JP5176405B2 - コンピュータの異常検出・復旧方式 - Google Patents
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Description
ROMチェックは、チェックするプログラム領域のチェックサムを記録しておき、オンラインで対象プログラム領域のチェックサムを計算し、先に記録してあったチェックサム値を比較することで異常を検出する。RAMチェックは、メモリに既知の値を書き込み、正しく書き読みができるか否かを確認することで異常を検出する(例えば、特許文献1参照)。
2台のCPUを使用したシステムにおいて、CPU相互間で既知のデータをやり取りし、データの値を確認することで、互いのCPUを監視する。
予め設定したCPUの演算機能を使用した演算結果と、予め確認して置いた演算結果とを比較することで、CPU内部の機能監視をする。
前記異常監視手段は、異常検出時に、CPUのプログラムのレジスタ命令によってシステムリセットを発行し、コンピュータシステムの一時的障害に対して復旧可能とするリスタート回路を設け、このリスタート回路がリスタートを実行したとき又は前記CPUの内部にもつリスタート処理手段がリスタートを実行したときのリスタート回数を積算記録する記録手段と、
前記CPU動作の異常処理項目を監視する手段と、
前記異常処理項目について異常を検出したときにCPUに例外処理割り込み処理を実行し、この割込み処理が発生したことを前記記録手段によって記録しておく手段と、
前記記録手段に記録された前回の割り込み処理と今回の割り込み処理との発生間隔が一定期間内に連続しないときにリスタート処理を行い、連続したときにコンピュータシステム停止を行う手段とを備え
前記異常処理項目がCPUアドレスエラーの場合には、要因検出及び処理開始タイミングで、奇数アドレスからの命令読み込み、内蔵モジュール空間からの命令読み込み、外部メモリ空間からの命令読み込みの処理項目を含むことを特徴とする。
本実施形態は、CPU搭載のリスタート機能の他に、図1のようなリスタート回路を設けた異常検出・復旧方式を提案する。
本実施形態は、図1に示すリスタート回路を設けたコンピュータシステムにおいて、リスタートによって消去されないエリア、例えば不揮発性メモリのエリアにリスタート回数を記憶しできる、このエリアにはCPU1がリスタート機能を実行したときにリスタートの回数を積算記憶しておき、異常原因の究明等に利用できるようにする。
本実施形態は、実施形態1または2のシステム構成において、CPU動作を保証しかねない異常処理項目を監視する機能を有し、図2に異常処理項目の監視と復旧手順を示すように、これら異常処理項目について異常を検出したときにCPUに例外処理割り込み処理を実行し(S1、S2)、実施形態2のリスタート回数記録機能によって、その例外処理の中で、発生したことを記録しておき(S3)、結果を参照できるようにしたシステム構成とする。リスタート回数Rが1回目の例外処理となる場合は、内部リセットを掛け、回復を期待させる(S4、S5)。2回目の例外処理となる場合は、不安定動作抑制のために、内部リセットを継続させ、システムを停止させる(S6)。
本実施形態は、実施形態1,2の構成のシステムにおいて、アドレス/データバスが故障した場合は、即時にアドレス/データバスの異常を検出できる、0故障検定アドレスと1故障検定アドレスの2力所で検定する監視を追加し、毎周期毎に監視を行う。
本実施形態は、実施形態1,2の構成のシステムにおいて、アドレスバスが故障した場合は、即時にアドレスバスの異常を検出できる、アドレスライン毎の検定アドレス単位で行う監視を追加し、毎周期、または、初期化時に監視を行う。
本実施形態は、ハードウェアによるシステム停止手段(実施形態1,2)の機能を有し、実施形態3,4,5の監視を行い、これらの監視で異常を検出したとき、システムが誤動作する前にリセットすることにより、プログラムが動作して、データの誤りで誤出力する機能を停止させる。
本実施形態は、異常検出システムが2CPU構成の場合、図6に異常検出・復旧方式の要部構成を示すように、実施形態1,2の機能を有し、実施形態3,4,5の監視を行い、両CPUの異常検出にはそれぞれリセット出力を得る構成とする。
本実施形態は、図7に主/従CPU構成の異常検出・復旧方式の要部構成を示すように、実施形態1,2の機能を有し、実施形態3,4,5の監視を行い、異常を検出するシステムが主CPU1Aと従CPU1B構成の場合、リセット要求を従CPU1Bから主CPU1Aにリセット要求信号で行い、主CPU1Aでリセット制御できる構成とする。
7、11 レジスタ
8 ワンショットタイマ
11 レジスタ
12 ラッチ回路
13A、13B リセット出力回路
Claims (6)
- コンピュータシステムに、ウォッチドッグタイマによる異常監視手段、メモリチェックによる異常監視手段、基本演算チェックによる異常監視手段、さらに2台のCPUを使用したコンピュータシステムではCPU相互監視による異常監視手段のうち、少なくとも1つの異常監視手段を備えて異常検出を行い、これらの異常検出時の誤出力・誤制御を防止してコンピュータシステムを復旧させる異常検出・復旧方式であって、
前記異常監視手段は、異常検出時に、CPUのプログラムのレジスタ命令によってシステムリセットを発行し、コンピュータシステムの一時的障害に対して復旧可能とするリスタート回路を設け、このリスタート回路がリスタートを実行したとき又は前記CPUの内部にもつリスタート処理手段がリスタートを実行したときのリスタート回数を積算記録する記録手段と、
前記CPU動作の異常処理項目を監視する手段と、
前記異常処理項目について異常を検出したときにCPUに例外処理割り込み処理を実行し、この割込み処理が発生したことを前記記録手段によって記録しておく手段と、
前記記録手段に記録された前回の割り込み処理と今回の割り込み処理との発生間隔が一定期間内に連続しないときにリスタート処理を行い、連続したときにコンピュータシステム停止を行う手段とを備え
前記異常処理項目がCPUアドレスエラーの場合には、要因検出及び処理開始タイミングで、奇数アドレスからの命令読み込み、内蔵モジュール空間からの命令読み込み、外部メモリ空間からの命令読み込みの処理項目を含むことを特徴とするコンピュータの異常検出・復旧方式。 - コンピュータシステムのアドレス/データバスのデータについて、アドレス空間の先頭番地と最終番地の2箇所を検定アドレスとして一定周期で検定を行い、アドレス/データバスの異常を検出する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータの異常検出・復旧方式。
- コンピュータシステムのアドレスバスのデータについて、アドレスライン毎の検定アドレス単位で一定周期で検定を行い、アドレスバスの異常を検出する手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンピュータの異常検出・復旧方式。
- コンピュータシステムに誤動作が発生する異常検出時にリセットし、このリセット状態を保持してコンピュータシステムを停止させるリセット出力回路を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンピュータの異常検出・復旧方式。
- 2つのCPU構成にしたコンピュータシステムにおいて、前記リセット出力回路は、2つのCPU別に設けてそれぞれの異常検出でそれぞれリセット出力を得る構成にしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンピュータの異常検出・復旧方式。
- 主CPUと従CPUの主従の関係をもたせた2つのCPU構成にしたコンピュータシステムにおいて、主CPUによる異常検出でリセット出力を得る前記リセット出力回路を設け、従CPUはその異常検出で主CPUへのシステム停止要求を発行する手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンピュータの異常検出・復旧方式。
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