JP5182530B2 - 画像補間方法、画像補間装置、及びプログラム - Google Patents

画像補間方法、画像補間装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5182530B2
JP5182530B2 JP2009521665A JP2009521665A JP5182530B2 JP 5182530 B2 JP5182530 B2 JP 5182530B2 JP 2009521665 A JP2009521665 A JP 2009521665A JP 2009521665 A JP2009521665 A JP 2009521665A JP 5182530 B2 JP5182530 B2 JP 5182530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
interpolation
luminance change
area
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009521665A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009005120A1 (ja
Inventor
真人 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009521665A priority Critical patent/JP5182530B2/ja
Publication of JPWO2009005120A1 publication Critical patent/JPWO2009005120A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5182530B2 publication Critical patent/JP5182530B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
    • H04N7/012Conversion between an interlaced and a progressive signal
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/403Edge-driven scaling; Edge-based scaling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0135Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0135Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes
    • H04N7/0142Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes the interpolation being edge adaptive
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0135Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes
    • H04N7/0145Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes the interpolation being class adaptive, i.e. it uses the information of class which is determined for a pixel based upon certain characteristics of the neighbouring pixels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Description

本発明は、画像補間方法、画像補間装置、及びプログラムに関する。
画像を縦方向に拡大する場合や、インターレース画像からプログレッシブ画像に変換する場合、式(1)に示すような垂直方向に画素値を持つラインと画素値を持たないラインを交互に持つ画像Finを設定し、画素値を持つラインの情報を元にNullを補間する必要がある。ただし、Fin(x,y)は、座標(x,y)におけるFinの値である。
Figure 0005182530
従来の補間方法の一つに、エッジ適応型補間方法がある(非特許文献1、特許文献1)。エッジ適応型補間方法は、補間対象画素(x,y)を中心として点対称となる上下ライン画素ペアの中で、最も類似度の高い組み合わせを選択し、補間に用いる方法であり、斜め線を良好に再現する方法である。
図20を用いて、従来のエッジ適応型補間方法について説明する。図20は、従来のエッジ適応型補間方法を用いた画像拡大装置の構成を示すブロック図である。図20に示すエッジ適応型補間方法を用いた画像拡大装置は、最適利用画素探索手段11と補間手段12とを備え、画像Finと探索範囲を入力とし、補間画像を出力する。
最適利用画素探索手段11は、画像Finと探索範囲を入力とし、各補間対象画素について、探索範囲内(-φ〜φ)において補間対象画素を中心として点対称となる上下ライン画素ペアの中で、最も類似度の高いペアを選択し、補間対象画素と選択されたペアとの位置関係を示す最適利用画素情報を出力する。図17に、最適利用画素探索手段11での処理の概要を示す説明図を示す。図17の説明図では、探索範囲の一例としてφ=2の場合を用いている。まず、補間対象画素の上下ラインについて指定された探索範囲により限定される領域から、補間対象画素を中心として点対称となる(2φ+1)個の画素ペアを選択する。図中のpは、補間対象画素と画素ペアの位置関係を表す値である。これら画素ペアの中から、最も類似度の高い画素ペアを最適利用画素とし、最適利用画素情報kとして、選択された画素ペアのpの値を出力する。類似度の高いペアの選択には、式(2)の評価関数C1(p)を最小とする画素ペアを選択する方法や式(3)の評価関数C2(p)を最小とする画素ペアを選択する方法がある。また、特許文献2では、式(2)や式(3)などの複数の評価関数から総合的に類似度を判別している。
Figure 0005182530
Figure 0005182530
補間手段12は、画像Finと最適利用画素情報を入力とし、補間画像を出力する。座標(x,y)の補間対象画素(x,y)の出力画素値FI(x,t)は、その補間対象画素における最適利用画素情報k(x,y)を用いて、式(4)により算出される。
Figure 0005182530
特開平4−355581号公報 特開2005−293361号公報 "Deinterlacing-an overview", De Haan, G. , Bellers, E.B, Proceedings of the IEEE, Volume 86, Issue 9, Sept. 1998 Page(s):1839 - 1857
従来手法では、あらかじめ設定された探索範囲を用いてエッジ適応型補間を行うが、適切な探索範囲を設定することが困難なため、画質劣化が生じるという問題がある。
図18および図19は、従来手法の問題点についての説明図である。図18のような画像を入力とした場合、φ=2としてエッジ適応型補間を行うと、補間された結果ではエッジがぼやけてしまうが、φ=3としてエッジ適応型補間を行うと補間された結果ではシャープなエッジが再現されている。そのため、図18のような入力画像では、φ=3としてエッジ適応型補間を行うことが好ましい。しかし、図19のような画像を入力した場合は、φ=3としてエッジ適応型補間を行うと最適利用画素が白い画素となってしまい、補間された結果では黒領域が分断されてしまうが、φ=2としてエッジ適応型補間を行うと黒領域の分断は生じないため、φ=2としてエッジ適応型補間を行うことが好ましい。
このように、従来手法では、一方の画質を向上させる適切な探索範囲を設定すると他方の画質が劣化するため、適切な探索範囲を設定することが困難である。そのため、従来技術では、高画質な補間画像を生成する画像補間装置を提供できていない。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、その目的は、高画質な補間画像を生成する、画像補間方法、画像補間装置、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、隣接する二つの画像ラインからその間の画像ラインの画素値を求める画像補間方法であって、前記二つの画像ラインの画素の輝度変化を求め、前記補間する画像の近傍で一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似する部分が他方の画像ラインの輝度変化に一つのみ存在する前記二つの画像ラインの領域を決定し、前記領域内の画素に対して前記補間する対象画素を中心として対称の位置にある画素の組みの中から類似度が最も高い組を選択し、選択された組の画素値を用いて前記補間する画素の画素値を決定することを特徴とする画像補間方法である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を、隣接する補間ラインの画素で選択された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
上記課題を解決する本発明は、隣接する二つの画像ラインからその間の画像ラインの画素値を求める画像補間装置であって、前記二つの画像ラインの画素の輝度変化を求め、前記補間する画像の近傍で一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似する部分が他方の画像ラインの輝度変化に一つのみ存在する前記二つの画像ラインの領域を決定し、前記領域内の画素に対して前記補間する対象画素を中心として対称の位置にある画素の組みの中から類似度が最も高い組を選択し、選択された組の画素値を用いて前記補間する画素の画素値を決定することを特徴とする画像補間装置である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
上記課題を解決する本発明は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を、隣接する補間ラインの画素で選択された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
上記課題を解決する本発明は、隣接する二つの画像ラインからその間の画像ラインの画素値を求める画像補間のプログラムであって、前記二つの画像ラインの画素の輝度変化を求める処理と、前記補間する画像の近傍で一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似する部分が他方の画像ラインの輝度変化に一つのみ存在する前記二つの画像ラインの領域を決定する処理と、前記領域内の画素に対して前記補間する対象画素を中心として対称の位置にある画素の組みの中から類似度が最も高い組を選択する処理と、選択された組の画素値を用いて前記補間する画素の画素値を決定する処理とを情報処理装置に実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明の効果は、高画質な縦方向の画像拡大やインターレース−プログレッシブ変換を行うことができることにある。その理由は、補間対象画素周辺の輝度変化を調べることで対応する箇所を一箇所に限定するので、異なる部分を選択することによる画質劣化の生じない範囲を探索範囲として設定するためである。
本発明の第1の発明を実施するための最良の形態の構成を示すブロック図である。 輝度変化指標の算出についての説明図である。 探索範囲の算出についての説明図である。 第1の発明を実施するための最良の形態の動作を示す流れ図である。 本発明の第2の発明を実施するための最良の形態の構成を示すブロック図である。 補間対象画素の探索範囲とその左隣の補間対象画素の探索範囲の関係を示す説明図である。 第2の発明を実施するための最良の形態の動作を示す流れ図である。 本発明の第3の発明を実施するための最良の形態の構成を示すブロック図である。 輝度変化パターンを求めるテーブルを示す説明図である。 第3の発明を実施するための最良の形態の動作を示す流れ図である。 本発明の第4の発明を実施するための最良の形態の構成を示すブロック図である。 領域分割点についての説明図である。 第4の発明を実施するための最良の形態の動作を示す流れ図である。 本発明の第5の発明を実施するための最良の形態の構成を示すブロック図である。 輝度変化パターンを求め方についての説明図である。 第5の発明を実施するための最良の形態の動作を示す流れ図である。 従来手法の処理概要を表す説明図である。 従来手法の問題点の説明図である。 従来手法の問題点の説明図である。 従来手法の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 最適利用画素探索手段
12 補間手段
23 輝度変化指標計算手段
24 探索範囲算出手段
本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明による第1の実施の形態は、最適利用画素探索手段11と、補間手段12と、輝度変化指標計算手段23と、探索範囲算出手段24とを含む。本発明の第1の実施の形態は、従来手法の構成と比較して、輝度変化指標計算手段23と探索範囲算出手段24とが加えられている点で異なる。以下、輝度変化指標計算手段23と探索範囲算出手段24の動作の詳細を説明する。
輝度変化指標計算手段23は、画像Finを入力とし、画像Finの各ラインについて、隣り合う画素との輝度変化を表す輝度変化指標を求める。輝度変化指標は、隣り合う画素の輝度変化が増加ならば1、減少ならば‐1、平坦ならば0のように与えられる値である。画像Fin中の座標(x,y)と座標(x+1,y)との間の輝度指標D(x,y)の算出方法の一例を式(5)に示す。ただし、Y(x,y)は、画像Fin中の座標(x,y)の輝度値、thresは、あらかじめ設定された閾値である。
Figure 0005182530
また、輝度変化指標は、隣接画素との差分だけではなく、いくつか離れた画素との差分を用いて求めてもよい。例えば、各ラインの輝度変化指標を左から順番に算出する場合、図2に示すような左隣の画素の輝度変化指標が平坦で連続している画素の位置の輝度変化指標を求める時に、左隣の画素との差分値と輝度変化指標が平坦となる直前の画素との差分値を用いて決定する方法がある。
探索範囲算出手段24は、輝度変化指標を入力として、補間対象画素毎に、上下ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している最大範囲を探索範囲として出力する。探索範囲における全ての輝度変化指標が、1または0、あるいは‐1または0である場合、探索範囲内における上下ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少しているといえる。そこで、探索範囲算出手段24は、補間対象画素(x,y)の探索範囲(-φ(x,y)〜φ(x,y))を、初期値としてφ(x,y)=0とし、φ(x,y)を1ずつ増やしながら、探索範囲内の輝度変化指標を調べ、最大範囲を求める。以下に、探索範囲の算出方法の一例を示す。
<処理1>
初期値として、φ(x,y)と探索範囲内の輝度変化指標が1(増加)の個数DIncおよび‐1(減少)の個数DDecをそれぞれ0に設定する。
<処理2>
探索範囲を左右1画素ずつ広げ、DIncとDDecの値を更新する。探索範囲(-φ(x,y)〜φ(x,y))を左右1画素ずつ広げる場合のDIncとDDecの更新方法に、D(x+φ(x,y),y-1)とD(x-φ(x,y)-1,y-1)とD(x+φ(x,y),y+1)とD(x-φ(x,y)-1,y+1)の4つの輝度勾配指標の値をもとにDIncやDDecを増加させる方法がある。
<処理3>
もし、DIncとDDecの積が0より大きければ、φ(x,y)を出力して終了する。そうでなければ、φ(x,y)を1増やす
<処理4>
処理2と処理3を、φ(x,y)を出力して終了するまで繰り返すことで、上下ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している最大範囲を探索範囲として求める。また、φ(x,y)があらかじめ設定された最大範囲に達したときに、φ(x,y)を出力して終了してもよい。
例えば、図3(a)に示す補間対象画素(x,y)の探索範囲は、図3(b)に示す処理によって、φ(x,y)=1となる。
次に、図1および図4のフローチャートを参照して、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
輝度変化指標計算手段23は、画像Finの各ラインについて、隣り合う画素との輝度変化を表す輝度変化指標を計算する(ステップS11)。
探索範囲算出手段24は、補間対象画素毎に、上下ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している最大範囲を探索範囲として算出する(ステップS12)。
最適利用画素探索手段11は、補間対象画素毎に、探索範囲中で最も類似度の高い、補間対象画素を中心として点対称となる上下ラインの画素ペアを求める(ステップS13)。
補間手段12は、各補間対象画素について、最適利用画素を用いて、補間対象画素値を算出し、プログレッシブ画像を生成する(ステップS14)。
本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図5を参照すると、本発明による第2の実施の形態は、最適利用画素探索手段11と、補間手段12と、輝度変化指標計算手段23と、探索範囲算出手段34と、前画素探索範囲情報保存手段35とを含む。
本発明の第2の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態と比較して、探索範囲算出手段34において、ある補間対象画素で求められた探索範囲とその探索範囲内の輝度変化の情報を前画素探索範囲情報保存手段35に記録し、他の補間対象画素の探索範囲の算出に利用する点で異なる。以下、探索範囲算出手段34の動作の詳細を説明する。
探索範囲算出手段34は、輝度変化指標を入力とし、補間ライン毎に、左端から順に各補間対象画素の探索範囲を算出し出力する。補間対象画素(x,y)の探索範囲は、図6に示すように、その左隣の補間対象画素(x-1,y)の探索範囲の右端と一致している最小範囲から補間対象画素(x-1,y)の探索範囲の左端と一致している最大範囲の中のいずれかの範囲に限定できる。これらの候補となる範囲は、左隣の補間対象画素(x-1,y)の探索範囲に、右端に1または2画素加えたり、左端を1または2画素取り除いたりした範囲となる。そのため、候補となる範囲が上下ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少しているかどうかは、補間対象画素(x-1,y)の探索範囲内の輝度変化指標が1(増加)の個数DInc(x-1,y)および-1(減少)の個数DDec(x-1,y)に、右端に加えた画素分と左端から削除した画素分の輝度変化指標の値を反映させることで、判別可能である。
そこで、探索範囲算出手段34は、前画素探索範囲情報として、求められた探索範囲とその探索範囲内の輝度変化指標が1(増加)の個数および‐1(減少)の個数を、前画素探索範囲情報保存手段35に記録し、右隣の補間対象画素の探索範囲を求める際に、記録された情報を読み出し、読み出された情報を利用して、探索範囲の候補の設定とそれぞれの候補が上下ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少しているという条件を満たしているかを判別することで最大範囲を求め、探索範囲として出力する。
次に、図5および図7のフローチャートを参照して、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
輝度変化指標計算手段23は、画像Finの各ラインについて、隣り合う画素との輝度変化を表す輝度変化指標を計算する(ステップS21)。
探索範囲算出手段34は、補間対象画素毎に、前画素探索範囲情報を用いて、上下ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している最大範囲を探索範囲として算出する(ステップS22)。
最適利用画素探索手段11は、補間対象画素毎に、探索範囲中で最も類似度の高い、補間対象画素を中心として点対称となる上下ラインの画素ペアを求める(ステップS23)。
補間手段12は、各補間対象画素について、最適利用画素を用いて、補間対象画素値を算出し、プログレッシブ画像を生成する(ステップS24)。
本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図8を参照すると、本発明による第3の実施の形態は、最適利用画素探索手段11と補間手段12と輝度変化指標計算手段23と探索範囲算出手段44とを含む。本発明による第3の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態と比較して、探索範囲算出手段44の動作が異なる。以下、探索範囲算出手段44の動作の詳細を説明する。
探索範囲算出手段44は、輝度変化指標を入力として、補間対象画素毎に、上下ラインの輝度変化が次の3つの条件のいずれかを満たす最大範囲を探索範囲として出力する。
(1)第1の条件:同一方向に増加または減少
(2)第2の条件:同一方向に凸
(3)第3の条件:片方が凸、片方が増加または減少
探索範囲算出手段44は、補間対象画素(x,y)の探索範囲(-φ(x,y)〜φ(x,y))を、初期値としてφ(x,y)=0とし、φ(x,y)を1ずつ増やしながら、探索範囲内における上下それぞれのラインの輝度変化パターンを求め、これら3つの条件を満たすかどうか判別することで、最大範囲を求める。輝度変化パターンは、指定された範囲内の輝度変化が、平坦ならば0、単調増加ならば1、単調減少ならば2、上に凸ならば3、下に凸ならば4、その他の変化ならば5のように与えられる値であり、図9に示すように、指定された範囲内における輝度変化指標の値を順に調べることにより求められる。
以下に、探索範囲の算出方法の一例を示す。
<処理1>
初期値として、φ(x,y)と探索範囲内における上下それぞれの輝度変化パターンTPatおよびBPatの値をそれぞれ0に設定する。
<処理2>
探索範囲を左右1画素ずつ広げ、TPatおよびBPatの値を更新する。探索範囲(-φ(x,y)〜φ(x,y))を左右1画素ずつ広げる場合のTPatおよびBPatの更新方法に、図7に示すような、元の輝度変化パターンと左右に追加される画素の輝度変化指標と新たな輝度変化パターンの関係を表すテーブルを利用する方法がある。
<処理3>
TPatおよびBPatの組み合わせが前記3つの条件のいずれかを満たしていれば、φ(x,y)を1増やし更新する。また、TPatおよびBPatの組み合わせが逆方向に増加または減少の場合は、φ(x,y)の更新はしないが、処理を続行させる。TPatおよびBPatの組み合わせがその他の場合は、φ(x,y)を出力して終了する。
<処理4>
処理2と処理3とを、φ(x,y)を出力して終了するまで繰り返すことで、前記3つの条件のいずれかを満たす最大範囲を探索範囲として求める。また、φ(x,y)があらかじめ設定された最大範囲に達したときに、φ(x,y)を出力して終了してもよい。
また、探索範囲算出手段44は、第4の条件として逆方向に増加または減少を設定して、処理3において、φ(x,y)を更新してもよい。
次に、図8および図10のフローチャートを参照して、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
輝度変化指標計算手段23は、画像Finの各ラインについて、隣り合う画素との輝度変化を表す輝度変化指標を計算する(ステップS31)。
探索範囲算出手段44は、補間対象画素毎に、前記第1〜第3または第4の条件のいずれかを満たす最大範囲を探索範囲として算出する(ステップS32)。
最適利用画素探索手段11は、補間対象画素毎に、探索範囲中で最も類似度の高い、補間対象画素を中心として点対称となる上下ラインの画素ペアを求める(ステップS33)。
補間手段12は、各補間対象画素について、最適利用画素を用いて、補間対象画素値を算出し、補間画像を生成する(ステップS34)。
本発明の第4の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図11を参照すると、本発明による第4の実施の形態は、最適利用画素探索手段51と補間手段12と輝度変化指標計算手段23と探索範囲算出手段54とを含む。
本発明による第4の実施の形態は、本発明の第3の実施の形態と比較して、最適利用画素探索手段51と探索範囲算出手段54の動作が異なり、探索範囲算出手段54において、探索範囲内の輝度変化パターンが凸な場合に増加領域と減少領域に分割し、最適利用画素探索手段51において、同一領域同士のみの類似度計算によって最適利用画素を探索する。以下、最適利用画素探索手段51と探索範囲算出手段54の動作の詳細を説明する。
探索範囲算出手段54は、輝度変化指標を入力として、補間対象画素毎に、上下ラインの輝度変化が、前記第3の実施の形態の前記探索範囲算出手段44における前記第1〜第3の条件いずれかを満たす最大範囲または前記第1〜第4の条件のいずれかを満たす最大範囲を探索範囲として算出し、探索範囲とその探索範囲内の輝度変化組み合わせパターンおよび領域分割点を出力する。輝度変化組み合わせパターンは、探索範囲内における上ラインの輝度変化パターンと下ラインの輝度変化パターンの組み合わせを表す値であり、以下のような値を持つ。
(1)値0:同一方向に増加または減少
(2)値1:同一方向に凸
(3)値2:上ラインが単調増加かつ下ラインが上に凸、または、上ラインが単調減少かつ下ラインが下に凸
(3)値3:上ラインが単調減少かつ下ラインが上に凸、または、上ラインが単調増加かつ下ラインが下に凸
(4)値4:上ラインが上に凸かつ下ラインが単調増加、または、上ラインが下に凸かつ下ラインが単調減少
(5)値5:上ラインが上に凸かつ下ラインが単調減少、または、上ラインが下に凸かつ下ラインが単調増加
(6)値6:逆方向に増加または減少
これらの値は、上ラインの輝度変化パターンの値と下ラインの輝度変化パターンの値から、容易に決定可能である。
また、領域分割点とは、探索範囲内での、上または下ラインの輝度変化が凸な場合に、増加領域の範囲と減少領域の範囲を表す点である。図12に示すように、増加から減少または減少から増加する間の平坦な領域を考慮するため、領域分割点には、左領域の右端の位置を示す点Rと右領域の左端を示す点Lとがある。RとLの関係は、増加から減少または減少から増加する間の輝度変化指標が0の連続数をCZとおくと、R=L+CZとなる。
探索範囲算出手段54は、前記第3の実施の形態における前記探索範囲算出手段44と同様に、補間対象画素(x,y)の探索範囲(-φ(x,y)〜φ(x,y))を、初期値としてφ(x,y)=0とし、φ(x,y)を1ずつ増やしていくことで、探索範囲を算出する。探索範囲算出手段54は、探索範囲算出後、輝度変化組み合わせパターンおよび領域分割点を算出する。また、探索範囲算出手段54は、探索範囲の算出と同時に領域分割点を算出してもよい。初期値としてφ(x,y)=0とし、φ(x,y)を1ずつ増やしていく時の領域分割点の求め方の一例を以下に示す。
<処理1>
初期値として、φ(x,y)と探索範囲内のラインの輝度変化パターンLPと探索範囲の右端における輝度勾配指標が0の連続数CZRおよび探索範囲の左端における輝度変化指標が0の連続数CZLの値をそれぞれ0に設定する。
<処理2>
探索範囲を左右1画素ずつ広げ、LPを更新する。LPの値がはじめて3または4になった時に、処理3に進む。そうでない場合は、φ(x,y)を1増やし、CZRおよびCZLの値を、広げた分の輝度変化指標を用いて更新し、処理2を繰り返す。
<処理3>
領域分割点RおよびLを求める。LPの値が3または4なるときのLPの値の変化の仕方は、LPの値が0から3または4に変化する(場合1)、LPの値が1から3または2から4に変化する(場合2)、LPの値が1から4または2から3に変化する(場合3)の3つの場合に分類できる。領域分割点RおよびLは、それぞれの場合について、以下のように求められる。
(1)場合1:R=φ(x,y),L=-φ(x,y)
(2)場合2:R=φ(x,y),L=R-CZR
(3)場合3:L=-φ(x,y),R=L+CZL
最適利用画素探索手段51は、画像Finと探索範囲と輝度変化組み合わせパターンと領域分割点とを入力とし、最適利用画素情報を出力する。最適利用画素探索手段51は、補間対象画素毎に、探索範囲と輝度変化組み合わせパターンと領域分割点とから、式(2)および式(3)の類似度計算が、増加領域同士または減少領域同士のマッチングとなるように、式(2)および式(3)におけるpの範囲を次のように制限する。ただし、BR(x,y)は補間対象画素(x,y)下ラインの輝度分割点Rの位置、BL(x,y)は補間対象画素(x,y)下ラインの輝度分割点Lの位置、TR(x,y)は補間対象画素(x,y)上ラインの輝度分割点Rの位置、TL(x,y)は補間対象画素(x,y)上ラインの輝度分割点Lの位置を表す。また、L(x,y)およびR(x,y)は、それぞれ式(6)および式(7)によって、算出される値である。
(1)輝度変化組み合わせパターンが0の場合:-φ(x,y)≦p≦φ(x,y)
(2)輝度変化組み合わせパターンが1の場合:L(x,y)≦p≦R(x,y)
(3)輝度変化組み合わせパターンが2の場合:-BR(x,y)≦p≦φ(x,y)
(4)輝度変化組み合わせパターンが3の場合:-φ(x,y)≦p≦BL(x,y)
(5)輝度変化組み合わせパターンが4の場合:-φ(x,y)≦p≦TR(x,y)
(6)輝度変化組み合わせパターンが5の場合:TL(x,y)≦p≦φ(x,y)
(7)輝度変化組み合わせパターンが6の場合:-φ(x,y)≦p≦φ(x,y)
Figure 0005182530
Figure 0005182530
次に、図11および図13のフローチャートを参照して、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
輝度変化指標計算手段23は、画像Finの各ラインについて、隣り合う画素との輝度変化を表す輝度変化指標を計算する(ステップS41)。
探索範囲算出手段54は、補間対象画素毎に、前記第1〜第3または第4の条件のいずれかを満たす最大範囲と算出とその範囲内の輝度変化組み合わせパターンおよび領域分割点の算出を行う。(ステップS42)。
最適利用画素探索手段51は、補間対象画素毎に、探索範囲中で最も類似度の高い、補間対象画素を中心として点対称となる上下ラインの画素ペアを、増加または減少領域同士の類似度計算によって求める(ステップS43)。
補間手段12は、各補間対象画素について、最適利用画素を用いて、補間対象画素値を算出し、プログレッシブ画像を生成する(ステップS44)。
本発明の第5の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図14を参照すると、本発明による第5の実施の形態は、最適利用画素探索手段51と補間手段12と輝度変化指標計算手段23と探索範囲算出手段64と前画素探索範囲情報保存手段65とを含む。
本発明による第5の実施の形態は、前記本発明の第4の実施の形態と比較して、探索範囲算出手段64において、ある補間対象画素で求められた探索範囲とその探索範囲内の輝度変化の情報を前画素探索範囲情報保存手段65に記録し、他の補間対象画素の探索範囲の算出に利用する点で異なる。以下、探索範囲算出手段64の動作の詳細を説明する。
探索範囲算出手段64は、輝度変化指標を入力とし、補間ライン毎に、前記第4の実施の形態における前記第1〜4の条件を満たす最大範囲を、左端から順に算出し、探索範囲として出力する。補間対象画素(x,y)の探索範囲は、本発明の第2の実施の形態と同様に、その左隣の補間対象画素(x-1,y,t)の探索範囲の右端と一致している最小範囲から補間対象画素(x-1,y,t)の探索範囲の左端と一致している最大範囲の中のいずれかの範囲に限定できる。これらの候補となる範囲は、左隣の補間対象画素(x-1,y,t)の探索範囲に、右端に1または2画素加えたり、左端を1または2画素取り除いたりした範囲となる。そのため、候補となる範囲の上下ラインの輝度変化が前記第1〜4の条件のいずれかを満たしているかどうかは、左隣の補間対象画素(x-1,y,t)の探索範囲における各ラインの輝度変化パターンから、右端に1または2画素加えたり左端を1または2画素取り除いたりした範囲での各ラインの輝度変化パターンを算出することで判別可能である。
右端に1画素を加えて探索範囲を広げたときの輝度変化パターンは、前記第3の実施の形態における前記図7のテーブルを、左に追加する輝度変化指標を0とし用いることで、算出することができる。
左から1画素を取り除いて探索範囲を狭めたときの輝度変化パターンは、図15に示すように、探索範囲内の輝度変化指標が1の個数DIncおよび輝度変化指標が‐1の個数DDecを用い、探索範囲を狭めたことでDIncまたはDDecの値が変化しない場合、または変化したDIncまたはDDecの値が正の場合には、輝度変化パターンを変化させずに出力し、探索範囲を狭めたことで変化するDIncまたはDDecが0の場合には、他のDIncまたはDDecの値によって平坦・増加・減少のいずれかの値を設定することで、求めることが可能である。
そこで、探索範囲算出手段64は、前画素探索範囲情報として、求められた探索範囲とその探索範囲内の上下ラインの輝度変化パターンおよび探索範囲内の輝度変化指標が1(増加)の個数および‐1(減少)の個数を、前画素探索範囲情報保存手段65に記録し、右隣の補間対象画素の探索範囲を求める際に、記録された情報を読み出し、読み出された情報を利用して、探索範囲の候補の設定とそれぞれの候補となる範囲が前記4つの条件のいずれかを満たしているかを判別することで最大範囲を求め、探索範囲として出力する。
また、探索範囲算出手段64は、輝度変化組み合わせパターンおよび領域分割点を算出する。探索範囲算出手段54は、探索範囲の算出と同時に領域分割点を算出してもよい。この場合、前画素探索範囲情報として、左隣の補間対象画素の探索範囲における領域分割点と探索範囲の右端の輝度変化指標が0の連続数CZRを用いることで算出できる。以下に一例を示す。右に1画素探索範囲広げた時に補間対象画素の輝度変化パターンが上または下に凸に変化した場合、右端の位置とCZRの値を用いて、領域分割点を算出する。その他の場合は、領域分割点が広げる前と同位置にあるため、記憶してある領域分割点の位置情報を用いて設定する。
次に、図14および図16のフローチャートを参照して、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
輝度変化指標計算手段23は、画像Finの各ラインについて、隣り合う画素との輝度変化を表す輝度変化指標を計算する(ステップS51)。
探索範囲算出手段64は、補間対象画素毎に、前画素探索範囲情報65を用いて、前記第1〜第3または第4の条件のいずれかを満たす最大範囲と算出とその範囲内の輝度変化組み合わせパターンおよび領域分割点の算出を行う。(ステップS52)。
最適利用画素探索手段51は、補間対象画素毎に、探索範囲中で最も類似度の高い、補間対象画素を中心として点対称となる上下ラインの画素ペアを、増加または減少領域同士の類似度計算によって求める(ステップS53)。
補間手段12は、各補間対象画素について、最適利用画素を用いて、補間対象画素値を算出し、プログレッシブ画像を生成する(ステップS54)。
以上の如く、実施の形態を説明したが、本発明の実施例は以下の通りである。
すなわち、本発明の第1の実施例は、隣接する二つの画像ラインからその間の画像ラインの画素値を求める画像補間方法であって、前記二つの画像ラインの画素の輝度変化を求め、前記補間する画像の近傍で一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似する部分が他方の画像ラインの輝度変化に一つのみ存在する前記二つの画像ラインの領域を決定し、前記領域内の画素に対して前記補間する対象画素を中心として対称の位置にある画素の組みの中から類似度が最も高い組を選択し、選択された組の画素値を用いて前記補間する画素の画素値を決定することを特徴とする画像補間方法である。
また、本発明の第2の実施例は、上記第1の実施例において、一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似した他方の画像ラインの輝度変化の一部が異なる位置に二つ以上存在しない最も広い領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の第3の実施例は、上記第1又は第2の実施例において、隣り合う画素同士の輝度変化として、平坦、増加、減少の3つの指標を用いることを特徴とする。
また、本発明の第4の実施例は、上記第1から第3のいずれかの実施例において、領域内での各画像ラインの輝度変化として、平坦、単調増加、単調減少、上に凸、下に凸、その他の6つのパターンを用いることを特徴とする。
また、本発明の第5の実施例は、上記第1から第4のいずれかの実施例において、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の第6の実施例は、上記第1から第4のいずれかの実施例において、二つの画像ラインの輝度変化が、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の第7の実施例は、上記第1から第3のいずれかの実施例において、二つの画像ラインの輝度変化が、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の第8の実施例は、上記第6又は第7のいずれかの実施例において、画像ラインの輝度変化が上または下に凸の場合に、領域内の増加領域と減少領域の位置を表す領域分割点を算出することを特徴とする。
また、本発明の第9の実施例は、上記第8の実施例において、増加領域同士および減少領域同士での類似度計算を行うことを特徴とする。
また、本発明の第10の実施例は、上記第1から第8のいずれかの実施例において、領域の算出に、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を利用することを特徴とする。
また、本発明の第11の実施例は、上記第10の実施例において、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数とを用いることを特徴とする。
また、本発明の第12の実施例は、上記第10の実施例において、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数と領域内の各ラインの輝度変化のパターンとを用いることを特徴とする。
また、本発明の第13の実施例は、上記第10の実施例において、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数と領域内の各ラインの輝度変化のパターンと領域分割点とを用いることを特徴とする。
また、本発明の第14の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
また、本発明の第15の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
また、本発明の第16の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
また、本発明の第17の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
また、本発明の第18の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
また、本発明の第19の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
また、本発明の第20の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を、隣接する補間ラインの画素で選択された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出ステップと、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索ステップと、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップとからなることを特徴とする画像補間方法である。
また、本発明の第21の実施例は、隣接する二つの画像ラインからその間の画像ラインの画素値を求める画像補間装置であって、前記二つの画像ラインの画素の輝度変化を求め、前記補間する画像の近傍で一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似する部分が他方の画像ラインの輝度変化に一つのみ存在する前記二つの画像ラインの領域を決定し、前記領域内の画素に対して前記補間する対象画素を中心として対称の位置にある画素の組みの中から類似度が最も高い組を選択し、選択された組の画素値を用いて前記補間する画素の画素値を決定することを特徴とする画像補間装置である。
また、本発明の第22の実施例は、上記第21の実施例において、一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似した他方の画像ラインの輝度変化の一部が異なる位置に二つ以上存在しない最も広い領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の第23の実施例は、上記第21又は第22の実施例において、隣り合う画素同士の輝度変化として、平坦、増加、減少の3つの指標を用いることを特徴とする。
また、本発明の第23の実施例は、上記第21から第23のいずれかの実施例において、領域内での各画像ラインの輝度変化として、平坦、単調増加、単調減少、上に凸、下に凸、その他の6つのパターンを用いることを特徴とする。
また、本発明の第25の実施例は、上記第21から第24のいずれかの実施例において、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の第26の実施例は、上記第21から第24のいずれかの実施例において、二つの画像ラインの輝度変化が、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の第27の実施例は、上記第21から第24のいずれかの実施例において、二つの画像ラインの輝度変化が、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の第28の実施例は、上記第26又は第27の実施例において、画像ラインの輝度変化が上または下に凸の場合に、領域内の増加領域と減少領域の位置を表す領域分割点を算出することを特徴とする。
また、本発明の第29の実施例は、上記第28の実施例において、増加領域同士および減少領域同士での類似度計算を行うことを特徴とする。
また、本発明の第30の実施例は、上記第21から第28のいずれかの実施例において、領域の算出に、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を利用することを特徴とする。
また、本発明の第31の実施例は、上記第30の実施例において、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数とを用いることを特徴とする。
また、本発明の第32の実施例は、上記第30の実施例において、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数と領域内の各ラインの輝度変化のパターンとを用いることを特徴とする。
また、本発明の第33の実施例は、上記第30の実施例において、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数と領域内の各ラインの輝度変化のパターンと領域分割点とを用いることを特徴とする。
また、本発明の第34の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
また、本発明の第35の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
また、本発明の第36の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
また、本発明の第37の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
また、本発明の第38の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
また、本発明の第39の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
また、本発明の第40の実施例は、隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を、隣接する補間ラインの画素で選択された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出手段と、領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索手段と、選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段とからなることを特徴とする画像補間装置である。
また、本発明の第41の実施例は、隣接する二つの画像ラインからその間の画像ラインの画素値を求める画像補間のプログラムであって、前記二つの画像ラインの画素の輝度変化を求める処理と、前記補間する画像の近傍で一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似する部分が他方の画像ラインの輝度変化に一つのみ存在する前記二つの画像ラインの領域を決定する処理と、前記領域内の画素に対して前記補間する対象画素を中心として対称の位置にある画素の組みの中から類似度が最も高い組を選択する処理と、選択された組の画素値を用いて前記補間する画素の画素値を決定する処理とを情報処理装置に実行させることを特徴とするプログラムである。
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
本出願は、2007年7月3日に出願された日本出願特願2007−174823号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、インターレース画像からプログレッシブ画像を生成するインターレースープログレッシブ変換装置に適応することができる。また本発明は、縦方向に画像の拡大を行う画像補間装置に適応することができる。

Claims (41)

  1. 隣接する二つの画像ラインからその間の画像ラインの画素値を求める画像補間方法であって、
    前記二つの画像ラインの画素の輝度変化を求め、
    前記補間する画像の近傍で一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似する部分が他方の画像ラインの輝度変化に一つのみ存在する前記二つの画像ラインの領域を決定し、
    前記領域内の画素に対して前記補間する対象画素を中心として対称の位置にある画素の組みの中から類似度が最も高い組を選択し、
    選択された組の画素値を用いて前記補間する画素の画素値を決定する
    ことを特徴とする画像補間方法。
  2. 一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似した他方の画像ラインの輝度変化の一部が異なる位置に二つ以上存在しない最も広い領域を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像補間方法。
  3. 隣り合う画素同士の輝度変化として、平坦、増加、減少の3つの指標を用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像補間方法。
  4. 領域内での各画像ラインの輝度変化として、平坦、単調増加、単調減少、上に凸、下に凸、その他の6つのパターンを用いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像補間方法。
  5. 二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像補間方法。
  6. 二つの画像ラインの輝度変化が、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす領域を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像補間方法。
  7. 二つの画像ラインの輝度変化が、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす領域を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像補間方法。
  8. 画像ラインの輝度変化が上または下に凸の場合に、領域内の増加領域と減少領域の位置を表す領域分割点を算出することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像補間方法。
  9. 増加領域同士および減少領域同士での類似度計算を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像補間方法。
  10. 領域の算出に、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を利用することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像補間方法。
  11. 隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数とを用いることを特徴とする請求項10に記載の画像補間方法。
  12. 隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数と領域内の各ラインの輝度変化のパターンとを用いることを特徴とする請求項10に記載の画像補間方法。
  13. 隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数と領域内の各ラインの輝度変化のパターンと領域分割点とを用いることを特徴とする請求項10に記載の画像補間方法。
  14. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出する探索範囲算出ステップと、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップと
    からなることを特徴とする画像補間方法。
  15. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出ステップと、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップと
    からなることを特徴とする画像補間方法。
  16. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップと
    からなることを特徴とする画像補間方法。
  17. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索ステップと、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップと
    からなることを特徴とする画像補間方法。
  18. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索ステップと、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップと
    からなることを特徴とする画像補間方法。
  19. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出ステップと、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索ステップと、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップと
    からなることを特徴とする画像補間方法。
  20. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出ステップと、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を、隣接する補間ラインの画素で選択された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出ステップと、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索ステップと、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間ステップと
    からなることを特徴とする画像補間方法。
  21. 隣接する二つの画像ラインからその間の画像ラインの画素値を求める画像補間装置であって、
    前記二つの画像ラインの画素の輝度変化を求め、
    前記補間する画像の近傍で一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似する部分が他方の画像ラインの輝度変化に一つのみ存在する前記二つの画像ラインの領域を決定し、
    前記領域内の画素に対して前記補間する対象画素を中心として対称の位置にある画素の組みの中から類似度が最も高い組を選択し、
    選択された組の画素値を用いて前記補間する画素の画素値を決定する
    ことを特徴とする画像補間装置。
  22. 一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似した他方の画像ラインの輝度変化の一部が異なる位置に二つ以上存在しない最も広い領域を算出することを特徴とする請求項21に記載の画像補間装置。
  23. 隣り合う画素同士の輝度変化として、平坦、増加、減少の3つの指標を用いることを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の画像補間装置。
  24. 領域内での各画像ラインの輝度変化として、平坦、単調増加、単調減少、上に凸、下に凸、その他の6つのパターンを用いることを特徴とする請求項21から請求項23のいずれかに記載の画像補間装置。
  25. 二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出することを特徴とする請求項21から請求項24のいずれかに記載の画像補間装置。
  26. 二つの画像ラインの輝度変化が、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす領域を算出することを特徴とする請求項21から請求項24のいずれかに記載の画像補間装置。
  27. 二つの画像ラインの輝度変化が、同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす領域を算出することを特徴とする請求項21から請求項24のいずれかに記載の画像補間装置。
  28. 画像ラインの輝度変化が上または下に凸の場合に、領域内の増加領域と減少領域の位置を表す領域分割点を算出することを特徴とする請求項26又は請求項27に記載の画像補間装置。
  29. 増加領域同士および減少領域同士での類似度計算を行うことを特徴とする請求項28に記載の画像補間装置。
  30. 領域の算出に、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を利用することを特徴とする請求項21から請求項28のいずれかに記載の画像補間装置。
  31. 隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数とを用いることを特徴とする請求項30に記載の画像補間装置。
  32. 隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数と領域内の各ラインの輝度変化のパターンとを用いることを特徴とする請求項30に記載の画像補間装置。
  33. 隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報として、領域の広さと領域内の隣り合う画素同士の輝度変化についての各指標の個数と領域内の各ラインの輝度変化のパターンと領域分割点とを用いることを特徴とする請求項30に記載の画像補間装置。
  34. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を算出する探索範囲算出手段と、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段と、
    からなることを特徴とする画像補間装置。
  35. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少している領域を、隣接する補間ラインの画素で算出された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出手段と、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段と
    からなることを特徴とする画像補間装置。
  36. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段と
    からなることを特徴とする画像補間装置。
  37. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を選択する最適利用画素探索手段と、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段と
    からなることを特徴とする画像補間装置。
  38. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索手段と、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段と
    からなることを特徴とする画像補間装置。
  39. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を算出する探索範囲算出手段と、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索手段と、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段と
    からなることを特徴とする画像補間装置。
  40. 隣り合う画素同士の輝度変化が、平坦、増加、減少のどの指標にあたるかを算出する輝度変化指標算出手段と、
    二つの画像ラインの輝度変化が同一方向に増加または減少、同一方向に凸、片方が増加または減少でもう片方が凸、逆方向に増加または減少のいずれかを満たす最大領域を、隣接する補間ラインの画素で選択された領域に関する情報を用いて算出する探索範囲算出手段と、
    領域内の補間対象画素を中心として点対称となる画像ラインの画素の組の中で最も類似度の高い組を増加領域同士および減少領域同士での類似度計算によって選択する最適利用画素探索手段と、
    選択された最も類似度の高い組を用いて補間値を決定する補間手段と
    からなることを特徴とする画像補間装置。
  41. 隣接する二つの画像ラインからその間の画像ラインの画素値を求める画像補間のプログラムであって、
    前記二つの画像ラインの画素の輝度変化を求める処理と、
    前記補間する画像の近傍で一方の画像ラインの輝度変化の一部に類似する部分が他方の画像ラインの輝度変化に一つのみ存在する前記二つの画像ラインの領域を決定する処理と、
    前記領域内の画素に対して前記補間する対象画素を中心として対称の位置にある画素の組みの中から類似度が最も高い組を選択する処理と、
    選択された組の画素値を用いて前記補間する画素の画素値を決定する処理と
    を情報処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
JP2009521665A 2007-07-03 2008-07-03 画像補間方法、画像補間装置、及びプログラム Active JP5182530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009521665A JP5182530B2 (ja) 2007-07-03 2008-07-03 画像補間方法、画像補間装置、及びプログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007174823 2007-07-03
JP2007174823 2007-07-03
JP2009521665A JP5182530B2 (ja) 2007-07-03 2008-07-03 画像補間方法、画像補間装置、及びプログラム
PCT/JP2008/062061 WO2009005120A1 (ja) 2007-07-03 2008-07-03 画像補間方法、画像補間装置、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009005120A1 JPWO2009005120A1 (ja) 2010-08-26
JP5182530B2 true JP5182530B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=40226161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009521665A Active JP5182530B2 (ja) 2007-07-03 2008-07-03 画像補間方法、画像補間装置、及びプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8565556B2 (ja)
EP (1) EP2173095A4 (ja)
JP (1) JP5182530B2 (ja)
CN (1) CN101690195B (ja)
WO (1) WO2009005120A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5251544B2 (ja) * 2009-01-27 2013-07-31 日本電気株式会社 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
KR101865586B1 (ko) * 2011-04-08 2018-06-11 삼성디스플레이 주식회사 유기전계발광 표시장치 및 그의 구동방법
KR101856089B1 (ko) * 2011-05-31 2018-06-21 삼성디스플레이 주식회사 유기전계발광 표시장치 및 그의 구동방법
JP6070307B2 (ja) * 2012-05-21 2017-02-01 株式会社リコー パターン抽出装置、画像投影装置、パターン抽出方法およびプログラム
US9730655B2 (en) * 2013-01-21 2017-08-15 Tracy J. Stark Method for improved detection of nodules in medical images
CN104700362A (zh) * 2013-12-06 2015-06-10 富士通株式会社 文档图像处理装置和方法
CN105335953B (zh) * 2014-07-07 2018-04-10 富士通株式会社 提取图像的背景亮度图的装置和方法、去阴影装置和方法
CN106339158A (zh) * 2016-08-17 2017-01-18 东方网力科技股份有限公司 基于大数据的静态图片的动态展示方法及装置
CN116385433B (zh) * 2023-06-02 2023-08-15 青岛宇通管业有限公司 一种塑料管道焊接质量评估方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004072528A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Sharp Corp 補間処理方法、補間処理プログラムおよびこれを記録した記録媒体ならびに画像処理装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2005293361A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置
JP2005341346A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Sharp Corp 画素特徴判定装置、画素補間装置、及び映像信号処理装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580891B2 (ja) 1991-05-31 1997-02-12 日本ビクター株式会社 走査線補間回路
JP4641438B2 (ja) * 2004-03-16 2011-03-02 キヤノン株式会社 画素補間装置及び画素補間方法
GB2422975B (en) * 2005-02-08 2007-12-12 Imagination Tech Ltd Conversion of video data from interlaced to non-interlaced format
DE102005063072B4 (de) * 2005-12-30 2017-02-02 Entropic Communications, Inc. Verfahren und Vorrichtung zur Zwischenzeileninterpolation

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004072528A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Sharp Corp 補間処理方法、補間処理プログラムおよびこれを記録した記録媒体ならびに画像処理装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2005293361A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置
JP2005341346A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Sharp Corp 画素特徴判定装置、画素補間装置、及び映像信号処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009005120A1 (ja) 2009-01-08
EP2173095A4 (en) 2012-05-09
EP2173095A1 (en) 2010-04-07
JPWO2009005120A1 (ja) 2010-08-26
CN101690195A (zh) 2010-03-31
US20100195934A1 (en) 2010-08-05
CN101690195B (zh) 2012-06-20
US8565556B2 (en) 2013-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5182530B2 (ja) 画像補間方法、画像補間装置、及びプログラム
JP2011504682A (ja) 画像シーケンスのサイズ変更
WO2015083396A1 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP3167120B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP2009049562A (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
JP4936083B2 (ja) サムネイル画像生成方法及びその装置
JP4053021B2 (ja) 画像拡大装置、及びプログラム
KR100468786B1 (ko) 방향성을 예측하고 다항식 필터로 보간을 수행하여스케일링 해상도를 높이는 보간기, 이를 구비한 스케일링장치, 및 그 방법
JP4716255B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラム
KR100986607B1 (ko) 영상 보간 방법 및 그 방법이 기록된 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체
JP2005293361A (ja) 画像処理装置
KR101342764B1 (ko) 영상 보간 방법 및 이를 이용한 영상 처리 장치
JP4730525B2 (ja) 画像処理装置及びそのプログラム
JP2006050481A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム
JP4973591B2 (ja) 動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法
JP5701467B1 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
WO2016035568A1 (ja) 信号処理装置および信号処理方法、固体撮像素子、撮像装置、電子機器、並びにプログラム
JP2006050480A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム
JP3760634B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体
JP2009122841A (ja) 画像一覧イメージ構築装置、記録媒体及び画像形成装置
JP4239063B2 (ja) 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP3972625B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3753900B2 (ja) 画像処理装置
JP4517287B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム
JP2012147252A (ja) 画像縮小装置及び画像拡大装置、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5182530

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113