JP5170822B2 - ロータホルダ、モータおよび送風ファン、並びに、ロータホルダの製造方法 - Google Patents

ロータホルダ、モータおよび送風ファン、並びに、ロータホルダの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電動式モータのロータホルダ、および、その製造方法に関し、また、当該ロータホルダを備えるモータおよび送風ファンに関する。
従来より、電子機器等の温度上昇を抑制するために、電動式のモータにより複数の翼を有するインペラを回転することにより送風を行う送風ファンが電子機器の内部に設けられており、当該送風ファンにより、電子機器内部の発熱部に向けて送風が行われて発熱部が冷却され、また、電子機器内部の高温の空気が外部へと排出される。近年、電子機器の性能向上に伴う発熱量の増加に対応するため、送風ファンの風量および静圧の増加が求められており、インペラを回転するモータの回転数の増加が必要とされている。
一方、このような送風ファンでは、インペラおよびモータのロータ部により構成される回転組立体の重心位置が回転軸からずれていると(すなわち、回転アンバランスを有していると)、インペラの回転時に振動が発生し、モータの回転数の増加に伴って振動も増大してしまう。特に、モータのロータ部のうち、界磁用磁石を保持する略円筒状のロータホルダは金属材料により形成されるため、重心位置の僅かなずれにより大きな回転アンバランスが発生してしまう。
そこで、電動式のモータにおいて、ロータホルダの重心位置のずれを調整するための様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1では、円筒状のロータケースの外周(側壁部)の一部をキリにより削り取ったり、ロータケースと駆動マグネットとの間の隙間におもりを貼り付けることにより、ロータケースの周方向の重心位置を調整する技術が開示されている。また、ロータケースの外周にリングを装着し、リングの一部を折り取ることによりロータケースの重心位置を調整する技術も開示されている。
また、特許文献2では、有蓋円筒状のヨークの外周面や上面の一部をドリルにより削り取ることにより、ヨークの周方向の重心位置を調整する技術が開示されている。また、円筒状の駆動マグネットの内側面や端面に形成された凹部におもりを付着させることにより、ロータ部の重心位置を調整する技術も開示されている。
実開平1−154350号公報 特開昭64−74049号公報
ところで、特許文献1および特許文献2に開示されているロータホルダの重心調整方法では、形成後のロータホルダに対して追加工を行う必要があり、モータの生産性が低下してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、周方向のバランスが良好なロータホルダを容易かつ迅速に形成することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、電動式モータのロータホルダであって、所定の中心軸を中心とする略円環板状または略円板状の上板部と、前記上板部の外周から前記中心軸に平行に伸びる略円筒状の側壁部とを備え、前記上板部および前記側壁部が、所定の搬送方向に搬送される元部材に対して搬送と同期して行われる一連のプレス加工を施すことにより形成されたものであり、前記一連のプレス加工により、前記側壁部に中心軸方向に長いバランス調整用の欠落部が形成されている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロータホルダであって、前記上板部が、前記一連のプレス加工により形成されたバランス調整用のもう1つの欠落部を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のロータホルダであって、前記側壁部の前記欠落部が、前記中心軸方向において前記側壁部の前記上板部とは反対側の端部近傍に形成される。
請求項4に記載の発明は、電動式モータのロータホルダであって、所定の中心軸を中心とする略円環板状または略円板状の上板部と、前記上板部の外周から前記中心軸に平行に伸びる略円筒状の側壁部とを備え、前記上板部および前記側壁部が、所定の搬送方向に搬送される元部材に対して搬送と同期して行われる一連のプレス加工を施すことにより形成されたものであり、前記一連のプレス加工により、前記側壁部に前記中心軸に略平行な方向を向くメタルフローが形成され、前記側壁部が、前記メタルフローが湾曲しつつ前記中心軸を中心とする周方向において集中するバランス調整用のメタルフロー集中部を備える。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のロータホルダであって、前記上板部が、前記一連のプレス加工により形成されたバランス調整用の欠落部を有する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のロータホルダであって、前記側壁部の前記メタルフロー集中部が、前記中心軸方向において前記側壁部の前記上板部とは反対側の端部近傍に形成される。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のロータホルダであって、前記一連のプレス加工が、順送金型によるプレス加工、または、トランスファプレス加工である。
請求項8に記載の発明は、電動式のモータであって、請求項1ないし7のいずれかに記載のロータホルダ、および、前記ロータホルダの前記側壁部の内側または外側に固定された界磁用磁石を有するロータ部と、前記界磁用磁石に対向して配置されて前記界磁用磁石との間に前記ロータホルダの前記中心軸を中心とするトルクを発生する電機子を有し、前記ロータ部を前記中心軸を中心として回転可能に支持するステータ部とを備える。
請求項9に記載の発明は、送風ファンであって、前記界磁用磁石が前記ロータホルダの前記側壁部の内側に固定された請求項8に記載のモータと、前記ロータホルダの前記側壁部の外側において前記中心軸を中心として放射状に配置され、前記ロータホルダと共に前記中心軸を中心として回転する複数の翼とを備える。
請求項10に記載の発明は、電動式モータのロータホルダの製造方法であって、a)所定の搬送方向に搬送される元部材に対して搬送と同期して金型による一連のプレス加工を施すことにより、所定の中心軸を中心とする略円環板状または略円板状の上板部および前記上板部の外周から前記中心軸に平行に伸びる略円筒状の側壁部を形成する工程と、b)前記金型によるプレス加工により、前記a)工程よりも前に、前記元部材の前記側壁部となる部位に打ち抜き部を形成する工程とを備える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のロータホルダの製造方法であって、前記b)工程において、前記中心軸を中心とする径方向に長い貫通穴が前記打ち抜き部として形成される。
請求項12に記載の発明は、請求項10ないし11のいずれかに記載のロータホルダの製造方法であって、c)前記金型によるプレス加工により、前記a)工程よりも後に、前記上板部に前記もう1つの打ち抜き部を形成する工程をさらに備える。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のロータホルダの製造方法であって、前記b)工程において、前記中心軸方向における前記側壁部の前記上板部とは反対側の端部近傍、または、前記元部材の前記端部となる部位近傍に前記打ち抜き部が形成される。
請求項14に記載の発明は、請求項10ないし13のいずれかに記載のロータホルダの製造方法であって、d)前記b)工程よりも前に、前記打ち抜き部を形成する前記金型のピンを、互いに打ち抜き面積が異なる複数のピンから選択して前記順送金型に取り付ける工程をさらに備える。
請求項15に記載の発明は、請求項10ないし14のいずれかに記載のロータホルダの製造方法であって、e)前記b)工程よりも前に、前記打ち抜き部を形成する前記金型のピンの位置を前記中心軸を中心とする周方向において変更する工程をさらに備える。
請求項16に記載の発明は、請求項10ないし15のいずれかに記載のロータホルダの製造方法であって、前記金型が順送金型である、または、前記一連のプレス加工がトランスファプレス加工である。
本発明では、側壁部にバランス調整用の欠落部を形成することにより、周方向のバランスが良好なロータホルダを容易かつ迅速に形成することができる。また、請求項2,3,5,6,13および14の発明では、上板部にバランス調整用のもう1つの欠落部を形成することにより、中心軸方向のバランスが良好なロータホルダを容易かつ迅速に形成することができる。
請求項8の発明では、モータの振動を低減することができ、請求項9の発明では、送風ファンの振動を低減することができる。また、請求項11および12の発明では、側壁部の形成前に打ち抜き部を形成することにより、側壁部の打ち抜き部を縮小することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る送風ファン1を中心軸J1を含む平面で切断した縦断面図である。図1に示すように、送風ファン1は、ハウジング11、ハウジング11の内側において中心軸J1(後述するロータホルダ322の中心軸でもある。)を中心として放射状に配置される複数の翼21、および、中心軸J1を中心として複数の翼21を回転する電動式のモータ3を備える。送風ファン1は、例えば、電気製品や電子機器を空冷するための電動ファンとして用いられる。本実施の形態では、送風ファン1は、平面視において1辺の長さが約40mmの略正方形である。
モータ3は、アウターロータ型のモータであり、固定組立体であるステータ部31、および、回転組立体であるロータ部32を備え、ロータ部32は、後述する軸受機構を介して中心軸J1を中心としてステータ部31に対して回転可能に支持される。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿ってロータ部32側を上側、ステータ部31側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
ステータ部31は、中心軸J1を中心とする略円板状のベース部311を備え、ベース部311は、複数のリブ3111を介してハウジング11に固定されてステータ部31の各部を保持する。ステータ部31は、また、ベース部311から上側(すなわち、ロータ部32側)に突出するとともに中心軸J1を中心とする略円筒状の軸受保持部312、および、軸受保持部312の内側に固定される中心軸J1を中心とする略円筒状のスリーブ313を備え、スリーブ313には後述するロータ部32のシャフト325が挿入される。スリーブ313は、潤滑油が含浸された多孔質部材である。
ステータ部31は、さらに、軸受保持部312の外周に取り付けられる電機子315、および、電機子315の下側に配置されて電機子315に電気的に接続されるとともに電機子315を制御する略円環板状の回路基板316を備える。
ロータ部32は、中心軸J1を中心とする略有蓋円筒状のカップ部321を備え、カップ部321は、中心軸J1を中心とする略有蓋円筒状であって磁性を有する金属により形成されたロータホルダ322を備える。ロータホルダ322は、中心軸J1を中心とする略円板状の上板部3221、および、上板部3221の外周縁から中心軸J1に平行に下向き(すなわち、ステータ部31側)に伸びる中心軸J1を中心とする略円筒状の側壁部3222を備える。上板部3221の中央には、後述するシャフト325が挿入される開口が形成されており、ロータホルダ322は、当該開口の外周縁から中心軸J1に平行に下向きに伸びる略円筒状のシャフト支持部3225をさらに備える。本実施の形態では、ロータホルダ322の外径は約22.4mm、内径は約21.4mmとされる。
カップ部321は、また、ロータホルダ322に固定される樹脂により形成された略円筒状のハブ323を備える。ハブ323は、中心軸J1を中心とする略円環板状のハブ上板部3231、および、ハブ上板部3231の外周から中心軸J1に平行に下向きに伸びる中心軸J1を中心とする略円筒状のハブ側壁部3232を備える。カップ部321では、ロータホルダ322の側壁部3222の外周面がハブ側壁部3232により覆われており、ロータホルダ322の上板部3221の外周縁近傍の部位がハブ上板部3231により覆われている。また、ハブ側壁部3232の外周面からは、複数の翼21が中心軸J1を中心として放射状に伸びている。本実施の形態では、複数の翼21およびハブ323は、樹脂により一体的に成形される。
ロータ部32は、また、ロータホルダ322の側壁部3222の内側(すなわち、内周面)に固定されて電機子315と対向する略円筒状の界磁用磁石324、および、ロータホルダ322の上板部3221に固定されて上板部3221から下向きに突出するシャフト325を備える。シャフト325は、ステータ部31のスリーブ313に挿入されてスリーブ313により回転可能に支持される。モータ3では、シャフト325およびスリーブ313が、中心軸J1を中心にカップ部321をベース部311に対して回転可能に支持する軸受機構(いわゆる、含油軸受)となっている。
送風ファン1では、回路基板316を介して電機子315に供給される駆動電流が制御され、界磁用磁石324と界磁用磁石324に対向して配置される電機子315との間に中心軸J1を中心とする回転トルクが発生する。これにより、ハブ側壁部3232の外周面に固定された(すなわち、ロータホルダ322の側壁部3222の外側に配置された)複数の翼21が、ロータホルダ322およびハブ323を備えるカップ部321、並びに、カップ部321に固定されたシャフト325と共に中心軸J1を中心として回転する。
図2は、モータ3のロータホルダ322を示す斜視図である。図2では、ロータホルダ322の形状の理解を容易とするために、ロータホルダ322の上板部3221および側壁部3222の一部の図示を省略している(図4.Cないし図4.G、図7、並びに、図12においても同様)。
図2に示すように、ロータホルダ322では、側壁部3222の下端部(すなわち、中心軸J1方向において上板部3221とは反対側の端部)近傍に、中心軸J1を中心とする周方向および中心軸J1方向のバランス調整用の欠落部である側壁部貫通穴3224が形成されており、また、上板部3221の外周縁近傍に、周方向および中心軸J1方向のバランス調整用のもう1つの欠落部である上板部貫通穴3223が形成されている。ロータホルダ322では、側壁部貫通穴3224および上板部貫通穴3223が設けられることにより、中心軸J1を中心とする周方向、および、中心軸J1方向における一部の重量が減少し、これにより、周方向および中心軸J1方向におけるロータホルダ322の重心位置が調整される(いわゆる、2面バランス調整が行われる)。
次に、ロータホルダ322の製造方法について説明する。本実施の形態では、ロータホルダ322は、長尺状(すなわち、細長い帯状)の元部材に対して行われる順送金型による一連のプレス加工により形成される。順送金型は、所定の配列方向に等ピッチにて配列された複数対の雄型および雌型を有し、順送金型により、上記配列方向に平行な搬送方向に搬送される長尺状の元部材に対して元部材の搬送と同期して行われる一連のプレス加工(具体的には、元部材に対する1回のプレス加工と元部材を雄型および雌型の配列ピッチに等しい距離だけ搬送する搬送工程との繰り返し)が施されることにより、一の元部材から複数のロータホルダ322が形成される。図3は、ロータホルダ322の製造の流れを示す図であり、図4.Aないし図4.Gは、製造途上のロータホルダ322を示す斜視図である。
図5.Aおよび図5.Bは、ロータホルダ322の製造に利用される順送金型の一部を示す図である。図5.Aおよび図5.Bはそれぞれ、後述するステップS13(図3参照)において、ロータホルダ322の側壁部貫通穴3224(図2参照)を形成する工程に利用される雄型811を示す平面図および縦断面図であり、図5.Bでは雄型811の中心軸J2(ロータホルダ322の中心軸J1に一致する。)および後述するピン812を通る断面を示す。なお、上板部貫通穴3223を形成する工程に利用される雄型も、図5.Aおよび図5.Bに示すものとほぼ同様の構造である。
雄型811では、円柱部材814の上面に、ピン812を立設するための複数の穴815が周方向に等ピッチにて設けられており、円周状に配列された穴815の集合が同心円状に配列されている。ピン812は、元部材を打ち抜いて貫通穴を形成するために用いられ、ピン812を立設する位置を複数の穴815から選択することにより、中心軸J2を中心とする周方向におけるピン812の位置が変更可能となっている。なお、雄型811では、円柱部材814が中心軸J2を中心として回転可能とされることにより、中心軸J2を中心とする周方向におけるピン812の位置の微調整が可能とされてもよい。
ロータホルダ322の製造では、まず、上記順送金型により、上板部貫通穴3223および側壁部貫通穴3224を有しないバランス確認用のロータホルダが予め形成される。バランス確認用のロータホルダの製造については、後述するステップS13,S15における打ち抜き部の形成が行われない点を除き、図3に示すステップS12〜S17(詳細については後述する。)と同様である。
バランス確認用のロータホルダでは、平面視における重心位置、および、中心軸方向の重心位置が確認され、中心軸を中心とする周方向のバランス、および、中心軸方向のバランスを調整するための上板部貫通穴3223および側壁部貫通穴3224の大きさ、および、周方向の位置、上板部貫通穴3223の径方向の位置、並びに、側壁部貫通穴3224の中心軸方向の位置が求められる。このとき、上板部貫通穴3223および側壁部貫通穴3224の周方向の位置は、バランス確認用のロータホルダの周方向において、重心が偏っている位置(すなわち、偏心位置)とされる。
そして、互いに打ち抜き面積が異なる(すなわち、径が異なる)複数のピンから、形成される予定の側壁部貫通穴3224の大きさに対応する径を有するピン812が選択され、順送金型の図5.Aおよび図5.Bに示す雄型811に取り付けられる(ステップS11)。このとき、ピン812が取り付けられる円柱部材814の穴815と雄型811の中心軸J2との間の距離は、形成される予定の側壁部貫通穴3224の中心軸J1方向の位置に基づいて決定される。雄型811では、円柱部材814が中心軸J2を中心として回転可能とされている場合には、以下のステップS12よりも前に、円柱部材814が必要に応じて回転され、中心軸J2を中心とする周方向におけるピン812の位置が変更される。
続いて、図4.Aに示す長尺状の元部材90が順送金型に供給され、順送金型によるプレス加工により、それぞれがロータホルダとなる複数の略円板状の部位(以下、「円板部」という。)91の周囲が、一部を除いて打ち抜かれて除去されることにより、円板部91が周囲の部位と一部において接続された状態で順次形成される(ステップS12)。
ロータホルダ322の製造では、図3に示すステップS12〜S17の工程が、順送金型に対してステップ移動する元部材90の各部位に対して並行して行われるが、以下では、元部材90上において一の円板部91が形成された部位に注目して説明する。また、図4.Bでは、図示の都合上、一の円板部91のみを示し、元部材90の円板部91の周囲の部位は図示を省略する(図4.Cないし図4.Gにおいても同様)。
円板部91の形成が終了すると、円板部91に対して図5.Aおよび図5.Bに示す雄型811、および、雄型811に対応する雌型によりプレス加工が行われ、ピン812により、円板部91の外周縁近傍の部位(すなわち、ロータホルダ322の側壁部3222の下端部近傍となる部位)が打ち抜かれ、図4.Bに示すように、最終的に側壁部貫通穴3224となる円形の貫通穴である第1打ち抜き部914が形成される(ステップS13)。このとき、元部材90と雄型811と対向する雌型との間には、元部材90の離型を容易とするための板状のストリッパプレートが挟まれた状態でプレス加工が行われる。なお、第1打ち抜き部914の形成は、ステップS12に示す円板部91の形成と同時に行われてもよい。また、上板部貫通穴3223となる第2打ち抜き部の形成(後述するステップS15)が、第1打ち抜き部914の形成と同時に行われてもよい。
第1打ち抜き部914が形成されると、円板部91が順送金型において次の金型へと移動し、円板部91に対する1回目の絞り加工が行われ、図4.Cに示すように、ロータホルダ322の上板部3221となる部位、および、側壁部3222となる部位が形成される。続いて、ロータホルダ322が次の金型へと順次移動しつつ、図4.Dおよび図4.Eに示すように、2回目および3回目の絞り加工が行われて上板部3221および側壁部3222が形成される(ステップS14)。
図4.Cないし図4.Eに示すように、側壁部3222では、上述の絞り加工により第1打ち抜き部914近傍の部位が周方向において第1打ち抜き部914に向けて変形し、第1打ち抜き部914が周方向に縮小されて中心軸J1方向に長い楕円形の側壁部貫通穴3224となる。
図6は、ロータホルダ322の側壁部3222の側壁部貫通穴3224近傍を拡大して示す側面図である。側壁部3222では、一連のプレス加工のうち上述の絞り加工により、図6において細線にて示すように、中心軸J1に略平行な方向を向くメタルフロー3227が形成されている。そして、当該絞り加工の途上において、図4.Cおよび図4.Dに示す第1打ち抜き部914近傍の部位が第1打ち抜き部914に向けて変形することにより、第1打ち抜き部914近傍のメタルフロー3227が湾曲しつつ周方向において第1打ち抜き部914に向けて(正確には、絞り加工による変形前の第1打ち抜き部914が形成されていた部位に向けて)集中する。換言すれば、側壁部3222の側壁部貫通穴3224近傍の部位は、周方向においてメタルフロー3227が湾曲しつつ(変形前の第1打ち抜き部914が形成されていた部位に向けて)集中するメタルフロー集中部3228となっている。
メタルフロー集中部3228では、メタルフロー3227が側壁部貫通穴3224に向けて湾曲しているため、側壁部貫通穴3224の中心軸J1方向の中心近傍においては、隣接するメタルフロー3227間の周方向における間隔が他の部位に比べて広くなっている。また、側壁部貫通穴3224の中心軸J1方向の端部近傍においては、隣接するメタルフロー3227間の周方向における間隔は、他の部位に比べて狭くなっている。なお、メタルフロー3227の集中の程度によっては、側壁部貫通穴3224の中心軸J1方向の中心近傍においても、隣接するメタルフロー3227間の周方向における間隔が他の部位に比べて狭くなる場合もある。
絞り加工が終了すると、図4.Fに示すように、上板部3221がピン812(図5.Aおよび図5.B参照)と同様のピンにより打ち抜かれて円形の貫通穴である第2打ち抜き部(すなわち、上板部貫通穴3223)が形成され(ステップS15)、さらに、上板部3221の中央部に円形の開口が形成されるとともにバーリング加工により開口の外周部が中心軸J1に平行に下方へと変形され、シャフト支持部3225が形成される(ステップS16)。その後、側壁部3222の下端から中心軸J1に垂直に広がる円環部3226が、トリミング加工により側壁部3222から切除されることにより、図4.Gに示すように、側壁部3222が元部材90(図4.A参照)から切り離され、ロータホルダ322の形成が終了する(ステップS17)。
以上に説明したように、モータ3のロータホルダ322の製造では、ロータホルダ322の上板部3221および側壁部3222が、順送金型により長尺状の元部材に絞り加工を含む一連のプレス加工を行うことにより形成され、また、側壁部貫通穴3224も当該順送金型による一連のプレス加工により形成される。これにより、バランス調整用の側壁部貫通穴3224を側壁部3222に容易に形成することができる。また、形成後のロータホルダに対する追加工を施すことなく、ロータホルダ322の形成工程において、側壁部貫通穴3224を迅速に形成することができる。その結果、周方向のバランスが良好なロータホルダ322を容易かつ迅速に形成することができる。
ロータホルダ322の製造では、上記と同様に、順送金型によるプレス加工により、バランス調整用の上板部貫通穴3223を上板部3221に容易かつ迅速に形成することができる。これにより、周方向のバランスがより良好なロータホルダ322を容易かつ迅速に形成することができる。また、側壁部貫通穴3224および上板部貫通穴3223により、中心軸J1方向のバランス調整を行うことにより、中心軸J1方向のバランスが良好なロータホルダ322を容易かつ迅速に形成することができる。
このように、モータ3では、ロータホルダ322の周方向のバランスを側壁部貫通穴3224および上板部貫通穴3223により調整することにより、平面視におけるロータホルダ322の重心を中心軸J1とほぼ重ねる(すなわち、偏心量をほぼ0とする)ことができる。その結果、ロータホルダ322を有するロータ部32の回転時において、ロータホルダ322の回転アンバランスに起因するロータ部32の振動を抑制することができる。また、送風ファン1では、モータ3のロータ部32に固定される複数の翼21の振動を抑制することができる。
さらには、送風ファン1では、ロータホルダ322の中心軸J1方向のバランスを側壁部貫通穴3224および上板部貫通穴3223により調整することにより、複数の翼21が固定されたモータ3のロータ部32の中心軸J1方向の重心を、軸受機構のラジアル軸受部において発生する動圧の中心軸J1方向における中心にほぼ一致させることができる。その結果、複数の翼21の振動をより抑制することができる。
ところで、ロータホルダ322では、側壁部貫通穴3224および上板部貫通穴3223により、周方向のバランスが調整された後であっても、平面視における重心が中心軸J1から僅かにずれている場合がある。この場合、ロータホルダ322の側壁部3222の内周面に界磁用磁石324を固定する際に、ロータホルダ322の平面視における重心のずれと界磁用磁石324の平面視における重心のずれとが相殺するように、界磁用磁石324のロータホルダ322に対する取り付けの向きを調整することにより、ロータ部32の周方向におけるバランスを良好とすることができる。その結果、ロータ部32の振動をより抑制することができる。
また、複数の翼21と一体的に成形されたハブ323をロータホルダ322の側壁部3222の外周面に固定する際に、ロータホルダ322の平面視における重心のずれとハブ323および複数の翼21の平面視における重心のずれとが相殺するように、ハブ323のロータホルダ322に対する取り付けの向きを調整することにより、送風ファン1の複数の翼21の振動をより抑制することができる。
送風ファン1の組み立てでは、界磁用磁石324をロータホルダ322に対して取り付ける際、および、ハブ323をロータホルダ322に対して取り付ける際に、ロータホルダ322の上板部貫通穴3223(または、側壁部貫通穴3224)が取り付け位置調整用の目印として利用される。したがって、位置調整専用の目印をロータホルダ322に設ける必要がないため、モータ3および送風ファン1の製造工程を簡素化することができる。
ロータホルダ322では、側壁部貫通穴3224が、ロータホルダ322の中心軸J1方向の重心位置から大きく離れた側壁部3222の下端部(すなわち、上板部貫通穴3223が形成される上板部3221とは反対側の端部)近傍に形成される。このように側壁部貫通穴3224と上板部貫通穴3223との中心軸J1方向の距離を大きくすることにより、小さい側壁部貫通穴3224および上板部貫通穴3223により、ロータホルダ322bの中心軸J1方向の重心位置を大きく変更することができる。したがって、側壁部貫通穴3224および上板部貫通穴3223によるロータホルダ322の中心軸J1方向のバランス調整をより容易とすることができる。
上述のように、ロータホルダ322の製造では、側壁部貫通穴3224となる第1打ち抜き部914の形成(ステップS13)が、絞り加工による側壁部3222および上板部3221の形成(ステップS14)よりも前に行われることにより、ステップS14の絞り加工において第1打ち抜き部914の周方向の幅を縮小することができ、側壁部貫通穴3224を小さくすることができる。その結果、モータ3において、界磁用磁石324からの磁束が側壁部貫通穴3224を介してロータホルダ322の外側に漏れてしまうことを抑制して(すなわち、側壁部貫通穴3224からの磁束漏れを低減して)モータ特性を向上することができる。また、ロータホルダ322の側壁部3222の内周面に界磁用磁石324を接着により固定する場合、側壁部3222の内周面における接着剤の塗布位置の自由度を高めることができるため、ロータホルダ322の設計の自由度を向上することができる。
ところで、ロータホルダ322の製造は、上述の順送金型によるプレス加工に代えて、トランスファプレス加工用の金型による元部材に対する一連のプレス加工により行われてもよい。具体的には、上述の順送金型におよそ対応する複数対の雄型および雌型を有する金型(ユニット)により、複数の元部材に対して同時に1回のプレス加工を行い、1回のプレス加工の終了後、複数の元部材を一対のトランスファフィードにより同時にクランプし、複数対の雄型および雌型の配列方向に平行な搬送方向に雄型および雌型の配列ピッチに等しい距離だけ搬送することが繰り返される。このように、所定の搬送方向に搬送される複数の元部材に対して、複数の元部材の搬送と同期して行われる一連のプレス加工が施されることにより、各元部材から一のロータホルダ322が形成される。この場合も、上記と同様に、周方向のバランスが良好なロータホルダ322を容易かつ迅速に形成することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る送風ファンについて説明する。第2の実施の形態に係る送風ファンの構造は、ロータホルダの側壁部に側壁部貫通穴が設けられない点を除き、図1に示す送風ファン1の構造と同様であり、以下の説明では対応する構成に同符号を付す。また、送風ファンの各部の大きさも、第1の実施の形態と同様である。
図7は、第2の実施の形態に係る送風ファンのモータのロータホルダ322aを示す斜視図である。図7に示すロータホルダ322aは、図2に示すロータホルダ322と同様に、上板部3221、側壁部3222およびシャフト支持部3225を備え、上板部3221には円形の上板部貫通穴3223が形成されている。ロータホルダ322aの製造の流れは、第1の実施の形態と同様であり、図3に示すステップS13における順送金型によるプレス加工により、図4.Bに示すように、円板部91に円形の第1打ち抜き部914が形成され、ステップS14における絞り加工により、図4.Cないし図4.Eに示すように、上板部3221および側壁部3222が形成される。そして、ステップS15におけるプレス加工により、図4.Fに示すように、上板部3221に円形の第2打ち抜き部(すなわち、上板部貫通穴3223)が形成される。
ロータホルダ322aの製造では、ステップS14における絞り加工の際に、図4.Cに示す側壁部3222において、第1打ち抜き部914近傍の部位が第1打ち抜き部914に向けて変形することにより、第1打ち抜き部914が周方向に縮小されて閉塞される点のみが第1の実施の形態と異なる。ロータホルダ322aの側壁部3222では、肉眼による目視では開口の存在を確認できない程度まで第1打ち抜き部914が閉塞される。なお、本実施の形態では、第1打ち抜き部914の閉塞の程度は、空気等の気体が通過可能な状態である。
図8は、ロータホルダ322aの側壁部3222の第1打ち抜き部914が形成されていた部位の近傍を示す側面図である。図8では、閉塞された状態の第1打ち抜き部914を太い破線にて示し、図6と同様に、一連のプレス加工のうち上述の絞り加工により形成されたメタルフロー3227を細線にて示す。図8に示すように、側壁部3222では、中心軸J1に略平行な方向を向くメタルフロー3227が形成されており、第1打ち抜き部914近傍の部位が第1打ち抜き部914に向けて変形することにより、第1打ち抜き部914近傍のメタルフロー3227が湾曲しつつ周方向において第1打ち抜き部914に向けて集中する。そして、閉塞された第1打ち抜き部914近傍の部位が、メタルフロー3227が湾曲しつつ周方向において集中するメタルフロー集中部3228となる。
ロータホルダ322aでは、メタルフロー集中部3228および上板部貫通穴3223が設けられることにより、中心軸J1を中心とする周方向、および、中心軸J1方向における一部の重量が減少し、これにより、周方向および中心軸J1方向におけるロータホルダ322aの重心位置(すなわち、バランス)が調整される。
第2の実施の形態に係るロータホルダ322aの製造では、第1の実施の形態と同様に、順送金型による元部材の搬送と同期して行われる一連のプレス加工により、バランス調整用のメタルフロー集中部3228を側壁部3222に容易かつ迅速に形成することができ、これにより、周方向のバランスが良好なロータホルダ322aを容易かつ迅速に形成することができる。また、順送金型によるプレス加工により、バランス調整用の上板部貫通穴3223を上板部3221に容易かつ迅速に形成することができる。これにより、周方向のバランスがより良好であり、さらに、中心軸J1方向のバランスが良好なロータホルダ322aを容易かつ迅速に形成することができる。
その結果、モータ3において、ロータホルダ322aの回転アンバランスに起因するロータ部32の振動を抑制することができるとともに、送風ファン1において、モータ3のロータ部32に固定される複数の翼21の振動を抑制することができる。また、モータ3では、界磁用磁石324のロータホルダ322aに対する取り付けの向きを調整することにより、ロータ部32の振動をより抑制することができ、さらには、複数の翼21と一体的に成形されたハブ323のロータホルダ322aに対する取り付けの向きを調整することにより、送風ファン1の複数の翼21の振動をより抑制することができる。
ロータホルダ322aでは、メタルフロー集中部3228が、ロータホルダ322aの中心軸J1方向の重心位置から大きく離れた側壁部3222の下端部(すなわち、中心軸J1方向における上板部3221とは反対側の端部)近傍に形成されることにより、メタルフロー集中部3228および上板部貫通穴3223による中心軸J1方向のバランス調整をより容易とすることができる。
ロータホルダ322aの製造では、第1打ち抜き部914の形成(ステップS13)が、絞り加工による側壁部3222および上板部3221の形成(ステップS14)よりも前に行われることにより、ステップS14の絞り加工において第1打ち抜き部914の周方向の幅を縮小して閉塞することができる。その結果、モータ3において、界磁用磁石324からの磁束が側壁部3222の外側へと漏れてしまうことを抑制してモータ特性を向上することができる。また、ロータホルダ322の側壁部3222の内周面に界磁用磁石324を接着により固定する場合、側壁部3222の内周面における接着剤の塗布位置の自由度を高めることができるため、ロータホルダ322の設計の自由度を向上することができる。
ロータホルダ322aの製造では、図3中のステップS13において円板部91に形成される第1打ち抜き部914の形状が、図9に示すように、中心軸J1を中心とする径方向に長い楕円形の貫通穴とされてもよい。これにより、ステップS14の絞り加工において、第1打ち抜き部914の周方向の幅をより容易に縮小することができ、第1打ち抜き部914をより確実に閉塞することができる。なお、第1打ち抜き部914の形状は必ずしも楕円形には限定されず、第1打ち抜き部914が円板部91の径方向に長い貫通穴とされることにより、第1打ち抜き部914をより確実に閉塞することができる。
また、第1の実施の形態に係るロータホルダ322の製造においても、円板部91に径方向に長い貫通穴(例えば、楕円形の貫通穴)である第1打ち抜き部914が形成されてよく、この場合、ステップS14の絞り加工により、第1打ち抜き部914の周方向の幅をより容易に縮小することができ、側壁部貫通穴3224をより小さくすることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る送風ファンについて説明する。図10は、第3の実施の形態に係る送風ファン1aを示す縦断面図である。図10に示すように、送風ファン1aでは、図1に示す送風ファン1のカップ部321とは構造が異なるカップ部321aがモータ3のロータ部32に設けられる。その他の構成は、図1に示す送風ファン1と同様であり、以下の説明では対応する構成に同符号を付す。また、送風ファン1aの各部の大きさも、第1の実施の形態とほぼ同様である。
図10に示すように、送風ファン1aのカップ部321aは、中心軸J1を中心とする略円筒状であって磁性を有する金属により形成されたロータホルダ322b、および、ロータホルダ322bに固定される樹脂により形成された略有蓋円筒状のハブ323aを備える。ロータホルダ322bは、中心軸J1を中心とする略円環板状の上板部3221a、および、上板部3221aの外周縁から中心軸J1に平行に下向き(すなわち、ステータ部31側)に伸びる中心軸J1を中心とする略円筒状の側壁部3222を備える。
ハブ323aは、中心軸J1を中心とする略円板状のハブ上板部3231a、および、ハブ上板部3231aの外周から中心軸J1に平行に下向きに伸びる中心軸J1を中心とする略円筒状のハブ側壁部3232を備える。ハブ上板部3231aの中央には、シャフト325が挿入される開口が形成されており、ハブ323aは、当該開口の外周縁から中心軸J1に平行に下向きに伸びる略円筒状のシャフト支持部3235をさらに備える。
図11は、ロータホルダ322bを示す底面図である。図11に示すように、ロータホルダ322bでは、円環板状の上板部3221aの内周縁に、中心軸J1を中心とする周方向および中心軸J1方向のバランス調整用の欠落部である略半円形の上板部切り欠き3223aが形成されている。ロータホルダ322bでは、また、第1の実施の形態と同様に、側壁部3222の下端部(すなわち、中心軸J1方向において上板部3221aとは反対側の端部)近傍に、周方向および中心軸J1方向のバランス調整用の欠落部である側壁部貫通穴3224(図2参照)が形成されている。
ロータホルダ322bでは、側壁部貫通穴3224および上板部切り欠き3223aが設けられることにより、周方向および中心軸J1方向における一部の重量が減少し、これにより、周方向および中心軸J1方向におけるロータホルダ322bの重心位置(すなわち、バランス)が調整される。ロータホルダ322bの製造方法は、第1の実施の形態に係るロータホルダ322の製造方法とほぼ同様であり(図3参照)、順送金型による一連のプレス加工により、ステップS15よりも前に円板部91の中央に大きい円形の穴が形成され、ステップS15において当該穴の内周縁(すなわち、上板部3221aの内周縁となる部位)近傍が打ち抜かれて上板部切り欠き3223aとなる第2打ち抜き部が形成される点で異なる。なお、円板部91の中央の円形の穴、および、上記第2打ち抜き部は同時に形成されてもよい。
第3の実施の形態に係るロータホルダ322bの製造では、第1の実施の形態と同様に、順送金型によるプレス加工により、バランス調整用の側壁部貫通穴3224を側壁部3222に容易かつ迅速に形成することができ、これにより、周方向のバランスが良好なロータホルダ322bを容易かつ迅速に形成することができる。また、順送金型によるプレス加工により、バランス調整用の上板部切り欠き3223aを上板部3221aに容易かつ迅速に形成することができる。これにより、周方向のバランスがより良好であり、さらに、中心軸J1方向のバランスが良好なロータホルダ322bを容易かつ迅速に形成することができる。
その結果、モータ3において、ロータホルダ322bの回転アンバランスに起因するロータ部32の振動を抑制することができるとともに、送風ファン1aにおいて、モータ3のロータ部32に固定される複数の翼21の振動を抑制することができる。また、モータ3では、界磁用磁石324のロータホルダ322bに対する取り付け向きを調整することにより、ロータ部32の振動をより抑制することができ、さらには、複数の翼21と一体的に成形されたハブ323aのロータホルダ322bに対する取り付け向きを調整することにより、送風ファン1aの複数の翼21の振動をより抑制することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態に係る送風ファンについて説明する。第4の実施の形態に係る送風ファンの構造は、図1に示す送風ファン1の構造と同様であり、以下の説明では対応する構成に同符号を付す。ただし、第4の実施の形態に係る送風ファンの大きさは第1の実施の形態とは異なり、平面視において略正方形の送風ファンの1辺の長さは、約90mmとされる。
図12は第4の実施形態に係る送風ファンのモータのロータホルダ322cを示す斜視図である。図12に示すロータホルダ322cは、図2に示すロータホルダ322と同様に、上板部3221、側壁部3222およびシャフト支持部3225を備え、上板部3221および側壁部3222にはそれぞれ上板部貫通穴3223および側壁部貫通穴3224が形成されている。本実施の形態では、ロータホルダ322cの外径および内径はそれぞれ、約40.4mmおよび約38.6mmとされる。
図12に示すようにロータホルダ322cでは、上板部貫通穴3223が、中心軸J1を中心とする周方向において側壁部貫通穴3224の反対側に配置される。換言すれば、平面視において上板部貫通穴3223は、中心軸J1を挟んで側壁部貫通穴3224の反対側に配置される。
ロータホルダ322cの製造の流れは、第1の実施の形態とほぼ同様であるが、バランス確認用のロータホルダ(すなわち、打ち抜き部の形成が行われないロータホルダ)により確認された重心位置に基づいて行われる側壁部貫通穴3224の位置の決定に際し、側壁部貫通穴3224の周方向の位置が、バランス確認用のロータホルダの周方向において重心が偏っている位置とは中心軸を挟んで反対側(すなわち、周方向における偏心方向と180°の角度を為す位置)とされる点で異なる。
ロータホルダ322cの製造では、図3中のステップS14に示す絞り加工による側壁部3222の形成において、側壁部貫通穴3224となる第1打ち抜き部914(図4.Cおよび図4.D参照)近傍の部位が周方向において第1打ち抜き部914に向けて変形し、第1打ち抜き部914が形成された部位近傍に集中する。これにより、第1ないし第3の実施の形態に係るロータホルダと異なり、側壁部3222において、側壁部貫通穴3224近傍の部位が周方向の他の部位に比べて相対的に重くなる。
ロータホルダ322cでは、第1打ち抜き部914近傍の部位が第1打ち抜き部914に向けて変形して側壁部貫通穴3224が形成されることにより、周方向および中心軸J1方向における側壁部3222の側壁部貫通穴3224近傍の部位の重量(すなわち、単位体積あたりの重量)が他の部位に比べて相対的に増加し、また、上板部貫通穴3223が設けられることにより、周方向および中心軸J1方向における一部の重量が減少する。これにより、周方向および中心軸J1方向におけるロータホルダ322cの重心位置(すなわち、バランス)が調整される。
第4の実施の形態に係るロータホルダ322cの製造では、第1の実施の形態と同様に、順送金型によるプレス加工により、バランス調整用の側壁部貫通穴3224を側壁部3222に容易かつ迅速に形成することができ、これにより、周方向のバランスが良好なロータホルダ322cを容易かつ迅速に形成することができる。また、順送金型によるプレス加工により、バランス調整用の上板部貫通穴3223を上板部3221に容易かつ迅速に形成することができる。これにより、周方向のバランスがより良好であり、さらに、中心軸J1方向のバランスが良好なロータホルダ322cを容易かつ迅速に形成することができる。
なお、ロータホルダ322cでは、絞り加工を行う雄型および雌型の公差内の寸法差等により、絞り加工により周方向において相対的に重量が増加する位置が、側壁部貫通穴3224の位置からずれる場合がある。ロータホルダ322cでは、周方向における相対的な重量増加位置は、側壁部貫通穴3224の周方向の両側それぞれ90°の範囲内となる。この場合、側壁部貫通穴3224の適切な位置(すなわち、偏心を打ち消す位置)を見つけるまで、側壁部貫通穴3224の位置や大きさを変更してバランス確認が繰り返される。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
上述のように、ロータホルダの製造では、側壁部3222の形成よりも前に円板部91の側壁部3222となる部位に第1打ち抜き部914を形成することにより、プレス加工による側壁部3222の形成により、第1打ち抜き部914を周方向において縮小することができる。
ただし、側壁部貫通穴3224となる第1打ち抜き部914は、必要に応じて、第1ないし第3の実施の形態に係る順送金型における一連のプレス加工、または、トランスファプレス加工用の金型における一連のプレス加工による側壁部3222および上板部の形成と並行して、または、側壁部3222および上板部の形成よりも後に、当該一連のプレス加工により形成されてもよい。この場合も、第1打ち抜き部914が、側壁部3222の下端部(すなわち、中心軸J1方向における側壁部3222の上板部とは反対側の端部)近傍に形成されることにより、側壁部貫通穴3224および上板部貫通穴3223または上板部切り欠き3223aによる中心軸J1方向のバランス調整をより容易とすることができる。
また、上板部貫通穴3223または上板部切り欠き3223aとなる第2打ち抜き部は、必要に応じて、第1ないし第3の実施の形態に係る順送金型における一連のプレス加工、または、トランスファプレス加工用の金型における一連のプレス加工による側壁部3222および上板部の形成と並行して、または、側壁部3222および上板部の形成よりも前に、当該一連のプレス加工により形成されてもよい。さらには、第2打ち抜き部は第1打ち抜き部914の形成と同時に形成されてもよく、この場合、ロータホルダの製造工程を簡素化することができる。
上記実施の形態に係るロータホルダでは、側壁部貫通穴3224、上板部貫通穴3223および上板部切り欠き3223aは、必ずしも上述の形状には限定されず、様々な形状とされてよい。また、第1および第3の実施の形態に係るロータホルダでは、側壁部3222におけるバランス調整用の欠落部として、側壁部貫通穴3224に代えて、側壁部3222の下端(すなわち、中心軸J1方向における上板部3221とは反対側の端部)に切り欠きが設けられてもよい。また、第3の実施の形態に係るロータホルダ322bでは、上板部切り欠き3223aに代えて、円環板状の上板部3221aを貫通する上板部貫通穴が形成されてもよい。
上記実施の形態に係るロータホルダは、元部材の搬送と同期して行われる一連のプレス加工が元部材に対して施されることにより形成されるのであれば、順送金型による一連のプレス加工やトランスファプレス加工以外の他のプレス加工により形成されてもよい。
上記実施の形態に係るモータ3は、送風ファン以外の他の装置の駆動源等として利用されてよい。この場合、モータ3は、必ずしも界磁用磁石324が電機子315の外側に配置されるアウターロータ型である必要はなく、ロータホルダの側壁部3222の外側に固定された界磁用磁石324が電機子315の内側に配置されるインナーロータ型であってもよい。モータ3の軸受機構は、例えば、ボールベアリングであってもよく、潤滑油や空気等を作動流体とした流体動圧軸受であってもよい。
第1の実施の形態に係る送風ファンの縦断面図である。 モータのロータホルダを示す斜視図である。 ロータホルダの製造の流れを示す図である。 製造途上のロータホルダを示す斜視図である。 製造途上のロータホルダを示す斜視図である。 製造途上のロータホルダを示す斜視図である。 製造途上のロータホルダを示す斜視図である。 製造途上のロータホルダを示す斜視図である。 製造途上のロータホルダを示す斜視図である。 製造途上のロータホルダを示す斜視図である。 順送金型の一部を示す平面図である。 順送金型の一部を示す縦断面図である。 ロータホルダの側壁部貫通穴近傍を拡大して示す側面図である。 第2の実施の形態に係るモータのロータホルダを示す斜視図である。 ロータホルダの側壁部の第1打ち抜き部が形成されていた部位の近傍を示す側面図である。 円板部を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係る送風ファンを示す縦断面図である。 ロータホルダを示す底面図である。 第4の実施の形態に係るモータのロータホルダを示す斜視図である。
符号の説明
1,1a 送風ファン
3 モータ
21 翼
31 ステータ部
32 ロータ部
90 元部材
315 電機子
322,322a〜322c ロータホルダ
324 界磁用磁石
812 ピン
914 第1打ち抜き部
3221,3221a 上板部
3222 側壁部
3223 上板部貫通穴
3223a 上板部切り欠き
3224 側壁部貫通穴
3227 メタルフロー
3228 メタルフロー集中部
J1 中心軸
S11〜S17 ステップ

Claims (16)

  1. 電動式モータのロータホルダであって、
    所定の中心軸を中心とする略円環板状または略円板状の上板部と、
    前記上板部の外周から前記中心軸に平行に伸びる略円筒状の側壁部と、
    を備え、
    前記上板部および前記側壁部が、所定の搬送方向に搬送される元部材に対して搬送と同期して行われる一連のプレス加工を施すことにより形成されたものであり、
    前記一連のプレス加工により、前記側壁部に中心軸方向に長いバランス調整用の欠落部が形成されていることを特徴とするロータホルダ。
  2. 請求項1に記載のロータホルダであって、
    前記上板部が、前記一連のプレス加工により形成されたバランス調整用のもう1つの欠落部を有することを特徴とするロータホルダ。
  3. 請求項2に記載のロータホルダであって、
    前記側壁部の前記欠落部が、前記中心軸方向において前記側壁部の前記上板部とは反対側の端部近傍に形成されることを特徴とするロータホルダ。
  4. 電動式モータのロータホルダであって、
    所定の中心軸を中心とする略円環板状または略円板状の上板部と、
    前記上板部の外周から前記中心軸に平行に伸びる略円筒状の側壁部と、
    を備え、
    前記上板部および前記側壁部が、所定の搬送方向に搬送される元部材に対して搬送と同期して行われる一連のプレス加工を施すことにより形成されたものであり、
    前記一連のプレス加工により、前記側壁部に前記中心軸に略平行な方向を向くメタルフローが形成され、
    前記側壁部が、前記メタルフローが湾曲しつつ前記中心軸を中心とする周方向において集中するバランス調整用のメタルフロー集中部を備えることを特徴とするロータホルダ。
  5. 請求項4に記載のロータホルダであって、
    前記上板部が、前記一連のプレス加工により形成されたバランス調整用の欠落部を有することを特徴とするロータホルダ。
  6. 請求項5に記載のロータホルダであって、
    前記側壁部の前記メタルフロー集中部が、前記中心軸方向において前記側壁部の前記上板部とは反対側の端部近傍に形成されることを特徴とするロータホルダ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のロータホルダであって、
    前記一連のプレス加工が、順送金型によるプレス加工、または、トランスファプレス加工であることを特徴とするロータホルダ。
  8. 電動式のモータであって、
    請求項1ないし7のいずれかに記載のロータホルダ、および、前記ロータホルダの前記側壁部の内側または外側に固定された界磁用磁石を有するロータ部と、
    前記界磁用磁石に対向して配置されて前記界磁用磁石との間に前記ロータホルダの前記中心軸を中心とするトルクを発生する電機子を有し、前記ロータ部を前記中心軸を中心として回転可能に支持するステータ部と、
    を備えることを特徴とするモータ。
  9. 送風ファンであって、
    前記界磁用磁石が前記ロータホルダの前記側壁部の内側に固定された請求項8に記載のモータと、
    前記ロータホルダの前記側壁部の外側において前記中心軸を中心として放射状に配置され、前記ロータホルダと共に前記中心軸を中心として回転する複数の翼と、
    を備えることを特徴とする送風ファン。
  10. 電動式モータのロータホルダの製造方法であって、
    a)所定の搬送方向に搬送される元部材に対して搬送と同期して金型による一連のプレス加工を施すことにより、所定の中心軸を中心とする略円環板状または略円板状の上板部および前記上板部の外周から前記中心軸に平行に伸びる略円筒状の側壁部を形成する工程と、
    b)前記金型によるプレス加工により、前記a)工程よりも前に、前記元部材の前記側壁部となる部位に打ち抜き部を形成する工程と
    を備えることを特徴とするロータホルダの製造方法。
  11. 請求項10に記載のロータホルダの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記中心軸を中心とする径方向に長い貫通穴が前記打ち抜き部として形成されることを特徴とするロータホルダの製造方法。
  12. 請求項10ないし11のいずれかに記載のロータホルダの製造方法であって、
    c)前記金型によるプレス加工により、前記a)工程よりも後に、前記上板部に前記もう1つの打ち抜き部を形成する工程をさらに備えることを特徴とするロータホルダの製造方法。
  13. 請求項12に記載のロータホルダの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記中心軸方向における前記側壁部の前記上板部とは反対側の端部近傍、または、前記元部材の前記端部となる部位近傍に前記打ち抜き部が形成されることを特徴とするロータホルダの製造方法。
  14. 請求項10ないし13のいずれかに記載のロータホルダの製造方法であって、
    d)前記b)工程よりも前に、前記打ち抜き部を形成する前記金型のピンを、互いに打ち抜き面積が異なる複数のピンから選択して前記順送金型に取り付ける工程をさらに備えることを特徴とするロータホルダの製造方法。
  15. 請求項10ないし14のいずれかに記載のロータホルダの製造方法であって、
    e)前記b)工程よりも前に、前記打ち抜き部を形成する前記金型のピンの位置を前記中心軸を中心とする周方向において変更する工程をさらに備えることを特徴とするロータホルダの製造方法。
  16. 請求項10ないし15のいずれかに記載のロータホルダの製造方法であって、
    前記金型が順送金型である、または、前記一連のプレス加工がトランスファプレス加工であることを特徴とするロータホルダの製造方法。
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