JP2006026022A - 理美容用蒸気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造的に簡単で延いては保守・修理が容易で、且つ肌の感触をより好ましくするという点で一層の効果がみられ、更に、急速加熱が可能な理美容用蒸気発生装置を提供する。
【解決手段】 蒸気噴射ノズル8近傍に、マイナスイオンユニット9をその放電針9aが蒸気噴射ノズル8の開口面上にくるように取付けると共にガス混入口12より蒸気に酸素ガス濃度が高い空気を混入する。更に、ボイラー1内の比較的小さい加熱室で蒸気を作るようにし、蒸発した分の水は、温度低下を招かない程度の極く少量ずつ補うようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内蔵するボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気導入管等を経て、アーム先端部の蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置に係り、特に、肌等の手入れ効果を高いレベルに保ちながら構造的に単純化でき延いては取扱や保守の容易化が可能で、且つ蒸気発生のための電源投入から蒸気発生開始までの時間の大幅な短縮化が可能なものに関する。
近年、エステテックサロン等の理美容院では、エステ施術の1つとして、被施術者の顔の肌に蒸気を当てて、当該肌の血行や新陳代謝の促進を図るフェーシャルトリートメントが、広く行われている。このような事情を受けて、この種のエステ施術に用いられる理美容用蒸気発生装置の機能向上等に係る改良の技術活動も盛んになっており、その成果に係る技術の特許出願も少なくない。例えば、特開2004−16523号公報や特開2004−24897号公報には、上記フェーシャルトリートメント後の肌の感触をより好ましくする(即ち、保湿性を向上させて、しっとりしたものとする)目的で、蒸気と共にマイナスイオンを被施術者の顔の肌に噴射できるようにした理美容用蒸気発生装置について開示されている。
特開2004−16523号公報 特開2004−24897号公報
ところで、上記公報で開示されているような従来の理美容用蒸気発生装置においては、ボイラー等からなるスチーム発生装置が収められているハウジング内にマイナスイオン発生装置をも設け、当該マイナスイオン発生装置で発生したマイナスイオンを、スチームを放出するスチームノズルと並設されて上記ハウジングから突設されている1個又は複数個のマイナスイオンノズルより、放出するという複雑な構造になっている。
従って、上記のような従来の理美容用蒸気発生装置では、複雑で込入った構造のため、日々の使用後の掃除・手入れ等の保守或いは故障したときの修理に際し、手間取ることが多く、この点で不便であった。また、肌の感触をより好ましくする(即ち、肌の保湿性を向上させる)というマイナスイオンの効果も十分に満足できるものではなく、この点における一層の向上が求められていた。更に、エステサロン等では、当該理美容用蒸気発生装置の効率的利用という観点から、蒸気発生のための電源投入から蒸気発生開始までの時間の短縮化即ち急速加熱が求められているが、上記のような従来の理美容用蒸気発生装置では、この点での工夫が殆どなされていなかた。
本願発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、構造的に簡単で延いては保守・修理が容易で、且つ肌の感触をより好ましくするという点で一層の効果がみられ、更に、急速加熱が可能になっている理美容用蒸気発生装置の提供を目的としている。
請求項1の発明では、ボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気導入管等を経て、アーム先端部の蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置(一般には、肌ケア装置或いは美顔器とも呼ばれているもの)を以下のように構成した。すなわち、上記アーム先端部の近傍にマイナスイオンユニット(例えば、株式会社タムラ製作所からマイナスイオン発生用高圧電源という商品名で市販されている既製品で、フルモールドタイプで放電針付きのもの)を、その放電針が上記蒸気噴射ノズルに位置するように、取付ける構成にした。
請求項2の発明では、ボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気導入管等を経て、アーム先端部の蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置を以下のように構成した。すなわち、酸素ガス濃度を高くした空気又はガスを、上記蒸気導入管等から蒸気噴射ノズルまでの間のいずれかより、そこを通る上記の蒸気に混入させるように構成した。
請求項3の発明では、ボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気導入管等を経て、アーム先端部の蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置を以下のように構成した。すなわち、上記ボイラーは、
最上部には上記の蒸気導入管に繋がっている蒸気導出部が設けられ、内部において下部にはヒーターが配設されており、当該下部に限定的に供給されている一定量の水を当該ヒーターで加熱して、上部の空間に向けて蒸発させる加熱室と、
上記加熱室の下部への水の供給に際して、当該水を当該加熱室の最下部に極く少量ずつ流通させる流通部と、
上記加熱室における水量が一定に保たれるように、上記流通部を介して、当該加熱室へ上記蒸発した分の水を流し込んで補充する水補充手段とを備えるように構成した。
請求項4の発明では、ボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気導入管等を経て、アーム先端部の蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置を以下のように構成した。すなわち、上記ボイラーは、
底から一定の高さまで水が入れられる水槽部と、
上記水槽部の上端開口部を密閉する蓋部と、
上端部は上記蓋部の下面に概ね垂直に密着し、上記水槽部内を2分して加熱室と貯水室とを作る区分用隔壁部と、
上記加熱室内の水を加熱できる状態で、当該加熱室内に配設されているヒーターと、
上記蓋部の内の上記加熱室の上部を塞ぐ部分に形成された貫通孔等からなり、当該加熱室からの上記加熱による蒸気が、上記蒸気導入管に導出されるようになっている蒸気導出部と、
上記区分用隔壁部の下端又は下端近傍部に設けられた貫通孔又は上記水槽部の底の上面と当該区分用隔壁部の最下端部との間の細隙等からなり、上記加熱室内の水の蒸発に際して、上記貯水室から当該加熱室の下部に水を流通させるための流通部と、
貯水室に配設されて当該貯水室の水位の変化に応じた出力を送出する水位センサーと、
ポンプを備え、上記水位センサーの出力に基づき、貯水室に水を供給して当該貯水室の水位を一定にする差水手段と、
上記加熱室と上記貯水室との間で、水面より上の室内空間の圧力差をなくすために上記区分用隔壁部の比較的上の部分に設けられた貫通孔と、
を備えるように構成した。
請求項5の発明では、請求項4記載の理美容用蒸気発生装置に対して更に技術的な限定を付し、区分用隔壁部を、開口端を上下とする円筒状にし、加熱室は、この円筒状の区分用隔壁部に囲まれた円柱状のものにし、且つ当該加熱室は、周囲の貯水室よりも小さいものにした(加熱室を小さくすることで、加熱対象となる水を比較的少量なものにし、急速加熱を可能にしている)。
以上詳述したように、本願発明によると、構造的に簡単で延いては保守・修理が容易で、且つ肌の感触をより好ましくするという点で一層の効果がみられ、更に、急速加熱即ち蒸気発生開始までの時間の大幅な短縮化が実現できる理美容用蒸気発生装置の提供を可能とする。
以下、図面に基づいて本発明を実施するための最良の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係る理美容用蒸気発生装置の全体を示す斜視図である。当該図1に示すように、当該理美容用蒸気発生装置は、概括的に言うと、台板4上に固定設置されているボイラー1、電気回路収納ケース2、機器等収納ケース3及びボイラー1のからの蒸気の経路が内部に形成されている蒸気導入管5、アーム7とより構成されている。
ボイラー1は、内部が後に詳述するような構造になっており、水を加熱して蒸気を得て、これを蓋部26に形成されている蒸気導出部24より当該蒸気導出部24に連結している蒸気導入管5側に送出するボイラーである。センサー用リード線導入管20は、ボイラー1内部において先端部に水位センサーが取り付けられ、当該水位センサーからのリード線20aが挿入されている細管である。ヒーター用電線導入管21は、ボイラー1内部のヒーターに電力を供給する電線21aが挿入されている細管である。差水管22は、繋がれているホース22aを介して送られてくる差水をボイラー1内に流し込むための細管である。
上記電気回路収納ケース2は、各種の電気回路が収められているケースであり、これら電気回路と外部の電気機器等とを接続するリード線等を通す貫通孔が形成されている。貫通孔19には、上記水位センサーよりの出力信号が送出されてくる上記リード線20aが通されている。また、貫通孔18からは上記ヒーターに電力を供給するための電線21aが導出されている。そして貫通孔17からは、後述のリード線11が導出されている。
また、機器等収納ケース3は、後述のポンプや高酸素濃度空気供給装置を含む各種機器が収められているケースであり、水送出管16は、電気回路収納ケース2内の制御回路からの制御信号を受けて水を所定量だけ送出する上記ポンプに繋がっており、当該ポンプからの水を上記ホース22a側に流す細管である。ガス送出管15は、電気回路収納ケース2内の制御回路からの制御信号を受けて稼動して、酸素ガス濃度が20パーセントの空気を送出する上記高酸素濃度空気供給装置に繋がっており、当該高酸素濃度空気供給装置からの上記のような空気を繋がっているガス用ゴム管13側に流す細管である。
次に、内部がボイラー1からの蒸気の経路になっている蒸気導入管5、継手部6、及びアーム7について説明する。先ず、蒸気導入管5は、一端がボイラー1の蒸気導出部24に繋がっており、当該蒸気導出部24からの蒸気が導入される管であり、他端部において、継手部6を介してアーム7に接続している。そして、継手部6において、アーム7が蒸気導入管5に対し概ね360度方向に自由に回動できるようになっている。アーム7は、管状になっており、蒸気導入管5、継手部6を介して送られてきた蒸気が導入される。
ガス混入口12は、蒸気導入管5、継手部6を介してボイラー1から送られてきたアーム7内の蒸気に、前記ガス用ゴム管13を介して送られてきた酸素ガス濃度が高いの空気を混入する部分である。
蒸気噴射ノズル8は、管状をしているアーム7の端部で、ボイラー1側から送られてきた蒸気を噴出するが、ここから噴出する蒸気が被施術者の顔の肌に当てられることになる(なお、この場合、蒸気噴射ノズル8を被施術者の顔に向けるのには、継手部6における回動を利用する)。そして、アーム7の蒸気噴射ノズル8側の端部近傍には、放電針9aを有するマイナスイオンユニット9が、取付具10で取り付けられている。この場合、放電針9aが、蒸気噴射ノズル8の開口面上にくるように、このマイナスイオンユニット9は取り付けられる。そして、このマイナスイオンユニット9には、電気回路収納ケース2内の直流電源回路からリード線11を介して直流電源が与えられる。なお、図に示すようにリード線11、ガス用ゴム管13は、保持具14により、アーム7に留められている。
図2は、上記蒸気噴射ノズル8近傍を詳細に示すもので、同図(a)は、蒸気噴射ノズル8の正面方向から見た正面図で、同図(b)は、側面図である。これらの図からも分かるように、アーム7の蒸気噴射ノズル8側の端部近傍には、放電針9aを有するマイナスイオンユニット9が、取付具10で取り付けられているが、この場合、放電針9aが、蒸気噴射ノズル8の開口面上にくるように、取り付けられている。この様に、マイナスイオンの発生のための主要構造は、従来例に比較して極めて簡単簡潔なものになっている。
図3は、ボイラー1の構造を説明するための図であり、図1におけるAA線での断面図になている。即ちボイラー1は、大まかに言うと、水23が入れられる水槽部25と、当該水槽部25の上部開口部を塞ぐ蓋部26と、これら水槽部25及び蓋部26で作られる内部空間を円柱状の加熱室31とその周囲の貯水室30とに分ける円筒状の区分用隔壁部27とからなる。そして当該区分用隔壁部27の上端開口部は、蓋部26の下面に接着して塞がれているが、下端開口部は、水槽部25の底により塞がれてはおらず、下端開口部と水槽部25の底の上面との間には前述の流通部として機能する細隙32が設けられている。また、区分用隔壁部27の水面より高い部分には、貯水室30と加熱室31の水面より上の空間の間での圧力差をなくすための貫通孔29が形成されている。そして、加熱室31の水面下にはヒーター用電線導入管21内の前記電線21aに接続するヒーター28が配設されている。また、貯水室30には、ボイラー1内の水位を検知する水位センサー20bが、前記リード線20aが挿入されるセンサー用リード線導入管20の先端部に配設されている。そして、当該貯水室30内の水面より上の部分には、このボイラー1への水の補充に用いる差水管22が蓋部26に形成されている貫通孔に嵌入されている。
次に、以上のように構成された上記実施の形態の動作について説明する。図3に示すようにボイラー1に水を入れた状態で、ヒーター28への電源供給を、図示しないスイッチの投入で、開始したときは、比較的小さい加熱室31内の水(即ち、比較的少量の水)が急速に加熱され(この時、貯水室30内の水は、加熱室31内の水と底の方の細隙32で連通しているだけなので、あまり加熱されない)、短時間で加熱室31の水面上に蒸気が発生する。このとき、蒸発により減少した分の加熱室31の水は、細隙32を流通して貯水室30側から補充される(このとき、十分に狭い細隙32を流通しての極く少量ずつの補充であるから加熱室31内の水即ち湯の温度は殆ど低下しない)。従って、最終的には、蒸発により減少した分の水は、加熱室31、貯水室30の水位の低下として現れるが、それは水位センサー20bで検知され、前記ポンプが稼動して、その分の水が差水管22から貯水室30側に補充される(外部からの水の補給が加熱室31へではなく、貯水室30に行われるので、加熱室31の湯の温度低下は殆どない)。結局、上記水位は、常時、一定に保たれることになる(これにより、水を補充するための蒸気発生の中断がなく、長時間の連続使用が可能になる)。なお、加熱室31、貯水室30両室の水面より上の部分の圧力は、貫通孔29の存在により、アンバランスにはならず、両室の水位に差が出てくることもない。従って、加熱室31の水位だけが、大幅に下がり、ヒーター28が焦げるということも発生しない。
加熱室31で、発生した蒸気は、蒸気導出部24、蒸気導入管5、アーム7を経て、蒸気噴射ノズル8より噴出するが、前記スイッチの投入(ヒーター28の加熱のためのもの)に連動して、リード線11を介してのマイナスイオンユニット9への電源供給及び前記高酸素濃度空気供給装置の稼動も開始して、蒸気噴射ノズル8の開口面上の放電針9aでのマイナスイオンの発生及びガス混入口12での酸素ガス濃度が高い空気の混入も開始する。このため、蒸気噴射ノズル8からは、マイナスイオン及び酸素ガスを含んだ蒸気が、噴出することになり、これを受ける被施術者の顔の肌は、血行及び新陳代謝が良くなる(蒸気の効果)と共に保湿性が向上し、しっとりしたものになる。酸素を含む蒸気は、マイナスイオン同様に肌の保湿性向上に効果があるが,本実施例では、酸素が含まれる蒸気とマイナスイオンとの相乗効果で、従来例に比較して大幅に保湿性が良くなる。
上述の様に、本実施の形態では、マイナスイオンの発生のための主要構造は、蒸気噴射ノズル8の近傍に、マイナスイオンユニット9を取付具10で取り付けるだけという極めて簡単簡潔なものになっており、そのため保守等が容易になる。また、噴射蒸気には,マイナスイオンだけでなく酸素も含まれており、両者の相乗効果で肌の保湿性が、一層、向上する。更に、小さな加熱室31内の水を加熱して蒸気を得る構造なので、蒸気発生のための電源投入から蒸気発生開始までの時間の短縮化即ち急速加熱が可能である。そして、水位が一定になる様に外部から水が常時補充される貯水室30から加熱室31へ、細隙32を通して、継続的に極く少量ずつ(加熱室31内の湯の温度低下を招かない程度)の水の流通があるので、蒸気の発生を中断することなく長時間の利用が可能である。
なお、本願発明の範囲は、上記実施の形態に限定されず、種々変形応用が可能である。例えば、区分用隔壁部は、円筒状に限られず、ボイラー内を左右に区切り加熱室と貯水室を作る平面状のものでも良く、また、流通部は細隙に限られず、区分用隔壁部の下端部に形成した細い貫通孔でも良いことは無論である。
本願発明は、内蔵するボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置の製造に係る産業において、利用が可能である。
本願発明の一実施の形態の構成を説明するための斜視図である。 蒸気噴射ノズル近傍を示す図である。 ボイラー内部を説明するための断面図である。
符号の説明
1 ボイラー
2 電気回路収納ケース
3 機器等収納ケース
5 蒸気導入管
7 アーム
8 蒸気噴射ノズル
9 マイナスイオンユニット
9a 放電針
12 ガス混入口
20 センサー用リード線導入管
21 ヒーター用電線導入管
22 差水管
23 水
27 区分用隔壁部
28 ヒーター
30 貯水室
31 加熱室

Claims (5)

  1. ボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気導入管等を経て、アーム先端部の蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置において、
    上記アーム先端部の近傍にマイナスイオンユニットを、その放電針が上記蒸気噴射ノズルに位置するように、取付けたことを特徴とする理美容用蒸気発生装置。
  2. ボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気導入管等を経て、アーム先端部の蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置において、
    酸素ガス濃度を高くした空気又はガスを、上記蒸気導入管等から蒸気噴射ノズルまでの間のいずれかより、そこを通る上記の蒸気に混入させるうようにしたことを特徴とする理美容用蒸気発生装置。
  3. ボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気導入管等を経て、アーム先端部の蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置において、
    上記ボイラーは、
    最上部には上記の蒸気導入管に繋がっている蒸気導出部が設けられ、内部において下部にはヒーターが配設されており、当該下部に限定的に供給されている一定量の水を当該ヒーターで加熱して、上部の空間に向けて蒸発させる加熱室と、
    上記加熱室の下部への水の供給に際して、当該水を当該加熱室の最下部に極く少量ずつ流通させる流通部と、
    上記加熱室における水量が一定に保たれるように、上記流通部を介して、当該加熱室へ上記蒸発した分の水を流し込んで補充する水補充手段とを備えることを特徴とする理美容用蒸気発生装置。
  4. ボイラーにおいて得られた蒸気を、蒸気導入管等を経て、アーム先端部の蒸気噴射ノズルから被施術者の顔の肌等に噴射し、当該肌等の手入れを行うのに用いる理美容用蒸気発生装置において、
    上記ボイラーは、
    底から一定の高さまで水が入れられる水槽部と、
    上記水槽部の上端開口部を密閉する蓋部と、
    上端部は上記蓋部の下面に概ね垂直に密着し、上記水槽部内を2分して加熱室と貯水室とを作る区分用隔壁部と、
    上記加熱室内の水を加熱できる状態で、当該加熱室内に配設されているヒーターと、
    上記蓋部の内の上記加熱室の上部を塞ぐ部分に形成された貫通孔等からなり、当該加熱室からの上記加熱による蒸気が、上記蒸気導入管に導出されるようになっている蒸気導出部と、
    上記区分用隔壁部の下端又は下端近傍部に設けられた貫通孔又は上記水槽部の底の上面と当該区分用隔壁部の最下端部との間の細隙等からなり、上記加熱室内の水の蒸発に際して、上記貯水室から当該加熱室の下部に水を流通させるための流通部と、
    貯水室に配設されて当該貯水室の水位の変化に応じた出力を送出する水位センサーと、
    ポンプを備え、上記水位センサーの出力に基づき、貯水室に水を供給して当該貯水室の水位を一定にする差水手段と、
    上記加熱室と上記貯水室との間で、水面より上の室内空間の圧力差をなくすために上記区分用隔壁部の比較的上の部分に設けられた貫通孔と、
    を備えることを特徴とする理美容用蒸気発生装置。
  5. 上記区分用隔壁部は、開口端を上下とする円筒状のものになっており、上記加熱室は、この円筒状の区分用隔壁部に囲まれた円柱状のものになっており、且つ当該加熱室は、周囲の貯水室よりも小さくなっていることを特徴とする請求項4記載の理美容用蒸気発生装置。
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