JP5186281B2 - バイポーラパルス電源及びこのバイポーラパルス電源を複数台並列接続してなる電源装置 - Google Patents

バイポーラパルス電源及びこのバイポーラパルス電源を複数台並列接続してなる電源装置 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマ及び表面処理装置にバイポーラパルス状に電力供給するバイポーラパルス電源及びこのバイポーラパルス電源の複数台並列接続してなる電源装置に関する。
この種のバイポーラパルス電源は、例えば処理基板表面に所定の薄膜を形成するスパッタリング装置に用いられ、直流電力を供給する整流回路と、この整流回路の正負の出力端に接続され、4個のスイッチング素子からなるMOSFETブリッジ回路とを有するものが知られている。そして、制御手段によって各スイッチング素子を適宜作動させて、出力端(電極)である一対のターゲットに所定の周波数で交互に極性を切換えて任意のパルス電圧を印加し、各ターゲットをアノード電極、カソード電極に交互に切換えてアノード電極及びカソード電極間にグロー放電を生じさせてプラズマ雰囲気を形成し、各ターゲットをスパッタリングする。これにより、ターゲット表面に蓄積する電荷が反対の位相電圧を印加したとき打ち消され、安定的な放電が得られるという利点がある(例えば、特許文献1)。
このようなグロー放電中では、何らかの原因によりアーク放電(異常放電)が発生することが知られている。アーク放電が発生すると、プラズマ(負荷)のインピーダンスが急激に小さくなるため、急激な電圧低下が起こり、それに伴って電流が増加する。ここで、ターゲットが、特にアルミニウム等の金属製である場合、高いアーク電流値のアーク放電がターゲット間で局所的に発生すると、ターゲットが溶かされて放出されたものが処理基板表面に付着するというパーティクルやスプラッシュ(数μm〜数百μmの塊)が発生し、良好な成膜ができない。
このことから、上記バイポーラパルス電源では、ブリッジ回路からの出力電流を検出する検出回路と、アーク放電発生時の電流上昇を抑制するインダクタとを設け、この検出回路で検出した出力電流が定常出力電流値を超えたときに、作動中のスイッチング素子を切換え、その電極への出力を一旦遮断する。そして、過電流が鎮静してその値が定常出力電流値近くになると、その電極への出力を再開するようにしている。この場合、出力電流が一定の範囲を超えて変化すると、異常放電の前段現象(マイクロアーク)として捉え、その消弧処理を行うことで電流変化量の多いアーク放電の発生を抑制することもできる。
特許第3639605号公報
ところで、一般に直流電力供給源からの出力は定電圧特性を有しているため、インダクタンス成分より、容量成分(キャパシタンス)成分が支配的になっている。このため、アーク放電発生時に、プラズマ負荷側のインピーダンスが小さくなる(場合によっては、数オーム以下まで小さくなる)ことで、出力とプラズマ(負荷)とが結合されて容量成分から急激に出力側に放出される。その結果、インダクタンス値の小さなインダクタを設けも、電流上昇を効率よく抑制できず、短時間(数μSの間)で過電流が流れる(つまり、アーク放電発生時の単位時間当たりの電流上昇率が高い)という問題がある。
単位時間当たりの電流上昇率が高い場合、電流変化量が比較的小さい状態を捕らえてマイクロアーク処理を行うときですら、電圧変化に遅れて発生する電流変化に基づくアーク放電検出からプラズマへの電力供給の遮断までの時間内で、大きなアーク電流が流れる場合があり、放出されるアークエネルギが大きくなって(定常電流値の2倍程度の電流が流れる)、スプラッシュやパーティクルが発生し易くなり、特に、アーク放電が連続して発生しているときには、スプラッシュやパーティクルの発生を実質的に抑制できない。
そこで、本発明の目的は、アーク放電発生時の電流上昇を効果的に制限でき、スプラッシュやパーティクルの発生を抑制できるバイポーラパルス電源及びこのバイポーラパルス電源の複数台並列接続してなる電源装置を提供することにある。
特許第3639605号公報(例えば、請求項1、段落番号0016の記載参照)。
上記課題を解決するために、請求項1記載のバイポーラパルス電源は、直流電力供給源からの正負の直流出力間に接続されたスイッチング素子から構成されるブリッジ回路と、ブリッジ回路の各スイッチング素子のオン、オフの切換えを制御する制御手段とを備え、プラズマに接触する一対の電極に所定の周波数でバイポーラパルス状に電力供給するバイポーラパルス電源において、前記直流電力供給源からブリッジ回路への正負の直流出力のうち少なくとも一方に1mH以上の値を持つインダクタを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、直流電力供給源からブリッジ回路に直流電力を供給した状態で、制御手段によって、ブリッジ回路を構成するスイッチング素子のうち一方の電極に出力する2個のスイッチング素子をオンすると、一方の電極に電力供給(出力)される。次いで、一方の電極に出力中のスイッチング素子をオフすると共に、他方の電極に出力する2個のスイッチング素子をオンすると、他方の電極に出力される。この制御を繰返すことで、プラズマに接触する一対の電極に所定の周波数でバイポーラパルス状に電力供給される。
そして、何らかの原因でアーク放電が発生した場合、プラズマのインピーダンスが急激に小さくなることに起因して、急激な電圧低下が起こり、それに伴って電流が増加する。このとき、直流電力供給源からブリッジ回路への正負の直流出力のうち少なくとも一方に1mH以上の値を持つインダクタを設けたため、直流電源供給源からの出力は定電流特性となり、その結果、アーク放電の発生時の単位時間当たりの電流上昇率が制限される。
ここで、アーク放電発生時の単位時間当たりの出力電流上昇率(Δi)は、インダクタのインダクタンス値をL、電極への出力電圧をV及び電流変化時間Δtとすると、Δi=Δt・V/Lで算出される。この場合、一般に量産に用いられるスパッタリング装置では、ターゲットへの出力電力が少なくとも5kW以上であるため、単位時間(例えば、100μS)当りのアーク放電発生時の出力電流上昇率を、定常電流値の200%より小さく、より好ましくは、150%以下に抑制するには、インダクタが、1mH以上のインダクタンス値を持つ必要がある。
ところで、上記のように1mH以上の値を持つインダクタを設けた場合、ブリッジ回路の各スイッチング素子を切換えるとき、通常の放電電圧より高い電圧が発生する場合がある。つまり、プラズマにインダクタンス成分が発生することで、各電極での極性反転時に過電圧が生じる。このように過電圧が生じると、アーク放電を誘発する虞があるため、前記直流電力供給源からの正負の直流出力に並列に接続したキャパシタと、前記インダクタに並列であって相互に直列に接続されたダイオード及び抵抗とを備える出力クランプ回路をさらに有するものであれば、極性反転時、その当初には電極への出力が定電圧特性となり、出力電流が徐々に増加するようになり、その後に(出力電流が所定値に達すると)、電極への出力が定電流特性となる。その結果、各電極での極性反転時に過電圧が生じることが防止され、過電流に起因したアーク放電の発生が抑制される。
尚、前記電極は、スパッタリング法を実施する処理室内に配置した一対のターゲットである。
また、前記直流電力供給源からブリッジ回路への正負の直流出力間に設けた出力短絡用のスイッチング素子と、前記一対の電極間の出力電流を検出する検出手段と、この出力電流の絶対値が電極への定常出力電流値を超えると、異常放電発生の前段現象として捕える異常放電検出手段とを備え、この異常放電検出手段によって異常放電発生の前段現象が捕えられると、前記出力短絡用のスイッチング素子によって電極への出力を遮断して異常放電の消弧処理を行うようにすればよい。
これによれば、バイポーラパルス状の電力供給の際、スイッチング損失を1個の出力短絡用のスイッチング素子のみで発生させることができるだけでなく、出力中の2個のスイッチング素子を制御して異常放電の消弧処理を行う場合より、応答性よくその制御ができ、この処理中でもブリッジ回路の各スイッチング素子にはスイッチング損失が殆ど発生せず、その耐久性を向上できる。
さらに、上記課題を解決するために、請求項5記載の電源装置は、請求項4記載のバイポーラパルス電源を複数台並列接続してなる電源装置であって、同一の処理室内に配置した複数対の電極にバイポーラパルス状の電力供給を行うとき、各バイポーラパルス電源の出力短絡用のスイッチング素子のオン、オフの切換えを制御する統括制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、統括制御手段を介して各バイポーラパルス電源の各出力短絡用のスイッチング素子のみを同期させれば良いため、ブリッジ回路のスイッチング素子を十分な余裕を持って作動させることができ、各バイポーラパルス電源のスイッチング素子や制御回路にスイッチング速度や制御速度の個体差があっても、その同期運転は容易である。
以上説明したように、本発明のバイポーラパルス電源及びは電源装置では、アーク放電発生時の電流上昇を効果的に制限され、その結果、スプラッシュやパーティクルの発生が効果的に抑制され、良好な薄膜形成が可能になるという効果を奏する。
図1を参照して、Eは、本発明のバイポーラパルス電源であり、バイポーラパルス電源Eは、例えばスパッタリング装置内の処理基板に対向させて配置され、プラズマPに接触する電極である一対のターゲットT1、T2に対し、所定の周波数でバイポーラパルス状に電力供給するために用いられる。バイポーラパルス電源Eは、直流電力の供給を可能とする直流電力供給部1と、各ターゲットT1、T2への出力(電力供給)を制御する発振部2とから構成される。この場合、出力電圧の波形は、略方形波や略正弦波である。
直流電力供給部1は、その作動を制御する第1のCPU回路11と、商用の交流電力(3相AC200V又は400V)が入力される入力部12と、入力された交流電力を整流して直流電力に変換する6個のダイオード13aからなる整流回路13とを有し、正負の直流電力ライン14a、14bを介して直流電力を発振部2に出力する。また、直流電力供給部1には、直流電力ライン14a、14b間に設けたスイッチングトランジスタ(スイッチング素子)15と、第1のCPU回路11に通信自在に接続され、スイッチングトランジスタ15のオン、オフを制御する出力発振用のドライバー回路16とが設けられている。直流電力ライン14a、14b間には、その電流、電圧を検出する検出回路17aが接続され、検出回路17aで検出された電流、電圧は、AD変換回路17bを介して第1のCPU回路11に入力されるようになっている。
他方、発振部2には、第1のCPU回路11に通信自在に接続された第2のCPU回路21と、正負の直流電力ライン14a、14b間に接続された4個の第1乃至第4のスイッチングトランジスタSW1乃至SW4からなるブリッジ回路22と、第2のCPU回路21に通信自在に接続され、各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4のオン、オフの切換を制御する出力発振用のドライバー回路23とが設けられている。
そして、出力発振用のドライバー回路23によって、例えば第1及び第4のスイッチングトランジスタSW1、SW4と、第2及び第3のスイッチングトランジスタSW2、SW3とのオン、オフのタイミングが反転するように各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4の切換えを制御すると、ブリッジ回路22からの出力ライン24a、24bを介して一対のターゲットT1、T2にバイポーラパルス状に電力供給される。出力ライン24a、24bには、一対のターゲットT1、T2への出力電流及び出力電圧を検出する検出回路25が接続され、この検出回路25で検出された出力電流及び出力電圧は、AD変換回路26を介して第2のCPU回路21に入力されるようになっている。
ここで、上記構成のバイポーラパルス電源Eにおいて、直流電力供給部1から直流電力を出力した状態で各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4を切換えたのでは、それらのスイッチング損失が多大となるため、各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4の耐久性が向上するように構成する必要がある。本実施の形態では、直流電力供給部1からの正負の直流出力ライン14a、14b間に、出力発振用のドライバー回路23によってオン、オフの切換が制御される出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0を設け、出力短絡用のスイッチトランジスタSW0の短絡状態(ターゲットT1、T2への出力が遮断される状態)で、ブリッジ回路22の各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4の切換えを行うようにした。
つまり、図2に示すように、一対のターゲットT1、T2にバイポーラパルス状に電力供給する場合、スイッチングトランジスタSW0の短絡状態(オン)で、例えば第1及び第4のスイッチングトランジスタSW1、SW4をオンし、その後、スイッチングトランジスタSW0の短絡を解除(オフ)して一方のターゲットT1に出力する(ターゲットT1に負の電位が印加される)。次いで、スイッチングトランジスタSW0を再度短絡し、第1及び第4のスイッチングトランジスタSW1、SW4をオフすると共に、第2及び第3のスイッチングトランジスタSW2、SW3をオンし、その後、スイッチングトランジスタSW0をオフして他方のターゲットT2に出力する(ターゲットT2に負の電位が印加される)。
そして、各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4のオン、オフのタイミングが反転する上記制御を繰り返すことで、一対のターゲットT1、T2の間に所定の周波数でバイポーラパルス状に電力供給する。その際、所定圧力に保持された装置内にArなどのスパッタガスを導入した状態で、所定の周波数で交互に極性をかえて電力投入される一対のターゲットT1、T2がアノード電極、カソード電極に交互に切換わり、アノード電極及びカソード電極間にグロー放電を生じさせてプラズマ雰囲気が形成され、各ターゲットT1、T2をスパッタリングできる。
これにより、ターゲットT1、T2への出力する際に発生するスイッチング損失は、スイッチングトランジスタSW0でのみ発生し、各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4にはスイッチング損失が殆ど発生しない。その結果、高機能のスイッチング素子を用いることなく、高い耐久性を達成でき、しかも、4個のスイッチング素子でスイッチング損失が発生する場合のような十分な放熱機構が不要になり、低コスト化が図れる。
上記のようにグロー放電中では、何らかの原因によりアーク放電が発生する場合がある。アーク放電が発生すると、プラズマのインピーダンスが急激に小さくなるため、急激に電圧低下が起こり、それに伴って電流が増加する。このため、本実施の形態では、検出回路25で検出された出力電流及び出力電圧が入力されるアーク検出制御回路27を第2のCPU回路21に通信自在に設け(図1参照)、出力電流が一定の範囲を超えて変化すると、アーク放電の前段現象(マイクロアーク)として捉え、その消弧処理を行うことでアーク電流の大きなアーク放電の発生を抑制している。
ここで、従来のバイポーラパルス電源のように、直流電力供給部からの出力が定電圧特性を有していると、インダクタンス成分より、容量成分(キャパシタンス)成分が支配的になる。図3に示すように、容量成分(キャパシタンス)成分が支配的であると、アーク放電発生時にプラズマ負荷側のインピーダンスが小さくなることで、出力とプラズマ負荷とが結合されて容量成分から急激に出力側に放出される。このため、検出手段によるアーク放電の検出から電極への出力遮断までの時間内で、大きなアーク電流が流れる。その結果、一度の処理でアーク放電を消弧できないと、マイクロアーク処理を行う毎にアーク電流値が高くなり(放出されるアークエネルギが大きくなる)、スプラッシュやパーティクルが発生し易くなる。
本実施の形態では、負の直流出力ライン14bに、1mH以上、好ましくは2mH以上の値を持つインダクタ28を設けることとした(図1参照)。そして、マイクロアーク処理時の電流上昇率が、定常電流値の200%より小さく、より好ましくは、150%以下に制限することとした。即ち、アーク放電発生時の出力電流上昇率(Δi)は、インダクタ28のインダクタンス値をL、ターゲットT1、T2への出力電圧をV及び電流変化時間Δtとすると、Δi=Δt・V/Lで算出される。この場合、一対のターゲットT1、T2への出力電圧を500V、出力電流を100Aとし、マイクロアーク処理(出力遮断)時間を200μSとし、過電流を検出して出力を遮断するまでの電流上昇率を150%にするには、Δiは50Aとなる。このような場合には、2mHのインダクタンス値を持つインダクタ28を負の直流出力ライン14bに接続すればよい。
尚、本実施の形態では、負の直流出力ライン14bに、1mH以上、好ましくは2mH以上の値を持つインダクタ28を設けているが、これに限定されるものではなく、正の直流出力ライン14aまたは、正負の両直流出力ライン14a、14bに各々設けてもよい。
そして、図4に示すように、検出回路25で検出した出力電流Iaが、定常出力電流値Icを超えたとき、アーク検出制御回路27によってアーク放電発生の前段現状として捕え、第2のCPU回路21及びアーク検出制御回路27を介して出力発振用のドライバー回路23によって出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0が短絡(オン)される。このとき、直流出力ライン14bにインダクタ28を設けることで、直流電源供給部1からの出力が定電流特性となり、アーク放電の発生時の電流上昇率が制限される。
出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0が短絡(オン)されたとき、ブリッジ回路22の各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4は、いずれか一方のターゲットT1、T2への出力状態に保持されているが、スイッチングトランジスタSW0が短絡されることでターゲットT1、T2への出力が遮断される(マイクロアーク処理)。
次いで、所定時間経過後(数μS〜数百μS)に、出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0の短絡を解除(オフ)し、各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4の作動状態に応じていずれか一方のターゲットT1、T2への出力を再開する。このとき、アーク検出制御回路27によって出力電流Vaが定常出力電流値Vcを超えているかを判断し、定常出力電流値Vcを未だ超えていれば、出力発振用ドライバー回路23によって出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0を再度短絡する。
この一連のマイクロアーク処理を複数回繰り返しても出力電流Iaが定常出力電流値Icを超えた状態のままであるか、または、出力電流Iaが予め設定された所定値を超えると、スプラッシュやパーティクルの発生を誘発するアーク放電が発生すると判断し、第1のCPU回路11からの制御によってスイッチングトランジスタ15をオンし、直流電力供給部1からの出力を停止する(ハードアーク処理)。この処理の間でも、アーク電流値は、定常電流値の200%より小さく保持されることと(図5参照)、出力中の2個のスイッチングトランジスタSW1乃至SW4を切換えてアーク放電の消弧処理を行う場合より、応答性よくその出力遮断の制御ができることとが相俟って、放出されるアークエネルギが小さくして、スプラッシュやパーティクルの発生を効果的に抑制できる。この処理の間、ブリッジ回路22の各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4にはスイッチング損失が殆ど発生しないため、その耐久性を一層向上できる。
ところで、上記のように1mH以上の値を持つインダクタ28を設けた場合、図6(a)に示すように、ブリッジ回路22の各スイッチング素子SW1乃至SW4を所定の周波数(例えば、5kHz)で切換えるときに通常の放電電圧Vcより高い電圧Vaが発生する。つまり、プラズマPにインダクタンス成分が発生し、各ターゲットT1、T2の極性反転時に過電圧が生じる。このように過電圧が生じると、アーク放電を誘発する虞がある。
このことから、本実施の形態では、直流電力供給部1からの正負の直流出力ライン14a、14bに並列に接続したキャパシタCと、インダクタ28に並列であって相互に直列に接続されたダイオードD及び抵抗Rとを接続した出力クランプ回路29を設けることとした。これにより、図6(a)及び図6(b)に示すように(尚、図6では、一方のターゲットT1での出力電圧及び出力電流の変化のみを示している)、各ターゲットT1、T2の極性反転時、その当初には、電源側をカソードとして接続したダイオードDによりインダクタ28が短絡され、各ターゲットT1、T2への出力が定電圧特性となり、出力電流Acが徐々に増加する(図6(b)参照)。そして、出力電流Acが、設定電力に応じた所定値に達すると、上記出力が定電流特性となる。その結果、各ターゲットT1、T2での極性反転時に過電圧が生じることが防止され、過電流に起因したアーク放電の発生を抑制がされる。この場合、キュパシタCとしては、5〜20μFのものが用いられ、抵抗Rとしては、数Ω〜10Ωの範囲のものが用いられる。
次に、図7及び図8を参照して、本発明のバイポーラパルス電源Eを複数台並列接続してなる電源装置について説明する。ESは、本発明の電源装置であり、この電源装置ESは、例えば次の構成を有するマグネトロンスパッタリング装置(以下、「スパッタ装置」という)3に用いられている。
スパッタ装置3は、ロータリーポンプ、ターボ分子ポンプなどの真空排気手段(図示せず)を介して所定の真空圧(例えば、10−5Pa)に保持できる真空チャンバ31を有し、スパッタ室(処理室)32を構成する。真空チャンバ31の上部には、例えばFPD製造の際に用いられる大面積の処理基板Sを電位的にフローティング状態で保持する基板ホルダー33が設けられている。真空チャンバ31にはまた、プロセスガスをスパッタ室32内に導入するガス導入管(図示せず)が設けられ、Ar等の希ガスからなるスパッタガスや反応性スパッタにより所定の薄膜を形成する場合に処理基板S表面に形成しようとする薄膜の組成に応じて適宜選択されるO、NやHOなどの反応性ガスとが処理室32に導入できる。
スパッタ室32には、処理基板Sに対向させて、複数枚(本実施の形態では8枚)のターゲット41a乃至41hが等間隔で並設されている。各ターゲット41a乃至41hは、Al、Ti、Mo、インジウム及び錫の酸化物(ITO)やインジウム及び錫の合金など、処理基板S表面に形成しようとする薄膜の組成に応じて公知の方法で作製され、例えば略直方体(上面視において長方形)など同形状に形成されている。
各ターゲット41a乃至41hは、スパッタ中、ターゲット41a乃至41hを冷却するバッキングプレートに、インジウムやスズなどのボンディング材を介して接合されている。各ターゲット41a乃至41hは、未使用時のスパッタ面が処理基板Sに平行な同一平面上に位置するように、絶縁部材を介して真空チャンバ31に設けられる。また、ターゲット41a乃至41hの後方(スパッタ面と背向する側)には、公知の構造を有する磁石組立体(図示せず)が配置され、各ターゲット41a乃至41hの前方(スパッタ面)側で電離した電子及びスパッタリングによって生じた二次電子を捕捉することで、各ターゲット41a乃至41h前方での電子密度を高くしてプラズマ密度が高まり、スパッタレートを高くできる。
各ターゲット41a乃至41hは、隣り合う2枚で一対のターゲット(41aと41b、41cと41d、41eと41f、41gと41h)を構成し、一対のターゲット41a乃至41h毎に割当てて上記実施の形態のパイポーラパルス電源E1乃至E4が設けられ、パイポーラパルス電源E1乃至E4からの出力ライン24a、24bが各一対のターゲット41a、41b(41c及び41d、41e及び41f、41g及び41h)に接続されている。これにより、パイポーラパルス電源E1乃至E4によって、各一対のターゲット41a乃至41hに対し交互に極性をバイポーラパルス状の電力供給が可能になる。
本実施の形態では、安定してターゲット41a乃至41hの前方にプラズマを生成するために、相互に隣接するターゲット41a乃至41hの極性が相互に反転するように、各パイポーラパルス電源E1乃至E4を同期させて電力供給される(図5参照)。この同期運転のために、各パイポーラパルス電源E1乃至E4の第2のCPU回路21に通信自在に接続されたCPUからなる統括制御手段5が設けられている。
そして、各バイポーラパルス電源E1乃至E4の出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0の短絡状態で、各バイポーラパルス電源E1乃至E4毎に、第1及び第4のスイッチングトランジスタSW1、SW4と、第2及び第3のスイッチングトランジスタSW2、SW3とのオン、オフのタイミングが反転すると共に、相互に隣合うターゲット41a乃至41hへの極性が反転するように各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4を作動させた後、統括制御手段5からの出力でスイッチングトランジスタSW0の短絡が解除され、一対のターゲットのうち各一方のもの41a、41c、41e、41gに出力する。
次いで、統括制御手段5からの出力で各バイポーラパルス電源E1乃至E4の出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0を短絡し、各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4を切換えた後に、統括制御手段からの出力でスイッチングトランジスタSW0の短絡が解除し、他方の各ターゲット41b、41d、41f、41hに出力する。そして、上記制御を繰り返すことで、各ターゲット41a乃至41hに所定の周波数でバイポーラパルス状に電力供給されて同期運転される。
この同期運転の際、統括制御手段5によって各バイポーラパルス電源E1乃至E4の出力短絡用のスイッチング素子SW0のオン、オフの切換えのタイミングのみを同期させれば良いため、各バイポーラパルス電源E1乃至E4のスイッチング素子SW1乃至SW4を十分な余裕を持って作動させることができ、各バイポーラパルス電源のスイッチング素子や制御回路に個体差があっても、その同期運転は容易である。
また、各バイポーラパルス電源E1乃至E4は、スパッタリング中に、いずれか1個のバイポーラパルス電源において検出回路25で検出した出力電流Iaが、定常出力電流値Icを超えたとき、そのバイポーラパルス電源のアーク検出制御回路23による出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0の切換えで上述したマイクロアーク処理を行うように構成されている。
いずれか1個のバイポーラパルス電源でマイクロアーク処理を行う際、このバイポーラパルス電源からの出力ケーブル24a、24bが接続された一対のターゲットと、この一対のターゲットに隣合う他のバイポーラパルス電源からの出力ケーブル24a、24bが接続された他のターゲットとの電位が相互に一致していると、アーク放電を消弧し易くできる。
本実施の形態では、いずれか1個のバイポーラパルス電源E1乃至E4においてマイクロアーク処理を開始したとき、それが統括制御手段5を介して、隣合うターゲットに出力しているバイポーラパルス電源の第2のCPU回路21にそれが出力される。この場合、その第2のCPU回路21を介して、出力発振用のドライバー回路23によって出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0が一旦短絡され、各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4の作動状態に応じて、電位が相互に一致するように各スイッチングトランジスタSW1乃至SW4の作動のタイミングが変更され、出力短絡用のスイッチングトランジスタSW0の短絡が解除され、ターゲットに出力されるようにしている。
尚、本実施の形態では、各パイポーラパルス電源E1乃至E4を同期運転するため統括制御手段を設けたものについて説明したが、いずれか1個の第2のCPU回路21を統括制御手段として構成し(マスター電源)、この統括制御手段の出力によって、他のパイポーラパルス電源E2乃至E4(スレーブ電源)の作動が制御されるようにしてもよい。
本発明のバイポーラパルス電源の構成を概略的に示す図。 本発明のバイポーラパルス電源の出力制御を説明する図。 従来のバイポーラパルス電源でのマイクロアーク処理時の電流変化を説明する図。 本発明のバイポーラパルス電源でのマイクロアーク処理を説明する図。 本発明のバイポーラパルス電源でのマイクロアーク処理時の電流変化を説明する図。 (a)及び(b)は、一方の電極への出力電圧及び出力電流の波形を説明する図。 本発明の電源装置を用いたスパッタリング装置を概略的に説明する図。 本発明の電源装置の出力制御を説明する図。
符号の説明
1 直流電力供給部
2 発振部
22 ブリッジ回路
24a、24b 出力ケーブル
25 出力電流、電圧検出回路
27 アーク検知制御回路
E バイポーラパルス電源
SW0乃至SW4 スイッチング素子
T1、T2 電極(ターゲット)

Claims (4)

  1. 直流電力供給源からの正負の直流出力間に接続されたスイッチング素子から構成されるブリッジ回路と、ブリッジ回路の各スイッチング素子のオン、オフの切換えを制御する制御手段とを備え、プラズマに接触する一対の電極に所定の周波数でバイポーラパルス状に電力供給するバイポーラパルス電源において、前記直流電力供給源からブリッジ回路への正負の直流出力のうち少なくとも一方に1mH以上の値を持つインダクタを設け、
    前記直流電力供給源からの正負の直流出力に並列に接続したキャパシタと、前記インダクタに並列であって相互に直列に接続されたダイオード及び抵抗とを備える出力クランプ回路をさらに有することを特徴とするバイポーラパルス電源。
  2. 前記電極は、スパッタリング法を実施する処理室内に配置した一対のターゲットであることを特徴とする請求項1記載のバイポーラパルス電源。
  3. 前記直流電力供給源からブリッジ回路への正負の直流出力間に設けた出力短絡用のスイッチング素子と、前記一対の電極間の出力電流を検出する検出手段と、この出力電流の絶対値が電極への定常出力電流値を超えると、異常放電発生の前段現象として捕える異常放電検出手段とを備え、この異常放電検出手段によって異常放電発生の前段現象が捕えられると、前記出力短絡用のスイッチング素子によって電極への出力を遮断して異常放電の消弧処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載のバイポーラパルス電源。
  4. 請求項記載のバイポーラパルス電源を複数台並列接続してなる電源装置であって、同一の処理室内に配置した複数対の電極にバイポーラパルス状の電力供給を行うとき、各バイポーラパルス電源の出力短絡用のスイッチング素子のオン、オフの切換えを制御する統括制御手段を備えたことを特徴とする電源装置。
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