JP5191449B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の機器の間で状態信号等の送受信を行う警報器に関し、特に警報器同士の連動状態を確認するための連動試験機能に関するものである。
従来、一般住戸等において、各部屋に設置する火災警報器を伝送線で渡り配線した火災警報システムとして、例えば「それぞれに火災検知部を有した複数の火災警報器を並列に接続して構成された住宅用火災警報システムにおいて、上記火災警報器は、ライン電源供給回路を備えた少なくとも1以上の親警報器に、ライン電源供給回路を有しない子警報器とで構成され、これらは互いに2線式信号線で並列接続されており、かつ、上記子警報器のそれぞれは、上記親警報器から2線式信号線に供給されるライン電源供給回路から駆動電源を受けて作動する構成とされ、上記親、子警報器のそれぞれは、火災検知部が煙、熱などの火災要因を検出したときに、上記2線式信号線の電圧レベルを、所定の報知レベルまで降下させる電圧レベル変動制御回路と、上記2線式信号線に生じる電圧レベルが所定の報知レベルまで低下したことを判別したときには警報を出力させる火災警報制御部とを備えた構成としている住宅用火災警報システム」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、近年は、既存住戸の各部屋に簡単に設置できるように、各火災警報器を無線接続したものも提案されている。
従来の火災警報システムは、いずれか一つの火災警報器が火災を検知すると、火災を検知した火災警報器は自身で、例えば「火事です、火事です」という火元警報音の鳴動、表示灯の点灯などの火元警報を行う。それとともに、他の火災警報器へも連動制御信号を送信し、連動制御信号を受信した他の火災警報器はこれに連動して、例えば「他の部屋で火事です」という連動警報音の鳴動、表示灯の点滅などの連動警報を行う。
また、火災警報器は、試験スイッチの押下操作を受けて警報音の鳴動試験を行う試験機能を有するが、上述のような連動機能を有する火災警報器にあっては、他の火災警報器との連動試験も可能となっている。すなわち、何れかの火災警報器の試験スイッチが押下されると、当該火災警報器は火元警報音を鳴動するとともに連動制御信号を他の火災警報器に送信し、連動制御信号を受信した他の全ての火災警報器は、これに連動して連動警報音を鳴動させる。これにより、当該火災警報器が鳴動可能であるかを判断できるとともに、他の火災警報器との連動も良好に行われているかを判断することができる。
特許第3894202号公報(第6頁、図1)
しかしながら、上記従来の火災警報器にあっては、連動試験では試験スイッチを押下した火災警報器が最も近くにあるため、操作者が現在いる部屋の火災警報器から火元警報音が鳴動しているか否かは良好に確認できるが、その部屋から離れた他の部屋の火災警報器から、連動警報音が鳴動しているか否かの確認は難しかった。
そのため、操作者が現在いる部屋から移動することなく、他の部屋の火災警報器で連動試験を行ったときに、操作者が現在いる部屋で他の部屋で連動警報音が鳴動するかどうかを確認したいという要望があった。また、住戸等の構造によっては、各部屋の火災警報器からの鳴動音の減衰の仕方が異なるため、他の部屋の火災警報器が火災を検出したときに、システム全体として警報音鳴動がどのように聞こえるかを確認したいという要望もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、操作者が現在いる部屋の警報器の試験スイッチを押下することによって、他の部屋に設置された警報器の試験スイッチを押下した場合と同じ状態で、連動試験を行えるようにすることを目的とする。
本発明に係る警報器は、他の警報器との間で連動制御信号を送受信する警報器において、監視領域の異常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が異常を検知した場合に異常元警報音を鳴動させ、他の警報器から前記連動制御信号を受信した場合に連動警報音を鳴動させる音声出力手段と、前記異常検知手段及び前記音声出力手段を少なくとも制御する制御手段と、前記異常元警報音を鳴動させるとともに他の警報器に前記連動制御信号を送信する連動試験を行うための試験スイッチとを備え、前記制御手段は、前記試験スイッチが特殊操作された場合は他の警報器に連動試験信号を送信し、他の警報器から前記連動試験信号を受信したときには前記異常元警報音を鳴動させるとともに他の警報器に前記連動制御信号を送信するものである。
また、前記警報器において、前記試験スイッチが特殊操作された場合に、他の警報器の何れか一つを指定して前記連動試験信号を送信するものである。
また、前記警報器において、前記試験スイッチが特殊操作された場合に、他の全ての警報器に前記連動試験信号をそれぞれ異なるタイミングで送信するものである。
また、前記警報器において、前記連動試験信号の送信先に所定の警報器を指定して前記連動試験信号を送信し、前記所定の警報器から前記連動制御信号を受信すると、前記所定の警報器を除く他の警報器の何れか一つに前記連動試験信号を送信する動作を順次行うものである。
本発明によれば、操作者が現在いる部屋の警報器の試験スイッチを特殊操作することにより、当該操作元の警報器は、他の警報器の少なくとも一つに連動試験信号を送信する。連動試験信号を受信した警報器は、自身が連動元警報器に割り当てられたと認識して、自身を連動元警報器に設定した連動試験を行う。つまり、連動試験信号を受信した警報器は、異常元警報音を鳴動させるとともに他の警報器に連動制御信号を送信する。そして連動制御信号を受信した警報器(前記操作元の警報器も含む)は、連動警報音を鳴動させる。このように、試験スイッチの操作によって通常の連動試験を行う構成の警報器において、試験スイッチを特殊操作することによって、他の部屋に設置された警報器の試験スイッチが押下された状態と同じ連動試験を行える。
また、前記操作元の警報器は、連動元警報器に指定した一つの警報器での連動試験が終了したら、他の警報器に連動試験信号を送信することで連動元警報器に指定し、異なるタイミングで順次全ての警報器を連動元警報器にそれぞれ設定した各連動試験を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る火災警報器の主要構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る連動警報のタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る試験スイッチ操作元の警報器における動作のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る連動試験のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る試験スイッチ操作元の警報器以外のその他の警報器における動作のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る連動警報のタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る連動警報のタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る連動試験のフローチャートを示す図である。
実施の形態1.
以下、本実施の形態1では、電池で駆動されて無線通信を行う火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る、火災警報器100の主要構成を示す機能ブロック図である。図1において、火災警報器100は、制御手段としての制御回路1、電池2、電源回路3、電池電圧検出回路4、送受信回路5、アンテナ6、異常検知手段としての火災検出回路7、音声出力手段としての警報音制御回路8、表示灯回路9、試験スイッチ12を備える。
電池2は、電源回路3に直流電源を供給する。電源回路3は、電池2の電圧を所定電圧に制御し、制御回路1、送受信回路5、火災検出回路7、警報音制御回路8、表示灯回路9に電源を供給する。
電池電圧検出回路4は、電源回路3に印加される電池2の電圧を検出し、検出した電圧に応じた電池電圧検出信号を制御回路1に出力する。電池電圧検出回路4は、電池残量が低下したこと、または電池切れの閾値よりも低下したことを検出すると制御回路1に出力し、制御回路1は、警報音制御回路8と表示灯回路9を駆動させるとともに、電池切れの状態情報を含む状態信号を送受信回路5より出力させる。
火災検出回路7は、火災現象に基づく煙または熱等の検知対象物の物理量または物理的変化を検出して、検出内容に応じた信号を制御回路1に出力する。警報音制御回路8は、ブザー・スピーカ等による音声鳴動の動作を制御する回路である。表示灯回路9は、発光ダイオード等の表示灯の点灯動作を制御する回路である。
送受信回路5は、無線信号を送受信するためのアンテナ6に接続されており、送信回路51と受信回路52とを備える。受信回路52は、所定周期で受信動作を行ってアンテナ6から入力された無線信号を検出し、自己宛の信号の場合には受信処理を行う。そして、自己宛以外の信号の場合には受信処理を行わない。受信処理した信号は、制御回路1へ出力する。また送信回路51は、制御回路1に制御されて、状態信号などの信号の送信処理を行う。
制御回路1は、火災検出回路7によって出力された信号に基づいて火災状態等を判別する機能を有し、送受信回路5が受信した信号に基づいて必要な処理を行うとともに、必要に応じて送受信回路5を制御して他の火災警報器に状態信号などの信号を送信する。
また、火災状態であると判別した場合には、自身を連動元警報器に設定した連動警報処理を行う。つまり、制御回路1は、警報音制御回路8及び表示灯回路9を制御して、音声及び表示灯によって火災警報(火元警報)を行うとともに、送信回路51を制御して他の火災警報器に対して連動制御信号と称する信号を送信する。
ここで連動制御信号とは、火災を検出したことを他の火災警報器に送信して、他の火災警報器からも火災警報(連動警報)を行わせるための信号である。連動制御信号の送信処理においては、制御回路1は連動制御信号を繰り返し送信する(例えば、5秒周期)。
タイマ10は、計時装置を備え、制御回路1からの指示により計時を開始し、指定された時間を計時するとタイムアップ信号を制御回路1に出力する。
記憶素子11は、EEPROMなどの不揮発性メモリであり、制御回路1が実行するプログラムや各種データを格納している。また、後述する自己のアドレスデータ、他の警報器のアドレスデータ、警報器システム内の警報器の最終アドレスデータ、火元警報を停止するまでの所定時間等を格納しており、制御回路1はこれらの格納されたデータに従って、送受信回路5の送受信動作の制御を行う。
試験スイッチ12は単独の警報器による鳴動試験、または、建物内の複数箇所に設けられた警報器同士の連動による鳴動試験(連動試験)を行う際に使用するものである。火災警報器100は、何れかの警報器が火災検出を行うと、連動制御信号を他の警報器に発して、全ての警報器を連動して警報を行う機能を有している。
当該機能が有効であるかを確認するための連動試験を行う際は、何れかの警報器に備えられた試験スイッチ12を通常操作(例えば、1秒以内の連続押下)する。すると、当該警報器は自身を連動元警報器に設定した連動試験を行う。具体的には、異常元警報音として火元警報音を鳴動させるとともに連動制御信号を他の警報器に送信して、他の全ての警報器からも連動警報音を鳴動させる。これにより、警報器が鳴動可能であるかを判断することができるとともに、他の警報器との連動も良好に行われているかを判断することができる。
さらに、当該警報器は、他の警報器を連動元警報器に設定した連動試験を行うことも可能である。その場合、何れかの警報器に備えられた試験スイッチ12を通常操作とは異なる特殊操作(後述する)で操作する。すると、当該警報器は連動試験信号を他の警報器に送信する。そして、当該連動試験信号を受信した他の警報器は、自身を連動元警報器に設定した連動試験処理を行う。これにより、他の部屋に設置された警報器の試験スイッチ12が押下された状態と同じ連動試験を行える。そのため、操作者が現在いる部屋から移動することなく、他の部屋の火災警報器で連動試験を行ったときに、現在いる部屋で連動警報音が鳴動するかどうかを確認することができ、また、他の部屋の火災警報器が火災を検出したときに、システム全体として警報音鳴動がどのように聞こえるかを確認することができる。
このように構成された火災警報器100は、設置された環境で火災が発生すると、火災検出回路7により火災を検出し、音声や表示灯によって火元警報を行う。
上述したように、単独での警報動作の他に、他の火災警報器100n(図示せず)と連動した警報動作も可能である。例えば、住宅内の各部屋にそれぞれ火災警報器100が設置されている場合には、各々の火災警報器100が火災を検知して警報動作を行うとともに、火災に関する状態情報を連動制御信号として他の火災警報器100nに送信することで、火災に関する情報を共有する。
具体的には、何れか一つの火災警報器100が火災を検出すると、火元の火災警報器100が音声や表示による火元警報出力を行うとともに、制御回路1により送受信回路5から連動先の他の火災警報器100nに対して、火元の火災警報器100のアドレスと状態情報を含む連動制御信号が送信される。そして、連動制御信号を受信した連動先の他の火災警報器100nは、音声や表示による連動警報を出力する。
以下、本実施の形態1に係る発明の要部として、警報器同士の連動試験を行う際に、何れか一つの警報器の試験スイッチ12が押下され、他の警報器に連動試験信号が送信される場合の警報器群全体の動作に関して、図2以降のタイミングチャート及びフローチャートを用いて説明する。
図2は、本実施の形態1に係る連動警報2のタイミングチャートを示す図である。
ここでは例として、警報器が四つ備えられた場合であって、警報器 I から警報器 IV を指定して、連動試験信号を送信する場合について説明する。なお、各警報器 I 〜 IV には、それぞれ個別にアドレス(AD1〜4)が付与されている。
まず、警報器 I の試験スイッチ12をONとし、特殊操作として連動試験信号の送信先アドレス(警報器 IV はアドレスAD=4)の回数分、すなわち4回だけ試験スイッチ12を押下する。すると、警報器 I は警報器 IV に対してのみ連動試験信号を送信するモードに設定され、警報器 I は警報器 IV に対して連動試験信号を送信する。
警報器 I からの連動試験信号を受信した警報器 IV は、自身が連動元警報器に割り当てられたと認識する。そして、自身を連動元警報器に設定した連動試験を行う。つまり、警報器 IV は火元警報(火元警報音)を鳴動させ、次に他の3つの警報器(警報器 I 、II 、III)に対して連動制御信号を送信する。警報器 IV から送信された連動制御信号を受信した警報器 I 、警報器 II 及び警報器 III は、それぞれ連動警報(連動警報音)を鳴動させる。
警報器 IV は、警報器 I 、警報器 II 及び警報器 III に対して連動制御信号を送信してから所定時間経過すると、火元警報の鳴動を停止し、次に他の3つの警報器(警報器 I 、II 、III)に対してこれまで継続して送信されていた連動制御信号の送信を停止する。すると、警報器 I 、警報器 II 及び警報器 III では連動制御信号が受信されなくなる。それと同時に警報器 I 、警報器 II 及び警報器 III は連動警報の鳴動を停止し、連動試験が終了する。
図3及び図4は、本実施の形態1に係る試験スイッチ操作元の警報器における動作のフローチャートであり、図5は、試験スイッチ操作元の警報器以外のその他の警報器における動作のフローチャートである。以下、図2に関して上記で述べた動作について、図3、図4及び図5を用いて説明する。なお、図2の例を用いて、前記試験スイッチ操作元の警報器を警報器I、また前記試験スイッチ操作元の警報器以外のその他の警報器を警報器II、警報器III及び警報器IVとして説明する。ここで、図5の動作フローチャートとしては、説明の簡略化のため、各種信号を受信したときの動作のみとして、図3の火災検出動作等の動作を省略してある。また、ステップ101はS101と表記するものとする。
(通常の連動警報)
図3において、連動元として、警報器 I が火災を検出すると(S101)、通常の火元警報を実施する(S102)。すなわち、連動元警報器 I 自身は火元警報を鳴動させ、他の全ての警報器 II 、III 、IV に対して連動制御信号を送信する(S103)。なお、連動制御信号を受信した警報器 II 、III 、IV の動作については、図5を用いて後ほど説明する。
連動制御信号を送信した警報器 I は、次に火元警報停止として機能するための試験スイッチ12がONにされたか否かを認識する(S104)。試験スイッチ12がONにされていない場合は、再び火元警報の鳴動(S102)に戻る。試験スイッチ12がONにされた場合は火元警報を停止し(S105)、他の全ての警報器 II 、III 、IV に対する連動制御信号の送信を停止する(S106)。そして、警報器 I の動作は終了する。
(通常の連動試験)
図3において、警報器 I が火災を検出していない場合(S101)は、次に試験スイッチ12がONにされたか否かを認識する(S107)。試験スイッチ12がONにされていない場合は、警報器 I の動作は終了する。
試験スイッチ12がONにされた場合は、次に特殊操作がなされたか否かを判断する(S108)。特殊操作がなされていない場合は、通常の連動試験(図3では連動試験1と表記)が開始される。すなわち、警報器 I は、自身が連動元警報器に割り当てられたと認識し、自身を連動元警報器に設定した連動試験を行うために、まず火元警報を鳴動させる(S109)。そして、他の全ての警報器 II 、III 、IV に対して連動制御信号を送信する(S110)。
連動制御信号を送信してから所定時間(図3では所定時間1と表記)経過したと判断した後(S111)、警報器 I は火元警報の鳴動を停止し(S105)、連動制御信号の送信を停止する(S106)。この特殊操作がなされていない場合については、従来の連動警報の技術と同様である。
(特殊操作が行われた場合の連動試験)
図3において特殊操作がなされた場合(S108)には、警報器 I は、まず試験スイッチ12が所定回数押下されたか否かを判断する(S112)。仮に、試験スイッチ12がN回押下されていたならば、本実施の形態1に係る連動試験(図3では連動試験2と表記)に移行する(S201)。
一方、試験スイッチ12が所定回数押下されていない場合は、試験スイッチ12が長押しされたか否かを判断する(S113)。試験スイッチ12が所定時間(例えば、3秒)以上長押しされた場合には、後述する実施の形態2に係る連動試験(図3では連動試験3と表記)に移行する(S301)。
以下、試験スイッチ12が所定回数のN回押下されていた場合に移行する、本実施の形態1に係る連動試験S201について説明する。
(連動試験S201のフロー)
図4は、本実施の形態1に係る連動試験S201(図4では連動試験2と表記)の動作のフローチャートである。まず、警報器 I は、試験スイッチ12が押下された回数N(図2の例では、N=4)が自己アドレスに該当するか否かを判断する(S202)。自己アドレスに該当する場合は、自己に対して連動試験2を行う必要性がないため、動作は終了する。
一方、試験スイッチ12が押下された回数Nが自己アドレスに該当しない場合(S202)は、警報器 I は、アドレスNが設定された他の警報器(図2の例では、警報器 IV)に対して連動試験信号を送信する(S203)。連動試験信号を送信後、後述する図5のS407に基づいて、送信先のアドレスNが設定された警報器が連動元警報器として連動試験を行ったことによる連動制御信号を受信すると(S204)、連動制御信号を受信した警報器 I は連動警報を鳴動させる(S205)。所定時間経過後、後述する図5のS410に基づいて、アドレスNが設定された警報器からの連動制御信号の送信が停止すると(S206)、連動制御信号を受信していた警報器 I は連動警報の鳴動を停止させ(S207)、連動試験2が終了する。
(受信側のフロー)
次に図5を用いて、信号(連動試験信号または連動制御信号)を受信する側の警報器 II 、III 、IV の動作について説明する。
まず受信側の警報器II 、III 、IVは、連動試験信号を受信したか否かを判断する(S405)。連動試験信号を受信していた場合、警報器 II 、III 、IV(図2の例では、警報器 IV)は、自身が連動元警報器に割り当てられたと認識し、自身を連動元警報器に設定した連動試験を行う。まず、火災警報を鳴動させる(S406)。そして、他の全ての警報器に対して連動制御信号を送信する(S407)。そして、連動制御信号を送信して所定時間が経過したと判断した後(S408)、自身の火災警報の鳴動を停止させ(S409)、他の全ての警報器への連動制御信号の送信を停止する(S410)。これで動作は終了する。
一方、図5で連動試験信号を受信していない場合(S405)、警報器 II 、III 、IV は、次に連動制御信号を受信したか否かを判断する(S401)。連動制御信号を受信していない場合は、これで動作は終了する。連動制御信号を受信していた場合、警報器 II 、III 、IVは、連動警報を鳴動させ(S402)、所定時間経過後に連動制御信号を受信しなくなると(S403)、連動警報の鳴動を停止させる(S404)。これで動作は終了する。
ここで、S401において受信される連動制御信号としては、図3のS103、S110、及び図5のS407の動作フローによって、送信先の警報器から送信され、また、図3のS106、及び図5のS410の動作フローによって、送信先の警報器からの送信が停止される。つまり、図2の例では、警報器 II 、III は、警報器 IV が連動試験信号の受信に基づいて送信動作を行った連動制御信号を受信することによって、S401からS404までの連動警報動作を行うことができる。
このように、ある警報器の試験スイッチ12が特殊操作されたときには、指定された一つの他の警報器に連動試験信号を送信する。連動試験信号を受信した警報器は、自身が連動元警報器に割り当てられたと認識し、自身を連動元警報器に設定した連動試験を行うために、火元警報音を鳴動させるとともに、他の全ての警報器に連動制御信号を送信する動作を行う。そして連動制御信号を受信した警報器は、連動警報音を鳴動させる。
すなわち実施の形態1では、試験スイッチ12の操作によって通常の連動試験を行う構成の警報器において、試験スイッチ12を特殊操作することによって、他の部屋に設置されている、指定された一つの他の警報器の試験スイッチ12が押下された状態と同じ連動試験を行うことができる。
実施の形態2.
図6及び図7は、本実施の形態2に係る連動試験S301(図3では連動試験3と表記)のタイミングチャートを示す図である。図6と図7は連続したタイミングチャートである。ここでは図6及び図7を用いて、警報器が四つ備えられた場合に、警報器 I から順に自身が火元警報を鳴動させ、連動制御信号を他の三つの警報器に送信する動作を、警報器ごとに順次行っていく連動試験について説明する。
図6において、警報器 I の試験スイッチ12をONとし、特殊操作として試験スイッチ12を1回長押しする。なお、試験スイッチ12の長押し操作は、連動試験2の特殊操作と区別するための操作の一例であり、本発明の実施においては他の操作であっても構わない。
すると、警報器 I は他の全ての警報器に対して、順番に連動試験信号を送信するモードに設定される。ここで、警報器 I は、まず最初に、自身を連動元警報器に設定した連動試験を行う。つまり、警報器 I は火元警報を鳴動させた後、連動制御信号を他の三つの警報器に送信する。警報器 II 、警報器 III 及び警報器 IV が連動制御信号を受信すると、警報器 II 、警報器 III 及び警報器 IV において連動警報が鳴動される。
警報器 I が連動制御信号を送信してから所定時間経過すると、警報器 I は火元警報の鳴動を停止させ、次にこれまで警報器 II 、III 、IV に送信していた連動制御信号の送信を停止する。すると、これまで継続して送信されていた連動制御信号が停止し、警報器 II 、警報器 III 及び警報器 IV では連動制御信号が受信されなくなる。そして、警報器 II 、警報器 III 及び警報器 IV における連動警報の鳴動が停止される。
次にユーザー(操作者)は、警報器 I の試験スイッチ12を再度1回押す。すると警報器 I は、連動元警報器の割り当ての「順送り操作」を行う指示がなされたものと認識し、連動元警報器を警報器 II に設定するよう、警報器 II に対して連動試験信号を送信する。
警報器 I から送信された連動試験信号を警報器 II が受信すると、警報器 II 自身が連動元警報器に設定されたと認識し、自身を連動元警報器に設定した連動試験を行うために、警報器 II はまず火元警報の鳴動を行う。次に、警報器 II は連動制御信号を他の三つの警報器に送信する。警報器 I 、警報器 III 及び警報器 IV が連動制御信号を受信すると、警報器 I 、警報器 III 及び警報器 IV において連動警報が鳴動される。
警報器 II が連動制御信号を送信してから所定時間経過すると、警報器 II は火元警報の鳴動を停止させ、次にこれまで警報器 I 、III 、IV に送信していた連動制御信号の送信を停止する。すると、これまで継続して送信されていた連動制御信号が停止し、警報器 I 、警報器 III 及び警報器 IV では連動制御信号が受信されなくなる。そして、警報器 I 、警報器 III 及び警報器 IV における連動警報の鳴動が停止される。
続いて図7に移り、ユーザーは警報器 I の試験スイッチ12を再度1回押す。すると、警報器 I は連動元警報器の割り当ての「順送り操作」を行う指示がなされたものと認識し、連動元警報器を警報器 III に設定するよう、警報器 III に対して連動試験信号を送信する。以下、連動試験の動作は警報器 IV が連動元警報器としての動作を終了するまで繰り返され、全ての警報器が連動元警報器の役割を終えた時点で、本実施の形態2に係る連動試験3は終了する。
なお、試験スイッチ12による「順送り操作」の代わりに、試験開始から所定時間経過毎に、自動的に順送りで連動元警報器を設定するようにしてもよい。
図3及び図8は、本実施の形態2に係る、試験スイッチ操作元の警報器における動作のフローチャートであり、図5は、試験スイッチ操作元の警報器以外のその他の警報器における動作のフローチャートである。以下、図6及び図7に関して上記で述べた動作について、図3、図8及び図5を用いて説明する。なお、図6及び図7の例を用いて、前記試験スイッチ操作元の警報器を警報器 I 、また前記試験スイッチ操作元の警報器以外のその他の警報器を警報器 II 、警報器 III 及び警報器 IV として説明する。
先述した実施の形態1の説明で、図3の特殊操作がなされた場合(S108)までに示した動作は本実施の形態2でも共通である。そこで、図3において試験スイッチ12が所定時間以上長押しされた場合、本実施の形態2の連動試験S301(図3では連動試験3と表記)に移行するところから説明する。以下、連動試験3の動作について図8を用いて説明する。
(連動試験S301のフロー)
図8において、連動試験3(S301)に移行後、警報器 I は、連動元警報器を指定するアドレス番号が一旦ゼロにリセットされる(S302)。次に、指定するアドレス番号を1だけ増加させる(S303)。増加後のアドレス番号が自己アドレスに該当する場合(S304)は、自身が連動元警報器に割り当てられたと認識し、自身を連動元警報器に設定した連動試験を行うために、まず火元警報を鳴動させる(S312)。
次に、他の全ての警報器に対して連動制御信号を送信する(S313)。連動制御信号を送信してから所定時間の経過を判断した後(S314)、火元警報の鳴動を停止させ(S315)、連動制御信号の送信を停止する(S316)。
そして、試験スイッチ12がONにされていた場合(S310)は、連動元警報器を指定するアドレス番号が、予め記憶素子11に記憶された警報器の最終アドレスと一致するか否かを判断する(S311)。最終アドレスと一致する場合は、この動作は終了する。
連動元警報器を指定するアドレス番号が最終アドレスと一致しない場合(S311)は、次にアドレス番号が若い警報器を連動元警報器として指定するため、再び指定するアドレス番号を1だけ増加させる(S303)。増加後のアドレス番号が自己アドレスに該当する場合(S304)は、上記に示した、火元警報を鳴動させる動作(S312)以降が行われる。
増加後のアドレス番号が自己アドレスに一致しない場合(S304)は、警報器 I は増加後のアドレス番号を有する警報器に対して連動試験信号を送信する(S305)。そして、図5のS407に基づく、連動元警報器から連動制御信号を受信すると(S306)、連動警報を鳴動させる(S307)。
図5のS410に基づいて、連動元警報器からの連動制御信号が送信されなくなると(S308)、連動警報の鳴動を停止させる(S309)。次に、試験スイッチ12がONにされていた場合(S310)は、現在のアドレス番号が最終アドレスであるか否かを判断し(S311)、最終アドレスでない場合は再び指定するアドレス番号を1だけ増加させる(S303)。
一方、試験スイッチ12がONにされていない場合(S310)は、所定時間(図8では所定時間2と表記)が経過したか否かを判断し(S317)、所定時間経過後は連動試験中に「継続不要」と認識し、警報器は連動試験3の動作を中断して終了する仕組みとなっている。
そして、図5おいて、警報器 II 、III 、IV は、連動試験信号を受信していた場合(S405)は、S406からS410に基づいて、自身を連動元警報器に設定した連動試験動作を行い、一方、連動試験信号を受信しておらず(S405)、連動制御信号を受信している場合は(S401)、S402からS404に基づいて、他の警報器が連動元警報器に設定された連動試験における連動警報動作を行う。
本実施の形態2によれば、全ての警報器における試験スイッチ12が押下された状態と同じ連動試験を行うことができ、全ての警報器を連動元警報器にそれぞれ設定した各連動試験実施のタイミングをずらすことができるので、各連動試験における警報音鳴動のチェックが良好に行える。
なお、上記説明では、電池で駆動される火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明したが、電源の供給方法はこれに限定されるものではない。また、無線通信により信号の送受信を行う場合を例に説明したが、有線通信であっても同様の効果を得ることができる。
また、上記説明では火災警報器を例に説明したが、ガス漏れなどその他の監視領域の異常を検出する警報器に本発明を適用することもできる。また、試験スイッチ12における特殊操作は通常操作と区別できればよく、特殊操作及び通常操作は「動作フローチャートの一例」に限定されるものではない。また、連動試験2及び3における特殊操作は、それぞれの特殊操作を区別できればよく、「動作フローチャートの一例」に限定されるものではない。
1 制御回路、2 電池、3 電源回路、4 電池電圧検出回路、5 送受信回路、6 アンテナ、7 火災検出回路、8 警報音制御回路、9 表示灯回路、10 タイマ、11 記憶素子、12 試験スイッチ、51 送信回路、52 受信回路、100 火災警報器。

Claims (4)

  1. 他の警報器との間で連動制御信号を送受信する警報器において、
    監視領域の異常を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が異常を検知した場合に異常元警報音を鳴動させ、他の警報器から前記連動制御信号を受信した場合に連動警報音を鳴動させる音声出力手段と、
    前記異常検知手段及び前記音声出力手段を少なくとも制御する制御手段と、
    前記異常元警報音を鳴動させるとともに他の警報器に前記連動制御信号を送信する連動試験を行うための試験スイッチと
    を備え、
    前記制御手段は、前記試験スイッチが特殊操作された場合は他の警報器に連動試験信号を送信し、他の警報器から前記連動試験信号を受信したときには前記異常元警報音を鳴動させるとともに他の警報器に前記連動制御信号を送信すること
    を特徴とする警報器。
  2. 前記試験スイッチが特殊操作された場合に、他の警報器の何れか一つを指定して前記連動試験信号を送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の警報器。
  3. 前記試験スイッチが特殊操作された場合に、他の全ての警報器に前記連動試験信号をそれぞれ異なるタイミングで送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の警報器。
  4. 前記連動試験信号の送信先に所定の警報器を指定して前記連動試験信号を送信し、前記所定の警報器から前記連動制御信号を受信すると、前記所定の警報器を除く他の警報器の何れか一つに前記連動試験信号を送信する動作を順次行うこと
    を特徴とする請求項3に記載の警報器。
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