JP5192365B2 - 遊技球研磨装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機を列設してなるパチンコ機設置島に設置され、該パチンコ機設置島内を循環する遊技球を搬送しながら研磨する遊技球研磨装置に関するものである。
従来、パチンコ機を列設してなるパチンコ機設置島にあっては、その内部を循環する遊技球がゴミ、埃更には遊技客の手垢の付着により汚れるので、その表面を研磨するために遊技球の循環経路に遊技球研磨装置を組み込むようにしている。該遊技球研磨装置として、例えば特許文献1に示されるものがある。すなわち、該遊技球研磨装置は、揚送機能も兼ね備えたものであって、鉛直に配置され複数条の平行な球案内溝を球受面に上下に列設した押圧板と、該球受面に敷かれる研磨部材と、同じく鉛直に配置されるフレームの両端部(上下端部)に設けられ押圧板の球受面に列設した球案内溝と同一平面内で直交する駆動軸及び従動軸と、該駆動軸及び従動軸に取着される駆動プーリ及び従動プーリと、該駆動プーリと従動プーリとの間に巻回される無端状の搬送ベルトとを備えている。
前記搬送ベルトの搬送面と押圧板の球受面とは対向位置しかつ平行に配置されると共に、その間隔は遊技球の直径寸法より短く設定される。そして、搬送ベルトが一定の速度で搬送方向(上方向)へ回動しているときに、押圧板の球受面における各球案内溝に下端部から供給される遊技球は、搬送ベルトの搬送面と押圧板の球受面とにより強く挟まれた状態で各球案内溝に沿って上方へ搬送され、その上端部から排出される。この間に、各球案内溝を上昇する遊技球の外周面が研磨部材により研磨され綺麗にされる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−192540号公報(第4−5頁、図1、図2、図3)
前記特許文献1に示される遊技球研磨装置にあっては、押圧板に対する搬送ベルトの位置、すなわち押圧板の球受面に列設された球案内溝と同一平面内で直交する方向での位置、があらかじめ決められ固定されている。このため、搬送ベルトの搬送面にあっては各球案内溝を転動する遊技球が常に同じ位置を圧接する、換言すると搬送面が常に同じ球案内溝に沿って圧接されるので、これによる搬送ベルトの搬送面における磨耗する位置も常に同じ位置になってしまい、それら位置ばかり磨耗する。よって、搬送ベルトの消耗が早くてその寿命を延ばすということが難しく、新しいものとの交換が頻繁になり不経済であるという感が強い。しかも、廃棄するとなるとゴミを減らすという地球環境保護の面からも好ましいことではないという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、押圧板に対する搬送ベルトの位置を押圧板の球案内溝と同一平面内で直交する方向に沿って変更できるようにして、搬送ベルトの寿命を延ばすことができ経済的であってしかも地球環境保護の面からも好ましい遊技球研磨装置を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため、本発明に係る遊技球研磨装置は、平行な一対の支軸に取着したプーリ間に巻回される無端状の搬送ベルトと、複数条の球案内溝が列設され研磨部材が敷かれる球受面を有すると共に該球受面が前記搬送ベルトの搬送面と対向しかつ平行に配置される押圧板と、前記押圧板の球供給側に配置され上面に前記押圧板の球受面に列設した複数条の球案内溝と連なる複数条の球案内溝が列設される球導入樋とを備え、駆動手段により前記搬送ベルトを前記球案内溝に沿って回動させ該各球案内溝に供給される遊技球を前記搬送ベルトの搬送面との間で挟んで搬送しながら研磨するようにした遊技球研磨装置であって、前記押圧板と球導入樋とは前記搬送ベルトに対し前記一対の支軸の中心軸線方向に沿って一緒に同方向へ所定寸法移動可能に設けられ、前記押圧板と球導入樋とを一方向へ移動させたとき、前記搬送ベルトの搬送面における前記各球案内溝内の遊技球の圧接位置も前記支軸の中心軸線方向に沿ってずれ重ならないようにしたことを特徴とする。
具体的に本発明に係る遊技球研磨装置は、例えば、平行な一対の支軸に取着したプーリ間に巻回される無端状の搬送ベルトと、水平な第一基板の上面に平行に配設される第二基板と、前記第二基板の上面に設置され複数条の球案内溝を列設した球受面を有すると共に該球受面が前記搬送ベルトの搬送面と対向しかつ平行に位置する押圧板と、前記押圧板の球供給側であって前記第二基板の上面に設置され該押圧板の球受面に列設した複数条の球案内溝と連なる複数条の球案内溝が上面に列設される球導入樋と、前記押圧板の球受面に敷かれる研磨部材とを備え、駆動手段により前記搬送ベルトを前記球案内溝に沿って回動させ該各球案内溝に供給される遊技球を前記搬送ベルトの搬送面との間で挟んで搬送しながら研磨するようにした遊技球研磨装置であって、前記押圧板と球導入樋とが設置される前記第二基板は前記搬送ベルトに対し前記一対の支軸の中心軸線方向に沿って所定寸法移動可能に設けられ、前記第二基板を一方向へ移動させたとき、前記搬送ベルトの搬送面における前記各球案内溝内の遊技球の圧接位置がずれて重ならないようにしたことを特徴とする。
本発明に係る遊技球研磨装置は、球導入樋を介して各球案内溝に供給される遊技球を搬送ベルトの搬送面との間で挟んで搬送しながら研磨するようにし、押圧板と球導入樋とを搬送ベルトに対し一対の支軸の中心軸線方向に沿って一緒に同方向へ所定寸法移動可能に設けている。よって、遊技球研磨装置を一定期間使用した結果、搬送ベルトの搬送面にあって各球案内溝の遊技球による磨耗が激しくなったときは、押圧板と球導入樋とを一方向へ所定寸法移動させる。これにより、搬送ベルトの搬送面における各球案内溝を転動する遊技球の圧接する位置もそれまでの位置とは前記支軸の中心軸線方向に沿ってずれて重なることがなくなり、該搬送ベルトが再び使用できるようになる。よって、搬送ベルトの寿命を延ばすことができ経済的であって、しかも、地球環境保護の面からも好ましいという効果がある。
以下、本発明に係る遊技球研磨装置の実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。本発明に係る遊技球研磨装置は、遊技球の研磨を主として行なうものと、遊技球の研磨と共に揚送も同時に行なうものと、のいずれも含む概念である。先に、図11に基づき本発明が適用されるパチンコ機設置島100について説明する。
パチンコ機設置島100は、長手方向に沿った両側面に複数台のパチンコ機Pを背中合わせの状態で列設しており、遊技球であるパチンコ球は各パチンコ機Pを含めパチンコ機設置島100内を循環する。そこで、パチンコ機設置島100の長手方向における中央下部に、本発明に係る遊技球研磨装置Tと該遊技球研磨装置Tと隣接する球揚送装置101とが配置される。そこで、前記遊技球研磨装置Tから排出されるパチンコ球は、球揚送装置101に供給されるようになっている。球揚送装置101には、パチンコ球を上方へ揚送するための揚送管102が鉛直に立設されている。該揚送管102は、その上方に配置される球タンク103に接続される。該球タンク103の両側には、パチンコ機設置島100の長手方向の両端部に向かって下傾する供給樋104,104が延設される。両供給樋104,104に各パチンコ機Pに対応位置して複数の補給パイプ105が下方へ延設され、これら供給樋104,104及び各補給パイプ105を介して各パチンコ機Pにパチンコ球が供給される。
また、前記パチンコ機設置島100の長手方向に沿った下部に遊技球研磨装置Tに向かって下傾する集球樋106,106が配設され、各パチンコ機Pから排出パイプ107を介して排出されたパチンコ球が集球樋106,106により回収され、遊技球研磨装置Tに供給される。そして、該遊技球研磨装置Tにより研磨されたパチンコ球は再び球揚送装置101に供給され、揚送管102を介して前記球タンク103に揚送され、供給樋104、補給パイプ105を介して各パチンコ機Pに供給される。このようにして、パチンコ機設置島100内をパチンコ球が循環することになる。
次に、本発明に係る遊技球研磨装置Tについて説明する。図1は本発明に係る遊技球研磨装置の斜視図、図2は同要部の分解斜視図、図3は同正面図、図4は同左側面図、図5は同正面断面図である。遊技球研磨装置Tは、水平な第一基板1の一側上面に鉛直な第一支持板2が立設される。また、第一支持板2の前側であって第一基板1の上面に、第一支持板2と直交するようにして一定の間隔離し一対の平行なレール3,3が敷設されている。各レール3,3の上面はその長手方向に沿って開口しており、該各レール3内に該レール3の長手方向に沿って自在に往復動し得る一対の移動部材4,4が配置される。
前記各移動部材4は、図9(ロ)に示すように断面がレール3の長手方向から見てI型に形成されると共に水平下板4aの下面に周囲が側板4cにより囲まれかつ下面が開放する収納室5が形成され、該収納室5内に多くの鋼製の小球6が詰められている。これら小球6はレール3の底面に乗り収納室5内で回転するので、これに伴い移動部材4がレール3に沿って自在に移動することになる。また、各移動部材4の水平上板4bはレール3の上面より上方へ突出しており、該水平上板4bには一対の垂直な螺子孔7,7が設けられる。そして、これら移動部材4の上面に、各移動部材4に支持されて第二基板1aが配置される。該第二基板1aには、前側と後側とにそれぞれ前記各移動部材4の螺子孔7,7に対応するようにボルト挿通孔8,8が開設される。各ボルト挿通孔8を介して各螺子孔7にボルト9が螺合される。これにより、第二基板1aが一対のレール3,3に沿って平行に移動することになる。また、レール3の長手方向に沿って第一支持板2とは反対側に位置する第二基板1aの縁部に、各レール3に近寄せてそれぞれ一対の位置決め孔10a,10bが開設される。これと対応し、同じくレール3の長手方向に沿って第一支持板2とは反対側に位置する第一基板1の縁部に、前記一対の位置決め孔10a,10bと連通する支持孔11a,11aを設けたボス11,11が突設されている。位置決め孔10a,10bとボス11,11については後で詳しく説明する。
前記第二基板1aの上方には、パチンコ球を搬送するベルト搬送機構Bとパチンコ球の汚れを拭き取る研磨機構Kとがほぼ上下に配置されている。このうち、ベルト搬送機構Bは第一支持板2に取着される。そして、前記ベルト搬送機構Bにおけるパチンコ球の供給側に前記集球樋106の流下端が位置し、排出側にベルト搬送機構Bから排出されたパチンコ球を揚送する球揚送装置101が位置する。そこで、先ずベルト搬送機構Bについて説明する。
ベルト搬送機構Bは、主として前記第一支持板2の前面に沿って傾斜状に配置されるコンベヤフレーム12からなる。該コンベヤフレーム12は、適宜間隔を離して前後に平行に配置される二枚の長板状のフレーム板13,13を有する。そして、両フレーム板13,13の長手方向の一方端部(下端部)に支軸としての駆動軸14が配置され、他方端部(上端部)に支軸としての従動軸15が配置される。駆動軸14と従動軸15は平行に配置される。また、駆動軸14にプーリとしての駆動プーリ16が固着され、従動軸15にはプーリとしての従動プーリ17が回転自在に挿通されている。このうち、駆動軸14は図示しないベアリングを介して両フレーム板13,13間に架設され、しかも、該駆動軸14の中心軸線方向に沿った両端部は、両フレーム板13,13から外側へ突出すると共に一端部が第一支持板2に開設された透孔18を介してその後側へ突出している。この場合も、図示しないベアリングが用いられる。そして、図7に示すように突出した駆動軸14の一端部は、第一支持板2の後側に設置された駆動手段としての減速機付き可逆モータ19のモータ軸19aに直結されている。従動軸15は両フレーム板13,13間に架設されるが、該従動軸15も中心軸線に沿った両端部が両フレーム板13,13から外側へ突出している。駆動プーリ16と従動プーリ17との間には、無端状の搬送ベルト20が巻回される。
また、両フレーム板13,13の上部に、回転自在なフリープーリ21が架設される。従動軸15とフリープーリ21との間に、搬送ベルト20に外側から接離自在に圧接するテンションプーリ22が配置されている。該テンションプーリ22は、位置調整手段としての自動調心ローラを有し、フリープーリ21とによって張力を加えることにより搬送ベルト20に所要の張力が与えられるようになっている。両フレーム板13,13の下側縁に沿って適宜間隔を離して複数のガイドローラ23,23…が架設され、これらガイドローラ23,23…により該搬送ベルト20の搬送面20aが内側から支えられることになる。両フレーム板13,13の下端部は、その下端部が駆動プーリ16の外周面とほぼ同じ半径で円弧状に形成される。
コンベヤフレーム12の上端部の上方に、該上端部に被さるようにして球排出樋24が配置される。該球排出樋24はコンベヤフレーム12の従動プーリ17側とその反対側が開放する樋状をなし、該球排出樋24における基端部すなわち従動プーリ17とは反対側に横軸25が架設される。この横軸25はその中心軸線に沿った一端が前記第一支持板2に固着され、球排出樋24が該横軸25を中心として上下に回動できるようになっている。また、球排出樋24の先端部には、保持枠26が一体に突設され、該保持枠26に前記テンションプーリ22が取着されている。該テンションプーリ22は、中央付近が太径であって両端寄りが次第に細径になるように円筒状に形成された位置調整手段としてのローラ22a(自動調心ローラ)と、コ字形に形成され前記ローラ22aを回転自在に軸支する吊り枠27と、前記保持枠26に固着されかつ吊り枠27の上板部に突設した2本の支持軸28を介して該吊り枠27を進退動自在に支持する支持部材29と、からなる。各支持軸28には弾性部材としてのコイルバネ30が装着され、これにより吊り枠27が一方向へ付勢されると共に前記ローラ22aが前記搬送ベルト20を外側から押す。この際、ローラ22aの円筒状外周面の径の差異により、搬送ベルト20の中央付近に掛かる張力が該搬送ベルト20の両端部寄りに掛かる張力よりも強くなる。これにより、搬送ベルト20の走行時に幅方向の位置を調整する自動調心機能が働く。
前記テンションプーリ22が取着される保持枠26の上面に、断面門型の被板31が配置される。該被板31は従動プーリ17のほぼ真上に位置し、横軸25を基点にして従動軸15より遠くかつ上方に位置する軸杆31aによって保持枠26に軸着される。また、被板31の両側下縁には、両フレーム板13,13に外側で重なる係合片32,32が下方を向くようにして突設される。該各係合片32,32は従動軸15に横軸25側から接近するように位置し、しかも、その下端部が従動軸15側へ少し屈曲している。そこで、被板31の下方への回動動作に伴い、両係合片32,32が従動軸15の両端部の外周面に係合する。また、従動軸15は球排出樋24が横軸25を中心にして下方へ回動したとき、球排出樋24の両側下縁に設けられた凹部33,33に嵌まり込むようになっている。
テンションプーリ22によるテンションが掛かってない状態では、被板31が軸杆31aを中心にして自在に回動し、両係合片32,32が従動軸15の両端部に係脱自在に係合する。しかし、テンションプーリ22によるテンションが掛けられた状態では、従動軸15に係合した両係合片32,32が外れないようになっている。両係合片32,32が従動軸15から外れた状態では、図3鎖線に示すように球排出樋24が横軸25を中心として上方へ回動するが、このとき同様にコンベヤフレーム12も駆動軸14を中心として起立する方向へ回動できるようになっている。これは、ベルト搬送機構Bのメンテナンスが容易に行なえるようにするためである。そこで、減速機付き可逆モータ19が駆動することにより駆動プーリ16が回転すると、従動プーリ17も連動して回転し、搬送ベルト20が回動する。これにより、搬送ベルト20の搬送面20aが第二基板1a面に対し約30度斜め上を向いた状態で上へ走行することになる。
次に、研磨機構Kについて説明する。研磨機構Kは、固定枠34により下側から保持される押圧板35と、該押圧板35の上面である球受面35aに敷かれる研磨部材としての研磨布36と、から大略構成される。第二基板1aの上面でありかつレール3の長手方向に沿った第一支持板2の反対側に該第一支持板2と平行をなす第二支持板2aが立設され、前記固定枠34の側面の上下部から前方へ突出する側杆37,37が第二支持板2aに固着されることにより、固定枠34が第二基板1aに対し傾斜した状態で設置される。押圧板35は、搬送ベルト20の搬送面20aと対向位置し、しかも、平行であってその間はパチンコ球の直径寸法よりも短く設定されている。そして、図6に示すように球受面35aに、搬送ベルト20における搬送面20aの搬送方向に沿って溝断面が半円弧状をなす直線状の球案内溝38aが複数条(7条)列設されている。これにより、球案内溝38aと駆動軸14及び従動軸15とが同一平面内で直交することになる。
固定枠34下面の上下両隅角部にそれぞれブラケット34aが設けられ、上下部における各ブラケット34a,34a間にそれぞれガイド軸39が架設され、該ガイド軸39にガイドプーリ40が回転自在に軸着されている。また、図示は省略するが、押圧板35は固定枠34に対して可動しかつ適宜圧縮スプリングといった弾性手段により常に球受面35aが搬送ベルト20の搬送面20aに近づくように付勢されている。
押圧板35の下端部であって第二基板1aの上面に、集球樋106により集められたパチンコ球を押圧板35側へ導く球導入樋41が配置される。該球導入樋41は図5に示すように上面が駆動プーリ16の外周面と一定の間隔離して略同心円状に形成され、図7に示すように該上面には円周方向に沿って複数本(7本)の球案内溝38bが平行に凹設されている。これら複数の球案内溝38bは、押圧板35の球受面35aに設けられた複数条の球案内溝38aとそれぞれ連なり同一直線状に位置し、駆動軸14の中心軸線方向に対して直交している。また、搬送ベルト20の外周面と球導入樋41の上面との間隔はパチンコ球の直径よりも短く設定され、これにより、該球導入樋41の各球案内溝38bに供給されたパチンコ球は、搬送ベルト20の外周面との間で挟まれながら搬送される。押圧板35の球受面35aにおける各球案内溝38aの上端は、図5に示すように球排出樋24の底板24a端部に連なっている。
固定枠34の下方であって第一支持板2の前面に、隣り合うようにしてロール軸42と巻取軸43がそれぞれ配置される。ロール軸42は第一支持板2に回転自在に軸着され、巻取軸43はその一端が第一支持板2に開設された透孔(図示せず。)を介してその後側へ突出し後側に配置される巻取用の駆動モータ44に連結される。ロール軸42に研磨布ロール45が掛けられ、該研磨布ロール45から引き出された研磨布36は、第一支持板2の前面に軸着されるフリーロール46a及び固定枠34の上部に軸着されるガイドプーリ40を介して押圧板35の上面である球受面35aにその上端から導かれる。球受面35aの下端から引き出された研磨布36は、固定枠34の下部に軸着されるガイドプーリ40及び第一支持板2の前面に軸着されるフリーロール46bを介して巻取軸43に巻き取られる。よって、押圧板35の球受面35aにあっては、研磨布36が搬送ベルト20の搬送方向とは逆方向に移動することになる。ただ、研磨布36は、球受面35a上の部位が汚れたときに駆動モータ44を駆動させて移動させることになる。
減速機付き可逆モータ19が駆動し搬送ベルト20が回動している状態で、集球樋106によって球導入樋41に集められたパチンコ球は各球案内溝38bを流下して駆動プーリ16の下側へ引き込まれ、更に、押圧板35の各球案内溝38a内を搬送ベルト20の搬送面20aとの間で挟まれながら上方へ搬送される。そして、その上端から球排出樋24に排出され、更に、該球排出樋24から球揚送装置101に排出される。この間、押圧板35の球受面35aの各球案内溝38aを搬送されるパチンコ球は、搬送ベルト20の搬送面20aが圧接して各球案内溝38a内の研磨布36に擦り付けられながら転動する。このようにして、パチンコ球の研磨が行なわれる。
本発明にあっては、図8に示すように第二基板1aの両側にそれぞれ一対の位置決め孔10a,10bを設けているが、これら位置決め孔10a,10bはそれぞれ搬送ベルト20の搬送方向に沿って並びかつ該搬送方向に対して直交する方向に沿って位置が異ならせてある。換言すると、駆動軸14及び従動軸15の中心軸線方向に沿って位置が異ならせてある。すなわち、図9(イ)に示すように駆動軸14及び従動軸15の中心軸線方向で、内側に位置する位置決め孔10aと外側に位置する位置決め孔10bとの中心軸線間の寸法L1は、前記押圧板35の球受面35aにおける隣接する球案内溝38a,38aの中心軸線間の寸法L2の半分に設定される。一方、第一基板1に突設され各位置決め孔10a,10bと連通する支持孔11aを有する一対のボス11,11は、駆動軸14及び従動軸15の中心軸線方向では共に同じ位置に設けられている。これにより、球導入樋41と共に押圧板35が、第二基板1aの移動と共に駆動軸14及び従動軸15の中心軸線方向に沿って隣接する球案内溝38a,38aにおける中心軸線間の寸法L2の半分の寸法移動できることになる。
そこで、あらかじめ遊技球研磨装置Tを稼動させる前には、図9(イ)(ロ)に示すように外側に位置する位置決め孔10bに位置決めピン47を挿通してこれと対応するボス11の支持孔11aに嵌入しておく。これにより、遊技球研磨装置Tを稼動させると、ベルト搬送機構Bに供給されるパチンコ球が押圧板35における球受面35aに列設された各球案内溝38aに沿って搬送されつつ研磨布36により研磨され、一定期間の間には搬送ベルト20の外周面に前記各球案内溝38aに対応してパチンコ球の球圧による複数の磨耗条が形成される。
そこで、前記複数の磨耗条が深くなって許容できない状態になったときには、図10(イ)(ロ)に示すように遊技球研磨装置Tを停止させてボス11の支持孔11aから位置決めピン47を抜き、内側に位置する位置決め孔10aに位置決めピン47を挿通してこれと対応するボス11の支持孔11aに嵌入する。これにより、第二基板1aが駆動軸14、従動軸15の中心軸線方向に沿って第一支持板2から離れる方向へ所定寸法L1ずれる。このように、第二基板1aを駆動軸14及び従動軸15の中心軸線方向に沿ってずらすことにより、同時に球導入樋41及び押圧板35が同じ方向に一緒に移動することになり、それまでの各球案内溝38aに対応して形成された磨耗条間のほぼ中間位置に各球案内溝38aが対応位置することになる。よって、この状態で遊技球研磨装置Tを稼動させると、各球案内溝38a内を搬送されるパチンコ球による磨耗条がそれまでに形成された磨耗条の中間位置にずれて形成され再び使用できることになり、一度パチンコ球による磨耗条ができたといってすぐにその搬送ベルト11を新しいものと交換する必要がない。
このように、本発明に係る遊技球研磨装置Tは、球導入樋41を介して各球案内溝38aに供給される遊技球を搬送ベルト20の搬送面20aとの間で挟んで搬送しながら研磨するようにし、押圧板35と球導入樋41とを搬送ベルト20に対し駆動軸14及び従動軸15の中心軸線方向に沿って所定寸法L1移動可能に設けている。よって、遊技球研磨装置Tを一定期間使用した結果、搬送ベルト20の搬送面20aにあって各球案内溝38aの遊技球による磨耗が激しくなったときは、押圧板35と球導入樋41とを第二基板1aと共に駆動軸14及び従動軸15の中心軸線方向へ所定寸法L1移動させる。これにより、搬送ベルト20の搬送面20aにおける各球案内溝38aを転動する遊技球の圧接する位置がそれまでの位置とはずれて重なることがなくなり、該搬送ベルト20が再び使用できるようになる。よって、搬送ベルト20の寿命を延ばすことができる。
球導入樋41及び押圧板35を前記第二基板1aと共に駆動軸14、従動軸15に沿って所定寸法L1移動できるようにしたが、この所定寸法L1とは、押圧板35の球受面35aにおける隣接する各球案内溝38a,38aの中心軸線間の寸法L2と同一でなければ良い。よって、搬送ベルト20の搬送方向に対して直交する方向、すなわち駆動軸14及び従動軸15の中心軸線方向での第二基板1aに開設された内側に位置する位置決め孔10aと外側に位置する位置決め孔10bとの間隔の寸法L1を、隣接する各球案内溝38a,38aの中心軸線間の寸法L2の半分にすれば前記のように一回余分に搬送ベルト20が使用できる。また、位置決め孔をもう一個追加して駆動軸14及び従動軸15の中心軸線方向での各位置決め孔の間隔の寸法を、隣接する各球案内溝38a,38aの中心軸線間の寸法L2の3分の1にすれば二回余分に搬送ベルト20が使用できることになる。
本発明に係る遊技球研磨装置の斜視図。 同要部の分解斜視図。 同正面図。 同左側面図。 同正面断面図。 図5のX−X線断面図。 図5のY−Y線断面図。 遊技球研磨装置の平面図。 (イ)は要部の平面図、(ロ)は同縦断面図。 (イ)は作用を示す要部の平面図、(ロ)同縦断面図。 本発明が適用されるパチンコ機設置島の正面断面図。
符号の説明
1 第一基板
1a 第二基板
14 支軸(駆動軸)
15 支軸(従動軸)
16 プーリ(駆動プーリ)
17 プーリ(従動プーリ)
19 駆動手段(減速機付き可逆モータ)
20 搬送ベルト
20a 搬送面
35 押圧板
35a 球受面
36 研磨部材(研磨布)
38a 球案内溝
38b 球案内溝
41 球導入樋
L1 寸法
T 遊技球研磨装置

Claims (2)

  1. 平行な一対の支軸に取着したプーリ間に巻回される無端状の搬送ベルトと、
    複数条の球案内溝が列設され研磨部材が敷かれる球受面を有すると共に該球受面が前記搬送ベルトの搬送面と対向しかつ平行に配置される押圧板と、
    前記押圧板の球供給側に配置され上面に前記押圧板の球受面に列設した複数条の球案内溝と連なる複数条の球案内溝が列設される球導入樋とを備え、
    駆動手段により前記搬送ベルトを前記球案内溝に沿って回動させ該各球案内溝に供給される遊技球を前記搬送ベルトの搬送面との間で挟んで搬送しながら研磨するようにした遊技球研磨装置であって、
    前記押圧板と球導入樋とは前記搬送ベルトに対し前記一対の支軸の中心軸線方向に沿って一緒に同方向へ所定寸法移動可能に設けられ、前記押圧板と球導入樋とをその方向へ移動させたとき、前記搬送ベルトの搬送面における前記各球案内溝内の遊技球の圧接位置も前記支軸の中心軸線方向に沿ってずれ重ならないようにしたことを特徴とする遊技球研磨装置。
  2. 平行な一対の支軸に取着したプーリ間に巻回される無端状の搬送ベルトと、
    水平な第一基板の上面に平行に配設される第二基板と、
    前記第二基板の上面に設置され複数条の球案内溝を列設した球受面を有すると共に該球受面が前記搬送ベルトの搬送面と対向しかつ平行に位置する押圧板と、
    前記押圧板の球供給側であって前記第二基板の上面に設置され該押圧板の球受面に列設した複数条の球案内溝と連なる複数条の球案内溝が上面に列設される球導入樋と、
    前記押圧板の球受面に敷かれる研磨部材とを備え、
    駆動手段により前記搬送ベルトを前記球案内溝に沿って回動させ該各球案内溝に供給される遊技球を前記搬送ベルトの搬送面との間で挟んで搬送しながら研磨するようにした遊技球研磨装置であって、
    前記押圧板と球導入樋とが設置される前記第二基板は前記搬送ベルトに対し前記一対の支軸の中心軸線方向に沿って所定寸法移動可能に設けられ、前記第二基板を一方向へ移動させたとき、前記搬送ベルトの搬送面における前記各球案内溝内の遊技球の圧接位置がずれて重ならないようにしたことを特徴とする遊技球研磨装置。
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