JP5181166B2 - 感熱孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、感熱製版印刷装置に関するものであり、さらに詳しくは1つのサーマルヘッドで2つ以上の副走査解像度で印刷画像を形成することができ、なおかつ、インキの消費量を確実に低減可能なものであり、さらには感熱性孔版マスタヘ好適に穿孔し、最適な印刷画像を得ることができる感熱製版印刷装置に関する。
感熱孔版印刷装置において、感熱性孔版マスタを所定の送りピッチをもって移動するようにマスタ搬送手段を駆動する駆動手段と、副走査方向の解像度を設定する副走査方向解像度設定手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に基づき設定された上記副走査方向の解像度に対応した送りピッチに変えるように上記駆動手段を制御する駆動制御手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に応じて、上記サーマルヘッドの個々の発熱部に供給する穿孔用エネルギーを所定のエネルギーに調整する穿孔エネルギー調整手段を有し、上記発熱部における上記副走査方向の寸法を、上記副走査方向解像度設定手段で設定可能な最高の解像度に対応する上記送りピッチの長さ以下にした感熱孔版印刷装置が本発明と同じ出願人から出願されている(特許文献1参照)。
上記特許文献1の発明は、感熱性孔版マスタの穿孔が主走査方向及び副走査方向に繋がることなく独立し、設定した副走査方向の解像度に対応して最適な穿孔状態が得られる感熱孔版印刷装置を提供することを課題としている。
その課題を達成するために、主走査方向に配列された多数の発熱部を具備してなるサーマルヘッドに対して、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムを有する感熱性孔版マスタをプラテンローラで押圧させた状態で、上記主走査方向と直交する副走査方向にマスタ搬送手段により上記感熱性孔版マスタを移動させながら、画像信号に応じて上記発熱部を発熱させて上記熱可塑性樹脂フィルムを位置選択的に溶融穿孔して上記画像信号に応じた穿孔パターンを得、この感熱性孔版マスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラムの内周側からインキを供給し、上記穿孔パターンを介して滲み出たインキにより上記画像信号に応じたインキ画像を印刷用紙上に形成する感熱孔版印刷装置であって、駆動手段と、副走査方向解像度設定手段と、駆動制御手段と、穿孔エネルギー調整手段とを有し、上記発熱部における上記副走査方向の寸法を、上記副走査方向解像度設定手段で設定可能な最高の解像度に対応する送りピッチの長さ以下にしている。
しかしながら、上記発明においてはインキ消費量の低減を図るモード(省インキモード)に関しては何も考慮されておらず、確実にインキ消費量を低減させるために、特に、副走査方向の解像度を例えば低解像度と高解像度というように複数の選択肢から選択して設定する場合の省インキモード時には、副走査方向での高解像度時での穿孔状態を考慮しなければならない。
すなわち、副走査方向解像度設定手段で高解像度を選択した時には、該高解像度を実現するためもともとの穿孔状態としても小径となるのに、さらにインキ消費量を抑制するためそれ以上に小径化を図る等、省インキのための手段が講じられる。小径化のための手法として例えば穿孔エネルギーを抑制する等を行なった場合における該省インキ対策の副作用として、穿孔不良の確率が高くなり、ベタ埋まり等で印刷画像品質が低下するおそれがあるという問題がある。
特許第2960863号公報
本発明は上述の事情の下になされたもので、特許文献1の出願当時において問題はなかったものの、近年の省インキ対策の課題が達成できるようになった感熱孔版印刷装置において、副走査方向解像度設定手段で設定された副走査方向解像度として、高解像度が設定されている状態の下で省インキモードが設定された場合に生じる上記従来技術の問題を解決し、好適な印刷画像品質が得られ、なおかつ確実に、消費するインキ量を低減することが可能となる感熱版印刷装置を提供することを課題としている。
前記課題を達成するため、請求項1に係る発明は、主走査方向に配列された多数の発熱部を具備してなるサーマルヘッドに対して、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムを有する感熱性孔版マスタをプラテンローラで押圧させた状態で、上記主走査方向と直交する副走査方向にマスタ搬送手段により上記感熱性孔版マスタを移動させながら、画像信号に応じて上記発熱部を発熱させて上記熱可塑性樹脂フィルムを位置選択的に溶融穿孔して上記画像信号に応じた穿孔パターンを得、この感熱性孔版マスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラムの内周側からインキを供給し、上記穿孔パターンを介して滲み出たインキにより上記画像信号に応じたインキ画像を印刷用紙上に形成する感熱孔版印刷装置において、
上記感熱性孔版マスタを所定の送りピッチをもって移動するように上記マスタ搬送手段を駆動する駆動手段と、上記副走査方向の解像度を設定する副走査方向解像度設定手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に基づき、設定された上記副走査方向の解像度に対応した送りピッチに変えるように上記駆動手段を制御する駆動制御手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に応じて、上記サーマルヘッドの個々の発熱部に供給する穿孔用エネルギーとして解像度別に所定エネルギーに調整する穿孔エネルギー調整手段とを有し、インキ消費量の低減が図れる省インキモードを設定できる省インキ設定手段を設け、上記副走査方向解像度設定手段で設定された副走査方向解像度として、高解像度が設定された状態(高解像度モード)の下で省インキモードが設定された際には、低解像度での製版モード省インキモードを実行することでの印刷を奨励告知することとした。
請求項2にかかる発明は、主走査方向に配列された多数の発熱部を具備してなるサーマルヘッドに対して、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムを有する感熱性孔版マスタをプラテンローラで押圧させた状態で、上記主走査方向と直交する副走査方向にマスタ搬送手段により上記感熱性孔版マスタを移動させながら、画像信号に応じて上記発熱部を発熱させて上記熱可塑性樹脂フィルムを位置選択的に溶融穿孔して上記画像信号に応じた穿孔パターンを得、この感熱性孔版マスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラムの内周側からインキを供給し、上記穿孔パターンを介して滲み出たインキにより上記画像信号に応じたインキ画像を印刷用紙上に形成する感熱孔版印刷装置において、
上記感熱性孔版マスタを所定の送りピッチをもって移動するように上記マスタ搬送手段を駆動する駆動手段と、上記副走査方向の解像度を設定する副走査方向解像度設定手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に基づき、設定された上記副走査方向の解像度に対応した送りピッチに変えるように上記駆動手段を制御する駆動制御手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に応じて、上記サーマルヘッドの個々の発熱部に供給する穿孔用エネルギーとして解像度別に所定エネルギーに調整する穿孔エネルギー調整手段とを有し、インキ消費量の低減が図れる省インキモードを設定出来る省インキ設定手段を設け、上記副走査方向解像度設定手段で設定された副走査方向解像度として、高解像度が設定されている状態の下で省インキモードが設定された際には自動的に低解像度での製版モードで省インキモードを実行することとした。
請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の感熱孔版印刷装置において、
上記副走査方向解像度設定手段で設定された副走査方向解像度として、高解像度が設定されている状態の下で省インキモードが設定された際には自動的に低解像度での製版モードで省インキモードが実行されることを告知すると共に、該告知内容での印刷実行の認否の選択を可能としたこととした。
請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の感熱孔版印刷装置において、省インキモード時のインキ消費量低減度合の設定値として複数段階の設定ができることとした。
請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の感熱孔版印刷装置において、
省インキモード時のインキ消費量低減度合の設定値として複数段階の設定をする際に、サーマルヘッドヘの印加エネルギーを複数段階設定できることとした。
請求項6にかかる発明は、請求項4又は5に記載の感熱孔版印刷装置において、
省インキモード時のインキ消費量低減度合の設定値として複数段階の設定をする際に、印刷部での印圧を複数段階設定できることとした。
請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の感熱孔版印刷装置において、使用する感熱孔版印刷装置用ドラムの種類によって、省インキモード時のエネルギーダウン率の設定、若しくは印刷部での印圧設定の少なくともどちらかが可能であり、使用するインキを低減できる省インキモードを実施することとした。
請求項8にかかる発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の感熱孔版印刷装置において、上記感熱孔版印刷装置に使用するインキのインキ温度を検知するインキ温度検知手段が設けてあり、その検知したインキ温度に見合った最適な省インキモード用の穿孔エネルギー設定、若しくは印刷部での印圧設定の少なくともどちらかが可能なこととした。
請求項9にかかる発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の感熱孔版印刷装置において、使用する感熱性孔版マスタとして、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜の塗布層1層が設けられていることとした。
請求項1記載の発明によれば、ユーザーが告知に従うモード設定での印刷を行なうことで印刷画像品質として、ベタ埋まり等で大きく劣悪化したものを出力することなく、好適な印刷画像品質が得られ、なおかつ確実に、消費するインキ量を低減することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、感熱孔版印刷装置を使用するユーザーの設定ミスをなくすことができ、確実に請求項1の効果を得ることが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、感熱孔版印刷装置を使用するユーザーに対して低解像度で省インキモードを実施するということを確実に認識してもらえることが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、感熱孔版印刷装置を使用するユーザーが任意に用途や目的(画質優先か?消費するインキ量の低減最優先か?)に応じて省インキモードのレベルを設定することが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、省インキモードを複数段で設定した場合には、穿孔エネルギーレベルが低く設定されることで穿孔径が小径になる程、省インキレベルが高くなるので、省インキのレベルに応じて印刷時に消費するインキ消費量を低減できることのみならず、製版時でのサーマルヘッドで消費するエネルギー消費も同様に低減することが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、省インキモードを複数段階で設定可能に設定した場合には、低圧になる程、省インキレベルが高くなるので、省インキのレベルに応じて印刷時に消費されるインキ量を低減できることのみならず、印刷時での印圧部の負荷低減により、モータ等で消費するエネルギー消費を低減することが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、印刷ドラムによる差異を低減でき、請求項1乃至6の効果を得ることが可能となる。
請求項8記載の発明によれば、使用するインキのインキ温度による差異を低減でき、請求項1乃至8の効果を得ることが可能となる。
請求項9記載の発明によれば、省インキモードでの製版時においても、感熱性孔版マスタに具備されている熱可塑性樹脂フィルムのフィルム穿孔確率低下を低減することが可能となり、印刷画像品質、特にベタ埋まりの劣悪化を低減することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
<本発明の実施に適する感熱孔版印刷装置の構成>
図1は本発明の一実施例である感熱孔版印刷装置を示している。まず、同図を参照してこの感熱孔版印刷装置の全体構成とその孔版印刷プロセスを簡単に説明する。
符号50は、装置本体キャビネットを示す。装置本体キャビネット50の上部にある、符号80で示す部分は原稿読取部を構成し、その下方の符号90で示す部分は製版給版部、その左側に符号100で示す部分は多孔性の印刷ドラム101が配置された印刷ドラム部、その左の符号70で示す部分は排版部、製版給版部90の下方の符号110で示す部分は給紙部、印刷ドラム101の下方の符号120で示す部分は印圧部、装置本体キャビネット50の左下方の符号130で示す部分は排紙部を、それぞれ示している。
次に、この感熱孔版印刷装置の動作についてその細部構成を含めて以下に説明する。
先ず、原稿読取部80の上部に配置された原稿載置台(図示せず)に、印刷すべき画像を持った原稿60を載置し、図示しない製版スタートキーを押す。この製版スタートキーの押圧に伴い、先ず排版工程が実行される。すなわち、この状態においては、印刷ドラム部100の印刷ドラム101の外周面に前回の印刷で使用された使用済感熱性孔版マスタ61bが装着されたまま残っている。
先ず、印刷ドラム101が反時計回り方向に回転し、印刷ドラム101外周面の使用済感熱性孔版マスタ61bの後端部が排版剥離ローラ対71a,71bに近づくと、同ローラ対71a,71bは回転しつつ一方の排版剥離ローラ71aで使用済感熱性孔版マスタ61bの後端部をすくい上げ、排版剥離ローラ対71a,71bの左方に配設された排版コロ対73a,73bと排版剥離ローラ対71a,71bとの間に掛け渡された排版搬送ベルト対72a,72bで矢印Y1方向へ搬送されつつ排版ボックス74内へ排出され、使用済感熱性孔版マスタ61bが印刷ドラム101の外周面から引き剥がされ排版工程が終了する。このとき印刷ドラム101は反時計回り方向への回転を続けている。剥離排出された使用済感熱性孔版マスタ61bは、その後、圧縮板75により排版ボックス74の内部で圧縮される。
排版工程と並行して、原稿読取部80では原稿読取が行われる。すなわち、図示しない原稿載置台に載置された原稿60は、分離ローラ81、前原稿搬送ローラ対82a,82b及び後原稿搬送ローラ対83a,83bのそれぞれの回転により矢印Y2からY3方向に搬送されつつ露光読み取りに供される。このとき、原稿60が多数枚あるときは、分離ブレード84の作用でその最下部の原稿のみが搬送される。なお、後原稿搬送ローラ83aは原稿搬送ローラ用モータ83Aによって回転駆動されると共に、前原稿搬送ローラ82aは搬送ローラ83aと82aとの間に掛け渡されたタイミングベルト(図示せず)を介して回転駆動され、ローラ82b,83bはそれぞれ従動回転する。原稿60の画像読み取りは、コンタクトガラス85上を搬送されつつ、蛍光灯86により照明された原稿60の表面からの反射光を、ミラー87で反射させレンズ88を通して、CCD(電荷結合素子)等から成る画像センサ89に入射させることにより行われる。すなわち、原稿60の読み取りは、公知の「縮小式の原稿読取方式」で行われ、その画像が読み取られた原稿60は原稿トレイ80A上に排出される。画像センサ89で光電変換された電気信号は、装置本体キャビネット50内の図示しないアナログ/デジタル(A/D)変換基板に入力されデジタル画像信号に変換される。
一方、この画像読み取り動作と並行して、デジタル信号化された画像情報に基づき製版及び給版工程が行われる。すなわち、製版給版部90の所定部位にセットされた感熱性孔版マスタ61は、ロール状に巻かれたロール状態から引き出され、サーマルヘッド30に感熱性孔版マスタ61を介して押圧しているマスタ搬送手段としてのプラテンローラ92、及び送りローラ対93a,93bの回転により、間欠的に搬送路の下流側に搬送される。このように搬送される感熱性孔版マスタ61に対して、サーマルヘッド30の主走査方向に一列に配列された多数の微小な発熱部が、上記A/D変換基板から送られてくるデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、発熱した発熱部に接触している感熱性孔版マスタ61の熱可塑性樹脂フィルムが溶融穿孔される。このように、画像情報に応じた感熱性孔版マスタ61の位置選択的な溶融穿孔により、画像情報が穿孔パターンとして書き込まれる。
画像情報が書き込まれた製版済感熱性孔版マスタ61aの先端は、給版ローラ対94a,94bにより印刷ドラム101の外周部側へ向かって送り出され、図示しないガイド部材により進行方向を下方へ変えられ、図示する給版位置状態にある印刷ドラム101の拡開したマスタークランパ102(仮想線で示す)へ向かって垂れ下がる。このとき印刷ドラム101は、排版工程により使用済感熱性孔版マスタ61bを既に除去されている。
そして、製版済感熱性孔版マスタ61aの先端が、一定のタイミングでマスタークランパ102によりクランプされると、印刷ドラム101は図中A方向(時計回り方向)に回転しつつ外周面に製版済感熱性孔版マスタ61aを徐々に巻きつけていく。製版済感熱性孔版マスタ61aの後端部は、製版完了後にカッタ95により一定の長さに切断される。
一版の製版済感熱性孔版マスタ61aが印刷ドラム101の外周面に巻装されると製版及び給版工程が終了し、印刷工程が開始される。先ず、給紙台51上に積載された印刷用紙62の内の最上位の1枚が、給紙コロ111及び分離コロ対112a,112bによりフィードローラ対113a,113bに向けて矢印Y4方向に送り出され、さらにフィードローラ対113a,113bにより印刷ドラム101の回転と同期した所定のタイミングで印圧部120に送られる。送り出された印刷用紙62が、印刷ドラム101とプレスローラ103との間(印刷部)にくると、印刷ドラム101の外周面下方に離間していたプレスローラ103が上方に移動されることにより、印刷ドラム101の外周面に巻装された製版済感熱性孔版マスタ61aに押圧される。こうして、印刷ドラム101の多孔部及び製版済感熱性孔版マスタ61aの穿孔パターン部(共に図示せず)からインキが滲み出し、この滲み出たインキが印刷用紙62の表面に転移されて、印刷画像としてのインキ画像が形成される。
このとき、印刷ドラム101の内周側では、インキ供給管104からインキローラ105とドクターローラ106との間に形成されたインキ溜り107にインキが供給され、印刷ドラム101の回転方向と同一方向に、かつ、印刷ドラム101の回転速度と同期して回転しながら内周面に転接するインキローラ105により、インキが印刷ドラム101の内周側に供給される。なお、インキはW/O型のエマルジョンインキである。
印圧部120において印刷画像が形成された印刷用紙62は、排紙剥離爪114により印刷ドラム101から剥がされ、吸着用ファン118に吸引されつつ、吸着排紙入口ローラ115及び吸着排紙出口ローラ116に掛け渡された搬送ベルト117の反時計回り方向の回転により、矢印Y5のように排紙部130へ向かって搬送され、排紙台52上に順次排出積載される。このようにして所謂試し刷りが終了する。
次に、図示しないテンキーで印刷枚数をセットし、図示しない印刷スタートキーを押下すると上記試し刷りと同様の工程で、給紙、印刷及び排紙の各工程がセットした印刷枚数分繰り返して行われ、孔版印刷の全工程が終了する。
孔版印刷装置において、印刷画像の画像濃度は感熱性孔版マスタ61から滲み出るインキの量により決定される。感熱性孔版マスタ61から滲み出るインキ量は、感熱性孔版マスタ61に形成された穿孔パターンを構成する個々の微小な穿孔の開孔面積、すなわち穿孔の大きさに比例的である。また、穿孔の大きさは、サーマルヘッドの個々の発熱部の温度に対応する穿孔用エネルギーに比例的である。したがって、サーマルヘッドの個々の発熱部の温度に対応する穿孔用エネルギーを調整することにより、最適な印刷画像を得るための穿孔パターンの穿孔の大きさを定めることができる。
<感熱孔版印刷装置の制御系>
副走査方向の解像度を可変する制御構成、サーマルヘッド30、マスタ送りモータ40及び原稿搬送ローラ用モータ83Aを駆動制御する構成を説明する。
図2において、符号20は制御手段としてのマイクロコンピュータを示す。マイクロコンピュータ20は、サーマルヘッド駆動回路27、マスタ送りモータ駆動回路41、原稿搬送ローラ用モータ駆動回路83B及び副走査方向解像度設定キー10等の間で、指令信号及びデータ信号を送受信し、感熱孔版印刷装置全体のシステムを制御している。
マイクロコンピュータ20は、CPU(中央演算処理装置)、I/O(入出力)ポート及びROM(読み出し専用記憶装置)、RAM(読み書き可能な記憶装置)等を備え、信号バスによって接続された周知の構成を有する。
マイクロコンピュータ20は、副走査方向解像度設定キー10の出力信号に基づき、設定された副走査方向の解像度に対応した送りピッチに変えるようにマスタ送りモータ40を制御する駆動制御手段、副走査方向解像度設定キー10の出力信号に基づき、設定された副走査方向の解像度に対応した送りピッチに変えるように原稿搬送ローラ用モータ83Aを制御する第2の駆動制御手段、及び副走査方向解像度設定キー10の出力信号に応じて、サーマルヘッド30の個々の発熱部に供給する穿孔用エネルギーを所定のエネルギーに調整する穿孔エネルギー調整手段の諸機能を有している。なお、サーマルヘッド駆動回路27もマイクロコンピュータ20と共に穿孔エネルギー調整手段を構成する態様とすることもできる。
マイクロコンピュータ20のROMには、設定された副走査方向の解像度に対応した送りピッチを設定するための関係データと、エネルギー調整のためのプログラムと、設定された副走査方向の解像度に応じた最適な大きさの穿孔を形成するための穿孔用エネルギーに対応した通電パルス幅の関係データとが、予め実験的に定められて記憶されている。
副走査方向解像度設定キー10は、マイクロコンピュータ20に接続されていて、設定された副走査方向の解像度の出力は、LED11に表示されると共に、マイクロコンピュータ20のI/Oポートに入力される。
図2において、符号25は復号化回路、符号26は電源、符号27はサーマルヘッド駆動回路、符号41はマスタ送りモータ駆動回路、符号83Bは原稿搬送ローラ用モータ駆動回路をそれぞれ示す。
復号化回路25は、上記アナログ/デジタル(A/D)変換基板でデジタル符号化された画像信号をイメージデータ信号に復号する機能を有し、サーマルヘッド駆動回路27へイメージデータ信号を出力する。
マスタ送りモータ駆動回路41は、1−2相励磁パルスを発生する1−2相励磁回路の出力をマスタ送りモータ40に供給するようになっている。マスタ送りモータ駆動回路41は、マスタ送りモータ40に接続されていて、マスタ送りモータ40を駆動する。
原稿搬送ローラ用モータ駆動回路83Bは、マスタ送りモータ駆動回路41と同様な構成を有し、1−2相励磁パルスを発生する1−2相励磁回路の出力を原稿搬送ローラ用モータ83Aに供給するようになっている。
サーマルヘッド駆動回路27は、復号化回路25から出力されるイメージデータ信号や、1副走査を示す信号並びにマイクロコンピュータ20から出力される通電パルス幅の指令及びデータ信号を受けてサーマルヘッド駆動信号を出力する駆動回路から主に構成される。
サーマルヘッド30は、1主走査分のイメージデータ信号を順次シフトするシフトレジスタと、このシフトレジスタの各段の出力をラッチするラッチ回路と、黒画素に対応するサーマルヘッド30の発熱部のみ駆動するためのAND回路と、サーマルヘッド30の発熱部を駆動するトランジスタ等を具備している。
電源26は、サーマルヘッド駆動回路27に接続されていて、サーマルヘッド駆動回路27への信号送信と、サーマルヘッド30の個々の発熱部に感熱性孔版マスタ61を溶融穿孔するための穿孔用エネルギーに対応する電気エネルギーを供給する。
副走査方向の解像度を可変する例及びその動作プロセスを説明する。
先ず、上述した製版スタートキーを押して製版工程を実行する前に、副走査方向解像度設定キー10を押して、印刷画像として所望する副走査方向の解像度を設定する。この副走査方向の解像度の設定信号がマイクロコンピュータ20に出力されると、マイクロコンピュータ20は、その副走査方向解像度に対応した所定の送りピッチ設定の信号をマスタ送りモータ駆動回路41に送出すると共に、その副走査方向解像度に対応した所定の送りピッチで原稿搬送ローラ用モータ83Aを駆動制御する信号を原稿搬送ローラ用モータ駆動回路83Bに送出する。これと同時に、マイクロコンピュータ20は、設定された副走査方向の解像度に応じた最適な大きさの穿孔を形成するための通電パルス幅設定の信号をサーマルヘッド駆動回路27へ送出する。そして、マイクロコンピュータ20により設定された副走査方向解像度に対応した所定の送りピッチ設定の信号に基づき、マスタ送りモータ駆動回路41を介してマスタ送りモータ40が駆動され、さらにマスタ送りモータ40によりプラテンローラ92が回転駆動され、感熱性孔版マスタ61が所定の送りピッチ及び速度で搬送される。
また、マイクロコンピュータ20により設定された副走査方向解像度に対応した所定の送りピッチ設定の信号に基づき、原稿搬送ローラ用モータ駆動回路83Bを介して原稿搬送ローラ用モータ83Aが駆動され、さらに原稿搬送ローラ用モータ83Aにより前・後原稿搬送ローラ対82a,82b・83a,83bが回転駆動され、原稿60が所定の送りピッチ及び速度で搬送される。
こうして、サーマルヘッド駆動回路27では、上記通電パルス幅設定の信号に基づき、電源26からの電力供給を受けて通電パルス(サーマルヘッド駆動信号)が生成されてサーマルヘッド30の個々の発熱部に出力され、黒画素に対応した発熱部がジュール熱を発生し、感熱性孔版マスタ61が溶融穿孔される。
<副走査方向の解像度設定例>
副走査方向の解像度を設定する副走査方向解像度設定手段を図1にて説明をする。装置本体キャビネット50上部の図示しない操作パネルには、上記インキ画像における副走査方向の解像度を設定するための副走査方向解像度設定手段としての副走査方向解像度設定キー10が配設されている。この副走査方向解像度設定キー10は、例えば複写機等におけるファインモード設定キーと同様な機能を有しており、印刷用紙62上のインキ画像の副走査方向の解像度を設定するために、ユーザーが所望する解像度に手動で任意に入力し設定できる。
副走査方向解像度設定キー10は、この例においては1回押す毎に、上記副走査方向の解像度を例えば、低解像度(通常製版)の例として400DPI又は、例えば高解像度の例として600DPI(ドット/インチ)の2段階に切り替えて設定できる。
副走査方向解像度設定キー10の近傍の操作パネルには、図において左から順に400dpi及び600dpiの、副走査方向の解像度の設定を表示するためのLED(発光ダイオード)11が、2個配置されている。
なお、設定キーとの記載をしたが、これに代えてタッチパネルを使用してもよく、タッチパネル上に副走査解像度設定値を表示しても構わない。
次に副走査方向解像度設定手段の信号に基づき、設定された上記副走査方向の解像度に対応した送りピッチに変えるように駆動手段を制御する駆動制御手段の制御対象としては、図1に示すようにプラテンローラ92が、図示しないタイミングベルトを介して上記駆動手段としてのマスタ送りモータ40に連結されている。マスタ送りモーク40は、ステッピングモークからなり、間欠的に回転駆動される。よって、感熱性孔版マスタ61は、マスタ送りモータ40によりプラテンローラ92を介して所定の送りピッチをもって、上記主走査方向と直交する副走査方向に移動される。
サーマルヘッド30は、400dpiの解像度を有し、その主走査方向(図の紙面に垂直な方向)に配列される微小な発熱部には、所謂矩形型の発熱体が用いられている。
又、副走査方向解像度設定手段の信号に基づき、所要の発熱パワーがサーマルヘッドに与えられて穿孔がなされる。サーマルヘッドの穿孔用エネルギーの印加方法としては、一般的には発熱時間Tpを可変とし、高解像度の時にはその発熱時間Tpを短くするということが一般的ではあるが、その時に電圧Vhdを可変とし変えても構わない。
次に、副走査方向解像度別穿孔エネルギー格納データテーブルに関して説明する。副走査方向解像度別穿孔エネルギー格納データテーブルは制御手段(マイクロコンピュータ20)の記憶媒体若しくは周辺の記憶媒体に記憶されていて、副走査方向解像度設定手段の信号に基づき読み出され、副走査解像度レベルやサーマルヘッド温度に応じて穿孔エネルギーが選択されて、適合した穿孔用エネルギーがサーマルヘッドに印加される。副走査方向解像度設定手段で通常モード(省インキモードではない通常の製版モード)、高解像度モード(高密度モード)というように複数の副走査方向の解像度を設定することができる。
<省インキモード>
インキの消費量を低減させることが可能な省インキモード設定手段を設けており、インキの消費量を低減させる省インキモードを有している。
省インキモードでは、(1)穿孔エネルギーを低く設定し、穿孔状態として小さくしてインキの吐出し量を少なくする。或いは、(2)印刷部での印圧を低圧化してインキの吐出し量を少なくする。(3)双方を利用する。等のことを行う。
これらの省インキモードは、マイクロコンピュータ20が実行するが、この省インキモードの設定は、操作パネルキー、LCD(liquid crystal display)、タッチパネル等による省インキモード設定手段を用いる。
高解像度モード時にはどの程度の高密度化にもよるがフィルム穿孔確率等の制約から省インキモードを実施できなくするようにすることもできる。或いは、省インキモードを実施すると画像に影響が出る等、操作パネル等で警告を促しても構わない。
<低解像度での製版モードで省インキモードを推奨する理由>
本発明では、副走査方向解像度設定キーでの解像度設定として高解像度モードを設定し、なおかつ印刷時に消費されるインキの量を低減できる省インキモードを設定する省インキモード設定キーで省インキモードを設定した際には、副走査方向解像度として、低解像度(通常モード)での送りピッチ設定及び低解像度時のサーマルヘッドヘの省インキモード用通電エネルギー設定をして印刷することを内容としている。そこで、低解像度での製版モードで省インキモードを推奨する理由を説明する。
低解像度での製版モードで省インキモードを実行するのは、インキ消費量について、ある程度のインキ消費量低減を図る際には、使用する感熱性孔版マスタに具備されている熱可塑性樹脂フィルムでの穿孔状態としてかなり小径化を図らなければ達成できず、その際、副走査方向解像度設定キーでの解像度設定として高解像度を設定した際には穿孔不良の増大を招いてしまい、印刷画像品質の劣悪化を招いてしまうからである。
かかる穿孔不良の増大は、穿孔ピッチ間が短ければ短い程、発生する可能性が高まり、特に高解像度側の副走査方向解像度として400dpiを超えるものに関してはより顕著に現れてくる。これを概略的に示したのが図3である。
感熱性孔版マスタに対する穿孔状態を模式的に示した図3において、(a)‐1、(a)‐2、(b)‐1、(b)‐2の各図に示した穿孔ドット配列で、左右方向を主走査方向、上下方向を副走査方向としていて、主走査方向での穿孔ドットのピッチは各図共、aで等しく、副走査方向の穿孔ドットピッチは(a)‐1、(a)‐2についてはb、副走査方向高解像度の(b)‐1、(b)‐2についてはb’であり、b>b’となっている。
(a)‐1は副走査方向解像度設定手段で低解像度を選択し、通常製版(穿孔径が大)の場合、
(a)‐2は副走査方向解像度設定手段で低解像度を選択し、省インキモード(穿孔径が小)の場合、
(b)‐1は副走査方向解像度設定手段で高解像度を選択し、通常製版(穿孔径が大)の場合、
(b)‐2は副走査方向解像度設定手段で高解像度を選択し、省インキモード(穿孔径が小)の場合、である。
(a)‐2、(b)‐2では、サーマルヘッドへの通電時間を短く又は電圧を低くして最小径にしている。確実にインキ消費量を低減させるためには、図3の穿孔状態としては、かなり小径化を図らなくてはならない。特に、副走査方向解像度設定手段で高解像度を選択した時にはもともとの穿孔状態としても小径であり、省インキのためには、それ以上に小径化を図らなければならない。
しかし、小径化のためには、サーマルヘッドへの通電時間を短く又はサーマルヘッドに印加する電圧を低くしなければならず、その副作用として、図3(b)−2に2点鎖線で示したように未穿孔が生じることから図4に特性線L−1(高解像度、省インキ時)で示したように特性線L−2(低解像度、省インキ時)に比べて穿孔確率が低くなり、穿孔不良の確率が高くなってしまう。
例えば、図4に示すように、高解像度でかつ省インキの場合に、感熱性孔版マスタとしての熱可塑性樹脂フィルムでの穿孔確率(フィルム穿孔確率、或いはマスタ穿孔確率と呼ぶ)はかなり低下してしまい、このため、上述した印刷画像品質(白抜け画像の増大)の低下を招いてしまう。以上の理由により、低解像度での製版モードでは省インキモードが推奨される。
(請求項1の例)
本例では、上述のように副走査方向解像度設定キーでの解像度設定として高解像度を設定し、なおかつ印刷時に消費されるインキの量を低減できる省インキモードを設定する省インキモード設定キーで省インキモードを設定した際には、副走査方向解像度として、低解像度(通常モード)での送りピッチ設定かつ、低解像度時のサーマルヘッドヘの省インキモード用通電エネルギー設定を自動的に行なうことはしないものの、LCD等、適宜の表示手段640(図2参照)を介してユーザーに対し、図5に示したように、上記所望の設定とは異なる低解像度での製版モードで省インキモードを実行することを奨励する旨の告知をする。該告知内容での印刷実行を奨励告知することでユーザーの誤認識を防ぎ、低解像度での製版モードを促す。ユーザーは該告知内容に設定を変更することで、上述した印刷画像品質(白抜け画像の増大)の低下を回避して省インキの目的を達成する。
(請求項2の例)
省インキモードを設定されるユーザーとしては、ある程度の印刷画像品質の低下は受け止めていただくことはできるものと思われ、解像度を下げて穿孔不良が少なくある程度の印刷画像品質を得ていた方が望まれている。
逆に、副走査方向の解像度として高解像度でフィルムの穿孔不良が多数あるものになると、ベタ画像は埋まらなく白抜け画像となり、解像度が高くても穿孔不良によっての実質の解像度は低下してしまっているものになってしまい、使用ユーザーには決して受け入れられない。
そこで、感熱孔版印刷装置を使用するユーザーの設定ミスをなくし、確実に印刷画像品質(白抜け画像の増大)の低下を回避して省インキの目的を達成するために、副走査方向解像度設定キーでの解像度設定として高解像度を設定し、なおかつ印刷時に消費されるインキの量を低減できる省インキモードを設定する省インキモード設定キーで省インキモードを設定した際には、自動的に、副走査方向解像度として低解像度での送りピッチ設定及び低解像度時のサーマルヘッドヘの省インキモード用通電エネルギー設定を行うこととした。ユーザーは格別の設定を行なうことなく、自動的にこの設定による印刷が実行されることとなる。
一例として、図6に示すように、「確実に省インキを行わせる為、高密度モードではなく通常モードにて製版します。」という表示を一定時間、LCD等、適宜の表示手段640(図2参照)で表示した上で、自動的に実行するようにすることができる。
(請求項3の例)
本例では、ユーザーが副走査方向解像度設定キーでの解像度設定として高解像度を設定し、1つの省インキモードキーを押下した時にユーザーが副走査方向の解像度として、高解像度で設定したにも拘らず、本発明の自動設定機能により低解像度モード(通常モード)で印刷が実行されることから、ユーザーに対する認識のずれを回避するために、図7に示すように、LCD等、適宜の表示手段640(図2参照)で「確実に省インキを行わせる為、高密度モードではなく通常モードにて製版します。よろしいですか?」と表示してユーザーに対し、実際の印刷モードの告知をし、ユーザーに納得して使用していただくようにしたものである。
なお、どうしても副走査方向の解像度として高解像度を望むユーザーに対しては、上記のような表示時に“いいえ”を選択し、省インキモードを解除して製版・印刷しても構わない。設定を全て解除する場合はキャンセル等を選択し、解除できるようにしておいても構わない。なお、上記は一例であり、タッチパネルなどからの設定でも構わない。
(請求項4、5、6の例)
本例は、省インキモード時のインキ消費量低減度合の設定値として複数段階の設定ができることを内容とし、感熱孔版印刷装置を使用するユーザーが任意に画質優先か?消費するインキ量の低減最優先か?等の用途、目的に応じて省インキモードのレベルを設定することとする。尚、本例は、プレスローラを圧胴代えた圧胴式でも同様に適用することができる。
すなわち、省インキモード設定時にサーマルヘッドに対して印加する穿孔エネルギーのダウン率、或いは、印刷ドラム101に対してプレスローラ103が圧接される印刷部での印圧の設定値として複数段設定できることとする。
図8では、省インキモードでのレベルを設定するLCD等、適宜の表示手段640(図2参照)の表示例を示している。ユーザーは省インキのレベルを印刷物の使用目的などによって選択できる。例えば、ある程度の印刷画像品質を満足させたい際にはレベル1を選択し、逆に印刷物として読めれば良いレベルの際にはレベル3、これらレベル1と3の中間であるレベル2などの何れかを選択できる。
本例では、レベルを3段階で示しているが、これに限らず、必要に応じて何段階でもよい。又、設定方法としてはタッチパネルなどからの設定でも無論構わない。印圧レベルについても、同様の考え方に基づくレベル設定が可能である。このように、感熱孔版印刷装置を使用するユーザーが任意に画質優先か?消費するインキ最優先か?を用途に応じて省インキモードのレベルを設定することで、印刷時に消費するインキ消費量を低減できることのみならず、製版時でのサーマルヘッドで消費するエネルギー消費を印刷物の使用目的に応じて低減することが可能となる。
次にその省インキモードでのレベルでの設定値に関して概略を説明する。
(穿孔エネルギーを複数段階で可変とする例)
図9はサーマルヘッド30とサーマルヘッドヘ印加する穿孔エネルギーの関係を示したものである。ここでは便宜上その関係をリニアに直線で記載しているが、サーマルヘッド30の温度に対してリニアな関係でない場合もある。しかしこの関係としては負の関係(右下がりの関係)であることは変わりない。
図9では、省インキモードのレベルとして、低解像度モード(通常モード)の場合に対して穿孔エネルギーレベルが低い3段階のものを示しており、省インキモードでのレベル1、2、3の順に穿孔エネルギーに関しては、低く設定されことで穿孔径が小径になる程、省インキレベルが高くなる。
レベルの定義として図8での説明と同様なものである場合、レベル2はレベル1よりも若干穿孔エネルギーとしては低く設定されており、レベル3はそのレベル2よりも更に穿孔エネルギーとしては低く設定されている。なお、その関係としては、通常製版と省インキモードレベル1での穿孔エネルギーの差異よりも省インキモードレベル1とレベル2、レベル2とレベル3の差異は小さくなっている。
例えば、省インキモード時のインキ消費量低減度合の設定値として、省インキモードのレベルとして穿孔エネルギーレベルを複数段階で設定可能にした場合には、穿孔エネルギーレベルが低く設定されることで穿孔径が小径になる程、省インキレベルが高くなるので、省インキのレベルに応じて印刷時に消費するインキ消費量を低減できることのみならず、製版時でのサーマルヘッドで消費するエネルギー消費も同様に低減することが可能となる。
(印圧を複数段階で可変とする例)
印刷部での印圧に関しては、省インキを図る際には低圧化方向に設定し、省インキモードでのレベル1、2、3の順に低圧の度合いが増すようにすれば、低圧になる程、省インキレベルが高くなり、消費されるインキ量の低減を図ることができる。
省インキモードを複数段階で設定可能に設定した場合には、低圧になる程、省インキレベルが高くなるので、省インキのレベルに応じて印刷時に消費されるインキ量を低減できることのみならず、印刷時での印圧部の負荷低減により、モータ等で消費するエネルギー消費を低減することが可能となる。
(請求項7の例)
本例は、使用する感熱孔版印刷装置用ドラムの種類によって、省インキモード時のエネルギーダウン率の設定、若しくは印刷部での印圧設定の少なくともどちらかが可能であり、使用するインキを低減できる省インキモードを実施する。
(1)穿孔エネルギー調整手段での穿孔エネルギーデータテーブルとして副走査方向解像度設定手段で設定された解像度別にデータが設けられており、上記各データとしてサーマルヘッド温度毎に穿孔エネルギーデータが格納されている副走査方向解像度別穿孔エネルギー格納データテーブル手段でのデータをベースとし、使用する感熱孔版印刷機用ドラムの種類に対応して、穿孔エネルギー設定値を換算変換し、さらに上記省インキモードレベル1、2、3に応じた低解像度時の穿孔エネルギーダウン率を設定することで、該ドラムの種類および上記省インキモードレベルに応じた適正な穿孔エネルギーで省インキモードを実施する。
(2)或いは、上記(1)において、使用する感熱孔版印刷機用ドラムの種類に対応した穿孔エネルギーの設定に代えて、該ドラムの種類に対応した低解像度時の印刷部での印圧を上記省インキモードレベル1、2、3に応じて設定することで、ドラムの種類および省インキモードレベルに応じた適正な印刷状態を得ることができる。
(3)または、上記(1)、(2)の両者を併用することによっても適正な印刷状態を得ることができる。
例えば、A3サイズ用の印刷ドラム、A4サイズ用の印刷ドラム等、サイズ(ドラム種類)が異なった場合、ドラムは同一構成であっても、版胴等の構成部品の大きさが異なる。その大きさが異なると、印刷ドラムの剛性も異なってしまう。
この剛性が高くなるということは、印刷時における印刷ドラムの加圧力、印圧が実質的に大きくなることを意味し、結果として、巻装された感熱孔版マスタでの穿孔部から吐出されるインキ量が多くなり、印刷画像濃度が高くなるという関係がある。
例えばA3サイズ用の印刷ドラムとA4サイズ用の印刷ドラムとの関係では、A4サイズ用の印刷ドラムの方が剛性が高いため、これら両印刷ドラムにそれぞれ同じ穿孔径のマスタを巻き付けて印刷した場合に、A4サイズ用印刷ドラムのマスタ穿孔部から吐出されるインキ量がA3サイズ用印刷ドラムのマスタ穿孔部から吐出されるインキ量よりも大きくなる傾向にある。かかる傾向に起因する省インキモード時での画像濃度の不適正をなくすため、本例における穿孔エネルギーの設定においては、印刷ドラムの種類として対象用紙サイズが大サイズ用のもの程(剛性が高くなる程)穿孔径が小さくなる傾向に、省インキモード時のエネルギーダウン率を設定し、これに基づき穿孔エネルギーを算出し省インキモードを実行する。或いは印刷ドラムの種類としての上記特性を考慮して印圧を設定して、省インキモードを実行する。また、これら穿孔エネルギーの算出と、印圧の設定を併用して省インキモードを実行することもできる。
実施に際しては、印刷ドラムの種類(剛性)に応じて副走査方向解像度別穿孔エネルギー格納データテーブル手段でのデータテーブルのデータおよび上記省インキモードレベルから省インキモード時のエネルギーダウン率を設定し、これに基づき適正な穿孔エネルギー設定値を設定し、サーマルヘッド駆動回路27を駆動することとした。或いは、印刷ドラムの種類(剛性)に応じて上記省インキモードレベルから印刷部における印刷ドラム101に対するプレスローラ103の印圧を設定することとした。尚、本例はプレスローラを圧胴に代えた圧胴式でも同様に適用することができる。
印刷ドラム種類別に予め穿孔エネルギー、上記省インキモードレベルのデータ、が印刷ドラム別にマイクロコンピュータ20の記憶媒体にデータとして記憶されており、当該感熱孔版印刷装置に設けられたセンサ等の信号(使用している印刷ドラム情報)を入力して副走査方向解像度別穿孔エネルギー格納データテーブル手段でのデータテーブルをベースとし、省インキモード時には、使用する印刷ドラムの種類によって、換算変換した穿孔エネルギー設定値を設定する。
使用している印刷ドラム情報を得る手段としては、印刷ドラム101にICタグを設け或いはディップスイッチを設け、その情報に基づき識別する、等の方法を採用することができる。本例によれば、省インキモード時において印刷ドラム種類による印刷品質の差異を低減できる。
(請求項8の例)
本例は、感熱孔版印刷装置に使用するインキのインキ温度を検知するインキ温度検知手段が設けてあり、その検知したインキ温度に見合った最適な省インキモード用の穿孔エネルギー若しくは印刷部での印圧設定の少なくとも何れかを可能とする。
一定の穿孔状態であるとインキ温度が高くなるとインキ自身が柔らかくなり、インキの吐出量が多くなり、逆にインキ温度が低くなるとインキの吐出量が少なくなるので、そのような特性を補うためにインキ温度検知手段でインキ温度を検知し検知したインキ温度に見合った最適な穿孔エネルギーの調整を行う。インキ温度別穿孔エネルギー調整手段による穿孔エネルギー調整の大まかな傾向を例示すると、インキ温度が高い場合での穿孔エネルギーを、インキ温度が低い場合での穿孔エネルギーに比べて低くして穿孔径を絞り、逆にインキ温度が低い場合での穿孔エネルギーを、インキ温度が高い場合での穿孔エネルギーに比べて高く調整して穿孔径を広げるのであり、かかる特性を考慮して省インキ時での印刷時におけるインキ温度に適合した穿孔エネルギーを設定するものである。
これにより、インクの温度によっての影響を低減し、副走査方向の解像度に見合った穿孔状態にすることが可能となる。
インキ温度検知手段で検知したインキ温度に見合った省インキモード時における最適な穿孔エネルギーの設定は、インキ温度別穿孔エネルギー調整手段として機能するマイクロコンピュータ20が行う。
インキ温度検知手段としてはサーミスタ等を用い、印刷ドラム101内のインキ溜り107部を直接測ることが望ましいができない場合、その近傍の金属部の温度が略インキ温度に等しいのでこれを測りインキ温度として用いてもよい。
本例におけるインキ温度に見合った省インキモード時における最適な穿孔エネルギーの設定に代えて、インキ温度に見合った省インキモード時における印刷部での印刷ドラム101に対するプレスローラ103の印圧を設定することもできる。また、これら両者を併用することも可能である。本例では、使用するインキのインキ温度による差異を低減できる。
(請求項9の例)
本例は、使用するマスタとして、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜の塗布層1層が設けられている感熱性孔版マスタとする。
感熱孔版印刷装置で使用できる感熱性孔版マスタ61としては(1)少なくとも熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜の塗布層1層が設けられている感熱性孔版マスタを用いる。或いは(2)多孔性支持体である和紙上に熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせたもの、その他がある。
感熱性孔版マスタとして、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜の塗布層1層が設けられているものを選択しこのマスタに適合する穿孔エネルギーデータテーブルを用いた場合には、穿孔可変範囲が広くなり、この広くなった穿孔可能範囲に対応する印加エネルギーの可変可能範囲を規定することにより良好な穿孔状態を得る。それは、多孔性樹脂膜の塗布層が設けられているとその下部に多孔性支持体(和紙)があった場合においても、その影響を低減でき、熱可塑性樹脂フィルム面の平滑性が良好となり、同一穿孔状態時においては穿孔確率としてかなり向上するためであり、また、好適な条件を設定することにより、より好適な省インキモードでの印刷画像を得ることが可能となる。
感熱孔版印刷装置の概略構成を説明した図である。 感熱孔版印刷装置の制御ブロック図である。 感熱性孔版マスタに対する穿孔状態を模式的に示した図であって、(a)‐1は副走査方向に低解像で穿孔径が大の場合、(a)‐2は副走査方向に低解像で穿孔径が限界の最小の場合、(b)‐1は副走査方向に高解像で穿孔径が大の場合、(b)‐2は副走査方向に高解像でかつ、穿孔径が限界の最小の場合である。 印加エネルギーダウン率に対するマスタ穿孔確率の特性データを解像度別にグラフで示した図である。 表示手段による表示例を示した図である。 表示手段による表示例を示した図である。 表示手段による表示例を示した図である。 表示手段による表示例を示した図である。 サーマルヘッド温度に対する穿孔エネルギーを通常モード、省インキモード別にグラフで示した図である。
符号の説明
10 (副走査方向解像度設定手段としての)副走査方向解像度設定キー
11 LED(発光ダイオード)
20 マイクロコンピュータ
30 サーマルヘッド
40 (駆動手段としての)マスタ送りモータ
50 装置本体キャビネット
62 印刷用紙
92 プラテンローラ
640 表示手段

Claims (9)

  1. 主走査方向に配列された多数の発熱部を具備してなるサーマルヘッドに対して、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムを有する感熱性孔版マスタをプラテンローラで押圧させた状態で、上記主走査方向と直交する副走査方向にマスタ搬送手段により上記感熱性孔版マスタを移動させながら、画像信号に応じて上記発熱部を発熱させて上記熱可塑性樹脂フィルムを位置選択的に溶融穿孔して上記画像信号に応じた穿孔パターンを得、この感熱性孔版マスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラムの内周側からインキを供給し、上記穿孔パターンを介して滲み出たインキにより上記画像信号に応じたインキ画像を印刷用紙上に形成する感熱孔版印刷装置において、
    上記感熱性孔版マスタを所定の送りピッチをもって移動するように上記マスタ搬送手段を駆動する駆動手段と、上記副走査方向の解像度を設定する副走査方向解像度設定手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に基づき、設定された上記副走査方向の解像度に対応した送りピッチに変えるように上記駆動手段を制御する駆動制御手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に応じて、上記サーマルヘッドの個々の発熱部に供給する穿孔用エネルギーとして解像度別に所定エネルギーに調整する穿孔エネルギー調整手段とを有し、インキ消費量の低減が図れる省インキモードを設定できる省インキ設定手段を設け、上記副走査方向解像度設定手段で設定された副走査方向解像度として、高解像度が設定された状態の下で省インキモードが設定された際には、低解像度での製版モードで省インキモードを実行することを奨励告知することを特徴とする感熱孔版印刷装置。
  2. 主走査方向に配列された多数の発熱部を具備してなるサーマルヘッドに対して、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムを有する感熱性孔版マスタをプラテンローラで押圧させた状態で、上記主走査方向と直交する副走査方向にマスタ搬送手段により上記感熱性孔版マスタを移動させながら、画像信号に応じて上記発熱部を発熱させて上記熱可塑性樹脂フィルムを位置選択的に溶融穿孔して上記画像信号に応じた穿孔パターンを得、この感熱性孔版マスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラムの内周側からインキを供給し、上記穿孔パターンを介して滲み出たインキにより上記画像信号に応じたインキ画像を印刷用紙上に形成する感熱孔版印刷装置において、
    上記感熱性孔版マスタを所定の送りピッチをもって移動するように上記マスタ搬送手段を駆動する駆動手段と、上記副走査方向の解像度を設定する副走査方向解像度設定手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に基づき、設定された上記副走査方向の解像度に対応した送りピッチに変えるように上記駆動手段を制御する駆動制御手段と、上記副走査方向解像度設定手段の信号に応じて、上記サーマルヘッドの個々の発熱部に供給する穿孔用エネルギーとして解像度別に所定エネルギーに調整する穿孔エネルギー調整手段とを有し、インキ消費量の低減が図れる省インキモードを設定出来る省インキ設定手段を設け、上記副走査方向解像度設定手段で設定された副走査方向解像度として、高解像度が設定されている状態の下で省インキモードが設定された際には自動的に低解像度での製版モードで省インキモードを実行することを特徴とする感熱孔版印刷装置。
  3. 請求項2に記載の感熱孔版印刷装置において、
    上記副走査方向解像度設定手段で設定された副走査方向解像度として、高解像度が設定されている状態の下で省インキモードが設定された際には自動的に低解像度での製版モードで省インキモードが実行されることを告知すると共に、該告知内容での印刷実行の認否の選択を可能としたことを特徴とした感熱孔版印刷装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の感熱孔版印刷装置において、
    省インキモード時のインキ消費量低減度合の設定値として複数段階の設定ができることを特徴とした感熱孔版印刷装置。
  5. 請求項4に記載の感熱孔版印刷装置において、
    省インキモード時のインキ消費量低減度合の設定値として複数段階の設定をする際に、サーマルヘッドヘの印加エネルギーを複数段階設定できることを特徴とした感熱孔版印刷装置。
  6. 請求項4又は5に記載の感熱孔版印刷装置において、
    省インキモード時のインキ消費量低減度合の設定値として複数段階の設定をする際に、印刷部での印圧を複数段階設定できることを特徴とした感熱孔版印刷装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の感熱孔版印刷装置において、
    使用する感熱孔版印刷装置用ドラムの種類によって、省インキモード時のエネルギーダウン率の設定、若しくは印刷部での印圧設定の少なくともどちらかが可能であり、使用するインキを低減できる省インキモードを実施することを特徴とした感熱孔版印刷装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の感熱孔版印刷装置において、
    上記感熱孔版印刷装置に使用するインキのインキ温度を検知するインキ温度検知手段が設けてあり、その検知したインキ温度に見合った最適な省インキモード用の穿孔エネルギー設定、若しくは印刷部での印圧設定の少なくともどちらかが可能なことを特徴とした感熱孔版印刷装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の感熱孔版印刷装置において、
    使用する感熱性孔版マスタとして、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜の塗布層1層が設けられていることを特徴とした感熱孔版印刷装置。
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