JP5192327B2 - 車両 - Google Patents

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Description

この発明は、車両に関し、特に、スロットルボディとクリーナボックスとを備えた車両に関する。
従来、スロットルボディとクリーナボックスとを備えた自動二輪車(車両)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1には、ネジ穴を有し、空気が流通するように構成されたスロットルボディと、スロットルボディに空気を流通させる送出口と送出口の周辺に設けられ、ネジ穴に対応するネジ孔とを有する本体部(クリーナボックス)と、スロットルボディと本体部とを締結するためのネジとを備えた自動二輪車が開示されている。この特許文献1に開示された自動二輪車の本体部(クリーナボックス)のスロットルボディとの合面には、送出口を取り囲むように合成樹脂製のリップ(シール部)が設けられている。また、本体部のネジ孔は、リップの外側に設けられている。さらに、ネジ穴とネジ孔とによって構成される締結部において、本体部とスロットルボディとがネジにより締結された際に、リップは、本体部とスロットルボディとに挟み込まれる。これにより、リップは、送出口を流通する空気などが、本体部とスロットルボディとの合面から外に漏れ出るのを抑制する機能を有する。
特開2006−77781号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された自動二輪車では、リップにより、送出口を流通する空気が、本体部とスロットルボディとの合面から外に漏れ出るのを抑制する。その一方で、リップの外側の締結部に設けられているネジ孔を介して本体部(クリーナボックス)のブローバイオイルや燃料が、にじみ出る場合があるという不都合がある。このため、クリーナボックスとスロットルボディとの接合部(締結部)を介して、ブローバイオイルや燃料がにじみ出ることにより、自動二輪車の外観が損なわれるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、クリーナボックスとスロットルボディとの締結部を介して、ブローバイオイルや燃料がにじみ出るのを抑制することが可能な車両を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による車両は、エンジンに空気を流通させる空気通路を構成する第1空気通路を含むスロットルボディと、スロットルボディに接合され、スロットルボディへ清浄な空気を流通させるためのクリーナボックスと、空気通路の外側において、クリーナボックスとスロットルボディとを締結するための締結部材と、クリーナボックスとスロットルボディとの接合部をシールするためのシール部とを備え、シール部は、周状のシール部材を含み、周状のシール部材は、締結部材の締結位置および空気通路の外側を囲むように配置されるとともに、締結部材の締結位置に沿って周状に取り囲むように配置されている。
この一の局面による車両では、上記のように、シール部を、締結部材の締結位置および空気通路の外側を囲むように配置することによって、締結位置および空気通路がシール部に対して内側に位置することになるので、クリーナボックスとスロットルボディとの締結部を介して、ブローバイオイルや燃料がにじみ出るのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による自動二輪車の全体構造を示した側面図である。図2〜図18は、図1に示した一実施形態による自動二輪車の詳細な構造を説明するための図である。なお、本実施形態では、本発明の車両の一例として、自動二輪車について説明する。図中、FWDは、自動二輪車の走行方向の前方を示している。まず、図1〜図18を参照して、本実施形態による自動二輪車1の構造について説明する。
本実施形態による自動二輪車1の構造としては、図1に示すように、ヘッドパイプ2に、メインフレーム3の前端部が接続されている。また、メインフレーム3には、後述するクリーナボックス27に空気を導入するための空気導入通路4が設けられている。また、メインフレーム3は、後ろ側の下方向に延びるように形成されている。また、メインフレーム3には、後ろ側の上方向に延びるシートレール5が接続されている。また、ヘッドパイプ2には、ハンドル6が回動可能に取り付けられている。また、ハンドル6の下方側には、フロントフォーク7が取り付けられている。フロントフォーク7の下端部には、前輪8が回転可能に取り付けられている。
また、メインフレーム3の後端部には、ピボット軸9を介して、スイングアーム10の前端部が取り付けられている。スイングアーム10の後端部には、後輪11が回転可能に取り付けられている。また、メインフレーム3の上方には、燃料タンク12が配置されているとともに、シートレール5の上方には、シート13が配置されている。また、メインフレーム3の下方には、エンジン14が搭載されている。
エンジン14は、図2および図3に示すように、ピストン15と、シリンダ(気筒)16と、シリンダヘッド17と、スロットルボディ18とを含んでいる。ピストン15は、シリンダ16の内部に摺動可能に嵌め込まれているとともに、シリンダヘッド17は、シリンダ16の一方の開口を塞ぐように配置されている。また、シリンダヘッド17には、吸気ポート17aおよび排気ポート17bが形成されている。吸気ポート17aは、空気と燃料とを含む混合気を燃焼室16aに供給するために設けられている。また、排気ポート17bは、燃焼後の残留ガスを燃焼室16aから排出するために設けられている。また、吸気ポート17aおよび排気ポート17bには、それぞれ、吸気バルブ19aおよび排気バルブ19bが配置されている。また、排気ポート17bの開口には、排気管20が取り付けられているとともに、その排気管20には、マフラー21(図1参照)が接続されている。なお、エンジン14のシリンダ(気筒)16は、自動二輪車1の車幅方向に並ぶように4つ設けられており、各シリンダ(気筒)16に対応するように、吸気ポート17aおよび排気ポート17bがそれぞれ設けられている。つまり、エンジン14は、並列4気筒エンジンである。
また、スロットルボディ18は、図4および図5に示すように、矢印X1方向側に位置する左側固定部22と、矢印X2方向側に位置する右側固定部23と、後述するスロットルバルブ22gおよび23gを駆動させる駆動部24と、吸気ポート17a(図2参照)に燃料を噴射するためのインジェクタ25とを含む。また、左側固定部22および右側固定部23は、それぞれ、各吸気ポート17aの開口に取り付けられており、後述する固定ファンネル35を流通する空気を、吸気ポート17aに供給する機能を有する。
また、図6に示すように、左側固定部22は、空気が流通する円形筒状の空気通路22aおよび22bと、円形状のネジ穴22c、22dおよび22eと、フック収納穴22fと、スロットルバルブ22gとを有する。具体的には、空気通路22aは、左側固定部22の矢印X1方向側に形成されているとともに、空気通路22bは、左側固定部22の矢印X2方向側に形成されている。また、空気通路22aの中心O1と空気通路22bの中心O2とを通る線A1上で、かつ、空気通路22aの中心O1と空気通路22bの中心O2との略中間の位置には、フック収納穴22fが形成されている。また、フック収納穴22fは、後述する左側ファンネル部39(図4参照)の図示しないフックが収納されるように構成されている。また、スロットルバルブ22gは、空気通路22aおよび22bの内部に設けられ、搭乗者のアクセル操作によって開閉するように構成されている。なお、空気通路22aおよび22bは、本発明の「第1空気通路」の一例である。
また、本実施形態では、図8に示すように、ネジ穴22c(図6参照)、22dおよび22e(図6参照)は、それぞれ、袋状の凹部からなり、底面が開放されていない。また、ネジ穴22c、22dおよび22eは、それぞれ、後述するネジ41(図17参照)が螺合されることによって、ネジ41の先端部が収納されるように構成されている。なお、ネジ穴22c、22dおよび22eは、本発明の「ボディ側締結部」の一例である。
また、本実施形態では、図6に示すように、ネジ穴22cは、フック収納穴22fの矢印Y1方向側に形成されている。また、ネジ穴22cは、空気通路22aと空気通路22bとの略中間を通るとともに、線A1と直交する中心線A2上に形成されている。また、ネジ穴22cは、空気通路22aの内周面の矢印Y1方向側の外端部122aおよび空気通路22bの内周面の矢印Y1方向側の外端部122bに接するとともに中心線A2に略垂直な接線A3(外端部122aおよび外端部122bを結んだ線)よりも内側(矢印Y2方向側)に位置するように構成されている。なお、外端部122aおよび122bは、本発明の「第2外端部」の一例である。
また、ネジ穴22dは、空気通路22aの内周面の矢印X1方向側の外端部222aの近傍に設けられている。さらに、ネジ穴22dは、外端部222aに接するとともに中心線A2に略平行な接線A4(外端部222aから垂直に延びる線)上に位置するように構成されているとともに、空気通路22aの内周面の矢印Y2方向側の外端部322aおよび空気通路22bの内周面の矢印Y2方向側の外端部322bに接するとともに中心線A2に略垂直な接線A5(外端部322aおよび外端部322bを結んだ線)よりも内側(矢印Y1方向側)に位置するように構成されている。なお、外端部222aは、本発明の「第1外端部」の一例であり、外端部322aおよび322bは、本発明の「第2外端部」の一例である。
また、ネジ穴22eは、空気通路22bの内周面の矢印X2方向側の外端部222bの近傍に設けられている。さらに、ネジ穴22eは、外端部222bに接するとともに中心線A2に略平行な接線A6(外端部222bから垂直に延びる線)よりも内側(矢印X1方向側)に位置するように構成されているとともに、接線A5上に位置するように構成されている。また、ネジ穴22dとネジ穴22eとは、中心線A2に対して、矢印X1方向および矢印X2方向に沿って互いに逆方向に略等間隔離れた位置に設けられている。なお、外端部222bは、本発明の「第1外端部」の一例である。
また、本実施形態では、ネジ穴22cとネジ穴22dとを結ぶ対角線A7は、空気通路22aの中心O1の近傍を通るように構成されているとともに、ネジ穴22cとネジ穴22eとを結ぶ対角線A8は、空気通路22bの中心O2の近傍を通るように構成されている。
また、左側固定部22の外周に沿って、突出部22hが周状に形成されている。また、突出部22hは、スロットルボディ18と後述する下側ボックス部29とが後述するネジ41(図4参照)によって締結された際に、下側ボックス部29の後述する左側シール溝部29s(図11参照)に嵌め込まれている後述するOリング33(図11参照)を下方(図2の矢印Z2方向側)から押圧するように構成されている。
また、本実施形態では、突出部22hは、円形筒状の空気通路22aおよび22bの周囲の一部と、円形状のネジ穴22c、22dおよび22eの周囲の一部とを外側から円弧状に取り囲むように構成されている。具体的には、突出部22hによって、空気通路22aの内周面の矢印Y1方向側の外端部122a近傍から矢印X1方向側の外端部222a近傍までと、空気通路22aの内周面の矢印Y2方向側の外端部322a近傍とが、円形筒状の空気通路22aの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、突出部22hによって、空気通路22bの内周面の矢印Y1方向側の外端部122b近傍から矢印X2方向側の外端部222b近傍までと、空気通路22bの内周面の矢印Y2方向側の外端部322b近傍とが、円形筒状の空気通路22bの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。
また、突出部22hによって、ネジ穴22cの外側である矢印Y1方向側の一部が、円形状のネジ穴22cの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、突出部22hによって、ネジ穴22dの外側である矢印X1方向側の一部と、矢印Y2方向側の一部とが、円形状のネジ穴22dの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、突出部22hによって、ネジ穴22eの外側である矢印X2方向側の一部と、矢印Y2方向側の一部とが、円形状のネジ穴22eの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。
また、図7に示すように、右側固定部23は、左側固定部22(図6参照)と同様の構成を有しており、円形筒状の空気通路23aおよび23bと、円形状のネジ穴23c、23dおよび23eと、フック収納穴23fと、スロットルバルブ23gとを有する。具体的には、空気通路23aは、右側固定部23の矢印X1方向側に形成されているとともに、空気通路23bは、右側固定部23の矢印X2方向側に形成されている。また、空気通路23aの中心O3と空気通路23bの中心O4とを結ぶ線B1上で、かつ、空気通路23aの中心O3と空気通路23bの中心O4との略中間の位置には、右側ファンネル部40(図4参照)の図示しないフックが収納されるフック収納穴23fが形成されている。また、スロットルバルブ23gは、空気通路23aおよび23bの内部に設けられている。なお、空気通路23aおよび23bは、本発明の「第1空気通路」の一例である。
また、本実施形態では、ネジ穴22d(図8参照)と同様に、ネジ穴23c、23dおよび23eは、それぞれ、袋状の凹部からなり、底面が開放されていない。また、ネジ穴23c、23dおよび23eは、それぞれ、後述するネジ41が螺合されることによって、ネジ41の先端部が収納されるように構成されている。
また、本実施形態では、図7に示すように、ネジ穴23cは、フック収納穴23fの矢印Y1方向側に形成されている。また、ネジ穴23cは、空気通路23aと空気通路23bとの略中間を通るとともに、線B1と直交する中心線B2上に形成されている。また、ネジ穴23cは、空気通路23aの内周面の矢印Y1方向側の外端部123aおよび空気通路23bの内周面の矢印Y1方向側の外端部123bに接するとともに中心線B2に略垂直な接線B3(外端部123aおよび外端部123bを結んだ線)上に位置するように構成されている。なお、外端部123aおよび123bは、本発明の「第2外端部」の一例である。
また、ネジ穴23dは、空気通路23aの内周面の矢印X1方向側の外端部223aの近傍に設けられている。さらに、ネジ穴23dは、外端部223aに接するとともに中心線B2に略平行な接線B4(外端部223aから垂直に延びる線)上に位置するように構成されているとともに、空気通路23aの内周面の矢印Y2方向側の外端部323aおよび空気通路23bの内周面の矢印Y2方向側の外端部323bに接するとともに中心線B2に略垂直な接線B5(外端部323aおよび外端部323bを結んだ線)上に位置するように構成されている。なお、外端部223aは、本発明の「第1外端部」の一例であり、外端部323aおよび323bは、本発明の「第2外端部」の一例である。
また、ネジ穴23eは、空気通路23bの内周面の矢印X2方向側の外端部223bの近傍に設けられている。さらに、ネジ穴23eは、外端部223bに接するとともに中心線B2に略平行な接線B6(外端部223bから垂直に延びる線)上に位置するように構成されているとともに、接線B5よりも内側(矢印Y1方向側)に位置するように構成されている。また、ネジ穴23dとネジ穴23eとは、中心線B2に対して、矢印X1方向および矢印X2方向に沿って互いに逆方向に略等間隔離れた位置に設けられている。なお、外端部223bは、本発明の「第1外端部」の一例である。
また、本実施形態では、ネジ穴23cとネジ穴23dとを結ぶ対角線B7は、空気通路23aの中心O3の近傍を通るように構成されているとともに、ネジ穴23cとネジ穴23eとを結ぶ対角線B8は、空気通路23bの中心O4の近傍を通るように構成されている。
また、右側固定部23の外周に沿って、突出部23hが周状に形成されている。また、突出部23hは、スロットルボディ18と後述する下側ボックス部29とが後述するネジ41(図4参照)によって締結された際に、下側ボックス部29の後述する右側シール溝部29t(図12参照)に嵌め込まれている後述するOリング34(図12参照)を下方(図2の矢印Z2方向側)から押圧するように構成されている。
また、本実施形態では、突出部23hは、円形筒状の空気通路23aおよび23bの周囲の一部と、円形状のネジ穴23c、23dおよび23eの周囲の一部とを外側から円弧状に取り囲むように構成されている。具体的には、突出部23hによって、空気通路23aの内周面の矢印Y1方向側の外端部123a近傍から矢印X1方向側の外端部223a近傍までと、空気通路23aの内周面の矢印Y2方向側の外端部323a近傍とが、円形筒状の空気通路23aの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、突出部23hによって、空気通路23bの内周面の矢印Y1方向側の外端部123b近傍から矢印X2方向側の外端部223b近傍までと、空気通路23bの内周面の矢印Y2方向側の外端部323b近傍とが、円形筒状の空気通路23bの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。
また、突出部23hによって、ネジ穴23cの外側である矢印Y1方向側の一部が、円形状のネジ穴23cの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、突出部23hによって、ネジ穴23dの外側である矢印X1方向側の一部と、矢印Y2方向側の一部とが、円形状のネジ穴23dの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、突出部23hによって、ネジ穴23eの外側である矢印X2方向側の一部と、矢印Y2方向側の一部とが、円形状のネジ穴23eの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。
また、図5に示すように、左側固定部22の空気通路22aおよび22bの内部には、それぞれ、段差部からなる係止部22iが形成されているとともに、右側固定部23の空気通路23aおよび23bの内部には、それぞれ、段差部からなる係止部23iが形成されている。これら係止部22iおよび23iは、それぞれ、後述する左側ファンネル部39の下端部(図18参照)および後述する右側ファンネル部40の下端部が嵌め込まれるように構成されている。
また、図1に示すように、車体の前方側を覆うように、アッパーカウル26aおよびロアーカウル26bを含むフロントカウル26が設けられている。また、メインフレーム3の間には、空気導入通路4からの空気が供給されるクリーナボックス27が配置されている。
また、図2に示すように、クリーナボックス27は、エンジン14のスロットルボディ18の上側(矢印Z1方向側)に配置されているとともに、上側ボックス部28および下側ボックス部29により構成されている。つまり、上側ボックス部28と下側ボックス部29とが、複数の締結ネジ30により互いに固定されることによって、クリーナボックス27が形成されている。また、クリーナボックス27内には、空気導入通路4から供給される空気を浄化するためのエアフィルタ31が配置されている。エアフィルタ31は、クリーナボックス27の上側ボックス部28と下側ボックス部29とに挟まれた状態で固定されている。
また、クリーナボックス27の上側ボックス部28には、インジェクタ32が取り付けられている。また、上側ボックス部28の前部(矢印Y1方向側の部分)には、レゾネータ28aが形成されており、レゾネータ28aの内部と外部とは連結部28bによって接続されている。また、上側ボックス部28の外周面には、一定間隔ごとに、クリーナボックス27の下側ボックス部29を締結ネジ30によって固定するためのネジ挿入穴28cが形成されている。また、上側ボックス部28には、エアフィルタ31が嵌め込まれる溝部28dが設けられている。
また、図9に示すように、下側ボックス部29の後部(矢印Y2方向側)には、円形筒状の嵌め込み穴29a、29b、29cおよび29dが形成されている。また、嵌め込み穴29a〜29dは、それぞれ、矢印X1方向側から矢印X2方向側に向かって、一列に並ぶように設けられている。また、図4に示すように、後述する左側ファンネル部39の下端部は、嵌め込み穴29aおよび29bに嵌め込み可能に構成されているとともに、後述する右側ファンネル部40の下端部は、嵌め込み穴29cおよび29dに嵌め込み可能に構成されている。また、嵌め込み穴29aおよび29bは、それぞれ、左側固定部22の空気通路22aおよび22bに対応するように設けられている。また、嵌め込み穴29cおよび29dは、それぞれ、右側固定部23の空気通路23aおよび23bに対応するように設けられている。
また、図9に示すように、下側ボックス部29には、後述するネジ41が貫通する円形状のネジ挿入孔29e、29f、29g、29h、29iおよび29jと、フック係止部29kおよび29lとが形成されている。具体的には、図11に示すように、フック係止部29kは、嵌め込み穴29aの中心O5と嵌め込み穴29bの中心O6とを結ぶ線C1上で、かつ、嵌め込み穴29aの中心O5と嵌め込み穴29bの中心O6との略中間の位置に形成されている。また、図12に示すように、フック係止部29lは、嵌め込み穴29cの中心O7と嵌め込み穴29dの中心O8とを結ぶ線D1上で、かつ、嵌め込み穴29cの中心O7と嵌め込み穴29dの中心O8との略中間の位置に形成されている。また、図10に示すように、フック係止部29kおよび29lは、後述する左側ファンネル部39(図4参照)および後述する右側ファンネル部40(図4参照)の図示しないフックが、下側ボックス部29の内面側から挿入されて下側ボックス部29の外面側で係止するように構成されている。
また、本実施形態では、図11に示すように、ネジ挿入孔29eは、左側固定部22(図4参照)のネジ穴22c(図4参照)に対応するように、嵌め込み穴29aと嵌め込み穴29bとの間の矢印Y1方向側に形成されている。また、ネジ挿入孔29eは、嵌め込み穴29aと嵌め込み穴29bとの略中間を通るとともに、線C1と直交する中心線C2上に形成されている。また、ネジ挿入孔29eは、嵌め込み穴29aの内周面の矢印Y1方向側の外端部129aおよび嵌め込み穴29bの内周面の矢印Y1方向側の外端部129bに接するとともに中心線C2に略垂直な接線C3(外端部129aおよび外端部129bを結んだ線)よりも内側(矢印Y2方向側)に位置するように構成されている。なお、外端部129aおよび129bは、本発明の「第2外端部」の一例である。
また、ネジ挿入孔29fは、左側固定部22(図4参照)のネジ穴22d(図4参照)に対応するように、嵌め込み穴29aの内周面の矢印X1方向側の外端部229aの近傍に設けられている。さらに、ネジ挿入孔29fは、外端部229aに接するとともに中心線C2に略平行な接線C4(外端部229aから垂直に延びる線)上に位置するように構成されているとともに、嵌め込み穴29aの内周面の矢印Y2方向側の外端部329aおよび嵌め込み穴29bの内周面の矢印Y2方向側の外端部329bに接するとともに中心線C2に略垂直な接線C5(外端部329aおよび外端部329bを結んだ線)よりも内側(矢印Y1方向側)に位置するように構成されている。なお、外端部229aは、本発明の「第1外端部」の一例であり、外端部329aおよび329bは、本発明の「第2外端部」の一例である。
また、ネジ挿入孔29gは、左側固定部22(図4参照)のネジ穴22e(図4参照)に対応するように、嵌め込み穴29bの内周面の矢印X2方向側の外端部229bの近傍に設けられている。さらに、ネジ挿入孔29gは、外端部229bに接するとともに中心線C2に略平行な接線C6(外端部229bから垂直に延びる線)よりも内側(矢印X1方向側)に位置するように構成されているとともに、接線C5上に位置するように構成されている。また、ネジ挿入孔29fとネジ挿入孔29gとは、中心線C2に対して、矢印X1方向および矢印X2方向に沿って互いに逆方向に略等間隔離れた位置に設けられている。なお、外端部229bは、本発明の「第1外端部」の一例である。
また、本実施形態では、ネジ挿入孔29eとネジ挿入孔29fとを結ぶ対角線C7は、嵌め込み穴29aの中心O5の近傍を通るように構成されているとともに、ネジ挿入孔29eとネジ挿入孔29gとを結ぶ対角線C8は、嵌め込み穴29bの中心O6の近傍を通るように構成されている。
また、図12に示すように、ネジ挿入孔29hは、右側固定部23(図4参照)のネジ穴23c(図4参照)に対応するように、嵌め込み穴29cと嵌め込み穴29dとの間の矢印Y1方向側に形成されている。また、ネジ挿入孔29hは、嵌め込み穴29cと嵌め込み穴29dとの略中間を通るとともに、線D1と直交する中心線D2上に形成されている。また、ネジ挿入孔29hは、嵌め込み穴29cの内周面の矢印Y1方向側の外端部129cおよび嵌め込み穴29dの内周面の矢印Y1方向側の外端部129dに接するとともに中心線D2に略垂直な接線D3(外端部129cおよび外端部129dを結んだ線)上に位置するように構成されている。なお、外端部129cおよび129dは、本発明の「第2外端部」の一例である。
また、ネジ挿入孔29iは、右側固定部23(図4参照)のネジ穴23d(図4参照)に対応するように、嵌め込み穴29cの内周面の矢印X1方向側の外端部229cの近傍に設けられている。さらに、ネジ挿入孔29iは、外端部229cに接するとともに中心線D2に略平行な接線D4(外端部229cから垂直に延びる線)上に位置するように構成されているとともに、嵌め込み穴29cの内周面の矢印Y2方向側の外端部329cおよび嵌め込み穴29dの内周面の矢印Y2方向側の外端部329dに接するとともに中心線D2に略垂直な接線D5(外端部329cおよび外端部329dを結んだ線)上に位置するように構成されている。なお、外端部229cは、本発明の「第1外端部」の一例であり、外端部329cおよび329dは、本発明の「第2外端部」の一例である。
また、ネジ挿入孔29jは、右側固定部23(図4参照)のネジ穴23e(図4参照)に対応するように、嵌め込み穴29dの内周面の矢印X2方向側の外端部229dの近傍に設けられている。さらに、ネジ挿入孔29jは、外端部229dに接するとともに中心線D2に略平行な接線D6(外端部229dから垂直に延びる線)よりも内側(矢印X1方向側)に位置するように構成されているとともに、接線D5上に位置するように構成されている。また、ネジ挿入孔29iとネジ挿入孔29jとは、中心線D2に対して、矢印X1方向および矢印X2方向に沿って互いに逆方向に略等間隔離れた位置に設けられている。なお、外端部229dは、本発明の「第1外端部」の一例である。
また、本実施形態では、ネジ挿入孔29hとネジ挿入孔29iとを結ぶ対角線D7は、嵌め込み穴29cの中心O7の近傍を通るように構成されているとともに、ネジ挿入孔29hとネジ挿入孔29jとを結ぶ対角線D8は、嵌め込み穴29dの中心O8の近傍を通るように構成されている。
また、図13に示すように、円形状のネジ挿入孔29e〜29j(図11および図12参照)の内周面には、円形状を有する金属製のカラー29mが嵌め込まれている。このカラー29mは、後述する円形状のネジ挿入孔39c、39d、39e、40c、40dおよび40e(図4参照)の内周面にも嵌め込まれるように構成されており、カラー29mの内部を後述するネジ41(図4参照)が貫通するように構成されている。
また、図9に示すように、下側ボックス部29の前部には、空気導入通路4(図1参照)と接続され、クリーナボックス27内に空気を導入する導入口29nが形成されている。また、クリーナボックス27の内側である下側ボックス部29の内面には、エアフィルタ31が嵌め込まれる溝部29oが形成されている。また、下側ボックス部29の内面のネジ挿入孔29eおよびネジ挿入孔29hの矢印Y1方向側と、ネジ挿入孔29eおよびネジ挿入孔29hの矢印Y2方向側とには、それぞれ、後述する固定ファンネル35(図6参照)の下端部が嵌め込まれる際の位置決めとしての機能を有する位置決め部29pおよび29qが形成されている。
また、図9および図10に示すように、下側ボックス部29の外周面には、一定間隔ごとに、クリーナボックス27の上側ボックス部28(図2参照)を締結ネジ30(図2参照)によって固定するためのネジ穴部29rが、ネジ挿入穴28c(図2参照)に対応するように形成されている。
また、本実施形態では、図10に示すように、下側ボックス部29の外面(下側面)の矢印X1方向側には、左側シール溝部29sが周状に形成されている。この左側シール溝部29sは、左側固定部22(図4参照)の周状の突出部22h(図4参照)と対応するように設けられており、左側シール溝部29sには、発泡ゴム製のOリング33が周状に嵌め込まれている。これにより、図4に示すように、スロットルボディ18と下側ボックス部29とが後述するネジ41によって締結された際に、突出部22hによって、下側ボックス部29の左側シール溝部29sに嵌め込まれているOリング33は、下方から押圧されるように構成されている。なお、左側シール溝部29sは、本発明の「溝部」の一例であり、Oリング33は、本発明の「シール部材」の一例である。
また、本実施形態では、図11に示すように、左側シール溝部29sは、円形筒状の嵌め込み穴29aおよび29bの周囲の一部と、円形状のネジ挿入孔29e、29fおよび29gの周囲の一部とを外側から円弧状に取り囲むように構成されている。具体的には、左側シール溝部29sによって、嵌め込み穴29aの内周面の矢印Y1方向側の外端部129a近傍から矢印X1方向側の外端部229a近傍までと、嵌め込み穴29aの内周面の矢印Y2方向側の外端部329a近傍とが、円形筒状の嵌め込み穴29aの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、左側シール溝部29sによって、嵌め込み穴29bの内周面の矢印Y1方向側の外端部129b近傍から矢印X2方向側の外端部229b近傍までと、嵌め込み穴29bの内周面の矢印Y2方向側の外端部329b近傍とが、円形筒状の嵌め込み穴29bの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。
また、左側シール溝部29sによって、ネジ挿入孔29eの外側である矢印Y1方向側の一部が、円形状のネジ挿入孔29eの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、左側シール溝部29sによって、ネジ挿入孔29fの外側である矢印X1方向側の一部と、矢印Y2方向側の一部とが、円形状のネジ挿入孔29fの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、左側シール溝部29sによって、ネジ挿入孔29gの外側である矢印X2方向側の一部と、矢印Y2方向側の一部とが、円形状のネジ挿入孔29gの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。
また、本実施形態では、図10に示すように、下側ボックス部29の外面(下側面)の矢印X2方向側には、右側シール溝部29tが周状に形成されている。この右側シール溝部29tは、右側固定部23(図4参照)の周状の突出部23h(図4参照)と対応するように設けられており、右側シール溝部29tには、発泡ゴム製のOリング34が周状に嵌め込まれている。これにより、図4に示すように、スロットルボディ18と下側ボックス部29とが後述するネジ41によって締結された際に、突出部23hによって、下側ボックス部29の右側シール溝部29tに嵌め込まれているOリング34は、下方から押圧されるように構成されている。なお、右側シール溝部29tは、本発明の「溝部」の一例であり、Oリング34は、本発明の「シール部材」の一例である。
また、本実施形態では、図12に示すように、右側シール溝部29tは、円形筒状の嵌め込み穴29cおよび29dの周囲の一部と、円形状のネジ挿入孔29h、29iおよび29jの周囲の一部とを外側から円弧状に取り囲むように構成されている。具体的には、右側シール溝部29tによって、嵌め込み穴29cの内周面の矢印Y1方向側の外端部129c近傍から矢印X1方向側の外端部229c近傍までと、嵌め込み穴29cの内周面の矢印Y2方向側の外端部329c近傍とが、円形筒状の嵌め込み穴29cの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、右側シール溝部29tによって、嵌め込み穴29dの内周面の矢印Y1方向側の外端部129d近傍から矢印X2方向側の外端部229d近傍までと、嵌め込み穴29dの内周面の矢印Y2方向側の外端部329d近傍とが、円形筒状の嵌め込み穴29dの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。
また、右側シール溝部29tによって、ネジ挿入孔29hの外側である矢印Y1方向側の一部が、円形状のネジ挿入孔29hの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、右側シール溝部29tによって、ネジ挿入孔29iの外側である矢印X1方向側の一部と、矢印Y2方向側の一部とが、円形状のネジ挿入孔29iの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。また、右側シール溝部29tによって、ネジ挿入孔29jの外側である矢印X2方向側の一部と、矢印Y2方向側の一部とが、円形状のネジ挿入孔29jの外縁に沿うように、外側から円弧状に取り囲まれている。
また、本実施形態では、周状のOリング33および34と、周状のOリング33および34が嵌め込まれる周状の左側シール溝部29sおよび右側シール溝部29tと、周状のOリング33および34を下方から押圧する周状の突出部22hおよび23hとからシール部T(図18参照)が構成されている。
また、図2に示すように、クリーナボックス27内には、エンジン14の上流側で、かつ、エアフィルタ31の下流側に配置される固定ファンネル35と、可動ファンネル36と、ファンネル移動機構部37とが設けられている。また、クリーナボックス27の下側ボックス部29の下方には、ファンネル移動機構部37を駆動させるモータ38が配置されている。
また、固定ファンネル35は、クリーナボックス27内の浄化された空気を吸気ポート17aに導く機能を有する。また、可動ファンネル36は、固定ファンネル35の吸気側(上流側)に配置されているとともに、固定ファンネル35と共にクリーナボックス27内の浄化された空気を吸気ポート17aに導く機能を有する。また、ファンネル移動機構部37は、可動ファンネル36を、固定ファンネル35の空気を導く方向(空気導入方向)に沿って、固定ファンネル35に対して離間させるかまたは当接させるように移動可能に支持する機能を有する。
また、図3に示すように、可動ファンネル36がファンネル移動機構部37およびモータ38によって固定ファンネル35から離間した位置(高速時の位置)にある場合には、クリーナボックス27からシリンダ16に接続される吸気通路は、固定ファンネル35と、スロットルボディ18と、吸気ポート17aとによって構成される。一方、図2に示すように、可動ファンネル36がファンネル移動機構部37およびモータ38によって固定ファンネル35に当接した位置(低速時の位置)にある場合には、クリーナボックス27からシリンダ16に接続される吸気通路は、可動ファンネル36と、固定ファンネル35と、スロットルボディ18と、吸気ポート17aとによって構成される。
また、固定ファンネル35は、図14および図15に示すように、隣接する2つの固定ファンネル35が接続されて一体的に形成された構造を有する。すなわち、本実施形態では、隣接する2つの固定ファンネル35が一体化されており、それぞれ、左側ファンネル部39および右側ファンネル部40が形成されている。また、図2に示すように、下側ボックス部29は、左側ファンネル部39および右側ファンネル部40の下方(矢印Z2方向)に位置するとともに、スロットルボディ18は、下側ボックス部29の下方に位置するように構成されている。なお、左側ファンネル部39および右側ファンネル部40は、本発明の「ファンネル」の一例である。
また、図14に示すように、左側ファンネル部39には、空気が流通する円形筒状の空気通路39aおよび39bが形成されているとともに、図15に示すように、右側ファンネル部40には、空気が流通する円形筒状の空気通路40aおよび40bが形成されている。また、図14に示すように、空気通路39aは、左側ファンネル部39の矢印X1方向側に形成されているとともに、空気通路39bは、左側ファンネル部39の矢印X2方向側に形成されている。また、図15に示すように、空気通路40aは、右側ファンネル部40の矢印X1方向側に形成されているとともに、空気通路40bは、右側ファンネル部40の矢印X2方向側に形成されている。なお、空気通路39a、39b、40aおよび40bは、本発明の「第2空気通路」の一例である。
また、図14に示すように、左側ファンネル部39には、ネジ挿入孔39c、39dおよび39eが形成されている。具体的には、ネジ挿入孔39cは、左側固定部22(図4参照)のネジ穴22c(図4参照)および下側ボックス部29(図4参照)のネジ挿入孔29e(図4参照)に対応するように、空気通路39aと空気通路39bとの間の矢印Y1方向側に形成されている。また、ネジ挿入孔39d(図16参照)は、左側固定部22のネジ穴22d(図4参照)および下側ボックス部29のネジ挿入孔29f(図4参照)に対応するように、空気通路39aの矢印X1方向側に設けられている。また、ネジ挿入孔39eは、左側固定部22のネジ穴22e(図4参照)および下側ボックス部29のネジ挿入孔29g(図4参照)に対応するように、空気通路39bの矢印X2方向側に設けられている。
また、図15に示すように、右側ファンネル部40には、ネジ挿入孔40c、40dおよび40eが形成されている。具体的には、ネジ挿入孔40cは、右側固定部23(図4参照)のネジ穴23c(図4参照)および下側ボックス部29(図4参照)のネジ挿入孔29h(図4参照)に対応するように、空気通路40aと空気通路40bとの間の矢印Y1方向側に形成されている。また、ネジ挿入孔40dは、右側固定部23のネジ穴23d(図4参照)および下側ボックス部29のネジ挿入孔29i(図4参照)に対応するように、空気通路40aの矢印X1方向側に設けられている。また、ネジ挿入孔40eは、右側固定部23のネジ穴23e(図4参照)および下側ボックス部29のネジ挿入孔29j(図4参照)に対応するように、空気通路40bの矢印X2方向側に設けられている。
また、図14および図15に示すように、左側ファンネル部39および右側ファンネル部40の矢印Y1方向側には、上方(図2の矢印Z1方向)に延びるアーム部39fおよび40fが、左側ファンネル部39および右側ファンネル部40に一体的に形成されている。このアーム部39fおよび40fは、図2および図3に示すように、可動ファンネル36を移動させるためのファンネル移動機構部37を支持するように構成されている。
ここで、本実施形態において、図17に示すように、ネジ41によって、左側ファンネル部39は、下側ボックス部29を介してスロットルボディ18の左側固定部22と締結されるように構成されている。そして、図4に示すように、ネジ41によって締結される締結位置Sは、ネジ挿入孔39cと、ネジ挿入孔29eと、ネジ穴22cとによって構成される第1締結部が位置する第1締結位置S1と、ネジ挿入孔39dと、ネジ挿入孔29fと、ネジ穴22dとによって構成される第2締結部が位置する第2締結位置S2と、ネジ挿入孔39eと、ネジ挿入孔29gと、ネジ穴22eとによって構成される第3締結部が位置する第3締結位置S3とがある。また、空気通路39a、嵌め込み穴29aおよび空気通路22aからなる左側空気通路U1と、空気通路39b、嵌め込み穴29bおよび空気通路22bからなる右側空気通路U2とが形成されている。なお、ネジ41は、本発明の「締結部材」の一例である。
また、本実施形態では、図18に示すように、左側ファンネル部39と、下側ボックス部29と、スロットルボディ18の左側固定部22とが、第2締結位置S2においてネジ41によって締結されることによって、第2締結位置S2の第2締結部および左側空気通路U1は、左側空気通路U1の径方向において外側に位置しているシール部T(Oリング33、左側シール溝部29sおよび突出部22h)により外側からシールされるように構成されている。これにより、クリーナボックス27の下側ボックス部29内の空気、ブローバイオイルおよび燃料などは、第2締結位置S2の第2締結部に漏れ出てきたとしても、シール部Tによって塞き止められ、袋状の凹部により構成されたネジ穴22dに蓄積されるとともに、クリーナボックス27と左側固定部22との接合部を通って、左側空気通路U1に流出するように構成されている。この際、左側空気通路U1にブローバイオイルおよび燃料が流入したとしても、左側空気通路U1には、常にブローバイオイルおよび燃料が存在するため問題はない。また、第1締結位置S1および第3締結位置S3においても同様なことがいえる。
また、右側ファンネル部40と、Oリング34が嵌め込まれた下側ボックス部29と、スロットルボディ18の右側固定部23とは、ネジ41によって締結されるように構成されている。そして、図4に示すように、ネジ41によって締結される締結位置Sは、ネジ挿入孔40cと、ネジ挿入孔29hと、ネジ穴23cとによって構成される第1締結部が位置する第1締結位置S1と、ネジ挿入孔40dと、ネジ挿入孔29iと、ネジ穴23dとによって構成される第2締結部が位置する第2締結位置S2と、ネジ挿入孔40eと、ネジ挿入孔29jと、ネジ穴23eとによって構成される第3締結部が位置する第3締結位置S3とがある。また、空気通路40a、嵌め込み穴29cおよび空気通路23aからなる左側空気通路U1と、空気通路40b、嵌め込み穴29dおよび空気通路23bからなる右側空気通路U2とが形成されている。ここで、右側ファンネル部40と、Oリング34が嵌め込まれた下側ボックス部29と、スロットルボディ18の右側固定部23との第1締結位置S1、第2締結位置S2および第3締結位置S3は、それぞれ、左側ファンネル部39と、下側ボックス部29と、スロットルボディ18の左側固定部22との第1締結位置S1、第2締結位置S2および第3締結位置S3と同様の構成である。また、空気通路40a、嵌め込み穴29cおよび空気通路23aからなる左側空気通路U1と、空気通路40b、嵌め込み穴29dおよび空気通路23bからなる右側空気通路U2とは、それぞれ、空気通路39a、嵌め込み穴29aおよび空気通路22aからなる左側空気通路U1と、空気通路39b、嵌め込み穴29bおよび空気通路22bからなる右側空気通路U2と同様の構成である。よってその説明を省略する。
本実施形態では、上記のように、シール部T(Oリング33および34と、左側シール溝部29sおよび右側シール溝部29tと、突出部22hおよび23h)を、ネジ41の締結位置S、左側空気通路U1および右側空気通路U2の外側を囲むように配置することによって、締結位置Sが、シール部Tに対して内側に位置することになる。したがって、クリーナボックス27とスロットルボディ18との締結部を介して、ブローバイオイルや燃料がにじみ出るのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スロットルボディ18に、ネジ41の先端部が締結される袋状の凹部からなるネジ穴22c、22d、22e、23c、23dおよび23eを設けることによって、ネジ穴22c〜22eおよび23c〜23eのネジ41の挿入側とは反対側の端部を介して、下側ボックス部29の内部のブローバイオイルや燃料が外部に流出するのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、シール部Tを、下側ボックス部29とスロットルボディ18との接合部を周状に取り囲むとともに、ネジ41の締結位置Sに沿うように、締結位置Sの近傍の周囲を外側から円弧状に取り囲むように配置することによって、シール部Tにより、締結位置Sの近傍の周囲を外側からシールすることができる。したがって、締結位置Sにおいて、下側ボックス部29(クリーナボックス27)の内部のブローバイオイルや燃料が外部に流出するのをより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、シール部Tを、円形筒状の左側空気通路U1および右側空気通路U2の一部の外縁に沿うように円弧状に配置するとともに、ネジ41の締結位置Sの周囲においては、締結位置Sの周囲を外側から取り囲むように円弧状に配置することによって、シール部Tによって、締結位置Sの近傍で、かつ、左側空気通路U1および右側空気通路U2に近い位置で外側からシールすることができる。したがって、下側ボックス部29(クリーナボックス27)の内部、左側空気通路U1および右側空気通路U2のブローバイオイルや燃料が外部に流出するのをより有効に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1締結位置S1を、左側空気通路U1と右側空気通路U2との中心線A2、B2、C2およびD2上に設け、第2締結位置S2を、左側空気通路U1の矢印X1方向側の外端部近傍に設けるとともに、第3締結位置S3を、右側空気通路U2の矢印X2方向側の外端部近傍に設けることによって、左側空気通路U1および右側空気通路U2の周辺における下側ボックス部29とスロットルボディ18との接合部を、ある程度均等な力によって接合することができる。これによって、下側ボックス部29(クリーナボックス27)の内部、左側空気通路U1および右側空気通路U2のブローバイオイルや燃料が、下側ボックス部29とスロットルボディ18との接合部における接合力が弱いところから外部に流出するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1締結位置S1を、中心線A2、B2、C2およびD2上に設け、第1締結位置S1と第2締結位置S2とを結ぶ対角線A7、B7、C7およびD7を、左側空気通路U1の中心O1、O3、O5およびO7の近傍を通るように構成するとともに、第1締結位置S1と第3締結位置S3とを結ぶ対角線A8、B8、C8およびD8を、右側空気通路U2の中心O2、O4、O6およびO8の近傍を通るように構成する。これによって、左側空気通路U1および右側空気通路U2の周辺における下側ボックス部29とスロットルボディ18との接合部を、略均等な力によって接合することができる。この結果、下側ボックス部29(クリーナボックス27)の内部、左側空気通路U1および右側空気通路U2のブローバイオイルや燃料が、下側ボックス部29とスロットルボディ18との接合部における接合力が弱いところから外部に流出するのをより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1締結位置S1を、中心線A2、B2、C2およびD2上に設け、第2締結位置S2および第3締結位置S3を、それぞれ、矢印X1方向および矢印X2方向に沿って互いに逆方向に略等間隔離れた位置に設けることによって、第2締結位置S2と第3締結位置S3とが、それぞれ、中心線A2、B2、C2およびD2に対して略対称に位置することになる。これにより、下側ボックス部29とスロットルボディ18との接合部の略全体を、略均等な力によって接合することができる。この結果、下側ボックス部29(クリーナボックス27)の内部、左側空気通路U1および右側空気通路U2のブローバイオイルや燃料が、下側ボックス部29とスロットルボディ18との接合部における接合力が弱いところから外部に流出するのをより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ネジ41の締結位置Sを、接線A3、A5、B3、B5、C3、C5、D3およびD5の上または内側に位置させるとともに、接線A4、A6、B4、B6、C4、C6、D4およびD6の上または内側に位置させることによって、締結位置Sを、左側空気通路U1および右側空気通路U2と近接するように設けることができる。したがって、下側ボックス部29とスロットルボディ18との接合部における接合力を大きくすることができる。これにより、下側ボックス部29(クリーナボックス27)の内部、左側空気通路U1および右側空気通路U2のブローバイオイルや燃料が、下側ボックス部29とスロットルボディ18との接合部から外部に流出するのをより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、シール部Tを、周状のOリング33および34と、下側ボックス部29に設けられ、周状のOリング33および34が嵌め込まれる左側シール溝部29sおよび右側シール溝部29tと、スロットルボディ18に設けられ、左側シール溝部29sおよび右側シール溝部29tに嵌め込まれている周状のOリング33および34を下方から押圧する周状の突出部22hおよび23hとを有するように構成する。これによって、締結位置Sを介して、シール部Tに到達した下側ボックス部29(クリーナボックス27)の内部のブローバイオイルや燃料が、シール部Tに蓄積されるのを抑制することができる。これにより、下側ボックス部29(クリーナボックス27)の内部のオイルや燃料などが、シール部Tからあふれ出て外部に流出するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、シール部Tを、左側ファンネル部39および右側ファンネル部40と、クリーナボックス27と、スロットルボディ18との締結位置Sに対して、左側空気通路U1および右側空気通路U2の径方向において、外側に位置するように構成することによって、左側ファンネル部39および右側ファンネル部40と、クリーナボックス27と、スロットルボディ18とを締結するように構成されている自動二輪車1において、左側ファンネル部39および右側ファンネル部40と、クリーナボックス27と、スロットルボディ18との締結位置Sから、ブローバイオイルや燃料がにじみ出るのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明を自動二輪車に適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、たとえば、スロットルボディとクリーナボックスとを備えた車両であれば、三輪車およびATV(All Terrain Vehicle;不整地走行車両)などの自動二輪車以外の車両にも適用可能である。
また、上記実施形態では、シール部を、Oリングと、Oリングが嵌め込まれる左側シール溝部および右側シール溝部と、突出部とからなる例を示したが、本発明はこれに限らず、下側ボックス部とスロットルボディとの接合部をシールすることができる構造であれば、突出部を設けずにOリングと溝部とを設けた構造であってもよい。
また、上記実施形態では、下側ボックス部に左側シール溝部および右側シール溝部(溝部)を設け、スロットルボディに周状の突出部を設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、下側ボックス部に周状の突出部を設け、スロットルボディに溝部を設けてもよい。
また、上記実施形態では、締結部材としてネジを用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、締結部材として接着材、係合部材およびカシメ部材などを用いてもよい。
また、上記実施形態では、締結位置を、第1締結位置、第2締結位置および第3締結位置の3箇所設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、締結位置は、1箇所、2箇所または4箇所以上設けてもよい。
また、上記実施形態では、クリーナボックスを上側ボックス部と下側ボックス部との2つの部材により上下に分割した例を示したが、本発明はこれに限らず、クリーナボックスを、たとえば、左右で分割された構造により構成してもよいし、3つ以上の複数の部材により構成してもよい。また、クリーナボックスは、1つの部材(単体)により構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1締結位置を、左側空気通路と右側空気通路との中心線上に設け、第2締結位置および第3締結位置を、左側空気通路と右側空気通路との外端部近傍にそれぞれ設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、締結位置は、特に限定されない。
本発明の一実施形態による自動二輪車の全体構造を示した側面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の可動ファンネルが固定ファンネルに当接している状態を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の可動ファンネルが固定ファンネルから離間している状態を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の左側ファンネル部およびおよび右側ファンネル部と、下側ボックス部と、スロットルボディとの分解図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車のスロットルボディを示した平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車のスロットルボディの左側固定部を示した平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車のスロットルボディの右側固定部を示した平面図である。 図6の100−100線に沿った、一実施形態による自動二輪車のスロットルボディの左側固定部のネジ穴周辺を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の下側ボックス部の内側から見た平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の下側ボックス部の外側から見た平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の下側ボックス部の左側シール溝部の周辺を示した平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の下側ボックス部の右側シール溝部の周辺を示した平面図である。 図11の200−200線に沿った、一実施形態による自動二輪車の下側ボックス部の左側シール溝部のネジ挿入孔周辺を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の左側ファンネル部を示した平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の右側ファンネル部を示した平面図である。 図14の300−300線に沿った、一実施形態による自動二輪車の左側ファンネル部のネジ挿入孔周辺を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の締結位置の周辺を示した分解断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の締結位置の周辺を示した断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(車両)
14 エンジン
18 スロットルボディ
22a、22b、23a、23b 空気通路(第1空気通路)
22c、22d、22e、23c、23d、23e ネジ穴(ボディ側締結部)
22h、23h 突出部
26 下側ボックス部(クリーナボックス)
29s 左側シール溝部(溝部)
29t 右側シール溝部(溝部)
33、34 Oリング(シール部材)
39 左側ファンネル部(ファンネル)
39a、39b、40a、40b 空気通路(第2空気通路)
40 右側ファンネル部(ファンネル)
41 ネジ(締結部材)
122a、322a、122b、322b、123a、323a、123b、323b、129a、329a、129b、329b、129c、329c、129d、329d 外端部(第2外端部)
222a、222b、223a、223b、229a、229b、229c、229d 外端部(第1外端部)
A2、B2、C2、D2 中心線
S 締結位置
S1 第1締結位置
S2 第2締結位置
S3 第3締結位置
T シール部
U1 左側空気通路(空気通路)
U2 右側空気通路(空気通路)

Claims (11)

  1. エンジンに空気を流通させる空気通路を構成する第1空気通路を含むスロットルボディと、
    前記スロットルボディに接合され、前記スロットルボディへ清浄な空気を流通させるためのクリーナボックスと、
    前記空気通路の外側において、前記クリーナボックスと前記スロットルボディとを締結するための締結部材と、
    前記クリーナボックスと前記スロットルボディとの接合部をシールするためのシール部とを備え、
    前記シール部は、周状のシール部材を含み、
    前記周状のシール部材は、前記締結部材の締結位置および前記空気通路の外側を囲むように配置されるとともに、前記締結部材の前記締結位置に沿って周状に取り囲むように配置されている、車両。
  2. 前記スロットルボディは、前記締結部材の先端部が締結される袋状の凹部からなるボディ側締結部を含む、請求項1に記載の車両。
  3. 前記シール部は、前記クリーナボックスと前記スロットルボディとの接合部を周状に取り囲むとともに、前記締結部材の締結位置に沿うように、前記締結位置近傍の周囲を外側から円弧状に取り囲むように配置されている、請求項1に記載の車両。
  4. 前記空気通路は、円形筒状を有するとともに、前記クリーナボックスと前記スロットルボディとを接続するように設けられており、
    前記シール部は、前記円形筒状の空気通路の一部の外縁に沿うように円弧状に配置されているとともに、前記締結部材の締結位置の周囲においては、前記締結位置の周囲を外側から取り囲むように円弧状に配置されている、請求項3に記載の車両。
  5. 前記空気通路は、円形筒状を有するとともに、前記クリーナボックスと前記スロットルボディとを接続するように一対設けられており、
    前記締結部材の締結位置は、第1締結位置、第2締結位置および第3締結位置の3箇所設けられており、
    前記第1締結位置は、前記一対の空気通路の中心を通る線に対して垂直に延びる中心線上に設けられており、前記第2締結位置および前記第3締結位置は、前記一対の空気通路の両外端部近傍にそれぞれ設けられている、請求項1に記載の車両。
  6. 前記第1締結位置と前記第2締結位置とを結ぶ直線は、一方の前記空気通路の中心近傍を通るように構成されているとともに、前記第1締結位置と前記第3締結位置とを結ぶ直線は、他方の前記空気通路の中心近傍を通るように構成されている、請求項5に記載の車両。
  7. 前記第2締結位置および前記第3締結位置は、それぞれ、前記一対の空気通路間の中心線に対して前記一対の空気通路の隣接する方向に沿って互いに逆方向に略等間隔離れた位置に設けられている、請求項5に記載の車両。
  8. 前記空気通路は、円形筒状を有するとともに、前記クリーナボックスと前記スロットルボディとを接続するように一対設けられており、
    前記締結部材の締結位置は、平面的に見て、前記一対の空気通路が隣接する方向における前記空気通路の第1外端部から前記隣接する方向に対して垂直に延びる線上または前記第1外端部から前記隣接する方向に対して垂直に延びる線よりも内側に位置している、請求項1に記載の車両。
  9. 前記空気通路は、円形筒状を有するとともに、前記クリーナボックスと前記スロットルボディとを接続するように一対設けられており、
    前記締結部材の締結位置は、平面的に見て、前記一対の空気通路が隣接する方向と垂直な方向における前記一対の空気通路の各々の第2外端部を結んだ線上または前記各々の第2外端部を結んだ線よりも内側に位置している、請求項1に記載の車両。
  10. 前記シール部は、周状のシール部材と、前記クリーナボックスに設けられ、前記周状のシール部材が嵌め込まれる溝部と、前記スロットルボディに設けられ、前記溝部に嵌め込まれている前記周状のシール部材を下方から押圧する周状の突出部とを有する、請求項1に記載の車両。
  11. 前記空気通路を構成する第2空気通路を含み、前記締結部材によって、前記クリーナボックスを介して前記スロットルボディに締結されるファンネルをさらに備え、
    前記シール部は、前記ファンネルと、前記クリーナボックスと、前記スロットルボディとの締結位置に対して、前記空気通路の径方向において、外側に位置するように構成されている、請求項1に記載の車両。
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