JP5178936B1 - 料理レシピの商品売上における貢献を評価するシステムおよび方法 - Google Patents

料理レシピの商品売上における貢献を評価するシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5178936B1
JP5178936B1 JP2012124699A JP2012124699A JP5178936B1 JP 5178936 B1 JP5178936 B1 JP 5178936B1 JP 2012124699 A JP2012124699 A JP 2012124699A JP 2012124699 A JP2012124699 A JP 2012124699A JP 5178936 B1 JP5178936 B1 JP 5178936B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
menu
information
product
necessary
material information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012124699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013250750A (ja
Inventor
尚士 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2012124699A priority Critical patent/JP5178936B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5178936B1 publication Critical patent/JP5178936B1/ja
Priority to PCT/JP2013/064954 priority patent/WO2013180188A1/ja
Publication of JP2013250750A publication Critical patent/JP2013250750A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0201Market modelling; Market analysis; Collecting market data
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0201Market modelling; Market analysis; Collecting market data
    • G06Q30/0202Market predictions or forecasting for commercial activities

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】料理レシピに必要な材料を、食料品等の商品の売上における貢献に対して、または、貢献度に応じて評価する。
【解決手段】必要材料情報を関連付けられた料理レシピ識別情報を記憶する料理レシピ情報記憶手段と料理レシピ識別情報を受信すると前記必要材料情報を献立必要材料情報として記憶する献立計画作成手段と抽出条件を満たす献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を他の献立必要材料情報と区別できるように献立必要材料一覧を出力する献立必要材料一覧出力手段と商品情報記憶手段と注文情報を受信すると前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する注文手段と前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられる注文情報の報酬規模値と注文数量の乗算値を集計し報酬規模集計値とする報酬規模集計値算出手段と所定の処理により報酬規模集計値を分割して献立必要材料評価値とする献立必要材料評価値算出手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、料理レシピ (または料理レシピに必要な材料または料理レシピ提供者)の商品売上における貢献を評価するシステムおよび方法に関する。
料理レシピを含む情報コンテンツは、閲覧数やダウンロード数または閲覧者の投票結果等に基づいて評価されることが多い。しかし、料理レシピは、本来、消費者(利用者)の食料品等の商品の購入(売上、売上による収益・利益)に貢献しており、料理レシピに必要な材料に関する情報の商品売上(販売)における貢献に対して、さらには、貢献の程度(貢献度)に応じて評価されることが望ましい。ダウンロード数等の評価方法でも食料品等の売上における貢献に対してある程度の相関があると考えられるが、商品売上における貢献に対して評価するという観点からすると直接的な評価ではなく、商品売上が無い場合でも、評価されてしまうことがあり得る等、正確性に乏しい面を否定できない。ここで、料理レシピに必要な材料に関する情報とは、料理レシピが持つ該料理を調理するために必要な材料に関する情報である。また、商品とは、その料理レシピに必要な材料に対して利用者が購入する(可能性のある)実際の商品である。
背景技術を鑑み、本願発明は、料理レシピに必要な食材等の材料に関する情報(以下「必要材料情報」と表記)、または、献立計画に登録された料理レシピに必要な食材等の材料に関する情報(以下「献立必要材料情報」と表記)を、食料品等の商品の売上(販売)における貢献に対して、または、貢献度に応じて、評価することを課題とする。さらに、料理レシピの提供者に報酬を支払うこと等を目的として、献立必要材料情報の評価を基に、料理レシピまたは料理レシピ提供者を、商品売上における貢献に対して、または、商品売上における貢献度に応じて、評価することを課題とする。なお、商品は食料品に加えて、クッキングペーパー等の調理消費材料や日用品等も含んでも良い。また道具を含んでも良い。利用者が必要材料情報や献立必要材料情報に対して仕入れる商品であれば何でも良い。
上記課題を解決するための手段として、本願発明は以下の特徴を有する。
本願発明の第1の態様は、「利用者の料理材料の仕入れを支援する料理材料仕入支援システムであって、
料理に必要な材料に関する情報である必要材料情報を関連付けられた料理レシピ識別情報で特定される料理レシピに関する情報である料理レシピ情報を記憶する料理レシピ情報記憶手段と、
利用者が調理しようとする料理の、少なくとも、前記料理レシピ識別情報を受信すると、該料理レシピ識別情報に関連付けられる前記必要材料情報に基づいて献立必要材料情報記憶する献立計画作成手段と、
前記献立必要材料情報に基づいて、商品選択の対象となる前記献立必要材料情報を抽出するための抽出条件を満たす前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにして、前記献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧を出力する献立必要材料一覧出力手段と、
商品を売り上げた場合の報酬の規模である報酬規模値を関連付けられた、商品識別情報で特定される商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、
前記利用者が前記献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする、少なくとも、前記商品識別情報と、注文数量と、を含む注文情報を受信すると、前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する注文手段と、
前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられた注文情報に関連付けられた前記報酬規模値と前記注文数量とを乗算した値を集計し報酬規模集計値とする報酬規模集計値算出手段と、
所定の処理により、前記商品選択対象献立必要材料情報に基づいて、前記報酬規模集計値を分割して算出される値を前記献立必要材料情報の評価値である献立必要材料評価値とする献立必要材料評価値算出手段と、
を有する」ことを特徴とする。
献立計画作成手段は、単体では、利用者に献立の計画を立てるために選択した料理レシピを入力させ、これを記憶しているにすぎない。しかし、本発明では、献立計画作成手段が第1の態様で使用されるとき、利用者が単に食べたい料理レシピを選び献立計画を立てるだけでなく、商品の売上(収益)に貢献する(すなわち料理レシピ提供者が報酬を受け取ることができる)料理レシピを選ぶという投票的な性質を有するようになることを利用している。
また、本発明では、商品選択の対象となる(商品を選択(注文)しようとする)前記献立必要材料情報を抽出するための抽出条件を満たす献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報(※利用者は商品選択対象献立必要材料情報に記載の材料を揃えるために、商品を注文する。)を、他の献立必要材料情報と区別できるように出力された献立必要材料一覧を考慮しながら注文した商品の注文情報に、この商品選択対象献立必要材料情報を関連付けて記憶することで、商品選択対象献立必要材料情報とそれに対して注文する商品の注文情報とを結び付けることができるようになることを利用している。このとき両者の数は、1:1、1:多、多:1、多:多、のいずれかの関係で結び付けられるという性質を有する。
抽出条件については特に制約がなく、任意であり、商品を選択/注文しようとする献立必要材料情報を抽出できれば良い。また本実施の形態においては、どの献立必要材料情報に対してどの商品を注文するのかという結び付けができれば良い。ただし、利用者が同一または類似(近似)する(できるだけ少ない数の)商品を注文しようとする(または注文する可能性が高いと推定される)献立必要材料情報の集合を抽出するような条件であると、利用者は商品を注文しやすい。
注文情報を商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する方法には、例えば、注文情報に抽出条件を関連付けて記憶する方法や、注文情報に(すべての)商品選択対象献立必要材料情報を特定(識別)するための情報(以下「献立必要材料識別情報」と表記)を関連付けて記憶する方法などが考えられる。注文情報と商品選択対象献立必要材料情報の双方に、何かしらの結び付けるための情報である結合情報を記憶しても良い。抽出条件や結合情報を用いて結び付ける場合には、商品選択対象献立必要材料情報が確定していない段階でも、注文情報を商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶することができる。
また、本発明では、商品情報として商品を売り上げた場合の報酬の規模(報酬に割り当てることが可能な金額や値やポイント、収益の規模)である(商品1つ(1単位)あたりの)報酬規模値を関連付けられており、商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられた注文情報の報酬規模値と注文数量との乗算値を集計することで、商品選択対象献立必要材料情報に対応する献立必要材料情報の商品売上における貢献の規模である報酬規模集計値を算出している。各商品の報酬規模値を、売上げたときの収益(利益)以下に設定することで、収益以上に報酬が発生することを防ぐことができる。もちろん一部の商品について収益以上に設定し、出血大サービスしても良い。またこの集計の仕組みは、商品選択対象献立必要材料情報と注文情報とを結び付けたときに、注文情報が複数となる場合(前記1:多、前記多:多)に対応する。また、例えばグラム売りのような場合には、(商品1つあたりの)報酬規模値として1グラムあたりの報酬規模値を記憶しておき、注文数量として注文されたグラム数量を使用すれば良い。
商品選択対象献立必要材料情報が複数となる場合(前記多:1または前記多:多)には、所定の処理によって、商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられる情報(属性)または存在自体に基づいて、報酬規模集計値を分割(案分する等)し、各商品選択対象献立必要材料情報(献立必要材料情報)に対して分配する。
また商品選択対象献立必要材料情報が1つの場合(前記1:1または前記1:多)には、所定の処理によって1つの商品選択対象献立必要材料情報(献立必要材料情報)に分割(分配)される(すなわち報酬規模集計値は分割されない)。
「所定の処理により、・・(中略)・・算出される」とは、所定の処理として定義される同一のルールによって各献立必要材料情報が評価され、結果として各献立必要材料情報に関連付けられた料理レシピや料理レシピ提供者が平等(公平)に評価されるということである。処理によっては、実際の貢献度に比較して、高い評価になりやすいという特徴をもつ献立必要材料情報と、低い評価になりやすいという特徴をもつ献立必要材料情報と、が発生する可能性もあるが、同一のルールで評価されるため料理レシピ提供者の間に有利/不利といった差別はなく、料理レシピ提供者はこれらの特徴を鑑みて、より多くの報酬を得られるように、様々な料理レシピを登録すれば良い。仮に損する傾向のある料理レシピ(損する傾向のある献立必要材料情報を多く持つ料理レシピ情報)を登録したとしても、それを敬遠する料理レシピ提供者が多ければ、結果的に利用される回数が増える(すなわち評価される回数が増える)可能性が高まるという特徴もある。
献立必要材料情報の評価である献立必要材料評価値を、必要材料情報を特定するための必要材料識別情報で集計すると、必要材料情報の評価となる。献立計画に多く組み入れられた料理レシピの必要材料情報は、献立必要材料情報として数多くの評価を得ることになる。
また、料理レシピには、必要材料数が多いもの(本格的な料理レシピ等)と少ないもの(簡単料理レシピ等)とがある。献立計画に登録される場合には、必要材料が多い方がより評価の機会は多い。しかし、利用者にとっては仕入れや調理に手間のかかる料理レシピとなり、献立計画に登録される機会が減ってしまう。一方で、必要材料の少ない簡単料理レシピやアイデア料理レシピや節約料理レシピ等は人気がある傾向があり、多く献立計画に登録されることが期待される。上記の理由から、料理レシピ提供者は話題性のある簡単料理レシピ等の提供を増やす可能性が高い。一方で、本格的な料理レシピの提供は相対的に少なくなる。しかし、利用者に一定のニーズがあるため、提供数が少なく、競争が少ない本格的な料理レシピは、結果として献立計画に登録される可能性が高まる。
料理レシピ提供者は、上記のようなことに配慮しながら、より多くの評価を得られるように(より得するように)、戦略的に料理レシピを提供・登録すれば良い。結果として料理レシピ提供者は、比較的得しやすい料理レシピと、損しやすい料理レシピなど、様々な種類の料理レシピを提供・登録するようになることが期待できる。また、より多くの材料を使用した料理レシピを、利用者により多く使用してもらうために、本当に必要な材料のみを使った価値の高い料理レシピを数多く登録する料理レシピ提供者も現れる。第1の態様は、献立必要材料情報に対して評価するため、このような調整等の効果を有する。料理レシピのダウンロード数による評価では、使用される/されない(売上に貢献する/しない)に関わらず、人気や話題性のある簡単料理レシピ等のダウンロード数が増加し評価されやすいため、こういった料理レシピの登録が一方的に増加しやすい。
ここで、献立必要材料一覧出力手段において、献立必要材料一覧の出力先には、モニター等の表示装置に出力/表示する場合だけでなく、他の処理手段やシステムに向けて送信するような場合も含む。
また、注文手段において、「前記利用者が前記献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする・・(中略)・・注文情報を・・」は、利用者自身が献立必要材料一覧を参照しながら入力する注文情報だけでなく、利用者の代理人となるコンピューターシステムによって、献立必要材料一覧出力手段から受信する情報を自動的に解析し、利用者が献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする商品の注文情報を自動生成するような場合も含む。
また、一般論の確認とはなるが、ここで、必要材料情報や献立必要材料情報や商品選択対象献立必要材料情報は、それぞれの情報を識別するための識別情報を用いて、直接/間接を問わず抽出することが可能な情報(属性)の内、任意の1つまたは任意の複数(全体の内の一部)または任意のすべての情報(属性)である場合もある。他の情報(注文情報や商品情報等)でも同様である。言い換えると、識別するための情報に何かしらの方法でひも付けられる(直接/間接を問わず関連付けられる) 任意の1つまたは複数(一部)またはすべての情報(属性) である場合もあるということである。ここで、“直接”は、例えば、識別情報と同一のテーブル上にある情報(属性)に対して用いており、“間接”は、例えば、識別情報または識別情報と同一のテーブル上にある情報(属性)を介して関連付けられる、他のテーブル上にある情報(属性)に対して用いている。テーブルは必ずしもリレーショナルDBとは限らず、プログラム上などに定数等として持っている場合もある。
また、抽出条件を、「原則共通の商品(材料)を使用する可能性のある(代替使用の可能性がある、代替可能性がある)前記献立必要材料情報を抽出する条件」とすれば、より正確に献立必要材料とそれに対して注文する商品とを結び付けることができるため、より正確に商品売上における貢献に対して評価することが可能となる。
本願発明の第2の態様は、第1の態様にかかる評価システムにおいて、「前記料理レシピ情報記憶手段において、前記必要材料情報は、分量情報と、原則該分量情報に相関がある値である分量相関値と、を有しており、
前記献立計画作成手段において、調理する数量である調理数量と、を受信すると、該調理数量を関連付けて、前記必要材料情報を献立必要材料情報として記憶し、
前記献立必要材料一覧出力手段において、前記抽出条件は、原則共通の商品を使用する可能性のある前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を抽出する条件であり、また、前記分量情報と前記調理数量とを乗算した値を認知するための情報を前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて出力し、
前記献立必要材料評価値算出手段において、前記所定の処理は、
前記商品選択対象献立必要材料情報に基づいて、評価対象である前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられる前記分量相関値と前記調理数量とを乗算した値を、
前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられる前記分量相関値と前記調理数量とを乗算した値の集計値、
で除算することで評価対象である前記商品選択対象献立必要材料情報の売上貢献割合を算出し、
前記報酬規模集計値に該売上貢献割合を乗算することで、評価対象である前記商品選択対象献立必要材料情報の評価値である献立必要材料評価値を算出する処理である」ことを特徴とする。
第1の態様における「所定の処理」は、抽出条件が、「原則共通の商品(材料)を使用する可能性のある前記献立必要材料情報を抽出し商品選択対象献立必要材料情報とする条件」であるとき、献立必要材料情報に関連付けられる分量情報と料理する数量である調理数量とを乗算した値(分量情報×調理数量)である“仕入れが必要な分量”(すなわち、利用者が仕入れようとする分量である。この分量の情報は献立必要材料一覧において利用者や代理システムが認知できるように出力/編集される。)に比例するように分割処理が行われる(“仕入れが必要な分量”に基づいて案分される)と、献立必要材料を商品売上における貢献の程度(度合い)に応じて評価することが可能となる。なぜなら利用者または代理システムは認知できるように出力/編集された“仕入れが必要な分量”を使用することを考慮しながら商品を選択/注文しているからである。しかし実際の料理材料では、分量情報は様々な単位が混在するため、第2の態様では「原則該分量情報に相関がある値である分量相関値」として分量情報の代替情報を持つ。単位が(少なくとも抽出条件によって同時に抽出される(商品選択対象)献立必要材料情報の間で)統一されている場合(単位が同一であるとみなせる場合、換算して単位を統一できる場合)には、分量情報そのものを分量相関値として使用することも可能である。この場合、必ずしも物理的に分量相関値の属性を記憶装置に実装する必要はない。第2の態様はこの場合を含む。
分量相関値は分量情報に相関がある値が望ましいが、必ずしもそうである必要はない。例えば設定を容易にするために5段階程度で分量を評価し、それを分量相関値とすることもできるが、運用等、何かしらの理由で、分量相関値を設定することが困難である場合(例えば、分量相関値を料理レシピ提供者やシステム運営者やサービス主催者が設定し、利用者が自由に料理レシピを改良できるような場合には、料理レシピの必要材料や分量を変更されてしまうと、分量相関値が意味をなさなくなってしまう可能性がある。また、分量相関値を評価/決定する人が常に公平・公正に評価できるとは限らないというリスクも考えられる。)、例えば分量相関値をすべて1(または同じ値)に設定するなどしても良い。この場合でも、第2の態様では、売上貢献割合を算出するための分量は、「分量相関値と調理数量とを乗算した値(分量相関値×調理数量)」であるため、分量相関値が常に1であっても、調理数量を乗算することによって、仕入れる必要のある分量にある程度は相関する。このとき調理数量は利用者が入力するものであり、投票的な性質を有しているため、利害関係者にとっても納得感の高い値である。また、所定の処理でありさえすれば、第1の態様と同様、所定の処理として定義される同一のルールによって平等(公平)に各献立必要材料を持つ料理レシピや料理レシピ提供者が評価される。分量相関値を正確に登録しようとして複雑にするよりも、人の判断が極力介さないようにした方が、結果的に、利害関係者(主に料理レシピ提供者)の納得感が高まる可能性もある。分量相関値について「原則」としているのは上記のように必ずしも分量に完全に相関している必要がないためである。絶対ではないがより相関が強い方が正確に計算できるという意味である。
抽出条件について「原則」としているのは、運用上では、抽出条件を常に完全に「共通の商品を使用する可能性のある前記献立必要材料情報を抽出し商品選択対象献立必要材料情報とする条件」とならない場合でも問題がないからである。例えば、利用者が抽出条件を満たす献立必要材料情報を動的に選択/登録するような場合には、ばらつきが発生する可能性がある。この場合、上記条件に近づくように、誘導するような仕組み(例えば入力インタフェースに何かしらの工夫をする等)を用いることで、ばらつきの発生を抑えることがある程度は可能となるはずであるし、また、商品を購入する利用者が入力しているため、利害関係者からの不満は発生し難い。また、抽出条件が静的(固定的)な場合であっても、常に上記条件とはならないかもしれない。このような場合でも、上記条件を意識して抽出条件を設定することは可能であり、それを利害関係者が理解/納得していれば不満は発生し難い。
本願発明の第3の態様は、第1の態様および第2の態様にかかる評価システムにおいて、「前記献立必要材料評価値は前記料理レシピ識別情報に関連付けて記憶されており、
前記献立必要材料評価値に基づいて、関連付けられる前記料理レシピ識別情報が同一であると判定される場合には、前記献立必要材料評価値を集計する」ことを特徴とする。
本願発明の第4の態様は、第1の態様から第3の態様にかかる評価システムにおいて、「前記料理レシピ情報記憶手段において、前記必要材料情報は、料理レシピを提供する料理レシピ提供者を特定するための料理レシピ提供者識別情報を関連付けられており、
前記献立必要材料評価値に基づいて、関連付けられる前記料理レシピ提供者識別情報が同一であると判定される場合には前記献立必要材料評価値を集計する」ことを特徴とする。
第3の態様は料理レシピ識別情報で献立計画に登録された料理レシピ毎に献立必要材料評価値を集計することを特徴としている。また、第4の態様は料理レシピ提供者識別情報で献立必要材料評価値を集計することを特徴としている。これらは、第2の態様において実際の分量情報を分量相関値として献立必要材料評価値を計算する場合(すなわち正確に貢献度を評価する場合)と比較して、損する場合や得する場合が発生しても、集計することによって損と得とが相殺されるという性質を利用している。
この損と得はどのようなときに発生するのか考察する。1つの料理レシピは、主役になる必要材料と脇役になる必要材料とによって構成されることが多い。このとき、主役になる必要材料は一般に分量が多いことから、例えば第2の態様において、分量相関値をすべて1に設定するなどしたときには、抽出条件によって脇役になる必要材料と一緒に抽出される場合、損をする必要材料となる。逆に、脇役になる必要材料は分量が少ない場合が多いため、主役になる必要材料と一緒に抽出される場合には、得をする必要材料となる。このため、1つの料理レシピは、得をする必要材料と損をする必要材料とが混在する傾向があるという性質があるため、料理レシピ単位で集計することは損と得とが相殺され本来の評価値に近づくという効果を持つ。第3の態様はこの性質を利用している。上記のことは必ずしも分量相関値をすべて1に設定しなくとも分量相関値が分量を完全に反映しない限り発生する。すなわち、1つの料理レシピに、分量に対して分量相関値が大きくなる傾向のある必要材料と小さくなる傾向のある必要材料とが混在する場合には上記効果を持つ。
また、料理レシピには、材料数が多いものと少ないものとがある。献立計画に組み入れられる場合には、材料数が多い料理レシピの方が、評価機会が多くなる点で得する傾向がある。料理レシピ提供者が様々な種類の料理レシピを提供している場合、第4の態様は料理レシピ提供者毎に集計することで、比較的得しやすい料理レシピによって発生する得と、損しやすい料理レシピによって発生する損と、が相殺され、本来の評価値に近づくという効果を持つ。このことは、料理レシピ提供者が様々な種類の料理レシピを提供する動機ともなり得る。なお第4の態様は、常に第3の態様の条件を満たすため、第3の態様による効果も持つ。
本願発明の第5の態様は、「抽出条件を記憶する抽出条件記憶手段と、
新たに一意の抽出条件を生成し、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を更新する抽出条件生成手段と、
献立計画情報として献立必要材料識別情報によって特定される献立計画に登録された料理レシピに必要な材料に関する情報である献立必要材料情報を記憶する献立料理レシピ情報記憶手段と、
商品識別情報で特定される商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、
前記献立必要材料情報に基づいて、
前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を満たす前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにし、
また、抽出条件が関連付けられており、かつ、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を満たさない、前記献立必要材料情報である商品選択済献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにし、または、出力しないようにし、
前記献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧を出力する献立必要材料一覧出力手段と、
利用者が商品を仕入れようとする前記献立必要材料情報の前記献立必要材料識別情報を受信すると、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を該献立必要材料情報に関連付けて記憶し、前記商品選択対象献立必要材料情報にする献立必要材料選択手段と、
前記利用者が前記献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする商品の前記商品識別情報を受信すると、これを前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する商品選択手段と、
前記利用者が、前記献立必要材料選択手段と、前記商品選択手段と、を用いて、前記献立必要材料情報を選択し前記商品選択対象献立必要材料情報にする作業と、該商品選択対象献立必要材料情報に対して注文しようとする商品を選択する作業と、を完了して入力する、入力の完了を意味する選択完了情報を受信すると、前記抽出条件生成手段を実行する選択完了手段と、
を有する」ことを特徴とする。
第5の態様は、利用者が通常、“共通の商品(材料)を使用する可能性のある献立必要材料を意識しながら、それに対して注文する商品を選択する。”という思考プロセスを繰り返しながら、注文作業(商品を買い物かごに入れる作業)をしていることを利用している。利用者は、第5の態様によって、上記の思考を支援されるという利点を得る。
思考を支援する方法は、具体的には次のように行う。利用者に共通の商品を使用する可能性のある献立必要材料情報の選択とそれに対して注文する商品の選択を終えた後で、その都度、選択完了情報を入力させ、結び付けを確定させる。そして商品の選択を終えた献立必要材料情報は、献立必要材料一覧において、利用者に「もう商品を選んだから気にしなくてよい」と認識させるために、識別可能なように出力/編集する、または、「もう商品を選んだから気にしなくてよい」ので出力/編集/表示しない。これにより、利用者や代理システムはまだ商品が選択されていない献立必要材料情報を容易に知ることができるため注文作業(商品選択作業)が捗る。
利用者が第5の態様を利用するとき、上記の献立必要材料情報と商品の組み合わせは、「共通の商品(材料)を使用する可能性のある献立必要材料情報と、それに対して注文しようとする商品」となっている可能性が高いという性質が発生する。なぜなら、できる限り小さなユニット毎(単位毎)に献立必要材料情報とそれに対して注文する商品とを選択する(献立必要材料情報と商品とを付け合わせる)作業をしていく方が、利用者にとって容易(楽)だからである。
第5の態様は、第1から第4の態様と組み合わせて利用することもできる。商品選択を完了した時点で、商品選択対象献立必要材料情報(=商品選択完了献立必要材料情報)と前記献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする商品の商品識別情報とが、結び付けられているので、このタイミングで、評価システム等で使用する情報を取得/記憶することができる。
第1の態様にかかる評価システムによれば、必要材料情報または献立必要材料情報を商品売上における貢献に対して評価し、料理レシピさらには料理レシピ提供者を商品売上における貢献に対して評価することを実現する。これにより収益を伴わない評価が発生することを防ぐことができる。また、すべての利害関係者に納得性の高い報酬計算の仕組みを提供することができる。ここで「貢献に対して評価」とは、報酬規模集計値に対して行う所定の分割処理によって評価値を導出するということである。
また、料理レシピ提供者は、様々な種類の料理レシピを数多く登録するようになる。
第2の態様にかかる評価システムによれば、必要材料情報の分量情報と調理する数量とを利用して、必要材料情報または献立必要材料情報を商品売上における貢献に対して評価するのみならず、その貢献の程度(度合い、貢献度)に応じて評価することを可能にする。さらに料理レシピや料理レシピ提供者を商品売上における貢献度に応じて評価することを可能にする。
第3の態様にかかる評価システムによれば、料理レシピに必要な各材料(献立必要材料)を評価する際に発生する損と得とを相殺する効果がある。
第4の態様にかかる評価システムによれば、損する傾向のある料理レシピと得する傾向のある料理レシピとによって発生する損と得とを相殺する効果がある。
第5の態様にかかる評価システムによれば、利用者の注文の意思決定作業を支援する。さらに、共通の商品を使用する可能性のある献立必要材料情報と、それに対して利用者が仕入れようとする商品と、を結び付けるように利用者の入力を誘導する効果を有する。
ハードウェアの構成の一例を概略的に示すブロック図 データベースの構成の一例を概略的に示すブロック図 動作例を説明するデータフロー図 動作例を説明するデータ例を示したデータフロー図 動作例を説明するデータ例を示したデータフロー図 献立必要材料評価値を算出するアルゴリズムの一例を示すフローチャート 献立計画作成画面の一例 買い物リスト/商品選択/注文画面の一例 利用者の入力作業を支援するシステムの動作例を説明するデータフロー図 利用者の入力作業を支援する買い物リスト/商品選択/注文調整/注文画面の一例 献立必要材料一覧を出力するアルゴリズムの一例を示すフローチャート 献立必要材料一覧を出力するアルゴリズムの一例を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
1.ハードウェアの構成例
図1は、本実施形態にかかる本発明システムが動作する(または、本発明システムが制御する)ハードウェアの構成を概略的に示すブロック図である。
同図に示すように、複数台の利用者端末10−1(10−2・・・)と料理レシピ提供者端末50−1(50−2・・・)は、インターネット等の通信回線である通信ネットワーク30を介してサーバー20と通信できるように接続される。利用者端末10−1と料理レシピ提供者端末50−1は同一の情報処理装置であっても良い。
利用者端末10−1(10−2・・・)と料理レシピ提供者端末50−1(50−2・・・)は、少なくとも、各種演算やデータ処理を行う演算装置11(コンピュータプロセッサ)と、処理プログラムやデータ(データベース)等を格納するメモリやハードディスク等の記憶装置12と、通信I/F13と、に加えて、各種情報を表示するディスプレイやプリンタ等の表現装置15と、各種情報を入力するキーボードやマウス等の入力装置16と、がバス(BUS)14等で接続された情報処理装置である。具体的には、一般的なパソコンやタブレット型PCやスマートフォンや携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等が利用可能である。
また、サーバー20は、少なくとも、各種演算やデータ処理を行う演算装置21(コンピュータプロセッサ)と、処理プログラムやデータ(データベース)等を格納するメモリやハードディスク等の記憶装置22と、通信I/F23と、がバス(BUS)24等で接続された情報処理装置である。もちろん表現装置や入力装置が接続されていても良い。また、複数のサーバーで構成されるサーバー群とし、機能や負荷を分散する構成とすることもできる。
本発明システムは、利用者端末10−1だけでスタンドアロンシステムとして動作させることも可能であるし、注文情報をはじめ、料理レシピ情報や商品情報や献立計画情報等をサーバー20上の記憶装置22に記憶し、主にサーバー20で動作するようにしても良い。
実際のサービスでは、データや機能をサーバー20上に設置し、利用者端末10−1の入力装置16から入力される情報を、通信ネットワーク30を介してサーバー20の記憶装置22に記憶し、主にサーバー20で本発明システムを動作させる構成としても良い。また、処理速度の向上等を目的として、一部のデータや機能を利用者端末10−1上に設置し、残りのデータ(特に注文データ(後述する注文明細TBL404)等)や機能をサーバー20上に設置し、利用者端末10−1とサーバー20が通信ネットワーク30を介して連携しながら本発明システムを動作させる構成としても良い。
2.データベース(DB40)の構成例
図2は、データベース(DB40)の構成の一例を概略的に示すブロック図である。ただし、本発明に直接関係のないテーブル(以下「TBL」と表記)や属性については割愛している。また、下線部は各TBLの主キーである。本明細書では、説明をわかりやすくするために、非正規化された状態で記載している。しかし、特に料理レシピ情報や献立計画や注文情報等は、繰り返される(重複する)データを正規化し、繰り返しを排除して実装するのが一般的である。
各TBLのデータは、一般的なリレーショナルデータベースに記憶されても良いし、変数や配列データとしてHDDやSSDやメモリ上に記憶されても良い。また、各TBLはサーバー20または利用者端末10−1のどちら側に設置されても良く、適切に設置されれば良い。一般に、受注データ(注文明細TBL404)はサーバー20側に設置される。
なお、同一システム内で、複数ユーザーの情報を一緒に記憶するTBLは、ユーザーID(UID)を持つ必要がある。
2.1.料理レシピ−必要材料TBL401(料理レシピ情報記憶手段401)
料理レシピ−必要材料TBL401は、必要材料情報(さらには料理レシピ情報)を記憶するためのTBLである。必要材料とは料理レシピに必要な食材等の材料である。また必要材料に関する情報は必要材料情報である。1つ以上の必要材料情報を料理レシピID(料理レシピ識別情報)で集めると料理レシピ識別情報で特定される料理レシピ情報(料理レシピに関する情報)となる。なお、料理レシピは情報であるから、料理レシピと料理レシピ情報は同等である。
料理レシピID(料理レシピ識別情報)と材料Noを主キーとし、料理に必要な材料の名称(必要材料名称)と、(料理1単位あたりの、1食分あたりの)分量 (分量情報)と、料理名称と、作り方と、料理レシピ提供者識別情報(料理レシピ提供者ID) と、分量相関値と、等の属性を有する。また材料グループID(材料GID)の属性を有しても良い。主キーにより必要材料は識別される。
分量(分量情報)は、料理1単位あたりの分量である。1人分(1食分)の分量を記憶する場合が多いがそれに限定されない。
分量相関値は、原則、分量に相関がある値である。ただし運用上の理由等から必ずしも分量に相関がある必要はない。分量相関値を持つことで、後述する献立必要材料情報毎の売上貢献割合を算出する際に、単位の統一された分量に相関した値を用いることが可能となり、必要材料情報または献立必要材料情報を、商品売上における貢献の程度(度合い)に応じて評価することを可能にする。分量情報そのものを利用することもできるが、単位が様々であるため、分量情報を、例えば“g”などの単位に換算した値を分量相関値として持つこともできる。分量相関値は、後述する抽出条件で同時に抽出される献立必要材料情報間において、単位が統一されており、相対的に各必要材料の分量を比較できる値であれば良い。分量相関値がすべて同値(例えば1)である場合、自明であるため、特にデータとして持つ必要はない。また何かしらの属性の値から分量相関値を導出するアルゴリズムをプログラム中に持つような場合も分量相関値の属性を必要としない場合があり得る。
利用者が必要材料情報を編集し変更する場合に、自動で分量相関値を設定する方法の考え方の一例を説明する。新規に必要材料情報を追加する場合には、分量相関値には比較的小さめの値を設定しても良い。なぜなら、料理レシピ情報を否定して必要材料情報を追加している面と料理レシピを肯定して必要材料情報を追加している面とがあるためである。0として評価対象から外しても良い。また材料そのものを変更することを目的として必要材料名称を変更した場合には、そのままの値を利用しても良い。なぜなら、料理レシピ情報を肯定して必要材料を工夫している面が強いと考えられるためである。分量を変更した場合については、大きく増減することは考えにくいため、そのままの値を利用しても良い。上記は考え方の一例に過ぎず、様々な側面から設定ルールを検討すると良い。
しかし、可能であるなら、分量情報からアルゴリズム等を用いて自動的に換算し、分量相関値を取得することが望ましい。この方法なら、正確な評価が可能となるし、運営も容易である。また上記のように利用者が必要材料情報を編集し変更する場合にも正確に対応できる。
料理レシピ提供者識別情報は、料理レシピ提供者を特定するための情報である。料理レシピ提供者は、料理レシピ情報を発明システムに提供/登録(または登録を許可)する者である。必ずしも料理レシピを考えた人でなくても、代理人でも良い。所有権を持っている所有者である場合もある。所有者が複数の料理レシピ開発者の代理人を務めている場合でも良い。
材料グループは肉類や魚介類や野菜類や乳製品類や飲料類といった類似する材料のグループでも良いし、代替可能性のある1つ以上の材料の集合を基礎とする材料の集合であっても良いし、共通(類似する、近似する)の商品(材料)を使用する可能性のある(代替可能性のある)材料の集合を基礎とする集合でも良い。
2.2.献立−必要材料TBL402(献立料理レシピ情報記憶手段402)
献立−必要材料TBL402は、献立必要材料情報(さらには献立計画に登録された料理レシピ情報である献立料理レシピ情報)を記憶するためのTBLである。献立必要材料とは献立計画に登録された料理レシピである献立料理レシピに必要な材料である。また献立必要材料に関する情報は献立必要材料情報である。1つ以上の献立必要材料情報を料理レシピID(料理レシピ識別情報)で集めると献立料理レシピ情報(献立計画に登録された料理レシピ情報)となる。
UID(利用者ID、利用者識別情報、ユーザーID)と食事日時と料理レシピID(料理レシピ識別情報)と材料Noを主キーとし、献立必要材料名称と、(料理1単位あたりの、1食分あたりの)分量(分量情報)と、調理数量と、調理日時と、料理名称と、料理レシピ提供者ID(料理レシピ提供者識別情報)と、分量相関値を有する。また材料グループID(材料GID)や仕入日時や抽出Noの属性を有しても良い。主キー(献立必要材料識別情報)により献立必要材料は識別される。
調理日時はその献立必要材料を使って調理をする日時であるが、食事日時と一致することが多いため、食事日時の属性で代替しても良い。食事日時≠調理日時となる場合があるなら、本実施の形態のように、別途、調理日時の属性を持つようにすれば良い。食事日時や調理日時は、例えば、何年何月何日の朝食/昼食/夕食のように値を持てば良い。
仕入日時は献立必要材料に対して何かしらの商品を仕入れる(予定の)日時である。例えば、何年何月何日の朝食前/昼食前/夕食前のように値を持てば良い。
食事日時や調理日時や仕入日時は、献立計画作成機能が、“今日の献立”のように食事日時や調理日時や仕入日時が予め定まっているような場合には、必ずしもデータとして持つ必要はない。
調理数量は、利用者が調理しようとする数量である。料理レシピの分量が1人分(1食分)を目安にしている場合には、調理数量はその料理を食べる人数と一致する。
抽出Noは、後述する実施の形態2において、抽出条件毎に割り振られる、同一の仕入日時において一意(ユニーク)な番号である。本実施の形態において、調理日時や材料グループIDや仕入日時や抽出Noは、抽出条件に利用される属性でもある。
同一システム内で、複数ユーザーの献立計画を記憶する場合には、ユーザーID(UID)を持つ必要がある。
献立必要材料情報の献立必要材料名称や分量や材料グループIDや料理名称や料理レシピ提供者IDや分量相関値は、料理レシピIDと材料Noを使用して、料理レシピ−必要材料TBL401を参照するようにしても良い。
2.3.商品TBL403(商品情報記憶手段403)
商品TBL403は、売り手が利用者に対して販売する商品に関する情報である商品情報を記憶するためのTBLである。商品を識別するための商品ID(商品識別情報)を主キーとし、商品名称と商品説明と単価と(商品1個あたりの、商品1単位あたりの)分量等の基本的な情報に加えて、報酬規模値を有する。
報酬規模値とは、商品を売り上げた際に、その売上または売上による収益(利益)に貢献した献立必要材料情報(必要材料情報)に対して配分可能な評価(報酬)である。金額である必要はなく、ポイント等の値でも良い。献立必要材料情報に対して報酬規模値を原資として配分される(分割して算出される)ポイント等の値を、金額に換算して報酬としても良い。収益の規模という意味では収益規模値という名称でも良いし、評価(当該商品の売上に貢献した各献立必要材料情報に対して配分される評価の合計)の規模という意味では評価規模値という名称でも良い。単価等からアルゴリズムで導出する値でも良い。この場合、特に報酬規模値という属性を設置する必要はなく、単価を利用すれば良い。報酬規模値は、献立必要材料情報の評価、さらには料理レシピ提供者への報酬を算出する際に使用される値であることを意識して設定されることが望ましい。
2.4.買い物かごTBL40b
買い物かごTBL40bは、注文情報を注文明細TBL404に記憶する(すなわち注文する)前段階として、商品を選んでから注文するまでの期間、一時的に注文情報(注文しようとする商品に関する情報、注文予定情報)を記憶するTBLである。そのため、有する属性は基本的に後述する注文明細TBL404と同等である。注文IDと明細Noを主キーとし、商品ID(商品識別情報)と商品名称と単価と注文数量と報酬規模値と表示期間と材料グループID(材料GID)と仕入日時(当該商品を注文する理由となった献立必要材料情報(=注文に貢献した献立必要材料情報)が持つ仕入日時と同じ値を記憶する属性)と抽出Noを有する。また必要に応じてUID(利用者ID)を有しても良い。
表示期間は、後述する「3.3.献立必要材料一覧出力手段S2」において、商品選択の対象となる献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を抽出するための抽出条件として使用される属性であり、実施の形態1において、材料GIDと組み合わせて、商品選択対象献立必要材料情報と注文情報とを結び付けるための情報を記憶する属性である。また、後述する実施の形態2では、仕入日時と抽出Noの組み合わせが抽出条件として使用される属性であり、後述する実施の形態1における表示期間と材料GIDの組み合わせに相当する。実際には抽出条件として使用する方の組み合わせのみを実装すれば良い。
また、商品選択対象献立必要材料情報と注文情報とを結び付ける方法として抽出条件を使用せずに、結び付けられるすべての商品選択対象献立必要材料情報の献立必要材料情報識別情報(UID+食事日時+料理レシピID+材料No)を関連付けて記憶しても良い。
報酬規模値や商品名称や単価は、商品IDを使用して、商品TBL403を参照するようにしても良い。
また当該TBLは、後述する実施の形態2では、利用者が入力完了情報(後述)を入力してから注文するまでの期間、一時的に注文情報(注文しようとする商品に関する情報)を記憶するTBLである。
2.5.注文明細TBL404
注文明細TBL404は、利用者が注文した商品に関する情報である注文情報(注文明細情報)を記憶するためのTBLである。1つ以上の注文情報を注文IDで集めると1つのまとまった注文となる。同一注文IDで複数箇所に配送する場合等もあるかもしれないが、一般的に注文ID毎に同一の利用者名や配送先情報や仕入日時となる。
注文IDと明細Noを主キーとし、商品ID(商品識別情報)と商品名称と単価と注文数量と報酬規模値と表示期間と材料グループID(材料GID)と仕入日時と抽出Noを有する。これらは買い物かごTBL40bと同等である。またUID(利用者ID)と配送先情報(利用者名、郵便番号、住所、電話番号等)を有する。
仕入日時は注文時に確定してしまう値である。実際の受け取りは利用者が在宅時である必要があるため、仕入日時を微調整できるように、仕入日時と別に配送日時(受け渡し日時)の属性を持つようにしても良い。
2.6.献立必要材料評価値TBL405
献立必要材料評価値TBL405は、算出された献立必要材料情報の評価値を記憶するためのTBLである。主キーは、献立−必要材料TBL402と同様で、献立必要材料識別情報(UID,食事日時,料理レシピID,材料No)である。それ以外に、評価値(献立必要材料評価値)を持つ。また、献立必要材料評価値と献立必要材料情報と注文情報とを結び付ける情報である抽出条件(表示期間+材料グループID,仕入日時+抽出No)や、評価他一用となった献立必要材料情報の献立必要材料名称と分量と分量相関値と調理数量と料理レシピ提供者IDや、評価値算出の途中経過である売上貢献割合と報酬規模集計値等の属性を持つ。
2.7.集計(料理レシピ)TBL406
集計(料理レシピ)TBL406は、献立必要材料評価値を料理レシピ毎に集計した結果を記憶するためのTBLである。図2には2つの例を記載している。一つは、UIDと食事日時とレシピID(料理レシピ識別情報))を主キーとする場合で、献立料理レシピ毎に集計する場合に用いる。もう一つは、レシピID(料理レシピ識別情報)と集計対象月を主キーとする場合で、料理レシピ毎に集計する場合に用いる。どちらも料理レシピ評価値の属性を持つ。
2.8.集計(料理レシピ提供者)TBL407
集計(料理レシピ提供者)TBL407は、献立必要材料評価値を料理レシピ提供者毎に集計した結果を記憶するためのTBLである。料理レシピ提供者ID(料理レシピ提供者識別情報)と集計対象月を主キーとし、料理レシピ提供者評価値の属性を持つ。
2.9.利用者TBL408
利用者TBL408は、システムの利用者に関する情報(ログイン認証パスワード、利用者名、配送先情報等)を記憶するためのTBLである。
2.10.選択作業中抽出条件TBL409(抽出条件記憶手段409)
抽出条件は、商品選択の対象となる献立必要材料情報を抽出するための情報である。この抽出条件を満たす献立必要材料情報は、商品選択対象献立必要材料情報である。抽出条件は常に同じではなく、商品選択対象献立必要材料情報に対する商品の選択(選択する、買い物かごへ入れる、注文する等)が完了すると、別の商品の選択が完了していない献立必要材料情報を抽出するための情報に置き換えられる。選択作業中抽出条件TBL409は、商品の選択を行っている最中にある商品選択対象献立必要材料情報を抽出する抽出条件(以下「選択作業中抽出条件」と表記)を記憶する。
図2には2つの例を記載している。一つは、表示期間と材料グループIDの属性を持つ場合で、後述の実施の形態1において用いられる。もう一つは、仕入日時と抽出Noの属性を持つ場合で、後述の実施の形態2において用いられる。利用者端末10−1やサーバー20のメモリ等の記憶装置12に記憶しても良い。実施の形態2では、選択作業は、商品の選択作業のみならず、献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)の選択作業も含まれる。なお、同一システム内で、複数ユーザーの抽出条件(選択作業中抽出条件)を記憶する場合には、ユーザーID(UID)を持つ必要がある。
2.11.注文調整用TBL40a
注文調整用TBL40aは、後述の実施の形態2において用いられる。利用者が、商品を仕入れようとする献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)と、それに対して仕入れる商品と、を選ぶ注文の調整作業の際に、その調整の状況を記憶する作業エリアとして使用される。具体的には、抽出条件が最初または新たに生成されてから利用者が選択完了情報(後述)を入力するまでの間に入力された注文情報(注文調整中の注文情報)を一時的に記憶するTBLである。利用者端末10−1のメモリ上に配列として記憶しても良い。有する属性は基本的に買い物かごTBL40bや注文明細TBL404と同等である。ただし、抽出条件に関する属性は選択作業中抽出条件TBL409があるため、処理/仕様によっては必ずしも持つ必要はない。また、買い物かごTBL40bと統合しても良い。買い物かごTBL40bが抽出条件を有しているため、抽出条件TBL409に記憶された抽出条件(選択作業中抽出条件)と一致するか否かを判定する(一致する場合には注文調整中の注文情報である。)ことで、注文調整中の注文情報であるか否かを容易に判定することが可能である。
3.動作例(実施の形態1)
本発明システムは、利用者の料理材料の仕入れを支援する料理材料仕入支援システム上で動作する、料理レシピ提供者が提供する料理レシピの商品売上(受注)における貢献を評価する評価システムである。図3は動作例を説明するデータフロー図(以下「DFD」とする)である。また図4と図5は動作例をより分かりやすくするために、データ例を示したデータフロー図である。また図6は報酬規模集計値算出手段S4(主にf01)と献立必要材料評価値算出手段S5(主にf03とf05)のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。このフローチャートは1つの抽出条件で抽出された献立必要材料情報と注文情報を読み込むことを前提としている。各手段は必ずしもサーバー20にあるわけではなく、利用者端末10−1にあっても良い。データの内容や処理内容を考慮して、適切な場所に配置されれば良い。
3.1.料理レシピ情報記憶手段401
料理レシピ情報記憶手段401は、料理に必要な材料の情報である必要材料情報を関連付けられた料理レシピ識別情報で特定される料理レシピに関する情報である料理レシピ情報を記憶する。前述の料理レシピ−必要材料TBL401に相当する。必要材料情報は、(料理1単位あたりの、料理1人分あたりの、料理1食分あたりの)分量情報を有する。また原則分量情報に相関がある値である分量相関値を有する。
料理レシピ情報は、例えば料理レシピに関する情報を登録するための手段である料理レシピ登録手段(プロセス、ステップ)を設置し、料理レシピ提供者またはその代理人等が使用する端末(図1の料理レシピ提供者端末50−1)から登録されるようにしても良い。
3.2.献立計画作成手段S1
献立計画作成手段S1は、利用者が入力装置16から入力する、利用者が調理しようとする料理の、少なくとも、料理レシピ識別情報を受信すると、料理レシピ−必要材料TBL401から、受信した料理レシピ識別情報で特定される料理レシピ情報を読み込んで、料理レシピ情報が持つ料理レシピ識別情報に関連付けられる必要材料情報を、献立−必要材料TBL402に、献立必要材料情報として記憶する処理である。
受信情報には、一般的には食事日時や調理日時や調理する数量である調理数量(食事する人数等)が含まれる。受信情報は、料理レシピ識別情報や、1週間分の献立計画のような料理レシピ識別情報等の集合(献立計画情報の集合)を特定することができるような情報でもよい。予め1週間分の献立計画情報を記憶装置に記憶しておき、それを特定する情報を受信すると、献立計画作成手段S1が記憶装置に対して該当する献立計画情報を返信するように要求し、記憶装置が返信してきた献立計画情報を受信する。
また、受信情報は、必ずしも利用者の入力装置16から入力される必要はなく、例えば代理人に献立計画作成を委託しているような場合には、代理人により入力されても良い。代理コンピューターシステムによる自動処理で献立計画を登録するような場合もあり得る。
献立必要材料情報を献立−必要材料TBL402に記憶する際には、料理レシピ−必要材料TBL401から料理レシピ識別情報に関連付けられる必要材料情報を読み込み、これをコピーして、食事日時等のその他の受信情報等を付加して記憶しても良いし、料理レシピ−必要材料TBL401上の該当する必要材料情報を参照するための情報である必要材料識別情報(料理レシピID,材料No)を読み込み、食事日時等のその他の受信情報等を付加して記憶するようにしても良い。必要材料識別情報を介して、料理レシピ−必要材料TBL401上の該当する必要材料情報を参照することができる。
図7は献立計画を入力・登録するための画面例である。料理レシピID(料理レシピ識別情報)は画面には表示されていないが、[料理]セレクトボックスで表示される料理に関連付けて記憶されており、[登録]ボタンをクリックした時にセレクトボックスで選択された料理に関連付けられた料理レシピIDが食事日時や調理日時や調理数量とともに献立計画情報として献立計画作成手段S1に送信される。献立計画作成手段S1は献立計画情報を受信すると、料理レシピ−必要材料TBL401から料理レシピ識別情報に関連付けられる必要材料情報を読み込み(参照し)、これをコピーして、食事日時等のその他の受信情報を付加して献立−必要材料TBL402に記憶する。また、記憶された献立計画は、図7の下部に表示される。
UID(利用者ID)は利用者を識別するための情報で、利用者のログイン認証パスワード等を記憶する利用者TBL408の主キーである。UIDを記憶する際には、例えば予め利用者がUIDとログイン認証パスワードを用いてログインした際に利用者端末10−1とサーバー20とで共有されるセッション情報に基づいて取得されるUIDを用いても良い。
3.3.献立必要材料一覧出力手段S2
献立必要材料一覧出力手段S2は、商品選択の対象となる献立必要材料情報を抽出(判定)するための抽出条件を受信すると、献立−必要材料TBL402から献立必要材料情報を読み込み、受信した商品選択の対象となる献立必要材料情報を抽出するための抽出条件を満たす献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を、他の献立必要材料情報と区別(識別)できるようにして、献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧(買い物リスト)を出力する処理である。図11は、実施の形態1における献立必要材料一覧出力手段S2のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。利用者が見る場合には、出力先は表現装置15となる。また、利用者の代わりに商品を注文する代理システムに対して献立必要材料一覧を出力しても良い。なお、抽出条件の受信については、後述する実施の形態2の「4.1.4.献立必要材料一覧出力手段S2」に記載のように、抽出条件(選択作業中抽出条件)を記憶した選択作業中抽出条件TBL409に対して抽出条件を要求し、返信された抽出条件を受信するような場合もある(すなわち選択作業中抽出条件TBL409に記憶された抽出条件を参照する場合。)。
「他の献立必要材料情報と区別(識別)できるように」とは、表現装置15に出力する場合には、例えば商品選択対象献立必要材料情報の背景色や文字色を他の献立必要材料情報と異なる色にする方法や、アイコンや文字情報を表示(編集)する方法等がある。また他の献立必要材料情報を表示しないことで区別できるようにする方法もある。代理システムに出力する場合には、商品選択対象献立必要材料情報のみを送信する、または“満たす(一致)/満たさない(非一致)”を管理する属性や抽出条件を管理する属性と一緒に送信しても良い。抽出条件は、利用者が入力装置16から入力しても良いし、前述の選択作業中抽出条件TBL409に記憶される抽出条件を読み込んで使用しても良い(後述の実施の形態2を参照)。
本実施の形態において、抽出条件は、献立必要材料一覧を表示する際のみならず、後述する各手段において、献立必要材料情報と注文情報とを結び付ける際に利用される。抽出条件(選択作業中抽出条件)を満たすか否かを判定する処理は必ずしも必要ではなく、予め満たすことが分かっている(仮に判定すれば必ず満たすと判定されることが分かっている、満たすと判定される)献立必要材料情報に対して、直接他の献立必要材料情報と区別できるように出力(編集)しても良い。例えば、利用者が選択した献立必要材料情報に対して、抽出条件(選択作業中抽出条件)を満たす(に一致する)情報が動的に登録される場合には、選択された瞬間に、その選択された献立必要材料情報は必ず抽出条件(選択作業中抽出条件)を満たす(に一致する)ようになる(後述の実施の形態2を参照)。
抽出条件については特に制約がなく、任意であり、商品を選択しようとする献立必要材料情報を抽出できれば良い。また本実施の形態においては、どの献立必要材料情報に対してどの商品を注文するのかという結び付けができれば良い。しかし抽出条件を、利用者が同一または類似(近似)する商品を注文しようとする(または注文する可能性が高いと推定される)献立必要材料情報を抽出する条件とすると、利用者は、後述する注文手段S3において商品を注文しやすい。
本実施の形態においては、抽出条件は、以下の属性の組み合わせを想定している。
・表示期間(調理日時を基準にして抽出)+材料グループID
・仕入日時+抽出No
もちろん、上記以外の抽出条件としても良い。例えば、仕入日時のみとして、同一の仕入日時に仕入れようとする献立必要材料情報を抽出しても良いし、仕入日時+材料グループIDとしても良い。また別の属性を利用しても良い。また調理日時や材料グループIDや仕入日時や抽出Noは静的なデータでも良いし、動的に利用者に登録されるデータでも良い。
ここで抽出Noは各抽出に対して一意に割り当てられるIDである。抽出条件を“仕入日時+抽出No”とする場合については、後述する実施の形態2において動作例を説明する。本実施の形態においては、材料グループIDは必要材料情報に対して動的または静的に設定しており、抽出Noは献立必要材料に対して動的に設定しているという違いがある。
さらに抽出条件(選択作業中抽出条件)を、原則共通の商品(材料)を使用する可能性のある献立必要材料情報を抽出する条件とすると良い。これにより、利用者が商品を注文する際に考慮する最少単位の献立必要材料情報の集合を抽出することができる。また利用者が同一または類似(近似)する商品を注文しようとする(または注文する可能性が高いと推定される)献立必要材料情報を抽出することができる。このような抽出条件(選択作業中抽出条件)を利用者に登録させる方法として、後述する実施の形態2である「4.利用者の注文入力作業を支援するシステム、プログラム、媒体および方法」を参考にすることができる。
また、分量情報と調理数量とを乗算した値である利用者が仕入れる必要のある分量を認知するための情報を献立必要材料情報に関連付けて出力(編集)する。これにより、利用者に仕入れる必要がある分量を認知させることができる。代理システムへの出力も同様である。ただし、分量情報と調理数量を乗算せずに出力し、代理システム側で乗算しても良い。「共通の商品(材料)を使用する可能性のある献立必要材料情報」に対して商品を注文する際には、利用者は、各献立必要材料情報に対して「分量情報と調理数量とを乗算した値(分量情報×調理数量)」分の分量を割り当てることを意識しながら、商品を注文する。
図8のi001は献立必要材料一覧(買い物リスト)の例である。図8の例では、抽出条件を表示期間(調理日時を基準にして抽出)と材料グループの組み合わせ(表示期間+材料グループID)としている。
抽出条件である表示期間と材料グループを入力し、[取得]ボタンをクリックすると、献立必要材料一覧出力手段S2は入力情報を受信し、選択作業中抽出条件TBL409に抽出条件(表示期間+材料グループID)を記憶し、続いて、献立−必要材料TBL402の献立必要材料情報を読み込み、抽出条件を満たす(すなわち、調理日時が表示期間に該当し、かつ、材料グループが一致する)献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を抽出し、他の献立必要材料情報と区別できるように編集して、図8のi001に表示する。また同時に、表示された商品選択対象献立必要材料情報に関連の深い商品を、商品TBL403から抽出し、i002に表示する。この例では、商品選択対象献立必要材料情報を他の献立必要材料情報と区別できるようにするために、商品選択対象献立必要材料情報だけを表示(他の献立必要材料情報を非表示に)している。背景色や文字色を変える、または各情報の頭部にアイコン等の印を表示するようにしても良い。
ここで、抽出条件は必ずしも利用者端末20−1から入力する必要はなく、例えば、サーバー20や利用者端末10−1が持つ日付情報に基づいて、自動的に設定されても良い。また、この画面例では、テキストボックスやセレクトボックスで抽出条件(選択作業中抽出条件)を入力している。このとき、テキストボックスやセレクトボックスは情報((選択作業中抽出条件))を記憶しているため、選択作業中抽出条件TBL409として利用することもできる。商品注文の際には、この情報を抽出条件(選択作業中抽出条件)として、サーバー20に送信し、注文情報に関連付けて記憶しても良い。また、この抽出条件(選択作業中抽出条件)を、献立必要材料一覧を表示(出力)する際にサーバー20に送信している場合には、サーバー20側で記憶装置22に記憶しておき、商品注文の際に、注文情報に関連付けて記憶するようにしても良い。
また、抽出条件(選択作業中抽出条件)を「献立必要材料情報を“重複せずに”抽出する条件」とすれば、同一の献立必要材料情報が2度以上献立必要材料一覧に出力されることを防ぐと同時に、同一の献立必要材料情報を2度以上評価することを防ぐことができる。もちろん2度以上献立必要材料一覧に出力され、2度以上評価する場合もある仕様としても良い。実現方法の例として、例えば、利用者に予め表示期間(管理期間)を重複しないように登録させ、これを記憶しておき、図8のi001において、記憶された表示期間(管理期間)をセレクトボックスにロードするようにしても良い。
3.4.商品情報記憶手段403
商品情報記憶手段403は、商品を売り上げた場合の(1単位あたりの、1個あたりの、1gあたりの(量り売りやグラム売りの場合等))報酬の規模である報酬規模値を関連付けられた、商品識別情報で特定される商品に関する情報を記憶する。前述の商品TBL403に相当する。
商品情報は、例えば商品に関する情報を登録するための手段である商品情報登録手段(プロセス、ステップ)を設置し、商品の売り手またはその代理人等が使用する端末または代理コンピューターシステムから登録されるようにしても良い。
3.5.注文手段S3
注文手段S3は、利用者が献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする、少なくとも、商品識別情報と、注文数量と、を含む注文情報を受信すると、これを、献立必要材料一覧出力手段S2において同時に抽出されたすべての商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する処理である。
注文情報は、利用者によって入力装置16から入力された情報を受信しても良いし、代理システムから受信しても良い。
注文情報を商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する方法には、例えば、注文情報に、選択作業中抽出条件TBL409に記憶されている選択作業中抽出条件(すなわち抽出条件)を関連付けて記憶する方法(すなわち、抽出条件によって、商品を仕入れようとする献立必要材料情報と、それに対する注文情報と、を結び付ける方法)がある。この方法では、注文情報に関連付けて記憶された抽出条件を使用して、献立−必要材料TBL402から、再度、同じ商品選択対象献立必要材料情報を抽出することができる。本実施の形態においては、この方法を採用している。また、注文情報に、献立必要材料一覧出力手段S2において同時に抽出されたすべての商品選択対象献立必要材料情報の献立必要材料識別情報を関連付けて記憶する方法もある。また、注文情報と商品選択対象献立必要材料情報の双方に、結び付けるための情報(結合情報)を記憶しても良い。
図8のi002は商品一覧の例である。また図8のi003は注文機能を持つ買い物かごの一例である。図8のi001において[取得]ボタンをクリックすると、献立必要材料一覧が表示されると同時に、商品TBL403から商品情報が抽出され、図8のi002に表示される。各商品の情報と[買い物かごへ]ボタンが表示されている。商品情報の抽出については、図8のi001に表示された商品選択対象献立必要材料情報に関連の深い商品を抽出するようにしても良い。
注文しようとする商品の[買い物かごへ]ボタンをクリックすると、注文手段S3は、該商品の商品識別情報と注文数量を注文情報(注文予定情報)として受信し、その商品を注文する根拠となった商品選択対象献立必要材料情報を抽出したときの抽出条件(選択作業中抽出条件)に関連付けて買い物かごTBL40bに記憶し、図8のi003に表示する。このとき、献立必要材料一覧として出力された商品選択対象献立必要材料情報と、買い物かごTBL40bに記憶された商品と、は、それぞれに関連付けられた抽出条件によって結び付けられている。クリックした回数が、その商品の数量となる(最初のクリックで商品識別情報と注文数量=1を抽出条件に関連付けて記憶する。2回目以降のクリックでは、注文数量を1ずつ加算し、更新する。)。図8のi003において“戻す”をクリックすると該当商品の数量が1個ずつ減少する(注文数量>1のときは、該当商品の注文数量を1ずつ減算し、更新する。注文数量=1のときは、注文情報自体を削除する。)。
抽出条件(選択作業中抽出条件)は、献立必要材料一覧を表示する際にサーバー20上のメモリなどに設置された選択作業中抽出条件TBL409に記憶しておいたものを使用しても良いし、利用者端末10−1に設置された選択作業中抽出条件TBL409に記憶しておいたものを注文情報と一緒に受信しても良い。また、本実施の形態においては、テキストボックスやセレクトボックスが抽出条件(選択作業中抽出条件)を記憶しているので、それで代替しても良い。
利用者は、商品選択対象献立必要材料情報と、それに対して注文する商品の選択が終了したら、図8のi001において、抽出条件を変更して[取得]ボタンをクリックし、新たに商品選択対象献立必要材料情報を表示させる。このとき、選択作業中抽出条件TBL409に記憶されている抽出条件(選択作業中抽出条件)も更新される。続いて上記と同様に、新たに表示された商品選択対象献立必要材料情報に対して注文しようとする商品の[買い物かごへ]ボタンをクリックすると、注文手段S3は、該商品の商品識別情報と注文数量を注文情報(注文予定情報)として受信し、その商品を注文する根拠となった商品選択対象献立必要材料情報を抽出したときの抽出条件(選択作業中抽出条件)に関連付けて買い物かごTBL40bに記憶し、図8のi003に表示する。
利用者は、上記作業を繰り返して、商品を仕入れようとする献立必要材料情報に対する商品の選択を終えると、最後に送付先を確認する。続いて[注文]ボタンをクリックすると、受注手段S3は買い物かごTBL40bから注文情報を読み込み(受信し)、注文明細TBL404に記憶する。商品情報が持つ報酬規模値や数量や商品名称、および配送先情報(利用者名、住所等)等も同時に記憶しても良い。配送先情報は、UIDを使用して利用者TBL408から取得するようにしても良い。買い物かごTBL40bは空にしても良い。
なお、買い物かごTBL40bは必須ではなく、[買い物かごへ]ボタンがクリックされた時に、注文情報を、直接、注文明細TBL404に記憶するようにしても良い。
ここでは、図8を用いた入力方法を説明しているが、後述する実施の形態2である「4.利用者の注文入力作業を支援するシステム、プログラム、媒体および方法」による入力方法もある。
また、注文手段S3を実行する時に、後述する報酬規模集計値算出手段S4を用いて、抽出条件毎に報酬規模値を集計し、記憶装置(20,12)上に記憶しておいても良い。例えば、評価値計算用報酬規模集計値記憶手段(属性:抽出条件,報酬規模集計値)を記憶装置上に設置する。
3.6.報酬規模集計値算出手段S4
報酬規模集計値算出手段S4は、注文明細TBL404から、献立必要材料一覧出力手段S2において、評価対象となる献立必要材料情報と同時に抽出された献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)に関連付けて記憶された注文情報を読み込み、これらの注文情報に関連付けられた報酬規模値と注文数量とを乗算した値を集計する処理である。集計値は報酬規模集計値である。注文情報は商品識別情報を有するので、商品識別情報を介して関連付けられる商品TBL403上の報酬規模値を使用しても良い。なお、本実施の形態においては、注文情報を商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する方法として、「抽出条件によって、商品を仕入れようとする献立必要材料情報と、それに対する注文情報と、を結び付ける方法」を採用している。そのため本実施の形態においては、「評価対象となる献立必要材料情報と同時に抽出された献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)に関連付けて記憶された注文情報を読み込む処理」は、「献立必要材料一覧出力手段S2において、評価対象となる献立必要材料情報を抽出した抽出条件に関連付けて記憶された注文情報を読み込む処理」である。
図6は献立必要材料評価値を算出するアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。図6のf01は、報酬規模集計値算出手段S4に相当するステップである。また、f03とf05は、後述する献立必要材料評価値算出手段S5に相当するステップである。図6のアルゴリズムは、献立−必要材料TBL402と注文明細TBL404のそれぞれから、1つの抽出条件で抽出された献立必要材料情報と注文情報を入力データとすることを前提としている。
注文情報を1つの抽出条件で抽出する方法は、注文明細TBL404から注文情報を読み込み、該注文情報に関連付けて記憶されている抽出条件が、評価対象となる献立必要材料が献立必要材料一覧出力手段S2において抽出されたときの抽出条件に一致するか否かを判定し、一致する場合には読み込むようにすることもできる。献立必要材料情報を1つの抽出条件で抽出する方法は、献立−必要材料TBL402から献立必要材料情報を読み込み、評価対象となる献立必要材料が献立必要材料一覧出力手段S2において抽出されたときの抽出条件を満たすか否かを判定し、満たす場合には読み込むようにすることもできる。また、リレーショナルデータベースのマネジメントシステムを用いて、SQL記述した抽出条件で抽出することもできる。
例えばサーバー20の持つ時刻情報に基づいて、所定の時刻になったら、報酬規模集計値算出手段S4は、注文明細TBL404から、評価対象となる献立必要材料情報が献立必要材料一覧出力手段S2において抽出されたときの抽出条件に関連付けて記憶されたすべての注文情報を抽出する(図6のFileB)。続いて、これらの注文情報を読み込みながら、関連付けられた報酬規模値と注文数量とを乗算した値を集計し、報酬規模集計値(図6f02のSUM_B)を取得する(図6のf01参照)。
例えばバッチ処理を用いる場合には、注文明細TBL404から、処理対象となる、抽出条件でソートされた注文情報を読み込み、関連付けられた抽出条件でキー切れ処理しながら、同一の抽出条件に関連付けられた注文情報が持つ報酬規模値と注文数量とを乗算して得られた値を集計することで、抽出条件毎に報酬規模集計値を算出することができる。
3.7.献立必要材料評価値算出手段S5
献立必要材料評価値算出手段S5は、所定の処理により、献立−必要材料TBL402から、献立必要材料一覧出力手段S2において、評価対象となる献立必要材料情報と同時に抽出された献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)を読み込み、この読み込んだ献立必要材料情報に対して、報酬規模集計値算出手段S4において同じ抽出条件によって算出された報酬規模集計値を分割(分配)し、献立必要材料情報の評価値である献立必要材料評価値を算出し、献立必要材料評価値TBL405に記憶する処理である。分割処理は、読み込んだ献立必要材料情報に関連付けられる様々な属性や存在自体(等分するような場合)に基づいて行われる。なお、本実施の形態においては、注文情報を商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する方法として、「抽出条件によって、商品を仕入れようとする献立必要材料情報と、それに対する注文情報と、を結び付ける方法」を採用している。そのため本実施の形態においては、「献立必要材料一覧出力手段S2において、評価対象となる献立必要材料情報と同時に抽出された献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)を読み込む処理」は、「献立必要材料一覧出力手段S2において、評価対象となる献立必要材料情報を抽出した抽出条件を満たす献立必要材料情報を読み込む処理」である。
例えばサーバー20の持つ時刻情報に基づいて、所定の時刻になったら、献立必要材料評価値算出手段S5は、献立−必要材料TBL402から、評価対象となる献立必要材料情報が献立必要材料一覧出力手段S2において抽出されたときの抽出条件を満たす献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報) を抽出する。続いて、これらの献立必要材料情報を読み込みながら、関連付けられた属性等に基づいて、予め報酬規模集計値算出手段S4において算出された報酬規模集計値を、評価対象となる献立必要材料情報に分配して算出する。算出した献立必要材料評価値は、献立必要材料評価値TBL405に、この献立必要材料識別情報(UID+食事日時+レシピID+材料No(図2参照))に関連付けて記憶すれば良い。こうすることで、献立必要材料評価値を献立計画に登録された料理レシピ識別情報(UID+食事日時+レシピID)または料理レシピ識別情報(レシピID)のどちらでも集計することが可能である。
分割する方法(所定の処理)には、例えば、均等割りする方法や、各献立必要材料に関連付けられている調理数量を基準に案分する方法等がある。献立必要材料識別情報に関連付けられる属性(1つまたは複数)に基づいて、報酬規模集計値を分割(案分,分配)しても良い。報酬規模集計値を何かしらの決められたルールに従って分割しさえすれば良い。また、後述する「3.7.1.所定の処理の具体例」において、所定の処理の具体例を説明する。
「所定の処理」とは、所定の処理として定義される同一のルールによって各献立必要材料が評価され、結果として各献立必要材料に関連付けられた料理レシピや料理レシピ提供者が平等(公平)に評価されるということである。処理によっては、高い評価を得られやすいという特徴をもつ献立必要材料と、低い評価となりやすいという特徴をもつ献立必要材料と、が発生する可能性もあるが、同一のルールで評価されるため料理レシピ提供者の間に有利/不利といった差別はなく、料理レシピ提供者はこれらの特徴を鑑みて、より多くの報酬を得られるように、様々な料理レシピを登録すれば良い。仮に損する傾向のある料理レシピを登録したとしても、それを敬遠する料理レシピ提供者が多ければ、類似する料理レシピが手薄になり、結果的に利用される回数が増える可能性が高まるという特徴もある。
3.7.1.所定の処理の具体例
献立必要材料評価値算出手段S5において、所定の処理は、次のようにしても良い。
献立−必要材料TBL402から、評価対象となる献立必要材料情報が献立必要材料一覧出力手段S2において抽出されたときの抽出条件を満たす献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)を読み込み、評価対象となる献立必要材料情報に関連付けられる分量相関値と調理数量とを乗算した値(すなわち、献立必要材料情報に関連付けられる実際に仕入れる必要のある分量に相関する値)を、同じ抽出条件に関連付けられるすべての献立必要材料情報に関連付けられる分量相関値と調理数量とを乗算した値を集計した値、で除算することで、評価対象となる献立必要材料情報の売上貢献割合を算出する。続いて、報酬規模集計値算出手段S4において、同じ抽出条件に関連付けられた注文情報に基づいて算出された報酬規模集計値に、この売上貢献割合を乗算することで、評価対象となる献立必要材料情報の献立必要材料情報評価値を算出し、献立必要材料評価値TBL405に記憶する(アルゴリズムの例は図6のf03とf05を参照)。
これにより、献立計画に登録された料理レシピに必要な材料の分量情報と調理する数量とを利用して、各献立必要材料を商品売上における貢献に対して評価できるようになるだけでなく、その貢献の程度(度合い。利用者が、どの献立必要材料情報(1または複数)に対して使用するために、どの商品(1または複数)をどの程度注文したのか。)に応じて評価することを可能にする。
なお、献立必要材料一覧出力手段S2において同時に抽出される献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)に関連付けられる分量情報の単位が換算等の手段も含めて統一できる場合には、分量相関値の代わりに分量情報を使用することもできる。
献立必要材料情報に関連付けられる実際に仕入れる必要のある分量(分量×調理数量)に相関する値は、“分量相関値×調理数量”である。そのため、例えば分量相関値をすべて1としても、献立必要材料情報に関連付けられる実際に仕入れる必要のある分量に相関する値は、調理数量によって、ある程度、相関のある値となる。これは所定の処理に調理数量を基準に案分する方法を採用した場合と同等である。分量相関値はすべての利害関係者(ステークホルダー)の納得感が得られるように設定することが困難な場合もあるかもしれない。そのような場合でも、調理数量は、原則、利用者が登録する値であるため不満が出にくい。分量相関値を1またはシンプルな値にした場合でも、調理数量によって、ある程度は、実際に仕入れる必要のある分量に相関する値を得ることができる。
また例えば、報酬支払い対象の料理レシピ提供者の場合は分量相関値を1、報酬支払い対象でない料理レシピ提供者の場合は分量相関値を0.5といったように、献立必要材料情報に関連付けられる料理レシピ提供者の属性に応じて分量相関値を変えても良い。
「原則分量情報に相関がある値」は、このような場合を含むものとする。またこれは、分量相関値と調理数量との乗算値である“仕入れる必要のある分量に相関する値”に1または0.5を乗算しているとも言える。このとき、アルゴリズムを用いて、献立必要材料情報に関連付けて記憶される分量相関値にそれぞれ1または0.5を乗算するなどして、最終的に使用する分量相関値を自動的に導出しても良い。「報酬を支払う料理レシピ提供者の場合は分量相関値>報酬を支払わない料理レシピ提供者の場合は分量相関値」とする場合には、報酬を支払う料理レシピ提供者に関連付けられる献立必要材料情報をより優遇して評価することができる。
図6において、前述した所定の処理を用いた献立必要材料評価値算出手段S5はf03とf05に相当する。
例えばサーバー20の持つ時刻情報に基づいて、所定の時刻になったら、献立必要材料評価値算出手段S5は、献立−必要材料TBL402から、評価対象となる献立必要材料情報が献立必要材料一覧出力手段S2において抽出されたときの抽出条件を満たす献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報) を抽出する(図6のFileA)。続いて、これらの献立必要材料情報を読み込みながら、献立必要材料情報に関連付けられた分量相関値と調理数量の乗算値を集計して売上貢献割合の分母(図6f04のSUM_A)を算出すると同時に、配列Aに献立必要材料情報に関連付けられた献立必要材料識別情報(UID+食事日時+レシピID+材料No(図2参照))と分量相関値(分量情報をプログラムで自動換算した値でも良い。)と調理数量とをセットしていく。すべての献立必要材料情報を読み込み、処理し終えると、続いて、配列Aにセットされた献立必要材料識別情報と分量相関値と調理数量とを読み込みながら、各評価対象となる献立必要材料情報の分量相関値と調理数量を乗算し、SUM_Aで除算することで、売上貢献割合を算出する。さらに、報酬規模集計値算出手段S4において同じ抽出条件に対して算出された報酬規模集計値(SUM_B)に売上貢献割合を乗算することで、献立必要材料評価値を算出する(図6のf06)。算出された献立必要材料評価値をファイルやDB(献立必要材料評価値TBL405)に出力する(図6のf07)。
f04において、配列Aには、料理レシピIDや料理レシピ提供者ID等、様々な属性(項目)をセットしておくと良い。
f04とf06において、例えば、分量相関値を1にすれば、報酬規模集計値を各献立必要材料に関連付けられている調理数量を基準に案分することができる。また、調理数量も1にすれば、報酬規模集計値を各献立必要材料情報で均等割りすることができる。それ以外にも、分量相関値や調理数量の代わりまたは分量相関値と調理数量に追加して献立必要材料情報に関連付けられる様々な属性を使用することで、使用した属性に応じて報酬規模集計値を各献立必要材料情報に分割(分配)することができる。
献立−必要材料TBL402から抽出される、評価対象となる献立必要材料情報が献立必要材料一覧出力手段S2において抽出されたときの抽出条件を満たす献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報) (図6のFileA)と、注文明細TBL404から抽出される、評価対象となる献立必要材料情報が献立必要材料一覧出力手段S2において抽出されたときの抽出条件に関連付けて記憶されたすべての注文情報 (図6のFileB)と、を効率的に抽出して付け合わせながら、献立必要材料評価値を算出する方法として、抽出条件(献立必要材料情報と注文情報とを結び付ける情報)で予めソート(並べ替え)した献立必要材料情報(献立-必要材料TBL402)と注文情報(注文明細TBL404)とを読み込み、抽出条件を処理キーとした一般的なキー切れ処理とマージ処理を使用する方法がある。
例えば図6の各処理を参考にして、マージ処理とキー切れ処理を用いて、1つの抽出条件で献立必要材料情報と注文情報の各データ(レコード)を付け合わせながらバッチ処理する場合には、抽出条件でソートされた献立必要材料情報と注文情報の各データ(レコード)をマージしながら読み込む際に図6のf01とf03を処理し、キー切れ処理の際に図6のf05を処理するようにして実現できる。なお、献立必要材料情報のキー切れ処理は、抽出条件を満たすか否かで判定する(特に実施の形態1の場合)。
抽出条件でソートする際のキーについては、抽出条件が“表示期間(調理日時を基準にして抽出)+材料グループID”の場合(実施の形態1)には、献立必要材料情報は“材料グループID,調理日時”で、注文情報は“材料グループID,表示期間”をソートキーとすると良い。また、“仕入日時+抽出No”の場合(実施の形態2)には、献立必要材料情報と注文情報ともに“仕入日時,抽出No”をソートキーとすると良い。
また、同一の献立必要材料情報に対して、2度以上商品を注文する(2度以上評価する)ことがある場合等には、注文情報を抽出条件で予めソートして読み込み、抽出条件による切れ処理の都度、抽出条件を満たす献立必要材料情報を抽出して読み込み、図6のf03とf05を実行するようにしても良い。
なお、評価対象となる献立必要材料情報は、1つである必要はなく、2つ以上を合わせて評価しても良い。
3.8.集計手段(料理レシピ)S6
集計手段(料理レシピ)S6は、献立必要材料評価値TBL405から献立必要材料評価値を読み込み、料理レシピ識別情報毎に (すなわち、料理レシピ識別情報(料理レシピID)が同一であると判定される場合には)、前記献立必要材料評価値を集計し、集計(料理レシピ)TBL406に記憶する処理である。料理レシピIDに加えてUIDと食事日時(すなわち、UID+食事日時+料理レシピID(図2参照))が同一であると判定される場合に集計するようにすれば、献立計画に登録された料理レシピ識別情報(献立料理レシピ情報)単位で献立必要材料評価値を集計することもできる。
バッチ処理を用いる場合には、料理レシピ識別情報でソートされた献立必要材料評価値(献立必要材料評価値TBL405)を読み込み、料理レシピ識別情報でキー切れ処理しながら、同一の料理レシピ識別情報に関連付けられた献立必要材料評価値を集計すれば良い。
3.9.集計手段(料理レシピ提供者)S7
集計手段(料理レシピ提供者)S7は、献立必要材料評価値TBL405から献立必要材料評価値を読み込み、料理レシピ提供者識別情報毎に (すなわち、料理レシピ提供者識別情報が同一であるか否かを判定し、同一である場合には)、献立必要材料評価値を集計し、集計(料理レシピ提供者)TBL407に記憶するする処理である。
バッチ処理を用いる場合には、料理レシピ提供者識別情報でソートされた献立必要材料評価値(献立必要材料評価値TBL405)を読み込み、関連付けられた料理レシピ提供者識別情報でキー切れ処理しながら、同一の料理レシピ提供者識別情報に関連付けられた献立必要材料評価値を集計すれば良い。
4.利用者の入力作業を支援する入力支援システム、プログラム、媒体および方法(実施の形態2)
利用者の入力作業を支援する入力支援システム、プログラム、媒体および方法に関する。
現在、共通の商品(材料)を使用する可能性のある献立必要材料情報と、それに対して利用者が仕入れようとする商品と、をできるだけ正確に結び付けるように利用者の入力を誘導するシステムはない。上記の実現を課題とする。
なお、実施の形態2のハードウェア構成とデータベース構成は、実施の形態1と共通である。実施の形態2は主に利用者端末10−1上で動作させる方が、動きがスムーズになる。
実施の形態2は、利用者が「材料の調達が必要な献立必要材料情報の選択と、それに対して注文する商品の選択 (買い物かごに入れる、注文する)」という意思決定と入力を支援する。利用者が実施の形態2を利用するとき、上記の献立必要材料情報と商品の組み合わせは、「共通の商品(材料)を使用する可能性のある献立必要材料情報と、それに対して注文しようとする商品」となっている可能性が高いという性質が発生する。なぜなら、できる限り小さなユニット毎(単位毎)に献立必要材料情報とそれに対して注文する商品とを選択する(献立必要材料情報と商品とを付け合わせる)作業をしていく方が、利用者にとって容易(楽)だからである。そして、付け合わされた献立必要材料情報(商品選択済献立必要材料情報)は、2度と検討対象にする必要がないということを利用者に認識させるために、他の献立必要材料情報と区別できるように編集する、または、非表示とするため、付け合わせ作業を進めれば進めるほど、利用者の意思決定は検討対象となる献立必要材料情報が減少し、容易(楽)になっていく。もちろん、献立必要材料情報が献立必要材料一覧出力手段S2において異なる抽出条件によって2度以上抽出されることを防ぐことができるため、同じ献立必要材料情報に対して2度以上商品注文が発生することを防ぐと同時に、2度以上評価されることを防ぐことができる。
4.1.動作例
実施の形態2は入力支援システムであり、利用者の料理材料の仕入れを支援する料理材料仕入支援システム等で利用される。
図9は入力支援システムの動作例を説明するデータフロー図である。図3のDFDと比較すると、注文手段S3は、図9の商品選択手段S9と選択完了手段S10と注文確定手段S11とに相当する。また、献立必要材料情報を選択するための献立必要材料選択手段S8と選択作業中の抽出条件を生成するための抽出条件生成手段S12等が追加されている。また図10は入力支援システムの買い物リスト/商品選択/注文調整/注文画面の一例である。
4.1.1.抽出条件記憶手段409
抽出条件記憶手段409(選択作業中抽出条件TBL409)は、選択作業中の抽出条件(以下「選択作業中抽出条件」と表記)を記憶する。「選択作業中抽出条件」とは、後述する献立必要材料選択手段S8と商品選択手段S9において、それぞれ選択された献立必要材料情報や注文情報に関連付けて記憶される抽出条件である。有する属性は、仕入日時と抽出Noである。抽出条件記憶手段409は、記憶装置12または記憶装置22に設置しても良いし、メモリ上の変数や配列でも良い。
選択作業中抽出条件は、後述する抽出条件生成手段S12で更新される。図10のi101の[仕入日時]セレクトボックスで仕入日時を選択した際などに、初期値として、[仕入日時]セレクトボックスの仕入日時と抽出No=1等を記憶しておいても良い。また、特に選択作業中抽出条件TBL409に仕入日時と抽出Noを一緒に記憶しなくても、図10のi101の[仕入日時]セレクトボックスが仕入日時を記憶しているため、代用することも可能である。
実施の形態2においては、説明を簡略化するために、仕入日時を選択し、献立必要材料情報または商品の選択を開始したら、仕入日時の変更を許可しない仕様とする。仕入日時を変更する場合には、注文調整用TBL40aや買い物かごTBL40bに記憶されている注文情報や、注文の済んでいない献立必要材料情報に関連付けられた抽出条件は、削除するようにすれば良い(その仕入日時に関連する入力(登録)はすべてリセットされる)。もちろん、仕入日時の変更を許可する仕様としても良い。これにより、予め献立必要材料情報に対して、仕入日時が異なる抽出条件をまとめて登録しておき、後から抽出条件を切り替えながら、商品の選択を集中的に行うような入力方法が可能となる。仕入日時が異ならない場合には、実施の形態2においても、予め献立必要材料情報に対して抽出条件をまとめて登録するような入力方法が可能である。例えば、図10のi101において[仕入日時]セレクトボックスの右隣に、献立必要材料情報に登録された抽出Noと新しく生成された抽出Noとをロードされた[抽出No]セレクトボックスを設置し、これを選択することで、「選択作業中抽出条件」を自由に選択できるようにしても良い。または、仕入日時を変更する場合には、注文調整用TBL40aや買い物かごTBL40bに記憶されている注文情報や、注文の済んでいない献立必要材料情報に関連付けられた抽出条件を削除せずに、仕入日時の変更に合わせて更新するようにしても良い。
4.1.2.献立料理レシピ情報記憶手段402
図9の献立料理レシピ情報記憶手段402は、献立必要材料識別情報(UID+食事日時+料理レシピID+材料No(図2献立料理レシピ情報記憶手段402を参照))によって特定される献立必要材料情報を記憶する。これは前述の献立計画作成手段S1によって登録される。前述の献立−必要材料TBL402に相当する。
4.1.3.商品情報記憶手段403
商品情報記憶手段403は、商品識別情報で特定される商品に関する情報を記憶する。前述の商品TBL403に相当する。
4.1.4.献立必要材料一覧出力手段S2
献立必要材料一覧出力手段S2は、献立−必要材料TBL402の献立必要材料情報を読み込み、選択作業中抽出条件TBL409に記憶された抽出条件である選択作業中抽出条件を満たす(一致する)献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を、他の献立必要材料情報と区別できるように献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧を出力(編集)する。
また、献立必要材料情報に何かしらの抽出条件が関連付けられているが、選択作業中抽出条件を満たさない(に一致しない)献立必要材料情報である(商品の選択が完了した献立必要材料情報である)商品選択済献立必要材料情報を、
(a)他の献立必要材料情報と区別できるように、献立必要材料一覧を出力(編集)する、
(b)表示しない、
の(a)と(b)との少なくとも一つの処理を実行する。
前述した「3.3.献立必要材料一覧出力手段S2」に献立必要材料情報に何かしらの抽出条件が関連付けられているが、選択作業中抽出条件に一致しない場合(献立必要材料情報が商品選択済みであると判定される場合)の処理を追加した処理である。図12は、実施の形態2における献立必要材料一覧出力手段S2のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
図10のi101は献立必要材料一覧(買い物リスト)の例である。図10の例では、抽出条件を仕入日時と抽出Noの組み合わせ(仕入日時+抽出No)としている。
利用者は、表示期間を入力し、[取得]ボタンをクリックすると、献立必要材料一覧出力手段S2は入力情報を受信し、献立−必要材料TBL402の献立必要材料情報を読み込み、関連付けられる調理日時が選択された表示期間に該当する献立必要材料情報を抽出し、献立必要材料一覧として表示する。
このとき、選択作業中抽出条件を満たす(に一致する)献立必要材料情報である商品選択済献立必要材料情報を、他の献立必要材料情報と区別できるように献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧を出力(編集)する(図10のi105参照)。
また、献立必要材料情報に何かしらの抽出条件が関連付けられているが、選択作業中抽出条件に一致しない献立必要材料情報である商品選択済献立必要材料情報である場合には、
(a)他の献立必要材料情報と区別できるように、献立必要材料一覧を出力(編集)する(図10のi106参照)、
(b)表示しない、
の(a)と(b)との少なくとも一つの処理を実行する。特に(a)の場合には、チェックボックスの入力を無効(入力不可状態、非アクティブ)にする等して、チェック入力および解除ができないようにしても良い。
4.1.5.献立必要材料選択手段S8
献立必要材料選択手段S8は、利用者が商品を仕入れようとする献立−必要材料TBL402に記憶された献立必要材料情報の献立必要材料識別情報を受信すると、選択作業中抽出条件を、献立−必要材料TBL402上の該当する献立必要材料情報に関連付けて記憶する処理である。献立必要材料識別情報は、利用者が献立必要材料一覧出力手段S2において出力される献立必要材料一覧を参照しながら入力しても良いし、利用者の代理人または代理システムによって入力しても良い。
献立必要材料一覧が表示された図10のi101において、利用者は、[仕入日時]セレクトボックスを選択し、献立必要材料一覧を参照しながら、商品を仕入れようとする献立必要材料情報の頭部のチェックボックス(チェックボックスには献立必要材料識別情報が関連付けて記憶されている。)をチェック入力する(選択する)と、献立必要材料選択手段S8は、該当する献立必要材料情報の献立必要材料識別情報を受信し、献立−必要材料TBL402上の該当する献立必要材料情報の抽出条件に関する属性(仕入日時,抽出No)に、抽出条件記憶手段409に記憶された選択作業中抽出条件を記憶する。続いて、献立必要材料一覧出力手段S2において、この献立必要材料情報は(特に判定処理をせずとも)必ず抽出条件を満たす(に一致する)と判定されるはずであるから、背景色や文字色や印(アイコン等)等を用いて、他の献立必要材料情報と区別できるように出力(編集、表示)される(図10のi105参照)。選択した献立必要材料情報を表示装置上で識別する情報(オブジェクトID等)を指定することで、該当する献立必要材料情報の背景色等の属性を変更することが可能である。その場合、コンピューターは表示されているオブジェクトIDを読み込み、処理対象のオブジェクトIDと比較判定して一致する場合に選択した献立必要材料情報であると判定する仕組みとなっている場合もある。もちろん判定処理があっても良い。再度献立必要材料情報を読み込み直して、判定処理を行い、献立必要材料一覧を出力し直しても良い。また、実施の形態2においては、チェック入力された献立必要材料情報には、仕入日時と抽出Noが表示されている(図10のi10a参照)。
再度チェックボックスをクリックし、チェックを解除すると、献立必要材料情報は、関連付けられていた抽出条件が解除(削除)され、抽出条件が関連付けられていない状態となる。
前述した「3.3.献立必要材料一覧出力手段S2」において使用した抽出条件である“調理日時+材料グループID”の材料グループIDは、料理レシピ提供者が料理レシピ情報の必要材料情報を登録する際に登録した情報である。また調理日時は利用者が献立計画作成手段S1において動的に登録している。一方、ここで使用する抽出条件である“仕入日時+抽出No”は、利用者が献立必要材料選択手段S8によって動的に献立必要材料情報に関連付けて登録している。
献立必要材料情報に何かしらの抽出条件が関連付けられているが、選択作業中抽出条件に一致しない場合には、チェックボックスの入力を無効(入力不可状態、非アクティブ) にする、または献立必要材料選択手段S8において受信情報をチェックする等して、チェック入力および解除ができないようにしても良い。またサーバー20側でチェック入力および解除の入力を禁止する処理を設置しても良い。
4.1.6.商品選択手段S9
商品選択手段S9は、利用者が献立必要材料一覧出力手段S2から出力された献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする商品の商品識別情報や注文数量である注文情報(注文予定情報)を受信すると、これを選択作業中抽出条件に関連付けて、注文調整用TBL40aに記憶する処理である。ここで入力された注文情報は注文調整用TBL40aに一時的に記憶され、利用者によって商品の選択調整や数量調整をされた後に、後述する選択完了手段S10によって買い物かごTBL40bに一時的に蓄積され、注文確定手段S11によって注文明細TBL404に注文情報として記憶される。
注文情報は、(すべての)商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶すれば良いが、実施の形態2においては、(すべての)商品選択対象献立必要材料情報が献立必要材料選択手段S8によって動的に変化する場合もあり得るため、選択作業中抽出条件に関連付けて記憶する。
商品識別情報は、利用者が献立必要材料一覧出力手段S2において出力(編集)される献立必要材料一覧を考慮しながら入力しても良いし、利用者の代理人または代理システムによって入力しても良い。
図10のi101において、[取得]ボタンをクリックした際に図10のi102に商品情報が表示される。図10のi102は商品情報の表示例であるが、商品に関する情報と、[選択]ボタンとが表示されている。選択作業中抽出条件を満たす(に一致する)アクティブな状態にある献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)(図10のi105参照)に関連の深い商品情報を商品情報記憶手段403から抽出して表示すると使いやすい。
利用者は注文しようとする商品の[選択]ボタンをクリックすると、商品選択手段S9は、注文調整用TBL40aに、選択作業中抽出条件を関連付けて記憶する。このとき、献立必要材料選択手段S8で選択された献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報の献立必要材料識別情報)と、商品選択手段S9で選択された商品(商品識別情報)と、は、それぞれに関連付けられた抽出条件(選択作業中抽出条件)によって結び付けられている。
選択された商品は、図10のi103に表示される。数量には、[選択]ボタンをクリックした回数が表示される(クリックの都度、加算される)。“戻す”をクリックすると、数量が1減算され、その結果、数量が0になる場合には、注文調整用TBL40aから注文情報を削除し、図10のi103から表示が消える。
仕入日時には、図10のi101の仕入日時セレクトボックスで選択した仕入日時(=商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられた仕入日時=選択作業中抽出条件TBL409に記憶される選択作業中抽出条件の仕入日時)が表示される。また、抽出Noには、選択作業中抽出条件の抽出No(=商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられた抽出No)が表示される。
図10のi107には、図10のi105の商品選択対象献立必要材料情報の分量(=料理1単位あたりの分量×調理数量)の合計と選択商品の分量(=商品1個あたりの分量×注文数量)の合計が表示される。どちらも単位は1つであるとは限らないため、単位毎に表示しても良い。これにより、利用者は必要な分量の商品を選択できているかを目で確認することができる。利用者は、商品選択対象献立必要材料情報と、それに対して仕入れようとする商品と、の組み合わせを、図10のi101とi103(のシミュレーション結果)から得られる情報を基に意思決定していくことができる。
実施の形態2においては、仕入日時を選択し、献立必要材料情報または商品の選択を開始したら、仕入日時の変更を許可しない仕様としているが、仮に、アクティブ状態にある献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報)や、まだ注文していない注文情報(注文予定情報)が存在しているときに、[仕入日時]セレクトボックスが変更された場合には、関連付けられる仕入日時を新しく選択された仕入日時に更新する仕様としても良い。
4.1.7.選択完了手段S10
利用者は、献立必要材料選択手段S8と商品選択手段S9とを使用して、商品選択対象献立必要材料情報の選択(すなわち、献立必要材料情報に対する選択作業中抽出条件の登録)と、商品選択対象献立必要材料情報に対して注文しようとする商品の選択と、を完了する(すなわち、商品選択対象献立必要材料情報と、その商品選択対象献立必要材料情報に対して仕入れようとする商品と、の組み合わせを決定する)と、続いて図10のi103の[買い物かごへ]ボタンをクリックすることで、選択(入力)の完了を意味する信号(選択完了情報)を入力する。
すると、選択完了手段S10は、これを受信し、注文調整用TBL40aに記憶された注文情報(注文予定情報)を買い物かごTBL40bへ移動(コピー)し、注文調整用TBL40aを空にする。買い物かごTBL40bに記憶された注文情報は、次に図10のi104の[注文]ボタンをクリックするまで蓄積される。また、図10のi104に蓄積された注文情報が表示される。例えば、図10のi108は[買い物かごへ]ボタンをクリック後に図10のi109に表示され、図10のi108とi107は消える。
さらに、後述する抽出条件生成手段S12を実行し、新たに一意の抽出条件を生成し、選択作業中抽出条件TBL409に記憶されている選択作業中抽出条件を更新する。
続いて、「4.1.4.献立必要材料一覧出力手段S2」で前述したように、献立必要材料一覧出力手段S2において、献立必要材料情報に何かしらの抽出条件が関連付けられているが、選択作業中抽出条件を満たさない(に一致しない)献立必要材料情報である商品選択済献立必要材料情報を、
(a)他の献立必要材料情報と区別できるように、献立必要材料一覧を出力(編集)する、
(b)表示しない、
の(a)と(b)との少なくとも一つの処理を実行する。図10のi106は上記(a)の表示例である。利用者は、選択が完了していない献立必要材料情報を容易に認識することができるようになるため、献立必要材料情報と商品の選択作業をスムーズに進めることが可能となる。
利用者は、選択が完了していない(すなわち、何かしらの抽出条件が関連付けられていない、または、選択作業中抽出条件が関連付けられている)献立必要材料情報に対する商品の選択を続ける場合には、上記の操作を繰り返せば良い。上記の操作とは、献立必要材料情報の選択(献立必要材料選択手段S8)とそれに対して仕入れようとする商品の選択(商品選択手段S9)をし、終了したら[買い物かごへ]ボタンをクリックする(選択完了手段S10)操作である。
献立必要材料情報に関連付けられた抽出条件は、該献立必要材料情報に対して商品の注文が最終的に行われなかった場合等には、初期状態(抽出条件がが関連付けられていない状態)に戻す(リセットする)と良い。
また、図10のi104において、“再調整”をクリックすると、クリックした注文情報に関連付けられた抽出条件と同一の抽出条件に関連付けられたすべての注文情報を買い物かごTBL40bから注文調整用TBL40aに移動し、同時に表示を買い物かごi104から注文調整i103に移動する。さらに、選択作業中抽出条件TBL409に記憶されている抽出条件(選択作業中抽出条件)をクリックした注文情報に関連付けられた抽出条件に更新し、献立必要材料一覧出力手段S2を実行して、i101の献立必要材料一覧において、選択作業中抽出条件を満たす(に一致する)抽出条件を関連付けられた献立必要材料情報(商品選択対象献立必要材料情報) をアクティブ状態(表示例はi105) にし、利用者に、献立必要材料情報と商品の組み合わせを、再度、選択/調整させても良い。
なお、実施の形態2においては、注文調整中の注文情報を記憶する注文調整用TBL40aと注文調整が完了した注文情報を記憶する買い物かごTBL40bを別々に設置しているが、一つに統合しても良い。その場合、買い物かごTBL40bの注文情報が抽出条件に関連付けられているため、抽出条件TBL409に記憶された抽出条件(選択作業中抽出条件)と一致するか否かを判定する(一致する場合には注文調整中の注文情報である。)ことで、注文調整中の注文情報であるか否かを容易に判定することが可能である。
4.1.8.注文確定手段S11
利用者は、上記の操作(選択作業)を繰り返し、商品を注文しようとするすべての献立必要材料情報の選択と、それらに対する商品の選択を終えると、図10のi104の買い物かごの注文情報(注文予定情報)を確認し、さらに送付先等を確認し、[注文]ボタンをクリックすると、買い物かごTBL40bに記憶された注文情報を、注文明細TBL404に移動(コピー)し、買い物かごTBL40bを空にする。これにより、商品の注文が完了する。
4.1.9.抽出条件生成手段S12
抽出条件生成手段S12は、一意の(様々な値が存在するグループの中で、同じ値が重複していない、特定できる唯一の)抽出条件を生成し、選択作業中抽出条件TBL409に記憶される抽出条件(選択作業中抽出条件)を更新する。実施の形態2においては、仕入日時毎に一意の抽出Noを生成し、“仕入日時+抽出No”で一意の抽出条件としている。
抽出Noを生成する方法には、同一の仕入日時と組み合わされた、すでに献立必要材料情報に関連付けられた抽出Noの最大値に1を加算する、または、空いている番号をサーチする、などして、使用されていない空きの番号を取得し、抽出Noとする方法等がある。
ただし、抽出条件の生成と更新は、利用者が、選択完了手段S10において選択完了情報を入力してから、次に、新しい選択作業中抽出条件を使用する直前までの期間であればいつでも良い。
具体的には、献立必要材料一覧出力手段S2における以下の処理である。
・選択作業中抽出条件を満たす(一致する)か否か、を判定し、満たす(一致する)と判定される献立必要材料情報を商品選択対象献立必要材料情報として扱う処理。
・献立必要材料情報に抽出条件が関連付けられており、かつ、関連付けられている抽出条件が選択作業中抽出条件を満たさない(一致しない)か、を判定し、真と判定される場合には、その献立必要材料情報を商品選択済献立必要材料情報として扱う処理。
しかし、必ずしも判定処理を伴わない場合(すなわち新しく生成された選択作業中抽出条件を使用しない場合)もあり得るため、以下の処理である場合も考えられる。
・献立必要材料選択手段S8によって、献立必要材料情報に、(抽出条件生成手段S12によって新しい一意の抽出条件に更新された選択作業中抽出条件TBL409の)前記抽出条件を関連付けて記憶する処理。
・商品選択手段S9によって、前記商品識別情報を、(抽出条件生成手段S12によって新しい一意の抽出条件に更新された選択作業中抽出条件TBL409の)前記抽出条件に関連付けて記憶する処理。
もちろん上記以外で使用する場合もあり得る。動作のトリガーは、選択完了手段S10における選択完了情報の入力でも良いし、それ以降に行われる利用者によるボタン等のクリックでも良いし、新しい選択作業中抽出条件をはじめて使用する処理と同じでも良い。
実施の形態2において、商品選択対象献立必要材料情報は、商品選択済献立必要材料情報との対比を意識して、商品選択中献立必要材料情報と表現してもわかり良い。
料理レシピを提供する料理レシピ提供者の商品売上における貢献に対して支払われる報酬を計算する際に利用できる。
10 利用者端末
11 演算装置
12 記憶装置
13 通信I/F
14 BUS
15 表現装置
16 入力装置
20 サーバー
21 演算装置
22 記憶装置
23 通信I/F
24 BUS
30 通信ネットワーク

Claims (12)

  1. 利用者の料理材料の仕入れを支援する料理材料仕入支援システムであって、
    料理に必要な材料に関する情報である必要材料情報を関連付けられた料理レシピ識別情報で特定される料理レシピに関する情報である料理レシピ情報を記憶する料理レシピ情報記憶手段と、
    利用者が調理しようとする料理の、少なくとも、前記料理レシピ識別情報を受信すると、該料理レシピ識別情報に関連付けられる前記必要材料情報に基づいて献立必要材料情報記憶する献立計画作成手段と、
    前記献立必要材料情報に基づいて、商品選択の対象となる前記献立必要材料情報を抽出するための抽出条件を満たす前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにして、前記献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧を出力する献立必要材料一覧出力手段と、
    商品を売り上げた場合の報酬の規模である報酬規模値を関連付けられた、商品識別情報で特定される商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    前記利用者が前記献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする、少なくとも、前記商品識別情報と、注文数量と、を含む注文情報を受信すると、前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する注文手段と、
    前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられた注文情報に関連付けられた前記報酬規模値と前記注文数量とを乗算した値を集計し報酬規模集計値とする報酬規模集計値算出手段と、
    所定の処理により、前記商品選択対象献立必要材料情報に基づいて、前記報酬規模集計値を分割して算出される値を前記献立必要材料情報の評価値である献立必要材料評価値とする献立必要材料評価値算出手段と、
    を有することを特徴とする評価システム。
  2. 前記料理レシピ情報記憶手段において、前記必要材料情報は、分量情報と、原則該分量情報に相関がある値である分量相関値と、を有しており、
    前記献立計画作成手段において、調理する数量である調理数量と、を受信すると、該調理数量を関連付けて、前記必要材料情報を献立必要材料情報として記憶し、
    前記献立必要材料一覧出力手段において、前記抽出条件は、原則共通の商品を使用する可能性のある前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を抽出する条件であり、また、前記分量情報と前記調理数量とを乗算した値を認知するための情報を前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて出力し、
    前記献立必要材料評価値算出手段において、前記所定の処理は、
    前記商品選択対象献立必要材料情報に基づいて、評価対象である前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられる前記分量相関値と前記調理数量とを乗算した値を、
    前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられる前記分量相関値と前記調理数量とを乗算した値の集計値、
    で除算することで評価対象である前記商品選択対象献立必要材料情報の売上貢献割合を算出し、
    前記報酬規模集計値に該売上貢献割合を乗算することで、評価対象である前記商品選択対象献立必要材料情報の評価値である献立必要材料評価値を算出する処理である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の評価システム。
  3. 前記献立必要材料評価値は前記料理レシピ識別情報に関連付けて記憶されており、
    前記献立必要材料評価値に基づいて、関連付けられる前記料理レシピ識別情報が同一であると判定される場合には、前記献立必要材料評価値を集計する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の評価システム。
  4. 前記料理レシピ情報記憶手段において、前記必要材料情報は、料理レシピを提供する料理レシピ提供者を特定するための料理レシピ提供者識別情報を関連付けられており、
    前記献立必要材料評価値に基づいて、関連付けられる前記料理レシピ提供者識別情報が同一であると判定される場合には前記献立必要材料評価値を集計する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の評価システム。
  5. 利用者の料理材料の仕入れを支援する料理材料仕入支援システム上で実行される評価方法であって、
    前記料理材料仕入支援システムが、
    料理に必要な材料に関する情報である必要材料情報を関連付けられた料理レシピ識別情報で特定される料理レシピに関する情報である料理レシピ情報を記憶する料理レシピ情報記憶手段と、
    商品を売り上げた場合の報酬の規模である報酬規模値を関連付けられた、商品識別情報で特定される商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    を有し、
    利用者が調理しようとする料理の、少なくとも、前記料理レシピ識別情報を受信すると、該料理レシピ識別情報に関連付けられる前記必要材料情報に基づいて献立必要材料情報記憶する献立計画作成ステップと、
    前記献立必要材料情報に基づいて、商品選択の対象となる前記献立必要材料情報を抽出するための抽出条件を満たす前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにして、前記献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧を出力する献立必要材料一覧出力ステップと、
    前記利用者が前記献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする、少なくとも、前記商品識別情報と、注文数量と、を含む注文情報を受信すると、前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する注文ステップと、
    前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられた注文情報に関連付けられた前記報酬規模値と前記注文数量とを乗算した値を集計し報酬規模集計値とする報酬規模集計値算出ステップと、
    所定の処理により、前記商品選択対象献立必要材料情報に基づいて、前記報酬規模集計値を分割して算出される値を前記献立必要材料情報の評価値である献立必要材料評価値とする献立必要材料評価値算出ステップと、
    を有することを特徴とする評価方法。
  6. 前記料理レシピ情報記憶手段において、前記必要材料情報は、分量情報と、原則該分量情報に相関がある値である分量相関値と、を有しており、
    前記献立計画作成ステップにおいて、調理する数量である調理数量と、を受信すると、該調理数量を関連付けて、前記必要材料情報を献立必要材料情報として記憶し、
    前記献立必要材料一覧出力ステップにおいて、前記抽出条件は、原則共通の商品を使用する可能性のある前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を抽出する条件であり、また、前記分量情報と前記調理数量とを乗算した値を認知するための情報を前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて出力し、
    前記献立必要材料評価値算出ステップにおいて、前記所定の処理は、
    前記商品選択対象献立必要材料情報に基づいて、評価対象である前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられる前記分量相関値と前記調理数量とを乗算した値を、
    前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けられる前記分量相関値と前記調理数量とを乗算した値の集計値、
    で除算することで評価対象である前記商品選択対象献立必要材料情報の売上貢献割合を算出し、
    前記報酬規模集計値に該売上貢献割合を乗算することで、評価対象である前記商品選択対象献立必要材料情報の評価値である献立必要材料評価値を算出する処理である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の評価方法。
  7. 前記献立必要材料評価値は前記料理レシピ識別情報に関連付けて記憶されており、
    前記献立必要材料評価値に基づいて、関連付けられる前記料理レシピ識別情報が同一であると判定される場合には、前記献立必要材料評価値を集計する、ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の評価方法。
  8. 前記料理レシピ情報記憶手段において、前記必要材料情報は、料理レシピを提供する料理レシピ提供者を特定するための料理レシピ提供者識別情報を関連付けられており、
    前記献立必要材料評価値に基づいて、関連付けられる前記料理レシピ提供者識別情報が同一であると判定される場合には前記献立必要材料評価値を集計する、ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の評価方法。
  9. 抽出条件を記憶する抽出条件記憶手段と、
    新たに一意の抽出条件を生成し、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を更新する抽出条件生成手段と、
    献立計画情報として献立必要材料識別情報によって特定される献立計画に登録された料理レシピに必要な材料に関する情報である献立必要材料情報を記憶する献立料理レシピ情報記憶手段と、
    商品識別情報で特定される商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    前記献立必要材料情報に基づいて、
    前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を満たす前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにし、
    また、抽出条件が関連付けられており、かつ、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を満たさない、前記献立必要材料情報である商品選択済献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにし、または、出力しないようにし、
    前記献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧を出力する献立必要材料一覧出力手段と、
    利用者が商品を仕入れようとする前記献立必要材料情報の前記献立必要材料識別情報を受信すると、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を該献立必要材料情報に関連付けて記憶し、前記商品選択対象献立必要材料情報にする献立必要材料選択手段と、
    前記利用者が前記献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする商品の前記商品識別情報を受信すると、これを前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する商品選択手段と、
    前記利用者が、前記献立必要材料選択手段と、前記商品選択手段と、を用いて、前記献立必要材料情報を選択し前記商品選択対象献立必要材料情報にする作業と、該商品選択対象献立必要材料情報に対して注文しようとする商品を選択する作業と、を完了して入力する、入力の完了を意味する選択完了情報を受信すると、前記抽出条件生成手段を実行する選択完了手段と、
    を有することを特徴とする入力支援システム。
  10. コンピュータを、
    抽出条件を記憶する抽出条件記憶手段と、
    新たに一意の抽出条件を生成し、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を更新する抽出条件生成手段と、
    献立計画情報として献立必要材料識別情報によって特定される献立計画に登録された料理レシピに必要な材料に関する情報である献立必要材料情報を記憶する献立料理レシピ情報記憶手段と、
    商品識別情報で特定される商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    前記献立必要材料情報に基づいて、
    前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を満たす前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにし、
    また、抽出条件が関連付けられており、かつ、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を満たさない、前記献立必要材料情報である商品選択済献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにし、または、出力しないようにし、
    前記献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧を出力する献立必要材料一覧出力手段と、
    利用者が商品を仕入れようとする前記献立必要材料情報の前記献立必要材料識別情報を受信すると、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を該献立必要材料情報に関連付けて記憶し、前記商品選択対象献立必要材料情報にする献立必要材料選択手段と、
    前記利用者が前記献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする商品の前記商品識別情報を受信すると、これを前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する商品選択手段と、
    前記利用者が、前記献立必要材料選択手段と、前記商品選択手段と、を用いて、前記献立必要材料情報を選択し前記商品選択対象献立必要材料情報にする作業と、該商品選択対象献立必要材料情報に対して注文しようとする商品を選択する作業と、を完了して入力する、入力の完了を意味する選択完了情報を受信すると、前記抽出条件生成手段を実行する選択完了手段と、
    として機能させるための入力支援プログラム。
  11. 請求項10に記載の入力支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. コンピュータシステム上で実行される入力支援方法であって、
    前記コンピュータシステムが、
    抽出条件を記憶する抽出条件記憶手段と、
    献立計画情報として献立必要材料識別情報によって特定される献立計画に登録された料理レシピに必要な材料に関する情報である献立必要材料情報を記憶する献立料理レシピ情報記憶手段と、
    商品識別情報で特定される商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    を有しており、
    前記入力支援方法は、
    新たに一意の抽出条件を生成し、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を更新する抽出条件生成ステップと、
    前記献立必要材料情報に基づいて、
    前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を満たす前記献立必要材料情報である商品選択対象献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにし、
    また、抽出条件が関連付けられており、かつ、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を満たさない、前記献立必要材料情報である商品選択済献立必要材料情報を、他の前記献立必要材料情報と区別できるようにし、または、出力しないようにし、
    前記献立必要材料情報の一覧である献立必要材料一覧を出力する献立必要材料一覧出力ステップと、
    利用者が商品を仕入れようとする前記献立必要材料情報の前記献立必要材料識別情報を受信すると、前記抽出条件記憶手段に記憶された前記抽出条件を該献立必要材料情報に関連付けて記憶し、前記商品選択対象献立必要材料情報にする献立必要材料選択ステップと、
    前記利用者が前記献立必要材料一覧を考慮して仕入れようとする商品の前記商品識別情報を受信すると、これを前記商品選択対象献立必要材料情報に関連付けて記憶する商品選択ステップと、
    前記利用者が、前記献立必要材料選択手段と、前記商品選択手段と、を用いて、前記献立必要材料情報を選択し前記商品選択対象献立必要材料情報にする作業と、該商品選択対象献立必要材料情報に対して注文しようとする商品を選択する作業と、を完了して入力する、入力の完了を意味する選択完了情報を受信すると、前記抽出条件生成手段を実行する選択完了ステップと、
    を有することを特徴とする入力支援方法。
JP2012124699A 2012-05-31 2012-05-31 料理レシピの商品売上における貢献を評価するシステムおよび方法 Expired - Fee Related JP5178936B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012124699A JP5178936B1 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 料理レシピの商品売上における貢献を評価するシステムおよび方法
PCT/JP2013/064954 WO2013180188A1 (ja) 2012-05-31 2013-05-29 料理レシピの商品売上における貢献を評価するシステムおよび方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012124699A JP5178936B1 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 料理レシピの商品売上における貢献を評価するシステムおよび方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5178936B1 true JP5178936B1 (ja) 2013-04-10
JP2013250750A JP2013250750A (ja) 2013-12-12

Family

ID=48189425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012124699A Expired - Fee Related JP5178936B1 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 料理レシピの商品売上における貢献を評価するシステムおよび方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5178936B1 (ja)
WO (1) WO2013180188A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015060357A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 シャープ株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
CN111274667A (zh) * 2019-12-13 2020-06-12 成都材智科技有限公司 一种跨尺度材料计算软件集成计算***及方法
CN111414450A (zh) * 2020-03-02 2020-07-14 广州富港万嘉智能科技有限公司 标准化菜谱生成方法、装置、存储介质及程序模块构架

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6370342B2 (ja) * 2016-07-27 2018-08-08 三菱電機株式会社 電子機器、表示方法、およびプログラム
JP7100796B2 (ja) * 2017-11-09 2022-07-14 槻谷寛子Docook株式会社 料理のレシピ表示システム、方法及びプログラム
JP2019144764A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 株式会社T−Must 食品生産計画システム
CN108681283B (zh) * 2018-05-23 2021-07-02 北京豆果信息技术有限公司 一种智能烹饪方法及***
JP7243432B2 (ja) * 2019-05-20 2023-03-22 セイコーエプソン株式会社 印刷システム
JP7303425B2 (ja) * 2019-05-27 2023-07-05 株式会社ぐるなび 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP7224075B1 (ja) 2022-05-24 2023-02-17 parpar株式会社 不用品サイクル管理装置、不用品サイクル管理方法、及びプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008310742A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Masataka Tsunetani レシピ登録・食材販売システム及びレシピ登録・食材販売サーバ
JP2012073795A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Rakuten Inc サーバ装置、レシピ情報提供方法及びレシピ情報提供プログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008310742A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Masataka Tsunetani レシピ登録・食材販売システム及びレシピ登録・食材販売サーバ
JP2012073795A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Rakuten Inc サーバ装置、レシピ情報提供方法及びレシピ情報提供プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015060357A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 シャープ株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
CN111274667A (zh) * 2019-12-13 2020-06-12 成都材智科技有限公司 一种跨尺度材料计算软件集成计算***及方法
CN111274667B (zh) * 2019-12-13 2023-06-02 成都材智科技有限公司 一种跨尺度材料计算软件集成计算***及方法
CN111414450A (zh) * 2020-03-02 2020-07-14 广州富港万嘉智能科技有限公司 标准化菜谱生成方法、装置、存储介质及程序模块构架

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013180188A1 (ja) 2013-12-05
JP2013250750A (ja) 2013-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5178936B1 (ja) 料理レシピの商品売上における貢献を評価するシステムおよび方法
US11605120B2 (en) Systems and methods for global dynamic hierarchical ordering system
US20200320600A1 (en) Virtual Marketplace Enabling Machine-to-Machine Commerce
US20170076355A1 (en) Recipe-suggestion apparatus and method
US10650435B2 (en) Electronic shopping system utilizing multiple configurable item orders
US20110066472A1 (en) Internet-Based Benchmarking System and Method for Evaluating and Comparing Businesses Using Metrics
US20050038719A1 (en) System and method for suggesting goods and services based on inventory information
MX2007003781A (es) Sistema computarizado para efectuar un an??lisis de ventas al menudeo.
KR102116312B1 (ko) 상품 주문 중개 시스템 및 방법
CA2471294A1 (en) Sales optimization
WO2020038351A1 (zh) 信息推送方法
CN110347924A (zh) 果蔬商城管理***及果蔬信息推送方法
AU2015101887A4 (en) Online shopping system and method
JP2013137657A (ja) 飲食店の経営管理システム
Pawar et al. Developing an Improvised E-Menu Recommendation System for Customer
JP2001022826A (ja) 顧客関係学習システム
US20150161583A1 (en) Method and system for negotiating, generating, documenting, and fulfilling vendor financing opportunities
JP6760431B2 (ja) 電子レシート処理装置、電子レシート処理方法およびプログラム
JP6315349B2 (ja) 購買決済システム
JP6963711B1 (ja) 販売支援装置、販売支援システム、販売支援方法、およびプログラム
Chochiang et al. One stop restaurant service application
KR20170096509A (ko) 견적서 관리 방법 및 견적서 관리 서버
KR20160122979A (ko) 가게 건강 기록(Smart Health Record)을 이용한 매장 관리 시스템
JP7316710B1 (ja) 会計管理装置およびプログラム
CN108985914A (zh) 一种基于app的算账记账工具

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5178936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees