JP5170237B2 - フロアポリッシュ用エマルション組成物およびそれを用いたフロアポリッシュ組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば合成樹脂からなる化学床材や木質系床材等の表面に塗布することにより、床材の美観を保つとともに床面を保護することを目的とする皮膜を形成し得るフロアポリッシュ用エマルション組成物およびそれを用いたフロアポリッシュ組成物に関するものである。
合成樹脂からなる化学床材、木質系床材、コンクリートや大理石等の石床などの床面には、床材の美観を保つとともに床面を保護することを目的としてフロアポリッシュ組成物が用いられている。フロアポリッシュ組成物には、JISK3920(フロアポリッシュ試験法)に解説されているように、油性フロアポリッシュ、乳化性フロアポリッシュおよび水性フロアポリッシュの3種類があり、またそれぞれがポリマータイプまたはワックスタイプに大別される。最近では、様々な床材に対して適用できる点、優れた耐久性や耐汚染性等からポリマータイプの水性フロアポリッシュが、フロアポリッシュ組成物の主流となっている。
ポリマータイプの水性フロアポリッシュは、特許文献1および2等に開示されており、アクリルエマルション、ポリエチレンワックスエマルション、アルカリ可溶性樹脂、可塑剤、造膜助剤、その他からなるものである。
従来のフロアポリッシュ組成物には、十分な造膜性を得るために揮発性有機化合物(以下VOCという)の一種である造膜助剤が添加されている。近年、環境や健康に対する意識の高まりから有機溶剤の排出を抑制する動きが活発化している。特に、建築物の室内環境においてはVOCによるシックハウス等が社会的な問題として取り上げられており、フロアポリッシュ組成物においてもVOCの低減が望まれている。
この要望に応えるために、造膜助剤の添加量を削減しつつ造膜性を確保することが必要となる。このような課題に対し、水性塗料の分野では以前から検討がなされ、例えば特許文献3、4および5等に多層構造型ポリマーエマルションが開示されている。これらはポリマーエマルション粒子の最外層に低いガラス転移温度の層を設けることにより低温での造膜性の良い塗料を開示している。しかしながら、いずれの多層構造型ポリマーエマルションも耐水性を向上させるため酸価が低く、フロアポリッシュ組成物として使用しようとした場合アルカリ剥離性や耐ブラックヒールマーク性が不十分という問題があり、適用が困難であった。
一方、多層構造型ポリマーエマルションをフロアポリッシュ組成物に使用することは、特許文献6、7および8等に開示されている。しかし、特許文献6に開示の方法では、ポリマーエマルション粒子の最外層に低いガラス転移温度の層を設けることにより造膜性を向上させているものの、完全に造膜助剤の量を減らせるまでには至っていない。更に、低いガラス転移温度の層は架橋されておらず、耐衝撃性が低く、耐久性に優れるものではなかった。また、特許文献7や8に開示の方法では、粒子の内層に架橋された低いガラス転移温度の層を設けており、耐久性は優れるものの造膜性を向上させるものではなかった。
特公昭44−24407号公報 特公昭49−1458号公報 特開平7−34027号公報 特開2002−3778号公報 特開2007−100080号公報 特開昭50−71791号公報 特公昭62−4051号公報 特許第3157464号公報
本発明は、造膜助剤を実質的に含有しなくても低温での造膜性に優れるとともに、耐久性および耐水性にも優れた被膜を与えるフロアポリッシュ用エマルション組成物およびそれを用いたフロアポリッシュ組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、多段階乳化重合法により得られた特定のエマルションポリマーにヒドラジド基を2個以上有する化合物を含有させることにより、低温での造膜性に優れ、かつ耐久性、耐水性、床材からの剥離性および貯蔵安定性に優れるフロアポリッシュ用エマルション組成物が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明にかかるフロアポリッシュ用エマルション組成物は、エチレン性不飽和単量体多段階乳化重合によって得られるエマルションポリマーであって、前記多段階乳化重合の最終段で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(A)および前記多段階乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(B)が下記の条件を満たし、更にヒドラジド基を2個以上有する化合物を含有することを特徴するフロアポリッシュ用エマルション組成物であるものである。
(1)エチレン性不飽和単量体混合物(A)が、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート単量体単位40〜94質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜30質量%、及び(c)カルボニル基を有し、前記(b)とは異なるエチレン性不飽和単量体単位1〜30質量%[ここで、(a)+(b)+(c)=100質量%]からなるものであり、その共重合体のガラス転移温度Tg(A)が−60〜5℃であり、かつ、その共重合体のHLB(A)が3〜10である。
(2)エチレン性不飽和単量体混合物(B)が、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート単量体単位1〜65質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜20質量%、(d)前記(a)および(b)と共重合可能なその他の単量体単位30〜90質量%[ここで、(a)+(b)+(d)=100質量%]からなるものであり、その共重合体のガラス転移温度Tg()が0〜100℃であり、かつ、その共重合体のHLB(B)が1〜10である。
または、本発明にかかるフロアポリッシュ用エマルション組成物は、エチレン性不飽和単量体の多段階乳化重合によって得られるエマルションポリマーであって、前記多段階乳化重合の最終段で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(A)および前記多段階乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(B)が下記の条件を満たし、更にヒドラジド基を2個以上有する化合物を含有することを特徴するフロアポリッシュ用エマルション組成物であるものである。
(1)エチレン性不飽和単量体混合物(A)が、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート単量体単位40〜94質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜30質量%、(c)カルボニル基を有し、前記(b)とは異なるエチレン性不飽和単量体単位1〜30質量%、並びに、前記(a)、(b)及び(c)と共重合可能なその他の単量体単位(d)を更に40質量%以下[ここで、(a)+(b)+(c)+(d)=100質量%]からなるものであり、その共重合体のガラス転移温度Tg(A)が−60〜5℃であり、かつ、その共重合体のHLB(A)が3〜10である。
(2)エチレン性不飽和単量体混合物(B)が、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート単量体単位1〜65質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜20質量%、(d)前記(a)および(b)と共重合可能なその他の単量体単位30〜90質量%[ここで、(a)+(b)+(d)=100質量%]からなるものであり、その共重合体のガラス転移温度Tg(B)が0〜100℃であり、かつ、その共重合体のHLB(B)が1〜10である。
上記フロアポリッシュ用エマルション組成物は、エチレン性不飽和単量体混合物(A)のHLB(A)と、エチレン性不飽和単量体混合物(B)のHLB(B)との差が0.1以上であることが好ましい。
上記フロアポリッシュ用エマルション組成物は、エチレン性不飽和単量体混合物(A)と、エチレン性不飽和単量体混合物(B)との質量比が30/70〜80/20であることが好ましい。
本発明にかかるフロアポリッシュ組成物は、上記フロアポリッシュ用エマルション組成物を含有するものである。
また、本発明にかかるフロアポリッシュ組成物は、実質的に造膜助剤を含有しないことが好ましい。
本発明にかかるフロアポリッシュ用エマルション組成物は、以上のように、多段階乳化重合法によって得られる特定のエマルションポリマーとヒドラジド基を2個以上有する化合物を含有する。そのため、造膜助剤を実質的に含有しなくても低温での造膜性に優れるとともに、耐ブラックヒールマーク性や耐スカッフ性などの耐久性、耐水性および密着性にも優れた被膜を与えるフロアポリッシュ用エマルション組成物およびそれを用いたフロアポリッシュ組成物を提供することができる。また、当該フロアポリッシュ用エマルション組成物を用いたフロアポリッシュ組成物は、良好な貯蔵安定性を有する。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。本明細書において「(メタ)アクリル」とは「アクリルまたはメタクリル」を意味する。
本発明のフロアポリッシュ用エマルション組成物は、エチレン性不飽和単量体を多段階乳化重合して得られるものである。
上記多段階乳化重合は2段以上で行われるものであり、最終段で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(A)および前記多段階乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(B)からなり、(B)成分はさらに組成の異なる複数段からなっていてもよい。
最終段で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(A)は、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート単量体単位、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位、(c)カルボニル基を有するエチレン性不飽和単量体単位からなるものであり、更に前記(a)、(b)および(c)と共重合可能なその他の単量体単位(d)を含有する。
上記(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート単量体としては、例えば、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、i−オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、i−ノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、n−ラウリル(メタ)アクリレート等を挙げることができ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが安価であり、工業的に入手容易なので好ましい。
上記(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、ビニル酢酸、アクリロキシプロピオン酸等の不飽和一塩基酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の不飽和二塩基酸、マレイン酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物等の不飽和酸無水物が挙げることができ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも(メタ)アクリル酸は安価であり、他の各種単量体と共重合反応を起こしやすいので好ましい。
上記(c)カルボニル基を有するエチレン性不飽和単量体としては、例えば、アクロレイン、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ホルミスチロール、(メタ)アクリルオキシアルキルプロパナール、ジアセトン(メタ)ビアクリレート、アセトニル(メタ)アクリレート、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート−アセチルアセテート、ブタンジオール−1,4−アクリレート−アセチルアクリレート、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソブチルケトン等を挙げることができ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。これらの中で工業的な入手容易性を考慮するとアクロレインおよびジアセトンアクリルアミドが好ましく、特にジアセトンアクリルアミドが好ましい。
上記(d)前記(a)、(b)および(c)と共重合可能なその他の単量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレート等の炭素数1〜3のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等のシアノ基含有ビニル単量体、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール共重合体のモノ(メタ)アクリレート等の水酸基含有ビニル単量体、スチレン、ビニルトルエン、ジビニルトルエン、α−メチルスチレン、パラメチルスチレン、クロロスチレン、ビニルジベンジルクロリド、ベンジル(メタ)アクリレート等の芳香族系ビニル単量体、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等の脂肪族環系ビニル単量体、イタコン酸モノエチルエステル、フマル酸モノブチルエステル、マレイン酸モノブチルエステル等の不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエステル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−メトキシブチルアクリルアミド等の不飽和カルボン酸アミド及びそのN−置換化合物、アリルアルコール等の不飽和アルコール、酢酸ビニル、グリシジル(メタ)アクリレート、塩化ビニル、塩化ビニリデン等を挙げることができ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、スチレン、シクロヘキシル(メタ)アクリレートが安価であり、工業的に入手容易なので好ましい。
上記共重合体における構成単量体単位の構成割合は以下の通りである。
(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート単量体単位40〜94質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜30質量%、及び(c)カルボニル基を有し、前記(b)とは異なるエチレン性不飽和単量体単位1〜30質量%[ここで、(a)+(b)+(c)=100質量%]、若しくは、前記(a)、(b)及び(c)以外にこれらと共重合可能なその他の単量体(d)を40質量%以下含有させる[ここで、(a)+(b)+(c)+(d)=100質量%]ことが必要である。上記(a)成分は45〜90質量%、上記(b)成分は7〜25質量%、上記(c)成分は3〜15質量%であるものが好ましい。

(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート単量体単位が40質量%より少ないと、得られるフロアポリッシュ組成物の造膜性が十分でなく、94質量%を超えると耐ブラックヒールマーク性や耐スカッフマーク性などの耐久性が不足する場合がある。
(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位が5質量%より少ないと得られるフロアポリッシュ組成物のアルカリ剥離性や耐久性が不足する場合があり、30質量%を超えると耐水性や密着性が不足する場合がある。
(c)カルボニル基を有するエチレン性不飽和単量体単位が1質量%より少ないと架橋が十分に行われず、得られるフロアポリッシュ用組成物の耐久性や耐水性が不足し、30質量%を超えると密着性や耐水性が不足することがある。
(d)前記(a)、(b)および(c)と共重合可能なその他の単量体単位を40質量%以下含有させることによって、得られるフロアポリッシュ用組成物の耐久性や光沢が向上するため好ましい。しかし、40質量%を超えると造膜性が不足する場合がある。
(A)成分から構成される共重合体のガラス転移温度(以下、「Tg」という)は−60〜5℃であることが必要であり、−55〜0℃であるものがより好ましく、−50〜−5℃であるものが更に好ましい。
Tgが−60℃より低いと得られるフロアポリッシュ用組成物の耐久性が不足し、皮膜はブロッキングが生じやすく、5℃を超えると低温での造膜性が不足する場合がある。
従って、フロアポリッシュ用エマルション組成物の設計にあたっては、得られる共重合体のTgが上記範囲に設定されるよう、前記(a)〜(d)単量体単位を選択することが望ましい。尚、本発明にて用いるTgは次式に示されるFox式で計算されるものをいう。
1/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+W3/Tg3…
ここで、W1、W2、W3…は、重合体中の単量体単位1、2、3…の質量分率を示し、Tg1、Tg2、Tg3…は、同じく単量体単位1、2、3…のホモポリマー(単独重合体)のTg(式上では絶対温度を使用)を示したものである。
上式において、ホモポリマー(単独重合体)のTgについては、「PolymerHand Book(Third Edition、J.Brandup and E.H.Immergut編)」などに記載されている値を用いることができる。例えば、ポリn−ブチルアクリレート:−54℃、ポリ2−エチルヘキシルアクリレート:−70℃、ポリアクリル酸:106℃、ポリメタクリル酸:185℃、ポリジアセトンアクリルアミド:65℃、ポリスチレン:100℃、ポリメチルメタクリレート:105℃、ポリシクロヘキシルアクリレート16℃等である。
また、(A)成分から構成される共重合体のHLBは、3〜10であることが必要であり、4〜8がより好ましい。HLBが3より低いと得られるフロアポリッシュ用組成物の親油性が大きくなりゴムとの親和性が高まるため、耐ブラックヒールマーク性が不足し、10を超えると親水性が大きくなり水を吸収しやすくなるため、耐水性が不足する場合がある。
従って、フロアポリッシュ用エマルション組成物の設計にあたっては、得られる共重合体のHLBが上記範囲に設定されるよう、前記(a)〜(d)単量体単位を選択することが望ましい。尚、本発明にて用いるHLB(Hydrophile−Lipophile Balance、親水性親油性バランス)は、各単量体のHLBを次式で計算し、(A)成分を構成する単量体単位の加重平均から算出されるものをいう。
HLB=Σ無機性/Σ有機性×10
ここで、無機性および有機性は、例えば、藤田穆・赤塚政美、「系統的有機定性分析(混合物編)」、風間書房(1974)に示されている無機性基表の数値を採用すればよい。
多段階乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(B)は(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート単量体単位、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位、(d)前記(a)および(b)と共重合可能なその他の単量体単位からなるものであり、上記共重合体における構成単量体単位の構成割合は、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート単量体単位1〜65質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜20質量%、(d)その他の単量体単位30〜90質量%[ここで、(a)+(b)+(d)=100質量%]であることが必要であり、上記(a)5〜60質量%、上記(b)7〜15質量%、上記(d)40〜85質量%であるものがより好ましい。
単量体単位(a)、(b)および(d)は、多段階乳化重合の最終段で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(A)の単量体単位と同じものを用いることができる。また、組成の異なるエチレン性不飽和単量体混合物(B)を複数段で滴下してもよいが、その合計の構成割合が上記の範囲に入ることが必要である。
(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート単量体単位が65質量%を超えると、得られるフロアポリッシュ組成物の耐久性が不足する場合がある。
(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位が5質量%より少ないと得られるフロアポリッシュ組成物のアルカリ剥離性や耐久性が不足する場合があり、20質量%を超えると耐水性が不足する場合がある。
(B)成分から構成される共重合体のTgは0〜100℃であることが必要であり、15〜100℃であるものがより好ましく、30〜100℃であるものが更に好ましい。
Tgが0℃より低いと得られるフロアポリッシュ用組成物の耐久性が不足する場合がある。Tgが100℃を超えると造膜性が低下する場合がある。
また、(B)成分から構成される共重合体のHLBは1〜10であることが必要であり、3〜8がより好ましい。HLBが1より低いと得られるフロアポリッシュ用エマルションの安定性が低下するとともに、得られるフロアポリッシュ用組成物の耐ブラックヒールマーク性が不足し、10を超えると耐水性が不足する場合がある。
前記多段階乳化重合法によって得られるエマルションポリマーは、更にヒドラジド基を2個以上有する化合物を含有してフロアポリッシュ用エマルション組成物とするものである。ヒドラジド基を2個以上有する化合物は、エマルション中のカルボニル基と反応し、フロアポリッシュ組成物の耐久性、耐水性、造膜性を向上させる働きがある。
分子内にヒドラジド基を2個以上含有する化合物としては、例えば、カルボヒドラジドや蓚酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、クエン酸ジヒドラジド、1,2,4−ベンゼントリジヒドラジド、チオカルボジヒドラジド、大塚化学社製の商品名「APA−M950」、「APA−M980」、「APA−P250」、「APA−P280」などのヒドラジドポリマー等が挙げられる。これらの中でも、エマルションへの分散性や耐水性などのバランスからカルボヒドラジド、アジピン酸ヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、ヒドラジドポリマーが好ましい。
分子内にヒドラジド基を2個以上含有する化合物の配合量は特に限定されるものではないが、(A)成分中のカルボニル基1当量に対して、0.1〜2当量のヒドラジド基となるような量が適当である。ヒドラジド基がカルボニル基1当量に対して0.1当量より少ないと架橋が不十分となり、得られるフロアポリッシュ組成物の耐ブロッキング性や耐久性が不足する場合があり、2当量より多いと未反応の成分が残り耐水性や耐洗剤性が不足する場合がある。
前記多段階乳化重合の最終段で用いられるエチレン性単量体混合物(A)のHLB(A)と多段階乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性単量体混合物(B)のHLB(B)との差が0.1以上(通常10以下)であることが好ましく、0.3以上であることが更に好ましい。0.1より少ないと得られるポリマー粒子中で(A)層と(B)層が均一混合してしまう場合がある。
前記多段階乳化重合の最終段で用いられるエチレン性単量体混合物(A)と多段階乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性単量体混合物(B)との質量比は、30/70〜80/20であることが好ましい。当該(A)が30未満であると得られるフロアポリッシュ組成物の造膜性が低下し、また当該(A)が80を超えると得られるフロアポリッシュ組成物の耐ブロッキング性や耐久性が不足する場合がある。
本発明のフロアポリッシュ用エマルション組成物を得るための多段階乳化重合方法は、重合開始剤、水性媒体、乳化剤を一括添加して重合する方法や、いわゆるモノマー滴下法やプレエマルション法などの公知の方法で行うことができる。
上記乳化剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム、ジアルキルスルホ琥珀酸ナトリウム、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物等のアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン系界面活性剤、スチレンスルホン酸ナトリウム、アリルアルキルスルホン酸ナトリウム、アルキルアリルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルアリルグリセリンエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルフェノールアリルグリセリンエーテルサルフェート等の反応性乳化剤、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、水溶性(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体塩、スチレン−(メタ)アクリル共重合体塩、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリ(メタ)アクリルアミドの共重合体等の高分子界面活性剤等が使用でき、これらは単独でまたは2種以上併用して使用することが出来る。乳化剤の望ましい使用量は、用いられるエチレン不飽和単量体混合物の合計質量に対し、0.05〜5質量部が好ましい。5質量部を超えると耐水性に劣ることがある。
上記重合開始剤としては、水溶性重合開始剤、及び油溶性重合開始剤の何れも使用できる。例えば、過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、アゾビスシアノ吉草酸等のアゾ系化合物、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の無機過酸化物、これらの過酸化物と亜硫酸塩、アスコルビン酸、エリソルビン酸塩等の還元剤とからなるレドックス系重合開始剤等が挙げられる。重合開始剤の使用量は、用いられるエチレン不飽和単量体混合物の合計質量に対し、0.01〜5質量%とすることが好ましく、特に0.1〜3質量%が好ましい。
重合反応の温度は20〜100℃が好ましく、特に40〜95℃が好ましい。また、重合時間は1〜10時間が好ましい。
上記水性媒体としては、通常、水が使用される。必要に応じて低級アルコールやケトン等の親水性溶媒の併用は可能であるが、有機溶媒が含まれないことが好ましい。上記水性媒体の使用量は、特に限定されず、得られるフロアポリッシュ用エマルションポリマーの固形分が所定量になるように適宜設定すれば良い。
また、上記多段階乳化重合において、得られるエマルションポリマーの分子量調整のために連鎖移動剤を使用することができる。上記連鎖移動剤としては、例えば、ラウリルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン、オクチルメルカプタン、チオグチコール酸2−エチルヘキシル、2−メチル−5−tert−ブチルチオフェノール、3−メルカプトプロピオン酸などが挙げられる。上記連鎖移動剤の使用量は、特に限定されるものではなく、使用するエチレン不飽和単量体混合物の種類、反応条件等に応じて適宜設定すれば良い。
また、得られたフロアポリッシュ用エマルション組成物のpHを調整するために中和剤を用いても良い。上記中和剤としては、アンモニア、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアミノエタノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールなどのアミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化物が用いられる。尚、上記pHの調整は、重合中、およびその前後、いつでも行うことができる。
上記多段階乳化重合により得られるエマルションポリマーは、固形分が10〜70質量%のエマルションとして得られ、本発明のフロアポリッシュ組成物中に、固形分として10〜60質量%の範囲で添加される。
本発明のフロアポリッシュ組成物は、上記のフロアポリッシュ用エマルション組成分以外の成分として、公知である多価金属化合物、可塑剤、造膜助剤、アルカリ可溶性樹脂、滑り調整剤、濡れ性向上剤等の成分を用いて構成される。
多価金属化合物としては、多価金属イオンや多価金属イオンのアンモニア及びアミン錯体(及び特にNH3配位したもの)等が挙げられる。上記多価イオンとしては、水中に少なくとも1質量%程度の顕著な溶解性を有する酸化物、水酸化物または塩基性塩、酸性塩または中性塩の形態で組成物に添加することができる、ベリリウム、カドミウム、銅、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ジルコニウム、バリウム、ストロンチウム、アルミニウム、ビスマス、アンチモン、鉛、コバルト、ニッケル、鉄または多の多価金属イオン等が挙げられる。上記多価金属イオンのアンモニア及びアミン錯体の錯体形成が可能なアミンとしては、例えば、モルホリン、モノエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール及びエチレンジアミン等が挙げられる。また、アルカリ性pH範囲で可溶化可能な有機酸の多価金属錯体(塩)も用いることが出来る。また、酢酸イオン、グルタミン酸イオン、ギ酸イオン、炭酸イオン、サリチル酸イオン、グルコール酸イオン、オクトン酸イオン、安息香酸イオン、グルコン酸イオン、蓚酸イオン、乳酸イオン等の陰イオンも用いられる。また、配位子がグリシン、アラニン等の二座アミノ酸である多価金属キレートも用いられる。
可塑剤としては、クエン酸アセチルトリブチル等のクエン酸エステル類、リン酸トリブチル、リン酸トリ2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレシル、リン酸トリブトキシエチル等のリン酸エステル類、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−n−アルキル610、アゼライン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル等の脂肪族二塩基酸エステル類、ペンタジオールのイソブチルエステル誘導体、塩素化パラフィン等を用いることができる。
造膜助剤としては、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、エチレングリコール等の多価アルコール類、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−2−メチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−2−メチルヘキシルエーテル等のグリコールエーテル類、α−アミノアルコール、β−アミノアルコール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノイソヘキシルアルコール、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、アミノエチルエタノールアミン、N−メチル−N,N−ジエタノールアミン、N,N−ブチルエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、3−アミノ−1−プロパノール等のアミン化合物を用いることができる。しかしながら、上記造膜助剤は、環境安全性を求める上で、少ない量で配合されるか、実質的に配合されないことが好ましい。また、本発明のフロアポリッシュ組成物は、実質的に造膜助剤を配合しなくても、低温での造膜性を得ることができる。
アルカリ可溶性樹脂としては、ジイソブチレン−無水マレイン酸共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、スチレンマレイン酸樹脂、(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸共重合体、シュラック等を用いることができる。尚、本発明のフロアポリッシュ組成物にあっては、これらは任意に用いられる。
滑り調整剤としては、キャンデリラワックス、カルナバワックス、ライスワックス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス、蜜蝋、ラノリン、鯨ロウ等の動物系ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等の石油系ワックス、フィッシャートロプシュワックス等の合成炭化水素系ワックス、(酸化)ポリエチレンワックス、(酸化)ポリプロピレンワックス等の合成ワックス等を用いることができる。
濡れ性向上剤としては、フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、高級アルコール硫酸エステルナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、コハク酸ジアルキルエステルスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルカンスルホン酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル類、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミドなどの脂肪酸アルカノールアミド類、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤、ラウリルベタインなどのアルキルベタイン型両性イオン界面活性剤、2−アルキル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリン型両性イオン界面活性剤、アルキルスルホベタイン型両性イオン界面活性剤、ヤシ油脂肪酸アミドジメチルヒドロキシプロピルスルホベタインなどのアミドスルホベタイン型両性界面活性剤、N−アルキル−β−アミノプロピオン酸塩、N−アルキル−β−イミノジプロピオン酸塩、β−アラニン型両性界面活性剤等の両性界面活性剤を用いることができる。
この他、任意成分としてアンモニア等のpH調整剤、防腐剤、消泡剤、抗菌剤、香料、染料、ウレタン樹脂、コロイダルシリカ、蛍光増白剤、紫外線吸収剤等を用いることもできる。
本発明のフロアポリッシュ組成物において、上記任意成分を含めた不揮発分は、12〜40質量%程度に設定されることが好ましい。
またフロアポリッシュ組成物を製造する好ましい方法は、水に可塑剤、造膜助剤、アルカリ可溶性樹脂、フッ素系界面活性剤を添加した後、エチレン性不飽和化合物の重合体を加えた後、合成ワックス等を混合することにより製造することができる。また、必要に応じ適宜の工程において、アンモニア等のpH調整剤、防腐剤、消泡剤、抗菌剤、香料、染料、ウレタン樹脂、コロイダルシリカ、蛍光増白剤、紫外線吸収剤等の任意成分が添加される。
本発明のフロアポリッシュ組成物は、ビニル系、合成樹脂塗り床などのプラスチック系床材、石材、セメント系床材、木質系床材等の被塗物に有効である。 また、本発明のフロアポリッシュ組成物は、スプレー塗布、ローラー塗布、ブラシ塗布、刷毛塗りなどの通常の方法により被塗物に塗布することができる。
該フロアポリッシュ組成物は、装置および塗布条件に応じて水、水混和性溶剤等の溶剤で希釈して使用することもできる。その他の塗布条件としての温度、湿度等の調節は、適宜乾燥機、送風機、エアコンディショナー等によっておこなうことができる。
本発明のフロアポリッシュ組成物を塗布した上記被塗物は、常温(5〜35℃±5℃)で、より好適には20〜25℃前後で乾燥することにより可剥離性の保護膜が形成される。なお、保護膜の形成過程において水分の蒸発を促進させるために、送風、加熱又は両者の併用等の水分除去手段を適宜用いるようにしてもよい。これにより、保護膜の形成時間を調製することが容易となるが、加熱手段は、あくまでも水分蒸発のためのものであって、保護膜形成のために加熱を必須構成要件とするものではない。
以下に、本発明の実施例及び比較例を挙げて、本発明のフロアポリッシュ用エマルション組成物およびそれを用いたフロアポリッシュ組成物の特徴について説明する。以下の記載において「部」は質量部を意味し、「%」は質量%を意味する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜14、比較例1)
攪拌機、還流冷却器、2個の滴下ロート、温度計、窒素導入管を備えた反応容器内に水80部およびラウリル硫酸ソーダ0.7部を仕込み80℃に昇温した。
表1および2に示す1段目組成の単量体混合物に、ラウリル硫酸ソーダおよび水を加えて乳化させた。得られた単量体乳化液および5%過硫酸アンモニウム水溶液6部をそれぞれ別の滴下ロートにより2時間かけて連続的に反応容器内に滴下して乳化重合させた。滴下終了後、反応容器内を80℃に30分間保った。
続けて、表1および2に示す2段目組成の単量体混合物に、ラウリル硫酸ソーダおよび水を加えて乳化させた。得られた2段目単量体乳化液および5%過硫酸アンモニウム水溶液6部を、それぞれ別の滴下ロートより2時間かけて連続的に反応容器内に滴下して乳化重合させた。滴下終了から1時間後に系を冷却して重合を終了させた。
更に、重合体中のカルボキシル基に対して亜鉛のモルイオン当量が20%となるように重炭酸アンモニウムおよびアンモニア水を用いて可溶化した酸化亜鉛を混合し、重合体中のカルボニル基に対してヒドラジド当量が100%となるようにアジピン酸ヒドラジドを混合して、固形分濃度38%のフロアポリッシュ用エマルション組成物を得た。
更に、このフロアポリッシュ用エマルション組成物に表3に示すような比率で各種添加剤を添加して攪拌混合し、フロアポリッシュ組成物を得た。なお、表1、2、4、5および6に示したエチレン性不飽和単量体の略号は、下記の意味を示す。また、同表中の括弧内の数字はエチレン性不飽和単量体の全体量に対する割合(質量%)を示す。
HA:2−エチルヘキシルアクリレート
BA:n−ブチルアクリレート
St:スチレン
MMA:メチルメタアクリレート
AA :アクリル酸
MAA:メタクリル酸
DAAM:ジアセトンアクリルアミド
CHA:シクロヘキシルアクリレート
Figure 0005170237
Figure 0005170237
Figure 0005170237
(実施例15〜20、比較例2〜5)
実施例1と同様な装置を用い水80部およびラウリル硫酸ソーダ0.7部を仕込み80℃に昇温した。
表4、5および6に示す1段目組成の単量体混合物に、ラウリル硫酸ソーダおよび水を加えて乳化させた。得られた単量体乳化液および5%過硫酸アンモニウム水溶液4部をそれぞれ別の滴下ロートにより1時間かけて連続的に反応容器内に滴下して乳化重合させた。滴下終了後、反応容器内を80℃に30分間保った。
続けて、表4、5および6に示す2段目組成の単量体混合物に、ラウリル硫酸ソーダおよび水を加えて乳化させた。得られた2段目単量体乳化液および5%過硫酸アンモニウム水溶液4部を、それぞれ別の滴下ロートより1時間かけて連続的に反応容器内に滴下して乳化重合させた。滴下終了後、反応容器内を80℃に30分間保った。
更に続けて、表4、5および6に示す3段目組成の単量体混合物に、ラウリル硫酸ソーダおよび水を加えて乳化させた。得られた3段目単量体乳化液および5%過硫酸アンモニウム水溶液4部を、それぞれ別の滴下ロートより1時間かけて連続的に反応容器内に滴下して乳化重合させた。滴下終了から1時間後に系を冷却して重合を終了させた。
更に、実施例1と同様の操作を行い、フロアポリッシュ用エマルション組成物を経てフロアポリッシュ組成物を得た。
Figure 0005170237
Figure 0005170237
Figure 0005170237
(比較例6)
アジピン酸ジヒドラジドを用いない以外は実施例1と同様の操作を行い、フロアポリッシュ用エマルション組成物を経てフロアポリッシュ組成物を得た。
上記の実施例および比較例において、フロアポリッシュ用エマルション組成物のpHはいずれも6〜8であった。
得られた各種フロアポリッシュ組成物について、低温造膜性、光沢度、レベリング性、耐ブラックヒールマーク(BHM)性、耐スカッフ性、耐水性、剥離性、密着性、貯蔵安定性について、以下の試験方法と判定基準により評価し、その結果を表7〜9に示した。
(1)低温造膜性
〔試験方法〕
5℃の環境下でガラス板上に供試フロアポリッシュ組成物を50μmの厚さに塗布し、そのまま5℃の環境下で一昼夜静置乾燥させ、造膜状態を下記の判定基準に従って、目視にて判定した。
〔判定基準〕
◎:均一な膜が形成できた
○:塗膜は形成できたが、外周のみクラックが生じた
△:塗膜は形成できたが、全体的にクラックが生じた
×:塗膜は形成できず、粉々になった
(2)光沢度
〔試験方法〕
JIS K 3920(フロアポリッシュ試験法)に準拠し、ホモジニアスビニルタイル(東リ社製、商品名「マチコSプレーンNO.5626」)に、供試フロアポリッシュ組成物を3回塗布後(厚み15μm)、常温(10〜30℃)で1時間乾燥させたものの光沢度を鏡面光沢度計(日本電色工業社製、型式:PG−1M)により測定した。
(3)レベリング性
〔試験方法〕
JIS K 3920(フロアポリッシュ試験法)に準拠し、ホモジニアスビニルタイル(東リ社製、商品名「マチコSプレーンNO.5626」)に、供試フロアポリッシュ組成物を3回塗布後(厚み15μm)、直ちに基材の対角線にそってX字状のマーク(以下、「Xマーク」という。)を付けて常温(10〜30℃)で1時間乾燥させた。Xマークがどの程度消滅しているかを、下記の判定基準に従って、目視にて判定した。
〔判定基準〕
◎:Xマークが見られない。
○:Xマークの輪郭が光沢差として見られる。
△:Xマークが一部尾根状になって見られる。
×:Xマークが全体的に尾根状になり、凸凹である。
(4)耐ブラックヒールマーク(BHM)性
〔試験方法〕
JIS K 3920(フロアポリッシュ試験法)に準拠し、ホモジニアスビニルタイル(東リ社製、商品名「マチコSプレーンNO.5626」)に、供試フロアポリッシュ組成物を3回塗布し(厚み15μm)、常温(10〜30℃)にて一昼夜乾燥させたもをヒールマーク試験機にて試験し、目視にて10段階で判定した。
〔判定基準〕
10:極めて高い耐BHM性を示す。
6〜9:適度な耐BHM性を有し、実用性を備えている。
2〜5:耐BHM性に欠け、実用性にも欠ける。
1:極めて耐BHM性に欠ける。
(5)耐スカッフ性
〔試験方法〕
JIS K 3920(フロアポリッシュ試験法)に準拠し、ホモジニアスビニルタイル(東リ社製、商品名「マチコSプレーンNO.5626」)に、供試フロアポリッシュ組成物を3回塗布し(厚み15μm)、常温(10〜30℃)にて一昼夜乾燥させたもをヒールマーク試験機にて試験し、目視にて10段階で判定した。
〔判定基準〕
10:極めて高い耐スカッフ性を示す。
6〜9:適度な耐スカッフ性を有し、実用性を備えている。
2〜5:耐スカッフ性に欠け、実用性にも欠ける。
1:極めて耐スカッフ性に欠ける。
(6)耐水性
〔試験方法〕
JIS K 3920(フロアポリッシュ試験法)に準拠し、コンポジションビニルタイル(タジマ社製、商品名「P−60」)に、供試フロアポリッシュ組成物を3回塗布し(厚み15μm)、常温(10〜30℃)にて一昼夜乾燥させた後、0.2mlの蒸留水を滴下した。水滴を1時間保持した後に拭き取り、30分後の塗膜表面の白化状態を、下記判定基準に従って目視により判定した。
〔判定基準〕
◎:全く白化が認められない
○:薄く白化が認められる
△:部分的に白化が認められる
×:全体的に白化が認められる
(7)剥離性
〔試験方法〕
JIS K 3920(フロアポリッシュ試験法)に準拠し、コンポジションビニルタイル(タジマ社製、商品名「P−60」)に、供試フロアポリッシュ組成物を3回塗布し(厚み15μm)、50℃にて7日間乾燥させたものに対し、JIS K 3920(フロアポリッシュ試験法)に記載の標準剥離液を塗膜が覆うように注いだ。2分後に500g荷重をかけた白パッドを用いて、75往復のラビング試験を行った。ラビング後に塗膜の剥離状態を、下記判定基準に従って目視により判定した。
〔判定基準〕
◎:完全に剥離できる
○:ほぼ剥離できる
△:若干皮膜が残っている
×:ほとんど剥離できない
(8)密着性
〔試験方法〕
JIS K 3920(フロアポリッシュ試験法)に準拠し、ホモジニアスビニルタイル(東リ社製、商品名「マチコSプレーンNO.5626」)に、供試フロアポリッシュ組成物を3回塗布し(厚み15μm)、常温(10〜30℃)にて一昼夜乾燥させたものついてセロテープ(登録商標)密着性試験を行った。3回測定した平均の残膜面積率(%)を示す。
(9)貯蔵安定性
〔試験方法〕
JIS K 3920(フロアポリッシュ試験法)に準拠し、フロアポリッシュ組成物を容器に入れて密栓し、50℃に保った恒温乾燥機で14日間保管する。その後の試料の状態をゲル化、相分離、固形分の沈殿等の有無を以下の判定基準に従って、目視で判定した。
〔判定基準〕
合格:問題がみられない
不合格:問題がみられる
Figure 0005170237
Figure 0005170237
Figure 0005170237
上記実施例1〜20の評価結果から、本発明のフロアポリッシュ組成物が、低温造膜性、光沢度、レベリング性、耐ブラックヒールマーク(BHM)性、耐スカッフ性、耐水性、剥離性、密着性、貯蔵安定性のいずれの試験項目においても良好な結果であることがわかる。
また、本発明のフロアポリッシュ組成物にあっては、実施例1〜20に示されるように、造膜助剤を用いなくても、各試験項目、とりわけ低温造膜性において良好な結果を示していることがわかる。
一方、比較例1〜6は、低温造膜性、光沢度、レベリング性、耐ブラックヒールマーク(BHM)性、耐スカッフ性、耐水性、剥離性、密着性、貯蔵安定性のいずれかの試験項目に劣ることがわかる。
本発明により得られたフロアポリッシュ用エマルション組成物およびそれを用いたフロアポリッシュ組成物は成膜性に優れるとともに、耐久性や耐水性にも優れているため、実質的に造膜助剤を含有しなくても良好な低温造膜性を与え、諸物性にもすぐれたフロアポリッシュとして好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. エチレン性不飽和単量体多段階乳化重合によって得られるエマルションポリマーであって、前記多段階乳化重合の最終段で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(A)および前記多段階乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(B)が下記の条件を満たし、更にヒドラジド基を2個以上有する化合物を含有することを特徴するフロアポリッシュ用エマルション組成物。
    (1)エチレン性不飽和単量体混合物(A)が、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート単量体単位40〜94質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜30質量%、及び(c)カルボニル基を有し、前記(b)とは異なるエチレン性不飽和単量体単位1〜30質量%[ここで、(a)+(b)+(c)=100質量%]からなるものであり、その共重合体のガラス転移温度Tg(A)が−60〜5℃であり、かつ、その共重合体のHLB(A)が3〜10である。
    (2)エチレン性不飽和単量体混合物(B)が、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート単量体単位1〜65質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜20質量%、(d)前記(a)および(b)と共重合可能なその他の単量体単位30〜90質量%[ここで、(a)+(b)+(d)=100質量%]からなるものであり、その共重合体のガラス転移温度Tg()が0〜100℃であり、かつ、その共重合体のHLB(B)が1〜10である。
  2. エチレン性不飽和単量体の多段階乳化重合によって得られるエマルションポリマーであって、前記多段階乳化重合の最終段で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(A)および前記多段階乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性不飽和単量体混合物(B)が下記の条件を満たし、更にヒドラジド基を2個以上有する化合物を含有することを特徴するフロアポリッシュ用エマルション組成物。
    (1)エチレン性不飽和単量体混合物(A)が、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート単量体単位40〜94質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜30質量%、(c)カルボニル基を有し、前記(b)とは異なるエチレン性不飽和単量体単位1〜30質量%、並びに、前記(a)、(b)及び(c)と共重合可能なその他の単量体単位(d)を更に40質量%以下[ここで、(a)+(b)+(c)+(d)=100質量%]からなるものであり、その共重合体のガラス転移温度Tg(A)が−60〜5℃であり、かつ、その共重合体のHLB(A)が3〜10である。
    (2)エチレン性不飽和単量体混合物(B)が、(a)炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート単量体単位1〜65質量%、(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体単位5〜20質量%、(d)前記(a)および(b)と共重合可能なその他の単量体単位30〜90質量%[ここで、(a)+(b)+(d)=100質量%]からなるものであり、その共重合体のガラス転移温度Tg(B)が0〜100℃であり、かつ、その共重合体のHLB(B)が1〜10である。
  3. 上記エチレン性不飽和単量体混合物(A)のHLB(A)と、エチレン性不飽和単量体混合物(B)のHLB(B)との差が0.1以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のフロアポリッシュ用エマルション組成物。
  4. 上記エチレン性不飽和単量体混合物(A)と、エチレン性不飽和単量体混合物(B)との質量比が30/70〜80/20であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフロアポリッシュ用エマルション組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフロアポリッシュ用エマルション組成物を含有するフロアポリッシュ組成物。
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