JP5181562B2 - シミュレーション方法 - Google Patents

シミュレーション方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5181562B2
JP5181562B2 JP2007190735A JP2007190735A JP5181562B2 JP 5181562 B2 JP5181562 B2 JP 5181562B2 JP 2007190735 A JP2007190735 A JP 2007190735A JP 2007190735 A JP2007190735 A JP 2007190735A JP 5181562 B2 JP5181562 B2 JP 5181562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
simulation
robot
installation position
line
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007190735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009022996A (ja
Inventor
謙司 伊井
浩 村山
素直 新妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2007190735A priority Critical patent/JP5181562B2/ja
Priority to PCT/JP2008/063158 priority patent/WO2009014131A1/ja
Publication of JP2009022996A publication Critical patent/JP2009022996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5181562B2 publication Critical patent/JP5181562B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1674Programme controls characterised by safety, monitoring, diagnostic
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
    • G05B19/41815Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by the cooperation between machine tools, manipulators and conveyor or other workpiece supply system, workcell
    • G05B19/4182Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by the cooperation between machine tools, manipulators and conveyor or other workpiece supply system, workcell manipulators and conveyor only
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39105Manipulator cooperates with moving machine, like press brake
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/40Robotics, robotics mapping to robotics vision
    • G05B2219/40308Machine, conveyor model in library contains coop robot path
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/45Nc applications
    • G05B2219/45142Press-line
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

本発明は、プレスラインを構成するプレス機械間でワークを搬送するプレス間ワーク搬送系における設置位置及び搬送ラインを最適化するシミュレーション方法に関するものである。
近年、自動車ボディ成型用に用いられるプレス機械としては、大型トランスファープレスに代わって、タンデムプレスラインが導入されている。タンデムプレスラインは、例えば3〜5台のプレス機械を並べて設置し、それぞれのプレス機械間に成型途中のワークを搬送するための搬送装置(搬送系)が設けられ、これらが協調動作することでプレスを行うものである。搬送装置としては、例えば汎用ロボットが用いられる。
ところで、搬送時のサイクルタイムを短縮すべく、プレス機械内に進退する際にプレス機械との余裕距離ができるだけ小さい位置を搬送装置が移動するように制御されることが望ましい。この場合、例えば金型や周辺機器(アップライト、クランパ、オイルパン等)との干渉を防止すべく、従来は試行錯誤を繰り返して搬送装置における設置位置や搬送ラインを決定していた。したがって、最適な設置位置や搬送ラインを決定するには膨大な時間を要するといった問題があった。そこで、代表的なパターンに基づいて設置位置及び搬送ラインを決定したり、設計者の経験に基づいて設置位置及び搬送ラインを決定することでサイクルタイム短縮が図られていたが、必ずしも最適な解を求めることができなかった。
このような背景の下、シミュレータを用いることで、プレス側部材と搬送側部材との間で干渉が起こるか否かを判別し、上述したような設置位置や搬送ラインの選定を容易にしたプレス装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−116583号公報
上記特許文献1に開示されたプレス装置では、プレス側部材と搬送側部材との間で生じる干渉を仮想空間内で予めチェックする干渉チェック装置を導入している。しかしながら、搬送サイクルタイムを向上させる点を考慮しておらず、上記構成のみでは依然として搬送サイクルタイムを十分に短縮できるとは言い難く、新たな手法の提供が望まれていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、搬送時のサイクルタイムを短縮した搬送系を提供することのできる、シミュレーション方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のシミュレーション方法は、隣接するプレス機械間でワークを搬送する搬送系の設置位置及び搬送ラインをシミュレーションする方法であって、前記プレス機械及び前記搬送系の形状モデルを形成する第一工程と、前記プレス機械に対する前記搬送系の設置位置がそれぞれ異なると共に同一の第一搬送ラインに従ってワーク搬送を行う動作パターンを複数形成し、該動作パターンに基づいて動作シミュレーションを行って、ワークを最も早く搬送可能な最適設置位置を選定する第二工程と、前記搬送系を前記最適設置位置に固定配置すると共に前記第一搬送ラインとは異なる複数の第二搬送ラインのそれぞれに従ってワーク搬送を行う動作パターンを複数形成し、該動作パターンに基づいて動作シミュレーションを行って、ワークを最も早く搬送可能な最適搬送ラインを選定する第三工程と、を含むことを特徴とする。
また、上記シミュレーション方法においては、前記第三工程で選定された前記最適搬送ラインを前記第二工程における前記最適設置位置に設定し、前記第二工程と前記第三工程とを繰り返すのが好ましい。
また、上記シミュレーション方法においては、前記第二工程では、前記各動作パターンについて干渉チェックを行うとともに、干渉が生じない場合のシミュレーション結果のみを記憶し、該記憶されたシミュレーション結果を比較することで前記最適設置位置を選定するのが好ましい。
また、上記シミュレーション方法においては、前記第三工程では、前記各シミュレーションモデルについて干渉チェックを行うとともに、干渉が生じない場合のシミュレーション結果のみを記憶し、該記憶されたシミュレーション結果を比較することで前記最適搬送ラインを選定するのが好ましい。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
第二工程及び第三工程に基づいてシミュレーションを行うことで、プレス機械間に配置される搬送装置の設置位置及び搬送ラインを最適化することで搬送時のサイクルタイムを短縮した搬送系を提供することができる。
以下、本発明のシミュレーション方法に係る一実施形態について図面を参照しつつ、説明する。なお、本実施形態では所謂タンデムプレスラインにおいて、プレス機械間に設けられる搬送装置(搬送系)における設置位置及び搬送ラインを最適化シミュレーションを行うことで搬送サイクルタイムを短縮する方法について説明する。
図1は本実施形態に係るシミュレーション方法を用いるロボットシミュレータ(搬送系シミュレータ)の概略構成を示す図である。
図1に示すように、ロボットシミュレータ1は、プレス機械や搬送装置等の各機器における図面寸法データからシミュレーション時に必要となる形状モデル(3次元モデル)や動作パターン(動作データ)等のシミュレーションモデルを生成するデータ作成部11と、該データ作成部11によって生成したシミュレーションモデルに基づき、各機器(プレス機械及び搬送装置)の動作シミュレーションを行う動作シミュレーション部12と、この動作シミュレーションの結果を判定する判定部13と、を備えて構成されている。
具体的に前記データ作成部11は、図2、3に示すようなプレス機械P及びロボットR(搬送系)の形状モデルを生成する。なお、図2は形状モデルにおける立面図を示すものであり、図3は形状モデルにおける平面図を示すものである。なお、図2、3中、XYZ方向は互いが直交するXYZ座標系に対応している。
本実施形態のシミュレーション対象となるタンデムプレスラインは、図2、3に示すように隣接するプレス機械PのアップライトP1間に搬送用のロボットRが配置されている。このロボットRとしては汎用ロボットが用いられる。このロボットRは、図4に示すように多関節のアームAを有し、アームAの関節部に設けられたモータ(不図示)により例えば6軸方向に移動可能となっている。そして、先端に設けられたワーク把持部A1により、プレス機械P間でプレス加工を施すワークWを搬送する。
次にロボットシミュレータ1における作業工程について図面を参照して説明する。
はじめに図5に示すように、第一工程として第一処理作業(ステップS1〜S3)を行う。具体的にはシミュレータをスタート(起動)させ、プレスラインを構成する機器の寸法データを入力する。具体的には、ロボット(搬送系)やプレス機械の図面データ(3D−CADデータ)を入力する(ステップS1)。すると、前記データ作成部11が上記図面寸法データから図2、3に示したような形状モデルを自動的に生成する(ステップS2)。
続いて、上記のステップS2で生成した形状モデルに基づき、ロボットRの基準設置位置及び基準搬送ラインL1を設定する(ステップS3)。
ロボットRの高さ方向(又はZ軸方向)設置位置は、図8中Z軸方向の距離(H1,H2,H3…)によって規定することができる。また、ロボットRのX軸方向における設置位置は、図9に示されるようにプレス機械P間の中心を結ぶライン中心線X´からの距離(X1,X2,X3…)で規定することができる。また、ロボットRのY軸方向における設置位置は、図8、9に示されるようにプレス機械P間(プレス間ピッチ)の中心線上に固定するのが望ましい。このようにすれば、プレス機械P間でワーク搬送を行うロボットRの動作を単純化することができるからである。
したがって、ロボットRの基準設置位置は、Y軸方向以外は任意の値に設定することが可能であり、後述する第二工程としての第二処理作業(ステップS4〜10)時に任意の値に設定すればよい。
ロボットRの搬送ラインは図4に示したロボットRのワーク把持部A1を基準として設定され、本実施形態では図8、9中の基準搬送ライン(第一搬送ライン)L1に設定する。この基準搬送ラインL1は、図9に示すようにプレス機械P間の中心を結ぶライン中心に一致している。
ところで、ロボットRは図4に示したように関節を多数(本実施形態では6つ)有しているため、ロボットRがプレス機械P間でワークを搬送する搬送時間はロボットRの設置位置及び搬送ラインによって大きく変化する。したがって、搬送時間を短縮するためには、モータの移動時間を最小とするようにロボットRの設置位置及び搬送ラインを最適化することが重要である。
そこで、本発明に係るシミュレーション方法では、プレス機械Pに対するロボットRの設置位置がそれぞれ異なると共に同一の上記基準搬送ラインL1に従ってワーク搬送を行う形状モデル(図8,9参照)の動作パターンを複数形成し、各動作パターンに基づいて動作シミュレーションを行って、ワークWを最も早く搬送可能なロボットRの最適設置位置を選定する第二処理作業(ステップS4〜10)を行う。ここで、ワークWを最も早く搬送するとは、第二処理作業内で最速となることを意味している。
以下、第二処理作業について図6に示す工程図を参照しつつ説明する。
第二処理作業では、はじめに上記ステップS3に基づいてシミュレーション計画を作成する(ステップS4)。このステップS4では、以下のように繰り返し行うシミュレーション回数を規定する。
具体的には、図8,9に示したロボットRの設置位置を規定するX座標(X1,X2,X3…,Xn,…X10)及びZ座標(H1,H2,H3…,Hn,…H10)をそれぞれ10通りに変化させ、合計100パターンの位置に設置されるロボットRの形状モデルに関するシミュレーション計画を作成する。
続いて、上記シミュレーション計画に基づいて、100パターン全てについて動作シミュレーションを行う。ここで、上記動作シミュレーションを行う際に、シミュレーション回数を確認する(ステップS5)。そして、全ての動作シミュレーション(100パターン分)が終了した場合にはステップS6に進む。一方、全てのシミュレーションが終了していない場合にはステップS7〜S10に進む。
以下、ステップS7〜S10について説明する。
まず、上記シミュレーション計画(ステップS4)に基づいて、各設置位置に設置されたロボットRの動作パターンを作成(ステップS7)し、各動作パターンに基づき、一方のプレス機械P内から、他方のプレス機械PへとワークWを搬送させる動作をシミュレーションする。このとき、プレス機械P間でワークを搬送する際の時間、及びロボットRとプレス機械Pとの間で干渉が生じるか否かについて判定部13がチェックする(ステップS8)。
ここでロボットRがプレス機械Pに干渉する(YES)と判定された場合、判定部13はシミュレーション結果を記憶することなく、上記ステップS4に戻る(ステップS9)。一方、干渉が生じない(NO)と判定された場合には、判定部13はシミュレーション結果を記憶し、上記ステップS4に戻る(ステップS9)。ここで、記憶される内容としては、ロボットRの形状モデルにおける設置位置、及び搬送時間である。
上記ステップS4に戻った後、同様にシミュレーション回数を確認し(ステップS5)、100パターン全てについて同様のシミュレーションを繰り返す(ステップS7〜S10)。
このようにして、100回のシミュレーションを自動的に行う。全てのシミュレーションが終了すると、ステップS6に進む。このステップS6では、判定部13に記憶されたロボットの設置位置、搬送時間(プレス内進入時間、ロボット単体サイクル時間)等のシミュレーションデータを整理し、最適な設置位置を抽出する。このとき、判定部13には干渉が生じないシミュレーション結果のみが記憶されているため、判定時間を短縮することができる。
これにより、干渉を生じることなく、プレス内進入時間が短く、かつロボット水平(図8,9中、X−Y平面内)動作時にリフト方向(図8,9中、Z軸方向)における動きが少ないロボット設置位置を決定することができる。すなわち、本実施形態ではプレス機械Pでワークを最も早く搬送することのできるロボットRの設置位置(座標)として、例えばT(Xn,Hm)を選定することができる。
続いて、上記第二処理作業で選定した設置位置T(Xn,Hm)にロボットRの形状モデルを固定配置するとともに上記基準搬送ラインL1とは異なる複数の搬送ライン(第二搬送ライン)に従ってワーク搬送を行うロボットRの形状モデルの動作パターンを複数形成し、各動作パターンに基づいて動作シミュレーションを行って、プレス機械P間でワークを最も早く搬送する前記搬送系の搬送ラインを選定する第三工程として第三処理作業(ステップS11〜18)を行う。
以下、第三処理作業について図7に示す工程図を参照しつつ説明する。
上記第二作業処理(ステップS4〜S10)ではロボットRの搬送ラインを直線状の基準搬送ラインL1に固定した状態でロボット設置位置T(Xn,Hm)を選定したが、第三作業処理では、第二作業処理で選定された設置位置T(Xn,Hm)にロボットRを固定配置すると共に搬送時間をより短縮するロボットRの第二搬送ラインについて検討する。
ロボットRの搬送ライン(第二搬送ライン)の一例として、例えば図10に示されるようにプレス機械P内へ進入する位置(ロボット教示点T1,T2)とプレス機械P外へ退避した位置(ロボット教示点T3,T4)を通る搬送ラインL2で規定できる。第三作業処理では、ロボットRの旋回軸以外の軸の動きを最小限にし、プレス機械P内における搬送時間をより短縮できる、曲線状の搬送ラインを選定する。
ここで、ワークWを把持した状態の搬送ライン(ロボット教示点T2,T3)は、ワークWを把持していない状態の搬送ライン(ロボット教示点T1,T4)に比べて内側(ロボットRの設置側)となる。このように第三作業処理における搬送ラインL2は、ロボット教示点(T1,T2,T3,T4)によって表現することができる。また、上記ロボット教示点をX軸方向に移動する距離をパラメータ化し、例えば搬送ラインL3(ロボット教示点T5,T6,T7,T8)も規定できる。このようにロボット教示点をパラメータ化することで搬送ラインを任意(L2,L3,…,Ls)に設定できる。なお、第三作業処理では、実際はZ軸方向においてもロボット教示点を変化させた搬送ラインを設定するが、図示を省略している。
第三作業処理では、はじめに上記第二作業処理(ステップS4〜10)と同様のシミュレーション計画を作成する(ステップS11)。このステップS11では、以下のステップで繰り返し行われるシミュレーション回数を規定する。本実施形態では、上述したようにプレス機械P内への進退時におけるロボット教示点をパラメータ化し、上記第二処理作業と同様に例えば100パターンの搬送ライン(L2〜L101)に基づいて搬送を行うシミュレーション計画を作成する。
続いて、上記シミュレーション計画に基づいて、100パターン全てについて動作シミュレーションを行う。ここで、上記動作シミュレーションを行う際に、シミュレーション回数を確認する(S12)。そして、全てのシミュレーション(100パターン分)が終了した場合にはステップS17に進む。一方、全てのシミュレーションが終了していない場合にはステップS13〜S16に進む。
以下、ステップS13〜S16について説明する。
まず、上記シミュレーション計画(ステップS11)に基づいて、各搬送ラインに基づいて搬送を行うロボットRの動作パターンを作成(ステップS11)し、各動作パターンに基づき、一方のプレス機械P内から、他方のプレス機械PへとワークWを搬送させる動作をシュミレーションする。このとき、プレス機械P間でワークWを搬送する際の時間、及びロボットRとプレス機械Pとの間で干渉が生じるか否かについて判定部13がチェックする(ステップS14)。
ここでロボットRがプレス機械Pに干渉する(YES)と判定された場合、判定部13はシミュレーション結果を記憶することなく、上記ステップS11に戻る(S15)。一方、干渉が生じない(NO)と判定された場合には、判定部13はシミュレーション結果を記憶し、上記ステップS11に戻る(ステップS16)。ここで、記憶される内容としては、ロボットRの形状モデルにおける設置位置、及び搬送時間である。
上記ステップS11に戻った後、同様にシミュレーション回数を確認し(ステップS12)、100パターン全てについて同様のシミュレーションを繰り返す(ステップS13〜S16)。
このようにして、100回のシミュレーションを自動的に行う。全てのシミュレーションが終了すると、ステップS17に進む。このステップS17では、判定部13に保持された搬送時間(プレス内進入時間、ロボット単体サイクル時間)、ロボットの動作軌跡等のシミュレーションデータを整理する。このとき、判定部13には干渉が生じないシミュレーション結果のみが記憶されているため、判定時間を短縮することができる。
これにより、干渉を生じることなく、プレス内進入時間が短く、かつロボット水平動作時にリフト方向(図8中Z軸方向)の動きが少ない安定した搬送ラインを決定(選定)することができる。したがって、ロボットRの上流プレスから下流プレスにワークWを搬送する際に、干渉を生じることなく、しかも搬送時間を短縮することのできる搬送ラインLkを提供することができる。
本実施形態では、上記第三作業処理(ステップS11〜S17)と第二作業処理(ステップS4〜S10)とを複数回繰り返す(ステップS18)。
上記第二作業処理では、基準搬送ラインL1(直線)をロボットの搬送ラインと仮定し、プレス機械Pに対して干渉を生じることなくワークを最も早く搬送可能なロボット設置位置T(Xn,Hm)を決定していた。そのため、上記第三作業処理で選定した搬送ラインLkを基準として上記第二作業処理を繰り返すことで、より最適なロボット設置位置T´(Xn´,Hm´)を得ることができる。さらに、2回目の第二作業処理で選定されたロボット設置位置T´(Xn´,Hm´)に基づいて、再度第三作業処理を繰り返すことでより最適な搬送ラインLk´を選定することができる。
このように、第二作業処理と第三作業処理とを複数回(2〜3回)繰り返すことにより、最も早くワーク搬送を行うことのできるロボット設置位置、及び搬送ラインを選定することができる。
したがって、本実施形態に係るロボットシミュレータ1によれば、搬送時のサイクルタイムを短縮するロボットを設置することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では第一搬送ラインをライン中心線X´に沿う直線状のものに設定したが、第三作業処理時に設定される曲線状の搬送ラインを予め第一搬送ラインに設定するようにしてもよい。これによれば、プレスロボットの形状によってはより短時間でロボットRの最適設置位置及び最適搬送ラインを選定することができる。
また、本発明は、プレス機械P間を単純に行き来する上記実施形態以外の搬送経路についても採用可能である。例えば、プレス機械P間にワークWに所定処理を施す中継点を設定し、この中継点を経由した後、隣のプレス機械Pにワーク搬送を行うような搬送経路を設定してもよい。
また、上記実施形態ではシミュレーション回数を100回として説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、適宜変更可能であることはもちろんである。
また、プレス機械P間でワーク搬送を行う搬送装置としては上述した汎用ロボットに限定されることはなく、ワークを把持しつつ搬送可能な従来公知の搬送用の装置についても本発明は適用可能である。
ロボットシミュレータの概略構成を示す図である。 ロボットシミュレータによって形成される形状モデルを示す立面図である。 ロボットシミュレータによって形成される形状モデルを示す平面図である。 ロボットの概略構成を示す図である。 ロボットシミュレータにおける作業工程を示す図である。 第二処理作業における作業工程を示す図である。 第三処理作業における作業工程を示す図である。 ロボット設置位置を説明するための図である。 ロボット設置位置を説明するための図である。 第三処理作業を説明するための図である。
符号の説明
L1…基準搬送ライン(第一搬送ライン)、L2,L3,Ls…搬送ライン(第二搬送ライン)、R…ロボット(搬送系)、P…プレス機械、1…ロボットシュミレータ

Claims (3)

  1. 隣接するプレス機械間でワークを搬送する搬送系の設置位置及び搬送ラインをシミュレーションする方法であって、
    前記プレス機械及び前記搬送系の形状モデルを形成する第一工程と、
    前記プレス機械に対する前記搬送系の設置位置がそれぞれ異なると共に同一の第一搬送ラインに従ってワーク搬送を行う動作パターンを複数形成し、該動作パターンに基づいて動作シミュレーションを行って、ワークを最も早く搬送可能な最適設置位置を選定する第二工程と、
    前記搬送系を前記最適設置位置に固定配置すると共に前記第一搬送ラインとは異なる複数の第二搬送ラインのそれぞれに従ってワーク搬送を行う動作パターンを複数形成し、該動作パターンに基づいて動作シミュレーションを行って、ワークを最も早く搬送可能な最適搬送ラインを選定する第三工程と、を含み、
    前記第三工程で選定された前記最適搬送ラインを前記第二工程における前記最適設置位置に設定し、前記第二工程と前記第三工程とを繰り返すことを特徴とするシミュレーション方法。
  2. 前記第二工程では、前記各動作パターンについて干渉チェックを行うとともに、干渉が生じない場合のシミュレーション結果のみを記憶し、該記憶されたシミュレーション結果を比較することで前記最適設置位置を選定することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション方法。
  3. 前記第三工程では、前記各シミュレーションモデルについて干渉チェックを行うとともに、干渉が生じない場合のシミュレーション結果のみを記憶し、該記憶されたシミュレーション結果を比較することで前記最適搬送ラインを選定することを特徴とする請求項1又は2に記載のシミュレーション方法。
JP2007190735A 2007-07-23 2007-07-23 シミュレーション方法 Expired - Fee Related JP5181562B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007190735A JP5181562B2 (ja) 2007-07-23 2007-07-23 シミュレーション方法
PCT/JP2008/063158 WO2009014131A1 (ja) 2007-07-23 2008-07-23 シミュレーション方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007190735A JP5181562B2 (ja) 2007-07-23 2007-07-23 シミュレーション方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009022996A JP2009022996A (ja) 2009-02-05
JP5181562B2 true JP5181562B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=40281381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007190735A Expired - Fee Related JP5181562B2 (ja) 2007-07-23 2007-07-23 シミュレーション方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5181562B2 (ja)
WO (1) WO2009014131A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5834515B2 (ja) * 2011-06-14 2015-12-24 マツダ株式会社 部品製造ラインの設計支援方法及び設計支援システム
WO2014063262A1 (en) 2012-10-22 2014-05-01 Güdel Group AG Method for the determination of workpiece transport trajectories in a multiple station press
JP6765291B2 (ja) * 2016-12-16 2020-10-07 コマツ産機株式会社 シミュレーション装置、シミュレーション方法およびシミュレーションプログラム
JP7316111B2 (ja) * 2019-06-25 2023-07-27 ファナック株式会社 プレス加工シミュレーション装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683974B2 (ja) * 1988-07-07 1994-10-26 川崎重工業株式会社 産業用ロボットの設置位置の決定方法
JP4210065B2 (ja) * 2002-03-07 2009-01-14 セイコーエプソン株式会社 最適位置決定支援方法、最適位置決定支援装置及びロボットシステム
JP2005216112A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Toyota Motor Corp 往復作動式機械用搬送ロボットの制御方法及び制御装置
JP4451725B2 (ja) * 2004-06-09 2010-04-14 川崎重工業株式会社 ロボット動作計画方法、ロボット動作計画装置、プログラムおよび記録媒体
JP4656562B2 (ja) * 2004-10-25 2011-03-23 アイダエンジニアリング株式会社 トランスファプレス機械

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009014131A1 (ja) 2009-01-29
JP2009022996A (ja) 2009-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10078321B2 (en) Device, system and methods for automatic development and optimization of positioning paths for multi-axis numerically controlled machining
US7937186B2 (en) Device and method for automatically setting interlock between robots
US7636612B2 (en) Method for optimizing the transport displacement of workpieces in transfer presses
EP3028103B1 (en) Device, system and methods for automatic development and optimization of positioning paths for multi-axis numerically controlled machining
JP5181562B2 (ja) シミュレーション方法
CN106313007A (zh) 并联型钻床的示教再现***
JP5665561B2 (ja) 生産設備および生産システム
JP5834515B2 (ja) 部品製造ラインの設計支援方法及び設計支援システム
CN109803774B (zh) 仿真装置、仿真方法以及记录介质
CN113276112B (zh) 一种基于移动式双机器人的弱刚性构件加工工艺规划方法
JP6533199B2 (ja) ワーク処理システム
JP2016020011A (ja) ロボット装置およびロボット装置の制御方法
JP7489219B2 (ja) 経路生成装置および工作機械
CN112123331A (zh) 冲压加工模拟装置
Pulkkinen et al. 2D CAD based robot programming for processing metal profiles in short series manufacturing
JP2004237364A (ja) ロボットのティーチングデータの作成方法
CN111460599A (zh) 一种激光焊接夹具的设计方法
García-Sedano et al. Stamping line optimization using genetic algorithms and virtual 3d line simulation
Ratiu et al. Modeling of the trajectory-generating equipments
CA2822563C (en) Device, system and methods for automatic development and optimization of positioning paths for multi-axis numerically controlled machining
CN219216352U (zh) 一种温度控制器自动组装设备物料传送装置
Kim et al. Multi-station fixture layout design using simulated annealing
Moon et al. Application of virtual manufacturing in developing manufacturing system for the lens module of phone-camera
WO2020116479A1 (ja) トランスファプレスシステム
JP2022012359A (ja) 鋳型処理システム及び鋳型処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121231

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees