JP5183601B2 - 同期電動機の回転子及び同期電動機 - Google Patents

同期電動機の回転子及び同期電動機 Download PDF

Info

Publication number
JP5183601B2
JP5183601B2 JP2009214875A JP2009214875A JP5183601B2 JP 5183601 B2 JP5183601 B2 JP 5183601B2 JP 2009214875 A JP2009214875 A JP 2009214875A JP 2009214875 A JP2009214875 A JP 2009214875A JP 5183601 B2 JP5183601 B2 JP 5183601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
synchronous motor
permanent magnet
coil
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009214875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011066998A (ja
Inventor
篤 松岡
和彦 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009214875A priority Critical patent/JP5183601B2/ja
Publication of JP2011066998A publication Critical patent/JP2011066998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5183601B2 publication Critical patent/JP5183601B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

この発明は、回転子に永久磁石を有する同期電動機の回転子、及びその同期電動機の回転子を用いる同期電動機に関する。
一般的な同期電動機(以下、単にモータ、電動機と呼ぶ場合もある)の多くは、固定子のスロット数(ティースの数と同じ)と回転子の極数との比が3:2である。これに対し、固定子に巻線を集中的に巻回するティースの数が12(巻線を収納するスロット数が12)で、回転子の永久磁石の磁極数(回転子の極数)が10の同期電動機(12スロット10極の同期電動機と定義する)は、一般的な固定子のスロット数と回転子の極数との比が3:2である同期電動機と比較すると、巻線係数が大きくとれることから、同体格のモータであっても同一電流に対して出力を大きく取ることができる。
言い換えれば、同一トルクを出力するために必要な電流が小さくなるため、より効率の良いモータを得ることができる。
この固定子のスロット数と回転子の極数との組合せについては、より効率の良い同期電動機が得られる組合せが提案されている。
例えば、構成が簡単でコギングトルクが小さく、比較的大出力の永久磁石界磁形ブラシレスモータ(同期電動機)を提供するために、永久磁石界磁の永久磁石磁極数Pと固定子の突極磁極数Mの関係を、(2/3)M<P<(4/3)M 、かつ、M=6n、かつ、P<6n−2またはP>6n+2 (但しnは2以上の整数)に設定することにより、コギングトルクと巻線係数の両面で改善する、すなわち、巻線係数を向上(出力を向上)させつつ、コギングトルクの大きさを低減するものであり、かつ、モータの中心に対して機械的に180度近くなる位置の突極磁極に巻回した電機子巻線を同相に選べるので、空隙の不平衡の影響を少なくして、モータの振動を小さくする永久磁石界磁形ブラシレスモータ(同期電動機)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、回転子に永久磁石を有する同期電動機に特有のコギングトルクは、固定子のスロット数と回転子の磁極数の最小公倍数の脈動数で発生する。前述の12スロット10極の同期電動機ではその脈動数が60と多くなり、コギングトルクのエネルギーが分散され振幅が小さくなり、低騒音な同期電動機の実現が可能である。
電動機より発生する振動・騒音の要因に電動機の出力するトルクに脈動(リップル)があり、永久磁石を用いた同期電動機の場合、誘起電圧に歪みがその要因となる。これに対して、回転子の表面に配置する永久磁石の肉厚を正弦波状に変化させることにより、回転子表面の磁束密度分布波形を正弦波状にすることによって誘起電圧の歪みを抑える永久磁石形モータ(同期電動機)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−243621号公報 特開平10−234148号公報
しかしながら、上記特許文献1の記載において電動機の固定子のスロット数と回転子の磁極数の組合せに関して、巻線係数が大きくなる組合せと、コギングトルクが小さくなる組合せに関しては述べられているが、トルクリップルの要因の一つとなる誘起電圧の歪みとスロット数,極数の組合せに関する記述は無い。
また、上記特許文献2に記載されているように、回転子表面の磁束密度の分布を正弦波状にするために、例えば、回転子表面に配置するマグネットの形状を、磁極の中心部分の肉厚を厚くして、磁極間に向かって徐々に厚みを薄くしてゆく形状を取ることがある。この場合、回転子と固定子とを組み合わせた時の回転子と固定子との間の空隙における磁束密度の最大値、言い換えると、正弦波状に分布させた磁束密度の振幅は、マグネットの厚みによって決まる。このため、磁束密度を大きくとるためには、マグネットの厚みを大きくする必要があり、マグネットの使用量が増加するという課題がある。
また、より正弦波状にするためには磁極間のマグネットの肉厚を薄くしなければならなくなり、リングマグネットの強度がその部分で大きく低下する。一般にこのようなマグネットは、磁性体のバックヨーク(継鉄)を内部に配置することが多く、使用環境の温度変化によって、バックヨークとマグネットとの膨張率が大きく異なる場合には、マグネットに応力がかかり、前述の薄肉部より割れが生じることがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、振動・騒音を増加させることなく、出力及び効率を向上させることができる同期電動機の回転子及びその同期電動機の回転子を用いる同期電動機を提供する。
この発明に係る電動機は、3相12nスロット10n極(nは自然数)の同期電動機の回転子において、
回転子表面の磁束密度分布が、磁極中心付近が平坦で、この平坦部から極間に向かって磁束密度が小さくなる波形であり、
磁極中心付近の平坦部の周方向幅を、電気角で45°〜125°とするものである。
この発明に係る同期電動機は、3相12nスロット10n極(nは自然数)の同期電動機の回転子において、回転子表面の磁束密度分布が、磁極中心付近が平坦で、この平坦部から極間に向かって磁束密度が小さくなる波形であり、磁極中心付近の平坦部の周方向幅を、電気角で45°〜125°とする構成にしたので、磁束密度の最大値が同じであっても、トルクを発生させるのに必要な1次の周波数成分を多く含ませることができ、同期電動機の高トルク化、高効率化が可能となる。また、12nスロット10n極の組合せを持つ同期電動機においては、回転子表面の磁束密度分布波形の歪みが誘起電圧に重畳されにくいという特徴をもつため、余計なトルクの脈動が発生せず、振動・騒音を増加させない。
実施の形態1を示す図で、12スロット10極の同期電動機100の横断面図。 実施の形態1を示す図で、同期電動機100の固定子巻線の結線図。 実施の形態1を示す図で、同期電動機100の固定子巻線の結線方法を示す展開図。 実施の形態1を示す図で、同期電動機100の回転子200の横断面図。 実施の形態1を示す図で、回転子200の永久磁石210の着磁状態を示す図。 実施の形態1を示す図で、図5の回転子200の表面磁束密度分布波形の一例を示す図。 実施の形態1を示す図で、図5の回転子200を用いた12スロット10極の同期電動機100の誘起電圧波形と、12スロット8極の同期電動機500の誘起電圧波形とを比較した図。 実施の形態1を示す図で、回転子表面磁束密度分布の磁極中心の平坦部角度と誘起電圧歪み率との関係について、12スロット8極の同期電動機500と、12スロット10極の同期電動機100とを比較した結果を示す図。 実施の形態1を示す図で、図8の12スロット10極のみ表記した図。 実施の形態1を示す図で、回転子表面磁束密度分布の磁極中心の平坦部角度と回転子表面磁束波形と誘起電圧に含まれる1次成分との関係を示すもので、12スロット8極と12スロット10極とを比較した図。 実施の形態1を示す図で、回転子表面磁束密度分布波形の磁極中心の平坦部角度と、表面磁束密度分布波形の振幅(波高値)と1次成分の振幅の比との関係を示す図。 実施の形態1を示す図で、回転子表面磁束密度分布波形の磁極中心の平坦部角度と、回転子表面磁束密度の高調波成分との関係を示す図。 実施の形態1を示す図で、回転子表面磁束波形に含まれる5次高調波成分と誘起電圧に含まれる5次高調波成分との関係を示す図。 実施の形態1を示す図で、回転子表面磁束波形に含まれる7次高調波成分と誘起電圧に含まれる7次高調波成分との関係を示す図。 比較のために示す図で、12スロット8極の同期電動機500の横断面図。 比較のために示す図で、12スロット8極の同期電動機500の固定子巻線の結線図。 比較のために示す図で、12スロット8極の同期電動機500の固定子巻線の結線方法を示す展開図。 比較のために示す図で、12スロット8極の同期電動機500の回転子600の横断面図。 実施の形態2を示す図で、回転子300の断面図。 実施の形態2を示す図で、回転子300の永久磁石310の着磁状態を示す図。 実施の形態2を示す図で、変形例の回転子400の断面図。 実施の形態2を示す図で、変形例の回転子400の永久磁石410の着磁状態を示す図。
実施の形態1.
図1乃至図14は実施の形態1を示す図で、図1は12スロット10極の同期電動機100の横断面図、図2は同期電動機100の固定子巻線の結線図、図3は同期電動機100の固定子巻線の結線方法を示す展開図、図4は同期電動機100の回転子200の横断面図、図5は回転子200の永久磁石210の着磁状態を示す図、図6は図5の回転子200の表面磁束密度分布波形の一例を示す図、図7は図5の回転子200を用いた12スロット10極の同期電動機100の誘起電圧波形と、12スロット8極の同期電動機500の誘起電圧波形とを比較した図、図8は回転子表面磁束密度分布の磁極中心の平坦部角度と誘起電圧歪み率との関係について、12スロット8極の同期電動機500と、12スロット10極の同期電動機100とを比較した結果を示す図、図9は図8の12スロット10極のみ表記した図、図10は回転子表面磁束密度分布の磁極中心の平坦部角度と回転子表面磁束波形と誘起電圧に含まれる1次成分との関係を示すもので、12スロット8極と12スロット10極とを比較した図、図11は回転子表面磁束密度分布波形の磁極中心の平坦部角度と、表面磁束密度分布波形の振幅(波高値)と1次成分の振幅の比との関係を示す図、図12は回転子表面磁束密度分布波形の磁極中心の平坦部角度と、回転子表面磁束密度の高調波成分との関係を示す図、図13は回転子表面磁束波形に含まれる5次高調波成分と誘起電圧に含まれる5次高調波成分との関係を示す図、図14は回転子表面磁束波形に含まれる7次高調波成分と誘起電圧に含まれる7次高調波成分との関係を示す図である。
図15乃至図18は比較のために示す図で、図15は12スロット8極の同期電動機500の横断面図、図16は12スロット8極の同期電動機500の固定子巻線の結線図、図17は12スロット8極の同期電動機500の固定子巻線の結線方法を示す展開図、図18は12スロット8極の同期電動機500の回転子600の横断面図である。
図1に示す同期電動機100は、集中巻きの12スロット10極の電動機である。
図15に比較のために示す同期電動機500は、同じく集中巻きの12スロット8極の電動機である。
同期電動機100等を、単に電動機と呼ぶ場合もある。
両者(同期電動機100、同期電動機500)は、回転子の磁極の数が異なる。同期電動機100の回転子200は、永久磁石210を10個有し、磁極の数は10極である(図4参照)。それに対し、同期電動機500の回転子600は、永久磁石610を8個有し、磁極の数は8極である(図18参照)。
回転子200等を、単に回転子と呼ぶ場合もある。
両者(同期電動機100、同期電動機500)は、回転子の磁極の数の他に、固定子の電機子巻線の配置が異なっている。
12スロット8極の同期電動機500は、一般的な3相の電機子巻線を固定子のティースに集中的に巻回するもので、巻線の数(ティースの数と同じで、12個)と回転子の磁極の数(8極)の比が、3:2となる電動機である。
この固定子の巻線の配置は、各相の巻線をU相,V相,W相の順番に並べて配置し、それぞれに120°位相のずれた交流の電流を流すことにより、同期電動機500を駆動する。
図15〜図17を参照しながら、詳しく説明する。固定子は、12スロットであるから、スロット(巻線が収納される空間をスロットと呼ぶ)の間に形成されるティースも12個である。
ここで、仮に、U1+コイル(電源に接続されるU端子が接続されるコイル)が、巻回されるティースを#1とし、反時計方向に順番に、#1,#2・・・・・#12とする(図15参照)。
各相の巻線は直列に接続され、中性点Nによって3相の星形の結線を構成している。即ち、U相のU1+コイル、U2+コイル、U3+コイル、U4+コイルは、直列に接続される。U1+コイルは、電源に接続されるU端子に接続される。U4+コイルは、中性点Nに接続される。
また、V相のV1+コイル、V2+コイル、V3+コイル、V4+コイルは、直列に接続される。V1+コイルは、電源に接続されるV端子に接続される。V4+コイルは、中性点Nに接続される。
さらに、W相のW1+コイル、W2+コイル、W3+コイル、W4+コイルは、直列に接続される。W1+コイルは、電源に接続されるV端子に接続される。W4+コイルは、中性点Nに接続される。
U1+の「+」は、コイルの巻方向を表す。例えば、図17の展開図で、#1ティースに巻回されるU1+コイルは、ティースの先端(図17参照)側から見て、時計方向に巻かれる。もし#1ティースに巻回されるU1コイルが、反時計方向に巻かれるのであれば、U1−コイルと呼ぶことにする。
図17の固定子巻線の結線方法を示す展開図により、12スロット8極の同期電動機500の固定子巻線の配置と結線方法を説明する。
図17で右端の#1ティースには、U相の電源端子(U端子)が接続されるU1+コイルが、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
U相のU2+コイルは、#1ティースから二つのティース(#2ティース、#3ティース)を飛ばした#4ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
U1+コイルとU2+コイルとの間のマグネットワイヤをU相の渡り線と呼ぶ。
U相のU3+コイルは、#4ティースから二つのティース(#5ティース、#6ティース)を飛ばした#7ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
U2+コイルとU3+コイルとの間のマグネッワイヤもU相の渡り線と呼ぶ。
U相のU4+コイルは、#7ティースから二つのティース(#8ティース、#9ティース)を飛ばした#10ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
U3+コイルとU4+コイルとの間のマグネッワイヤもU相の渡り線と呼ぶ。
U相のU4+コイルの巻終わりは、中性点Nに接続される。
図17で右端から2番目の#2ティースには、V相の電源端子(V端子)が接続されるV1+コイルが、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
V相のV2+コイルは、#2ティースから二つのティース(#3ティース、#4ティース)を飛ばした#5ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
V1+コイルとV2+コイルとの間のマグネットワイヤをV相の渡り線と呼ぶ。
V相のV3+コイルは、#5ティースから二つのティース(#6ティース、#7ティース)を飛ばした#8ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
V2+コイルとV3+コイルとの間のマグネッワイヤもV相の渡り線と呼ぶ。
V相のV4+コイルは、#8ティースから二つのティース(#9ティース、#10ティース)を飛ばした#11ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
V3+コイルとV4+コイルとの間のマグネッワイヤもV相の渡り線と呼ぶ。
V相のV4+コイルの巻終わりは、中性点Nに接続される。
図17で右端から3番目の#3ティースには、W相の電源端子(W端子)が接続されるW1+コイルが、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
W相のW2+コイルは、#3ティースから二つのティース(#4ティース、#5ティース)を飛ばした#6ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
W1+コイルとW2+コイルとの間のマグネットワイヤをW相の渡り線と呼ぶ。
W相のW3+コイルは、#6ティースから二つのティース(#7ティース、#8ティース)を飛ばした#9ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
W2+コイルとW3+コイルとの間のマグネッワイヤもW相の渡り線と呼ぶ。
W相のW4+コイルは、#9ティースから二つのティース(#10ティース、#11ティース)を飛ばした#12ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
W3+コイルとW4+コイルとの間のマグネッワイヤもW相の渡り線と呼ぶ。
W相のW4+コイルの巻終わりは、中性点Nに接続される。
12スロット8極の同期電動機500の固定子巻線は、例えば、以上のような配置と結線方法で形成される。
これに対して、12スロット10極の同期電動機100では、各ティースに巻線を集中的に巻回する点は同じであるが、各相の巻線の配置が異なり、各相四つあるコイル(巻線)を二個一組で並べて配置する(例えば、図1のU1+コイルとU2−コイル)。
また、一組の隣り合うコイル(例えば、図1のU1+コイルとU2−コイル)は、巻かれる向きが逆になっており、電流が通電されたときにはお互い異なる極を構成する(例えば、図1のU1+コイルとU2−コイル)。
図2に示すように、各相のコイルは直列に接続され、中性点Nによって3相の星形の結線を構成している。即ち、U相のU1+コイル、U2−コイル、U3−コイル、U4+コイルは、直列に接続される。U1+コイルは、電源に接続されるU端子に接続される。U4+コイルは、中性点Nに接続される。
また、V相のV1−コイル、V2+コイル、V3+コイル、V4−コイルは、直列に接続される。V1−コイルは、電源に接続されるV端子に接続される。V4−コイルは、中性点Nに接続される。
さらに、W相のW1+コイル、W2−コイル、W3−コイル、W4+コイルは、直列に接続される。W1+コイルは、電源に接続されるV端子に接続される。W4+コイルは、中性点Nに接続される。
既に述べたように、U1+の「+」、U2−の「−」は、コイルの巻方向を表している。例えば、「+」が時計方向であれば、「−」は反時計方向であることを意味する。コイルの巻方向は、電源端子から中性点への巻方向とする。
ここでも、仮に、U1+コイル(電源に接続されるU端子が接続されるコイル)が、巻回されるティースを#1とし、反時計方向に順番に、#1,#2・・・・・#12とする(図1参照)。
図3の12スロット10極の同期電動機100の固定子巻線の結線方法を示す展開図により、同期電動機100の固定子巻線の配置及び結線方法を詳細に説明する。
図3で右端の#1ティースには、U相の電源端子(U端子)が接続されるU1+コイルが、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
U相のU2−コイルは、#1ティースの隣の#2ティースに、ティースの先端側から見て、反時計方向に巻かれる。
U1+コイルとU2−コイルとの間のマグネットワイヤをU相の渡り線と呼ぶ。
U相のU3−コイルは、#2ティースから四つのティース(#3ティース、#4ティース、#5ティース、#6ティース)を飛ばした#7ティースに、ティースの先端側から見て、反時計方向に巻かれる。
U2−コイルとU3−コイルとの間のマグネッワイヤもU相の渡り線と呼ぶ。
U相のU4+コイルは、#7ティースの隣の#8ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
U3−コイルとU4+コイルとの間のマグネッワイヤもU相の渡り線と呼ぶ。
U相のU4+コイルの巻終わりは、中性点Nに接続される。
図3で右端から3番目の#3ティースには、V相の電源端子(V端子)が接続されるV1−コイルが、ティースの先端側から見て、反時計方向に巻かれる。
V相のV2+コイルは、#3ティースの隣の#4ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
V1−コイルとV2+コイルとの間のマグネットワイヤをV相の渡り線と呼ぶ。
V相のV3+コイルは、#4ティースから四つのティース(#5ティース、#6ティース、#7ティース、#8ティース)を飛ばした#9ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
V2+コイルとV3+コイルとの間のマグネッワイヤもV相の渡り線と呼ぶ。
V相のV4−コイルは、#9ティースの隣の#10ティースに、ティースの先端側から見て、反時計方向に巻かれる。
V3+コイルとV4−コイルとの間のマグネッワイヤもV相の渡り線と呼ぶ。
V相のV4−コイルの巻終わりは、中性点Nに接続される。
図3で右端から5番目の#5ティースには、W相の電源端子(W端子)が接続されるW1+コイルが、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
W相のW2−コイルは、#5ティースの隣の#6ティースに、ティースの先端側から見て、反時計方向に巻かれる。
W1+コイルとW2−コイルとの間のマグネットワイヤをW相の渡り線と呼ぶ。
W相のW3−コイルは、#6ティースから四つのティース(#7ティース、#8ティース、#9ティース、#10ティース)を飛ばした#11ティースに、ティースの先端側から見て、反時計方向に巻かれる。
かれる。
W2−コイルとW3−コイルとの間のマグネッワイヤもW相の渡り線と呼ぶ。
W相のW4+コイルは、#11ティースの隣の#12ティースに、ティースの先端側から見て、時計方向に巻かれる。
W3−コイルとW4+コイルとの間のマグネッワイヤもW相の渡り線と呼ぶ。
W相のW4+コイルの巻終わりは、中性点Nに接続される。
12スロット10極の同期電動機100の固定子巻線は、例えば、以上のような配置と結線方法で形成される。
本実施の形態における同期電動機100の回転子200の形状は、例えば、図4に示すとおりである。10極の磁極を構成する永久磁石210が回転子表面に配置されたものである。
永久磁石210は、バックヨーク230の表面に、例えば接着等により固定される。
この例では、永久磁石210の形状は、径方向に均一の肉厚となっている。永久磁石210の形状は、円筒状であっても、瓦状(円弧状)の複数枚の永久磁石を用いた構成であっても良い。
尚、以下の説明では、一般論の場合は、単に「永久磁石」と呼び、符号はつけない。
尚、12スロット8極の同期電動機100の回転子600の形状は、例えば、図18に示すとおりである。
図4に示す回転子200は、本実施の形態の特徴を最も表しやすい形状であるため、一つの代表例として取り上げたものであり、本発明の特徴を実現できる形態であれば、これに限定されるものではない。
本実施の形態の効果を示すため、図4の回転子200の永久磁石210の特性として、図5に示すような着磁状態を想定する。
即ち、1磁極を構成する永久磁石210の着磁状態を、回転子200の回転軸220(図4参照)に対して、放射状に着磁されたラジアル着磁とし、磁極中心付近を完全着磁状態、隣り合う磁極との境界(極間)に対しては直線状に着磁量を変化させる(減少させる)ものとし、着磁の状態を台形波状に設定している。
このような着磁状態(台形波状)に設定した永久磁石210を表面に配置した回転子200の表面磁束密度分布波形は、図6に示すようになる。
これは、同期電動機100に組み込まれた状態を模擬したもので、同期電動機100の固定子の内径と同等の円筒状の空間内部に空隙を介して回転子200を設置した際の空隙における磁束密度分布の電磁界解析により求めたものである。
図6に示すように、永久磁石210を台形波状に着磁状態を設定しているため、表面磁束密度は磁極中心付近が平坦になっている。
永久磁石210の着磁状態は台形波状であるが、外側の磁性体(固定子鉄心)との間の空隙における磁束密度分布波形は、若干なめらかになり、台形の角が取れたような波形となる。
図6に示す磁束密度分布波形は、磁束密度の最大値(波高値)の95%までの値をとる部分の幅を、「平坦部」と定義すると、平坦部が約120°となる例である。
図7は、図5の着磁状態の永久磁石を持つ回転子を同期電動機に組み込んだ時の誘起電圧を示すもので、12スロット10極の同期電動機100と、12スロット8極の同期電動機500とを比較している。12スロット10極の同期電動機100、12スロット8極の同期電動機500のいずれも永久磁石の着磁状態は、台形波状である。
回転子の表面磁束密度分布が台形波状で、正弦波と比較すると歪みが大きいため、誘起電圧にも歪みが生じやすく、12スロット8極の同期電動機500では誘起電圧の波形に歪みが生じて台形波状に近い波形となっている。
これに対して、12スロット10極の同期電動機100の場合は、正弦波に近い波形となっている。このことから、12スロット10極の同期電動機100は、回転子表面の磁束密度分布に歪みを多く含んでいても、誘起電圧に歪みが表れにくいと言う特徴をもっており、トルクリップルの少ない低振動・低騒音な同期電動機100であることがわかる。
回転子表面磁束密度分布の磁極中心の平坦部角度と誘起電圧歪み率との関係について、12スロット8極の同期電動機500と、12スロット10極の同期電動機100とを比較した結果を図8に示す。平坦部の幅を狭くしていくことで、誘起電圧の歪みが減少する傾向が見られるが、12スロット8極の同期電動機500に比べて12スロット10極の同期電動機100は歪み率が低くなっている。
誘起電圧歪み率は、総合高調波歪み率(THD(Total Harmonic Distortion))のことである。
図9に12スロット10極の同期電動機100の特性のみを示す。この特性から、磁極中心付近の平坦部の幅(平坦部角度)を125°以下とすることで、誘起電圧歪み率を1%未満にできる。
図10に、回転子表面磁束密度分布の磁極中心の平坦部の幅(図6参照)をパラメータとして、誘起電圧の1次成分について、12スロット8極の同期電動機500と、12スロット10極の同期電動機100とを比較したものを示す。平坦部の幅を小さくしていくと、誘起電圧に含まれる1次成分が小さくなっていくことがわかる。
同じ平坦部の幅である場合、12スロット8極の同期電動機500よりも、12スロット10極の同期電動機100の方が誘起電圧により大きい1次成分を含んでおり、同一電流に対して、12スロット10極の方がより大きなトルクを出力することができる。
言い換えれば、同一のトルクを出力するのに必要な電流が少なくなる分、12スロット10極の同期電動機100は銅損が少ない電動機であるといえる。
図11は、回転子表面磁束密度分布波形の磁極中心の平坦部角度(図6参照)と、表面磁束密度分布波形の振幅(波高値)と1次成分の振幅の比との関係を示したものである。縦軸には、表面磁束密度分布波形の振幅(波高値)と1次成分の振幅の比を示す値をとっており、この値が大きいほど、波形に含まれる1次成分が大きいことを示している。
図11の横軸は表面磁束密度波形の平坦部角度[deg]である。
図11より、表面磁束密度波形の平坦部角度(幅)が45°(電気角)以上であれば、表面磁束密度分布波形の振幅よりも大きな1次成分を含んでいることとなる。
回転子の表面磁束密度の大きさは、永久磁石の厚みで決まるため、本実施の形態で扱う回転子200の永久磁石210(図5参照)のように厚みが一定であれば、平坦部角度(幅)の大小によらず振幅は一定であるため、平坦部角度(幅)が45°以上であれば同じ厚みの永久磁石を用いてもより大きな1次成分が得られ、誘起電圧にもより大きい1次成分を含むことができ、よりトルクの大きな、あるいは効率の良い同期電動機100を実現できる。
図12は回転子の表面磁束密度分布波形に含まれる高調波成分と波形の平坦部角度との関係を示しているが、回転子の表面磁束密度分布波形は、台形波状の波形であり、これに含まれる高調波成分は、3次成分が多く、次いで5次,7次,9次成分が多く含まれる。
磁束密度分布波形の平坦部角度(幅)が小さくなるに従って、波形は正弦波に近くになって行くため、含まれる高調波成分は減っていく。
図11と合わせていえば、平坦部角度(幅)を広くすれば、そこに含まれる1次成分は大きくなるが、それにあわせて3次,5次,7次,9次などの高調波成分も増加する。3次,9次などの3の奇数倍の高調波成分は、3相の巻線の中で互いに相殺されて誘起電圧に含まれることは無いが、その他の高調波は、誘起電圧に現れて波形の歪みの要因となる。
図13は、回転子の表面磁束密度分布波形に含まれる5次成分と誘起電圧に含まれる5次成分の関係を示したものである。12スロット8極の同期電動機500においては、回転子600の表面磁束密度分布波形に含まれる5次成分の割合とほぼ同じ割合で、5次成分が誘起電圧の波形に含まれているのに対して、12スロット10極の同期電動機100では表面磁束密度分布波形に含まれる5次成分の割合に対して、誘起電圧に生じる5次成分の割合が非常に小さい。
図14は、回転子の表面磁束密度分布波形に含まれる7次成分と誘起電圧に含まれる7次成分の関係を示したものである。12スロット8極の同期電動機500においては、回転子600の表面磁束密度分布波形に含まれる7次成分の割合以上に、7次成分が誘起電圧の波形に含まれている。これに対して12スロット10極の同期電動機100では、表面磁束密度分布波形に含まれる7次成分の割合に対して、誘起電圧に生じる7次成分の割合は、図13に示した5次成分に関する特性と比較すると大きいものの、影響は小さい。
この特性が、12スロット10極の同期電動機100で回転子200の表面磁束密度の歪みが大きくても誘起電圧波形の歪みが少ないことを示すものであり、巻線係数の観点から、12スロット8極よりも同一電流で出力できるトルクが大きい12スロット10極の同期電動機100において、回転子200の表面磁束密度分布の波形を台形波状として、磁極中心部の平坦部の幅を45°以上とすることで、巻線係数の違いで得られる利点以上に、大きなトルクを出力可能となり、さらに磁極中心の平坦部の幅を125°以下とすることで、誘起電圧の歪みを小さく抑えることができる。
実施の形態2.
図19乃至図22は実施の形態2を示す図で、図19は回転子300の断面図、図20は回転子300の永久磁石310の着磁状態を示す図、図21は変形例の回転子400の断面図、図22は変形例の回転子400の永久磁石410の着磁状態を示す図である。
図19に示す同期電動機の回転子300は、回転子表面に永久磁石310を配置した形態であり、永久磁石310の内側は、永久磁石のバックヨーク330となる磁性体で構成される。尚、回転子300の略中央部に、回転軸320を有する。
図19に示す回転子300では、1磁極を構成する永久磁石310の形状が磁極の中央付近は均一の肉厚で、磁極間付近の肉厚は、磁極の中央付近より肉厚が小さくなっている(図20参照)。
永久磁石310は、外周が円形状である。そして、永久磁石310の内周の磁極間付近を凹形状とすることで、磁極間付近の肉厚が小さくなっている。
永久磁石310の肉厚が均一である部分は、表面の磁束密度分布は一定である。
磁極両端(極間)において、永久磁石310の肉厚が薄くなることで、その部分の回転子表面の磁束密度は低くなる。
そのため、図19に示す回転子300のような永久磁石310の形状にすることでも、回転子表面の磁束密度分布を磁極中心付近が平らな台形波状の分布波形を実現することができる。
図19に示す回転子300は、回転子表面の磁束密度分布波形を、永久磁石310の厚みで形成しており、永久磁石310各部の着磁状態は、ほぼ完全着磁とすることができる。そのため、電機子(固定子)側の磁束による不可逆減磁が生じにくく、同期電動機の特性の低下を抑えることができる。
図19に示す回転子300のように、永久磁石310の形状をリング形状とする場合、バックヨーク330外周の形状と永久磁石310の内径形状をあわせる必要がある。別部品を接着等により組立、固定をするのは、作業性が悪くなることがある。この場合、永久磁石310を比較的形状の自由度が高いボンド磁石とすることで加工性を向上することができる。
また、永久磁石310をバックヨーク330と一体成形を行うことによっても、生産性を改善することが可能である。
また、バックヨーク330を電磁鋼板等の鋼材で構成する場合、ボンド磁石との線膨張係数の違いから、使用環境の温度変化によって、永久磁石310に割れを生じる可能性があるため、磁極間の肉厚を薄くすることが困難となる。
高価な希土類の永久磁石を用いる場合、磁石肉厚を薄くして、使用量を減らす場合が多く、使用環境の変化に対しては、さらに厳しい条件となる。
これに対して、バックヨーク330を磁性粉末(磁性材料の一例)を混合した樹脂材料で構成して、互いの線膨張係数を近づけることで、永久磁石310の割れを防止することが可能となる。
図21、図22により変形例の回転子400について説明する。変形例の回転子400も、回転子表面に永久磁石410を配しており、内部には磁性体のバックヨーク430を配置する。そして、回転子400の略略中央部に、回転軸320を有する。
1磁極を構成する永久磁石410の形状は、磁極中心付近は均一の磁石肉厚で円弧形状である。
永久磁石410は、磁極間に近づくにつれて肉厚が薄くなり、回転子外周が小さくなる、言い換えれば、回転子外周に窪みを持った形状となっている(磁極毎に別々の永久磁石で構成する場合は、両側をカットした形状となる)。
磁極の中央付近は、永久磁石410の肉厚、空隙が均一であるため、回転子表面の磁束密度は同一である。
磁極間に近づくと、永久磁石410の肉厚は薄く、空隙(電機子(固定子)と回転子との間の空間)が広くなり、表面の磁束密度は徐々に減少してゆく。これによって、回転子400の表面磁束密度分布の波形は、磁極中央付近は平らで、台形波のような形状となる。
即ち、永久磁石310は、内周が円形状である。そして、永久磁石310の外周の磁極間付近を凹形状とすることで、磁極間付近の肉厚が小さくなっている。
この形状場合、バックヨーク430の外周形状および、永久磁石410の内周形状は円となるため、比較的加工性、組立性が良い。
以上、12スロット10極の同期電動機について説明したが、12スロット10極も含めて12nスロット10n極(nは自然数)のものが、本実施の形態の対象となる。
本発明の活用例として、送風機に用いられる同期電動機への適用が可能である。
100 同期電動機、200 回転子、210 永久磁石、220 回転軸、230 バックヨーク、300 回転子、310 永久磁石、320 回転軸、330 バックヨーク、400 回転子、410 永久磁石、420 回転軸、430 バックヨーク、500 同期電動機、600 回転子、610 永久磁石。

Claims (10)

  1. 3相12nスロット10n極(nは自然数)の同期電動機の回転子において、
    回転子表面の磁束密度分布が、磁極中心付近が平坦で、この平坦部から極間に向かって磁束密度が小さくなる波形であり、
    前記磁極中心付近の平坦部の周方向幅を、電気角で45°〜125°とし、
    前記磁極中心付近の平坦部の周方向幅を、電気角で45°以上とすることにより、回転子表面の磁束密度分布波形の振幅よりも、誘起電圧に含まれる1次成分の振幅を大きくし、
    前記磁極中心付近の平坦部の周方向幅を、電気角で125°以下とすることにより、誘起電圧歪み率を1%未満にすることを特徴とする同期電動機の回転子。
  2. 永久磁石を前記回転子表面に配置し、前記永久磁石の肉厚は磁極全体で略均一であり、着磁により前記回転子表面の磁束密度分布を、磁極中心付近が平坦で極間に向かって磁束密度が小さくなる波形にすることを特徴とする請求項1記載の同期電動機の回転子。
  3. 永久磁石を回転子表面に配置し、前記永久磁石の肉厚が磁極の中心付近で均一であり、隣り合う磁極の境界付近の肉厚が磁極中心付近よりも薄くなっていることを特徴とする請求項1記載の同期電動機の回転子。
  4. 前記永久磁石は、外周が円形状で、内周の磁極間付近が凹形状に構成されることを特徴とする請求項3記載の同期電動機の回転子。
  5. 前記永久磁石は、内周が円形状で、外周の磁極間付近が凹形状に構成されることを特徴とする請求項3記載の同期電動機の回転子。
  6. 前記永久磁石に、希土類の永久磁石を用いることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の同期電動機の回転子。
  7. 前記永久磁石に、ボンド磁石を用いることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の同期電動機の回転子。
  8. 前記永久磁石が表面に設けられるバックヨークを備え、前記バックヨークを磁性材料を含む樹脂材料で構成することを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の同期電動機の回転子。
  9. 前記永久磁石を、前記バックヨークと一体成形により構成することを特徴とする請求項8記載の同期電動機の回転子。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の同期電動機の回転子を用いることを特徴とする同期電動機。
JP2009214875A 2009-09-16 2009-09-16 同期電動機の回転子及び同期電動機 Active JP5183601B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009214875A JP5183601B2 (ja) 2009-09-16 2009-09-16 同期電動機の回転子及び同期電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009214875A JP5183601B2 (ja) 2009-09-16 2009-09-16 同期電動機の回転子及び同期電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011066998A JP2011066998A (ja) 2011-03-31
JP5183601B2 true JP5183601B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=43952641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009214875A Active JP5183601B2 (ja) 2009-09-16 2009-09-16 同期電動機の回転子及び同期電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5183601B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9373983B2 (en) 2013-01-11 2016-06-21 Asmo Co., Ltd. Rotating electrical machine

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6615375B2 (ja) 2016-10-05 2019-12-04 三菱電機株式会社 電動機および空気調和装置
JP2019037032A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 株式会社ミツバ モータ装置
JP2018166399A (ja) * 2018-07-10 2018-10-25 日立アプライアンス株式会社 ロータ組立体
WO2023062867A1 (ja) * 2021-10-15 2023-04-20 ミネベアミツミ株式会社 モータ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07177712A (ja) * 1993-12-17 1995-07-14 Hitachi Metals Ltd 磁石部材及びその製造方法
JP2003007534A (ja) * 2001-06-18 2003-01-10 Daido Steel Co Ltd 永久磁石着磁方法、永久磁石およびモータ
CN100380779C (zh) * 2003-07-22 2008-04-09 爱知制钢株式会社 薄型混合磁化环状磁铁和具有轭部的薄型混合磁化环状磁铁、以及无电刷电机
JP3790766B2 (ja) * 2004-05-28 2006-06-28 株式会社日立製作所 永久磁石回転電機および永久磁石回転電機を用いた電動車両
JP4391964B2 (ja) * 2005-04-20 2009-12-24 三菱電機株式会社 リング型磁石及びリング型磁石の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9373983B2 (en) 2013-01-11 2016-06-21 Asmo Co., Ltd. Rotating electrical machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011066998A (ja) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4670871B2 (ja) モータ
US7569962B2 (en) Multi-phase brushless motor with reduced number of stator poles
US8319386B2 (en) Motor
US9041269B2 (en) Motor
WO2011007694A1 (ja) 永久磁石式同期モータ
JPWO2015029256A1 (ja) 同期電動機
JP5183601B2 (ja) 同期電動機の回転子及び同期電動機
JP2006060952A (ja) 永久磁石埋込み型電動機
US7535149B2 (en) Permanent-magnet excited synchronous motor
JP5538984B2 (ja) 永久磁石式電動機
JP2006288043A (ja) 永久磁石形モータ
JP5419991B2 (ja) 永久磁石式同期モータ
JPWO2022019074A5 (ja)
CN116134707A (zh) 电动机
WO2014195999A1 (ja) 同期電動機
JP5171767B2 (ja) 同期電動機の回転子及び同期電動機
Sulaiman et al. Skewing and notching configurations for torque pulsation minimization in spoke-type interior permanent magnet motors
JP2011199918A (ja) 永久磁石式電動モータ
JP5337382B2 (ja) 永久磁石式同期モータ
JP5619522B2 (ja) 3相交流回転機
JP2006254621A (ja) 永久磁石型電動機
JP2013128378A (ja) 永久磁石式回転電機
JP4556457B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2010148267A (ja) モータ
JP2006060951A (ja) 電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5183601

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250