JP5193796B2 - 3次元積層型不揮発性半導体メモリ - Google Patents

3次元積層型不揮発性半導体メモリ Download PDF

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Description

本発明は、3次元積層型不揮発性半導体メモリに関する。
3次元構造により大容量化を図りビットコストを抑える技術としてBiCS(Bit Cost Scalable)技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
BiCS技術が適用された不揮発性半導体メモリ(以下、BiCSメモリ)は、単なる3次元構造ではなく、デバイス構造及びプロセス技術の工夫により、積層数の増加に比例してビットコストが低減するビットコストスケーラビリティを可能にすることを特徴とする。
例えば、BiCS技術が適用されたNAND型フラッシュメモリ(以下、BiCS−NANDフラッシュメモリ)の場合には、積層数の増加によりNAND列を構成するセル数を縦方向に増やすことで、二次元構造のNAND型フラッシュメモリのメモリ容量の限界を大幅に上回るメモリ容量を実現する。
しかし、BiCS−NANDフラッシュメモリを代表とするBiCSメモリは、独特なデバイス構造を有するため、それを実用化するために解決しなければならない課題も多い。
その一つに、形状のばらつきに起因するメモリセルの特性ばらつきがある。
BiCSメモリでは、メモリセルアレイを構成するセルユニットは、半導体基板に対して縦方向に延びる複数の柱状の活性層の側面上に形成される。例えば、柱状の活性層は、複数の導電層及び絶縁層を交互に積層させた後に、それらを貫通するホールが、例えば、RIE(Reactive Ion Etching)法を用いて形成され、そのホール内に電荷蓄積層や活性層が形成される。形成されるホール及びホール内に形成される部材はアスペクト比の影響を受け、このアスペクト比は、BiCSメモリにおいて、メモリセルの積層数に大きく依存することになる。
つまり、BiCSメモリは、積層数の増加に伴って、ホールの上層側(ビット線側)と下層側(半導体基板側)とにおいて、柱状の活性層の直径や、ホールの側面上に堆積されるゲート絶縁膜又は電荷蓄積層の膜厚が異なる場合がある。
このため、同じ活性層側面上に形成されたメモリセルであっても、活性層の上側のメモリセルと活性層の下側のメモリセルとで、しきい値電圧などの電気的特性が異なってしまう。
特開2007−266243号公報
本発明は、メモリセルの特性のばらつきを補償できる技術を提案する。
本発明の例に関わる3次元積層型不揮発性半導体メモリは、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられ、複数のワード線の各々に接続されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイに対する動作の設定情報を保持するレジスタ回路と、前記ワード線に供給する電位を制御する電位制御回路と、を具備し、前記メモリセルアレイは、前記半導体基板上方に互いに絶縁されて積層される複数の導電層と、前記複数の導電層上方にこれらとは絶縁されて配置されるビット線と、上端が前記ビット線に接続され、前記複数の導電層を突き抜けて、下端が半導体基板側に位置する複数の半導体柱とから構成され、前記複数の導電層のうち少なくとも最上層を除く複数の導電層は、ワード線であり、前記複数のワード線と前記複数の半導体柱とによりそれぞれメモリセルが構成され、前記レジスタ回路は、前記複数のワード線の各々に適した電位を供給するための情報を保持し、前記電位制御回路は、入力されたアドレス信号が示すワード線の半導体基板の表面に対して垂直方向における位置に応じた前記レジスタ回路内の情報を読み出し、前記入力されたアドレス信号に対応するワード線に適した電位を供給する、ことを備える。
本発明の例によれば、メモリセルの特性のばらつきを補償できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の例を実施するための形態について詳細に説明する。
1. 実施形態
(1) BiCSメモリ
まず、本発明の実施形態に係る3次元積層型不揮発性半導体メモリの例として、BiCSメモリの基本構造について説明する。
図1は、BiCS−NANDフラッシュメモリの鳥瞰図を示している。
BiCS−NANDフラッシュメモリは、例えば、各々が消去の一単位となる複数のブロックから構成される。ここでは、2つのブロックBK<i>,BK<i+1>について図示する。
半導体基板内に形成されるソース拡散層24は、例えば、全てのブロックに共通に1つ設けられる。ソース拡散層24は、コンタクトプラグPSLを介して、ソース線SL・M1に接続される。また、ソース拡散層24上には、例えば、導電性ポリシリコンから構成される3以上の導電層が積層される(本例では6層構造)。
最上層を除く残りの5つの導電層は、1つのブロックBK<i+1>内でそれぞれプレート状に形成される。また、最上層を除く残りの5つの導電層のx方向の端部は、各々の導電層にコンタクトをとるために階段状に形成される。最下層は、ソース線側セレクトゲート線(第2セレクトゲート線)SGSとなり、最下層及び最上層を除く残りの4つの導電層は、ワード線WL<0>,WL<1>,WL<2>,WL<3>となる。
最上層は、x方向に延びるライン状の複数の導電線から構成される。1つのブロックBK<i+1>内には、例えば、6本の導電線が配置される。最上層の例えば6本の導電線は、ビット線側セレクトゲート線(第1セレクトゲート線)SGD<0>〜SGD<5>となる。
そして、NANDセルユニットを構成するための複数の活性層(アクティブエリア)AAは、複数の導電層を突き抜けてソース拡散層24に達するように、z方向(半導体基板の表面に対して垂直方向)に柱状に形成される。
複数の活性層AAの上端は、y方向に延びる複数のビット線BL<0>〜BL<m>に接続される。また、ソース線側セレクトゲート線SGSは、コンタクトプラグPSGSを介して、x方向に延びる引き出し線SGS・M1に接続され、ワード線WL<0>〜WL<3>は、それぞれ、コンタクトプラグPWL<0>〜PWL<3>を介して、x方向に延びる引き出し線WL<0>・M1〜WL<3>・M1に接続される。
さらに、ビット線側セレクトゲート線SGD<0>〜SGD<5>は、それぞれ、コンタクトプラグPSGD<0>〜PSGD<5>を介して、x方向に延びる引き出し線SGD<0>・M1〜SGD<5>・M1に接続される。
複数のビット線BL<0>〜BL<m>及び引き出し線SGS・M1,WL<0>・M1,WL<1>・M1〜WL<3>・M1,SGD<0>・M1〜SGD<5>・M1は、例えば、金属から構成される。
図2は、メモリセルアレイの等価回路図を示している。BiCS−NANDフラッシュメモリは、3次元構造を有するため、これに合わせて、等価回路も3次元的に記載している。
NANDストリングを構成するメモリセルの数は、多ければ多いほど大容量化に貢献できるが、BiCS構造の特質から、NANDストリングを構成するメモリセルの数が多くなるに従い、製造プロセス上、メモリセルの特性にばらつきが生じる可能性がある。
図3は、BiCS−NANDフラッシュメモリと二次元NANDフラッシュメモリとを比較して示す図である。
二次元構造のNAND型フラッシュメモリ(二次元NANDと呼ぶ)では、1本のビット線BLに接続される1ブロック内のNANDセルユニットの数が1個であるのに対し、BiCS−NANDでは、1本のビット線BLに接続される1ブロック内のNANDセルユニットの数が複数個である。
従って、書き込み動作及び読み出し動作においては、1本のビット線BLに接続される1ブロック内の複数個のセルユニットのうちの1つをビット線側セレクトゲート線SGD<0>〜SGD<5>により選択する。
図4は、NANDセルユニットの鳥瞰図を示している。
3次元構造のNANDセルユニットの特徴の一つは、ソース線側セレクトゲート線SGS、ワード線WL<0>〜WL<3>及びビット線側セレクトゲート線SGD<0>〜SGD<5>が、柱状の活性層AAの側面を取り囲む構造を有している点にある。
このため、例えば、複数の活性層AAを細くして、半導体基板23上により多くの活性層AAを形成し、大容量化を図っても、NANDセルユニットを構成するトランジスタの駆動力を十分に確保できることにある。
図5は、BiCS−NANDフラッシュメモリのNANDセルユニットNANDの構造例を示す。1つのNANDセルユニットを構成している複数のメモリセルMC及び選択トランジスタSTは、層間絶縁膜120を介してz方向に積層される。
メモリセルMCは、MONOS構造を有する。MONOS構造とは、電荷蓄積層が窒化物(nitride)などの絶縁体から構成されるメモリセル構造のことである。即ち、図5に示すように、メモリセルMCは、電荷蓄積層111が、例えば、2つの絶縁膜112,113に挟み込まれた構造を有した、ONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜110の構成となっている。電荷蓄積層111と活性層AAとの間には、絶縁膜112が介在している。絶縁膜112は、データの書き込み時にはトンネル絶縁膜として機能し、データの保持時には電荷がアクティブ領域AAにリークするのを防止する。電荷蓄積層111とゲート電極144との間には、ブロック絶縁膜113が介在している。ブロック絶縁膜113は、電荷蓄積層111に捕獲された電荷がコントロールゲート線にリークするのを防止する。ゲート電極144は、ワード線WL<3>として機能する。
尚、メモリセルMCは、ブロック絶縁膜112を設けないMNOS構造のメモリセルでもよい。
選択トランジスタSTは、例えば、メモリセルMCと同一構造を有する。但し、活性層AAとソース線側セレクトゲート線SGS(ゲート電極130)との間に介在している選択トランジスタSTのゲート絶縁膜115は、メモリセルMCと異なる構造、即ち、電荷蓄積層を有しない構造(例えば、シリコン酸化膜の単一膜)としてもよい。
上記のように、柱状の活性層AAは、積層された複数の導電層及び絶縁層を貫通するホール内に形成される。そのため、ホールが例えばRIE(Reactive Ion Etching)法を用いて形成された場合、アスペクト比が大きくなると、ホールの断面形状はテーパー状になる傾向がある。その結果として、そのホール内に埋め込まれる活性層AAも、テーパー状になる。
図6は、下層側(半導体基板側)の第1ワード線WL<0>及び上層側(ビット線側)の第4ワード線WL<3>の半導体基板の表面に対して平行方向の断面を模式的に示している。上記のように、活性層AAはテーパー状になる傾向があるため、上側に設けられたメモリセルと下側に設けられたメモリセルとで、その形状に寸法差が生じる可能性がある。
例えば、ホール径において、第4ワード線WL<3>の形成位置のホール径D1_WL<3>は、第1ワード線WL<0>の形成位置のホール径D1_WL<0>以上になる傾向がある。また、活性層AAのピラー径も、第4ワード線WL<3>形成位置でのピラー径D2_WL<3>が、第1ワード線形成位置でのピラー径D2_WL<0>以上になる傾向にある。
コンタクトホールの側面に沿って形成される絶縁膜(ONO膜)110の膜厚は、上層側のホール側面に比較して、下層側のホール側面に対しては堆積しにくい。そのため、第4ワード線WL<3>形成位置における絶縁膜の膜厚t_WL<3>が、第1ワード線WL<0>形成位置における絶縁膜の膜厚t_WL<0>以上になることがある。
複数の活性層AAは、所定の間隔(ピッチ)を有してx方向又はy方向に配列されるように、レイアウトされる。しかし、活性層AAがテーパー状になると、第4ワード線WL<3>形成位置における隣接活性層間隔Ptc_WL<3>−D1_WL<3>と第1ワード線WL<0>形成位置における隣接活性層間隔Ptc_WL<0>−D1_WL<0>もばらつく可能性もある。
具体的には、第1ワード線WL<0>形成位置のピラー径D2_WL<0>及び膜厚t_WL<0>は、第4ワード線WL<3>形成位置のピラー径D2_WL<3>及び膜厚t_WL<3>よりも小さくなる傾向にあるため、第1ワード線WL<0>形成位置における隣接活性層間隔Ptc_WL<0>−D1_WL<0>は、第4ワード線WL<3>形成位置における隣接活性層間隔Ptc_WL<3>−D1_WL<3>よりも大きくなる傾向にある。
また、同じワード線に接続されるメモリセルであっても、x方向又はy方向に隣接して形成されるアクティブ領域(コンタクトホール)のサイズや、ONO膜110の膜厚が均一になるとは限らない。
(2) 全体構成
図7は、BiCSメモリを用いたメモリチップ1(以下、BiCSメモリチップ1と呼ぶ)と、それを制御するコントローラ1及びホスト3とを、模式的に示している。
BiCSメモリチップ1は、制御ピン11A〜11GとI/Oピン11Hとを有する。メモリチップ1は、これらのピン11A〜11Gによって、コントローラ2との間のデータの入力・出力やその動作制御が実行される。
制御ピン11Aには、デバイス選択信号(/CE)が入力される。制御ピン11Bには、I/Oピン11Hを入力状態にするライトイネーブル信号(/WE)が入力される。制御ピン11Cには、I/Oピン11Hからデータを出力させるリードイネーブル信号(/RE)が入力される。制御ピン11Dには、I/Oピン11Hに与えられた信号がデータなのかアドレスなのかを識別するアドレスラッチイネーブル信号(ALE)が入力される。制御ピン11Eには、I/Oピン11Hに与えた動作コマンドをコマンドデコーダに書き込ませるためのコマンドラッチイネーブル信号(CLE)が入力される。制御ピン11Fには、書き込み又は消去動作を禁止させるライトプロテクト信号(/WP)が入力される。制御ピン11Gには、メモリチップ1の内部動作状態を外部に認識させるレディ/ビジー信号(R/B)が出力される。
I/Oピン11Hは、データの入出力を担う。但し、図7においては、1つのI/Oピンを図示しているが、複数個のI/Oピンがあってもよいのはもちろんである。
尚、これらの制御ピン及びI/Oピンに限らず、他のピンを設けてよい。
コントローラ2は、インターフェイス15を介して、メモリチップ1に接続される。
インターフェイス15は、BiCSメモリチップ1の制御ピン11A〜11G及びI/Oピン11Hに対応するピンを備え、メモリチップ1との通信を可能とする取り決めを規定する。尚、インターフェイス15は、制御ピンのようなハードウェアだけではなく、メモリチップ1とのインターフェイス処理を行うためのソフトウェアを有していても良い。
コントローラ2は、MPU12と、ROM13と、RAM14とを有している。MPU12は、メモリチップ1及びコントローラ2の動作を制御する。MPU12は、ROM13内に格納されているファームウェア(制御プログラム)やメモリチップ1の設定情報を、RAM14上に読み出して所定の処理を実行する。
また、コントローラ2は、例えば、インターフェイス16,19を介して、ホスト装置3(以下、ホスト)などの外部装置とデータの入出力を実行する。ホスト3は、コントローラ2に対してアクセスを行うためのハードウェア及びソフトウェアを備えている。
ホスト3は、アプリケーション、オペレーティングシステム等のソフトウェア17を備えている。ソフトウェア17は、ユーザから、メモリチップ1に対するデータの入出力動作が指示され、それに基づいて、ファイルシステム18にデータの入出力を指示する。
ファイルシステム18は、管理対象の記憶媒体に記録されているファイル(データ)を管理するためのシステムであり、メモリチップ1の記憶領域内に管理情報を記録し、この管理情報を用いてファイルを管理する。
図8は、BiCSメモリを用いたBiCSメモリチップ1の回路構成を示すブロック図である。
メモリセルアレイ30は、例えば、図1乃至図6を用いて説明したBiCS−NANDフラッシュメモリから構成される。データは、メモリセルアレイ30を構成しているメモリセルの各々に不揮発に記憶されている。
データ入力バッファ39Aは、メモリチップ1外部よりI/Oピン11Hを経由して入力された書き込みデータを、一時的に保持する。データ出力バッファ39Bは、メモリセルアレイ30から読み出されたデータを、一時的に保持する。
制御回路31は、制御ピン11A〜11Gの状態(例えば、H(High)/L(Low))を認識し、メモリチップ1内の内部回路を制御する。
コマンドデコーダ32Aは、制御ピン11A〜11G及びI/Oピン11Hを介してチップ外部より与えられた命令をデコードする。
アドレスデコーダ32Bは、制御ピン11A〜11G及びI/Oピン11Hを介してチップ外部より与えられた、書き込み、読み出し、消去等の対象となるワード線やメモリセルのアドレスをデコードし、それらのアドレスを一時的に保持する。
レジスタ回路(例えば、RAM)33は、メモリセルアレイ30内の記憶領域から読み出されたメモリチップ1の設定情報やメモリチップ1外部から与えられた設定情報を保持する。本実施形態のレジスタ回路33は、複数のワード線WLの各々に適した書き込み電位や非選択電位などのワード線供給電位を示す値を、設定情報の1つとして保持する。
ステートマシン34は、制御回路31及びコマンドデコーダ32Aからの出力に基づいて、メモリセルの読み出し、書き込み、消去等、メモリチップ全体の動作を制御する。
電位制御回路35は、ステートマシン34によって動作が制御され、アドレスデコーダ32Bから入力されたアドレス信号Addに基づいて、選択ワード線及び非選択ワード線に供給する電位を生成する。電位制御回路35は、供給電位を生成する際に、レジスタ回路33内に保持された複数のワード線の各々に適した供給電位を示す値に基づいて、電位を生成する。
ロウ系コントロール回路36Aは、ステートマシン34から入力されるコマンド信号Cmdとアドレスデコーダ32Bから入力されるアドレス信号Addとに基づいて、複数のワード線WLの中から1つのワード線を選択する。
ワード線ドライバ37は、ワード線WLへの電位の転送やワード線の電位の放電等、ワード線の電位を制御する。ワード線ドライバ37には、ロウ系コントロール回路36Aを経由して、電位制御回路35によって生成された電位が入力される。そして、ワード線ドライバ37は、入力された電位をワード線に接続されたメモリセルへ転送する。尚、ワード線ドライバ37は、ワード線WLだけでなく、セレクトゲート線の電位を制御し、選択トランジスタのオン/オフも制御する。
カラム系コントロール回路36Bは、電位制御回路35とステートマシン34からの出力を受け取って、データキャッシュ/センスアンプ38を制御する。
データキャッシュ/センスアンプ38は、アドレス信号Addに基づいて、カラム系コントロール回路36Bによって制御され、メモリセルへ書き込むデータやメモリセルから読み出されたデータを一時的に保持し、そのデータをセンスする。また、データキャッシュ/センスアンプ38は、書き込みベリファイ時においても、一時的にデータを保持する。
メモリセルへ書き込むデータは、データ入力バッファ39Aからデータキャッシュ/センスアンプ38に入力され、メモリセルから読み出されたデータは、データキャッシュ/センスアンプ38からデータ出力バッファ39Bへ出力される。
上記の構成によって、メモリセルアレイ30は、ワード線WL、ビット線BL及びセレクトゲート線SGS,SGDへの供給電位が制御されて、選択されたメモリセルにデータが書き込まれたり、選択されたメモリセルからデータが読み出されたりする。メモリセルアレイ30の書き込み動作及び読み出し動作において、ワード線WLやセレクトゲート線SGD,SGSの電位は、例えば、図9及び図10に示すように制御される。
図9は、データの読み出し時における、選択されたメモリセル(以下、選択セルと呼ぶ)が属するNANDセルユニットのワード線及びセレクトゲート線の設定電位の一例を示している。
図9において、第4ワード線WL<3>に接続されたメモリセルに対するデータの読み出し時と、第1ワード線WL<0>に接続されたメモリセルに対するデータの読み出し時の、各ワード線WL<0>〜WL<3>及びセレクトゲート線SGD<5>,SGSの設定電位が示されている。
読み出し動作時において、セレクトゲート線SGD<5>,SGSには、電位VDD(例えば、電源電位)が印加される。これによって、ビット線側及びソース線側セレクトゲート線SGD<5>,SGSにそれぞれ接続された選択トランジスタはオンする。
読み出し選択されたワード線WL<3>(又は、ワード線WL<0>)には、読み出し選択電位VSS(例えば、0V)が印加される。
例えば、ワード線WL<1>,WL<2>のように、読み出し選択されていないワード線に対しては、読み出し非選択電圧Vread_WL<1>S,Vread_WL<1>D,Vread_WL<2>S,Vread_WL<2>Dが印加される。これによって、読み出し動作時の非選択セルの誤読み出しが防止される。
図10は、データの書き込み時における、選択セルが属するNANDセルユニットのワード線及びセレクトゲート線の設定電位の一例を示している。
図10において、第4ワード線WL<3>に接続されたメモリセルに対するデータの書き込み時と、第1ワード線WL<0>に接続されたメモリセルに対するデータの書き込み時の、各ワード線WL<0>〜WL<3>及びセレクトゲート線SGD<5>,SGSの設定電位が示されている。
書き込み動作時において、ビット線側セレクトゲート線SGD<5>には、例えば、電源電位VDDが印加され、ソース線側セレクトゲート線SGSには、接地電位VSSが印加される。
書き込み選択されたワード線WL<3>,WL<0>には、書き込み電位Vpgm_WL<3>,Vpgm_WL<0>が印加される。
一方、例えば、ワード線WL<1>,WL<2>のように、書き込み選択されていないワード線(メモリセル)に対しては、書き込み非選択電位Vpass_WL<1>S,Vpass_WL<1>D,Vpass_WL<2>S,Vpass_WL<2>Dが印加される。非選択セルのチャネルは、非書き込み電位Vpass_WL<1>S,Vpass_WL<1>D,Vpass_WL<2>S,Vpass_WL<2>Dによってブーストアップされ、誤書き込みが防止される。
図6を用いて説明したように、活性層AAのサイズ(ピラー径)やONO膜110の膜厚などの物理形状パラメータの変動は、データの読み出し時に、例えば、ワード線WL<0>〜WL<3>の各々に同じ読み出し電位を供給しても、メモリセル毎に、読み出しに必要な電位印加時間にばらつきを引き起こす。また、データの書き込み時に、ワード線WL<0>〜WL<3>の各々に同じ書き込み電位を供給しても、メモリセル毎に、書き込み速度にばらつきが生じる場合もある。さらには、ワード線毎のメモリセルにおいて、選択/非選択セルに対して、書き込み又は読み出し信頼性の差異を引き起こす可能性もある。
例えば、テーパー状になった活性層AAは、ピラー径がビット線側(上層側)とソース線側(下層側)で異なる。このため、同じ活性層AAに形成されたメモリセルであっても、メモリセル毎にオン抵抗が変動し、読み出し電流の差異が発生する。又、ONO膜110を構成している電荷蓄積層111、ゲート絶縁膜112やブロック絶縁膜113の膜厚が異なれば、メモリセル毎に書き込み電位が異なる。また、誤書き込み/誤読み出しを防止するための非選択電位もばらつく。
本発明の実施形態に係る3次元積層型不揮発性半導体メモリ(BiCSメモリ)は、レジスタ回路33が、複数のワード線WL<0>〜WL<3>の各々に適した書き込み電位や非選択電位などが供給されるように、ワード線毎に調整した供給電位を生成するための情報を、設定情報の1つとして保持する。そして、電位制御回路35が、入力されたアドレス信号に基づいて、レジスタ回路33内の設定情報を読み出し、ワード線WL<0>〜WL<3>の各々に適した電位を、ワード線に供給する。
これによって、本実施形態の3次元積層型半導体メモリは、メモリセルの特性のばらつきを補償する。
例えば、図9に示す例において、第4ワード線WL<3>に接続されたメモリセルからデータを読み出す場合、レジスタ回路33には、メモリセルの製造ばらつきを考慮して調整した読み出し非選択電位Vread_WL<0>,Vread_WL<1>S,Vread_WL<2>Sを生成するための情報が、ワード線の各々に適した供給電位の設定情報として、保持されている。
電位制御回路35は、アドレス信号Addに基づいて、レジスタ回路33の設定情報を読み出して、その情報に基づく電位を生成し、読み出し選択されていないワード線WL<0>〜WL<2>の各々に適した読み出し非選択電位を、それらのワード線に供給する。
これと同様に、第1ワード線WL<0>に接続されたメモリセルのデータ読み出し時においても、非選択ワード線WL<1>〜WL<3>の各々に適した非選択電位Vread_WL<1>D,Vread_WL<2>D,Vread_WL<3>を、アドレス信号とレジスタ回路33内の設定情報に基づいて生成し、生成した電位をワード線の各々に供給する。
また、図9に示される読み出し時の選択ワード線WL<0>,WL<3>に対しても、必ずしも同じ電位を与えるのではなく、レジスタ回路33に保持された設定情報に基づいて、それぞれのワード線WL<0>,WL<3>に適した電位を与えてもよい。
書き込み動作時においても、読み出し動作時と同様に、ワード線WL<0>〜WL<3>のそれぞれ適した電位になるように調整したワード線供給電位の情報を、レジスタ回路33は設定情報として保持し、電位制御回路35は、その設定情報に基づいた電位を生成し、その生成した電位をワード線WL<0>〜WL<3>の各々に供給する。
例えば、図10に示す例において、第4ワード線WL<3>選択時及び第1ワード線WL<0>選択時の書き込み電位Vpgm_WL<3>,Vpgm_WL<0>は、レジスタ回路33に保持された設定情報に基づいて、それぞれ適した電位が電位制御回路35によって生成され、選択ワード線WL<3>,WL<1>に供給される。
一方、第4ワード線WL<3>選択時の非選択ワード線WL<0>,WL<1>,WL<2>には、レジスタ回路33内の設定情報に基づいて生成された書き込み非選択電位Vpass_WL<0>,Vpass_WL<1>S,Vpass_WL<2>が、ワード線WL<0>〜WL<2>の各々にそれぞれ適した非選択電位として、与えられる。これと同様に、第1ワード線WL<0>選択時における書き込み非選択電位Vpass_WL<1>D,Vpass_WL<2>D,Vpass_WL<3>も、設定情報に基づいて生成され、それらが非選択ワード線WL<1>〜WL<3>の各々に適した非選択電位として、非ワード線WL<1>,WL<2>,WL<3>に与えられる。
尚、本発明の実施形態のBiCSメモリは、書き込み動作又は読み出し動作時に、設定情報に基づいて複数のワード線の各々に適した電位を、ワード線に供給する。それゆえ、書き込み動作時において、データの書き込みに適した電位が選択ワード線に供給されればよく、第1ワード線WL<0>の書き込み電位Vpgm_WL<0>と第4ワード線WL<3>の書き込み電位Vpgm_WL<3>が同じ電位になる場合もあるし、それぞれ異なる場合もある。これと同様に、第1ワード線WL<0>選択時の読み出し非選択電位Vread_WL<2>D,Vread_WL<1>Dと第4ワード線WL<3>選択時の読み出し非選択電位Vread_WL<2>S,Vread_WL<1>Sとは同じ電位になる場合もあるし、隣接セルとの干渉によってそれぞれ異なる電位になる場合もある。
さらに、例えば、同じワード線WL<1>に対する書き込み非選択電位であっても、第4ワード線WL<3>選択時の書き込み非選択電位Vpass_WL<1>Sと第1ワード線WL<0>選択時の非選択電位Vpass_WL<1>Dとで、同じ電位になる場合もあるし、隣接セル間の干渉によってそれぞれ異なる電位となる場合もある。
したがって、本発明の実施形態に係る3次元積層型不揮発性半導体メモリによれば、アドレス信号と設定情報に基づいて、複数のワード線の各々に適した電位を生成し、その生成した電位をワード線に供給することによって、メモリセルが3次元に配列されたメモリセルアレイにおいて、その構造及び製造プロセスに起因して、活性層AAの形状やONO膜110の膜厚が異なっても、書き込み速度やバイアス印加時間のばらつき、書き込み信頼性のばらつき等、3次元化によるメモリセルの電気的特性のばらつきを補償できる。
(3) ワード線供給電位の生成及び調整
以下、図11乃至図17を参照して、ワード線に供給する電位をワード線の各々に適した電位に調整し、その適した電位をワード線の各々に供給するための回路構成及び方法について、説明する。以下では、主に、書き込み電位を例に説明する。
(3.1) 第1調整例
図11乃至図13を用いて、本発明の実施形態の第1調整例について、説明する。
(a) 回路構成
図11は、ワード線に電位を供給するための回路の構成を示している。図11には、BiCSメモリチップ1の内部回路のうち、レジスタ回路33、電位制御回路35、ロウ系コントロール回路36Aの内部構成の一例を模式的に示している。
レジスタ回路33は、複数のレジスタ330〜333を有する。レジスタ330〜333の各々は、それぞれ対応するワード線WL<0>〜WL<3>に適した書き込み電位を示す値(以下、電位コードと呼ぶ)VVpgm_WL<0>〜VVpgm_WL<3>を、設定情報として保持する。レジスタに保持された各ワード線の電位コードVVpgm_WL<0>〜VVpgm_WL<3>は、電位制御回路35に出力される。尚、本実施形態においては、ワード線は4本なので、ここでは、4本のワード線WL<0>〜WL<3>に対応する4つのレジスタ330〜333を示しているが、ワード線の本数に対応する個数のレジスタが、レジスタ回路33内に設けられるのはもちろんである。
電位制御回路35は、セレクタ350、D/Aコンバータ351、コンパレータ352、VPPポンプ353、とから構成される。
セレクタ350は、アドレス信号Addを選択信号として、各レジスタ330〜333に保持された電位コードVVpgm_WL<0>〜VVpgm_WL<3>の中から、選択ワード線の書き込み電位Vpgm_WL<n>に対応する電位コードを選択する。そして、セレクタ350は、選択された1つの電位コードVVpgm_WL<0>〜VVpgm_WL<3>をデジタル信号Dig_Vpgmに変換して、D/Aコンバータ351に出力する。尚、本例において、ワード線の本数は4本なので、n=0,1,2,3である。
D/Aコンバータ351は、可変抵抗351Aと固定抵抗351Bとを有する。可変抵抗353Aは、セレクタ350によって選択されたデジタル信号Dig_Vpgmに対応して、その抵抗値が変更される。
コンパレータ352は、D/Aコンバータ351からの出力と参照電位Vrefとを比較して、VPPポンプ353が生成する電位を制御する。
VPPポンプ353は、コンパレータ352の出力と書き込みコマンド信号Cmd_PGMとに基づいて、書き込み電位Vpgm_WL<n>を、ロウ系コントロール回路36Aに出力する。書き込みコマンド信号Cmd_PGMは、書き込み動作を指示する信号である。また、図11に示される読み出しコマンド信号Cmd_READは、読み出し動作を指示する信号である。
ロウ系コントロール回路36Aは、複数のスイッチ回路36A0〜36A3を有する。複数のスイッチ回路36A0〜36A3は、アドレス信号Addと外部からのコマンド信号Cmd_PGM,Cmd_READによって制御される。その制御に応じて、複数のスイッチ回路36A0〜36A3は、メモリセルアレイ内の各ブロックに共通な共通配線CG<0>〜CG<3>及びワード線ドライバ37を介して、アドレス信号が示すワード線に電位を供給する。
例えば、書き込み動作時において、ロウ系コントロール回路36Aは、選択ワード線のアドレス信号Addと書き込みコマンド信号Cmd_PGMに基づいて、選択された書き込みワード線WL<n>に、書き込み電位Vpgm_WL<n>が供給されるように、スイッチ回路36A0〜36A3内のスイッチSW1<0>〜SW1<3>を制御する。このとき、非選択ワード線には、非選択電位Vpassが供給されるように、スイッチSW2<0>〜SW2<3>が制御される。
また、読み出し動作時においては、選択ワード線を除いた読み出し非選択ワード線に、非選択電位Vreadが供給されるように、スイッチSW3<0>〜SW3<3>が制御される。このとき、読み出し選択されたワード線には、例えば、接地電位Vssが供給される。
尚、書き込み動作時及び読み出し動作時における非選択電位Vpass,Vreadは、書き込み電位Vpgm_WL<n>の生成する回路33,35とほぼ同様の回路を用いて、別途に生成される。
本実施形態の調整例1においては、例えば、第1ワード線WL<0>を書き込み選択されたワード線とした場合、レジスタ回路33内のレジスタ330に保持された電位コードVVpgm_WL<0>が、セレクタ350の選択信号としてのアドレス信号Addにしたがって、選択される。レジスタ330に保持された電位コードVVpgm_WL<0>は、アドレス信号Addが示している選択ワード線WL<0>に供給する書き込み電位Vpgm_WL<0>の値を示している。
セレクタ350は、選択された電位コードをデジタル値Dig_Vpgmとして、D/Aコンバータ351に出力し、D/Aコンバータ351(可変抵抗351A)は入力されたデジタル値に応じて、アナログ値をコンパレータ352に出力する。
コンパレータ352は、参照電位VrefとD/Aコンバータ351の出力値とを比較して、VPPポンプ353の動作を制御する。そして、VPPポンプ353は、その制御に基づいて、選択ワード線WL<0>に供給する書き込み電位Vpgm_WL<0>を生成する。
このように、電位制御回路35は、レジスタ回路33内に保持されたワード線毎の電位コード(設定情報)に基づいて、選択ワード線WL<0>に適した供給電位を生成し、この生成された電位が、ロウ系制御回路36A及びワード線ドライバ37を経由して、選択ワード線WL<0>に供給される。
これと同様に、第2乃至第4ワード線WL<1>〜WL<3>に対しても、セレクタ350に入力されたアドレス信号Addに基づいて、ワード線WL<1>〜WL<3>の各々に対応したレジスタ331〜333に保持された電位コードVVpgm_WL<1>〜VVpgm_WL<3>が選択され、ワード線WL<1>〜WL<3>の各々に適した電位Vpgm_WL<n>が生成される。そして、この生成された電位が選択ワード線に供給される。
以上のように、図11に示される回路によって、レジスタ回路に保持された電位コードに基づいて、ワード線WL<0>〜WL<3>の各々にそれぞれ適した供給電位(例えば、書き込み電位)を生成し、この生成した電位を選択されたワード線に供給することできる。
したがって、本発明の実施形態の第1調整例に係るBiCSメモリ(3次元積層型不揮発性半導体メモリ)によれば、メモリセルの特性のばらつきを補償できる。
(b) 調整方法
図12を用いて、ワード線の各々に適した電位を求めるための方法について説明する。尚、ここでは、図7、図8及び図11を適宜用いて説明する
図12は、ワード線供給電位をワード線の各々に適した電位に調整する動作を説明するためのフローチャートである。また、図13は、データの書き込み時における、ワード線への電位印加時間と供給電位の大きさの関係の一例を示すグラフである。
例えば、BiCS−NANDフラッシュメモリは、メモリセルの書き込み速度(書き込み時間)を一定にするために、一定のパルス幅又は一定のパルス数で書き込みが完了するように構成される。このため、図6に示すような形状のばらつきが存在した場合、図13に示すように、データを一定の書き込み時間内に書き込むように規定すると、上層側(ビット線側)のワード線WL<3>に与えられる書き込み電位は、下層側(半導体基板側)のワード線WL<0>に与える電位よりも大きくなる。また、書き込み動作時に、非選択セルのチャネル領域を十分ブーストアップさせるための非選択電位Vpassも、上層側のワード線WL<3>に与えられる電位が、下層側のワード線WL<0>に与えられる電位よりも大きくなる。
ここでは、BiCSメモリチップ1のテスト工程において、ワード線に与える初期書き込み電位iniVpgm_WL<n>を調整して、所定の書き込み時間内にデータの書き込みが終了する書き込み電位をワード線WL<0>〜WL<3>の各々に適した書き込み電位として設定する動作(以下、トリミング処理と呼ぶ)について、具体的に説明する。
はじめに、図12に示すように、アドレス信号Add及び初期書き込み電位iniVpgm_WL<n>の大きさを示す値(電位コード)が、BiCSメモリチップ1外部(例えば、コントローラ2)から、制御ピン11A〜11G及びI/Oピン11Hを経由して、BiCSメモリチップ1の内部回路に入力される。
アドレス信号Addは選択ワード線及び選択セルのアドレスを示し、電位制御回路35及びロウ系/カラム系制御回路36A,36Bに入力される。
初期書き込み電位iniVpgm_WL<n>の大きさを示す電位コードは、入力されたアドレス信号Addに対応して、レジスタ回路33内のレジスタ330〜333に、保持される(ステップST1)。この初期書き込み電位iniVpgm_WL<n>は、あるワード線WL<n>(本実施形態においては、n=0,1,3,4)に対して印加される任意の大きさの電位である。
入力されたアドレス信号Add及び電位コード(設定情報)に基づいて、初期書き込み電位iniVpgm_WL<n>が図8及び図11に示される電位制御回路35によって生成される。また、図8に示されるロウ系/カラム系制御回路36A,36Bは、ワード線ドライバ37及びデータキャッシュ/センスアンプ38を駆動させ、アドレス信号Addが示すワード線及びビット線が選択される。
この初期書き込み電位iniVpgm_WL<n>を用いて、別途I/Oピン11Hから入力された任意の書き込みデータが、選択ワード線(ここでは、第1ワード線WL<0>とする)に接続された選択セルに、書き込まれる(ステップST2)。
この際、データが所定時間内にて書き込まれたか否かが、判定される(ステップST3)。書き込み時間の判定は、メモリチップ1外部に設けられたコントローラ2(又は、ホスト3)によって所定の時間毎にモニタされることによって、行われる。このモニタは、例えば、メモリチップ1に設けられたレディ/ビジー信号(R/B)に対応する制御ピン11Gからの出力、又は、I/Oピン11Hを介して得られるビジーステータス状態の判定によって、実行される。
尚、書き込み後のメモリセルは、データの記憶状態に応じてメモリセルのしきい値電圧がある一定の分布形状を示す。このことから、コントローラ2(又はホスト3)がしきい値電圧の分布形状を取得し、データが、書き込みに用いた初期書き込み電位によって一定の時間内に所定の分布形状内に書き込まれたか否かを判定する方法を用いても良い。
データの書き込みが所定書き込み時間内に完了した場合、選択ワード線WL<0>に与えた初期書き込み電位iniVpgm_WL<0>は、選択ワード線WL<0>の書き込み電位として適した電位であると判定され、この初期書き込み電位iniVpgm_WL<0>が選択ワード線WL<0>の書き込み電位Vpgm_WL<0>として設定される。
所定時間内にデータの書き込みが完了しない場合、直前に与えた初期書き込み電圧iniVpgm_WL<0>が不適であると判定し、選択ワード線(第1ワード線WL<0>)に与える書き込み電位に適した電位を得るために、直前に与えた値を他の値に変更し、新たな初期書き込み電位を再設定する(ステップST4)。
そして、同じ選択ワード線WL<0>に接続されたメモリセルに対して、再度データの書き込みが実行され、その書き込みが所定の時間内に終了したか否かが判定される(ステップST2,ST3)。このように、所定時間内にデータの書き込みが終了する初期書き込み電位が得られるまで、ステップST2からステップST4の動作が繰り返される。
例えば、データの書き込みが所定時間を大幅に超過した場合は、設定した初期書き込み電位iniVpgm_WL<0>が低すぎると判定し、その値を増加させて、再度テストする。これに対して、データの書き込みが、所定時間よりも大幅に短かった場合は、メモリセルの書き込み性能としては良好なので、初期書き込み電位を再設定せずともよい。但し、長期使用劣化を考慮して、より適切な書き込み電位Vpgm_WL<0>を求めてもよい。
所定時間内にデータが書き込まれたと判定された場合、1つのワード線に接続された複数のメモリセルの統計的ばらつきや製造ばらつきを考慮して、同じワード線に対してトリミング処理を再度実行するか否か判定する(ステップST5)。尚、テストに要する時間とテストの精度を考慮して、トリミング処理を同じワード線に対して実行するか否かを判定してもよい。
同じワード線に対してトリミング処理を再度実行すると判定した場合、平均化処理や最小値探索処理などを用いて書き込み電位のより好ましいトリミング値を得るため、ステップST1〜ST4のトリミング処理によって得られた値の電位コードが、BiCSメモリチップ1内のメモリセルアレイ30内の設定情報記憶領域(図示せず)や、BiCSメモリチップ1外部のコントローラ2又はホスト3の記憶領域(図示せず)に、記憶される(ステップST6)。
この後、例えば、一度供給電位(書き込み電位)が調整されたワード線に対して、再度トリミング処理が実行される。このように、同じワード線に対して複数回のトリミング処理を行う場合には、同一のワード線に接続された同一のメモリセルに対して複数回行っても良いし、同一のワード線に接続された異なるメモリセルに対して行っても良い。
図12のステップST5において、同じワード線に対する再度のトリミング処理を実行しないと判定した場合、BiCSメモリチップ1外部に設けられたコントローラ2(又はホスト3)によって、トリミング処理を行ったワード線に適したトリミング値を得るために、例えば、平均化処理や最小値探索処理、異常値排除等などの演算処理が実行される(ステップST7)。尚、一度のトリミング処理で適した電位が得られた場合には、上記の演算処理は実行されずに、次のステップに移行しても良い。
そして、演算結果の検査が、トリミング値を用いて、トリミング処理を行ったワード線に対して行われる(ステップST8)。このように、演算結果が検査されるのは、記憶容量の大きいBiCSメモリにおいては、一定数の不良ビット、不良ブロックを許容して出荷することが一般的であるため、本例のようにトリミング処理を用いたテスト工程においても、ある確率で不良ビットあるいは不良ブロックを含む可能性があるからである。この演算結果の検査過程で、異常値を含むことが検知され、不良セル(不良ブロック)として処置することが適当と判断された場合は、例えば、冗長ブロックとの置換やバッドブロック処理等の不良処理を、別途実行する。
検査ステップST8により適正なトリミング値であると判定された後、このトリミング値が、トリミング処理が行われたワード線WL<0>に供給するのに適した電位として、その電位コードが、コントローラ2(又はホスト3)からのコマンド信号により、BiCSメモリチップ1内のメモリセルアレイ30の設定情報領域(図示せず)又はレジスタ回路39内に、書き込まれる(ステップST9)。
これによって、供給電位の調整の対象となったワード線のトリミング処理が終了する。
以上のように、初期書き込み電位iniVpgm_WL<n>を調整して、メモリセルアレイ30内の複数のワード線(本実施形態においては、4本のワード線)の各々に適した書き込み電位Vpgm_WL<n>が得られる。
したがって、本発明の実施形態の第1調整例に係るBiCSメモリによれば、BiCSメモリを構成しているメモリセルの特性のばらつきを補償できる。
尚、本調整例においては、第1ワード線WL<0>に与えられる電位を調整・設定する場合について説明したが、第2乃至第4ワード線WL<1>〜WL<3>に与えられる電位も、図12に示すステップST1〜ST9を用いて、適した電位に調整・設定できるのはもちろんである。
また、本調整例においては、複数のワード線の各々に与える書き込み電位のトリミング処理を例に説明したが、書き込み動作時の非選択電位Vpassや、読み出し動作時の選択電位・非選択電位も同様の回路構成及び方法を用いて、ワード線の各々に適した電位に調整・設定できるのはもちろんである。
(3.2) 第2調整例
(a) 回路構成
図14を用いて、ワード線に与える電位の第2調整例について説明する。尚、本調整例において、上述の第1調整例と同一構成については、同一符号を付し、詳細な説明は必要に応じて行う。
図14は、本発明の実施形態の第2調整例に用いられる回路の構成を示している。
本調整例におけるレジスタ回路33は、複数のレジスタ335〜338を有し、そのうちの1つのレジスタ(第1レジスタ)335は、書き込み又は読み出しに用いるのに適した電位の基準値を保持する。この基準値は、例えば、あるワード線に供給する電位を示す値であって、本例においては、第1ワード線WL<0>に供給される書き込み電位を示す電位コードVVpgm_WL<0>を基準値(以下、基準コードと呼ぶ)として、説明する。
レジスタ回路33内に設けられた他のレジスタ(第2レジスタ)336,337,338は、基準値となる第1ワード線WL<0>に与える電位と他のワード線WL<1>,WL<2>,WL<3>の各々に供給される書き込み電位との差分値の電位コード(以下、差分コードと呼ぶ)DVpgm_WL1<1>,DVpgm_WL<2>,DVpgm_WL<3>を、それぞれ保持する。
電位制御回路35内には、図11のセレクタ350の代わりに、セレクタ355と加算器356が設けられている。
セレクタ355は、アドレス信号Addを選択信号として、レジスタ336〜338から入力のうち1つを選択して、加算器356に出力する。尚、第1ワード線WL<0>の書き込み電位は基準値となっているので、第1ワード線WL<0>を示すアドレス信号Addが入力された場合には、セレクタ355は“0”を加算器356に出力する。
加算器356は、基準コードVVpgm_WL<0>とセレクタ355から出力された1つの差分コードDVpgm_WL1<1>〜DVpgm_WL<3>とを加算する。この加算値は、選択ワード線に供給する書き込み電位のデジタル値Dig_Vpgmとして、D/Aコンバータ351を構成している可変抵抗351Aに与えられる。
このように、本調整例においては、選択ワード線に供給される電位は、書き込み電位の基準値VVpgm_WL<0>と差分値DVpgm_WL1<1>,DVpgm_WL<2>,DVpgm_WL<3>とに基づいて、ワード線WL<0>〜WL<3>の各々に適した電位を生成して、選択されたワード線に供給する。
本調整例においては、あるワード線(ここでは、第1ワード線WL<0>)に供給する電位を基準値として設定している。この場合、他のワード線WL<1>〜WL<3>に供給する電位は、基準値との差分値として、各レジスタに保持すればよい。
例えば、書き込み電位を8ビットで表現する場合、第1調整例では、ワード線の各々に対して8ビットのレジスタを必要とした。
これに対して、本調整例では、書き込み電位を表現する範囲に依存するが、差分値は基準値よりも小さいビット数で表現できるので、差分コードを保持するレジスタ336〜338は、例えば最大7ビットを示せれば、第1調整例と同様に、ワード線の各々に適した電位を供給できる。
したがって、第2調整例によれば、レジスタ回路33に保持された供給電位の基準値を示す基準コードと差分コードによって、メモリセルの特性のばらつきを補償できると共に、メモリチップのサイズを縮小できる。
尚、本調整例において、基準値として用いた第1ワード線WL<0>に供給する書き込み電位は、他のワード線WL<1>〜WL<4>の書き込み電位と比較して、小さくなる傾向がある(図13参照)。それゆえ、本調整例のように、第1ワード線に供給する書き込み電位を基準値とした場合、基準値以上の書き込み電位を設定・生成することとなるため、加算器356を用いた回路構成となる。これによって、回路の制御の容易化並びに回路規模の縮小に貢献できる。これに対して、第4ワード線WL<3>に供給する電位を基準値とした場合、第4ワード線に供給する書き込み電位は、他のワード線の書き込み電位と比較して、大きくなる傾向がある。それゆえ、この場合には、他のワード線WL<0>〜WL<2>に対して基準値以下の書き込み電位を設定・生成することになるため、加算器356の代わりに減算器を用いた回路構成とすることが好ましい。
(b) 調整方法
第2調整例において、各ワード線に対して適した書き込み電位の調整・設定は、図12に示す動作とほぼ同様のステップST1〜ST9で実行される。
上述のように、本例においては、あるワード線(例えば、第1ワード線WL<0>)の供給電位を基準値(基準コードVVpgm_WL<0>)とし、その他のワード線WL<1>〜WL<3>の供給電位においては、基準値との差分値を求めている。
そのため、基準値となる第1ワード線WL<0>に適した書き込み電位Vpgm_WL<0>を、図12に示すトリミング処理によって設定する。
第2乃至第4ワード線WL<1>〜WL<3>に対するトリミング処理は、基準コードVVpgm_WL<0>に任意の差分コードDVpgm_WL<1>〜DVpgm_WL<3>を加算することで、供給電位が調整されて、他のワード線<1>〜WL<3>に適した供給電位が設定される。
そして、基準となるワード線に適した供給電位(基準電位)を示す基準コードと、基準電位と他のワード線WL<1>〜WL<3>の各々に適した供給電位の差分値を示す差分コードが、レジスタ回路39やメモリセルアレイ30内に記憶される。
以上のように、第2調整例においても、任意の大きさの電位を調整して、ワード線WL<0>〜WL<3>の各々に対して、適したワード線供給電位を設定できる。
このように、本発明の実施形態の第2調整例においても、第1調整例と同様に、BiCSメモリのワード線WL<0>〜WL<3>に各々に適した電位をワード線に供給することができる。
したがって、本発明の実施形態の第2調整例においても、メモリセルの特性のばらつきを補償できる。
(3.3) 第3調整例
図15乃至図17を参照して、本発明の実施形態の第3調整例にBiCSメモリについて、説明する。尚、第1及び第2調整例と同一構成については、同一符号を付し、その説明は必要に応じて行う。
図5及び図6を用いて説明したように、BiCSメモリにおいて、加工寸法、例えば、活性層を埋め込むホール径の寸法は、下層側(半導体基板側)の寸法が上層側の寸法よりも小さくなる傾向にある。例えば、ワード線WL<0>〜WL<3>のアドレス(形成位置)がこのホール径の変動に対して相関関係を有する場合、ワード線のアドレスといくつかの係数を与えることで近似関数を求め、この近似関数を用いてワード線に適した電位を供給できる場合がある。
本調整例においては、形状(加工)のばらつきを、近似関数で表現し、ワード線の各々に適した電位を設定・供給する例について、説明する。尚、本例においては、一次関数を用いた近似を例とする。
(a) 回路構成
図15は、本発明の実施形態の第3調整例で用いられる回路の構成を示している。
本例のレジスタ回路33は、近似関数の係数A,Bを保持するレジスタ339A,339Bを有する。本例においては、1次関数でワード線に供給される電位を調整・設定するため、1次関数の傾きを示す係数Aと1次関数の切片を示す係数Bとを保持する2つのレジスタが設けられているが、近似関数の次数に応じて、レジスタの数が異なるのはもちろんである。
電位制御回路35内において、セレクタや加算器の代わりに、演算回路357が設けられている。演算回路357には、レジスタ回路33から出力される係数A,Bと選択ワード線のアドレス信号Addとが入力される。本例においては、アドレス信号Addを変数Xとする。この演算回路357は、例えば、1次関数Y=AX+Bに基づいて、演算処理を実行する。より具体的には、Y=A×X(=Add)+Bの場合、演算回路357内において、最初にA×Xの乗算処理が実行され、さらに係数Bを加算する処理が行われる。
そして、演算回路357は、算出された値Yをデジタル信号Dig_Vpgmとして、D/Aコンバータ351に出力する。
このように、算出された値Y(=Dig_Vpgm)が、例えば、書き込み選択アドレス信号Addの1次関数で表現できる場合、傾きに相当する係数A、切片となる係数Bを設定することで実現できる。
本調整例の場合、2つの係数がワード線の各々に適した電位を供給するための設定情報として扱われる。それゆえ、本例によれば、第1調整例のように、すべてのワード線WL<0>〜WL<3>に対して、ワード線の各々に適した書き込み電位の電位コードを保持するレジスタ330〜333や、第2調整例のように、基準コードと差分コードを保持するレジスタ335〜338を用いる必要はなく、特性のばらつきを一次関数で近似できる場合には、2つレジスタ339A,339Bをレジスタ回路33内に配置するだけでよい。
つまり、本調整例では、レジスタ数の削減、つまりレジスタ回路33の回路規模の縮小を実現できる。特に、記憶容量の大規模化に伴い、ワード線本数が増大した場合などは本調整例による効果は大きくなる。
したがって、本発明の実施形態に係る第3調整例によれば、ワード線の各々に供給する電位を適した電位となるように近似関数を用いて表現することによって、メモリセルの特性のばらつきを補償できるとともに、メモリチップのサイズの縮小にも貢献できる。
(c) 調整方法
ここでは、少なくとも異なる2つのワード線に対してトリミング処理を行って、それらのアドレス差とトリミング処理によって得られた書き込み電位の差から、ワード線の各々適した電位を与えるための近似関数を導出する方法について述べる。
本例においては、図16及び図17を用いて、近似関数として用いる一次関数の係数A,Bを求める方法について説明する。
係数A,Bの2つの係数が不確定なため、ここでは、一次関数の切片となる係数Bを任意の値に固定し、係数Aを変化させ、別途与えられた変数Xとしてのアドレス信号Addを用いて、係数A,Bを求める演算が実行される例について述べる。
はじめに、図16に示すように、アドレス信号Add=X1に対応するワード線に対して、係数A1を求める動作が実行される(ST11)。この係数A1の探索は、図17に示す各ステップST11−1〜ST11−9によって実行される。具体的には、以下の通りである。
図17に示すように、係数A1に対して初期値a1を与え、係数Bに対して初期値として、0を与える(ST11−1)。
次に、あるワード線を示すアドレス信号X1と書き込みデータを用いて、選択ワード線に接続されたメモリセルに、データを書き込む(ST11−2)。そして、例えば、第1調整例で述べたトリミング処理と同様に、データの書き込みが所定時間内に書き込まれたか否か判定される(ST11−3)。ここで、データの書き込みが所定時間内に完了していなければ、初期値a1が不適切であるので、その値a1とは異なる値を再設定(ST11−4)し、所定時間内にデータの書き込みが完了する初期値a1を探索する。
データの書き込みが所定時間内に完了していた場合は、第1調整例と同様に、同じワード線に属する同じメモリセル、又は、同じワード線に属する別のメモリセルに対して、係数A1を異なる値に再設定して書き込みを行うか否かを判定する(ST11−5)。
再び係数A1のサンプリング動作を行う場合には、ステップST11−1〜ST11−4によって得られた係数A1を、例えばチップ1外部の記憶装置に一時的に記憶する(ST11−6)。
ステップST11−5において、係数A1に対して再度のサンプリング動作を行わないと判定された場合、アドレスX1に対応するワード線に対する係数A1の探索を終了する。係数A1のサンプリングを複数回行った場合には、平均化処理や最小値探索処理、異常値排除等などの演算処理を実行する(ST11−7)。係数A1のサンプリング処理を一度のみ行った場合には、その値を適した値とする。
この後、必要に応じて、異常値を排除するために、係数A1が検査される(ST11−8)。そして、アドレスX1に対して適した係数A1が、コントローラ2内に設けられた記憶領域(図示せず)又はメモリセルアレイ30内の設定情報領域内に一時的に保持される(ST11−9)。
これによって、アドレスX1に対して適した係数A=A1が取得され、アドレスX1に対する係数A1の探索が完了する。
次に、はじめに選択されたワード線とは異なるワード線を示すアドレス信号X2に対して、そのワード線に適した係数A=A2の探索を、係数A1を得るために行った処理ST11−1〜ST11−9と同様の動作を用いて実行する(ST12)。これによって、アドレス信号X2に適した係数A=A2が取得される。
本例のように1次関数への近似は、例えば、2点近似を用いることによって、その係数A,Bが求められる(ST13)。
係数Aは1次関数の傾きを示すため、ここでは2点X1,X2のサンプルデータから、係数Aは、次式によって算出される。
A=(A2−A1)/(X2−X1)
また、係数Bは1次関数の切片を示すため、例えば、算出された係数A、アドレスX1、アドレスX1におけるサンプル値Y1を用いて、次式によって算出される。
B=Y1−A×X1
このように、近似関数としての1次関数Y=AX+Bが得られる。
この後、得られた近似関数が検査され(ST14)、近似関数の適した係数A,Bが決定される。
以上のように、本発明の実施形態に係る第3調整例においても、特性のばらつきを近似関数を用いて表現することによって、メモリセルの特性のばらつきを補償できる。
尚、ここでは2点近似によって、係数A,Bを算出したが、その精度を向上させる場合には、サンプリング数を増加させて実行すればよい。
また、ここで示した例は、ワード線の各々に適した電位を与えるための近似関数に対して適した係数A,Bを設定する方法の一例を示したのであって、図16及び図17を用いた例に限定されるものではない。
3. 変形例
図18を用いて、本発明の実施形態の変形例について説明する。尚、上述と同一の部材に関しては、同一符号を付し、説明は必要に応じて行う。
調整例1乃至調整例3においては、レジスタ回路33や電位制御回路35等のメモリチップ1内に設けられた内部回路を用いて、ワード線の各々に与える電位を、適した電位に調整・設定する構成について説明した。但し、本発明の実施形態は、メモリチップ1に設けられた各パッドを介してメモリチップ1に接続されたコントローラ2又はホスト3からの命令(コマンド)によって、ワード線への供給電位をワード線の各々に適した電位に調整しても良い。
図18において、例えば、4つのメモリチップ1が、1つのコントローラ2に並列接続されている。この構成において、コントローラ2が発行する命令により、各メモリチップ1のメモリセルに対して書き込み、消去又は読み出しを指示することと同様に、例えば、選択されたワード線の各々に与える電位として適した電位が供給されるように、第1乃至第3調整例で述べた供給電位の調整及び設定を、I/Oピンと制御ピンを用いて行ってもよい。また、これと同様に、ホスト3からの命令によって、ワード線の書き込み電圧の調整を、行ってもよい。
このように、コントローラ2やホスト3等のメモリチップ1外部の装置を用いて、ワード線毎に供給電位を調整できる。
したがって、本発明の実施形態の変形例においても、メモリセルの特性のばらつきを補償できる。
4. 応用例
本発明の技術は、ビットコストスケーラビリティを実現するため、1つのセルユニットが直列接続された複数のメモリセル(NANDストリング)から構成されるBiCS−NANDフラッシュメモリに有効である。その一例としてのBiCS−NANDフラッシュメモリについて、図1乃至図4を用いて説明したが、本発明の実施形態は、これに限定されない。
例えば、図19乃至図21に示されるBiCS−NANDフラッシュメモリに対しても、本発明の実施形態を適用できる。尚、図19乃至図21において、図1乃至図4に示される部材と実質的に同じ機能を有する部材については、同一符号を付してある。
図19は、図1に示される例とは異なる構造のBiCS−NANDフラッシュメモリの鳥瞰図を示している。図20は、ブロック(メモリセルアレイ)の一部を抽出した鳥瞰図である。又、図21は、ブロック内に設けられた1つのNANDセルユニットの等価回路図を示している。
図19及び図20に示される構造のBiCS−NANDフラッシュメモリにおいても、例えば、導電性ポリシリコンから構成される3以上の導電層が積層される(本例では6層構造)。そして、複数の活性層(アクティブエリア)UAAが、積層された複数の導電層を突き抜け、活性層と導電層の交差箇所に、メモリセルが形成される。図19及び図20に示されるBiCS−NANDフラッシュメモリは、積層された導電層のうち最下層の導電層はプレート状に形成されているが、最下層を除いた他の導電層は、ライン状に形成されている。尚、図19に示されるように、積層されている導電層のx方向の端部は、図1に示す例と同様に、各々の導電層にコンタクトをとるために階段状に形成される。
図19及び図20に示されるBiCS−NANDフラッシュメモリにおいて、複数の活性層UAAは、例えば、x方向から見た形状が、U字状の形状になっている。図20に示されるように、このU字状の活性層UAAは、柱状に形成された2つの半導体柱SPの下端が、連結部JPによって接続された構造になっている。
これに伴って、図1乃至図4に示す構造において、半導体基板23側に設けられていたソース線SLは、活性層UAAの上端側に設けられたドレイン側セレクトゲート線SGD<4>,SGD<5>よりも上層に設けられる。より具体的には、ビット線BL<0>〜BL<m>が設けられた層とドレイン側セレクトゲート線SGD<4>,SGD<5>が設けられた層との間の層に設けられている。ソース線SLは、x方向に延在し、1つのU字状活性層UAAを構成する2つの半導体柱SPのうち、一方の半導体柱に接続される。そして、1つのソース線SLは、y方向に隣接している2つのNANDセルユニットNANDで共有される。
また、ソース線側セレクトゲート線SGS<4>,SGS<5>は、例えば、ビット線側セレクトゲート線SGD<4>,SGD<5>と同じ導電層から構成され、x方向に延びるライン状の導電線となっている。
また、図19及び図20に示される例において、ワード線WL<0>〜WL<7>は、x方向に延びるライン状の導電線となっている。
このように、図19及び図20に示されるBiCS−NANDフラッシュメモリにおいて、1つのNANDセルユニットNANDは2つの半導体柱SPを含むため、図21に示されるように、1つのNANDセルユニットが有するメモリセルの個数が多くなる(本例では8個)。尚、1つの半導体柱SPには、4個のメモリセルMCが設けられている。
尚、図20及び図21に示す例のように、連結部JPは、バックゲートトランジスタBGTrを経由して、バックゲート線BGに接続されてもよい。バックゲート線BGとなる導電層は、ワード線となる導電層よりも下層に位置し、バックゲート線BGの形状は、例えば、半導体基板23上に2次元的に広がるプレート状である。バックゲートトランジスタBGTrは、連結部JPとプレート状のバックゲート線BGとの交差箇所に設けられ、例えば、メモリセルMCと同じ構造を有する。尚、本例のように、バックゲート線BGが設けられた構造である場合には、連結部JPは、例えば、半導体基板23とは電気的に接続されていない。
このように、図19乃至図21に示されるBiCS−NANDフラッシュメモリにおいても、メモリセルが3次元に積層された構造を有しているため、セレクトゲート線SGD<5>,SGS<5>側のメモリセルと半導体基板23(バックゲート線BG)側のメモリセルとで、素子特性のばらつきが生じる。
図19乃至図21に示されるBiCS−NANDフラッシュメモリに対しても、本発明の実施形態の第1乃至第3調整例で述べた回路構成・調停方法を用いて、素子特性のばらつきを補償できる。
尚、図19乃至図21に示されるBiCS−NANDフラッシュメモリにおいて、同一のメモリセルユニット内に設けられ、z方向の位置(半導体基板23からの高さ)が同じワード線、例えば、ワード線WL<3>とワード線WL<4>は、活性層UAAの直径は、ほぼ同じ傾向(寸法)を示す。この場合、ロウ系デコーダ回路36A内のスイッチ回路36A0〜36A3は、ワード線WL<3>とワード線WL<4>とで、同じスイッチ回路を用いても良い。これと同様に、実質的に同じ値を用いてワード線WL<3>,WL<4>に供給する電位を調整できるので、レジスタ回路33内のレジスタも、ワード線WL<3>とワード線WL<4>とで、同じレジスタを共有しても良い。
これら2つのワード線WL<3>,WL<4>と同様に、ワード線WL<2>とワード線WL<5>、ワード線WL<1>とワード線WL<6>、及び、ワード線WL<0>とワード線<7>に対しても、z方向の位置が同じワード線であれば、スイッチ回路及びレジスタを共有できるのは、もちろんである。
これによって、本発明の実施形態を図19乃至図21に示されるBiCSメモリに適用できる。また、図19乃至図21に示すように、1つのNANDセルユニットを構成するメモリセルの個数(ワード線の本数)が増加しても、同じ傾向を示すワード線に対応するスイッチ回路及びレジスタを共有化することによって、回路規模が増大するのを抑制できる。
但し、レジスタ回路33内に設けられるレジスタの個数、ロウ系デコーダ回路36A内のスイッチ回路の個数等を、図19乃至図21に示されたBiCS−NANDフラッシュメモリのワード線の本数(例えば8本)に合わせて変更しても良いのはもちろんである。
本発明の実施形態は、図1及び図19に示されるBiCS−NANDフラッシュメモリ以外にも、BiCS技術が適用された3次元積層型不揮発性半導体メモリに適用可能である。
また、BiCSメモリのメモリセル構造については、電荷蓄積層が絶縁体(例えば、窒化物)から構成されるいわゆるMONOS型やMNOS型が有効であると考えられているが、本発明の例は、これに限られず、電荷蓄積層が導電性ポリシリコンから構成されるフローティングゲート型に適用することも可能である。
さらに、1つのメモリセルに記憶させるデータ値については、2値であってもよいし、3値以上の多値(multi-level)であってもよい。
5. その他
本発明の実施形態では、主に書き込み電位のトリミング処理について説明したが、読み出し動作時の選択ワード線への供給電位、書き込み又は読み出し時の非選択ワード線への供給電位、又は、消去動作時のワード線への供給電位等、ワード線に与えられる様々な電位に対して、同様の構成及び方法を採用することが可能である。
本発明の実施形態では、例えば、メモリチップの製造時におけるテスト工程での処理を例に述べた。但し、ユーザ使用環境において、メモリセル劣化に伴う書込み特性の劣化によって、その書き込み電圧の最適値が変化する可能性があるため、本実施形態は、このような場合のワード線の各々に供給するのに適した電位を再設定する場合においても、同様に適用できる。
本発明の例は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、各構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を構成できる。例えば、上述の実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
BiCSメモリの鳥瞰図。 メモリセルアレイの等価回路図。 BiCS−NANDと二次元NANDとの比較図。 NANDセルユニットの鳥瞰図。 NANDセルユニットの構造を示す断面図。 NANDセルユニットの構造を示す平面図。 BiCSメモリを用いたメモリシステムの全体構成を示すブロック図。 BiCSメモリチップ内部を示すブロック図。 BiCSメモリのデータの読み出しを説明するための図。 BiCSメモリのデータの書き込みを説明するための図。 BiCSメモリの内部回路の構成を模式的に示す回路図。 第1調整例を説明するためのフローチャート。 第1調整例を説明するための図。 BiCSメモリの内部回路の構成を模式的に示す回路図。 BiCSメモリの内部回路の構成を模式的に示す回路図。 第3調整例を説明するためのフローチャート。 第3調整例を説明するためのフローチャート。 本発明の実施形態の変形例を説明するための図。 本発明の実施形態の応用例を説明するための図。 本発明の実施形態の応用例を説明するための図。 本発明の実施形態の応用例を説明するための図。
符号の説明
1:BiCSメモリチップ、2:コントローラ、3:ホスト、30:メモリセルアレイ、31:制御回路、32A:コマンドデコーダ、32B:アドレスデコーダ、33:レジスタ回路、34:ステートマシン、35:電位制御回路、36A:ロウ系デコーダ回路、36B:カラム系デコーダ回路、37:ワード線ドライバ、38:キャッシュバッファ/センスアンプ、39A:入力バッファ、39B:出力バッファ、330〜333,335〜338,339A, 339B:レジスタ、351:D/Aコンバータ、351A:可変抵抗、351B:固定抵抗、352:コンパレータ、353:VPPポンプ、350,355:セレクタ、356:加算器、357:演算回路、36A0〜36A3:スイッチ回路、WL<0>〜WL<3>:ワード線、BL<0>〜BL<m>:ビット線、SGS:ソース線側セレクトゲート線、SGD<0>〜SGD<5>:ビット線側セレクトゲート線、AA:活性層(アクティブエリア)。

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられ、複数のワード線の各々に接続されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイに対する動作の設定情報を保持するレジスタ回路と、
    前記ワード線に供給する電位を制御する電位制御回路と、
    を具備し、
    前記メモリセルアレイは、前記半導体基板上方に互いに絶縁されて積層される複数の導電層と、前記複数の導電層上方にこれらとは絶縁されて配置されるビット線と、上端が前記ビット線に接続され、前記複数の導電層を突き抜けて、下端が半導体基板側に位置する複数の半導体柱とから構成され、
    前記複数の導電層のうち少なくとも最上層を除く複数の導電層は、ワード線であり、
    前記複数のワード線と前記複数の半導体柱とによりそれぞれメモリセルが構成され、
    前記レジスタ回路は、前記複数のワード線の各々に適した電位を供給するための情報を保持し、
    前記電位制御回路は、入力されたアドレス信号が示すワード線の半導体基板の表面に対して垂直方向における位置に応じた前記レジスタ回路内の情報を読み出し、前記入力されたアドレス信号に対応するワード線に適した電位を供給する、ことを特徴とする3次元積層型不揮発性半導体メモリ。
  2. 前記レジスタ回路は、前記複数のワード線の各々に適した電位を示す電位コードを保持する複数のレジスタを有し、
    前記電位制御回路は、前記複数のレジスタの中から前記入力されたアドレス信号に対応する前記電位コードを選択し、この選択された電位コードに基づいて前記入力されたアドレス信号に対応するワード線に、前記適した電位を供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元積層型不揮発性半導体メモリ。
  3. 前記レジスタ回路は、前記複数のワード線のうち1つのワード線に適した電位を示す値を基準値として保持する第1レジスタと、前記基準値に対応する前記1つのワード線を除いた残りのワード線の各々に適した電位を示す値と前記基準値との差分値を保持する複数の第2レジスタとを有し、
    前記電位制御回路は、前記複数の第2レジスタの中から、前記入力されたアドレス信号に対応する前記差分値を選択し、この選択された差分値と基準値との演算結果に基づいて、前記入力されたアドレス信号に対応するワード線に、前記適した電位を供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元積層型不揮発性半導体メモリ。
  4. 前記レジスタ回路は、近似関数の第1及び第2係数をそれぞれ保持する第1及び第2レジスタを有し、
    前記電位制御回路は、前記入力されたアドレス信号を前記近似関数の変数とし、前記第1及び第2係数を用いた前記近似関数に基づいて、前記入力されたアドレス信号に対応するワード線に、前記適した電位を供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元積層型不揮発性半導体メモリ。
  5. 前記メモリセルアレイの動作を外部から制御するコントローラをさらに具備し、
    前記複数のワード線の各々に適した電位は、前記コントローラからの指示によって設定される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の3次元積層型不揮発性半導体メモリ。
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