向けて放出することで、肌に潤いを与えるなどの美容効果や肌ケアを目的とした装置として用いられている(例えば、特許文献1参照)。尚、ミストとは、前述のように液体を気化させたスチーム(温ミスト)や、液体を霧化させた冷ミスト等のことを指し、これ以降同様の意味として使用する。
特許文献1のミスト発生装置では、使用者の顔を覆うことができるような顔面洗浄空間を有したカップ本体にミストを放出させるミストノズル(放出口)が複数設け、カップ本体の下部に設けられたミスト発生部から各ミストノズルにミストを供給することで、各ミストノズルからミストが放出され使用者の顔全体にミストをあてるものが開示されている。
特開2003−672号公報
ところで、上記のミスト発生装置では、ミスト発生部から各ミストノズルまでの流路の距離が異なるため、ミスト発生時において各ミストノズルから放出されるミスト放出量に差が生じることとなっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数のミストノズルを備え、各ノズルからのミスト放出量の均一化を図ることができるミスト発生装置、及びそのミスト発生装置を備えた美容装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、液体からミストを生成し、その生成したミストをミスト経路を介して複数のミストノズルから放出するミスト発生装置であって、前記ミスト経路には、前記ミストを前記複数のミストノズルに分岐させる分岐部が設けられ、該分岐部から前記各ミストノズルまでのミスト経路を等距離となるように構成され、前記分岐部よりも上流側の前記ミスト経路中には、該ミスト経路中を通るミストの乱流を整流するミスト整流機構が設けられ、前記ミスト整流機構は、中空形状の中空部としての円筒部と、前記円筒部から延出形成されて前記円筒部を前記ミスト経路の径方向中心で支持する複数のリブとから構成されたことをその要旨とする。
この発明では、ミストノズルまでのミスト経路中に分岐部が設けられ、この分岐部から各ミストノズルまでのミスト経路を等距離となるように構成されることで、各ミストノズルから放出されるミストの放出量を一定とすることができる。このため、例えば使用者の顔の比較的広範囲に同量のミスト放出を行いつつ、広範囲にわたって同様の美容効果を得ることが可能となる。また、この発明では、ミスト経路には、ミスト経路中を通るミストの乱流を整流するミスト整流機構が設けられるため、ミスト経路内で乱れたミストを整流させることができる。さらに、この発明では、ミスト整流機構は、分岐部よりも上流側のミスト経路中に配置される。つまり、各ノズルに繋がる分岐部よりも上流側でミストを整流することで、分岐部においてより確実にミストが同量分岐されることとなる。そのため、各ノズルから放出されるミストの放出量の均一化に寄与することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミスト発生装置において、前記各ミストノズルは、左右方向に並設されたことをその要旨とする。
この発明では、各ミストノズルが左右方向に並設されるため、例えば本装置と対向する使用者の顔の左右方向の広範囲にわたってミストを吹き付けることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のミスト発生装置において、前記各ミストノズルは、上下方向に並設されたことをその要旨とする。
この発明では、各ミストノズルが上下方向に並設されるため、例えば本装置と対向する使用者の顔の上下方向の広範囲にわたってミストを吹き付けることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のミスト発生装置において、前記各ミストノズルは、それぞれが独立して前記ミストの放出方向を変更可能に構成されたことをその要旨とする。
この発明では、複数設けられるミストノズルのそれぞれが独立してミストの放出方向が変更可能に構成されるため、使用者の所望の位置にミストを放出することが可能となる。また、独立して放出方向が変更可能であるため、使用者の顔や腕といった複数箇所にミストをあてることが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のミスト発生装置において、イオンを生成し、その生成したイオンをイオンノズルから放出するイオン発生機構を備えたことをその要旨とする。
この発明では、イオンを生成し、その生成したイオンをイオンノズルから放出するイオン発生機構が備えられる。このため、ミストノズルから放出されるミストとイオンノズルから放出されるイオンとを混合させることが可能となり、イオンとミストとにて美容効果を高めることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜いずれか一項に記載のミスト発生装置を備えた美容装置である。
この発明では、請求項1〜のいずれか一項に記載の効果と同様の効果を奏することができる美容装置を提供できる。
本発明によれば、複数のミストノズルを備え、各ノズルからのミスト放出量の均一化を図ることができるミスト発生装置、及びそのミスト発生装置を備えた美容装置を提供することができる。
本実施形態における美顔器を示す斜視図である。 同美顔器を前後方向で切断し右側から見た断面図である。 同美顔器を左右方向で切断し背面側から見た断面図である。 同美顔器のマイナスイオン生成部部分の拡大断面図である。 同美顔器の管路及び整流部部分の拡大断面図である。 同美顔器の機能の概略構成を示すブロック図である。 (a)(b)(c)は、別例における美顔器の概略構成図である。 (a)(b)は、別例における美顔器の概略構成図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のミスト発生装置を備える美容装置としての美顔器10を示す。有底略円筒状の本体ケース11には美顔器本体12が収容されて固定され、その本体ケース11の開口部と面一をなす美顔器本体12の上面にはノズル部13及びスイッチ部14が設置されている。ノズル部13及びスイッチ部14を有する美顔器本体12の上面は、本体ケース11に対し開閉可能(傾動可能)に取り付けられたメインカバー15にて露出・隠蔽が可能とされている。
ノズル部13は、美顔器本体12の上面中央に設けられており、スチーム(温ミスト)を放出する一対のスチームノズル(温ミストノズル)21a,21b、冷ミストを放出するミストノズル(冷ミストノズル)22、及びマイナスイオンを放出するイオンノズル23を有し、ミストノズル22が左右方向中央位置に、スチームノズル21aがその右側に、スチームノズル21bが左側に、そしてイオンノズル23がミストノズル22の上側にそれぞれ配置されている。尚、スチームノズル21a及び21bは、互いの間隔が例えば70mmに設定されている。
またスチームノズル21a,21b、ミストノズル22、及びイオンノズル23の各放出方向は前側斜め上方の同一方向に向くように設定され、美顔器10の前側と使用者と対向するように使用した時のその使用者の顔表面に向けて放出方向が向くように設定されている。また、このノズル部13にもノズルカバー16が開閉可能(傾動可能)に取り付けられ、その開閉にて各ノズル21a,21b,22,23の露出・隠蔽が可能とされている。
また、ノズル部13の手前右側には、スイッチ部14として、それぞれ押しボタンスイッチにて構成される電源スイッチ25、運転制御スイッチ26、及びコース選択スイッチ27が設けられている。電源スイッチ25は、美顔器10のオンオフ操作を行うものであり、運転制御スイッチ26及びコース選択スイッチ27は、その操作にて、スチームと冷ミストとを組み合わせて対象体に向けて放出するコースやスチームのみを放出するコースといった各種のコースの選択、及びその決定(動作開始)を行うものである。
また、ノズル部13の左側には、美顔器本体12の上面から凹設されてなるタンク収容部17が設けられており、該タンク収容部17内には、開口部と面一となるように給水タンク18が着脱可能に収容されている。給水タンク18は、使用者が美顔器10から取り外しての給水が可能となっており、貯留した水からスチームや冷ミストのそれぞれの生成が行われる。
美顔器本体12には、図2に示すように、ミスト発生装置を構成するスチーム生成部31と、冷ミストを生成するミスト生成部32と、イオン発生機構を構成するマイナスイオン生成部33が備えられている。
ミスト発生装置を構成するスチーム生成部31は、美顔器本体12の前側に備えられており、スチーム(温ミスト)を生成する。スチーム生成部31は、駆動電流の供給に基づいて発熱しその発熱の自己制御機能を有するPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ35,36を前側と後側にそれぞれ備え、給水タンク18から給水管路19を介してPTCヒータ35,36内側のボイラ室37内に供給された水を沸騰させてスチームの生成を行っている。因みに、前側のPTCヒータ35の外側面には、給水タンク18から延びる給水管路19の一部が当接させて配置されており、ボイラ室37への流入の前に温められ該ボイラ室37内で効率良くスチームが生成されるようになっている。尚、給水管路19は、排水管路38(図6参照)を介して美顔器10の排水口38aに接続されており、排水スイッチの操作によって制御される排水管路38上の止水弁39にて美顔器10内の排水を行うことが可能となっている。
ボイラ室37の上部には、図2及び図3に示すように、生成したスチームを一対のスチームノズル21a,21bまで案内させるためのスチーム案内管路41が接続されている。ミスト経路としてのスチーム案内管路41は、その途中に分岐部42を有している。スチーム案内管路41は、図5に示すように、分岐部42から二股に分かれるように分岐部42からスチームノズル21aまでを接続する第1案内管路41aと,分岐部42からスチームノズル21bまでを接続する第2案内管路41bとを有し、第1案内管路41aの長さ(距離)L1及び第2案内管路41bの長さ(距離)L2が等しくなるように構成されている。そのため、ボイラ室37にて生成したスチームが分岐部42から分かれて第1案内管路41a及び第2案内管路41bを通って各スチームノズル21a,21bまでそれぞれ案内される。そして、ボイラ室37やスチーム案内管路41内は高圧となるため、各スチームノズル21a,21bの放出孔からはある程度の勢いを以てスチームが放出されるようになっている。尚、スチームノズル21a,21bの放出孔の内径は例えば3.6mmに設定されている。
また、スチーム案内管路41の分岐部42の若干手前位置には、放電電極43aを有するスチーム用放電部43が備えられている。スチーム用放電部43は、自身の放電により、該放電部43を通過するスチームをより微細化するものである。また、このスチーム用放電部43では、抗酸化作用があり肌に良いとされる金属(例えば白金)を用い、放電を利用してその金属微粒子を発生させることも行っており、スチームの微細化と金属微粒子の含有とが行われている。スチーム用放電部43の下流側で分岐部42の直前位置には、整流機構としての整流部44が備えられている。この整流部44は、図5に示すように、スチーム案内管路41内に中空形状の中空部としての円筒部44aと、該円筒部44aから延出形成されて円筒部44aを管路41の径方向中心で支持する3本のリブ44bとが設けられて構成されている。そして、放電部43にて微細化したスチームが、その円筒部44aの内部及び3本のリブ44b間を通過する際に整流され、分岐部42から先の各スチームノズル21a,21bに同量のスチームが分岐されるようなっている。尚、円筒部44aの内径は、スチームノズル21a,21bの放出孔の内径より大きく、且つ該放出孔の内径の1.5倍以下の大きさである例えば4.5mmに設定されている。
ミスト生成部32は、前記スチーム生成部31よりも後側に備えられており、ベンチュリー効果を用いて冷ミストを生成する。給水タンク18から延びる給水管路19内の水は前記スチーム生成として利用される他に冷ミストとしても利用され、その給水管路19からの水の一部をミストノズル22まで送水する送水管路51が備えられている。送水管路51の一部は、後側のPTCヒータ36の放熱面(垂直面)36aの平面方向に蛇行して該放熱面36aに当接させて配置されており、前記スチーム生成時の後側のPTCヒータ36の加熱で送水管路51内の冷ミスト用の水の殺菌をも行われるようになっている。尚、送水管路51のミストノズル22の直前位置にはその管内にフィルタ52が装着され、通過する水の除塵等が行われている。
また、ミスト生成部32として、美顔器本体12内には空気圧送路53が設けられており、該空気圧送路53内には電動モータを駆動源としたポンプ54の動作により空気の圧送が行われる。この圧送空気はミストノズル22の放出孔に向けて供給され、放出孔手前で送水管路51内の水と合流させることでベンチュリー効果が生じ、圧送空気とともに送水管路51内の水が吸い出されて冷ミストが生成されて放出されるようになっている。
マイナスイオン生成部33は、図2及び図4に示すようにノズル部13内に備えられており、コロナ放電を発生させてマイナスイオンを生成する。イオン生成部33は、ノズル部13のイオンノズル23に形成される収容凹部23aに、ユニット化されたマイナスイオン放電部61が収容保持されてなる。イオン放電部61は、その収容凹部23aに収容保持されるべく所定形状をなす電極ホルダ62に対して針電極63が支持されるとともに、針電極63の先端側においてその針電極63の軸線上に円環状の中心が位置するように円環状の対向電極64が支持されて構成されている。針電極63と対向電極64とはそれぞれリード線65が接続されて電極ホルダ62から導出され、美顔器本体12の上面近傍の制御回路基板71に接続されている。
因みに、このイオン生成部33(イオン放電部61)では、針電極63周りの空間X2は外部への開放のみで、その針電極63周りの空間X2と美顔器本体12内の空間X1とが仕切られている。これは、美顔器本体12内の空間X1に設けられるシリコン素材を使用した部材(例えば送水管路51の一部等)がPTCヒータ35,36といった熱源にて加熱されるとその空間X1内にシリコンが浮遊し、この浮遊シリコンが針電極63に付着するとコロナ放電の妨げとなりマイナスイオンの発生量が減少してしまうためであって、浮遊シリコンの針電極63への付着が未然に防止されている。
制御回路基板71は、電源コード70(図1参照)にて外部から電源供給を受け、基板71上に搭載される各種の回路部品よりなる制御回路72の制御に基づいて、スチーム生成部31、ミスト生成部32、及びイオン生成部33のそれぞれに動作電源を供給する。図5に示すように、制御回路72は、電源スイッチ25のオンオフ操作に基づいて美顔器10の動作可能状態と及び停止状態との切り替えを行い、動作可能状態において運転制御スイッチ26及びコース選択スイッチ27の組み合わせ操作による各種使用コースの設定に基づいて、スチーム生成部31(PTCヒータ35,36、スチーム用放電部43等)と、ミスト生成部32(ポンプ54等)との動作を制御し、またイオン生成部33(イオン放電部61)を先の各生成部31,32の動作と合わせて動作させている。そのため、マイナスイオン及びスチーム(温ミスト)による美容効果やマイナスイオン及びミスト(冷ミスト)による美容効果を得ることができる。
そして、マイナスイオン生成時において、針電極63に高電圧が印加されると、対向電極64との電位差によって針電極63の先端周囲にコロナ放電が発生し、マイナスイオンが発生する。発生したマイナスイオンは、針電極63よりも低電位の対向電極64に引き寄せられ、イオンノズル23から外部に放出される。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)ミスト発生装置としてのスチーム生成部31からミストノズルとしてのスチームノズル21a,21bまでのスチーム案内管路41中(ミスト経路中)に分岐部42が設けられ、この分岐部42から各スチームノズル21a,21bまでを等距離(距離L1=L2)となるように構成されることで、各スチームノズル21a,21bから放出されるミストの放出量を一定とすることができる。このため、例えば使用者の顔の比較的広範囲に同量のミスト放出を行いつつ、広範囲にわたって同様の美容効果を得ることが可能となる。
(2)スチームノズル21a,21bが左右方向に並設されるため、例えば本装置10と対向する使用者の顔の左右方向の広範囲にわたってミストを吹き付けることが可能となる。
(3)スチーム案内管路41には、スチーム案内管路41中を通るミスト(流体)の乱流を整流するミスト整流機構としての整流部44が中空部としての円筒部44aを備えて設けられるため、スチーム案内管路41内で乱れたミストを円筒部44a及びリブ44bにて好適に整流させることができる。
(5)整流部44は、分岐部42よりもスチーム生成部31側のスチーム案内管路41中に配置される。つまり、各スチームノズル21a,21bに繋がる分岐部42よりも上流側(分岐部42の直前)でミストを整流することで、分岐部42においてより確実にミストが同量分岐されることとなる。そのため、各スチームノズル21a,21bから放出されるミストの放出量の均一化に寄与することができる。
(6)マイナスイオンを生成し、その生成したマイナスイオンをイオンノズル23から放出するイオン発生機構を構成するマイナスイオン生成部33が備えられる。このため、ミストノズルとしてのスチームノズル21a,21bから放出されるスチーム(温ミスト)とイオンノズル23から放出されるイオンとを混合させることが可能となり、イオンとスチームとにて美容効果を高めることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ミストノズルとしてのスチームノズル(温ミストノズル)21a,21bを2つ設けたが、これに限らず、例えば上記実施形態に加えて例えば図7(a)に示すようにスチームノズル21cを例えばスチームノズル21a,21b間に設けてもよく、更にスチームノズルの数を増やしてもよい。尚、図7においては、その他のノズル22,23を省略し、簡易な模式図として示している。
・上記実施形態では、ミストノズルとしてのスチームノズル(温ミストノズル)21a,21bを左右方向に並設したが、例えば図7(b)に示すように上下方向に並設してスチームノズル21d,21eを設けてもよく、並設方向は任意に変更してもよい。また、図7(c)に示すように並設方向を上下方向とした場合にもスチームノズル21d,21eに加えて、スチームノズル21fを設けたり、その数は限定しない。
・上記実施形態では、特に言及していないが、ミストノズルとしてのスチームノズル(温ミストノズル)21a,21bを傾動可能としてもよい。その一例を図8(a)(b)に示す。図8(a)(b)に示すように、美顔器本体12の上面にノズルホルダ80を設け、該ノズルホルダ80の上面から上方向に延出する固定軸81が所定間隔に設けられている。そして、この固定軸81には、複数の回転軸82が独立して回転若しくは傾動可能に設けられ、この回転軸82によって複数のスチームノズル21g〜21jのそれぞれが独立して回転若しくは傾動可能に支持されている。このような構成とすることで、複数設けられるスチームノズル21g〜21jのそれぞれが独立してミストの放出方向を変更できる。そのため、使用者の所望の位置にミストを放出することが可能となる。また、独立して放出方向が変更可能であるため、使用者の顔や腕といった複数箇所にミストをあてることが可能となる。尚、スチームノズル21g〜21jを一体的に回転若しくは傾動可能に設けてもよい。
・上記実施形態では、ミストノズルとしてのスチームノズル(温ミストノズル)21a,21bについて本発明を適用したが、ミストノズル(冷ミストノズル)22に適用してもよい。要は、同種のミストを放出するノズルを複数設けてミスト経路(管路41)中を分岐させた場合に、その分岐点(分岐部42)からノズルまでの距離を一定(均一)とすればよい。
・上記実施形態では、ミスト整流機構として整流部44に中空形状の円筒部44aを設ける構成としたが、円筒部44以外の形状を採用してもよい。要は、ミストの乱流を整流する、若しくは乱流を防止することができればよい。
・上記実施形態では、ミスト整流機構として整流部44を設ける構成としたが、整流部44を省略した構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、イオン発生機構を構成するマイナスイオン生成部33のイオンノズル23からマイナスイオンが放出される構成を採用したが、プラスイオンであってもよい。
・上記実施形態では、イオン発生機構を構成するマイナスイオン生成部33を設ける構成を採用したが、マイナスイオン生成部33を省略した構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、美顔器10にて美容装置を構成したが、美顔器10以外の美容装置に本発明を適用してもよい。
10…美容装置としての美顔器、21a〜21j…ミストノズルとしてのスチームノズル、23…イオンノズル、31…ミスト発生装置を構成するスチーム生成部、33…イオン発生機構を構成するマイナスイオン生成部、41…ミスト経路としてのスチーム案内管路、42…分岐部、44…整流機構としての整流部、44a…中空部としての円筒部。

Claims (6)

  1. 液体からミストを生成し、その生成したミストをミスト経路を介して複数のミストノズルから放出するミスト発生装置であって、
    前記ミスト経路には、前記ミストを前記複数のミストノズルに分岐させる分岐部が設けられ、該分岐部から前記各ミストノズルまでのミスト経路を等距離となるように構成され
    前記分岐部よりも上流側の前記ミスト経路中には、該ミスト経路中を通るミストの乱流を整流するミスト整流機構が設けられ、
    前記ミスト整流機構は、中空形状の中空部としての円筒部と、前記円筒部から延出形成されて前記円筒部を前記ミスト経路の径方向中心で支持する複数のリブとから構成されたことを特徴とするミスト発生装置。
  2. 請求項1に記載のミスト発生装置において、
    前記各ミストノズルは、左右方向に並設されたことを特徴とするミスト発生装置。
  3. 請求項1に記載のミスト発生装置において、
    前記各ミストノズルは、上下方向に並設されたことを特徴とするミスト発生装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のミスト発生装置において、
    前記各ミストノズルは、それぞれが独立してミストの放出方向を変更可能に構成されたことを特徴とするミスト発生装置。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載のミスト発生装置において、
    イオンを生成し、その生成したイオンをイオンノズルから放出するイオン発生機構を備えたことを特徴とするミスト発生装置。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載のミスト発生装置を備えたことを特徴とする美容装置。
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