JP5181052B2 - ゴルフクラブセット - Google Patents

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Description

本発明は、クラブ全長を考慮してフェース部の厚さ分布を規定することにより、ミスショット時の反発性能の低下を抑制しうるゴルフクラブセットに関する。
ウッド型やユーティリテイータイプのゴルフクラブでは、ロフト角及びクラブ全長が異なる複数本をセットとすることがある。これらのセットに含まれるゴルフクラブには、通常、同一のブランド名や製品名が付される他、同一のデザインを基調とした設計がなされて統一感が与えられているが、これらは、必ずしもセット販売されるものではなく、単品として販売される。例えば、これらのセットでは、ヘッドの構造やフェース部の厚さ等の仕様も同一とされる傾向がある。しかしながら、各番手に応じた飛距離性能を発揮させるために、これらのセットでは、番手に応じて、ロフト角、クラブ全長、クラブ重量、ヘッド寸法、ヘッド体積及び/又はフェース部以外の厚さ等の調整がなされていた。
発明者らは、このようなゴルフクラブセットに含まれるゴルフクラブについて実打試験を行い、各番手の打点分布を調査した。図8には、その結果が示されており、図8(a)は3番ウッド(#3)、図8(b)は5番ウッド(#5)、図8(c)は7番ウッド(#7)の結果がそれぞれ示されている。各クラブの仕様は、次の通りである。
3番ウッド:ロフト角15度、クラブ全長43.0インチ
5番ウッド:ロフト角18度、クラブ全長42.0インチ
7番ウッド:ロフト角20度、クラブ全長41.5インチ
また、図8において、原点は、フェースセンター、横軸はフェースのトウ・ヒール方向の位置、縦軸はフェースの上下方向の位置であることをそれぞれ示している。
図8(a)乃至(c)から明らかなように、統一的な設計がなされていても、ゴルフクラブセット内の各番手毎に打点分布の近似線の傾きが異なることが分かる。特に、クラブ全長が大きい低番手(#3)ほど、水平軸に対する近似線の傾きは大きくなること、つまり打点が上下方向にばらつきやすい一方、クラブ全長が小さい高番手(#7)ほど、水平軸に対する近似線の傾きは小さくなること、つまり打点が左右方向にばらつきやすいことが判明した。この原因は、クラブ全長が大きいといわゆる横振りになり、クラブ全長が小さいといわゆる縦振りになるためと推察される。
発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、セット内の各ゴルフクラブヘッドのフェース部に、反発性に優れる薄肉部をトウ側及びヒール側に設けるとともに、これらの薄肉部の配置位置をクラブ全長に応じて調節することにより、セット内の各ゴルフクラブにおいて、ミスショット時でも反発性能の低下を最小限に抑え得ることを知見した。関連する文献としては、次のものがある。
特開2006−197979号公報 特開2003−24476号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、ミスショット時の反発性低下を抑制するゴルフクラブセットを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、クラブ全長が異なる複数本のゴルフクラブをセットとしたゴルフクラブセットであって、各ゴルフクラブは、シャフトと、該シャフトの一端側に固着されかつボールを打撃するフェースを有するフェース部を含む中空構造のゴルフクラブヘッドとを具え、前記フェース部は、中央領域に設けられた中央厚肉部と、該中央厚肉部のトウ側かつクラウン側に設けられた小さい厚さのトウ・クラウン側薄肉部と、前記中央厚肉部のヒール側かつソール側に設けられた小さい厚さのヒール・ソール側薄肉部とを含み、規定のライ角及びロフト角で水平面に載置された基準状態の正面視において、各ゴルフクラブヘッドの前記トウ・クラウン側薄肉部の面積重心と前記フェース部のフェースセンターとを通る第1の直線の前記水平面に対する鋭角側の角度であるトウ側薄肉部配置角θA、及び、前記ヒール・ソール側薄肉部の面積重心と前記フェース部のフェースセンターとを通る第2の直線の前記水平面に対する鋭角側の角度であるヒール側薄肉部配置角θBは、クラブ全長が大きくなるにつれて増大することを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記トウ側薄肉部配置角θAiと、前記クラブ全長Liとは、下記式(1)を満足する請求項1記載のゴルフクラブセットである。
3.1×Li−120<θAi<3.1×Li−114 …(1)
また請求項3記載の発明は、前記ヒール側薄肉部配置角θBiと、前記クラブ全長Liとは、下記式(2)を満足する請求項1又は2記載のゴルフクラブセットである。
6.7×Li−259<θBi<6.7×Li−253 …(2)
また請求項4記載の発明は、前記トウ側薄肉部配置角θAが10〜20度であり、かつ、前記ヒール側薄肉部配置角θBが前記トウ側薄肉部配置角θAよりも大かつ20〜35度である請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブセットである。
また請求項5記載の発明は、前記中央厚肉部の厚さが2.0〜3.0mmであり、かつ、前記トウ・クラウン側薄肉部及び前記ヒール・ソール側薄肉部の各厚さが、前記中央厚肉部の厚さよりも小かつ1.0〜2.0mmである請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブセットである。
また請求項6記載の発明は、前記クラブ全長は、35〜46インチである請求項1に記載のゴルフクラブセットである。
本発明のゴルフクラセットは、各ゴルフクラブが、シャフトと、該シャフトの一端側に固着されかつボールを打撃するフェースを有するフェース部を含む中空構造のゴルフクラブヘッドとを具え、前記フェース部は、中央領域に設けられた中央厚肉部と、該中央厚肉部のトウ側かつクラウン側に設けられた小さい厚さのトウ・クラウン側薄肉部と、前記中央厚肉部のヒール側かつソール側に設けられた小さい厚さのヒール・ソール側薄肉部とを含み、規定のライ角及びロフト角で水平面に載置された基準状態の正面視において、各ゴルフクラブヘッドの前記トウ・クラウン側薄肉部の面積重心と前記フェース部のフェースセンターとを通る第1の直線の前記水平面に対する鋭角側の角度であるトウ側薄肉部配置角θA、及び、前記ヒール・ソール側薄肉部の面積重心と前記フェース部のフェースセンターとを通る第2の直線の前記水平面に対する鋭角側の角度であるヒール側薄肉部配置角θBは、クラブ全長が大きくなるにつれて増大することを特徴とする。
このようなゴルフクラブセットは、クラブ全長の変化に伴う打点のバラツキに応じた最適な薄肉部の配置を取ることができる。即ち、クラブ全長が大きくなるにつれて、トウ側薄肉部配置角θA及びヒール側薄肉部配置角θBをそれぞれ大きくし、図8(a)に示したように、打点のバラツキに対応するようにトウ側及びヒール側の薄肉部を配置できる。換言すれば、クラブ全長が小さくなるにつれて、トウ側薄肉部配置角θA及びヒール側薄肉部配置角θBはそれぞれ小さくなり、図8(c)に示されるように左右方向の打点のバラツキに対応するようにトウ側及びヒール側の薄肉部を好適に配置できる。
本発明の一実施形態のゴルフクラブセットに含まれるゴルフクラブを並べた基準状態の正面図である。 (a)〜(c)は、図1のゴルフクラブの平面図である。 ゴルフクラブの正面図である。 ゴルフクラブヘッドの組立前の分解斜視図である。 図3のフェース背面側を透視した正面図である。 図5のA−A部拡大断面図である。 (a)、(b)は、トウダウンを説明するスイング時の概略図である。 (a)乃至(c)は、各ゴルフクラブにおける打点位置の分布を示す線図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のゴルフクラブセット(以下、単に「セット」ということがある。)Aは、クラブ全長Lが異なる複数本のゴルフクラブ(以下、単に「クラブ」ということがある。)1を組み合わせたものである。本実施形態のセットAは、例えば、3本のウッド型のクラブ1で構成され、3番ウッド(#3)1a、5番ウッド(#5)1b及び7番ウッド(#7)1cからなる。
また、本明細書において、セットAとは、同一の商標や製品名が付された複数本のクラブ1からなるものをいうが、必ずしもセット単位で販売されるものではなく、クラブ1本単位で販売されるものである。また、クラブ1とは、従来、木質材で形成することが主流であったヘッド形状を有するものを指すウッド型のクラブの他、これらとは番手ないし名称が異なるが、ほぼ類似した形状を持つユーティリティヘッドのクラブをも含む。従って、本実施形態のセットAは、下記のゴルフクラブの(a)ないし(e)の組み合わせ含むものとする。
(a)複数本のフェアウエーウッドのセット
(b)複数本のユーティリティクラブのセット
(c)上記aにドライバーを加えたセット
(d)上記aとbとからなるセット
(e)上記dにドライバーを加えたセット
セットAを構成するクラブ1の本数は、特に制限されないが、好ましくは3本以上が望ましい。なお、セットAを構成するクラブ1の本数の上限は特に制限されないが、例えば10本程度に定められる。これらのクラブ1は、例えば、同一のブランド名や製品名で関連づけされる他、同一のデザインを基調とした設計がなされて統一感が与えられる。
各クラブ1は、シャフト2と、該シャフト2の一端側2Aに固着されたゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)3と、前記シャフト2の他端側2Bに設けられかつプレーヤに握られるグリップ4とを含んで構成される。
本実施形態のゴルフクラブ1のクラブ全長Lは、特に限定されるものではないが、大きくなるとスイングバランスが悪化するため、打点のばらつきが大きくなる。また、逆にクラブ全長Lが小さくなると、クラブの長さを利用したヘッドスピードの向上が十分に期待できない。このような観点より、クラブ1のクラブ全長Lは、好ましくは35.0インチ以上、より好ましくは36.0インチ以上が望ましく、また、好ましくは46.0インチ以下、より好ましくは45.0インチ以下が望ましい。
なお、前記基準状態とは、シャフト2の軸中心線CLを任意の垂直面VP内に配しかつ水平面HPに対して規定のライ角α(当該ゴルフクラブヘッドに定めれたライ角)で傾けるとともに、フェース5のフェースセンターSGを規定のロフト角(当該ゴルフクラブヘッドに定められたロフト角)に保持(フェース角は零にセットされる)して水平面HPに接地させた状態とする。なお、本明細書では、以後、特に断りがない場合、クラブ1はこのような基準状態にあるものとして説明される。また、ロフト角は0度よりも大きい角度として与えられる。なお、スイートスポットSSは、ヘッド重心Gからフェースに立てた法線nが該フェース5と交わる点とする。
なお、クラブ全長Lは、図1に示される基準状態において、シャフト2のグリップ側の端2eから、水平面HPとシャフト2の軸中心線CLの交点Xまでをシャフト2の軸中心線CLに沿って測定した長さである。
シャフト2は、繊維強化樹脂材料で構成されるのが望ましい。このようなシャフト2は、軽量のため振りぬき易く、かつ、重量バランスや撓み量の調整等の設計自由度が高い点で好ましい。但し、シャフト2には、金属材料が用いられても良い。
図3及び4に示されるように、前記ヘッド3は、ボールを打撃する打撃面をなすフェース5を有するフェース部6と、フェース5のクラウン側縁5aに連なりヘッド上面をなすクラウン部7と、フェース5のソール側縁5bに連なりヘッド底面をなすソール部8と、前記クラウン部7とソール部8との間を継ぎ前記フェース5のトウ側縁5cからバックフェースBFを通り前記フェース5のヒール側縁5dにのびるサイド部9と、前記クラウン部7のヒール側に設けられかつシャフト2の先端が挿入される円筒状のシャフト差込孔10eを有するホーゼル部10とを具える。本実施形態のヘッド3は、金属材料からなり、かつ、内部に中空部iが設けられた中空構造で構成されている。
本実施形態のヘッド3は、図4に示されるように、前記フェース部6で開口する開口部Oが設けられたヘッド本体11と、前記開口部Oを閉じるフェース部材12とで形成された2ピース構造である。ただし、ヘッド3の構造は、2ピース構造に限定されるものではなく、例えば3ないし4ピース構造等であっても良いのは言うまでもない。
また、ヘッド本体11及びフェース部材12を形成する金属材料としては、特に限定はされないが、例えばチタン合金やステンレスなどの1種ないし2種以上を用いることができる。なお、ヘッド3の一部に前記金属材料より比重の小さい例えば、繊維強化樹脂材料が用いられても良い。
前記ヘッド本体11は、クラウン部7、ソール部8、サイド部9、及びホーゼル部10からなる本体基部11aと、前記開口部Oからフェース5の周縁5aないし5dまでの間を形成する本体前側部11bとを含んで構成される。該ヘッド本体11は、生産性を向上させるため、例えば鋳造によって一体成形されても良いし、成形精度を向上させるため、鍛造又はプレス曲げ加工等することにより作られても良いし、さらに、2以上の部材を接合して作られたものでも良い。なお、本実施形態の開口部Oには、フェース部材12の裏面を保持しうる複数個の爪片13が設けられる。
前記開口部Oは、フェース5の周縁5aないし5dからはみ出すことなく、その内部に形成される。また、開口部Oは、スイートスポットSSを囲むとともに、前記周縁5aないし5dに沿った滑らかな横長の輪郭形状を具える。
前記フェース部材12は、本実施形態では略板状で形成され、例えばフェース5の周縁5aないし5dよりも小さい輪郭形状で形成され、フェース5の主要部を形成している。このようなフェース部材12は、例えば、圧延加工材から所定形状に打ち抜き加工され、それを精密機械加工によって精度良く仕上げられたものが望ましい。
ヘッド3の体積Vは、慣例により定められるが、体積Vが小さくなると、スイートエリアが小さくなって打点がばらついた際に反発性が低下し易い。逆に、前記体積Vの上限は、ゴルフ規則により定められている。このため体積Vは、好ましくは100cm3以上、より好ましくは135cm3以上が望ましく、また好ましくは460cm3以下が望ましい。
また、ヘッド3の質量は、著しく小さくなるとヘッドの運動エネルギーが小さくなり、飛距離の向上が期待できない傾向がある。逆に、質量が著しく大きくなると、振り切るのが困難となり、飛距離が低下する傾向がある。このような観点より、ヘッド3の質量は、好ましくは180g以上、より好ましくは185g以上が望ましく、また好ましくは300g以下、より好ましくは290g以下が望ましい。
また、前記グリップ4は、例えば天然ゴムに、オイル、カーボンブラック、硫黄及び酸化亜鉛を配合して混練した材料を所定形状に成形しかつ加硫することにより作られる。このようなグリップ4の質量は、例えば、38〜46gが望ましい。
そして、発明者らは、種々実験を重ねたところ、ゴルフクラブセットAにおいて、クラブ全長Lと、フェース部6の厚さの分布とを関連付けることが、ミスショット時の飛距離の低下に非常に有効であることを知見した。即ち、スイング時の打点分布のバラツキは、クラブ全長Lに応じてほぼ一定の範囲に収まるため、この打点のバラツキ範囲を集中的に高反発化することで、ミスショット時でも飛距離(反発性能)の低下を最小限に抑え得ることを知見したものである。具体的には、フェース部6の反発性を高め得る厚さの小さい薄肉部の分布を、以下詳述するように改善するものである。
図5には、基準状態におかれた前記ヘッド3のフェース部6の背面6Bを透視した正面図が、図6には図5のA−A部断面図がそれぞれ示される。図から明らかなように、フェース5は、フェース溝(図3に示す)fやパンチマーク(図示せず)等を除いて実質的に平滑面で形成される。他方、フェース部6の背面6Bは、非平坦で形成される。これにより、フェース部6の厚さは、各部で異なっている。
本実施形態において、フェース部6は、その中央領域に設けられた中央厚肉部15と、該中央厚肉部15のトウ側かつクラウン側に設けられた小さい厚さのトウ・クラウン側薄肉部16と、前記中央厚肉部15のヒール側かつソール側に設けられた小さい厚さのヒール・ソール側薄肉部17と、フェース部6の最もヒール側に設けられたヒール中肉部18と、前記トウ・クラウン側薄肉部16のソール側に設けられたソール中肉部19と、前記中央厚肉部15及びトウ・クラウン側薄肉部16のクラウン側に設けられたクラウン中肉部20とを含む。
前記中央厚肉部15は、フェース部6の中で最も大きい厚さを持っている。フェース部6の中央領域は、打球時に大きな衝撃力を受ける。したがって、該中央領域に厚さが最も大きい中央厚肉部15が設けられることにより、フェース部6の耐久性が向上する。ここで、フェース部6の中央領域とは、フェース部6の中空部i側を向くフェース部のフェースセンターSGを含む一定の面積を持つ領域であり、フェース背面周縁部5eには達しないものとする。図6に示されるように、前記フェース背面周縁部5eは、フェース部6の背面6Bと、クラウン部7、ソール部8及びサイド部9の各内側面との間の境界線とする。ただし、前記背面6Bと前記各部7ないし9の内側面とが応力集中を防止するための面取り状の円弧を介して接続される場合、フェース背面周縁部5eは、ヘッド断面において当該円弧Rの長さの中間点として便宜的に定められる。また、前記フェースセンターSGは、フェース5の最もクラウン側の位置と、フェース5の最もソール側の位置との中間位置を通りかつ前記フェース5の表面をのびる水平線の中点とする。
また、図5に示されるように、本実施形態の中央厚肉部15は、クラウン側縁5a、ソール側縁5b及びヒール側縁5dに沿って略長円状をなす基部15aと、該基部15aの上部かつヒール側からクラウン側縁5aに向かってのびる上向き部15bと、前記基部15aの下部かつトウ側からソール側縁5bにのびる下向き部15cとからなる。このような中央厚肉部15は、前記基部15aによって、フェース5において最も大きな力が作用する中央部の耐久性を確保するとともに、上向き部15b及び下向き部15cによって、シャフトの軸中心線CLと平行な軸線に沿って重量が配され、シャフトの軸中心線CL回りの慣性モーメントを確保して方向安定性を高めている。
フェース部6の耐久性をより確実に向上させるために、中央厚肉部15の厚さtcは、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは2.2mm以上が望ましい。他方、中央厚肉部15の厚さtcが過度に大きくなると、反発性の悪化やフェース重量の増大によりスイングバランスが悪化して打点のバラツキが大きくなるおそれがある。このような観点より、中央厚肉部15の厚さtcは、好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.8mm以下が望ましい。なお、前記中央厚肉部15は、実質的に一定の厚さで形成されるのが望ましい。なお、フェース5にフェースライン等のインパクトエリアマーキングが設けられている場合、フェース部6の各部の厚さは、これらのインパクトエリアマーキングを埋めた状態で測定されるものとする。
また、同様の観点より、中央厚肉部15の面積MCは、フェース部6の背面6Bの全面積MGの好ましくは10%以上、より好ましくは12%以上が望ましく、また好ましくは25%以下、より好ましくは20%以下が望ましい。なお、フェース部6の背面6Bや中央厚肉部15の面積(これ以外にも後記する各部の16乃至20の面積も同様)は、便宜上、該当する領域ないし部分を図2に示した垂直面VP(又はこれと平行な垂直面)に投影した二次元形状から求められる面積とする。
なお、前記背面6Bの全面積MGは、ヘッド3の体積に基づいて決定されるが、例えば15〜25cm2程度が好適である。
前記トウ・クラウン側薄肉部16及びヒール・ソール側薄肉部17は、本実施形態では一定の厚さで形成され、かつフェース部6の中で最も小さい厚さを有する。これにより、フェース5のトウ側及びヒール側でボールを打撃するミスショット時においても、フェース部6を十分に撓ませ、ひいては反発性の低下を最小限に抑制できる。従って、ミスショット時でも飛距離の低下を小さくできる。
そして、本発明のゴルフクラブ1では、打点のバラツキによるヘッド3の反発性の低下を最小限に抑制するために、厚さの小さいトウ・クラウン側薄肉部16及びヒール・ソール側薄肉部17がゴルフクラブ1のクラブ全長によってほぼ定まる打点のバラツキ分布に合わせて配置されている。
具体的に述べると、図5に示される前記正規状態における正面視において、トウ・クラウン側薄肉部16の面積重心16Gとフェース部6のフェースセンターSGとを通る第1の直線K1の前記水平面HPに対する鋭角側の角度であるトウ側薄肉部配置角θA、及び、ヒール・ソール側薄肉部17の面積重心17Gと前記フェースセンターSGとを通る第2の直線K2の前記水平面HPに対する鋭角側の角度であるヒール側薄肉部配置角θBが、クラブ全長Lが大きくなるにつれて増大する。このようなゴルフクラブセットAは、クラブ全長Lの変化に伴う打点のバラツキに応じた最適な薄肉部の配置を取ることができ、ミスショット時での反発性の低下を最小限に抑えることができる。なお、上記正面視とは、図2に符号Fで示されるように、フェース5を前記垂直面VPと直交する方向から見たヘッド3の形状として特定される。また、前記各面積重心16G、17G及びSGは、トウ・クラウン側薄肉部16の面積MA、ヒール・ソール側薄肉部17のMB及び前記背面6Bの全面積MGを夫々基準として求められる。
このように、クラブ全長Lが大きくなるにつれて、トウ側薄肉部配置角θA及びヒール側薄肉部配置角θBをそれぞれ大きくし、図8(a)に示されるように、上下方向の打点のバラツキに対応するようにトウ側及びヒール側の薄肉部16、17を配置する。他方、クラブ全長Lが小さくなると、図8(c)に示されるように、左右方向に打点がバラツキ易いが、トウ側薄肉部配置角θA及びヒール側薄肉部配置角θBをそれぞれ小さくすることで、左右方向の打点のバラツキに対応するようにトウ側及びヒール側の薄肉部16、17を好適に配置できる。
なお、上述のような打点のバラツキは、ゴルファーのスイングが、クラブ全長Lが大きくなると、横振りになる傾向があり、クラブ全長Lが小さくなると、縦振りになる傾向があるためと推察されている。
また、ゴルフクラブ1には、スイング時の遠心力により、ヘッド重心Gがスイングプレーン上に近づく変化をするため、ヘッドのトウ側がアドレス時よりも地面側へと下がるトウダウンという現象が起こる。そして、図7(a)、(b)に示されるように、クラブ全長Lの大きいクラブ(図7(b)に示す)1Bには、前記遠心力が大きく作用するため、クラブ全長Lの小さいクラブ(図7(a)に示す)1Aに比して、トウダウン量(アドレス時のトウ位置とスイング時のトウ位置の上下方向の距離d1<d2)が大きくなる。即ち、クラブ全長Lの大きなクラブは、このようなトウダウン現象がより大きく生じ、打点分布のバラツキが上下方向に近づくと考えられる。
また、発明者らの種々の実験の結果、前記トウ側薄肉部配置角(度)の無次元値θAiと、クラブ全長(インチ)の無次元値Liとは、下記式(1)を満足することによって、ミスショット時の反発性の低下がさらに効果的に抑制されることが判明した。
3.1×Li−120<θAi<3.1×Li−114 …(1)
同様の観点より、前記ヒール側薄肉部配置角(度)の無次元値θBiと、クラブ全長(インチ)の無次元値Liとは、下記式(2)を満足するのが望ましいことが判明している。
6.7×Li−259<θBi<6.7×Li−253 …(2)
即ち、上記式(1)及び(2)では、クラブ全長Lが大きくなると、前記配置角θA及びθBが一次関数的に大きくなる。これらの式(1)及び(2)の効果については、後の実施例で明らかにされる。
また、上述の作用をより発揮させるため、トウ側薄肉部配置角θAは10〜20度、ヒール側薄肉部配置角θBは20〜35度に設定されるのが望ましい。即ち、トウ側薄肉部配置角θAが10度未満又は20度を超える場合、又はヒール側薄肉部配置角θBが20度未満又は35度を超える場合、クラブ全長Lに関わらず、打点のバラツキ分布と前記薄肉部16及び17とが合致せず、ミスショット時の反発性能の低下を抑制することができないおそれがある。このような観点より、トウ側薄肉部配置角θAは、好ましくは12度以上が望ましく、また好ましくは18度以下が望ましい。同様に、ヒール側薄肉部配置角θBは、好ましくは22度以上が望ましく、また好ましくは33度以下が望ましい。
また、上述の実験により、ヒール側薄肉部配置角θBは、トウ側薄肉部配置角θAよりも大きく規定されるのが望ましい。これは、トウ側よりもヒール側の打点のバラツキ分布が、ヒールのソール側に広がるため、ゴルフクラブの形状に起因して、ソール側に薄肉部を設ければならないためである。
また、トウ・クラウン側薄肉部16の厚さta及びヒール・ソール側薄肉部17の厚さtbは、過度に小さくなると、フェース5の耐久性が悪化するおそれがあり、逆に、過度に大きくなると、反発性が低下するおそれがある。従って、前記各薄肉部16及び17の厚さta及びtbは、好ましくは1.0mm以上、より好ましくは1.2mm以上が望ましく、また好ましくは2.0mm以下、より好ましくは1.8mm以下が望ましい。
また、トウ・クラウン側薄肉部16の面積MA及びヒール・ソール側薄肉部17の面積MBが小さくなると、ヘッドの反発性を十分に向上できないおそれがある。逆に、前記面積MA及びMBが大きくなると、ヘッド3の耐久性が悪化するおそれがある。このような観点より、トウ・クラウン側薄肉部16の面積MAは、前記背面6Bの全面積MGの好ましくは7%以上、より好ましくは10%以上が望ましく、また好ましくは23%以下、より好ましくは20%以下が望ましい。また、ヒール・ソール側薄肉部17の面積MBは、前記全面積MGの好ましくは5%以上、より好ましくは8%以上が望ましく、また、好ましくは18%以下、より好ましくは15%以下が望ましい。
前記中肉部18乃至20は、薄肉部16及び17と中央厚肉部15との間に大きな剛性段差が形成されるのを抑制し、そこへの応力集中を効果的に防止しうる。これにより、フェース部6の耐久性の悪化がより確実に防止される。
また、特に限定されるものではないが、各中肉部18乃至20の合計面積MSは、フェース部6の耐久性とヘッド3の質量増加の抑制とをバランス良く確保させるために、各中肉部の合計面積MSは、好ましくはフェース部6の背面6Bの全面積MGの15%以上、より好ましくは17%以上が望ましく、また、好ましくは26%以下、より好ましくは24%以下が望ましい。
同様の観点より、前記各中肉部18乃至20の厚さは、前記中央厚肉部15の厚さtcよりも小かつ各薄肉部16、17の厚さよりも大とされるが、好ましくは厚さtcの55%以上、より好ましくは60%以上が望ましく、また好ましくは80%以下、より好ましくは75%以下が望ましい。
また、中央厚肉部15の周りには、フェース背面周縁部5eに向かって厚さが滑らかに減少しかつクラウン側縁5aからソール側縁5bまでのびる第1の厚さ移行部21が設けられる。該第1の厚さ移行部21は、中央厚肉部15のトウ側に配されるトウ側移行部21aと、中央厚肉部15のヒール側に配されるヒール側移行部21bとに区分される。
また、各薄肉部16、17と各中肉部18乃至20との間には、前記第1の厚さ移行部21から放射状にのびかつ厚さが滑らかに変化する第2の厚さ移行部22が設けられる。これらの各厚さ移行部21及び22は、各部の厚さの差に伴う大きな剛性段差が生じるのを防止し、応力集中などを防いでフェース部6の耐久性を高めるのに役立つ。なお、本実施形態の各厚さ移行部21、22は、一定の幅で形成されている。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定させることなく、必要に応じて種々の態様に変更しうる。
本発明の効果を確認するために、表1の仕様に基づいたウッド型のゴルフクラブヘッド(3、4、5、7、9番ウッド)にSRIスポーツ社製のカーボンシャフト(MP600、フレックスR)を装着して、41.0〜43.0インチのクラブ全長のクラブセットが試作され、反発性能についてテストが行なわれた。各ヘッドは、Ti−6Al−4Vのロストワックス精密鋳造品からなるヘッド本体と、Ti−6Al−4Vのプレス成形品からなる略板状のフェース部材とをレーザー溶接することにより形成された2ピース構造である。表1に示すパラメータ以外はすべて同一であり、主な共通仕様は次の通りである。また、前記トウ側薄肉部配置角θA及びヒール側薄肉部配置角θBは、番手毎にクラブ質量を一定させて変化させた。
<3番ウッド(#3)>
ライ角α:58°
ロフト角β:15°
ヘッド体積V:177cm3
ヘッド質量:206g
クラブ全長L:43.0インチ
<4番ウッド(#4)>
ライ角α:58.5°
ロフト角β:16.5°
ヘッド体積V:165cm3
ヘッド質量:211g
クラブ全長L:42.5インチ
<5番ウッド(#5)>
ライ角α:59°
ロフト角β:18°
ヘッド体積V:151cm3
ヘッド質量:215g
クラブ全長L:42.0インチ
<7番ウッド(#7)>
ライ角α:59.5°
ロフト角β:20°
ヘッド体積V:139cm3
ヘッド質量:220g
クラブ全長L:41.5インチ
<9番ウッド(#9)>
ライ角α:60°
ロフト角β:23°
ヘッド体積V:130cm3
ヘッド質量:224g
クラブ全長L:41.0インチ
<各番手共通>
中央厚肉部の厚さtc:2.6mm
中央厚肉部とフェース部の背面との面積比MC/MG:10〜25%
トウ・クラウン側薄肉部の厚さta:1.6mm
トウ・クラウン側薄肉部とフェース部の背面との面積比MA/MG:7〜23%
ヒール・ソール側薄肉部の厚さtb:1.6mm
ヒール・ソール側薄肉部とフェース部の背面との面積比MB/MG:5〜18%
ヒール中肉部の厚さ:1.7mm
ソール中肉部の厚さ:1.7mm
クラウン中肉部の厚さ:1.8mm
各厚さ移行部は、滑らかに厚さが変化している。
テスト方法は、次の通りである。
<反発性能>
10名のテスター(アベレージゴルファ)(ヘッドスピード34〜40m/s)が、上記の各試供ゴルフクラブを用いて各30球ずつ実打テストを行い、打撃直前のヘッドスピードHSとボールの打ち出し初速BSとを計測し、その速度比BS/HSを算出した。なお、ゴルフボールには、市販の3ピースゴルフボール(SRIスポーツ(株)製の「XXIO SUPER XD」(同社の登録商標))が用いられた。結果は、全テスターによる3番乃至9番ウッドの全番手の平均の速度比で表した。数値が大きいほうが良好である。
Figure 0005181052
Figure 0005181052
テストの結果、実施例のゴルフクラブセットは、比較例に比べて反発性能が有意に向上していることが確認できる。なお、クラブ全長をさらに変化させて反発性能を確認したが、表1と同様の傾向を示していた。
1 ゴルフクラブ
2 シャフト
3 ゴルフクラブヘッド
6 フェース部
6B 背面
15 中央厚肉部
16 トウ・クラウン側薄肉部
16G トウ・クラウン側薄肉部の面積重心
17 ヒール・ソール側薄肉部
17G ヒール・ソール側薄肉部の面積重心
A ゴルフクラブセット
HP 水平面
K1 第1の直線
K2 第2の直線
L クラブ全長
SG フェース部のフェースセンター

Claims (6)

  1. クラブ全長が異なる複数本のゴルフクラブをセットとしたゴルフクラブセットであって、
    各ゴルフクラブは、シャフトと、該シャフトの一端側に固着されかつボールを打撃するフェースを有するフェース部を含む中空構造のゴルフクラブヘッドとを具え、
    前記フェース部は、中央領域に設けられた中央厚肉部と、該中央厚肉部のトウ側かつクラウン側に設けられた小さい厚さのトウ・クラウン側薄肉部と、前記中央厚肉部のヒール側かつソール側に設けられた小さい厚さのヒール・ソール側薄肉部とを含み、
    規定のライ角及びロフト角で水平面に載置された基準状態の正面視において、
    各ゴルフクラブヘッドの前記トウ・クラウン側薄肉部の面積重心と前記フェース部のフェースセンターとを通る第1の直線の前記水平面に対する鋭角側の角度であるトウ側薄肉部配置角θA、及び、前記ヒール・ソール側薄肉部の面積重心と前記フェース部のフェースセンターとを通る第2の直線の前記水平面に対する鋭角側の角度であるヒール側薄肉部配置角θBは、クラブ全長が大きくなるにつれて増大することを特徴とするゴルフクラブセット。
  2. 前記トウ側薄肉部配置角(度)の無次元値θAiと、前記クラブ全長(インチ)の無次元値Liとは、下記式(1)を満足する請求項1記載のゴルフクラブセット。
    3.1×Li−120<θAi<3.1×Li−114 …(1)
  3. 前記ヒール側薄肉部配置角(度)の無次元値θBiと、前記クラブ全長(インチ)の無次元値Liとは、下記式(2)を満足する請求項1又は2記載のゴルフクラブセット。
    6.7×Li−259<θBi<6.7×Li−253 …(2)
  4. 前記トウ側薄肉部配置角θAが10〜20度であり、かつ、前記ヒール側薄肉部配置角θBが前記トウ側薄肉部配置角θAよりも大かつ20〜35度である請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブセット。
  5. 前記中央厚肉部の厚さが2.0〜3.0mmであり、かつ、前記トウ・クラウン側薄肉部及び前記ヒール・ソール側薄肉部の各厚さが、前記中央厚肉部の厚さよりも小かつ1.0〜2.0mmである請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブセット。
  6. 前記クラブ全長は、35〜46インチである請求項1に記載のゴルフクラブセット。
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