JP5189719B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気自動車の動力源などとして開発されている固体電解質型燃料電池(以下、単に燃料電池という)は、燃料ガスと酸化剤ガスの電気化学反応を利用して発電を行うものである。つまり、燃料電池は、燃料ガスをアノード極でイオン化し、酸化剤ガスをカソード極でイオン化し、燃料ガスのイオン(プロトン、水素イオン)を固体電解質膜で移動させ、カソード極側の酸素イオンと反応させて水を生成する際に発生する電気エネルギを取り出すものである。
ここで、このような燃料電池の発電効率を左右するパラメータの一つとして、固体電解質膜内を移動する水素イオンのイオン伝導率があげられる。このイオン伝導率が高いと単位時間当たりに固体電解質膜内を移動できる水素イオンの数が増えるので、その分だけ電気化学反応に伴う発電量を多くすることができる。一方、イオン伝導率が低いと、単位時間当たりに固体電解質膜内を移動できる水素イオンの量が減ることになるので発電量は減ってしまう。
【0003】
そこで、従来、固体電解質膜のイオン伝導率を高くするための工夫が種々なされており、これらの中には、特願平8−273687号公報に記載の燃料電池の加湿装置がある。
特願平8−273687号公報に記載の加湿装置は、燃料電池の冷却水を用いて燃料ガスを加湿するもので、加湿した燃料ガスを燃料電池に供給することで固体電解質膜の乾燥を防止するものである。この加湿装置は、中空糸膜(水透過膜)を備え、この中空糸膜の内側に燃料ガスを通流させ、中空糸膜の外側に水を通流させる構成を有している。この中空糸膜は、中空糸膜の外側の液相と、中空糸膜の内側の気相を分離する役割と、液相中の水分を水蒸気分圧の高い液相側から、相対的に水蒸気分圧の低い気相側に透過させる役割を有している。中空糸膜を透過して液相側から気相側に移動した水分は、燃料ガスの流れにより蒸発するので、燃料ガスは所定量の水蒸気を含む加湿燃料ガスとなる。
【0004】
しかしながら、燃料ガスの加湿を燃料電池から排出されるオフガスに含まれる水分で行おうとすると、このようなオフガスは未反応の酸素ガスを含む酸化剤ガスと共に排出されるので、中空糸膜の種類によっては、酸素ガス等のガス分子が中空糸膜を透過してしまう可能性があった。オフガス中の酸素ガスが中空糸膜を透過して燃料ガスと混合されると、アノード極に酸素ガスを含む燃料ガスが供給されることになる。このような場合には、アノード極の白金電極を触媒として燃料ガスと酸素ガスが電気化学反応をする前に反応してしまう可能性があり、このとき発生する熱は固体電解質膜や白金電極の劣化等の原因となることがあった。さらに、このような中空糸膜を用いた場合は、燃料電池の運転停止時間が長くなると、この間に中空糸膜を介して燃料ガスや酸素ガスが混合する可能性があるので、燃料電池の始動時に配管中のガスのパージを行うパージラインや制御装置を設ける必要があった。
また、加湿により発電効率を高く維持するためには、酸化剤ガスの加湿を積極的に行うなど、燃料電池システム全体としての加湿手段の最適化が望まれていた。
従って、本発明の解決しようとする課題は、燃料電池に供給される反応ガスを良好に加湿することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、反応ガスを電気化学反応させて発電する燃料電池と、多孔質型の水透過膜を有し、前記燃料電池から排出されたオフガスの水分が、前記多孔質型の水透過膜を透過し、前記燃料電池に向かう反応ガスを加湿する加湿装置と、前記燃料電池から排出され前記加湿装置に向かうオフガスを前記加湿装置の手前で加熱する加熱手段と、前記燃料電池を経由するように熱媒体を循環させる熱媒体ラインと、を備え、前記加熱手段は、前記燃料電池から排出され前記加湿装置に向かうオフガスと、前記燃料電池から排出され当該燃料電池で加熱された熱媒体との間で熱交換させる熱交換器であることを特徴とする燃料電池システムである。
【0007】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、カソード用反応ガスとアノード用反応ガスとを電気化学反応させて発電する燃料電池と、カソード用反応ガスを圧縮して吐出し、前記燃料電池に供給する圧縮機と、多孔質型の水透過膜を有し、前記圧縮機から前記燃料電池に向かうカソード用反応ガスを加湿するカソード用加湿装置と、非多孔質型の水透過膜を有し、前記燃料電池に向かうアノード用反応ガスを加湿するアノード用加湿装置と、を備え、前記燃料電池のカソードから排出されたカソードオフガスは、前記カソード用加湿装置、前記アノード用加湿装置、の順で通流し、前記カソード用加湿装置では、カソードオフガスの水分が、前記多孔質型の水透過膜を透過してカソード用反応ガスを加湿し、前記アノード用加湿装置では、カソードオフガスの水分が、前記非多孔質型の水透過膜を透過してアノード用反応ガスを加湿することを特徴とする燃料電池システムである。
【0008】
ここで、非多孔質型の水透過膜とは、孔径が10nm程度の細孔を備えず、例えばイオン水和作用で流体中の水分のみを透過させる膜である。非多孔質型の水透過膜は、オフガスが未反応の酸化剤ガスを含む場合であっても、水分のみを透過するので、加湿装置において燃料ガスと酸化剤ガスが混合することを確実に防止することができる。
【0009】
また、多孔質型の水透過膜とは、水分子が透過可能な細孔(例えば孔径10nm程度)を多数備え、例えば毛管凝集作用で流体中の水分を透過させる膜である。多孔質型の水透過膜は、水分の透過を速やかに行うことができると共に、耐熱性に優れるので、酸化剤ガスが加圧圧縮により高温となっている場合であっても、水透過膜を劣化させることなく加湿を行うことができる。従って、燃料電池に充分な水分を安定して供給することが可能となる。なお、水透過膜は、多孔質型であるためオフガス中の未反応の酸化剤ガスを透過することもあるが、加湿されるガスも酸化剤ガスであるため問題はない。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の参考の形態を図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本参考の形態における加湿部を有する燃料電池システムの全体構成について説明する。
燃料電池システム1は、燃料電池2、加湿部3、空気圧縮機5、水素貯蔵タンク6などから構成されている。
【0012】
燃料電池2は、固体電解質膜を用いたものであり、酸化剤ガスとしての加湿空気Awが供給されるカソード極2a(酸素極)と、燃料ガスとしての加湿された水素ガス(以下、加湿水素ガスHwとする)が供給されるアノード極2b(水素極)とを有しており、それぞれの極に供給された加湿水素ガスHwと、加湿空気Aw中の酸素ガスを電気化学反応させて電気エネルギを抽出するものである。
加湿空気Awは、低湿度の空気Adを外気から取り込み、空気圧縮機5で加圧圧縮すると共に、加湿部3で加湿することにより得られる。
加湿水素ガスHは、水素ガスステーション等で水素貯蔵タンク6に充填された水素ガスHdを加湿部3で加湿することにより得られる。
なお、加湿部3による空気Adや、水素ガスHdの加湿は、燃料電池2のカソード極2aから排出された水分を多く含むカソードオフガスCOGから空気Adや、水素ガスHdが水分を受け取ることにより行われるが、その詳細は後に説明するので、ここでは省略する。
【0013】
ここで、燃料電池2のカソード極2a側では、加湿水素ガスHwと酸素ガスの反応生成物である水を多量に含むカソードオフガスCOGが発生し、このカソードオフガスCOGは加湿部3に導かれた後に排出される。
一方、アノード極2b側では、未反応の水素ガスHdを含むアノードオフガスAOGが発生し、このアノードオフガスAOGは水素ガスHdのインジェクタ7に導入され、再び燃料電池2に供給される。なお、このアノードオフガスAOGを排出する際には、燃料電池2の後段に設けられたバルブ8が開放される。
【0014】
次に、燃料電池2の構成および作用について説明する。
燃料電池2は、図示しない固体電解質膜を挟んでアノード極2bとカソード極2aを有し、そのそれぞれには白金系の触媒を有する電極が設けられている。そして、アノード極2bには加湿水素ガスHwが通流され、カソード極2aには加湿空気Awが通流される。ここで、固体電解質膜は、高分子膜、例えば、プロトン交換膜であるパーフロロカーボンスルホン酸膜を電解質として用いたものが知られている。この固体電解質膜は、高分子中にプロトン交換基を多数持ち、飽和含水することにより常温で高いプロトン伝導率を示すものである。従って、触媒によりアノード極2bで発生したプロトン(水素イオン)は、容易に固体電解質中を移動してカソード極2a側に到達することができる。そして、カソード極2a側に到達したプロトンがアノード極2bで発生した酸素イオンと反応して水を生成する。生成した水は未反応成分を含む加湿空気Awと共にカソードオフガスCOGとしてカソード極2a側の出口から排出される。このとき、アノード極2bとカソード極2aを外部負荷を介して電気的に接続して回路を形成すると、水素のイオン化の際に発生する電子がこの回路に流れ、この電子の量が燃料電池2の発電量となる。
【0015】
ここで、燃料電池2の発電量を決定するパラメータとしては、電極および固体電解質膜からなるセルの数や大きさ、加湿水素ガスHwおよび加湿空気Awの供給量、固体電解質膜のプロトン伝導率等があげられる。これらのうち、固体電解質膜のプロトン伝導率について説明する。
プロトン伝導率は、固体電解質膜内でのプロトンの移動しやすさを表している。従って、プロトン伝導率が大きいほど、プロトン(水素イオン)がアノード極2b側からカソード極2a側に移動しやすくなるので、プロトン(水素イオン)と酸素イオンの反応頻度が増大し、発電量を増加させることができる。一方、プロトン伝導率が低くなると、プロトンの透過率が減少するので、プロトン(水素イオン)と酸素イオンの反応が減り、発電量が減少する。
なお、このプロトン伝導率は、固体電解質膜が乾燥していると低くなる。従って、本参考の形態においては、加湿部3で水素ガスHdおよび空気Adを加湿することで、固体電解質膜に充分な水分を供給し、固体電解質膜のプロトン伝導率を大きくし、発電効率の向上および安定を図っている。
【0016】
次に、本参考の形態における加湿部3について図2、図3(a)、(b)を用いて説明する。
図2に示すように、加湿部3は、カソードオフガスCOGの流れる方向を基準として燃料電池2の近くに設けられた第一の加湿装置31と、第一の加湿装置31の後段に配置されている第二の加湿装置32とを有しており、燃料電池2から排出されるオフガス(カソードオフガスCOG)を用いて、アノード極2bを充分に加湿することを目的としている。なお、理解の便宜上、以下においてカソードオフガスCOGは加湿用オフガスMGとして説明する。
【0017】
第一の加湿装置31は、燃料電池2のカソード極2aの出口と配管21で接続され、配管24により供給される水素ガスHdを加湿する装置である。なお、加湿後の加湿水素Hwは、配管25を通って燃料電池2のアノード極2bに供給される。
第一の加湿装置31の構成は、図3(a)、(b)に例示するように、略円柱形をした中空糸膜モジュール33を並列に四本備えると共に、その各々の端部を一端側分配器34および他端側分配器35で保持した直方体形状となっている。
中空糸膜モジュール33は、円筒形状のハウジング36と、ハウジング36に束ねて収納されている多数の水透過膜である第一の中空糸膜P1を有している。第一の中空糸膜P1は、外径が十分の数ミリ程度であり、第一の中空糸膜P1の外側を通流する水素ガスHdとの接触面積を確保するために、互いにハウジング36内で離間するように配置されている。また、ハウジング36には円周上に複数の開口37a,37bを有しており、この開口37a,37bは、水素ガスHdが中空糸膜モジュール33の内部に流入するための流入口37a、および、加湿水素ガスHwが中空糸膜モジュール33から流出する流出口37bとなっている。一方、加湿用オフガスMGは、各中空糸膜モジュール33の一端面33aから第一の中空糸膜P1の内側の中空部分に流入し、中空糸膜モジュール33の他端面33bから流出する。
【0018】
一端側分配器34は、図2に示す配管21を流れてきた加湿用オフガスMGを各中空糸膜モジュール33に導入するためのオフガス導入口38が側面に形成されており、上面および底面には加湿水素ガスHwを排出するための水素ガス排出口39が形成されている。また、他端側分配器35は、中空糸膜モジュール33を通流した後の加湿用オフガスMGを配管22に排出するオフガス排出口40が側面に形成されており、上面および底面には中空糸膜モジュール33に水素ガスHdを導入するための水素ガス導入口41が形成されている。なお、水素ガス導入口41は、図2に示す配管24に連結され、水素排出口39は、配管25に連結されている。
【0019】
ここで、第一の加湿装置31に備えられている第一の中空糸膜P1は、高分子電解質膜から構成されている。この高分子電質膜は、イオン水和型の水透過膜であって、その代表例としてはパーフルオロカーボンスルフォン酸を用いたデュポン社のNAFION膜があげられる。このような高分子電解質膜は、後述する多孔質型の高分子膜が有する孔径10nm程度の細孔を備えていないので、加湿用オフガスMGや空気Adに含まれるガス以外の成分を透過させない性質を有している。また、このような高分子電荷質膜は、ポリマー構造として疎水性の強い主鎖部分と親水性の交換基を共存させており、この親水性の交換基が水分子と水素結合を行うことで水分を捉える、イオン水和作用を有している。従って、このような高分子電質膜からなる第一の中空糸膜P1の内側に水分を多く含んだ加湿用オフガスMGを通流させ、第一の中空糸膜P1の外側に水分をほとんど含まない水素ガスHdを通流させると(図3(a)参照)、第一の中空糸膜P1の内周面で、例えばイオン水和作用により、加湿用オフガスMGに含まれている水分が次々に捉えられ、第一の中空糸膜P1の内部に浸透しつつ、その外周面に送り出される、いわゆる水の輸送現象が起こる。そして、この外周面に沁み出した水分は水素ガスHdの通流により気化して水蒸気になり、この水蒸気が水素ガスHdに混合されて、加湿水素ガスHwとなる。
ここにおいて、加湿用オフガスMGの水分以外の成分である酸素ガスや窒素ガス等の気体は、上述のような細孔を備えない高分子電解質膜内を通過することができないので、水素ガスHdに酸素ガス等が混入することはない。なお、このような高分子電解質膜からなる第一の中空糸膜P1が、特許請求の範囲に記載の非多孔質型の水透過膜に相当する。
【0020】
また、図2に示すように、第二の加湿装置32は、第一の加湿装置31と配管22により連結されており、空気圧縮機5から配管26を通って供給される空気Adを加湿するための加湿装置である。なお、加湿後の空気Ad、つまり、加湿空気Awは、配管27により燃料電池2のカソード極2aに供給される。
第二の加湿装置32の構成は、第一の加湿装置31と同様の構成を有している。第二の加湿装置32が第一の加湿装置31と異なる点は、第一の中空糸膜P1とは異なる第二の中空糸膜P2を用いている点であり、第二の中空糸膜P2は中空糸膜モジュール33に収納されている。
第二の加湿装置32に用いられる中空糸膜モジュール33のハウジング36に束ねて収納されている第二の中空糸膜P2は、多孔質型、すなわち、分子が拡散可能な大きさの細孔(孔径10nm程度)を多数備えている高分子膜から構成されている。この高分子膜は、細孔を通じて、例えば毛管凝縮作用により、水分を透過させることができる。従って、このような高分子膜からなる第二の中空糸膜P2の内側に水分を多く含んだ加湿用オフガスMGを通流させ、第二の中空糸膜P2の外側に水分をほとんど含まない空気Adを通流させると(図3(a)参照)、第二の中空糸膜P2の内周面で凝縮し、または、細孔内に分散した水分が、例えば毛管凝縮作用により、第二の中空糸膜P2の内部に浸透し、その外周面に沁み出す。そして、外周面に沁み出した水分は、空気Adの通流により気化して水蒸気となり、この水蒸気が空気Adと混合されて加湿空気Awとなる。
このような高分子膜からなる水透過膜は、細孔を通じて水分の他、酸素ガス等を透過させることができが、特に気化した水分を確実に輸送できる特徴がある。なお、この第二の中空糸膜P2が、特許請求の範囲に記載の多孔質型の水透過膜に相当する。また、このような水透過膜の細孔の孔径は、水分子が自由に透過できるものであれば10nm以上であっても良い。
【0021】
ここで、加湿部3におけるガスの流れを加湿用ガスMG、水素ガスHd、空気Adの順番に説明する。
まず、燃料電池2のカソード極2aからカソードオフガスCOGとして排出された水分を多く含む加湿用オフガスMGは、配管21を通り加湿部3を構成する第一の加湿装置31のオフガス導入口38に導入され、ここで、四本の中空糸モジュール33に収納された多数の第一の中空糸膜P1の中空部分に分流する。そして、加湿用オフガスMGに含まれている水分の一部は、第一の中空糸膜P1の中空部分を通流する際に、第一の中空糸膜P1の内周面に凝縮する。なお、この凝縮した水分は前記のようにして水素ガスHdに回収される。
そして、中空糸膜モジュール33の他端面33bから流出した加湿用オフガスMGは、第一の加湿装置31のオフガス排出口40から排出され、配管22を通り、第二の加湿装置32に導かれる。
第二の加湿装置32に導かれた加湿用オフガスMGは、四本の中空糸モジュールに収納された多数の第二の中空糸膜P2の中空部分に分流する。そして、加湿用オフガスMGに含まれている水分は、その一部が第二の中空糸膜P2の中空部分を通流する際に、第二の中空糸膜P2の内周面に凝縮する。また、水分の一部が第二の中空糸膜P2の細孔内に拡散する。なお、この凝縮したり、細孔内に拡散した水分は前記のようにして空気Adに回収される。そして、中空糸膜モジュール33から流出した加湿用オフガスMGは、第二の加湿装置32から排出され、配管23から排出される。
【0022】
水素ガスHdは、インジェクタ11から配管24を経て、加湿部3の第一の加湿装置31の水素ガス導入口41に導入される。そして、流入口37aから中空糸膜モジュール33のハウジング36の内側に入り、中空糸膜モジュール33の長軸方向に沿って流れる。この際に、水素ガスHdは、第一の中空糸膜P1の外周面に沁み出した水分を受け取ることで加湿され、流出口37bから流出し、さらに、水素ガス排出口39から加湿水素ガスHwとして排出され、配管25を通り燃料電池2のアノード極2bに導入される。
一方、空気Adは、空気圧縮機5から配管26を通り、加湿部3の第二の加湿装置32に導入され、中空糸膜モジュール33の内部を流れる。この際に、空気Adは、第二の中空糸膜P2の外周面に沁み出した、または、細孔を拡散してきた水分を受け取ることで加湿され、加湿空気Awとなる。そして、第二の加湿装置32から排出された加湿空気Awは、配管27を通って燃料電池2のカソード極2aに導入される。ここで、第二の中空糸膜P2は酸素ガス等のガス成分も透過することがあるが、第二の加湿装置32で加湿されるガスである空気Adに酸素ガスが混入しても燃料電池2に悪影響を及ぼすことはない。
【0023】
なお、第二の中空糸膜P2に用いられている多孔質型の水透過膜は、一般に耐熱性が高く、200℃程度に加熱されても安定であるため、空気圧縮機5で加圧圧縮された際に圧縮熱で高温となった空気Adを、冷却することなく第二の加湿装置32に導入することができる。
導入される空気Adの温度が高いと、第二の中空糸膜P2の外周面で水分が蒸発しやすく、また、空気Adが含有できる水蒸気量も増えることが予想されるので、より多くの水分を燃料電池2に供給できるから、発電効率を向上させることができる。さらに、第二の中空糸膜P2の細孔も水分の透過を促進する役割を有しているため、発電効率の向上に寄与している。なお、第二の加湿装置32にも非多孔質型の水透過膜からなる第一の中空糸膜P1を使用することが可能である。
【0024】
次に、本発明の実施の形態を図4を参照して説明する。なお、図2と同じ構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、加湿部40は、第一の加湿装置31と、第二の加湿装置32とを有しており、第一の加湿装置31は水素ガスHdを加湿し、第二の加湿装置32は空気Adを加湿する点では図2に示す参考の形態と同様であるが、本実施の形態においては、燃料電池2からの加湿用オフガスMGは、まず、第二の加湿装置32に導入され、次に第一の加湿装置31に導入される。
【0025】
加湿用オフガスMGは、ガス温度の高い状態で比較的高温の空気Adを加湿することになるので、より大量の水分を、空気をキャリアガスとして燃料電池2に供給することが可能となる。特に第二の加湿装置32が細孔を有する第二の中空糸膜P2を備えている場合は、水分の透過効率が高いので、大量の水分を燃料電池2に供給することができる。従って、本実施の形態においては、カソード極2aを充分に加湿することができる。
そして、このような場合は、第二の加湿装置32における加湿用オフガスMGの温度低下は少ないか、若しくは、空気Adにより却って加熱されることもあるので、第二の加湿装置32の後段に配置された第一の加湿装置31においても、充分に水素ガスHdを加湿することが可能である。
なお、第一の加湿装置31に用いられる中空糸膜は、前記の参考の形態と同様に非多孔質の高分子膜からなる水透過膜である第一の中空糸膜P1であるため、この実施の形態においても、水素ガスHdの加湿時に水素ガスHdに酸素ガスが混入することはない。また、第二の加湿装置32に用いられる中空糸膜も参考の形態と同様に、耐熱性の高い、多孔質の高分子膜からなる水透過膜である第二の中空糸膜P2であるため、空気圧縮機5の圧縮熱で高温になった空気Adを第二の加湿装置32に導入することができる。
【0026】
さらに、本発明の別の実施の形態を図5を参照して説明する。なお、図2と同じ構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、加湿部50は、第一の加湿装置51と、第二の加湿装置52を有し、第一の加湿装置51は水素ガスHdを加湿し、第二の加湿装置52は空気Adを加湿する点、および、第一の加湿装置51および第二の加湿装置52の位置関係は図2に示す参考の形態と同様であるが、本実施の形態において、加湿部50は、ガス等を加熱する加熱手段を有している。加熱手段は、第一の加湿装置51に設けられた熱交換手段53と、第二の加湿装置52に設けられた熱交換手段54、ならびに、第一の加湿装置51と第二の加湿装置52の間の配管22に設けられた熱交換器55とから構成されている。なお、第一の加湿装置51および第二の加湿装置52は熱交換手段53,54を有する他は、図3(a)、(b)に示す構成と同様の構成を有しているものとする。
【0027】
ここで、加湿部50の加熱手段について、熱交換手段53,54、熱交換器55の順番に説明する。
熱交換手段53,54は、例えば、図3(a)に示した中空糸膜モジュール33の外周面を覆うように設けられたチューブからなり、中空糸膜モジュール33の一端部から他端部まで循環水CWを中空糸膜モジュール33の長手方向に沿って流す、いわゆるジャケットタイプのものを使用することができる。このような構成にすると、循環水CWが保有する熱を中空糸膜モジュール33のハウジング36を介して、水素ガスHdや、空気Ad、加湿用オフガスMGや、第一、第二の中空糸膜P1,P2に伝達することで、これらを加熱することができる。また、この熱交換手段53,54への循環水CWの導入および排出は、燃料電池2に連結された循環水ライン56により行われている。なお、熱交換手段53,54は、循環水CWの保有する熱を、水素ガスHd等に伝達できる構成であれば、図に示すものに限定されずに、種々の構成とすることができる。
【0028】
熱交換器55は、第一の加湿装置51と第二の加湿装置52の間に設けられ、第一の加湿装置51を通過した加湿用オフガスMGが流れる配管22を覆うように設けられたチューブや、配管22の外周に螺旋状に巻かれた配管等から構成されている。この熱交換器55によれば、第二の加湿装置52に導入する加湿用オフガスMGが保有する水分の凝縮を防止し、再蒸発を促すことができるので、第二の加湿装置52における空気Adの加湿の効率を向上させることができる。熱交換器55への循環水CWの導入や排出も前記の循環水ライン56により行われる。
【0029】
このような加熱手段を設けて、加湿用オフガスMG、水素ガスHd、空気Adを加熱することで、水素ガスHdおよび空気Adに含有される水分量を増やすことができる。従って、燃料電池2の固体電解質膜に水分を安定して供給できるので、プロトン伝導率が高くなり、固体電質膜を透過するプロトン(水素イオン)の数を増やし、発電効率を向上させることができる。
ここで、循環水CWは、熱交換手段53,54および熱交換器55における熱交換により冷却される。そして、この冷却された循環水CWが再び燃料電池2の冷却に用いられるので、燃料電池2の廃熱を有効に利用する効果も兼ねている。
【0030】
なお、本発明は前記の各実施の形態に限定されずに、広く応用することが可能である。例えば、加湿部3において、第一の加湿装置31と第二の加湿装置32の配置を図2、図4、図5に示すような直列とする替わりに、加湿用オフガスMGの流れに対して並列に配置することも可能である。
また、水透過膜は中空糸膜P1,P2に限定されずに、シート形状等の任意の形状で用いることができる。
さらに、加湿用オフガスMGは、カソードオフガスCOGとしたが、アノードオフガスAOGが水分を多く含む場合は、アノードオフガスAOGを加湿用オフガスMGとすることができる。この場合は、加湿用オフガスMGに未反応の水素ガスHdが含まれる可能性があるので、空気Adを加湿する第二の加湿装置32には、非多孔質型の水透過膜を用いることが望ましい。
【0031】
そして、図5において加熱手段は、第一の加湿装置51や、第二の加湿装置52、または、配管22のみに設けることもできる。また、燃料電池2と第一の加湿装置51との間の配管25や、燃料電池2と第二の加湿装置32との間の配管27に加熱手段を設けることもできる。特に、配管25および配管27を加熱すると、加湿水素ガスHwや加湿空気Awが燃料電池2に供給されるまでに冷却されて、水が配管25,27中に凝縮することを防止できる。
さらに、加熱手段は、熱交換手段53,54および熱交換器55のほかに、所定の構造を有するヒータとすることもできる。ヒータを用いる場合は、加湿用オフガスMG、水素ガスHd、空気Adをより高温に加熱することができるので、充分な水分を燃料電池2の固体電解質膜に供給することができる。
また、空気圧縮機5と第二の加湿装置52との間に、空気Adを所定温度まで冷却する冷却装置を設けても良い。空気Adの温度が所定温度よりも高くなる場合であっても、水透過膜の耐久性を維持することができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、燃料電池に供給される反応ガスを良好に加湿できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考の形態における燃料電池システムの全体構成図である。
【図2】本発明の参考の形態における燃料電池および加湿部の構成を示す構成図である。
【図3】(a)第一の加湿装置の側部断面図、(b)第一の加湿装置の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態における燃料電池および加湿部の構成を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の別の形態における燃料電池および加湿部の構成を示す構成図である。

Claims (2)

  1. 反応ガスを電気化学反応させて発電する燃料電池と、
    多孔質型の水透過膜を有し、前記燃料電池から排出されたオフガスの水分が、前記多孔質型の水透過膜を透過し、前記燃料電池に向かう反応ガスを加湿する加湿装置と、
    前記燃料電池から排出され前記加湿装置に向かうオフガスを前記加湿装置の手前で加熱する加熱手段と、
    前記燃料電池を経由するように熱媒体を循環させる熱媒体ラインと、
    を備え
    前記加熱手段は、前記燃料電池から排出され前記加湿装置に向かうオフガスと、前記燃料電池から排出され当該燃料電池で加熱された熱媒体との間で熱交換させる熱交換器である
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. カソード用反応ガスとアノード用反応ガスとを電気化学反応させて発電する燃料電池と、
    カソード用反応ガスを圧縮して吐出し、前記燃料電池に供給する圧縮機と、
    多孔質型の水透過膜を有し、前記圧縮機から前記燃料電池に向かうカソード用反応ガスを加湿するカソード用加湿装置と、
    非多孔質型の水透過膜を有し、前記燃料電池に向かうアノード用反応ガスを加湿するアノード用加湿装置と、
    を備え、
    前記燃料電池のカソードから排出されたカソードオフガスは、前記カソード用加湿装置、前記アノード用加湿装置、の順で通流し、
    前記カソード用加湿装置では、カソードオフガスの水分が、前記多孔質型の水透過膜を透過してカソード用反応ガスを加湿し、
    前記アノード用加湿装置では、カソードオフガスの水分が、前記非多孔質型の水透過膜を透過してアノード用反応ガスを加湿する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
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