JP5182495B2 - ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に、マイクロレンズアレイを用いて発光素子列を被照射面上に投影して結像スポット列を形成するラインヘッドとそれを用いた画像形成装置に関するものである。
従来、複数のLEDアレイチップをLEDアレイ方向に配置し、各LEDアレイチップのLEDアレイを対応して配置した正レンズで感光体上に拡大投影し、感光体上で隣接するLEDアレイチップの端部の発光ドットの像同士が同一LEDアレイチップの発光ドットの像間ピッチと同一ピッチで隣接して結像するようにする光書き込みラインヘッド、及び、その光路を逆にして光読み取りラインヘッドとするものが特許文献1で提案されている。
また、特許文献1のような配置で、正レンズを2枚のレンズで構成し、投影光を平行光に近づくようにして焦点深度を深いものにすることが特許文献2で提案されている。
また、LEDアレイチップを隙間をおいて2列に配置し、その繰り返し位相を半周期ずらし、各LEDアレイチップに各々正レンズを対応させて正レンズアレイを2列配置し、感光体上での発光ドットアレイの像が一列になるようにした光書き込みラインヘッドが特許文献3で提案されている。
特開平2−4546号公報 特開平6−344596号公報 特開平6−278314号公報
これらの従来技術において、各正レンズの画角が大きくなると、cos4乗則に従って周辺の光量低下が大きくなる(シェーディング)。このシェーディングによる印字画像の濃度むらを防ぐためには像面での各画素(発光ドット像)の光量を一定にする必要があるが、それには光源(発光ドット)の光量を発光ドット毎に変えてシェーディングを補正しなければならない。しかしながら、光源画素(発光ドット)の発光強度は寿命特性に影響を及ぼすため、光学系のシェーディングが大きくなると発光ドット毎に光量を調整して初期的に均一な像面光量が得られたとしても、経時的に発光ドットピッチの光量むらが発生し、画像濃度むらを生じさせてしまう。
また、発光ドットアレイを副走査方向に複数列並列配置する場合、光学系のレンズ径が大きくなると光書き込みラインヘッドの副走査方向の幅が大きくなり、画像形成装置の小型化が困難になる。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アレイ状に配置された複数の正レンズ系の各レンズ系に対応して列状の複数の発光素子が配置されてなる光書き込みラインヘッドにおいて、各レンズ系のレンズ径を可能な限り小さくすることで、ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置を小型化することである。
本発明の別の目的は、書き込み面が光軸方向に変動しても発光ドット像の位置ずれに基づくむらが生じないようにすることである。
上記目的を達成する本発明のラインヘッドは、2つの正屈折力のレンズを有する正レンズ系と、
前記2つのレンズの中の像側レンズが、第1の方向及び第2の方向に複数配置された像側レンズアレイと、
前記2つのレンズの中の物体側レンズが、前記第1の方向及び前記第2の方向に複数配置された物体側レンズアレイと、
前記正レンズ系の物体側に1の前記正レンズ系に対して複数の発光素子が配された発光体アレイと、
前記正レンズ系の物体側に像側にテレセントリックまたは略テレセントリックになるように配された開口絞りを形成する絞り板と、
を有し、
前記像側レンズアレイの前記第2の方向へ配置されるレンズの列数をmとし、前記第1の方向に隣り合った2つの前記像側レンズの有効領域の間隔をα、前記正レンズ系の像側開口角(半角)をθi 、前記正レンズ系の1に対して配された複数の発光素子の像面での像である複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)をWi 、前記像側レンズの焦点距離をf2 、前記像側レンズの像側主面から前記像面までの距離をSi とするとき、以下の条件を有することを特徴とするものである。
2 ≦(mWi −α)/(2θi ) ・・・(21)
i ≧2Si θi /(m−1)+α/(m−1) ・・・(24)
このように構成することで、書き込み面の位置が光軸方向にずれても結像スポットの位置ずれが発生せず、形成される画像の劣化を防止することができることに加え、レンズアレイの各正レンズ系を構成する2枚のレンズの物体側のレンズの有効径を像側レンズの有効径と略同等又はそれ以下とすることができ、隣接する正レンズ系との干渉を避けて正レンズ系をアレイ状に配置することが可能となる。
ここで、前記第1の方向とは主走査方向であり、また、前記第2の方向とは主走査方向とは異なって、かつ、主走査方向と直交または略直交する副走査方向とも異なる方向である。
前記像側レンズが第1の方向にレンズ列として複数配置され、複数のレンズ列が第2の方向に配置されて、レンズが2次元的に配置されて像側レンズアレイを形成する。また、物体側レンズも同様に2次元的に配置されて物体側レンズアレイを形成する。
この場合、前記複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)Wi が以下の条件を有することが望ましい。
i =2Si θi /(m−1)+α/(m−1) ・・・(24)’
このように構成することで、上記作用効果に加え、像側レンズの有効径を小さく抑えることができる。
本発明の別のラインヘッドは、2つの正屈折力のレンズを有する正レンズ系と、
前記2つのレンズのうち像側レンズが、第1の方向及び第2の方向に複数配置されてなる像側レンズアレイと、
前記2つのレンズのうち物体側レンズが、前記第1の方向及び前記第2の方向に複数配置されてなる物体側レンズアレイと、
前記正レンズ系の物体側に1の前記正レンズ系に対して複数の発光素子が配された発光体アレイと、
前記正レンズ系の物体側に像側にテレセントリックまたは略テレセントリックになるように配された開口絞りを形成する絞り板と、
を有し、
前記レンズアレイの前記第2の方向へ配置されるレンズの列数をmとし、前記正レンズ系の像側開口角(半角)をθi 、前記正レンズ系の1に対して配された複数の発光素子の像面での像である複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)をWi 、前記像側レンズの焦点距離をf2 、前記像側レンズの像側主面から前記像面までの距離をSi とするとき、以下の条件を有することを特徴とするものである。
2 ≦mWi /(2θi ) ・・・(26)
i ≧2Si θi /(m−1) ・・・(27)
このように構成することで、書き込み面の位置が光軸方向にずれても結像スポットの位置ずれが発生せず、形成される画像の劣化を防止することができることに加え、レンズアレイの各正レンズ系を構成する2枚のレンズの物体側のレンズの有効径を像側レンズの有効径と略同等又はそれ以下とすることができ、隣接する正レンズ系との干渉を避けて正レンズ系をアレイ状に配置することが可能となる。
この場合、前記複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)Wi が以下の条件を有することが望ましい。
i =2Si θi /(m−1) ・・・(27)’
このように構成することで、上記作用効果に加え、像側レンズの有効径を小さく抑えることができる。
本発明のさらに別のラインヘッドは、2つの正屈折力のレンズを有する正レンズ系と、
前記2つのレンズのうち像側レンズが、第1の方向及び第2の方向に複数配置されてなる像側レンズアレイと、
前記2つのレンズのうち物体側レンズが、前記第1の方向及び前記第2の方向に複数配置されてなる物体側レンズアレイと、
前記正レンズ系の物体側に1の前記正レンズ系に対して複数の発光素子が配された発光体アレイと、
前記正レンズ系の物体側に像側にテレセントリックまたは略テレセントリックになるように配された開口絞りを形成する絞り板と、
を有し、
前記像側レンズが像側の面が平面の凸平レンズからなり、
前記像側レンズアレイの前記第2の方向へ配置されるレンズの列数をmとし、前記第1の方向に隣り合った2つの前記像側レンズの有効領域の間隔をα、前記正レンズ系の像側開口角(半角)をθi 、前記正レンズ系の1に対して配された複数の発光素子の像面での像である複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)をWi 、前記像側レンズの焦点距離をf2 、前記像側レンズの像側の平面から像面までの距離をd2'、前記正レンズ系の1に対応して配された複数の発光素子の像面での像である複数の発光素子像の前記第1方向における端部の発光素子像に収束する光束の最外光線が前記像側レンズの物体側の凸面に入射する点と前記像側レンズの像側の平面までの光軸方向の距離をet2、前記像側レンズの屈折率をn2 とするとき、以下の条件式を満たすことを特徴とするものである。
2 ≦(mWi −α)/(2θi ) ・・・(21)
i ≧2(d2'+et2/n2 )θi /(m−1)+α/(m−1)・・・(41)
このように構成することで、書き込み面の位置が光軸方向にずれても結像スポットの位
置ずれが発生せず、形成される画像の劣化を防止することができることに加え、レンズアレイの各正レンズ系を構成する2枚のレンズの物体側のレンズの有効径を像側レンズの有効径と略同等又はそれ以下とすることができ、隣接する正レンズ系との干渉を避けて正レンズ系をアレイ状に配置することが可能となる。
この場合、前記複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)Wi が以下の条件を有することことが望ましい。
i =2(d2'+et2/n2 )θi /(m−1)+α/(m−1)
・・・(41)’
このように構成することで、上記作用効果に加え、像側レンズの有効径を小さく抑えることができる。
以上において、前記絞り板が前記正レンズ系の中の物体側レンズに近接して配置されていることことが望ましい。
このように構成することで、画角をより小さくできるようになり、シェーディングをより少なくすることができる。
また、潜像担持体と、その潜像担持体を帯電する帯電部と、以上のようなラインヘッドと、潜像担持体を現像する現像部と、を有する画像形成装置を構成することができる。
このように構成することで、小型で解像力が高く画像の劣化の少ないプリンター等の画像形成装置を構成することができる。
本発明のラインヘッドの光学系を詳細に説明する前に、その発光素子の配置と発光タイミングについて簡単に説明しておく。
図4は、本発明の1実施形態に係る発光体アレイ1と光学倍率がマイナスのマイクロレンズ5との対応関係を示す説明図である。この実施形態のラインヘッドにおいては、1つのマイクロレンズ5に2列の発光素子が対応している。ただし、マイクロレンズ5が光学倍率がマイナス(倒立結像)の結像素子であるので、発光素子の位置が主走査方向及び副走査方向で反転している。すなわち、図1の構成では、像担持体の移動方向の上流側(1列目)に偶数番号の発光素子(8、6、4、2)を配列し、同下流側(2列目)には奇数番号の発光素子(7、5、3、1)を配列している。また、主走査方向の先頭側に番号が大きな発光素子を配列している。
図1〜図3は、この実施形態のラインヘッドの1つのマイクロレンズに対応する部分の斜視図である。図2に示してあるように、像担持体41の下流側に配列された奇数番号の発光素子2に対応した像担持体41の結像スポット8aは、主走査方向で反転した位置に形成される。Rは、像担持体41の移動方向である。また、図3に示されるように、像担持体41の上流側(1列目)に配列された偶数番号の発光素子2に対応した像担持体41の結像スポット8bは、副走査方向で反転した下流側の位置に形成される。しかしながら、主走査方向では、先頭側からの結像スポットの位置は、発光素子1〜8の番号で順番に対応している。したがって、この例では像担持体の副走査方向における結像スポット形成のタイミングを調整することにより、主走査方向に同列に結像スポットを形成することが可能であることが分かる。
図5は、画像データが格納されているラインバッファのメモリテーブル10の例を示す
説明図である。図5のメモリテーブル10は、図4の発光素子の番号に対して、主走査方向で反転して格納されている。図5において、ラインバッファのメモリテーブル10に格納された画像データの中、先に像担持体41の上流側(1列目)の発光素子に対応する第1の画像データ(1、3、5、7)を読み出し、発光素子を発光させる。次に、T時間後に、メモリアドレスに格納されている像担持体41の下流側(2列目)の発光素子に対応する第2の画像データ(2、4、6、8)を読み出し、発光させる。このようにして、図6に8の位置で示されるように、像担持体上の1列目の結像スポットが2列目の結像スポットと主走査方向で同列に形成される。
図1は、図5のタイミングで画像データを読み出して結像スポットを形成する例を、概念的に示す斜視図である。図5を参照にして説明したように、先に像担持体41の上流側(1列目)の発光素子を発光させ、像担持体41に結像スポットを形成する。次に、所定の時間T経過後に像担持体41の下流側(2列目)の奇数番号の発光素子を発光させ、像担持体に結像スポットを形成する。この際に、奇数番号の発光素子による結像スポットは、図2で説明した8aの位置ではなく、図6に示されているように、主走査方向に同列に8の位置に形成されることになる。
図7は、ラインヘッドとして使用される発光体アレイの例を示す概略の説明図である。図7において、発光体アレイ1には、発光素子2を主走査方向に複数配列した発光素子列3を副走査方向に複数列設けて発光体ブロック4(図4参照)を形成している。図7の例では、発光体ブロック4は、主走査方向に4個の発光素子2を配列した発光素子列3を、副走査方向に2列形成している(図4参照)。この発光体ブロック4は、発光体アレイ1に多数配置されており、各発光体ブロック4はマイクロレンズ5に対応して配置されている。
マイクロレンズ5は、発光体アレイ1の主走査方向及び副走査方向に複数設けられてマイクロレンズアレイ(MLA)6を形成している。このMLA6は、副走査方向では主走査方向の先頭位置をずらして配列されている。このようなMLA6の配列は、発光体アレイ1に発光素子を千鳥状に設ける場合に対応している。図7の例では、MLA6が副走査方向に3列配置されているが、MLA6の副走査方向の3列のそれぞれの位置に対応する各単位ブロック4を、説明の便宜上、グループA、グループB、グループCに区分する。
上記のように、光学倍率がマイナスのマイクロレンズ5内に複数個の発光素子2が配置され、かつ、当該レンズが副走査方向に複数列配置されている場合には、像担持体41の主走査方向に一列に並んだ結像スポットを形成するためには、以下のような画像データ制御が必要となる。(1)副走査方向の反転、(2)主走査方向の反転、(3)レンズ内の複数列発光素子の発光タイミング調整、(4)グループ間の発光素子の発光タイミング調整。
図8は、図7の構成で、各発光素子2の出力光によりマイクロレンズ5を通して像担持体の露光面を照射した場合の結像位置を示す説明図である。図8において、図7で説明したように、発光体アレイ1には、グループA、グループB、グループCに区分された単位ブロック4が配置されている。グループA、グループB、グループCの各単位ブロック4の発光素子列を、像担持体41の上流側(1列目)と下流側(2列目)に分け、1列目に偶数番号の発光素子を割り当て、2列目に奇数番号の発光素子を割り当てる。
グループAについては、図1〜図3で説明したように各発光素子2を動作させることにより、像担持体41には主走査方向及び副走査方向で反転した位置に結像スポットが形成される。このようにして、像担持体41上には主走査方向の同じ列に1〜8の順序で結像スポットが形成される。以下、像担持体41を副走査方向に所定時間移動させてグループ
Bの処理を同様に実行する。さらに、像担持体41を副走査方向に所定時間移動させてグループCの処理を実行させることにより、主走査方向の同じ列に1〜24・・・の順序で、入力された画像データに基づく結像スポットが形成される。
図9は、図8において、副走査方向の結像スポット形成の状態を示す説明図である。Sは、像担持体41の移動速度、d1は、グループAの1列目と2列目の発光素子の間隔、d2はグループAの2列目の発光素子とグループBの2列目の発光素子の間隔、d3はグループBの2列目の発光素子とグループCの2列目の発光素子の間隔、T1はグループAの2列目の発光素子の発光後に1列目の発光素子が発光するまでの時間、T2はグループAの2列目の発光素子による結像位置がグループBの2列目の発光素子の結像位置に移動する時間、T3はグループAの2列目の発光素子による結像位置がグループCの2列目の発光素子の結像位置に移動する時間である。
T1は以下のようにして求めることができる。T2、T3についても、d1をd2、d3に置き換えることにより同様に求めることができる。
T1=|(d1×β)/S|
ここで、各パラメータは、以下の通りである。
d1:発光素子の副走査方向の距離
S:結像面(像担持体)の移動速度
β:レンズの倍率
図9においては、グループAの2列目の発光素子が発光した時間のT2時間後にグループBの2列目の発光素子を発光させる。さらに、T2からT3時間後にグループCの2列目の発光素子を発光させる。各グループの1列目の発光素子は、2列目の発光素子が発光してからT1時間後に発光する。このような処理をすることにより、図8に示されているように、発光体アレイ1に2次元的に配置された発光体による結像スポットを、像担持体上で一列に形成することが可能となる。図10は、マイクロレンズ5を複数配列した場合に、像担持体の主走査方向に結像スポットが反転して形成される例を示す説明図である。
以上のようなラインヘッドを用いて画像形成装置を構成することができる。その1実施形態においては、4つの感光体に4つのラインヘッドで露光し、4色の画像を同時に形成し、1つの無端状中間転写ベルト(中間転写媒体)に転写する、タンデム式カラープリンター(画像形成装置)に以上のようなラインヘッドを用いることができる。図11は、発光素子として有機EL素子を用いたタンデム式画像形成装置の1例を示す縦断側面図である。この画像形成装置は、同様な構成の4個のラインヘッド101K、101C、101M、101Yを、対応する同様な構成である4個の感光体ドラム(像担持体)41K、41C、41M、41Yの露光位置にそれぞれ配置したものであり、タンデム方式の画像形成装置として構成されている。
図11に示すように、この画像形成装置は、駆動ローラ51と従動ローラ52とテンションローラ53が設けられており、テンションローラ53によりテンションを加えて張架されて、図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動される中間転写ベルト(中間転写媒体)50を備えている。この中間転写ベルト50に対して所定間隔で配置された4個の像担持体としての外周面に感光層を有する感光体41K、41C、41M、41Yが配置される。
上記符号の後に付加されたK、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感光体であることを示す。他の部材についても同様である。感光体41K、41C、41M、41Yは、中間転写ベルト50の駆動と同期して図示矢印方向(時計方向)へ回転駆動される。各感光体41(K、
C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体41(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手段(コロナ帯電器)42(K、C、M、Y)と、この帯電手段42(K、C、M、Y)により一様に帯電させられた外周面を、感光体41(K、C、M、Y)の回転に同期して順次ライン走査する本発明の上記のようなラインヘッド101(K、C、M、Y)が設けられている。
また、このラインヘッド101(K、C、M、Y)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)と、この現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベルト50に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、転写された後に感光体41(K、C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、Y)とを有している。
ここで、各ラインヘッド101(K、C、M、Y)は、ラインヘッド101(K、C、M、Y)のアレイ方向が感光体ドラム41(K、C、M、Y)の母線に沿うように設置される。そして、各ラインヘッド101(K、C、M、Y)の発光エネルギーピーク波長と、感光体41(K、C、M、Y)の感度ピーク波長とは略一致するように設定されている。
現像装置44(K、C、M、Y)は、例えば、現像剤として非磁性一成分トナーを用いるもので、その一成分現像剤を例えば供給ローラで現像ローラへ搬送し、現像ローラ表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブレードで規制し、その現像ローラを感光体41(K、C、M、Y)に接触あるいは押厚させることにより、感光体41(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着させることによりトナー像として現像するものである。
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベルト50上に順次一次転写され、中間転写ベルト50上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、定着部である定着ローラ対61’を通ることで記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62’によって、装置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
なお、図11中、63は多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対、66は中間転写ベルト50との間で二次転写部を形成する二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二次転写後に中間転写ベルト50の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
さて、本発明は、以上のようなラインヘッド(光書き込みラインヘッド)の光学系に関するものである。
まず、発光素子2の光源光度、像担持体41の感度特性、画像装置解像度、マイクロレンズ5の光透過効率が与えられたときの、像側開口角について考察する。
発光素子2各々を光源2とし、マイクロレンズ5までの距離に対して光源2が十分小さいとして、光源2を均等点光源として考察する。すなわち、光源光度Iは次のように表される。
I=I0 (=constant) ・・・(1)
図12に示すように、光源(画素)2の発光部の微小面積dAから出て光学系(マイクロレンズ)5の開口に取り込まれる光束をdF、dFの光源側立体角をΩ0 とすると、
dF=∫IdΩ=I0 Ω0 ・・・(2)
ここで、光源2直後の円錐状dFの外周面母線と中心光線のなす角をθ0 とすると、
Ω0 =2π{1−cos(θ0 )}=4π{sin(θ0 /2)}2
・・・(3)
これを式(2)に代入すると、
dF=4πI0 {sin(θ0 /2)}2 ・・・(4)
光源2の半径をR0 とすると、1dot(1個の発光素子2)当りの光学系取り込み光束F0 は、
0 =∫dFdA
=4π2 0 0 2{sin(θ0 /2)}2 ・・・(5)
像面(像担持体)41での1ドット(1個の発光素子2に対応する結像スポット8)当たりの光束Fi は、光学系(マイクロレンズ)5の光透過率をηlensとして、
i =ηlens0 ・・・(6)
光学系(マイクロレンズ)5の横倍率をβとすると、像面光束収束角θi 、像面スポット径Ri は、
θi =θ0 /|β| ・・・(7)
i =|β|R0 ・・・(8)
また、近軸での考察とすると、
sin(θ0 /2)=θ0 /2 ・・・(9)
式(6)に式(5)、(7)、(8)、(9)を代入して整理すると、
i =4π2 ηlens0 (Ri /|β|)2 ・(|β|θi /2)2
=π2 ηlens0 i 2 θi 2 ・・・(10)
これをθi について解くと、
θi ={(Fi /(π2 ηlens0 i 2 )}0.5 ・・・(11)
i は像担持体41の感度特性から決まる像面光量、I0 は光源(発光素子)2の光度、Ri は画像形成装置の解像度から決まる像面スポット径、ηlensはマイクロレンズ5のレンズ面数や材料から決まる値であり、それぞれ独自に決まるパラメータである。
式(11)は、Fi 、I0 、Ri 、ηlensが決まると像側開口角(半角)θi が決まることを示している。
ところで、本発明においては、マイクロレンズアレイ6を構成するマイクロレンズ5として、同軸に配置した2枚の正レンズからなるレンズ系から構成することを前提とし、かつ、その2枚の正レンズの物体側(発光素子2側)に位置するマイクロレンズ5の前側焦点位置に開口絞りを位置させて像側にテレセントリックな配置にすることを前提にする。このように、マイクロレンズ5を2枚の正レンズから構成することで収差補正の自由度等が向上する。また、像側にテレセントリックな構成にすることで、感光体の振れ等に起因して像面である感光体(像面)41の面がレンズ光軸方向に前後して感光体41上での発光体ブロック4の発光素子2に対応する結像スポットの位置ずれが生じず、その結像スポットが相対的に副走査方向に移動して描く走査線間のピッチのむら(主走査方向の結像スポットのピッチむら)が発生することがない。
さて、本発明においてマイクロレンズ5の径を小さくするためには、各レンズの必要有効径を小さく抑える必要がある。像側開口角(半角)θi が式(11)により決まったとき、像側テレセントリックな光学系においては、マイクロレンズ5を構成する2枚の正レンズの中の第2レンズ(像側の正レンズ)から像面41までの距離、像面画素グループの主走査方向幅を決めると、第2レンズの必要有効径が定まるが、これら2つのパラメータ
は自由に設定することはできず、マイクロレンズ5と感光体41の干渉や、アレイ状に配置された隣接マイクロレンズとの干渉等の制約に従いながら定めるものである。第2レンズの径が定まったとして、第1レンズ(物体側の正レンズ)に必要な有効径を第2レンズと同じか小さくすることがマイクロレンズ5の径が大きくなることを防ぐ条件となる。
以降、各マイクロレンズ5を構成する第1レンズの有効径が第2レンズの有効径と同等又はそれ以下となる条件について考察し、次に、第2レンズ有効径を小さく抑える条件について考察する。
ここで、用語の定義をしておく。図13は、像面(像担持体)41での発光素子2の像である結像スポット8のグループ(発光体ブロック4の像に対応)80と、各結像スポット8のグループ80に対応するマイクロレンズ5との関係を示す図である。この図の場合、マイクロレンズ5を構成要素とするマイクロレンズアレイ6は、マイクロレンズ5が主走査方向に複数配置されてなるレンズ列a、b、cが副走査方向へ並列して配置され、そのレンズ列の数mは3個からなるものである。この場合、発光体ブロック4が主走査方向に複数配置されてなる発光体ブロックの列A、B、Cもそれに対応して3列からなる(図7)。そして、マイクロレンズ5のレンズ列a、b、c及び発光体ブロックの列A、B、Cの主走査方向の繰り返しピッチの位相は、隣接するレンズ列及び発光体ブロックの列とm分の1、この例の場合は3分の1だけ相互にずれて配置されている。
結像スポット8のグループ80を像面画素グループ、それに対応する発光体ブロック4中での発光素子2のグループを光源画素グループとし、図13に示すように、像面画素グループ80の主走査方向の幅をWi とし、また、光源画素グループの主走査方向の幅をW0 とし、マイクロレンズ5を構成する2枚の正レンズ中の像側の第2レンズL2の有効径の内側である有効領域と、主走査方向に隣り合う別のレンズの有効領域の間隔をαとする(図13では、有効領域の間隔αがマイクロレンズ5の有効領域の間隔のように図示されているが、厳密には、第2レンズL2の有効領域の間隔)。
第2レンズL2前後の近軸式を元に、第1レンズL1有効径が第2レンズL2有効径と同等又はそれ以下となる条件を求める。
考察の前に、各パラメータの符号について図14のように定義しておく。すなわち、光軸O−O’から測った角度θは右周りを正、光軸O−O’から測った像高hは上を正、光軸O−O’上の距離は左から右(光線の進む向き)を正とし、符号の後の小文字“in”は物体側のパラメータを、符号の後の小文字“out”は像面側のパラメータを意味するものとする。
まず、図15を参照にして、レンズ有効径をレンズ上の最大光線通過高さと考えると、第1レンズL1有効径が第2レンズL2有効径と略等しくなるためには、像面画素グループ80の端画素に結像する光束の中、第2レンズL2入射面上において光軸から最も遠い光線が、光軸と略平行となっていればよい。これを条件として、第2レンズL2前後について近軸式を立てる。第2レンズL2入射光線が光軸O−O’となす角度をθ2in 、第2レンズL2射出光線が光軸O−O’となす角度をθ2out、第2レンズL2上光線通過高さをh2 、第2レンズ焦点距離をf2 とすると、
θ2out=θ2in +h2 /f2 ・・・(12)
レンズ系(マイクロレンズ)5は像側テレセントリック(開口絞り11がレンズ系5のの前側焦点面に位置する。)で、かつ、像側開口角(半角)θi で収束していることからθ2out=θi なので、
θi =θ2in +h2 /f2 ・・・(13)
ここで、入射光線は光軸O−O’と平行なのでθ2in =0。また、最外光線のレンズ通
過高さはレンズの有効径(半径)なので、第2レンズL2有効直径をD2 として、式(13)は、
θi =0+(D2 /2)/f2 ・・・(14)
これをf2 について解くと、
2 =D2 /(2θi ) ・・・(15)
式(15)は第2レンズL2への入射光線が光軸O−O’と平行である条件式、すなわち、第1レンズL1有効径が第2レンズL2有効径と等しくなる条件である。
2 が式(15)右辺より小さい場合、式(13)から第2レンズL2への入射光線の光軸となす角度θ2in は負となる。これは光線が進むにつれて光軸O−O’から離れることを意味しており、第1レンズL1有効径はさらに小さくてすむ。よって、第1レンズL1有効径が第2レンズと略同等又はそれ以下となる条件として次式が得られる。
2 ≦D2 /(2θi ) ・・・(16)
第2レンズL2後側主面から像面41までの距離をSi 、像面41での像面画素グループ80幅(全幅)をWi 、マイクロレンズアレイ6の主走査方向のレンズ列の副走査方向に並んだ数をm、第2レンズL2有効径をD2 として、レンズ列を構成する上でWi の取り得る範囲を求め、さらに、第2レンズL2必要有効径を小さく抑える条件について考察する。
レンズ列内のレンズピッチは(mWi )と表されるが(図13)、これが第2レンズL2有効径より大きくなければレンズアレイ(レンズ列)が配列できないので、
mWi ≧D2 ・・・(17)
レンズアレイ製造上、レンズ列内で隣接するレンズ5の有効径にクリアランスが必要となる場合がある。このクリアランスとしてα(正の数)(図13)を式(15)に盛り込むと、
mWi ≧D2 +α ・・・(18)
式(16)と式(18)をそれぞれD2 について解くと、
2θi 2 ≦D2 ・・・(19)
2 ≦mWi −α ・・・(20)
式(19)、式(20)をD2 を介してつなぎ、f2 について整理すると、
2 ≦(mWi −α)/(2θi ) ・・・(21)
次に、第2レンズ有効直径D2 について考察する。像面画素グループ80の端画素に収束する光束のレンズ上での光線高さよりもレンズ有効半径は大きくなければならない。像側テレセントリックであることから、
2 /2≧Wi /2+Si θi ・・・(22)
式(22)の両辺を2倍して、
2 ≧Wi +2Si θi ・・・(23)
式(23)と先に導出した式(20)を、横軸Wi 、縦軸D2 としてプロットすると、図16のようになって、両式を満足するのは図16の斜線範囲となる。
式(20)、式(23)で表される図16の2直線の交点を求め、斜線部に対応するWi の範囲を求めると、
i ≧2Si θi /(m−1)+α/(m−1) ・・・(24)
式(24)は、第2レンズL2を列状に配置できるための条件であり、これを満たさないと、隣接するレンズの有効範囲が相互に干渉してしまう。
式(24)を満たしつつ、式(21)に従って第2レンズ焦点距離f2 を定めることで、第1レンズL1有効径を式(20)により定まる第2レンズ有効径D2 の上限値と略同等又はそれ以下とすることができる。
第2レンズ有効径D2 をできるだけ小さくするには、像面画素グループ幅Wi を小さくすればよいことが図16より分かる。すなわち、式(24)を等号で結んだ次式でWi を定めることで、第2レンズ有効径D2 を最小化できる。
i =2Si θi /(m−1)+α/(m−1) ・・・(24)’
ここで、式(20)、式(23)を整理してWi を消去し、第2レンズ有効直径D2 の取り得る範囲を求めると、次式となる。
2 ≧2Si θi m/(m−1)+α/(m−1) ・・・(25)
αはレンズアレイ製造上必要になるクリアランスを見込んだものであるが、式(25)よりαが小さくなった方が第2レンズ有効直径D2 の下限が小さくなり望ましい。より理想的な状態として、式(21)、式(24)にα=0を代入して次の式(26)、式(27)を得る。隣接レンズの有効径円にクリアランスが必要ない場合、式(27)に従ってWi を定め、式(26)によって第2レンズ焦点距離f2 を定めることで、第1レンズL1有効径が第2レンズL2より大きくなることを防止して、レンズ系5がアレイ状に配置可能となる。
2 ≦mWi /(2θi ) ・・・(26)
i ≧2Si θi /(m−1) ・・・(27)
第2レンズ有効径D2 をなるべく小さくするためには、式(27)を等号で結んだ次式でWi を定めればよい。
i =2Si θi /(m−1) ・・・(27)’
次に、画角に関する考察を行う。cosine4乗則に従って光軸外の像の明るさは入射光束の主光線が光軸となす角(画角)が大きくなるにつれて低下する。言い換えると、シェーディングを小さく抑えるには画角を小さくすることが効果を持つ。図17を参照にして画角について近軸解析を行う。
レンズ系5の横倍率をβ(−) 、光源画素グループ幅をW0 、像面画素グループ幅をWi として、
−Wi =βW0 ・・・(28)
レンズ系5の前側主面と光源(発光体アレイ)1の距離をSt0、レンズ系5の後側主面と像面41の距離をStiとして、
ti=βSt0 ・・・(29)
レンズ系5の合成焦点距離をftotal とすると、近軸式より、
1/Sti=1/St0+1/ftotal ・・・(30)
これをSt0について解くと、
t0=Stitotal /(ftotal −Sti) ・・・(31)
また、入射光束の中心光線が光軸O−O’となす角をωとすると、
0 /2=−(St0+ftotal )ω ・・・(32)
式(28)、式(29)を使って、式(32)からβ、W0 を消し、ωについて解くと、
ω=(Wi t0/2Sti)/(St0+ftotal ) ・・・(33)
式(33)に式(31)を代入して整理すると、
ω=Wi /(2ftotal ) ・・・(34)
この式(34)から、画角ωを小さく抑えるためには、Wi をなるべく小さく、ftotal をなるべく大きく設定するとよいことが分かる。Wi については、式(24)’、あるいは(27)’により、下限値となるように定めることができる。
total についてさらに考察する。ftotal は2枚の正レンズL1、L2の合成焦点距離であり、第1レンズL1焦点距離をf1 、第2レンズL2焦点距離をf2 、レンズ間隔(厚肉レンズにおいては、第1レンズ後側主面と第2レンズ前側主面間の距離)をd1 (>0)とすると、次式で与えられる。
total =f1 2 /(f1 +f2 −d1 ) ・・・(35)
式(35)のd1 に着目すると、(f1 +f2 )≧d1 において、d1 が出来るだけ大きい方がftotal が大きな値となり、式(34)で与えられる画角ωを小さくすることができる。
構造的な制約等により絞り11の配置が第1レンズL1よりも光源側に制限される場合(図15、図17)、像側テレセントリックとするためには、レンズ間隔d1 は0≦d1 ≦f2 の範囲に制限され、画角ωを小さくするためにはd1 をf2 に近い値に設定することになる。このとき、2枚のレンズL1、L2の前側焦点面に配置される絞り11と第1レンズL1の入射面の間隔はゼロに近づくこととなり、これはすなわち、絞り11と第1レンズL1が近接して配置されることを意味する。
ちなみに、理想的な条件としてd1 =f2 を式(35)に代入すると、
total =f2 ・・・(36)
となり、画角ωは式(34)と式(36)より、
ω=Wi /(2f2 ) ・・・(37)
となる。さらに、f2 の上限値として式(26)右辺を式(37)のf2 に代入すると、画角が最も小さくなる理想値として次式が得られる。
ω=θi /m ・・・(38)
次に、図18に示すように、マイクロレンズ5を構成する第2レンズL2を凸平厚肉レンズで構成する場合、第2レンズL2最外径通過光線に着目して検討する。
図19に示すように、像面画素グループ80の端画素に収束する光束の最外光線通過高さh2 は、空気中の屈折率を1として下式で表される。
2 =Wi /2+d2i +et2θa
=Wi /2+d2i +et2θb /n2
=Wi /2+d2i +et2θi /n2
=Wi /2+(d2'+et2/n2 )θi ・・・(39)
ここで、d2'は第2レンズL2の像側の平面から像面41までの距離、et2は像面画素グループ80の端画素に収束する光束の最外光線が第2レンズL2の物体側の凸面に入射する点と第2レンズL2の像側の平面までの光軸O−O’方向の距離(第2レンズ有効径部厚み)、n2 を第2レンズL2の屈折率、θa 、θb はその最外光線の第2レンズL2の像側の平面へのそれぞれ入射角、屈折角である(図19)。
2 ≧2h2 より、
2 ≧Wi +2(d2'+et2/n2 )θi ・・・(40)
この式(40)と式(23)式を比較すると、Si と(d2'+et2/n2 )が対応していることが分かる。これを式(24)式に適用し整理すると、
i ≧2(d2'+et2/n2 )θi /(m−1)+α/(m−1)・・・(41)
となる。第2レンズL2を凸平厚肉レンズとした場合に、第1レンズ有効径D1 が第2レンズ有効径D2 と同等以下としてレンズ系5をアレイ状に配置できるための条件は、式(21)、式(41)で与えられる。
さらに、式(41)を等号で結んだ次式で像面画素グループ幅Wi を与えることで、第2レンズ有効径D2 を小さく抑えることができる。
i =2(d2'+et2/n2 )θi /(m−1)+α/(m−1)
・・・(41)’
なお、以上の説明では、2枚の正レンズL1、L2からなるレンズ系5は主走査方向と副走査方向の焦点距離、焦点位置が一致する軸対称なレンズ系を前提にしていたが、マイクロレンズアレイ6を構成するレンズ系5がアナモフィックレンズ系からなり、主走査方向と副走査方向の焦点距離と倍率が異なるものを用いてもよい。その場合は、主走査方向(主走査断面)において、像側テレセントリックになるように開口絞り11をレンズ系5の物体側に配置すればよい。なお、その場合は、第2レンズL2の焦点距離f2 、第2レンズL2後側主面から像面41までの距離Si 等は主走査断面における値を用いることになる。
また、本発明において、像側テレセントリックとは、マイクロレンズ5の前側焦点位置に開口絞り11を位置させて、像面41の像面画素グループ80の各画素に入射する主光線が光軸O−O’と完全に平行になる場合に限定されず、主走査方向端部の発光素子像に入射する主光線が光軸O−O’と±1°以内にある場合も含むものである(像側に略テレセントリック)。
次に、このような以上のような本発明の原理を適用した光書き込みラインヘッドの実施例を説明する。
図20はこの実施例の光書き込みラインヘッドの構成を示す一部を破断した斜視図であり、図21はその副走査方向に沿ってとった断面図である。また、図22はこの場合の発光体アレイとマイクロレンズアレイの配置を示す平面図である。さらに、図23は1個のマイクロレンズとそれに対応する発光体ブロックとの対応関係を示す図である。
本実施例では、図4、図7の場合と同様に、主走査方向に4個のこの例では有機EL素子からなる発光素子2を配列した発光素子列3を、副走査方向に2列形成して1個の発光体ブロック4とし、その発光体ブロック4を主走査方向及び副走査方向に複数設けて発光体アレイ1が形成されており、発光体ブロック4は副走査方向では主走査方向の先頭位置をずらして千鳥状に配列されている。図20の例では、発光体ブロック4が副走査方向に3列配置されている。このような発光体アレイ1は、ガラス基板20の裏面上に形成されており、同じガラス基板20の裏面上に形成された駆動回路により駆動される。なお、ガラス基板20の裏面の有機EL素子(発光素子2)は封止部材27で封止されている。
ガラス基板20は長尺のケース21に設けられた受け穴22中に嵌め込まれ、裏蓋23を被せて固定金具24により固定される。長尺のケース21の両端に設けた位置決めピン25を対向する画像形成装置本体の位置決め穴に嵌入させると共に、長尺のケース21の両端に設けたねじ挿入孔26を通して固定ねじを画像形成装置本体のねじ穴にねじ込んで固定することにより、光書き込みラインヘッド101が所定位置に固定されている。
そして、ケース21のガラス基板20の表面側には、第1スペーサ71を介して、発光体アレイ1の各発光体ブロック4の中心と整列するように開口31(図24、図25)が設けられた絞り板30が配置され、その上に第2スペーサ72を介して、発光体アレイ1の各発光体ブロック4の中心と正レンズL1が整列するようにその正レンズL1を構成要素とする第1マイクロレンズアレイ61が配置され、さらにその上に第3スペーサ73を介して、発光体アレイ1の各発光体ブロック4の中心と正レンズL2が整列するようにその正レンズL2を構成要素とする第2マイクロレンズアレイ62が固定されている。
このように、各発光体ブロック4の発光素子列を投影するマイクロレンズ5のレンズアレイは第1マイクロレンズアレイ61と第2マイクロレンズアレイ62の組み合わせからなる。
そして、本発明に基づき、第1マイクロレンズアレイ61を構成する正レンズL1と第2マイクロレンズアレイ62を構成する正レンズL2の合成レンズ系の物体側(前側)焦点位置に一致して絞り板30が配置され、かつ、式(21)を満たすように正レンズL2の焦点距離f2 が設定され、式(24)を満たすように感光体(像面)41上の発光体ブロック4の像の主走査方向に沿った幅(全幅)Wi が設定されている。絞り板30の詳細は、図24、図25に示されている。図24は発光体アレイ1の発光体ブロック4に対応して配置された絞り板30の平面図であり、図25は1個の発光体ブロック4に対する絞り板30の開口31を示す図である。絞り板30には、正レンズL1と正レンズL2からなるマイクロレンズ5各々の中心(光軸)と発光体ブロック4の中心に整列して開口31が設けてあり、この実施例では、各開口31の形状は円形となっているが、少なくとも主走査方向の開口径を制限する楕円形、矩形等の開口形状としてもよい。
以上の実施例は、発光素子2としてガラス基板20の裏面に設けた有機EL素子を用い、そのガラス基板20の表面側に発光する光を利用するいわゆるボトムエミッション配置の光書き込みラインヘッド101であったが、基板の表面側に発光素子2を配置するEL素子やLEDを用いるようにしてもよい。
なお、絞り板30が第1マイクロレンズアレイ61に近接して配置される場合の図21に対応する図を図26に示す。基本的には、図21、図22の実施例と同様であるので、説明は省く。
ところで、以上の説明において、発光体アレイ1は、図7、図22に示すように、発光素子2を主走査方向に複数配列した発光素子列3を副走査方向に1列あるいは複数列設けて発光体ブロック4を形成し、各発光体ブロック4にマイクロレンズ5が対応して配置されているものとしてきた。しかしながら、発光素子2を主走査方向に微細な間隔で連続する長い列状に配置し、その中の発光体ブロック4に対応する発光素子群のみを発光させるように制御し、その発光素子群間の発光素子は発光させないように制御することで、図7、図22の場合と同様の発光体ブロック4を構成することができる。図27にその場合の図22に対応する図を示す。すなわち、発光体アレイ1として、発光素子2が主走査方向に微細な等間隔で連続する長い列状の発光素子列3’として配列され、その中のマイクロレンズ5を通して結像スポット8の形成に関与させる発光素子2’(○で表示)の群のみが発光制御され、その発光素子2’の群の間に存在する発光素子2”(●で表示)の群は発光させないようにして、発光体ブロック4の各々を構成することができる。図27の場合は、マイクロレンズ5が主走査方向に3列配置され、マイクロレンズ5の各列に対応するように2列の発光素子列3’が副走査方向に2列形成され、その2列の発光素子列3’中の発光素子2が千鳥状の配置になるようにされており、各々の発光素子列3’中の4個の発光素子2’のみが発光され、その4個の発光素子2’の間の8個の発光素子2”は発光しないように制御されている。
また、本発明の光書き込みラインヘッド101に用いるマイクロレンズアレイ61、62は、従来公知の如何なる構成のものでも使用可能であるが、図28に、第1マイクロレンズアレイ61と第2マイクロレンズアレイ62を各マイクロレンズL1、L2が同軸に整列するように組み合わせてマイクロレンズ5のアレイを構成する場合の主走査方向に沿ってとった断面図を示す。この例では、それぞれのマイクロレンズアレイ61、62のガラス基板34の片面(物体側)に整列して透明樹脂からなるレンズ面部35を一体に成形して各マイクロレンズL1、L2を構成したものである。この場合、第2マイクロレンズアレイ62の像側の面を平面とすることで、例えば画像形成装置のラインヘッドのマイクロレンズアレイとして用いるとき、現像剤のトナーが飛散してマイクロレンズアレイのその平面に付着しても簡単に清掃できクリーニング性が向上することになる。
次に、上記実施例に用いる光学系の具体的数値例を実施例1〜6として示す。
図29(a)、(b)は実施例1の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置されておらず、マイクロレンズ5を両凸正レンズL1と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2からなる合成レンズ系とし、絞り板30を両凸正レンズL1と正メニスカスレンズL2からなる合成レンズ系の物体側の物体側(前側)焦点に配置して像側にテレセントリックとしており、正メニスカスレンズL2の焦点距離f2 が式(21)を満たし、像面画素グループ幅Wi が式(24)を満たし、第1レンズL1の有効径D1 、第2レンズL2の有効径D2 共に、式(20)で定まる第2レンズ有効径D2 の上限を下回っており、第1レンズ有効径D1 は第2レンズ有効径D2 と略同等に抑えられている例である。
この実施例の数値データを下記に示すが、発光体ブロック4側から感光体(像面)41側へ順に、r1 、r2 …は各光学面の曲率半径(mm)、d1 、d2 …は各光学面間の間隔(mm)、nd1、nd2…は各透明媒体のd線の屈折率、νd1、νd2…は各透明媒体のアッベ数である。なお、r1 、r2 …は光学面も表すものとする。以下の実施例も同じ。そして、この実施例において、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、光学面r3 、r4 は両凸正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は正メニスカスレンズL2の物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、両凸正レンズL1の物体側の面r3 は非球面であるが、非球面形状は、光軸からの距離をrとするとき、
cr2 /[1+√{1−(1+K)c2 2 }]+Ar4
で表される。ただし、cは光軸上曲率(1/r)、Kはコーニック係数、Aは4次の非球面係数である。下記の数値データ中、K3 は両凸正レンズL1の物体側の面r3 のコーニック係数である。なお、非球面の表記方法は、以下の実施例も同様である。
図30(a)、(b)は実施例2の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置されておらず、マイクロレンズ5を両凸正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系とし、絞り板30を両凸正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系の物体側の物体側(前側)焦点に配置して像側にテレセントリックとしており、両凸正レンズL2の焦点距離f2 が式(21)を満たし、像面画素グループ幅Wi が式(24)’を満たしている例である。実施例1と比較して、第2レンズ有効直径D2 を13%程度小さく抑えられている。
そして、この実施例において、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、光学面r3 、r4 は両凸正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は両凸正レンズL2の物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、両凸正レンズL2の物体側の面r5 は非球面であり、下記の数値データ中、K5 は両凸正レンズL2の物体側の面r5 のコーニック係数である。
図31(a)、(b)は実施例3の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置されておらず、マイクロレンズ5を両凸正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系とし、絞り板30を両凸正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系の物体
側の物体側(前側)焦点に配置して像側にテレセントリックとしており、両凸正レンズL2の焦点距離f2 が式(26)を満たし、像面画素グループ幅Wi が式(27)を満たしている例である。この実施例においては、第2レンズ有効径D2 より第1レンズ有効径D1 の方が若干大きく、近軸解析との差異が認められるが、第1レンズ有効径D1 は式(20)より定まる第2レンズ有効径D2 上限より小さく抑えられている。
そして、この実施例において、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、光学面r3 、r4 は両凸正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は両凸正レンズL2の物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、両凸正レンズL1の物体側の面r3 、両凸正レンズL2の物体側の面r5 は共に非球面であり、下記の数値データ中、K3 、K5 はそれぞれ、両凸正レンズL1の物体側の面r3 、両凸正レンズL2の物体側の面r5 のコーニック係数である。
図32(a)、(b)は実施例4の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置されておらず、マイクロレンズ5を両凸正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系とし、絞り板30を両凸正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系の物体側の物体側(前側)焦点に配置して像側にテレセントリックとしており、両凸正レンズL2の焦点距離f2 が式(26)を満たし、像面画素グループ幅Wi が式(27)を満たしている例である。この実施例においては、第2レンズ有効径D2 より第1レンズ有効径D1 の方が若干大きく、近軸解析との差異が認められるが、第1レンズ有効径D1 は式(20)より定まる第2レンズ有効径D2 上限より小さく抑えられている。
そして、この実施例において、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、光学面r3 、r4 は両凸正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は両凸正レンズL2の物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、両凸正レンズL1の像側の面r4 、両凸正レンズL2の物体側の面r5 は共に非球面であり、下記の数値データ中、K4 、K5 はそれぞれ、両凸正レンズL1の像側の面r4 、両凸正レンズL2の物体側の面r5 のコーニック係数である。
図33(a)、(b)は実施例5の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置されておらず、マイクロレンズ5を両凸正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系とし、絞り板30を両凸正レンズL1の物体側の凸面の面頂位置に配置して像側にテレセントリックとしており、両凸正レンズL2の焦点距離f2 が式(26)を満たし、像面画素グループ幅Wi が式(27)を満たしている例である。この実施例においては、実施例4と比較して、同一のレンズL1、L2を使用し、かつ、絞り板30の開口31を両凸正レンズL1の物体側の面と間隔を小さくした例で、最大画角が5%程度小さくなっている。
そして、この実施例において、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、光学面r3 、r4 は両凸正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は両凸正レンズL2の物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、両凸正レンズL1の像側の面r4 、両凸正レンズL2の物体側の面r5 は共に非球面であり、下記の数値データ中、K4 、K5 はそれぞれ、両凸正レンズL1の像側の面r4 、両凸正レンズL2の物体側の面r5 のコーニック係数である。
図34(a)、(b)は実施例6の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置され
ておらず、マイクロレンズ5を凸平正レンズL1と凸平正レンズL2からなる合成レンズ系とし、絞り板30を凸平正レンズL1の物体側の凸面の面頂位置に配置して像側にテレセントリックとしており、凸平正レンズL2の焦点距離f2 が式(21)を満たし、像面画素グループ幅Wi が式(41)を満たしている例である。
この実施例のように、第1正レンズL1、第2正レンズL2を共に凸平正レンズとすることにより、マイクロレンズアレイ61、62として形成するレンズ形成面が片面のみとなり、その製造が容易になるとの利点がある。
さらに、第2正レンズL2の像側の面を平面とすることで、マイクロレンズ5のレンズアレイを構成する第2マイクロレンズアレイ62の像側の面全体を平面とすることができ、例えば画像形成装置のラインヘッドのマイクロレンズアレイとして用いるとき、現像剤のトナーが飛散してマイクロレンズアレイのその平面に付着しても簡単に清掃できクリーニング性が向上することになる。
そして、この実施例において、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、光学面r3 、r4 は両凸正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は両凸正レンズL2の物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、両凸正レンズL1の像側の面r4 、両凸正レンズL2の物体側の面r5 は共に非球面であり、下記の数値データ中、K4 、K5 はそれぞれ両凸正レンズL1の像側の面r4 、両凸正レンズL2の物体側の面r5 のコーニック係数、A4 、A5 はそれぞれ両凸正レンズL1の像側の面r4 、両凸正レンズL2の物体側の面r5 の4次の非球面係数である。

実施例1
1 = ∞(物体面) d1 = 1.7614
2 = ∞(絞り) d2 = 0.5000
3 = 1.3450(非球面) d3 = 0.4000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
3 =-8.9176
4 = -1.0905 d4 = 0.4067
5 = 0.8498 d5 = 0.4000 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
6 = 4.0773 d6 = 0.6800
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
像側開口角(半角)θi 0.1745rad (10deg )
レンズ列数m 3
第2レンズ有効領域の間隔α 0.2mm以上
第2レンズ像側主面から像面間の距離Si 1.0mm
横倍率β -0.5
光源画素グループ全幅W0 0.700mm
像面画素グループ全幅Wi 0.350mm
(式(24)に代入すると、Wi ≧0.2745mm)
第2レンズ焦点距離f2 2.0mm
(式(21)式に代入すると、f2 ≦2.435mm )
第1レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D1
0.695mm
第2レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D2
0.696mm
(式(20)式に代入すると、D2 ≦0.850mm ) 。

実施例2
1 = ∞(物体面) d1 = 1.9304
2 = ∞(絞り) d2 = 0.5000
3 = 0.9021 d3 = 0.4000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
4 = -4.2410 d4 = 0.4000
5 = 1.0348(非球面) d5 = 0.4000 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
5 =-7.3639
6 = -2.6494 d6 = 0.8029
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
像側開口角(半角)θi 0.1745rad (10deg )
レンズ列数m 3
第2レンズ有効領域の間隔α 0.2mm以上
第2レンズ像側主面から像面間の距離Si 1.0mm
横倍率β -0.5
光源画素グループ全幅W0 0.549mm
像面画素グループ全幅Wi 0.2749mm
(式(24)に代入すると、Wi ≧0.2745mm)
第2レンズ焦点距離f2 1.5mm
(式(21)式に代入すると、f2 ≦1.786mm )
第1レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D1
0.603mm
第2レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D2
0.604mm
(式(20)式に代入すると、D2 ≦0.623mm ) 。

実施例3
1 = ∞(物体面) d1 = 2.4688
2 = ∞(絞り) d2 = 0.3000
3 = 1.1102(非球面) d3 = 0.4000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
3 =-1.5873
4 = -4.3114 d4 = 0.7905
5 = 1.1686(非球面) d5 = 0.4000 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
5 =-4.0205
6 = -2.2271 d6 = 0.9000
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
像側開口角(半角)θi 0.2618rad (15deg )
レンズ列数m 3
第2レンズ有効領域の間隔α 0.0mm
第2レンズ像側主面から像面間の距離Si 1.08mm
横倍率β -0.5
光源画素グループ全幅W0 0.5654mm
像面画素グループ全幅Wi 0.2827mm
(式(27)に代入すると、Wi ≧0.2827mm)
第2レンズ焦点距離f2 1.55mm
(式(26)式に代入すると、f2 ≦1.619mm )
第1レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D1
0.846mm
第2レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D2
0.832mm
(式(20)式に代入すると、D2 ≦0.848mm ) 。

実施例4
1 = ∞(物体面) d1 = 2.6633
2 = ∞(絞り) d2 = 0.2820
3 = 1.4742 d3 = 0.4000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
4 = -2.1005(非球面) d4 = 0.7000
4 =-14.2827
5 = 1.3057(非球面) d5 = 0.4000 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
5 =-3.8466
6 = -1.6956 d6 = 0.8438
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
像側開口角(半角)θi 0.2618rad (15deg )
レンズ列数m 3
第2レンズ有効領域の間隔α 0.0mm
第2レンズ像側主面から像面間の距離Si 1.05mm
横倍率β -0.476
光源画素グループ全幅W0 0.577mm
像面画素グループ全幅Wi 0.275mm
(式(27)に代入すると、Wi ≧0.275mm )
第2レンズ焦点距離f2 1.5mm
(式(26)式に代入すると、f2 ≦1.575mm )
第1レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D1
0.775mm
第2レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D2
0.765mm
(式(20)式に代入すると、D2 ≦0.825mm ) 。
最大画角ω 5.895deg

実施例5
1 = ∞(物体面) d1 = 2.8041
2 = ∞(絞り) d2 = 0.0000
3 = 1.4742 d3 = 0.4000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
4 = -2.1005(非球面) d4 = 1.0914
4 =-14.2827
5 = 1.3057(非球面) d5 = 0.4000 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
5 =-3.8466
6 = -1.6956 d6 = 0.8438
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
像側開口角(半角)θi 0.2618rad (15deg )
レンズ列数m 3
第2レンズ有効領域の間隔α 0.0mm
第2レンズ像側主面から像面間の距離Si 1.05mm
横倍率β -0.476
光源画素グループ全幅W0 0.577mm
像面画素グループ全幅Wi 0.275mm
(式(27)に代入すると、Wi ≧0.275mm )
第2レンズ焦点距離f2 1.5mm
(式(26)式に代入すると、f2 ≦1.575mm )
第1レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D1
0.787mm
第2レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D2
0.790mm
(式(20)式に代入すると、D2 ≦0.825mm ) 。
最大画角ω 5.601deg

実施例6
1 = ∞(物体面) d1 = 2.9660
2 = ∞(絞り) d2 = 0.0000
3 = 0.9662(非球面) d3 = 0.4000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
3 =-1.0020
3 =-0.0095
4 = ∞ d4 = 1.2052
5 = 0.7727(非球面) d5 = 0.4023 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
5 =-1.2606
5 = 0.0000
6 = ∞ d6 = 0.8000
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
像側開口角(半角)θi 0.2618rad (15deg )
レンズ列数m 3
第2レンズ有効領域の間隔α 0.1mm
第2レンズ像側平面から像面までの距離d2' 0.8mm
第2レンズ有効径部厚みet2 0.29464mm
第2レンズ屈折率n2 1.5151
横倍率β -0.5
光源画素グループ全幅W0 0.640mm
像面画素グループ全幅Wi 0.320mm
(式(41)に代入すると、Wi ≧0.3104mm)
第2レンズ焦点距離f2 1.5mm
(式(21)式に代入すると、f2 ≦1.642mm )
第1レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D1
0.821mm
第2レンズ有効直径(実光線追跡によるレンズ上最大光線通過高さの2倍)D2
0.831mm
(式(20)式に代入すると、D2 ≦0.860mm ) 。
ところで、以上のような本発明に基づく光書き込みラインヘッドの光学系において、マイクロレンズアレイの特定のマイクロレンズ5に入射する発光体ブロック4からの光が隣接するマイクロレンズ5の光路中に入ってフレアを発生させるのを防止するために、発光体アレイ1と絞り板30の間、絞り板30とマイクロレンズ5の間(図21の場合)、あるいは、発光体アレイ1と絞り板30の間(図26の場合)に1枚又は複数枚のフレア絞
り板を配置することが望ましい。その場合の1例の主走査方向に沿ってとった断面図を図35、図36に示す。図35の場合、発光体アレイ1と絞り板30の間に5枚のフレア絞り板32を、絞り板30とマイクロレンズ5の間に1枚のフレア絞り板32を、絞り板30と平行に間隔をおいて配置しており、また、図36の場合、発光体アレイ1と絞り板30の間に6枚のフレア絞り板32を同様に配置しており、各フレア絞り板32は絞り板30の開口31に対応する開口33が設けられている。本発明で意図する開口絞りは、絞り板30の開口31を言うのであり、このようなフレア絞り板32の開口33を言うものではない。
以上、本発明のラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明の1実施形態に係るラインヘッドの1つのマイクロレンズに対応する部分の斜視図である。 本発明の1実施形態に係るラインヘッドの1つのマイクロレンズに対応する部分の斜視図である。 本発明の1実施形態に係るラインヘッドの1つのマイクロレンズに対応する部分の斜視図である。 本発明の1実施形態に係る発光体アレイと光学倍率がマイナスのマイクロレンズとの対応関係を示す説明図である。 画像データが格納されているラインバッファのメモリテーブルの例を示す説明図である。 主走査方向に奇数番号と偶数番号の発光素子による結像スポットが同列に形成される様子を示す説明図である。 ラインヘッドとして使用される発光体アレイの例を示す概略の説明図である。 図7の構成で各発光素子の出力光によりマイクロレンズを通して像担持体の露光面を照射した場合の結像位置を示す説明図である。 図8において副走査方向の結像スポット形成の状態を示す説明図である。 マイクロレンズを複数配列した場合に像担持体の主走査方向に結像スポットが反転して形成される例を示す説明図である。 本発明による電子写真プロセスを用いた画像形成装置の1実施例の全体構成を示す模式的断面図である。 1個の光源から出て光学系の開口に取り込まれる光束を説明するための図である。 像面での発光素子の像である結像スポットのグループとそれに対応するマイクロレンズとの関係を示す図である。 各パラメータの符号の定義を示す図である。 第1レンズ有効径が第2レンズ有効径と同等又はそれ以下となる条件を求めるための図である。 像面画素グループの幅と第2レンズ有効径とが満たす範囲を示す図である。 画角について近軸解析を行うための図である。 マイクロレンズを構成する第2レンズを凸平厚肉レンズで構成する場合を検討するための図である。 図18の第2レンズ近傍を拡大して示す図である。 本発明の1実施例の光書き込みラインヘッドの構成を示す一部を破断した斜視図である。 図20の副走査方向に沿ってとった断面図である。 図20の場合の発光体アレイとマイクロレンズアレイの配置を示す平面図である。 1個のマイクロレンズとそれに対応する発光体ブロックとの対応関係を示す図である。 発光体アレイの発光体ブロックに対応して配置された絞り板の平面図である。 1個の発光体ブロックに対する絞り板の開口を示す図である。 絞り板が第1マイクロレンズアレイに近接して配置される場合の図21に対応する図である。 発光素子を主走査方向に長い列状に配置し、その中の一部を発光制御することで発光体ブロックを構成する場合の図22に対応する図である。 2枚のマイクロレンズアレイでマイクロレンズアレイを構成する場合の主走査方向に沿ってとった断面図である。 実施例1の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 実施例2の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 実施例3の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 実施例4の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 実施例3の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 実施例4の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 本発明の光書き込みラインヘッドの光学系において絞り板とは別にフレア絞り板を配置する例の主走査方向に沿ってとった断面図である。 本発明の光書き込みラインヘッドの光学系において絞り板とは別にフレア絞り板を配置する別の例の主走査方向に沿ってとった断面図である。
符号の説明
1…発光体アレイ、2…発光素子、2’…結像スポットの形成に関与させる発光素子、2”…発光させない発光素子、3…発光素子列、3’…主走査方向に連続する長い列状の発光素子列、4…発光体ブロック、5…マイクロレンズ、6…マイクロレンズアレイ、8、8a、8b…結像スポット、10…メモリテーブル、11…開口絞り、20…ガラス基板、21…長尺のケース、22…受け穴、23…裏蓋、24…固定金具、25…位置決めピン、26…挿入孔、27…封止部材、30…絞り板、31…絞り板の開口、32…フレア絞り板、33…フレア絞り板の開口、34…ガラス基板、35…レンズ面部、41…感光体(像担持体、像面)、41(K、C、M、Y)…感光体ドラム(像担持体)、42(K、C、M、Y)…帯電手段(コロナ帯電器)、44(K、C、M、Y)…現像装置、45(K、C、M、Y)…一次転写ローラ、50…中間転写ベルト、51…駆動ローラ、52…従動ローラ、53…テンションローラ、61…第1マイクロレンズアレイ、62…第2マイクロレンズアレイ、66…二次転写ローラ、71…第1スペーサ、72…第2スペーサ、73…第3スペーサ、80…結像スポットのグループ、101、101K、101C、101M、101Y…ラインヘッド(光書き込みラインヘッド)、a、b、c…レンズ列、O−O’…レンズ光軸、L1…第1レンズ、L2…第2レンズ

Claims (8)

  1. 2つの正屈折力のレンズを有する正レンズ系と、
    前記2つのレンズの中の像側レンズが、第1の方向及び第2の方向に複数配置された像側レンズアレイと、
    前記2つのレンズの中の物体側レンズが、前記第1の方向及び前記第2の方向に複数配置された物体側レンズアレイと、
    前記正レンズ系の物体側に1の前記正レンズ系に対して複数の発光素子が配された発光体アレイと、
    前記正レンズ系の物体側に像側にテレセントリックまたは略テレセントリックになるように配された開口絞りを形成する絞り板と、
    を有し、
    前記像側レンズアレイの前記第2の方向へ配置されるレンズの列数をmとし、前記第1の方向に隣り合った2つの前記像側レンズの有効領域の間隔をα、前記正レンズ系の像側開口角(半角)をθi 、前記正レンズ系の1に対して配された複数の発光素子の像面での像である複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)をWi 、前記像側レンズの焦点距離をf2 、前記像側レンズの像側主面から前記像面までの距離をSi とするとき、以下の条件を有することを特徴とするラインヘッド。
    2 ≦(mWi −α)/(2θi ) ・・・(21)
    i ≧2Si θi /(m−1)+α/(m−1) ・・・(24)
  2. 前記複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)Wi が以下の条件を有することを特徴とする請求項1記載のラインヘッド。
    i =2Si θi /(m−1)+α/(m−1) ・・・(24)’
  3. 2つの正屈折力のレンズを有する正レンズ系と、
    前記2つのレンズのうち像側レンズが、第1の方向及び第2の方向に複数配置されてなる像側レンズアレイと、
    前記2つのレンズのうち物体側レンズが、前記第1の方向及び前記第2の方向に複数配置されてなる物体側レンズアレイと、
    前記正レンズ系の物体側に1の前記正レンズ系に対して複数の発光素子が配された発光体アレイと、
    前記正レンズ系の物体側に像側にテレセントリックまたは略テレセントリックになるように配された開口絞りを形成する絞り板と、
    を有し、
    前記レンズアレイの前記第2の方向へ配置されるレンズの列数をmとし、前記正レンズ系の像側開口角(半角)をθi 、前記正レンズ系の1に対して配された複数の発光素子の像面での像である複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)をWi 、前記像側レンズの焦点距離をf2 、前記像側レンズの像側主面から前記像面までの距離をSi とするとき、以下の条件を有することを特徴とするラインヘッド。
    2 ≦mWi /(2θi ) ・・・(26)
    i ≧2Si θi /(m−1) ・・・(27)
  4. 前記複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)Wi が以下の条件を有することを特徴とする請求項3記載のラインヘッド。
    i =2Si θi /(m−1) ・・・(27)’
  5. 2つの正屈折力のレンズを有する正レンズ系と、
    前記2つのレンズのうち像側レンズが、第1の方向及び第2の方向に複数配置されてなる像側レンズアレイと、
    前記2つのレンズのうち物体側レンズが、前記第1の方向及び前記第2の方向に複数配置されてなる物体側レンズアレイと、
    前記正レンズ系の物体側に1の前記正レンズ系に対して複数の発光素子が配された発光体アレイと、
    前記正レンズ系の物体側に像側にテレセントリックまたは略テレセントリックになるよ
    うに配された開口絞りを形成する絞り板と、
    を有し、
    前記像側レンズが像側の面が平面の凸平レンズからなり、
    前記像側レンズアレイの前記第2の方向へ配置されるレンズの列数をmとし、前記第1の方向に隣り合った2つの前記像側レンズの有効領域の間隔をα、前記正レンズ系の像側開口角(半角)をθi 、前記正レンズ系の1に対して配された複数の発光素子の像面での像である複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)をWi 、前記像側レンズの焦点距離をf2 、前記像側レンズの像側の平面から像面までの距離をd2'、前記正レンズ系の1に対応して配された複数の発光素子の像面での像である複数の発光素子像の前記第1方向における端部の発光素子像に収束する光束の最外光線が前記像側レンズの物体側の凸面に入射する点と前記像側レンズの像側の平面までの光軸方向の距離をet2、前記像側レンズの屈折率をn2 とするとき、以下の条件式を満たすことを特徴とするラインヘッド。
    2 ≦(mWi −α)/(2θi ) ・・・(21)
    i ≧2(d2'+et2/n2 )θi /(m−1)+α/(m−1)・・・(41)
  6. 前記複数の発光素子像の前記第1方向の幅(全幅)Wi が以下の条件を有することを特徴とする請求項5記載のラインヘッド。
    i =2(d2'+et2/n2 )θi /(m−1)+α/(m−1)
    ・・・(41)’
  7. 前記絞り板が前記正レンズ系の中の物体側レンズに近接して配置されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項記載のラインヘッド。
  8. 潜像担持体と、
    前記潜像担持体を帯電する帯電部と、
    請求項1から7の何れか1項記載のラインヘッドと、
    前記潜像担持体を現像する現像部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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