JP5181083B1 - 立体画像表示制御装置、立体画像表示制御方法、及びプログラム - Google Patents

立体画像表示制御装置、立体画像表示制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

立体画像表示制御装置は、立体画像を表示装置に出力する出力部と、表示装置に表示されている立体画像を変化させる変化指示の入力を、ユーザから受け付ける入力受付部(12)と、入力受付部(12)で受け付けられた変化指示に従って立体画像を変化させた時の、当該立体画像の単位時間当たりの飛び出し量及び引っ込み量の変化量を予測する変化量予測部(131)と、変化量予測部(131)で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が予め定められた閾値を超える場合に、前記出力部から出力される立体画像の変化速度を遅くする表示制御部(132)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体画像を表示可能な立体画像表示制御装置に関する。
近年、左眼用画像及び右眼用画像の視差を利用することで、立体(3D)画像の視聴を楽しむことができるTV等が普及している。また、このような立体画像は、TVのみならず、携帯端末をはじめとするモバイル端末でも表示できるようになってきており、家庭や屋外で気軽に立体画像を視聴できる環境が普及してきている。そして、ユーザの意図で自由に立体画像を動かして色々な角度から立体画像の視聴を楽しめ、かつ、その立体画像を疲労感なく視聴できる装置の開発が期待されている。
特許文献1には、画像データに含まれる立体視される物体が、ユーザ方向へ所定値以上の速度で移動するように知覚されることを防ぐために、ユーザの不快感を軽減する方向に左眼用画像及び右眼用画像の視差量を調整して表示する装置が開示されている。
特開2011−55421号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、立体視される物体のユーザ方向への飛び出し量の変化に着目し、立体視される物体の奥行き方向(引っ込み方向)への移動によるユーザの疲労は考慮されていない。また、特許文献1に記載の装置は、画像データを調整することで飛び出し量の調整を行なっており、物体そのもの大きさや形状等を一定に保つという点が考慮されていないという課題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、視聴者に与える疲労を軽減することが可能な立体画像表示制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る立体画像表示制御装置は、表示装置に立体画像を表示させる。具体的には、立体画像表示制御装置は、立体画像を前記表示装置に出力する出力部と、前記表示装置に表示されている立体画像を変化させる変化指示の入力を、ユーザから受け付ける入力受付部と、前記入力受付部で受け付けられた前記変化指示に従って立体画像を変化させた時の、当該立体画像の単位時間当たりの飛び出し量及び引っ込み量の変化量を予測する変化量予測部と、前記入力受付部で受け付けられた前記変化指示に従って、前記出力部から出力される立体画像を変化させる表示制御部とを備える。そして、前記表示制御部は、前記変化量予測部で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が予め定められた閾値を超える場合に、前記出力部から出力される立体画像の単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値以下となるように、立体画像の変化速度を遅くする。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明によれば、立体画像の視聴者に与える疲労を軽減することが可能となる。
図1は、実施の形態1に係る立体画像表示制御装置のブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る立体画像表示制御方法のフローチャートである。 図3は、表示部に表示される立体画像の回転の一例を示す図である。 図4は、図3の立体画像の回転速度の制御結果を示す図である。 図5は、表示部に表示される立体画像の回転の他の例を示す図である。 図6は、図5の立体画像の回転速度の制御結果を示す図である。 図7は、表示部に表示される立体画像の回転の他の例を示す図である。 図8は、図7の立体画像の回転速度の制御結果を示す図である。 図9は、実施の形態2に係る立体画像表示制御方法のフローチャートである。 図10は、表示部に表示される立体画像の回転の例を示す図である。 図11は、図10の立体画像の回転速度の制御結果を示す図である。 図12は、実施の形態3に係る立体画像表示制御装置のブロック図である。 図13は、実施の形態3に係る立体画像表示制御方法の図2に対応するフローチャートである。 図14は、実施の形態3に係る立体画像表示制御方法の図9に対応するフローチャートである。 図15は、実施の形態3の変形例に係る立体画像表示制御方法のフローチャートである。 図16は、回転中心に対して非対称な立体画像の回転の例を示す図である。 図17は、図16の立体画像の回転速度の制御結果を示す図である。 図18は、表面に模様が付された立体画像を回転させる例を示す図である。
本発明の一形態に係る立体画像表示制御装置は、表示装置に立体画像を表示させる。具体的には、立体画像表示制御装置は、立体画像を前記表示装置に出力する出力部と、前記表示装置に表示されている立体画像を変化させる変化指示の入力を、ユーザから受け付ける入力受付部と、前記入力受付部で受け付けられた前記変化指示に従って立体画像を変化させた時の、当該立体画像の単位時間当たりの飛び出し量及び引っ込み量の変化量を予測する変化量予測部と、前記入力受付部で受け付けられた前記変化指示に従って、前記出力部から出力される立体画像を変化させる表示制御部とを備える。そして、前記表示制御部は、前記変化量予測部で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が予め定められた閾値を超える場合に、前記出力部から出力される立体画像の単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値以下となるように、立体画像の変化速度を遅くする。
上記構成のように、立体画像を変化させる場合において、飛び出し量又は引っ込み量の単位時間当たりの変化量が閾値を超える場合、変化速度を遅くすることにより、視聴者に与える疲労を軽減することができる。
なお、「変化指示に従って立体画像を変化させる」とは、例えば、変化指示に示される変化量、変化時間、又は変化速度等に従って立体画像を変化させることを指す。また、「立体画像の変化速度を遅くする」とは、変化指示に示される変化速度より遅い速度で立体画像を変化させることを指す。
一例として、前記変化量予測部は、単位時間の前後それぞれにおいて、前記表示装置の表示面から最も飛び出ている立体画像上の点の飛び出し量の差を、単位時間当たりの飛び出し量の変化量として予測してもよく、単位時間の前後それぞれにおいて、前記表示装置の表示面から最も引っ込んでいる立体画像上の点の引っ込み量の差を、単位時間当たりの引っ込み量の変化量として予測してもよい。
このように、立体画像の変化前における表示面から最も離れた第1点と、立体画像の変化後における表示面から最も離れた第1の点とは異なる第2の点とを用いて、飛び出し量及び引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測することができる。
他の例として、前記変化量予測部は、立体画像の特定の点の単位時間の前後における飛び出し量の差を、単位時間当たりの飛び出し量の変化量として予測してもよく、立体画像の特定の点の単位時間の前後における引っ込み量の差を、単位時間当たりの引っ込み量の変化量として予測してもよい。
また、立体画像上の特定の点(同じ点)の立体画像の変化の前後における表示面からの距離を用いて、飛び出し量及び引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測することもできる。「特定の点」とは、例えば、立体画像の表面に付された模様(テクスチャ)であってもよし、立体画像に重畳させた指を動かすことによって立体画像を変化させる場合に、立体画像上の指が重畳している点であってもよい。
一例として、前記変化指示は、立体画像の変化量と、立体画像を前記変化量だけ変化させるのに要する変化時間とを特定する情報を含んでもよい。そして、前記表示制御部は、前記変化量予測部で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値を超える場合に、前記変化時間より長い時間をかけて前記変化量だけ立体画像を変化させてもよい。
このように、変化指示に示される変化量と同じ量だけ立体画像を変化させるのに、変化指示に示される変化時間より長い時間をかけることによって、立体画像の変化速度を遅くすることができる。
他の例として、前記変化指示は、立体画像の変化量と、立体画像を前記変化量だけ変化させるのに要する変化時間とを特定する情報を含んでもよい。そして、前記表示制御部は、前記変化量予測部で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値を超える場合に、前記変化時間の間に前記変化量より少ない量だけ立体画像を変化させてもよい。
また、変化指示に示される変化時間と同じ時間の間に、変化指示に示される変化量より少ない量だけ立体画像を変化させることによっても、立体画像の変化速度を遅くすることができる。
さらに他の例として、前記表示制御部は、前記変化量予測部で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値を超える場合に、前記変化指示に従った立体画像の変化を行わないようにしてもよい。
さらに、変化指示に示される立体画像の変化を全く行わない(変化速度を0にする)ことによっても、立体画像の変化速度を遅くすることができる。
例えば、前記入力受付部で受け付けられる立体画像の変化指示は、当該立体画像の移動、回転、拡大、又は縮小を含んでもよい。
一例として、前記入力受付部は、ユーザによる所定の入力操作によって、予め定められた変化量の前記変化指示を受け付けてもよい。
上記の例は、例えば、ユーザが右回転ボタンを押下(所定の操作の例)すると、立体画像が45°(予め定められた変化量の例)だけ右回転するような場合が該当する。
他の例として、前記入力受付部は、ユーザによる入力操作の大きさに応じた変化量の前記変化指示を受け付けてもよい。
上記の例は、例えば、表示画面上でユーザが指をスライドさせた場合のスライド量(入力操作の大きさの一例)に応じて立体画像の変化量をアナログ的に変化させるような場合が該当する。
さらに、前記立体画像表示制御装置は、前記表示装置を備えてもよい。
上記のように、立体画像表示制御装置は、表示装置を備えてもよいし、外部の表示装置の表示を制御するものであってもよい。
本発明の一形態に係る立体画像表示制御方法は、表示装置に立体画像を表示させる方法である。具体的には、立体画像表示制御方法は、立体画像を前記表示装置に出力する出力ステップと、前記表示装置に表示されている立体画像を変化させる変化指示の入力を、ユーザから受け付ける入力受付ステップと、前記入力受付ステップで受け付けられた前記変化指示に従って立体画像を変化させた時の、当該立体画像の単位時間当たりの飛び出し量及び引っ込み量の変化量を予測する変化量予測ステップと、前記入力受付ステップで受け付けられた前記変化指示に従って、前記出力ステップで出力される立体画像を変化させる表示制御ステップとを含む。そして、前記表示制御ステップでは、前記変化量予測ステップで予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が予め定められた閾値を超える場合に、前記出力ステップで出力される立体画像の単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値以下となるように、立体画像の変化速度を遅くする。
本発明の一形態に係るプログラムは、コンピュータに、表示装置に立体画像を表示させる。具体的には、プログラムは、立体画像を前記表示装置に出力する出力ステップと、前記表示装置に表示されている立体画像を変化させる変化指示の入力を、ユーザから受け付ける入力受付ステップと、前記入力受付ステップで受け付けられた前記変化指示に従って立体画像を変化させた時の、当該立体画像の単位時間当たりの飛び出し量及び引っ込み量の変化量を予測する変化量予測ステップと、前記入力受付ステップで受け付けられた前記変化指示に従って、前記出力ステップで出力される立体画像を変化させる表示制御ステップとを、前記コンピュータに実行させる。そして、前記表示制御ステップでは、前記変化量予測ステップで予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が予め定められた閾値を超える場合に、前記出力ステップで出力される立体画像の単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値以下となるように、立体画像の変化速度を遅くする。
以下、本発明を実施するための具体的な形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る立体画像表示制御装置10のブロック図である。図1に示される立体画像表示制御装置10は、立体画像(3Dオブジェクト)を表示可能な装置であり、ユーザの操作に応じて立体画像(3Dオブジェクト)の表示を変更することができる装置である。
なお、本実施の形態1では、ユーザの操作に対応して立体画像を変化させる際に、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量を計算し、計算結果が予め定めた閾値を超える場合に立体画像の変化速度を制御することによって、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制する立体画像表示制御装置、及び、立体画像表示制御方法について記載する。
ここで、飛び出し量とは、表示部14の表示面からユーザの存在する向きに飛び出している立体画像の表示部14表示面からの距離である。引っ込み量とは、表示部14の表示面からユーザの存在する向きとは反対向き(奥行き方向)に引っ込んだ立体画像の表示部14(表示面)からの距離である。
(実施の形態1に係る立体画像表示制御装置10のブロック図)
図1において、立体画像表示制御装置10は、立体画像を表示するために立体画像データを取得する画像データ取得部11と、立体画像を操作するためのユーザからの操作(変化指示)を受け付ける入力受付部12と、変化指示に基づいて表示する立体画像を制御する制御部13と、左眼用画像及び右眼用画像を用いて立体画像を表示する表示部14と、画像データ取得部11で取得された立体画像データ、及び、表示部14に現在表示されている立体画像の立体画像データ等を保持するデータ保持部15とから構成される。
なお、「変化指示」とは、表示部14に表示されている立体画像を変化させる指示であり、変化の種類、変化量、及び変化を完了するのに要する時間、変化速度等の一部又は全部を直接的又は間接的に特定する情報を含む。また、「変化の種類」には、当該立体画像の移動、回転、拡大、又は縮小等が含まれる。
制御部13は、入力受付部12で受け付けられた変化指示に対する立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測する変化量予測部131と、変化量予測部131で予測した飛び出し量、及び/又は、引っ込み量の単位時間当たりの変化量に応じて、立体画像の変化速度を制御する表示制御部132とで構成される。
具体的には、変化量予測部131は、変化指示を入力受付部12から取得し、表示部14に表示されている立体画像のデータをデータ保持部15から取得する。そして、変化量予測部131は、変化指示に従って立体画像を変化させた時の、当該立体画像の単位時間当たりの飛び出し量及び引っ込み量の変化量を予測する。そして、表示制御部132は、変化量予測部131で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が予め定められた閾値を超える場合に、表示部14に表示される立体画像の単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が閾値以下となるように、立体画像の変化速度を遅くする。
なお、入力受付部12における変化指示の受付方法の具体例は特に限定されない。例えば、立体画像表示制御装置10の表示部14に重畳するように配置されるタッチパネルへのタッチ操作による入力を受け付けてもよいし、また、カメラ、赤外線方式、静電容量方式、超音波方式、磁界検出方式等のセンサを用いて指や手の動作(ジェスチャ)を認識する方法で受け付けてもよいし、立体画像表示制御装置10に外部接続されるマウス、タッチパッド、ジョイスティックからの入力を受け付けてもよいし、リモコンからの入力を受け付けてもよい。すなわち、ユーザからの入力を受け付けることが可能な方法であればどのようなものでも構わない。
また、画像データ取得部11における立体画像を表示するための立体画像データの取得方法の具体例は特に限定されない。例えば、各種メモリ(USBメモリやSDカード(登録商標))から取得してもよいし、有線LAN、無線LANネットワーク、携帯電話回線等のネットワークを介して取得してもよい。すなわち、立体画像データを取得可能な方法であればどのようなものでも構わない。また、内蔵のメモリ(データ保持部15)などに、予め立体画像データを保持している場合は、上記画像データ取得部11は存在しなくても立体画像表示制御装置10を構成することは可能である。
また、左眼用画像及び右眼用画像を用いて立体画像を表示する表示部14の表示方法の具体例は特に限定されない。例えば、裸眼立体視表示方法では、視差バリア、レンチキュラ、インテグラル方式等で構成してもよい。または、メガネを使うアクティブシャッター式、フレームシーケンシャル方式等で構成してもよい。すなわち、立体画像が表示可能な方法であればどのようなものでも構わない。
また、左眼用画像及び右眼用画像は、通常は、異なる2つの位置に置かれたカメラで撮影した画像であってもよいし、3次元コンピュータグラフィックスを用いて、異なる2視点からレンダリング(コンピュータが3次元形状データや視点位置を考慮して2次元の画像を生成する処理)を行って得られたコンピュータグラフィックス画像であってもよい。すなわち、立体画像として認識できる左眼用画像及び右眼用画像の組み合わせであればあればどのようなものでも構わない。
なお、表示部14は、実施の形態1に係る立体画像表示制御装置10に必須の構成要素ではなく、省略することができる。すなわち、実施の形態1に係る立体画像表示制御装置10は、外部の表示装置に対して立体画像(すなわち、左眼用画像及び右眼用画像)を出力する装置であってもよい。その場合、立体画像表示制御装置10は、外部の表示装置に対して立体画像を出力する出力部(図示省略)をさらに備える。
また、データ保持部15は、立体画像データ、状態遷移の状態及び予測値、立体画像の状態等を記憶し、必要に応じて読み出すことができるメモリである。メモリの具体例は特に限定されないが、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ、強誘電体メモリ等のデータを記録可能な手段であればどのようなものを利用しても構わない。
(実施の形態1に係る立体画像表示制御装置10の動作)
以下、入力受付部12で受け付けた変化指示の情報と、表示部14に現在表示されている立体画像の状態とに応じて、表示部14に表示されている立体画像の回転時間を変更することによって回転速度を制御する実施の形態1の方法の一例を、図2を参照して説明する。
(ステップS2001)制御部13は、ユーザからの変化指示が入力受付部12で受け付けられたことを検知した場合(ステップS2001でYES)はステップS2002に進み、検知しない場合(ステップS2001でNO)はステップS2001に戻る。
(ステップS2002)制御部13の変化量予測部131は、入力受付部12で受け付けられた変化指示と、表示部14に現在表示されている立体画像の状態とに基づいて、変化指示に従って立体画像を変化させた時の、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化量を予測計算し、ステップS2003に進む。
実施の形態1に係る変化量予測部131は、単位時間の前後それぞれにおいて、表示部14の表示面から最も飛び出ている立体画像上の点の飛び出し量の差を、単位時間当たりの飛び出し量の変化量として予測する。同様に、変化量予測部131は、単位時間の前後それぞれにおいて、表示部14の表示面から最も引っ込んでいる立体画像上の点の引っ込み量の差を、単位時間当たりの引っ込み量の変化量として予測する。
(ステップS2003)制御部13の表示制御部132は、変化量予測部131で予測された飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が閾値を超える場合(ステップS2003でYES)はステップS2004に進み、予測した変化量の両方(飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の両方)が閾値以下の場合(ステップS2003でNO)はステップS2005に進む。
(ステップS2004)表示制御部132は、表示部14に現在表示されている立体画像を遷移条件Aで遷移するように表示部14の表示内容を制御すると共に、状態遷移後の立体画像データをデータ保持部15に保持させる。
ここで、遷移条件Aは、立体画像の飛び出し量、及び/又は、引っ込み量の急激な変化を抑止するために、立体画像の回転速度を制御して表示部14に表示させる条件である。すなわち、表示制御部132は、表示部14に表示されている立体画像を、変化指示に示される回転速度より遅い回転速度で回転させる。なお、本実施の形態1における以後の説明では、回転し終わるのに要する時間を変更(遅く)することによって、表示部14に表示される立体画像の回転速度を制御する方法について説明する。
(ステップS2005)表示制御部132は、表示部14に現在表示されている立体画像を遷移条件Bで遷移するように表示部14の表示内容を制御すると共に、状態遷移後の立体画像データをデータ保持部15に保持させる。
ここで、遷移条件Bは、立体画像の飛び出し量、及び/又は、引っ込み量の急激な変化がないと予測された場合の遷移条件であって、表示部14に表示される立体画像の回転速度を変更しない条件である。すなわち、表示制御部132は、表示部14に表示されている立体画像を、変化指示に示される回転速度で回転させる。
(ステップS2006)表示部14は、ステップS2004、または、ステップS2005での表示制御部132の立体画像の回転速度の制御に基づいて、左眼用画像及び右眼用画像を用いて立体画像を表示する。
ここで、表示制御部132は、ステップS2004、及び、ステップS2005で表示の状態を遷移させる際に、データ保持部15に記憶している遷移前の立体画像の状態を読み出し、ステップS2004、及び、ステップS2005の条件で遷移させた遷移後の立体画像の状態を再度データ保持部15に保持させる。
(実施の形態1に係る立体画像表示制御装置10の立体画像の表示制御の一例)
図3及び図4を用いて、実施の形態1に係る立体画像表示制御装置10が、変化指示に基づいて表示部14に表示される立体画像を制御する場合の一例について説明する。
図3では、立体画像表示制御装置10に直方体が立体表示され、ユーザの一回の操作(例えば、表示部14の表示面をタップする等)に対して、表示部14に表示されている直方体が45度ずつ回転する場合を想定している。すなわち、この例で入力受付部12が受け付ける変化指示は、直方体を所定の時間(例えば、図4の時間T41)で45度回転させることを示す指示となる。ここで、「45度」は立体画像の変化量に相当する。また、「時間T41」は、立体画像を所定の変化量(45度)だけ変化させるのに要する変化時間に相当する。
まず、図3の初期状態ST300は、表示部14に表示されている立体画像である直方体の、最も飛び出している点の飛び出し量が「0」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量が「0」である状態を示している。次に、ユーザによって一回の操作が加えられることで、表示部14に表示される直方体は、初期状態ST300から45度回転した状態ST301に変化する。状態ST301における最も飛び出している点の飛び出し量は約「0.7H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は約「−0.7H」となる。
次に、ユーザによってさらに一回の操作が加えられることで、表示部14に表示される直方体は、状態ST301からさらに45度回転した状態ST302に変化する。状態ST302における最も飛び出している点の飛び出し量は「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は「−H」となる。ここで、「H」は直方体の最も長い辺の長さの1/2である。また、直方体は、その重心を通り表示部14(表示面)の短辺に平行な直線を中心に回転する。
次に、図4を用いて、図3で示した初期状態ST300から状態ST301、及び、状態ST301から状態ST302に遷移する場合のそれぞれにおいて、立体画像の回転速度を制御する具体的な方法について説明する。
図4の縦軸は立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量を示し、横軸は時間を示す。
まず、図3の初期状態ST300は、図4の状態St41に対応する(最も飛び出している点の飛び出し量が「0」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量が「0」)。変化量予測部131は、この状態St41からユーザによって操作が加えられたことによって、直方体が45度回転する(すなわち、図3の状態ST301に変化する)場合の単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化量を予測する。
すなわち、変化量予測部131は、状態St42における最も飛び出している点の飛び出し量と、状態St41における最も飛び出している点の飛び出し量との差を、直方体が状態St41から状態St42に変化するのに要する時間で除すことにより、単位時間当たりの飛び出し量(図4の破線の傾き)の変化量を算出する。
同様に、変化量予測部131は、状態St42における最も引っ込んでいる点の引っ込み量と、状態St41における最も引っ込んでいる点の引っ込み量との差を、直方体が状態St41から状態St42に変化するのに要する時間で除すことにより、単位時間当たりの引っ込み量の変化量(図4の破線の傾き)を算出する。
その結果、単位時間当たりの飛び出し量の変化量は約「0.7H」、及び、引っ込み量の変化量は約「−0.7H」となる(時間T41を単位時間として計算している)。これらの変化量は、いずれも閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えるため、表示制御部132は、直方体の回転速度を遅くする。
なお、引っ込み量を符号付きで考える場合、「引っ込み量の変化量が閾値を超える」とは、引っ込み量の変化量の絶対値(上記の例では0.7H)が閾値(0.25H)を上回ると考えてもよいし、引っ込み量の変化量(上記の例では−0.7H)が引っ込み量の閾値(−0.25H)を下回ると考えてもよい。
図4で示す状態St41から状態St42への遷移は予測値であり、時間T41で直方体が45度回転をした場合を示すが、このままでは、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化が大き過ぎる。そこで、この予測値を基に状態St41から状態St43までの時間T42(時間T41より長い)で直方体が45度回転するように、直方体の回転速度を変更(遅く)する。
言い換えれば、回転速度を制御しない場合は時間T41で直方体が45度回転するため、急激に飛び出し量、及び、引っ込み量が変化する。しかし、回転速度に制御を加えることで時間T42(>T41)の間に直方体が45度回転するため、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制できる。この遷移後の状態St43は、図3の状態ST301に対応する。
次に、図4の状態St43から状態St44まではユーザの操作がなく、直方体の表示の状態が変化していない時間帯を示している。次に、状態St44でユーザによって操作が加えられたことによって直方体が45度回転する(すなわち、図3の状態ST302に変化する)場合の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測すると、単位時間当たりの飛び出し量の変化量は約「0.3H」、及び、引っ込み量の変化量は約「−0.3H」となる。これらの変化量は、いずれも閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えるため、表示制御部132は、直方体の回転速度を遅くする。
図4で示す状態St44から状態St45への遷移は予測値であり、時間T43で直方体が45度回転をした場合を示すが、このままでは、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化が大き過ぎる。そこで、この予測値を基に状態St44から状態St46までの時間T44(時間T43より長い)の間に直方体が45度回転するように、直方体の回転速度を変更(遅く)する。
言い換えれば、回転速度を制御しない場合は時間T43で直方体が45度回転するため、急激に飛び出し量、及び、引っ込み量が変化する。しかし、回転速度に制御を加えることで時間T44(>T43)の間に直方体が45度回転するため、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制できる。この遷移後の状態St46は、図3の状態ST302に対応する。
また、状態St41(=ST300)から状態St43(=ST301)への遷移と、状態St44(=ST301)から状態St46(=ST302)への遷移とでは、飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量が異なるため、回転速度、すなわち同じ回転量(45度)に対する回転時間が、時間T42と時間T44とで異なるように制御している。
図4の場合は、飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量が比較的大きい状態St41(=ST300)から状態St43(=ST301)への変化に要する時間T42の方が、飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量が比較的小さい状態St44(=ST301)から状態St46(=ST302)への変化に要する時間T44より長く設定している。
このことは、飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量に応じて回転速度を調整していることを示す。すなわち、飛び出し量及び引っ込み量の変化量に着目すれば、状態St41から状態St43までと、状態St44から状態St46までとは、同じ速度(すなわち、図4の実線の傾きが同一)で回転していることになる。一方、回転量(回転角度)に着目すれば、状態St41から状態St43までは、状態St44から状態St46までよりゆっくり(すなわち、長い時間をかけて)回転していることになる。
図5及び図6では、直方体にさらに操作を加えることによって、図3の状態ST302の直方体をさらに回転させる場合について説明する。
図5の状態ST500は、図3の状態ST302に対応する。なお、図5では、図3の場合と同様に、ユーザの一回の操作に対して直方体が45度ずつ回転する場合を想定している。
まず、状態ST500において、表示部14に表示されている直方体の最も飛び出している点の飛び出し量は「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は「−H」である。次に、ユーザによって一回の操作が加えられることで、表示部14に表示される直方体は、状態ST500から45度回転した状態ST501に変化する。状態ST501における最も飛び出している点の飛び出し量は約「0.7H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は約「−0.7H」となる。
次に、ユーザによってさらに一回の操作が加えられることで、表示部14に表示される直方体は、状態ST501からさらに45度回転した状態ST502に変化する。状態ST502における最も飛び出している点の飛び出し量は「0」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は「0」となる。
次に、図6を用いて、図5で示した状態ST500から状態ST501、及び、状態ST501から状態ST502に遷移する場合のそれぞれにおいて、立体画像の回転速度を制御する具体的な方法について説明する。
図6の縦軸は立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量を示し、横軸は時間を示す。
まず、図5の状態ST500は、図6の状態St61に対応する(最も飛び出している点の飛び出し量が「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量が「−H」)。この状態ST500からユーザによって操作が加えられたことによって直方体が45度回転する(すなわち、図5の状態ST501に変化する)場合の単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化量を予測すると、単位時間当たりの飛び出し量の変化量は約「0.3H」、及び、引っ込み量の変化量は約「−0.3H」となる。これらの変化量は、いずれも閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えるため、表示制御部132は、直方体の回転速度を遅くする。
図6で示す状態St61から状態St62への遷移は予測値であり、時間T61で直方体が45度回転をした場合を示すが、このままでは、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化が大き過ぎる。そこで、この予測値を基に状態St61から状態St63までの時間T62(時間T61より長い)の間に直方体が45度回転するように、直方体の回転速度を変更(遅く)する。
言い換えれば、回転速度を制御しない場合は時間T61で直方体が45度回転するため、急激に飛び出し量、及び、引っ込み量が変化する。しかし、回転速度の制御を加えることで、時間T62(>T61)の間に直方体が45度回転するため、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制できる。この遷移後の状態St63は、図5の状態ST501に対応する。
次に、図6の状態St63から状態St64までは操作がなく、直方体の状態が変化していない時間帯を示している。次に、状態St64でユーザによって操作が加えられたことによって直方体が45度回転する(すなわち、図5の状態ST502に変化する)場合の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測すると、単位時間当たりの飛び出し量の変化量は約「0.7H」、及び、引っ込み量の変化量は約「−0.7H」となる。これらの変化量は、いずれも閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えるため、表示制御部132は、直方体の回転速度を遅くする。
図6で示す状態St64から状態St65への遷移は予測値であり、時間T63で直方体が45度回転をした場合を示すが、このままでは、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化が大き過ぎる。そこで、予測値を基に状態St64から状態St66までの時間T64(時間T63より長い)の間に直方体が45度回転するように、直方体の回転速度を変更(遅く)する。
言い換えれば、回転速度を制御しない場合は時間T63で直方体が45度回転するため、急激に飛び出し量、及び、引っ込み量が変化する。しかし、回転速度の制御を加えることで時間T64(>T63)の間に立体画像が45度回転するため、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制できる。この遷移後の状態St66は、図5の状態ST502に対応する。
また、状態St61(=ST500)から状態St63(=ST501)への遷移と、状態St64(=ST501)から状態St66(=ST502)への遷移とでは、飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量が異なるため、回転速度、すなわち同じ回転量45度に対する回転時間が、時間T62と時間T64とで異なるように制御している。このことは、飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量に応じて回転速度を調整していることを示す。
以上、図3〜図6で説明した例は、いずれも、図2のステップS2004の遷移条件Aで状態遷移した場合について示したものである。
図7及び図8を用いて、実施の形態1に係る立体画像表示制御装置10がユーザによる変化指示に基づいて、表示部14に表示されている立体画像を制御する場合の別の一例について説明する。
図7では、立体画像表示制御装置10に球状のオブジェクトが立体表示され、ユーザの一回の操作に対して球がその重心を中心として45度ずつ回転する場合を想定している。まず、初期状態ST700は、表示部14に表示されている球の、最も飛び出している点の飛び出し量が「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量が「−H」である状態を示している。
次に、ユーザによって一回の操作が加えられることで、表示部14に表示される球は、初期状態ST700から45度回転した状態ST701に変化する。状態ST701における最も飛び出している点の飛び出し量は「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は「−H」となり、初期状態ST700と同じになる。
次に、ユーザによってさらに一回の操作が加えられることで、表示部14に表示される球は、状態ST701からさらに45度回転した状態ST702に変化する。状態ST702における最も飛び出している点の飛び出し量は「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は「−H」となり、状態ST701と同じになる。
次に、図8を用いて、図7で示した初期状態ST700から状態ST701、及び、状態ST701から状態ST702に遷移する場合のそれぞれにおいて、立体画像の回転速度を制御する具体的な方法について説明する。
図8の縦軸は立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量を示し、横軸は時間を示す。
まず、図7の初期状態ST700は、図8の状態St81に対応する(最も飛び出している点の飛び出し量が「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量が「−H」)。この状態St81からユーザによって操作が加えられたことによって球が45度回転する場(すなわち、図7の状態ST701に変化する)合の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測すると、単位時間当たりの飛び出し量の変化量は「0」、及び、引っ込み量の変化量は「0」となる。
すなわち、飛び出し量、及び、引っ込み量に変化がなく、いずれも閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えないため、表示制御部132は、球の回転速度を変更しない。すなわち、表示制御部132は、入力受付部12で受け付けられた変化指示に従って、表示部14に表示されている球を回転させる。
図8で示す状態St81から状態St83への遷移は予測値であり、時間T81で球が45度回転をした場合を示すが、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化が小さい(本例では変化がない)。そのため、表示制御部132は、この予測値を基に状態St81から状態St83に遷移するように、球の回転速度を変化させることなく表示部14に表示させる。このことは、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化がない場合は球の回転速度を変更することなく、ユーザによる操作をそのまま表示に反映させることを意味する。この遷移後の状態St83は、図7の状態ST701に対応する。
状態St83から状態St84まではユーザの操作がなく、球の表示の状態が変化していない時間帯を示している。次に、状態St84でユーザによって操作が加えられたことによって球を45度回転する(すなわち、図7の状態ST702に変化する)場合の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測すると、単位時間当たりの飛び出し量の変化量は「0」、及び、引っ込み量の変化量は「0」となり、いずれも閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えないため、表示制御部132は、球の回転速度を変更することなく表示部14に表示させる。
図8で示す状態St84から状態St86への遷移は予測値であり、時間T83で球が45度回転をした場合を示すが、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化が小さい(本例では変化がない)。そのため、表示制御部132は、この予測値を基に状態St84から状態St86に遷移するように、球の回転速度を変化させることなく、表示部14に表示させる。この遷移後の状態St86は、図7の状態ST702に対応する。
図7及び図8で示す例では、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化がない(本例では変化がない)場合のため、回転速度を変更することなく表示すること、すなわち、いずれも、図2のステップS2005の遷移条件Bで状態遷移した場合について示したものである。
上記のようにすることで、立体画像そのものの大きさや形を一定に保ったまま、ユーザの操作に対応して立体画像を回転させることができる。一方、操作に伴う立体画像の回転の際に、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が予め定めた閾値を超える場合に、立体画像の回転速度を遅くする。その結果、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制することができるため、視聴者に与える疲労を軽減することができるという効果を奏する。
(実施の形態2)
実施の形態1では、図2から図8を用いて、ユーザの操作に対応して立体画像を回転させる場合において、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が予め定めた閾値を超える場合に、立体画像回転速度を遅くするために、変化指示に示される回転時間より長い時間をかけて、変化指示に示される所定の回転量だけ回転させる例を説明した。
これに対して、実施の形態2においては、図9から図11を用いて、ユーザの操作に対応して立体画像を回転させる場合において、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が予め定めた閾値を超える場合に、立体画像回転速度を遅くするために、所定の時間で通常より小さい回転量だけ回転させる例を説明する。
なお、本発明の実施の形態2においては、図1に示す立体画像表示制御装置10の構成については、本発明の実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。その他、実施の形態1との共通点の詳しい説明は省略し、相違点を中心に説明する。
(実施の形態2に係る立体画像表示制御装置10の動作)
以下、入力受付部12で受け付けた変化指示の情報と、現在表示している立体画像の状態とに応じて、表示部14に表示されている立体画像の回転量を変更することによって回転速度を制御する実施の形態2の方法の一例を、図9を参照して説明する。なお、実施の形態2では、図2で説明したステップS2004を、図9ではステップS2008に置き換え、回転量を制御するものとなる。
(ステップS2001)制御部13は、ユーザからの変化指示が入力受付部12で受け付けられたことを検知した場合(ステップS2001でYES)はステップS2002に進み、検知しない場合(ステップS2001でNO)はステップS2001に戻る。
(ステップS2002)変化量予測部131は、入力受付部12で受け付けられた変化指示と、表示部14に現在表示されている立体画像の状態とに基づいて、変化指示に従って立体画像を変化させた時の、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化量を予測し、ステップS2003に進む。
(ステップS2003)表示制御部132は、変化量予測部131で予測された飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が閾値を超える場合(ステップS2003でYES)はステップS2008に進み、予測した変化量の両方(飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の両方)が閾値を超えない場合(ステップS2003でNO)はステップS2005に進む。
(ステップS2008)表示制御部132は、表示部14に現在表示されている立体画像を遷移条件A’で遷移するように表示部14の表示内容を制御すると共に、状態遷移後の立体画像データをデータ保持部15に保持させる。
ここで、遷移条件A’は、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑止するために、立体画像の表示速度(回転速度)を制御して表示部14に表示させる条件である。なお、本実施の形態2における以後の説明では、変化指示に示される所定の時間で回転する回転量を変更する(回転量を小さくする)ことによって、立体画像の回転速度を制御する方法について説明する。
(ステップS2005)表示制御部132は、表示部14に現在表示されている立体画像を遷移条件Bで遷移するように表示部14の表示内容を制御すると共に、状態遷移後の立体画像データをデータ保持部15に保持させる。
ここで、遷移条件Bは、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化がないと予測された場合の遷移条件であって、立体画像の回転量を変更しない(変化指示に示される回転速度で回転させる)条件である。
(ステップS2006)表示部14は、ステップS2008、または、ステップS2005で表示制御部132の立体画像の回転量の制御に基づいて、左眼用画像及び右眼用画像を用いて立体画像を表示する。
ここで、表示制御部132は、ステップS2008、及び、ステップS2005で表示の状態を遷移させる際に、データ保持部15に記憶している遷移前の立体画像の状態を読み出し、ステップS2008、及び、ステップS2005の条件で遷移させた遷移後の立体画像の状態を再度データ保持部15に保持させる。
(実施の形態2に係る立体画像表示制御装置10の立体画像の表示制御の一例)
図10及び図11を用いて、実施の形態2に係る立体画像表示制御装置10が、変化指示に基づいて表示部14に表示される立体画像を制御する場合の一例について説明する。
図10では、立体画像表示制御装置10に直方体が立体表示され、ユーザの一回の操作に対して、表示部14に表示されている直方体が飛び出し量、及び、引っ込み量の変化に応じて定まる回転量だけ回転する場合を想定しており、単位時間当たりの変化量が閾値を超えない場合は45度回転するものとしている。
まず、初期状態ST1000は、表示部14に表示されている直方体の最も飛び出している点の飛び出し量が「0」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量が「0」である状態を示している。次に、状態ST1001は、ユーザによって一回の操作が加えられたことによって、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制するように、直方体を初期状態ST1000から45度回転させた状態である。状態ST1001における最も飛び出している点の飛び出し量は「0.7H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は「−0.7H」となる。
次に、図11を用いて、図10で示した初期状態ST1000から状態ST1001に遷移する場合の、立体画像の回転量を制御する具体的な方法について説明する。
図11の縦軸は立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量を示し、横軸は時間を示す。
まず、図10の初期状態ST1000は、図11の状態St111に対応する(最も飛び出している点の飛び出し量が「0」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量が「0」)。この状態St111からユーザによって操作が加えられたことによって直方体が45度回転する(すなわち、図10の状態ST1001に変化する)場合の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測すると、単位時間当たりの飛び出し量の変化量は約「0.7H」、及び、引っ込み量の変化量は約「−0.7H」となる。これらの変化量は、いずれも閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えるため、表示制御部132は、直方体の回転速度を遅くする。
図11で示す状態St111から状態St112への遷移は予測値であり、時間T111で直方体が45度回転をした場合(図10の状態ST1001に対応する)を示すが、このままでは、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化が大き過ぎる。そこで、この予測値を基に状態St111から状態St113までの時間T111の間の直方体の回転量を小さくする。その結果、直方体の回転速度が、変化指示に示される回転速度よりも遅くなる。
言い換えれば、状態St111から状態St112への遷移時間と、状態St111から状態St113への遷移時間とは、いずれも時間T111で同一である。しかしながら、状態St111から状態St112への遷移では直方体が45度回転するのに対し、状態St111から状態St113への遷移では直方体が45度より小さい角度(例えば、30度)しか回転しない。この遷移後の状態St43は、図10の状態ST1002に対応する。
このように、同一の時間における直方体の回転量を抑えることによっても、直方体の回転速度を遅くすることができる。そして、このような制御によっても、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制することができる。したがって、ユーザが立体画像を所定の角度(45度)回転させるためには、立体画像の回転指示を何度か入力すればよい。
このことは、飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量に応じて直方体の回転速度を調整していることを示し、図9のステップS2008の遷移条件A’で状態遷移したことを示したものである。なお、本実施の形態2では説明を省略するが、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化がいずれも閾値を超えない場合は、立体画像の回転量(及び、回転速度)を変化させることなく表示部14に表示させる(図9のステップS2005に対応する)。
上記のようにすることで、立体画像そのものの大きさや形状を一定に保ったまま、ユーザの操作に対応して立体画像を回転させることができる。一方、ユーザによる操作に伴って立体画像を回転させる場合において、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が予め定めた閾値を超える場合に、所定の時間における回転量を小さくする。その結果、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制することができる。このため、視聴者に与える疲労を軽減することができるという効果を奏する。
(実施の形態3)
実施の形態1、2では、ユーザからの操作に対して立体画像(3Dオブジェクト)の表示を変更する立体画像表示制御装置10について説明した。そして、実施の形態1、2では、ユーザからの一回の操作に対して、立体画像を45度だけ回転させることを前提として説明した。
これに対して、本実施の形態3では、ユーザの実際の操作量に応じて回転量をアナログ的に変化させることに対応する。さらに、立体画像を回転させる場合において、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が予め定めた閾値を超える場合に、立体画像の回転速度を遅くすることによって、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制する立体画像表示制御装置20について、図12を用いて説明する。
(実施の形態3に係る立体画像表示制御装置20の構成)
図12は、実施の形態3における立体画像表示制御装置20の概要を説明するためのブロック図である。なお、実施の形態1の立体画像表示制御装置10と同様の構成を有する部分については、同一符号を付してその説明を省略する。その他、実施の形態1、2との共通点の詳しい説明は省略し、相違点を中心に説明する。
図12において、実施の形態3における立体画像表示制御装置20は、実施の形態1における立体画像表示制御装置10の構成に加えて、制御部13に操作量算出部133を備える構成となっている。操作量算出部133は、入力受付部12で受け付けられたユーザの操作量から回転量を算出する。すなわち、実施の形態3に係る変化指示には、ユーザの操作量が含まれる。そして、この「ユーザの操作量」が回転量(変化量)を間接的に特定する情報となる。
操作量算出部133における回転量の算出方法の具体例は特に限定されない。例えば、立体画像表示制御装置20の表示部14に重畳するように配置されるタッチパネルへのタッチ操作を受け付ける場合は、タッチパネルに対する操作速度が速いほど回転量を大きくし、タッチパネルに対する操作速度が遅いほど回転量を小さくするようにしてもよい。また、他の例として、タッチパネルに対する操作距離が長いほど回転量を大きくし、タッチパネルに対する操作距離が短いほど回転量を小さくするようにしてもよい。また、マウスやジョイスティック等のボタンを操作する場合は、ボタンの押下時間に応じて回転量を変更する等であってもよい(例えば、押下時間が長いほど回転量が大きく、押下時間が短いほど回転量を小さくする)。すなわち、ユーザの現実の操作量から、回転量を算出可能な方法であればどのようなものでも構わない。
また、回転量のみならず、上記のように算出した回転量だけ回転させるのに要する時間(回転時間)や回転速度等を、ユーザの現実の操作量から算出してもよい。例えば、タッチパネルに対する操作速度が速いほど回転時間を短く(回転速度を早く)し、タッチパネルに対する操作速度が遅いほど回転時間を長く(回転速度を遅く)してもよい。
また、操作量算出部133で算出した回転量は、変化量予測部131に通知される。変化量予測部131は、操作量算出部133から取得した回転量に応じて立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測する。
(実施の形態3に係る立体画像表示制御装置20の動作)
図13及び図14は、実施の形態3における立体画像表示制御装置20の立体画像に対する制御動作の一例を示す図である。なお、実施の形態1の図2、及び、実施の形態2の図9で説明したステップと同様の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図13は、入力受付部12で受け付けられた操作量から算出される回転量と、表示部14に現在表示されている立体画像の状態とに応じて、表示部14に表示されている立体画像の回転速度を制御する制御部13の動作の一例を示す図である。図13は、実施の形態1の図2にステップS2007を追加し、ユーザの操作を検知した時に、ユーザの現実の操作量から回転量をアナログ的に算出することで、操作量に応じて回転量が変化することに対応するものとなる。
以下、ステップS2007を中心に、ステップS2001、ステップS2007、ステップS2002の動作を説明する。なお、ステップS2003以降の動作に関しては、実施の形態1の図2と同様のため説明を省略する。
(ステップS2001)制御部13は、ユーザからの変化指示が入力受付部12で受け付けられたことを検知した場合(ステップS2001でYES)はステップS2007に進み、検知しない場合(ステップS2001でNO)はステップS2001に戻る。
(ステップS2007)操作量算出部133は、入力受付部12で受け付けられた変化指示に含まれる操作量に応じて立体画像の回転量を算出し、ステップS2002に進む。
(ステップS2002)変化量予測部131は、操作量算出部133で算出された回転量と、表示部14に現在表示されている立体画像の状態とに基づいて、算出された回転量だけ立体画像を回転させた時の、単位時間当たりの飛び出し量、及び、引っ込み量の変化量を予測し、ステップS2003に進む。
図14は、入力受付部12で受け付けられた操作量から算出される回転量と、表示部14に現在表示されている立体画像の状態とに応じて、立体画像の回転速度を制御する方法の一例を示す図である。図14は、実施の形態2の図9にステップS2007を追加し、ユーザによる操作を検知した時に、ユーザの現実の操作量から回転量を算出することで、操作量に応じて回転量が変化することに対応するものとなる。ステップS2001、ステップS2007、ステップS2002は上述の図13と同様であり、ステップS2003以降の動作に関しては、実施の形態2の図9と同様のため説明を省略する。
上記のようにすることで、ユーザの現実の操作量に対応して立体画像の回転量を算出することが可能となる。また、操作に伴って立体画像を変化させる場合において、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が予め定めた閾値を超える場合に、立体画像の回転速度を遅くする。その結果、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制することができるため、視聴者に与える疲労を軽減することができるという効果を奏する。
(その他の実施の形態)
実施の形態1〜3では、立体画像表示制御装置10、20の動作として、ユーザの操作に伴って立体画像を変化させる場合において、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が予め定めた閾値を超える場合に、立体画像の回転速度を遅くすることにより、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制する方法について説明した。しかしながら、飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制する方法は、上記に限るものではない。
例えば、図15に示すように、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が閾値を超える場合に、ステップS2009で示すように、回転動作をしない(回転速度を0にする)という遷移条件A’’を採用してもよい。このような方法により、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制することで、視聴者に与える疲労を軽減することができればよい。
また、実施の形態1〜3では、飛び出し量と引っ込み量とが同じように変化する直方体及び球の例を説明したが、図16に示すように、飛び出し量と引っ込み量とが異なる立体画像であっても上記の各実施の形態に係る制御方法は適用可能である。以下、図16及び図17を用いて、飛び出し量と引っ込み量とが異なる立体画像を回転させる場合に、実施の形態1に係る立体画像表示制御装置10が立体画像の回転速度を制御する場合のさらに別の一例について説明する。
図16では、立体画像表示制御装置10に立体画像が立体表示され、ユーザの一回の操作に対して、表示部14に表示されている立体画像が45度ずつ回転する場合を想定している。まず、初期状態ST1600は、表示部14に表示されている立体画像の、最も飛び出している点の飛び出し量が「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量が「0」の状態を示している。
次に、ユーザによって一回の操作が加えられることで、表示部14に表示されている立体画像は、初期状態ST1600から45度回転した状態ST1601まで変化する。状態ST1601における最も飛び出している点の飛び出し量は「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は約「−0.7H」となる。次に、ユーザによってさらに一回の操作が加えられることで、表示部14に表示される立体画像は、状態ST1601からさらに45度回転した状態ST1602まで変化する。状態ST1602における最も飛び出している点の飛び出し量は「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量は「−H」となる。
次に、図17を用いて、図16で示した初期状態ST1600から状態ST1601、及び、状態ST1601から状態ST1602に遷移する場合のそれぞれにおいて、立体画像の回転速度を制御する具体的な方法について説明する。
図17の縦軸は立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量を示し、横軸は時間を示す。
まず、図16の初期状態ST1600は、図17の状態St171に対応する(最も飛び出している点の飛び出し量が「H」、及び、最も引っ込んでいる点の引っ込み量が「0」)。この状態St171からユーザによって操作が加えられたことによって立体画像が45度回転した場合の飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量を予測すると、単位時間当たりの飛び出し量の変化量は「0」、及び、引っ込み量の変化量は約「−0.7H」となる。
ここで、飛び出し量の単位時間当たりの変化量は閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えないものの、引っ込み量の単位時間当たりの変化量は閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えるため、表示制御部132は、立体画像の回転速度を遅くする。
図17で示す状態St171から状態St172への遷移は予測値であり、時間T71で立体画像が45度回転をした場合を示すが、このままでは、単位時間当たりの引っ込み量の変化が大き過ぎる。そこで、この予測値を基に状態St171から状態St173までの時間T172(時間T171より長い)で立体画像が45度回転するように、立体画像の回転速度を変更(遅く)する。
言い換えれば、回転速度を制御しない場合は時間T171で立体画像が45度回転するため、急激に引っ込み量が変化する。しかし、回転速度に制御を加えることで時間T172(>T171)の間に立体画像が45度回転するため、引っ込み量の急激な変化を抑制できる。この遷移後の状態St173は、図16の状態ST1601に対応する。
次に、図17の状態St173から状態St174まではユーザの操作がなく、表示の状態が変化していない時間帯を示している。次に、状態St174でユーザによって操作が加えられたことによって立体画像が45度回転する場合の飛び出し量、及び、引っ込み量を予測すると、単位時間当たりの飛び出し量の変化量は「0」、及び、引っ込み量の変化量は約「−0.3H」となる。すなわち、飛び出し量の単位時間当たりの変化量は閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えないものの、引っ込み量の単位時間当たりの変化量は閾値(一例では、閾値を0.25Hとする)を超えるため、表示制御部132は、立体画像の回転速度を遅くする。
図17で示す状態St174から状態St175への遷移は予測値であり、時間T173で立体画像が45度回転をした場合を示すが、このままでは、単位時間当たりの引っ込み量の変化が大き過ぎる。そこで、この予測値を基に状態St174から状態St176までの時間T174(時間T173より長い)の間に立体画像が45度回転するように、立体画像の回転速度を変更(遅く)する。
言い換えれば、回転速度を制御しない場合は時間T173で立体画像が45度回転するため、急激に引っ込み量が変化する。しかし、回転速度に制御を加えることで時間T174(>T173)の間に立体画像が45度回転するため、引っ込み量の急激な変化を抑制できる。この遷移後の状態St176は、図16の状態ST1602に対応する。
以上のように、飛び出し量と引っ込み量との単位時間当たりの変化量が異なるような立体画像を変化させる場合でも、飛び出し量及び引っ込み量の単位時間当たりの変化量の少なくとも一方が閾値を超える場合に回転速度を調整する。これにより、単位時間あたりの飛び出し量と引っ込み量とが異なる立体画像でも回転速度を調整することができる。
なお、図16及び図17を用いて説明した例は、いずれも、図2のステップS2004の遷移条件Aで状態遷移した場合について示したものである。このように、飛び出し量と引っ込み量との単位時間当たりの変化量が異なる場合でも実施の形態1の制御方法は適用可能であり、実施の形態2、及び、実施の形態3で説明した方法も同様に適用可能である。
また、上記の各実施の形態1〜3では、図7に示されるような場合に、表示制御部132は、飛び出し量、及び、引っ込み量の単位時間当たりの変化量が閾値を超えないと判断する。図7の例では、単位時間の前における立体画像の最も飛び出した点(最も引っ込んだ点)と、単位時間の後における立体画像の最も飛び出した点(最も引っ込んだ点)とは、飛び出し量(引っ込み量)が同じになっている。
すなわち、上記の各実施の形態1〜3に係る変化量予測部131は、単位時間の前後のそれぞれにおける最も飛び出した点の飛び出し量(最も引っ込んだ点の引っ込み量)同士の差に着目して、単位時間当たりの飛び出し量(引っ込み量)の変化量を予測している。
しかしながら、図18に示されるように、表面に模様(図18の例では、日本列島の模様)が付されているような球を回転させる場合、ユーザは、その模様を眼で追い続ける可能性がある。
このような場合、変化量予測部131は、立体画像の特定の点の単位時間の前後における飛び出し量の差を、単位時間当たりの飛び出し量の変化量として予測すればよい。同様に、変化量予測部131は、立体画像の特定の点の単位時間の前後における引っ込み量の差を、単位時間当たりの引っ込み量の変化量として予測すればよい。
まず、図18の初期状態ST1800は、表示部14に表示されている球の表面の日本列島(特定の点の一例)の飛び出し量が「0.2H」である状態を示している。次に、ユーザによって一回の操作が加えられることで、表示部14に表示される球が回転(日本列島が天頂方向に移動するように回転)して状態ST1801に変化する。状態ST1801における日本列島の飛び出し量は「H」となる。
このとき、変化量予測部131は、回転前の日本列島の飛び出し量「0.2H」と、回転後の日本列島の飛び出し量「H」との差「0.8H」を、球が状態ST1800から状態ST1801に変化するのに要する時間で除すことにより、単位時間当たりの飛び出し量の変化量を予測することができる。そして、表示制御部132は、変化量予測部131で算出された飛び出し量が閾値を超える場合に、球の回転速度を遅くする。
次に、ユーザによってさらに一回の操作が加えられることで、表示部14に表示される球が回転(日本列島が奥側の赤道に近づくように回転)して状態ST1802に変化する。状態ST1802における日本列島の飛び出し量は「0.2H」となる。
このとき、変化量予測部131は、回転前の日本列島の飛び出し量「H」と、回転後の日本列島の飛び出し量「0.2H」との差「−0.8H」を、球が状態ST1801から状態ST1802に変化するのに要する時間で除すことにより、単位時間当たりの飛び出し量の変化量と予測する。そして、表示制御部132は、変化量予測部131で算出された飛び出し量が閾値を超える場合に、球の回転速度を遅くする。
上記の処理は、単位時間当たりの飛び出し量の変化量のみならず、単位時間当たりの引っ込み量の変化量を予測する際にも適用することができる。すなわち、図18に示される球を上記の例と反対方向に回転させる場合は、上記の処理によって単位時間当たりの引っ込み量の変化量を予測すればよい。
また、上記の処理は、立体画像に付されている全ての模様(テクスチャ)に対して適用する必要はない。例えば、回転の前後のいずれか一方において、立体画像上の最も飛び出した点、又は、最も引っ込んだ点に位置する模様に対して、選択的に上記の処理を適用すればよい。
さらに、上記の処理を適用する立体画像上の点は、立体画像に付された模様に限定されない。例えば、表示部14に表示された立体画像に指(指に限定されず、手、又は手に持っている指示棒等の指示物等であってもよい)を重畳させ、その指を動かすことによって、指を動かした方向に動かした量だけ立体画像を回転(変化)させる場合、立体画像の指を重畳させた点に対して、上記の処理を適用してもよい。
また、上記の各実施の形態1〜3では立体画像の表示変更方法として、立体画像を回転させることを例として説明したが、操作に対する立体画像の変化は回転に限定されるものではなく、移動、拡大、縮小等であってもよい。
また、上記の各実施の形態1〜3では、立体画像の表示変更方法として立体画像をその重心を中心として回転させることを例として説明したが、操作に対する立体画像の回転中心はその立体画像の重心に限定されるものではなく、任意の位置を中心に立体画像を回転させる場合であっても本制御は適用可能である。
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムで実現され得る。RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(2)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、ROMからRAMにコンピュータプログラムをロードし、ロードしたコンピュータプログラムにしたがって演算等の動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(3)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されてもよい。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールには、上記の超多機能LSIが含まれてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有してもよい。
(4)本発明は、上記に示す方法で実現されてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムで実現してもよいし、コンピュータプログラムからなるデジタル信号で実現してもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラムまたはデジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなどに記録したもので実現してもよい。また、これらの記録媒体に記録されているデジタル信号で実現してもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラムまたはデジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送してもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、メモリは、コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサは、コンピュータプログラムにしたがって動作してもよい。
また、プログラムまたはデジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、またはプログラムまたはデジタル信号をネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施してもよい。
(5)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明による、視聴者に与える疲労を軽減することができる形態で、操作に対する立体画像の回転速度、及び、回転量を自動で制御し、立体画像の飛び出し量、及び、引っ込み量の急激な変化を抑制することが可能な立体画像表示制御装置及び立体画像表示制御方法は、主に、TVや、携帯端末、タブレット端末をはじめとするモバイル端末等のAV機器に用いられるが、本発明の立体画像表示制御装置及び立体画像表示制御方法は、立体画像を表示可能な装置であれば応用可能であり、一般の立体画像が表示可能なディスプレイ等においても応用可能である。
10,20 立体画像表示制御装置
11 画像データ取得部
12 入力受付部
13 制御部
14 表示部
15 データ保持部
131 変化量予測部
132 表示制御部
133 操作量算出部

Claims (11)

  1. 表示装置に仮想空間内の3Dオブジェクトである立体画像を表示させる立体画像表示制御装置であって、
    立体画像の移動量と、回転角度と、拡大率又は縮小率との少なくとも1つにより定義される立体画像の状態に基づいて、当該立体画像を前記表示装置に出力する出力部と、
    前記表示装置に表示されている立体画像の状態を変化させる変化指示であって、立体画像の状態の変化量と、立体画像の状態を前記変化量だけ変化させるのに要する変化時間とを特定する情報を含む変化指示の入力を、ユーザから受け付ける入力受付部と、
    前記入力受付部で受け付けられた前記変化指示に従って立体画像の状態を変化させた時の、当該立体画像の単位時間当たりの飛び出し量及び引っ込み量の変化量を予測する変化量予測部と、
    前記入力受付部で受け付けられた前記変化指示に従って、前記出力部から出力される立体画像の状態を変化させる表示制御部とを備え、
    前記表示制御部は、前記変化量予測部で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が予め定められた閾値を超える場合に、前記出力部から出力される立体画像の単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値以下となるように、前記変化時間より長い時間をかけて前記変化量だけ立体画像の状態を変化させる
    立体画像表示制御装置。
  2. 前記変化量予測部は、
    単位時間の前後それぞれにおいて、前記表示装置の表示面から最も飛び出ている立体画像上の点の飛び出し量の差を、単位時間当たりの飛び出し量の変化量として予測し、
    単位時間の前後それぞれにおいて、前記表示装置の表示面から最も引っ込んでいる立体画像上の点の引っ込み量の差を、単位時間当たりの引っ込み量の変化量として予測する
    請求項1に記載の立体画像表示制御装置。
  3. 前記変化量予測部は、
    立体画像の特定の点の単位時間の前後における飛び出し量の差を、単位時間当たりの飛び出し量の変化量として予測し、
    立体画像の特定の点の単位時間の前後における引っ込み量の差を、単位時間当たりの引っ込み量の変化量として予測する
    請求項1に記載の立体画像表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、前記変化量予測部で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値を超える場合に、前記変化時間の間に前記変化量より少ない量だけ立体画像の状態を変化させる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の立体画像表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記変化量予測部で予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値を超える場合に、前記変化指示に従った立体画像の状態の変化を行わない
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の立体画像表示制御装置。
  6. 前記入力受付部で受け付けられる立体画像の状態の変化指示は、当該立体画像の移動、回転、拡大、又は縮小を含む
    請求項1〜のいずれか1項に記載の立体画像表示制御装置。
  7. 前記入力受付部は、ユーザによる所定の入力操作によって、予め定められた変化量の前記変化指示を受け付ける
    請求項1〜のいずれか1項に記載の立体画像表示制御装置。
  8. 前記入力受付部は、ユーザによる入力操作の大きさに応じた変化量の前記変化指示を受け付ける
    請求項1〜のいずれか1項に記載の立体画像表示制御装置。
  9. 前記立体画像表示制御装置は、さらに、前記表示装置を備える
    請求項1〜のいずれか1項に記載の立体画像表示制御装置。
  10. コンピュータが、表示装置に仮想空間内の3Dオブジェクトである立体画像を表示させる立体画像表示制御方法であって、
    立体画像の移動量と、回転角度と、拡大率又は縮小率との少なくとも1つにより定義される立体画像の状態に基づいて、当該立体画像を前記表示装置に出力する出力ステップと、
    前記表示装置に表示されている立体画像の状態を変化させる変化指示であって、立体画像の状態の変化量と、立体画像の状態を前記変化量だけ変化させるのに要する変化時間とを特定する情報を含む変化指示の入力を、ユーザから受け付ける入力受付ステップと、
    前記入力受付ステップで受け付けられた前記変化指示に従って立体画像の状態を変化させた時の、当該立体画像の単位時間当たりの飛び出し量及び引っ込み量の変化量を予測する変化量予測ステップと、
    前記入力受付ステップで受け付けられた前記変化指示に従って、前記出力ステップで出力される立体画像の状態を変化させる表示制御ステップとを含み、
    前記表示制御ステップでは、前記変化量予測ステップで予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が予め定められた閾値を超える場合に、前記出力ステップで出力される立体画像の単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値以下となるように、前記変化時間より長い時間をかけて前記変化量だけ立体画像の状態を変化させる
    立体画像表示制御方法。
  11. コンピュータに、表示装置に仮想空間内の3Dオブジェクトである立体画像を表示させるプログラムであって、
    立体画像の移動量と、回転角度と、拡大率又は縮小率との少なくとも1つにより定義される立体画像の状態に基づいて、当該立体画像を前記表示装置に出力する出力ステップと、
    前記表示装置に表示されている立体画像の状態を変化させる変化指示であって、立体画像の状態の変化量と、立体画像の状態を前記変化量だけ変化させるのに要する変化時間とを特定する情報を含む変化指示の入力を、ユーザから受け付ける入力受付ステップと、
    前記入力受付ステップで受け付けられた前記変化指示に従って立体画像の状態を変化させた時の、当該立体画像の単位時間当たりの飛び出し量及び引っ込み量の変化量を予測する変化量予測ステップと、
    前記入力受付ステップで受け付けられた前記変化指示に従って、前記出力ステップで出力される立体画像の状態を変化させる表示制御ステップとを、前記コンピュータに実行させ、
    前記表示制御ステップでは、前記変化量予測ステップで予測された単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が予め定められた閾値を超える場合に、前記出力ステップで出力される立体画像の単位時間当たりの飛び出し量又は引っ込み量の変化量が前記閾値以下となるように、前記変化時間より長い時間をかけて前記変化量だけ立体画像の状態を変化させる
    プログラム。
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