JP5181084B1 - 立体画像表示制御装置及び立体画像表示制御方法 - Google Patents

立体画像表示制御装置及び立体画像表示制御方法 Download PDF

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Abstract

立体画像表示制御装置の一例である3Dタブレット端末(100)は、オブジェクトの表示面から最も飛び出す最大飛び出し位置、及び最も引っ込む最大引っ込み位置を特定する最大飛び出し位置特定部(104)と、オブジェクトを表示装置に表示させる表示制御部(105)とを備え、表示制御部(105)は、最大飛び出し位置の飛び出し量が適正飛び出し量に一致するように、当該オブジェクトの表示位置を調整し、表示位置を調整した後の最大引っ込み位置の引っ込み量が適性引っ込み量を超える場合に、当該オブジェクトの表示面より奥側の部分を所定の方法で加工する。
【選択図】図1

Description

本発明は、オブジェクトの立体表示を制御する立体画像表示制御装置に関する。
近年、モバイル分野における3D市場は急速に伸びており、全体に占める裸眼3D対応の割合は約12%になると予測されている。裸眼3D対応モバイル端末は、2011年から2015年にかけて13000万台増が予測されており、将来性が見込まれるタブレットでも裸眼3Dの採用が進むと考えられる。
タブレットは一般的に小型のため、ディスプレイに表示されるアイコンなどのGUI(Graphical User Interface)の画面部品をタッチペンや指でタッチすることにより情報の入力を行うタッチ入力方式が採用されている。タッチ入力方式では、表示画面に複数のアイコンなどを含む画面部品が表示され、それらの画面部品をタッチペンや指でタッチすることにより、アイコンが決定され、アイコンに割り当てられているアプリケーションプログラムを起動することができる。
また、表示画像の3D化とともに入力操作も3次元化しつつある。すなわち、空間上に表示される3Dオブジェクトを指で直接操作(タッチ)することなども考えられるようになっている。
また、特許文献1には、大人が子供の目の安全性を気にかけることなく、立体映像コンテンツを子供と一緒に楽しむことができる複数視点に対応した立体映像表示方法などが開示されている。
特開2006−262191号公報
人に優しい3D普及のための3DC安全ガイドライン(2010年4月20日改訂、3Dコンソーシアム)
立体視される3Dオブジェクトを表示する場合、3Dコンソーシアム(3DC)安全ガイドライン部会のHP(http://www.3dc.gr.jp/jp/scmt_wg_rep/3dc_guideJ_20111031.pdf)で公開されている非特許文献1のガイドライン(以下、単に「安全ガイドライン」と
いう。)に準拠することにより、視聴者の疲労や不快感等を抑制することができる。
例えば、非特許文献1には、瞳孔間隔が6.5cmで、視聴者と画面との間の視距離を45cmとすると、約5cmが3D表示における飛び出し量の限界となると開示されている(引っ込み量の限界もほぼ同程度)。
3Dオブジェクトに対して回転などの操作を加えることを考えると、安全ガイドラインを守りつつ3Dオブジェクトを操作可能とするために、3Dオブジェクトが一辺約10cmの立方体内に収まるようにする方法がある。この場合、前述の立方体内に3Dオブジェクトを収めなければならないという制限を受ける。
一方、オブジェクトサイズを制限外にまで飛び出させたり引っ込ませたりする場合、安全ガイドラインを逸脱する3Dオブジェクトの部分をカットして安全の問題を回避しようとすると、不自然な画像となってしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、オブジェクトサイズの制限を受けずに、自然な3Dオブジェクトを表示することができる立体画像表示制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る立体画像表示制御装置は、表示装置の表示面からの適正飛び出し量及び適正引っ込み量の範囲内に、オブジェクトを立体表示させる。具体的には、立体画像表示制御装置は、前記オブジェクトの前記表示面から最も飛び出す最大飛び出し位置、及び最も引っ込む最大引っ込み位置を特定する最大飛び出し位置特定部と、前記オブジェクトを前記表示装置に表示させる表示制御部とを備える。そして、前記表示制御部は、前記最大飛び出し位置の飛び出し量が前記適正飛び出し量に一致するように、当該オブジェクトの表示位置を調整し、表示位置を調整した後の前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、当該オブジェクトの前記表示面より奥側の部分を所定の方法で加工する。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明によれば、立体視オブジェクトのサイズを制限することなく、立体視オブジェクトを自然に表示することができる。
図1は、本実施の形態に係る3Dタブレット端末の制御構成図である。 図2は、本実施の形態に係る3Dタブレット端末の外観図である。 図3は、立体視の原理を説明するための図である。 図4は、制限範囲に収まる立体視オブジェクトの例を示す図である。 図5は、立体視オブジェクトの制限範囲を超えた部分をカットした例を示す図である。 図6Aは、裸眼3Dディスプレイに表示される立体視オブジェクトを上から見た概念図である。 図6Bは、図6Aの左側の立体視オブジェクトが裸眼3Dオブジェクトに表示されている状態を示す図である。 図6Cは、図6Aの中央の立体視オブジェクトが裸眼3Dオブジェクトに表示されている状態を示す図である。 図6Dは、図6Aの右側の立体視オブジェクトが裸眼3Dオブジェクトに表示されている状態を示す図である。 図7は、本実施の形態に係る3Dタブレット端末の動作を示すフローチャートである。 図8は、本明細書中で定義される立体視オブジェクトの各部の名称を説明する図である。 図9は、視差画像の生成方法を示す図である。 図10は、視差画像の生成方法を示す図である。
本発明の一形態に係る立体画像表示制御装置は、表示装置の表示面からの適正飛び出し量及び適正引っ込み量の範囲内に、オブジェクトを立体表示させる。具体的には、立体画像表示制御装置は、前記オブジェクトの前記表示面から最も飛び出す最大飛び出し位置、及び最も引っ込む最大引っ込み位置を特定する最大飛び出し位置特定部と、前記オブジェクトを前記表示装置に表示させる表示制御部とを備える。そして、前記表示制御部は、前記最大飛び出し位置の飛び出し量が前記適正飛び出し量に一致するように、当該オブジェクトの表示位置を調整し、表示位置を調整した後の前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、当該オブジェクトの前記表示面より奥側の部分を所定の方法で加工する。
上記構成によれば、オブジェクトの手前側の部分をカットすることなく、且つ奥側の部分に所定の加工を施すことによって、オブジェクトを適正範囲(適正飛び出し量と適正引っ込み量との間の範囲)に納めることができる。その結果、オブジェクトのサイズを制限することなく、立体視オブジェクトを自然に表示することができる。
さらに、前記立体画像表示制御装置は、前記表示装置に表示されている前記オブジェクトに対する操作の入力を受け付ける操作部を備えてもよい。そして、前記表示制御部は、前記操作部に入力された操作を反映した後の前記オブジェクトの前記最大飛び出し位置の飛び出し量が前記適正飛び出し量に一致するように当該オブジェクトの表示位置を調整し、表示位置を調整した後の前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、当該オブジェクトの前記表示面より奥側の部分を所定の方法で加工してもよい。
これにより、オブジェクトが変化(移動、回転、拡大、縮小等)した場合でも、オブジェクトのサイズを制限することなく、立体視オブジェクトを自然に表示することができる。但し、表示制御部による上記の表示制御は、オブジェクトが操作されたタイミングに限定されない。
一例として、前記表示制御部は、前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、表示面より奥側の部分の明るさが引っ込み量が大きくなるほど徐々に暗くなり、且つ前記適正引っ込み量の位置における明るさが0になるように、前記オブジェクトを加工してもよい。
他の例として、前記表示制御部は、前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、表示面より奥側の部分の透明度が引っ込み量が大きくなるほど徐々に大きくなり、且つ前記適正引っ込み量の位置における透明度が100%になるように、前記オブジェクトを加工してもよい。
さらに他の例として、前記表示制御部は、前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、前記オブジェクトの前記表示装置の表示面より奥側の部分の色と背景色とを、引っ込み量が大きくなるほど背景色の混合比率が徐々に大きくなり、且つ前記適正引っ込み量の位置における背景色の混合比率が100%になるように、混合してもよい。
さらに、前記立体画像表示制御装置は、視聴者と表示装置との間の視距離、及び視聴者の瞳孔間隔を検出する検出部と、前記検出部で検出された前記視距離及び前記瞳孔間隔に基づいて、前記適正飛び出し量及び前記適正引っ込み量を算出する適正飛び出し量算出部とを備えてもよい。
さらに、前記立体画像表示制御装置は、視聴者に年齢を入力させる入力部と、前記表示装置の表示面の大きさと、前記入力部に入力された視聴者の年齢とに基づいて、前記適正飛び出し量及び前記適正引っ込み量を算出する適正飛び出し量算出部とを備えてもよい。
さらに、前記立体画像表示制御装置は、前記表示装置を備えてもよい。
上記のように、立体画像表示制御装置は、表示装置を備えてもよいし、外部の表示装置の表示を制御するものであってもよい。
本発明の一形態に係る立体画像表示制御方法は、表示装置の表示面からの適正飛び出し量及び適正引っ込み量の範囲内に、オブジェクトを立体表示させる方法である。具体的には、立体画像表示制御方法は、前記オブジェクトの前記表示面から最も飛び出す最大飛び出し位置、及び最も引っ込む最大引っ込み位置を特定する最大飛び出し位置特定ステップと、前記オブジェクトを前記表示装置に表示させる表示制御ステップとを含む。そして、前記表示制御ステップでは、前記最大飛び出し位置の飛び出し量が前記適正飛び出し量に一致するように、当該オブジェクトの表示位置を調整し、表示位置を調整した後の前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、当該オブジェクトの前記表示面より奥側の部分を所定の方法で加工する。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下に、本発明の一実施の形態に係る立体画像表示制御装置の一例である3Dタブレット端末について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態における3Dタブレット端末100の制御構成図である。図2は、図1の3Dタブレット端末100に対応する3Dタブレット端末200の外観図である。
図1に示される3Dタブレット端末100は、利用者検出部101と、適正飛び出し量算出部102と、操作部103と、最大飛び出し位置特定部104と、表示制御部105とを備える。
図2に示される3Dタブレット端末200は、図1の3Dタブレット端末100に対応し、本体上部に所定の間隔を空けて配置されるステレオカメラ201と、裸眼3Dディスプレイ202とを備える。この3Dタブレット端末200は、裸眼3Dディスプレイ202の表示面からの適正飛び出し量及び適正引っ込み量の範囲内に、オブジェクトを立体表示させる。
なお、図1における利用者検出部101は、例えば、図2におけるステレオカメラ201で撮像された画像データを用いて利用者(視聴者)を検出する。また、図1における表示制御部105は、例えば、図2における裸眼3Dディスプレイ202に立体画像を表示させる。
利用者検出部101は、表示部の上部などに設けられたステレオ撮像部(CCDやCMOSセンサ)から利用者の視距離と瞳孔間隔とを検出する。具体的には、ステレオ撮像部の一例であるステレオカメラ201により、利用者の頭部を撮影する。そして、利用者検出部101は、ステレオ撮像部から取得した左画像及び右画像それぞれに画像処理を施して、利用者の両目を検出し、左画像及び右画像から利用者の両目の空間位置を三角測量法により求める。
これにより利用者の両目の瞳孔間隔と、両目からステレオ撮像部であるステレオカメラ201までの距離(視距離)を算出することができる。ここで「視距離」とは、裸眼3Dディスプレイ202の表示面から利用者の瞳孔を結ぶ線分の中点までの距離と定義する。
適正飛び出し量算出部102は、利用者の視距離(L)と瞳孔間隔(D)とに基づいて、利用者に応じた立体視オブジェクト(単に「オブジェクト」と表記することがある)の表示面からの適正飛び出し量(H)と適正引っ込み量(H’)とを、式1及び式2を用いて算出する。そして、適正飛び出し量算出部102は、算出した適飛び出し量(H)及び適引っ込み量(H’)を、表示制御部105に出力する。
式1及び式2の詳細な導出方法は後述する。ここで、適正飛び出し量(H)とは、例えば、安全ガイドライン(非特許文献1)を満足する適正な飛び出し量の最大値である。また、適正引っ込み量(H’)とは、例えば、安全ガイドラインを満足する適正な引っ込み量の最大値である。
Figure 0005181084
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なお、適正飛び出し量及び適引っ込み量を算出する方法は、上記の例に限定されない。すなわち、利用者の視距離(L)及び瞳孔間隔(D)以外のパラメータに基づいて、適正飛び出し量及び適引っ込み量を算出してもよい。また、3Dタブレット端末100は、適正飛び出し量及び適引っ込み量を固定値として予め保持していてもよい。その場合、適正飛び出し量算出部102は省略することができる。
操作部103は、裸眼3Dディスプレイ202に表示されている立体視オブジェクトに対する操作(拡大、縮小、回転、移動など)を利用者から受け付けて、受け付けた操作を反映した後の立体視オブジェクトの頂点座標データを、最大飛び出し位置特定部104に出力する。
なお、ここでは立体視オブジェクトの一例として、立方体などの多面体を想定している。このため、操作部103は、操作を反映した後の立体視オブジェクトの頂点座標データを出力するとした。しかしながら、立体視オブジェクトの特定方法をこれに限定するものではない。例えば、立体視オブジェクトが球の場合、操作部103は、中心座標と半径とを特定するデータを出力するようにすればよい。また、立体視オブジェクトがより複雑な形状を有する場合であっても、3DCG技術を適用することによって最適な立体視オブジェクトを特定するデータを出力することができる。
「利用者の操作」を検出する具体的な方法の一例として、操作部103は、例えば、ステレオカメラ201により利用者の2本の指先の空間位置を検出し、検出した利用者の2本の指先が立体視オブジェクトに触れている時間を計測する。
そして、操作部103は、利用者の2本の指先が立体視オブジェクトに所定時間以上触れている(接触モード)と判断すると、それ以降の利用者の2本の指先の移動方向と移動量とを、例えば立体視オブジェクトの回転方向と回転量とに置き換える。
また、操作部103は、接触モードとなった場合に、利用者の2本の指先の間隔を拡げると立体視オブジェクトのサイズを拡大する操作と判断し、狭めると立体視オブジェクトのサイズを縮小する操作と判断し、2本の指先の間隔の変化量を拡大率(縮小率)に置き換える。さらに、操作部103は、立体視オブジェクトから利用者の2本の指先が離れると、接触モードを解除する。
なお、ここで「接触」とは、立体視オブジェクトと利用者の2本の指先とが物理的に接触していることを意味するものではない。裸眼3Dディスプレイ202は、あたかもそこに立体視オブジェクトが存在するかのごとく利用者に見せかけるものに過ぎないからである。
最大飛び出し位置特定部104は、操作部103から出力された操作を反映した後の立体視オブジェクトの頂点座標データを用いて、操作反映後の立体視オブジェクトの最大飛び出し位置と、最大引っ込み位置とを特定する。
具体的には、最大飛び出し位置特定部104は、例えば、立体視オブジェクトが立方体の場合に、各頂点の飛び出し量及び引っ込み量を算出し、飛び出し量が最も大きい頂点を最大飛び出し位置(この頂点の飛び出し量を「最大飛び出し量」と定義する)と特定し、引っ込み量が最も大きい頂点を最大引っ込み位置(この頂点の引っ込み量を「最大引っ込み量」と定義する)と特定する。
表示制御部105は、入力される各種情報から立体視オブジェクトを表示するための視差画像を生成して裸眼3Dディスプレイ202に表示する。具体的には、表示制御部105は、利用者検出部101から視距離及び瞳孔間隔を取得し、適正飛び出し量算出部102から適正飛び出し量及び適正引っ込み量を取得し、最大飛び出し位置特定部104から最大飛び出し位置(最大飛び出し量)及び最大引っ込み位置(最大引っ込み量)を取得する。視差画像を生成する詳細な方法は、後述する。
ところで立体視表示の基本原理は、図3で示される。図3は、画面と利用者の両目との位置関係を上から見た図である。画面上に左右の視差画像を表示することで、利用者はP点あるいはQ点に立体視オブジェクトを見ることができる。利用者の左右の瞳孔とP点あるいはQ点とを結ぶ線分で構成される角が輻輳角αである。また、利用者の左右の瞳孔と画面上のR点とを結ぶ線分で構成される角が輻輳角βである。さらに、|α−β|を視差角と呼ぶ。
安全ガイドラインでは、視差角が1°以内であれば安全性が確保できると示している。そこで、本実施の形態に係る3Dタブレット端末100に立体視オブジェクトを表示する場合においては、視差角をこの範囲内とする。
そのため、適正飛び出し量算出部102は、利用者の瞳孔間隔(D)と視距離(L)とから、視差角が1°となるように、適正飛び出し量(H)と適正引っ込み量(H’)とを算出する。
具体的には、適正飛び出し量(H)を導く式1は、式3〜9に基づいて導出される。図3にあるように、利用者の左右の瞳孔と画面上のR点とを結ぶ線分で構成される輻輳角βを式3で算出する。また、利用者の左右の瞳孔とQ点とを結ぶ線分で構成される輻輳角αを式4で算出する。
ここで式5のようにおくと、視差角(α−β)は、式6によって与えられる。視差角(α−β)が1°となるときに、飛び出し量が適正な範囲の最大(適正飛び出し量(H))となる。そこで、式6において視差角(α−β)を1°とすると、xは式7によって与えられる。式5と式7とから式8を得ることができる。式8を適正飛び出し量(H)について解くと式9、すなわち式1が導かれる。
Figure 0005181084
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同様に、適正引っ込み量(H’)を導く式2は、式3、及び式10〜15に基づいて導出される。図3にあるように、利用者の左右の瞳孔と画面上のR点とを結ぶ線分で構成される輻輳角βを式3で算出する。また、利用者の左右の瞳孔とP点とを結ぶ線分で構成される輻輳角αを式10で算出する。
ここで式11のようにおくと、視差角(α−β)は、式12によって与えられる。視差角(α−β)が−1°となるときに、引っ込み量が適正な範囲の最大(適正引っ込み量(H’))となる。そこで、式12において視差角(α−β)を−1°とすると、x’は式13によって与えられる。式11と式13とから式14を得ることができる。式14を適正引っ込み量(H’)について解くと式15、すなわち式2が導かれる。
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適正飛び出し量(H)と適正引っ込み量(H’)とを加算したものが制限範囲となる。そして、図4で示すように、回転前の立体視オブジェクト401及び回転後の立体視オブジェクト402の両方が制限範囲に収まるようにする必要がある。図4の例では、回転後の立体視オブジェクト402が制限範囲に収まるようにするために、すなわち回転後の立体視オブジェクト402が安全ガイドラインを満足するようにするために、回転前の立体視オブジェクト401のサイズを制限範囲に対して余裕をもたせた大きさにとどめている。
また、図5は、立体視オブジェクトのサイズを無制限にする(制限範囲を逸脱する)ことを許容する代わりに、立体視オブジェクトのうちの制限範囲を超えた部分をカットする例を示している。この場合、立体視オブジェクトの一部(適正飛び出し量より手前側、及び適正引っ込み量より奥側)がカットされることにより、不自然な部位が生成される可能性がある。
次に、図6A〜図6D、図7、及び図8を参照しながら本発明の立体画像表示制御装置の動作を説明する。図6A〜図6Dは、図2の裸眼3Dディスプレイ202に表示される立体視オブジェクトの例を示す図である。図7は、立体画像表示制御装置(3Dタブレット端末)の動作を示すフローチャートである。図8は、本明細書中で定義する立体視オブジェクトの各部の名称を説明するための図である。
まず、利用者検出部101は、ステレオカメラ201の画像から利用者の左右の瞳孔を検出し、利用者の瞳孔間隔(D)及び視距離(L)を画像処理を用いた三角測量法によって検出し、これらのデータを適正飛び出し量算出部102及び表示制御部105に出力する(STEP701)。
次に、適正飛び出し量算出部102は、利用者検出部101から取得した瞳孔間隔(D)及び視距離(L)を用いて、式1により適正飛び出し量(H)を算出し、式2により適正引っ込み量(H’)を算出し、表示制御部105に出力する(STEP702)。
なお、立体視オブジェクトは、例えば図8のようにオブジェクト原点(図8の例では立方体の重心)を原点とした各頂点座標(立体視オブジェクト頂点座標)と、複数の頂点によって規定される面とで構成されるものとする。また、画面原点(裸眼3Dディスプレイ202の表示面中央とする。)に対するオブジェクト原点のオフセット位置を、立体視オブジェクト位置座標で与えるものとする。
したがって、裸眼3Dディスプレイ202の表示面中央を画面原点とする実空間座標においては、立体視オブジェクト頂点座標に立体視オブジェクト位置座標を加算した実空間立体視オブジェクト頂点座標が立体視オブジェクトの各頂点座標を示す。
次に、操作部103は、ステレオカメラ201による3次元センサを有しており、撮影した利用者の指画像を処理して実空間座標における利用者の指座標を検出する。実空間座標における利用者の指座標の検出方法にはさまざまな方法があってよい。
そして、操作部103は、検出した実空間座標における利用者の指座標と立体視オブジェクトの複数の実空間立体視オブジェクト頂点座標との距離を求め、所定範囲内であるか否かを判定する(STEP703)。
実空間座標における利用者の指座標と立体視オブジェクトの複数の実空間立体視オブジェクト頂点座標との距離が所定範囲内であれば(STEP703でYes)、操作部103は、利用者の指が立体視オブジェクトに触れたと判断する。そして、操作部103は、実空間座標における利用者の指座標を継続的に検出することによって、立体視オブジェクトに対する利用者の操作を判定し、判定結果に応じて立体視オブジェクトの制御を行う。
例えば、操作部103は、実空間座標における利用者の2本の指の指座標の距離が拡がったと判断すると、その動き量(拡がり量)に応じて立体視オブジェクトを拡大させる制御を行い、拡大操作を反映した後の実空間立体視オブジェクト頂点座標を、最大飛び出し位置特定部104に出力する(STEP704)。
図6Aの左側及び図6Bは、裸眼3Dディスプレイ202に表示される立体視オブジェクトの例を示す図である。具体的には、図6Aの左側は、裸眼3Dディスプレイ202に表示される立体視オブジェクトを上方向から見た概念図である。図6Bは、裸眼3Dディスプレイ202の表示例を示す図である。
この例では、裸眼3Dディスプレイ202に、立体視オブジェクトの一例である車が表示されている。より具体的には、車の左前の角(最大飛び出し位置)の飛び出し量が適正飛び出し量に一致し、車の右後ろの角(最大引っ込み位置)の飛び出し量が適正引っ込み量に一致している。
そして、操作部103は、利用者の2本の指が車に触れた状態で所定の量だけ間隔が拡がったと判断すると、図6Aの中央に示されるように拡大された車の実空間立体視オブジェクト頂点座標を算出し、最大飛び出し位置特定部104に出力する。
なお、立体視オブジェクトに対する操作は、拡大だけではなく、回転、移動、縮小などの処理があってもよい。また、本実施の形態では、利用者の指が立体視オブジェクトに触れたか否かの判断において、実空間座標における利用者の指座標と立体視オブジェクトの複数の実空間立体視オブジェクト頂点座標との距離を用いたが、実空間座標における利用者の指座標と立体視オブジェクトを構成する複数の面との距離を用いてもよい。
なお、操作部103は、利用者の指と立体視オブジェクトとの実空間における接触による立体視オブジェクトの操作を受け付ける以外にも、様々な構成が考えられる。例えば、裸眼3Dディスプレイ202の表示面に貼付されたタッチパネルに対する接触によって、利用者に立体視オブジェクトを操作させるような構成でもよい。または、3Dタブレット端末200に設けられた物理的なボタンを押下することによって、利用者に立体視オブジェクトを操作させるような構成でもよい。
次に、最大飛び出し位置特定部104は、全ての実空間立体視オブジェクト頂点座標に対して、Z座標(Z軸は図8における紙面手前向きを正とする。)の最大値を検出し、最大値が検出された位置を最大飛び出し位置(この最大値を最大飛び出し量)として表示制御部105に出力する(STEP705)。
表示制御部105は、適正飛び出し量算出部102から出力された適正飛び出し量を取得し、最大飛び出し位置特定部104から出力された最大飛び出し位置(最大飛び出し量)を取得する。そして、表示制御部105は、適正飛び出し量から最大飛び出し量を減算して、立体視オブジェクト位置座標補正量を算出する(STEP706)。
立体視オブジェクト位置座標補正量は、最大飛び出し量が適正飛び出し量よりも大きい場合に、最大飛び出し位置の飛び出し量が適正飛び出し量に一致するように立体視オブジェクト位置座標のZ座標値に加算する補正量である。最大飛び出し量が適正飛び出し量よりも大きい場合、立体視オブジェクト位置座標補正量は負の値となり、これを立体視オブジェクト位置座標のZ座標値に加算することによって、立体視オブジェクトはZ軸の負の向きに平行移動する。これによって、立体視オブジェクトの一部が制限範囲(適正飛び出し量)を超えて利用者の方へ(Z軸の正の向きに)飛び出すということがなくなる。
次に、表示制御部105は、立体視オブジェクト位置座標補正量を用いて補正された立体視オブジェクトの位置と、利用者の瞳孔間隔(D)及び視距離(L)とから左右の視差画像を生成する。具体的な視差画像の生成方法は、図9及び図10に示すように、視点位置A及び視点位置Bから見た立体視オブジェクトCを表現するための視差画像Q及び視差画像Pを、OpenGL(登録商標)などのグラフィックライブラリを利用して描画する。そして、飛び出している部分の視差量Sを式16により算出し、引っ込んでいる部分の視差量Sを式17により算出する。
Figure 0005181084
Figure 0005181084
次に、表示制御部105は、得られた視差量Sを視点位置A及び視点位置Bの中点から画面に垂直に引いた直線と画面との交点からの画面上のオフセットとして、視差量Sだけ左右に離間した視差画像P及び視差画像Qを裸眼3Dディスプレイ202上に描画する。なお、視差量Sは連続的な値をとるが、裸眼3Dディスプレイ202のピクセルピッチは固定であるから、裸眼3Dディスプレイ202のピクセルピッチを勘案して視差画像P及び視差画像Qの画面上の描画位置を決定する。
このようにすることで、立体視オブジェクトを操作したときに、立体視オブジェクトの一部が制限範囲を超えて利用者の方へ(Z軸の正の向きに)飛び出すということがなくなる。すなわち、図6Aの左側及び中央に示されるように、拡大の前後における車の左前角(最大飛び出し位置)の飛び出し量は、適正飛び出し量に一致したままとなる。
なお、図5及び図6Bの中央の図を参照して、本実施の形態に係る表示制御部105が実行する「最大飛び出し位置の飛び出し量を適正飛び出し量に一致させる」という処理の内容を、改めて説明する。
まず、図5の例では、最大飛び出し量及び最大引っ込み量を制限範囲に納めるための画像処理(適正飛び出し量を超えて飛び出している部分をカットする処理)を施した後のオブジェクトの最大飛び出し位置の飛び出し量が適正飛び出し量に一致している。
これに対して、図6Bの中央の例では、オブジェクト本来の最大飛び出し位置(すなわち、車の左前の角)の飛び出し量を適正飛び出し量に一致させるために、オブジェクトの奥行き方向の表示位置を調整(奥行き方向に平行移動)している点で、図5の例と相違する。
すなわち、本実施の形態に係る最大飛び出し位置特定部104は、表示対象となるオブジェクトの本来の形状のうち、裸眼3Dディスプレイ202に表示させた場合に最も飛び出す位置を最大飛び出し位置とし、最も引っ込む位置を最大引っ込み位置として特定する。そして、表示制御部105は、最大飛び出し位置特定部104で特定された上記の最大飛び出し位置の飛び出し量を適正飛び出し量に一致させるために、オブジェクトの奥行き方向の表示位置を調整する。
一方、拡大した立体視オブジェクトのサイズを制限範囲に合わせて変更するようなことをしないので、上記の処理の結果として、立体視オブジェクトの一部が制限範囲を超えて利用者と反対の向きへ(Z軸の負の向きに)引っ込むということが考えられる。すなわち、図6Aの中央に示されるように、車の後ろ側の一部が適引っ込み量よりさらに奥に引っ込んでしまう。
そのような場合、表示制御部105は、グラフィックライブラリなどを用いて、制限範囲を超えて利用者と反対の向きへ(Z軸の負の向きに)引っ込んだ立体視オブジェクトの部分の明るさを0とし、制限範囲内において利用者の方へ向かって立体視オブジェクトを徐々に明るくしていくことが考えられる(図6C参照)。
具体的には、表示制御部105は、最大飛び出し位置の飛び出し量を適正飛び出し量に一致させた後(すなわち、奥行き方向の表示位置を調整した後)の最大引っ込み位置(図6Aの中央に示される例では、車の左後ろの角)の引っ込み量が適引っ込み量を超える場合に、表示面より奥側の部分の明るさを、引っ込み量が大きくなるほど(すなわち、奥に行くほど)徐々に暗くし、適正引っ込み量の位置における明るさを0にする(所定の方法の加工の一例)。
そして、表示制御部105は、これらの視差画像を裸眼3Dディスプレイ202で表示する(STEP707)。その結果、図6Cに示されるように、裸眼3Dディスプレイ202に表示される車の利用者から見える右側面は、表示面より後ろ側の部分が奥に向かって徐々に暗くなり、適正引っ込み量を超えた部分は非表示となる(図6Cでは破線で示している)。
また、図6Aの左側の状態から車を縮小した場合の概念図を図6Aの右側に、これを利用者側から見た図を図6Dに示す。この場合、表示制御部105は、縮小後の車の左前の角(最大飛び出し位置)の飛び出し量を適正飛び出し量に一致させる。一方、この例における車の右後ろの角(最大引っ込み位置)の引っ込み量は適引っ込み量を超えないので、車の表示面より奥側の部分の加工は行わない。
このように、裸眼3Dディスプレイ202に表示させる立体視画像を、最大飛び出し位置の飛び出し量を適正飛び出し量に一致させ、且つ最大引っ込み位置の引っ込み量が適引っ込み量を超える場合に、当該立体視オブジェクトの表示面より奥側の部分を所定の方法で加工することにより、操作を反映した後の立体視オブジェクトを制限範囲に留めつつ、利用者にとって不自然さを感じさせないように表示することができる。
なお、本実施の形態においては、立体視オブジェクトの表示面より奥側の部分の明るさを、適引っ込み量の位置で0になるように徐々に暗くする例を説明したが、立体視オブジェクトの制限範囲外の部分の色を薄くする方法やボカしていくなどの方法でもよい。
立体視オブジェクトの加工の一例として、表示面から引っ込み側の制限範囲の限界に向かう向きに立体視オブジェクトの色を徐々に薄くしていき、引っ込み側の制限範囲の限界において透明としてもよい。より具体的には、表示制御部105は、最大引っ込み位置の引っ込み量が適引っ込み量を超える場合に、表示面より奥側の部分の透明度を引っ込み量が大きくなるほど徐々に大きくし、適正引っ込み量の位置における透明度を100%にする。
また、立体視オブジェクトの加工の他の例として、表示面から引っ込み側の制限範囲の限界に向かう向きに立体視オブジェクトを徐々にボカしていき、引っ込み側の制限範囲の限界において背景に溶け込むようにしてもよい。より具体的には、表示制御部105は、最大引っ込み位置の引っ込み量が適引っ込み量を超える場合に、立体視オブジェクトの表示面より奥側の部分の色と背景色とを、引っ込み量が大きくなるほど背景色の混合比率を徐々に大きくし、適正引っ込み量の位置における背景色の混合比率を100%として、混合してもよい。
なお、本実施の形態における利用者検出部101は、表示部106の上部などに設けられた撮像部(CCDやCMOSセンサ)から利用者の視距離と瞳孔間隔とを検出するとしたが、利用者の視距離と瞳孔間隔とを得る方法はこれに限定されるものではない。
例えば、視距離を裸眼3Dディスプレイ202の大きさから決定される固定値とし、瞳孔間隔を大人の標準的な瞳孔間隔である6.5cmとすることもできる。また、視距離を裸眼3Dディスプレイ202の大きさから決定される固定値とし、利用者に年齢を入力させることによって、瞳孔間隔をその年齢の標準的な値とすることもできる。
また、上記の実施の形態では、裸眼3Dディスプレイ202に表示されている立体視オブジェクトの操作が操作部103に入力された場合に、当該操作を反映した後の立体視オブジェクトに対して、最大飛び出し位置の飛び出し量が適正飛び出し量に一致するように平行移動し、且つ表示面より奥側の部分に所定の加工を施す例を説明した。しかしながら、表示制御部105による立体視オブジェクトの表示制御は、上記のタイミングに限定されない。
例えば、利用者と3Dタブレット端末100との間の視距離が変化すると、適正飛び出し量算出部102で算出される適正飛び出し量及び適正引っ込み量が変化する。その結果、裸眼3Dディスプレイ202に表示されている立体視オブジェクト自体に変化がなくとも、立体視オブジェクトと適正飛び出し量及び適引っ込み量との関係が変わることがある。そこで表示制御部105は、このような場合にも、裸眼3Dディスプレイ202に表示されている立体視オブジェクトに対して、最大飛び出し位置の飛び出し量が適正飛び出し量に一致するように平行移動し、且つ表示面より奥側の部分に上記のような所定の加工を施せばよい。
さらに、上記の実施の形態では、ステレオカメラ201及び裸眼3Dディスプレイ202を構成要素に含む一体型の3Dタブレット端末200の例を説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、外部のステレオカメラで撮像された画像を取得してもよいし、外部の表示装置にオブジェクトを表示させるものであってもよい。
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムで実現され得る。RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(2)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、ROMからRAMにコンピュータプログラムをロードし、ロードしたコンピュータプログラムにしたがって演算等の動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(3)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されてもよい。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールには、上記の超多機能LSIが含まれてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有してもよい。
(4)本発明は、上記に示す方法で実現されてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムで実現してもよいし、コンピュータプログラムからなるデジタル信号で実現してもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラムまたはデジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなどに記録したもので実現してもよい。また、これらの記録媒体に記録されているデジタル信号で実現してもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラムまたはデジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送してもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、メモリは、コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサは、コンピュータプログラムにしたがって動作してもよい。
また、プログラムまたはデジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、またはプログラムまたはデジタル信号をネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施してもよい。
(5)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明の立体視オブジェクト表示装置は、立体視オブジェクトを操作する場合であっても立体視オブジェクトのサイズを制限することなく、常に適正飛び出し量で自然に立体視オブジェクトを表示することができる効果を有するので、3D表示が可能なタブレットなどに有用である。
100,200 3Dタブレット端末
101 利用者検出部
102 適正飛び出し量算出部
103 操作部
104 最大飛び出し位置特定部
105 表示制御部
201 ステレオカメラ
202 裸眼3Dディスプレイ
401 回転前の立体視オブジェクト
402 回転後の立体視オブジェクト

Claims (9)

  1. 表示装置の表示面からの適正飛び出し量及び適正引っ込み量の範囲内に、オブジェクトを立体表示させる立体画像表示制御装置であって、
    前記オブジェクトの前記表示面から最も飛び出す最大飛び出し位置、及び最も引っ込む最大引っ込み位置を特定する最大飛び出し位置特定部と、
    前記オブジェクトを前記表示装置に表示させる表示制御部とを備え、
    前記表示制御部は、
    前記最大飛び出し位置の飛び出し量が前記適正飛び出し量に一致するように、当該オブジェクトを奥行き方向に移動させることで、当該オブジェクトの表示位置を調整し、
    表示位置を調整した後の前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、当該オブジェクトの前記表示面より奥側の部分を所定の方法で加工を行い、
    当該加工において、引っ込み量が大きくなるほど徐々に前記加工の程度を大きくし、且つ前記適正引っ込み量の位置において非表示となるように加工する
    立体画像表示制御装置。
  2. 前記立体画像表示制御装置は、さらに、前記表示装置に表示されている前記オブジェクトに対する操作の入力を受け付ける操作部を備え、
    前記表示制御部は、前記操作部に入力された操作を反映した後の前記オブジェクトの前記最大飛び出し位置の飛び出し量が前記適正飛び出し量に一致するように、当該オブジェクトを奥行き方向に移動させることで、当該オブジェクトの表示位置を調整し、表示位置を調整した後の前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、当該オブジェクトの前記表示面より奥側の部分を所定の方法で加工する
    請求項1に記載の立体画像表示制御装置。
  3. 前記表示制御部は、前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、表示面より奥側の部分の明るさが引っ込み量が大きくなるほど徐々に暗くなり、且つ前記適正引っ込み量の位置における明るさが0になるように、前記オブジェクトを加工する
    請求項1又は2に記載の立体画像表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、表示面より奥側の部分の透明度が引っ込み量が大きくなるほど徐々に大きくなり、且つ前記適正引っ込み量の位置における透明度が100%になるように、前記オブジェクトを加工する
    請求項1又は2に記載の立体画像表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、前記オブジェクトの前記表示装置の表示面より奥側の部分の色と背景色とを、引っ込み量が大きくなるほど背景色の混合比率が徐々に大きくなり、且つ前記適正引っ込み量の位置における背景色の混合比率が100%になるように、混合する
    請求項1又は2に記載の立体画像表示制御装置。
  6. 前記立体画像表示制御装置は、さらに、
    視聴者と表示装置との間の視距離、及び視聴者の瞳孔間隔を検出する検出部と、
    前記検出部で検出された前記視距離及び前記瞳孔間隔に基づいて、前記適正飛び出し量及び前記適正引っ込み量を算出する適正飛び出し量算出部とを備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の立体画像表示制御装置。
  7. 前記立体画像表示制御装置は、さらに、
    視聴者に年齢を入力させる入力部と、
    前記表示装置の表示面の大きさと、前記入力部に入力された視聴者の年齢とに基づいて、前記適正飛び出し量及び前記適正引っ込み量を算出する適正飛び出し量算出部とを備える
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の立体画像表示制御装置。
  8. 前記立体画像表示制御装置は、さらに、前記表示装置を備える
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の立体画像表示制御装置。
  9. 表示装置の表示面からの適正飛び出し量及び適正引っ込み量の範囲内に、オブジェクトを立体表示させる立体画像表示制御方法であって、
    前記オブジェクトの前記表示面から最も飛び出す最大飛び出し位置、及び最も引っ込む最大引っ込み位置を特定する最大飛び出し位置特定ステップと、
    前記オブジェクトを前記表示装置に表示させる表示制御ステップとを含み、
    前記表示制御ステップでは、
    前記最大飛び出し位置の飛び出し量が前記適正飛び出し量に一致するように、当該オブジェクトを奥行き方向に移動させることで、当該オブジェクトの表示位置を調整し、
    表示位置を調整した後の前記最大引っ込み位置の引っ込み量が前記適引っ込み量を超える場合に、当該オブジェクトの前記表示面より奥側の部分を所定の方法で加工を行い、
    当該加工において、引っ込み量が大きくなるほど徐々に前記加工の程度を大きくし、且つ前記適正引っ込み量の位置において非表示となるように加工する
    立体画像表示制御方法。
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