JP5182251B2 - 鋼矢板の継手構造および鋼矢板壁構造 - Google Patents

鋼矢板の継手構造および鋼矢板壁構造 Download PDF

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Description

本発明は、鋼矢板の継手構造および鋼矢板壁構造に関するものである。
土木建築分野における土留め壁や地下構造、基礎構造として、鋼矢板を左右に連結して構築される鋼製連壁が利用されている。このような鋼製連壁において、地盤への鋼矢板の打ち込み深さが深くなって鋼矢板の長さ寸法が大きくなると、製造上や運搬上の理由から鋼矢板を上下に分けて製造、運搬し、現場にて下側の鋼矢板を打設した後に、その上端縁に上側の鋼矢板を接合するという縦継ぎ構造が用いられる。このような鋼矢板の縦継ぎ構造としては、上下の鋼矢板の端縁同士を全断面溶接(フルペネ溶接、完全溶込溶接)によって接合することが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された技術は、縦継ぎ接合する上下の鋼矢板の位置合わせを正確に行うために、予め治具を用いて鋼矢板の所定位置に補強部材を溶接しておくことで、上側の鋼矢板を建て込んだ際に所定位置に位置決めされ、その後の溶接作業がスムーズに実施できるようになっている。
以上のような鋼矢板の縦継ぎ構造としては、「鋼矢板、設計から施工まで」(鋼管杭協会)にも記載されるように、一方の鋼矢板における縦継ぎ側の端縁略全長に渡って開先加工を施しておき、下側の鋼矢板を打設してから上側の鋼矢板を建て込んで開先部分を他方の端縁に位置決めした状態で、これらの端縁同士を複数パスにより全断面溶接することが一般的である。また、鋼矢板の端縁同士を全断面溶接した後に、上下の鋼矢板のウェブやフランジに渡って補強板を溶接して取り付けることも行われている。
一方、鋼矢板の縦継ぎ構造として用いられることはないものの、土木構造物や建築構造物における部材同士の接合構造として、連結板(添え板、スプライスプレート)を用い、この連結板を部材間に跨って設置するとともに、連結板と各部材とをボルト−ナットによって接合する構造が広く利用されている。このような接合構造では、連結板および部材の両方にボルト孔を設ける必要があるため、止水性が要求される鋼製連壁における鋼矢板の縦継ぎ構造としては好ましくない。
特開2007−332639号公報
従来の縦継ぎ構造のように、上下の鋼矢板の端縁同士を全断面溶接して接合するものでは、鋼矢板の端縁に開先加工を施す必要があったり、建て込み時に正確な位置決めを行うための治具やガイドが必要になったりするため、加工手間や部材コストが増大するとともに、現場施工の手間と時間が掛かって施工効率が低下してしまうという不都合が生じる。
一方、連結板を用いた接合構造を用いようとしても、鋼矢板の母材にボルト孔を設ける必要があることから、このボルト孔を介して水が浸入してしまう可能性があり、止水性が低下するという不都合が生じるか、またはボルト孔を塞ぐために別途の止水材や止水処理が必要になって、材料コストや施工手間の点で不都合が生じる。
本発明の目的は、縦継ぎ部の止水性や剛性、耐力を確保しつつ、比較的安価かつ簡便に施工できることで工期やコストを削減することができる鋼矢板の継手構造および鋼矢板壁構造を提供することにある。
本発明の鋼矢板の継手構造は、少なくとも各1つ以上のウェブおよびフランジを有して断面屈曲状に形成された鋼矢板を上下に連結する鋼矢板の継手構造であって、下側鋼矢板の上端部におけるウェブおよびフランジの互いに異なる少なくとも2箇所にて当該ウェブおよびフランジの表面から突出して固定される下側継手部材と、前記下側継手部材に対応した上側鋼矢板の下端部におけるウェブおよびフランジの互いに異なる少なくとも2箇所にて当該ウェブおよびフランジの表面から突出して固定される上側継手部材とを備え
前記下側継手部材および上側継手部材は、それぞれ上下に長く延びる長辺と、当該下側継手部材および上側継手部材が固定される前記ウェブまたはフランジの面と直交する短辺とを有した鋼板で構成され、前記ウェブまたはフランジの表面に溶接固定されており、
前記下側鋼矢板の上端縁と前記上側鋼矢板の下端縁とが当接された状態で前記下側継手部材と上側継手部材とを固着する固着手段とを備えることを特徴とする。
以上の本発明によれば、上下の鋼矢板におけるウェブやフランジの少なくとも2箇所に固定した下側継手部材と上側継手部材とを固着手段で固着することで、鋼矢板の母材にボルト孔等の孔を形成する必要がないことから、縦継ぎ部の止水性を確保することができる。さらに、下側および上側の継手部材がそれぞれウェブやフランジの表面から突出して固定されているので、これらの継手部材が固定された位置における断面性能が大きくでき、鋼矢板単体に対して曲げ剛性や曲げ耐力を向上させることができる。また、固着手段によって下側継手部材と上側継手部材とを固着することで、上下の鋼矢板の母材同士を全断面溶接する必要がないことから、開先加工が不要にできるとともに、現場での複数パスによる溶接作業も不要にできることから、加工手間やコストが削減でき、かつ施工時間を短縮することができる。さらに、全断面溶接が不要になることで、上側鋼矢板建て込み時の位置決めに要する手間や部材を削減することができ、この点でも施工効率を向上させることができる。
本発明の構成によれば、長尺状の鋼板からなる下側継手部材および上側継手部材をそれぞれ鋼矢板のウェブやフランジに直交させて溶接固定することで、それらの長手方向に沿って十分な溶接長が確保できることから、隅肉溶接や部分溶込溶接などの比較的簡便な溶接によって継手部材を固定することができる。また、鋼矢板のウェブやフランジに直交させて継手部材を固定することで、継手部材の強軸方向の断面性能をウェブやフランジに付与することができる。従って、加工手間や溶接作業の手間を削減しつつ、継手部材の寸法や設置位置を調整することで継手部材の固定強度を確保して縦継ぎ部の剛性および耐力を高めることができ、鋼矢板本体と同等以上の剛性や強度を確保したり、所定の設計レベルに応じた剛性や強度を確保したりなど、諸々の条件に応じて縦継ぎ部の設計自由度を向上させることができる。
さらに、本発明の鋼矢板の継手構造では、前記下側継手部材および上側継手部材は、互いの板厚寸法分だけずれた位置に固定されるとともに、当該下側継手部材および上側継手部材のうち少なくとも一方の継手部材は、他方に向かって延び当該一方および他方の継手部材が互いに板厚方向に重なって設けられ、前記固着手段は、前記互いに重なった下側継手部材および上側継手部材を貫通するボルトと、このボルトに螺合するナットとを有して構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、板厚方向に重ねた下側継手部材および上側継手部材にボルトを貫通させてナットを螺合するだけで、継手部材同士を固着することができ、固着作業の手間を軽減して現場における施工効率を向上させることができる。また、下側継手部材と上側継手部材とを板厚方向に重ねることで、上下の鋼矢板が自動的に位置決めされることになるので、上側鋼矢板の建て込みに要する手間および時間を削減することができ、さらに施工効率の向上を図ることができる。
さらに、本発明の鋼矢板の継手構造では、前記下側継手部材の上端縁および上側継手部材の下端縁の少なくとも一方には、板厚方向に重なる他方に向かって傾斜した傾斜面が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、下側継手部材および上側継手部材の少なくとも一方の端縁に傾斜面を形成したことで、これらの継手部材同士を板厚方向に重ねる際に、傾斜面がガイドとなって継手部材を案内することができ、上側鋼矢板の建て込みに要する手間および時間をより一層削減することができる。
また、本発明の鋼矢板の継手構造では、前記下側継手部材の上端縁は、前記下側鋼矢板の上端縁よりも所定距離だけ低い位置に設けられ、前記上側継手部材の下端縁は、前記上側鋼矢板の下端縁よりも下方かつ前記下側継手部材と固着可能な位置まで延びて設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、下側鋼矢板の上端縁よりも所定距離だけ低い位置に下側継手部材の上端縁を設けたことで、バイブロチャック等の打設機械で下側鋼矢板の上端部を保持して下側鋼矢板を地盤に打ち込む際に、下側継手部材が邪魔にならず、通常の打設機械を用いて打設できるとともに、施工性を確保することができる。
また、本発明の鋼矢板の継手構造では、前記下側継手部材および上側継手部材は、それぞれ前記下側鋼矢板および上側鋼矢板における鋼矢板断面高さ範囲の内側に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、鋼矢板断面高さ範囲の内側に下側継手部材および上側継手部材を設けたことで、これらの継手部材が鋼矢板の前面または背面方向に突出することがないため、施工の際に継手部材が邪魔になることがなく、また継手部材が受ける打設抵抗を低減することができ、施工性を良好に維持することができる。また、鋼矢板の前面または背面方向に継手部材が突出しないので、敷地境界近傍で鋼矢板を打設した場合であっても敷地外に継手部材がはみ出すことがなく、敷地境界に近接して鋼矢板を打設できることから、敷地の有効活用を図ることができる。
また、本発明の鋼矢板の継手構造では、前記下側鋼矢板の上端縁と前記上側鋼矢板の下端縁とが1パスにて溶接されるか、または前記下側鋼矢板の上端縁と前記上側鋼矢板の下端縁とが止水材を介して当接されていることが好ましい。
このような構成によれば、上下の鋼矢板の端縁同士を1パスにて溶接するか、端面同士を止水材を介して当接させることで、縦継ぎ部の止水性を確保することができる。この際、鋼矢板の端面同士を1パスにて溶接したとしても、従来の全断面溶接のように、複数パスによるフルペネ溶接である必要がないことから、溶接作業に要する手間と時間を大幅に削減することができ、施工効率を良好に維持することができる。また、止水材を設ける場合でも、鋼矢板の端縁に沿った単純な形状の止水材が利用できるので、部材コストを抑制しつつ良好な施工性を維持することができる。
一方、本発明の鋼矢板壁構造は、前記いずれかの鋼矢板の継手構造を用いて上下の鋼矢板が連結されるとともに、当該上下に連結された鋼矢板が左右に連続して設けられたことを特徴とする。
このような構成によれば、前述の継手構造と同様に、縦継ぎ部の止水性を確保して鋼矢板壁構造としての所定の止水性能が得られるとともに、縦継ぎ部における曲げ剛性や曲げ耐力が向上できることから、鋼矢板壁構造として面外方向から受ける土圧や水圧等の外力を確実に支持することができる。また、鋼矢板の開先加工が不要で、かつ現場での建て込み作業や溶接作業の手間や時間も大幅に削減できることから、加工手間やコストの削減および施工時間の短縮化を図ることができ、施工効率を向上させて施工コスト低減や工期の短縮を図ることができる。
以上のような本発明の鋼矢板の継手構造および鋼矢板壁構造によれば、縦継ぎ部の止水性や剛性、耐力を確保しつつ、比較的安価かつ簡便に施工できることで施工効率を向上させて施工コスト低減や工期の短縮を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る鋼矢板壁構造を示す断面図である。 前記鋼矢板壁構造の縦継ぎ部を示す斜視図である。 前記縦継ぎ部を示す分解斜視図である。 前記縦継ぎ部の変形例を示す断面図である。 前記縦継ぎ部の他の変形例を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る鋼矢板壁構造を示す断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態に係る鋼矢板壁構造を採用した鋼製連壁1が示され、図2には、鋼製連壁1における上下の鋼矢板2,3同士の縦継ぎ部4の継手構造が示されている。
図1および図2において、鋼製連壁1は、河岸や海岸等の護岸あるいは傾斜地の段差部などにおいて土留め壁として利用されたり、建物や橋梁などの構造物の基礎として利用されたり、地下構造における地下外壁等として利用されたりするものであって、複数の鋼矢板2,3を左右に連結した壁体として構成されている。鋼矢板2,3は、それぞれ上下に延びて形成されるとともに、縦継ぎ部4によって上下に連結される下側鋼矢板2と上側鋼矢板3とを備えて構成されている。すなわち、地盤に対して先行して下側鋼矢板2が打設され、その上端部に上側鋼矢板3の下端部が縦継ぎ部4で接合されてから、これらの下側鋼矢板2および上側鋼矢板3がさらに地盤に打設されることで、打設深さの大きな鋼製連壁1が構築できるようになっている。
下側鋼矢板2および上側鋼矢板3は、それぞれ断面中央に位置する第1フランジ21,31と、この第1フランジ21,31の両側端縁に連続する一対のウェブ22,32と、これら一対のウェブ22,32の先端縁から第1フランジ21,31と平行かつ外方に延びる一対の第2フランジ23,33と、これら一対の第2フランジ23,33の先端縁に設けられる一対の継手部24,34とを有したハット形鋼矢板である。そして、鋼矢板2,3は、隣り合う鋼矢板2,3と互いの継手部24,34同士を嵌合させることで連結され、これにより鋼製連壁1が左右に連続して形成されるようになっている。このような各鋼矢板2,3では、第1フランジ21,31と第2フランジ23,33との外面間距離である鋼矢板断面高さHを有し、この鋼矢板断面高さHが鋼製連壁1の壁厚寸法になっている。
図3にも示すように、下側鋼矢板2の第1フランジ21および一対のウェブ22には、それぞれ下側継手部材としての下側補強鋼板25,26が固定されている。下側補強鋼板25,26は、それぞれ上下に長く延びる長辺と水平方向に延びる短辺とを有して長尺板状に形成され、その下側略半分の長さが下側鋼矢板2に隅肉溶接で固定されるとともに、上側略半分の長さが下側鋼矢板2の上端縁2Aから上方に突出して設けられている。下側補強鋼板25は、その短辺を第1フランジ21の面に直交させるとともに、第1フランジ21から当該下側鋼矢板2の断面内方つまりウェブ22が延びる側に突出して固定されている。また、一対の下側補強鋼板26は、それらの各短辺を各ウェブ22の面に直交させるとともに、ウェブ22から当該下側鋼矢板2の断面外方つまり第2フランジ23が延びる側に突出して固定されている。これらの下側補強鋼板25,26は、いずれも当該下側鋼矢板2の鋼矢板断面高さHの範囲内に位置して設けられ、すなわち鋼製連壁1の壁厚からはみ出さないように構成されている。
一方、上側鋼矢板3の第1フランジ31および一対のウェブ32には、それぞれ上側継手部材としての上側補強鋼板35,36が固定されている。上側補強鋼板35,36は、それぞれ上下に長く延びる長辺と水平方向に延びる短辺とを有して長尺板状に形成され、その上側略半分の長さが上側鋼矢板3に隅肉溶接で固定されるとともに、下側略半分の長さが上側鋼矢板3の下端縁3Aから下方に突出して設けられている。上側補強鋼板35は、その短辺を第1フランジ31の面方向に直交させるとともに、第1フランジ31から当該上側鋼矢板3の断面内方つまりウェブ32が延びる側に突出して固定されている。また、一対の上側補強鋼板36は、それらの各短辺を各ウェブ32の面に直交させるとともに、ウェブ32から当該上側鋼矢板3の断面外方つまり第2フランジ33が延びる側に突出して固定されている。これらの上側補強鋼板35,36は、いずれも当該上側鋼矢板3の鋼矢板断面高さHの範囲内に位置して設けられ、すなわち鋼製連壁1の壁厚からはみ出さないように構成されている。
以上の下側補強鋼板25,26と上側補強鋼板35,36とは、互いの板厚寸法分だけ第1フランジ21,31またはウェブ22,32の面と平行な方向にずれた位置に固定されるとともに、互いに板厚方向に重なって設けられるようになっている。また、下側補強鋼板25,26および上側補強鋼板35,36には、それぞれ複数のボルト孔25A,26A,35A,36Aが板厚方向に貫通して設けられ、下側補強鋼板25,26の上端縁には、上側補強鋼板35,36に向かって下がり勾配となる傾斜面25B,26Bが形成され、上側補強鋼板35,36の下端縁には、下側補強鋼板25,26に向かって上がり勾配となる傾斜面35B,36Bが形成されている。このような傾斜面25B,26B,35B,36Bを形成することで、上側鋼矢板3の建て込み時において、下側補強鋼板25,26と上側補強鋼板35,36とを板厚方向に重ねる際に、傾斜面25B,26B,35B,36Bがガイドとなり、上側鋼矢板3の建て込み作業が容易にできるようになっている。
また、下側補強鋼板25,26および上側補強鋼板35,36は、図2に示すように、下側鋼矢板2の上端縁2Aと上側鋼矢板3の下端縁3Aを当接させた状態で、互いのボルト孔25A,26A,35A,36Aを貫通するボルト41と、このボルト41に螺合するナット42とを有する固着手段40によって互いに固着されている。このように固着された下側補強鋼板25,26と上側補強鋼板35,36とを介して、下側鋼矢板2と上側鋼矢板3とが互いに接合されて縦継ぎ部4が構成されている。さらに、下側鋼矢板2の上端縁2Aと上側鋼矢板3の下端縁3Aとは、1パス溶接で形成した溶接部Wを介して互いに隙間なく連結されており、この溶接部Wにより縦継ぎ部4の止水性が確保されるようになっている。なお、ここでは1パス溶接により溶接部Wを形成したが、2パス溶接で溶接部Wを形成してもよく、また溶接部Wに替えて適宜な止水材を下側鋼矢板2の上端縁2Aと上側鋼矢板3の下端縁3Aとの間に介挿してもよい。
なお、以上の補強鋼板25,26,35,36の板厚や幅寸法、高さ寸法、および枚数や設置位置、ならびにボルト41、ナット42の仕様は、縦継ぎ部4に要求される剛性および強度に応じて適宜に設定されていればよい。すなわち、縦継ぎ部4の剛性および強度としては、例えば、鋼矢板2,3本体と同等以上でもよく、また、適宜に設定した所定の設計レベル以上でもよく、諸々の設計条件に応じて縦継ぎ部4の仕様を決定することができる。
また、縦継ぎ部4を構成する下側補強鋼板25,26および上側補強鋼板35,36としては、以上説明したものに限らず、以下の図4および図5に示す形態であってもよい。
すなわち、図4(A)に示す縦継ぎ部4において、下側補強鋼板25および上側補強鋼板35は、それぞれ下側鋼矢板2および上側鋼矢板3の第1フランジ21,31の2箇所に固定されている。このように下側補強鋼板25および上側補強鋼板35の設置箇所を増やすことで、縦継ぎ部4の剛性および強度が高められるようになっている。また、第1フランジ21,31の2箇所に固定された補強鋼板25,35の内側間隔を調整することで、バイブロチャック等の重機が鋼矢板を掴む空間を確保することもでき、第1フランジ21,31の中央付近に補強鋼板25,35を設けた前記図1の場合よりも、施工性の向上を図ることができる。
また、図4(B)に示す縦継ぎ部4において、下側補強鋼板26および上側補強鋼板36は、それぞれ下側鋼矢板2および上側鋼矢板3のウェブ22,32の直交方向ではなく、鋼製連壁1の壁厚方向に突出して固定されている。このようにすれば、上側鋼矢板3の建て込み時において、鋼製連壁1の壁厚方向から建て込むことで、下側補強鋼板25,26と上側補強鋼板35,36とが競りにくくなり、建て込み作業が行いやすくできる。
また、図5に示すに示す縦継ぎ部4において、下側補強鋼板25,26は、その上端縁が下側鋼矢板2の上端縁2Aよりも所定距離だけ低い位置に設けられている。この所定距離としては、下側鋼矢板2を打設する際にその上端部を保持するバイブロチャック等の打設機械の所要寸法に設定されていればよく、これにより下側鋼矢板2の打設に際して下側補強鋼板25,26が邪魔にならず、通常の打設機械を用いて打設できるとともに、施工性が確保できるようになっている。一方、上側補強鋼板35,36は、前述のものより上側鋼矢板3の下端縁3Aから下方への突出長さが長く形成され、また上側補強鋼板35は、下側補強鋼板25の板厚方向両側から当該下側補強鋼板25を挟むように一対(2枚)で構成されている。従って、上側補強鋼板35,36の突出長さが長くなったとしても、上側補強鋼板35を2枚で構成することで、その剛性低下を防ぎ、前述と同様に縦継ぎ部4の剛性および強度が高められるようになっている。
以上のような補強鋼板25,26,35,36の鋼矢板2,3への取り付けタイミングとしては、特に限定されるものではないが、鋼矢板2,3の打設前に上側鋼矢板3と下側鋼矢板2を横に寝かせた状態で各々の端縁2A,3A同士を突き合わせ、補強鋼板25,26,35,36の位置決めをした上で、予め上下それぞれの鋼矢板2,3に取り付けておいた方が、建て込み時間を短縮でき効果的である。また下側鋼矢板2を打設後に下側の補強鋼板25,26を取り付けても構わない。
以上の本実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
すなわち、下側鋼矢板2の第1フランジ21およびウェブ22に下側補強鋼板25,26を固定するとともに、上側鋼矢板3の第1フランジ31およびウェブ32に上側補強鋼板35,36を固定しておき、下側鋼矢板2を先行して地盤に打設してから、その上方に上側鋼矢板3を建て込み、下側補強鋼板25,26と上側補強鋼板35,36とを固着手段40のボルト41およびナット42で固着するだけで、下側鋼矢板2と上側鋼矢板3とが連結される。このため、下側鋼矢板2の上端縁2Aと上側鋼矢板3の下端縁3Aとを全断面溶接する必要がないことから、これらの端縁2A,3Aに開先加工が不要にできるとともに、現場での複数パスによる溶接作業も不要にできることから、加工手間やコストが削減でき、かつ施工時間を短縮することができる。さらに、全断面溶接が不要になることで、上側鋼矢板3の建て込み時の位置決めに要する手間や部材を削減することができ、この点でも施工効率を向上させることができる。
また、下側鋼矢板2や上側鋼矢板3の母材にボルト孔等の孔を形成する必要がないことと、下側鋼矢板2の上端縁2Aと上側鋼矢板3の下端縁3Aとを1パス溶接により溶接部Wを形成したことで、縦継ぎ部4の止水性を確保することができる。なお、1パス溶接では、全断面溶接のように、複数パスによるフルペネ溶接である必要がないことから、溶接作業に要する手間と時間を大幅に削減することができ、良好な施工効率を維持することができる。
さらに、下側補強鋼板25,26および上側補強鋼板35,36がそれぞれ下側鋼矢板2および上側鋼矢板3の第1フランジ21,31およびウェブ22,32の表面から突出して固定されているので、これらの補強鋼板25,26,35,36が固定された第1フランジ21,31やウェブ22,32の断面性能が大きくでき、鋼矢板単体に対して曲げ剛性や曲げ耐力を向上させることができる。
また、下側補強鋼板25および上側補強鋼板35を第1フランジ21,31の内方側に固定し、下側補強鋼板26および上側補強鋼板36をウェブ22,32の外方側に固定したことで、下側補強鋼板25および上側補強鋼板35と下側補強鋼板26および上側補強鋼板36とで上下の鋼矢板2,3を鋼製連壁1の壁厚方向両側から挟むようにして上側鋼矢板3を建て込むことができる。従って、上側鋼矢板3の建て込みの際の位置決め手段としても下側補強鋼板25,26および上側補強鋼板35,36を利用することができ、建て込みの作業性を向上させることができる。
また、下側補強鋼板25,26および上側補強鋼板35,36がそれぞれ下側鋼矢板2および上側鋼矢板3の鋼矢板断面高さHの範囲内に位置して設けられ、鋼製連壁1の壁厚範囲からはみ出さないので、打設抵抗の増大を抑制して施工性を良好に維持することができるとともに、敷地境界に近接して鋼矢板2,3を打設できることから、敷地の有効活用を図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態の鋼製連壁1Aを図6に基づいて説明する。
図6において、鋼製連壁1Aは、複数の鋼矢板5,6を左右に連結して構成されている点が前記第1実施形態の鋼製連壁1と相違するものの、縦継ぎ部4の継手構造など他の構成は第1実施形態と略同様である。以下、相違点について詳しく説明する。
鋼製連壁1Aは、縦継ぎ部4によって上下に連結される下側鋼矢板5と上側鋼矢板6とを備え、下側鋼矢板および上側鋼矢板は、それぞれ断面中央に位置するウェブ51,61と、このウェブ51,61の両側端縁に連続する一対のフランジ52,62と、これら一対のフランジ52,62の先端縁に設けられる一対の継手部53,63とを有したU形鋼矢板である。そして、鋼矢板5,6は、鋼製連壁1Aの壁厚方向に反転して隣り合う鋼矢板5,6と互いの継手部53,63同士を嵌合させることで連結され、これにより鋼製連壁1Aが左右に連続して形成されるようになっている。このような鋼製連壁1Aでは、隣り合う一方および他方の鋼矢板5,6における互いのウェブ51,61間の距離が鋼製連壁1Aの壁厚寸法Tになっており、この壁厚寸法Tの範囲内に下側補強鋼板25,26および上側補強鋼板35,36が位置して設けられている。
以上の本実施形態によっても前記第1実施形態と略同様の効果が得られる。
すなわち、下側鋼矢板5と上側鋼矢板6とが互いのウェブ51,61およびフランジ52,62に固定した下側補強鋼板25,26と上側補強鋼板35,36とを固着するだけで連結されるので、下側鋼矢板5と上側鋼矢板6とを全断面溶接する必要がなく、開先加工が不要にできるとともに、現場での複数パスによる溶接作業も不要にできることから、加工手間やコストが削減でき、かつ施工時間を短縮することができる。さらに、全断面溶接が不要になることで、上側鋼矢板6の建て込み時の位置決めに要する手間や部材を削減することができ、この点でも施工効率を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態ではハット形鋼矢板で構成された下側鋼矢板2および上側鋼矢板3と、U形鋼矢板で構成された下側鋼矢板5および上側鋼矢板6とを例示したが、本発明の鋼矢板としては、ハット形鋼矢板やU形鋼矢板に限らず、Z形鋼矢板など他の形態の鋼矢板も利用可能である。また、前記実施形態では、上下二段の鋼矢板同士を縦継ぎする構造を説明したが、上下三段以上の鋼矢板を縦継ぎして鋼製連壁を構成してもよい。
また、前記実施形態では、下側継手部材である下側補強鋼板25,26と上側継手部材である上側補強鋼板35,36とを板厚方向に重ねて配置し、これらを貫通するボルト41を有した固着手段で補強鋼板25,26,35,36同士を互いに固着する構造を採用したが、縦継ぎ部の継手構造は前述の構成に限られない。
すなわち、下側継手部材と上側継手部材とが互いに重ならず、これらに跨って添え板を設け、この添え板と下側継手部材および上側継手部材とをそれぞれ固着手段で固着する構造であってもよい。特に、大断面鋼矢板でその製造許容差が大きい鋼矢板に対しては、上下補強鋼板が鋼矢板建て込み時に鋼矢板長手方向で重なってしまわないように、対となる上下補強鋼板同士を鋼矢板断面内で鋼矢板の許容製造差程度ずらして固定しておき、鋼矢板建て込み後の補強鋼板間の隙間が残ってしまうときは、その隙間にボルト孔を有する添え板を挿入すればボルト接続部の強度を確保する上で効果的となる。
さらに、固着手段としては、ボルトおよびナットを有したものに限らず、下側継手部材と上側継手部材とを溶接によって固着する溶接接合であってもよく、また、下側継手部材および上側継手部材を雄ねじ状に形成しておき、これらに螺合する筒ナット等の雌ねじ部材を有して固着手段が構成されていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1,1A…鋼製連壁(鋼矢板壁構造)、2,5…下側鋼矢板、2A…上端縁、3,6…上側鋼矢板、3A…下端縁、4…縦継ぎ部、21,31…第1フランジ、22,32…ウェブ、25,26…下側補強鋼板、35,36…上側補強鋼板、25B,26B,35B,36B…傾斜面、40…固着手段、41…ボルト、42…ナット、51,61…ウェブ、52,62…フランジ。

Claims (7)

  1. 少なくとも各1つ以上のウェブおよびフランジを有して断面屈曲状に形成された鋼矢板を上下に連結する鋼矢板の継手構造であって、
    下側鋼矢板の上端部におけるウェブおよびフランジの互いに異なる少なくとも2箇所にて当該ウェブおよびフランジの表面から突出して固定される下側継手部材と、
    前記下側継手部材に対応した上側鋼矢板の下端部におけるウェブおよびフランジの互いに異なる少なくとも2箇所にて当該ウェブおよびフランジの表面から突出して固定される上側継手部材とを備え
    前記下側継手部材および上側継手部材は、それぞれ上下に長く延びる長辺と、当該下側継手部材および上側継手部材が固定される前記ウェブまたはフランジの面と直交する短辺とを有した鋼板で構成され、前記ウェブまたはフランジの表面に溶接固定されており、
    前記下側鋼矢板の上端縁と前記上側鋼矢板の下端縁とが当接された状態で前記下側継手部材と上側継手部材とを固着する固着手段とを備えることを特徴とする鋼矢板の継手構造。
  2. 請求項に記載の鋼矢板の継手構造において、
    前記下側継手部材および上側継手部材は、互いの板厚寸法分だけずれた位置に固定されるとともに、当該下側継手部材および上側継手部材のうち少なくとも一方の継手部材は、他方に向かって延び当該一方および他方の継手部材が互いに板厚方向に重なって設けられ、
    前記固着手段は、前記互いに重なった下側継手部材および上側継手部材を貫通するボルトと、このボルトに螺合するナットとを有して構成されていることを特徴とする鋼矢板の継手構造。
  3. 請求項に記載の鋼矢板の継手構造において、
    前記下側継手部材の上端縁および上側継手部材の下端縁の少なくとも一方には、板厚方向に重なる他方に向かって傾斜した傾斜面が設けられていることを特徴とする鋼矢板の継手構造。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載の鋼矢板の継手構造において、
    前記下側継手部材の上端縁は、前記下側鋼矢板の上端縁よりも所定距離だけ低い位置に設けられ、
    前記上側継手部材の下端縁は、前記上側鋼矢板の下端縁よりも下方かつ前記下側継手部材と固着可能な位置まで延びて設けられていることを特徴とする鋼矢板の継手構造。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載の鋼矢板の継手構造において、
    前記下側継手部材および上側継手部材は、それぞれ前記下側鋼矢板および上側鋼矢板における鋼矢板断面高さ範囲の内側に設けられていることを特徴とする鋼矢板の継手構造。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載の鋼矢板の継手構造において、
    前記下側鋼矢板の上端縁と前記上側鋼矢板の下端縁とが1パスにて溶接されるか、または前記下側鋼矢板の上端縁と前記上側鋼矢板の下端縁とが止水材を介して当接されていることを特徴とする鋼矢板の継手構造。
  7. 請求項1から請求項のいずれかに記載の鋼矢板の継手構造を用いて上下の鋼矢板が連結されるとともに、当該上下に連結された鋼矢板が左右に連続して設けられたことを特徴とする鋼矢板壁構造。
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