JP5186058B1 - パンツ型の着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 少なくともクロッチ域の中央部が所要の柔軟性を有し、かつ、クロッチ域の前ウエスト域側が所要の引張強度を有するパンツ型の着用物品の提供。
【解決手段】 前後ウエスト域11,12と、クロッチ域13のうちの少なくとも前ウエスト域11側の部分とがベースシート25と前ウエストシート26とを積層してなる複層域43、クロッチ域13の中央部13Cがベースシート25のみからなる単層域43である。複層域44は、境界40と、前ウエスト域11の内端縁11dと、吸液構造体15とシャーシ14とを接合する接合域60と、クロッチ域13の凹曲状の前記側縁19cとによって囲まれた隅部73を有し、複層域44と単層域43との境界40が接合域60を横断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨てのパンツ型おむつ、失禁用おむつカバー等のパンツ型の着用物品に関する。
従来、パンツ型の着用物品のベース形態を形成するシャーシと、シャーシの内面に位置する吸液構造体とを備える着用物品は公知である。例えば、特許文献1に開示の着用物品は、横長矩形状の前ウエストパネルと、後ウエスト域及びクロッチ域の一部を形成する略台形状の後ウエストパネルとを有するシャーシと、シャーシの内面に位置する吸液構造体とを備える。かかる着用物品において、前後ウエストパネルには横方向に延びる複数条のウエスト弾性体が配設され、後ウエストパネルのクロッチ域の一部を画定する延出部には、複数条のレッグ弾性体が配設されている。
特開2005−27839号公報
特許文献1に開示の着用物品は、前ウエストパネルと後ウエストパネルとの間に位置するクロッチ域の中央部において、シャーシを構成するシート部材が存在せず、吸液構造体のみが位置しているので、該部位にシャーシを形成する複数のシート部材が存在する場合に比して柔軟性に優れている。したがって、該部位が着用者の大腿部間に挟まれて折り曲げられてもごわついて着用感を損ねるおそれはない。また、クロッチ域の中央部にシャーシを形成するシート部材を配置しないことによって、製造コストを抑えることができる。
しかし、着用物品の着用時において、着用者の曲状の大腿部に対して直状に延びる吸液構造体の側縁近傍が当接することによって、着用者又は着用補助者の補助によりレッグ開口に脚を挿入しながら又は挿入後に、前後ウエスト域の両側部を着用者又は着用補助者が掴んで引っ張り上げるときに、クロッチ域の前ウエスト域側に位置する吸液構造体の一部が大腿部の内側に引っ掛かって、レッグ開口縁部が上下方向に引っ張られた状態になることがある。かかる場合において、レッグ開口縁部に生じる引張応力は、レッグ開口縁部のうちで大きく形状の変化する部位、すなわち、横方向に直状に延びる前ウエストパネルの下端縁と縦方向に直状に延びる吸液構造体の両側縁との交差する部位に集中し、該交差部位から着用物品の一部が破断するおそれがある。また、かかる着用物品のように、前後ウエスト域とクロッチ域とが別体のシート部材で形成されている場合には、ウエスト域及び/又はクロッチ域が引っ張られたときに、シート部材どうしの接合部において分離するおそれがある。
かかる事態を避けるために、クロッチ域を含め、着用物品の全体を複数層のシート部材で形成してシャーシのシート強度を全体的に高くすることも考えられるが、その場合には、クロッチ域の中央部の柔軟性が損なわれ、また、使用するシート部材の量が増えることによって、製造コストが上がる。
本発明の目的は、従来の使い捨て着用物品の改良であって、少なくともクロッチ域の中央部が所要の柔軟性を有し、かつ、クロッチ域の前ウエスト域側が所要の引張強度を有する使い捨て着用物品の提供にある。
本発明は、縦方向及びそれに直交する横方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置していて、凹曲状の両側縁を有するクロッチ域と、前記前後ウエスト域と前記クロッチ域とを画定するシャーシと、前記シャーシの前記肌対向面に固定され、少なくとも前記クロッチ域において前記縦方向へ延びる吸液構造体とを含むパンツ型の着用物品に関する。
本発明に係る着用物品は、前記シャーシは、前記前後ウエスト域と前記クロッチ域とに一連に広がるベースシートと、前記前ウエスト域において前記ベースシートに重なっていて前記ベースシートとともに、前記前ウエスト域と前記クロッチ域の一部とを形成する前ウエストシートと、前記後ウエスト域において前記ベースシートに重なっていて前記ベースシートとともに前記後ウエスト域と前記クロッチ域の一部とを形成する後ウエストシートとを含み、前記前ウエストシートと前記後ウエストシートとは前記クロッチ域において前記縦方向に互いに離間しており、
前記シャーシは、前記クロッチ域において、前記前後ウエストシートと前記ベースシートとによって形成された複層域と、前記前ウエストシートの中間内端縁により画定される第1境界と前記後ウエストシートの中間内端縁により画定される第2境界との間に位置する前記ベースシートのみから形成された単層域とを有し、前記第1及び第2境界が前記横方向へ延びており、
前記クロッチ域の前記前ウエスト域側に位置する複層域が、前記第1境界と、前記前ウエスト域の前記縦方向における内端縁と、前記吸液構造体と前記シャーシとを接合して前記縦方向へ延びる接合域と、前記クロッチ域の凹曲状の前記側縁とによって囲まれた隅部を有し、前記第1境界が前記接合域を横断することを特徴とする。
本発明に係るパンツ型の着用物品は、シャーシを構成するベースシートが前後ウエスト域とクロッチ域との全体に延びていることから、前後ウエスト域とクロッチ域とが別体のシート部材から形成されている場合と異なり、着用時に前後ウエスト域及びクロッチ域が上下に引っ張られても、前後ウエスト域とクロッチ域とが容易に分離するおそれはない。また、シャーシは、クロッチ域の前ウエスト域側において、吸液構造体とシャーシとを接合する接合域とクロッチ域の凹曲状の側縁との間に位置する複層域からなる隅部を有し、着用時において、レッグ開口縁部に対し、上下方向に引っ張り上げようとする力が作用しても、隅部が所要の引張強度を有し、かつ、引張応力が局所的に集中することなく隅部において分散されることから、その一部が破断するおそれはない。さらに、クロッチ域の中央部はベースシートのみで形成されているので、所要の柔軟性を有し、着用者の肌を刺激せず、大腿部に挟まれてもごわつくことはなく、着用感が良好である。
本発明に係るパンツ型の着用物品の一例としての使い捨てのパンツ型おむつの斜視図。 おむつの一部破断展開平面図。 おむつの分解斜視図。 シャーシの平面図。 図2のV−V線に沿う模式的断面図。 おむつの外形と接合域のみを実線で表し、接合域の接合パターンを示すおむつの展開平面図。 正面側から見た、おむつの着用時の状態を示す図。 引張強度の試験に使用した、おむつの前ウエスト域側を含む部分の平面図。 引張強度の試験の様子を示す図。
図1〜3を参照すると、本発明に係るパンツ型の着用物品の一例である使い捨てのパンツ型おむつ10は、横方向X及び縦方向Yを有し、肌対向面及びその反対側の非肌対向面と、前ウエスト域11と、後ウエスト域12と、前ウエスト域11および後ウエスと域12の間に位置するクロッチ域13と、おむつ10のベース形態を形成するシャーシ14と、シャーシ14の肌対向面に位置し、クロッチ域13を中心として縦方向Yへ延びる吸液構造体15とを含む。おむつ10は、仮想縦中心線P−P(以下、縦軸Pともいう)と、仮想横中心線Q−Qとをさらに有し、仮想縦中心線P−Pに関してほぼ対称である。図2において、後述する各弾性体は、その収縮力に抗して伸長された状態にある。
おむつ10は、また、横方向Xへ延びる前後端部17,18と、縦軸Pに関して対称であって、互いに横方向Xにおいて対向する両側縁部19,20とを有する。両側縁部19,20は、着用者の大腿部に沿ってフィットするようにクロッチ域13において凹曲状に形成されており、クロッチ域13の、中央部13Cの前ウエスト域11側の部位が最も幅狭となっている。前ウエスト域11の前側縁部11a,11bと後ウエスト域12の後側縁部12a,12bとは、おむつ10の前後方向において互いに対向する側縁部どうしが縦方向Yへ断続的に延びるサイドシーム部22によって連結されることによって、ウエスト開口及び一対のレッグ開口24が形成される。サイドシーム部22では、熱又は超音波によるエンボス加工によって互いに重なり合うシートどうしが融着される。
シャーシ14は、肌対向面に位置し、前後ウエスト域11,12及びクロッチ域13を一連に画定する繊維不織布製のベースシート25と、非肌対向面側に位置し、縦方向Yにおいて互いに離間対向する、繊維不織布製の前後ウエストシート26,27とを有する。
ベースシート25は、互いに縦方向Yにおいて離間対向する第1及び第2端縁25a,25bと、横方向Xにおいて互いに離間対向する両側縁25c,25dとを有する。両側縁25c,25dは、前後ウエスト域11,12における直状部位と、クロッチ域13において、縦軸Pに向かって後ウエスト域12側から前ウエスト域11側により深く凸曲する曲状部位から形成される。
前ウエストシート26は、前ウエスト域11とクロッチ域13の一部とを形成する略台形状であって、横方向Xへ延びる中間内端縁26a及び外端縁26bと、縦方向Yへ延びる両外側縁26c,26dと、両外側縁26c,26dと中間内端縁26aとをむすぶ両側内端縁26e,26fとから形成される。両側内端縁26e,26fは、外側縁26c,26dから横方向Xへ直状に延びる直状部位と、該直状部位から中間内端縁26aに延びる曲状部位とを有する。前ウエストシート26は、両外側縁26c,26d間において横方向Xへ延びる矩形状の主体部29と、主体部29よりも幅狭であって、両側内端縁26e,26f間に位置する延出部30とを有する。
前ウエストシート26の主体部29とベースシート25との間には、両外側縁26c,26d間において横方向Xへ延びる複数条の第1ウエスト弾性体(ウエスト弾性体)31が伸長された状態で収縮可能に固定される。主体部29の最も縦方向Yの外側に位置する第1ウエスト弾性体31から外端縁26bの間には、折曲部33が位置する。折曲部33は、ベースシート25の内面に吸液構造体15が配置された状態で、ベースシート25の第1端縁25aに沿って内側へ折り曲げられ、ベースシート25及び吸液構造体15の肌対向面に固定される。
後ウエストシート27は、後ウエスト域12とクロッチ域13の一部とを形成する略台形状であって、横方向Xへ延びる中間内端縁27a及び外端縁27bと、外端縁27bから縦方向Yへ延びる両外側縁27c,27dと、両外側縁27c,27dと内端縁27aとを曲状に結ぶ両側内端縁27e,27fとから形成される。後ウエストシート27は、両外側縁27c,27d間において横方向Xへ延びる矩形状の主体部34と、主体部34よりも幅狭であって、両側内端縁27e,27f間に位置するほぼ台形状の延出部35とを有する。
後ウエストシート27の主体部34とベースシート25との間には、両外側縁27c,27d間において横方向Xへ延びる複数条の第2ウエスト弾性体(ウエスト弾性体)32が伸長状態で収縮可能に固定される。主体部34の最も縦方向Yの外側に位置する第2ウエスト弾性体32から外端縁27bの間には、折曲部38が位置する。折曲部38は、ベースシート25の内面に吸液構造体15が配置された状態で、ベースシート25の第2端縁25bに沿って内側へ折り曲げられ、ベースシート25及び吸液構造体15の肌対向面に固定される。
後ウエストシート27の延出部35とベースシート25との間には、クロッチ域13の後レッグ開口縁、すなわち、後ウエストシート27の外側縁27c,27dの下端側から両側内端縁27e,27fに沿って湾曲状に延び、クロッチ域13を横断して中間内端縁27aの下端まで延びる複数条のレッグ弾性体37が伸長状態で収縮可能に固定される。
図3及び図4を参照すると、前述のように、ベースシート25の前後所要域に前後ウエストシート26,27が積層固定された状態におけるシャーシ14のクロッチ域13には、前後ウエストシート26,27の中間内端縁26a,27aが位置する。この位置における内端縁26a,27aは前後ウエストシート26,27とベースシート25の前後ウエスト域の部分とが積層する両域と、該両域の間に位置するベースシート25のみの域との間の第1及び第2境界40,41を画定する。したがって、シャーシ14は、第1及び第2境界40,41間(クロッチ域13の中央部13C)に位置するベースシート25のみから形成された単層域43と、第1及び第2境界40,41よりも縦方向Yの外側に位置する、ベースシート25と前後ウエストシート26,27とから構成された複層域44とに区分される。単層域43と複層域44とは同一のベースシート25を含み、複層域44はおむつ10全体に延びるベースシート25に前後ウエストシート26,27を積層することによって形成されたものであるから、当然のことながら、複層域44は単層域43よりもシート強度が高く、例えば、シャーシ14が縦方向Yへ比較的強く引っ張られたとき、第1及び第2境界40,41に引張応力が集中しておむつ10が破断し易い。
このように、シャーシ14のクロッチ域13の中央部13Cは、単層域43であって、複層域44に比して柔軟であり、おむつ10の着用状態において着用者の大腿部間で変形しやすく、ごわついて着用感を阻害することはなく、クロッチ域13全体に前後ウエストシート26,27を配置する場合に比して使用する資材を節減らすことになるので、製造コストを抑えることができる。また、前後ウエスト域11,12及びクロッチ域13とがそれぞれ別体のシート部材から構成されている場合には、着用時におむつ10全体が上下方向に引っ張られたとき等に、シート部材の接合部である前後ウエスト域とクロッチ域との境界近傍が破断したり分離したりするおそれがあるが、本願発明においては、シャーシ14を形成するベースシート25が前後ウエスト域11,12とクロッチ域13とに一連に延びる形状を有しているので、かかる不利益を生じるおそれはない。
おむつ10の各寸法(シャーシ14の対応する寸法と同じ)について言えば、おむつ10の縦方向Yにおける寸法L1は約600〜1000mm、横方向Xにおける寸法W1は約400〜800mm、前ウエスト域11の両側縁部11a,11bの縦方向Yにおける寸法L2(後ウエスト域12の両側縁部12a,11bの縦方向Yにおける寸法と同じ)は、約80〜150mm、前ウエストシート26の延出部30の縦方向Yにおける寸法L3は約20〜60mm、後ウエストシート27の延出部35の縦方向Yにおける寸法L4は60〜100mm、第1及び第2境界40,41どうしの縦方向Yにおける離間寸法、すなわち、単層域43の縦方向の寸法L5は、約40〜290mm、好ましくは、約220〜260mmである。延出部30,35の縦方向Yにおける寸法L3,L4は、本発明の後記の効果を奏するために、約30mm以上の大きさであることが好ましい。
前記のとおり、本実施形態において、延出部35は延出部30よりも大きいが、その逆でもよく、さらには、互いに同一の大きさであってもよい。ただし、後記のとおり、高齢者等の着用者が座位した状態でおむつ10を着用する場合には、引っ張り上げるときに、前ウエスト域11側よりも後ウエスト域12側のクロッチ域13の一部が破断するおそれがあるので、延出部35が延出部30よりも大きく、クロッチ域13の後ウエスト域12側により広範囲に複層域44が形成されることが好ましい。
ベースシート25、前後ウエストシート26,27としては、質量が約10〜40g/mであり、繊維密度が約0.03〜0.10g/cmである、例えば、スパンボンド繊維不織布、SMS(スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド)繊維不織布、エアスルー繊維不織布、プラスチックシート、またはそれらのラミネートシートなどを用いることができる。本実施形態においては、ベースシート25として質量約12〜18g/m、好ましくは質量約15g/mのSMS繊維不織布、前後ウエストシート26,27として質量約14〜20g/m、好ましくは質量約17g/mのスパンボンド繊維不織布を用いることが好ましい。
ベースシート25、前後ウエストシート26,27が繊維不織布で形成されているときには、ベースシート25及び前ウエストシート26の少なくとも一方、または、ベースシート25及び後ウエストシート27の少なくとも一方の構成繊維がおむつ10の縦方向Yとほぼ一致する方向へ配向している、又は、一致する配向割合が一致しない配向割合よりも高いことが好ましい。このようにすることによって、おむつ10を着用するときに、レッグ開口縁部の一部が横方向Xへ延びる第1及び第2境界40,41に沿って破断し難くすることができる。
本実施形態において、前後ウエストシート26,27の折曲部33,38は、主体部29,34と同一のシート材料から形成されているが、別体のシート材料から形成され、主体部29,34の肌対向面に固定してもよい。また、前後ウエストシート26,27が、おむつ10のベース形態を形成するベースシート25と同一の形状を有する1枚のシート材料から形成され、ベースシート25が前後ウエストシート26,27と同一の形状を有する2つのシート材料から形成されていてもよい。かかる場合であっても、クロッチ域13の中央部13Cは単層域43となり、本発明の後記の効果を奏することができる。
第1及び第2ウエスト弾性体31,32は、例えば、太さが約470〜1240dtex,伸長倍率が約1.5〜3.5のストリング状又はストランド状の弾性材料を用いることができるところ、その太さや伸長倍率は適宜変更することができる。本実施形態においては、第1及び第2ウエスト弾性体31,32として、それぞれ、クロッチ域13側から順に、太さが約620dtexの弾性材料が2本、太さが780dtexの弾性材料が9本、太さが約470dtexの弾性材料が4本ずつほぼ同じ離間寸法(ピッチ)で配設され、さらに、それらに比較してより小さいピッチで太さ約940dtexの弾性材料が10本配設されている。
レッグ弾性体37は、太さ約500〜800dtex, 好ましくは、太さ約620dtexの複数の弾性糸が配設され、ベースシート25と前後ウエストシート26,27の剛性にもよるが、それらシートが一般に当業界において使用されている繊維不織布の場合、吸液構造体15と重なり、後ウエストシート27の内端縁27aに沿って横方向Xに直状に延びる(直状部)における伸長倍率が約1.0〜2.0倍、好ましくは、約1.4倍、吸液構造体と重ならず、後ウエストシート27の両側内端縁27e,27fに沿う部分(傾斜部)の伸長倍率が約2.0〜2.5倍、好ましくは、約2.3倍であることが好ましい。前者の伸長倍率が後者の伸長倍率よりも低いことによって、レッグ弾性体37の収縮作用によって吸液構造体15が変形し、その吸液性能が阻害されるのを抑制できる。
図4に示すとおり、前後ウエスト域11,12において、第1及び第2ウエスト弾性体31,32の隣り合う弾性体どうしの離間寸法(ピッチ)は、それぞれ、最内端に位置する弾性体31aから第1境界40、弾性体32aから第2境界41までの縦方向Yにおける寸法L6,L7よりも小さくなっている。具体的には、第1及び第2ウエスト弾性体31,32のピッチが約6.0〜10.0mmであるのに対し、寸法L6は約30.0〜80.0mm、寸法L7は約90.0〜150.0mmである。したがって、前後ウエスト域11,12において第1及び第2ウエスト弾性体31,32のピッチ間に位置する部位の剛性は、最内端に位置する弾性体31a,32aから下方に延びる領域よりも高いことから、例えば、おむつ10の着用時において、着用者が前屈みになって前ウエスト域11が折り曲げられるときでも、弾性体31aから下方の領域が折曲されて比較的に大きな皺が生じ、第1ウエスト弾性体31間に大きな皺が形成されることはなく、第1ウエスト弾性体31による弾性域の伸長力が阻害されるおそれはない。
本実施形態のおむつ10では、クロッチ域13の前ウエスト域11側において、ベースシート25と前ウエストシート26の延出部30との間においてレッグ弾性体37が配設されておらず、クロッチ域13の後ウエスト域12側にのみレッグ弾性体37が配設されているので、クロッチ域13の前ウエスト域11側にはフリルが形成されない又は形成され難い。それにより、レッグ開口縁部全体にレッグ弾性体37が配置される場合に比して、着用者の脚が引っ掛かり易いフリルの形成される割合が減少されるので、フリルに着用者の大腿部が接触することによってその肌が刺激されるのを抑えることができる。
図2及び図3を参照すると、吸液構造体15は、前端部15Aと、後端部15Bと、前後端部15A,15B間に位置する中央部15Cとを有する。吸液構造体15は、肌対向面側に位置し、透液性を有する繊維不織布製の身体側ライナ50と、曲状の両側縁51aを有する吸液性の吸収体51と、一対のバリアシート52と、防漏シート53とを有する。吸収体51は、質量約0〜500g/mのフラッフパルプと、吸収性ポリマー粒子等との混合物から形成された芯材55aと、芯材55a全体を被包するティッシュペーパ等の液吸収拡散性のコアラップシート55bとを有する。バリアシート52の内面には細長帯状の不透液性の漏れ防止フィルム56が配置される。
一対のバリアシート52は、互いに横方向Xにおいて離間して配置されており、吸収体51と防漏シート53との間に固定される近位縁部52aと、防漏シート53の横方向Xの外側において縦方向Yへ延びる遠位縁部52bとを有する。遠位縁部52bの内部には、弾性体57が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。弾性体57が収縮することによって、遠位縁部52bが身体側ライナ50から着用者の身体側へ離間し、着用者の大腿部にフィットして***物の漏れを防止する。防漏シート53は、不透液性の繊維不織布、不透液性で透湿性のプラスチックフィルム又はそれらのラミネートシートから形成されており、少なくとも吸収体51の下面のほぼ全体を覆うように配置されており、吸液構造体15の非肌対向面(底面)側から体液が漏れ出るのを防止する。
図3及び図5を参照すると、吸液構造体15とシャーシ14(ベースシート25)とは、それらの対向面の少なくとも一方に塗布されたホットメルト接着剤等の公知の接合手段から形成された接合域60を介して互いに接合される。接合域60は、吸液構造体15の前端部15Aをシャーシ14の内面に固定するための前端接合域61と、吸液構造体15の後端部15Bをシャーシ14の内面に固定するための後端接合域62と、第1及び後端接合域61,62間に位置し、吸液構造体15の中央部15Cをシャーシ14の内面に固定するための中間接合域63とを有する。
中間接合域63は、前後端接合域61,62と縦方向Yにおいて所与寸法離間しており、クロッチ域13の前ウエスト域11側から後ウエスト域12の下端まで延びる略矩形状の中央部70と、クロッチ域13の前ウエスト域11側において中央部70の横方向Xの外側に位置して縦方向Yへ延びる第1サイド接合部71と、クロッチ域13の後ウエスト域12側において中央部70の横方向Xの外側に位置して縦方向Yへ延びる第2サイド接合部72とを有する。第1及び第2サイド接合部71,72は中央部70と連続して横方向Xへ延びるものであって、
第1サイド接合部71を第1境界40が横断し、第2サイド接合部72を境界41が横断している。また、第1境界40は、接合域60及び中間接合域61を横断しているといえる。本明細書において、「第1境界40が第1サイド接合部(接合域60)を横断する」とは、第1サイド接合部71(接合域60)の域内でこれと境界40とが互いにおむつ10の厚さ方向において直接的又は間接的に重なり合うことを意味する。同様に、「第2境界41が第2サイド接合部72を横断する」とは、第2サイド接合部72の域内でこれと境界41とが互いにおむつ10の厚さ方向において直接的又は間接的に重なり合うことを意味する。
前後端接合域61,62は、シャーシ14の複層域44に吸液構造体15を安定的に固定するためのものであり、そのための縦方向Yにおける所要の寸法を有することが好ましく、具体的には、前後端接合域61,62の縦方向Yにおける寸法L8,L9は約10〜100mm、好ましくは、約30〜80mmである。本実施形態においては、前端接合域61の縦方向Yにおける寸法L8が約60m、後端接合域62の縦方向Yにおける寸法L9が約40mmであって、寸法L8が寸法L9よりも大きくなっている。本実施形態と異なり、吸液構造体15が安定的に固定される限りにおいて、寸法L9が寸法L8よりも大きくてもよいし、寸法L8,L9がほぼ同じ大きさであってもよい。
レッグ開口縁部の一部、すなわち、クロッチ域13の前ウエスト域11側において、第1サイド接合部71とクロッチ域13の凹曲状の側縁との間には、複層域44からなる隅部(フラップ部)73が位置する。隅部73の縦方向Yの寸法は、前ウエストシート26の延出部30の縦方向Yの寸法L3と同じであって、少なくとも約30mm以上であることが好ましい。
図7を参照すると、例えば、片足で体を支えることが困難である高齢者等がおむつ10を着用するときには、着用者又は着用補助者が、椅子に座った状態で着用者の左右の脚部74L,74Rをレッグ開口24に差し入れ、次に、おむつ10を所定の位置に配置するために、一方の脚部側の臀部が床面や椅子の座面に当接した状態で反対側の臀部が浮き上がらせながら、おむつ10を片側ずつ引き上げることが必要になる。このとき、高齢者は背中が丸く背中側に左手76Lが廻し難いことから、前ウエスト域11又はシーム部22の位置する側部近傍を掴んでおむつ10を引っ張り上げることが多い。
おむつ10の脚部74L側を引き上げた後に、脚部74L側の臀部を椅子の座面に当接させて脚部74R側の臀部を浮き上がらせたまま引っ張り上げるとき、おむつ10の脚部74L側の後ウエスト域12が着用者の自重で座面に抑え付けられる。また、このように、着用者が右手76Rで前ウエスト域11又は側部を掴んで引っ張り上げるとき、脚部74R側の吸液構造体15のレッグ開口24と交差する部位75が着用者の大腿部の内側に引っ掛かるように当接するので、レッグ開口縁部が該部位75と右手76Rとの間で上下に引っ張られるような状態となる。前ウエスト域11全体及びレッグ開口縁部に対してそれを上下に引っ張ろうとする引張応力が作用したときに、前ウエスト域11の内端縁とクロッチ域13の両側縁とが直交する場合には、形状の大きく変化する変化点である該部位77に引張応力が集中してレッグ開口縁部の一部が破断するおそれがある。
また、片足で体を支えることが可能な高齢者や乳幼児が直立した状態でおむつ10を着用するときであっても、入浴後等であって身体が僅かに濡れているような場合には、おむつ10を引き上げるときに前後ウエスト域11,12が身体に張り付いて摩擦熱が上がり、スムーズに引き上げることができなくなる。かかる場合においても、前ウエスト域11を掴んで強引に引っ張り上げようとすると、レッグ開口縁部の一部が破断するおそれがある。
本発明のおむつ10においては、クロッチ域13の前ウエスト域11側において、前ウエスト域11の内端縁11dと、クロッチ域13の両側縁19cと、第1サイド接合部71(接合域60)と第1境界40との間に複層域44から形成された隅部73が位置し、前ウエスト域11の内端縁11dとクロッチ域13の両側縁19cとが直交せず、前ウエスト域11の内端縁11dからクロッチ域13の両側縁19cが緩やかに湾曲しているので、大きな形状の変化によって引張応力が局所的に集中することはなく、隅部73において引張応力が分散される。また、第1境界40は、前ウエスト域11の内端縁11dとクロッチ域13の曲状の両側縁19cとが交差する部位77よりも内方に位置しており、交差部位77近傍はベースシート25と前ウエストシート26とから形成された複層域44であることから、比較的にシート強度が高く破れ難く、左手76Lで前ウエスト域11を引っ張り上げたり、当接部位75において吸液構造体15の一部が脚部74Rの内側に引っ掛かった状態のまま右手76Rでレッグ開口縁部を引っ張り上げても、吸液構造体15の両側縁の外側に位置する隅部73の一部が破断するおそれはない。
さらに、横方向Xへ延びる境界40が接合域60を横断するので、吸液構造体15が第1境界40近傍に固定され、レッグ開口縁部におけるシート部材の枚数の差によって生じる伸度や変形度合いの相違(シート引張強度の変化量)を抑えて境界40から破断が生じるのを防ぐことができる。また、単層域43にのみ接合域60が位置する場合には、着用中に吸液構造体15の内面に***物が***されたとき、吸液構造体15の自重によって単層域43が下方に引っ張られてシート強度の比較的に低い単層域43の一部が破断するおそれがあるところ、第1及び第2境界40,41が接合域60を横断することによって複層域44にもかかる力が負荷されるので、単層域43の破断を防止することができる。
本実施形態の場合には、第1サイド接合部71が縦方向Yにおいて所与寸法離間しているので、前後ウエスト域11,12が引き上げられたときに、レッグ弾性体37に連動して吸液構造体15全体が後ウエスト域12側に引っ張られることはなく、吸収体51が縮んだり、位置ずれを生じたりするおそれはない。また、クロッチ域13の中央部13Cは単層域43であって比較的に柔軟であるところ、吸液構造体15の固定される領域を必要限度に抑えることによって、所要の柔軟性を維持することができる。
また、前後端接合域61,62と中間接合域63とが離間していることによって、それらが連続している場合に比して、吸液構造体15は着用者の身体に対する追従性に優れる。また、特に、前ウエスト域11においては、吸収体51の前端部が中間接合域63よりも縦方向Yの外側に位置しているところ、中間接合域63と前端接合域61との間において吸液構造体15はシャーシ14に固定されていないので、第1ウエスト弾性体31の収縮力が吸収体51の前端部に直接作用して、その収液性能を阻害する原因となるような皺を生じさせるおそれはない。
さらに、着用者の正面又は背面に位置するクロッチ域13の前後ウエスト域11,12側は複層域44であるので、該部位が単層域43から構成されている場合に比して透過性が低く、着用者の肌が透けて外部から視認されるのを防止することができる。
<引張強度試験>
各実施例及び比較例のおむつ10について、おむつ10を縦方向Yに引っ張ったときのクロッチ域13の破れ難さ(引張強度)を比較するために、以下の試験を行った。
<実施例>
本試験に使用した本発明に係るおむつ10は、ベースシート25として質量約15.0g/mのSMS不織布、前ウエストシートとして質量約17.0g/mのスパンボンド不織布、接合域60を形成する接合手段としてホットメルト接着剤を使用した。
<比較例>
比較例として使用したおむつは、前ウエストシート26の形状以外を除き、実施例のおむつと基本的構成態様において同一のものであって、前ウエストシート26が延出部30を有さず、前ウエストシート26の内端縁26a、すなわち、第1境界40が前ウエスト域11の内端縁と一連に横方向Xに直状に延びており、クロッチ域13全体がベースシート25のみから形成される。ベースシート25として質量約15.0g/mのSMS不織布、前ウエストシートとして質量約17.0g/mのスパンボンド不織布、接合域60を形成する接合手段としてホットメルト接着剤を使用した。
<試験方法>
本試験には、株式会社島津製作所製、AUTOGRAPH(型式AG−1kNI)を使用した。図8及び9を参照して本試験方法について説明すると、まず、シーム部22において前後ウエスト域11,12の連結を解除するとともに、仮想横中心線Q−Qに沿っておむつ10を切断し、前ウエスト域11が含まれる側の部分を試料として使用し、一対のチャック90,91で挟持した。具体的には、一方のチャック90で前ウエスト域11の前端縁17と側縁11aとが交差する角部を挟持し、他方のチャック91でクロッチ域13の吸収体51の横方向Xの外側に位置する吸液構造体15とシャーシ14とが重なる領域を挟持した。初期設定における両チャック90,91間の離間寸法は約150mmであって、一対のチャック90,91が互いに徐々に離間するように、一方のチャック90を移動速度約500mm/minでチャック91から離間する方向へ移動させて、おむつ10の一部が破断した始めたときの引張応力の値(N)を試験した。試験は、各おむつについて10回行い、試験された値の平均値、最小値、最高値をそれぞれ表1に示した。
Figure 0005186058
<試験結果>
表1に示すとおり、実施例のおむつ10は、比較例のおむつに比べて平均値、最高値、最小値の値が全て大きく、比較例のおむつよりも引張強度に優れ、破れ難いものであることが分かった。
本発明の使い捨ておむつ10を構成する各構成部材には、明細書に記載されている材料のほかに、この種の物品において通常用いられている各種公知の材料を制限なく用いることができる。また、明細書及び特許請求の範囲において、「第1」及び「第2」の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いられる。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記の事項に要約することができる。
縦方向及びそれに直交する横方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置する、凹曲状の両側縁を有するクロッチ域と、前記前後ウエスト域と前記クロッチ域とを画定するシャーシと、前記シャーシの肌対向面に固定され、少なくとも前記クロッチ域において前記縦方向へ延びる吸液構造体とを含むパンツ型の着用物品において、前記シャーシは、前記前後ウエスト域と前記クロッチ域とを画定するベースシートと、前記ベースシートとともに、前記前後ウエスト域を形成する、互いに前記縦方向において離間する前後ウエストシートとを含み、前記前後ウエスト域と、前記クロッチ域のうちの少なくとも前記前ウエスト域側の部分とが前記ベースシートと前記前ウエストシートとを積層してなる複層域、前記クロッチ域の中央部が前記ベースシートのみからなる単層域であって、前記複層域と前記単層域との境界が前記横方向に延びており、前記複層域は、前記境界と、前記前ウエスト域の内端縁と、前記吸液構造体と前記シャーシとを接合する接合域と、前記クロッチ域の凹曲状の前記側縁とによって囲まれた隅部を有し、前記境界が前記接合域を横断することを特徴とする前記着用物品。
上記段落0054に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の態様を含むことができる。
(1)前記接合域は、少なくとも前記クロッチ域において前記縦方向に延びる中央接合部と、前記クロッチ域の前記前ウエスト域側において前記中央接合部の前記横方向の外側に位置し、前記縦方向に延びる一対の第1サイド接合部とを有する。
(2)前記接合域は、少なくとも前記クロッチ域において前記縦方向に延びる中央接合部と、前記クロッチ域の前記後ウエスト域側において前記中央接合部の前記横方向の外側に位置し、前記縦方向に延びる一対の第2サイド接合部とを有し、前記第2境界が前記接合域を横断する。
(3)前記隅部の前記縦方向における寸法は、約30mm以上である。
(4)前記接合域は、前記中央接合部と前記第1及び第2サイド接合部とを有する中間接合域と、前記中間接合域と前記縦方向において離間し、前記前後ウエスト域のそれぞれに位置する前後端接合域とを有する。
(5)前記クロッチ域の前記後ウエスト域側に位置する複層域には、複数条のレッグ弾性体が配設されており、前記レッグ弾性体は、前記横方向に延び、前記吸液構造体と交差する直状部と、前記直状部の前記横方向の両側に位置して前記クロッチ域の両側縁に沿って湾曲状に延びる曲状部とを有し、前記直状部の伸長倍率が前記曲状部のそれよりも低くなっている。
(6)前記前後ウエスト域のうちの少なくとも前記前ウエスト域には、前記横方向に延び、かつ、前記縦方向において互いに所与寸法離間する複数条のウエスト弾性体が配設されており、前記ウエスト弾性体のうちの最内端に位置する弾性体から前記境界までの前記縦方向における離間寸法が前記ウエスト弾性体どうしの離間寸法よりも大きい。
(7)前記ベースシート及び前後ウエストシートのうちの少なくとも一方が、繊維不織布から形成されており、前記繊維不織布の構成繊維が前記縦方向に配向する。
10 使い捨てのパンツ型おむつ(パンツ型の着用物品)
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
14 シャーシ
15 吸液構造体
25 ベースシート
26 前ウエストシート
27 後ウエストシート
31 第1ウエスト弾性体(ウエスト弾性体)
32 第2ウエスト弾性体(ウエスト弾性体)
37 レッグ弾性体
40 第1境界(境界)
41 第2境界(境界)
60 接合域
61 前端接合域
62 後端接合域
63 中間接合域
70 中央接合部
71 第1サイド接合部
72 第2サイド接合部
73 隅部
L3 前ウエストシートの延出部の縦方向における寸法
X 横方向
Y 縦方向

Claims (8)

  1. 縦方向及びそれに直交する横方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置していて、凹曲状の両側縁を有するクロッチ域と、前記前後ウエスト域と前記クロッチ域とを画定するシャーシと、前記シャーシの前記肌対向面に固定され、少なくとも前記クロッチ域において前記縦方向へ延びる吸液構造体とを含むパンツ型の着用物品において、
    前記シャーシは、前記前後ウエスト域と前記クロッチ域とに一連に広がるベースシートと、前記前ウエスト域において前記ベースシートに重なっていて前記ベースシートとともに、前記前ウエスト域と前記クロッチ域の一部とを形成する前ウエストシートと、前記後ウエスト域において前記ベースシートに重なっていて前記ベースシートとともに前記後ウエスト域と前記クロッチ域の一部とを形成する後ウエストシートとを含み、前記前ウエストシートと前記後ウエストシートとは前記クロッチ域において前記縦方向に互いに離間しており、
    前記シャーシは、前記クロッチ域において、前記前後ウエストシートと前記ベースシートとによって形成された複層域と、前記前ウエストシートの中間内端縁により画定される第1境界と前記後ウエストシートの中間内端縁により画定される第2境界との間に位置する前記ベースシートのみから形成された単層域とを有し、前記第1及び第2境界が前記横方向へ延びており、
    前記クロッチ域の前記前ウエスト域側に位置する複層域が、前記第1境界と、前記前ウエスト域の前記縦方向における内端縁と、前記吸液構造体と前記シャーシとを接合して前記縦方向へ延びる接合域と、前記クロッチ域の凹曲状の前記側縁とによって囲まれた隅部を有し、
    前記第1境界が前記接合域を横断することを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記接合域は、少なくとも前記クロッチ域において前記縦方向に延びる中央接合部と、前記クロッチ域の前記前ウエスト域側において前記中央接合部の前記横方向の外側に位置し、前記縦方向に延びる一対の第1サイド接合部とを有する請求項1に記載の着用物品。
  3. 前記接合域は、少なくとも前記クロッチ域において前記縦方向に延びる中央接合部と、前記クロッチ域の前記後ウエスト域側において前記中央接合部の前記横方向の外側に位置し、前記縦方向に延びる一対の第2サイド接合部とを有し、前記第2境界が前記接合域を横断する請求項1又は2に記載の着用物品。
  4. 前記隅部の前記縦方向における寸法は、約30mm以上である請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
  5. 前記接合域は、前記中央接合部と前記第1及び第2サイド接合部とを有する中間接合域と、前記中間接合域と前記縦方向において離間し、前記前後ウエスト域のそれぞれに位置する前後端接合域とを有する請求項3又は4に記載の着用物品。
  6. 前記クロッチ域の前記後ウエスト域側に位置する複層域には、複数条のレッグ弾性体が配設されており、前記レッグ弾性体は、前記横方向に延び、前記吸液構造体と交差する直状部と、前記直状部の前記横方向の両側に位置して前記クロッチ域の両側縁に沿って湾曲状に延びる曲状部とを有し、前記直状部の伸長倍率が前記曲状部のそれよりも低くなっている請求項3〜5のいずれかに記載の着用物品。
  7. 前記前後ウエスト域のうちの少なくとも前記前ウエスト域には、前記横方向に延び、かつ、前記縦方向において互いに所与寸法離間する複数条のウエスト弾性体が配設されており、前記ウエスト弾性体のうちの最内端に位置する弾性体から前記境界までの前記縦方向における離間寸法が前記ウエスト弾性体どうしの離間寸法よりも大きい請求項1〜6のいずれかに記載の着用物品。
  8. 前記ベースシート及び前後ウエストシートのうちの少なくとも一方が、繊維不織布から形成されており、前記繊維不織布の構成繊維が前記縦方向に配向する請求項1〜7のいずれかに記載の着用物品。
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